JP2009267950A - 光通信システム及び光通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝送路損失の変動を適確に補正して通信品質の劣化を抑制することができる光通信システム及び光通信装置を提供する。
【解決手段】送信側装置Aが、受信側装置Bへ送信する光信号のパワーを増幅する光増幅部5aと、光増幅部5aの出力に接続し、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bから受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光増幅部5aから出力された光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA7とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】送信側装置Aが、受信側装置Bへ送信する光信号のパワーを増幅する光増幅部5aと、光増幅部5aの出力に接続し、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bから受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光増幅部5aから出力された光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA7とを備える。
【選択図】図3
Description
この発明は、伝送路の伝送損失変動による信号劣化を補償する光通信システム及び光通信装置に関するものである。
現在広く実用化されている光通信システムは、伝送路ファイバを介して互いに接続される光ノードとして、伝送すべき情報に応じて信号光パワー又は光周波数を変調する送信側装置と、この送信側装置から伝送された光信号を受信する受信側装置とを備える。また、従来の光通信システムでは、受信側装置となる光増幅器の入力側に光可変減衰器(以下、VOA(Variable Optical Attenuator)と称す)が設けられており、VOAの減衰量を制御することで伝送路ファイバの伝送路損失変動を補償していた(例えば、特許文献1〜3参照)。
従来の光通信システムは、受信側装置となる光増幅器の入力側にVOAを設けて受信側だけで伝送路損失変動を吸収していたので、伝送路損失変動分を見越した損失をVOAに設定する必要があった。
伝送路ファイバの伝送路損失は、外気温や湿度等の外的要因や、人的要因によって発生する。例えば、屋外に配置された伝送路ファイバは、天候によって伝送路損失が変動することがある。また、人的要因としては、作業者が伝送路ファイバを踏みつける等して、伝送路ファイバに応力が加わったことで伝送路損失が変動する場合が挙げられる。
このように、伝送路損失は様々な要因で変動しているため、伝送路ファイバに発生した伝送路損失の変動分がVOAに設定した値より大きかった場合、信号光のパワーレベルが低下して信号対ノイズ(SNR;Signal to Noise Ratio)が劣化し、通信エラー発生の要因となったり、安定した長距離伝送が行えない。
また、送信側装置との間における伝送路の距離が短く、伝送路損失が少ない場合、受信側装置で受信される信号光パワーは相対的に高くなる。この場合、受信側装置の光増幅器には、受信した信号光をさらに高いパワーでの増幅が要求され、高性能な光増幅器が必要になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、伝送路損失の変動を適確に補正して通信品質の劣化を抑制することができる光通信システム及び光通信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る光通信システムは、光信号を送信する送信側装置と、前記送信側装置から伝送路ファイバを介して送信された光信号を受信する受信側装置とを備えた光通信システムにおいて、前記送信側装置が、制御光信号のパワーレベルに応じて、前記受信側装置へ送信する光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部を備え、前記受信側装置が、前記制御光信号を生成し、前記伝送路ファイバを介して前記制御光信号を前記送信側装置へ出力する制御光生成部を備えるものである。
この発明によれば、送信側装置が、伝送路ファイバを介して受信側装置から受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部を備えるので、伝送路ファイバにおける伝送路損失の変動を吸収(補正)することができ、かつ、伝送路ファイバの種別に応じて信号光の送信パワーを容易に変更できるという効果がある。また、受信側装置からの制御光信号のパワーレベルに応じて伝送路損失の変動を吸収するので、光可変現素部の減衰量を適切に設定でき、信号光を減衰し過ぎず、SNRの劣化を防止することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明による光通信システムが適用されるシステム形態を示す図であり、ノードをリング状に接続したWDM(Wavelength Division Multiplexing)通信システム1Aを示している。また、図2は、この発明による光通信システムが適用される他のシステム形態を示す図であり、複数のノードを直列に接続したWDM通信システム1Bを示している。
図1は、この発明による光通信システムが適用されるシステム形態を示す図であり、ノードをリング状に接続したWDM(Wavelength Division Multiplexing)通信システム1Aを示している。また、図2は、この発明による光通信システムが適用される他のシステム形態を示す図であり、複数のノードを直列に接続したWDM通信システム1Bを示している。
図1及び図2において、WDM通信システム1A,1Bを構成するノード2−1〜2−6は、この発明による光通信装置が適用されるWDM光通信装置である。なお、ノード数は6個の場合を示したが、システムごとに異なるものであり、必ずしも6個が最大数ではない。各ノード(光通信装置)2−1〜2−6は、伝送路と呼ばれる光ファイバによって接続される。
伝送路は、通常上り下りの2系統あり、E系(East系)/W系(West系)や0系/1系と呼ばれる。ここでは、E系/W系と記載している。WDM通信システムは、インターネット等の通信網の普及に伴い、長距離幹線系やメトロリング網に導入されてきている。このような広範囲な通信網に適用されたWDM通信システムの伝送路は、通常屋外に配置されており、天候等の外的要因や人為的な要因によって伝送路損失が変動することがある。
伝送路損失の変動は、各ノード2−1〜2−6に設置されている端局装置3−1〜3−6間の安定した通信(通信品質)に影響を与える。例えば、伝送路損失が急に大きくなると、端局装置3−1〜3−6へ届く光信号の光パワーが小さくなり、通信エラー発生や、SNRが劣化する。
そこで、この発明では、上述のような伝送路損失の変動を適確に補正して通信品質の劣化を抑制することができる光通信システム及び光通信装置を提供する。
図3は、この発明の実施の形態1による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図3において、信号光を送信する送信側装置Aが、光増幅部5a、光フィルタ6a及び光可変減衰器(以下、VOAと称す)(光可変減衰部)7を備え、送信側装置Aからの信号光を伝送路ファイバ4を介して受信する受信側装置Bが、光増幅部5b、光フィルタ6b及び制御光生成部8を備える。
図3は、この発明の実施の形態1による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図3において、信号光を送信する送信側装置Aが、光増幅部5a、光フィルタ6a及び光可変減衰器(以下、VOAと称す)(光可変減衰部)7を備え、送信側装置Aからの信号光を伝送路ファイバ4を介して受信する受信側装置Bが、光増幅部5b、光フィルタ6b及び制御光生成部8を備える。
伝送路ファイバ4は、送信側装置Aから送信された信号光を伝送するための伝送媒体であり、光ファイバケーブルで構成される。光増幅部5a,5bは、入力された信号光を増幅する構成要素であり、励起レーザ等から構成される。光フィルタ6aは、信号光と制御光信号を分波するためのフィルタであり、光フィルタ6bは、信号光と制御光信号を合波するためのフィルタである。
VOA7は、受信側装置Bへ送信すべき情報に関する信号光のパワーを調節する。制御光生成部8は、VOA7の動作を制御するための制御光信号を送信側装置Aへ送信する構成要素であり、レーザダイオードなどから構成される。
図3に示すように、この発明による光通信システムでは、上述した従来の光通信システムと異なり、信号光(伝送情報の光信号)を送信する送信側装置Aに、信号光のパワーを可変するVOA7を設けている。つまり、送信側装置Aが、受信側装置Bの制御光生成部8から伝送された制御光信号のパワーレベルに応じてVOA7の減衰量を調節し、信号光パワーを制御する。
次に動作について説明する。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。
送信側装置Aでは、光フィルタ6aによって信号光から制御光信号が分波される。分波された制御光信号は、不図示のフォトダイオード等で電気信号に変換され、変換後の電圧値、若しくは送信側装置Aで予め変調した変調周波数等を検出する。続いて、不図示の比較器によって、制御光信号についての電気信号の電圧値と予め設定した所定の閾値との差分を検出し、この差分に応じて送信側装置AのVOA7を制御する。
例えば、伝送路ファイバ4において伝送路損失が増大し、送信側装置Aへ入力する制御光信号のパワーが低くなると、これに応じて減衰量を調節することにより、VOA7での損失を少なくする。これにより、伝送路ファイバ4へ送信する信号光パワーレベルを増加させる。反対に、伝送路損失が減少し、送信側装置Aへ入力する制御光信号のパワーが高くなると、VOA7での損失が増加するように制御する。このようにして、受信側装置Bで受信された信号光パワーレベルを常に一定に保つことができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、光通信システム1A,1Bにおいて、送信側装置Aが、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bから受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA7を備える。特に、送信側装置Aが、受信側装置Bへ送信する光信号のパワーを増幅する光増幅部5aと、光増幅部5aの出力に接続し、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bから受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光増幅部5aから出力された光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA7とを備える。このように構成することにより、伝送路ファイバ4における伝送路損失の変動を吸収(補正)することができ、かつ、伝送路ファイバ4の種別に応じて信号光の送信パワーを容易に変更できる。また、受信側装置Bからの制御光信号のパワーレベルに応じてVOA7の深さ(減衰量)を調整するので、信号光が適切に減衰されてSNRの劣化を防ぐことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図4において、送信側装置Aは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、光カプラ9及びモニタ部10を備える。なお、図4において、図3と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、この発明の実施の形態2による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図4において、送信側装置Aは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、光カプラ9及びモニタ部10を備える。なお、図4において、図3と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
光カプラ(分岐部)9は、VOA7へ入力される制御光信号の一部のパワーをモニタ部10へ分岐する。モニタ部10は、VOA7へ入力される制御光信号のパワーをモニタする構成要素であり、制御光信号を光電気変換するフォトダイオードや、電気変換された制御光信号の電圧レベルを所定の閾値と比較するコンパレータ等から構成される。
次に動作について説明する。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。なお、ここでは、制御光信号が、常に送信側装置Aへ伝送されているものとする。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。なお、ここでは、制御光信号が、常に送信側装置Aへ伝送されているものとする。
送信側装置Aでは、光カプラ9によって受信側装置Bから送信される制御光信号の一部のパワーがモニタ部10へ分岐される。モニタ部10では、光カプラ9で分岐された制御光信号のパワーを入力すると、これを光電気変換し、電気変換した制御光信号の電圧レベルと所定の閾値を比較する。この比較結果に応じて、受信側装置Bからの制御光信号の有無を判定する。モニタ部10による判定結果に基づいて、VOA7の動作を制御する。
例えば、モニタ部10によって受信側装置Bからの制御光信号がないと判定されると、伝送路ファイバ4が切断されたと判断し、VOA7によって減衰量を大きくすることで、伝送路ファイバ4への信号光の出力を停止する。若しくは、VOA7の動作を前置保持する。また、この状態からモニタ部10で制御光信号があると判定されれば、伝送路ファイバ4が繋がったと判断することができ、VOA7の動作を開始するトリガとすることもできる。
なお、制御光信号のパワーレベルに応じたVOA7の動作制御は、上記実施の形態1と同様である。
以上のように、この実施の形態2によれば、送信側装置Aが、VOA7へ入力される制御光信号の一部を分岐する光カプラ9と、光カプラ9で分岐された制御光信号のパワーをモニタするモニタ部10とを備えたので、送信側装置Aが、制御光信号のパワーのモニタ結果により制御光信号の受信有無を検出することができ、この制御光信号の受信有無に応じて伝送路ファイバ4の破断等を検出できる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図5において、受信側装置Bは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、VOA11を備える。なお、図5において、図3と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
図5は、この発明の実施の形態3による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図5において、受信側装置Bは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、VOA11を備える。なお、図5において、図3と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
VOA(光可変減衰部)11は、伝送路損失変動を補償する際に用いる。受信側装置Bには、VOA11を制御する手段として、例えば信号光の波長数を検出する手段を備え、波長数に応じてVOA11の動作を制御し信号光のパワーレベルを一定制御する。また、送信側装置Aから信号光のパワーを受信装置Bに転送することで、上記実施の形態1と同じ制御を行うことが挙げられる。
例えば、伝送路ファイバ4で伝送路損失が増大し、送信側装置Aから入力した信号光パワーが低くなると、これに応じて減衰量を調節することにより、VOA11での損失を少なくする。反対に、伝送路損失が減少し、送信側装置Aから入力した信号光パワーが高くなると、VOA11での損失が増加するように制御する。
このようにして、図5に示すような大きな伝送路損失の変動を、送信側装置Aに設置されたVOA7と受信側装置Bに設置されたVOA11の双方で吸収する。
以上のように、この実施の形態3によれば、送信側装置Aが、受信側装置Bからの制御光信号のパワーレベルに応じて、受信側装置Bへ送信する光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA7を備えるとともに、受信側装置Bが、光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA11を備えたので、送信側装置AのVOA7と受信側装置BのVOA11の双方で伝送路損失の変動を補償するので、より大きな変動を吸収することができる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図6において、送信側装置Aは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、光フィルタ12a及び制御光生成部13を備える。また、受信側装置Bは、上記実施の形態3の図5で示した構成に加え、光フィルタ12bを備える。なお、図6において、図3及び図5と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
図6は、この発明の実施の形態4による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図6において、送信側装置Aは、上記実施の形態1の図3で示した構成に加え、光フィルタ12a及び制御光生成部13を備える。また、受信側装置Bは、上記実施の形態3の図5で示した構成に加え、光フィルタ12bを備える。なお、図6において、図3及び図5と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
光フィルタ12aは、制御光生成部13で生成された制御光信号を信号光と合波するためのフィルタであり、光フィルタ12bは、送信側装置Aの制御光生成部13からの制御光信号を信号光から分波するためのフィルタである。
制御光生成部13は、受信側装置BのVOA11の動作を制御するための制御光信号を受信側装置Bへ送信する構成要素であり、レーザダイオードなどから構成される。なお、制御光生成部13で生成される制御光信号は、受信側装置Bに設置された制御光生成部8で生成される制御光信号と同じ機能を実現することを目的とした信号であるが、これらの制御光信号は互いに波長が異なる。
次に動作について説明する。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。
制御光生成部8で生成された制御光信号は、光フィルタ6bによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは逆向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。つまり、信号光は、送信側装置Aから受信側装置Bに向かって伝送されるが、制御光信号は、受信側装置Bから送信側装置Aに向かって伝送される。
送信側装置Aでは、光フィルタ6aによって信号光から制御光信号が分波される。分波された制御光信号は、不図示のフォトダイオード等で電気信号に変換され、変換後の電圧値、若しくは送信側装置Aで予め変調した変調周波数等を検出する。続いて、不図示の比較器によって、制御光信号についての電気信号の電圧値と予め設定した所定の閾値との差分を検出し、この差分に応じて送信側装置AのVOA7を制御する。
一方、制御光生成部13で生成された制御光信号は、光フィルタ12aによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bへ伝送される。このとき、制御光信号は、信号光とは同じ向きに伝送路ファイバ4中を伝送する。
受信側装置Bでは、光フィルタ12bにより信号光から上記制御光信号が分波される。分波された制御光信号は、不図示のフォトダイオード等で電気信号に変換され、変換後の電圧値、若しくは受信側装置Bで予め変調した変調周波数等を検出する。続いて、不図示の比較器によって、制御光信号についての電気信号の電圧値と予め設定した所定の閾値との差分を検出し、この差分に応じて受信側装置BのVOA11を制御する。
例えば、伝送路ファイバ4において伝送路損失が増大し、受信側装置Bへ入力される制御光信号のパワーが低くなると、これに応じて減衰量を調節することにより、VOA11での損失を少なくする。これにより、信号光パワーレベルを増加させる。反対に、伝送路損失が減少し、受信側装置Bへ入力される制御光信号のパワーが高くなると、VOA11での損失が増加するように制御する。このようにして、信号光パワーレベルを常に一定に保つことができる。
以上のように、この実施の形態4によれば、送信側装置Aが、受信側装置Bへの制御光信号を生成し、伝送路ファイバ4を介して制御光信号を受信側装置Bへ出力する制御光生成部13を備え、受信側装置BのVOA11が、送信側装置Aからの制御光信号のパワーレベルに応じて、光信号のパワーを一定レベルに調整する。特に、受信側装置Bが、送信側装置Aから受信した光信号のパワーを増幅する光増幅部5bと、光増幅部5bの入力に接続し、伝送路ファイバ4を介して送信側装置Aから受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光増幅部5bへ入力する光信号のパワーを一定レベルに調整するVOA11とを備える。このように構成することで、上記実施の形態3と同様に、送信側装置AのVOA7と受信側装置BのVOA11の双方で伝送路損失の変動を補償するので、より大きな変動を吸収することができる。また、制御光生成部8,13はほぼ同様な回路で構成できるため、光通信装置の構成上の簡易化が可能である。
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。受信側装置Bは、上記実施の形態4の図6で示した構成に加え、光カプラ14及びモニタ部15を備える。なお、図7において、図3〜6と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
図7は、この発明の実施の形態5による光通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。受信側装置Bは、上記実施の形態4の図6で示した構成に加え、光カプラ14及びモニタ部15を備える。なお、図7において、図3〜6と同一構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
光カプラ(分岐部)14は、VOA11へ入力される制御光信号の一部のパワーをモニタ部15へ分岐する。モニタ部15は、VOA11へ入力される制御光信号のパワーをモニタする構成要素であり、モニタ部10と同様に制御光信号を光電気変換するフォトダイオードや、電気変換された制御光信号の電圧レベルを所定の閾値と比較するコンパレータ等から構成される。
次に動作について説明する。
制御光生成部13で生成された制御光信号は、光フィルタ12aによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bへ伝送される。受信側装置Bでは、光カプラ14によって送信側装置Aからの制御光信号の一部のパワーがモニタ部15へ分岐される。
制御光生成部13で生成された制御光信号は、光フィルタ12aによって信号光と合波され、伝送路ファイバ4を介して受信側装置Bへ伝送される。受信側装置Bでは、光カプラ14によって送信側装置Aからの制御光信号の一部のパワーがモニタ部15へ分岐される。
モニタ部15では、光カプラ14で分岐された制御光信号のパワーを入力すると、これを光電気変換し、電気変換した制御光信号の電圧レベルと所定の閾値を比較する。この比較結果に応じて、送信側装置Aからの制御光信号の有無を判定する。モニタ部15による判定結果に基づいて、VOA11の動作を制御する。
受信側装置Bに設置された光カプラ14及びモニタ部15は、上記実施の形態2で示した送信側装置Aの光カプラ9及びモニタ部10と同じ機能を実現することを目的としている。例えば、モニタ部10,15の双方が、制御光信号がないと判定した場合、伝送路ファイバ4が切断されたと判断し、制御光信号があると判定した場合、伝送路ファイバ4が接続されたと判断することができる。
そこで、例えば、伝送路ファイバ4が切断されたことを検出した場合、送信側装置AのVOA7を制御して信号光のパワーを下げる、いわゆるアイセーブ処理を行ってもよい。アイセーフとは、伝送路ファイバ4が何らかの原因で切断された際、伝送路ファイバ4を再び接続する修復作業を行う作業者等の目に危なくない程度に、送信側装置Aからの信号光パワーを下げる処理をいう。
図8は、図7中の光通信装置によるアイセーフ動作を説明するための図である。図8の例では、送信側装置Aのモニタ部10が、受信側装置Bからの制御光信号を検出できず、伝送路ファイバ4が切断されたと判定した際、伝送路ファイバ4の修復作業を行う作業者等の目に危なくないパワーまで出力光のパワーを落とす場合を示している。
例えば、図8に示すように、出力光のパワー制御方法には下記の2通りの方法がある。
(1)モニタ部10により伝送路ファイバ4の切断が判定されると、これに応じてVOA7の減衰量を制御して所定の低出力値まで出力光パワーを落とす。
(2)モニタ部10により伝送路ファイバ4の切断が判定されると、これに応じて光増幅部5aの励起レーザの出力パワーを制御して所定の低出力値まで出力光パワーを落とす。
(1)モニタ部10により伝送路ファイバ4の切断が判定されると、これに応じてVOA7の減衰量を制御して所定の低出力値まで出力光パワーを落とす。
(2)モニタ部10により伝送路ファイバ4の切断が判定されると、これに応じて光増幅部5aの励起レーザの出力パワーを制御して所定の低出力値まで出力光パワーを落とす。
従来の光通信システムにおけるアイセーフ動作は、受信側装置Bから送信側装置Aに対して、伝送路ファイバ4を逆向き(E系に対してW系)に警報を転送することにより実現していた。つまり、受信側装置Bが正方向の伝送路ファイバ4の切断を検出し、かつ逆方向の伝送路ファイバ4自体は接続されていないと、アイセーフ動作に移行することができなかった。
これに対して、本発明では、送信側装置A及び受信側装置Bの双方が別個に伝送路ファイバ4の切断を検出することができることから、伝送路ファイバ4の両系(E系とW系)が共に切断された場合であっても、アイセーフ動作に移行することができる。
以上のように、この実施の形態5によれば、送信側装置Aが、VOA7へ入力される制御光信号の一部を分岐する光カプラ9と、光カプラ9で分岐された制御光信号のパワーをモニタするモニタ部10とを備えるとともに、受信側装置Bが、VOA11へ入力される制御光信号の一部を分岐する光カプラ14と、光カプラ14で分岐された制御光信号のパワーをモニタするモニタ部15とを備える。このように構成することにより、上記実施の形態3と同様に、送信側装置AのVOA7と受信側装置BのVOA11の双方で伝送路損失の変動が補償され、より大きな変動を吸収することができる。また、送信側装置A及び受信側装置Bの双方が別個に伝送路ファイバ4の切断を検出することから、伝送路ファイバ4の上り下り両系が切断された場合であっても、アイセーフ動作や伝送路断時に必要なその他の出力光パワーの制御処理を実行することができる。
1A,1B WDM通信システム、2−1〜2−6 ノード(光通信装置)、3−1〜3−6 端局装置、4 伝送路ファイバ、5a,5b 光増幅部、6a,6b,12a,12b 光フィルタ、7,11 光可変減衰器(VOA)(光可変減衰部)、8,13 制御光生成部、9,14 光カプラ(分岐部)、10,15 モニタ部。
Claims (9)
- 光信号を送信する送信側装置と、前記送信側装置から伝送路ファイバを介して送信された光信号を受信する受信側装置とを備えた光通信システムにおいて、
前記送信側装置は、
制御光信号のパワーレベルに応じて、前記受信側装置へ送信する光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部を備え、
前記受信側装置は、
前記制御光信号を生成し、前記伝送路ファイバを介して前記制御光信号を前記送信側装置へ出力する制御光生成部を備えたことを特徴とする光通信システム。 - 送信側装置は、
光可変減衰部へ入力される制御光信号の一部を分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された前記制御光信号のパワーをモニタするモニタ部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。 - 受信側装置は、
光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光通信システム。 - 送信側装置は、
制御光信号を生成し、伝送路ファイバを介して前記制御光信号を受信側装置へ出力する制御光生成部を備え、
前記受信側装置の光可変減衰部は、
前記送信側装置から受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、光信号のパワーを一定レベルに調整することを特徴とする請求項3記載の光通信システム。 - 受信側装置は、
光可変減衰部へ入力される制御光信号の一部を分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された前記制御光信号のパワーをモニタするモニタ部とを備えたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の光通信システム。 - 伝送路ファイバを介して接続する受信側の光通信装置へ光信号を送信する光通信装置において、
前記受信側の光通信装置へ送信する光信号のパワーを増幅する光増幅部と、
前記光増幅部の出力に接続し、前記伝送路ファイバを介して前記受信側の光通信装置から受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、前記光増幅部から出力された光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部とを備えたことを特徴とする光通信装置。 - 制御光信号を生成し、伝送路ファイバを介して前記制御光信号を受信側の光通信装置へ出力する制御光生成部を備えたことを特徴とする請求項6記載の光通信装置。
- 伝送路ファイバを介して接続する請求項7記載の光通信装置から光信号を受信する光通信装置において、
前記光通信装置から受信した光信号のパワーを増幅する光増幅部と、
前記光増幅部の入力に接続し、前記伝送路ファイバを介して前記送信側の光通信装置から受信した制御光信号のパワーレベルに応じて、前記光増幅部へ入力する光信号のパワーを一定レベルに調整する光可変減衰部とを備えたことを特徴とする光通信装置。 - 光可変減衰部へ入力される制御光信号の一部を分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された前記制御光信号のパワーをモニタするモニタ部とを備えたことを特徴とする請求項6から請求項8のうちのいずれか1項記載の光通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008117441A JP2009267950A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 光通信システム及び光通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008117441A JP2009267950A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 光通信システム及び光通信装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009267950A true JP2009267950A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41393199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2008117441A Pending JP2009267950A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 光通信システム及び光通信装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2009267950A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013121826A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 三菱電機株式会社 | 光通信装置 |
| US9118422B2 (en) | 2011-10-20 | 2015-08-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Pre-equalized optical transmitter and pre-equalized optical transmission method |
| JP2016225841A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 富士通株式会社 | 伝送装置及び設定方法 |
-
2008
- 2008-04-28 JP JP2008117441A patent/JP2009267950A/ja active Pending
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| WO2013121826A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | 三菱電機株式会社 | 光通信装置 |
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