JP2009111151A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【課題】不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができるリアクトルを提供すること。
【解決手段】本発明のリアクトル1は、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコア3と、コイル2とコア3とを内側に収容するケース4とを有する。ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のリアクトル1は、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコア3と、コイル2とコア3とを内側に収容するケース4とを有する。ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力変換装置等に用いられるリアクトルに関する。
従来から、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いるためのインバータ等の電力変換装置がある。該電力変換装置には、例えば、入力電圧を昇圧するための昇圧回路の一部を構成するリアクトルが収納されている。
図8、図9に示すように、従来のリアクトル9は、通電により磁束を発生するコイル92と、該コイル92の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコア93と、コイル92とコア93とを内側に収容するケース94とを有する(例えば、特許文献1参照)。
そして、図9に示すように、コイル92に通電することにより該コイル92の内側及び外周には磁束φが形成される。この磁束φは、コア93内及びケース94内を通過する。
そして、図9に示すように、コイル92に通電することにより該コイル92の内側及び外周には磁束φが形成される。この磁束φは、コア93内及びケース94内を通過する。
ところが、磁束φがケース94を通過することにより、以下のような問題が発生する。すなわち、磁束φは、表皮効果によってケース94内の内側面940側を通過する。このとき、上記磁束φの電磁誘導によってケース94内の各部に微量の渦電流が発生する。そして、この微量な渦電流が互いに合流して、上記磁束φのうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路上において、周状に比較的大きな渦電流8が流れることとなる。
このように、リアクトル性能に不要であって比較的大きな渦電流8がケース94内に流れることにより、損失が発生してリアクトル9の発熱量が大きくなってしまうおそれがある。また、これにより、リアクトル9のインダクタンスが低下して電気性能が低下するおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができるリアクトルを提供しようとするものである。
本発明は、通電により磁束を発生するコイルと、該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコアと、上記コイルと上記コアとを内側に収容するケースとを有するリアクトルであって、
上記ケースには、少なくともその一部に、上記コイルに通電することにより発生する磁束のうち上記ケース内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部が配設されていることを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
上記ケースには、少なくともその一部に、上記コイルに通電することにより発生する磁束のうち上記ケース内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部が配設されていることを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。
上記ケースには、少なくともその一部に、上記コイルに通電することにより発生する磁束のうち上記ケース内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部が配設されている。該電気絶縁部により、上記閉じた経路をその経路上で電気的に分断することができる。これにより、上記磁束の電磁誘導によって発生する微量の渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流がケース内において周状に流れることを抑制することができる。
その結果、ケース内においてリアクトル性能に不要な渦電流が流れることによって発生する損失を低減することができる。これにより、不要な発熱を抑制することができるとともに、リアクトルのインダクタンスの低下を抑制することができる。
上記ケースには、少なくともその一部に、上記コイルに通電することにより発生する磁束のうち上記ケース内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部が配設されている。該電気絶縁部により、上記閉じた経路をその経路上で電気的に分断することができる。これにより、上記磁束の電磁誘導によって発生する微量の渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流がケース内において周状に流れることを抑制することができる。
その結果、ケース内においてリアクトル性能に不要な渦電流が流れることによって発生する損失を低減することができる。これにより、不要な発熱を抑制することができるとともに、リアクトルのインダクタンスの低下を抑制することができる。
このように、本発明によれば、不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができるリアクトルを提供することができる。
本発明(請求項1)の発明において、上記磁性粉末混合樹脂に用いる樹脂としては、例えば、磁性粉末を樹脂に混入させてなる材料である。そして、上記磁性粉末としては、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等を用いることができる。また、上記磁性粉末混合樹脂に用いる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等、熱伝導性に優れた金属からなることが好ましい。
また、上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等、熱伝導性に優れた金属からなることが好ましい。
また、上記電気絶縁部は、上記閉じた経路に略直交するように配設されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流が互いに合流することを効率良く抑制し、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを効率良く抑制することができる。
この場合には、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流が互いに合流することを効率良く抑制し、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを効率良く抑制することができる。
また、上記電気絶縁部は、上記ケースの複数箇所に配設されていてもよい(請求項3)。
この場合にも、本発明の作用効果を充分に発揮することができる。
この場合にも、本発明の作用効果を充分に発揮することができる。
また、上記電気絶縁部は、上記ケースを切り欠いてなる切欠部からなることが好ましい(請求項4)。
この場合には、他の部材を設けることなく電気絶縁部を形成することができるため、生産効率に優れる低コストのリアクトルを得ることができる。
この場合には、他の部材を設けることなく電気絶縁部を形成することができるため、生産効率に優れる低コストのリアクトルを得ることができる。
また、上記ケースは、上記切欠部を複数有し、上記ケースにおける上記切欠部同士の間の壁部は、内側に向かって付勢されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、ケースの壁部に付された付勢力によってコアを内側に向かって押圧することにより、コアを機械的に保持することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトルを得ることができる。
この場合には、ケースの壁部に付された付勢力によってコアを内側に向かって押圧することにより、コアを機械的に保持することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトルを得ることができる。
また、上記電気絶縁部は、上記切欠部に電気絶縁性を有する樹脂を嵌合してなることが好ましい(請求項6)。
この場合には、電気絶縁性に優れた電気絶縁部を容易に得ることができる。また、樹脂によって切欠部を塞ぐことができるため、ケース内におけるコイルの内側及び外周に磁性粉末混合樹脂を充填する際に、該磁性粉末混合樹脂が切欠部から漏れ出てしまうことを防ぐことができる。
なお、上記電気絶縁性を有する樹脂として、例えば、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等を用いることができる。
この場合には、電気絶縁性に優れた電気絶縁部を容易に得ることができる。また、樹脂によって切欠部を塞ぐことができるため、ケース内におけるコイルの内側及び外周に磁性粉末混合樹脂を充填する際に、該磁性粉末混合樹脂が切欠部から漏れ出てしまうことを防ぐことができる。
なお、上記電気絶縁性を有する樹脂として、例えば、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等を用いることができる。
また、上記ケースは、平面状の底面部と該底面部から立ち上がる側面部とからなるとともに、上記底面部に対向する位置に開口部を有し、上記電気絶縁部は、上記側面部における上記底面部側の端部から上記開口部側の端部にまで形成されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流同士が合流することを充分に防ぐことができ、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを確実に防ぐことができる。
この場合には、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流同士が合流することを充分に防ぐことができ、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを確実に防ぐことができる。
また、上記電気絶縁部は、上記側面部に形成されるとともに、上記底面部の端縁から上記底面部の重心に向かって形成されており、上記底面部に形成された上記電気絶縁部と上記側面部に形成された上記電気絶縁部とは、それぞれの端部において互いに接続されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、側面部のみならず底面部においても、微量な渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流が流れることを抑制することができる。
この場合には、側面部のみならず底面部においても、微量な渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流が流れることを抑制することができる。
また、上記電気絶縁部は、上記コイルを径方向外側に向かって上記ケースに投影したときに投影面が形成される部分の上記ケースの壁部に配設されていることが好ましい(請求項9)。
この場合には、ケース内においてコイルへの通電による磁束が通過しやすい部分に電気絶縁部を配設することができる。そのため、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを一層効率良く抑制することができる。また、電気絶縁部を効率良く配設することができるため、電気絶縁部の材料コストを低減することもできる。
この場合には、ケース内においてコイルへの通電による磁束が通過しやすい部分に電気絶縁部を配設することができる。そのため、ケース内に比較的大きな渦電流が流れることを一層効率良く抑制することができる。また、電気絶縁部を効率良く配設することができるため、電気絶縁部の材料コストを低減することもできる。
また、上記ケースは、上記コイル及び上記コアの熱を外部に放出する放熱面を、上記電気絶縁部が形成されている部分以外の上記ケースの壁部に有することが好ましい(請求項10)。
この場合には、リアクトルの放熱性及び電気絶縁性を確実に確保することができる。
この場合には、リアクトルの放熱性及び電気絶縁性を確実に確保することができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係るリアクトルについて、図1、図2を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、図1に示すように、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコア3と、コイル2とコア3とを内側に収容するケース4とを有する。
ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。
本発明の実施例に係るリアクトルについて、図1、図2を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、図1に示すように、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコア3と、コイル2とコア3とを内側に収容するケース4とを有する。
ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。
以下に、本例のリアクトル1について詳細に説明する。
本例のリアクトル1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いられるインバータ等の電力変換装置に備え付けられる。
本例のリアクトル1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いられるインバータ等の電力変換装置に備え付けられる。
上記磁性粉末混合樹脂に用いる樹脂としては、例えば、磁性粉末を樹脂に混入させてなる材料である。そして、上記磁性粉末としては、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等を用いることができる。また、上記磁性粉末混合樹脂に用いる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等、熱伝導性に優れた金属からなることが好ましい。
また、上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等、熱伝導性に優れた金属からなることが好ましい。
本例のリアクトル1におけるコア3は、図2に示すように、略円柱形状に形成されている。
コイル2は、例えば銅線からなる導体線20を螺旋状に巻回して、略円筒形状となるように構成されている。そして、例えば、コイル2を構成する導体線20の一方の端部21から他方の端部22へと向かって電流を流すことによりコイル2に通電することができる。
コイル2は、例えば銅線からなる導体線20を螺旋状に巻回して、略円筒形状となるように構成されている。そして、例えば、コイル2を構成する導体線20の一方の端部21から他方の端部22へと向かって電流を流すことによりコイル2に通電することができる。
ケース4は、図2に示すように、略四角柱形状の外形を有する。すなわち、ケース4は、四角形状の底面部42と、該底面部42から垂直に立ち上がる四つの側面部41とからなる。そして、底面部42に対向する位置には、開口部43が形成されている。
また、コイル2及びコア3を収納する部分、すなわち、ケース4の内側は、略円柱形状に形成された凹部からなる。
また、底面部42には、該底面部42から開口部43側に向かって突出部420が形成されている。
また、コイル2及びコア3を収納する部分、すなわち、ケース4の内側は、略円柱形状に形成された凹部からなる。
また、底面部42には、該底面部42から開口部43側に向かって突出部420が形成されている。
また、ケース4は、コイル2及びコア3の熱を外部に放出する放熱面45を、電気絶縁部5が形成されている部分以外のケース4の壁部40に有する。すなわち、本例においては、放熱面45は、電気絶縁部5が配設されている側面部41以外の三つの側面部41及び底面部42に形成されている。なお、コイル2の内側の熱は、コア3及び突出部420を介して底面部42から放熱されている。
電気絶縁部5は、図2に示すように、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路に略直交するように配設されている。
具体的には、電気絶縁部5は、四つの側面部41のうち一つの側面部41における開口部43側の端部413から底面部42にまで形成されている。
また、電気絶縁部5は、ケース4の壁部40を切り欠いてなる切欠部44に電気絶縁性を有する樹脂50を嵌合してなる。該樹脂50として、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を用いることができる。
具体的には、電気絶縁部5は、四つの側面部41のうち一つの側面部41における開口部43側の端部413から底面部42にまで形成されている。
また、電気絶縁部5は、ケース4の壁部40を切り欠いてなる切欠部44に電気絶縁性を有する樹脂50を嵌合してなる。該樹脂50として、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を用いることができる。
次に、本例のリアクトル1の作製手順について、図1、図2を用いて説明する。
まず、あらかじめ形成した切欠部44に樹脂50を嵌合して、電気絶縁部5を形成しておく。
次いで、コイル2を開口部43からケース4内に挿入していき、ケース4内の所定の位置に配設する。具体的には、底面部42にスペーサ等を配置してコイル2と底面部42との間の距離を一定に保ちつつ、ケース4に形成した突出部420を取り囲むようにしてコイル2を配設する。
まず、あらかじめ形成した切欠部44に樹脂50を嵌合して、電気絶縁部5を形成しておく。
次いで、コイル2を開口部43からケース4内に挿入していき、ケース4内の所定の位置に配設する。具体的には、底面部42にスペーサ等を配置してコイル2と底面部42との間の距離を一定に保ちつつ、ケース4に形成した突出部420を取り囲むようにしてコイル2を配設する。
次いで、ケース4内におけるコイル2の内側及び外周に、液体状の磁性粉末混合樹脂を流し込む。ここで、ケース4には、切欠部44が形成されているが、該切欠部44には樹脂50が嵌合されているため、上記磁性粉末混合樹脂が切欠部44から漏れ出ることはない。
次いで、上記磁性粉末混合樹脂を硬化させてコア4とすることにより、本例のリアクトル1が形成される。
次いで、上記磁性粉末混合樹脂を硬化させてコア4とすることにより、本例のリアクトル1が形成される。
本例の作用効果について、以下に説明する。
ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。該電気絶縁部5により、上記閉じた経路をその経路上で電気的に分断することができる。これにより、上記磁束の電磁誘導によって発生する微量の渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流がケース4内において周状に流れることを抑制することができる。
その結果、ケース4内においてリアクトル性能に不要な渦電流が流れることによって発生する損失を低減することができる。これにより、不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができる。
ケース4には、少なくともその一部に、コイル2に通電することにより発生する磁束のうちケース4内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部5が配設されている。該電気絶縁部5により、上記閉じた経路をその経路上で電気的に分断することができる。これにより、上記磁束の電磁誘導によって発生する微量の渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流がケース4内において周状に流れることを抑制することができる。
その結果、ケース4内においてリアクトル性能に不要な渦電流が流れることによって発生する損失を低減することができる。これにより、不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができる。
また、電気絶縁部5は、上記閉じた経路に略直交するように配設されているため、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流が互いに合流することを効率良く抑制し、ケース4内に比較的大きな渦電流が流れることを効率良く抑制することができる。
また、電気絶縁部5は、ケース4を切り欠いてなる切欠部44からなる。これにより、他の部材を設けることなく電気絶縁部5を形成することができるため、生産効率に優れる低コストのリアクトル1を得ることができる。
また、電気絶縁部5は、ケース4を切り欠いてなる切欠部44からなる。これにより、他の部材を設けることなく電気絶縁部5を形成することができるため、生産効率に優れる低コストのリアクトル1を得ることができる。
また、電気絶縁部5は、切欠部44に電気絶縁性を有する樹脂50を嵌合してなるため、電気絶縁性に優れた電気絶縁部5を容易に得ることができる。また、樹脂50によって切欠部44を塞ぐことができるため、ケース4におけるコイル2の内側及び外周に磁性粉末混合樹脂を充填する際に、該磁性粉末混合樹脂が切欠部44から漏れ出てしまうことを防ぐことができる。
また、電気絶縁部5は、側面部41における底面部42側の端部から開口部43側の端部にまで形成されている。そのため、上記磁束の電磁誘導によって発生する渦電流同士が合流することを充分に防ぐことができ、ケース4内に比較的大きな渦電流が流れることを確実に防ぐことができる。
また、ケース4は、コイル2及びコア3の熱を外部に放出する放熱面を、電気絶縁部5が形成されている部分以外のケース4の壁部40に有するため、リアクトル1の放熱性及び電気絶縁性を確実に確保することができる。
また、ケース4は、コイル2及びコア3の熱を外部に放出する放熱面を、電気絶縁部5が形成されている部分以外のケース4の壁部40に有するため、リアクトル1の放熱性及び電気絶縁性を確実に確保することができる。
このように、本例によれば、不要な発熱を抑制することができるとともに、インダクタンスの低下を抑制することができるリアクトルを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図3に示すように、コア3及びケース4が略四角柱形状であるリアクトル1の例である。
また、コイル2も、導体線20を螺旋状に巻回して、略四角柱形状となるように構成されている。
本例は、図3に示すように、コア3及びケース4が略四角柱形状であるリアクトル1の例である。
また、コイル2も、導体線20を螺旋状に巻回して、略四角柱形状となるように構成されている。
また、本例のリアクトル1においては、四つの側面部41のうち一つの側面部41に、二つの電気絶縁部5が配設されている。そして、該二つの電気絶縁部5は、いずれも側面部41における開口部43側の端部から底面部42にまで形成されている。
なお、本例のアクトル1を作製するに当たっては、例えば、コイル2とコア3とを一体化してなるコイル一体型コア10をあらかじめ作製した後、これをケース4内に収納する。
その他は、実施例1と同様である。
なお、本例のアクトル1を作製するに当たっては、例えば、コイル2とコア3とを一体化してなるコイル一体型コア10をあらかじめ作製した後、これをケース4内に収納する。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上記コイル一体型コア10をケース4に容易に収納することができるため、リアクトル1を容易に作製することができる。
なお、二つの電気絶縁部5に挟まれたケース4の壁部40が内側に向かって付勢されるようケース4を構成した場合には、該壁部10によってコイル一体型コア10を押圧することにより、これを機械的に保持することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、二つの電気絶縁部5に挟まれたケース4の壁部40が内側に向かって付勢されるようケース4を構成した場合には、該壁部10によってコイル一体型コア10を押圧することにより、これを機械的に保持することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図4に示すように、コイル2を径方向外側に向かってケース4に投影したときに投影面が形成される部分のケース4の壁部40に電気絶縁部5が配設されているリアクトル1の例である。すなわち、ケース4は、四角形状の底面部42と、該底面部42から垂直に立ち上がる四つの側面部41とを有する。そして、そのうちの一つの側面部41にコイル2を投影したときに投影面が形成されている部分に電気絶縁部5が配設されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例は、図4に示すように、コイル2を径方向外側に向かってケース4に投影したときに投影面が形成される部分のケース4の壁部40に電気絶縁部5が配設されているリアクトル1の例である。すなわち、ケース4は、四角形状の底面部42と、該底面部42から垂直に立ち上がる四つの側面部41とを有する。そして、そのうちの一つの側面部41にコイル2を投影したときに投影面が形成されている部分に電気絶縁部5が配設されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、ケース4内において、コイル2への通電による磁束が通過しやすい部分に電気絶縁部5を配設することができる。そのため、ケース4内に比較的大きな渦電流が流れることを一層効率良く抑制することができる。また、電気絶縁部5を効率良く配設することができるため、電気絶縁部5の材料コストを低減することもできる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図5に示すように、側面部41及び底面部42に電気絶縁部5が形成されている略円柱形状のケース4の例である。すなわち、側面部41及び底面部42において、電気絶縁部5としての切欠部44が形成されている。
本例は、図5に示すように、側面部41及び底面部42に電気絶縁部5が形成されている略円柱形状のケース4の例である。すなわち、側面部41及び底面部42において、電気絶縁部5としての切欠部44が形成されている。
具体的には、底面部42は略円形状であり、その端部から略中央にまで切欠部44が形成されている。また、側面部41は略円筒形状であり、底面部42側の端部から開口部43側の端部にまで切欠部44が形成されている。そして、底面部42に形成された切欠部44と、側面部41に形成された切欠部44とは、それぞれの端部において互いに接続されている。
その他は、実施例1と同様である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、側面部41のみならず底面部42においても、微量な渦電流が互いに合流して比較的大きな渦電流が流れることを抑制することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図6、図7に示すように、ケース4が、切欠部44を複数有するとともに、ケース4における切欠部44同士の間の壁部40は、内側に向かって付勢されているリアクトル1の例である。すなわち、ケース4には、四つの側面部41にそれぞれ二つずつの切欠部44が形成されている。そして、ケース4内にコア3を収容している状態においては、切欠部44同士の間の壁部40は、内側に向かって倒れ込むように傾斜して形成されているとともに、内側に向かって付勢されている。
本例は、図6、図7に示すように、ケース4が、切欠部44を複数有するとともに、ケース4における切欠部44同士の間の壁部40は、内側に向かって付勢されているリアクトル1の例である。すなわち、ケース4には、四つの側面部41にそれぞれ二つずつの切欠部44が形成されている。そして、ケース4内にコア3を収容している状態においては、切欠部44同士の間の壁部40は、内側に向かって倒れ込むように傾斜して形成されているとともに、内側に向かって付勢されている。
本例のリアクトル1を作製するに当たっては、まず、図6(a)に示すごとく、コイル2の内側及び外周にコア3を形成してコイル一体型コア10を作製する。
次いで、図6(b)に示すように、四つの側面部41のそれぞれに形成された切欠部44同士の間における壁部40の開口部43側の端部に外側に向かって力を作用させる。
次いで、該端部を図6(b)の矢印Xの方向へと押し広げた状態で、コイル一体型コア10を矢印Yの方向へと挿入していく。
次いで、図6(b)に示すように、四つの側面部41のそれぞれに形成された切欠部44同士の間における壁部40の開口部43側の端部に外側に向かって力を作用させる。
次いで、該端部を図6(b)の矢印Xの方向へと押し広げた状態で、コイル一体型コア10を矢印Yの方向へと挿入していく。
次いで、上記壁部40における開口部43側の端部へ作用させていた力を解除することにより、壁部40に付与されている付勢力によってコイル一体型コア10を内側に向かって押圧させて、これを保持する。
以上の手順により、図6(c)に示すような本例のリアクトル1を形成することができる。
その他は、実施例1と同様の構成である。
以上の手順により、図6(c)に示すような本例のリアクトル1を形成することができる。
その他は、実施例1と同様の構成である。
本例の場合には、ケース4の壁部40に付された付勢力によってコア3を内側に向かって押圧することにより、コイル一体型コア10を機械的に保持することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 リアクトル
2 コイル
3 コア
4 ケース
5 電気絶縁部
2 コイル
3 コア
4 ケース
5 電気絶縁部
Claims (10)
- 通電により磁束を発生するコイルと、該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂を硬化してなるコアと、上記コイルと上記コアとを内側に収容するケースとを有するリアクトルであって、
上記ケースには、少なくともその一部に、上記コイルに通電することにより発生する磁束のうち上記ケース内を通過する部分に直交する閉じた経路を遮るように、電気絶縁性を有する電気絶縁部が配設されていることを特徴とするリアクトル。 - 請求項1において、上記電気絶縁部は、上記閉じた経路に略直交するように配設されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1又は2において、上記電気絶縁部は、上記ケースの複数箇所に配設されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記電気絶縁部は、上記ケースを切り欠いてなる切欠部からなることを特徴とするリアクトル。
- 請求項4において、上記ケースは、上記切欠部を複数有し、上記ケースにおける上記切欠部同士の間の壁部は、内側に向かって付勢されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項4又は5において、上記電気絶縁部は、上記切欠部に電気絶縁性を有する樹脂を嵌合してなることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記ケースは、平面状の底面部と該底面部の端縁から立ち上がる側面部とからなるとともに、上記底面部に対向する位置に開口部を有し、上記電気絶縁部は、上記側面部における上記底面部側の端部から上記開口部側の端部にまで形成されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項7において、上記電気絶縁部は、上記側面部に形成されるとともに、上記底面部における端縁から上記底面部の重心に向かって形成されており、上記底面部に形成された上記電気絶縁部と上記側面部に形成された上記電気絶縁部とは、それぞれの端部において互いに接続されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1〜8のいずれか一項において、上記電気絶縁部は、上記コイルを径方向外側に向かって上記ケースに投影したときに投影面が形成される部分の上記ケースの壁部に配設されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1〜9のいずれか一項において、上記ケースは、上記コイル及び上記コアの熱を外部に放出する放熱面を、上記電気絶縁部が形成されている部分以外の上記ケースの壁部に有することを特徴とするリアクトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007281806A JP2009111151A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2009111151A true JP2009111151A (ja) | 2009-05-21 |
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ID=40779325
Family Applications (1)
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| JP2007281806A Pending JP2009111151A (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2009111151A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012015151A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Denso Corp | リアクトル装置 |
| JP2018195682A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
| WO2020189199A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | Ntn株式会社 | インダクタ装置 |
-
2007
- 2007-10-30 JP JP2007281806A patent/JP2009111151A/ja active Pending
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| WO2020189199A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | Ntn株式会社 | インダクタ装置 |
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| JP7175807B2 (ja) | 2019-03-18 | 2022-11-21 | Ntn株式会社 | インダクタ装置 |
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