JP2009133680A - センサ付き転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軌道部材に作用しているモーメント荷重や軸方向の並進荷重を正確に求めることができると共に、回転軌道部材の回転速度を求めることができ、かつ、小さなスペースでも配置できるセンサ付き転がり軸受装置を提供すること。
【解決手段】駆動用ハブユニットにおいて、内輪2の外周面に外嵌されて固定されたターゲット部材73の軸方向の一方の側の端面に、切欠き140を設ける。ハブ1が回転している状態で、ある時間帯に、センサ面が切欠き140の斜面である底面142に、その底面の法線方向に対向するように、変位センサ83を配置する。
【選択図】図1
【解決手段】駆動用ハブユニットにおいて、内輪2の外周面に外嵌されて固定されたターゲット部材73の軸方向の一方の側の端面に、切欠き140を設ける。ハブ1が回転している状態で、ある時間帯に、センサ面が切欠き140の斜面である底面142に、その底面の法線方向に対向するように、変位センサ83を配置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、軌道部材、転動体およびセンサ装置を有するセンサ付き転がり軸受装置に関し、特に、変位センサを有する車輪用転がり軸受(ハブユニット)に関する。
従来、センサ付き転がり軸受装置としては、特開2001−21577号公報(特許文献1)に記載されているハブユニットがある。
このハブユニットは、回転軌道輪、固定軌道輪および一つの変位センサを備え、上記変位センサは、上記固定軌道輪に設けられている。具体的には、上記固定軌道輪の外周面は、径方向に延在する穴を有し、上記変位センサは、上記穴に挿入されている。上記変位センサの検出面は、上記回転軌道輪の外周面に向けられている。
上記変位センサは、車両の車輪に荷重が作用した際に発生する回転軌道輪の外周面の変位によって変動する回転軌道輪と固定軌道輪との間のギャップ(具体的には、このギャップに対応して変化する電気信号)を検出するようになっている。また、上記ハブユニットは、上記変位センサが検出したギャップに基づいて車輪に作用する鉛直方向の荷重を算出するようになっている。
上記従来のセンサ付き転がり軸受装置では、上記変位センサが一つで、かつ、上記変位センサの検出面が、上記回転軌道輪の外周面に向けられているから、変位センサの検出値に基づいて車輪に対して鉛直方向に作用する並進荷重を求めることは可能である一方、車両の旋回走行時の遠心力等に伴って発生する車両の前後方向のモーメント荷重や、車両の上下方向のモーメント荷重や、車輪の軸方向の並進荷重を求めることが不可能であるという問題がある。
また、上記従来のセンサ付き転がり軸受装置では、回転軌道輪(車輪)の回転速度を検出したい場合、センサ付き転がり軸受装置が大型化するという問題がある。
また、特に、駆動輪用の転がり軸受においては、固定軌道部材と回転軌道部材との間に、センサを配置するスペースが小さいから、車輪に作用している荷重および回転軌道輪(車輪)の回転速度を検出することと、駆動輪用の転がり軸受の大型化を防止することとの両方を実現することが困難であるという問題がある。
特開2001−21577号公報(図8参照)
そこで、本発明の課題は、軌道部材に作用しているモーメント荷重や軸方向の並進荷重を正確に求めることができると共に、回転軌道部材の回転速度を求めることができ、かつ、小さなスペースでも配置できるセンサ付き転がり軸受装置を提供することにある。
また、本発明の課題は、特に、軌道部材に作用しているモーメント荷重や軸方向の並進荷重を正確に求めることができると共に、回転軌道部材の回転速度を求めることができ、かつ、小さなスペースでも配置できる駆動輪用のセンサ付き転がり軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のセンサ付き転がり軸受装置は、
軌道面を内周面に有する第1軌道部材と、
軌道面を外周面に有すると共に、被検出部を表面に有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された転動体と、
上記被検出部の径方向および軸方向の変位を検出するセンサ装置と
を備え、
上記被検出部は、
上記軸方向に互いに間隔をおいて位置すると共に上記外周面の周方向に延在する第1被変位検出部および第2被変位検出部と、
上記第2軌道部材の上記軸方向の端面につながると共に、上記周方向に互いに間隔をおいて位置する複数の被回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置は、
上記第1被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第1変位検出部、および、上記第1変位検出部に上記軸方向に間隔をおいて位置し、かつ、上記第2被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第2変位検出部と、
上記被回転速度検出部を検出することによって上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出する回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置からの信号を受けて、上記被検出部に作用している三つの並進荷重と、上記被検出部に作用している二つのモーメント荷重とを算出する演算部
を備えることを特徴としている。
軌道面を内周面に有する第1軌道部材と、
軌道面を外周面に有すると共に、被検出部を表面に有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された転動体と、
上記被検出部の径方向および軸方向の変位を検出するセンサ装置と
を備え、
上記被検出部は、
上記軸方向に互いに間隔をおいて位置すると共に上記外周面の周方向に延在する第1被変位検出部および第2被変位検出部と、
上記第2軌道部材の上記軸方向の端面につながると共に、上記周方向に互いに間隔をおいて位置する複数の被回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置は、
上記第1被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第1変位検出部、および、上記第1変位検出部に上記軸方向に間隔をおいて位置し、かつ、上記第2被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第2変位検出部と、
上記被回転速度検出部を検出することによって上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出する回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置からの信号を受けて、上記被検出部に作用している三つの並進荷重と、上記被検出部に作用している二つのモーメント荷重とを算出する演算部
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、互いに軸方向に離間されている、第1変位検出部と、第2変位検出部とを有しているから、第1変位検出部の検出信号と、第2変位検出信号の検出信号に基づいて、軸方向の並進の変位に基づく並進荷重を算出できるのは勿論のこと、センサ付き転がり軸受装置の軸方向の位置による変位の変動を検出できて、この変位の変動に基づいて、センサ付き転がり軸受装置に作用しているモーメント荷重を算出できる。
また、本発明によれば、上記回転速度検出部が、第2軌道部材の軸方向の端面につながる被回転速度検出部を検出することによって、上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出するようになっていて、上記軸方向の端面付近の従来部材が存在しないスペースに回転速度検出部を配置する構成になっているから、センサ付き転がり軸受装置の配置空間を殆ど大きくすることなしに、回転速度検出部を、転がり軸受に配置できる。したがって、従来と比較して、センサ付き転がり軸受装置が殆ど大型化することがない。
また、一実施形態では、上記各被回転速度検出部は、上記端面に上記軸方向に開口する切欠きであり、上記回転速度検出部が上記被回転速度検出部を検出している際、上記回転速度検出部の検出面は、上記切欠きの上記軸方向の開口に対して上記軸方向に間隔をおいて対向している。
上記実施形態によれば、上記端面に軸方向に隣接する箇所にスペースが存在する場合に、このスペースに回転速度検出部を配置できて、上記場合に、従来と比較して、センサ付き転がり軸受装置のサイズを大きくすることなしに、上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出することができる。
また、一実施形態では、上記各被回転速度検出部は、上記端面に上記軸方向に開口する切欠きであり、上記切欠きは、上記端面から上記軸方向に離れるにしたがって外径がテーパ状に増大する平面状の底面を有し、上記回転速度検出部が上記被回転速度検出部を検出している際、上記回転速度検出部の検出面は、上記底面に対して上記底面の法線方向に間隔をおいて対向している。
上記実施形態によれば、上記回転速度検出部が上記被回転速度検出部を検出している際、上記回転速度検出部の上記検出面が、上記底面に対して上記底面の法線方向に間隔をおいて対向しているから、上記第2軌道部材の端面と外周面との角部の径方向の外方かつ軸方向の外方に、わずかなスペースを設けるだけで、回転速度検出部を配置できて、第2軌道部材の回転速度を検出できる。したがって、転がり軸受が、駆動用の車輪用転がり軸受であっても、その駆動用の車輪用転がり軸受を殆ど大きくすることなしに、第1軌道部材の回転速度を検出できる。
本発明のセンサ付き転がり軸受によれば、互いに軸方向に離間されている、第1変位検出部と、第2変位検出部とを有しているから、第1変位検出部の検出信号と、第2変位検出信号の検出信号とに基づいて、軸方向の並進の変位に基づく並進荷重を算出できるのは勿論のこと、センサ付き転がり軸受装置の軸方向の位置による変位の変動を検出できて、この変位の変動に基づいて、センサ付き転がり軸受装置に作用しているモーメント荷重を算出できる。
また、本発明によれば、上記回転速度検出部が、第2軌道部材の軸方向の端面につながる被回転速度検出部を検出することによって、上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出するようになっていて、上記軸方向の端面付近の部材が存在しないスペースに回転速度検出部を配置する構成になっているから、センサ付き転がり軸受装置の配置空間を殆ど大きくすることなしに、回転速度検出部を、転がり軸受に配置できる。したがって、従来と比較して、センサ付き転がり軸受装置が殆ど大型化することがない。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明のセンサ付き転がり軸受装置の一実施形態である駆動輪用ハブユニットの等速ジョイント側の一部の軸方向の断面図である、
このハブユニットは、駆動輪用ハブ(以下単に、ハブという)1、内輪2、第1軌道部材としての外輪3、転動体としての複数の第1の玉4、転動体としての複数の第2の玉5、および、センサ装置10を備える。
上記ハブ1は、筒部材で、内周面の一部に雌スプライン(図示せず)を有している。上記ハブ1は、スプライン軸15にスプライン嵌合している。上記ハブは、小径軸部19と、大径軸部20とを有している。上記大径軸部20は、小径軸部19に段部18を介して連なると共に、小径軸部19の外径よりも大きい外径を有している。上記大径軸部20の外周面は、軌道面としてのアンギュラ型の軌道溝(図示せず)を有している。この軌道溝の外径は、小径軸部19から離れるにしたがって、大きくなっている。
上記ハブ1は、軸方向の大径軸部20側の端部に、ロータ(あるいは車輪)(図示せず)を取り付けるためのロータ取付用のフランジ(あるいは車輪取付用のフランジ、図示せず)を有している。
上記内輪2は、ハブ1の小径軸部19の外周面に外嵌されて固定されている。上記内輪2の軸方向の大径軸部20側の端面は、上記段部18に当接している。上記内輪2は、その外周面の大径軸部20側に軌道面としてのアンギュラ型の軌道溝28を有している。この軌道溝28の外径は、大径軸部20から離れるにしたがって、大きくなっている。上記内輪2の外周面は、軸方向の大径軸部20側とは反対側に、円筒外周面26を有し、この円筒外周面26は、軌道溝28の大径軸部20側とは反対側に位置する軌道肩部29に段部を介して連なっている。軌道肩部29は、円筒外周面35を有している。内輪2の外周面の軸方向の端部に位置する円筒外周面26の外径は、軌道肩部29の円筒外周面35の外径よりも小さくなっている。
上記外輪3は、内軸1の小径軸部19および大径軸部20の径方向の外方に位置している。上記外輪3の内周面は、軌道面としてのアンギュラ型の第1軌道溝44と、軌道面としてのアンギュラ型の第2軌道溝(図示せず)とを有している。上記外輪3は、軸方向において、第1軌道溝44の第2軌道溝側とは反対側に、円筒内周面46を有している。上記円筒内周面46は、第1軌道面44の肩部の円筒内周面48に段部47を介して連なっている。上記円筒内周面46の内径は、肩部の円筒内周面48の内径よりも大きくなっている。
上記複数の第1の玉4は、内輪2の軌道溝28と、外輪3の第1軌道溝44との間に、第1保持器40によって保持された状態で、周方向に互いに間隔をおいて配置されている。また、上記複数の第2の玉5は、内軸1の軌道溝と、外輪3の第2軌道溝との間に、第2保持器41によって保持された状態で、周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
上記センサ装置10は、第1変位検出部70と、第2変位検出部71と、回転速度検出部72と、ターゲット部材73と、変位検出部固定部材52とを有する。上記センサ装置10は、軸方向において、第1の玉4の第2の玉5側とは反対側(第1の玉4の車輪側とは反対側)に位置している。
上記変位検出部固定部材52は、筒部材であって、その外周面の軸方向の端部は、外輪の円筒内周面46に内嵌されて固定されている。上記変位検出部固定部材52の軸方向の一方の端面は、外輪3の段部47に当接している。上記第1および第2変位検出部70,71は、互いに軸方向に間隔をおいて、筒部材52の内周面に固定されている。一方、ターゲット部材73は、筒形状を有している。ターゲット部材73の軸方向の一端部は、内輪2の円筒外周面26に圧入によって押しこまれている。換言すると、ターゲット部材73の上記一端部は、内輪2の外周面の一端部としての円筒外周面26に外嵌されて固定されている。上記ハブ1、内輪2およびターゲット部材73は、第2軌道部材を構成している。
上記第2変位検出部71は、第1変位検出部70よりも車輪側(ロータ取付用のフランジ50側)に位置している。第1および第2変位検出部70,71の夫々は、筒部材52の内周面に固定されている。上記第1変位検出部70は、第2変位検出部71と同一である。第1変位検出部70の全体は、第2変位検出部71に略軸方向に重なっている。
上記回転速度検出部72は、芯金部80と、芯金部80に固定された変位センサ83とを有している。上記芯金部80は、断面L字状の部分81と、センサ固定部分82とを有している。上記断面L字状の部分81は、軸方向延在部と、径方向延在部とを有し、上記径方向延在部は、上記軸方向延在部の端部につながっている。上記軸方向延在部は、変位検出部固定部材52の外周面と、ナックル90の内周面との間に挟まれて固定される一方、上記径方向延在部は、変位検出部固定部材52の軸方向の端面と、ナックル90の軸方向の端面との間に挟まれて固定されている。上記芯金部80は、変位検出部固定部材52に対して移動できないようになっている。上記センサ固定部82は、上記径方向延在部の径方向の内方の端部から、上記径方向軸方向の第1の玉4側とは反対側かつ径方向の内方側に延在している。
上記変位センサ83は、上記センサ固定部82に固定されている。上記変位センサ83の検出面(すなわち、回転速度検出部72の検出面)は、ターゲット部材73の外周側かつ第1の玉4側とは反対側の角部に対向している。
図2は、ターゲット部材73の形状を示す模式図である。
図2に示すように、ターゲット部材73は、軸方向の第1の玉4側とは反対側の端面141に軸方向に開口する二つの切欠き140を有する。上記切欠き140は、上記端面141から軸方向に離れるにしたがって外径がテーパ状に増大する平面状の底面(斜面)142を有している。
上記ターゲット部材73は、第1円筒外周面150、第2円筒外周面151および第3円筒外周面152を有する。上記第1円筒外周面150の軸方向の一方の端部は、段部156を介して第2円筒外周面151に連なる一方、第1円筒外周面150の軸方向の他方の端部は、段部157を介して第3円筒外周面152に連なっている。上記第1円筒外周面150の外径は、第2円筒外周面151の外径よりも小さくなっている。上記第2円筒外周面151の外径と、第3円筒外周面152の外径とは、同一になっている。
軸方向の端面である段部156は、第1被変位検出部を構成し、軸方向の端面である段部157は、第2被変位検出部している。また、上記切欠き140は、被回転速度検出部を構成している。
上記回転速度検出部72が、切欠き140を検出している際、回転速度検出部72の検出面は、上記底面142に対して底面142の法線方向に間隔をおいて対向している。
図3は、第1変位検出部70および第2変位検出部71と、ターゲット部材73との相対位置の関係を示す図である。
上記ターゲット部材73が変位していない状態で、第1変位検出部70の径方向の内方の端面は、第2円筒面151の第1円筒面150側の端部と、第1円筒面150の第2円筒面151側の端部とに径方向に重なる一方、第2変位検出部71の径方向の内方の端面は、第3円筒面152の第1円筒面150側の端部と、第1円筒面150の第3円筒面152側の端部とに径方向に重なっている。
図4は、第1円筒面150と、第1変位検出部70とを通る径方向の断面図である。
尚、第2変位検出部71も、上記第1変位検出部70と同一の構造になっている。上記第2変位検出部71の構造の説明は、第1変位検出部70の構造の説明をもって省略する。
尚、第2変位検出部71も、上記第1変位検出部70と同一の構造になっている。上記第2変位検出部71の構造の説明は、第1変位検出部70の構造の説明をもって省略する。
図4に示すように、上記第1変位検出部70は、4つの変位センサ84を有し、上記4つの変位センサ84は、ハブ1の周方向に等間隔に配置されている。詳細には、変位センサ84は、ハブユニットが所定の位置に設置されている状態で、ターゲット部材73の最も鉛直上方に位置する部分に径方向に対向する位置、ターゲット部材73の最も鉛直下方に位置する部分に径方向に対向する位置、ターゲット部材73における、このハブユニットが取り付けられている車両の最も前方側の位置に径方向に対向する位置、および、ターゲット部材73における、このハブユニットが取り付けられている車両の最も後方側の位置に径方向に対向する位置に設置されている。
以下、ハブユニットが所定の位置に設置されている状態で、ターゲット部材73の最も鉛直上方に位置する部分に径方向に対向する位置に設置されているセンサ84を、センサ84tとし、ターゲット部材73の最も鉛直下方に位置する部分に径方向に対向する位置に設置されているセンサ84を、センサ84bとし、ターゲット部材73における、このハブユニットが取り付けられている車両の最も前方側の位置に径方向に対向する位置に設置されているセンサ84を、センサ84fとし、ターゲット部材73における、このハブユニットが取り付けられている車両の最も後方側の位置に径方向に対向する位置に設置されているセンサ84を、センサ84rとする。
図4に示すように、変位センサ84tは、磁極99tと、コイル100tとを有し、変位センサ84bは、磁極99bと、コイル100bとを有し、変位センサ84fは、磁極99fと、コイル100fとを有し、変位センサ84rは、磁極99rと、コイル100rとを有している。
磁極99t,99b,99f,99rの夫々は、径方向に延在し、径方向の外方の端部は、変位検出部固定部材52の内周面につながっている。また、コイル100tは、磁極99tの周囲に巻き付けられ、コイル100bは、磁極99bの周囲に巻き付けられ、コイル100fは、磁極99fの周囲に巻き付けられ、コイル100rは、磁極99rの周囲に巻き付けられている。
磁極99t,99b,99f,99rの夫々の径方向の内方の端面は、ターゲット部材73の外周面に隙間を介して径方向に対向している。磁極99t,99b,99f,99rの夫々の径方向の内方の端面は、各変位センサ84t,84b,84f,84rにおける検出面になっている。第1変位検出部70の検出面は、磁極99tの径方向の内方の端面、磁極99bの径方向の内方の端面、磁極99fの径方向の内方の端面、および、磁極99rの径方向の内方の端面で構成されている。第1変位検出部70と、第2変位検出部71とは、合わせて8個の変位センサを有している(以下、第2変位検出部71のセンサを、94t,94b,94f,94rとする)。8個の変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rは、同一である(同じ、添え字の変位センサは、軸方向に重なっているものとする)。
図5は、上記第2変位検出部71に接続されたギャップ検出回路の一例を示す図である。尚、説明は省略するが、第1変位検出部70にも、第2変位検出部71に接続されたのと同一のギャップ検出回路が接続されている。
図5に示すように、鉛直方向に位置する2つの変位センサ94t,94bの夫々は、発振器130に接続されている。発振器130から一定周期の交流電流が、変位センサ94t,94bに供給されるようになっている。変位センサ94t,94bの夫々には、同期用のコンデンサ131が並列に接続されている。
そして、変位センサ94tと変位センサ94bの出力電圧の飽絡線の値(以下、各変位センサにおいて、下記に詳述する変位センサの出力電圧の飽絡線の値を、変位検出値と呼ぶことにする)を、差動アンプ132に入力して、鉛直方向に対応する出力電圧(変位検出値)とすることにより、温度ドリフトのノイズを取り除くと共に、差動増幅によって鉛直方向の変位信号の感度を略2倍に向上するようにしている。なお、説明は省略するが、前後方向に位置する2つの変位センサ94f,94rについても、上記と同様に差動アンプで差を取ることによって温度ドリフトのノイズを取り除くと共に、前後方向の変位信号の感度を略2倍に向上するようにしている。
各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rの夫々において、インダクタンスをL、変位センサの検出面の面積をA、透磁率をμ、コイルの巻き数をN、変位センサの検出面からターゲット部材73までの間隔(ギャップ)をdとすると、次の式(a)が成立する。
L=A×μ×N2/d ・・・(a)
L=A×μ×N2/d ・・・(a)
ターゲット部材73までのギャップdが変化すると、変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rのインダクタンスLが変化して出力電圧が変化する。したがって、この出力電圧の変動を検出することにより、変位センサ24の検出面からターゲット部材73までの径方向のギャップを検出するようになっている。
図6は、ターゲット部材73の変位を検出するメカニズムについて説明するための図であり、変位センサ84tの検出面A1、変位センサ94tの検出面A2、第1円筒面150、第2円筒面151および第3環状溝152の位置関係を示す図である。
尚、説明しないが、変位センサ84bの検出面、変位センサ94bの検出面、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係は、変位センサ84tの検出面A1、変位センサ94tの検出面A2、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係と同一である。また、変位センサ84fの検出面、変位センサ94fの検出面、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係は、変位センサ84tの検出面A1、変位センサ94tの検出面A2、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係と同一である。また、変位センサ84rの検出面、変位センサ94rの検出面、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係は、変位センサ84tの検出面A1、変位センサ94tの検出面A2、第2円筒面151および第3円筒面152の位置関係と同一である。
図6に示すように、軸方向において、検出面A1の中央部は、第2円筒面151の第3円筒面152側の縁(段部156)に略一致している一方、検出面A2の中央部は、第3円筒面152の第2円筒面151側の縁(段部157)に略一致している。
この状態から仮にターゲット部材73が軸方向の第1の玉4側とは反対側に距離δだけ変位したとすると、検出面A1と第2円筒面151との軸方向のラップ長(軸方向の重なっている長さ)が減少する一方、検出面A2と第3円筒面152との軸方向のラップ長(軸方向の重なっている長さ)が増大する。このことから、変位センサ84のギャップの変位検出値が減少する一方、変位センサ94のギャップの変位検出値が増大する。このように、ターゲット部材73が軸方向に変位すると、変位センサ84tが検出する変位検出値と、変位センサ94tとが検出する変位検出値とに差が生じる。
第2円筒面151および第3円筒面152は、ターゲット部材73が軸方向に移動した場合に、変位センサ84tと変位センサ94tが検出する変位検出値を正負逆向きに変化させるように、変位センサ84t,94tに対する軸方向位置が設定されている。変位センサ84tの変位検出値と、変位センサ94tの変位検出値の差を取ることにより、内輪2(ハブ1)の軸方向の並進量(軸方向の変位であり、並進荷重と相関関係がある)を検出するようになっている。
車両の中心側(以下、インナ側という)の変位センサ84t,84b,84f,84rの変位検出値と、車輪側(以下、アウタ側という)の変位センサ94t,94b,94f,94rの変位検出値の差(同じ添え字を有する変位センサの変位検出値の差)を取ることにより、第2軌道部材の軸方向への単位並進量に対する変位検出値が増幅され、これによってセンサ装置10の軸方向の変位の検出感度を高めることができるのである。
尚、図6に図示した配置とは逆に、インナ側の第1円筒面を、第1変位検出部の検出面に対してアウタ側にずらし、アウタ側の第2円筒面を第2変位検出部の検出面に対してインナ側にずらして配置しても良く、この場合でも上記と同様の作用効果が得られる。
再び、図5を参照して、上記センサ装置10は、演算部としての信号処理部139を有し、各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rは、信号線36を介して信号処理部139に接続されている。各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rから得られた出力電圧(変位検出値)は、信号処理部139で以下に述べる演算方法で演算され、これによって車輪に作用する各方向のモーメント荷重及び並進荷重を、算出するようになっている。
図7は、本実施形態で使用する方向について説明する図であり、図8A、図8Bは、本実施形態で使用するセンサ変位検出値の定義を説明する図である。図8Aは、変位センサを、径方向の外方からみた図であり、図8Bは、変位センサを、軸方向からみた図である。
図7に示すように、本実施形態では、車輪の前後水平方向をx軸方向、車輪の左右水平方向(軸方向)をy軸方向、車輪の上下方向をz軸方向と定義する。
また、図8Aに示すように、インナ側の変位センサ84t,84b,84f,84rの変位検出値に、添え字「i」を使用し、アウタ側の変位センサ94t,94b,94f,94rに添え字「o」を使用する。また、上ですでに説明したように、前側のセンサの変位検出値を「f(front)」と定義し、後側のセンサの変位検出値を「r(rear)」と定義し、上側のセンサの変位検出値を「t(top)」と定義し、下側のセンサの変位検出値を「b(bottom)」と定義する。
尚、図8Bに示されている事実、すなわち、インナ側の変位センサ84t,84b,84f,84rと、アウタ側の変位センサ94t,94b,94f,94rとが、軸方向に正確に重なっているといる事実は、上述した第1変位検出部70の全体が、略第2変位検出部71に軸方向に重なっているという事実と整合している。
話を元に戻して、センサ装置10が有する合計8つのセンサの変位検出値は、次のように定義される。
fi:変位センサ84fの変位検出値
ri:変位センサ84rの変位検出値
ti:変位センサ84tの変位検出値
bi:変位センサ84bの変位検出値
fo:変位センサ94fの変位検出値
ro:変位センサ94rの変位検出値
to:変位センサ94tの変位検出値
bo:変位センサ94bの変位検出値
fi:変位センサ84fの変位検出値
ri:変位センサ84rの変位検出値
ti:変位センサ84tの変位検出値
bi:変位センサ84bの変位検出値
fo:変位センサ94fの変位検出値
ro:変位センサ94rの変位検出値
to:変位センサ94tの変位検出値
bo:変位センサ94bの変位検出値
図9は、車輪にy軸方向の並進荷重Fyが作用した場合における、ターゲット部材73と、幾つかの変位センサの位置関係を模式的に示す図である。以下、図9を用いて、y軸方向の並進荷重Fyに対応する独立変数(sFy)について説明する。
図9に示すように、車輪にy軸方向の並進荷重Fyが作用した場合、第2軌道部材(回転軌道部材)は、その荷重の向きに変位し、第1および第2円筒面151,152の位置が軸方向にずれる。このため上述したように、インナ側の各変位センサの変位検出値(本実施形態では出力電圧)fi、ri、ti、biは軸方向の移動量δの増大に伴っていずれも減少し、アウタ側の各変位センサの変位検出値fo、ro、to、boは軸方向の移動量δの増大に伴っていずれも増大する。
そこで、図10、すなわち、各変位センサ出力から演算した独立変数と、車輪に作用する実際の荷重との対応関係を示すマトリックス図、に示すように、次の式(1)で算出されるsFyを、y軸方向の並進荷重Fyに対応する独立変数として採用する。
sFy=(fi+ri+ti+bi)−(fo+ro+to+bo)
・・・(1)
sFy=(fi+ri+ti+bi)−(fo+ro+to+bo)
・・・(1)
このように、インナ側の各変位センサの変位検出値とアウタ側の各変位センサの変位検出値の差を取ることで、回転軌道輪である第2軌道部材の軸方向への単位並進量に対するsFyが増幅されるので、センサ装置10全体としての軸方向変位の検出感度を高めることができる。
x軸方向の変位の変位検出値と、z軸方向の変位の変位検出値については、次のように求められる。
x軸方向については、前センサの変位検出値fと、後センサの変位検出値rとの差によってx軸方向変位の変位検出値とし、z軸方向については、上センサの変位検出値tと、下センサの変位検出値bの差によってz軸方向変位の変位検出値とする。前後のセンサの出力同士及び上下のセンサの出力同士では、それぞれ同じ方向に同じ量だけ温度の影響が出ることから、上記のように差を取ることによって温度ドリフトが取り除かれる。
本実施形態では、インナ側と、アウタ側に変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rを配置しているので、次に示す通り、インナ側とアウタ側のそれぞれの位置において、x軸方向の変位の変位検出値と、z軸方向の変位の変位検出値が得られる。
インナ側でのx軸方向の変位の変位検出値 xi=fi−ri
インナ側でのz軸方向の変位の変位検出値 zi=−ti+bi
アウタ側でのx軸方向の変位の変位検出値 xo=fo−ro
アウタ側でのz軸方向の変位の変位検出値 zo=−to+bo
インナ側でのx軸方向の変位の変位検出値 xi=fi−ri
インナ側でのz軸方向の変位の変位検出値 zi=−ti+bi
アウタ側でのx軸方向の変位の変位検出値 xo=fo−ro
アウタ側でのz軸方向の変位の変位検出値 zo=−to+bo
z軸回りのモーメント荷重Mzに対応する独立変数(sMz)は、次のように求められる。
図11は、z軸回りのモーメント荷重Mzのみが作用する純モーメントの状態の各種変数の関係を示す図である。
軸受装置の中心からインナ側変位センサの検出位置までの軸方向距離をLi、軸受中心Oからアウタ側変位センサの検出位置までの軸方向距離をLoとすると、z軸回りのモーメント荷重Mzに対応する変位検出値は、理論的には次の式(2)で算出されるmzで表される。このmzは、図11に示すように、θが十分に小さい場合には、xiと一致する。
mz=Li×tanθ
=Li×tan((xi−xo)/(Li−Lo))
・・・(2)
mz=Li×tanθ
=Li×tan((xi−xo)/(Li−Lo))
・・・(2)
しかし、実際には、ターゲット部材73に、第1および第2円筒面151,152が形成されているため、図12、すなわち、z軸回りのモーメント荷重Mzのみを作用させた場合におけるMzと、mzおよびxiの変位検出値との関係を示す図に示すように、mzは、xiとは一致せず、かつ、mzと、xiの変位検出値の傾きも一致しない。
このため、図13にkzで示すxi直線の傾きをmz直線の傾きで除算して得られる補正係数を導入する。補正係数kzを、上記mzに乗じることで、次の式(3)に示す通り、z軸回りのモーメント荷重Mzに対応する独立変数sMzが得られる。
sMz=−mz×kz
・・・(3)
sMz=−mz×kz
・・・(3)
尚、式(3)において、右辺のマイナス(−)は、その他の独立変数(上記sFy及び
下記のsMx等)と符号を一致させるためのものである。
下記のsMx等)と符号を一致させるためのものである。
x軸回りのモーメント荷重Mxに対応する独立変数(sMx)は、次のように求められる。
x軸方向と、z軸方向とは90度、座標変換した関係にある。したがって、x軸回りのモーメント荷重Mxに対応する独立変数sMxは、上記sMzの場合と同様の考え方により、次の式(4)によって算出することができる。
sMx=mx×kx
・・・(4)
sMx=mx×kx
・・・(4)
なお、上記式(4)におけるkxは、図13で定義される値であり、kzと同じ趣旨で導入した補正係数であり、zi直線の傾きをmx直線の傾きで除算して得られる補正係数である。このkxは、図14に示す、x軸回りのモーメント荷重Mxのみを作用させた場合における、Mxと、mxおよびziの変位検出値との関係を示す図から求められる。
z軸方向の並進荷重Fzに対応する独立変数(sFz)、および、x軸方向の並進荷重Fxに対応する独立変数(sFx)は、夫々次のように求められる。
図15は、z軸回りのモーメント荷重Mzとともに、x軸方向の並進加重Fxが作用する状態を仮定した場合の第2軌道部材の変形状態を示す図であり、各種変数の関係を示す図である。
インナ側でのx軸方向変位の変位検出値xiには、z軸回りのモーメント荷重Mzに対応する独立変数sMzの成分と、x軸方向の並進加重Fxに対応する独立変数sFxの成分が含まれている。x軸方向の並進加重Fxに対応する独立変数sFxは、上記xiからsMzを差し引くことによって求めることができる。
このことは、z軸方向の並進荷重Fzに対応する独立変数であるsFzの場合にも、同様に当てはまる。したがって、z軸方向の並進荷重Fzによる独立変数sFzと、x軸方向の並進荷重Fxによる独立変数sFxは、それぞれ次の式(5)及び式(6)で算出することができる。
sFz=zi−mx×kx
・・・(5)
sFx=xi−mz×kz
・・・(6)
sFz=zi−mx×kx
・・・(5)
sFx=xi−mz×kz
・・・(6)
図16は、これまで説明した、変数sFx、sFy、sFz、sMxおよびsMzの算出方法を、ダイアグラム的に示す図である。図16に示すように、sFyを先ず求め、その値を元に、sFx、sFz、sMxおよびsMzを求めることができるようになっている。
図17は、上記式(1),(3),(4),(5),(6)によって得られる各独立変数sFx、sFy、sFz、sMx及びsMzと、車輪に作用する実際の荷重であるFx、Fy、Fz、Mx及びMzとの対応関係を表すマトリックス図である。
すなわち、車輪に対して実際に負荷したFx、Fy、Fz、Mx及びMzを入力とし、式(1),(3),(4),(5),(6)によって得られる各独立変数sFx、sFy、sFz、sMxおよびsMzを出力として、それらの変数間の直線グラフをマトリックス化したものである。
図17のマトリックス図に示すように、Fxに対してはsFxのみが傾きを有する直線グラフとなり、その他のFy、Fz、MxおよびMzには反応がなく、これと同様に、マトリックス図の対角部分だけが直線グラフになっている。従って、これら5つの独立変数sFx、sFy、sFz、sMxおよびsMzは、車輪に作用する実際の荷重である5分力Fx、Fy、Fz、MxおよびMzと線形独立の関係にある。
このため、それらの独立変数sFx、sFy、sFz、sMxおよびsMzが求まれば、車輪に作用する5つの荷重Fx、Fy、Fz、MxおよびMzを未知数とした5元連立一次方程式を解くことにより、その各荷重Fx、Fy、Fz、MxおよびMzを演算することができる。
本実施形態では、ECU等よりなる前記信号処理部139には、上記した各式(1),(3),(4),(5),(6)と5元連立一次方程式を解く演算回路(ハードウェア)ないし制御プログラム(ソフトウェア)が組み込まれている。このため、各変位センサによる8つの変位検出値fi、ri、ti、bi、fo、ro、toおよびboに基づいて、車輪に作用する実際の荷重Fx、Fy、Fz、MxおよびMzを求めることができる。
また、上記信号処理部139には、回転速度検出部72の変位センサ83からの変位信号が出力されるようになっている。詳述しないが、変位センサからの信号は、信号処理部139で周知の方法で2値化されて、この2値化された信号に基づいて、信号処理部139でハブ1の回転速度が算出されるようになっている。
尚、各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rからの信号には、回転同期成分が含まれている。各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rから回転同期成分を除かなくても、ターゲット部材73に作用している上記5荷重の計算を行うことができる。
しかしながら、上記信号処理部139で算出されたハブ1の回転速度の周波数と同じ周波数の成分を、各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rの変位から取り除くようにすると、各変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rの変位から回転同期成分を除去することができ、より正確に変位を検出することができる。
すなわち、回転速度検出部72は、ABSセンサの機能を果たすことは勿論のこと、回転速度検出部72からの信号を用いると、変位を精密に計算することができるのである。
上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置によれば、互いに軸方向に離間されている、第1変位検出部70と、第2変位検出部71とを有しているから、第1変位検出部70の検出信号と、第2変位検出信号71の検出信号に基づいて、軸方向の並進の変位に基づく並進荷重を算出できるのは勿論のこと、センサ付き転がり軸受装置の軸方向の位置による変位の変動を検出できて、この変位の変動に基づいて、センサ付き転がり軸受装置に作用しているモーメント荷重を算出できる。
また、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置によれば、上記回転速度検出部72が切欠き140を検出している際、上記回転速度検出部72の検出面が、切欠き140の底面142に対して底面142の法線方向に間隔をおいて対向しているから、第2軌道部材のターゲット部材73の端面141と第1外周面150との角部の径方向の外方かつ軸方向の外方に、わずかなスペースが存在するだけの駆動輪用ハブユニットであっても、回転速度検出部72を配置できて、従来と比較して、駆動輪用ハブユニットを大型化させることなしに、ハブ1の回転速度を検出できる。
尚、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、切欠き140の数は、2つであったが、この発明では、切欠きの数は、3以上の複数個であっても良い。
また、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、第1、第2および被変位検出部および被回転速度検出部の夫々が、ハブ1と別体のターゲット部材73の一部であったが、この発明では、ターゲット部材がなくて、第1、第2および被変位検出部および被回転速度検出部の夫々が、内軸、ハブまたは内輪の一部であっても良い。また、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、ハブ1に、ハブ1と別体の内輪2が嵌合される構成であった。
しかしながら、この発明では、内輪がなくて、第2軌道部材が、内軸(上記実施形態で、軸とハブが一体になった部材)またはハブ単体で構成されるか、または、内軸とターゲット部材、または、ハブとターゲット部材で構成されても良く、内軸またはハブが、外周面に二つの軌道面を有する構成であっても良い。
また、この発明で使用できるセンサ装置は、上記実施形態で用いたセンサ装置10に限らず、以下の図18、図19および図20に一部が示されるセンサ装置であっても良い。
詳しくは、図18に示すセンサ装置400のように、ターゲット部材473に、上記実施形態のように二つの段部を形成せず、周囲の構成材料よりも大きい(或いは小さい)透磁率を有する環状の環状帯部434,435を形成しても良い。上記環状帯部434,435は、例えば鋼材の場合には、含有カーボン量を変えることによって、形成することができる。また、上記実施形態のように、軸方向の端面に切欠きを設ける代わりに、その切欠きと同一の形状を有すると共に、周囲の構成材料よりも大きい(或いは小さい)透磁率を有する箇所を設け、これを、被回転速度検出部としても良い。
また、図19に示すセンサ装置500のように、ターゲット部材573において、外周面が円筒面の凸部541,542を形成し、上記実施形態において第1円筒面150が形成されていた位置に、凸部541,542よりも外径が小さい円筒面550を形成しても良い。
また、図20に示すセンサ装置600のように、ターゲット部材673の外周面に、軸方向の断面において、傾斜方向が互いに逆向きの傾斜部643,644を形成しても良い。なお、図20では、両傾斜部643,644は、接合部分が谷形となっているが、その接合部分を、山形となる両傾斜部としても良いことは言うまでもない。
また、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受装置では、外輪1が、固定軌道部材を構成し、内周側の内軸2等が、回転軌道部材を構成したが、内周側の内軸やハブ等が、固定軌道部材を構成し、外輪が、回転軌道部材を構成しても良い。
また、本発明で使用できるセンサ装置は、実施形態で説明したインダクタンス型の変位センサに限らない。すなわち、本発明で使用できるセンサ装置は、ギャップを検出できる非接触式のものであれば、如何なる変位センサであっても良い。例えば、ホール素子等を使用したセンサ装置を使用しても良い。
また、上記実施形態のセンサ付き転がり軸受では、製造されるセンサ付き転がり軸受の転動体が玉であったが、この発明では、製造されるセンサ付き転がり軸受の転動体が、ころであっても良く、また、ころおよび玉を含んでいても良い。
また、上記実施形態では、センサ付き転がり軸受装置が、駆動輪用ハブユニットであったが、この発明のセンサ付き転がり軸受装置は、駆動輪用ハブユニットに限らず、従動輪用ハブユニットであっても良い。
図21は、センサ付き転がり軸受装置が、従動輪用ハブユニットである場合に使用できるターゲット部材873を示す図である。
従動輪用ハブユニットの場合には、駆動輪用ハブユニットと比較して、軸方向のスペースが大きくできる。したがって、図21に示すように、各被回転速度検出部を、軸方向の端面に軸方向に開口すると共に、直方体状の切欠き940とし、かつ、回転速度検出部を、被回転速度検出部を検出している際、回転速度検出部の検出面が、切欠き940の軸方向の開口に対して軸方向に間隔をおいて対向するように配置することができる。
上記実施形態では、上記センサ装置10は、演算部としての信号処理部139を有し、上述の演算方法で、車輪に作用する各方向のモーメント荷重及び並進荷重を、算出するようになっていた。しかしながら、この発明では、次に示す実施形態のように、演算部としての信号処理部において、上述の演算方法の代わりに、次に示す演算を行って、車輪に作用する各方向のモーメント荷重及び並進荷重を、算出しても良い。
すなわち、上述の実施形態と同様にして、センサ装置が有する合計8つのセンサの変位検出値を、次のように定義し、
fi:変位センサ84fの変位検出値
ri:変位センサ84rの変位検出値
ti:変位センサ84tの変位検出値
bi:変位センサ84bの変位検出値
fo:変位センサ94fの変位検出値
ro:変位センサ94rの変位検出値
to:変位センサ94tの変位検出値
bo:変位センサ94bの変位検出値
更に、5つの差動信号、x1、x2、z1、z2およびy1を、次のように定義する。
fi:変位センサ84fの変位検出値
ri:変位センサ84rの変位検出値
ti:変位センサ84tの変位検出値
bi:変位センサ84bの変位検出値
fo:変位センサ94fの変位検出値
ro:変位センサ94rの変位検出値
to:変位センサ94tの変位検出値
bo:変位センサ94bの変位検出値
更に、5つの差動信号、x1、x2、z1、z2およびy1を、次のように定義する。
x1=fi−ri
x2=fo−ro
z1=bi−ti
z2=bo−to
y1=fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo)
ここで、本実施形態では、インナ側と、アウタ側に変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rを配置しているので、x1は、インナ側でのx軸方向の変位の変位検出値を示し、ziは、インナ側でのz軸方向の変位の変位検出値を示し、xoは、アウタ側でのx軸方向の変位の変位検出値を示し、zoは、アウタ側でのz軸方向の変位の変位検出値を示すことになる。
x2=fo−ro
z1=bi−ti
z2=bo−to
y1=fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo)
ここで、本実施形態では、インナ側と、アウタ側に変位センサ84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94rを配置しているので、x1は、インナ側でのx軸方向の変位の変位検出値を示し、ziは、インナ側でのz軸方向の変位の変位検出値を示し、xoは、アウタ側でのx軸方向の変位の変位検出値を示し、zoは、アウタ側でのz軸方向の変位の変位検出値を示すことになる。
図22〜図26は、上記差動信号の値と、実際にハブユニットに係っている力または荷重との関係を調査した一実験例を示すグラフである。図22〜図26において、縦軸は、差動信号の値(ここでは、差動信号は、電圧の値で示している)であり、横軸は、実際に、ハブユニットに作用している力、または、モーメントの値である。
具体的には、図22は、ハブユニットに図8に矢印Fxで示す方向のみに力がかかっている場合の上記差動信号の出力を示すものであり、図23は、ハブユニットに図7に矢印Fyで示す方向のみに力がかかっている場合の上記差動信号の出力を示すものであり、図24は、ハブユニットに図7に矢印Fzで示す方向のみに力がかかっている場合の上記差動信号の出力を示すものである。
また、図25は、車輪に図7に矢印Mzで示すモーメント荷重のみがかかっている場合の上記差動信号の出力を示すものであり、図26は、車輪に図7に矢印Mzで示すモーメント荷重のみがかかっている場合の上記差動信号の出力を示すものである。
図22に示すように、ハブユニットにx方向の力のみがかかっている場合、その力の大きさ(Fx)と、x方向の差動信号の値とが、線形関係(比例関係)を示している。また、図23に示すように、ハブユニットにy方向の力のみがかかっている場合、その力の大きさ(Fy)と、y方向の差動信号の値とが、線形関係(比例関係)を示している。また、図24に示すように、ハブユニットにz方向の力のみがかかっている場合、その力の大きさ(Fz)と、z方向の差動信号の値とが、線形関係(比例関係)を示している。
また、図25および図26に示すように、車輪にx軸の回りのモーメント荷重がかかっている場合、そのモーメントの大きさ(Mx)と、z方向の差動信号の値とが、線形関係(比例関係)を示していると共に、車輪にz軸の回りにモーメント荷重がかかっている場合、そのモーメントの大きさ(Mz)と、x方向の差動信号の値とが、線形関係(比例関係)を示している。
図25および図26において、インナ側のセンサの方が、アウタ側(車輪側)のセンサよりも値が大きくなっているのは、車輪からの距離が大きいことによるものである。
図22、24、25、26において、y方向の差動信号が0(ゼロ)でない値(クロストーク)を示している。これは、本来0(ゼロ)である筈の値である。このクロストーク信号は、センサの検出能力を、高くしたことによって発生すると考えられる誤信号であり、荷重の算出に何等影響を与えない信号である。
図22〜図26に示すように、力(荷重)と、各差動信号とは、線形関係(比例関係)にある。
上記(1)から下の(2)式が導かれる。
本実施形態のハブユニットの信号処理部は、記憶部を有し、この記憶部には、上記(2)式のnij(iとjの夫々は、1〜5の値をとる)で示された5行5列の定数行列の25個の要素が、ルックアップテーブルとして、予めインプットされている。
本実施形態のハブユニットの信号処理部は、記憶部を有し、この記憶部には、上記(2)式のnij(iとjの夫々は、1〜5の値をとる)で示された5行5列の定数行列の25個の要素が、ルックアップテーブルとして、予めインプットされている。
本実施形態のハブユニットでは、各センサが、信号処理部に信号を出力すると、信号処理部が、それらの信号に基づいて、差動信号x1、x2、z1、z2およびy1を算出する。そして、その後に、その算出されたx1、x2、z1、z2およびy1と、上記記憶部に記憶されている5行5列の定数行列の25個の要素nijとから(2)式の演算を行って、ハブユニットに作用している実際の力(荷重)であるFx、Fy、Fz、MxおよびMzを算出するようになっている。
上記実施形態のハブユニットによれば、上記nijを参照するだけで、簡単安価かつ正確に、車両の上下方向の並進荷重、車両の進行方向の並進荷重、車輪の軸方向の並進荷重、車両の上下方向の回りのモーメント荷重、車両の進行方向の回りのモーメント荷重を算出することができる。
尚、上記実施形態のハブユニットでは、y方向の差動信号を、y1=fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo)としたが、この発明のセンサ付き転がり軸受装置では、y1=fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo)の代わりに、fi−fo、ri−ro、ti−to、bi−bo、fi+ri−(fo+ro)等、第1変位検出部を構成する4つのセンサのうちの少なくとも一つのセンサの出力と、この4つのセンサのうちの少なくとも一つのセンサに軸方向に略重なる上記第2変位検出部の少なくとも一つのセンサの出力との差を、y方向の差動信号として採用しても良い。
上記実施形態では、5つの差動信号より、5つの荷重Fx、Fy、Fz、MxおよびMzを算出した。
しかしながら、以下に説明するこの発明の他の実施形態のように、算出部としての信号処理部で、上記説明の演算の代わりに、以下に示す演算を行っても良い。
車輪の半径は、動的に変動し固有値として扱うと誤差を生じる場合があるが、検出信号を車両制御に用いる場合、計測器レベルの精度(≦1〜2%)は必要がなく、タイヤ半径を固定値としても車両制御に大きな影響は出ない。また、実際の車両では、Mxのみが発生することは無く、Mxは、Fyによって発生する。したがって、タイヤ半径Rを、固定値と見なせばMx≒Fy×Rが成立する。
このことから、fi−riと、ti−biと、fo−roと、to−roと、(fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo))とのうちの4つの値と、4行4列の定数行列と、Fy=Mx÷Rという関係式に基づいて、上記Fz、上記Fx、上記Fy、上記Mz、および、上記Mxを算出しても良い。
具体的には、例えば、次の(4)式で、Fx、Fz、Mx、Mzを求め、その後、求められたMxから、Fy=Mx÷Rの式に基づいて、Fyを算出しても良い。
具体的には、例えば、次の(4)式で、Fx、Fz、Mx、Mzを求め、その後、求められたMxから、Fy=Mx÷Rの式に基づいて、Fyを算出しても良い。
先ず、上記図22〜図26より、下の関係(3)が成立する4行4列の定数行列を求める。
この4行4列の逆行列を使用して、
尚、この場合、算出部としての信号処理部の記憶部には、ルックアップテーブルとして、上記pij(i,j=1〜4)の値が予めインプットされていることは言うまでもない。
この4行4列の逆行列を使用して、
尚、この場合、算出部としての信号処理部の記憶部には、ルックアップテーブルとして、上記pij(i,j=1〜4)の値が予めインプットされていることは言うまでもない。
尚、上記(3)、(4)の代わりに、下の(5)、(6)式と、Fy=Mx÷Rとに基づいて、Fx、Fy、Fz、Mx、Mzを求めても良いことは、言うまでもない。
先ず、上記図22〜図26より、下の関係(5)が成立する4行4列の定数行列を求める。
この4行4列の逆行列を使用して、
尚、この場合、算出部としての信号処理部の記憶部には、ルックアップテーブルとして、上記qij(i,j=1〜4)の値が予めインプットされていることは言うまでもない。
この4行4列の逆行列を使用して、
尚、この場合、算出部としての信号処理部の記憶部には、ルックアップテーブルとして、上記qij(i,j=1〜4)の値が予めインプットされていることは言うまでもない。
要は、以下のステップにより、Fx、Fy、Fz、Mx、および、Mzを算出することができる。
すなわち、Fx、Fy、Fz、Mzの4元ベクトルか、または、Fx、Fz、Mz、Mxの4元ベクトルかいずれかを採用すると共に、5つの差動信号のうちの任意の4つの差動信号を採用する。その後、採用した4元ベクトルと、4つの差動信号に対して、上記(5)式に相当する式を作成して、4行4列の定数行列を求める。その後、その定数行列の逆行列から上記(6)式に相当する式を導き出す。最後に、採用した4つの差動信号の実際の値と、上記(6)式に相当する式と、Fy=Mx÷Rとから、上記Fx、Fy、Fz、Mx、および、Mzを算出する。
この4行4列の定数行列を用いた、変形例によれば、4つの信号によって、5つの荷重を算出することができる。したがって、センサは、5つの信号でなくて、4つの信号を出力すれば良いから、センサ配置の自由度および被変位検出部の構造の自由度を格段に大きくすることができる。したがって、被変位検出部の加工を格段に簡略化できると共に、被変位検出部を、実装する形式の場合においては、被変位検出部の実装を格段に簡略化することができる。また、算出部としての信号処理部の演算を格段に簡略化することができる。
尚、4行4列の定数行列を用いて、5つの荷重を算出する場合においても、(fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo))に代わりに、第1変位検出部の一つのセンサの出力から、その一つのセンサに上記軸方向に略重なる上記第2変位検出部の一つのセンサの出力を引いた値か、または、第1変位検出部の三つ以下のセンサの出力の和から、その三つ以下のセンサに上記軸方向に略重なる上記第2変位検出部の複数のセンサの出力の和を引いた値を使用しても良いことは、勿論である。尚、(fi+ri+ti+bi−(fo+ro+to+bo))を用いると、上下方向および前後方向を平均化することができて、好ましいことは言うまでもない。
尚、この発明のセンサ付き転がり軸受装置が、例えば、磁気軸受装置等のハブユニット以外の如何なる軸受装置であっても良いことは言うまでもない。上記実施形態で説明した本発明の構成を、複数のモーメント荷重や並進荷重を測定するニーズのある各種軸受装置に適用することができるのは、言うまでもないからである。
ハブ 内軸
2 内輪
3 外輪
4 第1の玉
5 第2の玉
70 第1変位検出部
71 第2変位検出部
72 回転速度検出部7
73 ターゲット部材
84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94r 変位センサ
139 信号処理部
156,157 段部
140,940 切欠き
2 内輪
3 外輪
4 第1の玉
5 第2の玉
70 第1変位検出部
71 第2変位検出部
72 回転速度検出部7
73 ターゲット部材
84t,84b,84f,84r,94t,94b,94f,94r 変位センサ
139 信号処理部
156,157 段部
140,940 切欠き
Claims (3)
- 軌道面を内周面に有する第1軌道部材と、
軌道面を外周面に有すると共に、被検出部を表面に有する第2軌道部材と、
上記第1軌道部材の上記軌道面と、上記第2軌道部材の上記軌道面との間に配置された転動体と、
上記被検出部の径方向および軸方向の変位を検出するセンサ装置と
を備え、
上記被検出部は、
上記軸方向に互いに間隔をおいて位置すると共に上記外周面の周方向に延在する第1被変位検出部および第2被変位検出部と、
上記第2軌道部材の上記軸方向の端面につながると共に、上記周方向に互いに間隔をおいて位置する複数の被回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置は、
上記第1被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第1変位検出部、および、上記第1変位検出部に上記軸方向に間隔をおいて位置し、かつ、上記第2被変位検出部の少なくとも一部に上記径方向に対向する検出面を有する第2変位検出部と、
上記被回転速度検出部を検出することによって上記第1軌道部材に対する上記第2軌道部材の回転速度を検出する回転速度検出部と
を有し、
上記センサ装置からの信号を受けて、上記被検出部に作用している三つの並進荷重と、上記被検出部に作用している二つのモーメント荷重とを算出する演算部を備えることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。 - 請求項1に記載のセンサ付き転がり軸受装置において、
上記各被回転速度検出部は、上記端面に上記軸方向に開口する切欠きであり、
上記回転速度検出部が上記被回転速度検出部を検出している際、上記回転速度検出部の検出面は、上記切欠きの上記軸方向の開口に対して上記軸方向に間隔をおいて対向していることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。 - 請求項1に記載のセンサ付き転がり軸受装置において、
上記各被回転速度検出部は、上記端面に上記軸方向に開口する切欠きであり、
上記切欠きは、上記端面から上記軸方向に離れるにしたがって外径がテーパ状に増大する平面状の底面を有し、
上記回転速度検出部が上記被回転速度検出部を検出している際、上記回転速度検出部の検出面は、上記底面に対して上記底面の法線方向に間隔をおいて対向していることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007308926A JP2009133680A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | センサ付き転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007308926A JP2009133680A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | センサ付き転がり軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009133680A true JP2009133680A (ja) | 2009-06-18 |
Family
ID=40865705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007308926A Pending JP2009133680A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | センサ付き転がり軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009133680A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP3888989A1 (en) | 2020-03-31 | 2021-10-06 | Jtekt Corporation | Road surface friction coefficient estimating device |
-
2007
- 2007-11-29 JP JP2007308926A patent/JP2009133680A/ja active Pending
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