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JP2009280861A - 真空蒸着装置の放出部構造 - Google Patents

真空蒸着装置の放出部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】放出孔から放出される蒸着材料を被蒸着材に均一に蒸着する。
【解決手段】蒸発された蒸着材料が導入される分散容器14に、当該分散容器14に対向して配置される被蒸着材に向かって蒸着材料を放出する放出孔1を形成し、放出孔1の軸心上で放出孔1の入口面1aから基板側に、入口面1aの口径より小径で、かつ入口面1aから外方に離れるほど大径となる錐形の反射面を有する倒立姿勢の反射部材51を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、放出孔から蒸着材料を拡散放出して、基板などの被蒸着材に均一な膜厚を形成する真空蒸着装置の放出部構造に関する。
たとえば特許文献1には、蒸発源に接続された複数の移送管の先端部に、それぞれ複数の放出孔が一定間隔ごとに穿孔された放出部を、ガラス基板の蒸着面に対向して設けた発明が開示され、これにより、従来の点蒸発源に比較して放出分布範囲を広く確保し、ガラス基板と放出孔とを接近して配置することにより、蒸着材料の付着効率(利用効率、蒸着率、収率ともいう)を向上させている。
特開2002−249868号公報
しかしながら、特許文献1の段落[0031]に、付着効率の向上が数値で示されているが、膜厚の均一性の向上については放出孔の配置と分岐管の加熱が記載されているに過ぎない。近年、広い面積の基板に、より均一な膜厚を形成できる蒸着装置が望まれている。
本発明は上記問題点を解決して、放出孔から放出される蒸着材料を被蒸着材にさらに均一に蒸着できる真空蒸着装置の放出部構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、蒸発された蒸着材料が導入される分散容器に、当該分散容器に対向して配置される被蒸着材に向かって蒸着材料を放出する放出孔を形成した真空蒸着装置の放出部構造であって、放出孔の軸心上で放出孔の入口面から被蒸着材側に、入口面の口径より小径で、かつ入口面から外方に離れるほど大径となる錐形の反射面を有する倒立姿勢の反射部材を設けたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、放出孔の入口面の口径:D、放出孔の入口面から反射部材の頂部までの距離:h1とすると、h1≧(2/3)Dとしたものである。
請求項3記載の発明は、蒸発された蒸着材料が導入される分散容器に、当該分散容器に対向して配置される被蒸着材に向かって蒸着材料を放出する放出孔を形成した真空蒸着装置の放出部構造であって、放出孔の軸心上で放出孔の入口面から分散容器の反被蒸着材側に、入口面の口径より小径で、かつ入口面に接近するほど小径となる錐形の反射面を有する正立姿勢の反射部材を設けたものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、放出孔の入口面の口径:D、反射部材の底辺外径:W1とすると、W1≧(1/9)Dとしたものである。
請求項1記載の発明によれば、放出孔の入口面から被蒸着材側に、錐形で倒立姿勢の反射部材を設けることにより、放出孔の軸心部近傍に飛散経路を有する蒸着材料を反射して放出孔軸心部への蒸着材料の集中度を低下させ、これにより被蒸着材への蒸着分布を均一化することができる。
請求項2記載の発明によれば、放出孔の入口面から反射部材までの距離を、放出孔の入口面の口径の(2/3)倍以上とすることにより、被蒸着材への蒸着分布をより均一化することができる。
請求項3記載の発明によれば、放出孔の入口面から反被蒸着部材側に、錐形で正立姿勢の反射部材を設けることにより、放出孔の軸心部近傍に飛散経路を有する蒸着材料を反射して放出孔軸心部への蒸着材料の集中度を低下させ、これにより被蒸着材への蒸着分布を均一化することができる。
請求項4記載の発明によれば、反射部材の底辺の外径を、放出孔の入口面の口径の(1/9)倍以上とすることにより、被蒸着材への蒸着分布をより均一化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
まず、本発明に係る放出部を有する真空蒸着装置を説明する。
(真空蒸着装置の第1形態)
この真空蒸着装置10は、単一の蒸着材料を蒸着するものであって、図6に示すように、真空蒸着室11の中央下部に加熱装置(図示せず)を有する蒸発容器12が配置され、蒸発容器12内に、蒸着材料を収容するるつぼ13が配置されている。そして蒸発容器12の上面から伸びる移送ダクト14が底壁を貫通して真空蒸着室11内に導入され、真空蒸着室11内の底部に配置された中空状面形の分散容器15の底面中央部に接続されている。また真空蒸着室11内の天部に、分散容器15に対向して固定式の保持具(図示せず)に保持された被蒸着材である基板Pが配置されている。この分散容器15は、所定の厚みを有する正方形または長方形の中空箱体形で、基板Pに対向する上部の放出面の所定位置に、放出孔1を有する放出部が設けられている。
(真空蒸着装置の第2形態)
この真空蒸着装置20は、単一の蒸着材料を蒸着するものであって、図7に示すように、真空蒸着室21の中央下部に加熱装置(図示せず)を有する蒸発容器22が配置され、蒸発容器22内に、蒸着材料を収容するるつぼ23が配置されている。そして蒸発容器22の上面から伸びる移送ダクト24が底壁を貫通して真空蒸着室21内に導入され、真空蒸着室21内の底部に幅方向に配置された中空状ライン形の分散容器25の下面中央部に接続されている。分散容器25は、所定の厚みで幅方向に長い中空箱体形で、基板Pに対向する上部の放出面に幅方向に所定間隔ごとに、放出孔1を有する放出部が設けられている。さらに真空蒸着室21内の天部には、被蒸着材である基板Pを保持して長さ方向に移動させる可動式保持具(図示せず)が配置され、分散容器25の放出孔1から放出される蒸着材料が、可動式保持具により移動される基板P下部の蒸着面に蒸着される。
(真空蒸着装置の第3形態)
この真空蒸着装置30は、3種類の蒸着材料を一度に基板Pの蒸着面に蒸着するもので、図8に示すように、真空蒸着室31の中央下部に加熱装置(図示せず)を有する3つの蒸発容器32A〜32Cがそれぞれ配置され、蒸発容器32A〜32C内に、それぞれ蒸着材料が収容されたるつぼ33A〜33Cが配置されている。真空蒸着室31の底部には、所定隙間をあけて上下3段に中空箱体状で面形の上段分散容器35Aおよび中段分散容器35Bならびに下段分散容器35Cが設置されており、各蒸発容器32A〜32Cの上面からそれぞれ伸びる移送ダクト34A〜34Cが底壁を貫通して真空蒸着室31内に導入され、移送ダクト34Cは直接上段分散容器35Cの底面中央部近傍に接続され、また移送ダクト34Bは下段分散容器35Bを貫通して中段分散容器35Bの底面中央部近傍に接続され、さらに移送ダクト34Aは下段分散容器35Cおよび中段分散容器35Bをそれぞれ貫通して上段分散容器35Aの底面中央部近傍に接続されている。
各分散容器35A〜35Cは、所定の厚みを有する正方形または長方形の箱体形で、上段の分散容器35A上部の放出面の所定位置に、放出孔1を有する放出部が設けられている。これら複数の放出孔1のうち、上段分散容器35Aに連通される放出孔1は、その上面板に直接開口されて上段分散容器35A内の蒸着材料を放出する。また中段分散容器35Bに連通される放出孔1に、中段分散容器35Bの上面板から上段分散容器35Aを貫通する中段接続ノズル36Bを介して接続されて中段分散容器35B内の蒸着材料を放出する。さらに下段分散容器35Cに連通する放出孔1は、下段分散容器35Cの上面板から中段分散容器34Bおよび上段分散容器35Aを貫通する下段接続ノズル36Cを介して接続されて下段分散容器35C内の蒸着材料を放出する。
真空蒸着室31内の天部に、固定式の保持具37に保持された被蒸着材である基板Pが配置され、上段分散容器35Aの各放出孔1から放出される蒸着材料が基板Pに蒸着される。
(真空蒸着装置の第4形態)
第4形態の真空蒸着装置40は、第3形態における各移送ダクト34A〜34Cを上段、中段、下段分散容器35A〜35Cの側端部にそれぞれ接続したもので、図9を参照して説明する。他の部材は同一に構成されるため、第3形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
側端部に移送ダクト34A〜34Cがそれぞれ接続された各分散容器35A〜35C内に、これら移送ダクト34A〜34Cの出口から放出される蒸着材料を、分散容器35A〜35Cの中央部にそれぞれ案内するインナーマニホールド41A〜41Cが設けられている。各インナーマニホールド41A〜41Cは、分散容器35A〜35Cの底部で移送ダクト34A〜34Cの接続部から各分散容器35A〜35Cの中央部にわたって配置されたダクトにより形成され、分散容器35A〜35Cの中央部に出口41a〜41cが開口されている。これにより、蒸着材料を各分散容器35A〜35C内に均一に分散させて、各放出孔1からそれぞれ蒸着材料を均一に放出することができる。
(放出部の第1の実施の形態)
次に上記真空蒸着装置10,20,30,40に設けられて本発明に係る放出部の第1の実施の形態を図1〜図3を参照して説明する。
図1(a)に示すように、分散容器15,25,35Aに設けられた放出部は、上面板52に形成された放出孔1と、放出孔1の軸心上に配置された倒立姿勢の反射部材51とで構成されている。前記放出口1は、距離h1(図では上面板52の厚みH分)の円柱形に形成されている。また反射部材51は、基準面である入口面1aから距離hの位置に頂部が配置されている。
もちろん、図1(b)に示すように、放出孔1を、薄い板厚の上面板62に立設された円筒部材62aにより距離h1の円柱形に形成してもよい。
この反射部材51は、下端が頂部となる倒立姿勢の無底円錐形で、錐形の錐辺外周面が反射面に構成され、頂角βは図では90°で示されている。この頂角βは75°〜105°の範囲が好適値であり、さらにβ=60°〜120°の範囲も有効である。また、図示していないが、反射部材51は、たとえば上面板52に立設されて放出孔1の軸心から放射方向に配置される支持板により取り付けられている。
次に図2に、この反射部材51による分散効果をシミュレーションにより求めたグラフを示す。ここで、放出孔1の口径D=9mm、距離H=6mmとし、この反射部材51を、頂部が放出孔1の出口面に接するように、h1=H=6mmに配置し、その底辺外径W1を、ケース1ではW1=(1/9)D=1mm、ケース2ではW1=(5/9)D=5mm、ケース3ではW1=D=9mmと変化させ、膜厚分布および蒸着材料の付着個数を求めている。ここで、この(a)のグラフは、膜厚分布の最大値を1として縦軸を計算したもので、(a)および(b)のグラフとも、横軸は、放出孔1の軸心からの半径xと、放出孔1から基板Pまでの距離Lとの比(x/L)で示している。
放出孔1から放出される蒸着材料の希薄流は、反射部材51を有しない基本ケースに示すように、放出孔1の軸心を中心として、cosθ(コサイン則)による分布を示し、中心の軸心付近が最も蒸着材料の放出が多く、軸心から離れるに従って減少していく分布を示す。しかし、本発明では、軸心上に反射部材51を配置して、軸心近傍の飛散経路に沿って飛散される蒸着材料を反射することにより、蒸着分布の均一化を向上させている。
すなわち、図2によれば、放出孔1の口径Dと反射部材51の底辺外径W1とが等しいケース3の場合が均一性が最も良く、分布集中度が大幅に低減されている。ケース1の場合でも、基本ケースに比べて、効果が小さいながらも、僅かに均一性が改善されているが、ケース2の場合には、分布集中度がより効果的に低減されていることがわかる。このように、反射部材51の頂部が放出孔1の出口面(h=D)に接するように配置した状態で、反射部材51の効果が確認されるとともに、反射部材51の底辺外径が、W1=(1/9)Dから、W1=(1/5)D、W1=Dと大きくなるほど、分布集中度を低減させることができることが確認できた。そして、上記グラフから、実用的な均一性を確保できる反射部材51は、入口面1aから反射部材51までの距離:h1が、放出孔1の口径Dの(2/3)倍以上[h1≧(2/3)D]が望ましいことがわかった。
また図3に、他の条件で反射部材51による効果をシミュレーションにより求めたグラフを示す。この反射部材51は、底辺外径W1=(5/9)D=5mmとし、配置位置hを、ケース4のh1=(1/3)D=3mm、ケース5のh1=(2/3)D=6mm、ケース6のh1=D=9mmとなるように、放出孔1の軸心上で変化させ、膜厚分布および蒸着材料の付着個数を求めている。ここで、図3の(a)および(b)の横軸と縦軸は図2と同様に表されている。
図3によれば、ケース5を中心に、ケース4とケース6とが近い均一性を示し、基本ケースよりいずれも優れた均一性が得られることがわかった。またケース4とケース6とを比較すると、ケース6の方が若干優れており、均一性のピークはh=7mm近傍にあると推測される。これにより、反射部材51の有効性が確認された。また、反射部材51の配置位置は、出口面からその上部近傍に設置すればよいことがわかった。
上記実施の形態によれば、放出孔1の軸心上で入口面1aから基板P側に、錐辺外周部を反射面とする反射部材51を倒立姿勢で配置することにより、放出孔1の軸心部近傍に飛散経路を有する蒸着材料を反射して軸心部への蒸着材料の集中度を低下させ、これにより基板Pへの蒸着分布を均一化することができる。
また、放出孔1の入口面1aから反射部材51までの距離h1を、放出孔1の入口面1aの口径Dの(2/3)倍以上とすることにより、基板Pへの蒸着分布をより均一化することができる。
なお、図1(c)(d)は放出孔1に開放テーパ部52c,62cを形成した変形例を示する。この放出孔1は、入口面1aから距離h2の直筒部52b,62bと、直筒部52b,62bの上縁部から開放角αで出口面1bほど拡径される距離h3の漏斗状の開放テーパ部52c,62cとにより形成されている。これら変形例は、第1の実施の形態に比較して基板Pへの蒸着分布の均一性が向上される傾向が変わらず、反射部材51により同様の作用効果が得られることが確認されている。ここで、開放テーパ部52c,62cの軸心に対する傾斜角αは、図では、たとえば60°で示しているが、45°≦α≦75°が好適値である。
(放出部の第2の実施の形態)
次に上記真空蒸着装置10、20に設けられた本発明に係る放出部の第2の実施の形態を図4,図5を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
図4(a)に示すように、この分散容器15,25に形成された放出孔1は、距離H(ここでは上面板52の厚み分)の円柱形に形成されており、放出孔1の軸心上で、基準面である入口面1aに一致する位置から下方(反基板P側)に距離h4に頂部が位置する正立姿勢の反射部材61が設けられている。もちろん、図4(b)に示すように、放出孔1を、薄い板厚の上面板62に立設された円筒部材62aにより形成してもよい。
この反射部材61は、上端が頂部となる正立姿勢の無底円錐形で、錐形の錐辺外周面が反射面に構成されており、頂角βは図では90°で示されているが、頂角βは、75°〜105°の範囲が好適値であり、またβ=60°〜120°も有効である。また、図示していないが、反射部材61はたとえば上面板52から垂下されて放出孔1の軸心を中心とする放射方向に配置された支持板により取り付けられている。
ここで、図5に、この反射部材61による分散効果をシミュレーションにより求めたグラフを示す。ここでは、比較のために、円板状の反射板と円錐状の反射部材61を用いた。円板状の反射板を用いた円板ケース1は、反射板の外径を1mmとし、放出孔1,1A〜1Cの基準となる入口面1aからの距離h4=−(1/3)D=−3mmとした(「−」は反基板P側を示す)。また同円板ケース2は、反射板の外径を1mmとし、入口面1aからの距離h4=−(1/9)D=−1mmとした。さらに同円板ケース3は、反射板の外径を(1/3)D=3mmとし、入口面1aからの距離h4=−3mmとした。また反射部材61を用いた円錐ケースでは、底辺外径D=5mmで第1の実施の形態と同様に形成され、h2=−(1/3)D=−3mmの位置に配置した。ここで、放出孔1の口径D=9mm、距離H=6mmである。またここで、図3の(a)および(b)の横軸と縦軸は図2と同様に表されている。
図5によれば、円板状の反射板を用いた円板ケース1〜3の場合、入口面1aからの距離h4を変化させても、基本ケースとほぼ同じであり、膜厚分布にあまり変化がない。しかし、円錐ケースの場合、放出部の第1形態に示した底辺外径W1=5mm、h1=6mmの均一性にまで及ばないものの、基本ケースに比較して、均一性を改善することができた。
上記実施の形態によれば、放出孔1の入口面1aから内側に、錐形の反射部材61を正立姿勢で設けることにより、放出孔1の軸心部近傍に飛散経路を有する蒸着材料を反射して軸心部への蒸着材料の集中度を低下させ、これにより基板Pへの蒸着分布を均一化することができる。
また反射部材61の底辺の外径Dを、放出孔1の入口1a面の口径Dの(1/9)倍以上とすることにより、基板Pへの蒸着分布をより均一化することができる。
なお、図4(c)(d)は放出孔1を放出孔1に開放テーパ部52c,62cを形成した変形例を示し、入口面1aから距離h2の直筒部52b,62bと、直筒部52b,62bの上縁部から開放角αで出口面1bほど拡径される距離h3の漏斗状の開放テーパ部52c,62cを形成している。これら変形例は、第1の実施の形態に比較して基板Pへの蒸着分布の均一性が向上される傾向が変わらず、反射部材61により同様の作用効果が得られることが確認されている。ここで、開放テーパ部52c,62cの軸心に対する傾斜角αは、図では、たとえば60°で示しているが、45°≦α≦75°が好適値である。
本発明に係る真空蒸着装置の放出部の第1の実施の形態を示し、(a)は第1の実施の形態を示す縦断面図、(b)は第1の実施の形態の変形例を示す縦断面図、(c)は第1の実施の形態の変形形態を示す縦断面図、(d)は変形形態の変形例を示す縦断面図である。 第1の実施の形態における反射部材の底辺外径の変化による膜厚分布を示し、(a)は縦軸に膜厚分布、横軸に放出孔の軸心からの半径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフ、(b)は縦軸に蒸着材料の付着個数、横軸に放出孔の軸心からの径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフである。 第1の実施の形態における反射部材の配置位置の変化によるの膜厚分布を示し、(a)は縦軸に膜厚分布、横軸に放出孔の軸心からの径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフ、(b)は縦軸に蒸着材料の付着個数、横軸に放出孔の軸心からの径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフである。 本発明に係る真空蒸着装置の放出部の第2の実施の形態を示し、(a)は第2形態を示す縦断面図、(b)は第2の実施の形態の変形例を示す縦断面図、(c)は第2の実施の形態の他の変形形態を示す縦断面図、(d)は他の変形形態の変形例を示す縦断面図である。 第2の実施の形態において、平板と錐形の反射部材を配置した時の膜厚分布を示し、(a)は縦軸に膜厚分布、横軸に放出孔の軸心からの径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフ、(b)は縦軸に蒸着材料の付着個数、横軸に放出孔の軸心からの径と放出孔から基板までの距離との比を示したグラフである。 本発明に係る放出部を有する真空蒸着装置の第1形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る放出部を有する真空蒸着装置の第2形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る放出部を有する真空蒸着装置の第3形態を示す側面図である。 本発明に係る放出部を有する真空蒸着装置の第4形態を示し、(a)は側面図、(b)は分散容器の縦断面図である。
符号の説明
1 放出孔
P 基板
10,20,30,40 真空蒸発装置
11,21,31 真空蒸発室
12,22,32A〜32C 蒸発容器
13,23,33A〜33C るつぼ
14,24,34A〜34C 移送ダクト
15,25,35A〜35C 分散容器
36B 中段接続ノズル
36C 下段接続ノズル
51,61 反射部材
52,62 上面板
52a 円筒部材
52b 筒部
53c 開放テーパ部

Claims (4)

  1. 蒸発された蒸着材料が導入される分散容器に、当該分散容器に対向して配置される被蒸着材に向かって蒸着材料を放出する放出孔を形成した真空蒸着装置の放出部構造であって、
    放出孔の軸心上で放出孔の入口面から被蒸着材側に、入口面の口径より小径で、かつ入口面から外方に離れるほど大径となる錐形の反射面を有する倒立姿勢の反射部材を設けた
    ことを特徴とする真空蒸着装置の放出部構造。
  2. 放出孔の入口面の口径:D、放出孔の入口面から反射部材の頂部までの距離:h1とすると、
    h1≧(2/3)Dとした
    ことを特徴とする請求項1記載の真空蒸着装置の放出部構造。
  3. 蒸発された蒸着材料が導入される分散容器に、当該分散容器に対向して配置される被蒸着材に向かって蒸着材料を放出する放出孔を形成した真空蒸着装置の放出部構造であって、
    放出孔の軸心上で放出孔の入口面から反被蒸着材側に、入口面の口径より小径で、かつ入口面に接近するほど小径となる錐形の反射面を有する正立姿勢の反射部材を設けた
    ことを特徴とする真空蒸着装置の放出部構造。
  4. 放出孔の入口面の口径:D、反射部材の底辺外径:W1とすると、
    W1≧(1/9)Dとした
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の真空蒸着装置の放出部構造。
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