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JP2009270654A - 流路の形成方法及び流路を備える構造体 - Google Patents

流路の形成方法及び流路を備える構造体 Download PDF

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Tomotoshi Mochizuki
智俊 望月
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IHI Corp
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Abstract

【課題】複雑な流路を容易に形成可能とすると共に当該流路におけるシール性を向上させる。
【解決手段】流体が流れる流路を備える構造体100であって、板状の基材と該基材の少なくとも一方側の面に対して配置された粉末が熱処理されることによって形成されるロウ材層とを備えると共に上記流路の形状に応じて加工されたクラッドシートS1を複数備え、上記クラッドシートS1が複数積層されてロウ付け接合されることによって構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体が流れる流路の形成方法及び該流路を備える構造体に関するものであり、特に複雑な形状の流路の形成方法及び該流路を備える構造体に関するものである。
熱交換器や油圧回路等においては、冷却対象の流体や油を流すための流路が必要となるが、このような流路としては、一般的には管が用いられる。
しかしながら、流体が流れる流路は、管に限られるものではなく、必要に応じて、ブロック状の部材の内部に形成された流路が用いられる。
流路が管である場合には、その形状を変化させることが容易であり、流路を容易に複雑化することができる。
とろこが、ブロック状の部材の内部に形成される流路はその形状を変化させることが容易ではなく、特にクランク部や分岐部を備える流路を形成することは、非常に難しい。
このような問題に対して、特許文献1には、ロウ材層が形成されたプレートに対して流路に応じた貫通孔を形成し、当該プレートを積層させてロウ付け接合することによって、ブロック状の部材の内部に容易に流路を形成する方法が提案されている。
特開2007−139288号公報
しかしながら、流路は、様々な環境で用いられたり、様々な流体を流すために用いられる。
このため、個々の流路に応じた適切なロウ材を用いてプレート同士を接合しないと、プレート同士の接合箇所におけるシール性が不十分になる虞がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、複雑な流路を容易に形成可能とすると共に当該流路におけるシール性を向上させることを目的とする。
本発明の流路の形成方法は、流体が流れる流路の形成方法であって、板状の基材の少なくとも一方側の面に対してロウ材成分を有する粉末を配置すると共に、配置された上記粉末を熱処理してロウ材層とすることによって、上記基材と上記ロウ材層とからなるクラッドシートを製造するクラッドシート製造工程と、複数の上記クラッドシートを上記流路の形状に応じて加工する加工工程と、加工された複数の上記クラッドシートを含む積層体を熱処理することにより上記流路を形成する組立て工程と、を有することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の流路の形成方法によれば、粉末を熱処理することによって得られたロウ材層を有するクラッドシートを加工して積層し、積層した複数のクラッドシートをロウ付け接合することによって流路が形成される。
また、本発明の流路の形成方法においては、上記流路は、クランク部あるいは/及び分岐路を有するという構成を採用する。
次に、本発明の流路を備える構造体は、流体が流れる流路を備える構造体であって、
板状の基材と該基材の少なくとも一方側の面に対して配置された粉末が熱処理されることによって形成されるロウ材層とを備えると共に上記流路の形状に応じて加工されたクラッドシートを複数備え、上記クラッドシートを含む積層体がロウ付け接合されることによって構成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の流路を備える構造体によれば、粉末を熱処理することによって得られたロウ材層を有するクラッドシートが積層されることによって、流路を備える構造体が構成される。
また、本発明の流路を備える構造体においては、上記流路は、クランク部あるいは/及び分岐路を有するという構成を採用する。
本発明によれば、粉末を熱処理することによって得られたロウ材層を有するクラッドシートが積層されてロウ付け接合されることによって流路が形成される。
ロウ材層を、粉末を熱処理することによって得る場合には、粉末の組成を容易に調節することができ、様々な特性のロウ材層を容易に形成することができる。
したがって、本発明によれば、流路が設置される環境や流路を流れる流体の種類に応じた特性を有するロウ材層を有するクラッドシートにて流路を形成することができ、流路のシール性を向上させることができる。
また、本発明においては、クラッドシートが積層されてロウ付け接合されることによって流路が形成されるため、積層される前のクラッドシートを加工することによって、複雑な流路を有するブロック状の構造体を容易に製造することができる。
したがって、本発明によれば、複雑な形状の流路を容易に形成可能とすると共に当該流路におけるシール性を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る流路の形成方法及び流路を備える構造体の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の流路を備える構造体100の構成を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態の流路を備える構造体100の分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の流路を備える構造体100は、クランク部210及び分岐部220を備える流路200が内部に形成されている。
そして、本実施形態の流路を備える構造体100は、図2に示すように、板状の基材Yと該基材Yの一方側の面に形成されたロウ材層X1とからなるクラッドシートS1(図3参照)が複数積層され、ロウ材層X1にてロウ付け接合されることによって構成されている。
なお、図2に示すように、本実施形態の流路を備える構造体100は、10枚のクラッドシートS1a〜S1jが積層されている。また、各クラッドシートS1a〜S1jは、流路200の形状に応じて加工され、流路200の形状に応じた貫通孔が形成されている。
そして、本実施形態の流路を備える構造体100においては、クラッドシートS1のロウ材層X1は、ロウ材成分を有すると共に流路200を流れる流体及び構造体100が設置される環境に適した特性を有する粉末が熱処理されることによって形成されている。
具体的には、流路200を流れる流体が腐食性の流体である場合には、ロウ材層X1は、ロウ材成分を有すると共に耐腐食性に優れた粉末が熱処理されることによって形成される。また、構造体100が設置される環境が高温環境である場合には、ロウ材層X1は、ロウ材成分を有すると共に耐熱性に優れた粉末が熱処理されることによって形成される。
このような本実施形態の流路を備える構造体100においては、クラッドシートS1a〜S1jが積層されることによって流路200が形成されているため、クランク部210や分岐部220を有する複雑な形状の流路200であっても容易に形成することができる。
また、各クラッドシートS1a〜S1jが、流路200を流れる流体及び構造体100が設置される環境に適した特性を有する粉末が熱処理されることによって形成されるロウ材層X1を備えている。つまり、本実施形態の流路を備える構造体100においては、流路200が設置される環境や流路200を流れる流体の種類に応じた特性を有するロウ材層X1を有するクラッドシートS1にて流路200が形成されている。したがって、流路200のシール性を向上させることができる。
よって、本実施形態の流路を備える構造体100は、複雑な形状の流路200を備え、当該流路200におけるシール性が向上されたものとなる。
次に、上述のように構成された本実施形態の流路を備える構造体100の製造方法(流路の形成方法)について説明する。
まず最初に、図3に示すクラッドシートを製造する(クラッドシート製造工程)。
図4は、クラッドシートS1の製造装置D1の概略構成を示す模式図である。
この図に示すように、製造装置D1は、ホッパ1と、ベルトフィーダ2と、圧延ローラ3と、プーリ4と、加熱炉5と、回収ローラ6とを備えている。
ホッパ1は、ロウ材層X1の形成材料である粉末Xを収容すると共に粉末Xをベルトフィーダ2に供給するように構成されている。
ベルトフィーダ2は、粉末Xを搬送し、圧延ローラ3上から下方に粉末Xを落下させることによって、圧延ローラ3の周面(後述する圧延ローラ3Aの周面)に粉末Xを供給する構成となっている。
圧延ローラ3は、一対の圧延ローラ3Aと圧延ローラ3Bとによって構成されている。圧延ローラ3Aがベルトフィーダ2の下方に位置されるように配置されている。この圧延ローラ3は、不図示の回転駆動機構により回転駆動されることによって、ベルトフィーダ2を介して供給される粉末Xと上方から挿通される板状の基材Yとを圧延ローラ3Aと圧延ローラ3Bとの間において圧延する構成となっている。
そして、圧延ローラ3は、圧延ローラ3A,3B間において基材Y及び粉末Xを圧着し、これによって基材Yの一方側の面に、粉末Xからなる粉末層を形成する。
プーリ4は、圧延ローラ3の下方に配置されており、圧延ローラ3によって粉末Xが一方側の面に圧着された基材Yを水平方向に案内するように構成されている。
加熱炉5は、一方側の面に配置された粉末Xを基材Yごと、粉末Xの融点近傍まで加熱することによって粉末Xを溶融あるいは焼結させるものである。これによって、基材Yの一方側の面における粉末層(粉末Xからなる層)が溶融あるいは焼結し、その後冷却されることによってロウ材層X1とされる。つまり、粉末Xが熱処理されることによってロウ材層X1とされる。
回収ローラ6は、加熱炉5から排出された基材Y(すなわちクラッドシート)を巻き取ることによって回収するものである。
なお、基材Yの形成材料としては、低炭素鋼、低合金鋼、工具鋼、ステンレス鋼、コバール、ニッケルあるいはその合金、ニッケル−コバルト合金あるいはその耐熱合金、銅あるいはその合金、アルミニウムあるいはその合金、チタンあるいはその合金、チタン−アルミニウム合金、マグネシウムあるいはその合金、ベリリウムあるいはその合金、ジルコニウムあるいはその合金、バナジウムあるいはその合金、タングステンあるいはその合金、モリブデンあるいはその合金、タンタルあるいはその合金、ニオブあるいはその合金、超硬合金を挙げることができる。
このような構成を有する製造装置D1は、まずホッパ1に収容された粉末Xをベルトフィーダ2によって圧延ローラ3Aの周面に供給する。
圧延ローラ3Aの周面に供給された粉末Xは、圧延ローラ3Aの回転駆動によって、圧延ローラ3A,3Bの間に供給され、圧延ローラ3A,3Bの間に上方から下方へ挿通されて搬送される板状の基材Yの一方側の面に圧着されて配置される。
粉末Xが圧着された基材Yは、圧延ローラ3A,3Bの下方に位置する加熱炉5にプーリ4を介して挿入され、粉末Xの融点近傍の温度まで加熱される。この結果、粉末Xからなる粉末層が焼結あるいは溶融して層となり、基材Yの表面にしっかりと固着されることによって、ロウ材層となる。
そして、ロウ材層が形成された基材Yが回収ローラ6によって巻き取られることによって回収される。
以上の工程により、図3に示すような、基材Yの一方側の面にロウ材層X1が形成されたクラッドシートS1が製造される。
続いて、上述のようにして製造されたクラッドシートS1を10枚用意し、各クラッドシートS1に対して流路200に応じた加工(例えばパンチ加工)を行うことによって、クラッドシートS1a〜S1jとする(加工工程)。
その後、クラッドシートS1a〜S1jを順に積層し、加熱することによって、各クラッドシートS1a〜S1jをロウ付け接合し、これによって構造体100すなわち流路200を形成する(組立て工程)。
以上のような本実施形態の構造体100の製造方法(流路の形成方法)によれば、粉末Xを熱処理することによって得られたロウ材層X1を有するクラッドシートS1が積層されてロウ付け接合されることによって流路200が形成される。
したがって、本発明によれば、流路200が設置される環境や流路200を流れる流体の種類に応じた特性を有する粉末Xを熱処理してロウ材層X1を形成し、当該ロウ材層X1を有するクラッドシートS1にて流路200を形成することができ、流路200のシール性を向上させることができる。
また、クラッドシートS1が積層されてロウ付け接合されることによって流路200が形成されるため、積層される前のクラッドシートS1を加工することによって、複雑な流路200を有するブロック状の構造体100を容易に製造することができる。
したがって、本実施形態の構造体100の製造方法(流路の形成方法)によれば、複雑な形状の流路200を容易に形成可能とすると共に当該流路200におけるシール性を向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る金含有クラッドシートの製造方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、基材Yの一方側にロウ材層X1が形成されたクラッドシートS1を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、基材Yの両側にロウ材層X1が形成されたクラッドシートを用いても良い。
このようなクラッドシートを製造する場合には、基材Yの搬送方向における両側にホッパ、ベルトフィーダを設置し、基材Yの両側に対して粉末Xを供給すれば良い。
また、上記実施形態においては、一対の圧延ローラにて粉末Xを圧着させることによって基材Yに配置する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、圧延ローラ以外の構成によって粉末Xを基材Yに圧着させても良い。さらには、粉末Xを圧着させることなく配置しても良い。
また、上記実施形態においては、構造体100がクラッドシートS1のみから構成される積層体である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、構造体100がクラッドシートS1とロウ材層X1を備えない板部材との積層体から構成されていても良い。
本発明の一実施形態である流路を備える構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態である流路を備える構造体の分解斜視図である。 本発明の一実施形態である流路を備える構造体に用いられるクラッドシートの斜視図である。 本発明の一実施形態である流路を備える構造体に用いられるクラッドシートの製造装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
100……流路を備える構造体、200……流路、210……クランク部、220……分岐部、X……粉末、X1……ロウ材層、Y……基材

Claims (4)

  1. 流体が流れる流路の形成方法であって、
    板状の基材の少なくとも一方側の面に対してロウ材成分を有する粉末を配置すると共に、配置された前記粉末を熱処理してロウ材層とすることによって、前記基材と前記ロウ材層とからなるクラッドシートを製造するクラッドシート製造工程と、
    複数の前記クラッドシートを前記流路の形状に応じて加工する加工工程と、
    加工された複数の前記クラッドシートを含む積層体を熱処理することにより前記流路を形成する組立て工程と、
    を有することを特徴とする流路の形成方法。
  2. 前記流路は、クランク部あるいは/及び分岐路を有することを特徴とする請求項1記載の流路の形成方法。
  3. 流体が流れる流路を備える構造体であって、
    板状の基材と該基材の少なくとも一方側の面に対して配置された粉末が熱処理されることによって形成されるロウ材層とを備えると共に前記流路の形状に応じて加工されたクラッドシートを複数備え、
    前記クラッドシートを含む積層体がロウ付け接合されることによって構成される
    ことを特徴とする流路を備える構造体。
  4. 前記流路は、クランク部あるいは/及び分岐路を有することを特徴とする請求項1記載の流路を備える構造体。

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