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JP2009281399A - 深溝玉軸受用保持器及び深溝玉軸受 - Google Patents

深溝玉軸受用保持器及び深溝玉軸受 Download PDF

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JP2009281399A
JP2009281399A JP2008130866A JP2008130866A JP2009281399A JP 2009281399 A JP2009281399 A JP 2009281399A JP 2008130866 A JP2008130866 A JP 2008130866A JP 2008130866 A JP2008130866 A JP 2008130866A JP 2009281399 A JP2009281399 A JP 2009281399A
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隆 高井良
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洋一 松本
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NSK Ltd
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Abstract

【課題】組立て時及び高速回転時の係合部材の破損、摩耗、変形を抑制することが可能な深溝玉軸受用保持器及び深溝玉軸受を提供する。
【解決手段】深溝玉軸受用保持器は、それぞれ円環部31、41と、所定の間隔で配設された柱部32、42とを備えた合成樹脂製の第1及び第2の素子30、40と固定片50からなる。第1の素子30は、柱部32に軸方向に貫通し、周方向一方に段部37が形成された貫通孔34を備え、第2の素子40は、柱部42の先端面45に軸方向に突出した突起部44を有し、突起部44は段部37と係合可能な鉤部47を備える。第1の素子30の段部37と第2の素子40の鉤部47が係合した状態において、貫通孔34の周方向他方には突起部44との隙間を埋める固定片50が挿入される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、自動車のトランスミッションにおいて、高速運転される深溝玉軸受に用いられる深溝玉軸受用保持器及びこの深溝玉軸受用保持器が組み込まれた深溝玉軸受に関する。
一般に深溝玉軸受で使用される樹脂製保持器としては、例えば、図8に示す冠型保持器と呼ばれる保持器101がある。この保持器101は、合成樹脂の射出成形により形成されており、円環状のリム部102と、リム部102の軸方向端面に円周方向に所定の間隔を存して複数配置される柱部103と、柱部103、103間に互いに隣り合うように形成され、複数の玉を円周方向に略等間隔で転動可能に保持するポケット部104と、ポケット部104の内周面の円周方向両端部に形成される一対の爪部105a、105bと、一対の爪部105a、105bの各先端間に形成される開口部106と、を備える。そして、開口部106から玉を一対の爪部105a、105bを押し広げつつポケット部104に押し込むことによって、ポケット部104内に玉が微小なすきまを介して転動可能に保持される。
しかしながら、従来の深溝玉軸受に組み込まれているこの冠型保持器101は、玉案内方式の保持器であり、近年の高速回転化への対応により、ポケット内径側端部が玉107と接触し摩耗することで、図9に示すように、保持器開口部側の軸方向端部108に保持器101の回転による遠心力が働き、リム側の軸方向端部109を捩れ軸とした弾性あるいは塑性変形による捩れ変形が生じ、保持器外径面が外輪内径面と接触して保持器が摩耗したり、異状発熱やトルク増大などの問題が生じるおそれがあった。
この問題に対処するものとして、特許文献1には、図10に示す保持器本体202のポケット開口側側面に、環状の蓋体203を連結することで合成を高めた保持器201が開示されている。保持器本体202と蓋体203との連結手段としては、保持器本体202の爪205、205間に連結脚206を形成し、その連結脚206に先端面で開口する係合凹部207を設け、蓋体203には係合軸部208を設け、その係合軸部208を係合凹部207に挿入する方法を採用することで両部材を連結している。
また、特許文献2には、図11に示す同一形状の2枚の環状体302,303に係合爪304と係合孔305の双方を設けることで、2枚の環状体302,303を一体に固定する波型保持器301が開示されている。
実開平6−1648号公報 特開2003−34357号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の構造では、保持器をガタつきなく組み立てるには、少なくとも一方の部材を弾性変形させつつ他方の部材に押し込む必要がある。すなわち、上記特許文献1では係合凹部207を拡径して係合軸部208を挿入する必要があり、特許上記文献2では係合爪部304をつぶすように係合孔305に挿入する必要がある。したがって、弾性変形量を大きくすると、組み立て時に破損しやすくなり、また弾性変形量を小さいと係合力が低下してしまう。
また、軸受を高速回転させると、保持器201,301の振動により係合部が摩耗したり、遠心力や熱の影響で係合部材に変形や破損が発生するおそれがある。係合部材が破損したり係合力が低下すると、保持器201,301が分離し玉を保持できなくなるため軸受としての機能を損なう。
さらに、保持器の形状としては、従来の冠型保持器や波型保持器の場合、保持器の軸方向側に凹凸があるため軸受回転時に潤滑油の攪拌抵抗が大きくなり、軸受トルクが増大するという問題が発生する。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、組立て時及び高速回転時の係合部材の破損、摩耗、変形を抑制することが可能な深溝玉軸受用保持器及び深溝玉軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)円環部と、所定の間隔で配設された柱部とを備え、玉を保持するポケットが形成された深溝玉軸受用保持器であって、
前記柱部に軸方向に貫通し周方向一方に段部を備える貫通孔が形成された第1の素子と、
前記柱部の先端面に軸方向に突出した突起部を有し、前記突起部に前記段部と係合可能な鉤部を備えた第2の素子と、
前記第1の素子の前記段部と前記第2の素子の前記鉤部が係合した状態において、前記貫通孔の周方向他方に挿入された前記突起部との隙間を埋める固定片と、からなることを特徴とする深溝玉軸受用保持器。
(2)前記突起部を前記貫通孔に挿入する際、前記第1及び第2の素子のポケット面の位相が前記ポケットが形成される互いの位相からずれるように構成されたことを特徴とする(1)に記載の深溝玉軸受用保持器。
(3)上記ポケットが球面形状をなし、前記玉の径方向の位置決めを、前記玉と前記ポケットとの係合により行なうことを特徴とする(1)又は(2)に記載の深溝玉軸受用保持器。
(4)外輪と内輪を軌道輪として、保持器により複数個の玉を転動自在に保持している深溝玉軸受において、
前記保持器が、(1)〜(3)のいずれかに記載の深溝玉軸受用保持器であることを特徴とする深溝玉軸受。
(5)油潤滑で使用され、
前記外輪の両側面には、径方向に延びるシールド板が設置され、
前記シールド板の先端部と前記内輪との間には開口部を有することを特徴とする(4)に記載の深溝玉軸受。
本発明の深溝玉軸受用冠型保持器及び深溝玉軸受によれば、合成樹脂製の組み合わせ保持器にて、係合部である第2素子の鉤部と被係合部である第1素子の段部とを係合するに際し、係合部の弾性変形量を小さく又はなくすことができる。また、両素子が係合した状態において、貫通孔には突起部との隙間を埋める固定片が挿入され、固定片により両素子を一体に固定することで、両素子の係合力を高めることができる。これにより、軸受使用時における係合部の摩耗、変形、破断を抑制することができる。
以下、本発明に係る深溝玉軸受の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。
図1に示すように、深溝玉軸受10は、内周面に外輪軌道面11aを有する外輪11と、外周面に内輪軌道面12aを有する内輪12と、これら外輪軌道面11aと内輪軌道面12aとの間に転動自在に設けられた複数の玉13と、外輪11の内周面と内輪12の外周面との間に設けられて複数の玉13を転動可能に保持する合成樹脂製の保持器20と、外輪11の内周面の軸方向両端部に設けられた溝11bに固定された金属製のシールド板14と、を備える。
図2に示す保持器20は、第1素子30と第2素子40を軸方向に組み合わせてなる組み合わせ保持器であり、軸方向両側に円環部31、41を備え、円環部31、41の円周方向に間隔をあけて複数箇所から円環部31、41を互いに連接する複数の柱部22と、を備える、いわゆる梯子型の保持器である。円周方向に隣り合う柱部22、22の対向面は、玉の転動面よりも僅かに大きい曲率半径を有する部分球状ポケット25が形成され、保持器20は玉13とポケット25の係合により軸方向及び径方向の位置決めがなされ、回転時に玉13により案内される玉案内方式となっている。
保持器20は樹脂により形成され、樹脂材料として、ポリアミド46やポリアミド66などのポリアミド系樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェレンサルサイド(PPS)、ポリアミドイミド(PAI)、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルニトリル(PEN)などが例示される。また、上記樹脂に、例えば、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維状充填材を10〜50wt%程度適宜添加することによって、保持器20の剛性および寸法精度を向上させることができる。
図3には、組み合わせ保持器の各構成要素の分解斜視図を示す。
保持器20は円環状の第1素子30と第2素子40と複数の略直方体状の固定片50からなり、第1素子30及び第2素子40はそれぞれ、円環部31、41と所定の間隔で配設され柱部22を構成する柱部32、42とを備える。また、周方向に隣接する柱部32、32(42,42)間には、玉13の外周にならう複数の半球状のポケット面33(43)を有している。
第1素子30の各柱部32と各柱部32と連続する円環部31には軸方向に貫通する貫通孔34が設けられ、貫通孔34を形成する周方向一方の壁部36に段部37が形成されている。したがって、第1素子30の柱部先端側の開口面積よりも円環部側の開口面積の方が大きくなっている。
第2素子40の各柱部42の先端面45には、周方向一方に偏寄した位置から軸方向に垂直に突き出した突起部44が設けられ、突起部44の先端にはその偏寄した方向と同じ方向に壁部46から僅かに突出した鉤部47が形成されている。突起部44の周方向長さは、貫通孔34の周方向長さより小さく、鉤部47の周方向長さt(図4参照)は、段部37の周方向長さと実質的に同じ長さとなっており、鉤部47は、第2素子40の突起部44を第1素子30の貫通孔34に挿入後両素子30、40の位相を僅かにずらすことで、貫通孔34の段部37と係合するように構成されている。
固定片50は、後述するように第2素子40の鉤部47と第1素子30の段部37が係合する際に、突起部44の鉤部47が形成された壁部46とは反対側の壁部48と貫通孔34の段部37が形成された壁部36とは反対側の壁部38との間に生じる周方向の隙間に埋設されるように、周方向及び径方向の長さや軸方向の長さが設定されている。なお、固定片50は、第1素子30及び第2素子40との熱膨張差をなくすために、これらと同じ上述した樹脂材料により形成することが望ましい。
このように構成された第1素子30、第2素子40、固定片50からなる保持器20は、貫通孔34、突起部44、固定片50の軸方向長さが実質的に等しく固定片50の埋設時には、保持器20の軸方向端面は実質的に面一となっており、また、貫通孔34、突起部44、固定片50の径方向長さも実質的に等しく 貫通孔34には周方向及び径方向において隙間なく突起部44及び固定片50が装着されるように構成されている。
次に図4を参照して、保持器20の組み付け方法を説明する。
図4(a)に示すように、第1素子30と第2素子40を互いのポケット面33、43が対向するように配置し、少なくともいずれか一方を軸方向に移動して図4(b)のように第1素子30の柱部先端面35と第2素子40の柱部先端面45を衝合させる。このとき、突起部44の鉤部47が設けられた側の壁部46と貫通孔33の段部37が形成された側の壁部36との間には、少なくとも鉤部47の周方向長さtの分だけ隙間が形成され、ポケット面33、43の位相がポケット25が形成される互いの位相からずれている。続いて、第1素子30と第2素子40の少なくともいずれか一方を周方向に相対回転させて突起部44の鉤部47と貫通孔34の段部37を係合させ、図4(c)のように第1素子30と第2素子40を軸方向に位置決めする。このとき、第1素子30と第2素子40のポケット面33、43の位相が合ってポケット25が形成されるとともに、第1素子30の壁部38と突起部44の壁部48との間には周方向に所定の隙間が形成される。続いて、図4(d)に示すように、その隙間に固定片50を軸方向に沿って圧入し装着する。これにより、図4(e)に示すように、第1素子30と第2素子40が周方向に位置決めされ、両素子30、40はガタつきなく一体に組み合わされる。
シールド板14は、例えば、SPCC等の金属板材をプレス加工して、略円環状に形成したものであり、その外周部14aは、外輪11の内周面の軸方向端部に設けられた溝11bに圧入・固定され、その内周部14bは、内輪12の外周面と隙間を空けて配置されている。尚、シールド板14は、金属製の芯材をゴム、合成樹脂等の弾性材で被覆して全体円環状に形成してもよい。
ここで、シールド板14の内径は、保持器20の内径と同一であって、玉のピッチ円直径より小径に設定され、シールド板14の内周部14bと内輪12の外周面との間には、潤滑油の供給口又は排出口となる開口部が確保される。
上述のように構成された深溝玉軸受は、軸方向いずれか一方を潤滑油の供給側、他方を排出側に配置され、例えば、ハウジングに外輪11が内嵌され、回転軸に内輪12が外嵌されて、深溝玉軸受10は自動車の変速機等の装置に組み込まれ、内輪12と外輪11との相対回転を自在とする。この際、各玉13は、自転しつつ、内輪12の周囲を公転する。また、保持器20は各玉13の公転速度と同じ速度で、内輪12の周囲を回転する。
また、ハウジングと回転軸との間の空間は、潤滑油を供給・排出するための供給路及び排出路として作用する。そして、潤滑油が、潤滑油タンク(図示せず)から供給路を介して深溝玉軸受10の側方から供給されると、潤滑油は、シールド板14の内周部14bと内輪12の外周面との開口部から深溝玉軸受10の内部に流入し、深溝玉軸受10の回転に伴って攪拌される。
このとき、深溝玉軸受10に供給された潤滑油は、遠心力により外径側に飛ばされ、外輪11の両端部に設置したシールド板14にて塞ぎ止められ、深溝玉軸受10の内部は油浴状態となる。潤滑油は、外輪11、内輪12、玉13、及び保持器20の摺動面を潤滑した後、供給側の開口部とは反対側の開口部から排出路に排出される。
このように構成された深溝玉軸受10は、合成樹脂製の保持器を使用しているため、保持器の慣性質量を十分に小さくでき、その分だけ、軸受の軽量化や回転速度の高速化を図ることができる。
また、保持器20は第1素子30と第2素子40を少なくとも突起部44の鉤部47の周方向長さtの分だけずらして突起部44を貫通孔34に挿入するため、突起部44の弾性変形量を小さく、又はなくすことができる。
また、突起部44を貫通孔34に挿入した後、突起部44の壁部48と貫通孔33の壁部38の周方向隙間を埋める固定片50を装着するため、両素子30、40の係合力を高めることができる。したがって、保持器20の組み付け時及び高速回転時の係合部の破損を防止することができる。
さらに、保持器20はいわゆる梯子型形状であるため、冠型や波型の保持器と比べて軸方向端面の凹凸が少なく、軸受回転時の攪拌抵抗を低減し、軸受トルクを低減することができる。
さらに、シールド板14と内輪12との間には、潤滑油の供給口又は排出口となる開口部を有しており、潤滑油の給排出性を損なうことがないため、潤滑油が滞留し続けることがなく、深溝玉軸受10の昇温を抑制することができる。
さらに、シールド板14を外輪11の両側面に設け、シールド板14の内径寸法を保持器の内径と同一とすることで、保持器20と玉13、及び保持器20と外輪11の摺動部には常に潤滑油が存在するため、摺動部の潤滑性が向上し、摩耗抑制や摩擦力低減の効果がある。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態である深溝玉軸受に組み込まれる保持器の説明図である。第2実施形態の深溝玉軸受は保持器の形状が異なる以外は第1実施形態の深溝玉軸受と同様であるため、保持器のみを図示して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
保持器20は、固定片50’の一方の周方向端面に端面から突出する2つの爪部51,51を軸方向に並設し、固定片50’の爪部51,51と対向する突起部44の壁部48に爪部51,51と噛み合う凹部49、49を並設している。これにより、固定片50’と第2素子40を確実に係合させることができ、固定片50’が隙間から脱落するのを防止することができる。なお、爪部51の形状や個数等は適宜変更することができる。
また、第1、第2実施形態において、固定片50、50’を第1素子30と第2素子40の隙間に圧入して装着したが、装着方法は圧入に限らず、接着により装着してもよい。さらに、固定片50、50’は全ての貫通孔34に装着しなくてもよい。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。第3実施形態の深溝玉軸受は内輪の形状及びシールド板の長さが異なる以外は第1実施形態の深溝玉軸受と同様である。なお、図中、第1実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示す第3実施形態の深溝玉軸受10Aは、潤滑油の供給口又は排出口となる開口部を確保するため、シールド板14の内径は、保持器20の内径と同一とする代わりに、内輪12の軸方向両端部を切り欠いてテーパ面12bを形成し、開口面積を大きくしている。これにより、潤滑油の給排出性を損なうことがないため、潤滑油が滞留し続けることがなく、深溝玉軸受10Aの昇温を抑制することができる。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。第4実施形態の深溝玉軸受は内輪の形状及びシールド板の長さが異なる以外は第1実施形態の深溝玉軸受と同様である。なお、図中、第1実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示す第4実施形態の深溝玉軸受10Bは、潤滑油の供給口又は排出口となる開口部を確保するため、シールド板14の内径は、保持器20の内径と同一とする代わりに、内輪12の軸方向両端部を切り欠いて段部12cを形成し、開口面積を大きくしている。これにより、潤滑油の給排出性を損なうことがないため、潤滑油が滞留し続けることがなく、深溝玉軸受10の昇温を抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の第1実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。 図1の深溝玉軸受に組み込まれる保持器の全体斜視図である。 図2の保持器の各構成要素の分解斜視図である。 保持器の組み付け方法を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態である深溝玉軸受に組み込まれる保持器の説明図である。 本発明の第3実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。 本発明の第4実施形態である深溝玉軸受の要部縦断面図である。 従来の転がり軸受用冠型保持器を示す斜視図である。 従来の転がり軸受用冠型保持器が組み込まれた転がり軸受の不具合を説明するための要部断面図である。 特許文献1に記載の転がり軸受用保持器の要部断面図である。 特許文献2に記載の組み合わせ保持器の要部断面図である。
符号の説明
10、10A,10B 転がり軸受
11 外輪
12 内輪
13 玉
14 シールド板
20 保持器
25 ポケット
30 第1素子
33 ポケット面
34 貫通孔
37 段部
40 第2素子
43 ポケット面
44 突起部
47 鉤部
50 固定片

Claims (5)

  1. 円環部と、所定の間隔で配設された柱部とを備え、玉を保持するポケットが形成された深溝玉軸受用保持器であって、
    前記柱部に軸方向に貫通し周方向一方に段部を備える貫通孔が形成された第1の素子と、
    前記柱部の先端面に軸方向に突出した突起部を有し、前記突起部に前記段部と係合可能な鉤部を備えた第2の素子と、
    前記第1の素子の前記段部と前記第2の素子の前記鉤部が係合した状態において、前記貫通孔の周方向他方に挿入された前記突起部との隙間を埋める固定片と、からなることを特徴とする深溝玉軸受用保持器。
  2. 前記第2の素子の前記突起部を前記第1の素子の前記貫通孔に挿入する際、前記第1及び第2の素子のポケット面の位相が前記ポケットが形成される互いの位相からずれるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の深溝玉軸受用保持器。
  3. 前記ポケットが球面形状をなし、前記玉の径方向の位置決めを、前記玉と前記ポケットとの係合により行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の深溝玉軸受用保持器。
  4. 外輪と内輪を軌道輪として、保持器により複数個の玉を転動自在に保持している深溝玉軸受において、
    前記保持器が、請求項1〜3のいずれか1項に記載の深溝玉軸受用保持器であることを特徴とする深溝玉軸受。
  5. 油潤滑で使用され、
    前記外輪の両端部には、径方向に延びるシールド板が設置され、
    前記シールド板の先端部と前記内輪との間には開口部を有することを特徴とする請求項4に記載の深溝玉軸受。
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