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JP2009294464A - リング共振器 - Google Patents

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JP2009294464A JP2008148408A JP2008148408A JP2009294464A JP 2009294464 A JP2009294464 A JP 2009294464A JP 2008148408 A JP2008148408 A JP 2008148408A JP 2008148408 A JP2008148408 A JP 2008148408A JP 2009294464 A JP2009294464 A JP 2009294464A
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Takashi Kato
隆志 加藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】製造の際の形状ばらつきに対するスペクトル特性変動を小さくできる構造のリング共振器を提供する。
【解決手段】リング共振器11aは、コア領域13及びクラッド領域15を備える。コア領域13の材料は、クラッド領域15よりも大きな屈折率を有する材料からなる。リング共振器11aは、光導波路17に光学的に結合されている。コア領域13は、所定の平面上において規定された閉曲線CLに沿って延びる。コア領域13は、第1の部分19a及び第2の部分19bを有しており、第1及び第2の部分19a、19bは閉曲線CLに沿って配列されている。リング共振器11aは、コア領域13の側面13aから突出する突起21を更に備える。突起21は所定の平面に沿ってコア領域13の第1の部分13aに位置している。突起21は閉曲線CLの外側及び内側のいずれかに向けて突出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リング共振器に関する。
非特許文献1には、リング共振器を用いたフィルタが記載されている。このフィルタは、多段に接続されたリング共振器を含み、高次のレスポンス特性を示す。非特許文献2には、ノッチを設けた光導波路を有するリング共振器を有する。
J. Lightwave Technol., vol.20, no.8, pp.1525-, 2002, Y. Yanagase Opt. Lett., vol.23, pp.1570-, 1998, Little, B. E
リング共振器は、光波長多重(WDM)通信で用いられる波長選択素子のための要素部品として用いられる。リング共振器は、そのフリースペクトラルレンジ(FSR)で規定される間隔で規定される波長成分の光を透過又は阻止する。つまり、リング共振器を可変波長選択素子として使用できる。
リング共振器を波長選択素子として利用する場合、リング共振器は、所望の波長と隣の波長との間のクロストークを小さくする箱形形状のスペクトルを有することが望ましい。故に、そのレスポンススペクトルには、所望の波長帯域付近では平坦な特性が求められる一方で、この波長帯域の外側の波長では急峻なロールオフによる阻止特性が求められる。
ところが、リング共振器による各共振波長付近のスペクトル形状はローレンツ型である。ローレンツ型のスペクトル形状よりも急峻なスペクトル形状を実現して、リング共振器に十分な選択性を提供することが求められる。
非特許文献1では、多段に接続したリング共振器により高次のレスポンス特性を持つフィルタを形成して、スペクトル形状を箱形形状に近づけている。しかし、複数のリング共振器を用いるので、フィルタの構成が複雑で作製が難しく、また、このフィルタでは、光損失の大きい光結合部を介してリング共振器同士を接続しており、フィルタ全体として光損失が大きい。
また、リング共振器の数を増やさずに平坦なスペクトルを得るために、非特許文献2では、光導波路にノッチが設けられたリング共振器を用いるフィルタがある。このフィルタでは、ノッチを有するリング共振器内の時計回りと反時計回りに進む光の結合により、2段のリング共振器と同様の2次レスポンスのフィルタ特性を有する。このノッチの深さ△dは、数十nmであり、導波路幅に比べて非常に浅い。故に、所望の深さノッチを良好な再現性で作製することは容易ではない。例えば、ノッチの深さが深くなると、本来単一であるべきスペクトルのピークが分裂してしまう。このため、ノッチの深さの最適値がある。非特許文献2によれば、△d=20nmのノッチはピーク分裂を引き起こさないけれども、△d=30nmのノッチはピーク分裂を引き起こす。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、製造の際の形状ばらつきに対するスペクトル特性変動を小さくできる構造のリング共振器を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、光導波路デバイスのためのリング共振器である。リング共振器は、(a)所定の平面上において規定された閉曲線に沿って配置された第1及び第2の部分を有しており、前記閉曲線に沿って延びるコア領域と、(b)前記所定の平面に沿って前記コア領域の前記第1の部分に位置しており前記コア領域から突出する突起と、(c)前記コア領域及び前記突起の周囲に設けられたクラッド領域とを備える。前記突起は前記閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けて突出し、前記突起の材料は、前記クラッド領域よりも大きな屈折率を有する材料からなり、前記第2の部分の導波路幅は、前記第1の部分の導波路幅と前記突起の突起量との和よりも小さく、前記第1及び第2の部分は、それぞれ、前記閉曲線に沿って規定された第1及び第2の長さを有しており、前記第1の長さは前記第2の長さより短い。
このリング共振器によれば、上記の突起が、閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けてリング共振器のコア領域から突出する。この突起により、リング共振器は、2次のレスポンスフィルタの効果を示す。光導波路の伝搬する光の強度分布について、突起における光強度はコア領域における光強度より小さい。これ故に、突起に形状のばらつきに対して、リング共振器のレスポンスフィルタ特性は変動するけれども、突起を有するリング共振器における変動は、ノッチを有するリング共振器における変動よりも小さい。
本発明に係るリング共振器は、前記所定の平面に沿って前記コア領域から突出する別の突起を更に備えることができる。前記別の突起は前記閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けて突出し、前記別の突起の材料は前記クラッド領域よりも大きな屈折率を有する材料からなり、前記第2の部分の導波路幅は、前記第1の部分の導波路幅と前記別の突起の突起量との和よりも小さい。
このリング共振器によれば、突起及び別の突起を用いることによって、個々の突起の突起量を小さくして、リング共振器内における散乱損失を減らすことができる。リング共振器が複数の突起を含むとき、個々の突起は第1の部分に位置している。
本発明に係るリング共振器では、前記突起は前記閉曲線の外側に向けて突出することができる。或いは、前記突起は前記閉曲線の内側に向けて突出することができる。これらのリング共振器によれば、リング共振器のレスポンスフィルタ特性にローレンツ型スペクトルよりも急峻なロールオフ特性が得られる。
本発明に係るリング共振器では、前記突起及び前記別の突起の突出方向は共に同じ向きであることができる。或いは、前記突起及び前記別の突起の突出方向は互いに反対向きであることができる。これらのリング共振器によれば、リング共振器のレスポンスフィルタ特性に、急峻なロールオフ特性が得られる。
本発明に係るリング共振器では、前記コア領域はIII−V化合物半導体からなり、前記突起はIII−V化合物半導体からなり、前記クラッド領域はIII−V化合物半導体からなることができる。或いは、前記コア領域はシリコン酸化物からなり、前記突起はシリコン酸化物からなり、前記クラッド領域はシリコン酸化物からなることができる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、製造の際の形状ばらつきに対するスペクトル特性変動を小さくできる構造のリング共振器が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明のリング共振器に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1は、本実施の形態に係るリング共振器を示す図面である。図1(a)を参照すると、光導波路デバイスのためのリング共振器11aが示されており、リング共振器11aは、コア領域13及びクラッド領域15を備える。コア領域13の材料は、クラッド領域15よりも大きな屈折率を有する材料からなる。リング共振器11aは、光結合部を介して光導波路17に光学的に結合されている。所定の平面上に直交座標系Sが示されている。座標系Sは、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有しており、Z軸が所定の平面に直交する。コア領域13は、所定の平面上において規定された閉曲線CLに沿って延びる。閉曲線CLは、全周長が60〜7000μm程度で、好ましくは局部的な曲げ半径が3μmより小さくならない形状が望ましい。図1(b)に示されるように、コア領域13は、第1の部分19a及び第2の部分19bを有しており、第1及び第2の部分19a、19bは閉曲線CLに沿って配列されている。リング共振器11aは、コア領域13の側面19aから突出する突起21を更に備える。突起21は所定の平面に沿ってコア領域13の第1の部分19aに位置している。突起21の存在を示すために、リング共振器11aのコア領域13の横幅Wが示されている。突起21は閉曲線CLの外側に向けて突出している。しかしながら、突起21は閉曲線CLの内側に向けて突出していてもよい。
図1(c)及び図1(d)は、図1(a)に示されたI−I線及びII−II線に沿ってとられた断面を示す。図1(c)及び図1(d)に示されるように、クラッド領域15がコア領域13及び突起21の周囲に設けられている。突起21の材料は、クラッド領域15よりも大きな屈折率を有する材料からなり、またコア領域13と実質的に同じ材料からなることが好ましい。第2の部分19bの導波路幅は、第1の部分19aの導波路幅Wと突起21の突起量Aとの和よりも小さい。第1及び第2の部分19a、19bは、それぞれ、閉曲線CLに沿って規定された第1及び第2の長さL1、L2を有する。第1の長さL1は第2の長さL2より短い。つまり、第2の部分19bは通常の光導波路のコアである。
クラッド領域15は、本実施例では、コア領域13の直下に位置する下部クラッド23a、コア領域13の直上に位置する上部クラッド23b、コア領域13の両側を埋め込む埋め込みクラッド23cを含むことができる。
このリング共振器11aによれば、上記の突起が、閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けてリング共振器のコア領域から突出する。この突起により、リング共振器は、2次のレスポンスフィルタの効果を示す。
図1(e)は、突起の代わりのノッチ7を有するリング共振器1を示す。図1(f)は、図1(e)に示されたIII−III線に沿ってとられた断面を示す。図1(d)及び図1(f)を参照すると、リング共振器1が、突起21ではなくノッチ7を有することが理解される。
リング共振器11aを更に説明するために、リング共振器11aの中心を原点としては、座標系Sに基づいて円柱座標を導入し、動径方向を軸Rとして参照する。図1(c)、図1(d)及び図1(f)を参照すると、リング共振器11a、1を伝搬する光の分布が動径方向について示されている。この光の分布は単一のピークを有する。リング共振器11aのレスポンスフィルタ特性は、突起21に形状のばらつきに対して変動し、突起21に替えてノッチ7を有するリング共振器1のレスポンスフィルタ特性もノッチ7に形状のばらつきに対して変動する。リング共振器11a、1の光導波路の伝搬する光の強度分布については、図1(c)及び図1(f)の比較から理解されるように、ノッチ7における光強度はコア領域23における光強度より大きく、一方、突起21における光強度はコア領域における光強度より小さい。これ故に、突起21に形状のばらつきに対してリング共振器11aのレスポンスフィルタ特性の変動を、ノッチを有するリング共振器における変動よりも小さくできる。ノッチ7(ノッチ量B)における光強度の平均が突起21(突起量A)における光強度の平均よりも大きいので、寸法上の同じ変動(△A=△B)に基づく光学的なばらつきについて、ノッチ7が突起21よりも敏感である。
リング共振器11aはフォトリソグラフィを用いて作製可能である。リング共振器11aの出力スペクトルでは、リング共振器11aの光路長に応じて規定されるフリースペクトラルレンジ(FSR)の間隔で透過率のピークが配列されている。また、リング共振器11aは、リング状の導波路上に設けられこの導波路の実効屈折率を変更するための電極を更に備えることができる。
図2を参照しながら、リング共振器11aのフィルタ特性を説明する。図2(a)は、半導体光デバイス10におけるリング共振器11a及び光導波路25a、25bの接続を示す。リング共振器11aは、光結合部27aで光導波路25aに光学的に結合されると共に、光結合部27bで光導波路25bに光学的に結合される。
光導波路25aの一端に光LINが入力される。光導波路25aの他端からは透過光LTPが出力される。光導波路25bの一端からは出力光LOUTが出力される。入力光LINがリング共振器11aを伝搬する際の多重光干渉によって、透過光LTP及び出力光LOUTが生成される。入力光LINは光導波路25aを伝搬し、透過光LTPが光導波路25aを伝搬する。出力光LOUTが光導波路25bを伝搬する。
図2(b)は、本実施の形態に係るリング共振器に入力される一例の入力光のスペクトルを示す図面である。図2(c)は、本実施の形態に係るリング共振器から提供される一例の出力光のスペクトルを示す図面である。図2(d)は、本実施の形態に係るリング共振器から提供される一例の透過光のスペクトルを示す図面である。リング共振器11aは、図2に示すような特性を持っている。白色光を入力した場合、リングの円周の光路長(屈折率を考慮した光学的な長さ)L及び波長λを用いて、FSR=λ/Lで定まる波長間隔で透過ピーク(λ1、λ2、λ3、λ4)が配列された櫛型の出力光スペクトルを示す。また、リング共振器において光吸収や散乱が無い場合、
透過光のスペクトル=入力光のスペクトル−出力光のスペクトル
の関係が満たされる。故に、出力光のスペクトルは、FSRの間隔で配置された透過率の極大値の配列を含み、これに対応して、透過光のスペクトルは、FSRの間隔で配置された透過率の極小値の配列を含む。
リング共振器11a並びに光導波路25a及び25bは、単一の半導体基板上に設けられることができる。これらの構成物(例えば、半導体積層、光導波路等)は、例えば、半導体素子を作製するための工程(結晶成長、エッチング、電極形成等)の組み合わせにより作製される。
リング共振器11aは、例えば高い屈折率の半導体からなるコア領域13と、コア領域13よりも低い屈折率の半導体からなる第1クラッド領域23aと、コア領域13よりも低い屈折率の半導体からなる第2クラッド領域23bとを含むストライプ状の半導体積層からなり、この半導体積層は、コア領域13よりも低い屈折率の半導体からなる埋込クラッド23cにより埋め込まれている。リング共振器上の電極からリング状導波路に電流を印加することによって、導波路の実効屈折率が変更される。したがって、リング状の導波路への注入電流を変えることによって、リング共振器を透過する光の波長を変更できる。
或いは、クラッド領域23a〜23cは、低い屈折率のシリコン酸化物からなり、コア領域13は、クラッド領域23a〜23cの屈折率よりも高い屈折率のシリコン酸化物あるいはシリコンからなり、突起21は、クラッド領域23a〜23cの屈折率よりも高い屈折率のシリコン酸化物からなることができる。
リング共振器11aは、例えば1.3μmから1.6μm帯の波長制御素子として使用されることができ、このリング共振器の材料として、例えば、コア領域13及び突起21はGaInAsP混晶からなり、クラッド領域23a〜23cはInPからなることができる。また、例えば、コア領域13及び突起21はTa・SiOあるいはSiからなり、クラッド領域23a〜23cはSiOからなることができる。いずれの材料系においても、コア幅は、シングルモード条件を満たしており、例えば0.2μm〜2μmである。FSRは、例えば25GHz〜800GHzであることができる。リング共振器に形成した突起の突起量(閉曲線CLに直交する方向に規定される長さ)は、例えば30nm〜100nmであることができる。また、突起による効果は、突起部分の長さで調整することが可能で、突起の突起幅L1(閉曲線CLに沿って規定される長さ)は、例えば0.01μm〜10μmであることができる。このリング共振器は、例えばWDM用の波長フィルタ、リング共振器型半導体レーザ、リング共振器変調素子等に用いられる。
図3は、リング共振器からの出力光のスペクトル形状を示す図面である。図3を参照すると、スペクトル特性線SP1及びSP2が示されている。スペクトル特性線SP1は、ノッチ及び突起も含まないリング共振器のスペクトル形状(ローレンツ型)を示す。スペクトル特性線SP2は、図1(a)に示されるリング共振器のスペクトル形状を示す。スペクトル特性線SP2は、スペクトル特性線SP1よりも急激なロールオフを示す。
図4は、本実施の形態に係るリング共振器を示す図面である。図4を参照すると、光導波路デバイスのためのリング共振器11bが示されており、リング共振器11bは、コア領域13及びクラッド領域15を備える。リング共振器11bは、コア領域13の側面13aから突出する突起21、31、33を備える。突起31、33は、突起21と同様に、所定の平面に沿ってコア領域13の第1の部分13aに位置している。第1の部分13aの各々の間には、第2の部分13bが位置している。突起21、31、33は閉曲線CLの外に向けて突出している。突起21、31、33の存在を示すために、リング共振器11bのコア領域13の幅Wが示されている。クラッド領域15がコア領域13及び突起21、31、33の周囲に設けられている。突起31、33の材料は、クラッド領域15よりも大きな屈折率を有する材料からなり、またコア領域13と実質的に同じ材料からなることが好ましい。
図4(b)に示されるリング共振器11bによれば、複数の突起21、31、33を用いることによって、個々の突起の突起量を小さくして、リング共振器内における散乱損失を減らすことができる。また、個々の突起の突起量を小さくして、突起のばらつきの影響を更に低減できる。閉曲線の外側向き突起を用いることにより突起形状の加工がしやすくなる。
また、このリング共振器11cのように、突起35、37、39が、閉曲線の外側ではなく閉曲線の内側に向けてリング共振器11cのコア領域13から突出する。この突起35、37、39により、リング共振器11cは、2次のレスポンスフィルタの効果を示す。閉曲線の内側向き突起を用いることにより曲線導波路での光分布の非対称性から、より作製時の形状の変動の影響を受けにくくなる。
リング共振器11b、11cのように、コア領域13からの複数の突起の突出方向は共に同じ向きであることができる。同じ向きの突起により上記のそれぞれの利点の効果が最大になる。或いは、コア領域13からの複数の突起の突出方向は、異なる方向に向いていることができる。逆向き突起にすることにより、上記の利点の最適化を図ることができる。
これらのリング共振器11b、11cによれば、レスポンスフィルタ特性に急峻なロールオフ特性が提供される。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
レスポンススペクトルを箱形形状に近づけるためにリング共振器のコア領域にノッチを有するリング共振器では、リング導波路を伝搬する光波にノッチによる摂動が生じ、リング共振器内を時計方向に進行する光波が、反時計回りに進行する光波にリング内で結合する。その結果、2つのリング共振器の構成と同等の2次のレスポンスフィルタの効果が生じて、箱形形状のスペクトルに近くなる。ところが、ノッチの深さΔdは数十nmと浅い。このノッチを再現性良く作製することは容易ではない。例えば、ノッチの深さが深くなると、スペクトルのピークが分裂してしまう。例えば、特許文献2では、ノッチの深さΔdIN=20nmではピーク分裂が生じないが、ノッチの深さΔdIN=30nmではピーク分裂が生じている。
一方、本実施の形態のようにリング共振器は、その側面にクラッド方向に突出する突起を設けた構造を有する。突起の大きさはΔdOUTである。ノッチはリング共振器のコア領域の側面の窪みとして形成されているけれども、突起はリング共振器のコア領域の側面の出っ張りとして形成されている。故に、リング共振器の光導波路を導波する光に対して、ノッチ部分が伝搬光に与える影響に比べて、伝搬光への出っ張り部分による影響は小さくできる。本実施の形態に係るリング共振器の構造では、リング共振器が光導波路からクラッドに出ている突起を有するので、突起内の光分布がノッチ内の光分布に比べて小さい。ノッチは、突起に比べて、リング共振器を導波する光に対して大きな影響を与える。
同じ深さ(△dIN=△dOUT)であるとき、本実施の形態に係る構造の突起の光強度分布面積は、ノッチを有するリング共振器の光強度分布面積に対して小さい。このため、リング導波路を導波する光に対して突起部分の影響が小さい。故に、同じ大きさの2次レスポンスの効果を得るための摂動をリング導波路に加えるために、ノッチ構造の深さ△dINに比べて、突起部分の深さΔdOUTを大きくできる。突起を用いるリング共振器でも、突起が大きくなると、ノッチの場合と同様にスペクトルのピークが分裂してしまう。しかし、突起を持つリング共振器では、ノッチの場合に比べてばらつき許容範囲を大きくできる。したがって、ノッチ構造に比べて、突起構造の作製が容易である。突起を有するリング共振器構造の出力スペクトルにおいても、スペクトル形状が箱形形状に近くなっており急峻なロールオフ特性を示している。突起のロールオフ特性は、ノッチのロールオフ特性に比べて同程度であるが、作製時の制御性に優れている。
図1は、本実施の形態に係るリング共振器を示す図面である。 図2は、リング共振器の入力スペクトル、透過スペクトル及び出力スペクトルを示す図面である。 図3は、本実施の形態に係るリング共振器からの出力光のスペクトル形状を示す図面である。 図4は、本実施の形態に係るリング共振器を示す図面である。
符号の説明
1…リング共振器、7…ノッチ、10…半導体光デバイス、11a、11b、11c…リング共振器、13…コア領域、15…クラッド領域、17…光導波路、CL…閉曲線、19a、19b…コア領域の部分、21、31、33、35、37、39…突起、23a…下部クラッド、23b…上部クラッド、23c…埋め込みクラッド、25a、25b…光導波路、27a、27b…光結合部、A…突起の突起量、B…ノッチの窪み量

Claims (8)

  1. 光導波路デバイスのためのリング共振器であって、
    所定の平面上において規定された閉曲線に沿って配置された第1及び第2の部分を有しており、前記閉曲線に沿って延びるコア領域と、
    前記所定の平面に沿って前記コア領域の前記第1の部分に位置しており前記コア領域から突出する突起と、
    前記コア領域及び前記突起の周囲に設けられたクラッド領域と
    を備え、
    前記突起は前記閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けて突出し、
    前記突起の材料は、前記クラッド領域よりも大きな屈折率を有する材料からなり、
    前記第2の部分の導波路幅は、前記第1の部分の導波路幅と前記突起の突起量との和よりも小さく、
    前記第1及び第2の部分は、それぞれ、前記閉曲線に沿って規定された第1及び第2の長さを有しており、前記第1の長さは前記第2の長さより短い、ことを特徴とするリング共振器。
  2. 前記所定の平面に沿って前記コア領域から突出する別の突起を更に備え、
    前記別の突起は前記閉曲線の外側及び内側のいずれかに向けて突出し、
    前記別の突起の材料は前記クラッド領域よりも大きな屈折率を有する材料からなり、
    前記第2の部分の導波路幅は、前記第1の部分の導波路幅と前記別の突起の突起量との和よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載されたリング共振器。
  3. 前記突起は前記閉曲線の外側に向けて突出する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたリング共振器。
  4. 前記突起は前記閉曲線の内側に向けて突出する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたリング共振器。
  5. 前記突起及び前記別の突起の突出方向は共に同じ向きである、ことを特徴とする請求項2に記載されたリング共振器。
  6. 前記突起及び前記別の突起の突出方向は互いに反対向きである、ことを特徴とする請求項2に記載されたリング共振器。
  7. 前記コア領域はIII−V化合物半導体からなり、前記突起はIII−V化合物半導体からなり、前記クラッド領域はIII−V化合物半導体からなる、ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載されたリング共振器。
  8. 前記コア領域はシリコン酸化物からなり、前記突起はシリコン酸化物からなり、前記クラッド領域はシリコン酸化物からなる、ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載されたリング共振器。
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JP (1) JP2009294464A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011164299A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Univ Of Tokyo 光導波路共振器の製造方法及び共振器回路の製造方法
JP2014530388A (ja) * 2011-10-14 2014-11-17 アストリアムリミテッド 損失が低減された共振器

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