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JP2009109560A - パターン描画装置およびパターン描画方法 - Google Patents

パターン描画装置およびパターン描画方法 Download PDF

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JP2009109560A
JP2009109560A JP2007278993A JP2007278993A JP2009109560A JP 2009109560 A JP2009109560 A JP 2009109560A JP 2007278993 A JP2007278993 A JP 2007278993A JP 2007278993 A JP2007278993 A JP 2007278993A JP 2009109560 A JP2009109560 A JP 2009109560A
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Hideaki Ogawa
秀明 小川
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】パターン描画装置において、装置構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整を行う。
【解決手段】パターン描画装置の光照射部4は、光源からの光が入射する照明光学系41、光源からの光を部分的に通過するマスクパターンを有するマスク部42、マスク部42を上下方向に微小に移動するマスク部微動機構43、および、マスクパターンを通過した光を基板へと導く投影光学系44を備える。パターン描画装置では、光照射部4のフォーカス微調整が行われる際に、マスク部42をマスク部微動機構43によりマスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿う上下方向に微小に移動することにより、基板の対象面に対して光学的に共役な位置にマスク部42のマスクパターンを一致させる。これにより、パターン描画装置の構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整を行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板上の感光材料に光を照射してパターンを描画する技術に関する。
従来より、半導体基板やプリント基板、あるいは、プラズマ表示装置や液晶表示装置用のガラス基板等(以下、「基板」という。)に形成された感光材料に光を照射することによりパターンの描画が行われている。
例えば、特許文献1のプロキシミティ方式の露光装置では、基板と同等の大きさを有するマスクを、基板との間に微小間隙(すなわち、プロキシミティギャップ)を介して対向させ、マスクに形成されたマスクパターンを介して基板に光を照射することにより、基板上の感光材料にマスクパターンが転写される。また、特許文献2の露光装置では、それぞれが1枚のカラーフィルタに対応する6つの露光領域が設定された基板に対して、一の露光領域と同等の大きさを有するフォトマスクをプロキシミティギャップを介して対向させ、マスクに形成されたマスクパターンを介して一の露光領域に光を照射することにより、当該露光領域のパターン全体が描画される。
しかしながら、特許文献1および特許文献2のように、基板に描画される予定のパターンに対応するマスクパターンをマスク上に形成し、当該マスクパターンを一括転写する描画方式では、描画するパターンのピッチや幅等の変更に柔軟に対応することが困難であり、また、描画対象である基板、あるいは、基板上に設定された露光領域が大きくなると、マスクも大きくなって装置の製造コストが増大してしまう。
特許文献3のパターン描画装置では、矩形状の開口が所定の配列方向に配列された2枚のマスクを重ね合わせ、2枚のマスクのそれぞれの開口が重なる領域(以下、「マスクセット開口」という。)を介して基板上に光を照射しつつ、基板上の照射領域を上記配列方向に垂直な方向に走査することにより、基板上の感光材料にストライプ状のパターンが描画される。特許文献3のパターン描画装置では、マスクを大型化することなく基板の大型化に対応することができ、また、一方のマスクを他方のマスクに対してずらしてマスクセット開口の形状を変更することにより、描画するパターンのピッチや幅の変更に柔軟に対応することができる。
特許文献3のパターン描画装置では、マスクを通過した光を基板へと導く投影光学系において、投影光学系を構成する複数の光学素子の一部を移動することにより、マスクセット開口の上下方向における結像位置が調整され、これにより、基板に凹凸や反りがある場合であっても基板上の感光材料の表面に結像位置を合わせること(すなわち、フォーカス調整)が実現される。
一方、特許文献1の露光装置では、基板を吸着保持する基板チャックの上面を、当該上面の下側に配列された複数のピエゾの伸縮により弾性変形させることにより、厚さムラを有する基板の表面をマスクと平行とする技術が開示されている。また、特許文献2の露光装置では、フォトマスクを上下移動したり傾けることにより、フォトマスクと基板との間のプロキシミティギャップを調整する技術が開示されている。なお、これらの基板チャックの変形やフォトマスクの上下移動は、パターンの描画よりも前に行われ、パターンの描画中には当然行われない。
特公平6−28222号公報 特開2004−233398号公報 特開2005−345582号公報
ところで、特許文献3のパターン描画装置では、フォーカス調整時における光学素子の移動量を高精度に制御する必要があるため、投影光学系の構造が複雑化してしまう。また、特許文献3のパターン描画装置では、基板の高速移動によるパターンの描画中にフォーカス調整が連続的に行われるが、光学素子の移動による振動が光学素子に残留するおそれがあり、基板上において走査されるマスクセット開口の像に対して光学素子の残留振動が影響を与えてしまう(すなわち、描画中のパターンに対して残留振動の影響が生じる)可能性もある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、パターン描画装置の装置構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整を行うことことを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板上の感光材料に光を照射してパターンを描画するパターン描画装置であって、光源と、前記光源からの光が導かれる対象面を有する基板を保持する基板保持部と、前記光源からの光が部分的に通過するマスクパターンを有するマスク部と、前記マスク部からの光を前記基板へと導く投影光学系と、前記マスク部と前記投影光学系とを結ぶ光軸に沿って前記マスク部を前記投影光学系に対して微小に移動するマスク部微動機構と、前記マスク部微動機構を制御することにより、前記基板の前記対象面に対して光学的に共役な位置に前記マスク部の前記マスクパターンを一致させるフォーカス微調整部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパターン描画装置であって、前記基板を前記基板保持部と共に前記対象面に平行な所定の移動方向へと前記投影光学系に対して相対的に移動する基板移動機構をさらに備え、前記基板が移動する間に、前記投影光学系から前記対象面に間欠的または連続的に光が照射されるとともに、前記投影光学系と前記対象面との間の距離を実質的に示すフォーカス微調整情報に基づいて前記マスク部微動機構の制御が行われる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパターン描画装置であって、前記基板保持部が、前記基板が載置される保持面を有し、前記フォーカス微調整部が、前記フォーカス微調整情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記フォーカス微調整情報が、前記保持面上の複数の位置における前記保持面の高さを示す情報または当該情報から求められた情報である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のパターン描画装置であって、前記投影光学系の光軸に沿う方向における前記投影光学系と前記対象面との間の距離を実質的に測定する距離測定部をさらに備え、前記基板移動機構による前記基板の移動と並行して前記距離測定部により前記距離が繰り返し測定され、前記距離測定部からの出力が前記フォーカス微調整情報として前記フォーカス微調整部に入力される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン描画装置であって、前記マスク部微動機構が、一端が前記投影光学系に対して相対的に固定されるとともに他端が前記マスク部に接続されたピエゾ素子を備え、前記ピエゾ素子が伸縮することにより前記マスク部が前記光軸に沿って微小に移動する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のパターン描画装置であって、前記マスク部が、一方の端部が前記投影光学系に対して相対的に固定されたリンク機構により支持される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のパターン描画装置であって、前記マスク部が、前記光源からの光が部分的に通過する第1マスクパターンが形成された第1マスクと、前記第1マスクに対して光学的に重ね合わされ、前記第1マスクからの光が部分的に通過する第2マスクパターンが形成された第2マスクとを備え、前記マスクパターンが、前記第2マスクパターンと前記第1マスクパターンとが光学的に重なり合って形成されるパターンである。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のパターン描画装置であって、前記マスク部、前記投影光学系および前記マスク部微動機構と同様のもう1つのマスク部、もう1つの投影光学系およびもう1つのマスク部微動機構をさらに備え、前記光源またはもう1つの光源からの光が前記もう1つのマスク部および前記もう1つの投影光学系を介して前記基板の前記対象面へと導かれ、前記フォーカス調整部が前記もう1つマスク部微動機構を前記マスク部微動機構から独立して制御することにより、前記基板の前記対象面に対して光学的に共役な位置に前記もう1つのマスク部のマスクパターンを一致させる。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のパターン描画装置であって、前記基板が液晶表示装置用のカラーフィルタ基板であり、前記マスクパターンが、前記基板上に形成される周期的な画素パターンの一部に対応する。
請求項10に記載の発明は、基板上の感光材料に光を照射してパターンを描画するパターン描画方法であって、a)光源からの光が部分的に通過するマスクパターンを有するマスク部を、前記マスク部と前記マスク部からの光を基板へと導く投影光学系とを結ぶ光軸に沿って前記投影光学系に対して微小に移動することにより、前記基板の対象面に対して光学的に共役な位置に前記マスク部の前記マスクパターンを一致させる工程と、b)前記マスクパターンを介して前記光源からの光を前記基板の前記対象面に照射する工程とを備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のパターン描画方法であって、c)前記基板を前記対象面に平行な所定の移動方向へと前記投影光学系に対して相対的に移動する工程をさらに備え、前記c)工程と並行して、前記a)工程が繰り返されるとともに前記投影光学系から前記対象面に間欠的または連続的に光が照射される。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のパターン描画方法であって、d)前記a)工程ないし前記c)工程よりも前に、前記基板が載置される保持面上の複数の位置における前記保持面の高さを示す情報または当該情報から求められた情報であるフォーカス微調整情報を取得する工程をさらに備え、前記a)工程において、前記基板の前記移動方向における位置と前記フォーカス微調整情報とに基づいて前記マスク部の微小移動が行われる。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載のパターン描画方法であって、e)前記投影光学系の光軸に沿う方向における前記投影光学系と前記対象面との間の距離を測定する工程をさらに備え、前記c)工程と並行して前記e)工程および前記a)工程が繰り返され、前記a)工程において前記e)工程にて得られた前記距離に基づいて前記マスク部の微小移動が行われる。
請求項14に記載の発明は、請求項10ないし13のいずれかに記載のパターン描画方法であって、前記a)工程における前記マスク部の微小な移動が、一端が前記投影光学系に対して相対的に固定されるとともに他端が前記マスク部に接続されたピエゾ素子の伸縮により行われる。
本発明では、装置構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整を行うことができる。また、請求項2および11の発明では、フォーカス調整を高精度に行いつつパターンを高精度に描画することができる。さらに、請求項3および12の発明では、基板保持部の保持面の凹凸によるフォーカスのずれを精度良く調整することができ、請求項4および13の発明では、基板の対象面の凹凸によるフォーカスのずれを精度良く調整することができる。請求項5の発明では、マスクパターンを容易に変更することができる。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態に係るパターン描画装置1の正面図および右側面図であり、図3は、パターン描画装置1の平面図である。パターン描画装置1は、ガラス基板9(以下、単に「基板9」という。)の対象面91上の感光材料に光を照射することにより、感光材料上に描画パターンを描画する装置である。本実施の形態では、基板9は液晶表示装置用のカラーフィルタ基板であり、基板9上に設けられた感光材料であるカラーレジストに描画される描画パターンは、後続の別工程を経て、複数の矩形状の画素が基板9上において互いに垂直な2方向(すなわち、X方向およびY方向)に配列された周期的な画素パターンとなる。
図1ないし図3に示すように、パターン描画装置1は、保持面31上に載置された基板9を保持する基板保持部であるステージ3、基台11上に設けられて基板9をステージ3と共に移動および回転する基板移動機構2、ステージ3および基板移動機構2を跨ぐように基台11に固定されるフレーム12、並びに、フレーム12に取り付けられて基板9の対象面91上の感光材料に光を照射する光照射部4を備え、また、これらの構成を制御する制御部を備える。図3では、図示の都合上、図1および図2に示すフレーム13、光照射部4の照明光学系41、マスク部42およびマスク部微動機構43、並びに、図1に示すレーザ発振器45およびレーザ駆動部46の図示を省略している。
図4は、制御部6の機能を、パターン描画装置1の他の構造と共に示すブロック図である。図4に示すように、制御部6は、フォーカス微調整部61を備え、フォーカス微調整部61は、後述の光照射部4のフォーカス微調整に利用されるフォーカス微調整情報を記憶する記憶部62を備える。図4では、複数のマスク部微動機構43のうち1つのみを図示する。
図1ないし図3に示すように、基板移動機構2は、ステージ3を回転可能に支持する支持プレート21、支持プレート21上においてステージ3の主面に垂直なステージ回転軸221を中心としてステージ3を回転するステージ回転機構22、ステージ3を支持プレート21と共にX方向(すなわち、基板9の対象面91に平行な移動方向であり、以下、「副走査方向」という。)に移動する副走査機構23、副走査機構23を介して支持プレート21を支持するベースプレート24、並びに、ステージ3を支持プレート21およびベースプレート24と共にY方向(すなわち、基板9の対象面91に平行な移動方向であり、以下、「主走査方向」という。)に移動する主走査機構25を備える。
ステージ回転機構22は、図1および図3に示すように、ステージ3の(−Y)側に設けられたリニアモータ222を備え、リニアモータ222は、ステージ3の(−Y)側の側面に固定された移動子、および、支持プレート21の上面に設けられた固定子を備える。ステージ回転機構22では、リニアモータ222の移動子が固定子の溝に沿ってX方向に移動することにより、ステージ3が、支持プレート21上に設けられたステージ回転軸221を中心として所定の角度の範囲内で回転する。
副走査機構23は、支持プレート21の下側(すなわち、(−Z)側)において、ステージ3の主面に平行、かつ、主走査方向に垂直な副走査方向に伸びるリニアモータ231、並びに、リニアモータ231の(+Y)側および(−Y)側において副走査方向に伸びる一対のガイドレール232を備える。リニアモータ231は、支持プレート21の下面に固定された移動子、および、ベースプレート24の上面に設けられた固定子を備え、当該移動子が固定子に沿って副走査方向に移動することにより、支持プレート21がステージ3と共に、リニアモータ231およびガイドレール232に沿って副走査方向に直線的に移動する。
図1ないし図3に示す主走査機構25は、ベースプレート24の下側において、ステージ3の主面に平行な主走査方向に伸びるリニアモータ251、並びに、リニアモータ251の(+X)側および(−X)側において主走査方向に伸びる一対のガイドレール252を備える。リニアモータ251は、ベースプレート24の下面に固定された移動子、および、基台11の上面に設けられた固定子を備え、当該移動子が固定子に沿って主走査方向に移動することにより、ベースプレート24が、支持プレート21およびステージ3と共に、移動軸であるリニアモータ251およびガイドレール252に沿って主走査方向に直線的に移動する。
光照射部4は、図2に示すように、複数の照明光学系41、複数のマスク部42、複数のマスク部微動機構43、および、複数の投影光学系44を備え、また、図1に示すように、複数の照明光学系41に対応する一の光源であるレーザ発振器45、および、レーザ発振器45を駆動するレーザ駆動部46を備える。本実施の形態では、図2に示すように、13組の照明光学系41、マスク部42、マスク部微動機構43および投影光学系44が、副走査方向に沿って等ピッチにて配列されており、レーザ発振器45からの光が図示省略のビームスプリッタ等により13に分割されて13個の照明光学系41に入射する。
光照射部4では、図1に示すレーザ発振器45がレーザ駆動部46により駆動されることにより、複数の照明光学系41に向けて光が間欠的に出射され(すなわち、パルス光が出射され)、レーザ発振器45からの光は各照明光学系41を介してマスク部42へと導かれる。マスク部42は、レーザ発振器45からの光が部分的に通過するマスクパターン(詳細については後述)を有し、マスクパターンを通過した光(すなわち、マスク部42からの光)は、投影光学系44により基板9の対象面91へと導かれ、対象面91上に設けられた感光材料に照射される。
図2に示すように、複数の照明光学系41はフレーム13に保持されており、フレーム13は支持部材131を介してフレーム12に固定される。なお、図1では、図示の都合上、支持部材131の図示を省略している。複数の投影光学系44は、図1ないし図3に示すように、フレーム12に固定されている。図1および図2に示す各マスク部42の上側(すなわち、(+Z)側)には、マスク部42を上下方向に微小に移動するマスク部微動機構43が取り付けられており、各マスク部微動機構43は、ブロック132を介してフレーム13に取り付けられている。
また、各マスク部42の(−Y)側にはリンク機構47(図1のみに図示)が取り付けられており、各リンク機構47は、ブロック121を介してフレーム12に取り付けられる。パターン描画装置1では、マスク部微動機構43が制御部6のフォーカス微調整部61(図4参照)により制御されることにより、マスク部42が、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿って上下方向(すなわち、Z方向)に投影光学系44に対して微小に移動する。
図5は、光照射部4のマスク部42およびマスク部微動機構43近傍を拡大して示す正面図であり、図6および図7はそれぞれ、1組のマスク部42およびマスク部微動機構43の右側面図および平面図である。図5では、図の理解を容易にするために、マスク部微動機構43の一部を断面にて示している。
図5および図6に示すように、マスク部42は、レーザ発振器45(図1参照)からの光が部分的に通過する第1マスク421および第2マスク422、第1マスク421および第2マスク422を保持するとともに両マスクを移動および回転するマスク移動機構423、並びに、マスク移動機構423が取り付けられるマスク取付部424を備える。図5および図7に示すように、マスク取付部424には、平面視において略矩形状の開口4241が設けられており、図5に示す照明光学系41からの光は、開口4241を介して第1マスク421および第2マスク422に照射される。
マスク取付部424の開口4241の(−Y)側には、ブロック132を介してフレーム13に固定されたマスク部微動機構43が取り付けられている。また、マスク取付部424の(−Y)側の端部には、一方の端部(すなわち、(−Y)側の端部)がブロック121を介してフレーム12に固定されたリンク機構47の他方の端部(すなわち、(+Y)側の端部)が取り付けられている。上述のように、光照射部4では、投影光学系44がフレーム12に固定されているため、マスク部42のマスク取付部424は、一方の端部が投影光学系44に対して相対的に固定されたリンク機構47により支持されていることになる。
リンク機構47は、弾性部材である2枚の板バネ471、および、各板バネ471のY方向の中央にて板バネ471の上下面に固定された剛性部材472を備える。リンク機構47では、剛性部材472の(+Y)側および(−Y)側にて板バネ471が弾性変形することにより(すなわち、板バネ471の剛性部材472と重なっていない部分が弾性ヒンジとして働くことにより)、マスク取付部424が傾くことなく上下方向に移動する。なお、リンク機構47としては、上記構造のものに代えて、四角枠状の剛性部材の角部近傍を切削等により薄肉化させて弾性ヒンジとしたものが利用されてもよい。
図8は、第1マスク421を示す平面図であり、図9は、第1マスク421に対して光学的に重ね合わされる第2マスク422を示す平面図である。図8に示すように、第1マスク421では、サイズが異なる3種類の透光部4211,4212,4213が、それぞれ副走査方向(すなわち、X方向)に沿って等ピッチにて複数配列されている。本実施の形態では、第1マスク421に形成された透光部4211のピッチ、透光部4212のピッチ、および、透光部4213のピッチは互いに異なる。図8では、図の理解を容易にするために、第1マスク421の透光部4211〜4213を除く領域(すなわち、遮光部)に平行斜線を付している。
図9に示すように、第2マスク422では、第1マスク421の複数の透光部4211〜4213にそれぞれ対応する、サイズが異なる3種類の透光部4221,4222,4223が、それぞれ副走査方向(すなわち、X方向)に沿って等ピッチにて複数配列されている。第2マスク422に形成された透光部4221のピッチ、透光部4222のピッチ、および、透光部4223のピッチは、第1マスク421の透光部4211〜4213と同様に、互いに異なる。図9では、図8と同様に、透光部4221〜4223を除く領域(すなわち、遮光部)に平行斜線を付している。また、図9では、第1マスク421の透光部4211〜4213を破線にて描いている。
図8および図9に示す第1マスク421と第2マスク422とは光学的に共役な位置に配置されており、レーザ発振器45(図1参照)からの光の照射領域451(図9中にて、二点鎖線にて示す。)に、第1マスク421の透光部4211、および、透光部4211と部分的に重なる第2マスク422の透光部4221が配置された場合、レーザ発振器45からの光は、複数の透光部4211と複数の透光部4221とが重なる領域であるマスクパターンのみを透過し、投影光学系44(図5参照)を介して、基板9(図1参照)上の複数の矩形状の照射領域に導かれる。ここで、図9に示す照射領域451に配置されてレーザ発振器45からの光が部分的に通過する第1マスク421の透光部および第2マスク422の透光部をそれぞれ、第1マスクパターンおよび第2マスクパターンと呼ぶと、上記マスクパターンは、第1マスクパターンと第2マスクパターンとが光学的に重なり合って形成されるパターンとなっている。
図5および図6に示す光照射部4では、マスク移動機構423により、第1マスク421に対する第2マスク422の主走査方向および副走査方向における相対位置が調整されることにより、マスクパターンの各透光部(すなわち、第1マスク421の透光部と第2マスク422の透光部とが重なる領域)の形状が容易に変更され、その結果、基板9上の複数の照射領域の形状が変更される。このとき、第1マスク421と第2マスク422との摩擦による発塵等を防止するために、第1マスク421と第2マスク422とが上下方向において離間される。
また、光照射部4では、マスク移動機構423により、第1マスク421および第2マスク422が主走査方向に移動され、照明光学系41からの光の照射領域451(図9参照)に透光部4212,4222、または、透光部4213,4223が配置されることにより、基板9上の複数の照射領域の大きさやピッチ等が容易に変更される。さらには、必要に応じて第1マスク421および第2マスク422がZ方向を向く軸を中心として微小角度だけ回転され、マスクパターンの配列方向、および、基板9上における照射領域の配列方向が微調整される。
パターン描画装置1では、第1マスク421および第2マスク422とは異なる透光部がそれぞれ形成された複数のマスクを保持するとともに、これらのマスクを各マスク部42の第1マスク421または第2マスク422と交換するマスクチェンジャが設けられてもよい。
図1に示すパターン描画装置1では、制御部6(図4参照)により基板移動機構2および光照射部4のレーザ駆動部46が制御されることにより、基板9がステージ3と共に(+Y)方向に移動し、基板9が移動する間に、光照射部4の投影光学系44から基板9の対象面91に対して、所定の間隔にて間欠的に光が照射される(すなわち、所定の周波数のパルス光の照射が行われる)。これにより、マスクパターンに対応する描画パターン要素(すなわち、副走査方向に配列された複数の矩形状の画素となる予定のもの)が、主走査方向に周期的に配列された描画パターン(すなわち、画素パターンとなる予定のパターン)が描画される。このように、光照射部4では、マスク部42のマスクパターンが、基板9上に形成される周期的な画素パターンの一部に対応している。
パターン描画装置1では、ステージ3の主走査方向への1回の移動が終了すると、光の照射が停止された状態で、基板9がステージ3と共に副走査方向に所定の距離(本実施の形態では、50mm)だけ移動した後、1回目の主走査とは逆方向である(−Y)方向に基板9を移動しつつ基板9の対象面91上の照射領域に光が照射される。本実施の形態では、各主走査間に副走査を挟んで4回の主走査が行われることにより、基板9の感光材料上に描画パターンが描画され、後工程において現像処理が施されることにより、感光材料の非露光部分が基板上から除去されてカラーフィルタ基板の複数のサブ画素が形成される。
次に、光照射部4のマスク部微動機構43について説明する。図5および図6に示すマスク部微動機構43は、X方向に配列された2本の脚部4311の下端部(すなわち、(−Z)側の端部)がマスク部42のマスク取付部424に固定された門型のフレーム431、マスク取付部424との間に間隙をあけてフレーム431の2本の脚部4311の間に取り付けられたX方向に伸びる板バネ432、板バネ432の上面に固定されるとともにブロック132(図5のみに図示)を介してフレーム13に固定される接続部433、上端がフレーム431の平行部4312に固定されるとともに下端が接続部433に固定される略円柱状のピエゾ素子434を備え、また、図5に示すように、フレーム431の平行部4312に固定されて接続部433までの距離を測定する距離センサ435を備える。
上述のように、光照射部4では、投影光学系44がフレーム12に固定されており、接続部433が、フレーム12に固定されたフレーム13に固定されているため、ピエゾ素子434の下端は、投影光学系44に対して相対的に固定されていることになる。また、ピエゾ素子434の上端は、フレーム431を介してマスク部42に接続されており、マスク部42は、接続部433上に立設するピエゾ素子434により支持される。ピエゾ素子434は、制御部6のフォーカス微調整部61(図4参照)による制御により、上下方向(すなわち、Z方向)に伸縮可能とされる。
マスク部微動機構43では、ピエゾ素子434が基準長さから収縮することにより、図10.Aに示すように、フレーム431およびマスク部42が、図10.A中において二点鎖線にて示す基準位置から、マスク部42と投影光学系44(図5参照)とを結ぶ光軸に沿って下方へと微小に移動し、実線にて示す位置に位置する。また、ピエゾ素子434が基準長さから伸張することにより、図10.Bに示すように、フレーム431およびマスク部42が、図10.B中において二点鎖線にて示す基準位置から、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿って上方へと微小に移動し、実線にて示す位置に位置する。本実施の形態では、マスク部42は、基準位置から上下にそれぞれ50μm以内の範囲にて移動可能とされる。なお、図10.Aおよび図10.Bでは、図示の都合上、マスク部42の移動量を実際よりも大きく描いている。
図10.Aおよび図10.Bに示すように、ピエゾ素子434の伸縮時には、フレーム431の2本の脚部4311および接続部433に固定された板バネ432が上下方向に弾性変形する。これにより、マスク部42の上下方向における微小な移動の際に、マスク部42の(+X)側および(−X)側の部位の一方が他方よりも上側に位置するように傾くことが防止される。また、マスク部42の(−Y)側の端部が、図5に示すようにリンク機構47により支持されていることにより、マスク部42の上下方向における微小な移動の際に、マスク部42の(+Y)側および(−Y)側の部位の一方が他方よりも上側に位置するように傾くことが防止される。換言すれば、マスク部微動機構43の板バネ432およびリンク機構47により、マスク部42の上下方向における微小な移動の際に、マスク部42の第1マスク421および第2マスク422の主面が、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に対して垂直に維持される。
図1に示すパターン描画装置1では、マスク部42のマスクパターンが、基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置におよそ一致するように(すなわち、基板9の対象面91が投影光学系44の焦点深度の範囲内にほぼ位置するように)設計されているが、ステージ3の保持面31の微小な凹凸等により、基板9の対象面91とマスク部42の投影光学系44との間の上下方向の距離(すなわち、投影光学系44の複数の光学素子のうち最も基板9側に配置された光学素子と、基板9の対象面91との間の上下方向の距離)が変化してしまい、対象面91がマスクパターンに対して光学的に共役な位置からずれてしまうことが考えられる。
この場合、パターン描画装置1では、制御部6のフォーカス微調整部61(図4参照)によりマスク部微動機構43のピエゾ素子434(図5および図6参照)に付与される電圧が制御されることにより、ピエゾ素子434が伸縮してマスク部42の上下方向の位置が微調整される。これにより、マスク部42のマスクパターンが、基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置に一致する(すなわち、光照射部4のフォーカス微調整が行われる)。
フォーカス微調整部61では、図5に示す距離センサ435からの出力に基づいてピエゾ素子434の基準長さからの変形量(すなわち、マスク部42の上下方向における移動量)が求められ、フォーカス微調整部61からピエゾ素子434へと送られた指令値と、実際のピエゾ素子434の変形量とが比較される。そして、ピエゾ素子434のヒステリシス等によりフォーカス微調整部61からの指令値とピエゾ素子434の実際の変形量とが異なる場合には、ヒステリシス等を補正するようにフォーカス微調整部61からの指令値が変更される。なお、マスク部微動機構43では、距離センサ435に代えてピエゾ素子434に歪ゲージが貼付されてピエゾ素子434の変形量が取得されてもよい。
図1および図2に示すパターン描画装置1では、13個のマスク部42にそれぞれ取り付けられた13個のマスク部微動機構43が、制御部6のフォーカス微調整部61によりそれぞれ独立して制御される(すなわち、各マスク部微動機構43が他の12個のマスク部微動機構43から独立して制御される)ことにより、各マスク部42のマスクパターンが、基板9の対象面91のうち当該マスクパターンの下方の領域に対して光学的に共役な位置に一致する。
次に、パターン描画装置1による描画パターンの描画の流れについて図11を参照して説明する。パターン描画装置1により描画パターンが描画される際には、まず、図1ないし図3に示すステージ3の保持面31上の複数の位置(本実施の形態では、X方向およびY方向にそれぞれ等ピッチにて配列された複数の位置)における保持面31の高さを示す情報が取得され、当該情報が上述のフォーカス微調整に利用されるフォーカス微調整情報として制御部6の記憶部62(図4参照)に格納される(ステップS11)。また、記憶部62には、基板9の厚さが予め記憶されている。
パターン描画装置1では、例えば、基板9を保持していない状態のステージ3を基板移動機構2によりY方向に移動しつつ、ステージ3上においてX方向に等ピッチにて配列されるとともにパターン描画装置1の基台11に対して相対的に固定された複数の距離センサ(例えば、X方向に関して13個の投影光学系44と同じ位置に配置された13個の距離センサ)により保持面31までの距離を繰り返し測定し、取得された測定値に基づいて所定の基準位置(例えば、基台11の上面)からの保持面31の高さが求められる。
続いて、対象面91に感光材料が塗布された基板9がステージ3上に載置され、ステージ3の保持面31に吸着されて保持される(ステップS12)。このとき、基板9はステージ3の保持面31に倣うため、基板9の対象面91に、ステージ3の保持面31の僅かな凹凸(いわゆる、うねりや反り)に対応する凹凸が形成される。基板9が保持されると、制御部6により基板移動機構2が制御されることにより、ステージ3が主走査方向および副走査方向に移動するとともにステージ回転軸221を中心として回転し、これにより、基板9の位置が調整されて基板9が図1に示す描画開始位置(すなわち、基板9の(+Y)側の端部がマスク部42のマスクパターンとほぼ対向する位置)に位置する(ステップS13)。
次に、制御部6の記憶部62に記憶されたフォーカス微調整情報と基板9の厚さに基づいて、描画開始位置に位置する基板9の対象面91のうち各マスク部42のマスクパターンの下方の領域の高さ(例えば、基台11の上面から高さ)が求められ、フレーム12を介して基台11に固定された各投影光学系44と対象面91との間の上下方向の距離が求められる。換言すれば、基板9の主走査方向における位置とフォーカス微調整情報とに基づいて、対象面91と各投影光学系44との間の距離が求められる。また、フォーカス微調整情報は、基板9の対象面91と投影光学系44との間の距離を実質的に示す情報といえる。
そして、フォーカス微調整部61(図4参照)により、対象面91と投影光学系44との間の距離に基づいて(すなわち、基板9の主走査方向における位置とフォーカス微調整情報とに基づいて)各マスク部微動機構43が制御されることにより、各マスク部42が、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿って投影光学系44に対して上下方向に微小に移動し、これにより、マスク部42のマスクパターンが基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置に一致する(すなわち、光照射部4のフォーカス微調整が行われる)(ステップS14)。
フォーカス微調整が終了すると、制御部6により基板移動機構2が制御されて基板9およびステージ3の(+Y)方向への移動が開始される(ステップS15)。また、基板9の移動開始とおよそ並行して、レーザ発振器45から出射された所定の周波数のパルス光が、マスク部42のマスクパターンを介して投影光学系44へと導かれ、基板9の対象面91においてマスクパターンに対応する照射領域に対する光の照射が開始される(ステップS16)。
パターン描画装置1では、基板9の主走査方向への移動と並行して、基板9の主走査方向における位置とフォーカス微調整情報とに基づいてマスク部微動機構43が制御されることにより、マスク部42の上下方向における微小移動(すなわち、フォーカス微調整)が繰り返されるとともに、投影光学系44から基板9の対象面91に間欠的に光が照射される(ステップS17)。これにより、基板9の対象面91上の感光材料に、複数の矩形要素がX方向およびY方向にそれぞれ等ピッチにて配列された描画パターンが描画される。基板9の主走査が所定の移動終了位置まで到達すると、光の照射、並びに、ステージ3および基板9の移動が停止される(ステップS18,S19)。
基板9上の感光材料に対する1回目の主走査が終了すると、基板9に対するパターンの描画が続けられるか否か(すなわち、次の主走査の有無)が確認される(ステップS20)。次の走査が有る場合には、副走査機構23により基板9が副走査方向へと移動され(ステップS201)、ステップS15に戻ってステージ3の(−Y)方向への移動、および、基板9への光の照射が開始される(ステップS15,S16)。そして、基板9の主走査方向への移動と並行して、マスク部42の上下方向における微小移動によるフォーカス微調整が繰り返されるとともに、基板9の対象面91に間欠的に光が照射される(ステップS17)。その後、(−Y)側の移動終了位置において光の照射およびステージ3の移動が停止される(ステップS18,S19)。
パターン描画装置1では、基板9へ光を照射しつつ行われるステージ3の主走査方向への移動(すなわち、基板9上の感光材料に対する光照射部4からの光の照射領域の主走査)が、各主走査間にステージ3の副走査方向への移動を挟んで所定の回数(本実施の形態では、4回)だけ繰り返される(ステップS15〜S20,S201)。基板9上の感光材料に描画パターンの全体が描画されると(ステップS20)、パターン描画装置1による描画動作が終了する。描画パターンが描画された基板9では、後工程において現像処理が施されることにより、感光材料の非露光部分が基板上から除去されて複数のサブ画素が形成される。上記処理は、サブ画素の各色に対して繰り返され、RGB3色のカラーレジストの画素パターンが形成される。
以上に説明したように、パターン描画装置1では、光照射部4のフォーカス微調整が行われる際に、マスクパターンを有するマスク部42をマスク部微動機構43により上下方向(すなわち、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿う方向)に微小に移動することにより、基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置にマスク部42のマスクパターンを一致させる。これにより、投影光学系を構成する光学素子の一部を移動してフォーカス調整を行う場合に比べて、パターン描画装置1の構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカスの微調整を行うことができる。その結果、基板9の対象面91上の感光材料に対する高精度な描画パターンの描画が実現される。
また、マスク部の上下方向における微小な移動を簡素な構造にて実現することができるため、マスク部を微小に移動する機構を有しない既存のパターン描画装置に、上述のマスク部微動機構43と同様の機構を容易に追加することができ、これにより、高精度なフォーカスの微調整が可能とされる。
このように、パターン描画装置1では、装置構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整が可能とされ、高精度な描画パターンの描画が実現されるため、パターン描画装置1の構造は、更なる高精細化が要求される液晶表示装置の画素パターンとなる描画パターンの描画に特に適しているといえる。
また、パターン描画装置1では、基板9を投影光学系44に対して相対的に主走査方向に移動する基板移動機構2により基板9が主走査方向に移動する間に、投影光学系44と基板9の対象面91との間の距離を実質的に示すフォーカス微調整情報に基づいてマスク部微動機構43によるフォーカス微調整が行われつつ、投影光学系44から基板9の対象面91に間欠的に光が照射されて描画パターンが描画される。このように、高速にて移動する基板9に対する描画パターンの描画中に、主走査方向における対象面91の高さ(すなわち、上下方向の位置)の変化に対応してフォーカス微調整を繰り返し行うことにより、より高精度なフォーカス調整が実現され、その結果、さらに高精度な描画パターンの描画が実現される。
パターン描画装置1では、ステージ3の保持面31上の複数の位置における保持面31の高さを示す情報が、フォーカス微調整情報としてフォーカス微調整に利用されることにより、ステージ3の保持面31の凹凸によるフォーカスのずれを精度良く調整することができる。これにより、描画パターンの描画の更なる高精度化が実現される。また、ステージ3の保持面31に要求される平面度(すなわち、平滑さの程度)が過剰に高くなることが防止され、パターン描画装置1の製造コストの増大が防止される。
なお、パターン描画装置1の記憶部62に記憶されるフォーカス微調整情報は、必ずしも、ステージ3の保持面31の高さを測定する距離センサ等からの出力そのものには限定されない。例えば、基板9をY方向に移動しつつX方向に配列された3つの距離センサにより保持面31の高さを測定し、複数の測定位置の間の位置における保持面31の高さが補間により求められてフォーカス微調整情報とされてもよい。また、フォーカス微調整情報は、必ずしもステージ3の保持面31の高さを示す情報には限定されず、例えば、ステップS14においてフォーカス微調整が行われる描画開始位置における保持面31の高さを基準高さとして、保持面31上の複数の位置における保持面31の高さと当該基準高さとの差が求められ、フォーカス微調整情報として記憶部62に記憶されてもよい。
さらには、保持面31上に吸着保持された基板9の対象面91の高さを示す情報が、ステージ3の保持面31の高さを示す情報から求められて(すなわち、保持面31の高さに基板9の厚さを加えることにより求められて)フォーカス微調整情報として記憶部62に記憶され、当該フォーカス微調整情報に基づいてマスク部微動機構43の制御が行われてもよい。また、基板9の反りやうねり等の情報が予めわかっている場合には、これらの情報を含めて基板9の対象面91の高さを示す情報が求められてフォーカス微調整情報とされてもよい。
光照射部4では、複数組のマスク部42、投影光学系44およびマスク部微動機構43において、各マスク部微動機構43が他のマスク部微動機構43から独立して制御されることにより、基板9の対象面91において、複数のマスク部42に対応する複数の領域(すなわち、X方向に配列された複数の領域)の高さが異なる場合であっても、各マスク部42のマスクパターンを基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置に一致させることができる。これにより、さらに高精度なフォーカス調整が実現される。
光照射部4のマスク部微動機構43では、一端が投影光学系44に対して相対的に固定されるとともに他端がマスク部42に接続されたピエゾ素子434の伸縮によりマスク部42が上下方向に微小に移動されることにより、マスク部42の上下方向における高精度な移動を実現しつつマスク部微動機構43を小型化することができる。
また、マスク部42では、第1マスク421の第1マスクパターンと第2マスク422の第2マスクパターンとを光学的に重ね合わせることによりマスクパターンが形成されるため、第1マスク421を第2マスク422に対して相対的に移動することにより、マスクパターンを容易に変更することができる。その結果、複数種類の描画パターンの描画に容易に対応することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るパターン描画装置について説明する。図12は、第2の実施の形態に係るパターン描画装置1aの正面図である。図12に示すように、パターン描画装置1aは、各投影光学系44の下側(すなわち、(−Z)側)に固定された距離測定部48を備える。その他の構成は、図1ないし図3に示すパターン描画装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図12に示すように、距離測定部48は、主走査方向に関してマスク部42のマスク取付部424の開口4241近傍、かつ、投影光学系44と基板9とを結ぶ光軸(すなわち、投影光学系44の光軸)近傍に配置される。パターン描画装置1aでは、距離測定部48により、投影光学系44の光軸に沿う上下方向における基板9の対象面91までの距離が測定され、測定結果に基づいて投影光学系44と基板9の対象面91との間の上下方向の距離(すなわち、投影光学系44の複数の光学素子のうち最も基板9側に配置された光学素子と、基板9の対象面91との間の上下方向の距離)が求められる。換言すれば、距離測定部48により、投影光学系44と基板9の対象面91との間の上下方向の距離が実質的に測定される。パターン描画装置1aでは、13個の距離測定部48が、13個の投影光学系44にそれぞれ取り付けられて副走査方向(すなわち、X方向)に直線状に配列される。
図13.Aおよび図13.Bは、パターン描画装置1aによる描画パターンの描画の流れを示す図である。パターン描画装置1aにより描画パターンが描画される際には、まず、対象面91に感光材料が塗布された基板9がステージ3上に載置され、ステージ3の保持面31に吸着されて保持される(ステップS31)。このとき、基板9はステージ3の保持面31に倣うため、基板9の対象面91に、ステージ3の保持面31の僅かな凹凸(いわゆる、うねりや反り)に対応する凹凸が形成される。また、基板9がステージ3に保持されていない状態において対象面91に凹凸がある場合や、基板9に厚さムラが有る場合には、ステージ3に保持された基板9の対象面91の形状は、これらの凹凸や厚さムラの影響を受けたものとなる。
基板9が保持されると、基板9の位置が調整されて基板9が図12に示す移動開始位置(すなわち、基板9の(+Y)側の端部が13個の距離測定部48とほぼ対向する位置)に位置し(ステップS32)、ステージ3の(+Y)方向への移動が開始される(ステップS33)。続いて、制御部6(図4参照)により各距離測定部48が制御されることにより、各投影光学系44と基板9の対象面91との間の上下方向の距離の測定が開始される(ステップS34)。各距離測定部48からの出力は制御部6へと送られ、フォーカス微調整情報としてフォーカス微調整部61(図4参照)に入力される。
次に、基板9が描画開始位置(すなわち、基板9の(+Y)側の端部がマスク部42のマスクパターンとほぼ対向する位置)に位置すると、フォーカス微調整部61により、距離測定部48にて得られたフォーカス微調整情報に基づいて各マスク部微動機構43が制御されることにより、各マスク部42が、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に沿って投影光学系44に対して上下方向に微小に移動し、これにより、マスク部42のマスクパターンが基板9の対象面91に対して光学的に共役な位置に一致する(すなわち、光照射部4のフォーカス微調整が行われる)(ステップS35)。
そして、レーザ発振器45から出射された所定の周波数のパルス光が、マスク部42のマスクパターンを介して投影光学系44へと導かれ、基板9の対象面91においてマスクパターンに対応する照射領域に対する光の照射が開始される(ステップS36)。
パターン描画装置1aでは、基板9の主走査方向への移動と並行して、距離測定部48による投影光学系44と基板9の対象面91との間の距離の測定、および、当該測定結果に基づくマスク部微動機構43によるマスク部42の上下方向における微小移動(すなわち、フォーカス微調整)が繰り返されるとともに、投影光学系44から基板9の対象面91に間欠的に光が照射される(ステップS37)。これにより、基板9の対象面91上の感光材料に、複数の矩形要素がX方向およびY方向にそれぞれ等ピッチにて配列された描画パターンが描画される。基板9の主走査が所定の移動終了位置まで到達すると、光の照射、距離測定部48による距離の測定、並びに、ステージ3および基板9の移動が停止される(ステップS38〜S40)。
基板9上の感光材料に対する1回目の主走査が終了すると、基板9に対するパターンの描画が続けられるか否か(すなわち、次の主走査の有無)が確認される(ステップS41)。次の走査が有る場合には、基板移動機構2の副走査機構23により基板9が副走査方向へと移動され(ステップS411)、ステップS33に戻ってステージ3の(−Y)方向への移動、投影光学系44と基板9の対象面91との間の距離の測定、マスク部42の上下方向における微小移動によるフォーカス微調整、および、基板9への光の照射が開始される(ステップS33〜S36)。そして、基板9の主走査方向への移動と並行して、投影光学系44と対象面91との間の距離の測定、および、フォーカス微調整が繰り返されるとともに、基板9の対象面91に間欠的に光が照射される(ステップS37)。その後、(−Y)側の移動終了位置において、光の照射、距離測定部48による距離の測定、および、ステージ3の移動が停止される(ステップS38〜S40)。
パターン描画装置1aでは、基板9へ光を照射しつつ行われるステージ3の主走査方向への移動が、各主走査間にステージ3の副走査方向への移動を挟んで所定の回数(本実施の形態では、4回)だけ繰り返される(ステップS33〜S41,S411)。基板9上の感光材料に描画パターンの全体が描画されると(ステップS41)、パターン描画装置1aによる描画動作が終了する。
以上に説明したように、パターン描画装置1aでは、第1の実施の形態と同様に、マスクパターンを有するマスク部42を上下方向に微小に移動してフォーカス微調整が行われることにより、パターン描画装置1aの構造の複雑化を抑制しつつ高精度なフォーカス調整を行うことができる。その結果、基板9の対象面91上の感光材料に対する高精度な描画パターンの描画が実現される。
また、パターン描画装置1aでは、基板9が主走査方向に移動する間に、投影光学系44と基板9の対象面91との間の距離を示すフォーカス微調整情報に基づいてフォーカス微調整が行われつつ描画パターンが描画される。このように、第1の実施の形態と同様に、高速にて移動する基板9に値する描画パターンの描画中に、主走査方向における対象面91の高さ(すなわち、上下方向の位置)の変化に対応してフォーカス微調整を繰り返し行うことにより、より高精度なフォーカス調整が実現され、その結果、さらに高精度な描画パターンの描画が実現される。
第2の実施の形態に係るパターン描画装置1aでは、特に、基板9の主走査方向への移動と並行して距離測定部48により投影光学系44と基板9の対象面91との間の距離が繰り返し測定され、距離測定部48からの出力がフォーカス微調整情報とされる。これにより、基板9の対象面91の凹凸によるフォーカスのずれを精度良く調整することができ、その結果、描画パターンの描画の更なる高精度化が実現される。また、第1の実施の形態と同様に、ステージ3の保持面31に要求される平面度が過剰に高くなることが防止され、パターン描画装置1aの製造コストの増大が防止される。
パターン描画装置1aでは、複数の基板に対して描画が行われる際に、各基板に対する描画において投影光学系44と基板の対象面との間の距離が測定され、測定結果に基づいてフォーカス微調整が行われる。このため、パターン描画装置1aの構造は、許容値の範囲を超える凹凸を有する(すなわち、投影光学系44の焦点深度の範囲を超える凹凸を有する)複数の基板に対して行われる連続的な描画パターンの描画に特に適している。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、マスク部微動機構43では、ピエゾ素子434に代えて磁歪素子やシリンダ等によりマスク部42の上下方向における微小移動が実現されてもよい。また、リンク機構47に代えて、リニアガイド等が設けられることにより、マスク部42の上下方向における微小移動の際に、マスク部42の第1マスク421および第2マスク422の主面が、マスク部42と投影光学系44とを結ぶ光軸に対して垂直に維持されてもよい。
なお、上記実施の形態では、ステージ3に保持された基板9の対象面91が投影光学系44の焦点深度の範囲内にほぼ位置している(すなわち、およそのフォーカス調整が予め終了している)ものとして説明しているが、パターン描画装置では、例えば、基板9をステージ3と共に昇降する昇降機構が設けられ、基板9に対する描画開始よりも前に、マスク部微動機構43によるマスク部42の移動に比べて基板9が大きく昇降されることにより、マスク部微動機構43によるフォーカス微調整に比べて精度が低いおよそのフォーカス調整が行われてもよい。
マスク部42では、第1マスク421に3種類の透光部4211〜4213がそれぞれ1列ずつ形成されているが、各透光部は複数列設けられてもよく、また、4種類以上あるいは2種類以下の透光部が第1マスク421に形成されてもよい(第2マスク422においても同様)。マスク部42では、第1マスク421および第2マスク422に代えて、マスクパターンが形成された1枚のマスクのみが設けられてもよい。
上記実施の形態に係るパターン描画装置では、基板9が主走査方向に連続移動する間に、レーザ発振器45から連続的に光が出射されて基板9の対象面91上に連続的に照射されることにより、対象面91上の感光材料にストライプ状の描画パターンが描画されてもよい。
光照射部4では、一のレーザ発振器45に代えて設けられた13個のレーザ発振器からの光がそれぞれ、13個の照明光学系41へと導かれてもよい。また、光照射部4では、必ずしも13組の照明光学系41、マスク部42、マスク部微動機構43および投影光学系44が設けられる必要はなく、12組以下(1組であってもよい。)または14組以上の照明光学系41、マスク部42、マスク部微動機構43および投影光学系44が設けられてよい。
上記実施の形態に係るパターン描画装置では、停止された状態のステージ3に対して光照射部4が移動することにより、基板9が光照射部4の投影光学系44に対して相対的に移動されてもよい。
パターン描画装置では、液晶表示装置用のカラーフィルタ基板に対して、画素パターン以外の他のパターン(例えば、ブラックマトリックスやフォトスペーサ)に対応する描画パターンが描画されてもよい。また、パターン描画装置は、プラズマ表示装置や有機EL表示装置等の平面表示装置用の基板に対する描画パターンの描画に利用されてもよく、半導体基板やプリント配線基板、あるいは、フォトマスク用のガラス基板等に対する描画パターンの描画に利用することもできる。
第1の実施の形態に係るパターン描画装置の正面図である。 パターン描画装置の右側面図である。 パターン描画装置の平面図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 マスク部およびマスク部微動機構近傍を拡大して示す正面図である。 マスク部およびマスク部微動機構の右側面図である。 マスク部およびマスク部微動機構の平面図である。 第1マスクの平面図である。 第2マスクの平面図である マスク部およびマスク部微動機構の右側面図である。 マスク部およびマスク部微動機構の右側面図である。 描画パターンの描画の流れを示す図である。 第2の実施の形態に係るパターン描画装置の正面図である。 描画パターンの描画の流れを示す図である。 描画パターンの描画の流れを示す図である。
符号の説明
1,1a パターン描画装置
2 基板移動機構
3 ステージ
9 基板
31 保持面
42 マスク部
43 マスク部微動機構
44 投影光学系
45 レーザ発振器
47 リンク機構
48 距離測定部
61 フォーカス微調整部
62 記憶部
91 対象面
421 第1マスク
422 第2マスク
434 ピエゾ素子
S11〜S20,S31〜S41,S201,S411 ステップ

Claims (14)

  1. 基板上の感光材料に光を照射してパターンを描画するパターン描画装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光が導かれる対象面を有する基板を保持する基板保持部と、
    前記光源からの光が部分的に通過するマスクパターンを有するマスク部と、
    前記マスク部からの光を前記基板へと導く投影光学系と、
    前記マスク部と前記投影光学系とを結ぶ光軸に沿って前記マスク部を前記投影光学系に対して微小に移動するマスク部微動機構と、
    前記マスク部微動機構を制御することにより、前記基板の前記対象面に対して光学的に共役な位置に前記マスク部の前記マスクパターンを一致させるフォーカス微調整部と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  2. 請求項1に記載のパターン描画装置であって、
    前記基板を前記基板保持部と共に前記対象面に平行な所定の移動方向へと前記投影光学系に対して相対的に移動する基板移動機構をさらに備え、
    前記基板が移動する間に、前記投影光学系から前記対象面に間欠的または連続的に光が照射されるとともに、前記投影光学系と前記対象面との間の距離を実質的に示すフォーカス微調整情報に基づいて前記マスク部微動機構の制御が行われることを特徴とするパターン描画装置。
  3. 請求項2に記載のパターン描画装置であって、
    前記基板保持部が、前記基板が載置される保持面を有し、
    前記フォーカス微調整部が、前記フォーカス微調整情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記フォーカス微調整情報が、前記保持面上の複数の位置における前記保持面の高さを示す情報または当該情報から求められた情報であることを特徴とするパターン描画装置。
  4. 請求項2に記載のパターン描画装置であって、
    前記投影光学系の光軸に沿う方向における前記投影光学系と前記対象面との間の距離を実質的に測定する距離測定部をさらに備え、
    前記基板移動機構による前記基板の移動と並行して前記距離測定部により前記距離が繰り返し測定され、前記距離測定部からの出力が前記フォーカス微調整情報として前記フォーカス微調整部に入力されることを特徴とするパターン描画装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン描画装置であって、
    前記マスク部微動機構が、一端が前記投影光学系に対して相対的に固定されるとともに他端が前記マスク部に接続されたピエゾ素子を備え、前記ピエゾ素子が伸縮することにより前記マスク部が前記光軸に沿って微小に移動することを特徴とするパターン描画装置。
  6. 請求項5に記載のパターン描画装置であって、
    前記マスク部が、一方の端部が前記投影光学系に対して相対的に固定されたリンク機構により支持されることを特徴とするパターン描画装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のパターン描画装置であって、
    前記マスク部が、
    前記光源からの光が部分的に通過する第1マスクパターンが形成された第1マスクと、
    前記第1マスクに対して光学的に重ね合わされ、前記第1マスクからの光が部分的に通過する第2マスクパターンが形成された第2マスクと、
    を備え、
    前記マスクパターンが、前記第2マスクパターンと前記第1マスクパターンとが光学的に重なり合って形成されるパターンであることを特徴とするパターン描画装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のパターン描画装置であって、
    前記マスク部、前記投影光学系および前記マスク部微動機構と同様のもう1つのマスク部、もう1つの投影光学系およびもう1つのマスク部微動機構をさらに備え、
    前記光源またはもう1つの光源からの光が前記もう1つのマスク部および前記もう1つの投影光学系を介して前記基板の前記対象面へと導かれ、
    前記フォーカス調整部が前記もう1つマスク部微動機構を前記マスク部微動機構から独立して制御することにより、前記基板の前記対象面に対して光学的に共役な位置に前記もう1つのマスク部のマスクパターンを一致させることを特徴とするパターン描画装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のパターン描画装置であって、
    前記基板が液晶表示装置用のカラーフィルタ基板であり、
    前記マスクパターンが、前記基板上に形成される周期的な画素パターンの一部に対応することを特徴とするパターン描画装置。
  10. 基板上の感光材料に光を照射してパターンを描画するパターン描画方法であって、
    a)光源からの光が部分的に通過するマスクパターンを有するマスク部を、前記マスク部と前記マスク部からの光を基板へと導く投影光学系とを結ぶ光軸に沿って前記投影光学系に対して微小に移動することにより、前記基板の対象面に対して光学的に共役な位置に前記マスク部の前記マスクパターンを一致させる工程と、
    b)前記マスクパターンを介して前記光源からの光を前記基板の前記対象面に照射する工程と、
    を備えることを特徴とするパターン描画方法。
  11. 請求項10に記載のパターン描画方法であって、
    c)前記基板を前記対象面に平行な所定の移動方向へと前記投影光学系に対して相対的に移動する工程をさらに備え、
    前記c)工程と並行して、前記a)工程が繰り返されるとともに前記投影光学系から前記対象面に間欠的または連続的に光が照射されることを特徴とするパターン描画方法。
  12. 請求項11に記載のパターン描画方法であって、
    d)前記a)工程ないし前記c)工程よりも前に、前記基板が載置される保持面上の複数の位置における前記保持面の高さを示す情報または当該情報から求められた情報であるフォーカス微調整情報を取得する工程をさらに備え、
    前記a)工程において、前記基板の前記移動方向における位置と前記フォーカス微調整情報とに基づいて前記マスク部の微小移動が行われることを特徴とするパターン描画方法。
  13. 請求項11に記載のパターン描画方法であって、
    e)前記投影光学系の光軸に沿う方向における前記投影光学系と前記対象面との間の距離を測定する工程をさらに備え、
    前記c)工程と並行して前記e)工程および前記a)工程が繰り返され、前記a)工程において前記e)工程にて得られた前記距離に基づいて前記マスク部の微小移動が行われることを特徴とするパターン描画方法。
  14. 請求項10ないし13のいずれかに記載のパターン描画方法であって、
    前記a)工程における前記マスク部の微小な移動が、一端が前記投影光学系に対して相対的に固定されるとともに他端が前記マスク部に接続されたピエゾ素子の伸縮により行われることを特徴とするパターン描画方法。
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