JP2009279960A - シートクッション長可変の車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートクッションの下部空間を大きく利用でき、シートクッションの前縁形状も変化することのないシートクッション長可変の車両用シートを提供する。
【解決手段】フレーム部材10と、該フレーム部材10上に載置されるクッション体20と、該クッション体20の前端部を操作する操作機構とを備えるシートクッション1を有し、クッション体10の前端部を操作機構によって操作することで、シートクッション1の長さを所望長さに調節できるシートクッション長可変の車両用シートであって、操作機構は、前後方向へスライド可能なスライド部材11と、スライド部材11とフレーム部材12とに連結されるリンク機構30と、リンク機構30に連結されスライド部材11の前後スライドに伴って下方へスライド可能な押圧部材31とを有し、シートクッション1の長さを短くするとき、スライド部材11の後方スライドに連動して押圧部材31が下方へスライド移動することで、クッション体20の前端部が押圧部材31によって下方へ牽引操作されることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】フレーム部材10と、該フレーム部材10上に載置されるクッション体20と、該クッション体20の前端部を操作する操作機構とを備えるシートクッション1を有し、クッション体10の前端部を操作機構によって操作することで、シートクッション1の長さを所望長さに調節できるシートクッション長可変の車両用シートであって、操作機構は、前後方向へスライド可能なスライド部材11と、スライド部材11とフレーム部材12とに連結されるリンク機構30と、リンク機構30に連結されスライド部材11の前後スライドに伴って下方へスライド可能な押圧部材31とを有し、シートクッション1の長さを短くするとき、スライド部材11の後方スライドに連動して押圧部材31が下方へスライド移動することで、クッション体20の前端部が押圧部材31によって下方へ牽引操作されることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、シートクッションの長さを所望長さに調節できるシートクッション長可変の車両用シートに関する。
車両用のシートは、乗員の体型に合わせてシートクッションの長さを自在に調節できる構成のものが好ましい。シートクッションの長さを乗員の体型に応じた最適な長さとすることで、シートクッションと乗員との接触面積当りの荷重が小さくなったり、正しい姿勢で運転できる。これにより、乗員の疲労度が低減するなどの利点が得られる。このようにシートクッションの長さを自在に調節できる車両用シートとして、例えば特許文献1がある。特許文献1の車両用シートを構成するシートクッションは、骨格を成すフレームと、該フレーム上に載置されて着座面を形成するパッドと、該パッドの前端部を所定方向へ操作する操作機構とを備える。ここでの操作機構は、フレームに対して揺動自在に軸支されたアームと、アームを揺動操作するリンク機構とを有する。シートクッションのパッドの前端部はアームに固定されており、リンク機構を介してアームがフレームに対して揺動することで、パッドの前端部が上側斜め前方へ突出した姿勢と下側斜め後方へ後退した姿勢との間で揺動し、シートクッションの長さを調節可能となっている。
特許文献1の車両用シートは、シートクッションの前縁を画定するパッドの前端部を、斜め前後方向へ揺動させることによってシートクッションの長さを調節している。すなわち、シートクッションの長さを短くする際、パッドの先端を所定量斜め後方へ後退させている。したがって、シートクッションの下部空間には、アームやリンク機構の配設スペースの他に、パッドの先端が前後方向へ移動できるだけの空スペースも確保しなければならない。しかも、アームを揺動操作するリンク機構には、少なくともパッド先端の前後移動量分の前後長さが必要であり、大型となってしまう。これでは、シートクッションの下部空間が狭くなってしまい、特に車両用シートの着座姿勢を電動にて操作するパワーシートなど、シートクッションの下部空間にその他の機構や部材を配設したい場合でもその配設スペースに限界があり、設計自由度も低くなる。この問題は、パッドの前端部を前後スライド移動させてシートクッションの長さを可変するときに、パッドの先端が後方へ牽引されるような車両用シートの場合も同様である。すなわち、パッドの先端が後方へ牽引される領域には他の部材を配すことができない。
また、特許文献1ではパッドの前端部を揺動させているので、シートクッションの長さが長い場合と短い場合とではシートクッションの前縁形状が変化する。すなわち、シートクッションの長さが短いときはその前縁の曲率半径は比較的小さいが、シートクッションの長さを長くしたとき、その前縁の曲率半径は大きくなっている。これでは、シートクッションの長さを長くするとパッドの前端部が乗員の脚(特に脹脛)へ接触し易くなることで、乗員が不快感を感じたり、これを避けるため崩れた運転姿勢となるおそれもある。これでは、シートクッションの長さを可変とした本来的な意義が没却されかねない。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、その目的とするところは、シートクッションの下部空間を大きく利用でき、シートクッションの前縁形状も変化することのないシートクッション長可変の車両用シートを提供する。
本発明のシートクッション長可変の車両用シートは、骨格を成すフレーム部材と、該フレーム部材上に載置されて着座面を形成するクッション体と、該クッション体の前端部を所定方向へ操作する操作機構とを備えるシートクッションを有し、前記クッション体の前端部を前記操作機構によって所定方向へ操作することで、前記シートクッションの長さを所望長さに調節できる構成となっている。前記操作機構は、前記クッション体の前端部の裏面を支持しながら前記フレーム部材に対して前後方向へスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材とフレーム部材とに連結されるリンク機構と、該リンク機構に連結され前記スライド部材の前後スライドに伴って上下方向へスライド可能な押圧部材とを有する。シートクッション自体の長さは、スライド部材が前後へスライド操作されることで、可変となっている。したがって、シートクッションの長さが短くなると、寸法が変化しないクッション体の長さがシートクッションの長さに対して余分となり、そのままではクッション体に皺が寄るなど体裁が悪くなる。そこで、前記シートクッションの長さを短くするとき、前記スライド部材の後方スライドに連動して前記押圧部材が下方へスライド移動することで、前記クッション体の前端部が前記押圧部材によって下方へ牽引操作されることを特徴とする。ここで、本発明においては押圧部材やクッション体の前端部が下方へスライド移動し、特許文献1のように揺動することがないので、クッション体の先端が後方へ大きく後退することはない。すなわち、本発明での「下方」とは、若干傾斜していても構わないが、少なくとも大きく後方へ後退することのない方向である。好ましくは略垂直下方である。
このとき、前記クッション体の先端を、前記押圧部材の下方を回り込んだ状態で前記リンク機構へ固定し、前記押圧部材は、前記クッション体の先端固定部より前方にて下方へスライド可能とすることが好ましい。これにより、前記押圧部材が下方へスライドするとき、該押圧部材によって前記クッション体前端部の中途部が下方へ押圧操作されることになる。すなわち、クッション体前端部の一部が、押圧部材を挟んで二つ折りされた状態となる。
また、前記スライド部材を、一定の曲率を有して前記シートクッションの前縁形状を画定する形状に形成することが好ましい。これにより、前記シートクッションの長さが調節される際、前記クッション体は前記スライド部材表面に沿うように、前記押圧部材によって牽引操作されることにより、前記シートクッションの前縁形状は、常に略一定形状に保持される。
さらに、前記スライド部材は、前記フレーム部材に対して前後スライド可能にピン固定することが好ましい。
本発明によれば、シートクッションの長さを短くするとき、スライド部材の後方スライドに連動して、クッション体の前端部が押圧部材によって下方へ牽引操作されるようにリンク機構が構成されている。したがって、リンク機構にはクッション体前端部の前後移動量を考慮する必要は無く、かつ押圧部材を下方へスライド可能とするだけでよいので、コンパクト化できる。しかも、クッション体の前端部が後方へ牽引されることも無い。これにより、シートクッションの下部空間(フレームやクッション体等で区画される内部空間)を大きく利用でき、その他の機構や部材を配設するに有利となる。
押圧部材によってクッション体前端部の中途部が下方へ押圧操作されて、クッション体が押圧部材を挟んで二つ折りされた状態となることで、シートクッションの長さ可変量(シートクッション前縁の前後移動量)に対してクッション体前端部の下方伸長量を小さくできる。例えば、クッション体を折り曲げずにその先端をそのまま下方へ牽引する場合と比べると、クッション体前端部の下方伸長量は1/2以下となる。これにより、シートクッションの設置高さに対する、シートクッション長さの可変限界量を大きくできる。逆の観点からは、シートクッション長さの可変量に対してクッション体の下方伸長量が小さいので、シートクッションを最大長さにしても、クッション体前端部の下端とフロアとの間に空間を確保し易く、シートクッションの下部空間の有効利用範囲も拡大できる。
シートクッションの長さを調節する際に、当該シートクッションの前縁形状が常に略一定の曲率を有する形状に保持されていれば、乗員の着座姿勢(特に脚)に対するシートクッションの前縁形状(角度)を一定に保てるので、乗員が不快感を感じるなどの問題は生じないと共に、正しい姿勢で運転し易い。
スライド部材がフレーム部材に対してピン固定されていれば、シートクッション長さを伸ばすことでスライド部材がフレーム部材に対して大きく前方へ突出しても、乗員からの荷重によってスライド部材が下方へ大きく変形することが避けられる。
(実施例)
以下に、適宜図面を参照しながら本発明に係るシートクッション長可変の車両用シートの実施の形態について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさらに種々の変更が可能であることはいうまでもない。図1は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、シートクッション1の斜視図である。なお、図1には、シートクッション1の内部構造のみを図示している。図2は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、操作機構の斜視図である。図3は、シートクッション1の長さが中間長さとなっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。図4は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。図5は、シートクッション1の長さが最長となっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。
以下に、適宜図面を参照しながら本発明に係るシートクッション長可変の車両用シートの実施の形態について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさらに種々の変更が可能であることはいうまでもない。図1は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、シートクッション1の斜視図である。なお、図1には、シートクッション1の内部構造のみを図示している。図2は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、操作機構の斜視図である。図3は、シートクッション1の長さが中間長さとなっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。図4は、シートクッション1の長さが最短となっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。図5は、シートクッション1の長さが最長となっている状態の、シートクッション1前縁部の要部拡大側断面図である。
車両用シートは、乗員の着座部となるシートクッション1と、図示省略の背凭れとしてのシートバックなどを有している。図1に示すごとくシートクッション1は、当該シートクッション1の骨格を成す金属製のフレーム10と、該フレーム10上を覆うように載置されて着座面を形成するパッド20(図3参照)と、該パッド20の前端部を所定方向へ操作する操作機構とを備える。なお、フレーム10が本発明のフレーム部材に相当する。また、パッド20は、発泡ウレタンなどのクッション性及び可撓性に富む材料からなり、本発明のクッション体に相当する。フレーム10は、車両フロアに固設された前後方向に延びる左右一対のロアレール2・2上に、前後スライド自在に嵌合される左右一対のサイドフレーム10s・10sと、シートクッション1の後部において両サイドフレーム10s・10s間に架設される補強フレーム10rと、シートクッション1の前部において両サイドフレーム10s・10s間に架設されるクッションパン12とを有する。なお、明確には図示されていないが、左右の両サイドフレーム10s・10sの下端には、それぞれ左右のロアレール2・2と嵌合するアッパレールが形成されている。そして、詳細は後述するが、パッド20の前端部を操作機構によって所定方向へ操作することで、シートクッション1の長さを所望長さに調節できるようになっている。
操作機構は、パッド20の前端部の裏面を支持しながら前後方向へスライド可能なスライドパン11と、スライドパン11の前後スライドの駆動源となるモータユニット13と、モータユニット13を固定するブラケット14と、スライドパン11とクッションパン12とに連結されるリンク機構30と、該リンク機構30に連結されスライドパン11の前後スライドに伴って略垂直に上下スライド可能な押圧ワイヤ31と、モータユニット13の駆動力を受けてスライドパン11を前後スライドさせる駆動ステー18とを有する。なお、スライドパン11が本発明のスライド部材に相当し、押圧ワイヤ31が本発明の押圧部材に相当する。
図1及び図2に示されるように、クッションパン12は一定の剛性を有する略平板状の金属プレートであり、左右のサイドフレーム10s・10sの上面に亘って架設される架設部12aと、該架設部12aの前方に延在し、架設部12aより左右幅の小さい支持部12b(図3参照)とを有する。さらにクッションパン12には、図2によく示されるように、支持部12bの前端部が下方へ折り曲げられた折曲部12cと、さらに折曲部12cの下端部左右両縁を前方へ切り起こしたリンク固定部12dとを有する。スライドパン11も、一定の剛性を有する金属製のプレート部材であり、クッションパン12の上方に重なる上面部11aと、該上面部11aの前縁部が一定の曲率を持って下方へ折り曲げられ、シートクッション1の内部空間の前面を区画する前面部11bとを有する。本実施例では、前面部11bは上面部11aから略90度折り曲げられている。また、スライドパン11の上面部11aの左右側方には、前後方向に延びる長孔16・16が上下貫通状に穿設されており、当該左右の長孔16・16を介してそれぞれ2つのピン17・17がクッションパン12へ固定されている。ピン17・17は長孔16・16内を前後方向へスライド可能であることで、スライドパン11はクッションパン12に対して前後方向へスライド可能である。一方、長孔16・16はピン17・17から抜け外れ不可であることから、スライドパン11はクッションパン12に対して上方へ離間することが防がれる。
ブラケット14は一定の剛性を有する金属部材であってT字状を呈する。当該ブラケット14は左右のサイドフレーム10s・10sの上面に接合されており、その左右中間部にモータユニット13がビス留めされている。モータユニット13は、モータ部13aとギアボックス部13bとを有し、ギアボックス部13bに丸棒状の駆動ステー18が挿通されている。駆動ステー18の後端部の所定領域は、その外周面にネジ溝が形成されたネジ部18aとなっており、当該ネジ部18aのネジ溝とギアボックス部13b内のギアとが噛合うことで、モータの駆動により駆動ステー18が前後方向へスライド移動する。そして、駆動ステー18の先端がスライドパン11の左右一方の裏面に不離一体的に接合されており、駆動ステー18が前後にスライド移動することで、これに押し引きされるようにスライドパン11が一体的に前後方向へスライド移動する。なお、ネジ部18aの前後長さはスライドパン11に穿設された長孔16の前後長さより大きく、その前後端には、駆動ステー18の移動限界を規定するリング状のストッパ19が不離一体的に接合されている。一方、スライドパン11の左右他方の裏面にも、当該スライドパン11の前後スライド移動を安定させるための案内ステー23が不離一体的に接合されている。案内ステー23は、駆動ステー18と同一形状・寸法であるが、ネジ溝は形成されていない。案内ステー23は、ブラケット14の下面に接合された案内部材24に挿通されていることで、安定して前後方向へスライド移動する。これにより、スライドパン11の前後スライド移動が安定する。
リンク機構30はシートクッション1の左右両側方に設けられており、図2及び図3に示されるように、スライドパン11から延在するリンクブラケット32と、スライドパン11とクッションパン12とに連結されるリンク33と、リンクブラケット32に上下スライド可能に取り付けられるスライド基材34と、該スライド基材34と一体的に上下動する押圧ワイヤ31とを有する。リンクブラケット32は、スライドパン11の前面部11bの下部左右両端を後方へ折り曲げることで、スライドパン11に一体形成されており、上下方向に延びる縦長の長孔36が貫通状に穿設されている。なお、長孔36は、僅かに傾斜しているが、略垂直方向に延びている。リンク33はL字状に形成されている。リンク33の一端(上端)は、軸ピン37によってクッションパン12のリンク固定部12dに、前後方向へ回動可能に連結されている。なお、リンク33に穿設された軸ピン37の挿通孔38は、リンク回動に伴う相対変化を許容できるよう長孔状に形成されている。一方、リンク33の他端(下端)は、リンクブラケット32の長孔36へ上下スライド可能に嵌合されるスライドピン39に、前後方向へ回動可能に連結されている。すなわち、軸ピン37がリンク33の回動基端となり、スライドピン39がリンク33の回動先端となる。なお、リンク33に穿設された軸ピン37の挿通孔42も、リンク回動に伴う相対変化を許容できるよう長孔状に形成されている(図3〜5の破線参照)。また、リンク33の角部は、リンクブラケット32の上下中間部から後方へ一体的に突出する突部32aに、操作ピン40によって回動可能に軸支されている。なお、リンク33は、クッションパン12のリンク固定部12dとリンクブラケット32とによって左右方向から挟まれた状態で連結されており、リンク固定部12d側が、リンクブラケット32側より長寸となっている。
スライド基材34もリンクブラケット32の長孔36に嵌合されるスライドピン39に固定されている。そして、当該スライド基材34の外面に、押圧ワイヤ31が溶接固定されている。押圧ワイヤ31は、剛性の高い鉄鋼製のワイヤからなる。また、押圧ワイヤ31は、左右のリンク機構30・30に亘ってスライドパン11の前面部11dの下縁に沿うように架け渡されており、スライド基材34との接合部からリンクブラケット32の上下高さ寸法と略同一量下方へ、長孔36と略平行な角度で突出するように設けられている。また、リンクブラケット32の下縁には、左右外方へ水平に突出するフランジ32bが設けられており、当該フランジ32bの前方寄り位置に切り欠き形成された切欠41に、押圧ワイヤ31が収容されている。これにより、押圧ワイヤ31が安定して上下動する。
図3によく示されるように、パッド20は、フレーム10の上面全体を覆う大きさで、かつフレーム10の前後長さよりも長寸に形成されており、その外面が表皮21で被覆されている。パッド20は、フレーム10のクッションパン12の上面では不動状に固定されており、スライドパン11に重なる前端部はフレキシブルとなっている。すなわち、フレキシブルなパッド20の前端部は、その裏面からスライドパン11によって支持されている。そして、スライドパン11は一定の曲率で保形される。これにより、シートクッション1の前縁形状は、スライドパン11によって画定される。そのうえで、パッド20の先端は、押圧ワイヤ31の下方を前方側から後方側へ回り込んだ状態で、リンク機構30のリンクブラケット32の下面へ不離一体的に固定されており、押圧ワイヤ31は、パッド20の先端固定部より前方にて上下スライド可能となっている。
次に、シートクッション1の長さを調節する際の作用について説明する。図3には、シートクッション1の長さが中間長さの状態が図示されている。このとき、リンク固定部12dに固定される軸ピン37は、リンク33の挿通孔38の下端にあり、リンクブラケット32の長孔36に嵌合されるスライドピン39は、長孔36の上下中間位置にある。リンク33は、上下方向に起立した状態となっている。小柄な乗員に対応させて、図3に示される状態からシートクッション1の長さを短くする場合、例えばシートクッション1の側面などに設けられた図示していないスイッチを操作することで、モータを逆回転駆動させる。すると、図1及び図2に示されるように、モータユニット13のギアボックス部13b内のギアと噛合う駆動ステー18が後方へスライド移動される。これにより、駆動ステー18に接合されたスライドパン11が、駆動ステー18に引っ張られるように後方へスライド移動する。同時に、案内ステー23もスライドパン11と一体的に後方へスライド移動することで、スライドパン11は安定して後方へスライド移動できる。そして、スライドパン11とクッションパン12とを連結するピン17・17が、スライドパン11の上面部11aに形成された長孔16・16の前端に当接したところで、スライドパン11の後方スライドが規定される。なお、この状態においてもさらにスイッチを操作し続けて、長孔16・16とピン17・17とに大きな荷重がかかっても、駆動ステー18に設けられたストッパ19がモータユニット13に当接することで、スライドパン11の後方スライド限界が確実に規定される。
このスライドパン11の後方スライドに連動して、押圧ワイヤ31が略垂直に下方へスライド移動することで、パッド20の前端部が押圧ワイヤ31によって略垂直に下方へ牽引操作される。詳しくは、スライドパン11の後方スライド移動に伴い、図4によく示されるように、リンク33はリンクブラケット32の突部32aに固定された操作ピン40との連結部分において後方へ押圧操作されることで、回動基端となる軸ピン37を中心として後方へ傾斜回動する。すると、回動基端となる軸ピン37とスライドピン39との相対距離が変化することで、リンク33の下端に固定されたスライドピン39がリンクブラケット32の長孔36に沿って略垂直に下方へスライド移動する。なお、シートクッション1が最短となったとき、軸ピン37は挿通孔38の上端にあり、スライドピン39は長孔36の下端にある。スライドピン39が下方へスライド移動すると、これに固定されたスライド基材34も一体的に同方向へスライド移動する。これにより、スライド基材34に接合された押圧ワイヤ31も、略垂直に下方へスライド移動する。すると、パッド20の前端部は、リンクブラケット32に固定されたパッド20の先端固定部より前方部位において、押圧ワイヤ31によって下方へ押圧牽引される。これにより、パッド20の前端部が略垂直に下方へ(後方へ後退することなく)牽引されながら、シートクッション1の長さが短くなる。このとき、パッド20の前端部は、一定の曲率が保たれるスライドパン11によって支持されているので、シートクッション1の長さを短くするに際して、シートクッション1の前縁形状が変化することはない。また、シートクッション1の長さを短くするに伴い、パッド20の前端部は押圧ワイヤ31を挟んで二つ折りされた状態で下方に牽引されるので、シートクッション1の長さが縮まる量(シートクッション1前縁の後方移動量)に対してパッド20前端部の下方伸長量は小さい。
一方、大柄な乗員に対応させて、図3に示される状態からシートクッション1の長さを長くする場合、図示していないスイッチを操作してモータを正回転駆動させ、駆動ステー18を前方へスライド移動させる。これに伴い、スライドパン11が、案内ステー23でスライド案内されながら駆動ステー18によって前方へ押圧操作される。スライドパン11の前方スライド量は、ピン17・17が長孔16・16の後端に当接したところで規定される。なお、この場合も、さらに長孔16・16とピン17・17とに大きな荷重がかかっても、ストッパ19がモータユニット13に当接することで、スライドパン11の前方スライド限界は確実に規定される。
このスライドパン11の前方スライドに連動して、パッド20の前端部がスライドパン11に沿いながら上方へ牽引操作される。詳しくは、スライドパン11の前方スライド移動に伴い、図5によく示されるように、リンク33は操作ピン40との連結部分において前方へ引っ張り操作されることで、回動基端となる軸ピン37を中心として前方へ傾斜回動する。これに連動して、スライドピン39及びスライド基材34が長孔36に沿って略垂直に上方へスライド移動する。これにより、スライド基材34に接合された押圧ワイヤ31も略垂直に上方へスライド移動することで、押圧ワイヤ31によるパッド20前端部の下方押圧力が解除徐々に解除されていく。これにより、スライドパン11の前方スライドに伴ってパッド20の前端部が上方へ牽引されながら、シートクッション1の長さが長くなる。そして、シートクッション1が最長となったとき、軸ピン37は挿通孔38の上端にあり、スライドピン39は長孔36の上端にある。また、押圧ワイヤ31はリンクブラケット32の下端に当接する位置にまで上昇している。この場合も、パッド20の前端部は、一定の曲率が保たれるスライドパン11によって支持されているので、シートクッション1の長さを長くするに際して、シートクッション1の前縁形状が変化することはない。また、クッションパン12に対するスライドパン11の前方突出量は大きいことから、この状態において乗員の荷重が負荷されると、スライドパン11は下方へ変形し易くなる。しかし、スライドパン11がピン17・17によって固定されているので、乗員の荷重による変形が抑えられている。
(変形例)
上記実施例では、長孔16及びピン17を左右2箇所に設けたが、これに限らず1箇所のみや3箇所以上設けてもよい。長孔16及びピン17の設置箇所が数が多いほど、スライドパン11の変形を確実に防げる。長孔16及びピン17を1箇所に設ける場合は、スライドパン11の左右中央部に設けることが好ましい。また、長孔16及びピン17は、必ずしも必要ではない。長孔16の前後長さは、スライドパン11の前後スライド量以上であればよい。また、スライドパン11を前後方向へスライド操作するステー18・23も2本に限らず、1本や3本以上とすることもできる。
上記実施例では、長孔16及びピン17を左右2箇所に設けたが、これに限らず1箇所のみや3箇所以上設けてもよい。長孔16及びピン17の設置箇所が数が多いほど、スライドパン11の変形を確実に防げる。長孔16及びピン17を1箇所に設ける場合は、スライドパン11の左右中央部に設けることが好ましい。また、長孔16及びピン17は、必ずしも必要ではない。長孔16の前後長さは、スライドパン11の前後スライド量以上であればよい。また、スライドパン11を前後方向へスライド操作するステー18・23も2本に限らず、1本や3本以上とすることもできる。
シートクッション1の前縁形状はスライドパン11によって画定されるが、スライドパン11の前面部11bの折り曲げ角度は特に限定されず、上面部11aから80〜120度程度の範囲で適宜設計すればよい。好ましくは90〜100度程度である。前面部11bが上面部11aから90度以上折り曲げられていれば、パッド20の前端部は上方から下方に向けて後方に傾斜するので、シートクッション1の前縁が乗員の脚に接触し難くなる。
押圧ワイヤ31の下方スライド(パッド20の下方牽引)は、略垂直方向であり後方に大きく後退しない範囲であれば、若干(例えば垂直方向から±15度程度以内)傾斜していても構わない。好ましくは、垂直方向から±10度程度以内とする。
1 シートクッション
10 フレーム
11 スライドパン
12 クッションパン
13 モータユニット
16 長孔
17 ピン
18 駆動ステー
18a ネジ部
19 ストッパ
20 パッド
21 表皮
23 案内ステー
30 リンク機構
31 押圧ワイヤ
32 リンクブラケット
33 リンク
34 スライド基材
36 長孔
37 軸ピン
39 スライドピン
40 操作ピン
10 フレーム
11 スライドパン
12 クッションパン
13 モータユニット
16 長孔
17 ピン
18 駆動ステー
18a ネジ部
19 ストッパ
20 パッド
21 表皮
23 案内ステー
30 リンク機構
31 押圧ワイヤ
32 リンクブラケット
33 リンク
34 スライド基材
36 長孔
37 軸ピン
39 スライドピン
40 操作ピン
Claims (4)
- フレーム部材と、該フレーム部材上に載置されて着座面を形成するクッション体と、該クッション体の前端部を所定方向へ操作する操作機構とを備えるシートクッションを有し、前記クッション体の前端部を前記操作機構によって所定方向へ操作することで、前記シートクッションの長さを所望長さに調節できるシートクッション長可変の車両用シートであって、
前記操作機構は、前記クッション体の前端部の裏面を支持しながら、前記フレーム部材に対して前後方向へスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材とフレーム部材とに連結されるリンク機構と、該リンク機構に連結され前記スライド部材の前後スライドに伴って上下方向へスライド可能な押圧部材とを有し、
前記シートクッションの長さを短くするとき、前記スライド部材の後方スライドに連動して前記押圧部材が下方へスライド移動することで、前記クッション体の前端部が前記押圧部材によって下方へ牽引操作されることを特徴とする、シートクッション長可変の車両用シート。 - 前記クッション体の先端は、前記押圧部材の下方を回り込んだ状態で前記リンク機構へ固定され、
前記押圧部材は、前記クッション体の先端固定部より前方にて下方へスライド可能となっており、
前記押圧部材が下方へスライドするとき、該押圧部材によって前記クッション体前端部の中途部が下方へ押圧操作される、請求項1に記載のシートクッション長可変の車両用シート。 - 前記スライド部材は、一定の曲率を有して前記シートクッションの前縁形状を画定する形状に形成されており、
前記シートクッションの長さが調節される際、前記クッション体は前記スライド部材表面に沿うように、前記押圧部材によって牽引操作されることにより、前記シートクッションの前縁形状が保持されている、請求項1または請求項2に記載のシートクッション長可変の車両用シート。 - 前記スライド部材は、前記フレーム部材に対して前後スライド可能にピン固定されている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシートクッション長可変の車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008131085A JP2009279960A (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | シートクッション長可変の車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008131085A JP2009279960A (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | シートクッション長可変の車両用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009279960A true JP2009279960A (ja) | 2009-12-03 |
Family
ID=41450908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008131085A Pending JP2009279960A (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | シートクッション長可変の車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009279960A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111137199A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-05-12 | 广汽零部件有限公司 | 一种卷缩式汽车座椅腿托 |
| DE102019121363A1 (de) * | 2019-08-07 | 2021-02-11 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugsitz |
-
2008
- 2008-05-19 JP JP2008131085A patent/JP2009279960A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102019121363A1 (de) * | 2019-08-07 | 2021-02-11 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugsitz |
| CN111137199A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-05-12 | 广汽零部件有限公司 | 一种卷缩式汽车座椅腿托 |
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