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JP2009198810A - 光拡散フィルム - Google Patents

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秀行 米澤
Minoru Miyatake
宮武  稔
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明憲 西村
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Abstract

【課題】従来の光拡散フィルムは後方散乱による光の損失が大きい。後方散乱を抑え、光を効率よく前方に拡散させることのできる光拡散フィルムが求められていた。
【解決手段】2種類の複屈折領域21A、21Bを有する繊維21を用いることにより後方散乱の小さい光拡散フィルム20が得られる。繊維21の外側部分を第一の複屈折領域21Aとし内側部分を第二の複屈折領域21Bとする。第一の複屈折領域21Aは透明樹脂22に接するが第二の複屈折領域21Bは接しない。第一の複屈折領域21Aの長軸方向の屈折率nを第二の複屈折領域21Bの長軸方向の屈折率nと透明樹脂22の屈折率nの間の値にすると、透明樹脂22と繊維21の界面反射を少なくすることができ、後方散乱の小さい光拡散フィルム20が得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は平面上に平行に並べられた複数の複屈折繊維を透明樹脂で結合した光拡散フィルムに関する。
光拡散フィルムは光源からの光の強度分布を均一にしたり、画面の明るさのむらをなくしたりする目的で、種々のディスプレイに用いられている。従来、光拡散フィルムとして平行に並べられた複数の複屈折繊維を樹脂に埋包したフィルムが知られている(特許文献1および非特許文献1)。しかし従来の光拡散フィルムは後方散乱(入射光が進行方向に対して後方に散乱すること)による光の損失が大きいため、ディスプレイが暗くなるという課題があった。そのため後方散乱を抑え、光を効率よく前方方向に拡散させることのできる光拡散フィルムが求められていた。
特開2003−302507号公報 Polymer Preprints、Japan Vol.56、No.2(2007)
従来の光拡散フィルムは後方散乱による光の損失が大きいため、後方散乱の小さい光拡散フィルムを実現する。
本願発明者らの研究により、2種類の複屈折領域を有する繊維を用いることにより後方散乱の小さい光拡散フィルムが得られることが明らかになった。
本発明の要旨は以下の通りである。
(1)本発明の光拡散フィルムは、ほぼ平行に配置された複数の柱状の繊維と前記繊維同士を結合する透明樹脂とを備えた光拡散フィルムであって、前記繊維がその長軸方向に延在する第一の複屈折領域と前記第一の複屈折領域とは異なる材料からなる第二の複屈折領域とを有することを特徴とする。
(2)本発明の光拡散フィルムは、前記透明樹脂が光学的に等方性で、前記第二の複屈折領域が前記第一の複屈折領域の内部に含まれ、前記透明樹脂の屈折率n、前記第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率n、前記第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nが、n<n<nまたはn<n<nの関係を満たすことを特徴とする。
(3)本発明の光拡散フィルムは、前記第一の複屈折領域の内部に前記第二の複屈折領域が複数個含まれることを特徴とする。
(4)本発明の光拡散フィルムは、前記第一の複屈折領域がオレフィン系ポリマー、前記第二の複屈折領域がビニルアルコール系ポリマーからなることを特徴とする。
(5)本発明の光拡散フィルムは、前記透明樹脂が紫外線硬化樹脂であることを特徴とする。
本発明により後方散乱の小さい光拡散フィルムを得ることができた。
本願発明者らが上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、2種類の複屈折領域を有する繊維を用いることにより後方散乱の小さい光拡散フィルムが得られることが明らかになった。本発明においては繊維の外側部分を第一の複屈折領域とし内側部分を第二の複屈折領域とする。したがって第一の複屈折領域は透明樹脂に接するが第二の複屈折領域は接しない。第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率nを第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nと透明樹脂の屈折率nの間の値に設定したため、透明樹脂と繊維との界面での屈折率差が小さくなり、透明樹脂と繊維の界面で発生する界面反射を少なくすることができる。その結果後方散乱の小さい光拡散フィルムが得られる。
[光拡散フィルム]
本発明の光拡散フィルムは平面内にほぼ平行に並ぶ複数の柱状の繊維と、それらを結合する透明樹脂を備える。繊維は、繊維の長軸方向に延在する第一の複屈折領域と、第一の複屈折領域とは異なる材料からなり繊維の長軸方向に延在する第二の複屈折領域とを有する。透明樹脂は光学的に等方性であることが好ましい。第二の複屈折領域は第一の複屈折領域の内部にあり、第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率nは第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nと透明樹脂の屈折率nの間の値である。すなわちn<n<nまたはn<n<nである。
図1、2により従来の光拡散フィルムと本発明の光拡散フィルムの構造を説明する。図1は従来の光拡散フィルム10の一例の模式図である。平行に並ぶ複数の柱状の複屈折性繊維11が光学的に等方な透明樹脂12内部に埋包されている。繊維11は単一の材料からなり特別な内部構造はない。図2は本発明の光拡散フィルム20の一例の模式図である。平行に並ぶ複数の柱状の繊維21が光学的に等方な透明樹脂22内部に埋包されている。繊維21には更に、繊維21の長軸方向に延在する第一の複屈折領域21Aと、第一の複屈折領域21Aとは異なる材料からなり長軸方向に延在する第二の複屈折領域21Bからなる内部構造がある。第二の複屈折領域21Bは第一の複屈折領域21Aの内部にあり、第一の複屈折領域21Aの長軸方向の屈折率nは第二の複屈折領域21Bの長軸方向の屈折率nと透明樹脂22の屈折率nの間の値に設定される。すなわちこの三つの屈折率はn<n<nまたはn<n<nの関係となる。第一の複屈折領域21Aと第二の複屈折領域21Bは材料が異なるため通常屈折率が異なる。
図3により従来の光拡散フィルム10と本発明の光拡散フィルム20の機能を説明する。図3(a)は従来の光拡散フィルム10における入射光10A、透過拡散光10B、後方散乱光10Cの模式図である。従来の光拡散フィルム10では透明樹脂12と繊維11の屈折率差が大きいため、透明樹脂12と繊維11の界面反射による後方散乱光10Cが多くなり透過拡散光10Bが少なくなる。図3(b)は本発明の光拡散フィルム20における入射光20A、透過拡散光20B、後方散乱光20Cの模式図である。本発明の光拡散フィルム20では透明樹脂22と第一の複屈折領域21Aとの屈折率差が小さいため、透明樹脂22と第一の複屈折領域21Aでの界面反射による後方散乱光20Cが少なくなり透過拡散光20Bが多くなる。その結果後方散乱の小さい光拡散フィルムが得られる。
本発明の光拡散フィルムの厚みは、好ましくは5μm〜200μmである。
本発明の光拡散フィルムは、好ましくは繊維の長軸方向に比べ短軸方向の拡散特性が大きい、一方向の拡散特性を示すものである。一方向の拡散特性は繊維が柱状であることから得られ、複数の繊維をほぼ平行に並べることによって更にそれが強調される。本明細書で「ほぼ平行」とは真の平行の基準方向に対して傾きが三次元的に±20度以内、より好ましくは±10度以内にあることを意味する。本発明の効果は繊維21が正確に平行にそろっていなくても上記のほぼ平行の状態であれば十分得られる。
[繊維]
本発明に用いられる繊維は柱状で、繊維の長軸方向に延在する第一の複屈折領域と、第一の複屈折領域とは異なる材料からなり繊維の長軸方向に延在する第二の複屈折領域とを有する。第一の複屈折領域と第二の複屈折領域は材料が異なるため、通常、屈折率が異なる。第一の複屈折領域は第二の複屈折領域を内部に含むため、透明樹脂と接するのは第一の複屈折領域である。上記の繊維は透光性のものが好ましく、無着色でかつ透光性のものがさらに好ましい。繊維が円柱状の場合、直径は、好ましくは2μm〜50μm、より好ましくは2μm〜30μmである。繊維は三角柱、四角柱などの多角柱もしくはそれらの角の滑らかになった形状でもよく、その場合長軸に垂直な断面の最大差し渡し寸法は、好ましくは2μm〜50μm、より好ましくは2μm〜30μmである。
本発明に用いられる繊維は、長軸方向に延在する二種類の複屈折領域を持ち、第二の複屈折領域が第一の複屈折領域の内部にあるものであれば、任意のものが用いられる。例えば図4(a)に示す、第一の複屈折領域21Aの内部に単一の第二の複屈折領域21Bがある芯鞘構造や、図4(b)に示す、第一の複屈折領域21Aの内部に複数の第二の複屈折領域21Cがある海島構造などがある。海島構造である場合、島部(第二の複屈折領域21C)の断面の大きさは、好ましくは0.1μm〜10μm、より好ましくは0.7μm〜5μmである。島部の断面が小さすぎると、可視光領域(波長380nm〜780nm)において拡散光強度の波長依存性が生じるため、光拡散フィルムが着色してしまう場合がある。
図4では繊維21が第一の複屈折領域21Aと第二の複屈折領域21B、21Cのみからなるものを示しているが、本発明に用いられる繊維は図示しない第三の複屈折領域や光学的等方性領域を有していてもよい。図4(b)では第二の複屈折領域21Cが円柱状であるが、第二の複屈折領域21Cは三角柱状、四角柱状などの任意の多角柱状、およびそれらの角が滑らかになった柱状でもよい。断面の大きさは、円柱状の場合は直径、多角柱状の場合は差し渡しの最大寸法とする。また第二の複屈折領域21Cは第一の複屈折領域21Aに内部に均等にある必要はなく、偏在していてもよい。
本発明に用いられる繊維は、好ましくは図4(b)に示す海島構造である。海島構造では芯鞘構造に比べ、第二の複屈折領域の断面積がより小さくなり、しかも光の拡散点が増えるため、入射光を前方のより広い範囲に拡散しながら出射することのできる光拡散フィルムを得ることができる。
本発明の光拡散フィルムにおいては、透明樹脂の屈折率nと第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率nと第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nが、n<n<nまたはn<n<nの関係を満たすこと、つまり第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率nが第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nと透明樹脂22の屈折率nとの間の値にあることが好ましい。このように屈折率が段階的に変化する光拡散フィルムは各部材の界面における屈折率差が小さくなるため、透明樹脂と繊維の界面で発生する界面反射を少なくすることができ、後方散乱を小さくすることができる。
本発明の光拡散フィルムにおいて第二の複屈折領域と透明樹脂の屈折率差|n−n|は繊維の長軸に垂直な面内での透過拡散光の拡散範囲を決定する主要因子である。屈折率差|n−n|は、好ましくは0.02以上で、透過拡散光の拡散範囲を大きくするため、より好ましくは0.04以上である。また後方散乱光と透過拡散光とのバランスを考慮すると屈折率差|n−n|は好ましくは0.20以下、より好ましくは0.15以下である。
本発明の光拡散フィルムにおいて、透明樹脂の屈折率nと第二の複屈折領域の短軸方向の屈折率n’とは、|n’−n|≦0.06であることが好ましい。この関係を満たす光拡散フィルムは、入射光を互いに直交する二つの偏光成分に分離したとき、一方の偏光成分を散乱させ、他方の偏光成分を透過させるため、散乱偏光子として用いることができる。
[複屈折領域]
本発明において「複屈折領域」とは繊維の長軸方向の屈折率nと短軸方向の屈折率n’の差(複屈折率Δn=n−n’)が0.001以上である領域をいう。
本発明に用いられる繊維の第一の複屈折領域および第二の複屈折領域は、透明性に優れ、かつ複屈折を発現する任意の材料により形成される。本発明に用いられる繊維は、好ましくは少なくとも2種類のポリマー材料を含む。第一の複屈折領域および第二の複屈折領域を形成する材料としては、例えばオレフィン系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー、(メタ)アクリル系ポリマー、エステル系ポリマー、スチレン系ポリマー、イミド系ポリマー、アミド系ポリマー、液晶ポリマーおよびそれらのブレンドポリマーなどがある。第一の複屈折領域および第二の複屈折領域を形成する材料の好ましい組み合わせは、第一の複屈折領域がオレフィン系ポリマー、第二の複屈折領域がビニルアルコール系ポリマーである。この組み合わせは延伸性に優れるため大きな複屈折性を得ることができる。また第一の複屈折領域と第二の複屈折領域の密着性に優れるため、各領域の界面に隙間(空気層)を生じにくく、優れた拡散特性が得られる。
上記のオレフィン系ポリマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体およびそれらのブレンドポリマーなどがある。上記のビニルアルコール系ポリマーとしては、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体およびそれらのブレンドポリマーなどがある。
第一の複屈折領域の複屈折率Δn(長軸方向の屈折率nと短軸方向の屈折率n’の差:n−n’)は、好ましくは0.001〜0.20、より好ましくは0.001〜0.10である。第二の複屈折領域の複屈折率Δn(長軸方向の屈折率nと短軸方向の屈折率n’の差:n−n’)は、好ましくは0.01〜0.30、より好ましくは0.02〜0.20である。各複屈折領域が上記の複屈折率値を示す光拡散フィルムは良好な拡散特性を示す。
本発明に用いられる繊維の第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率nと第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nの差|n−n|は、透明樹脂の屈折率nに応じて適宜調整されるが、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.02〜0.15である。
上記の複屈折率および屈折率差は、材料の種類や繊維の製造条件(例えば繊維の延伸倍率など)を適宜選択することにより、適宜増加ないし減少させることができる。
[透明樹脂]
本発明において「透明樹脂」とは、波長546nmにおいて透過率が80%以上のものをいう。本発明に用いられる透明樹脂は、好ましくは繊維同士を結合し、透明性に優れた任意の材料により形成される。本発明に用いられる透明樹脂の材料としては、例えば紫外線硬化樹脂、セルロース系ポリマー、ノルボルネン系ポリマーなどがある。透明樹脂としてはエネルギー硬化樹脂が好ましく、特に紫外線硬化樹脂が好ましい。紫外線硬化樹脂は高速でフィルム化できるため生産性が高い。
透明樹脂の屈折率nは、好ましくは1.3〜1.7、より好ましくは1.4〜1.6である。透明樹脂の屈折率nは、樹脂に導入する有機基の種類、および/または含有量を変えることにより、適宜増加ないし減少させることが可能である。例えば環状芳香族性の基(フェニル基など)を透明樹脂中に導入することにより、透明樹脂の屈折率を増大させることができる。他方、脂肪族系の基(メチル基など)を透明樹脂中に導入することにより、透明樹脂の屈折率を減少させることができる。
本発明に用いられる透明樹脂は、好ましくは屈折率異方性の小さい光学的に等方性の樹脂である。本発明において「光学的に等方性」とは、複屈折率(屈折率が最大方向の屈折率と最小方向の屈折率の差)が0.001未満であることをいう。
透明樹脂は繊維を完全に埋包しているのが望ましいが、繊維同士を結合していればよく、埋包が不完全で繊維の一部が露出していてもよい。透明樹脂の使用量は繊維100重量部に対して、好ましくは10重量部〜500重量部である。
[製法]
本発明の光拡散フィルムは、代表的には複数の繊維を平面上に平行に並べ、繊維の表面に透明樹脂を形成する溶液を塗布し、塗布された層を固化または硬化させて、繊維を固定することによって得ることができる。
第一および第二の複屈折領域を有する繊維は、例えば異なる二種類の材料を含む紡糸フィラメントを延伸することによって作製することができる。このような紡糸フィラメントは、例えば、少なくとも二種類のポリマー材料をそれぞれ溶融し、紡糸ノズルから吐出させて作製することができる。あるいは単一構造の紡糸フィラメントの表面に他の材料をコーティングして作製することができる。
複数の繊維を平行に並べる方法としては特に制限はないが、例えば一般的な不織布の製法が応用できる。具体的には、短繊維を紡績用カードでシート化する乾式法、紡糸ノズルから得られる長繊維を集積するスパンボンド法、極短繊維を水中に分散し抄紙工程を経てシート化する湿式法などがある。
複数の繊維を固定する方法としては、例えば溶媒に溶かした樹脂を複数の繊維の表面に塗布し、溶媒が揮発する条件で乾燥させて樹脂を固化する方法や、紫外線硬化樹脂を複数の繊維の表面に塗布し、紫外線を照射して樹脂を硬化させる方法などがある。
[光拡散フィルムの用途]
本発明の光拡散フィルムは、例えばコンピュータ、コピー機、携帯電話、時計、デジタルカメラ、携帯情報端末、携帯ゲーム機、ビデオカメラ、テレビ、電子レンジ、カーナビゲーション、カーオーディオ、店舗用モニター、監視用モニター、医療用モニターなどの液晶パネルに好適に用いられる。
[実施例1]
プロピレン過多のエチレン・プロピレン共重合体(日本ポリプロ社製 商品名「OX1066A」、融点138℃)と、エチレン・ビニルアルコール共重合体(日本合成化学社製 商品名「ソアノールDC321B」、融点181℃)を、それぞれ230℃および270℃で溶融し、海島複合繊維紡糸用ノズル(繊維断面当たりの島数が37)に注入して引き取り速度600m/分で紡糸し、直径30μmの紡糸フィラメントを得た。
この紡糸フィラメントを60℃の温水中で元長の4倍に延伸し、直径15μmの繊維を得た。繊維の断面を電子顕微鏡にて観察したところ、エチレン・プロピレン共重合体からなる円柱状(断面の直径15μm)の第一の複屈折領域(海部)の内部に、エチレン・ビニルアルコール共重合体からなる円柱状(断面の直径約1μm)の第二の複屈折領域(島部)が分布し、海島構造をつくっていることが確認できた。
上記の繊維を複数本準備し、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み38μm)の表面に繊維の長軸方向が互いに平行になるように並べ、その上に光学的に等方性の透明樹脂としてポリエステルアクリレート系紫外線硬化樹脂(サートマー社製 商品名「CN2302」)を、繊維が埋包するように塗布した。その後紫外線を照射して(照度=40mW/cm、積算光量1000mJ/cm)透明樹脂を硬化させ、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して厚み150μmの光拡散フィルムを作製した。紫外線硬化樹脂の使用量は、繊維100重量部に対して100重量部であった。
このようにして作製した光拡散フィルムは平行(コリメート)光を入射したとき、繊維の短軸方向に大きな拡散光を出射し、長軸方向にはほとんど拡散光を出射しない一方向の拡散特性を有していた。この光拡散フィルムの繊維と透明樹脂の屈折率および後方散乱値は表1の通りであった。後方散乱値は比較例の後方散乱値を100とした場合の相対値で表現した。
[実施例2]
光学的に等方性の透明樹脂としてポリエステルアクリレート系紫外線硬化樹脂(サートマー社製 商品名「CN2273」)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で厚み150μmの光拡散フィルムを作製した。この光拡散フィルムの繊維と透明樹脂の屈折率および後方散乱値は表1の通りであった。
[実施例3]
光学的に等方性の透明樹脂としてポリエステルアクリレート系紫外線硬化樹脂(サートマー社製 商品名「CN2270」)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で厚み150μmの光拡散フィルムを作製した。この光拡散フィルムの繊維と透明樹脂の屈折率および後方散乱値は表1の通りであった。
[比較例]
エチレン・ビニルアルコール共重合体(日本合成化学社製 商品名「ソアノールDC321B」、融点181℃)を270℃で溶融し、単一構造繊維紡糸用ノズルに注入し、引き取り速度600m/分で紡糸して直径30μmの紡糸フィラメントを得た。この紡糸フィラメントを60℃の温水中で元長の4倍に延伸し直径15μmの繊維を得た。
この繊維と、光学的に等方性の透明樹脂としてポリエステルアクリレート系紫外線硬化樹脂(サートマー社製 商品名「CN2270」)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で厚み150μmの光拡散フィルムを作製した。この光拡散フィルムの繊維と透明樹脂の屈折率および後方散乱値は表1の通りであった。
Figure 2009198810
[評価]
図5は実施例と比較例の後方散乱値のグラフである。横軸は透明樹脂と繊維の界面における屈折率差、縦軸は比較例を100とした相対的な後方散乱値である。グラフから明らかなように、透明樹脂と繊維の界面の屈折率差が大きくなるほど後方散乱値が大きくなる。比較例のように繊維と透明樹脂の屈折率の差が大きいと界面での反射が起こり易く、後方散乱が大きくなる。実施例は繊維を海島構造とし、島(第二の複屈折領域)→海(第一の複屈折領域)→透明樹脂の順に段階的に屈折率が減少するようにしているため、界面での反射が抑えられ、後方散乱が小さくなる。
[測定方法]
[後方散乱]
光拡散フィルムの裏面に黒アクリル板を貼り着け、その5°傾斜反射率を日立製作所製分光光度計 製品名「U−4100」を用いて測定した。この測定方法においては、前方拡散光は黒アクリル板に吸収されるため、測定値には後方散乱値と表面反射率の合計が検出される。本実施例および比較例の後方散乱値は、上記の測定値から予め測定しておいた透明樹脂の表面反射率を差し引いた値を用いた。
[繊維の屈折率]
室温(25℃)、波長546nmにおける屈折率をオリンパス社製の偏光顕微鏡を用いて、ベッケ線法により測定した。
[透明樹脂の屈折率]
室温(25℃)、波長546nmにおける屈折率をSairon Technology社製のプリズムカプラーを用いて測定した。
従来の光拡散フィルムの模式図 本発明の光拡散フィルムの模式図 光拡散フィルムにおける入射光、透過拡散光、後方散乱光の模式図 本発明に用いられる繊維の断面の模式図 実施例と比較例の後方散乱値のグラフ
符号の説明
10 従来の光拡散フィルム
10A 入射光
10B 透過拡散光
10C 後方散乱光
11 繊維
12 透明樹脂
20 本発明の光拡散フィルム
20A 入射光
20B 透過拡散光
20C 後方散乱光
21 繊維
21A 第一の複屈折領域
21B 第二の複屈折領域
21C 第二の複屈折領域
22 透明樹脂

Claims (5)

  1. ほぼ平行に配置された複数の柱状の繊維と前記繊維同士を結合する透明樹脂とを備えた光拡散フィルムであって、前記繊維がその長軸方向に延在する第一の複屈折領域と前記第一の複屈折領域とは異なる材料からなる第二の複屈折領域とを有することを特徴とする光拡散フィルム。
  2. 前記透明樹脂が光学的に等方性で、前記第二の複屈折領域が前記第一の複屈折領域の内部に含まれ、前記透明樹脂の屈折率n、前記第一の複屈折領域の長軸方向の屈折率n、前記第二の複屈折領域の長軸方向の屈折率nが、n<n<nまたはn<n<nの関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光拡散フィルム。
  3. 前記第一の複屈折領域の内部に前記第二の複屈折領域が複数個含まれることを特徴とする請求項2に記載の光拡散フィルム。
  4. 前記第一の複屈折領域がオレフィン系ポリマー、前記第二の複屈折領域がビニルアルコール系ポリマーからなることを特徴とする請求項2または3に記載の光拡散フィルム。
  5. 前記透明樹脂が紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光拡散フィルム。
JP2008040352A 2008-02-21 2008-02-21 光拡散フィルム Withdrawn JP2009198810A (ja)

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