JP2009279700A - ワークの把持方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】柔軟物であるワークの形状や位置を認識し、把持するための方法および装置の提供。
【解決手段】フィンガーの姿勢変換を3自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(103)と、回転駆動部(103)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
【選択図】図7
【解決手段】フィンガーの姿勢変換を3自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(103)と、回転駆動部(103)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
【選択図】図7
Description
本発明は、非整列状態で配置された不定形性或いは柔軟性をもつワーク(例えば、方形上の布などの可変シート状物品。以下、「柔軟物」という場合がある。)の把持方法および装置に関し、例えば、山積みされた洗濯物の山から洗濯した一の洗濯物の特徴部を把持する技術に関する。
従来のランドリー工場における選択工程は次の手順で行われる。まず、入荷した汚れた布片を集めて一緒にして水または洗浄剤によって洗濯または洗浄する洗濯工程で該布片の汚れを落とした後、脱水工程に導入し、脱水機で該布片を脱水し、互いの布片が絡みつき塊状となった布片の絡みを解いて布片を山積とする。
該布片は柔軟で形を崩しやすい性質のために布片を自動的に折り畳むための機械化が困難で該布片の山積から該布片の一枚を取出して展開し折畳むには、手で広げて折り畳むか、もしくは、該布片を人手によって広げた後、布片の縁(辺)を揃えて折畳み装置に供給して折り畳むかであった。
該布片は柔軟で形を崩しやすい性質のために布片を自動的に折り畳むための機械化が困難で該布片の山積から該布片の一枚を取出して展開し折畳むには、手で広げて折り畳むか、もしくは、該布片を人手によって広げた後、布片の縁(辺)を揃えて折畳み装置に供給して折り畳むかであった。
しかし、高温多湿の悪環境の下で人手によって山積みとなった該布片の中から一枚一枚取り上げ広げて折畳み装置に揃えるには重労働となり、その上、手間がかかるので作業能率が悪くコスト高となる等の問題点があった。
そこで、布片を折り畳む装置が考え出されたが、洗濯脱水後の布片を山積みにし、山積みとなった布片から一枚一枚を掴み上げて、布片の対角の角部を稜として折り畳む手段を機械化した装置(例えば、特許文献1)があるが、従来の装置は操作が複雑で手間が掛かり、折り畳みの精度が悪いと言った問題点があった。
そこで、布片を折り畳む装置が考え出されたが、洗濯脱水後の布片を山積みにし、山積みとなった布片から一枚一枚を掴み上げて、布片の対角の角部を稜として折り畳む手段を機械化した装置(例えば、特許文献1)があるが、従来の装置は操作が複雑で手間が掛かり、折り畳みの精度が悪いと言った問題点があった。
そこで、出願人の関連会社によって、方形状布片の任意の部分を掴んで吊し、吊された布片の角部の一つを掴んで吊す方法および装置が提言された(特許文献2)。
また、出願人の関連会社により、おしぼり等の方形状布片を三角形状に折り畳んで吊す装置が提言された(特許文献3)。
また、出願人の関連会社により、おしぼり等の方形状布片を三角形状に折り畳んで吊す装置が提言された(特許文献3)。
ところで、ロボットハンドにより人間と同様の作業を行うためには、ワークがロボットハンドの作業可能空間に存在すること、すなわち、ロボットハンドの手先効果器が到達可能であり、かつ、手先効果器が所望の姿勢をとることができる空間内に存在することが必要である。この作業可能空間は到達可能空間の部分集合であり、その中で所望の姿勢を表現できる空間はさらに限定される。
6軸マニピュレータのロボットハンドにおいては、ワーク姿勢に対応するツール姿勢を表現するための関節角の計算が可能で制御しやすいが、表現できない特異姿勢を到達可能空間内に含んでいるためそのポーズの表現ができないことがある。別の観点から説明すれば、ロボットハンドの作業可能到達可能の中で作業を行うようにプログラムする必要がある。このような従来のロボットハンドにおいては、不定形のワークを正確に把持し、展張することは極めて困難であった。
6軸マニピュレータのロボットハンドにおいては、ワーク姿勢に対応するツール姿勢を表現するための関節角の計算が可能で制御しやすいが、表現できない特異姿勢を到達可能空間内に含んでいるためそのポーズの表現ができないことがある。別の観点から説明すれば、ロボットハンドの作業可能到達可能の中で作業を行うようにプログラムする必要がある。このような従来のロボットハンドにおいては、不定形のワークを正確に把持し、展張することは極めて困難であった。
視覚認識センサによりワークを認識し、ロボットハンドの位置決め、姿勢決めを行う把持方法としては、例えば、特許文献4および5に記載されるものがある。しかし、出現するワーク姿勢の方向性に対応するためのツール姿勢が特異点を含む場合に、その姿勢の表現ができないという課題を解決するものではなかった。
特許文献6は、2軸が同軸状に位置する姿勢で、その中間に位置する軸が不規則な動作を行う特異点の問題を解決すべき課題としている。同文献に記載のロボットハンドは、手先効果器を同一姿勢とした状態で直線的に動作させることが多いことに着目し、多関節型アームの先端に直動軸を設け、その直動軸によりアームに対する手先効果器の相対的な位置を変更することにより、特異点の位置をずらすことが開示されている。
特許文献6は、2軸が同軸状に位置する姿勢で、その中間に位置する軸が不規則な動作を行う特異点の問題を解決すべき課題としている。同文献に記載のロボットハンドは、手先効果器を同一姿勢とした状態で直線的に動作させることが多いことに着目し、多関節型アームの先端に直動軸を設け、その直動軸によりアームに対する手先効果器の相対的な位置を変更することにより、特異点の位置をずらすことが開示されている。
特異点を回避するために直動軸や回動軸を増設すると、フィンガー等の手先効果器の姿勢(ツール姿勢)を実現するための関節角の組み合わせが倍増し制御が複雑になるという問題、コストや重量が増加するという問題が生じることになる。
他方、5軸以下のロボットハンドでは、ワーク姿勢とツール姿勢を合致させる計算解が無い場合があり、把持ができなかったり、把持後の姿勢がきれいにならないという問題がある。
他方、5軸以下のロボットハンドでは、ワーク姿勢とツール姿勢を合致させる計算解が無い場合があり、把持ができなかったり、把持後の姿勢がきれいにならないという問題がある。
本発明は、柔軟物であるワークの形状や位置を認識し、把持するための方法および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段の概要は次のとおりである。
(1)把持姿勢の表現
(1−1)ワークを把持するための姿勢変換ツールを提供する。この姿勢変換ツールは、アーム部に取り付けることができ、手先効果器(例えば、フィンガー機構)と、姿勢変換のための駆動機構と、姿勢表現のための駆動アクチュエータの移動量・回転量の計算手段を有する。
(1−2)仮想の姿勢変換を含む姿勢表現を実現する。柔軟物であるワークの特性を生かして、把持後の手先効果器とワークの姿勢(ポーズ)が正確に合うようにする。ロボットハンドの関節角度の制御を、仮想フィンガーと仮想関節を含ませて計算すること、或いは、許容範囲内での布の変形を利用することで自由度の小さなロボットハンドでの作業を可能とする。
(2)関節角度の計算
姿勢変換ツールにより所望の把持姿勢を表現するためには、全ての駆動アクチュエータの移動量・回転量を計算する手段を有するロボットコントローラが必要である。通常は、座標やツールパラメータ等の制御値を入力すれば、逆運動学計算により全ての駆動アクチュエータの移動量・回転量を演算することができる。しかし、その制御値が特異姿勢(特異点)を含む場合には、通常の演算では解が得られない。ここで、特異姿勢とは、関節とモーターの数は足りているのに、特定の方向に動けなくなる姿勢をいう。この特異姿勢がどこにあるかは、マニピュレータの各リンクの長さと、それぞれのリンクに対して関節がどの向きに固定されているかという関係から決定される。特異姿勢を回避するために、本発明では、次の2つの手法を取る。
(2−1)手先効果器の姿勢(ツール姿勢)をワーク姿勢に合わせたときが特異点となる場合、姿勢変換ツールの関節回転角を変化させ、異なるツール姿勢について演算を行う。
(2−2)特異点を含まないツール姿勢の一覧をテーブル配列に記憶しておき、テーブル配列の中から設定された作業に最適なツール姿勢を選択する。
(1)把持姿勢の表現
(1−1)ワークを把持するための姿勢変換ツールを提供する。この姿勢変換ツールは、アーム部に取り付けることができ、手先効果器(例えば、フィンガー機構)と、姿勢変換のための駆動機構と、姿勢表現のための駆動アクチュエータの移動量・回転量の計算手段を有する。
(1−2)仮想の姿勢変換を含む姿勢表現を実現する。柔軟物であるワークの特性を生かして、把持後の手先効果器とワークの姿勢(ポーズ)が正確に合うようにする。ロボットハンドの関節角度の制御を、仮想フィンガーと仮想関節を含ませて計算すること、或いは、許容範囲内での布の変形を利用することで自由度の小さなロボットハンドでの作業を可能とする。
(2)関節角度の計算
姿勢変換ツールにより所望の把持姿勢を表現するためには、全ての駆動アクチュエータの移動量・回転量を計算する手段を有するロボットコントローラが必要である。通常は、座標やツールパラメータ等の制御値を入力すれば、逆運動学計算により全ての駆動アクチュエータの移動量・回転量を演算することができる。しかし、その制御値が特異姿勢(特異点)を含む場合には、通常の演算では解が得られない。ここで、特異姿勢とは、関節とモーターの数は足りているのに、特定の方向に動けなくなる姿勢をいう。この特異姿勢がどこにあるかは、マニピュレータの各リンクの長さと、それぞれのリンクに対して関節がどの向きに固定されているかという関係から決定される。特異姿勢を回避するために、本発明では、次の2つの手法を取る。
(2−1)手先効果器の姿勢(ツール姿勢)をワーク姿勢に合わせたときが特異点となる場合、姿勢変換ツールの関節回転角を変化させ、異なるツール姿勢について演算を行う。
(2−2)特異点を含まないツール姿勢の一覧をテーブル配列に記憶しておき、テーブル配列の中から設定された作業に最適なツール姿勢を選択する。
通常、マニピュレータにはヤコビ行列が特異となる関節角度の組み合わせが存在する。マニピュレータはその作業空間の境界に特異点をもっており、大部分は作業空間の内部に特異点の軌跡を持っている。特異点は次の二つに分類できる。一つは作業空間境界特異点であり、マニピュレータが伸びきった状態や折り曲がって重なった状態で存在し、手先効果器が作業空間付近あるいは境界状にある状態である。もう一つは作業空間内部特異点であり、一般的に二つ以上の関節軸が一直線上に並んだときにおこる。姿勢変換ツールはこの両方の特異点に対してツール姿勢の変化をさせることでこれらの特異点を回避する。
なお、特異姿勢の判定には、ヤコビ行列の行列式を計算し正則行列であるか判定することが好ましい。ヤコビ行列が特異である場合、すなわち逆行列が存在しない場合、その行列は正則行列でなく行列式は0になることで判定できる。ここで、ヤコビ行列とは、それぞれの関節が微小回転を行ったとき、それに応じて手先がデカルト座標でどれだけ動いたか、といった関係を表した行列である。逆運動学計算は一般に計算が複雑になるが、ヤコビ行列が求まるとロボットハンドの動きを簡単に計算することができるからである。
なお、特異姿勢の判定には、ヤコビ行列の行列式を計算し正則行列であるか判定することが好ましい。ヤコビ行列が特異である場合、すなわち逆行列が存在しない場合、その行列は正則行列でなく行列式は0になることで判定できる。ここで、ヤコビ行列とは、それぞれの関節が微小回転を行ったとき、それに応じて手先がデカルト座標でどれだけ動いたか、といった関係を表した行列である。逆運動学計算は一般に計算が複雑になるが、ヤコビ行列が求まるとロボットハンドの動きを簡単に計算することができるからである。
以上の技術思想に基づく課題を解決するための手段を下記に記載する。
[1]開閉動作するフィンガーによりワークを把持する把持部と、把持部を空間内で移動させる多数軸からなる駆動部と、把持位置情報取得手段と、演算部とを備えるロボットハンドシステムにより柔軟物であるワークを把持する方法であって、把持位置情報取得手段により取得したワークの特徴部の情報に基づき柔軟物の把持位置を判定する第1工程、前記演算部が、開状態にあるフィンガー内にワークの把持位置が位置するよう、把持部の経路および姿勢を設定する第2工程、前記駆動部により前記把持部を移動させ、ワークの把持位置を把持する第3工程、を有することを特徴とするワークの把持方法。
[2]前記駆動部は、2自由度での姿勢変換を可能とし、前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる仮想軸を設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする[1]に記載のワークの把持方法。
[3]前記駆動部は、1自由度での姿勢変換を可能とし、前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第1の仮想軸と、前記ワークの第1の軸に直交する第2の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第2の仮想軸とを設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする[1]に記載のワークの把持方法。
[4]前記ワークが、シート状の布類であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかに記載のワークの把持方法。
[5]フィンガーの姿勢変換を3自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(103)と、回転駆動部(103)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
[6]フィンガーの姿勢変換を2自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
[7]フィンガー機構の先端の位置決めをデカルト座標で制御するロボットアームをさらに備えることを特徴とする[5]または[6]に記載のワークの把持装置。
[8]フィンガーの姿勢変換を1自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、回転駆動部(102)を所定角度回転し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。
[9]ロボットアームへの取付面(105)と、取付面(105)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、コントローラと、を備え、前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。
[10]ワークの把持位置を規定する1ないし3点の特徴部の情報を取得する把持位置情報取得手段をさらに備え、前記ロボットコントローラは、前記特徴部の情報に基づきワーク姿勢を演算し、ワーク姿勢に基づきフィンガー機構の把持姿勢を演算する演算工程と、把持姿勢が特異点でないかを判定し、特異点であると判定した場合には再度把持姿勢を演算する判定工程とを有することを特徴とする[8]または[9]に記載のワークの把持装置。
[1]開閉動作するフィンガーによりワークを把持する把持部と、把持部を空間内で移動させる多数軸からなる駆動部と、把持位置情報取得手段と、演算部とを備えるロボットハンドシステムにより柔軟物であるワークを把持する方法であって、把持位置情報取得手段により取得したワークの特徴部の情報に基づき柔軟物の把持位置を判定する第1工程、前記演算部が、開状態にあるフィンガー内にワークの把持位置が位置するよう、把持部の経路および姿勢を設定する第2工程、前記駆動部により前記把持部を移動させ、ワークの把持位置を把持する第3工程、を有することを特徴とするワークの把持方法。
[2]前記駆動部は、2自由度での姿勢変換を可能とし、前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる仮想軸を設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする[1]に記載のワークの把持方法。
[3]前記駆動部は、1自由度での姿勢変換を可能とし、前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第1の仮想軸と、前記ワークの第1の軸に直交する第2の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第2の仮想軸とを設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする[1]に記載のワークの把持方法。
[4]前記ワークが、シート状の布類であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかに記載のワークの把持方法。
[5]フィンガーの姿勢変換を3自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(103)と、回転駆動部(103)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
[6]フィンガーの姿勢変換を2自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、前記ロボットコントローラは、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。
[7]フィンガー機構の先端の位置決めをデカルト座標で制御するロボットアームをさらに備えることを特徴とする[5]または[6]に記載のワークの把持装置。
[8]フィンガーの姿勢変換を1自由度で行うワークの把持装置であって、ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、これらの作動を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、回転駆動部(102)を所定角度回転し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。
[9]ロボットアームへの取付面(105)と、取付面(105)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、コントローラと、を備え、前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。
[10]ワークの把持位置を規定する1ないし3点の特徴部の情報を取得する把持位置情報取得手段をさらに備え、前記ロボットコントローラは、前記特徴部の情報に基づきワーク姿勢を演算し、ワーク姿勢に基づきフィンガー機構の把持姿勢を演算する演算工程と、把持姿勢が特異点でないかを判定し、特異点であると判定した場合には再度把持姿勢を演算する判定工程とを有することを特徴とする[8]または[9]に記載のワークの把持装置。
本発明によれば、不定形で柔軟な布のようなワークの特徴部を、ワーク姿勢に対する許容範囲内のツール姿勢で把持することが可能となる。
また、従来技術では自由度が不足するとされたロボットハンドによっても、把持後のワーク姿勢とツール姿勢が一致するように把持することができる。
さらに、特異点を回避した把持姿勢を常時設定することが可能となる。
また、従来技術では自由度が不足するとされたロボットハンドによっても、把持後のワーク姿勢とツール姿勢が一致するように把持することができる。
さらに、特異点を回避した把持姿勢を常時設定することが可能となる。
最良の形態の本発明を、洗濯されたタオル等の布類のハンドリングシステムの例で説明する。
本発明のハンドリングシステムは、図1に示すように、コンベア装置9により搬送されるワーク5を、ロボットハンドA10およびロボットハンドB20により折畳機8に投入するためのものである。
本発明のハンドリングシステムの構成要素は、フレーム1内に配置される。このハンドリングシステムは、プルアップハンド2、全体撮像機構3、認識用台7、ロボットハンドA10、およびロボットハンドB20を実質的な構成要素とする。
本発明のハンドリングシステムは、図1に示すように、コンベア装置9により搬送されるワーク5を、ロボットハンドA10およびロボットハンドB20により折畳機8に投入するためのものである。
本発明のハンドリングシステムの構成要素は、フレーム1内に配置される。このハンドリングシステムは、プルアップハンド2、全体撮像機構3、認識用台7、ロボットハンドA10、およびロボットハンドB20を実質的な構成要素とする。
なお、本明細書において用いる下記の「用語」は、特に断りの無い限り次の意味を有する。
位置:3次元のデカルト座標で表現された位置
姿勢:3次元のデカルト座標のなかで表現された別の座標系の方向
ポーズ:位置・姿勢、および、ある座標系のなかにある別の座標系の位置・姿勢
座標:ある座標系で表現された座標値
位置:3次元のデカルト座標で表現された位置
姿勢:3次元のデカルト座標のなかで表現された別の座標系の方向
ポーズ:位置・姿勢、および、ある座標系のなかにある別の座標系の位置・姿勢
座標:ある座標系で表現された座標値
《撮像機構》
フレーム1の上方位置には、ステレオ視覚センサである全体撮像機構3が設けられている。
全体撮像機構3は、投影パターン60を投射するためのプロジェクタ31を有している。全体撮像機構3での撮像により、ワークの高さ計測および端部の位置を識別可能である。
フレーム1の上方位置には、ステレオ視覚センサである全体撮像機構3が設けられている。
全体撮像機構3は、投影パターン60を投射するためのプロジェクタ31を有している。全体撮像機構3での撮像により、ワークの高さ計測および端部の位置を識別可能である。
ロボットハンドA10に搭載される手先撮像機構A13およびロボットハンドB20に搭載される手先撮像機構B23についても、あおり光学系により構成した。手先撮像機構13および手先撮像機構23は、投影パターン60を投射するために、プロジェクタ31と同様のプロジェクタ41を有している。
《ロボットハンド》
本発明のロボットハンド10,20は、多数軸の関節からなるアーム部11,21と、アーム部11,21に取り付けられた姿勢変換ツール100とを備える。ロボットハンドの構成については、実施例において詳細に説明する。
本発明のロボットハンド10,20は、多数軸の関節からなるアーム部11,21と、アーム部11,21に取り付けられた姿勢変換ツール100とを備える。ロボットハンドの構成については、実施例において詳細に説明する。
《1.作業工程の概要》
図2は、本発明のハンドリングシステムにおける作業工程の概要を説明するための図面である。
(a)最高点の検出
この工程では、全体撮像機構3での撮像データに基づき、ワークの山6の最高点を検出する。ここで、ワークの山6は、洗濯後、脱水された状態で積層された無模様単色のタオルの山である。ワークの山6の最高点をロボットハンドAまたはBにより掴む。
(b)ワークの端部の把持
(i)ロボットハンドにより掴んだワーク5を、認識用台7の上に展開する。
(ii)手先撮像機構によりワークの一方の概ね端部と思われる箇所を判定し、フィンガー機構により当該箇所を掴む。
図2は、本発明のハンドリングシステムにおける作業工程の概要を説明するための図面である。
(a)最高点の検出
この工程では、全体撮像機構3での撮像データに基づき、ワークの山6の最高点を検出する。ここで、ワークの山6は、洗濯後、脱水された状態で積層された無模様単色のタオルの山である。ワークの山6の最高点をロボットハンドAまたはBにより掴む。
(b)ワークの端部の把持
(i)ロボットハンドにより掴んだワーク5を、認識用台7の上に展開する。
(ii)手先撮像機構によりワークの一方の概ね端部と思われる箇所を判定し、フィンガー機構により当該箇所を掴む。
(c)ワークの角部の把持
フィンガー機構で掴んだワークをプルアップハンド2に受け渡す。プルアップハンド2により吊されたワークの角部を手先撮像機構により判定し、フィンガー機構によりワークの角部を把持する。
(d) ワークの他の角部の把持
ワークの角部を把持した状態で、ロボットハンドによりワークを上方に引き上げる。すると、他の角部がワークの下方に位置される。ワークの他の角部を手先撮像機構4により判定し、もう一方のロボットハンドのフィンガー機構によりワークの他の角部を把持する。
(e)ワークの折畳機への投入
2つの角部を掴まれたワークは、2つのロボットハンドにより展張された状態で、折畳機のコンベア上に載置される。折畳機によりワークは所定の折り数で折り畳まれる。
フィンガー機構で掴んだワークをプルアップハンド2に受け渡す。プルアップハンド2により吊されたワークの角部を手先撮像機構により判定し、フィンガー機構によりワークの角部を把持する。
(d) ワークの他の角部の把持
ワークの角部を把持した状態で、ロボットハンドによりワークを上方に引き上げる。すると、他の角部がワークの下方に位置される。ワークの他の角部を手先撮像機構4により判定し、もう一方のロボットハンドのフィンガー機構によりワークの他の角部を把持する。
(e)ワークの折畳機への投入
2つの角部を掴まれたワークは、2つのロボットハンドにより展張された状態で、折畳機のコンベア上に載置される。折畳機によりワークは所定の折り数で折り畳まれる。
《2.フィンガー機構による把持》
図3は、フィンガー機構によりワークを把持する手順の流れ図である。
まず、計測命令により把持位置情報を取得する。ロボットアームに取り付けられた計測センサを移動することで計測原点を計測用の設定ポーズに移動する。ワーク5の撮像によりワーク5の把持位置情報が入力される。手先撮像機構4によりワーク5を撮像し、特徴点情報を含む画像データをコンローラに送信し、その撮像データに画像処理を施すことにより把持位置の判定が行われる。より詳細には、特徴点としての端点(P1)、長辺点(P2)、短辺点(P3)が検出される箇所を把持位置とする(STEP1)。本実施例では、特徴点のXYZ座標をそれぞれ測定し、ワーク5の姿勢を算出可能としている。
次に撮像した計測原点のポーズ情報をコントローラに入力し、STEP1で計測した座標値をロボット座標に変換するための基礎情報とする(STEP2)。
そして座標変換を行いロボット座標でのワーク端部のポーズを得て、このポーズがフィンガーの把持ポーズとなる(STEP3)。
ワーク5の把持位置が確定すると、把持位置までのロボットハンドの経路・姿勢の計算が行われる(STEP4)。続いて、算出したロボットハンドの経路に、特異点が含まれるなどにより経路・姿勢の表現が不可能でないかのチェックが行われる(STEP5)。経路・姿勢に不具合がある場合には、経路に不具合が含まれないことが確認されるまで経路の再計算が行われる。経路が確定すると、ロボットハンドへ経路情報が送信される(STEP6)。
図3は、フィンガー機構によりワークを把持する手順の流れ図である。
まず、計測命令により把持位置情報を取得する。ロボットアームに取り付けられた計測センサを移動することで計測原点を計測用の設定ポーズに移動する。ワーク5の撮像によりワーク5の把持位置情報が入力される。手先撮像機構4によりワーク5を撮像し、特徴点情報を含む画像データをコンローラに送信し、その撮像データに画像処理を施すことにより把持位置の判定が行われる。より詳細には、特徴点としての端点(P1)、長辺点(P2)、短辺点(P3)が検出される箇所を把持位置とする(STEP1)。本実施例では、特徴点のXYZ座標をそれぞれ測定し、ワーク5の姿勢を算出可能としている。
次に撮像した計測原点のポーズ情報をコントローラに入力し、STEP1で計測した座標値をロボット座標に変換するための基礎情報とする(STEP2)。
そして座標変換を行いロボット座標でのワーク端部のポーズを得て、このポーズがフィンガーの把持ポーズとなる(STEP3)。
ワーク5の把持位置が確定すると、把持位置までのロボットハンドの経路・姿勢の計算が行われる(STEP4)。続いて、算出したロボットハンドの経路に、特異点が含まれるなどにより経路・姿勢の表現が不可能でないかのチェックが行われる(STEP5)。経路・姿勢に不具合がある場合には、経路に不具合が含まれないことが確認されるまで経路の再計算が行われる。経路が確定すると、ロボットハンドへ経路情報が送信される(STEP6)。
本発明の詳細を実施例で説明する。が、本発明は実施例によって何ら限定されるものではない。
[1]構造
実施例1のロボットハンドは、3自由度以上のアーム部11と、その先端に取り付けられた3自由度の姿勢変換ツール100を備えるものである。
アーム部11は、複数のマニピュレータにより構成され、例えば、図17に示すようなXYZの3軸を有するカーテジアン(デカルト座標系)ロボットアームであってもよいし、図6に示すような垂直多関節アームでもよい。アーム部11の各関節軸は、いずれも、例えば、サーボモータ等のアクチュエータ及び遊星歯車型等の減速機並びにエンコーダ等の位置検出器からなり、前記アクチュエータは、図示しないロボットコントローラにより駆動制御される。
本実施例では、フィンガーの先端点の位置は姿勢変換ツール100による姿勢変化によっては変化しない。先端点の位置はロボットアーム11で表現され、把持姿勢は姿勢変換ツール100で表現される。図示しないロボットコントローラが、フィンガーの先端点の位置制御とフィンガーの姿勢制御を行う。
姿勢変換ツール100は、図7、図8に示す如く構成され、取り付け面105に対して手先効果器104の姿勢を3自由度で変化させることができる。ツール100は、取り付け面105により、ロボットアーム部11に接続される。図7、図8ではΣMBがツールの取り付け面(メカニカルインターフェース)105のポーズ(座標系)であり、Σ3がフィンガーの姿勢を規定する座標系である。取り付け面105から順に、第一の関節101、第二の関節102、第三の関節103が配置され各関節ポーズが決められる。図7では、これらの関節軸をフィンガー先端の一点で交差するように配置している。手先効果器104の先端は、開閉を行う2指フィンガーが設けられており、把持部を構成する。この把持部は、ロータリーアクチュエータ103に取り付けられており、所望の姿勢を規定することができる。ロータリーアクチュエータ103のもう一方の端部には、フィンガーの長さ方向(W方向)に対してα2度傾斜した回転軸が配置され、該回転軸はロータリーアクチュエータ102と接続されている。ロータリーアクチュエータ102のもう一方の端部にはその回転軸に対してα1度傾斜した回転軸が配置され、該回転軸にはロータリーアクチュエータ101が接続される。ここでα1、α2はともに鋭角である。また、α1、α2は、後述する理由により同じ角度とすることが好ましい。
なお、本実施例の姿勢変換ツール100は、姿勢変化のみを目的としたものである。そのため、ワーク端部とフィンガー端部の並進位置関係を制御できるように、ツール100またはワークを並進移動するための移動機構を設けることが望ましい。
実施例1のロボットハンドは、3自由度以上のアーム部11と、その先端に取り付けられた3自由度の姿勢変換ツール100を備えるものである。
アーム部11は、複数のマニピュレータにより構成され、例えば、図17に示すようなXYZの3軸を有するカーテジアン(デカルト座標系)ロボットアームであってもよいし、図6に示すような垂直多関節アームでもよい。アーム部11の各関節軸は、いずれも、例えば、サーボモータ等のアクチュエータ及び遊星歯車型等の減速機並びにエンコーダ等の位置検出器からなり、前記アクチュエータは、図示しないロボットコントローラにより駆動制御される。
本実施例では、フィンガーの先端点の位置は姿勢変換ツール100による姿勢変化によっては変化しない。先端点の位置はロボットアーム11で表現され、把持姿勢は姿勢変換ツール100で表現される。図示しないロボットコントローラが、フィンガーの先端点の位置制御とフィンガーの姿勢制御を行う。
姿勢変換ツール100は、図7、図8に示す如く構成され、取り付け面105に対して手先効果器104の姿勢を3自由度で変化させることができる。ツール100は、取り付け面105により、ロボットアーム部11に接続される。図7、図8ではΣMBがツールの取り付け面(メカニカルインターフェース)105のポーズ(座標系)であり、Σ3がフィンガーの姿勢を規定する座標系である。取り付け面105から順に、第一の関節101、第二の関節102、第三の関節103が配置され各関節ポーズが決められる。図7では、これらの関節軸をフィンガー先端の一点で交差するように配置している。手先効果器104の先端は、開閉を行う2指フィンガーが設けられており、把持部を構成する。この把持部は、ロータリーアクチュエータ103に取り付けられており、所望の姿勢を規定することができる。ロータリーアクチュエータ103のもう一方の端部には、フィンガーの長さ方向(W方向)に対してα2度傾斜した回転軸が配置され、該回転軸はロータリーアクチュエータ102と接続されている。ロータリーアクチュエータ102のもう一方の端部にはその回転軸に対してα1度傾斜した回転軸が配置され、該回転軸にはロータリーアクチュエータ101が接続される。ここでα1、α2はともに鋭角である。また、α1、α2は、後述する理由により同じ角度とすることが好ましい。
なお、本実施例の姿勢変換ツール100は、姿勢変化のみを目的としたものである。そのため、ワーク端部とフィンガー端部の並進位置関係を制御できるように、ツール100またはワークを並進移動するための移動機構を設けることが望ましい。
上記において、α1を大きく設定するほど自由に姿勢表現ができる範囲が大きくなる。α=90度では、理論上、ツール姿勢のW方向姿勢を、球面の全表面から中心に向かうような自由度表現できるが、ワークを把持するときツール自体がワークに干渉しやすくなるため現実的でない。したがって、広範囲な姿勢変換をしない場合は、リンクの長さが短くなり小型軽量になるのでα1を小さく設定する方が有利である。でα1は、例えば、18度、22.5度、45度の中から選択して採用するのが好ましい。α1とα2は異なっても制御可能だが数値の絶対値は同じ値であることが好ましい。差が生じたときに、θ1軸付近で作業不可能な範囲が発生するためである。
本発明の構成においては、上述のとおり各軸の延長線が交差するように配置されているため、関節ポーズの原点は公差する点に配置される。従って、最も簡便に計算できるようにパラメータを決定すると、diとai−1は、全ての関節について0になる。また、フィンガー先端の交差位置が計算上の関節ポーズの原点位置になるので、関節3のポーズがそのままツール姿勢になる。
このようにリンクパラメータを決定することにより、各関節の回転角θ1〜3を回転させたときのツール姿勢(フィンガーポーズ)を計算できることになる。
本実施例では、ツール100の剛性とのトレードオフを計算しながら必要な姿勢表現範囲を設定している。例えば、α1=α2=18度のときは、頂角72度の円錐内でフィンガーは把持姿勢を表現する。例えば、α1=α2=45度のときは、頂角180度、すなわち半球内でフィンガーは把持姿勢を表現する。上述したロボットハンドのリンクパラメータをDH記法(デナビット−ハーテンベルク記法)で表したものが下記表1である。このリンクパラメータによれば、把持部の先端の位置は変わらない。すなわち、ツール取り付け面ポーズΣMBとフィンガー原点ポーズΣ0の並進位置は、θが回転しても不変である。
MBT1の変換については本来d1を計算に含める必要があるが、簡便のためMBT0 0T1の形式にしている。実際の先端の位置制御については並進移動量を計算するが、このときその制御値にMBT0に含めたd0に相当する補正を加えることでフィンガー先端の位置制御が可能である。
また、図8では、計算の簡便のためにΣ0の位置をメカニカルインターフェースのポーズΣMBの原点からd0離れた場所にしている。一般的な、多関節ロボットやカーテジアンロボットのコントローラを用いて、ロボット遊端軸とΣ0間のリンクパラメータを入力・設定することで所望のΣ0の姿勢を表現でき、その姿勢から把持姿勢をとるためにはθi(i=1から3)の回転角を計算すればよい。
本発明の構成においては、上述のとおり各軸の延長線が交差するように配置されているため、関節ポーズの原点は公差する点に配置される。従って、最も簡便に計算できるようにパラメータを決定すると、diとai−1は、全ての関節について0になる。また、フィンガー先端の交差位置が計算上の関節ポーズの原点位置になるので、関節3のポーズがそのままツール姿勢になる。
このようにリンクパラメータを決定することにより、各関節の回転角θ1〜3を回転させたときのツール姿勢(フィンガーポーズ)を計算できることになる。
本実施例では、ツール100の剛性とのトレードオフを計算しながら必要な姿勢表現範囲を設定している。例えば、α1=α2=18度のときは、頂角72度の円錐内でフィンガーは把持姿勢を表現する。例えば、α1=α2=45度のときは、頂角180度、すなわち半球内でフィンガーは把持姿勢を表現する。上述したロボットハンドのリンクパラメータをDH記法(デナビット−ハーテンベルク記法)で表したものが下記表1である。このリンクパラメータによれば、把持部の先端の位置は変わらない。すなわち、ツール取り付け面ポーズΣMBとフィンガー原点ポーズΣ0の並進位置は、θが回転しても不変である。
MBT1の変換については本来d1を計算に含める必要があるが、簡便のためMBT0 0T1の形式にしている。実際の先端の位置制御については並進移動量を計算するが、このときその制御値にMBT0に含めたd0に相当する補正を加えることでフィンガー先端の位置制御が可能である。
また、図8では、計算の簡便のためにΣ0の位置をメカニカルインターフェースのポーズΣMBの原点からd0離れた場所にしている。一般的な、多関節ロボットやカーテジアンロボットのコントローラを用いて、ロボット遊端軸とΣ0間のリンクパラメータを入力・設定することで所望のΣ0の姿勢を表現でき、その姿勢から把持姿勢をとるためにはθi(i=1から3)の回転角を計算すればよい。
DH記法においては、関節i−1軸とi軸が唯一つもつ共通法線をX軸とおき、各軸の軸方向をZ軸と考え、関節i−1からiの間の共通法線(X軸)周りのひねり角をαi-1とし(図8iii参照)、関節iのZ軸周りの各共通法線(X軸)の角度をθiとするパラメータとしている(図8iv参照)。共通法線の長さはai-1である。また、Z軸上での共通法線のずれをdiとしている。
[2]把持姿勢の表現
手先効果器のツール姿勢の変換表現方法としては、同次変換行列を用いた方法が知られている。上述したツール100の各関節に回転角度を与えたときのツール姿勢の姿勢表現は、順運動学計算で算出でき、下記式1および2のとおりとなる。ここで、θ1は符号101の回転軸に、θ2は符号102の回転軸に、θ3は符号103の回転軸に対応する。また、α1=18°、α2=−18度と見る。なお、表記法で、si=sinθi、ci=cosθiである。
手先効果器のツール姿勢の変換表現方法としては、同次変換行列を用いた方法が知られている。上述したツール100の各関節に回転角度を与えたときのツール姿勢の姿勢表現は、順運動学計算で算出でき、下記式1および2のとおりとなる。ここで、θ1は符号101の回転軸に、θ2は符号102の回転軸に、θ3は符号103の回転軸に対応する。また、α1=18°、α2=−18度と見る。なお、表記法で、si=sinθi、ci=cosθiである。
世界座標をロボットの制御座標に一致させる設定をしておけば、例えば、ツール姿勢のUVWの各軸の世界座標の各基底軸成分を行列で表現することができる。ワーク姿勢と合致するツール姿勢が把持姿勢となる。
[3]ワーク姿勢の識別
ワーク姿勢は、例えば、ステレオ視覚センサなどの外部センサにより得られたワーク特徴部の情報に基づき取得される。外部センサと、ロボットハンドの接続態様の一例を図13に、外部センサとロボットハンドの通信処理フローの一例を図14に示す。ただし、本発明の外部視覚センサはこれに限定されるものではなく、他の公知の構成を適用することが可能である。
ワーク姿勢は、ワーク端部の特徴部により規定されるワークの姿勢のことであり、例えば、図4に示すように、端部P1、長辺上の点P2、短辺上の点P3のデカルト座標(直交座標)でのベース座標値(XYZ座標値)で規定される。ここで、ワークが布のような柔軟物である場合、その形状が変化するので既知の形状モデルとのマッチングによりポーズ推定することが困難な場合が多いという問題がある。このため、ワーク端部の識別された特徴部の3点から、長辺方向および短辺方向のベクトルを識別し、ポーズ推定を行う処理を施している。
本実施例の姿勢変換ツール100は、3つの関節の回転自由度を有しており、把持部のツール姿勢がワーク姿勢と同じ姿勢になるようにする。このポ−ジングのために関節角度の計算を行う際に、上述のP1〜P3の座標情報を目標把持姿勢情報に変換する手順を、図15を参照しながら以下に説明する。
以下では、ワーク姿勢の短辺方向とツール姿勢のW方向を一致させた際の計算方法を述べるが、ワーク姿勢の長辺方向をツール姿勢のV方向を一致させた際も同様の手順により計算を行うことができることはもちろんである。
ワーク姿勢は、例えば、ステレオ視覚センサなどの外部センサにより得られたワーク特徴部の情報に基づき取得される。外部センサと、ロボットハンドの接続態様の一例を図13に、外部センサとロボットハンドの通信処理フローの一例を図14に示す。ただし、本発明の外部視覚センサはこれに限定されるものではなく、他の公知の構成を適用することが可能である。
ワーク姿勢は、ワーク端部の特徴部により規定されるワークの姿勢のことであり、例えば、図4に示すように、端部P1、長辺上の点P2、短辺上の点P3のデカルト座標(直交座標)でのベース座標値(XYZ座標値)で規定される。ここで、ワークが布のような柔軟物である場合、その形状が変化するので既知の形状モデルとのマッチングによりポーズ推定することが困難な場合が多いという問題がある。このため、ワーク端部の識別された特徴部の3点から、長辺方向および短辺方向のベクトルを識別し、ポーズ推定を行う処理を施している。
本実施例の姿勢変換ツール100は、3つの関節の回転自由度を有しており、把持部のツール姿勢がワーク姿勢と同じ姿勢になるようにする。このポ−ジングのために関節角度の計算を行う際に、上述のP1〜P3の座標情報を目標把持姿勢情報に変換する手順を、図15を参照しながら以下に説明する。
以下では、ワーク姿勢の短辺方向とツール姿勢のW方向を一致させた際の計算方法を述べるが、ワーク姿勢の長辺方向をツール姿勢のV方向を一致させた際も同様の手順により計算を行うことができることはもちろんである。
(1)Pn(Xn,Yn,Zn)(n=1,2,3)から短辺ベクトルP3、長辺ベクトルP2を導出する。
Pn(u,v,w)= Pn(u,v,w)−P1(u,v,w)
(2)短辺ベクトルと長辺ベクトルの内積を判定し、特徴部の直角度の不良を判定する。不良なら違う端部を探す、若しくは、放棄して次のワークを識別する。これは、不定形で柔軟な布のようなワークの場合、認識した端部形状が明らかに直角を形成していないことを意味しているからである。ベクトルが直交する場合内積は0になるので、適当な閾値以下であれば良好と判断し、処理を進行する。
(3)短辺ベクトル方向を正規化しベクトルWとする。
(4)短辺ベクトルと長辺ベクトルの外積を計算し、正規化しベクトルUとする。
(5)外積W×Uを計算し、正規化しベクトルVとする。
(6)世界座標の基底で表現したベクトルUVWからなる回転行列Rと、端点位置P1を成分とする同次変換行列GTMとして、これをワーク把持目標姿勢とする(式3参照)。
ここでは、センサ座標系でワークポーズを求め、世界座標に変換しているが、3点のセンサ座標系での座標値を世界座標値に変換してから世界座標でのワークポーズを求めてもよい。
Pn(u,v,w)= Pn(u,v,w)−P1(u,v,w)
(2)短辺ベクトルと長辺ベクトルの内積を判定し、特徴部の直角度の不良を判定する。不良なら違う端部を探す、若しくは、放棄して次のワークを識別する。これは、不定形で柔軟な布のようなワークの場合、認識した端部形状が明らかに直角を形成していないことを意味しているからである。ベクトルが直交する場合内積は0になるので、適当な閾値以下であれば良好と判断し、処理を進行する。
(3)短辺ベクトル方向を正規化しベクトルWとする。
(4)短辺ベクトルと長辺ベクトルの外積を計算し、正規化しベクトルUとする。
(5)外積W×Uを計算し、正規化しベクトルVとする。
(6)世界座標の基底で表現したベクトルUVWからなる回転行列Rと、端点位置P1を成分とする同次変換行列GTMとして、これをワーク把持目標姿勢とする(式3参照)。
ここでは、センサ座標系でワークポーズを求め、世界座標に変換しているが、3点のセンサ座標系での座標値を世界座標値に変換してから世界座標でのワークポーズを求めてもよい。
なお、ワーク姿勢とツール姿勢の間に相対姿勢差を設ける場合には、ワーク姿勢に相対姿勢を表現する回転行列を作用させて把持姿勢を求めるとよい(式11参照)。
[4]関節回転角の計算
本実施例の姿勢変換ツール100で、把持姿勢を表現する際の各関節の回転角は、ワーク姿勢として与えられた回転行列RのWx、Wy、Wz成分に基づき回転軸駆動部103〜101の有するJ1’〜J3’の関節角度を算出することができる。
具体的には実施例1でJ1’からJ3’の回転角がθ1からθ3であたえられたときの把持姿勢をしめす回転行列は、θnによる回転をn-1Tnとして表記すると式4のようになる。
本実施例の姿勢変換ツール100で、把持姿勢を表現する際の各関節の回転角は、ワーク姿勢として与えられた回転行列RのWx、Wy、Wz成分に基づき回転軸駆動部103〜101の有するJ1’〜J3’の関節角度を算出することができる。
具体的には実施例1でJ1’からJ3’の回転角がθ1からθ3であたえられたときの把持姿勢をしめす回転行列は、θnによる回転をn-1Tnとして表記すると式4のようになる。
上記式3の右辺は、計測により求められたワークポーズ情報であるが、これを上記式4の右辺とした方程式を考える。ここで、行列0T3で示されるワーク姿勢と、上記式で表現されるフィンガー姿勢を一致させるためのθ1からθ3の回転角度を求める逆運動学の計算式は、下記の式5〜7により規定される。
まず、Wz成分から、下記式5に基づきθ2が計算できる。
まず、Wz成分から、下記式5に基づきθ2が計算できる。
次に、Wx成分に、acosθ+bsinθ=C のときのθを求める公式である下記6を適用することで、θ1が計算できる。
最後に、Vz成分から、下記式5に基づきθ3が計算できる。
前記の計算は数4の行列の右辺の成分のうちのWz,Wy,Wz以外からも同様に求めることができる。
三角関数の特性で除算ができない等の問題が生じるケースがあるが、事前チェックとその状態からθを推測する。これによって3点のデカルト座標値が与えられたときの把持姿勢をとるための3軸マニピュレータの関節角度回転角の計算が可能になる。
また、デカルト座標で制御するロボットの取り付け面に本ツールを接続して、フィンガー先端の位置制御を行う場合には、式4の行列の左から下記の並進移動演算子を作用させることで順運動学の式になるので、並進移動量を含む運動学の計算式は下記式8および9のとおりとなる。
よって、並進移動量は上式の逆運動学を解くことによりベクトルPx,Py,Pzとなる。本実施例のフィンガー先端位置はθ1から3の回転によって変化しないという特徴があるので、単純に並進移動ベクトルを計算するだけですむ。
三角関数の特性で除算ができない等の問題が生じるケースがあるが、事前チェックとその状態からθを推測する。これによって3点のデカルト座標値が与えられたときの把持姿勢をとるための3軸マニピュレータの関節角度回転角の計算が可能になる。
また、デカルト座標で制御するロボットの取り付け面に本ツールを接続して、フィンガー先端の位置制御を行う場合には、式4の行列の左から下記の並進移動演算子を作用させることで順運動学の式になるので、並進移動量を含む運動学の計算式は下記式8および9のとおりとなる。
[5]フィンガー姿勢とワーク姿勢のマッチングによる関節回転角の計算
逆運動学計算による演算が困難な場合や、ワーク姿勢の選択肢が限られているような場合においては、演算を簡便に行うために、予め算出したθ1、θ2、θ3についてそれぞれの回転角の組み合わせのときの回転行列がどうなるか テーブルを持っておき、ワーク姿勢の回転行列と最もマッチする組み合わせを採用してもよい。表2は、θ1、θ2の選択肢を−135度から180度まで45度おきに設定したときの変換テーブルを例示するものである。なお、表2ではθ3=0としているが、実際にはθ3の選択肢についても同様のテーブルを用意する。
手先効果器が2指フィンガーの場合、反転した姿勢でも把持できるので反転姿勢の行列(ベクトルUおよびVの符号を入れ替えた行列)を選択肢に含めるとよい。
ベクトルWは、W=U×Vで示される外積である。姿勢一致の度合いは、フィンガー姿勢を構成するUVWの各ベクトルとワーク姿勢を構成するUVW座標軸の各基底ベクトルとの内積を判定する。ここで、どの軸を優先的にマッチングさせるかについては、把持の過程でおこる接触によりワークがより容易に回転可能な方向のベクトルを優先マッチングする。
なお、下記表2では各θiの選択肢を45°おきに設定しているが、より高精度な把持が必要なときはさらに細かいθiの選択肢を用意してマッチングさせることも当然可能である。
逆運動学計算による演算が困難な場合や、ワーク姿勢の選択肢が限られているような場合においては、演算を簡便に行うために、予め算出したθ1、θ2、θ3についてそれぞれの回転角の組み合わせのときの回転行列がどうなるか テーブルを持っておき、ワーク姿勢の回転行列と最もマッチする組み合わせを採用してもよい。表2は、θ1、θ2の選択肢を−135度から180度まで45度おきに設定したときの変換テーブルを例示するものである。なお、表2ではθ3=0としているが、実際にはθ3の選択肢についても同様のテーブルを用意する。
手先効果器が2指フィンガーの場合、反転した姿勢でも把持できるので反転姿勢の行列(ベクトルUおよびVの符号を入れ替えた行列)を選択肢に含めるとよい。
ベクトルWは、W=U×Vで示される外積である。姿勢一致の度合いは、フィンガー姿勢を構成するUVWの各ベクトルとワーク姿勢を構成するUVW座標軸の各基底ベクトルとの内積を判定する。ここで、どの軸を優先的にマッチングさせるかについては、把持の過程でおこる接触によりワークがより容易に回転可能な方向のベクトルを優先マッチングする。
なお、下記表2では各θiの選択肢を45°おきに設定しているが、より高精度な把持が必要なときはさらに細かいθiの選択肢を用意してマッチングさせることも当然可能である。
実施例2は、2自由度の姿勢変換ツールに関する。本実施例では、回転軸駆動部103を有しない点で実施例1の姿勢変換ツールと相違する。本実施例は、布などワークが変形することを利用し、把持により変形したワーク姿勢とツール姿勢を一致させる制御を行う。
[1]ワークの自由度
ワーク姿勢は、並進3自由度以外に3自由度をもつ。この点、本実施例の姿勢変換ツール100は、2自由度しか有しないため、ワーク姿勢と合致するツール姿勢を表現できない場合がある。しかし、ワークが布などの柔軟物である場合には、ワーク姿勢とツール姿勢に誤差があっても、2本のフィンガーの間にワークの端部が位置すればワークの把持は可能である。本実施例では、ワークが把持により変形することを利用し、ワーク姿勢とツール姿勢の許容される誤差を前提とした制御をおこなっている。
[1]ワークの自由度
ワーク姿勢は、並進3自由度以外に3自由度をもつ。この点、本実施例の姿勢変換ツール100は、2自由度しか有しないため、ワーク姿勢と合致するツール姿勢を表現できない場合がある。しかし、ワークが布などの柔軟物である場合には、ワーク姿勢とツール姿勢に誤差があっても、2本のフィンガーの間にワークの端部が位置すればワークの把持は可能である。本実施例では、ワークが把持により変形することを利用し、ワーク姿勢とツール姿勢の許容される誤差を前提とした制御をおこなっている。
[2]許容姿勢誤差
ワーク姿勢とツール姿勢との姿勢誤差は、ワーク姿勢を規定するU軸、V軸、W軸のそれぞれの軸に対して検討する必要がある。
下記の法則が実験結果により確認された(図12参照)。
(1)U軸に対して生じた姿勢誤差は、ワークを把持した後も修正されない。
(2)V軸およびW軸に対して生じた姿勢誤差は、許容範囲内の誤差であれば把持に伴うワークの変形により修正される。
ワーク姿勢とツール姿勢との姿勢誤差は、ワーク姿勢を規定するU軸、V軸、W軸のそれぞれの軸に対して検討する必要がある。
下記の法則が実験結果により確認された(図12参照)。
(1)U軸に対して生じた姿勢誤差は、ワークを把持した後も修正されない。
(2)V軸およびW軸に対して生じた姿勢誤差は、許容範囲内の誤差であれば把持に伴うワークの変形により修正される。
姿勢誤差の許容範囲を決定するためのパラメータとしては、2指フィンガーの場合、ワークの最大厚さ、フィンガーの解放幅、フィンガーの幅、フィンガーの長さ(見かけ)、ワーク姿勢識別の正確性、ロボットハンドの動作制御の正確性、再現性などが挙げられる。より具体的には、図16および下記式10により求まるクリアランスDが、ロボット動作の正確性、再現性誤差よりも大きければ把持できる。
[3]仮想軸および仮想フィンガー
上記許容姿勢誤差を規定することにより、自由度の低いロボットハンドを用いることが可能となる。また、ワーク姿勢に合致するツール姿勢が特異姿勢になる場合も、特異姿勢と異なるツール姿勢で把持を行うことが可能になる。
本実施例では、ワーク側のV軸およびW軸に対する変形を追加軸の一つの操作によるものとしてとらえている。すなわち、布の変形を仮想関節、フィンガーの回転と定義することで少ない自由度の姿勢変化ツールによっても把持姿勢を表現することが可能となる。
例えば、姿勢変化ツールが1自由度、2自由度の場合、仮想軸を持つ仮想フィンガーで把持姿勢を演算する。この際、仮想フィンガーは、ワーク姿勢と完全に合致する姿勢を取ることを前提に演算を行う。仮想フィンガーと実際のフィンガーの姿勢誤差が、把持可能な許容誤差範囲にあるならば把持は可能である。
例えば、図11に示すように、吊り下げた布片のV軸方向を合わせて把持を行う場合、布片の端部の姿勢は、長辺方向(V方向)が下向きの方向性を有することとなる。そして、実験の結果、V方向に中心軸を有する角度が30度の円錐のなかに殆どの布片が存在することが確認された。この範囲内で把持姿勢を取れば、把持により変形した布片の姿勢とフィンガーの姿勢は合致することとなる。
また、仮想関節に接続された仮想フィンガーを付加して演算を行うことにより、演算を簡便・高速に行うことを可能としている。すなわち、一方では仮想フィンガーをワーク姿勢に正確に合わせる計算を行い、他方では実際の関節および仮想関節の回転角度を計算し、把持のための進入から把持までの経路等をチェックする際に仮想関節の回転角度が前述の許容誤差内であるか判定し、許容誤差内であれば把持するという演算処理を行っている。
上記許容姿勢誤差を規定することにより、自由度の低いロボットハンドを用いることが可能となる。また、ワーク姿勢に合致するツール姿勢が特異姿勢になる場合も、特異姿勢と異なるツール姿勢で把持を行うことが可能になる。
本実施例では、ワーク側のV軸およびW軸に対する変形を追加軸の一つの操作によるものとしてとらえている。すなわち、布の変形を仮想関節、フィンガーの回転と定義することで少ない自由度の姿勢変化ツールによっても把持姿勢を表現することが可能となる。
例えば、姿勢変化ツールが1自由度、2自由度の場合、仮想軸を持つ仮想フィンガーで把持姿勢を演算する。この際、仮想フィンガーは、ワーク姿勢と完全に合致する姿勢を取ることを前提に演算を行う。仮想フィンガーと実際のフィンガーの姿勢誤差が、把持可能な許容誤差範囲にあるならば把持は可能である。
例えば、図11に示すように、吊り下げた布片のV軸方向を合わせて把持を行う場合、布片の端部の姿勢は、長辺方向(V方向)が下向きの方向性を有することとなる。そして、実験の結果、V方向に中心軸を有する角度が30度の円錐のなかに殆どの布片が存在することが確認された。この範囲内で把持姿勢を取れば、把持により変形した布片の姿勢とフィンガーの姿勢は合致することとなる。
また、仮想関節に接続された仮想フィンガーを付加して演算を行うことにより、演算を簡便・高速に行うことを可能としている。すなわち、一方では仮想フィンガーをワーク姿勢に正確に合わせる計算を行い、他方では実際の関節および仮想関節の回転角度を計算し、把持のための進入から把持までの経路等をチェックする際に仮想関節の回転角度が前述の許容誤差内であるか判定し、許容誤差内であれば把持するという演算処理を行っている。
[4]計算方法
回転軸駆動部103の有する間接の回転角θ1、回転軸駆動部102の有する間接の回転角θ2は、以下の手順により算出される。
まず、ワーク姿勢の回転行列Rをステレオ視覚センサからの情報に基づき算出する。次に、ワーク姿勢のW軸方向に着目する。
W軸がθ1+θ2を頂角とする円錐内にあり、かつ、θ1を頂角とする円錐の外にある場合、W軸は一致させられるがU,V軸は一致できない姿勢が存在することになる。W軸はZ方向に一致したとき以外は、W軸を一致させたときにはワークとの相対姿勢は一義的に決まり、2種類の組み合わせができる。このうち相対姿勢差が最も小さな組み合わせを選び、その姿勢差が限界以内であれば最終的な把持姿勢の変化なく把持ができる。具体的には以下の手順で計算する。
(1)W成分を一致させるための回転角(θ1、θ2)を計算する。
(2)W成分を一致させ、ワーク姿勢にツール姿勢を合わせたときのW軸周りの仮想フィンガーの回転角を計算する。
(3)許容値と比較して良否判定を行う。
回転軸駆動部103の有する間接の回転角θ1、回転軸駆動部102の有する間接の回転角θ2は、以下の手順により算出される。
まず、ワーク姿勢の回転行列Rをステレオ視覚センサからの情報に基づき算出する。次に、ワーク姿勢のW軸方向に着目する。
W軸がθ1+θ2を頂角とする円錐内にあり、かつ、θ1を頂角とする円錐の外にある場合、W軸は一致させられるがU,V軸は一致できない姿勢が存在することになる。W軸はZ方向に一致したとき以外は、W軸を一致させたときにはワークとの相対姿勢は一義的に決まり、2種類の組み合わせができる。このうち相対姿勢差が最も小さな組み合わせを選び、その姿勢差が限界以内であれば最終的な把持姿勢の変化なく把持ができる。具体的には以下の手順で計算する。
(1)W成分を一致させるための回転角(θ1、θ2)を計算する。
(2)W成分を一致させ、ワーク姿勢にツール姿勢を合わせたときのW軸周りの仮想フィンガーの回転角を計算する。
(3)許容値と比較して良否判定を行う。
上記(1)においては、3自由度の姿勢変換ツールの逆運動学計算において、θ3を実際の値に固定して行えばよい。
上記(2)、(3)においては、W軸周りの直交度を判定すればよいのでワーク姿勢のVベクトルとツール姿勢のVベクトルの内積を計算する。内積はベクトルの直交度を判定できるので、ワークがフィンガーの把持動作に伴いW軸周りに回転する角度を表す数値である。
上記式8の把持条件パラメータを用いて、把持可能な回転誤差の範囲θの閾値を設け、この閾値に当てはまる内積の値を判定し、直交度が小さい方(ベクトルが一致する側)を採用する。
上記(2)、(3)においては、W軸周りの直交度を判定すればよいのでワーク姿勢のVベクトルとツール姿勢のVベクトルの内積を計算する。内積はベクトルの直交度を判定できるので、ワークがフィンガーの把持動作に伴いW軸周りに回転する角度を表す数値である。
上記式8の把持条件パラメータを用いて、把持可能な回転誤差の範囲θの閾値を設け、この閾値に当てはまる内積の値を判定し、直交度が小さい方(ベクトルが一致する側)を採用する。
[1]6自由度アーム部
実施例3は、姿勢変換ツールの駆動部105(θ1回転軸)をアーム部のJ6回転軸と擬制し、駆動部103(θ3回転軸)を排除した構成である。本実施例の姿勢変換ツールは、それ自体による姿勢変換の自由度は1である。また、ツール姿勢のW軸を回転軸の傾斜角α1、α2と同じ角度で傾斜させて取り付ける構成である。
実施例3は、姿勢変換ツールの駆動部105(θ1回転軸)をアーム部のJ6回転軸と擬制し、駆動部103(θ3回転軸)を排除した構成である。本実施例の姿勢変換ツールは、それ自体による姿勢変換の自由度は1である。また、ツール姿勢のW軸を回転軸の傾斜角α1、α2と同じ角度で傾斜させて取り付ける構成である。
ステレオ視覚センサに限定されない外部の視覚センサと、アーム部および姿勢変換ツール100とからなる把持装置により、柔軟物であるワークを把持する際の処理フローは以下のようになる。
(1)ワークを供給する。
(2)視覚センサによりワークの形状等情報を取得する。
(3)ワーク姿勢情報から、フィンガーの把持姿勢を計算する。
(4)計算した把持姿勢のヤコビ行列に基づき特異姿勢であるか否かを判定する。
(5-1)特異姿勢と判定された場合、姿勢変換ツールにより把持部の姿勢を変換する。
(5-2)把持部の姿勢変更後、把持姿勢を再計算し、特異姿勢であるか否かを判定する。
(5-3)上記ステップを所定回数繰り返しても特異姿勢を回避できない場合には処理を中止する。
(6-1)特異姿勢で無いと判定された場合、ロボットハンドに把持姿勢と、ツール100の姿勢情報等のパラメータを送信する。
(6-2)ロボットハンドが最終的な把持姿勢をとる。
(1)ワークを供給する。
(2)視覚センサによりワークの形状等情報を取得する。
(3)ワーク姿勢情報から、フィンガーの把持姿勢を計算する。
(4)計算した把持姿勢のヤコビ行列に基づき特異姿勢であるか否かを判定する。
(5-1)特異姿勢と判定された場合、姿勢変換ツールにより把持部の姿勢を変換する。
(5-2)把持部の姿勢変更後、把持姿勢を再計算し、特異姿勢であるか否かを判定する。
(5-3)上記ステップを所定回数繰り返しても特異姿勢を回避できない場合には処理を中止する。
(6-1)特異姿勢で無いと判定された場合、ロボットハンドに把持姿勢と、ツール100の姿勢情報等のパラメータを送信する。
(6-2)ロボットハンドが最終的な把持姿勢をとる。
[2]特異点回避の詳細
a)ワークの状態については、例えば、(ア)山積みにされたタオルの山のような場合、(イ)一枚取り出されて平板に皺等があるまま展張して乗せられた場合、(ウ)一枚のタオルの概略端部をロボットハンドで把持して端部高さをそろえて吊り下げられた状態、があげられる。姿勢変換ツール100による把持は、作業の必要に応じ、(i)姿勢変換を行って、或いは、(ii)予め指定した姿勢で行うことができる。
上記(ア)、(イ)の場合、ワーク姿勢に対するツール姿勢を合わせる必要は無いので下向きの一定の姿勢を把持姿勢として把持を行う。
上記(ウ)の場合、例えば、吊り下げられた布の端部特徴部の姿勢と合致するツール姿勢により把持を行う必要があるので、前段階として別の搬送手段を用いてワークを規定位置まで搬送してから把持を行う。
a)ワークの状態については、例えば、(ア)山積みにされたタオルの山のような場合、(イ)一枚取り出されて平板に皺等があるまま展張して乗せられた場合、(ウ)一枚のタオルの概略端部をロボットハンドで把持して端部高さをそろえて吊り下げられた状態、があげられる。姿勢変換ツール100による把持は、作業の必要に応じ、(i)姿勢変換を行って、或いは、(ii)予め指定した姿勢で行うことができる。
上記(ア)、(イ)の場合、ワーク姿勢に対するツール姿勢を合わせる必要は無いので下向きの一定の姿勢を把持姿勢として把持を行う。
上記(ウ)の場合、例えば、吊り下げられた布の端部特徴部の姿勢と合致するツール姿勢により把持を行う必要があるので、前段階として別の搬送手段を用いてワークを規定位置まで搬送してから把持を行う。
b)視覚センサによるワーク形状の認識は、上記(ア)、(イ)の場合には一点の把持位置情報のみでも把持を行うことができる。この際、視覚センサをベースフレーム12に固定し、センサ座標系の計測原点とそのセンサ座標系を世界座標系との同次変換行列形式で持っておくことが好ましい。
上記(ウ)の場合には3点の位置情報(P1〜P3の位置情報)が必要である。一般に、ロボットハンドにより作業をする際には、ロボット座標(本実施例では世界座標と統合している)による3点座標値を計測する。但し、実施例1のように、ワーク姿勢の原点位置をツール姿勢の原点位置と一致できるものとして処理してもよい。
上記の視覚センサは、6軸マニピュレータの遊端に取り付けた。この構成において、3点情報STMは、視覚センサの座標系での座標になるので、これを世界座標の座標に変換する。ここで、6軸マニピュレータのメカニカルインターフェースの姿勢と、視覚センサの計測原点姿勢GTSは既知であり、この姿勢差をツールパラメータとして設定すると(図18参照)、視覚センサの計測原点を制御点としてロボットハンドを動作することができる。
以上より、各点の世界座標値は、座標変換式(Tm=GTS STM)で視覚センサの内部座標から世界座標値に変換できる(図15参照)。
上記(ウ)の場合には3点の位置情報(P1〜P3の位置情報)が必要である。一般に、ロボットハンドにより作業をする際には、ロボット座標(本実施例では世界座標と統合している)による3点座標値を計測する。但し、実施例1のように、ワーク姿勢の原点位置をツール姿勢の原点位置と一致できるものとして処理してもよい。
上記の視覚センサは、6軸マニピュレータの遊端に取り付けた。この構成において、3点情報STMは、視覚センサの座標系での座標になるので、これを世界座標の座標に変換する。ここで、6軸マニピュレータのメカニカルインターフェースの姿勢と、視覚センサの計測原点姿勢GTSは既知であり、この姿勢差をツールパラメータとして設定すると(図18参照)、視覚センサの計測原点を制御点としてロボットハンドを動作することができる。
以上より、各点の世界座標値は、座標変換式(Tm=GTS STM)で視覚センサの内部座標から世界座標値に変換できる(図15参照)。
次に3点の位置情報から、実施例1と同様の手順でワーク姿勢を回転行列Rの形式に変換する。そして、ロボットベース座標からのワーク原点の位置ベクトルと合わせて同次変換行列にする。ここでは、ワーク姿勢とツール姿勢のポーズが同じとなるようにするので、把持姿勢はワーク姿勢と一致させる。続いて、把持姿勢を取ったときのヤコビ行列の行列式を計算し、正則行列であるかを判定する。正則行列でないと判定された場合には特異姿勢であり、その姿勢表現が困難であるためその回避を行う。
本実施例の姿勢変換ツール100は、ベースプレート12および取り付け面105に対し、手先効果器に8種類の姿勢をとらせることができる。すなわち、図10に示すように、J7回転軸は、その原点から、0,90,180,270度の回転角を選択することができ(回転角で4種類の選択)、順手把持および逆手把持の2種類の選択が可能であり、計8種類の把持姿勢を選択することができる。
ヤコビ行列に基づきその目標位置が特異姿勢であるか否かを判定し、特異姿勢であった場合には違うJ7回転角を再設定し、正則判定し、特異姿勢にならないJ7回転角を把持姿勢として選択する。なお、ロボットコントローラに送信する前の段階で、ロボットシミュレータに送信して特異姿勢になる場合には違うJ7選択肢を当てはめて再計算をすると、ロボットコントローラがアラームになり再起動されることが回避できるので好ましい。全てのJ7回転角が特異姿勢である場合には、把持はできないので処理を中止する(例えば、ワークを離し、制御プログラムの最初に戻る。)。
特異姿勢でない把持姿勢が見つかった場合にはその把持姿勢を表現し把持を行う。把持したワークは次工程に受け渡される。
本実施例の姿勢変換ツール100は、ベースプレート12および取り付け面105に対し、手先効果器に8種類の姿勢をとらせることができる。すなわち、図10に示すように、J7回転軸は、その原点から、0,90,180,270度の回転角を選択することができ(回転角で4種類の選択)、順手把持および逆手把持の2種類の選択が可能であり、計8種類の把持姿勢を選択することができる。
ヤコビ行列に基づきその目標位置が特異姿勢であるか否かを判定し、特異姿勢であった場合には違うJ7回転角を再設定し、正則判定し、特異姿勢にならないJ7回転角を把持姿勢として選択する。なお、ロボットコントローラに送信する前の段階で、ロボットシミュレータに送信して特異姿勢になる場合には違うJ7選択肢を当てはめて再計算をすると、ロボットコントローラがアラームになり再起動されることが回避できるので好ましい。全てのJ7回転角が特異姿勢である場合には、把持はできないので処理を中止する(例えば、ワークを離し、制御プログラムの最初に戻る。)。
特異姿勢でない把持姿勢が見つかった場合にはその把持姿勢を表現し把持を行う。把持したワークは次工程に受け渡される。
[3]特異点回避の他の態様
上記[2]ではヤコビ行列を用いて特異点判定したが、ワークとロボットとの相対位置を規定してワークの存在範囲内での6軸多関節ロボットのJ5関節の姿勢を数個に限定し、その姿勢を極力保持してJ6軸とJ7軸の回転により、ワーク姿勢とツール姿勢を一致させることによっても特異姿勢を回避することができる。
例えば、ワークが上記(ウ)の状態にある場合、ワーク姿勢のW方向の分布は地面に対して水平方向になることが多く、その場合ツール姿勢のV方向の分布は概ね垂直方向になり、U軸周りの回転は±30度以内に殆どの場合収まることとなる。
上記[2]ではヤコビ行列を用いて特異点判定したが、ワークとロボットとの相対位置を規定してワークの存在範囲内での6軸多関節ロボットのJ5関節の姿勢を数個に限定し、その姿勢を極力保持してJ6軸とJ7軸の回転により、ワーク姿勢とツール姿勢を一致させることによっても特異姿勢を回避することができる。
例えば、ワークが上記(ウ)の状態にある場合、ワーク姿勢のW方向の分布は地面に対して水平方向になることが多く、その場合ツール姿勢のV方向の分布は概ね垂直方向になり、U軸周りの回転は±30度以内に殆どの場合収まることとなる。
また、2台のロボットハンドを図18に示すような対向配置とすると、ロボットと作業空間の関係の場合、1台のロボットハンドの姿勢担当範囲は、作業範囲の半分に限定でき、図18の例では、ロボットAの姿勢担当範囲はA01からA14となる。そして、ワーク姿勢のW方向により、ツールパラメータを規定する表3に示すような分類表に当てはめて姿勢変換ツールの姿勢を変更する。
より詳細には、作業領域内でのびきった状態にならない姿勢でJ5関節の基本姿勢を2つ選び、その基本姿勢で表現できるツール姿勢をJ7関節の回転で決める(図19参照)。そして、ツールパラメータ設定後に、ワーク姿勢とツール姿勢を当てはめる制御を行う。J7関節によるツールパラメータの選択肢を増やすことで、一つのJ5姿勢でWベクトルを上から見た場合の90度の範囲をカバーすることができ、反転姿勢により180度のワーク姿勢変化に対応可能である。このときのJ5関節の姿勢は、J4、J6関節が一直線上になる特異姿勢をとらないで作業空間での把持作業を設計可能である(図19参照)。従って、この範囲での把持作業ではヤコビ行列の正則判定を行う必要なく、制御が簡便になる。また、別の利点として、予め想定姿勢を限定できるので、ロボットアームに取り付けた視覚センサや姿勢変換ツールの配線が、ロボット関節動作の全てにおいて破損しない構成でないときでも想定外の動作による破損を予防できる。
より詳細には、作業領域内でのびきった状態にならない姿勢でJ5関節の基本姿勢を2つ選び、その基本姿勢で表現できるツール姿勢をJ7関節の回転で決める(図19参照)。そして、ツールパラメータ設定後に、ワーク姿勢とツール姿勢を当てはめる制御を行う。J7関節によるツールパラメータの選択肢を増やすことで、一つのJ5姿勢でWベクトルを上から見た場合の90度の範囲をカバーすることができ、反転姿勢により180度のワーク姿勢変化に対応可能である。このときのJ5関節の姿勢は、J4、J6関節が一直線上になる特異姿勢をとらないで作業空間での把持作業を設計可能である(図19参照)。従って、この範囲での把持作業ではヤコビ行列の正則判定を行う必要なく、制御が簡便になる。また、別の利点として、予め想定姿勢を限定できるので、ロボットアームに取り付けた視覚センサや姿勢変換ツールの配線が、ロボット関節動作の全てにおいて破損しない構成でないときでも想定外の動作による破損を予防できる。
上記のツールパラメータは、メカニカルインターフェースMIの姿勢とツール姿勢の関係を規定するものであり、ロボットハンドの第6軸関節ポーズから手先効果器ポーズまでのリンクパラメータの一部である。一般的な6軸ロボットコントローラにおいて、上記MIの原点ポーズに対してフィンガー制御点までの並進距離をx、y、zで表す。またMIの原点座標軸方向に対してX、Y、Z軸の順に回転して表現した姿勢変化は、x、y、z軸周りの回転角A、B、Cで表される。この関係は、α=A、β=B、γ=Cとした場合、下記式11のとおりとなる。
ここでは、上記式4の説明において、θ1からθ3の回転によりフィンガーの姿勢変換をしたときのツールパラメータが計算できる。本実施例のようにθ2のみの回転の場合にはθ1、θ3に実際の固定値をあてはめれば、下記式11の右辺が計算できるので、上記回転角ABCが計算可能になる。
ここでは、上記式4の説明において、θ1からθ3の回転によりフィンガーの姿勢変換をしたときのツールパラメータが計算できる。本実施例のようにθ2のみの回転の場合にはθ1、θ3に実際の固定値をあてはめれば、下記式11の右辺が計算できるので、上記回転角ABCが計算可能になる。
6軸ロボットコントローラは、ロボット座標での制御値とツールパラメータが分かれば姿勢表現するので、J7回転角を特異点にならないように決めることで特異点を回避する。J7回転角の選択肢は、90度おきである。本実施例では、傾斜角が18度であり、制御点であるフィンガーポーズは図のように変化するので、いずれかの回転角でワークとの相対姿勢は9度以内で把持が可能になる。従って、リストの姿勢変化は制御点とリスト中心を結んだ線から9度以内に限定できるため、特異姿勢が図19に示す立方体状に設定した作業範囲内で発生しない。
また、前記のようにJ7姿勢変換機構をもたない場合でも、布のように変形するワークでは、図12に示すようなワーク座標系でのVまたはW軸周りの許容回転角度内での姿勢誤差を含めたツールパラメータを入力することでも、特異姿勢を回避して正確にワークポーズとフィンガーポーズを合致させて把持することができる。このときのツールパラメータは、遊端の関節ポーズから実際のフィンガーポーズのVまたはW軸周りに設定した仮想軸を回転したフィンガーポーズまでのツールパラメータを上記式11により計算することで設定できる。
また、前記のようにJ7姿勢変換機構をもたない場合でも、布のように変形するワークでは、図12に示すようなワーク座標系でのVまたはW軸周りの許容回転角度内での姿勢誤差を含めたツールパラメータを入力することでも、特異姿勢を回避して正確にワークポーズとフィンガーポーズを合致させて把持することができる。このときのツールパラメータは、遊端の関節ポーズから実際のフィンガーポーズのVまたはW軸周りに設定した仮想軸を回転したフィンガーポーズまでのツールパラメータを上記式11により計算することで設定できる。
本実施例で使用する2指フィンガーは、以下のような選択肢から適当なものを採用する。
フィンガーおよびグリッパーは、平行把持型、支点開閉型、パラレルリング型から採用する。平行把持型は、図9に示すように、グリッパーの爪取り付け部がスライドするタイプである。支点開閉型は、爪またはグリッパーの取り付け部に支点を設け、爪がレバーの一部として揺動して把持する(図示せず)。パラレルリンク型は、図20に示すように、爪をパラレルリンクで構成し爪の把持動作がリンク形状と拘束条件によりきまる軌道に沿って把持する。
平行把持型は、把持ストロークが小さく把持力が高いので、上記[2](ア)、(イ)のような目的の動作に向く。把持ストロークが大きいとワークを何枚も把持してしまうこと、絡んだ場合でもスリップせず引き上げられることがその理由である。
支点開閉型は、把持ストロークが大きいので、上記[2](ウ)のような目的に向く。把持ストロークが大きいので、位置の認識精度や動作精度が悪くても把持ができるからである。
図20に示すパラレルリンク型は、フィンガー先端が同じ姿勢で円軌道に沿って把持する。柔軟物ワークとフィンガーの相対関係においては、図16に示すようなフィンガー解放時のクリアランスDが適当量必要である。クリアランスDの値が小さいと把持しにくくなり、大きすぎると把持特徴部以外のものを把持する可能性が大きくなるからである。ここではフィンガーの進入軸方向の位置を補正変化させることでクリアランスDを制御することができる。パラレルリンク型は、通常フィンガーが閉じたときの先端位置を制御点として制御するところ、ワークの厚みtが不定な場合や仮想軸を用いて演算したときの姿勢差θにより実際のクリアランスDが小さくなる場合には、把持制御点を奥側に補正してやることで対応ができる利点を有する。従って、上記[2](ア)、(イ)、(ウ)のいずれにも好適に使用可能である。
なお、パラレルリンク型以外であっても、グリッパーのアクチュエータを直接制御することで開閉幅自体を制御してもよいのはもちろんである。
把持姿勢について補足すると、上記[2](ア)、(イ)のときは下向きの固定姿勢で布をつまむように把持することになる。特に(イ)のときは、図20のようなパラレルハンドの爪先端部を平板に平行に配置した姿勢をとり、進入把持することで、ワークが広がっていた場合に、ワーク姿勢に合わせた把持が可能である。爪の形状をこのように構成すれば、平行把持型や支点開閉型においても同様の把持が可能であるが、パラレルリンク型の方が奥に進入しながら把持するのでより把持がしやすいという有利な効果を奏する。
フィンガーおよびグリッパーは、平行把持型、支点開閉型、パラレルリング型から採用する。平行把持型は、図9に示すように、グリッパーの爪取り付け部がスライドするタイプである。支点開閉型は、爪またはグリッパーの取り付け部に支点を設け、爪がレバーの一部として揺動して把持する(図示せず)。パラレルリンク型は、図20に示すように、爪をパラレルリンクで構成し爪の把持動作がリンク形状と拘束条件によりきまる軌道に沿って把持する。
平行把持型は、把持ストロークが小さく把持力が高いので、上記[2](ア)、(イ)のような目的の動作に向く。把持ストロークが大きいとワークを何枚も把持してしまうこと、絡んだ場合でもスリップせず引き上げられることがその理由である。
支点開閉型は、把持ストロークが大きいので、上記[2](ウ)のような目的に向く。把持ストロークが大きいので、位置の認識精度や動作精度が悪くても把持ができるからである。
図20に示すパラレルリンク型は、フィンガー先端が同じ姿勢で円軌道に沿って把持する。柔軟物ワークとフィンガーの相対関係においては、図16に示すようなフィンガー解放時のクリアランスDが適当量必要である。クリアランスDの値が小さいと把持しにくくなり、大きすぎると把持特徴部以外のものを把持する可能性が大きくなるからである。ここではフィンガーの進入軸方向の位置を補正変化させることでクリアランスDを制御することができる。パラレルリンク型は、通常フィンガーが閉じたときの先端位置を制御点として制御するところ、ワークの厚みtが不定な場合や仮想軸を用いて演算したときの姿勢差θにより実際のクリアランスDが小さくなる場合には、把持制御点を奥側に補正してやることで対応ができる利点を有する。従って、上記[2](ア)、(イ)、(ウ)のいずれにも好適に使用可能である。
なお、パラレルリンク型以外であっても、グリッパーのアクチュエータを直接制御することで開閉幅自体を制御してもよいのはもちろんである。
把持姿勢について補足すると、上記[2](ア)、(イ)のときは下向きの固定姿勢で布をつまむように把持することになる。特に(イ)のときは、図20のようなパラレルハンドの爪先端部を平板に平行に配置した姿勢をとり、進入把持することで、ワークが広がっていた場合に、ワーク姿勢に合わせた把持が可能である。爪の形状をこのように構成すれば、平行把持型や支点開閉型においても同様の把持が可能であるが、パラレルリンク型の方が奥に進入しながら把持するのでより把持がしやすいという有利な効果を奏する。
本発明によれば、病院やホテル等で使用するシーツや包布、枕カバー、衣類、病衣、バスタオル、フェイスタオル等の貸出を行い、ユーザーが使用した後に回収、工場にて洗濯・クリーニングの後、再び提供するリネンサプライ事業のライン全体の自動化を実現することが可能となる。より具体的には、例えば、洗濯機へ投入を行う作業や、洗濯後のリネン類の端点を摘んで仕上げ機へ投入を行う作業など、従来作業員により手作業で行っていた作業を自動化することが可能となる。
1 フレーム
2 プルアップハンド(吊し用ハンド)
3 全体撮像機構(全体用ステレオ視覚センサ)
4 手先撮像機構(ハンド用ステレオ視覚センサ)
5 ワーク(布類)
6 ワークの山
7 認識用台
8 折畳機
9 コンベア装置
10 ロボットハンドA
11 アーム部
12 ベースプレート
20 ロボットハンドB
31,41 プロジェクタ(投影装置)
32,33,42,43 カメラ(撮像素子)
51 長辺
52 短辺
60 投影パターン
71 ロボットベースポーズ
72 ワークベースポーズ
73 XYZ並進移動ベクトル
100 姿勢変換ツール
103〜101 ロータリーアクチュエータ(回転軸駆動部)
104 エンドエフェクタ(手先効果器)
105 取り付け面
2 プルアップハンド(吊し用ハンド)
3 全体撮像機構(全体用ステレオ視覚センサ)
4 手先撮像機構(ハンド用ステレオ視覚センサ)
5 ワーク(布類)
6 ワークの山
7 認識用台
8 折畳機
9 コンベア装置
10 ロボットハンドA
11 アーム部
12 ベースプレート
20 ロボットハンドB
31,41 プロジェクタ(投影装置)
32,33,42,43 カメラ(撮像素子)
51 長辺
52 短辺
60 投影パターン
71 ロボットベースポーズ
72 ワークベースポーズ
73 XYZ並進移動ベクトル
100 姿勢変換ツール
103〜101 ロータリーアクチュエータ(回転軸駆動部)
104 エンドエフェクタ(手先効果器)
105 取り付け面
Claims (10)
- 開閉動作するフィンガーによりワークを把持する把持部と、把持部を空間内で移動させる多数軸からなる駆動部と、把持位置情報取得手段と、演算部とを備えるロボットハンドシステムにより柔軟物であるワークを把持する方法であって、
把持位置情報取得手段により取得したワークの特徴部の情報に基づき柔軟物の把持位置を判定する第1工程、
前記演算部が、開状態にあるフィンガー内にワークの把持位置が位置するよう、把持部の経路および姿勢を設定する第2工程、
前記駆動部により前記把持部を移動させ、ワークの把持位置を把持する第3工程、
を有することを特徴とするワークの把持方法。 - 前記駆動部は、2自由度での姿勢変換を可能とし、
前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる仮想軸を設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載のワークの把持方法。 - 前記駆動部は、1自由度での姿勢変換を可能とし、
前記演算部は、前記第2工程において、前記ワークの座標系と前記フィンガーの座標系の原点および2つの軸を一致させ、前記ワークの第1の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第1の仮想軸と、前記ワークの第1の軸に直交する第2の軸に対する許容回転角度を設定し、当該許容回転角度内で把持部を回動させる第2の仮想軸とを設定し、把持部の経路および姿勢を設定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載のワークの把持方法。 - 前記ワークが、シート状の布類であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のワークの把持方法。
- フィンガーの姿勢変換を3自由度で行うワークの把持装置であって、
ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、
回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、
回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(103)と、
回転駆動部(103)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、
これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、
前記ロボットコントローラは、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。 - フィンガーの姿勢変換を2自由度で行うワークの把持装置であって、
ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向に中心軸をもつ回転軸駆動部(101)と、
回転軸駆動部(101)に、回転軸駆動部(101)の中心軸と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、
回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、
これらの作動を制御するロボットコントローラと、を備え、
前記ロボットコントローラは、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、フィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持するワークの把持装置。 - フィンガー機構の先端の位置決めをデカルト座標で制御するロボットアームをさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載のワークの把持装置。
- フィンガーの姿勢変換を1自由度で行うワークの把持装置であって、
ロボットアームへの取付面(105)を有し、取付面(105)に対する法線方向と所定の角度α1を構成する中心軸をもつように接続された回転駆動部(102)と、
回転軸駆動部(102)に、回転軸駆動部(102)の中心軸と所定の角度α2を構成する中心軸をもつように接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、
これらの作動を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、回転駆動部(102)を所定角度回転し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。 - ロボットアームへの取付面(105)と、取付面(105)に接続された柔軟物であるワークを保持するためのフィンガー機構と、コントローラと、を備え、
前記コントローラは、把持姿勢が特異姿勢となった場合に、ワークの変形方向に仮想軸を設定し、取付面(105)に接続可能な6自由度のロボットアームの関節を姿勢変換に利用してフィンガー機構の姿勢を計算することによりワークを所望の把持姿勢で把持することを可能とするワークの把持装置。 - ワークの把持位置を規定する1ないし3点の特徴部の情報を取得する把持位置情報取得手段をさらに備え、
前記ロボットコントローラは、前記特徴部の情報に基づきワーク姿勢を演算し、ワーク姿勢に基づきフィンガー機構の把持姿勢を演算する演算工程と、把持姿勢が特異点でないかを判定し、特異点であると判定した場合には再度把持姿勢を演算する判定工程とを有することを特徴とする請求項8または9に記載のワークの把持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008133697A JP2009279700A (ja) | 2008-05-21 | 2008-05-21 | ワークの把持方法および装置 |
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|---|---|
| JP2009279700A true JP2009279700A (ja) | 2009-12-03 |
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ID=41450708
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| JP2008133697A Withdrawn JP2009279700A (ja) | 2008-05-21 | 2008-05-21 | ワークの把持方法および装置 |
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- 2008-05-21 JP JP2008133697A patent/JP2009279700A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |