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JP2009299201A - 速乾性に優れた編地および繊維製品 - Google Patents

速乾性に優れた編地および繊維製品 Download PDF

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JP2009299201A JP2008151637A JP2008151637A JP2009299201A JP 2009299201 A JP2009299201 A JP 2009299201A JP 2008151637 A JP2008151637 A JP 2008151637A JP 2008151637 A JP2008151637 A JP 2008151637A JP 2009299201 A JP2009299201 A JP 2009299201A
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Satoshi Yasui
聡 安井
Kazuhiro Morishima
一博 森島
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Teijin Frontier Co Ltd
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Teijin Fibers Ltd
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Abstract

【課題】速乾性に優れた編地および該編地を用いてなる繊維製品を提供する。
【解決手段】特定の変性シリコーン化合物をポリマー重量に対し2.0〜20.0重量%含有するポリエステルからなる撥水性ポリエステル繊維を含むことを特徴とする速乾性に優れた編地、および該編地を用いてなる繊維製品。
【選択図】なし

Description

本発明は、速乾性に優れた編地および該編地を用いてなる繊維製品に関する。
従来、合成繊維や天然繊維などからなる編地を、スポーツ用衣料やインナー用衣料などとして使用すると、汗を吸った後の乾きが遅いため、ぬれ感やベトツキ感などの不快感が長時間継続するという問題があった。さらには、洗濯脱水後の乾きが遅く、完全に乾かすために長時間干す必要があるという問題もあった。
かかる対策として、異形断面形状の合成繊維を用いて、織編物の吸水量を向上させる方法や、汗を肌面から表面に素早く移行させ、肌面をドライな状態に保つことができる特殊多層構造の編地が提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
しかしながら、これらの編地では、発汗初期に見られるような少量の発汗に対しては有効であるものの、多量に発汗した場合にはあまり効果が発現されなかった。また、洗濯脱水後の乾燥速度も満足できるものでは無かった。
なお、本出願人は、特願2007−149357号において、特定の変性シリコーン化合物を含有するポリエステルからなる撥水性ポリエステル繊維を提案した。
特開平11−107138号公報 特開平3−185159号公報 特開平4−41750号公報 特開平5−331747号公報 特開平11−124717号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、速乾性に優れた編地および該編地を用いてなる繊維製品を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、特定の変性シリコーン化合物を含有するポリエステルからなる撥水性ポリエステル繊維を用いて編地を得ると、撥水性ポリエステル繊維の撥水性と編地の通気性との相乗効果により優れた速乾性が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「下記一般式(1)で示される変性シリコーン化合物をポリマー重量に対し2.0〜20.0重量%含有するポリエステルからなる撥水性ポリエステル繊維を含むことを特徴とする速乾性に優れた編地。」が提供される。
Figure 2009299201
[上記式(1)中、R1、2、は同一もしくは異なっても良く、一部もしくは全部がハロゲン原子で置換されていても良い炭素数18個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表す。R、R、Rは同一もしくは異なっても良い炭素数10個以下のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基又はアルキルアリーレン基を表す。Rは炭素数10個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表わし、Xはカルボキシル基及び水酸基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基であり、nは1〜100である。]
その際、編地において、下記に定義するカバーファクターが45000以下であることが好ましい。
カバーファクター=D1/2×Co×We
ただし、Dは編地を構成する全繊維を含有率で加重平均した平均繊度(dtex)であり、Coは2.54cmあたりのコース数、Weは2.54cmあたりのウエール数である。
また、前記撥水性ポリエステル繊維の総繊度が10〜200dtexの範囲内であることが好ましい。また、前記撥水性ポリエステル繊維が仮撚捲縮加工糸であることが好ましい。
本発明の編地において、前記撥水性ポリエステル繊維が、編地の全重量に対して30重量%以上含まれることが好ましい。また、編地のループ密度が7200以下であることが好ましい。ただし、ループ密度は前記CoとWeとの積である。また、編地の目付けが150g/m以下であることが好ましい。また、編地の厚さが1mm以下であることが好ましい。また、編地の通気性が100cc/cm/s以上であることが好ましい。また、編地に吸汗加工が施されていることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の編地を用いてなる、スポーツ用衣料、インナー用衣料、おしめや介護シーツの医療・衛生用品、および寝装寝具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、速乾性に優れた編地および該編地を用いてなる繊維製品が得られる。
本発明において、撥水性ポリエステル繊維は、撥水剤として前記式(1)の構造を有する変性シリコーン化合物を、ポリエステル組成物重量を基準として、2.0〜20.0重量%含有させたポリエステル組成物からなる。含有量が下限未満では、得られるポリエステル繊維を編地としたときに十分な撥水性が発現されがたく、他方上限を越えると、得られるポリエステル繊維の強度が乏しくなり、糸切れが発生しやすくなる。好ましい変性シリコーン化合物の含有量は、5.0〜15.0重量%、さらに7.0〜12.0重量%の範囲である。なお、本発明における変性エシリコーンが含有されているとは、変性シリコーン化合物がポリエステルに対して化学結合により分子鎖に取り込まれて共重合されている状態と、ポリエステルとは化学結合せずにブレンド状態で存在する状態の両方を意味する。
本発明で使用される変性シリコーン化合物は、前述の式(1)で示されるものであり、上記式(1)中、R1、2、は同一もしくは異なっても良く、一部もしくは全部がハロゲン原子で置換されていても良い炭素数18個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表す。また、R4、、Rは同一若しくは異なっても良い炭素数10個以下のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基又はアルキルアリーレン基を表す。Rは炭素数10個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表わし、Xはカルボキシル基または水酸基を表し、nは1〜100である。
公知の変性シリコーン化合物には、上記の片末端二反応性官能基変性型構造のほかに、長鎖状に延びているシロキサン構造の両末端にそれぞれ1個のカルボキシル基又はヒドキシル基等のポリエステル原料と反応しうる官能基を有する両末端変性型、同シロキサン構造の片末端に1個の上記の官能基を有する片末端一反応性官能基変性型、側鎖に複数個の官能基を有する側鎖変性型があるが、両末端変性型はポリエステル主鎖に直線上に組み込まれるため、成形した際にポリエステル成形品表面に撥水機能を有する官能基が現れにくいことから、望むべき撥水性を得ることができない。また、片末端一反応性官能基変性型及び側鎖変性型は、重縮合反応に関与する官能基と、変性シリコーン化合物の末端又は側鎖と反応するため、重縮合反応を阻害することがある上、ポリエステルと相溶性が悪く、均一にブレンドすることが困難であるため、製糸時の断糸発生や、毛羽の原因となり好ましくない。さらにブリードアウトしやすいという問題を有しているため好ましくない。
また、上記一般式(1)においてR〜Rが上記のような官能基でない場合には、望むべき撥水性を得ることができなかったり、変性シリコーン化合物がポリエステルと充分に混和しないことがある。また混合できても、当該ポリエステル組成物を紡糸した繊維を染色他加熱加工、洗濯処理をしている間に変性シリコーン化合物がポリエステル組成物からブリードアウトしたりする事があるので好ましくない。これらの官能基の中でもR〜Rは置換されていない炭素数1〜6個のアルキル基であること、R、R、Rは置換されていない炭素数1〜4個のアルキレン基であること、Rは炭素数4個以下のアルキル基であることが好ましい。
該変性シリコーン化合物の数平均分子量は10000以下が好ましく、更に好ましくは300以上8000以下、特に好ましくは500以上6000以下である。数平均分子量が上限より大きい場合は、ポリエステルとの相溶性が悪化し、ポリエステル中に均一にブレンドすることが困難であり、ポリエステル繊維とした場合に断糸、毛羽、ブリードアウトなどの問題を有しており好ましくない。
また、ポリエステル組成物中に含有されている変性シリコーン化合物は、変性シリコーン化合物の重量を基準として、20〜50重量%が、ポリエステルに共重合されていることが好ましい。共重合されている変性シリコーン化合物の量が下限より少ないとポリエステル組成物中でブレンドされている変性シリコーン化合物の分散性が悪化しやすく、他方上限より多い場合は得られるポリエステルの強度などの機械的物性が、同じ含有量対比では低くなりやすい。好ましい共重合されている変性シリコーン化合物の割合は、20〜50重量%の範囲である。
共重合されている変性シリコーン化合物とブレンド状態にある変性シリコーン化合物の量および構造は後述のように、H−NMR測定により区別・特定する事ができる。また上述の片末端二反応性官能基変性型、すなわち変性シリコーン化合物のシロキサン構造の片末端に2つの反応性官能基がある構造であることは、特開2002−48777号公報に記載されているように分子中に3個のイソシアネート基を有するポリイソシアネートとを反応させて得られるポリウレタン樹脂反応物をゲル浸透クロマトグラフィーにて分析することなど確認することができる。
本発明において、撥水性ポリエステル繊維を構成するポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの芳香族ポリエステルを好ましく挙げることができ、これらのなかでも機械的性質、成形性等のバランスのとれたポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートが好ましい。なお、これらのポリエステルは、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて他の成分が共重合されていても良い。例えば、共重合成分としては、イソフタル酸、5−ナトリウムイソフタル酸、アジピン酸、トリメリット酸、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはペンタエリスリトールなどを挙げることができる。また、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、トリメリット酸モノカリウム塩などの多価カルボン酸、グリセリン、ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウム、ジメチロールプロピオン酸カリウムなどの多価ヒドロキシ化合物、p−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸などを共重合してもよい。
本発明におけるポリエステルの製造方法としては、公知の任意の方法で合成すればよい。例えば、ジカルボン酸成分がテレフタル酸の場合、テレフタル酸とアルキレングリコールとを直接エステル化反応させる方法、テレフタル酸ジメチルのようなテレフタル酸の低級アルキルエステルとアルキレングリコールとをエステル交換反応させる方法、またはテレフタル酸とアルキレンオキサイドを反応させる方法によってテレフタル酸のグリコールエステルを生成させる第一段の反応を行い、引続いて重合触媒の存在下に減圧加熱して所望の重合度になるまで重縮合させる第二段の反応によって製造できる。なお、上述の変性シリコーン化合物の添加時期は、前述のような共重合の割合を満足させる観点から、このポリエステルの重縮合反応の前から重縮合反応の終了以前に行なうのが好ましく、複数回に分けて添加しても良い。そして、この添加時期や添加量によって上記共重合している変性成シリコーン化合物の割合を調整することができる。
なお、第一段階の反応がエステル交換反応の場合、反応温度は180〜230℃であり、反応圧力は常圧〜0.3MPaの範囲が好ましく、また第二段階の反応(重縮合反応)時の反応温度は200〜260℃、反応圧力は60〜0.1kPaの範囲であることが好ましい。このようなエステル交換反応および重縮合反応は一段で行っても、複数段階に分けて行っても良い。
これらの反応段階で用いるエステル交換触媒としては、ナトリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、チタン、亜鉛またはマンガン等の金属化合物を使用するのが好ましい。重縮合触媒としては、ゲルマニウム化合物、アンチモン化合物、チタン化合物、コバルト化合物またはスズ化合物を使用するのが好ましい。触媒の使用量は、エステル交換反応、重縮合反応を進行させるために必要な量であるならば、特に限定されるものではなく、また複数の触媒を併用することも可能である。また第一段階の反応が直接エステル化反応の場合、触媒を用いなくでも直接エステル化反応を進行することもできるが、必要に応じて上記の触媒を用いても良い。
また、第一段階の反応の途中、第二段階の反応の途中若しくは反応終了後のいずれかにおいて安定剤を添加することも好ましい。その安定剤としては、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート等のリン酸エステル類、トリフェニルホスファイト等の亜リン酸エステル類、メチルアシッドホスフェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホスフェート等の酸性リン酸エステル、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、若しくはポリリン酸等のリン化合物、ヒンダートフェノール系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤が好ましい。
重縮合段階においては溶融粘度のモニターすること等の手法により目的とするポリエステルの重合度(分子量、固有粘度)であることを確認できるまで、上記の条件にて重縮合反応を行う。そして目的とする分子量に到達したことを確認した後、重縮合反応を終了し、反応槽から吐出し冷却後チップ状にカットすることによりポリエステルを得ることができる。そのチップを乾燥後、後述のポリエステル繊維等の製造に用いる事ができる。また一旦チップ状に成形することなく、重縮合反応終了後のポリエステルからそのままポリエステル繊維を製造しても良い。
ところで、本発明のポリエステル繊維は、繊維とした状態での固有粘度(溶媒:1,1,2,2−テトラクロルエタン40重量%とフェノール60重量%の混合溶媒)が0.61以上であることが必要である。好ましい固有粘度の下限は0.63dl/g以上である。他方、固有粘度の上限は特に制限はされないが、紡糸安定性などの点から0.80dl/g以下であることが好ましく、さらに固相重合などの追加の固有粘度を高くする工程を省略または時間を短縮できることから0.70dl/g以下であることが好ましい。そして、本発明の特徴の一つは、固有粘度を下限以上にすることで、前述の変性シリコーン化合物を含有させたことによる強度などの機械的物性の低下を抑制でき、実用に十分な、すなわち製造工程や使用時の糸切れなどを防ぐのに十分な強度などを得られる繊維に具備させたことにある。このような繊維とした状態での固有粘度を満足させるには、一つには繊維状に押出す際の溶融押出機での温度をなるべく低くし、かつそこでの滞留時間を短くして、ポリマーの固有粘度の低下を小さくすることが挙げられるが、そのような条件を採用したとしても0.2〜0.3dl/gの固有粘度の低下は避けられないことから、さらに使用するポリマーの固有粘度を繊維とした状態での固有粘度よりも0.3dl/g以上高いものとすることが好ましい。
本発明に係る撥水性ポリエステル繊維は、それ自体公知の方法で製造することができる。例えば、紡糸方法も特に限定はなく、例えば前述のようにして得られたポリエステル組成物を溶融状態で繊維状に押出し、それを500〜3500m/分の速度で溶融紡糸し、延伸、熱処理する方法、1000〜5000m/分の速度で溶融紡糸し、延伸、仮撚加工を同時に又は続いて行う方法、5000m/分以上の高速で溶融紡糸し、用途によっては延伸工程を省略する方法などが好ましく挙げられる。また、そのようにして得られる繊維を所望の長さに切断して短繊維としても良いし、さらにスパンボンドやメルトブロー紡糸といった方法も好ましく採用できる。繊維の断面形状は特に限定されるものではなく、円形断面のほか、楕円形断面、三角断面、星型断面であってもよい。また、本発明における撥水性ポリエステル繊維は、前述の変性シリコーン化合物を含有するポリエステル組成物だけを用いて紡糸した繊維に限られず、該変性シリコーン化合物を含有するポリエステル組成物が得られる繊維の表面配置するように、例えば該変性シリコーン化合物を含有するポリエステル組成物が鞘に、該変性シリコーン化合物を含有しないか鞘のポリエステル組成物よりも含有量が少ないポリエステル組成物を芯に配置した芯鞘構造の複合繊維であってもよいし、芯が多数ある海島型の複合繊維であってもよい。このような複合繊維化は、繊維の機械的物性をさらに保持しやすいことから好ましい。
前記撥水性ポリエステル繊維は、前述のとおり、変性シリコーン化合物を含有することにより優れた撥水性を有する。ここで、編地とした際に、十分な撥水性を発現させる観点からは、ポリエステル繊維の表面の水との接触角は110°以上、さらに好ましくは115°以上であることが好ましい。このような高い接触角をポリエステル繊維自体に具備させることで、編地にしたときに優れた撥水性を発現させることができる。
また、前記撥水性ポリエステル繊維は、撥水性とその後の加工工程などの取扱い性の観点から、単糸繊度は0.5〜5.0dtexの範囲、さらには1.0〜3.0dtexの範囲にあることが好ましい。また、長繊維として用いる場合は、同様な理由から繊維束としての総繊度(単子繊度×単糸数)が10〜200dtex、さらには50〜100dtexの範囲にあることが好ましい。また、前記撥水性ポリエステル繊維は仮撚捲縮加工糸であることが好ましい。撥水性ポリエステル繊維が仮撚捲縮加工糸であると、編地を着用した際、編地の伸縮性が向上し、かかる伸縮作用により速乾性が向上するため好ましい。
前記撥水性ポリエステル繊維は、変性シリコーン化合物を含有することにより優れた撥水性を有する。特に編地とした際に、十分な撥水性を発現させる観点からは、ポリエステル繊維の表面の水との接触角は110°以上、さらに好ましくは115°以上であることが好ましい。このような高い接触角をポリエステル繊維自体に具備させることで、編地にしたときに優れた撥水性を発現させることができる。
本発明の編地は、前記の撥水性ポリエステル繊維を含む編地である。ここで、編地の全重量に対して前記撥水性ポリエステル繊維が30重量%以上含まれることが好ましい。前記撥水性ポリエステル繊維の含有量が30重量%未満では、十分な速乾性が得られないおそれがある。なお、本発明の編地を、前記の撥水性ポリエステル繊維と他の繊維とで構成する場合、他の繊維としては、撥水剤を含有しないこと以外は前記ポリエステル繊維と同様のポリエステル繊維が好ましい。
本発明の編地において、下記に定義するカバーファクターが45000以下(好ましくは10000〜45000)であることが好ましい。該カバーファクターが45000よりも大きいと、通気性が低くなり十分な速乾性が得られないおそれがある。
カバーファクター=D1/2×Co×We
ただし、Dは編地を構成する全繊維を含有率(混率)で加重平均した平均繊度(dtex)であり、Coは2.54cmあたりのコース数、Weは2.54cmあたりのウエール数である。その際、混率は、編地の50ウェール分の糸を抜き取り、その糸の長さを測定した後、該長さと糸の繊度と編組織図における各糸の配列数から計算する。例えば、図1に示す編組織図のように糸Aと糸Bが(A:B)2:4の本数比率で配列している場合、糸Aの繊度をDA(dtex)、糸Aの50ウェール分の糸長をLA(mm)、糸Bの繊度をDB(dtex)、糸Bの50ウェール分の糸長をLB(mm)から、下記式により糸Aの混率MA(%)と糸Bの混率MB(%)を算出する。
MA=(DA×LA×2)/((DA×LA×2)+(DB×LB×4))×100
MB=(DB×LB×4)/((DA×LA×2)+(DB×LB×4))×100
次いで、下記式により平均繊度Dを算出する。
D=(DA×MA+DB×MB)/100
本発明の編地において、編組織は特に限定されず、通常の編機で製編された編物でよい。例えば、よこ編組織(丸編組織)としては、平編、ゴム編、両面編、パール編、タック編、浮き編、片畔編、レース編、添え毛編等が例示され、たて編組織としては、シングルデンビー編、シングルアトラス編、ダブルコード編、ハーフ編、ハーフベース編、サテン編、ハーフトリコット編、裏毛編、ジャガード編等などが例示されるがこれらに限定されない。層数も単層でもよいし、2層以上の多層でもよい。さらには、表層と裏層とが結接糸で結接されたダブルニットでもよい。
本発明の編地には、常法の起毛加工、撥水加工、さらには、紫外線遮蔽あるいは制電剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
かくして得られた編地において、前記の撥水性ポリエステル繊維が含まれることと、密度が小さいことによる大きな通気性との相乗効果により優れた速乾性が得られる。ここで、編地の目付けとしては速乾性の点で150g/m以下(好ましくは30〜150g/m)であることが好ましい。該目付けが150g/mよりも大きいと十分な速乾性が得られないおそれがある。また、編地の厚さとしては速乾性の点で1mm以下(好ましくは0.1〜1mm)であることが好ましい。該厚さが1mmよりも大きいと十分な速乾性が得られないおそれがある。また、編地の通気性としては速乾性の点で100cc/cm/s以上(好ましくは100〜500cc/cm/s)であることが好ましい。該通気性が100cc/cm/sよりも小さいと十分な通気性が得られないおそれがある。さらには、編地に吸汗加工が施されていると編地中の前記撥水性ポリエステル繊維以外の繊維からなる部分に吸汗性が向上し、編地中に吸汗性の低い部分と吸汗性の高い部分を作れる点で好ましい。
次に、本発明の繊維製品は、前記の編地を用いてなる、スポーツ用衣料、インナー用衣料、おしめや介護シーツの医療・衛生用品、および寝装寝具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品である。かかる繊維製品には、前記の編地が含まれているので優れた速乾性を呈する。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)固有粘度:
1,1,2,2−テトラクロルエタン40重量%とフェノール60重量%の混合溶媒中に試料を溶解して定法に従って35℃にて測定した。
(2)強度・伸度
20℃、65%RHの雰囲気下で引張試験機により、試料長20cm、速度20cm/分の条件で破断時の強度および伸度を測定した。測定数は10とし、その平均をそれぞれの強度および伸度とした。
(3)接触角:
後述の(6)撥水性の試験において、アルカリ減量する前の試験片から単糸を採取し、協和界面科学(株)社製 自動微小接触角測定装置「MCA−2」を使用し、蒸留水500ピコリットルを使用して単糸表面の接触角を測定した。接触角が大きいほど、撥水性に優れると判断した。
(4)含有シリコーン化合物量:
H−NMR法にてポリエステル組成物中に含有している変性シリコーン量を定量した。更にポリエステル試料を適切な溶媒に溶解させて貧溶媒を加えて再沈殿操作を行い、濾過により得られた固形物についてもH−NMR測定を行った。後者の再沈殿操作後の測定結果の値からポリエステル中に共重合している変性シリコーン化合物の量を定量し、前者の再沈殿前の測定結果の値と、後者の測定結果の値との差からブレンドしているシリコーン化合物量を定量した。また変性シリコーン化合物の化学構造においてはブレンドしている成分については再沈殿操作の溶媒中の成分を回収成分を、共重合されている成分については再沈殿後のポリエステルを加水分解後の残渣成分を測定することにより行うことができる。
(5)紡糸性:
紡糸工程における紡糸性について、以下の4段階評価で表した。
◎:毛羽発生・糸切れが無く、非常に良好。
○:やや毛羽の発生があるものの糸切れが無く良好。
△:やや毛羽の発生があり、糸切れが発生(1〜2回/hr)
×:毛羽が発生・糸切れが多発(3回/hr以上)
これらの評価の中で○以上が実用的に使用可能な評価結果である。
(6)撥水性:
各実施例および比較例で得られたポリエステル繊維を経糸及び緯糸に使用して、平織物を製織し、この布帛を常法により精錬、乾燥したのち、180℃でヒートセットした。また、その一部を常法により減量率が30重量%となるようにアルカリ減量した。このようにして得られたアルカリ減量後の布帛を、JIS−L−1092(スプレー法)(1992)により測定した。その測定後の布帛の状態から該JIS規格に記載の以下の基準で0〜100点の点数で評価を行った。
100点:表面に湿潤や水滴の付着が無いもの。
90点:表面に湿潤しないが、小さな水滴の付着を示すもの。
80点:表面に小さな個々の水滴状の湿潤を示すもの。
70点:表面の半分以上に湿潤を示し、小さな個々の湿潤が布を浸透する状態を示すも
の。
50点:表面全体に湿潤を示すもの。
0点:表面及び裏面が全体に湿潤を示すもの。
(7)編地の厚さ
JIS L1096により測定した。
(8)編地の目付け
JIS L1096により測定した。
(9)編地の通気性
JIS L 1096−1998、6.27.1、A法(フラジール形通気性試験機法)により通気性(cc/cm2・s)を測定した。
(10)乾燥速度
温度20℃、湿度65%RHに調整した室内において、10cm角に裁断した試料に蒸留水を1cc滴下後、生地重量を経時的に計測し滴下した水分が完全に乾く(水分量が0.01cc以下)までの時間により乾燥速度を評価した。
(11)カバーファクター
下記式により算出した。
カバーファクター=D1/2×Co×We
ただし、Dは編地を構成する全繊維を含有率(混率)で加重平均した平均繊度(dtex)であり、Coは2.54cmあたりのコース数、Weは2.54cmあたりのウエール数である。その際、混率は、編地の50ウェール分の糸を抜き取り、その糸の長さを測定した後、該長さと糸の繊度と編組織図における各糸の配列数から計算した。例えば、図1に示す編組織図のように糸Aと糸Bが(A:B)2:4の本数比率で配列している場合、糸Aの繊度をDA(dtex)、糸Aの50ウェール分の糸長をLA(mm)、糸Bの繊度をDB(dtex)、糸Bの50ウェール分の糸長をLB(mm)から、下記式により糸Aの混率MA(%)と糸Bの混率MB(%)を算出した。
MA=(DA×LA×2)/((DA×LA×2)+(DB×LB×4))×100
MB=(DB×LB×4)/((DA×LA×2)+(DB×LB×4))×100
次いで、下記式により平均繊度Dを算出した。
D=(DA×MA+DB×MB)/100
(12)編地のループ密度
下記式により算出した。
編地のループ密度=Co×We
ただし、Coは2.54cmあたりのコース数、Weは2.54cmあたりのウエール数である。
[参考例1]
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部、変性シリコーン化合物(一般式(1)で示され、Xが水酸基、R乃至Rがメチル基、Rがトリメチレン基、R及びRがメチレン基、Rがエチル基、n=9である化合物:チッソ株式会社製、商品名:FM−DA11、平均分子量:1000)2重量部、酢酸マンガン4水塩0.031部を反応器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で3時間かけて140℃から240℃まで昇温して、生成するメタノールを系外に留出しながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応を終了させた後、安定剤としてリン酸0.024部及び重縮合反応触媒として三酸化アンチモン0.04部を添加した後、285℃まで昇温して、減圧下で重縮合反応を実施してポリエステル組成物を得た。このポリエステル組成物の固有粘度を測定した所、0.654dl/gであった。また、該ポリエステル組成物中の含有変性シリコーン化合物量は2重量%であった。該ポリエステル組成物を乾燥させた後、一軸押出機にて285℃で溶融し、孔径0.3mmφのランド長0.6mmの丸孔押出ノズルホールを24個を有する紡糸口金から紡糸押出し温度290℃でトータル吐出量24g/分の条件で吐出させ、1000m/分の速度で引き取り、未延伸糸を得た。この得られた未延伸糸を80℃で3.3倍に延伸し、180℃で熱処理を施し、77.6dtex/24フィラメントのポリエステル繊維を得た。
得られたポリエステル組成物、ポリエステル繊維および布帛の特性を表1に示す。
[参考例2および3、参考例8および9]
変性シリコーン化合物の含有量を表1に記載の量となるように変性シリコーン化合物(FM−DA11)の添加量を調整したこと以外は、実施例1と同様な操作を繰り返した。
得られたポリエステル組成物、ポリエステル繊維および布帛の特性を表1に示す。
[参考例10]
参考例1において、変性シリコーン化合物を分子鎖の末端に1官能のカルボン酸基を有
する変性シリコーン化合物(信越化学株式会社製、商品名:X22−3710)に変更し
、その含有量が10重量%になるように添加量を変更した以外は、参考例1と同様な操作
を繰り返した。
得られたポリエステル組成物、ポリエステル繊維および布帛の特性を表1に示す。
[参考例11]
参考例1において、変性シリコーン化合物を分子鎖の分子の両末端に2官能のカルボン酸有する変性シリコーン化合物(信越化学株式会社製、商品名:X22−162C)に変更し、その含有量が10重量%になるように添加量を変更した以外は、参考例1と同様な操作を繰り返した。
[参考例4および5]
参考例2において、ポリマーの固有粘度を0.672dl/gおよび0.615dl/gとした以外は、実施例2と同様な操作を繰り返した。
[参考例6]
参考例2において、変性シリコーンの平均分子量を5000の変性シリコーン化合物チッソ株式会社製、商品名:FM−DA21(一般式(1)で示され、Xが水酸基、R乃至Rがメチル基、Rがトリメチレン基、R及びRがメチレン基、Rがエチル基、n=約63である化合物:チッソ(株)社製、平均分子量5,000))とした以外は、参考例2と同様な操作を繰り返した。
[参考例7]
参考例2において、変性シリコーン化合物の添加量を5重量部とした以外は、参考例2と同様な操作を繰り返した。
[参考例12]
参考例2において、ポリマーの固有粘度を0.602dl/gとした以外は、参考例2と同様な操作を繰り返した。
[参考例13]
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部、酢酸マンガン4水塩0.031部を反応器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で3時間かけて140℃から240℃まで昇温して、生成するメタノールを系外に留出しながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応を終了させた後、安定剤としてリン酸0.024部及び重縮合反応触媒として三酸化アンチモン0.04部を添加した後、285℃まで昇温して、減圧下で重縮合反応を実施してポリエステル組成物を得た。このポリエステル組成物の固有粘度を測定した所、0.641dl/gであった。該ポリエステル組成物を乾燥させた後、一軸押出機にて285℃で溶融し、孔径0.3mmφのランド長0.6mmの丸孔押出ノズルホールを24個を有する紡糸口金から紡糸押出し温度290℃でトータル吐出量24g/分の条件で吐出させ、1000m/分の速度で引き取り、未延伸糸を得た。この得られた未延伸糸を80℃で3.3倍に延伸し、180℃で熱処理を施し、81.1dtex/24フィラメントのポリエステル繊維を得た。
[参考例14]
参考例13において、ポリマーの固有粘度を0.605dl/gとした以外は、参考例13と同様の操作を繰り返した。
Figure 2009299201
[実施例1]
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部、エステル反応性シリコーン化合物(一般式(1)で示され、Xが水酸基、R乃至Rがメチル基、Rがトリメチレン基、R及びRがメチレン基、Rがエチル基、n=9である化合物:チッソ株式会社製、商品名:FM−DA11、平均分子量:1000)10重量部、酢酸マンガン4水塩0.031重量部を反応器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で3時間かけて140℃から240℃まで昇温し、精製するメタノールを系外に除去しながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応を終了させた後、安定剤としてリン酸0.024重量部および重縮合反応触媒として三酸化アンチモン0.04重量部を添加した後、285℃まで昇温して、減圧下で重縮合反応させ、シリコーン含有ポリエステルを得た。得られたポリエステルの固有粘度は0.65であった(35℃、オルソクロロフェノール中)。
このポリエステルを、水分率70ppm以下となるまで乾燥した後、溶融温度300℃で押出機にて溶融し、48孔の円形の吐出孔を有する口金を用い、紡糸速度1000m/分にて引き取った後、一旦巻き取ることなく、予熱温度90℃、熱セット温度120℃、延伸倍率3.7倍で延伸し、3700m/分の速度で巻き取り、延伸糸を得た。得られた撥水性ポリエステル繊維は、繊度56dTexであった。この撥水性ポリエステル繊維に仮撚り加工を行い56dTex48フィラメントの仮撚捲縮加工糸とした。
次いで、46ゲージのシングル丸編み機を用いて、上記撥水性ポリエステル仮撚捲縮加工糸56dTex48フィラメントと通常のポリエチレンテレフタレート仮撚捲縮加工糸33dTex36フィラメントにて、図1のニットミス組織にて編地を編成し、この編地に通常の染色仕上げ加工(130℃かつ30分間の高圧染色、最終セットとして170℃の乾熱セット)を施した。得られた編地には撥水性ポリエステル加工糸が39重量%含まれており、密度がタテ66コース/2.54cm、ヨコ90ウェール/2.54cm、編地のループ密度5940、目付けが74g/mで、厚さが0.14mm、カバーファクターが39624、通気性が180cc/cm/sで、乾燥速度が21分で、速乾性に優れた編地であった。
次いで、該編地を用いてスポーツ用衣料(Tシャツ)を得て着用したところ、発汗してもすぐに乾燥し着用快適性に優れるものであった。
[実施例2]
実施例1と同様な紡糸方法で、吐出量、口金、延伸倍率を変更して、84dTex72フィラメント撥水性ポリエステル繊維を作成し、この糸に仮撚り加工を行い、84dTex72フィラメントの捲縮加工糸とした。
次いで、28ゲージのダブル丸編み機を用いて、上記撥水性ポリエステル捲縮加工糸84dTex72フィラメントと通常のポリエステル捲縮加工糸33dTex12フィラメントと通常のポリエステル捲縮加工糸56dTex48フィラメントにて、図2の裏鹿の子組織にて編地を編成し、この編地に通常の染色仕上げ加工(130℃かつ30分間の高圧染色、最終セットとして170℃の乾熱セット)を施した。得られた編地は撥水性ポリエステル加工糸が68重量%含まれており、密度がタテ62コース/2.54cm、ヨコ49ウェール/2.54cm、編地のループ密度3038、厚さが0.25mm、カバーファクターが27843、目付けが132g/mで、通気性が165cc/cm/sで、乾燥速度が27分で、速乾性に優れた編地であった。
[比較例1]
撥水性ポリエステル捲縮加工糸84dTex72フィラメントの代わりに通常のポリエステル捲縮加工糸84dTex72フィラメントを用いる以外は、実施例2と同様に編成、染色仕上げ加工を行って得られた編地は、撥水性ポリエステル加工糸が0%で、密度がタテ63コース/2.54cm、ヨコ51ウェール/2.54cm、編地のループ密度3213、厚さが0.26mm、カバーファクターが29447、目付けが140g/mで、通気性が158cc/cm/sで、乾燥速度が43分で、乾燥速度が遅く不満足な編地であった。
[比較例2]
通常のポリエステル捲縮加工糸56dTex36フィラメントのみを用いて、46ゲージのシングル丸編み機を用いて、図1のニットミス組織にて編地を編成し、この編地に通常の染色仕上げ加工(130℃かつ30分間の高圧染色、最終セットとして170℃の乾熱セット)を施した。得られた編地は、密度がタテ80コース/2.54cm、ヨコ82ウェール/2.54cm、編地のループ密度6560、目付けが102g/mで、厚さが0.21mm、カバーファクターが49090、通気性が42cc/cm/sで、乾燥速度が39分で、乾燥速度が遅く不満足な編地であった。
本発明によれば、速乾性に優れた編地および該編地を用いてなる繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。
実施例1で用いた編組織図である。 実施例2で用いた編組織図である。

Claims (11)

  1. 下記一般式(1)で示される変性シリコーン化合物をポリマー重量に対し2.0〜20.0重量%含有するポリエステルからなる撥水性ポリエステル繊維を含むことを特徴とする速乾性に優れた編地。
    Figure 2009299201
    [上記式(1)中、R1、2、は同一もしくは異なっても良く、一部もしくは全部がハロゲン原子で置換されていても良い炭素数18個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表す。R、R、Rは同一もしくは異なっても良い炭素数10個以下のアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基又はアルキルアリーレン基を表す。Rは炭素数10個以下のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基又はアルキルアリール基を表わし、Xはカルボキシル基及び水酸基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基であり、nは1〜100である。]
  2. 編地において、下記に定義するカバーファクターが45000以下である、請求項1に記載の速乾性に優れた編地。
    カバーファクター=D1/2×Co×We
    ただし、Dは編地を構成する全繊維を含有率で加重平均した平均繊度(dtex)であり、Coは2.54cmあたりのコース数、Weは2.54cmあたりのウエール数である。
  3. 前記撥水性ポリエステル繊維の総繊度が10〜200dtexの範囲内である、請求項1または請求項2に記載の速乾性に優れた編地。
  4. 前記撥水性ポリエステル繊維が仮撚捲縮加工糸である、請求項1〜3のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  5. 前記撥水性ポリエステル繊維が、編地の全重量に対して30重量%以上含まれる、請求項1〜4のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  6. 編地のループ密度が7200以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
    ただし、ループ密度は前記CoとWeとの積である。
  7. 編地の目付けが150g/m以下である、請求項1〜6のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  8. 編地の厚さが1mm以下である、請求項1〜7のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  9. 編地の通気性が100cc/cm/s以上である、請求項1〜8のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  10. 編地に吸汗加工が施されている、請求項1〜9のいずれかに記載の速乾性に優れた編地。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の編地を用いてなる、スポーツ用衣料、インナー用衣料、おしめや介護シーツの医療・衛生用品、および寝装寝具からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
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