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JP2009209830A - 吸気音調節装置 - Google Patents

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JP2009209830A
JP2009209830A JP2008055007A JP2008055007A JP2009209830A JP 2009209830 A JP2009209830 A JP 2009209830A JP 2008055007 A JP2008055007 A JP 2008055007A JP 2008055007 A JP2008055007 A JP 2008055007A JP 2009209830 A JP2009209830 A JP 2009209830A
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JP2008055007A
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Yukihisa Okano
恭久 岡野
Tsuneji Shionome
恒二 塩野目
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】迫力感のある吸気音を発生可能とするとともに、レイアウトの自由度を向上可能な吸気音調節装置を提供する。
【解決手段】エンジンへの吸気通路を形成する吸気ダクトの外周面に取り付けて、吸気ダクトと連通させる連通管12を閉塞する弾性膜部材16の構成を、弾性膜部材16の面外方向から見て互いに重なる重なり部34a〜34dをそれぞれ有する、弾性膜構成部30a〜30cを備える構成とし、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、各重なり部34a〜34d同士の接触面積を変化させることにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性を変化させ、車両の加速時において、弾性膜部材の振動により増音させた吸気音を、ダッシュパネルを介して車室内へ伝播させ、迫力感のある吸気音を車室内へ導入する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、自動車等の吸気系から発生する吸気音の音質向上を図るための装置に関する。
従来から、車両の走行時、特に、エンジンを高負荷で作動させる加速時において、吸気ダクト内で発生する吸気音を車室内に導入することにより、迫力感のある吸気音を得ることが可能な吸気音調節装置が考案されている。なお、上記の吸気ダクトとは、外気からエンジンへの吸気通路を形成する管状部材である。
このような吸気音調節装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものがある。
この吸気音調節装置は、互いに異なる共振周波数を持つ複数の吸気ダクトを備えている。複数の吸気ダクトは、エンジンルーム内に配置してある。
そして、車両の走行時における加速時等、エンジンを高負荷で作動させる状況において、エンジン回転数の上昇に応じて複数の吸気ダクトで吸気音を発生させる。これにより、エンジン回転数の上昇に応じて音圧レベルをリニアに上昇させ、迫力感のある吸気音を車室内に導入するものである。
特許第3613665号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている吸気音調節装置は、エンジンの高負荷時において、エンジン回転数の上昇に応じて音圧レベルをリニアに上昇させるために、互いに異なる共振周波数を持つ複数の吸気ダクトを備えている。
このため、エンジンルーム内の空間に余裕が無い場合等、レイアウトの制限を受けてしまう場合があり、エンジンルーム内への配置が困難となるという問題が発生するおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、複数の吸気ダクトを必要とせずに複数の共振周波数を発生可能とすることが可能な、吸気音調節装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンへの吸気通路と連通する連通管を弾性膜部材で閉塞する吸気音調節装置であって、
前記弾性膜部材が備える複数の弾性膜構成部が、前記弾性膜部材の面外方向から見て互いに重なる重なり部を有する。
本発明によれば、複数の吸気ダクトを必要とせずに、複数の共振周波数を強調することが可能となり、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となるとともに、レイアウトの自由度を向上可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第一実施形態)
(構成)
まず、図1を参照して、吸気音調節装置1を備える車両Cの構成を説明する。
図1は、本実施形態の吸気音調節装置1を備える車両Cを示す図であり、図1(a)は車両Cを左側方から見た状態を示す図である。また、図1(b)は車両Cを上方から見た状態を示す図であり、図1(c)は車両Cを前方から見た状態を示す図である。
図1中に示すように、本実施形態の吸気音調節装置1は、車室2の前方に設けたエンジンルーム4内に配置してあり、エンジン6と連通させる吸気ダクト8に備えてある。
エンジンルーム4は、ダッシュパネル10によって車室2と隔離した空間である。
吸気ダクト8は、円筒形状に形成した管状部材であり、内部に気体が存在する通気管である。
次に、図2を参照して、吸気音調節装置1の詳細な構成を説明する。
図2は、吸気音調節装置1の構成を示す図である。
図2中に示すように、吸気音調節装置1は、連通管12と、追加管14と、弾性膜部材16とを備えている。
連通管12は、吸気ダクト8と同様、円筒形状に形成した管状部材であり、吸気ダクト8の外周面に、吸気ダクト8と連通させて取り付けてある。
追加管14は、連通管12と同様、円筒形状に形成した管状部材であり、連通管12よりも長尺の管である。
追加管14の一方の開口端は、連通管12と連結させてある。一方、追加管14の他方の開口端は、外気中へ開放させてある。
弾性膜部材16は、例えば、ゴム等の弾性体を用いて円板状に形成してあり、連通管12の内周面に取り付けて、連通管12を閉塞している。
また、弾性膜部材16は、エンジン6の吸気工程において吸気ダクト8内の気体に生じる吸気負圧の変化に応じて弾性変形することにより、その面外方向へ振動する。弾性膜部材16の詳細な構成については、後述する。
以下、吸気ダクト8及び吸気ダクト8と関連する部分の構成について説明する。
吸気ダクト8は、外気からエンジン6への吸気通路を形成しており、ダストサイド側吸気ダクト18と、クリーンサイド側吸気ダクト20とを備えている。
ダストサイド側吸気ダクト18の一方の開口端は、エアクリーナ22に連結させてある。一方、ダストサイド側吸気ダクト18の他方の開口端は、外気中に開放させてある。
クリーンサイド側吸気ダクト20は、スロットルチャンバ24を備えている。
クリーンサイド側吸気ダクト20の一方の開口端は、エアクリーナ22に連結させてある。一方、クリーンサイド側吸気ダクト20の他方の開口端は、後述するサージタンク26及び各インテークマニホールド28を介して、エンジン6が有する各シリンダー(図示せず)に連結させてある。
エアクリーナ22は、例えば、オイルフィルター等のフィルター部を有しており、吸気ダクト8の他方の開口端から流入させた気体を、フィルター部を通過させることにより清浄化する。
スロットルチャンバ24は、エアクリーナ22とサージタンク26との間における、連通管12よりもエアクリーナ22側の位置に取り付けてあり、アクセルペダル(図示せず)と連結させてある。なお、スロットルチャンバ24を取り付ける位置は、これに限定するものではなく、エアクリーナ22とサージタンク26との間における、連通管12よりもサージタンク26側の位置に取り付けてもよい。
また、スロットルチャンバ24は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増減させることにより、吸気ダクト8内の気体に生じる吸気負圧を調節する。
具体的には、アクセルペダルの踏み込み量を減少させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を減少させると、エンジン6の回転数が低下するとともに、吸気ダクト8内の気体に生じる吸気負圧が減少する。一方、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させると、エンジン6の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト8内の気体に生じる吸気負圧が増加する。
エンジン6は、吸気工程において、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体を、サージタンク26及び各インテークマニホールド28を介して、各シリンダー内へ吸気する。なお、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体とは、ダストサイド側吸気ダクト18の他方の開口端からクリーンサイド側吸気ダクト20内へ流入させる気体である。
また、エンジン6は、吸気動作に伴って、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に吸気脈動を発生させる圧力源をなしており、この吸気脈動が吸気音を構成する。
ここで、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に発生する圧力変動であり、この圧力変動は、複数の周波数の圧力変動から構成している。すなわち、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、複数の周波数の吸気脈動が構成している。なお、本実施形態では、エンジン6として、六つのシリンダーを有する直列六気筒エンジンを例に挙げて説明するが、エンジン6の構成は、これに限定するものではない。
次に、図2を参照しつつ、図3から図5を用いて、弾性膜部材16の詳細な構成を説明する。
図3は、図2のIII線矢視図であり、図4は、図2のIV線矢視図である。また、図5は、図3のV−V線断面図である。なお、図3から図5中では、説明のために、連通管12及び弾性膜部材16以外の図示を省略している。また、図3から図5中には、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が、所定の負圧以下である状態を示している。
図3から図5中に示すように、弾性膜部材16は、三つの弾性膜構成部30a〜30cを備えている。なお、図中及び以降の説明では、三つの弾性膜構成部30a〜30cを、連通管12の内周面と近い順に、弾性膜構成部30a、弾性膜構成部30b、弾性膜構成部30cと記載する。
各弾性膜構成部30a〜30cは、ゴム等の弾性を有する同一の材料を用いて形成してある。
弾性膜構成部30aは、円環状に形成してある。
弾性膜構成部30aの外周部は、接着等の固着手段を用いて、連通管12の内周面に固定してある。一方、弾性膜構成部30aの内周部は、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の面に接触させてある。
弾性膜構成部30aの外周部と内周部との間には、弾性膜構成部30aの外周部における連通管12の内周面との固定面よりも吸気ダクト8側へ突出する凹部32aを形成してある。凹部32aを形成する両壁面のうち、外周部側の壁面は、内周部側の壁面よりも、弾性膜部材16の面外方向に沿った高さを低くしてある。これにより、弾性膜構成部30aのうち、凹部32aよりも内周部側の部分のみで、弾性膜構成部30aと弾性膜構成部30bとを接触させている。
また、弾性膜構成部30aの外周部と内周部との間のうち、凹部32aと、凹部32aよりも外周側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34aを形成する。すなわち、弾性膜構成部30aは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34aを有する。
弾性膜構成部30bは、弾性膜構成部30aと同様、円環状に形成してある。
弾性膜構成部30bの外周部は、凹部32aよりも弾性膜構成部30aの外周部側へ突出させてあり、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aと重なる位置に配置させてある。一方、弾性膜構成部30bの内周部は、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の面に接触させてある。
弾性膜構成部30bの外周部と内周部との間には、弾性膜構成部30bの外周部よりも吸気ダクト8側へ突出する凹部32bを形成してある。凹部32bを形成する両壁面のうち、外周部側の壁面は、内周部側の壁面よりも、弾性膜部材16の面外方向に沿った高さを低くしてある。これにより、弾性膜構成部30bのうち、凹部32bよりも内周部側の部分のみで、弾性膜構成部30bと弾性膜構成部30cとを接触させている。
また、弾性膜構成部30bの外周部と内周部との間において、凹部32bよりも外周部側の部分であり、且つ吸気ダクト8側には、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30aと弾性膜構成部30bとを連結させる弾性膜連結部36aを形成してある。
また、弾性膜構成部30bの外周部と内周部との間のうち、凹部32aよりも外周側の部分は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aが有する重なり部34aと互いに重なる重なり部34bを形成する。さらに、弾性膜構成部30bの外周部と内周部との間のうち、凹部32bと、凹部32bよりもの外周側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30cと互いに重なる重なり部34cを形成する。すなわち、弾性膜構成部30bは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aと互いに重なる重なり部34bと、弾性膜構成部30cと互いに重なる重なり部34cとを有する。
弾性膜構成部30cは、円板状に形成してある。
弾性膜構成部30cの外周部は、凹部32bよりも弾性膜構成部30bの外周部側へ突出させてあり、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと重なる位置に配置させてある。
弾性膜構成部30cの中心部には、弾性膜構成部30bの外周部よりも吸気ダクト8側へ突出する凹部32cを形成してある。
また、弾性膜構成部30bの外周部と内周部との間において、凹部32bよりも外周部側の部分であり、且つ吸気ダクト8側には、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30bと弾性膜構成部30cとを連結させる弾性膜連結部36bを形成してある。本実施形態では、弾性膜連結部36bの剛性を、弾性膜連結部36aの剛性と同一とする。
また、弾性膜構成部30cの外周部と内周部との間のうち、凹部32bよりも外周側の部分は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bが有する重なり部34cと互いに重なる重なり部34dを形成する。すなわち、弾性膜構成部30cは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34dを有する。
ここで、各弾性膜構成部30a〜30cは、吸気ダクト8側から見た面積が、互いに異なるように形成する。具体的には、弾性膜構成部30bの面積Sbが、弾性膜構成部30cの面積Scよりも広く、弾性膜構成部30cの面積Scが、弾性膜構成部30aの面積Saよりも広くなるように形成する。すなわち、各弾性膜構成部30a〜30cの面積を、それぞれ、Sb>Sc>Saの条件式が成立するように形成する。
したがって、各弾性膜構成部30a〜30cは、同一の材料を用いて形成するとともに、互いの面積を異ならせてあるため、それぞれ、剛性、具体的には、弾性膜部材16の面外方向への剛性が異なる。ここで、面積の広い弾性膜構成部30は、面積の狭い弾性膜構成部30と比較して、弾性膜部材16の面外方向への剛性が低くなるため、弾性膜部材16の面外方向への振動を生じる共振周波数が低くなる。
これにより、弾性膜部材16の構成を、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、各弾性膜構成部30a〜30cが有する重なり部34a〜34d同士の接触面積が変化する構成としている。
また、各重なり部34a〜34dは、弾性膜部材16の面外方向から見て互いに重なる部分の面積を調節することにより、各重なり部34a〜34d同士の接触面積の変化に応じて、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数を互いに異ならせる。
以下、図1から図5を参照しつつ、図6及び図7を用いて、各重なり部34a〜34d同士の接触面積の変化と、この変化に応じた、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数との関係について説明する。
図5中に示すように、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が所定の負圧以下である状態では、重なり部34aは、重なり部34bと接触していない。また、重なり部34cは、重なり部34dと接触していない。なお、以降の説明では、上記した所定の負圧を、エンジン6の回転数がR1である状態において、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧とする。
エンジン6の回転数がR1である状態では、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が最小値となり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積は最小値となるため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる。
本実施形態では、エンジン6の回転数がR1である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第一共振周波数f1となるように、各弾性膜構成部30a〜30cに対し、それぞれ、吸気ダクト8側から見た面積を調節する。この第一共振周波数f1は、複数の周波数の吸気脈動のうち、選択した第一周波数の吸気脈動と一致する周波数であり、且つエンジン6の回転数がR1である場合に発生する吸気脈動を構成する周波数とする。
なお、複数の周波数の吸気脈動は、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成しており、エンジン6の回転数が変化すると、この変化に応じて吸気脈動の周波数も変化する。
図6は、エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。なお、図6中では、説明のために、連通管12及び弾性膜部材16以外の図示を省略している。
ここで、エンジン6の回転数R2は、エンジン6の回転数R1よりも高い回転数とする。すなわち、回転数R1と回転数R2は、R1<R2の関係を満足する。
エンジン6の回転数が、R1よりも高いR2となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも増加する。
したがって、図6中に示すように、エンジン6の回転数がR2である状態では、弾性膜構成部30b及び弾性膜構成部30cのうち、弾性膜構成部30bのみが吸気ダクト8側へ変位して弾性膜構成部30aと接触する。これは、弾性膜構成部30bの面積Sbが、弾性膜構成部30cの面積Scよりも広く、弾性膜構成部30bの弾性膜部材16の面外方向への剛性が、弾性膜構成部30cの弾性膜部材16の面外方向への剛性よりも低いためである。
これにより、重なり部34aが、重なり部34bと接触する。また、重なり部34cは、重なり部34dと接触していない状態を維持する。
この状態では、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる。
本実施形態では、エンジン6の回転数がR2である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第二共振周波数f2となるように、各重なり部34a,34bに対し、弾性膜部材16の面外方向から見て互いに重なる部分の面積を調節する。この第二共振周波数f2は、複数の周波数の吸気脈動のうち、選択した第二周波数の吸気脈動と一致する周波数であり、且つエンジン6の回転数がR2である場合に発生する吸気脈動を構成する周波数とする。また、第二周波数は、第一周波数よりも高い周波数とする。すなわち、第一周波数と第二周波数は、第一周波数<第二周波数の関係を満足する。
これにより、第二共振周波数f2を、第一共振周波数f1よりも高い周波数とする。すなわち、第一共振周波数f1と第二共振周波数f2は、第一共振周波数f1<第二共振周波数f2の関係を満足する。
図7は、エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。なお、図7中では、説明のために、連通管12及び弾性膜部材16以外の図示を省略している。
ここで、エンジン6の回転数R3は、エンジン6の回転数R2よりも高い回転数とする。すなわち、回転数R1、回転数R2及び回転数R3は、R1<R2<R3の関係を満足する。
エンジン6の回転数が、R2よりも高いR3となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも増加する。
したがって、図7中に示すように、エンジン6の回転数がR3である状態では、既に吸気ダクト8側へ変位している弾性膜構成部30bに加え、弾性膜構成部30cも吸気ダクト8側へ変位し、弾性膜構成部30bと接触する。
これにより、既に重なり部34aと接触している重なり部34bに加え、重なり部34cが、重なり部34dと接触する。
この状態では、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなる。これにより、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が最大値となり、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなる。このため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最大値となる。
本実施形態では、エンジン6の回転数がR3である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第三共振周波数f3となるように、各重なり部34a〜34dに対し、弾性膜部材16の面外方向から見て互いに重なる部分の面積を調節する。この第三共振周波数f3は、複数の周波数の吸気脈動のうち、選択した第三周波数の吸気脈動と一致する周波数であり、且つエンジン6の回転数がR3である場合に発生する吸気脈動を構成する周波数とする。また、第三周波数は、第二周波数よりも高い周波数とする。すなわち、第一周波数、第二周波数及び第三周波数は、第一周波数<第二周波数<第三周波数の関係を満足する。
これにより、第三共振周波数f3を、第二共振周波数f2よりも高い周波数とする。すなわち、第一共振周波数f1、第二共振周波数f2及び第三共振周波数f3は、第一共振周波数f1<第二共振周波数f2<第三共振周波数f3の関係を満足する。
以上により、上述した各弾性膜構成部30a〜30cは、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、重なり部34a〜34d同士の接触面積を変化させる。
(動作)
次に、図1から図7を参照しつつ、吸気音調節装置1の動作について説明する。
エンジン6を駆動させると、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動が、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン6を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン6の回転数が上昇する。これにより、吸気ダクト8内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
エンジン6の回転数が上昇する過程において、エンジン6の回転数がR1である状態では、第一周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dが、全て接触しない状態となるため、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が最小値となる。このため、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が最小値となり、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる(図5参照)。
また、第一周波数の吸気脈動の周波数は、第一共振周波数f1と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第一周波数及び第一周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR1である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR2である状態へ移行させると、第二周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dのうち、重なり部34aと重なり部34bが接触する状態となるとともに、重なり部34cと重なり部34dが接触しない状態となる。このため、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる(図6参照)。
また、第二周波数の吸気脈動の周波数は、第二共振周波数f2と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第二周波数及び第二周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR2である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR3である状態へ移行させると、第三周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dのうち、重なり部34aと重なり部34bが接触する状態となるとともに、重なり部34cと重なり部34dが接触する状態となる。このため、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなり、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最大値となる(図7参照)。
また、第三周波数の吸気脈動の周波数は、第三共振周波数f3と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第三周波数及び第三周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
以上により、加速時においては、エンジン6回転数の増加に伴い、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が増加し、弾性膜部材16の面外方向への剛性が増加する。このため、エンジン回転数の増加に伴い、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動を順に増幅することが可能となり、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる(図2参照)。
増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射すると、この放射した吸気音が、ダッシュパネル10を介して車室2内に伝播するため、迫力感のある吸気音を車室2内へ導入することが可能となる(図1参照)。
(第一実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音調節装置では、弾性膜部材が、弾性膜部材の面外方向から見て互いに重なる重なり部を有する、三つの弾性膜構成部を備える。また、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させる。
このため、エンジンの回転数の増加に応じて、弾性膜部材の剛性を増加させることが可能となり、弾性膜部材の共振周波数を変化させることが可能となるため、選択した周波数の吸気脈動を増幅させることが可能となる。これにより、加速時において、弾性膜部材の振動により増音させ、追加管の他方の開口端から外気側へ放射した吸気音を、ダッシュパネルを介して車室内へ伝播させることが可能となるため、迫力感のある吸気音を車室内へ導入することが可能となる。
その結果、一つの弾性膜部材によって、複数の共振周波数の吸気音を強調させることが可能となり、複数の吸気ダクトを必要とせずに、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となる。
また、複数の吸気ダクトを必要としない構成となるため、レイアウトの自由度を向上させることが可能となり、車体の大きさが異なる車両等、構成の異なる多種類の車両に適用可能となる。
(2)また、本実施形態の吸気音調節装置では、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、三つの弾性膜構成部が有する重なり部同士の接触面積を変化させることにより、弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させる。
このため、エンジンの回転数に応じて、吸気負圧の変化に応じた各重なり部同士の接触面積を調節することにより、エンジンの回転数に応じて、弾性膜部材の面外方向への剛性を調節することが可能となる。
その結果、エンジンの回転数に応じた弾性膜部材の面外方向への剛性を、所望の剛性に設定することが可能となり、吸気音を強調させることが可能な周波数を、所望の周波数に設定することが可能となる。これにより、車室内へ導入する吸気音の音質を調節することが可能となり、吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(3)また、本実施形態の吸気音調節装置では、三つの弾性膜構成部を、それぞれ、剛性が互いに異なるように形成する。
このため、各弾性膜構成部の剛性を調節することにより、吸気負圧の変化に応じた各重なり部同士の接触面積を調節することが可能となる。これにより、吸気負圧の変化に応じた各弾性膜構成部同士の接触面積を調節することが可能となるため、エンジンの回転数に応じた弾性膜部材の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
その結果、弾性膜部材が面外方向へ振動する共振周波数を、三種類の周波数に設定することが可能となり、吸気音を強調可能な周波数帯域の範囲を拡げることが可能となるため、車室内へ導入する吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(応用例)
(1)なお、本実施形態の吸気音調節装置では、三つの弾性膜構成部による、三種類の接触状態の変化、すなわち、三種類の接触面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としているが、これに限定するものではない。すなわち、三つの弾性膜構成部による、二種類の接触面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としてもよい。
(2)また、本実施形態の吸気音調節装置では、三つの弾性膜構成部を、それぞれ、吸気ダクト側から見た面積を調節することにより、互いの接触面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数を互いに異ならせる構成としている。しかしながら、各弾性膜構成部の構成は、これに限定するものではない。すなわち、例えば、三つの弾性膜構成部を、同一面積に形成するとともに、それぞれ、剛性及び質量のうち少なくとも一方が互いに異なる構成とする。これにより、互いの接触面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数を互いに異ならせる構成としてもよい。また、各弾性膜構成部に形成した凹部の形状を調節することにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数を互いに異ならせる構成としてもよい。
この場合、剛性及び質量のうち少なくとも一方を、その他の弾性膜構成部よりも増加させる弾性膜構成部には、例えば、内部への芯材の配置等により、その他の弾性膜構成部と同一面積であっても、剛性及び質量のうち少なくとも一方を増加させる。
(3)また、本実施形態の吸気音調節装置では、三つの弾性膜構成部を、二つの弾性膜連結部で連結し、二つの弾性膜連結部を、それぞれ、同一の剛性としたが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、結合部分に別部材を配置する等の手段を用いて、二つの弾性膜連結部を、それぞれ、異なる剛性としてもよい。この場合、弾性膜連結部の剛性を調節することにより、弾性膜部材が面外方向へ振動する共振周波数を、三種類以上とすることが可能となる。
(4)また、本実施形態の吸気音調節装置では、弾性膜部材を、三つの弾性膜構成部を備える構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、弾性膜部材を、二つの弾性膜構成部を備える構成としてもよく、四つ以上の弾性膜構成部を備える構成としてもよい。要は、弾性膜部材を、二つ以上の弾性膜構成部を備える構成とすればよい。ここで、弾性膜部材を、四つ以上の弾性膜構成部を備える構成とした場合、弾性膜部材が面外方向へ振動する共振周波数を、四種類の周波数に設定することが可能となる。また、四つ以上の弾性膜構成部を備える構成とした場合、これらの弾性膜構成部を、三つ以上の弾性膜連結部で連結する。
(5)また、本実施形態の吸気音調節装置では、吸気音調節装置を、車室よりも前方に設けたエンジンルーム内に配置したが、吸気音調節装置を配置する場所は、これに限定するものではない。すなわち、例えば、車両の構成が、エンジンルームを車室よりも後方に設けている構成である場合、吸気音調節装置を配置する場所を、車室よりも後方に設けたエンジンルーム内に配置してもよい。また、例えば、車両の構成が、エンジンルームを車室よりも下方に設けた構成である場合、吸気音調節装置を配置する場所を、車室よりも下方に設けたエンジンルーム内に配置してもよい。要は、吸気音調節装置を配置する場所は、車両の構成、具体的には、エンジンルームの位置に応じて、適宜変更することが可能である。
(6)また、本実施形態の吸気音調節装置では、各弾性膜構成部に、吸気ダクト側へ突出する凹部を形成したが、これに限定するものではなく、弾性膜構成部に、凹部を形成していない構成としてもよい。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
(構成)
まず、図2を参照しつつ、図8から図11を用いて、本実施形態の吸気音調節装置の構成を説明する。なお、本実施形態の吸気音調節装置の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成であるため、以下の説明は、弾性膜部材16を中心に記載する。
図8は、弾性膜部材16を追加管側から見た図であり、図9は、図8のIX−IX線断面図である。なお、図8及び図9中には、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が、エンジンの回転数がR1である状態の吸気負圧である状態を示している。
図8及び図9中に示すように、弾性膜部材16は、四つの弾性膜構成部30a〜30dを備えており、弾性膜固定部材38を介して、連通管12の内周面に連結してある。なお、図中及び以降の説明では、四つの弾性膜構成部30a〜30dを、追加管14と近い順に、弾性膜構成部30a、弾性膜構成部30b、弾性膜構成部30c、弾性膜構成部30dと記載する。
弾性膜構成部30aは、ゴム等の弾性を有する材料を用いて、円板状に形成してある。
また、弾性膜構成部30aは、その面外方向が、連通管12の軸方向と平行をなすように、連通管12内に配置してある。
各弾性膜構成部30b〜30dは、弾性膜構成部30aと同様、ゴム等の弾性を有する同一の材料を用いて、伸縮方向を弾性膜部材16の面外方向へ向けた蛇腹状に形成してある。
弾性膜構成部30bの追加管14側の開口端は、弾性膜構成部30aで閉塞してある。一方、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30cに固定してある。
また、弾性膜構成部30bは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30aの面積と同一となり、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30aの面積よりも小さくなるように形成してある。これにより、弾性膜構成部30bは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aと互いに重なる重なり部34aを有する。
弾性膜構成部30cの追加管14側の開口端には、接着等の固着手段を用いて、軸を弾性膜部材16の面外方向へ向けた円筒部材40aを固定してある。一方、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30dに固定してある。
また、弾性膜構成部30cは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口面積と同一となり、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30cの追加管14側の開口面積よりも小さくなるように形成してある。これにより、弾性膜構成部30cは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30a,30bと互いに重なる重なり部34bを有する。
円筒部材40aは、弾性膜構成部30bの内周側に形成した空間内に配置してある。また、円筒部材40aは、樹脂等、弾性膜構成部30aよりも剛性の高い材料で形成してあり、その開口面積を、弾性膜構成部30aの面積よりも小さくしてある。
弾性膜構成部30dの追加管14側の開口端には、接着等の固着手段を用いて、軸を弾性膜部材16の面外方向へ向けた円筒部材40bを固定してある。一方、弾性膜構成部30dの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜固定部材38の内周側に固定してある。
また、弾性膜構成部30dは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の開口面積と同一となり、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30dの追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。これにより、弾性膜構成部30dは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30a〜30cと互いに重なる重なり部34cを有する。
円筒部材40bは、弾性膜構成部30c及び円筒部材40aの内周側に形成した空間内に配置してある。また、円筒部材40bは、円筒部材40aと同様、樹脂等、弾性膜部材16よりも剛性の高い材料で形成してある。円筒部材40bの開口面積は、円筒部材40aの開口面積よりも小さくしてある。
弾性膜固定部材38は、弾性膜構成部30aよりも剛性の高い材料を用いて、円環状に形成してある。弾性膜固定部材38の外周側は、接着等の固着手段を用いて、連通管12の内周面に固定してある。
ここで、各弾性膜構成部30b〜30dは、その厚さが、互いに異なるように形成する。具体的には、弾性膜構成部30bの厚さTaが、弾性膜構成部30cの厚さTbよりも小さく、弾性膜構成部30cの厚さTbが、弾性膜構成部30dの厚さTcよりも小さくなるように形成する。すなわち、各弾性膜構成部30b〜30dの厚さを、それぞれ、Tc>Tb>Taの条件式が成立するように形成する。
したがって、各弾性膜構成部30b〜30dは、同一の材料を用いて形成するとともに、互いの厚さを異ならせてあるため、それぞれ、剛性、具体的には、弾性膜部材16の面外方向への剛性が異なる。ここで、厚さの小さい弾性膜構成部30は、厚さの大きい弾性膜構成部30と比較して、弾性膜部材16の面外方向への剛性が低くなる。
また、本実施形態では、各弾性膜構成部30b〜30dの厚さと、各円筒部材40a,40bの開口面積を調節することにより、吸気音を強調させることが可能な周波数を、所望の周波数に設定している。
具体的には、弾性膜構成部30aと各円筒部材40a,40bとの接触状態を変化させることにより、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させて、吸気音を強調させることが可能な周波数を変化させる。
以下、図1、図2、図8及び図9を参照しつつ、図10及び図11を用いて、弾性膜構成部30aと各円筒部材40a,40bとの接触状態の変化について説明する。また、弾性膜構成部30aと各円筒部材40a,40bとの接触状態の変化に応じた、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数との関係について説明する。なお、以下の説明で用いる、エンジンの回転数R1〜R3、共振周波数f1〜f3及び選択した第一周波数〜第三周波数は、上述した第一実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図9中に示すように、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が、エンジンの回転数がR1である状態の吸気負圧である状態では、弾性膜構成部30bは当初の状態から収縮しないため、弾性膜構成部30aと円筒部材40aは接触していない。
したがって、エンジン6の回転数がR1である状態では、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が最大値となるため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR1である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第一共振周波数f1となるように、各弾性膜構成部30b〜30dの厚さを調節する。
図10は、エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。
エンジン6の回転数が、R1よりも高いR2となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも増加する。
したがって、図10中に示すように、エンジン6の回転数がR2である状態では、弾性膜構成部30bが収縮して、弾性膜構成部30aが吸気ダクト8側へ変位し、弾性膜構成部30aと円筒部材40aが接触する。
ここで、円筒部材40aは、弾性膜構成部30aより剛性が高く、その開口面積が、弾性膜構成部30aの面積よりも小さい。このため、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、円筒部材40aの開口面積となる。
この状態では、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR2である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第二共振周波数f2となるように、各弾性膜構成部30b〜30dの厚さと、円筒部材40aの開口面積を調節する。
図11は、エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。
エンジン6の回転数が、R2よりも高いR3となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも増加する。
したがって、図11中に示すように、エンジン6の回転数がR3である状態では、既に収縮している弾性膜構成部30bに加え、弾性膜構成部30cが収縮する。これにより、エンジン6の回転数がR2である状態よりも、弾性膜構成部30aが吸気ダクト側へ変位し、円筒部材40aの内周側において、弾性膜構成部30aと円筒部材40bが接触する。
ここで、円筒部材40bは、弾性膜構成部30aより剛性が高く、その開口面積が、円筒部材40aの開口面積よりも小さい。このため、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、円筒部材40bの開口面積となる。
この状態では、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR3である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第三共振周波数f3となるように、各弾性膜構成部30b〜30dの厚さと、円筒部材40bの開口面積を調節する。
以上により、上述した各弾性膜構成部30b〜30dと、各円筒部材40a,40bは、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させる。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、図1、図2、図8から図11を参照しつつ、吸気音調節装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン6を駆動させると、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動が、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン6を駆動させた状態における加速時では、エンジン6の回転数が上昇する。これにより、吸気ダクト8内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
エンジン6の回転数が上昇する過程において、エンジン6の回転数がR1である状態では、第一周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16、具体的には弾性膜構成部30aへ伝播する。
このとき、各弾性膜構成部30b〜30dは、当初の状態から収縮しないため、弾性膜構成部30aと円筒部材40aは接触しない。このため、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が最大値となり、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる(図8参照)。
また、第一周波数の吸気脈動の周波数は、第一共振周波数f1と一致している。
この状態で、弾性膜構成部30aが、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第一周波数及び第一周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR1である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR2である状態へ移行させると、第二周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜構成部30aへ伝播する。
このとき、弾性膜構成部30bが収縮して、弾性膜構成部30aが吸気ダクト側へ変位し、弾性膜構成部30aと円筒部材40aが接触するため、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、円筒部材40aの開口面積となる。これにより、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも小さくなる。このため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる(図10参照)。
また、第二周波数の吸気脈動の周波数は、第二共振周波数f2と一致している。
この状態で、弾性膜構成部30aが、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第二周波数及び第二周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR2である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR3である状態へ移行させると、第三周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜構成部30aへ伝播する。
このとき、既に収縮している弾性膜構成部30bに加え、弾性膜構成部30cが収縮して、エンジン6の回転数がR2である状態よりも、弾性膜構成部30aが吸気ダクト側へ変位する。そして、円筒部材40aの内周側において、弾性膜構成部30aと円筒部材40bが接触する。
これにより、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、円筒部材40bの開口面積となる。そして、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも小さくなる。このため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなる(図11参照)。
また、第三周波数の吸気脈動の周波数は、第三共振周波数f3と一致している。
この状態で、弾性膜構成部30aが、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第三周波数及び第三周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
以上により、加速時においては、エンジン6回転数の増加に伴い、弾性膜構成部30aが弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積が減少し、弾性膜部材16の面外方向への剛性が増加する。このため、エンジン回転数の増加に伴い、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動を順に増幅することが可能となり、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる(図2参照)。
増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射すると、この放射した吸気音が、ダッシュパネル10を介して車室2内に伝播するため、迫力感のある吸気音を車室2内へ導入することが可能となる(図1参照)。
(第二実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音調節装置では、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させることにより、弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させる。
このため、エンジンの回転数の増加に応じて、弾性膜部材の剛性を増加させることが可能となり、弾性膜部材の共振周波数を変化させることが可能となる。これにより、選択した周波数の吸気脈動を増幅させることが可能となるため、迫力感のある吸気音を車室内へ導入することが可能となる。
その結果、一つの弾性膜部材によって、複数の共振周波数の吸気音を強調させることが可能となり、複数の吸気ダクトを必要とせずに、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となる。また、レイアウトの自由度を向上させることが可能となり、車体の大きさが異なる車両等、構成の異なる多種類の車両に適用可能となる。
(応用例)
(1)なお、本実施形態の吸気音調節装置では、弾性膜構成部と二つの円筒部材との接触による、三種類の弾性膜部材の面外方向へ振動する振動部分の面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。しかしながら、これに限定するものではない。すなわち、弾性膜構成部と一つの円筒部材との接触による、二種類の接触面積の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としてもよい。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
(構成)
まず、図2を参照しつつ、図12から図15を用いて、本実施形態の吸気音調節装置の構成を説明する。なお、本実施形態の吸気音調節装置の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成であるため、以下の説明は、弾性膜部材16を中心に記載する。
図12は、弾性膜部材16を追加管側から見た図であり、図13は、図12のX−X線断面図である。なお、図12及び図13中には、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が、エンジンの回転数がR1である状態の吸気負圧である状態を示している。
図12及び図13中に示すように、弾性膜部材16は、三つの弾性膜構成部30a〜30cと、二つの弾性膜連結部36a,36bを備えている。なお、図中及び以降の説明では、三つの弾性膜構成部30a〜30cを、吸気ダクト8と近い順に、弾性膜構成部30a、弾性膜構成部30b、弾性膜構成部30cと記載する。また、図中及び以降の説明では、二つの弾性膜連結部36を、吸気ダクト8と近い順に、弾性膜連結部36a、弾性膜連結部36bと記載する。
各弾性膜構成部30a〜30cは、ゴム等、弾性を有する同一の材料を用いて形成してある。
弾性膜構成部30aは、両端部の開口面積が異なる円筒状に形成してある。具体的には、弾性膜構成部30aは、吸気ダクト8側の開口面積が、追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜構成部30aは、吸気ダクト8側の開口端から追加管14側の開口端へ向うにつれて、連続的に断面積が減少する形状に形成することにより、追加管14側の開口面積を、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さくしている。
これにより、弾性膜構成部30aの吸気ダクト8側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34aを形成する。すなわち、弾性膜構成部30aは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34aを有する。
弾性膜構成部30aの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、連通管12の内周面に固定してある。一方、弾性膜構成部30aの追加管14側の開口端は、弾性膜連結部36aを介して、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口端に連結させてある。
弾性膜構成部30bは、弾性膜構成部30aと同様、両端部の開口面積が異なる円筒状に形成してある。具体的には、弾性膜構成部30bは、吸気ダクト8側の開口面積が、追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜構成部30bは、吸気ダクト8側の開口端から追加管14側の開口端へ向うにつれて、連続的に断面積が減少する形状に形成することにより、追加管14側の開口面積を、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さくしている。
これにより、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aと互いに重なる重なり部34bを形成する。さらに、弾性膜構成部30bの追加管14側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30cと互いに重なる重なり部34cを形成する。すなわち、弾性膜構成部30bは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30aと互いに重なる重なり部34bと、弾性膜構成部30cと互いに重なる重なり部34cとを有する。
また、弾性膜連結部36bは、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30aの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さく、且つ弾性膜構成部30aの追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜連結部36bは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30aの追加管14側の開口面積よりも小さくなるように形成してある。
弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口端は、弾性膜連結部36aを介して、弾性膜構成部30aの追加管14側の開口端に連結させてある。一方、弾性膜構成部30bの追加管14側の開口端は、弾性膜連結部36bを介して、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の開口端に連結させてある。
弾性膜構成部30cは、円錐状に形成してある。
また、弾性膜連結部36cは、その開口面積が、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さく、且つ弾性膜構成部30bの追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。
これにより、弾性膜構成部30cの吸気ダクト8側の一部は、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34dを形成する。すなわち、弾性膜構成部30cは、弾性膜部材16の面外方向から見て、弾性膜構成部30bと互いに重なる重なり部34dを有する。
弾性膜構成部30cの開口端は、弾性膜連結部36bを介して、弾性膜構成部30bの追加管側の開口端に連結させてある。
各弾性膜連結部36a、36bは、ゴム等の弾性を有する同一の材料を用いて形成してある。
弾性膜連結部36aは、弾性膜構成部30aと同様、両端部の開口面積が異なる円筒状に形成してある。具体的には、弾性膜連結部36aは、吸気ダクト8側の開口面積が、追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜連結部36aは、吸気ダクト8側の開口端から追加管14側の開口端へ向うにつれて、連続的に断面積が減少する形状に形成する。
また、弾性膜連結部36aは、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30aの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さく、且つ弾性膜構成部30aの追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜連結部36aは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30aの追加管14側の開口面積と同一となるように形成してある。
弾性膜連結部36aの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口端に連結させてある。一方、弾性膜連結部36aの追加管14側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30aの追加管14側の開口端に連結させてある。
弾性膜連結部36bは、弾性膜構成部30aと同様、両端部の開口面積が異なる円筒状に形成してある。具体的には、弾性膜連結部36bは、吸気ダクト8側の開口面積が、追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜連結部36bは、吸気ダクト8側の開口端から追加管14側の開口端へ向うにつれて、連続的に断面積が減少する形状に形成する。
また、弾性膜連結部36bは、吸気ダクト8側の開口面積が、弾性膜構成部30bの吸気ダクト8側の開口面積よりも小さく、且つ弾性膜構成部30bの追加管14側の開口面積よりも大きくなるように形成してある。また、弾性膜連結部36bは、追加管14側の開口面積が、弾性膜構成部30bの追加管14側の開口面積と同一となるように形成してある。
弾性膜連結部36bの吸気ダクト8側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30cの開口端に連結させてある。一方、弾性膜連結部36bの追加管14側の開口端は、接着等の固着手段を用いて、弾性膜構成部30bの追加管14側の開口端に連結させてある。
以上により、各弾性膜構成部30a〜30cと各弾性膜連結部36a、36bは、互いに連結して、連通管12を閉塞させている。
ここで、各弾性膜連結部36a、36bは、その厚さが、互いに異なるように形成する。具体的には、弾性膜連結部36aの厚さTaが、弾性膜連結部36bの厚さTbよりも小さくなるように形成する。すなわち、各弾性膜連結部36a、36bの厚さを、それぞれ、Tb>Taの条件式が成立するように形成する。
したがって、各弾性膜連結部36a、36bは、同一の材料を用いて形成するとともに、互いの厚さを異ならせてあるため、それぞれ、剛性、具体的には、弾性膜部材16の面外方向への剛性が異なる。ここで、厚さの小さい弾性膜連結部36は、厚さの大きい弾性膜連結部36と比較して、弾性膜部材16の面外方向への剛性が低くなる。
これにより、弾性膜部材16の構成を、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、重なり部34a〜34d同士の接触面積を変化させて、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積を変化させる構成としている。
また、本実施形態では、各弾性膜連結部36a、36bの厚さを調節することにより、重なり部34a〜34d同士の接触面積を調節する。これにより、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積を調節して、吸気音を強調させることが可能な周波数を、所望の周波数に設定している。
以下、図1、図2、図12及び図13を参照しつつ、図14及び図15を用いて、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積の変化と、この変化に応じた、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数との関係について説明する。なお、以下の説明で用いる、エンジンの回転数R1〜R3、共振周波数f1〜f3及び選択した第一周波数〜第三周波数は、上述した第一実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図13中に示すように、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧が、エンジンの回転数がR1である状態の吸気負圧である状態では、弾性膜連結部36aが当初の状態から変形しないため、各重なり部34a〜34d同士は接触していない。
したがって、エンジン6の回転数がR1である状態では、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積は最小値となるため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR1である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第一共振周波数f1となるように、各弾性膜連結部36a、36bの厚さを調節する。
図14は、エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。
エンジン6の回転数が、R1よりも高いR2となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも増加する。
したがって、図14中に示すように、エンジン6の回転数がR2である状態では、弾性膜構成部30b及び弾性膜構成部30cのうち、弾性膜構成部30bが吸気ダクト側へ変位する。これは、弾性膜連結部36aの厚さTaが、弾性膜連結部36bの厚さTbよりも小さく、弾性膜連結部36aの弾性膜部材16の面外方向への剛性が、弾性膜連結部36bの弾性膜部材16の面外方向への剛性よりも低いためである。
これにより、重なり部34aと重なり部34bが、弾性膜連結部36aを介して接触する。また、重なり部34cは、重なり部34dと接触していない状態を維持する。
この状態では、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる。
また、この状態では、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR2である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第二共振周波数f2となるように、各弾性膜連結部36a、36bの厚さを調節する。
図15は、エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。
エンジン6の回転数が、R2よりも高いR3となると、吸気ダクト8内に生じる吸気負圧が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも増加する。
したがって、図15中に示すように、エンジン6の回転数がR3である状態では、既に吸気ダクト側へ変位している弾性膜構成部30bに加え、弾性膜構成部30cが吸気ダクト側へ変位する。
これにより、既に弾性膜連結部36aを介して接触している、重なり部34aと重なり部34bに加え、重なり部34cが、弾性膜連結部36bを介して重なり部34dと接触する。
この状態では、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなる。
また、この状態では、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなる。
これに基づき、本実施形態では、エンジン6の回転数がR3である状態における弾性膜部材16の共振周波数が、第三共振周波数f3となるように、各弾性膜連結部36a、36bの厚さを調節する。
以上により、上述した各弾性膜連結部36a、36bと、重なり部34a〜34dは、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜部材16の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させる。また、各弾性膜連結部36a、36bは、吸気ダクト8内で生じる吸気負圧の変化に応じて、重なり部34a〜34d同士の接触面積を変化させる。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、図1、図2、図12から図15を参照しつつ、吸気音調節装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン6を駆動させると、エンジン6の吸気動作に伴って発生する吸気脈動が、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン6を駆動させた状態における加速時では、エンジン6の回転数が上昇する。これにより、吸気ダクト8内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
エンジン6の回転数が上昇する過程において、エンジン6の回転数がR1である状態では、第一周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dは、全て接触しておらず、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が最小値となり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が最小値となる。また、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が最大値となる。このため、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最小値となる(図13参照)。
また、第一周波数の吸気脈動の周波数は、第一共振周波数f1と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第一周波数及び第一周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR1である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR2である状態へ移行させると、第二周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dのうち、重なり部34aと重なり部34bが、弾性膜連結部36aを介して接触する状態となるとともに、重なり部34cと重なり部34dが接触しない状態となる。このため、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも広くなる。また、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR1である状態よりも高くなる(図14参照)。
また、第二周波数の吸気脈動の周波数は、第二共振周波数f2と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第二周波数及び第二周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
エンジン6の回転数がR2である状態から、アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させて、エンジン6の回転数がR3である状態へ移行させると、第三周波数の吸気脈動が、連通管12を介して弾性膜部材16へ伝播する。
このとき、各重なり部34a〜34dのうち、重なり部34aと重なり部34bが、弾性膜連結部36aを介して接触する状態となるとともに、重なり部34cと重なり部34dが、弾性膜連結部36bを介して接触する状態となる。このため、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも広くなり、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が最大値となる。また、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも小さくなる。これにより、弾性膜部材16の面外方向への剛性が、エンジン6の回転数がR2である状態よりも高くなり、弾性膜部材16の面外方向への剛性が最大値となる(図15参照)。
また、第三周波数の吸気脈動の周波数は、第三共振周波数f3と一致している。
この状態で、弾性膜部材16が、弾性膜部材16の面外方向に振動すると、この振動により、第三周波数及び第三周波数付近の吸気脈動が増幅するため、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる。
以上により、加速時においては、エンジン6回転数の増加に伴い、各重なり部34a〜34d同士の接触面積が増加するため、各弾性膜構成部30a〜30c同士の接触面積が増加し、弾性膜部材16の面外方向への剛性が増加する。また、エンジン6回転数の増加に伴い、弾性膜部材16が面外方向へ振動する振動部分の面積が減少し、弾性膜部材16の面外方向への剛性が増加する。このため、エンジン回転数の増加に伴い、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動を順に増幅することが可能となり、増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射することが可能となる(図2参照)。
増音させた吸気音を、追加管14の他方の開口端から外気側へ放射すると、この放射した吸気音が、ダッシュパネル10を介して車室2内に伝播するため、迫力感のある吸気音を車室2内へ導入することが可能となる(図1参照)。
(第三実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音調節装置では、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させる。これに加え、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させる。
このため、エンジンの回転数の増加に応じて、弾性膜部材の剛性を増加させることが可能となり、弾性膜部材の共振周波数を変化させることが可能となる。これにより、選択した周波数の吸気脈動を増幅させることが可能となるため、迫力感のある吸気音を車室内へ導入することが可能となる。
その結果、一つの弾性膜部材によって、複数の共振周波数の吸気音を強調させることが可能となり、複数の吸気ダクトを必要とせずに、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となる。また、レイアウトの自由度を向上させることが可能となり、車体の大きさが異なる車両等、構成の異なる多種類の車両に適用可能となる。
(2)また、本実施形態の吸気音調節装置では、三つの弾性膜構成部のうち、弾性膜部材の面外方向に沿って隣り合う二つの弾性膜構成部同士を連結する、二つの弾性膜連結部を、それぞれ、剛性が互いに異なるように形成する。
このため、各弾性膜連結部の剛性を調節することにより、吸気負圧の変化に応じた各重なり部同士の接触面積を調節することが可能となる。これにより、吸気負圧の変化に応じた各弾性膜構成部同士の接触面積を調節することが可能となるため、エンジンの回転数に応じた弾性膜部材の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
その結果、弾性膜部材が面外方向へ振動する共振周波数を、三種類の周波数に設定することが可能となり、吸気音を強調可能な周波数帯域の範囲を拡げることが可能となるため、車室内へ導入する吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(応用例)
(1)なお、本実施形態の吸気音調節装置では、弾性膜部材の構成を、弾性膜構成部と弾性膜連結部を備える構成としたが、弾性膜部材の構成は、これに限定するものではなく、弾性膜連結部を備えていない構成としてもよい。この場合、例えば、弾性膜構成部を、弾性膜連結部としての機能を有する部分を一体に成形した形状とし、弾性膜連結部としての機能を有する部分を介して、弾性膜部材同士を連結する。そして、各弾性膜部材の厚さを、互いに異なるように形成して、吸気ダクト内で生じる吸気負圧の変化に応じて、各弾性膜構成部同士の接触面積が変化する構成とする。
(実施例)
図16に、本発明例の吸気音調節装置及び従来例の吸気音調節装置を用い、加速時において、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを測定した結果を示す。なお、図16の縦軸は、車室内へ導入する吸気音の音圧レベル(図中では、「発音量レベル[db]」と記載している)を示す。また、図16の横軸は、加速時における、エンジン回転数の変化に伴って発生する周波数(図中では、「周波数[Hz]」と記載している)を示す。
本発明例の吸気音調節装置としては、図3から図7に示すような、本発明の第一実施形態で説明したものと同様の構成を有する弾性膜部材を備える、吸気音調節装置を用いる。
従来例の吸気音調節装置としては、単板で形成した弾性膜部材を備える、吸気音調節装置を用いる。この弾性膜部材は、本発明の第一実施形態で説明したものと異なり、複数の弾性膜構成部を有していない構成とするため、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が全体として同一となる。
次に、図16を参照して、加速時において、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを測定した結果について説明する。なお、図16中では、従来例の吸気音調節装置を用いて音圧レベルを測定した結果を、破線によって示し、本発明例の吸気音調節装置を用いて音圧レベルを測定した結果を、実線によって示す。
図16中に示すように、従来例の吸気音調節装置は、共振周波数が全体として同一であるため、設定した一種類の周波数及びその付近において、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを特に強調している。また、その他の周波数では、設定した一種類の周波数及びその付近と比較して、吸気音の強調効果が低下している。
これに対し、本発明例の吸気音調節装置では、設定した三種類の周波数及びその付近において、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを特に強調することが可能である。また、その他の周波数においても、従来例の吸気音調節装置と比較して、吸気音の強調効果を向上させることが可能である。具体的には、本発明例の吸気音調節装置では、従来例の吸気音調節装置と比較して、全体的に平均5dB程度、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを強調させることが可能である。
その結果、本発明例の吸気音調節装置は、加速時における周波数帯域の全体に亘って、吸気音を強調することが可能であり、従来例の吸気音調節装置と比較して、広い周波数帯域で吸気音の強調効果を向上させることが可能である。なお、図16中では、本発明例の吸気音調節装置によって増音した吸気音の強調効果が、従来例の吸気音調節装置と比較して向上した範囲(図中において、「増音効果」と示す範囲)を、斜線で示している。
以上の測定結果から、本発明例の吸気音調節装置は、従来例の吸気音調節装置と比較して、吸気音の強調効果が高いことを確認した。
本発明の吸気音調節装置1を搭載した車両Cを示す図であり、図1(a)は車両Cを左側方から見た状態を示す図、図1(b)は車両Cを上方から見た状態を示す図、図1(c)は車両Cを前方から見た状態を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る吸気音調節装置1の構成を示す図である。 図2のIII線矢視図である。 図2のIV線矢視図である。 図3のV−V線断面図である。 エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。 エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る吸気音調節装置が備える弾性膜部材16を追加管側から見た図である。 図8のIX−IX線断面図である。 エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。 エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る吸気音調節装置が備える弾性膜部材16を追加管側から見た図である。 図12のX−X線断面図である。 エンジン6の回転数がR2である状態の弾性膜部材16を示す図である。 エンジン6の回転数がR3である状態の弾性膜部材16を示す図である。 本発明例の吸気音調節装置及び従来例の吸気音調節装置を用い、車両の加速時において、車室内へ導入する吸気音の音圧レベルを測定した結果を示す図である。
符号の説明
1 吸気音調節装置
2 車室
4 エンジンルーム
6 エンジン
8 吸気ダクト
10 ダッシュパネル
12 連通管
14 追加管
16 弾性膜部材
18 ダストサイド側吸気ダクト
20 クリーンサイド側吸気ダクト
22 エアクリーナ
24 スロットルチャンバ
26 サージタンク
28 インテークマニホールド
30 弾性膜構成部
32 凹部
34 重なり部
36 弾性膜連結部
38 弾性膜固定部材
40 円筒部材
C 車両

Claims (5)

  1. エンジンへの吸気通路と連通する連通管と、当該連通管を閉塞する弾性膜部材と、を備える吸気音調節装置であって、
    前記弾性膜部材は、当該弾性膜部材の面外方向から見て互いに重なる重なり部を有する複数の弾性膜構成部を備えることを特徴とする吸気音調節装置。
  2. 前記吸気負圧の変化に応じて、前記複数の弾性膜構成部のうち、少なくとも二つの弾性膜構成部が有する前記重なり部同士の接触面積を変化させることにより、前記弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させることを特徴とする請求項1に記載した吸気音調節装置。
  3. 前記吸気負圧の変化に応じて、前記弾性膜部材の面外方向へ振動する振動部分の面積を変化させることにより、前記弾性膜部材の面外方向への剛性を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載した吸気音調節装置。
  4. 前記複数の弾性膜構成部のうち少なくとも二つの弾性膜構成部は、剛性が互いに異なることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した吸気音調節装置。
  5. 三つ以上の前記弾性膜構成部と、当該三つ以上の弾性膜構成部のうち、前記弾性膜部材の面外方向に沿って隣り合う二つの弾性膜構成部同士を連結する少なくとも二つの弾性膜連結部と、を備え、
    前記少なくとも二つの弾性膜連結部は、剛性が互いに異なることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した吸気音調節装置。
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