JP2009264481A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トルク比を高め且つ容量係数を低く変化させることができ、車両の動力性能を十分に高めることができ、且つ、内燃機関のフューエルカット復帰回転速度を低回転速度に設定した状態でも内燃機関の停止を回避することができる車両用駆動装置の制御装置を提供する。
【解決手段】容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、トルクコンバータ6の容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止した場合であっても、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの回転速度差、言い換えれば、エンジン9とタービン翼車6tとの回転速度差が確保されるため、エンジン9の停止を防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
【選択図】図8
【解決手段】容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、トルクコンバータ6の容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止した場合であっても、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの回転速度差、言い換えれば、エンジン9とタービン翼車6tとの回転速度差が確保されるため、エンジン9の停止を防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
【選択図】図8
Description
本発明は、流体を介してトルクを増幅可能なトルクコンバータを備え、内燃機関から出力される動力を駆動輪へ伝達する車両用駆動装置に関し、特に、電動機によってトルクコンバータの容量係数を変更可能な可変容量型トルクコンバータを備えた車両用駆動装置の制御装置に関するものである。
ポンプ翼車と、タービン翼車と、そのタービン翼車とポンプ翼車との間に回転可能に配設されたステータ翼車とを、有するトルクコンバータがよく知られている。このような従来のトルクコンバータでは、ステータ翼車が一方向クラッチを介して非回転部材に連結されており、可変容量特性を備えない。一般に、トルクコンバータの流体特性としては、燃費指向であるときは高い容量(容量係数)であることが望まれるが、上記従来の構造では、ポンプ翼車、タービン翼車、ステータ翼車の形状によって一義的に定められてしまうため、走行パターンに拘わらず同一流体特性となり、燃費性能および動力性能を同時に向上させることには限界があった。
例えば、トルクコンバータの容量係数が高い場合、ポンプ翼車の回転速度すなわち内燃機関の回転速度とタービン翼車の回転速度の回転速度差が小さいため、例えば定常状態から運転者がアクセルペダルを踏み込んで加速しようとしたとき、ダウンシフトをしない場合はタービン翼車の回転速度が引き上がらないため、駆動力を迅速に発生させられない。これにより、高容量のトルクコンバータを採用した場合、踏み込み時にトルクを発生しやすいように定常走行時においても内燃機関を高回転低負荷の領域で運転させる必要がある。一方、トルクコンバータの容量係数が低い場合、ポンプ翼車の回転速度とタービン翼車の回転速度との回転速度差が大きいため、アクセルペダル踏み込み時の応答性は向上する。但し、定常走行時でもポンプ翼車の回転速度(ポンプ回転速度)とタービン翼車の回転速度(タービン回転速度)との回転速度差が大きくなるため、トルクコンバータの内部損失が大きくなる。
これに対し、特許文献1に示されているように、ステータ翼車と非回転部材との間にブレーキ手段を設け、そのブレーキ手段の制動トルクを調節して容量を可変とした可変容量型トルクコンバータが提案されている。これによれば、ブレーキ手段による制動トルクを調節することによってトルクコンバータのトルク比および容量係数を無段階或いは多段階に変化させることが可能となり、運転条件や走行条件に応じて最適なトルク比および容量係数を設定でき、車両の走行性能を高めることができる。
しかしながら、上記従来の可変容量型トルクコンバータでは、そのステータ翼車の回転は、ポンプ翼車の回転方向とは反対の負回転方向の範囲で制御されるに過ぎず、それにより得られるトルク比の上限や容量係数の下限値には限界があり、運転条件や走行状態に応じて必ずしも十分にトルクコンバータのトルク比を高め、容量係数を低く変化させることができず、車両の動力性能を十分に高めることができなかった。
また、近年の車両において、無負荷走行時は、例えばスリップロックアップ制御を実施することで、ポンプ回転速度とタービン回転速度との差回転を制御しており、このとき内燃機関はフューエルカットされることによって燃費の向上を果たしている。ここで、内燃機関のフューエルカットの下限回転速度、すなわち燃料供給が再開されるフューエルカット復帰回転速度を低回転速度に設定すると、燃費がさらに向上する。ところが、フューエルカット復帰回転速度を低回転速度に設定した状態で、例えば車両を急停止させると、タービン回転速度の急停止に対して、トルクコンバータを介してポンプ回転速度すなわち内燃機関の回転速度が引き下げられてしまい、内燃機関の復帰が間に合わず、内燃機関が停止する可能性があった。これより、フューエルカット復帰回転速度を低回転速度側に拡大するには限界があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、トルク比を高め且つ容量係数を低く変化させることができ、車両の動力性能を十分に高めることができ、且つ、内燃機関のフューエルカット復帰回転速度を低回転速度に設定した状態でも内燃機関の停止を回避することができる車両用駆動装置の制御装置を提供することにある。
そこで発明者等は、以上の事情を背景として種々検討を重ねた結果、車両の内燃機関とは別個の動力源である電動機を用いてステータ翼車をポンプ翼車の回転方向である正回転方向へ積極的に駆動させると、従来に比較して高いトルク比と低い容量係数が得られるということを見いだした。これより、電動機を用いてステータ翼車をポンプ翼車の回転方向である正回転方向へ回転(駆動)、並びにポンプ翼車の回転方向とは反対の負回転方向へ回転(制動、回生)させることにより、従来に比較してトルク比および容量係数の変化範囲が広範囲となるので、車両の燃費性能および動力性能を大幅に向上させることができる。さらに、発明者等は、内燃機関のフューエルカット中において、トルクコンバータの容量係数を低下することで、内燃機関のフューエルカット復帰回転速度を低回転速度側に設定することを可能とした。
すなわち、上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)ポンプ翼車と、タービン翼車と、そのタービン翼車とポンプ翼車との間に回転可能に配設されたステータ翼車とを、有するトルクコンバータと、車両の走行状態に応じて燃料供給を遮断するフューエルカット機能を有する内燃機関とを、備え、その内燃機関から出力される動力を駆動輪へ伝達する車両用駆動装置の制御装置において、(b)前記ステータ翼車に動力伝達可能に連結されて、そのステータ翼車の回転速度を制御可能な電動機と、(c)前記電動機の回転速度を制御することにより前記トルクコンバータの容量係数を制御する容量係数制御手段とを、備え、(d)前記容量係数制御手段は、車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記トルクコンバータの容量係数を低下することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用駆動装置の制御装置において、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記内燃機関の回転速度が所定の回転速度以下のとき、前記容量係数を低下することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用駆動装置の制御装置において、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記車両の車速が所定の速度以下のとき、前記容量係数を低下することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用駆動装置の制御装置において、車両が急停止されるか否かを予測する車両急停止予測手段を備え、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、車両の急停止が予測されるとき、前記容量係数を低下することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明の要旨とするところは、請求項4の車両用駆動装置の制御装置において、前記車両急停止予測手段は、前記車両の車速の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明の要旨とするところは、請求項4の車両用駆動装置の制御装置において、前記車両急停止予測手段は、タービン翼車の回転速度の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明の要旨とするところは、請求項4の車両用駆動装置の制御装置において、前記車両急停止予測手段は、前記駆動輪の制動を制御するブレーキコントロール圧が所定の値を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至4のいずれか1つの車両用駆動装置の制御装置において、前記容量係数制御手段は、前記容量係数が目標となる容量係数となるようにフィードバック制御もしくはフィードフォワード制御することを特徴とする。
請求項1にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、ポンプ翼車とタービン翼車とそのタービン翼車とポンプ翼車との間に回転可能に配設されたステータ翼車とを有するトルクコンバータと、前記ステータ翼車を駆動させる電動機を備えることから、電動機を用いてステータ翼車をポンプ翼車の回転方向である正回転方向、およびポンプ翼車の回転方向とは反対の負回転方向へ回転させることにより、従来に比較してトルク比および容量係数の変化範囲が広範囲となるので、車両の燃費性能および動力性能を大幅に向上させることができる。
また、容量係数制御手段は、車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記トルクコンバータの容量係数を低下するため、例えば車両が急停止した場合であっても、ポンプ翼車の回転速度がタービン翼車の回転速度に引き摺られることなく、ポンプ翼車とタービン翼車との回転速度差、言い換えれば、内燃機関とタービン翼車との回転速度差が確保される。これより、内燃機関の回転速度が内燃機関停止回転速度まで低下することが回避され、内燃機関の停止を防止することができる。上記より、フューエルカット復帰回転速度を従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
また、請求項2にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記内燃機関の回転速度が所定の回転速度以下のとき、前記容量係数を低下するものである。このようにすれば、内燃機関の回転速度が所定の回転速度以下となると、容量係数が低下されるので、例えば車両が急停止しても、内燃機関とタービン翼車との間に滑りが生じ、これらの間の回転速度差が確保されるため、内燃機関の停止を防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度を従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
また、請求項3にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記車両の車速が所定の速度以下のとき、前記容量係数を低下するものである。このようにすれば、車速が所定の速度以下となると、容量係数が低下されるので、例えば車両が急停止しても、内燃機関とタービン翼車との間に滑りが生じ、回転速度差が確保されるため、内燃機関の停止を防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度を従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
また、請求項4にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、車両が急停止されるか否かを予測する車両急停止予測手段を備え、前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、車両の急停止が予測されるとき、前記容量係数を低下するものである。このようにすれば、車両の急停止が予測されると、予め容量係数を低下することで、例えば車両が急停止しても、内燃機関とタービン翼車との間に滑りが生じ回転速度差が確保されるため、内燃機関の停止を防止することができる。
また、請求項5にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記車両急停止予測手段は、前記車両の車速の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測するものである。このようにすれば、車速の減速勾配に基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数を低下し、内燃機関の停止を防止することができる。
また、請求項6にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記車両急停止予測手段は、タービン翼車の回転速度の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測するものである。このようにすれば、タービン翼車の減速勾配に基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数を低下し、内燃機関の停止を防止することができる。
また、請求項7にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記車両急停止予測手段は、前記駆動輪の制動を制御するブレーキコントロール圧が所定の値を越えるときに車両の急停止を予測するものである。このようにすれば、ブレーキコントロール圧に基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数を低下することができる。
また、請求項8にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、前記容量係数制御手段は、前記容量係数が目標となる容量係数となるようにフィードバック制御もしくはフィードフォワード制御されるものである。このようにすれば、容量係数が好適に制御され、フューエルカット復帰回転速度を従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例のトルクコンバータ6(可変容量型トルクコンバータ)が適用された車両用駆動装置7の骨子図である。この車両用駆動装置7は縦置き型の自動変速機8を有するものであって、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型車両に好適に採用されるものであり、走行用の駆動力源としてエンジン9を備えている。内燃機関にて構成されるエンジン9の出力は、流体伝動装置として機能するトルクコンバータ6、自動変速機8、図示しない差動歯車装置(終減速機)、一対の車軸などを介して左右の駆動輪13(図8参照)へ伝達されるようになっている。なお、エンジン9が本発明の内燃機関に対応している。
トルクコンバータ6は、エンジン9のクランク軸に連結され、そのエンジン9から回転駆動されることによってトルクコンバータ6内の作動油の流動による流体流を発生させるポンプ翼車6pと、自動変速機8の入力軸22に連結され、そのポンプ翼車6pからの流体流を受けて回転させられるタービン翼車6tと、タービン翼車6tからポンプ翼車6pへの流体流中に回転可能に配置されたステータ翼車6sとを備えており、作動油(流体)を介して動力伝達を行うようになっている。
また、上記ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの間にはロックアップクラッチL/Cが設けられており、後述の油圧制御回路30によってそのロックアップクラッチL/Cの係合状態、スリップ状態、或いは解放状態が制御されるようになっており、完全係合状態とされることによってポンプ翼車6pおよびタービン翼車6tが一体回転させられるすなわちエンジン9のクランク軸および入力軸22が相互に直結状態とされるようになっている。
また、車両用駆動装置7は、トルクコンバータ6のステータ翼車6sを回転駆動可能な電動モータ(電動機)10と、その電動モータ10とステータ翼車6sとの間の動力伝達経路を断続可能なクラッチCsと、ステータ翼車6sと非回転部材であるトランスミッションケース(以下、ケースと表す)11との間を断続可能なブレーキBsとを、備えている。なお、電動モータ10が本発明の電動機に対応している。
上記電動モータ10は、その駆動によってステータ翼車6sのポンプ翼車6pの回転方向である正回転方向の回転数を制御するようになっている。この際、ステータ翼車6sには、例えば、図2(a)に示すように後述の電子制御装置78から回転駆動のために電動モータ10に供給される駆動電流IDの大きさに比例する上記正回転方向の駆動トルクTDが与えられる。また、電動モータ10は、その駆動によってステータ翼車6sの負回転方向の回転数を制御するようになっている。この際、ステータ翼車6sには、例えば、電動モータ10に供給される駆動電流IDの大きさに比例する上記負回転方向の駆動トルクTDが与えられる。
また、電動モータ10は、その制動(回生)によってもステータ翼車6sのポンプ翼車6pの回転方向とは反対の負回転方向の回転数を制御するようになっている。この際、ステータ翼車6sには、例えば、図2(b)に示すように例えば車両に設けられた蓄電装置等に供給すなわち蓄電される発電電流IGの大きさに比例する上記負回転方向の負荷トルクすなわち制動(回生)トルクTBが与えられる。
上記クラッチCsおよびブレーキBsは、油圧アクチュエータとその油圧アクチュエータに供給される油圧により摩擦係合或いは解放される多板式のクラッチあるいはブレーキとを備える油圧式摩擦係合装置である。ステータ翼車6sは、ブレーキBsが係合されることによりケース11に固定され回転不能にされる。また、ステータ翼車6sは、ブレーキBsの係合度合いすなわち係合圧が調整されることで発生されるスリップによっても、上記正回転方向に回転するポンプ翼車6pに対して相対的にその正回転方向とは反対の負回転方向に回転させられるようになっている。この際、ステータ翼車6sには、例えば上記係合圧が大きくなるとともに増大する上記負回転方向の負荷トルクすなわち制動トルクTBが与えられる。また、ステータ翼車6sには、クラッチCsが係合されることにより上記電動モータ10による駆動トルクTDあるいは制動トルクTBがそのまま伝達されるようになっており、また、クラッチCsの係合度合いすなわち係合圧が調整されることで発生されるスリップによりその係合圧の大きさに応じて上記駆動トルクTDあるいは制動トルクTBの伝達割合が変化させられるようになっている。
自動変速機8は、車体に取り付けられる非回転部材としてのケース11内において、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置16及びダブルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体として構成されている第2変速部20とを共通の軸心上に有し、入力軸22の回転を変速して出力軸24から出力する。入力軸22は、走行用の動力源であるエンジン9からの動力により回転駆動されるトルクコンバータ6のタービン軸でもある。なお、このトルクコンバータ6および自動変速機8はその軸心に対して略対称的に構成されており、図1の骨子図においてはそれら軸心の下半分が省略されている。
上記第1遊星歯車装置12は、サンギヤS1、互いに噛み合う複数対のピニオンギヤP1、そのピニオンギヤP1を自転及び公転可能に支持するキャリアCA1、ピニオンギヤP1を介してサンギヤS1と噛み合うリングギヤR1を備えている。また、第2遊星歯車装置16は、サンギヤS2、ピニオンギヤP2、そのピニオンギヤP2を自転及び公転可能に支持するキャリアCA2、ピニオンギヤP2を介してサンギヤS2と噛み合うリングギヤR2を備えている。また、第3遊星歯車装置18は、サンギヤS3、互いに噛み合う複数対のピニオンギヤP2及びP3、そのピニオンギヤP2及びP3を自転及び公転可能に支持するキャリアCA3、ピニオンギヤP2及びP3を介してサンギヤS3と噛み合うリングギヤR3を備えている。
図1において、クラッチC1〜C4およびブレーキB1、B2は、クラッチCsおよびブレーキBsと同様に油圧アクチュエータとその油圧アクチュエータに供給される油圧により係合或いは解放される多板式のクラッチあるいはブレーキとを備える油圧式摩擦係合装置であって、第1回転要素RM1(サンギヤS2)は、第1ブレーキB1を介してケース11に選択的に連結されて回転停止され、第3クラッチC3を介して中間出力部材である第1遊星歯車装置12のリングギヤR1(すなわち第2中間出力経路PA2)に選択的に連結され、さらに第4クラッチC4を介して第1遊星歯車装置12のキャリアCA1(すなわち第1中間出力経路PA1の間接経路PA1b)に選択的に連結されるようになっている。
また、第2回転要素RM2(キャリアCA2およびCA3)は、第2ブレーキB2を介してケース11に選択的に連結されて回転停止され、第2クラッチC2を介して入力軸22(すなわち第1中間出力経路PA1の直結経路PA1a)に選択的に連結されるようになっている。また、第3回転要素RM3(リングギヤR2およびR3)は、出力軸24に一体的に連結されて回転を出力するようになっている。また、第4回転要素RM4(サンギヤS3)は、第1クラッチC1を介してリングギヤR1に連結されるようになっている。なお、第2回転要素RM2とケース11との間には、第2回転要素RM2の正回転(入力軸22と同じ回転方向)を許容しつつ逆回転を阻止する一方向クラッチF1が第2ブレーキB2と並列に設けられている。
図3は、自動変速機8において各変速段を成立させる際の各係合要素の作動状態を説明する図表であり、「○」は係合状態を、「(○)」はエンジンブレーキ時のみ係合状態を、空欄は解放状態をそれぞれ表している。図3に示すように、本実施例の自動変速機8は、上記各係合装置すなわち複数の油圧式摩擦係合装置(クラッチC1〜C4、ブレーキB1、B2)が選択的に係合させられることにより変速比(=自動変速機8の入力軸回転速度NIN/自動変速機8の出力軸回転速度NOUT)が異なる前進8段を含む複数の変速段が成立するようになっている。なお、各変速段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
図4は、図1のエンジン9や自動変速機8、あるいはトルクコンバータ6などを制御するために車両に設けられた制御系統を説明するブロック線図である。電子制御装置78には、エンジン回転速度センサ80からのエンジン回転速度NEを示す信号、タービン回転速度センサ82からのタービン回転速度NTすなわち入力軸回転速度NINを示す信号、ステータ回転速度センサ83からのステータ回転速度NSを示す信号、吸入空気量センサ84からの吸入空気量QAを示す信号、吸入空気温度センサ86からの吸入空気温度TAを示す信号、車速センサ88からの車速Vすなわち出力軸回転速度NOUTを示す信号、スロットルセンサ90からのスロットル弁開度θTHを示す信号、冷却水温センサ92からの冷却水温TWを示す信号、油温センサ94からの油圧制御回路30の作動油温度TOILを示す信号、アクセル操作量センサ96からのアクセルペダル98等のアクセル操作部材の操作量であるアクセル開度ACCを示す信号、フットブレーキスイッチ100からの常用ブレーキであるフットブレーキ102の操作の有無を示す信号、レバーポジションセンサ104からのシフトレバー106のレバーポジション(操作位置)PSHを示す信号などが供給されるようになっている。
電子制御装置78は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って上記各入力信号を処理し、電子スロットル弁108や燃料噴射装置110、点火装置112、油圧制御回路30のリニアソレノイド弁等、あるいは電動モータ10などに信号すなわち出力信号をそれぞれ出力するようになっている。電子制御装置78は、このような入出力信号処理を行うことにより、エンジン9の出力制御やトルクコンバータ6のステータ6sの回転制御などを実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用や変速制御用などに分けて構成される。
本実施例においては、上記エンジン9の出力制御は、エンジン出力制御装置として機能する電子スロットル弁108、燃料噴射装置110、点火装置112などによって行われる。
自動変速機8の変速制御は、油圧制御回路30によって行われ、例えば予め記憶された変速線図(変速マップ)からアクセル開度Accおよび車速Vに基づいて自動変速機8の変速すべきギヤ段を決定し、その決定されたギヤ段を成立させるように前記図3に示す作動表に従ってクラッチC1〜C4およびブレーキB1、B2の係合解放状態を切り換える。
トルクコンバータ6のステータ翼車6sの回転制御は、油圧制御回路30のクラッチCsやブレーキBs、および電動モータ10によって行われる。具体的には、上記ステータ翼車6sの回転制御は、電子制御装置78の指令に従って図示しないインバータから電動モータ10に供給される駆動電流IDの大きさに比例する駆動トルクTD、あるいは例えばその電動モータ10から出力される発電電流IGの大きさに比例する制動トルクTBが適宜調整されることにより実行される。
ここで、本実施例のトルクコンバータ6において、遠心力により外周側に張り付く作動油は、トルクコンバータ6の断面において図1の流線FLに沿うようにポンプ翼車6p、タービン翼車6t、ステータ翼車6sの順に循環する。図5に示すように、ポンプ翼車6p、タービン翼車6t、ステータ翼車6sは、周方向において一定間隔に隔てられた複数の羽根を備えている。図5は、各翼車におけるトルクコンバータ6内の作動油の流線FLに沿った羽根の形状をそれぞれ表している。ポンプ翼車6pの羽根によってエネルギーが与えられることにより流動させられた作動油は、タービン翼車6tの羽根に作用してタービン翼車6tを回転させる。タービン翼車6tを通過した作動油は、コンバータ領域では、ステータ翼車6sの羽根に当たって方向変換させられた後、ポンプ翼車6pへ循環させられる。上記ステータ翼車6sの羽根に作動油が当たって方向変換させられることにより、そのステータ翼車6sに反力トルクが発生させられる。この反力トルクは、上記作動油の方向変換量(角度)に対応しており、後述のトルク比tの大きさに対応している。
角運動量の定義によれば各翼車(ポンプ翼車6p、タービン翼車6t、およびステータ翼車6s)が作動油(流体)に与えるトルクT[N・m]は、次式(1)のように表される。
T=(γ/g)×Q×△(r×vU) ・・・式(1)
式(1)において、γはトルクコンバータ6内の作動油の比重量[kg/m3]、gは重力加速度[m/s2]、Qは上記作動油の体積流量[m3/s]、△(r×vU)は各翼車における流体流の出口と入口とにおける作動油の各絶対速度のモーメントr×vU[m2/s]の差である。
上記式(1)から、ポンプ翼車6pが作動油に与えるトルクT1[N・m]、タービン翼車6tが作動油に与えるトルクT2[N・m]、およびステータ翼車6sが作動油に与えるトルクT3[N・m]は、次式(2)乃至(4)のように表される。式(2)乃至(4)において、TPはポンプトルク[N・m]すなわちエンジントルク、TTはタービントルク[N・m]すなわち出力トルク、TSはステータ翼車6sの反力トルクの大きさと一致するステータトルク[N・m]すなわちステータ翼車6sにより作動油の流れの向きが変えられる際にそのステータ翼車6sに対してポンプ翼車6pの回転方向である正回転方向に作用するトルクである。
T1= TP =(γ/g)×Q×(VUP×r2−VUS×r1)・・・式(2)
T2=−TT=(γ/g)×Q×(VUT×r3−VUP×r2)・・・式(3)
T3= TS =(γ/g)×Q×(VUS×r1−VUT×r3)・・・式(4)
T2=−TT=(γ/g)×Q×(VUT×r3−VUP×r2)・・・式(3)
T3= TS =(γ/g)×Q×(VUS×r1−VUT×r3)・・・式(4)
式(2)乃至(4)において、r1はポンプ翼車6pの流体流の出口bpおよびタービン翼車6tの流体流の入口atにおける回転軸心すなわち自動変速機8の入力軸(タービン軸)22からの距離[m]、r2はタービン翼車6tの流体流の出口btおよびステータ翼車6sの流体流の入口asにおける回転軸心からの距離[m]、r3はステータ翼車6sの流体流の出口bsおよびポンプ翼車6pの流体流の入口apにおける回転軸心からの距離[m]である。また、式(2)乃至(4)中において、VUPはポンプ翼車6pの絶対速度の円周分速度[m/s]、VUTはタービン翼車6tの絶対速度の円周分速度[m/s]、VUSはステータ翼車6sの絶対速度の円周分速度[m/s]である。
式(2)乃至(4)からT1+T2+T3=0(零)が成立するため、ポンプトルクTP、タービントルクTT、およびステータトルクTSは次式(5)のように表される。つまり、トルクコンバータ6におけるポンプトルクTPに対するタービントルクTTのトルク増加分は、ステータトルクTSに一致する。
TT=TP+TS ・・・式(5)
ここで、本実施例のトルクコンバータ6は、ステータ翼車6sの反力が前述の電動モータ10の回転制御により調整される駆動トルクTDあるいは制動トルクTBにより増減されることから、タービン翼車から出力される出力トルクが従来の一定容量のトルクコンバータで得られる出力トルクに対して増減させられるようになっている。
図6および図7は、上述の内容を示す本実施例のトルクコンバータ6の特性を示す図である。図6は、タービン翼車6tのタービン回転数NT[rpm]とポンプ翼車6pのポンプ回転数NP[rpm]との回転速度比すなわち速度比e(=NT/NP)に対する、タービントルクTTとポンプトルクTPとのトルク比(トルク増幅率)t(=TT/TP)を示す図であり、図7は、上記速度比e(=NT/NP)に対する、容量係数C(=TP/NP 2)[N・m/rpm2]を示す図である。
図6および図7において、制動トルクTBが所定の値に調整されるかあるいはブレーキBsが係合されることにより、ステータ翼車6sがケース11に固定され、図6の実線に示すベースラインBtで示すように従来の一定容量のトルクコンバータと同様に設計上定まる所定のトルク比tでトルクの伝達が行われる。なお、このときのトルクコンバータ6の容量係数Cは、図7の実線で示すベースラインBCで示すようになる。
また、クラッチCsが適宜係合された状態で電動モータ10により駆動トルクTDが所定の値に調整されてステータ翼車6sがポンプ翼車6pと同一回転方向で回転させられると、ステータトルクTSが増加し、図6のステータ正転を示す長鎖線のように従来の一定容量のトルクコンバータで得られるよりも大きいトルク比tでトルクの伝達が行われる。このときのトルクコンバータ6の容量係数Cは、図7のステータ正転を示す長鎖線のようになる。なお、トルク比tおよび容量係数Cは、同じ速度比eであっても、電動モータ10により駆動トルクTDがさらに増減されることにより図6および図7の矢印a、dに示すように図6のベースラインBtからステータ正転を示す長鎖線以上または図7のベースラインBCからステータ正転を示す長鎖線以下の範囲で適宜設定される。
また、クラッチCsおよびブレーキBsが解放されることによりステータトルクTSが零とされると、図6のステータフリーを示す1点鎖線で示すようにトルクの増大が行われず、トルク比t=1でトルクの伝達が行われる。その結果、トルクコンバータ6が流体継手として作動するようになる。このときのトルクコンバータ6の容量係数Cは、図7のステータフリーを示す1点鎖線のようになる。
また、制動(回生)トルクTBが所定の値に調整されるかあるいはブレーキBsの係合圧が所定の値に調整されてブレーキBsがスリップさせられると、ステータトルクTSがステータ翼車6sが固定される場合に比較して減少し、図6のステータモータ回生で示す短鎖線で示すように従来の一定容量のトルクコンバータで得られるよりも小さいトルク比tでトルクの伝達が行われる。このときのトルクコンバータ6の容量係数Cは、図6のステータモータ回生で示す短鎖線のようになる。なお、トルク比tおよび容量係数Cは、同じ速度比eであっても、制動(回生)トルクTBあるいはブレーキBsの係合圧がさらに増減されることにより図6および図7の矢印b、cに示すようにベースラインBt又はBCからステータフリーで示す1点鎖線までの範囲で適宜設定される。
つまり、本実施例における電動モータ10は、ステータ翼車6sをポンプ翼車6pの回転方向である正回転方向に回転制御することによりトルク比tを増加させるものである。さらに、本実施例における電動モータ10は、その駆動或いは制動(回生)によってステータ翼車6sをポンプ翼車6pの回転方向とは反対の負回転方向に回転制御することによりトルク比tを減少させるものである。さらに、本実施例におけるブレーキBsは、そのスリップによってステータ翼車6sをポンプ翼車6pの回転方向とは反対の負回転方向に回転制御することによりトルク比tを減少させるものである。
図8は、電子制御装置78による制御作動の要部を説明する機能ブロック線図である。変速制御手段120は、自動変速機8の変速を行う制御手段として機能するものである。変速制御手段120は、例えば、予め記憶された変速線図から車速Vとエンジン9の出力を操作するアクセル開度Accに基づいて、自動変速機8のギヤ比を段階的に切り換える。
ロックアップ制御手段121は、図9に示す予め設定されている、例えば車速Vおよびアクセル開度Accから成るロックアップ作動領域図に基づいて、ロックアップクラッチL/Cの係合状態を判定し、その係合状態に応じてロックアップクラッチL/Cの係合圧を制御する。例えば、図9に示すように、比較的高車速領域においては、ロックアップクラッチL/Cが係合(作動)されてポンプ翼車6pとタービン翼車6tとが直結状態とされる。また、低車速領域においては、ロックアップクラッチL/Cが解放(非作動)されて、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとに回転速度差が生じ、通常のトルクコンバータ6として機能する。さらに、ロックアップ作動領域とロックアップ非作動領域との境界領域では、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの間に例えば50〜100rpm程度の回転速度差を設ける所謂フレックスロックアップ制御が実施される。このフレックスロックアップ制御は、ロックアップクラッチL/Cの係合および解放制御の中間モードに対応しており、ロックアップ作動領域をより拡大するものである。また、車両減速時においても、フレックスロックアップ制御を実施することにより、エンジン9のフューエルカット領域を拡大している。
容量係数制御手段122は、クラッチCsを係合させた状態で電動モータ10を制御することにより、トルクコンバータ6の容量係数Cを好適に制御する。具体的には、容量係数制御手段122は、例えば車両の発進時あるいは加速走行時に、クラッチCsを係合させるとともに電動モータ10によりステータ翼車6sをポンプ翼車6pと同回転方向へ回転させる制御を行う。これにより、前述のようにトルクコンバータ6のトルク比tが増大制御され容量係数Cが低減制御される。このトルク比tの増大により発進トルクあるいは加速トルクが増大し、容量係数Cの低減によりエンジン回転のスムーズな上昇が可能となる。このような制御は、高アクセル開度等の加速(動力性能)指向走行時において有効であり、特に、エンジン回転のよりスムーズな上昇が求められるターボチャージャーエンジン等にて実行されると有効である。
また、容量係数制御手段122は、例えば車両の発進時あるいは加速走行時に、クラッチCsを係合させるとともに、電動モータ10をステータ翼車6sに作用するトルクにより回転させられるようにする制御を行う。これにより、車両の発進時あるいは加速走行時にトルクコンバータ6がトルク増幅を行っている場合において、前述のようにステータ翼車6sが流体流から受けるトルクすなわち反力トルクによりポンプ翼車6pの回転方向とは反対方向の負回転方向に回転されるに伴う電動モータ10の回生量を制御する。これにより、トルクコンバータ6のトルク比tが低減制御され、容量係数Cが増大制御される。このような制御は、低アクセル開度等の低燃費指向走行時において有効である。さらに、電動モータ10の回生による燃費向上が可能となる。
また、容量係数制御手段122は、ブレーキBsの係合圧を制御することで容量係数Cを制御する。例えば、容量係数制御手段122は、トルクコンバータレンジにおいて、ブレーキBsの係合圧をブレーキBsが完全係合される大きさまで増圧することで、ステータ翼車6sを回転停止させる。これより、トルクコンバータ6の容量係数Cが図7に示すベースラインBCとなるように制御される。また、トルクコンバータ6がカップリングレンジとなるとブレーキBsを解放させることで、ステータ翼車6sを空転させる。また、容量係数制御手段122は、例えば走行中の駆動トルクを低減させる必要が生じた場合などにおいて、ブレーキBsの係合圧を制御してブレーキBsをスリップ係合させることにより、容量係数Cを増大制御する。
ところで、例えばアクセルペダル98が踏み込まれない状態での減速状態では、通常、エンジン出力制御装置99によってエンジン9への燃料供給が遮断される所謂フューエルカットが実施される。これにより、燃料消費が低減されて燃費が向上されるようになっている。このエンジン9のフューエルカットにおいて、エンジン9のフューエルカット復帰回転速度Ncutが設定されており、エンジン9の回転速度がフューエルカット復帰回転速度Ncutまで低下すると、燃料供給が再開される。これにより、エンジン停止が防止される。ここで、フューエルカット復帰回転速度Ncutが低く設定されるほど燃料供給遮断領域が拡大されて燃費が向上する一方、フューエルカット復帰回転速度Ncutを低く設定しすぎると、例えば車両が急停止したとき、タービン翼車6tの急停止に引き摺られてエンジン回転速度NEが引き下げられてしまい、エンジン9が停止してしまう可能性が生じる。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutの低回転速度化には限界があった。そこで、本実施例では、容量係数制御手段122によって容量係数Cを好適に制御することにより、フューエルカット復帰回転数Ncutをさらに低回転速度に拡大して、さらなる燃費の向上を可能とした。以下、本制御について、詳細に説明する。
アクセル開度判定手段124は、アクセルペダル98の操作量であるアクセル開度Accを検出し、検出されたアクセル開度Accが全閉状態すなわち、アクセルペダル98の操作量が零であるか否かを判定する。
減速ダウンシフト判定手段126は、アクセル開度判定手段124の判定結果および車速センサ88から検出される車速Vに基づいて、エンジン9のフューエルカットが実施される減速ダウンシフト制御が実施されるか否かを判定する。具体的には、アクセル開度Accが零で車速Vが減速されると、エンジン9のフューエルカットが実施され、図示しない変速線図に基づいて、車速Vが予め設定された各変速段におけるダウンシフト線を横切ると、自動変速機8のダウンシフト制御が実行される。このとき、ロックアップ制御手段121は、ロックアップクラッチL/Cのフレックスロックアップ制御を実施する。これにより、エンジン回転速度NEが駆動輪13側からの駆動力によって引き上げられる。
可変容量制御可否判定手段128は、例えばステータ翼車6sと電動モータ10とを断続するクラッチCsが故障していないか否か、電動モータ10が故障していないか否か、或いは、電動モータ10に電力を供給する蓄電装置50の充電容量SOCが制御可能な下限値を下回っていないか否かなどに基づいて、容量係数制御手段122による可変容量係数制御が実施可能か否かを判定する。
ここで、可変容量制御可否判定手段128が否定される、すなわち可変容量制御が不可能と判定されたとき、フューエルカット復帰回転速度Ncutが従来の復帰回転速度N1に設定される。一方、可変容量制御可否判定手段128が肯定される、すなわち可変容量制御が可能と判定されたとき、フューエルカット復帰回転速度Ncutが従来の復帰回転速度N1よりもさらに低い復帰回転速度N2に設定される。
フューエルカット復帰判定手段130は、エンジン回転速度NEを検出し、その回転速度NEが復帰回転速度N1以下か否かを判定する。そして、フューエルカット復帰回転速度Ncutが復帰回転速度N1を越えるのであれば、例えば従来と同様にエンジン9のフューエルカットが継続される。一方、フューエルカット回転速度Ncutが復帰回転速度N1以下となると、容量係数制御手段122による容量係数Cの低減制御が実施される。なお、復帰回転速度N1が本発明における内燃機関の所定の回転速度に対応している。
フューエルカット復帰判定手段130は、上記エンジン回転速度NEに基づく判定以外にも、例えば、車両の車速Vを検出し、検出された車速Vが予め設定された所定の速度V1以下か否かを判定するものであっても構わない。そして、車速Vが所定の速度V1以下となると、容量係数制御手段122による容量係数Cの低減制御が実施される。なお、所定の速度V1は、自動変速機8の変速段毎に予め実験的に設定され、前記復帰回転速度N1に対応するように設定される。
容量係数制御手段122は、クラッチCsを係合し、容量係数Cが例えば予め設定された目標となる容量係数Cp(目標回転速度Cp)となるように制御する。具体的には、例えば、予め目標回転速度Cpが設定されているため、容量係数Cが目標容量係数Cpとなる電動モータ10の回転速度を算出して、フィードフォワード制御を実施する。さらには、容量係数Cは、実際には図7に示すように速度比eに応じて変化するので、目標容量係数Cpが一定値の場合、容量係数Cを一定値(目標容量係数Cp)に維持するため、速度比eに基づくフィードバック制御を実施する。なお、目標容量係数Cpは、例えば実験などによって求められ、図7の長鎖線(ステータ正転)で示すような低い値に設定される。これにより、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの間の滑りが大きくなり、タービン翼車6tおよびポンプ翼車6pの互いの回転による引き摺りの影響が小さくなる。
図10は、容量係数制御手段122による容量係数低減の制御作動を説明するタイムチャートである。例えば、アクセル開度Accが零の状態で登坂車線を走行している状態など、車両が減速させられている状態において、エンジン9のフューエルカットが実施されると共に、ロックアップ制御手段121によるフレックスロックアップ制御が実施される。そして、t1時点において、車速Vが図示しないダウンシフト線の通過したとき、自動変速機8のダウンシフトが開始される。この自動変速機8のダウンシフトにおいて、エンジン9の回転速度NEが復帰回転速度N1以下となると、容量係数制御手段122は、容量係数Cの低減制御を開始し、容量係数Cが目標容量係数Cpとなるように制御する。これにより、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとが滑りやすくなる。この状態で例えば、急ブレーキが踏まれると、タービン翼車6tは自動変速機8を介して駆動輪13に連結されているため、タービン翼車6tが回転停止させられるが、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの間は通常よりも滑りやすくなっているので、ポンプ翼車6pすなわちエンジン9がタービン翼車6tの回転に引き摺られて回転停止されることが防止される。なお、急ブレーキが踏まれると、トルクコンバータ6のフレックスロックアップ制御は可及的速やかに解除されるものとする。これにより、通常ではフューエルカットが終了しエンジン9への燃料供給が再開される復帰回転速度N1以下となってもフューエルカットが継続される。また、t2時点においても同様の制御が実施され、エンジン回転速度NEが復帰回転速度N1以下となってもフューエルカットが継続される。なお、復帰回転速度N2は、容量係数Cが目標容量係数Cpに制御されたときのフューエルカット復帰回転速度Ncutであり、復帰回転速度N1よりも低い値に設定され、エンジン回転速度NEが復帰回転速度N2以下となったとき、エンジン9への燃料供給が再開される。このようにして、フューエルカットが実施される領域が拡大される。
図11は、電子制御装置78の制御作動の要部すなわち車両の減速中において、エンジン9のフューエルカット復帰回転速度Ncutをさらに低回転速度に設定することが可能となる制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、アクセル開度判定手段124に対応するステップSA1(以下、ステップを省略する)において、アクセル開度Accが全閉状態すなわちアクセルペダル98が踏み込まれていないか否かが判定される。SA1が否定されると、例えば変速制御手段120やロックアップ制御手段121に対応するSA11において、通常の走行制御が実施される。SA1が肯定されると、減速ダウンシフト判定手段126に対応するSA2において、自動変速機8の減速ダウンシフト制御が実施されるか否かが判定される。SA2が否定されると、SA11において、通常の走行制御が実施される。SA2が肯定されると、変速制御手段120およびロックアップ制御手段121に対応するSA3において、減速に伴う自動変速機8の減速ダウンシフト制御が開始される。また、これと同時にロックアップクラッチL/Cのフレックスロックアップ制御が開始される。そして、可変容量制御可否判定手段128に対応するSA4において、可変容量制御が実施可能か否かが判定される。SA4が否定されると、変速制御手段120に対応するSA9において、通常時の減速ダウンシフト制御が実施される。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutが従来の復帰回転速度N1に設定され、エンジン回転速度NEが復帰回転速度N1以下となったとき、エンジン9への燃料供給が再開されることとなる。SA4が肯定されると、変速制御手段120に対応するSA5において、フューエルカット復帰回転速度Ncutが低エンジン回転速度である復帰回転速度N2に設定される減速ダウンシフト制御が開始される。そして、フューエルカット復帰判定手段130に対応するSA6において、エンジン回転速度NEが検出され、さらにフューエルカット復帰判定手段130に対応するSA7において、検出されたエンジン回転速度NEがエンスト発生回転速度の指標となる復帰回転速度N1以下か否かが判定される。SA7が否定されると、変速制御手段120および容量係数制御手段122に対応するSA10において、容量係数Cを制御することによる可変容量アシスト走行が実施されたり、減速ダウンシフト制御(フューエルカット)が継続される。一方、SA7が肯定されると、容量係数制御手段122に対応するSA8において、容量係数Cが予め設定されている目標容量係数Cpとなるように低下される。これより、エンジン回転速度NEが従来の復帰回転速度である復帰回転速度N1以下となってもフューエルカットが継続される。
上述のように、本実施例によれば、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとそのタービン翼車6tとポンプ翼車6pとの間に回転可能に配設されたステータ翼車6sとを有するトルクコンバータ6と、ステータ翼車6sを駆動させる電動モータ10を備えることから、電動モータ10を用いてステータ翼車6sをポンプ翼車6pの回転方向である正回転方向、およびポンプ翼車6pの回転方向とは反対の負回転方向へ回転させることにより、従来に比較してトルク比tおよび容量係数Cの変化範囲が広範囲となるので、車両の燃費性能および動力性能を大幅に向上させることができる。
また、本実施例によれば、容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、トルクコンバータ6の容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止した場合であっても、ポンプ翼車6pの回転速度NPがタービン翼車6tの回転速度に引き摺られることなく、ポンプ翼車6pとタービン翼車6tとの回転速度差、言い換えれば、エンジン9とタービン翼車6tとの回転速度差が確保される。これより、エンジン回転速度NEがエンジン停止回転速度まで低下することが回避され、エンジン9の停止を防止することができる。上記より、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
また、本実施例によれば、容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、エンジン9の回転速度NEが復帰回転速度N1以下のとき、容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止しても、エンジン9とタービン翼車6tとの間に滑りが生じ、これらの間の回転速度差が確保されるため、エンジン9がタービン翼車6tに引き摺られて停止することを防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、さらに燃費を向上させることができる。
また、本実施例によれば、容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、車両の車速Vが所定の速度V1以下のとき、容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止しても、エンジン9とタービン翼車6tとの間に滑りが生じ、回転速度差が確保されるため、エンジン9の停止を防止することができる。これより、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、さらに燃費を向上させることができる。
また、本実施例によれば、容量係数制御手段122は、容量係数Cが目標となる容量係数Cpとなるようにフィードバック制御もしくはフィードフォワード制御されるため、容量係数Cが好適に制御され、フューエルカット復帰回転速度Ncutを従来よりもさらに低回転速度側に設定することが可能となり、燃費を向上させることができる。
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、エンジン9がフューエルカット中に車両が急停止させられると予測される場合において、容量係数制御手段122によって容量係数Cを低下することで、ポンプ回転速度NPすなわちエンジン回転速度NEがタービン回転速度NTの急停止に引き摺られて停止させられる状態を効果的に防止する。以下、本制御について説明する。
図8において、車両急停止予測手段132は、車両が急停止させられるか否かを予め予測する手段である。車両急停止予測手段132は、例えば、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、車速Vの減速勾配W(変化率)が所定の勾配W1を越えるか否かを判定する。そして、車速Vの減速勾配Wが所定の勾配W1を越えるとき、車両の急停止を予測する。或いは、車両急停止予測手段132は、タービン翼車6tのタービン回転速度NTの減速勾配Lが所定の勾配L1を越えるか否かを判定する。そして、減速勾配Lが所定の勾配L1を越えるとき、車両の急停止を予測する。或いは、車両急停止予測手段132は、駆動輪13の制動を制御するブレーキコントロール圧Pb(またはブレーキコントロール圧の変化率)が所定の値Pb1を超えるか否かを判定する。そして、ブレーキコントロール圧Pbが所定の値Pb1を越えるとき、車両の急停止を予測する。
そして、車両急停止予測手段132に基づいて、車両が急停止されると予測されるとき、容量係数制御手段122は、容量係数Cを低下する。同時に、ロックアップクラッチL/Cが係合状態もしくはフレックスロックアップ状態にあるとき、速やかにロックアップクラッチL/Cを解放させる。なお、上記車速Vの所定の勾配W1、タービン回転速度NTの所定の勾配L1、ブレーキコントロール圧の所定の値Pb1は、予め実験などによって求められ、車両が急停止される際に予測される閾値にそれぞれ設定されている。また、上記閾値は一定値の他に、例えば車速V、タービン回転速度NTの絶対値に応じて変更されるものであっても構わない。
図10のt3時点において、例えば、車速Vの減速勾配Wが所定の勾配W1を越える、タービン回転速度NTの減速勾配L(変化率)が所定の勾配L1を越える、或いは、ブレーキコントロール圧Pb(またはその変化率)が所定の値Pb1を超えると、車両急停止予測手段132によって車両の急停止が予測される。そして、容量係数制御手段122は、容量係数Cを低下させる。これにより、車両の急停止によって、t4時点において、実線で示すタービン回転速度NTが停止しても、エンジン回転速度NEがタービン回転速度NTに引き摺られることなく、破線で示すようにエンジン9の停止が防止される。なお、従来においては、一点鎖線で示すように、エンジン9がタービン回転速度NTに引き摺られて停止される可能性が生じる。
上述のように、本実施例によれば、車両が急停止されるか否かを予測する車両急停止予測手段132を備え、容量係数制御手段122は、車両減速時におけるエンジン9のフューエルカット中において、車両の急停止が予測されるとき、容量係数Cを低下するため、例えば車両が急停止しても、エンジン9とタービン翼車6tとの間に滑りが生じ、回転速度差が確保されるため、エンジン9の停止を防止することができる。
また、本実施例によれば、車両急停止予測手段132は、車両の車速Vの減速勾配Wが所定の勾配W1を越えるときに車両の急停止を予測するため、車速Vの減速勾配Wに基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数Cを低下し、エンジン停止を防止することができる。
また、本実施例によれば、車両急停止予測手段132は、タービン翼車6tの回転速度NTの減速勾配Lが所定の勾配L1を越えるときに車両の急停止を予測するため、タービン翼車6tの減速勾配Lに基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数Cを低下し、エンジン停止を防止することができる。
また、本実施例によれば、車両急停止予測手段132は、駆動輪13の制動を制御するブレーキコントロール圧Pbが所定の値Pb1を越えるときに車両の急停止を予測するため、ブレーキコントロール圧Pbに基づいて、車両の急停止が予め予測され、効果的に容量係数Cを低下し、エンジン停止を防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、車両用駆動装置7の後段部には、有段式の自動変速機8が設けられているが、この自動変速機8は、有段式の変速機に限定されず、例えばベルト式無段変速機などの無段変速機であっても構わない。すなわち、変速機の構造は本発明において、矛盾のない範囲で自由に変更することができる。
また、前述の実施例では、電動モータ10とステータ翼車6sとを選択的に連結するクラッチCsおよびケース11とステータ翼車6sとを選択的に連結するブレーキBsが設けられているが、例えばさらに、電動モータ10と入力軸22とを選択的に連結するクラッチを設けた構成などであっても構わない。すなわち、電動モータ10と入力軸22とが連結されることで、電動モータ10をハイブリッド用の電動機として兼用することもできる。
また、前述の実施例では、電動モータ10とステータ翼車6sとがクラッチCsを介して直接的に連結されているが、例えば、遊星歯車装置をこれらの間に介装させるなどして、遊星歯車装置によるトルク変換を可能とする構成であっても構わない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
6:トルクコンバータ 6p:ポンプ翼車 6t:タービン翼車 6s:ステータ翼車 7:車両用駆動装置 9:エンジン(内燃機関) 10:電動モータ(電動機) 13:駆動輪 122:容量係数制御手段 132:車両急停止予測手段 C:容量係数 W:車速の減速勾配 W1:所定の勾配(車速) L:タービン翼車の減速勾配 L1:所定の勾配(タービン翼車) Pb:ブレーキコントロール圧 Pb1:所定の値
Claims (8)
- ポンプ翼車と、タービン翼車と、該タービン翼車とポンプ翼車との間に回転可能に配設されたステータ翼車とを、有するトルクコンバータと、車両の走行状態に応じて燃料供給を遮断するフューエルカット機能を有する内燃機関とを、備え、該内燃機関から出力される動力を駆動輪へ伝達する車両用駆動装置の制御装置であって、
前記ステータ翼車に動力伝達可能に連結されて、該ステータ翼車の回転速度を制御可能な電動機と、
前記電動機の回転速度を制御することにより前記トルクコンバータの容量係数を制御する容量係数制御手段とを、備え、
前記容量係数制御手段は、車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記トルクコンバータの容量係数を低下することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記内燃機関の回転速度が所定の回転速度以下のとき、前記容量係数を低下することを特徴とする請求項1の車両用駆動装置の制御装置。
- 前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、前記車両の車速が所定の速度以下のとき、前記容量係数を低下することを特徴とする請求項1の車両用駆動装置の制御装置。
- 車両が急停止されるか否かを予測する車両急停止予測手段を備え、
前記容量係数制御手段は、前記車両減速時における前記内燃機関のフューエルカット中において、車両の急停止が予測されるとき、前記容量係数を低下することを特徴とする請求項1の車両用駆動装置の制御装置。 - 前記車両急停止予測手段は、前記車両の車速の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする請求項4の車両用駆動装置の制御装置。
- 前記車両急停止予測手段は、タービン翼車の回転速度の減速勾配が所定の勾配を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする請求項4の車両用駆動装置の制御装置。
- 前記車両急停止予測手段は、前記駆動輪の制動を制御するブレーキコントロール圧が所定の値を越えるときに車両の急停止を予測することを特徴とする請求項4の車両用駆動装置の制御装置。
- 前記容量係数制御手段は、前記容量係数が目標となる容量係数となるようにフィードバック制御もしくはフィードフォワード制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの車両用駆動装置の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008114101A JP2009264481A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 車両用駆動装置の制御装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008114101A JP2009264481A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2009264481A true JP2009264481A (ja) | 2009-11-12 |
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ID=41390576
Family Applications (1)
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| JP2008114101A Pending JP2009264481A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Country Status (1)
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012030669A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2012030670A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
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2008
- 2008-04-24 JP JP2008114101A patent/JP2009264481A/ja active Pending
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