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JP2009299218A - 編織物およびその製造方法 - Google Patents

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Takayuki Suzuma
貴幸 鈴間
Etsuo Kiyomura
清村  悦央
Keiji Takeda
恵司 竹田
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Abstract

【課題】一般衣料、ワイピング、研磨、ラビングなど幅広い用途に適用され、“ふくらみ”があり、風合いがソフトで表面が滑らかな衣料用編織物であり、かつ、拭き取り性、研磨性、ラビング性などに優れたポリアミド系繊維とポリエステル系繊維からなる編織物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸を割繊させて形成された、単繊維繊度が0.1〜3デシテクッスの多葉形断面のポリアミド系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維と、さらに単繊維繊度が0.1〜5デシテックスのポリエステル系高収縮繊維糸から構成された、9.807N/35cm2荷重下での摩擦抵抗が10〜500cNの範囲にあることを特徴とする編織物。
【選択図】なし

Description

本発明は、一般衣料、ワイピング、研磨、ラビングなど幅広い用途に適用され、“ふくらみ”があり、風合いがソフトで表面が極めて滑らかな編織物であり、かつ、着心地性、拭き取り性、研磨性、ラビング性などに優れたポリアミド系繊維とポリエステル系繊維、およびポリエステル系高収縮繊維糸とからなる、または必要に応じて天然繊維を混用させた編織物(織物または編物を含めて、以下、「編織物」ということがある)に関する。
従来、ポリアミド系繊維とポリエステル系繊維から構成された編織物は一般衣料、ワイピング編織物、研磨編織物、ラビング編織物などが提案されている。
すなわち、例えば、複合繊維編織物をベンジルアルコールなどの液体を使用し、分割剥離する編織物を製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複合繊維織物を100℃のアルカリ液を使って減量してから、シュウ酸、イソプロピルアルコール及び水の混合液で剥離分割した織物を得る方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、朱子織りからなる織物であって、細繊度単糸が外側を覆う多数のループからなる織物も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、ベンジルアルコールなどによって得られた編織物は編織物中層部において未分割部が内在し、密度が緻密になりすぎるため、硬い風合いとなり、かつ、編織物内部に残存したベンジルアルコール成分がワイピング性能を阻害するなどの問題があった。さらに、剥離分割型繊維のみで構成されているため、“ふくらみ”が不足するなどの問題があった。
一方、高収縮糸を混在したワイピングクロスも提案されている(例えば、特許文献4参照)。この提案によれば、単繊維繊度が0.1デニール以下の極細繊維と高収縮繊維との複合糸とで構成されている。我々の検討によれば、衣料展開では単糸繊度が細すぎるため手にまとわりついて不快感を有するという問題があった。また、ワイピングにおいては非拭き面に対し、密着しすぎるため滑り性が不足し拭き難いなどの問題があった。
特開昭50−4320号公報 特開平7−3638号公報 特開平11−114793号公報 特開平11−172549号公報
本発明の課題は、上記の従来の問題点を解決せんとすることにある。
すなわち、少なくとも剥離分割型繊維の生糸および/または加工糸を割繊させてなる多葉形断面のポリアミド系繊維と、三角または扇形断面のポリエステル系繊維と、さらにポリエステル系高収縮繊維糸からなる編織物であり、これにより、一般衣料用途では、“ふくらみ”があり、肌触りがサラッとして、風合いがソフトで表面が滑らかな編織物となり、ワイピング、研磨、ラビングなどの用途では拭き取り性、研磨性、ラビング性などに優れ、かつ、ワイピングにおいて滑り性が優れた編織物およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、上述した目的を達成するため、以下の構成を採用する。すなわち、
(1) 少なくとも剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸を割繊させて形成された、単繊維繊度が0.1〜3デシテクッスの多葉形断面のポリアミド系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維と、さらに単繊維繊度が0.1〜5デシテックスのポリエステル系高収縮繊維糸から構成された、9.807N/35cm2荷重下での摩擦抵抗が10〜500cNの範囲にあることを特徴とする編織物。
(2) 割繊後の前記単繊維のポリアミド系繊維とポリエステル系繊維との割合が、ポリアミド系繊維が10〜60重量%、ポリエステル系繊維が90〜40重量%であることを特徴とする上記(1)に記載の編織物。
(3) 前記編織物中に占める前記ポリエステル系高収縮繊維糸の割合が20〜40重量%であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の編織物。
(4) 前記ポリエステル系高収縮繊維糸のJIS L1018 8.58.4B法で測定される沸騰水収縮率が5〜30%であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の編織物。
(5) 前記加工糸が、熱ピン仮撚、エアー交絡、多軸ツイスター仮撚、撚糸から選ばれた少なくとも1つの加工方法により得られた繊維であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の編織物。
(6) 編織物の編織物組織が平織り、綾織り、朱子織り、二重織り、丸編み、緯編および経編から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の編織物。
(7) 編織物の厚さが0.2〜1mmであることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の編織物。
(8) 編織物の目付が100〜200g/m2であることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかに記載の編織物。
(9) 割繊後の単繊維繊度が0.1〜3デシテクッスの多葉形断面のポリエステル系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維の剥離分割型複合繊維の生糸と、該剥離分割型複合繊維の加工糸と、ポリエステル系高収縮繊維糸からなる複合糸を用いて製編織した編織物をアルカル水溶液中で処理し、減量と同時に割繊することを特徴とする編織物の製造方法。
本発明によれば、一般衣料、ワイピング、研磨、ラビングなど幅広い用途に適用され、“ふくらみ”があり、肌触りがサラッとしており、風合いがソフトで表面が滑らかな衣料用編織物であり、かつ、拭き取り性、研磨性、ラビング性などに優れ、かつワイピングにおいて滑り性が優れた編織物とすることができる。
以下、さらに詳しく本発明について説明する。
本発明は、少なくとも剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸を割繊させてなる、単繊維繊度が0.1〜3デシテックスの多葉形断面のポリアミド系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維と、さらにポリエステル系高収縮繊維糸から構成されているとともに、9.807N/35cm2荷重下での摩擦抵抗が10〜500cNの範囲にあることを特徴とする編織物に関する。
ポリアミド系繊維としては、例えばナイロン4、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610およびこれらの変性ポリアミド系繊維が好適である。ポリエステル系繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびこれらの変性ポリエステル系繊維が好適である。ポリエステル系高収縮繊維糸としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル共重合体などからなる高収縮繊維糸であることが好ましい。
ポリアミド系繊維の剥離分割後の単繊維繊度は、0.1デシテックス〜3デシテックスである。好ましくは0.2〜2.5デシテックスであり、より好ましくは0.3〜2デシテックスである。0.1デシテックスを下回る場合には単繊維繊度が細すぎるため、得られた編織物は腰がなく“たらたら”の風合いの編織物となる場合がある。また、3デシテックスを上回る場合には太すぎるため硬い風合いになる。
ポリエステル系繊維の単繊維繊度は0.1デシテックス〜1.0デシテックスであり、好ましくは0.15〜0.9デシテックスであり、より好ましくは0.2デシテックス〜0.8デシテックスである。0.1デシテックスを下回る場合には単繊維繊度が細すぎるため、衣料展開においては、手にまとわりつく問題があり、拭き取り性も繊維のハリ、腰が不足するため、拭き難い問題がある。また、1.0デシテックスを上回る場合には太すぎるため、硬い風合いのものになり好ましくない。
さらに本発明の編織物は、9.807N/35cm2荷重下での摩擦抵抗が10〜500cNの範囲にあるものである。10cNを下回る場合、ワイピングクロスとして使用した際、滑り過ぎ拭取り性が悪くなる。また、500cNを上回る場合は、衣料として使用した際、肌に引っ掛かる風合いとなり好ましくない。この摩擦抵抗を有する編織物を得るためには剥離型分割繊維の生糸および/または加工糸と高収縮繊維を用いて製編織した後、95℃のアルカリ液中で処理することによって、高収縮繊維が収縮し、剥離型分割繊維が表層に浮き出されながら割繊し、緻密化することによって得ることができる。
剥離分割型複合繊維としては、生糸および/または例えばピン仮撚された加工糸を用いる。生糸および/または加工糸のみの場合、“ふくらみ”が不足する。“ふくらみ”を持たせるため本発明ではさらにポリエステル系高収縮繊維糸を併用するのである。
ポリエステル系高収縮繊維糸は上記“ふくらみ”を増長する点で重要であることに加え、収縮と同時に剥離分割型複合繊維、特に仮撚加工された剥離分割型複合繊維の割繊性を助けるものである。該ポリエステル系高収縮繊維糸の単繊維繊度は割繊加工において収縮能力を十分に発揮させる意味で0.1〜5デシテックスであることが好ましい。また、JIS L1018 8.58.4B法で測定される沸騰水収縮率が5〜30%であることが好ましく、さらに好ましくは10〜25%である。沸騰水収縮率が5%未満の場合、剥離分割型複合繊維の割繊性が不十分となり、かつ十分な“ふくらみ”は得られないため、衣料用途に貧素な風合いとなり、拭き取り性が不十分な物となる。沸騰水収縮率が30%を超える場合、“ふかつき”感が出て一般的に嫌われる傾向がある。
ポリアミド系繊維とポリエステル系繊維は、剥離分割型の複合繊維からなり、単繊維断面において、多葉形断面のポリアミド系繊維の周りを三角または扇形断面のポリエステル系繊維が取り巻く形で配列された複合繊維が好ましい。
ポリアミド系繊維は多葉形断面形状であり、該多葉形断面形状は3〜10葉の形状であることが好ましく、より好ましくは4〜8葉であり、1葉の形状は中心部から外周に向かって次第に細くなり、かつ、先端は尖っている(例えば特開2005−15973に記載されているような複合形態を適用できる。)ことが衣料用展開に関しては人体にサラットしたさわやかな感触を与え、ワイピング、研磨、ラビングなどに関しては尖った先端が非拭き面の比較的付着度合いの低い汚れ、例えばホコリ、ゴミなどの浮遊汚れを掻き取る点で重要である。
一方、ポリエステル系繊維は三角または扇形断面の形状のものである。三角または扇形断面形状は衣料展開においては、エッジ部が肌面に触れてドライ感を与え、ワイピング、研磨、ラビングなどにおいてはエッジ部が非拭き面の比較的付着度合いの強い汚れ、例えば油膜、皮脂汚れなど汚れを掻き取る点で重要である。すなわち、ポリアミド系繊維のしなやかでソフトな感触とポリエステル系繊維の強くて硬い感触とが調和して衣料展開においては、肌触りがサラッとしており、風合いがソフトで表面が滑らかな編織物になるのであり、ワイピング、研磨、ラビングなどに関しては浮遊した汚れやこびりついた汚れの両方を拭き残すことがない優れた編織物となるのである。
ポリエステル系高収縮繊維糸の断面形状は特に規定するものではないが、丸、多角形、扁平、ブーメラン、多葉形、中空などの断面の少なくとも一つからなるポリエステル系繊維であることが好ましい。重要なことはJIS L1018 8.58.4B法で測定される沸騰水収縮率が5〜30%であることである。ポリエステル系高収縮繊維糸が収縮することにより、上記のような効果を得ることができる。
編織物において、割繊後の複合単繊維のポリアミド系繊維とポリエステル系繊維の比率は10〜60重量%:90〜40重量%であることが好ましく、この範囲を外れた場合、例えば5重量%:95重量%の場合はポリエステル系繊維リッチのため、硬い風合いとなる傾向がある。一方、80重量%:20重量%の場合はナイロンリッチになり、風合いはソフト傾向になるが、サラットした表面感は得難い。
ポリエステル系高収縮繊維糸の割合は20〜40重量%であることが好ましい。より好ましくは30〜40重量%である。40重量%を上回る場合、高収縮繊維糸の割合が高くなりすぎ、十分な拭取り性が得られず、20重量%を下回る場合、十分な“ふくらみ”を得ることができない問題がある。
本発明においては、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維とともに、綿、絹などの天然繊維を用いても何等問題はない。綿、絹などの天然繊維を併用することにより、一般衣料用途において、天然繊維特有の肌に優しい感触が得られる点で好ましい。
剥離分割型複合繊維としては、生糸および/または加工糸を用いる。加工糸は仮撚加工糸などの捲縮を有するものが好ましいが、エアー交絡糸や撚糸された糸であってもよい。加工糸は、熱ピン仮撚、エアー交絡、多軸ツイスター仮撚、撚糸などの少なくとも一つから選ばれた加工方法から得られた単繊維であることが好ましい。より好ましくは、熱ピン仮撚が“ふくらみ”を得る点で好ましい。
織編物の組織は織物の場合は平織り、ツイル、サテン、二重織りなど、およびこれらの変則組織などが挙げられるが、平織り、ツイル、二重織りなどが安定した構造が得られる点で好適である。一方、編物では丸編み、緯編、経編み、デンビー編みなど、およびこれらの変形組織などが挙げられるが生産性が高く、単純な丸編みが好適である。
編織物の厚さは0.2〜1mmであることが好ましく、より好ましくは0.25〜0.8mmである。0.2mm未満の場合、あまりにも薄いため、手にまとわりついて作業性不良となり、1mmを上回る場合は厚過ぎるため、嫌われる風合いとなる場合がある。
また、編織物の目付は100〜200g/mであることが好ましい。100g/m未満および200g/mを上回る場合はいずれにおいても、作業性が劣る傾向がある。
本発明の編織物を得る方法は、特に限定されないが、好ましくはアルカル液中で減量割繊する方法が好ましく用いられ、割繊後、染色することもできる。該方法を用いることにより、ポリエステル系繊維がアルカリ液によって減量され、ポリアミド系繊維とポリエステル系繊維の境界に隙間が生じ割繊される。
さらに、前記した剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸と、ポリエステル系高収縮繊維糸を用い、これら二者または三者を引きそろえ、撚糸、あるいは交絡を付与して複合し、必要に応じて糸長差を付与して、複合糸形態の原糸とし、製編織して織編物となした後、剥離分割処理工程や染色工程において、高収縮繊維糸を収縮させて、高収縮繊維糸が複合糸の芯部に位置し、その上に剥離分割された生糸または/複合糸が位置するようになる。
すなわち、本発明の編織物は編織物の断面において、高収縮繊維糸が収縮して中層に位置し、剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸が収縮しないで表層に浮き出て緻密化する形態となるのである。
該構造としたことによって、ソフトで表面がなめらかで肌に優しく、さらには“ふくらみ”がありふきとり性等に優れることから、一般衣料としては、例えばベビー用品、肌着、ソックスなど、さらには夏物衣料などとして用いることができ、消費材としては、例えばワイピング、研磨、ラビングなどに好適に用いられる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の%とは、断らない限り重量%である。また、実施例中での品質評価は次の方法に従った。
(1)摩擦抵抗測定法
円形部分の面積が35cm2である重さ9.807N(1Kg)の円筒体を用い、該円筒体の円形部分の面積よりやや大きめに裁断した織編物を該円筒体の円形部分に密着せしめた状態で、余剰部分を円筒体の筒状部に沿わせ、輪ゴムを該円筒体にはめ込み、筒状部に沿わせた織編物の余剰部分を輪ゴムで固定する。次ぎに普通の板ガラスの上に、上記円筒体に取り付けられた織編物を10cm/分の速度で移動させ、その抵抗値をUゲージを用いて測定した。
判定は以下のとおりとした。
○:10〜500cNの範囲に入るもの
×:上記範囲を外れるもの
とした。
(2)厚さ測定法
大栄精機製作所(株)製の中型測厚器(型式:UF−60A)を用いて測定した。
判定は以下のとおりとした。
○:0.2mm以上1.0mm以下の範囲のもの
×:上記範囲を外れるもの
とした。
(3)目付測定法
織編物を10cm2に裁断し、その重さを計量し、g/m2で表した。
判定は以下のとおりとした。
○:100g/m2以上、200g/m2以下の範囲のもので良好
×:上記範囲を外れるもので不良
とした。
(4)拭き取り性測定法
シリコーンオイルSH200(東レ・ダウコーニング・シリコン(株)製)を注射針で約5mgガラス板上に落とし、直径45mm重さ1kgの円柱状荷重の一端面に、厚さ1mm相当の織物を介して固定された試料(織編物)を、ガラス板上に乗せ、10cm/minの速度で移動し、シリコーンを拭き取った。次に乾式複写機用トナーをガラス板上に振りかけ、そのトナーを圧縮空気(1kg/cm)で吹き飛ばした。ガラス板表面に、セロテープ(登録商標、積水化学工業(株)製)を貼りつけて、ガラス板上の残留トナーを剥ぎ取り、セロテープ(登録商標)に付着したトナーの程度を判定した。
トナーがまったく付着していないもの(ガラス板のシリコーンを完全に拭き取ったもの)を5級、トナーが極めて多量に残るものを1級として、5段階で肉眼判定した。
判定は以下のとおりとした。
○:3〜5級
×:1〜2級
とした。
(実施例1)
トータル繊度が56デシテックス、18フィラメントの剥離分割型マルチフィラメント糸(単糸繊維の断面形状は、中心がポリアミド成分の8葉形で、それを取り巻く形で扇形断面のポリエステル成分が配された剥離分割型の繊維であって、剥離前のポリアミド系繊維とポリエステル系繊維の比率は19%:81%、剥離後のポリアミド繊維の単繊維繊度が0.93デシテックス、ポリエステル繊維の単繊維繊度が0.27デシテックスの剥離分割型繊維)の生糸と仮撚加工(仮撚数:3000T/M、温度180℃)により捲縮させた該加工糸と単繊維繊度5.5デシテックスである沸騰水収縮率21.0%のポリエステル高収縮繊維糸を引き揃え、液流交絡処理(オーバーフィード率:1%、空気圧3.43N)した複合糸を得た。得られた複合糸を用いてインターロック方式で丸編とした。得られた編物をアルカリ水溶液中で95℃×90分間処理した。得られた編物は、風合いはソフトであり、目付は167g/m、厚さは0.58mmであった。また、拭き取り性は4〜5級と良好であり、摩擦抵抗値が196cNと滑り性も良好な取り扱い易いものであった。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様の複合糸をタテ糸およびヨコ糸に用いて平織り物にする以外は実施例1と同様の方法で織物を得た。得られた織物は、風合いはソフトであり、目付は122g/m、厚さは0.37mmであった。また、拭き取り性は4級と良好であり、摩擦抵抗値が243cNと滑り性も良好な取り扱い易いものであった。結果を表1に示す。
(比較例1)
綿100%のワイピングクロス(組織は平織り)を使用した。使用綿糸の単繊維繊度をデシテックスで表すと、タテ糸1.76デシテックス、ヨコ糸1.68デシテックスであった。また目付は103g/m2で、厚さは0.21mmであった。滑り性は290cNで良好であるが、拭き取り性は2級と劣るものであった。結果を表1に示す。
(比較例2)
海島型複合繊維として、110デシテックス、18フィラメント(70島/フィラメント)の海島型ポリエステル複合繊維で、島成分がポリエチレンテレフタレートで海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合体からなるアルカリ熱可溶型ポリエステルからなる繊維(海島の比率は20/80)を用いた。この海島型複合繊維を捲縮をかけることなく生糸のままで、タテ糸とヨコ糸にそれぞれ使用し、平織りの織物を製織した。得られた織物の目付は76g/m2であり、厚さは0.15mmと薄く、取り扱い難いものであった。また、拭き取り性は4級と良好であるが摩擦抵抗値が750cNであり、滑り性が不足し、取り扱い難いものであった。結果を表1に示す。
(比較例3)
比較例2の海島型複合繊維の代わりに、トータル繊度110デシテックス、48フィラメント、単繊維繊度2.3デシテックスの普通ポリエステル繊維を用いた。この普通ポリエステル繊維のフィラメント糸を仮撚加工(仮撚数:3000T/M、温度180℃)により捲縮させ同じくトータル繊度110デシテックス、48フィラメント、単繊維繊度2.3デシテックスの普通ポリエステルフィラメント糸の生糸と、トータル繊度55デシテックス、24フィラメント、単糸繊維繊度2.3デシテックスである沸騰水収縮率21.0%のポリエステル高収縮糸を引き揃え、液流交絡処理(オーバーフィード率:1%、空気圧3.43N)した複合糸を得た。この複合糸をタテ糸、ヨコ糸にそれぞれ使用し。2/2の綾織りの織物を製織した。得られた織物の目付は255g/m2であり、厚さは0.23mmあった。滑り性は187cNと優れているが、拭き取り性は1級と劣り風合いも粗硬であった。結果を表1に示す。
Figure 2009299218

Claims (9)

  1. 少なくとも剥離分割型複合繊維の生糸および/または加工糸を割繊させて形成された、単繊維繊度が0.1〜3デシテクッスの多葉形断面のポリアミド系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維と、さらに単繊維繊度が0.1〜5デシテックスのポリエステル系高収縮繊維糸から構成された、9.807N/35cm2荷重下での摩擦抵抗が10〜500cNの範囲にあることを特徴とする編織物。
  2. 割繊後の前記単繊維のポリアミド系繊維とポリエステル系繊維との割合が、ポリアミド系繊維が10〜60重量%、ポリエステル系繊維が90〜40重量%であることを特徴とする請求項1に記載の編織物。
  3. 前記編織物中に占める前記ポリエステル系高収縮繊維糸の割合が20〜40重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の編織物。
  4. 前記ポリエステル系高収縮繊維糸のJIS L1018 8.58.4B法で測定される沸騰水収縮率が5〜30%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の編織物。
  5. 前記加工糸が、熱ピン仮撚、エアー交絡、多軸ツイスター仮撚、撚糸から選ばれた少なくとも1つの加工方法により得られた繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の編織物。
  6. 編織物の編織物組織が平織り、綾織り、朱子織り、二重織り、丸編み、緯編および経編から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の編織物。
  7. 編織物の厚さが0.2〜1mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の編織物。
  8. 編織物の目付が100〜200g/m2であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の編織物。
  9. 割繊後の単繊維繊度が0.1〜3デシテクッスの多葉形断面のポリエステル系繊維と、単繊維繊度が0.1〜1.0デシテックスの三角または扇形断面のポリエステル系繊維の剥離分割型複合繊維の生糸と、該剥離分割型複合繊維の加工糸と、ポリエステル系高収縮繊維糸からなる複合糸を用いて製編織した編織物をアルカル水溶液中で処理し、減量と同時に割繊することを特徴とする編織物の製造方法。
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