JP2009198850A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学装置に衝撃が加わった場合でも、割れにつながるような大きな応力が電気光学装置の内部に発生しなようにする。
【解決手段】電気光学物質を有し端部に端子21を備える基板11と、電気光学物質を挟んで基板11の反対側に設けられた部材17と、部材17に固定された保護カバー4と、基板11の端部側18に設けられた駆動用IC19と、基板11の端部側18と保護カバー4とで形成される空間部と、その空間部の基板11の端部側18と保護カバー4との間であって駆動用IC19の設けられていない領域に設けられたスペーサ25とを有する電気光学装置である。
【選択図】図1
【解決手段】電気光学物質を有し端部に端子21を備える基板11と、電気光学物質を挟んで基板11の反対側に設けられた部材17と、部材17に固定された保護カバー4と、基板11の端部側18に設けられた駆動用IC19と、基板11の端部側18と保護カバー4とで形成される空間部と、その空間部の基板11の端部側18と保護カバー4との間であって駆動用IC19の設けられていない領域に設けられたスペーサ25とを有する電気光学装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置、有機EL装置等といった電気光学装置、及び携帯電話機等といった電子機器に関する。
従来から、携帯電話機等といった電子機器に液晶表示装置等といった電気光学装置が広く用いられている。例えば、電子機器の画像表示部として電気光学装置が用いられている。電気光学装置としての液晶表示装置においては、電気光学物質としての液晶が互いに対向した一対の基板によって挟持される。また、電気光学装置としての有機EL装置においては、基板上に電気光学物質としての有機ELが設けられ、その有機ELの上に保護部材等が設けられる。
電気光学物質を支持する基板は、例えばガラスによって形成されている。この基板は、電気光学装置や電子機器を落下したときに衝撃を受け、破損することがある。この破損は、液晶表示装置等において互いに対向している2つの基板の境界部分や、有機EL等において基板と保護部材との境界部分に発生することが多い。これは、それらの境界部分に応力集中が生じることが原因であると思われる。
例えば、図10(a)に示す液晶表示装置101を考える。この液晶表示装置101は、面積の大きい下ガラス基板102と、面積の小さい上ガラス基板103と、上ガラス基板103の外側表面に貼着された上偏光板104と、下ガラス基板102の外側表面に貼着された下偏光板107とを有する。下ガラス基板102の平面視で上ガラス基板103の外側へ張出した部分の平面部分には駆動用IC105が実装され、その張出した部分の辺端部分にはFPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プリント回路)基板106が接続されている。
この液晶表示装置101は鎖線X0で示す部分、すなわち上偏光板104の表面において、液晶表示装置101の構成要素である枠状の受け部材によって受けられたり、液晶表示装置101を使用する電子機器の構成要素である受け部材によって受けられたりする。鎖線X0で示す面をこれ以降、受け面と呼ぶことがある。従来、この受け面X0とFPC基板106の表面との間には0.2〜0.3mm程度の間隔が形成されていた。この液晶表示装置101が落下等して、その上偏光板104側の面が床等といった障害物に衝突すると、図10(b)に示すように、下基板102の張出し部に曲げ荷重Fが加わり、下基板102と上基板103との境界部分Aに引張り応力σが発生する。
この引張り応力σをシミュレーションソフトを用いてシミュレーション解析すると、図11に示すような解析結果が得られた。すなわち、下基板102と上基板103との境界部分Aにおける幅方向の中央部分B(高密度の斜線で示す部分)に、特に応力が集中することが分かった。このため、下基板102の張出し部に曲げ荷重Fが加わると、境界部分Aから破損が発生し易かった。
従来、上記のような基板の破損を防止するために、互いに対向する一対の基板の境界部分にエポキシ樹脂を塗布することにより、該境界部分を補強した構成を有する電気光学装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電気光学装置では、割れが発生し易いエッジ部分に樹脂を塗布することにより、応力に対する強度を高めることが企図されている。
特許文献1に開示された従来の電気光学装置においては、割れが発生し易い部分に樹脂を塗布することにより、該部分に発生する応力に対する強度を高めるように構成されているが、当該電気光学装置を落下させたときの割れの発生を防止することに関して、必ずしも十分な効果が得られていなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みて成されたものであって、電気光学装置に衝撃が加わった場合でも、割れにつながるような大きな応力が電気光学装置の内部に発生しなようにすることを目的とする。
本発明に係る第1の電気光学装置は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材と、前記部材に固定された保護部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサとを有することを特徴とする。
上記構成において、電気光学物質は、電気的入力の変化に応じて光学的状態が変化する物質であり、例えば液晶表示装置で用いる液晶層や、有機ELディスプレイで用いる有機EL層等である。保護部材は、例えば画像表示を行うための構造であるパネル(例えば液晶パネル、有機ELパネル)を保護するための部材であり、例えばプラスチックから成る平板形状のシートによって形成できる。電子部品は、電子回路を構成する任意の部品であり、例えばICチップである。
「前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材」は、保護部材が固定される部材であるが、この部材は電気光学装置のうちで最も外側に配置される最外表面を成す部材であることもあるし、最外表面を成す部材よりも基板に近い位置にある他の部材であることもある。例えば、最外表面を成す部材が偏光板であり、その偏光板がガラス基板上に固定されている場合に、保護部材が偏光板ではなくガラス基板に固定されることもある。この場合には、「前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材」は、最外表面を成す部材である偏光板ではなく、その下のガラス基板ということになる。
従来の電気光学装置においては、基板の端部側に空間部が形成されていた。この電気光学装置が落下等により衝撃を受けてその基板に外力が加わると、基板がその空間部内で撓み、その撓みが始まる部分の基板に応力が発生し、その部分から破損や割れが発生するおそれがあった。これに対し、本発明に係る電気光学装置においては、基板の端部側に形成される空間部内にスペーサを設けたので、その空間内がスペーサで埋められ、衝撃時にその空間部内で基板が撓むことが無くなり、従って基板に応力が発生することが無くなり、それ故、基板の破損、割れ等を効果的に防止できる。こうして、極めて耐衝撃性に優れた電気光学装置を得ることができる。
本発明に係る電気光学装置において、前記スペーサは前記基板の角部の近傍に角部を有しており、該スペーサの角部は前記基板の角部の頂点から、角部の2方向で0.5mm以内の領域に在ることが望ましい。スペーサを基板の端部側におけるこの範囲内に設ければ、基板の端部側の撓みの発生を効果的に防止できる。
次に、本発明に係る第2の電気光学装置は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、前記部材に固定された保護部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部とを有し、前記基板の前記端子を備えている表面から前記電子部品の外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さよりも低く形成されており、前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサを有することを特徴とする。
上記構成において、最外表面を成す部材は、画像を表示するための1つのまとまった構成(ユニット)であるパネル、例えば液晶パネル、ELパネル等といった電気光学パネルの最も外側に設けられた部材のことであり、例えば(1)液晶表示装置で用いる偏光板、(2)有機ELディスプレイにおいて有機EL層を保護する保護部材、(3)種々の表示装置で用いられる見栄え改善シート(例えば反射防止シート、視野角調整シート)、(4)ガラス基板そのもの等である。
この電気光学装置によれば、基板の端部側に設けられた電子部品と保護部材との間に形成された空間部をスペーサによって埋めることにしたので、衝撃時にその空間部内で基板が撓むことが無くなり、従って基板に応力が発生することが無くなり、それ故、基板の破損、割れ等を効果的に防止できる。こうして、極めて耐衝撃性に優れた電気光学装置を得ることができる。
次に、本発明に係る電子機器は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学装置を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材と、前記基板を固定する筐体と、前記筐体に設けられ、前記基板を保護する保護部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサとを有することを特徴とする。
この電子機器によれば、基板の端部側に形成される空間部をスペーサで埋めることにしたので、衝撃時にその空間部内で基板が撓むことが無くなり、従って基板に応力が発生することが無くなり、それ故、基板の破損、割れ等を効果的に防止できる。こうして、極めて耐衝撃性に優れた電気光学装置を得ることができる。
次に、本発明に係る他の電子機器は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学装置を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、前記基板を固定する筐体と、前記筐体に設けられ前記基板を保護する保護部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部とを有しており、前記基板の前記端子を備えている表面から前記電子部品の外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さよりも低く形成されており、前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサを有することを特徴とする。
この電子機器によれば、基板の端部側に設けられた電子部品と保護部材との間に形成された空間部をスペーサによって埋めることにしたので、衝撃時にその空間部内で基板が撓むことが無くなり、従って基板に応力が発生することが無くなり、それ故、基板の破損、割れ等を効果的に防止できる。こうして、極めて耐衝撃性に優れた電子機器を得ることができる。
次に、本発明に係る第3の電気光学装置は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサとを有し、前記基板の前記端子を備えている表面から前記スペーサの外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さとほぼ同じであることを特徴とする。
この電気光学装置によれば、スペーサの外表面の高さが最外表面を成す部材の外表面の高さとほぼ同じであるので、最外表面を成す部材を保護カバーあるいはその他の何等かの受け部材によって受けたとき、その受け部材は必然的にスペーサを受けることになる。これにより、スペーサが設けられている基板の端部側が撓まないように当該端部側を受け部材によって受けることができる。このため、衝撃時に基板の端部側が撓むことを防止でき、基板の損傷、割れ等を防止できる。
次に、本発明に係る第4の電気光学装置は、電気光学物質を有し端部に端子を備える基板と、前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、前記基板の端部側に設けられた電子部品と、少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサとを有し、前記基板の前記端子を備えている表面から前記スペーサの外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さとほぼ同じであることを特徴とする。
この電気光学装置によれば、基板の端部側に設けた電子部品の上にスペーサを設け、さらに、スペーサの外表面の高さが最外表面を成す部材の外表面の高さとほぼ同じであるので、最外表面を成す部材を保護カバーあるいはその他の何等かの受け部材によって受けたとき、その受け部材は必然的にスペーサを受けることになる。これにより、電子部品及びスペーサが設けられている基板の端部側が撓まないように当該端部側を受け部材によって受けることができる。このため、衝撃時に基板の端部側が撓むことを防止でき、基板の損傷、割れ等を防止できる。
次に、本発明を別の観点から見れば、本発明に係る第5の電気光学装置は、基板と、該基板上に設けられた電気光学物質層と、該電気光学物質層を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材とを有し、前記基板は平面視で前記最外表面を成す部材の外側へ延在した延在部、すなわち基板の端部側を有し、該基板の端部側上には電子部品(例えばICチップ)が設けられ、該電子部品は前記基板の端部側を形成している最外表面を成す部材の辺に沿った方向における前記基板の端部側の中心線に対して一方の側に片寄って設けられており、前記電子部品が片寄っている側と反対側の前記基板の端部側上にスペーサが設けられ、該スペーサは、前記最外表面を成す部材の前記基板の表面からの高さ位置と同じ位置までの基板上の空間を埋めるために用いられることを特徴とする。
この電気光学装置によれば、基板の延在部、すなわち基板の端部側において電子部品が片寄っている側と反対側の領域上にスペーサが設けられる。そしてさらに、該スペーサは、最外表面を成す部材の基板表面からの高さ位置と同じ位置までの基板上の空間を埋めるために用いられるので、最外表面を成す部材を保護カバー等といった何等かの受け部材によって受けたとき、その受け部材は同時にスペーサの表面をも受けることになる。従来であれば、基板の端部側上の電子部品と反対側の領域は受け部材によって受けられていなかったので、落下等により衝撃を受けるとその領域の基板の端部側が撓み、撓みが始る部分の基板に応力が発生し、その部分から破損や割れが発生するおそれがあった。これに対し、本発明に係る電気光学装置においては、基板の端部側がスペーサを介して受け部材によって受けられるので、衝撃時にその基板の端部側が撓むことが無くなり、従って基板に応力が発生することが無くなり、それ故、基板の破損、割れ等を効果的に防止できる。こうして、極めて耐衝撃性に優れた電気光学装置を得ることができる。
なお、上記の受け部材は、電気光学装置の構成要素の1つであることもあるし、その電気光学装置を用いて構成した電子機器の構成要素の1つであることもある。また、受け部材が電気光学パネルの保護部材、保護カバー等として機能することもある。
本発明に係る第5の電気光学装置において、前記電子部品の表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さと同じであり、前記スペーサの表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さと同じであることが望ましい。この構成により、基板の端部側を電子部品及びスペーサを介して受け部材等によって受けることができ、その基板の端部側が撓むことを受け部材によって防止できる。
本発明に係る電気光学装置において、前記電子部品の表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さよりも低く、前記スペーサの表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さよりも低く、前記電子部品及び前記スペーサの上に第2スペーサが設けられ、該第2スペーサの表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さと同じであることが望ましい。
この構成により、電子部品と第2スペーサとの積層構造、及びスペーサと第2スペーサとの積層構造を介して、基板の端部側を受け部材等によって受けることができ、その基板の端部側が撓むことを受け部材によって防止できる。
第2スペーサを用いた上記の電気光学装置において、前記電子部品の表面の前記基板の表面からの高さと前記スペーサの表面の前記基板の表面からの高さとは同じであることが望ましく、さらに前記第2スペーサの厚さは均一であることが望ましい。この構成によれば、第2スペーサを容易に形成でき、しかも基板の端部側の撓みを防ぐための構成を安定した構成とすることができる。
第2スペーサを用いた上記の電気光学装置において、前記第2スペーサの平面視での幅は前記電子部品の幅よりも広く、前記スペーサの幅よりも狭いことが望ましい。電子部品は小型の電子部品であるので、第2スペーサの幅を電子部品の幅よりも広くすることにより、この部分を受け部材によって受けたときの状態を安定化させることができる。
第2スペーサを用いた上記の電気光学装置において、前記第2スペーサは遮光シートであることが望ましい。これにより、電子部品への光の進入を阻止でき、電子部品が光によって誤動作することを防止できる。また、第2スペーサの平面視での面積は電子部品の面積よりも広いことが望ましい。これにより、電子部品への光の進入を効果的に阻止できる。
本発明に係る電気光学装置において、前記電子部品の表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さよりも低く、前記スペーサの表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さと同じであり、前記電子部品の上に第2スペーサが設けられ、該第2スペーサの表面の前記基板の表面からの高さは、前記最外表面を成す部材の表面の前記基板の表面からの高さと同じとすることができる。この電気光学装置は、電子部品の上だけに第2スペーサを設け、スペーサの上には第2スペーサを設けない構成を有するものである。本電気光学装置によれば、基板の端部側の片側を電子部品と第2スペーサとの積層構造によって受け、基板の端部側の他の片側をスペーサの単層によって受けている。
本発明に係る電気光学装置において、前記スペーサの平面視での面積と前記電子部品の平面視での面積は互いに同じであり、前記電子部品と前記スペーサとは、前記基板の端部側を形成している前記最外表面を成す部材の辺に沿った方向における前記基板の端部側の中心線に関して対称の位置に在ることが望ましい。この構成によれば、電子部品及びスペーサが小型に形成されている場合でも、受け部材によって基板延在部を安定して受けることができる。
次に、本発明に係る電子機器は、以上に記載した構成の電気光学装置を有することを特徴とする。本発明に係る電気光学装置によれば、電子部品が基板の端部側上に片寄って実装されている構成の電気光学装置のその基板の端部側に撓みが発生することを防止でき、その基板の損傷を効果的に防止できる。従って、この電気光学装置を用いた電子機器においても、電気光学装置を配設した部分において損傷が発生することを効果的に防止できる。
(電気光学装置の第1実施形態)
以下、本発明に係る電気光学装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これ以降の説明では図面を参照するが、その図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
以下、本発明に係る電気光学装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これ以降の説明では図面を参照するが、その図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
図1は、本発明に係る電気光学装置の一例である液晶表示装置の一実施形態を示している。この液晶表示装置1は、電気光学パネルとしての液晶パネル2Aと、液晶パネル2Aに接続された配線基板としてのFPC(Flexible Printed Circuit)基板5と、下枠3と、保護部材としての保護カバー4とを有している。保護カバー4は液晶パネル2Aを受けるための受け部材としての機能も有している。液晶パネル2Aが透過型液晶パネルである場合には、下枠3と液晶パネル2Aとの間に照明装置としてのバックライトが設けられるが、図1ではその図示を省略している。下枠3と保護カバー4は液晶パネル2Aを覆って支持するフレームとして機能する。
下枠3は、例えば金属製又はプラスチック製で4辺に側壁部を備えた箱型の枠部材である。FPC基板5に対応する辺には切欠きを設けておいても良い。保護カバー4は、例えば、矩形状の開口6を備えたプラスチック製の平板枠7の表面全体に透明プラスチックシート8を貼り付けて、開口6をその透明プラスチックシート8で覆うことによって構成されている。平板枠7は硬質のプラスチックによって形成されており、可撓性を有しているが平板形状を維持できる程度の強い弾性を有している。
液晶パネル2Aを下枠3の中に収納し、液晶パネル2Aの上から保護カバー4を下枠3へ組付けることにより、1つのモジュールとしての液晶表示装置1が完成する。このとき、保護カバー4が液晶パネル2Aの表面に接触して当該液晶パネル2Aを受ける。下枠3の形状は、本液晶表示装置1が組付けられる電子機器(例えば、携帯電話機)の形状及び機能に応じて種々に決められる。また、保護カバー4の形状もそれに応じて適宜に決められる。また、下枠3は電子機器の構成要素であることもあり、その場合には保護カバー4も電子機器の構成要素の1つとなる。
液晶パネル2Aは、図1の下側に在る素子基板11と、その素子基板11に対向して上側に設けられたカラーフィルタ基板12とを、それらの周囲で枠状のシール材(図1には図示せず)によって貼り合わせて形成されている。素子基板11とカラーフィルタ基板12との間であってシール材で囲まれた領域内には、例えば電気光学物質としてのTN(Twisted Nematic:ツイステッド・ネマチック)モードの液晶が封入されて電気光学物質層としての液晶層が形成されている。本実施形態では、観察側(図1の上方側)にカラーフィルタ基板12が配置され、観察側から見て背面側(図1の下方側)に素子基板11が配置されている。
素子基板11は、例えばガラス、プラスチック等から成り、観察側から平面的に見て矩形状(長方形又は正方形)である素材としての基板(以下素材基板という)を有する。この素材基板が素子基板11の全体的な形状を規定している。この素材基板の外側(図1の下側)の表面には偏光板13が設けられ、さらに必要に応じて他の光学要素が設けられる。また、この素材基板の内側(液晶層側)面には、複数のソース線14及び複数のゲート線16が設けられている。ソース線14とゲート線16とは平面視で互いに直交しており、それらソース線14とゲート線16とで囲まれる矩形状の平面領域内にスイッチング素子又はアクティブ素子としてのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)素子、画素電極等(いずれも図示せず)が形成されている。TFT素子は低温ポリシリコン半導体を用いて形成されている。
各ソース線14は列方向Yに延びている。各ゲート線16は行方向Xに延びている。TFT素子はソース線14とゲート線16とに接続して形成されている。ソース線14、ゲート線16及び画素電極は、それぞれ、TFT素子のソース、ゲート、及びドレインに接続されている。ソース線14はTFT素子にデータ信号を伝送するデータ線として機能する。ゲート線16はTFT素子に走査信号を伝送する走査線として機能する。
次に、素子基板11に対向するカラーフィルタ基板12は、例えばガラス、プラスチック等から成り、観察側から平面的に見て矩形状(長方形又は正方形)の素材基板を有する。この素材基板がカラーフィルタ基板12の全体的な形状を規定している。この素材基板の外側(図1の上方側)の表面には、偏光板17が設けられ、さらに必要に応じて他の光学要素が設けられている。この素材基板11の内側(液晶層側)面には、例えば、平面視で格子状の遮光膜(図示せず)と、素子基板11上の画素電極に対向する着色膜(図示せず)と、共通電極(図示せず)が設けられている。共通電極は、素子基板11上で行方向X及び列方向Yに並べられた複数の画素電極に対向する面状電極である。
着色膜の個々は、R(赤)、G(緑)、B(青)の1つを透過させる光学要素であり、それらR,G,Bの着色膜が平面的に見て所定の配列、例えばストライプ配列で並べられている。遮光膜は、異なる色の着色膜を重ねたり、あるいは、Cr(クロム)等といった所定の材料によって形成されている。
素子基板11上の複数の画素電極と、カラーフィルタ基板12上の共通電極とは平面的に見て複数のドット状(すなわち島状)の領域で重なっている。このように重なり合った領域が表示のための単位領域であるサブ画素を形成し、R,G,Bに対応する3つのサブ画素によって画素が形成され、そして複数の画素が行方向X及び列方向Yにマトリクス状に並ぶことにより矩形状の表示領域Vが形成される。この表示領域V内に文字、数字、図形等といった画像が表示される。
素子基板11は平面視で偏光板17の外側へ延在する延在部(すなわち基板の端部側)18を有している。図2(a)は、素子基板11の延在部18の近傍の断面構造を示している。図2(a)では、図1の場合に対して素子基板11とカラーフィルタ基板12とを上下反転させて表示している。本実施形態では、偏光板17が液晶パネル2Aで最も外側の表面部分に位置している。本明細書ではこのように液晶パネル2A等といった電気光学パネルの最も外側に位置する部材を液晶パネル(又は電気光学パネル)の最外表面を成す部材と言うことにする。本実施形態では偏光板17が最も外側にあるので偏光板17が最外表面を成す部材であるが、偏光板17のさらに外側に他の光学要素が存在する場合には、その光学要素が最外表面を成す部材となる。このような光学要素としては、例えば位相差膜、見栄え改善膜(例えば、反射防止シート、視野角調整シート)等が考えられる。
素子基板11の延在部18のうちカラーフィルタ基板12の外側へ張出した部分の表面に電子部品としての駆動用IC19が導電接着要素、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)によって実装されている。この技術は、通常、COG(Chip On Glass:チップ・オン・グラス)と呼ばれている。また、駆動用IC19が実装された領域以外の領域の延在部18上にスペーサ25が接着、粘着、又は単に置かれた状態で設けられている。スペーサ25は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)によって形成されている。
素子基板11の端部側である延在部18の辺端部分に複数の配線端子21が形成されている。駆動用IC19の実装面に設けられている複数の入力バンプは配線端子21に導通する。一方、駆動用IC19の実装面に設けられている複数の出力バンプは、素子基板11側のソース線14及びゲート線16、並びにカラーフィルタ基板12側の共通電極に導通する。
FPC基板5は素子基板11の延在部18の辺端部に導電接着要素、例えばACFによって接着されている。FPC基板5は、素子基板11に接着される側の辺端部に複数の出力端子22を有し、複数の電子部品(図示せず)によって形成された回路を有し、さらに素子基板11に接着される側でない辺端部に複数の入力端子23を有している。入力端子23、電子部品、及び出力端子22の間は図示しない配線パターンによって電気的に接続されている。
FPC基板5は、例えば公知の構成のように、ポリイミド製のベースフィルム上にフォトエッチング処理によって銅の配線パターンを形成し、その上にポリイミド製のカバーレイ又はレジストを設け、さらに必要個所に回路部品を実装することによって形成されている。回路部品としては、コンデンサ、コイル、抵抗、バリスタ等が用いられる。回路部品及び配線パターンはFPC基板5の片面に設けられる場合もあるし、両面に設けられる場合もある。また、FPC基板5の適所には当該FPC基板5の表裏両面を電気的に導通させるためのコンタクトホールが設けられることがある。なお、FPC基板5は、必要に応じてその他の積層構造を採用できる。
以上の構成により、FPC基板5の入力端子23から所定の駆動信号を入力すれば、駆動用IC19によって液晶駆動用の走査信号及びデータ信号が生成され、それらが各画素を構成するサブ画素へ伝送され、必要なTFT素子がON/OFF動作する。そして、このTFT素子のスイッチング動作に従って、有効表示領域V内に所望の画像が表示される。
本実施形態において、素子基板11及びカラーフィルタ基板12の厚さは0.2mm程度である。ここでいう基板の厚さとは、基本的には、ガラスやプラスチックによって形成された素材としての基板上に電極、半導体構造、各種の樹脂膜等といった部材要素を公知の成膜技術等によって形成する前の、素材基板の厚さである。しかしながら、上記の部材要素の厚さは素材基板の厚さに比べて十分に小さい値であるので、基板の厚さと言った場合には、素材基板の厚さ及び素材基板の上に部材要素を形成した後の基板の厚さの両方を含むものである。
図2(a)において素子基板11とカラーフィルタ基板12との間に間隔が描かれている。この間隔はパネル内部のスペーサやパネル周囲のシール材等によって維持された、いわゆるセルギャップであるが、このセルギャップは実際には5μm程度の間隔であり、基板12、偏光板17、FPC基板5等の厚さを考える際には、無視して差し支えない程度の厚さである。
偏光板17の厚さは0.15mm程度である。駆動用IC19の厚さは、例えば0.35mm程度である。つまり、駆動用IC19の厚さは、カラーフィルタ基板12と偏光板17とを足し合わせた厚さとなっている。このため、駆動用IC19の表面の素子基板11の表面からの高さは、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じになっている。また、スペーサ25の厚さは駆動用IC19と同じで、例えば0.35mm程度である。よって、スペーサ25の表面の素子基板11の表面からの高さも、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じになっている。
なお、偏光板17の上に他の光学要素が設けられる場合、すなわち他の光学要素が最外表面を成す部材になる場合には、駆動用IC19及びスペーサ25のそれぞれの高さは当該他の光学要素の高さと同じに設定される。また、高さが同じというのは、完全に同じ場合はもとより、部品誤差や組立誤差や設計上の公差によって違いが生じる場合も含むものである。具体的には、±0.05mm程度の範囲内で違いがある場合も高さが同じことに含まれる。
FPC基板5はカラーフィルタ基板12よりも薄くなっている。既述の通り、FPC基板5は、ベースフィルム上に配線パターン、カバーレイ、レジスト、回路部品等を重ねて形成されているが、ここでいうFPC基板5の厚さは、回路部品を除いた部分の厚さである。
保護カバー4は、液晶パネル2Aの最外表面を成す部材である偏光板17の表面に直接に接触している。場合によっては、接着剤、衝撃吸収材等といった付加要素を介して保護カバー4が偏光板17に接触することもある。図2(b)は図2(a)の矢印B方向から液晶パネル2Aを平面的に見た状態を示している。保護カバー4は鎖線で示されている。保護カバー4は、開口6の周縁部分において偏光板17の周縁部分に接触して当該偏光板17従って液晶パネル2Aを受けている。こうして、液晶パネル2Aの全体は保護カバー4によって受けられている。
さらに、保護カバー4は、素子基板11の端部側である延在部18に対向する領域へ直線状に延在し、駆動用IC19及びスペーサ25の表面に接触するまで延びている。この場合、保護カバー4は駆動用IC19及びスペーサ25に直接に接触しても良いし、接着剤を介して接触しても良い。こうして、素子基板11の延在部18は、駆動用IC19及びスペーサ25介して保護カバー4によって受けられている。つまり、保護カバー4は液晶パネル2Aの本体部分だけでなく液晶パネル2Aの素子基板11の延在部18も受けている。
なお、保護カバー4が偏光板17、駆動用IC19、及びスペーサ25のそれぞれの表面に接触しているというのは、部品誤差、組立誤差、設計上の公差等を含んだ上での意味であり、それらの誤差の範囲内で微小な間隙がある場合も含むものである。具体的には、保護カバー4と、偏光板17、駆動用IC19、及びスペーサ25の各要素との間に±0.1mm程度の間隙がある場合も含まれるものである。
保護カバー4に関する以上の受け構造により、仮に図10(b)のように落下により液晶パネルに衝撃が加わった場合、図2(a)の液晶パネル2Aの全体は保護カバー4によって受けられているので、その液晶パネル2Aは大きな衝撃を受けることなく破損や割れから保護される。また、液晶パネル2Aの素子基板11の延在部18は、駆動用IC19及びスペーサ25を介して保護カバー4によって受けられているので、素子基板11は曲がる又は撓むことが無く、そのため、素子基板11とカラーフィルタ基板12との境界部分に曲げ応力が発生することが無くなり、その結果、素子基板11に破損や割れが生じることが無くなる。
以上のようにして、極めて耐衝撃性に優れた液晶表示装置が構成されている。もちろん、保護カバー4の平板枠7(図1参照)は、素子基板11の延在部18、特にカラーフィルタ基板12の外側へ張出した部分に衝撃荷重が作用した場合に、その延在部18が撓む又は曲がることを阻止できるに足る、十分な剛性すなわち機械的強度を持っている。
図2(b)に示すように、駆動用IC19は、素子基板11の端部側である延在部18を形成している偏光板17の辺に沿った方向において延在部18の中心線X1に対して一方の側(図の下側)に片寄って実装されている。本実施形態では、TFT素子を低温ポリシリコン半導体を用いて形成している関係上、液晶パネル2Aの内部の基板上に回路部品を容易に組み込むことができ、そのため、駆動用IC19を小型に形成できるので、駆動用IC19を中心線X1に対して片寄って実装することができる。
そして、駆動用IC19が片寄って配置された側に対して中心線X1に関して反対側の領域の延在部18上に、スペーサ25が設けられている。仮に、このスペーサ25が設けられていないと、当該領域において保護カバー4と延在部18との間に大きな間隙すなわち空間部、例えば0.2〜0.3mm程度の間隔が形成されてしまい、液晶パネル2Aに衝撃が加わり、素子基板11の延在部18に衝撃荷重が加わると、その間隙が形成された部分の延在部18が撓み又は曲がり、素子基板11のカラーフィルタ基板12との境界部分に応力が発生し、素子基板11に割れ、損傷が発生するおそれがある。
しかしながら、本実施形態では、基板の端部側である延在部18の中心線X1に関して駆動用IC19の反対側の領域にスペーサ25を設け、このスペーサ25の表面の素子基板11の表面からの高さを最外表面を成す部材である偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じに設定したので、換言すれば、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じ位置までの延在部18の上方領域における空間を、スペーサ25によって埋めているので、スペーサ25が在る領域では衝撃時に基板延在部18の撓みをそのスペーサ25によって防止でき、それ故、素子基板11の損傷を防止できる。
本実施形態において素子基板11の平面形状は長方形又は正方形の矩形状であり、スペーサ25の平面形状も矩形状である。そして、素子基板11の角部とそれに対応したスペーサ25の角部との直角2方向に関した、それぞれの間隔D1及びD2は、いずれも0.5mm以内になるように、スペーサ25が延在部18上に載置されている。発明者の実験によれば、間隔D1及びD2の両方が0.5mm以内に設定されていれば、液晶パネル2Aに衝撃が加わっても素子基板11が損傷することが無かった。
本実施形態ではスペーサ25の平面視での面積が駆動用IC19の面積よりも大きく設定されているので、素子基板11がスペーサ25を介して保護カバー4の広い面積で受けられている。なお、スペーサ25は、駆動用IC19と同じ面積で、且つ中心線X1に関して駆動用IC19と対称の位置に配置しても良い。この構成によれば、スペーサ25の面積をそれ程大きくしなくても、保護カバー4によって素子基板11の延在部18を安定して受けることができる。
(電気光学装置の第2実施形態)
図3は本発明に係る電気光学装置の他の実施形態である液晶表示装置の主要部の断面構造を示している。図3(a)はその液晶表示装置の主要部の側断面図を示しており、図3(b)はその液晶表示装置の平面図を示している。この液晶表示装置は、図2(a)に示した先の実施形態の場合と同様に、素子基板11、カラーフィルタ基板12、偏光板13、及び最外表面を成す部材としての偏光板17を有した液晶パネル2Aを有している。素子基板11の端部側、すなわち平面視で偏光板17の外側へ延在している基板部分である延在部18上の中心線X1の一方の側に片寄って電子部品としての駆動用IC19が実装され、さらに反対側の領域にスペーサ25が設けられていることも図2(a)の実施形態と同じである。
図3は本発明に係る電気光学装置の他の実施形態である液晶表示装置の主要部の断面構造を示している。図3(a)はその液晶表示装置の主要部の側断面図を示しており、図3(b)はその液晶表示装置の平面図を示している。この液晶表示装置は、図2(a)に示した先の実施形態の場合と同様に、素子基板11、カラーフィルタ基板12、偏光板13、及び最外表面を成す部材としての偏光板17を有した液晶パネル2Aを有している。素子基板11の端部側、すなわち平面視で偏光板17の外側へ延在している基板部分である延在部18上の中心線X1の一方の側に片寄って電子部品としての駆動用IC19が実装され、さらに反対側の領域にスペーサ25が設けられていることも図2(a)の実施形態と同じである。
図2(a)の実施形態では、駆動用IC19及びスペーサ25の厚さを、カラーフィルタ基板12と偏光板17との合計の厚さに設定した。これに対し、本実施形態では、駆動用IC19及びスペーサ25のそれぞれの厚さを、カラーフィルタ基板12と偏光板17との合計の厚さよりも小さくしている。つまり、駆動用IC19の表面の素子基板11の表面からの高さ及びスペーサ25の表面の素子基板11の表面からの高さのそれぞれは、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さよりも低く設定されている。そしてさらに、駆動用IC19及びスペーサ25の上に第2スペーサとしての遮光テープ26が設けられている。遮光テープ26は駆動用IC19及びスペーサ25に対して粘着されること、接着されること、あるいは単なる載置のいずれであっても良い。その遮光テープ26の表面の素子基板11の表面からの高さは、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じに設定されている。
具体的には、カラーフィルタ基板12の厚さが0.2mmであり、偏光板17の厚さが0.15mmであり、駆動用IC19及びスペーサ25の厚さが0.3mmであり、遮光テープ26の厚さが0.05mmである。これにより、駆動用IC19と遮光テープ26の合計の厚さ、スペーサ25と遮光テープ26の合計の厚さ、及びカラーフィルタ基板12と偏光板17との合計の厚さが互いに等しくなっている。遮光テープ26の厚さは全領域にわたって均一の厚さである。以上の構成により、保護カバー4は、最外表面を成す部材としての偏光板17の表面と遮光テープ26の表面の両方に接触して、それらを受けている。つまり、保護カバー4は液晶パネル2Aの本体部分及び延在部18の両方を受けている。
保護カバー4に関する以上の受け構造により、仮に図10(b)のように落下により液晶パネルに衝撃が加わった場合、図3(a)の液晶パネル2Aの全体は保護カバー4によって受けられているので、その液晶パネル2Aは大きな衝撃を受けることなく破損や割れから保護される。また、液晶パネル2Aの素子基板11の端部側である延在部18は、駆動用IC19及び遮光テープ19の積層構造、並びにスペーサ25及び遮光テープ26の積層構造の両方を介して保護カバー4によって受けられているので、素子基板11は曲がる又は撓むことが無く、そのため、素子基板11とカラーフィルタ基板12との境界部分に曲げ応力が発生することが無くなり、その結果、素子基板11に破損や割れが生じることが無くなる。以上のようにして、極めて耐衝撃性に優れた液晶表示装置が構成されている。
なお、図3(b)において、遮光テープ26の平面視での中心線X1に沿った方向の幅は、駆動用IC19の幅よりも大きく、スペーサ25の幅よりも小さくなっている。遮光テープ26の幅が駆動用IC19の幅よりも広ければ、駆動用IC19に光が進入することを効果的に防止できる。しかしながら、遮光テープ26の幅は、駆動用IC19の幅より小さくても良いし、あるいは、スペーサ25の幅より大きくても良い。なお、駆動用IC19及びスペーサ25に重ねて設けられる第2スペーサは、必ずしも遮光性を持ったテープに限られず、遮光性を持たないテープや、テープ以外のシート材等とすることもできる。
(電気光学装置の第3実施形態)
図4は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の主要部の断面構造を示している。図4(a)はその液晶表示装置の主要部の側断面図を示しており、図4(b)はその液晶表示装置の平面図を示している。この液晶表示装置は、図2及び図3に示した先の実施形態の場合と同様に、素子基板11、カラーフィルタ基板12、偏光板13、及び最外表面を成す部材としての偏光板17を有した液晶パネル2Aを有している。素子基板11の端部側、すなわち平面視で偏光板17の外側へ延在している基板部分である延在部18上の中心線X1の一方の側に片寄って駆動用IC19が実装され、さらに反対側の領域にスペーサ25が設けられていることも図2及び図3の実施形態と同じである。また、第2スペーサとしての遮光テープ26を用いることは図3に示した実施形態と同じである。
図4は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の主要部の断面構造を示している。図4(a)はその液晶表示装置の主要部の側断面図を示しており、図4(b)はその液晶表示装置の平面図を示している。この液晶表示装置は、図2及び図3に示した先の実施形態の場合と同様に、素子基板11、カラーフィルタ基板12、偏光板13、及び最外表面を成す部材としての偏光板17を有した液晶パネル2Aを有している。素子基板11の端部側、すなわち平面視で偏光板17の外側へ延在している基板部分である延在部18上の中心線X1の一方の側に片寄って駆動用IC19が実装され、さらに反対側の領域にスペーサ25が設けられていることも図2及び図3の実施形態と同じである。また、第2スペーサとしての遮光テープ26を用いることは図3に示した実施形態と同じである。
図3に示した先の実施形態では、駆動用IC19及びスペーサ25の両方の表面に遮光テープ26を設け、その遮光テープ26を受け部材としての保護カバー4に接触させた。これに対し、本実施形態では、図4に示すように、駆動用IC19の上にだけ遮光テープ26を積層し、スペーサ25の上には遮光テープを積層しない構成としている。つまり、本実施形態では、駆動用IC19がカラーフィルタ基板12と偏光板17との厚さの合計よりも薄くなっており、スペーサ25がカラーフィルタ基板12と偏光板17との厚さの合計と等しい厚さになっている。
そして、駆動用IC19の表面の素子基板11の表面からの高さは、最外表面を成す部材としての偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さよりも低くなっており、スペーサ25の表面の素子基板11の表面からの高さは、偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じになっており、駆動用IC19の上にだけ遮光テープ26が設けられ、さらに、遮光テープ26の表面の素子基板11の表面からの高さが偏光板17の表面の素子基板11の表面からの高さと同じになっている。この構成により、保護カバー4は、最外表面を成す部材としての偏光板17の表面と、遮光テープ26の表面と、スペーサ25の表面のそれぞれに接触して、それらを受けている。つまり、保護カバー4は液晶パネル2Aの本体部分及び延在部18の両方を受けている。
保護カバー4に関する以上の受け構造により、仮に図10(b)のように落下により液晶パネルに衝撃が加わった場合、図4(a)の液晶パネル2Aの全体は保護カバー4によって受けられているので、その液晶パネル2Aは大きな衝撃を受けることなく破損や割れから保護される。また、液晶パネル2Aの素子基板11の延在部18は、駆動用IC19及び遮光テープ26の積層構造、並びにスペーサ25を介して保護カバー4によって受けられているので、素子基板11は曲がる又は撓むことが無く、そのため、素子基板11とカラーフィルタ基板12との境界部分に曲げ応力が発生することが無くなり、その結果、素子基板11に破損や割れが生じることが無くなる。以上のようにして、極めて耐衝撃性に優れた液晶表示装置が構成されている。
(電気光学装置の第4実施形態)
図5は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この液晶表示装置は、図2に示した実施形態の改変例に相当する。具体的には、本実施形態における電子部品としての駆動用IC29は、素子基板11の端部側である延在部18の中心線X1に対して片寄った位置に設けられており、さらに中心線X1を跨いだ状態で設けられている。この構成の液晶表示装置においても、保護カバー4が液晶パネル2Aの最外表面を成す部材である偏光板17に接触してこれを受け、さらに駆動用IC29及びスペーサ25に接触してこれらを受けている。保護カバー4が駆動用IC29及びスペーサ25を受けることにより、衝撃時に素子基板11の延在部18が撓むことを保護カバー4によって防止でき、それ故、素子基板11の損傷を防止できる。
図5は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この液晶表示装置は、図2に示した実施形態の改変例に相当する。具体的には、本実施形態における電子部品としての駆動用IC29は、素子基板11の端部側である延在部18の中心線X1に対して片寄った位置に設けられており、さらに中心線X1を跨いだ状態で設けられている。この構成の液晶表示装置においても、保護カバー4が液晶パネル2Aの最外表面を成す部材である偏光板17に接触してこれを受け、さらに駆動用IC29及びスペーサ25に接触してこれらを受けている。保護カバー4が駆動用IC29及びスペーサ25を受けることにより、衝撃時に素子基板11の延在部18が撓むことを保護カバー4によって防止でき、それ故、素子基板11の損傷を防止できる。
(電気光学装置の第5実施形態)
図6は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display:OELD)の主要部の断面構造を示している。このディスプレイにおいて、電気光学パネルとしてのELパネル2Bは、図1において液晶パネル2Aに代えて下枠3に収納され、さらに保護カバー4によって保護される。ELパネル2Bは、素子基板51と、対向部材52及び53とを有している。対向部材52は保護膜であり、対向部材53は見栄え改善シートである。見栄え改善シート53は、例えば反射防止シート、視野角調整シート等である。本実施形態では、見栄え改善シート53がELパネル2Bの最も外側の部材である最外表面を成す部材として機能する。
図6は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display:OELD)の主要部の断面構造を示している。このディスプレイにおいて、電気光学パネルとしてのELパネル2Bは、図1において液晶パネル2Aに代えて下枠3に収納され、さらに保護カバー4によって保護される。ELパネル2Bは、素子基板51と、対向部材52及び53とを有している。対向部材52は保護膜であり、対向部材53は見栄え改善シートである。見栄え改善シート53は、例えば反射防止シート、視野角調整シート等である。本実施形態では、見栄え改善シート53がELパネル2Bの最も外側の部材である最外表面を成す部材として機能する。
素子基板51上には、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色で発光する有機ELによって個々のサブ画素が形成され、R,G,Bのサブ画素の集まりによって画素が形成され、複数の画素の集まりによって表示領域V(図1参照)が形成されている。保護膜52は、素子基板51上に形成された有機ELやその他の要素を保護するための保護部材として機能する。また、見栄え改善シート53は表示領域V(図1参照)に表示される画像の見栄えを改善する。見栄え改善シート53は、例えば、画像表示面での光の反射を防止したり、画像を視認できる視野角を広く又は狭く調整する。素子基板51のうち平面視で見栄え改善シート53よりも外側に延在している延在部(すなわち素子基板51の端部側)18の上に駆動用IC19及びスペーサ25が設けられ、延在部18の辺端部にFPC基板5が接続されている。
駆動用IC19及びスペーサ25の厚さは、保護膜52と見栄え改善シート53とを足し合わせた厚さとなっている。このため、駆動用IC19及びスペーサ25の表面の素子基板51の表面からの高さは、見栄え改善シート53の表面の素子基板11の表面からの高さと同じになっている。
なお、見栄え改善シート53の上にさらに他の光学要素が設けられる場合、すなわち他の光学要素が最外表面を成す部材になる場合には、駆動用IC19及びスペーサ25のそれぞれの高さは当該他の光学要素の高さと同じに設定される。また、高さが同じというのは、完全に同じ場合はもとより、部品誤差や組立誤差や設計上の公差によって違いが生じる場合も含むものである。具体的には、±0.05mm程度の範囲内で違いがある場合も高さが同じことに含まれる。
保護カバー4は、ELパネル2Bの最外表面を成す部材である見栄え改善シート53の表面に直接に接触している。場合によっては、接着剤、衝撃吸収材等といった付加要素を介して保護カバー4が見栄え改善シート53に接触することもある。さらに、保護カバー4は、素子基板11の延在部18に対向する領域へ直線状に延在し、駆動用IC19及びスペーサ25の表面に接触するまで延びている。この場合、保護カバー4は駆動用IC19及びスペーサ25に直接に接触しても良いし、接着剤を介して接触しても良い。こうして、素子基板11の延在部18は、駆動用IC19及びスペーサ25介して保護カバー4によって受けられている。つまり、保護カバー4はELパネル2Bの本体部分だけでなくELパネル2Bの素子基板51の端部側である延在部18も受けている。
なお、保護カバー4が見栄え改善シート53、駆動用IC19、及びスペーサ25のそれぞれの表面に接触しているというのは、部品誤差、組立誤差、設計上の公差等を含んだ上での意味であり、それらの誤差の範囲内で微小な間隙がある場合も含むものである。具体的には、保護カバー4と次の各要素、すなわち見栄え改善シート53、駆動用IC19、及びスペーサ25の各要素との間に±0.1mm程度の間隙がある場合も含まれるものである。
保護カバー4に関する以上の受け構造により、仮に図10(b)のように落下によりELパネルに衝撃が加わった場合、図6のELパネル2Bの全体は保護カバー4によって受けられているので、そのELパネル2Bは大きな衝撃を受けることなく破損や割れから保護される。また、ELパネル2Bの素子基板51の端部側である延在部18は、駆動用IC19及びスペーサ25を介して保護カバー4によって受けられているので、素子基板51は曲がる又は撓むことが無く、そのため、素子基板51と保護膜52との境界部分に曲げ応力が発生することが無くなり、その結果、素子基板51に破損や割れが生じることが無くなる。
以上のようにして、極めて耐衝撃性に優れた有機ELディスプレイが構成されている。もちろん、保護カバー4の平板枠7(図1参照)は、素子基板51の延在部18に衝撃荷重が作用した場合に、その延在部18が撓む又は曲がることを阻止できるに足る、十分な剛性すなわち機械的強度を持っている。
(電気光学装置の第6実施形態)
図7は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この液晶表示装置は、図2及び図5に示した実施形態の改変例に相当する。具体的には、本実施形態における電子部品としての駆動用IC39は、素子基板11の端部側である延在部18の中心線X1に対して片寄っておらず、延在部18の中央部に設けられている。そして、2つのスペーサ25が駆動用IC39の両側に分割状態で設けられている。なお、スペーサ25はいずれか片側に設けられる状態でも良い。
図7は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この液晶表示装置は、図2及び図5に示した実施形態の改変例に相当する。具体的には、本実施形態における電子部品としての駆動用IC39は、素子基板11の端部側である延在部18の中心線X1に対して片寄っておらず、延在部18の中央部に設けられている。そして、2つのスペーサ25が駆動用IC39の両側に分割状態で設けられている。なお、スペーサ25はいずれか片側に設けられる状態でも良い。
この構成の液晶表示装置においても、保護カバー4が液晶パネル2Aの最外表面を成す部材である偏光板17に接触してこれを受け、さらに駆動用IC39及びスペーサ25に接触してこれらを受けている。保護カバー4が駆動用IC39及びスペーサ25を受けることにより、衝撃時に素子基板11の延在部18が撓むことを保護カバー4によって防止でき、それ故、素子基板11の損傷を防止できる。
(電気光学装置の第7実施形態)
図8は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この実施形態において、図1及び図2に示した実施形態と同じ部材は同じ符号を付してその説明は省略する。本実施形態の液晶表示装置においては、スペーサ25が電子部品としての駆動用IC19の上だけに設けられており、駆動用IC19が設けられていない領域の基板11上には駆動用IC19は設けられていない。この実施形態においても、基板11の延在部18が駆動用IC19及びスペーサ25を介して保護カバー4によって受けられているので、衝撃時に延在部18の撓みを保護カバー4によって防止できる。
図8は本発明に係る電気光学装置のさらに他の実施形態である液晶表示装置の平面構造を示している。この実施形態において、図1及び図2に示した実施形態と同じ部材は同じ符号を付してその説明は省略する。本実施形態の液晶表示装置においては、スペーサ25が電子部品としての駆動用IC19の上だけに設けられており、駆動用IC19が設けられていない領域の基板11上には駆動用IC19は設けられていない。この実施形態においても、基板11の延在部18が駆動用IC19及びスペーサ25を介して保護カバー4によって受けられているので、衝撃時に延在部18の撓みを保護カバー4によって防止できる。
スペーサ25の材質は特定のものに限られないが、本実施形態では高い熱伝導率を有する材料である放熱性材料によってスペーサ25を形成している。放熱性材料の熱伝導率も特定の値に限定されるものではないが、本実施形態のスペーサ25は、熱伝導率が駆動用IC19よりも高く、保護カバー4よりも低い材料によって形成されている。この構成により、スペーサ25によって駆動用IC19を効率良く冷却できる。
なお、本実施形態では駆動用IC19が延在部18の中央部に実装されているが、駆動用IC19は、必要に応じて、例えば図2に示したように延在部18上で片寄った位置に実装することもできる。また、本実施形態ではスペーサ25の平面形状が駆動用IC19の平面形状と同じになっているが、それらの平面形状を互いに異なった形状にしても良い。
(電気光学装置の変形例)
以上の実施形態では、素子基板11の延在部18、すなわち基板の端部側に1つの駆動用IC19、29、39を実装することを例示したが、基板11上に複数の駆動用ICを実装しても良い。この場合、スペーサ25は駆動用IC19、29、39に対応した適宜の位置の配置される。
以上の実施形態では、素子基板11の延在部18、すなわち基板の端部側に1つの駆動用IC19、29、39を実装することを例示したが、基板11上に複数の駆動用ICを実装しても良い。この場合、スペーサ25は駆動用IC19、29、39に対応した適宜の位置の配置される。
また、以上の説明では、保護カバー4が最外表面を成す部材である偏光板17(図2(a)、図3(a)、図4(a))、見栄え改善シート53(図6)等に固定されている場合を例示したが、これらに代えて、保護カバー4を偏光板17や見栄え改善シート53以外の部材に固定しても良い。例えば、それらの部材が貼着されている基板12や保護膜52に保護カバー4を固定することもできる。
また、以上の実施形態では、液晶表示装置及び有機ELディスプレイに本発明を適用したが、本発明はその他の電気光学装置、例えば無機EL装置、プラズマディスプレイ装置(PDP:Plasma Display)、電気泳動表示装置(EPD:Electrophoretic Display)、フィールドエミッションディスプレイ装置(FED:Field Emission Display:電界放出表示装置)にも適用できる。
(電子機器の実施形態)
次に、本発明に係る電子機器を実施形態に基づいて説明する。図9は電子機器の一例でる携帯電話機であって本発明の実施形態に係る携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機61は、本体部62と、本体部62に対して開閉可能に設けられた表示体部63とを有する。表示体部63には電気光学パネル64及び受話部66が設けられている。電話通信に関する各種表示は、電気光学パネル64の表示領域Vに表示される。電気光学パネル64の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部62又は表示体部63の内部に格納されている。本体部62には操作ボタン68及び送話部69が設けられている。
次に、本発明に係る電子機器を実施形態に基づいて説明する。図9は電子機器の一例でる携帯電話機であって本発明の実施形態に係る携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機61は、本体部62と、本体部62に対して開閉可能に設けられた表示体部63とを有する。表示体部63には電気光学パネル64及び受話部66が設けられている。電話通信に関する各種表示は、電気光学パネル64の表示領域Vに表示される。電気光学パネル64の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部62又は表示体部63の内部に格納されている。本体部62には操作ボタン68及び送話部69が設けられている。
電気光学パネル64は、図2、図3、図4、又は図5に示す液晶パネル2Aや、図6に示すELパネル2Bを用いて構成される。図9では、代表して、図2の液晶パネル2Aが用いられた場合を図示している。電気光学パネル64は表示体部63に設けた容器部分に収納されており、さらにその電気光学パネル64を覆うようにして保護カバー70が表示体部63に接着等により装着されている。保護カバー70の裏面が電気光学パネル64の最も外側に位置する部材である最外表面を成す部材(図2の液晶パネル2Aであれば偏光板17)を受けている。
保護カバー70は、例えば、矩形状の開口71を備えたプラスチック製の平板枠72の表面全体に透明プラスチックシート73を貼り付けて、開口71をその透明プラスチックシート73で覆うことによって構成されている。電気光学パネル64の表示領域Vに表示される画像は開口71を通して視認される。平板枠72は、電気光学パネル64の基板の端部側である延在部18が衝撃を受けたときに表示体部63の外部方向へ撓む又は曲がることを阻止できるのに十分な機械的強度、剛性、又は弾性強度を持っている。
本実施形態で用いている電気光学パネル64は、例えば図2(a)に示す液晶パネル2Aに関して説明したように、保護カバー70によって電気光学パネル64を受けたとき、例えば図2(a)において、電気光学パネル64(図2(a)の液晶パネル2A)の本体部分が保護カバー70(同図の保護カバー4)によって受けられ、さらに、電気光学パネル64の基板(同図の素子基板11)の延在部18も駆動用IC19及びスペーサ25を介して保護カバー70(同図の保護カバー4)によって受けられる。
以上のため、携帯電話機61の落下により、図10(b)に示すように電気光学パネルに衝撃が加わった場合でも、図2(a)の電気光学パネル(液晶パネル2A)の基板(素子基板11)が曲がることが無くなり、そのため、基板(素子基板11)と対向部材(カラーフィルタ基板12)との境界部分に曲げ応力が発生することが無くなり、その結果、基板に破損や割れが生じることが無くなる。このため、携帯電話機61の耐落下特性を向上できる。
(電子機器の変形例)
上記実施形態では携帯電話機に本発明を適用したが、本発明はその他任意の電子機器にも適用可能である。例えば、携帯情報端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話装置、POS端末、デジタルスチルカメラ、電子ブック等に本発明を適用することができる。
上記実施形態では携帯電話機に本発明を適用したが、本発明はその他任意の電子機器にも適用可能である。例えば、携帯情報端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話装置、POS端末、デジタルスチルカメラ、電子ブック等に本発明を適用することができる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、以上の説明では、電気光学パネルとしてアクティブマトリクス方式の液晶パネルを例示したが、液晶パネルは任意の構造とすることができる。例えば、単純マトリクス方式の液晶パネルを用いることもできる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、以上の説明では、電気光学パネルとしてアクティブマトリクス方式の液晶パネルを例示したが、液晶パネルは任意の構造とすることができる。例えば、単純マトリクス方式の液晶パネルを用いることもできる。
1.液晶表示装置(電気光学装置)、 2A.液晶パネル(電気光学パネル)、 2B.ELパネル(電気光学パネル)、 3.下枠、 4.保護カバー(保護部材)、 5.FPC基板、 6.開口、 7.平板枠、 8.透明プラスチックシート、 11.素子基板(基板)、 12.カラーフィルタ基板、 13.偏光板、 14.ソース線、 16.ゲート線、 17.偏光板(最外表面を成す部材)、 18.延在部(基板の端部側)、 19.駆動用IC(電子部品)、 21.配線端子、 22.出力端子、 23.入力端子、 25.スペーサ、 26.遮光テープ(第2スペーサ)、 29.駆動用IC(電子部品)、 51.素子基板(基板)、 52.保護膜(対向部材)、 53.見栄え改善シート(最外表面を成す部材)、 61.携帯電話機(電子機器)、 62.本体部、 63.表示体部、 64.電気光学パネル、 66.受話部、 68.操作ボタン、 69.送話部、 70.保護カバー(受け部材)、 71.開口、 72.平板枠、 73.透明プラスチックシート
Claims (7)
- 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材と、
前記部材に固定された保護部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、
前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサと、を有する
ことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1記載の電気光学装置において、前記スペーサは前記基板の角部の近傍に角部を有しており、該スペーサの角部は前記基板の角部の頂点から、角部の2方向で0.5mm以内の領域に在ることを特徴とする電気光学装置。
- 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、
前記部材に固定された保護部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、を有し、
前記基板の前記端子を備えている表面から前記電子部品の外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さよりも低く形成されており、
前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサを有する
ことを特徴とする電気光学装置。 - 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学装置を挟んで前記基板の反対側に設けられた部材と、
前記基板を固定する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記基板を保護する保護部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、
前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサと、を有する
ことを特徴とする電子機器。 - 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学装置を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、
前記基板を固定する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記基板を保護する保護部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
前記基板の前記端部側と前記保護部材とで形成される空間部と、を有し、
前記基板の前記端子を備えている表面から前記電子部品の外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さよりも低く形成されており、
前記空間部の前記基板の前記端部側と前記保護部材との間であって、少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサを有する
ことを特徴とする電子機器。 - 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
前記電子部品の設けられていない領域に設けられたスペーサと、を有し、
前記基板の前記端子を備えている表面から前記スペーサの外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さとほぼ同じである
ことを特徴とする電気光学装置。 - 電気光学物質を有し、端部に端子を備える基板と、
前記電気光学物質を挟んで前記基板の反対側に設けられた最外表面を成す部材と、
前記基板の端部側に設けられた電子部品と、
少なくとも前記電子部品の上に設けられたスペーサと、を有し、
前記基板の前記端子を備えている表面から前記スペーサの外表面までの高さは、前記基板の前記端子を備えている表面から前記部材の外表面までの高さとほぼ同じである
ことを特徴とする電気光学装置。
Priority Applications (2)
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091209 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091215 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100205 |