JP2009108799A - ラッシュアジャスタ - Google Patents
ラッシュアジャスタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009108799A JP2009108799A JP2007283240A JP2007283240A JP2009108799A JP 2009108799 A JP2009108799 A JP 2009108799A JP 2007283240 A JP2007283240 A JP 2007283240A JP 2007283240 A JP2007283240 A JP 2007283240A JP 2009108799 A JP2009108799 A JP 2009108799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut member
- screw
- lash adjuster
- adjusting screw
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/185—Overhead end-pivot rocking arms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単なラッシュアジャスタを提供する。
【解決手段】シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴16に挿入されるナット部材13と、ナット部材13の内周に形成された雌ねじ17にねじ係合する雄ねじ18を外周に有するアジャストスクリュ14と、アジャストスクリュ14をナット部材13から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング15とを有し、アジャストスクリュ14で動弁装置のアーム6を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ1において、アジャストスクリュ14のナット部材13からの突出部分に、ナット部材13の内径よりも大きい外径の頭部23を形成し、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだときに、アジャストスクリュ14の頭部23とナット部材13の間の摩擦によってアジャストスクリュ14が回り止めされるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴16に挿入されるナット部材13と、ナット部材13の内周に形成された雌ねじ17にねじ係合する雄ねじ18を外周に有するアジャストスクリュ14と、アジャストスクリュ14をナット部材13から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング15とを有し、アジャストスクリュ14で動弁装置のアーム6を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ1において、アジャストスクリュ14のナット部材13からの突出部分に、ナット部材13の内径よりも大きい外径の頭部23を形成し、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだときに、アジャストスクリュ14の頭部23とナット部材13の間の摩擦によってアジャストスクリュ14が回り止めされるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、エンジンの動弁装置に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。
エンジンの吸気ポートまたは排気ポートに設けたバルブを動作させる動弁装置として、一端部を支点として揺動可能に支持されたアームの中央部をカムで押し下げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(スイングアーム式動弁装置)や、中央部を支点として揺動可能に支持されたアームの一端部をカムで押し上げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(ロッカアーム式動弁装置)、上下にスライド可能に支持されたバルブリフタをカムで押し下げ、そのバルブリフタでバルブステムを押し下げるようにしたもの(ダイレクト式動弁装置)などが知られている。
これらの動弁装置は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間に隙間が発生し、その隙間によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間に隙間が生じ、その隙間によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。
この異音や圧縮漏れを防止するため、動弁装置にラッシュアジャスタを組み込み、そのラッシュアジャスタで動弁装置の構成部材間の隙間を吸収することが多い。
このようなラッシュアジャスタとして、上記スイングアーム式動弁装置においては、シリンダヘッドの上面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のアームを揺動可能に支持するものが知られている(特許文献1)。
また、上記ダイレクト式動弁装置においては、シリンダヘッドに形成されたガイド孔に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディと、そのリフタボディに固定されたナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献2)。
また、上記ロッカアーム式動弁装置においては、カムの回転に応じて揺動するアームの下面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュで動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献3)。
これらのラッシュアジャスタは、動弁装置から取り外した状態では、リターンスプリングの付勢力によってアジャストスクリュがナット部材から突出するが、その状態で動弁装置に組み込むと、バルブがバルブシートに着座せず、エンジンが完爆しない。そのため、このラッシュアジャスタは、動弁装置に組み込む際に、アジャストスクリュをナット部材にねじ込み、そのアジャストスクリュをナット部材から突出しないように押さえておく必要があるが、アジャストスクリュを押さえておくのは煩雑である。
そこで、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持可能なラッシュアジャスタとして、アジャストスクリュとナット部材の間に蝋を充填し、その蝋でアジャストスクリュを回り止めしたものが提案されている(特許文献4)。
このラッシュアジャスタは、蝋でアジャストスクリュが回り止めされているので、動弁装置に組み込むときにアジャストスクリュを押さえておく必要がない。また、ラッシュアジャスタを動弁装置に組み込んだ後は、エンジン作動中の温度上昇によって蝋が融解し、アジャストスクリュの回り止めが解除される。
しかし、アジャストスクリュとナット部材の間の蝋は、いったん融解するとアジャストスクリュとナット部材の間から流出するので、アジャストスクリュを再び回り止めすることができない。そのため、エンジンをオーバーホールするときに、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持することができず、不便であった。
また、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持可能なラッシュアジャスタとして、アジャストスクリュとナット部材とに形成した径方向の貫通孔にセットピンを挿し通すことにより、アジャストスクリュを回り止めするようにしたものが考えられる。
しかし、このようにすると、アジャストスクリュを回り止めするときに、アジャストスクリュの貫通孔をナット部材の貫通孔に一致させる必要があり、その作業が煩雑である。また、エンジンをオーバーホールするときに再びセットピンを使用するので、ラッシュアジャスタを動弁装置に組み込んだ後も、セットピンを保管しておく必要があり、その管理が面倒であった。
特開2005−273510号公報
特開2003−227318号公報
特開2006−132426号公報
特開2000−110523号公報
この発明が解決しようとする課題は、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に繰り返し保持することができ、また、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単であり、動弁装置に組み込んだ後の管理が容易なラッシュアジャスタを提供することである。
上記の課題を解決するため、前記アジャストスクリュの前記ナット部材からの突出部分に、前記ナット部材の内径よりも大きい外径の頭部を形成し、前記アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだときに、アジャストスクリュの頭部とナット部材の間の摩擦によってアジャストスクリュが回り止めされるようにした。
このようにすると、アジャストスクリュの頭部とナット部材の間の摩擦によってアジャストスクリュを回り止めし、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持することができる。また、アジャストスクリュに衝撃荷重を加えることによって、アジャストスクリュの回り止めを解除することができる。
この発明のラッシュアジャスタは、アジャストスクリュの回り止めを解除した後にも、再び、アジャストスクリュをナット部材にねじ込むことにより、アジャストスクリュの頭部とナット部材の間の摩擦によってアジャストスクリュを回り止めすることができる。そのため、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に繰り返し保持可能である。
また、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュをナット部材にねじ込むだけで、アジャストスクリュを回り止めすることができるので、アジャストスクリュをナット部材にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単である。
また、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュの回り止めを、セットピン等の別部材を使用せずに行なうので、ラッシュアジャスタを動弁装置に組み込んだ後、オーバーホールに備えてセットピン等の別部材を保管する必要がなく、管理が容易である。
図1に、この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタ1を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド2の吸気ポート3に設けられたバルブ4と、そのバルブ4に接続されたバルブステム5と、ラッシュアジャスタ1で揺動可能に支持されたアーム6とを有する。
バルブステム5は、バルブ4から上方に延び、シリンダヘッド2を摺動可能に貫通している。バルブステム5の上部外周には、環状のスプリングリテーナ7が固定され、スプリングリテーナ7の下面とシリンダヘッド2の上面の間にバルブスプリング8が組み込まれている。バルブスプリング8は、スプリングリテーナ7を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ4をバルブシート9に着座させている。
アーム6は、一方の端部をラッシュアジャスタ1で揺動可能に支持され、他方の端部がバルブステム5の上端に接触している。アーム6の上方には、カムシャフト10に固定されたカム11が設けられている。カム11は、カムシャフト10が回転すると、ベースサークル11aに対して隆起したカム山部11bが、アーム6の中央部に設けたローラ12を押圧してアーム6を押し下げるようになっている。
ラッシュアジャスタ1は、ナット部材13と、アジャストスクリュ14と、リターンスプリング15とを有する。ナット部材13は、シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴16に挿入され、図2に示すように、ナット部材13の内周に形成された雌ねじ17が、アジャストスクリュ14の外周に形成された雄ねじ18とねじ係合している。
雄ねじ18と雌ねじ17は、軸線に沿った断面形状が非対称形状の鋸歯状に形成されており、アジャストスクリュ14をナット部材13に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク19のフランク角が、遊び側フランク20のフランク角よりも大きくなっている。
ナット部材13の下端には、底部材21が固定されている。リターンスプリング15は、アジャストスクリュ14と底部材21の間に組み込まれており、スプリングシート22を介して、アジャストスクリュ14をナット部材13から上方に突出する方向に付勢している。
アジャストスクリュ14は、ナット部材13からの突出部分に、ナット部材13の内径よりも大きい外径の頭部23が形成されている。頭部23は、図1に示すように、アーム6の下面に形成された凹部24に嵌合してアーム6を揺動可能に支持する。
頭部23の下端外周には、図2に示すように、下側を小径とするテーパ面25が形成されており、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだときに、頭部23のテーパ面25が、ナット部材13の上端内周に形成されたテーパ面26に接触し、その摩擦によってアジャストスクリュ14が回り止めされるようになっている。
ここで、アジャストスクリュ14とナット部材13は、予め脱脂処理を施すことによりテーパ面25,26に付着した油を取り除いておくと、アジャストスクリュ14をより確実に回り止めすることができる。
上述したラッシュアジャスタ1の動弁装置への組み込みは、例えば、次のようにして行なう。
まず、図2の矢印に示すように、アジャストスクリュ14を回転操作してナット部材13にねじ込み、アジャストスクリュ14の頭部23とナット部材13の間の摩擦によってアジャストスクリュ14を回り止めする。これにより、アジャストスクリュ14は、ナット部材13にねじ込んだ状態に保持される。
次に、図1に示すように、ラッシュアジャスタ1をシリンダヘッド2の収容穴16に挿入し、アーム6とカムシャフト10を取り付ける。その後、クランキングによってカムシャフト10を回転させると、カム11のカム山部11bがローラ12の位置を通過する毎にアジャストスクリュ14に衝撃荷重が加わり、その衝撃荷重によって、アジャストスクリュ14の回り止めが解除される。その後、アジャストスクリュ14は、リターンスプリング15の付勢力によって回転しながら突出方向に移動し、図3に示すように、ローラ12がカム11に接触する位置までアーム6の端部を押し上げる。
その後、エンジンの作動によりカムシャフト10が回転して、カム11のカム山部11bがアーム6を押し下げると、バルブ4がバルブシート9から離れて、吸気ポート3を開く。このとき、アジャストスクリュ14に押し込み方向の力が作用するが、雄ねじ18の圧力側フランク19が雌ねじ17の圧力側フランク19で受け止められるので、アジャストスクリュ14は軸方向位置が固定される。
さらに、カムシャフト10が回転して、カム山部11bがローラ12の位置を過ぎると、バルブスプリング8の付勢力によってバルブステム5が上昇し、バルブ4がバルブシート9に着座して、吸気ポート3を閉じる。
なお、厳密には、カム11のカム山部11bがアーム6を押し下げるとき、雄ねじ18の圧力側フランク19と雌ねじ17の圧力側フランク19との間で微小な滑りが生じるが、カム山部11bがローラ12の位置を通り過ぎてから再びローラ12の位置に来るまでの間、アジャストスクリュ14に作用する押し込み方向の荷重が解除されるので、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14の位置は元に戻る。
また、エンジン作動中に、シリンダヘッド2、バルブステム5、アーム6など、動弁装置の構成部材間に熱膨張差が生じ、カム11とアーム6の間の距離が大きくなったときは、リターンスプリング15の付勢力によってアジャストスクリュ14が回転しながら突出方向に移動するので、カム11のベースサークル11aとローラ12の間に隙間が生じない。
反対に、バルブ4とバルブシート9の接触面が摩耗したときは、カム11のベースサークル11aがローラ12の位置にあるときにも、バルブスプリング8の付勢力がアジャストスクリュ14に押し込み荷重としてかかり続けるため、カム山部11bがローラ12の位置を通過する時に生じる雄ねじ18の圧力側フランク19と雌ねじ17の圧力側フランク19との間で生じる微小な滑りが累積され、アジャストスクリュ14が押し込み方向に徐々に移動する。その結果、バルブステム5が上昇するので、バルブ4とバルブシート9の接触面間に隙間が生じない。
エンジンをオーバーホールする際、カムシャフト10を取り外すと、アジャストスクリュ14がリターンスプリング15の付勢力によってナット部材13から突出するが、この場合もアジャストスクリュ14を回転操作してナット部材13にねじ込み、アジャストスクリュ14の頭部23とナット部材13の間の摩擦によってアジャストスクリュ14を回り止めすることができる。
このように、ラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ14の回り止めを解除した後にも、再びアジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込むことにより、アジャストスクリュ14を回り止めすることができる。そのため、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだ状態に繰り返し保持可能である。
また、ラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込むだけで、アジャストスクリュ14を回り止めすることができるので、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単である。
また、ラッシュアジャスタ1は、動弁装置に組み込んだ状態でカムシャフト10を回転させると、アジャストスクリュ14に加わる衝撃荷重によってアジャストスクリュ14の回り止めが解除される。そのため、このラッシュアジャスタ1は、動弁装置に組み込むときに、アジャストスクリュ14の回り止めを解除し忘れる心配がない。
また、ラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ14の回り止めを、セットピン等の別部材を使用せずに行なうので、ラッシュアジャスタ1を動弁装置に組み込んだ後、オーバーホールに備えてセットピン等の別部材を保管する必要がなく、管理が容易である。
また、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ14をナット部材13にねじ込んだときに、テーパ面25,26同士が接触し、このとき、テーパ面25の楔作用によってテーパ面25,26間に大きい摩擦力が生じるので、アジャストスクリュ14を確実に回り止めすることが可能である。
図4に、この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタ31を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、第1実施形態と同様、シリンダヘッド32の吸気ポート33に設けられたバルブ34と、そのバルブ34に接続されたバルブステム35とを有する。バルブステム35は、バルブ34から上方に延びており、バルブステム35の上部にはスプリングリテーナ36が固定されている。スプリングリテーナ36は、バルブスプリング37によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ34をバルブシート38に着座させている。
ラッシュアジャスタ31は、リフタボディ39と、ナット部材40と、アジャストスクリュ41と、リターンスプリング42とを有する。リフタボディ39は、シリンダヘッド32に形成されたガイド孔43に上下にスライド可能に挿入されている。リフタボディ39は、筒部39aと、筒部39aの上端を閉塞する端板39bとからなる。
リフタボディ39の上方には、カムシャフト44に固定されたカム45が設けられている。カム45は、カムシャフト44が回転すると、ベースサークル45aに対して隆起したカム山部45bが、端板39bの上面を押圧してリフタボディ39を押し下げるようになっている。
ナット部材40は、図5に示すように、端板39bの下面に止め輪46で固定されており、ナット部材40の内周に形成された雌ねじ47が、アジャストスクリュ41の外周に形成された雄ねじ48とねじ係合している。雄ねじ48と雌ねじ47は、アジャストスクリュ41をナット部材40に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク49のフランク角が、遊び側フランク50のフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング42は、アジャストスクリュ41と端板39bの間に組み込まれており、アジャストスクリュ41をナット部材40から下方に突出する方向に付勢している。アジャストスクリュ41は、ナット部材40からの突出部分に、ナット部材40の内径よりも大きい外径の頭部51が形成されている。頭部51は、図4に示すように、バルブステム35の上端を押圧する。
図5に示すように、頭部51の上端外周には、上側を小径とするテーパ面52が形成されており、アジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込んだときに、頭部51のテーパ面52が、ナット部材40の下端内周に形成されたテーパ面53に接触し、その摩擦によってアジャストスクリュ41が回り止めされるようになっている。ここで、アジャストスクリュ41とナット部材40は、予め脱脂処理を施しておくと好ましい。
上述したラッシュアジャスタ31の動弁装置への組み込みは、次のようにして行なう。
まず、図5に示すように、アジャストスクリュ41を回転操作してナット部材40にねじ込み、アジャストスクリュ41の頭部51とナット部材40の間の摩擦によって、アジャストスクリュ41を回り止めする。
次に、図4に示すように、リフタボディ39をシリンダヘッド32のガイド孔43に挿入し、カムシャフト44を取り付ける。その後、クランキングによってカムシャフト44を回転させると、カム45のカム山部45bが端板39bの位置を通過する毎にアジャストスクリュ41に衝撃荷重が加わり、その衝撃荷重によってアジャストスクリュ41の回り止めが解除される。その後、アジャストスクリュ41は、図6に示すように、リターンスプリング42の付勢力によって突出方向に移動し、端板39bがカム45に接触する位置までリフタボディ39を上昇させる。
ラッシュアジャスタ31は、第1実施形態と同様、アジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込むだけでアジャストスクリュ41を回り止めすることができるので、アジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単である。
また、ラッシュアジャスタ31は、動弁装置に組み込んだ状態でカムシャフト44を回転させると、アジャストスクリュ41に加わる衝撃荷重によってアジャストスクリュ41の回り止めが解除される。そのため、このラッシュアジャスタ31は、動弁装置に組み込むときに、アジャストスクリュ41の回り止めを解除し忘れる心配がない。
また、ラッシュアジャスタ31は、アジャストスクリュ41の回り止めを解除した後にも、再びアジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込むことにより、アジャストスクリュ41を回り止めすることができる。そのため、このラッシュアジャスタ31は、アジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込んだ状態に繰り返し保持可能である。
また、ラッシュアジャスタ31は、アジャストスクリュ41の回り止めを、セットピン等の別部材を使用せずに行なうので、ラッシュアジャスタ31を動弁装置に組み込んだ後、オーバーホールに備えてセットピン等の別部材を保管する必要がなく、管理が容易である。
また、このラッシュアジャスタ31は、アジャストスクリュ41をナット部材40にねじ込んだときに、テーパ面52,53同士が接触し、このとき、テーパ面52の楔作用によってテーパ面52,53間に大きい摩擦力が生じるので、アジャストスクリュ41を確実に回り止めすることが可能である。
図7に、この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタ61を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド62の吸気ポート63に設けられたバルブ64と、そのバルブ64に接続されたバルブステム65と、支点軸66を中心として揺動可能に支持されたアーム67とを有する。
バルブステム65は、バルブ64から上方に延びており、バルブステム65の上部にはスプリングリテーナ68が固定されている。スプリングリテーナ68は、バルブスプリング69によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ64をバルブシート70に着座させている。
アーム67は、中央部を支点軸66で揺動可能に支持されている。また、アーム67の一方の端部にはローラ71が取り付けられ、他方の端部にはラッシュアジャスタ61が組み込まれている。アーム67の下方には、カムシャフト72に固定されたカム73が設けられている。カム73は、カムシャフト72が回転すると、ベースサークル73aに対して隆起したカム山部73bが、ローラ71を押圧してアーム67を揺動させるようになっている。
図8に示すように、ラッシュアジャスタ61は、ナット部材74と、アジャストスクリュ75と、リターンスプリング76とを有する。ナット部材74は、アーム67を上下に貫通する収容穴77に挿入されており、ナット部材74の内周に形成された雌ねじ78が、アジャストスクリュ75の外周に形成された雄ねじ79とねじ係合している。
ナット部材74の上端は、アーム67の上面から突出しており、その突出部分に有底筒状のキャップ80が嵌め合わせて固定されている。キャップ80は、収容穴77の上縁に係止して、ナット部材74が収容穴77から下方に脱落するのを防止する。一方、ナット部材74の下端には、アーム67の下面に当接するフランジ81が形成されており、そのフランジ81で、ナット部材74に作用する上向きの力を受け止めるようになっている。
雄ねじ79と雌ねじ78は、アジャストスクリュ75をナット部材74に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク82のフランク角が、遊び側フランク83のフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング76は、キャップ80とアジャストスクリュ75の間に組み込まれており、アジャストスクリュ75をナット部材74から下方に突出する方向に付勢している。アジャストスクリュ75は、ナット部材74からの突出部分に、ナット部材74の内径よりも大きい外径の頭部84が形成されている。頭部84は、図7に示すように、バルブステム65の上端を押圧する。
頭部84の上端外周には、上側を小径とするテーパ面85が形成されており、アジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込んだときに、頭部84のテーパ面85が、ナット部材74の下端内周に形成されたテーパ面86に接触し、その摩擦によって、アジャストスクリュ75が回り止めされるようになっている。ここで、アジャストスクリュ75とナット部材74は、予め脱脂処理を施しておくと好ましい。
ラッシュアジャスタ61は、第1実施形態と同様、アジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込むだけで、アジャストスクリュ75を回り止めすることができるので、アジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込んだ状態に保持する作業が簡単である。
また、ラッシュアジャスタ61は、アジャストスクリュ75の回り止めを解除した後にも、再びアジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込むことにより、アジャストスクリュ75を回り止めすることができる。そのため、このラッシュアジャスタ61は、アジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込んだ状態に繰り返し保持可能である。
また、ラッシュアジャスタ61は、動弁装置に組み込んだ状態でカムシャフト72を回転させると、アジャストスクリュ75に加わる衝撃荷重によってアジャストスクリュ75の回り止めが解除される。そのため、このラッシュアジャスタ61は、動弁装置に組み込むときに、アジャストスクリュ75の回り止めを解除し忘れる心配がない。
また、このラッシュアジャスタ61は、アジャストスクリュ75の回り止めを、セットピン等の別部材を使用せずに行なうので、ラッシュアジャスタ61を動弁装置に組み込んだ後、オーバーホールに備えてセットピン等の別部材を保管する必要がなく、管理が容易である。
また、このラッシュアジャス61は、アジャストスクリュ75をナット部材74にねじ込んだときに、テーパ面85,86同士が接触し、このとき、テーパ面85の楔作用によってテーパ面85,86間に大きい摩擦力が生じるので、アジャストスクリュ75を確実に回り止めすることが可能である。
上記各実施形態において、テーパ面25,26同士、テーパ面52,53同士、テーパ面85,86同士は、面接触するようにしてもよく、線接触するようにしてもよい。
1 ラッシュアジャスタ
2 シリンダヘッド
6 アーム
13 ナット部材
14 アジャストスクリュ
15 リターンスプリング
16 収容穴
17 雌ねじ
18 雄ねじ
23 頭部
25 テーパ面
26 テーパ面
31 ラッシュアジャスタ
32 シリンダヘッド
35 バルブステム
39 リフタボディ
40 ナット部材
41 アジャストスクリュ
42 リターンスプリング
43 ガイド孔
47 雌ねじ
48 雄ねじ
51 頭部
52 テーパ面
53 テーパ面
61 ラッシュアジャスタ
65 バルブステム
67 アーム
73 カム
74 ナット部材
75 アジャストスクリュ
76 リターンスプリング
77 収容穴
78 雌ねじ
79 雄ねじ
84 頭部
85 テーパ面
86 テーパ面
2 シリンダヘッド
6 アーム
13 ナット部材
14 アジャストスクリュ
15 リターンスプリング
16 収容穴
17 雌ねじ
18 雄ねじ
23 頭部
25 テーパ面
26 テーパ面
31 ラッシュアジャスタ
32 シリンダヘッド
35 バルブステム
39 リフタボディ
40 ナット部材
41 アジャストスクリュ
42 リターンスプリング
43 ガイド孔
47 雌ねじ
48 雄ねじ
51 頭部
52 テーパ面
53 テーパ面
61 ラッシュアジャスタ
65 バルブステム
67 アーム
73 カム
74 ナット部材
75 アジャストスクリュ
76 リターンスプリング
77 収容穴
78 雌ねじ
79 雄ねじ
84 頭部
85 テーパ面
86 テーパ面
Claims (5)
- シリンダヘッド(2)の上面に開口した収容穴(16)に挿入されるナット部材(13)と、そのナット部材(13)の内周に形成された雌ねじ(17)にねじ係合する雄ねじ(18)を外周に有するアジャストスクリュ(14)と、そのアジャストスクリュ(14)を前記ナット部材(13)から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(15)とを有し、前記アジャストスクリュ(14)で動弁装置のアーム(6)を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ(1)において、前記アジャストスクリュ(14)の前記ナット部材(13)からの突出部分に、前記ナット部材(13)の内径よりも大きい外径の頭部(23)を形成し、前記アジャストスクリュ(14)をナット部材(13)にねじ込んだときに、アジャストスクリュ(14)の頭部(23)とナット部材(13)の間の摩擦によってアジャストスクリュ(14)が回り止めされるようにしたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
- シリンダヘッド(32)に形成されたガイド孔(43)に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディ(39)と、そのリフタボディ(39)に固定されたナット部材(40)と、そのナット部材(40)の内周に形成された雌ねじ(47)にねじ係合する雄ねじ(48)を外周に有するアジャストスクリュ(41)と、そのアジャストスクリュ(41)を前記ナット部材(40)から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(42)とを有し、前記アジャストスクリュ(41)で動弁装置のバルブステム(35)を押圧するラッシュアジャスタ(31)において、前記アジャストスクリュ(41)の前記ナット部材(40)からの突出部分に、前記ナット部材(40)の内径よりも大きい外径の頭部(51)を形成し、前記アジャストスクリュ(41)をナット部材(40)にねじ込んだときに、アジャストスクリュ(41)の頭部(51)とナット部材(40)の間の摩擦によってアジャストスクリュ(41)が回り止めされるようにしたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
- カム(73)の回転に応じて揺動するアーム(67)の下面に開口した収容穴(77)に挿入されるナット部材(74)と、そのナット部材(74)の内周に形成された雌ねじ(78)にねじ係合する雄ねじ(79)を外周に有するアジャストスクリュ(75)と、そのアジャストスクリュ(75)を前記ナット部材(74)から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(76)とを有し、前記アジャストスクリュ(75)で動弁装置のバルブステム(65)を押圧するラッシュアジャスタ(61)において、前記アジャストスクリュ(75)の前記ナット部材(74)からの突出部分に、前記ナット部材(74)の内径よりも大きい外径の頭部(84)を形成し、前記アジャストスクリュ(75)をナット部材(74)にねじ込んだときに、アジャストスクリュ(75)の頭部(84)とナット部材(74)の間の摩擦によってアジャストスクリュ(75)が回り止めされるようにしたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
- 前記アジャストスクリュ(14)をナット部材(13)にねじ込んだときに、前記アジャストスクリュ(14)の頭部(23)に形成されたテーパ面(25)と、ナット部材(13)に形成されたテーパ面(26)とが接触するようにした請求項1から3のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
- 前記アジャストスクリュ(14)とナット部材(13)に脱脂処理を施した請求項1から4のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007283240A JP2009108799A (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | ラッシュアジャスタ |
| US12/677,337 US20110005484A1 (en) | 2007-09-26 | 2008-09-19 | Lash adjuster |
| DE112008002557T DE112008002557T5 (de) | 2007-09-26 | 2008-09-19 | Spielausgleichsvorrichtung |
| CN2008801088262A CN101809253B (zh) | 2007-09-26 | 2008-09-19 | 气门间隙调节器 |
| PCT/JP2008/066996 WO2009041364A1 (ja) | 2007-09-26 | 2008-09-19 | ラッシュアジャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007283240A JP2009108799A (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | ラッシュアジャスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009108799A true JP2009108799A (ja) | 2009-05-21 |
Family
ID=40777526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007283240A Pending JP2009108799A (ja) | 2007-09-26 | 2007-10-31 | ラッシュアジャスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009108799A (ja) |
-
2007
- 2007-10-31 JP JP2007283240A patent/JP2009108799A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20110005484A1 (en) | Lash adjuster | |
| JP2009174488A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| KR101895984B1 (ko) | 기계식 래시 어저스터 | |
| JP2008232040A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| US8136493B2 (en) | Lash adjuster | |
| JP2008280976A (ja) | スイングアーム式動弁装置におけるラッシュアジャスタ | |
| WO2009119398A1 (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009108799A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009270565A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2008286000A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009103119A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2010019090A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009108801A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2011026986A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| US20100288219A1 (en) | Lash adjuster | |
| JP2009097499A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP5102088B2 (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009299550A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2010048124A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009270500A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2011021509A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009250198A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2010019156A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009085170A (ja) | ラッシュアジャスタ | |
| JP2009236007A (ja) | ラッシュアジャスタ |