JP2009292089A - 成形型及びそれを用いて成形したマイクロレンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】精密な成形型の成形面の形状を設計通りに光学部品に転写することができる成形型、該成形型を用いるマイクロレンズの製造方法、及び該方法により製造されるマイクロレンズを提供すること。
【解決手段】膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする成形型、該成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法、及び該製造方法により製造されるマイクロレンズ。
【選択図】なし
【解決手段】膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする成形型、該成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法、及び該製造方法により製造されるマイクロレンズ。
【選択図】なし
Description
本発明は、成形型、マイクロレンズの製造方法及びマイクロレンズに関する。
含フッ素重合体水性組成物を離型剤として成形型の成形面に塗布して塗膜することが開示されている(特許文献1)。しかし、特許文献1に記載される塗膜の厚みは、1〜100μmと比較的厚いのでマイクロレンズ、光導波路、光学素子等の微細な精密形状を有する光学部品の成形には不適切である。つまり、厚みが大きい場合、成形型の成形面の微細な凹凸形状に追従するような離型層を形成することが困難であり、例えば、成形型の成形面の微細な凹凸形状を潰してしまうことがあるために、精密な成形型の成形面の形状を設計通りに光学部品に転写することができない。
特開2007−63482号公報
本発明の課題は、精密な成形型の成形面の形状を設計通りに光学部品に転写することができる成形型、該成形型を用いるマイクロレンズの製造方法、及び該方法により製造されるマイクロレンズを提供することである。
本発明は、離型層の膜厚を10〜500nmにすることにより上記課題を解決した。従って、本発明の要旨は、
[1] 膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする成形型、
[2] 前記[1]記載の成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法、及び
[3] 前記[2]記載の製造方法により製造されるマイクロレンズ
に関する。
[1] 膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする成形型、
[2] 前記[1]記載の成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法、及び
[3] 前記[2]記載の製造方法により製造されるマイクロレンズ
に関する。
本発明によれば、精密な成形型の成形面の形状を設計通りに光学部品に転写することができる成形型、該成形型を用いるマイクロレンズの製造方法、及び該方法により製造されるマイクロレンズを提供することができる。
本発明の成形型は、膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする。本発明において、「成形型の成形面」とは、例えば、マイクロレンズの成形に用いる場合、所定のマイクロレンズ形状と逆の形状を有する成形型の表面のことをいい、「離型層」とは、該成形型の成形面上に形成され、かつ成形対象物を成形型から容易に離すことができる層であって、精密な成形型の成形面の形状を設計通りにマイクロレンズに転写することができるように設けられる層のことをいう。
本発明において、成形型を形成する基材は、Ni、Al、青板ガラス、石英、シリコーンウエハ、ポリイミド及びポリカーボネートからなる群より選択されることが好ましい。例えば、これらの表面に電子線描画、切断、レーザー等の方法を用いて所定の形状を加工して成形型を得ることができる。また、所定の形状を有する原版に対してNi、Al等を電鋳する方法を用いて成形型を得ることもできる。なかでも、一度に大きな面積を比較的簡便に作製することができるという生産性の観点から、電鋳を用いた金属メッキで得られるNi成形型を用いることが好ましい。
本発明の好ましい態様において、成形型の製造方法は、(a)マイクロレンズと同一の形状を有する原版を作製する工程、及び(b)該原版を用いてマイクロレンズと逆の形状を有する成形型を作製する工程を含む。
工程(a)において、原版は、青板ガラス、石英、シリコーンウエハ、ポリイミド等であることが好ましい。また、電子線描画、露光、切断、レーザー照射等の方法を用い、所定のマイクロレンズと同一の形状を加工して原版を作製することができる。ここで、マイクロレンズは、直径2〜100μm、高さ2〜100μmを有することが好ましい。
工程(b)において、マイクロレンズ形状を有する原版と逆の形状を有する成形型は、Al、Ni等を用いた電鋳によって、原版の表面に金属を電解メッキした後、原版からメッキ金属を離型して作製することができる。
本発明において、離型層は、上記成形型の成形面に形成されて微細な光学部材が製造できるような層であればよく、好ましくは後述されるフッ素系樹脂を含む分散液を成形型の成形面に塗布、乾燥、及び焼成して形成されてなる。
フッ素系樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、及びテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)からなる群より選択されることが好ましい。溶融加工性の観点から、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)が好ましく、さらに表面粗さの観点から、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)が好ましい。
また、フッ素系樹脂の形態は、分散液を用いて塗布、乾燥及び焼成する点から、粒子であることが好ましい。
フッ素系樹脂粒子の平均粒子径は、離型層の薄膜化及び表面粗さの観点から、好ましくは50〜500nm、より好ましくは250nm以下であることが好ましい。平均粒子径は大塚電子社製ELS−8000を用いて測定することができる。
フッ素系樹脂粒子は、分散液中に含まれることが好ましく、分散液の媒体は、フッ素系樹脂粒子が分散する液体であれば、特に限定されないが、例えば水が好ましい。
分散液中のフッ素系樹脂粒子の濃度は、離型層の薄膜化と成形物の離型性の観点から、好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜3重量%、さらに好ましくは1〜3重量%である。
上記分散液の25℃における粘度は、離型層の薄膜化の観点から、好ましくは1〜2mPa・s、より好ましくは1〜1.4mPa・sである。粘度は、Thermo HAAKE社製 HAAKE Rheo Stress600を用いて測定することができる。
上記分散液は、本発明の効果を損なわない範囲で、界面活性剤としてのポリオキシエチレンアルキルエーテル等の任意成分を含んでいてもよい。
上記分散液の塗布方法は、ディップコート法、スピンコート法、スプレー塗工法等の一般的な方法であれば、特に限定されない。
乾燥方法は、分散液の媒体が蒸発する条件であれば、特に限定されないが、60〜300℃で1〜60分間行うことが好ましい。
焼成方法は、フッ素系樹脂粒子が溶融する温度であれば、特に限定されないが、通常、260〜380℃で5〜30分間行うことが好ましい。溶融が不十分である場合は得られる膜にクラックが生じたり、膜の表面粗さが大きくなる。また、焼成しすぎる場合はフッ素系樹脂粒子が分解してしまう。
上記によって、成形型の成形面に離型層を形成することができる。離型層の膜厚は、成形物を設計通りに作製することおよび成形物の特性の観点から、10〜500nmであり、好ましくは10〜300nm、より好ましくは10〜100nmである。離型層の膜厚は、成形型の断面について透過型電子顕微鏡を用いて測定することができる。本発明において、上記範囲の膜厚を有する離型層は、成形型の成形面の微細な凹凸形状を潰すことがないように設けられているため、精密な成形型の成形面の形状を設計通りに光学部品に転写することができる。
離型層の表面粗さ(Ra)は、光散乱要因にならない程度の平滑性を有していればよく、好ましくは1〜50nm(入射光の波長の1/20程度)、より好ましくは1〜40nmであることが好ましい。例えば、マイクロレンズにおいて、入射光の波長が850nmである場合は、表面粗さは40nm以下であることが好ましい。なお、表面粗さは原子間力顕微鏡を用いて測定することができる。
本発明の成形型は、マイクロレンズ、光導波路、光学素子等の光学部品の成形に好適に用いることができる。従って、本発明は、上記成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法を提供する。本発明の好ましい態様において、マイクロレンズの製造方法は、好ましくは(a)成形型を樹脂に対して配置する工程、及び(b)プレス手段を用いて樹脂を成形する工程を含む。また、これらの工程(a)と工程(b)は同時に行うこともできる。
上記マイクロレンズの製造方法において、樹脂は、耐熱性および硬化収縮の観点から、スチレン系ポリマー又はエポキシ系ポリマー等であることが好ましく、成形性の観点から樹脂のガラス転移点Tgが120℃以下であることが好ましい。樹脂は、生産性の点から、シート状にして用いることができ、成形型に対応させて適宜配置することができる。
また、プレス手段を用いて樹脂を成形する際の圧力、温度等は樹脂により適宜選択される。また、必要により、系中を真空にしてもよい。例えば、スチレン系ポリマーを用いる場合、真空度は10hPa以下、圧力は0.2MPa以上、温度は140℃以上、温度は2分間以上のような条件下でプレス成形することがマイクロレンズの形状転写性の観点から好ましい。
また、本発明は上記製造方法により製造されるマイクロレンズを提供するものである。例えば、マイクロレンズは、レンズ径2〜100μm、レンズ高2〜100μmであることが好ましい。また、マイクロレンズを成形する場合の離型層の膜厚は、10〜500nmであり、10〜300nmであることが好ましい。10nmより薄い場合はプレス成形の際の離型性が低下する傾向があり、300nmより厚い場合はマイクロレンズの輝度が低下する傾向がある。
実施例1
マイクロレンズと同一の形状を有する原版を作製するために、ポリイミドの原版について、エキシマレーザーを用いて直径10μm、高さ5μmのマイクロレンズ形状を加工して、次に該原版を用いてNiの電鋳を行いマイクロレンズと逆の形状を有するNi成形型(たて5cm×よこ5cm×厚さ120μm)を作製した。次にFEPを含む水性分散液(三井デュポンフロロケミカル社製、FEP−120JR、平均粒子径210nm)を粘度1.0mPa・s(25℃)、FEP濃度0.1重量%になるように水で希釈した分散液をスピンコート法により該Ni成形型の形成面に、塗布して80℃5分間乾燥してさらに350℃15分間焼成することで膜厚10nmの離型層を形成して成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは、5nmであった。
マイクロレンズと同一の形状を有する原版を作製するために、ポリイミドの原版について、エキシマレーザーを用いて直径10μm、高さ5μmのマイクロレンズ形状を加工して、次に該原版を用いてNiの電鋳を行いマイクロレンズと逆の形状を有するNi成形型(たて5cm×よこ5cm×厚さ120μm)を作製した。次にFEPを含む水性分散液(三井デュポンフロロケミカル社製、FEP−120JR、平均粒子径210nm)を粘度1.0mPa・s(25℃)、FEP濃度0.1重量%になるように水で希釈した分散液をスピンコート法により該Ni成形型の形成面に、塗布して80℃5分間乾燥してさらに350℃15分間焼成することで膜厚10nmの離型層を形成して成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは、5nmであった。
この成形型をポリスチレンシートに対して配置した後、真空プレス機:ニチゴーモートン社製 V130を用いて、真空度5hPa、圧力0.5MPaで160℃2分間プレス成形を行い、マイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについてディスプレイパネルにマイクロレンズを設置し、輝度計(BM−9、トプコンテクノハウス社製)を用いて、パネル直上に対して、検出角0.2°の範囲で、かつパネルと輝度計の距離が350mmとなるようにして輝度を評価した。マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
実施例2
分散液の粘度を1.2mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を0.2重量%にした以外は、実施例1と同様にして膜厚50nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に、実施例1と同様にマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
分散液の粘度を1.2mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を0.2重量%にした以外は、実施例1と同様にして膜厚50nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に、実施例1と同様にマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
実施例3
分散液の粘度を1.4mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を1重量%にし、ディップコート法を用いた以外は実施例1と同様にして膜厚300nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
分散液の粘度を1.4mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を1重量%にし、ディップコート法を用いた以外は実施例1と同様にして膜厚300nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
実施例4
分散液の粘度を1.5mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を2.6重量%にした以外は実施例3と同様にして膜厚500nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
分散液の粘度を1.5mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度を2.6重量%にした以外は実施例3と同様にして膜厚500nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
実施例5
PFAを含む水性分散液(ダイキン工業社製 ネオフロンPFAディスパージョンAD2CR;平均粒子径500nm)を用いて分散液の粘度を1.4mPa・s(25℃)、分散液中のPFA濃度を2.5重量%とした以外は実施例3と同様にして膜厚300nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは50nmであった。更に実施例1と同様にして、マイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
PFAを含む水性分散液(ダイキン工業社製 ネオフロンPFAディスパージョンAD2CR;平均粒子径500nm)を用いて分散液の粘度を1.4mPa・s(25℃)、分散液中のPFA濃度を2.5重量%とした以外は実施例3と同様にして膜厚300nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは50nmであった。更に実施例1と同様にして、マイクロレンズを製造した。製造されたマイクロレンズについて実施例1と同様に輝度を評価し、マイクロレンズ設置による輝度増加量が70%以上であると判断できたため、マイクロレンズが精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されていることを確認した。
比較例1
分散液の粘度を0.9mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度0.02重量%とした以外は実施例1と同様にして膜厚5nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造したが、成形型の成形面に形成された離型層が部分的に薄くなっていたために、成形型からの離型性が低下し、マイクロレンズが部分的に成形されない欠陥が生じて輝度が15%低下した。
分散液の粘度を0.9mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度0.02重量%とした以外は実施例1と同様にして膜厚5nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。更に実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造したが、成形型の成形面に形成された離型層が部分的に薄くなっていたために、成形型からの離型性が低下し、マイクロレンズが部分的に成形されない欠陥が生じて輝度が15%低下した。
比較例2
分散液の粘度を2.1mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度10重量%とした以外は実施例3と同様にして膜厚700nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造したが、成形型の成形面に形成された離型層が厚く製膜されたために、マイクロレンズは精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されてはおらず、輝度が10%低下した。
分散液の粘度を2.1mPa・s(25℃)、分散液中のFEP濃度10重量%とした以外は実施例3と同様にして膜厚700nmの離型層が形成された成形型を得た。なお、離型層の表面粗さは5nmであった。実施例1と同様にしてマイクロレンズを製造したが、成形型の成形面に形成された離型層が厚く製膜されたために、マイクロレンズは精密な成形型の成形面の形状に対応して設計通りに成形されてはおらず、輝度が10%低下した。
なお、実施例1〜5及び比較例1〜2において、離型層の膜厚は透過型電子顕微鏡(日立製作所製)を用いて測定し、離型層の表面粗さは原子間力顕微鏡(日本ビーコ株式会社製)を用いて測定した。
本発明の成形型は、例えば、マイクロレンズ、光導波路、光学素子等の光学部品の成形に好適に用いることができる。
Claims (9)
- 膜厚10〜500nmのフッ素系樹脂を含む離型層が成形型の成形面に形成されてなることを特徴とする成形型。
- 前記フッ素系樹脂がポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、及びテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体からなる群より選択される、請求項1記載の成形型。
- 前記離型層の表面粗さ(Ra)が1〜50nmである、請求項1又は2記載の成形型。
- 前記成形型を形成する基材が、Ni、Al、青板ガラス、石英、シリコーンウエハ、ポリイミド及びポリカーボネートからなる群より選択される、請求項1〜3いずれか記載の成形型。
- 前記離型層が、前記フッ素系樹脂を含む分散液を成形型の成形面に塗布、乾燥、及び焼成して形成されてなる、請求項1〜4いずれか記載の成形型。
- 前記分散液の25℃における粘度が1〜2mPa・sである、請求項5記載の成形型。
- 請求項1〜6いずれか記載の成形型を用いて樹脂を成形してマイクロレンズを製造する、マイクロレンズの製造方法。
- 前記樹脂がスチレン系ポリマーである、請求項7記載の製造方法。
- 請求項7又は8記載の製造方法により製造されるマイクロレンズ。
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