[go: up one dir, main page]

JP2009281328A - 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009281328A
JP2009281328A JP2008135670A JP2008135670A JP2009281328A JP 2009281328 A JP2009281328 A JP 2009281328A JP 2008135670 A JP2008135670 A JP 2008135670A JP 2008135670 A JP2008135670 A JP 2008135670A JP 2009281328 A JP2009281328 A JP 2009281328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
catalyst
cylinder
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008135670A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Ishida
真規 石田
Koji Ide
宏二 井手
Naoto Kato
直人 加藤
Shuntaro Okazaki
俊太郎 岡崎
Yasuyuki Tatsumi
康之 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008135670A priority Critical patent/JP2009281328A/ja
Publication of JP2009281328A publication Critical patent/JP2009281328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】気筒間空燃比ばらつき異常を精度良く検出する。
【解決手段】本発明に係る気筒間空燃比ばらつき異常検出装置は、多気筒内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比をそれぞれ検出する第1及び第2の空燃比センサと、第2の空燃比センサに設けられ、排気中に含まれる少なくとも水素を酸化して浄化する触媒要素と、第1及び第2の空燃比センサの出力差ΔVに基づいて、気筒間空燃比ばらつき異常の有無を判定する異常判定手段とを備える。一部の気筒でインジェクタ等が故障し、空燃比がリッチ側にずれると、排気中の水素量が増加し、第1及び第2の空燃比センサの出力Vf,Vcの間に差ΔVが発生する。よってこの出力差ΔVに基づいて気筒間空燃比ばらつき異常を検出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常を検出するための装置に係り、特に、多気筒内燃機関において気筒間の空燃比が比較的大きくばらついていることを検出する装置に関する。
一般に、触媒を利用した排気浄化システムを備える内燃機関では、排気中有害成分の触媒による浄化を高効率で行うため、内燃機関で燃焼される混合気の空気と燃料との混合割合、すなわち空燃比のコントロールが欠かせない。こうした空燃比の制御を行うため、内燃機関の排気通路に空燃比センサを設け、これによって検出された空燃比を所定の目標空燃比に一致させるようフィードバック制御を実施している。
一方、多気筒内燃機関においては、通常全気筒に対し同一の制御量を用いて空燃比制御を行うため、空燃比制御を実行したとしても実際の空燃比が気筒間でばらつくことがある。このときばらつきの程度が小さければ、空燃比フィードバック制御で吸収可能であり、また触媒でも排気中有害成分を浄化処理可能なので、排気エミッションに影響を与えず、特に問題とならない。しかし、例えば一部の気筒の燃料噴射系が故障するなどして、気筒間の空燃比が大きくばらつくと、排気エミッションを悪化させてしまい、問題となる。このような排気エミッションを悪化させる程の大きな空燃比ばらつきは異常として検出するのが望ましい。特に自動車用内燃機関の場合、排気エミッションの悪化した車両の走行を未然に防止するため、気筒間空燃比ばらつき異常を車載状態(オンボード)で検出することが要請されており、最近ではこれを法規制化する動きもある。
特許文献1には、エンジンの排気管集合部に単一の空燃比センサを配設した多気筒エンジンにおいて、各気筒毎の個別空燃比を算出して気筒毎に空燃比を制御するエンジンの制御装置が開示されている。これにおいては、空燃比センサの出力信号に基づいて空燃比を算出し、この算出した空燃比を所定範囲の周波数成分に分析し、この分析された周波数成分に基づいて気筒別の空燃比を推定している。
特開2000−220489号公報
特許文献1に記載の装置のように気筒別の空燃比を推定できれば、これら空燃比同士を比較することで空燃比ばらつき異常を検出できる可能性がある。しかしながら、特許文献1に記載の装置では、空燃比ばらつきに起因する空燃比の変動のみをノイズと分離して検出するのが難しく、そのノイズの影響で、周波数分析の結果ひいては気筒別空燃比の推定値に誤差が生じ、結果的に空燃比ばらつき異常を精度良く検出できないという問題がある。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、気筒間空燃比ばらつき異常を精度良く検出することができる多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
多気筒内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比をそれぞれ検出する第1及び第2の空燃比センサと、
前記第2の空燃比センサに設けられ、排気中に含まれる少なくとも水素を酸化して浄化する触媒要素と、
前記第1及び第2の空燃比センサの出力差に基づいて、気筒間空燃比ばらつき異常の有無を判定する異常判定手段と
を備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置が提供される。
多気筒のうちの一部の気筒で空燃比がリッチ側にずれると、排気中の水素濃度が極端に増加する傾向がある。一方、水素を含む排気ガスが触媒要素を通過すると水素が酸化して浄化される。よって触媒要素を通過せず、水素が浄化されていない排気ガスを検出する第1の空燃比センサの出力は、触媒要素を通過して水素が浄化された排気ガスを検出する第2の空燃比センサの出力よりも、水素の影響でリッチ側にずれる。そこでこの特性を利用し、両センサの出力差に基づいて気筒間空燃比ばらつき異常の有無が判定される。ノイズの影響を受けづらく、気筒間空燃比ばらつき異常を精度良く検出することができる。
好ましくは、前記異常判定手段が、前記出力差を所定の異常判定値と比較して気筒間空燃比ばらつき異常の有無を判定するものであり、前記気筒間空燃比ばらつき異常検出装置が、前記内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、当該吸入空気量の検出値に応じて前記異常判定値を変更するか又は前記出力差を補正する手段とをさらに備える。
本発明者らの研究結果によれば、空燃比ばらつき度合いが一定であっても、吸入空気量が少ない場合と多い場合とでは、前者より後者の方が出力差が大きくなることが判明した。よって検出精度向上の観点から、検出された吸入空気量の値に応じて、異常判定値を変更するか、又は出力差を補正するのが好ましい。こうすることにより運転条件の相違を加味した検出を行え、運転条件の相違による誤検出を未然に防止することができる。
好ましくは、前記気筒間空燃比ばらつき異常検出装置が、前記内燃機関が過渡運転状態にあるか否かを判定する過渡判定手段と、前記内燃機関が過渡運転状態にあると前記過渡判定手段により判定されたとき、前記異常判定手段による判定を禁止させる過渡運転時禁止手段とをさらに備える。
加速或いは減速といった内燃機関の過渡運転時には、所謂リッチ外乱或いは空燃比荒れが発生し、空燃比ばらつき異常が発生していないにも拘わらず発生水素量が多くなって大きな出力差が検出され、空燃比ばらつき異常有りと誤判定してしまう可能性がある。よって、内燃機関が過渡運転状態にあるときに異常判定を禁止させるようにすれば、かかる誤判定を未然に防止し検出精度を高めることができる。
好ましくは、前記過渡判定手段が、スロットル開度及び機関回転速度の少なくとも一方の所定時間当たりの変化量が所定値以上であるとき、前記内燃機関が過渡運転状態にあると判定する。
好ましくは、前記気筒間空燃比ばらつき異常検出装置が、前記第1の空燃比センサによって検出された排気空燃比を所定の目標空燃比に一致させるように空燃比をフィードバック制御する空燃比制御手段と、前記目標空燃比がストイキよりリーンであるとき、前記異常判定手段による判定を禁止させるリーン運転時禁止手段とをさらに備える。
目標空燃比をストイキよりリーンとする空燃比制御が実行されていると、空燃比ばらつき異常が発生していても、リッチズレ気筒における発生水素量が少なくなるので、小さな出力差しか得られず、空燃比ばらつき異常無しと誤判定してしまう可能性がある。よって、空燃比制御における目標空燃比がストイキよりリーンであるときに異常判定を禁止させるようにすれば、かかる誤判定を未然に防止し検出精度を高めることができる。
好ましくは、前記出力差が、前記第1及び第2の空燃比センサの出力の極大ピーク同士の差及び極小ピーク同士の差の少なくとも一方からなる。
気筒間空燃比ばらつきが発生した場合、第1の空燃比センサの出力及び第2の空燃比センサの出力は、同一空燃比相当の値を中心に同一周期で振動するようになるが、振動の振幅は後者より前者の方が大きく、また後者の振動は前者の振動よりある時間差をもって遅れる。よって出力差としては、同一タイミングにおける出力差ではなく、両者の極大ピークが個々に発生したタイミングでの極大ピーク同士の差、及び両者の極小ピークが個々に発生したタイミングでの極小ピーク同士の差の少なくとも一方とするのが好ましい。こうすることにより、両出力の時間差の影響を受けずにより高精度に空燃比ばらつき異常を検出することができる。
好ましくは、前記第1及び第2の空燃比センサが、前記排気通路の長手方向における同一位置に配置されている。
また好ましくは、前記排気通路に排気ガスを浄化するための触媒が設けられ、前記第1及び第2の空燃比センサが前記触媒の上流側に配置されている。
本発明の別の態様によれば、
多気筒内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比をそれぞれ検出する第1及び第2の空燃比センサと、
前記第2の空燃比センサに設けられ、排気中に含まれる少なくとも水素を酸化して浄化する触媒要素と、
前記第1及び第2の空燃比センサの各出力に基づいて、前記第1の空燃比センサの出力を補正する補正手段と
を備えたことを特徴とする空燃比センサの出力補正装置が提供される。
本発明者らは、上述の原理を応用した空燃比センサの出力補正装置を創案した。即ち、触媒要素のない第1の空燃比センサの出力については、水素反応による応答遅れがないという利点があるものの、水素影響により出力が真の値からずれるという欠点がある。これに対し、触媒要素のある第2の空燃比センサの出力については、逆に、水素反応による応答遅れがあるという欠点があるものの、水素影響による出力ずれがないという利点がある。制御上好ましい空燃比センサ出力は、両者の欠点が無く利点を兼ね備えた出力であるということが言え、即ち、位相については第1の空燃比センサと同等で、大きさについては第2の空燃比センサと同等な出力であるということが言える。そこでこのような空燃比センサ出力を得られるように、本発明の別の態様では、第1及び第2の空燃比センサの各出力に基づいて、第1の空燃比センサの出力を補正する。これにより制御上好ましい第1の空燃比センサの出力を得ることができ、第1の空燃比センサの出力に基づく空燃比制御等を好適に実行することができる。
好ましくは、前記補正手段が、前記第1及び第2の空燃比センサの出力の極大ピーク及び極小ピークの少なくとも一方に基づいて前記第1の空燃比センサの出力を補正する。
前述したように、第2の空燃比センサの出力は第1の空燃比センサの出力よりも遅れる。よって同一タイミングでなく、各極大ピーク又は各極小ピークが発生したタイミングでの極大ピーク及び極小ピークの少なくとも一方に基づいて第1の空燃比センサの出力を補正することとすれば、好適な出力補正が実現可能となる。
本発明によれば、気筒間空燃比ばらつき異常を精度良く検出することができるという、優れた効果が発揮される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関の概略図である。図示されるように、内燃機関1は、シリンダブロック2に形成された燃焼室3の内部で燃料および空気の混合気を燃焼させ、燃焼室3内でピストンを往復移動させることにより動力を発生する。本実施形態の内燃機関1は自動車用の多気筒内燃機関であり、より具体的には並列4気筒の火花点火式内燃機関即ちガソリンエンジンである。但し本発明が適用可能な内燃機関はこのようなものに限られず、多気筒内燃機関であれば気筒数、形式等は特に限定されない。
図示しないが、内燃機関1のシリンダヘッドには吸気ポートを開閉する吸気弁と、排気ポートを開閉する排気弁とが気筒ごとに配設されており、各吸気弁および各排気弁はカムシャフトによって開閉させられる。シリンダヘッドの頂部には、燃焼室3内の混合気に点火するための点火プラグ7が気筒ごとに取り付けられている。
各気筒の吸気ポートは気筒毎の枝管4を介して吸気集合室であるサージタンク8に接続されている。サージタンク8の上流側には吸気管13が接続されており、吸気管13の上流端にはエアクリーナ9が設けられている。そして吸気管13には、上流側から順に、吸入空気量を検出するためのエアフローメータ5と、電子制御式のスロットルバルブ10とが組み込まれている。吸気ポート、枝管、サージタンク8及び吸気管13により吸気通路が形成される。
シリンダヘッドには、燃焼室3内に直接燃料噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)12が気筒ごとに配設されている。ピストン4の上面には図示しない凹部が形成され、インジェクタ12から凹部に向けて燃料を噴射することにより、点火プラグ7の近傍にリッチな混合気層を形成すると共にその周囲にリーンな混合気層を形成し、所謂リーンバーン運転を実現可能となっている。
一方、各気筒の排気ポートは排気マニフォールド14に接続される。排気マニフォールド14は、その上流部をなす気筒毎の枝管14aと、その下流部をなす排気集合部14bとからなる。排気集合部14bの下流側には排気管6が接続されている。排気ポート、排気マニフォールド14及び排気管6により排気通路が形成される。排気管6には三元触媒からなる触媒11が取り付けられている。
触媒11の上流側及び下流側にそれぞれ排気ガスの空燃比を検出するための空燃比センサ、即ち触媒前センサ17及び触媒後センサ18が設置されている。これら触媒前センサ17及び触媒後センサ18は、触媒11の直前及び直後の位置の排気通路に設置され、排気中の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する。このように、排気合流部となる排気通路に単一の触媒前センサ17が設置されている。
また、触媒11の上流側、特に直前位置の排気通路に、触媒付触媒前センサ30が設置されている。触媒付触媒前センサ30は、触媒前センサ17と同じ構成の空燃比センサに触媒要素を設けたものであり、具体的にはそのセンサ素子に触媒層を設けたものである。触媒付触媒前センサ30も触媒前センサ17と同様、排気中の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する。本実施形態において、触媒付触媒前センサ30は、排気通路の長手方向において、触媒前センサ17と同一位置に配置されている。触媒前センサ17が本発明にいう第1の空燃比センサをなし、触媒付触媒前センサ30が本発明にいう第2の空燃比センサをなす。
なお本実施形態では、触媒後センサ18の下流側にも、触媒11と同様の三元触媒からなる触媒19が取り付けられている。
上述の点火プラグ7、スロットルバルブ10及びインジェクタ12等は、制御手段としての電子制御ユニット(以下ECUと称す)20に電気的に接続されている。ECU20は、何れも図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポート、および記憶装置等を含むものである。またECU20には、図示されるように、前述のエアフローメータ5、触媒前センサ17、触媒後センサ18のほか、内燃機関1のクランク角を検出するクランク角センサ16、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ15、その他の各種センサが図示されないA/D変換器等を介して電気的に接続されている。ECU20は、各種センサの検出値等に基づいて、所望の出力が得られるように、点火プラグ7、スロットルバルブ10、インジェクタ12等を制御し、点火時期、燃料噴射量、燃料噴射時期、スロットル開度等を制御する。なおスロットル開度はアクセル開度に応じた開度に制御され、アクセル開度が大きくなるほどスロットル開度も大きくなる。ECU20はクランク角センサ16の検出値に基づき、内燃機関1の回転速度を計算する。
触媒11,19は、流入する排気ガスの空燃比A/Fが理論空燃比(ストイキ、例えばA/F=14.6)近傍のときに排気中の有害成分であるNOx ,HCおよびCOを同時に浄化する。この三者を同時に高効率で浄化できる空燃比の幅(ウィンドウ)は比較的狭い。加えて、触媒11,19と、触媒付触媒前センサ30の触媒要素とは、排気中に混入する水素H2も酸化(燃焼)して浄化する。
触媒前センサ17は所謂広域空燃比センサからなり、比較的広範囲に亘る空燃比を連続的に検出可能である。図2には触媒前センサ17の出力特性を示す。図示するように、触媒前センサ17は、検出した排気空燃比に比例した大きさの電圧信号Vfを出力する。排気空燃比がストイキであるときの出力電圧はVreff(例えば約3.3V)であり、このストイキを境に空燃比−電圧特性の傾きが変化する。かかる出力特性は触媒付触媒前センサ30についても同様である。触媒付触媒前センサ30の出力電圧をVcとし、そのストイキ相当値を触媒前センサ17と同じ値であるVreffとする。
他方、触媒後センサ18は所謂O2センサからなり、ストイキを境に出力値が急変する特性を持つ。図3には触媒後センサ18の出力特性を示す。図示するように、触媒後センサ18の出力電圧Vrはストイキを境に過渡的に変化し、検出した排気空燃比がストイキよりリーンのときには0.1V程度の低い電圧を示し、検出した排気空燃比がストイキよりリッチのときには0.9V程度の高い電圧を示す。これらのほぼ中間の電圧Vrefr=0.45Vをストイキ相当値とし、センサ出力電圧がVrefrより高いときには排気空燃比はストイキよりリッチ、センサ出力電圧がVrefrより低いときには排気空燃比はストイキよりリーンというように、排気空燃比を検出している。
図4に触媒付触媒前センサ30のセンサ素子の断面を示す。センサ素子60は、絶縁層61と、絶縁層61に固着された板状の固体電解質62と、この固体電解質62の表裏面に互いに対向するよう設置された一対の電極63,64とを備える。例えば、絶縁層61はアルミナ等の高熱伝導性セラミックスからなり、固体電解質62は部分安定化ジルコニア製のシートからなる。電極63,64は白金からなる。絶縁層61のうち、内側の電極64に対面する部位には大気室65が形成されており、電極64が大気に晒されるようになっている。絶縁層61にはヒータ66が埋設されている。排気側電極63及び固体電解質62の上に、例えば多孔質セラミックからなる拡散抵抗層68が積層され、拡散抵抗層68の上に遮蔽層69が積層されている。素子雰囲気の排ガスは、拡散抵抗層68の入口面68aから拡散抵抗層68の内部に浸入し、拡散抵抗層68の内部を拡散して排気側電極63に至る。このとき排気側電極63に到達したガスの酸素濃度に応じた限界電流が電極63,64間に流れ、この限界電流に基づきセンサ出力が構築される。
触媒付触媒前センサ30は、拡散抵抗層68の入口面68aに、触媒要素としての触媒層70を設けたものである。この触媒層70によって排気中の水素が浄化され、水素が除かれたガスが排気側電極63に到達して検知される。触媒層70は、触媒11,19と同様、活性点をなす貴金属(Pt等)を含み、水素の他、他の排気中有害成分(NOx、HC、CO)をも浄化可能である。ガスは触媒層70を通過可能である。この触媒付触媒前センサ30から触媒層70を除いたものが触媒前センサ17の構成である。即ち触媒前センサ17には触媒層70(触媒要素)が設けられていない。
ここで燃焼室3から排出された排気中に水素が含まれている場合、この水素が含まれた排気ガスの空燃比即ち第1の排気空燃比が、第1の空燃比センサである触媒前センサ17によって検出される。一方、この水素を含む排気ガスが触媒層70を通過すると、排気中の水素が触媒層70によって浄化される。この触媒層70を通過した後の、水素が浄化された排気ガスの空燃比即ち第2の排気空燃比が、第2の空燃比センサである触媒付触媒前センサ30によって検出される。
一方、燃焼室3内の混合気ひいては排気ガスの空燃比がECU20により制御される。この空燃比制御は、触媒前センサ17によって検出された排気空燃比を所定の目標空燃比に一致させるようにする主空燃比フィードバック制御と、触媒後センサ18によって検出された排気空燃比を目標空燃比に一致させるようにする補助空燃比フィードバック制御とからなる。通常、目標空燃比はストイキに等しく設定され、即ちストイキ制御ないしストイキ運転が行われ、触媒11,19にストイキ近傍の排気ガスを供給して排気中の有害成分(NOx、HC、CO)を触媒11,19により高効率で浄化するようにしている。しかしながら、燃費要求の高いような運転状態では、ストイキよりリーンな目標空燃比が設定されることもあり、即ちリーンバーン制御ないしリーンバーン運転が行われることもある。このとき触媒11,19で浄化しきれないNOxは、排気通路に設置された図示しないNOx触媒で浄化される。
次に、本実施形態における気筒間空燃比ばらつき異常検出について説明する。
例えば、インジェクタ等の燃料供給系やエアフローメータ等の空気系に全気筒に影響を及ぼすような異常が発生した場合、主空燃比フィードバック制御の補正量の絶対値が大きくなるため、これをECUでモニタすることでその異常を検出できる。例えば、ストイキ制御中、燃料噴射量が全体的にストイキ相当量より5%ずれている(即ち、全ての気筒において燃料噴射量がストイキ相当量より5%ずつずれている)と、主空燃比制御におけるフィードバック補正量はその5%ズレを補正するような値、即ち−5%相当の補正量となり、これにより燃料供給系若しくは空気系が5%ずれていることを検出することができる。そしてこのフィードバック補正量が比較的大きい所定値以上となったときに、燃料供給系若しくは空気系が全体として異常であることを検出することができる。
一方、燃料供給系や空気系が全体的にずれているのではなく、気筒間にばらつき(インバランス:imbalance)が発生している場合を考える。図5は、1気筒(#1気筒)のみが他の3気筒(#2〜#4気筒)よりも空燃比リッチ側にずれている場合を示す。例えば、#1気筒のインジェクタに異常が発生し、#1気筒の燃料噴射量がストイキ相当から大きく20%ずれており、他方、#2〜#4気筒では正常で、燃料噴射量がストイキ相当であるとする。このときトータルで見れば20%のずれであり(20+0+0+0=20)、これは、全気筒が5%ずつずれているときと同じとなるはずである(5+5+5+5=20)。
しかし、1気筒のみ大きくリッチ側にずれているときの方が、全気筒で少なく均等にリッチ側にずれているときよりも、燃焼室から発生する水素量が多くなる。そしてこの水素量が多くなった分、排気中の酸素濃度が減少することから、触媒前センサ17の出力Vfは、1気筒のみずれているときの方が全気筒均等にずれているときよりもリッチ側にずれることとなる。
図6には、ストイキ相当量を基準噴射量Qsとした場合のある1気筒におけるインバランス割合(%)と、当該1気筒の燃焼室で発生する水素量(g)との関係を示す。図示するように、インバランス割合が増加するほど、発生水素量は二次関数的に増加する。よって1気筒のみリッチ側に20%ずれた場合の方が、全気筒が5%ずつずれた場合よりトータルでの発生水素量が多くなり、触媒前センサ出力Vfはよりリッチ側の値を示すようになる。
ここでインバランス割合(%)とは、気筒間空燃比のばらつき度合いに関するパラメータである。即ち、インバランス割合とは、全気筒のうちある1気筒のみが燃料噴射量ズレを起こしている場合に、その燃料噴射量ズレを起こしている気筒(インバランス気筒)の燃料噴射量がどれくらいの割合で、燃料噴射量ズレを起こしていない気筒(バランス気筒)の燃料噴射量即ち基準噴射量からズレているかを示す値である。インバランス割合をIB、インバランス気筒の燃料噴射量をQib、バランス気筒の燃料噴射量即ち基準噴射量をQsとすると、IB=(Qib−Qs)/Qsで表される。インバランス割合IBが大きいほど、インバランス気筒のバランス気筒に対する燃料噴射量ズレが大きく、空燃比ばらつき度合いは大きい。
トータルとして同等のずれであっても、気筒間に空燃比ばらつきのある場合の方が、全体がずれている場合よりもエミッションが悪化する。例えば後者で、全気筒が5%ずつずれている場合には、例えば補助空燃比フィードバック制御で−5%の補正を行えば、全気筒一律に5%ずれを解消することができる。しかし前者で、1気筒のみ20%ずれている場合には、補助空燃比フィードバック制御で−5%の補正をしても、#1気筒=15%、#2気筒=−5%、#3気筒=−5%、#4気筒=−5%のずれとなり、トータルではズレが解消しているように見えるが(15+(−5)+(−5)+(−5)=0)、気筒別に見ればズレているのであり、よって気筒単位でエミッションが悪化する。
一方、主空燃比フィードバック制御では、トータルとしての触媒前空燃比を検出してこれをストイキとするよう制御するため、主空燃比フィードバック制御の補正量からは、気筒間空燃比ばらつきが発生していることを検出することができない。つまり気筒間空燃比ばらつきが発生していても、トータルでのズレ量がゼロであれば補正量もゼロとなり、見掛け上はあたかも主空燃比フィードバック制御が問題なく正常に行われているように見えてしまう。
そこで、本実施形態では、気筒間空燃比ばらつきがある場合に全体がずれている場合よりも水素量が多くなり、触媒前センサ出力Vfがリッチ側にずれるという特性を利用して、以下のようにして気筒間空燃比ばらつき異常を検出することとしている。
排気中に水素が含まれている場合、この排気に、触媒付触媒前センサ30の触媒層70を作用させることにより、排気中の水素を酸化(燃焼)して浄化することができる。そして、触媒層70を通過せず水素が浄化されていない排気の空燃比即ち第1の排気空燃比を第1の空燃比センサたる触媒前センサ17で検出する一方で、触媒層70を通過し水素が浄化された排気の空燃比即ち第2の排気空燃比を第2の空燃比センサたる触媒付触媒前センサ30で検出する。触媒前センサ17の出力Vfは、触媒付触媒前センサ30の出力Vcよりも、水素の影響でリッチ側にずれる。そこでこれらセンサの出力差ΔV=Vc−Vfに基づき、気筒間空燃比ばらつき異常が検出される。
分かり易くいうと、水素影響のない触媒付触媒前センサ出力Vcが真の排気空燃比を反映した値であり、水素影響を含む触媒前センサ出力Vfは、真の排気空燃比に水素分が加わって見掛け上リッチにずれた排気空燃比を反映した値である。言ってしまえば、触媒前センサ17が騙されているのである。一部気筒の残部気筒に対する空燃比リッチずれ量が多いほど、水素分は二次関数的に多くなる。よって触媒前センサ出力Vfが触媒付触媒前センサ出力Vcよりもリッチ側に大きくずれているとき、即ちこれら出力差ΔVが大きいとき、気筒間空燃比ばらつき異常が発生しているとみなせるのである。
以下、この原理に従う気筒間空燃比ばらつき異常検出について詳しく述べる。
図7には、気筒間空燃比ばらつきが発生したときに各気筒から排出される排気ガスの空燃比、即ち機関A/F((A)図)と、これに対応した触媒前センサ出力Vf及び触媒付触媒前センサ出力Vc((B)図)との対応関係を示す。図示例では、ストイキ制御の実行中、#1気筒のみでストイキ相当量より多い燃料が噴射されて排気空燃比がストイキよりリッチとなり(これをaで示す)、他の#2〜#4気筒ではストイキ相当量が噴射されて排気空燃比もストイキとなっている。この場合、#1気筒のリッチな排ガスに応答して、触媒前センサ出力Vf及び触媒付触媒前センサ出力Vcもストイキ相当値Vreffからリッチ側に変化する。このときの変化量は、水素の影響を受ける触媒前センサ出力Vfの方が、水素の影響を受けない触媒付触媒前センサ出力Vcよりも大きい。両出力の差(特に両出力の極小ピーク同士の差)ΔV=Vc−Vfは、#1気筒で発生した水素量の大きさを表し、即ち#1気筒の他の#2〜#4気筒に対するばらつき度合いを表す。そこで、出力差ΔVが所定の異常判定値ΔVs以上であれば、気筒間空燃比ばらつき異常有りと判定し、逆に出力差ΔVが所定の異常判定値ΔVs未満であれば、気筒間空燃比ばらつき異常無しと判定する。
ところで、触媒前センサ17及び触媒付触媒前センサ30の応答性や、排気ガス中の水素濃度は、例えば吸入空気量Ga等といった運転条件に応じて変化する。例えば、吸入空気量Gaが減少するほど両センサの応答性は悪化する。また吸入空気量Gaが増大すると、燃焼温度が上昇し、熱解離が促進されて排気中の水素濃度が増大する。
図8は、かかる運転条件の相違による出力差ΔVの相違を示す。(A)に示す如く空燃比ばらつき度合いが一定であっても、(B)に示す吸入空気量Gaが少ない場合(低Gaの場合)と、(C)に示す吸入空気量Gaが多い場合(高Gaの場合)とでは、前者より後者の方が出力差ΔVが大きくなる。従って、検出精度向上の観点から、エアフローメータ5により検出された吸入空気量Gaの値に応じて、出力差ΔVを補正するか、又はその比較対象である異常判定値ΔVsを変更するのが好ましい。本実施形態では、異常判定値ΔVsを変更するようにしており、即ち、吸入空気量Gaが少ないほど、異常判定値ΔVsはより小さな値となるよう変更される(図14参照)。これにより運転条件の相違を加味した検出を行え、運転条件の相違による誤検出を未然に防止することができる。なお、出力差ΔVを補正する場合には、吸入空気量Gaが少ないほど、出力差ΔVをより大きな値とするよう補正するのが好ましい。
ところで、加速或いは減速といった内燃機関の過渡運転時には、所謂リッチ外乱或いは空燃比荒れが発生し、空燃比ばらつき異常が発生していないにも拘わらず水素が多く発生し大きな出力差ΔVが検出されて、空燃比ばらつき異常有りと誤検出してしまう可能性がある。
図9は、内燃機関の過渡運転時に大きな出力差ΔVが検出されてしまった場合を示す。図示例において、空燃比ばらつき異常が発生しておらず且つストイキ制御が実行されているが、過渡運転の影響で(A)図にbで示すように機関A/Fが一時的にストイキよりもリッチとなり、これに応答して(B)図に示すように触媒前センサ出力Vf及び触媒付触媒前センサ出力Vcもストイキ相当値Vreffからリッチ側に一時的に変化している。このとき、両センサの出力差ΔVが異常判定値ΔVs以上であれば、空燃比ばらつき異常有りと誤判定してしまう。
そこで本実施形態では、内燃機関の過渡運転時には、空燃比ばらつき異常の有無の判定を禁止し、即ち空燃比ばらつき異常の検出を実質的に禁止する。これにより、過渡運転時のリッチ外乱による誤検出を未然に防止し検出精度を高めることができる。
内燃機関が過渡運転状態にあるか否かは、スロットル開度及び機関回転速度の少なくとも一方に基づき判断される。即ち、スロットル開度の所定時間当たりの変化量が所定値以上であること、及び機関回転速度の所定時間当たりの変化量が所定値以上であることの少なくとも一方の条件が成立したとき、内燃機関が過渡運転状態にあると判断され、そうでないときには内燃機関が過渡運転状態にないと判断される。スロットル開度は、スロットルバルブ10に設けられたスロットル開度センサ(図示せず)により検出され、機関回転速度はクランク角センサ16の出力に基づき計算される。なお、アクセル開度センサ15により検出されたアクセル開度の所定時間当たりの変化量が所定値以上であることを、過渡運転状態にあると判断するための条件に含めてもよい。
ところで、本実施形態では、目標空燃比をストイキとするストイキ制御の他、目標空燃比をストイキよりリーンな所定値とするリーンバーン制御が実行可能となっている。かかるリーンバーン制御が実行されていると、空燃比ばらつき異常が発生していても、リッチズレ気筒における発生水素量が少なくなるので、小さな出力差ΔVしか得られず、空燃比ばらつき異常無しと誤検出してしまう可能性がある。
図10は、リーンバーン制御時に空燃比ばらつき異常が発生しているにも拘わらず小さな出力差ΔVしか検出されなかった場合を示す。図示例において、目標空燃比は(A)に示す如くストイキよりリーンな所定値に設定されているが、#1気筒が異常で目標空燃比相当量より多い燃料が噴射されている(c参照)。他の#2〜#4気筒では目標空燃比相当量の燃料が噴射されている。この場合、#1気筒の、目標空燃比よりリッチな排ガスに応答して、触媒前センサ出力Vf及び触媒付触媒前センサ出力Vcも目標空燃比相当値(>Vreff)からリッチ側に変化するが、両出力の差ΔVは小さい。このとき出力差ΔVが異常判定値ΔVs未満であれば、空燃比ばらつき異常無しと誤判定してしまう。
そこで本実施形態では、主空燃比フィードバック制御の目標空燃比がストイキよりリーンであるときには、空燃比ばらつき異常の有無の判定を禁止し、即ち空燃比ばらつき異常の検出を実質的に禁止する。これにより、リーンバーン制御により発生水素量が少なくなったことに起因する誤検出を未然に防止し、検出精度を高めることができる。
ところで、気筒間空燃比ばらつきが発生した場合の触媒前センサ17の実際の出力波形は図11に示す通りとなる。図中、(A)図はクランク角(°CA)、(B)図はストイキ制御中の触媒前センサ出力Vfを空燃比に換算してなる触媒前空燃比A/Ffを示す。図示するように、触媒前空燃比A/Ffはストイキを中心として1エンジンサイクル(=720°CA)を1周期としつつ振動する傾向にあるが、気筒間空燃比ばらつきが発生すると、その度合いに応じて、振動の振幅が大きくなる。(B)の線図d,e,fはそれぞればらつき無し、1気筒のみ20%のインバランス割合でリッチずれ、及び1気筒のみ50%のインバランス割合でリッチずれの場合を示す。見られるように、ばらつき度合いが大きくなるほど振動の振幅が大きくなる。そしてその振幅は、水素の影響により、リーン側よりもリッチ側の方が大きくなる傾向にある。
ここで、触媒付触媒前センサ30については、水素の影響を受けないことから、同一のばらつき度合いに対して触媒前センサ17のときよりも振動の振幅が小さくなる傾向にある。これを図示したのが図12である。図12に示すように、同一の空燃比ばらつき度合いに対して、触媒付触媒前センサ出力Vcは、触媒前センサ出力Vfよりも小さな振幅で振動する。但しストイキ相当値Vreffを中心として振動する点、及び1エンジンサイクルを1周期とする点では触媒前センサ出力Vfと同様である。触媒付触媒前センサ30では触媒層70で水素の酸化反応等が起こるため、その反応時間を要する分、応答が触媒前センサ17より遅れる傾向にある。図中のtdはこの遅れ時間を示す。
このように触媒前センサ出力Vfと触媒付触媒前センサ出力Vcとの間には時間差があるため、出力差ΔVを検出する際には、同一タイミングでなく、両者の極大ピーク又は極小ピークが個々に発生したタイミングでその極大ピーク又は極小ピークを検出し、その極大ピーク又は極小ピーク同士の差を算出して、これを出力差ΔVとするのが好ましい。ここで、極大ピークについては添字maxを用いて表し、極小ピークについては添字minを用いて表す。例えば、触媒前センサ出力Vfの極大ピークはVfmax、触媒前センサ出力Vfの極小ピークはVfminで表される。また、触媒前センサ出力の極大ピークVfmaxと、触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmaxとの差はΔVmaxで表される。
特に、ストイキよりリッチ側で水素の発生が顕著となることから、リッチ側の極小ピーク同士の出力差ΔVminは、リーン側の極大ピーク同士の出力差ΔVmaxより大きくなる傾向がある。本実施形態は、水素影響の有無によるセンサ出力差を利用して空燃比ばらつき異常を検出するものであるから、水素影響の少ないリーン側よりは水素影響の多いリッチ側の方が検出に好ましい。よって、少なくとも極小ピーク同士の出力差ΔVminに基づいて、空燃比ばらつき異常を検出するのが好ましい。
本実施形態における異常検出ルーチンを図13を参照しつつ説明する。当該ルーチンはECU20により所定の演算周期(例えば16msec)毎に繰り返し実行される。
まずステップS101では、異常検出を行うのに適した前提条件が成立しているか否かが判断される。例えば、エンジンの暖機が終了していること、触媒11,19が活性化していること、全ての空燃比センサ17,18,30が活性化していることの全ての条件が満たされた場合に、前提条件成立となる。
前提条件が成立していない場合、直ちにルーチンが終了される。他方、前提条件が成立している場合、ステップS102、S103において、エンジンが過渡運転状態にあるか否かが判定される。まずステップS102において、検出されたスロットル開度THの所定時間当たりの変化量ΔTHが所定値ΔTHs以上であるか否かが判断される。ΔTH≧ΔTHsのときにはエンジンが過渡運転状態にあるとみなされ、直ちにルーチンが終了される。これにより、後述のステップS109で空燃比ばらつき異常有りと判定されることはなくなり、異常判定ないし異常検出は実質的に禁止される。
ΔTH<ΔTHsのときには、ステップS103に進んで、検出された機関回転速度Neの所定時間当たりの変化量ΔNeが所定値ΔNes以上であるか否かが判断される。ΔNe≧ΔNesのときにはエンジンが過渡運転状態にあるとみなされ、直ちにルーチンが終了される。これにより異常判定ないし異常検出は実質的に禁止される。
他方、ΔNe<ΔNesのときには、エンジンが過渡運転状態にないとみなされ、ステップS104に進む。ステップS104においては、エンジンがリーンバーン運転中であるか否か、即ち空燃比制御の目標空燃比A/Ftがストイキより大きい(リーン)か否かが判定される。目標空燃比A/Ftがストイキより大きい場合、エンジンがリーンバーン運転中であるとみなされ、直ちにルーチンが終了される。これにより、後述のステップS109で空燃比ばらつき異常有りと判定されることはなくなり、異常判定ないし異常検出は実質的に禁止される。
他方、目標空燃比A/Ftがストイキ以下である場合、エンジンはリーンバーン運転中でない(通常はストイキ運転中である)とみなされ、ステップS105に進む。ステップS105においては、検出された吸入空気量Gaに応じた異常判定値ΔVsが、ECU20に予め記憶されたマップ(関数でもよい)から算出される。このマップによれば、図14に実線で示すように、吸入空気量Gaが少ないほど小さな異常判定値ΔVsが得られる。よって吸入空気量Gaが少なくなるほど小さくなる出力差ΔVに対応して、異常判定値ΔVsを小さくなるよう変更し、誤検出、誤判定を防止できる。
次に、ステップS106において、実際に検出された出力差ΔVが異常判定値ΔVs以上であるか否かが判断される。このとき前述したように、出力差ΔVとしては、触媒前センサ出力Vfと触媒付触媒前センサ出力Vcとの極大ピーク同士の差ΔVmax=|Vcmax−Vfmax|、及び両センサ出力の極小ピーク同士の差ΔVmin=|Vcmin−Vfmin|の少なくとも一方を用いるのが好ましく、特に極小ピーク同士の差ΔVminを用いるのが好ましい。本実施形態では、ルーチン実行直前で検出された最新の極大ピーク同士の差ΔVmax又は極小ピーク同士の差ΔVminを用いるようにしている。
ΔV<ΔVsのときは、直ちにルーチンが終了され、実質的にばらつき異常はないと判定される。他方、ΔV≧ΔVsのときは、ばらつき異常が発生しているとみなされ、ステップS107において、ECU20に装備されたカウンタの値Cが1だけ増加(インクリメント)される。
次にステップS108においてカウンタ値Cが所定値Csと比較される。C<Csのときはルーチンが終了され、他方C≧Csのときは、ステップS109において、最終的に空燃比ばらつき異常ありと判定され、ルーチンが終了される。なおステップS109における異常判定と同時に、その事実をユーザに知らせるべくチェックランプ等の警告装置を起動させるのが好ましい。
このように本実施形態では、ΔV≧ΔVsとなる回数をカウントしてその回数が所定値Csに達したとき、即ちΔV≧ΔVsとなる状態が所定時間以上継続したときに、最終的なばらつき異常判定を行うようにして、検出精度の向上を図っている。
ところで、図14に示したマップに関して、所定の吸入空気量Ga1以上の領域では図中一点鎖線で示すように、異常判定値ΔVsを一定値ΔVs1としてもよい。かかる異常判定値ΔVs1以上の大きな出力差ΔVが得られる場合には、吸入空気量Gaの大きさとは無関係に空燃比ばらつき異常が発生しているとみなせるからである。
次に、上記の原理を応用した空燃比センサの出力補正について説明する。
図12に示したように、触媒層70のない触媒前センサ17の出力Vfについては、水素反応による応答遅れがないという利点があるものの、水素影響により出力が真の値からずれるという欠点がある。これに対し、触媒層70のある触媒付触媒前センサ30の出力Vcについては、逆に、水素反応による応答遅れがあるという欠点があるものの、水素影響による出力ずれがないという利点がある。よって、制御上好ましい空燃比センサ出力(触媒前センサ出力Vf)は、両者の欠点が無く且つ利点を兼ね備えた出力であるということが言え、即ち、位相については触媒前センサ出力Vfと同等で、大きさについては触媒付触媒前センサ出力Vcと同等である破線Vf’で示したような出力であるということが言える。
そこでここでは、触媒前センサ出力Vfを破線で示したような出力Vf’に補正する装置及び方法を提案する。簡単な例で説明すると、図12に示すように、例えば触媒前センサ出力の極大ピークVfmaxが先に現れ、その後遅れ時間tdが経過した時点で、触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmaxが現れる。後者が現れた時点で、両者の出力差ΔVmax=|Vcmax−Vfmax|が算出可能である。この出力差ΔVmaxを触媒前センサ出力の極大ピークVfmaxから減じた値が、補正後の触媒前センサ出力Vf’の極大ピークである。この極大ピークは、触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmaxと等しい大きさであり、且つ補正前の触媒前センサ出力の極大ピークVfmaxと同位相である。同様の処理を極小ピークについても行うことにより、補正後の触媒前センサ出力Vf’の極小ピークを得ることができる。
しかしながら、制御上は補正後の触媒前センサ出力Vf’を連続的且つ逐次的に得ることが要求されるので、これを達成すべく、両センサ出力Vf,Vcに基づいて、特に両センサ出力の極大ピーク及び極小ピークの少なくとも一方に基づいて、以下の如く触媒前センサ出力Vfを補正するようにしている。特にそれらに基づいて、補正係数を算出し、当該補正係数を用いて触媒前センサ出力Vfを補正する。
図15に補正係数の算出ルーチンを示す。当該ルーチンはECU20により所定の演算周期(例えば16msec)毎に繰り返し実行される。
まずステップS201では、補正係数算出を行うのに適した前提条件が成立しているか否かが判断される。例えば、エンジンの暖機が終了していること、触媒11,19が活性化していること、全ての空燃比センサ17,18,30が活性化していることの全ての条件が満たされた場合に、前提条件成立となる。
前提条件が成立していない場合、ルーチンが終了される。他方、前提条件が成立している場合、ステップS202において、触媒前センサ出力の極大ピークVfmax又は極小ピークVfminが発生したか否かが判断される。それらが発生していない場合にはルーチンが終了され、他方、それらが発生している場合には、ステップS203において、発生した極大ピークVfmax又は極小ピークVfminの値が取得され、記憶される。
次に、ステップS204において、触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmax又は極小ピークVcminが発生したか否かが判断される。それらが発生していない場合にはルーチンが終了され、他方、それらが発生している場合には、ステップS205において、発生した極大ピークVcmax又は極小ピークVcminの値が取得され、記憶される。
これによれば、ステップS203及びS205で両センサ出力の互いに対応する極大ピークの組、又は極小ピークの組が取得されることとなる。即ちステップS203で、触媒前センサ出力の極大ピークVfmaxが取得された場合には、ステップS205で、その直後に現れる触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmaxが取得される。またステップS203で、触媒前センサ出力の極小ピークVfminが取得された場合には、ステップS205で、その直後に現れる触媒付触媒前センサ出力の極小ピークVcminが取得される。
次に、ステップS206において、ECU20に内蔵のカウンタの値iが所定値is(本実施形態では4)以上となったか否かが判断される。i<isのときはステップS207においてカウンタ値Cが1だけ増加(インクリメント)された後、ルーチンが終了される。こうして、ステップS201〜S207を繰り返し実行することにより、トータルで所定値isに等しい極大ピークの組と極小ピークの組とが取得されることになる。本実施形態のようにis=4とした場合には、各センサ出力波形の2周期分に相当した、二組ずつの極大ピーク及び極小ピークが取得されることになる。
他方、i≧isのときはステップS208において、取得した各値の平均値が算出される。即ちここでは、触媒前センサ出力の極大ピークVfmax及び極小ピークVfmin、並びに触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmax及び極小ピークVcminのそれぞれについて、平均値が算出される。なお便宜上、以下の説明でも同様の符号で平均値を表すこととする。
次に、ステップS209において、リーン側補正係数Klとリッチ側補正係数Krとが次式(1)、(2)により算出される。
Figure 2009281328
ここで、Vcmax等の値はステップS208で算出された平均値を表す。また、ここではストイキ制御中であることを前提としているので、振動中心となるストイキ相当値Vreffを用いているが、目標空燃比がストイキ以外の場合には、その目標空燃比相当のセンサ出力値をストイキ相当値Vreffと置き換えて使用する。こうして、ステップS209では、触媒前センサ出力の極大ピークVfmax及びストイキ相当値Vreffの差と、触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmax及びストイキ相当値Vreffの差との比率が、水素影響或いはばらつき影響を除去するためのリーン側補正係数Kl(但し0<Kl<1)として算出される。また、触媒前センサ出力の極小ピークVfmin及びストイキ相当値Vreffの差と、触媒付触媒前センサ出力の極小ピークVcmin及びストイキ相当値Vreffの差との比率が、水素影響或いはばらつき影響を除去するためのリッチ側補正係数Kr(但し0<Kr<1)として算出される。以上でルーチンが終了される。
なお、この例ではVcmax等を複数取得してその平均値を用いたが、一値のみを取得してこれを用いるようにしてもよい。
こうしてリーン側補正係数Klとリッチ側補正係数Krが算出されたならば、これ以降、ECU20により、次式(3)、(4)に基づいて、検出された触媒前センサ出力Vfの値が補正される。
Figure 2009281328
この補正を行うことにより、触媒前センサ出力Vfから水素影響或いはばらつき影響を取り除いた補正後の触媒前センサ出力Vf’を得ることができる。そしてこの補正後の触媒前センサ出力Vf’を用いて空燃比制御等を実行することにより、仮に空燃比ばらつきがあったとしても、その影響を極力受けずに好適な制御を実行することができる。
またこの例では、リーン側とリッチ側とでセンサ出力の振幅が異なる傾向があることに鑑み、リーン側とリッチ側とで個別に補正係数Kl,Krを算出し、個別に補正を行うようにした。よって補正の精度を高め、好適な補正後の触媒前センサ出力Vf’を得ることが可能となる。
なお、この例では、触媒前センサ出力の極大ピークVfmax及び極小ピークVfmin並びに触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVcmax及び極小ピークVcminに基づいて補正を行ったが、触媒前センサ出力及び触媒付触媒前センサ出力の極大ピークVfmax,Vcmaxのみに基づいて補正を行ってもよいし、触媒前センサ出力及び触媒付触媒前センサ出力の極小ピークVfmin,Vcminのみに基づいて補正を行ってもよい。また、この例では補正係数Kl,Krの算出後、それ以降の触媒前センサ出力Vfを順次補正するようにしたが、複数の触媒前センサ出力Vfの値を予めバッファ等に記憶しておき、補正係数Kl,Krの算出後にそれら記憶しておいた値を補正するようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。例えば上述の内燃機関は直噴式であったが、吸気ポート(吸気通路)噴射式や両噴射方式を兼ね備えたデュアル噴射式エンジンにも、本発明は適用可能である。前記実施形態では、触媒層70のない触媒前センサ17と触媒層70のある触媒付触媒前センサ30とをそれぞれ別体としてが、これらを一体としてもよい。また、前記実施形態では触媒前センサ17と触媒付触媒前センサ30とを排気通路長手方向の同一位置に設置したが、これらを異なる位置に設置してもよい。この場合、前者から後者への出力時間差を減少すべく、後者を前者より上流側に設置してもよい。
前記実施形態では4気筒エンジンにおいて、そのうちの1気筒(#1気筒)が残りの3気筒(#2〜#4気筒)に対しリッチずれした例を示したが、リッチずれ気筒数に制限は無い。一部の複数気筒(例えば#1、#2気筒)が残りの気筒(例えば#3、#4気筒)に対しリッチずれしたような場合にも、本発明は適用可能である。例えば#1〜#3気筒が#4気筒に対しリッチずれした場合には、#1〜#3気筒から見れば、#4気筒がリーンずれしていることになるが、この場合にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略図である。 触媒前センサの出力特性を示すグラフである。 触媒後センサの出力特性を示すグラフである。 触媒付触媒前センサのセンサ素子の断面図である。 1気筒が他の3気筒よりも空燃比リッチ側にずれている場合を示す図である。 インバランス割合と水素量の関係を示すグラフである。 気筒間空燃比ばらつきが発生したときの触媒前センサ及び触媒付触媒前センサの出力を示すタイムチャートである。 運転条件の相違によるセンサ出力差の相違を示すタイムチャートである。 内燃機関の過渡運転時におけるセンサ出力差を示すタイムチャートである。 リーンバーン制御時におけるセンサ出力差を示すタイムチャートである。 気筒間空燃比ばらつきが発生した場合の触媒前センサの出力波形を示すタイムチャートである。 気筒間空燃比ばらつきが発生した場合の触媒前センサ及び触媒付触媒前センサの出力波形を示すタイムチャートである。 気筒間空燃比ばらつき異常の検出ルーチンを示すフローチャートである。 異常判定値を算出するためのマップである。 補正係数の算出ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
3 燃焼室
5 エアフローメータ
6 排気管
10 スロットルバルブ
11 触媒
12 インジェクタ
14 排気マニフォールド
17 触媒前センサ
20 電子制御ユニット(ECU)
30 触媒付触媒前センサ
70 触媒層
Vf 触媒前センサの出力
Vc 触媒付触媒前センサの出力
ΔV 出力差
ΔVs 異常判定値
Ga 吸入空気量
TH スロットル開度
Ne 機関回転速度

Claims (10)

  1. 多気筒内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比をそれぞれ検出する第1及び第2の空燃比センサと、
    前記第2の空燃比センサに設けられ、排気中に含まれる少なくとも水素を酸化して浄化する触媒要素と、
    前記第1及び第2の空燃比センサの出力差に基づいて、気筒間空燃比ばらつき異常の有無を判定する異常判定手段と
    を備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  2. 前記異常判定手段が、前記出力差を所定の異常判定値と比較して気筒間空燃比ばらつき異常の有無を判定するものであり、
    前記内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、当該吸入空気量の検出値に応じて前記異常判定値を変更するか又は前記出力差を補正する手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  3. 前記内燃機関が過渡運転状態にあるか否かを判定する過渡判定手段と、前記内燃機関が過渡運転状態にあると前記過渡判定手段により判定されたとき、前記異常判定手段による判定を禁止させる過渡運転時禁止手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  4. 前記過渡判定手段が、スロットル開度及び機関回転速度の少なくとも一方の所定時間当たりの変化量が所定値以上であるとき、前記内燃機関が過渡運転状態にあると判定する
    ことを特徴とする請求項3記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  5. 前記第1の空燃比センサによって検出された排気空燃比を所定の目標空燃比に一致させるように空燃比をフィードバック制御する空燃比制御手段と、前記目標空燃比がストイキよりリーンであるとき、前記異常判定手段による判定を禁止させるリーン運転時禁止手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  6. 前記出力差が、前記第1及び第2の空燃比センサの出力の極大ピーク同士の差及び極小ピーク同士の差の少なくとも一方からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  7. 前記第1及び第2の空燃比センサが、前記排気通路の長手方向における同一位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  8. 前記排気通路に排気ガスを浄化するための触媒が設けられ、前記第1及び第2の空燃比センサが前記触媒の上流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  9. 多気筒内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比をそれぞれ検出する第1及び第2の空燃比センサと、
    前記第2の空燃比センサに設けられ、排気中に含まれる少なくとも水素を酸化して浄化する触媒要素と、
    前記第1及び第2の空燃比センサの各出力に基づいて、前記第1の空燃比センサの出力を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする空燃比センサの出力補正装置。
  10. 前記補正手段が、前記第1及び第2の空燃比センサの出力の極大ピーク及び極小ピークの少なくとも一方に基づいて前記第1の空燃比センサの出力を補正する
    ことを特徴とする請求項9記載の空燃比センサの出力補正装置。
JP2008135670A 2008-05-23 2008-05-23 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 Pending JP2009281328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135670A JP2009281328A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135670A JP2009281328A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009281328A true JP2009281328A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41452026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008135670A Pending JP2009281328A (ja) 2008-05-23 2008-05-23 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009281328A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011191110A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Yamatake Corp スティックスリップ検出装置および検出方法
JP2012031748A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比診断装置
US20120174900A1 (en) * 2010-12-24 2012-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus and method for detecting variation abnormality in air-fuel ratio between cylinders
JP2013160114A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比インバランス検出装置
JP2013185512A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Toyota Motor Corp 空燃比センサの出力補正装置
WO2013153626A1 (ja) * 2012-04-10 2013-10-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US9026397B2 (en) 2009-10-05 2015-05-05 Azbil Corporation Stick-slip detecting device and detecting method
US9228522B2 (en) 2011-01-18 2016-01-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Supercharger-equipped internal combustion engine
US9273624B2 (en) 2011-03-18 2016-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system having idle speed control learning and method having idle speed control learning for internal combustion engine
US9341544B2 (en) 2013-03-27 2016-05-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detecting device of internal combustion engine
CN105587416A (zh) * 2014-11-07 2016-05-18 福特环球技术公司 用于调整发动机汽缸加燃料的方法和系统
JP2018105197A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関装置
JP2020176608A (ja) * 2019-04-23 2020-10-29 マツダ株式会社 パティキュレートフィルタの異常判定方法および異常判定装置
US10900432B2 (en) 2017-06-06 2021-01-26 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for adjusting fueling of engine cylinders
US11739709B1 (en) 2022-08-04 2023-08-29 Fca Us Llc PDI volumetric efficiency pasting
CN116950790A (zh) * 2022-04-25 2023-10-27 丰田自动车株式会社 内燃机的排气净化装置和排气净化方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9026397B2 (en) 2009-10-05 2015-05-05 Azbil Corporation Stick-slip detecting device and detecting method
JP2011191110A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Yamatake Corp スティックスリップ検出装置および検出方法
JP2012031748A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比診断装置
US20120174900A1 (en) * 2010-12-24 2012-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus and method for detecting variation abnormality in air-fuel ratio between cylinders
US9228522B2 (en) 2011-01-18 2016-01-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Supercharger-equipped internal combustion engine
US9273624B2 (en) 2011-03-18 2016-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system having idle speed control learning and method having idle speed control learning for internal combustion engine
JP2013160114A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比インバランス検出装置
JP2013185512A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Toyota Motor Corp 空燃比センサの出力補正装置
CN104220735A (zh) * 2012-04-10 2014-12-17 丰田自动车株式会社 内燃机的控制装置
WO2013153626A1 (ja) * 2012-04-10 2013-10-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US9885307B2 (en) 2012-04-10 2018-02-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for internal combustion engine
DE112012006224B4 (de) 2012-04-10 2021-08-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuerungsgerät für Brennkraftmaschine
CN104220735B (zh) * 2012-04-10 2016-10-26 丰田自动车株式会社 内燃机的控制装置
US9341544B2 (en) 2013-03-27 2016-05-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detecting device of internal combustion engine
CN105587416B (zh) * 2014-11-07 2020-07-31 福特环球技术公司 用于调整发动机汽缸加燃料的方法和系统
CN105587416A (zh) * 2014-11-07 2016-05-18 福特环球技术公司 用于调整发动机汽缸加燃料的方法和系统
JP2018105197A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関装置
US10900432B2 (en) 2017-06-06 2021-01-26 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for adjusting fueling of engine cylinders
JP2020176608A (ja) * 2019-04-23 2020-10-29 マツダ株式会社 パティキュレートフィルタの異常判定方法および異常判定装置
JP7169546B2 (ja) 2019-04-23 2022-11-11 マツダ株式会社 パティキュレートフィルタの異常判定方法および異常判定装置
CN116950790A (zh) * 2022-04-25 2023-10-27 丰田自动车株式会社 内燃机的排气净化装置和排气净化方法
US11739709B1 (en) 2022-08-04 2023-08-29 Fca Us Llc PDI volumetric efficiency pasting

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009281328A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP4836021B2 (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置及びその方法
JP4496549B2 (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
US9726103B2 (en) Fuel injection amount control apparatus for an internal combustion engine
JP2009030455A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常を検出するための装置及び方法
JP5273202B2 (ja) 空燃比ばらつき異常検出装置
JP4877610B2 (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP5062529B2 (ja) 触媒の劣化を診断するための装置及び方法
JP5024676B2 (ja) 触媒劣化抑制装置
EP2118459A2 (en) Catalyst monitoring system and catalyst monitoring method
JP2009074388A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
US10352263B2 (en) Fuel injection amount control apparatus for an internal combustion engine
US8205435B2 (en) Deterioration determination device for catalyst, catalyst deterioration determining method, and engine control unit
US6374818B2 (en) Apparatus for determining a failure of an oxygen concentration sensor
US8452521B2 (en) Inter-cylinder air-fuel ratio imbalance determination apparatus for an internal combustion engine
US20130138329A1 (en) Fuel injection amount control apparatus for an internal combustion engine
JP4844587B2 (ja) 触媒劣化診断装置
JP5783202B2 (ja) 内燃機関の異常検出装置
JP2010159701A (ja) 触媒劣化診断装置
CN105189991B (zh) 内燃发动机的控制装置
JPH10169500A (ja) 空燃比センサの出力補正装置
US20120116644A1 (en) Inter-cylinder air-fuel ratio imbalance abnormality detection apparatus for multi-cylinder internal combustion engine
JP4196794B2 (ja) 内燃機関の空燃比検出装置
JP2014005743A (ja) 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP4016921B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置