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JP2009185751A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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JP2009185751A
JP2009185751A JP2008028592A JP2008028592A JP2009185751A JP 2009185751 A JP2009185751 A JP 2009185751A JP 2008028592 A JP2008028592 A JP 2008028592A JP 2008028592 A JP2008028592 A JP 2008028592A JP 2009185751 A JP2009185751 A JP 2009185751A
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intercooler
pressure egr
internal combustion
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flow rate
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JP2008028592A
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Tomoyuki Ono
智幸 小野
Akitoshi Tomota
晃利 友田
Shinobu Ishiyama
忍 石山
Koichiro Nakatani
好一郎 中谷
Tomoyoshi Ogo
知由 小郷
Katsuhiro Ito
勝広 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

【課題】内燃機関の制御装置において、インタークーラ内に水分や異物が付着してしまうことを抑制する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の吸気通路3に配置されたインタークーラ8と、内燃機関1の排気通路4から排気の一部を低圧EGRガスとしてインタークーラ8よりも上流側の吸気通路3に還流させる低圧EGR装置30と、インタークーラ8内の下半分における吸気の流通量を制御する流通量制御弁9と、を備え、新気量gnが所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となる場合に、流通量制御弁9を閉じてインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の吸気通路に配置されたインタークーラと、内燃機関の排気通路からインタークーラよりも上流の吸気通路に排気の一部を低圧EGRガスとして還流させる低圧EGR装置と、吸気にインタークーラをバイパスさせるバイパス通路と、を備え、バイパス通路を流通するガス量を変化させることで、燃焼室内に還流される排気量(低圧EGRガス量)をできるだけ要求通りに素早く変化させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
タービンより上流の排気通路からコンプレッサよりも下流の吸気通路に排気の一部を高圧EGRガスとして還流させる高圧EGR装置と、タービンより下流の排気通路からコンプレッサよりも上流の吸気通路に排気の一部を低圧EGRガスとして還流させる低圧EGR装置と、を備え、高圧EGRガス及び低圧EGRガスの混合比率を、当該混合比率と燃料消費量との相関関係に基づいて制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
吸気通路入口に接続するドレンセパレータケーシング内部に設けるフィンを、フィンの上端に対しフィンの下端がドレンセパレータケーシング内部を流れる空気流の下流側に位置するように傾け、フィンの間を流れる速い流速の空気流の力を水滴落下の力として利用し、凝縮した水を速やかに飛散させずに捕集する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
内燃機関の吸気通路に配置されたインタークーラと、内燃機関の排気通路からインタークーラよりも上流の吸気通路に排気の一部を低圧EGRガスとして還流させる低圧EGR装置と、インタークーラの下部と排気通路とを接続する凝結水排水通路と、凝結水排水通路に介装された開閉弁と、インタークーラ内の圧力が排気通路内の圧力よりも低い極低出力域の運転状態にあるとき、及び、高出力域の運転状態にあるとき、開閉弁を閉作動させる開閉弁制御手段と、を備える技術が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2005−146919号公報 特開2007−255323号公報 特開平10−259732号公報 特許第3666583号公報
ところで内燃機関の排気通路からインタークーラよりも上流の吸気通路に排気の一部を低圧EGRガスとして還流させる低圧EGR装置を用い、低圧EGRガスを吸気通路へ還流させると、低圧EGRガスを含む吸気がインタークーラに流入することになる。ここで低圧EGRガスは、水分や異物を含有している。このためインタークーラ内に低圧EGRガスに含有され吸気通路に還流した水分や異物が付着する場合がある。この水分や異物のインタークーラ内への付着を抑制するため、特許文献1と同様に吸気にインタークーラをバイパスさせるバイパス通路を設け、インタークーラ内に水分や異物を取り込まないようにする技術が採用されている場合があった。しかしバイパス通路を設けることは搭載上の制約があり搭載が困難である。また一旦インタークーラ内に付着した水分や異物を取り除く対策もなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の制御装置において、インタークーラ内に水分や異物が付着してしまうことを抑制する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関の吸気通路に配置されたインタークーラと、
前記内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして前記インタークーラよりも上流側の前記吸気通路に還流させるEGR装置と、
前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を制御する流通量制御手段と、
を備え、
前記内燃機関が所定状態の場合に、前記流通量制御手段によって前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減することを特徴とする内燃機関の制御装置である。
ここで内燃機関が所定状態の場合に、流通量制御手段によってインタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減することには、当該吸気の流通量を0にすることも含まれる。
本発明によると、インタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減することで、インタークーラの吸気に対する放熱量を抑制し吸気を過度に冷却させず、インタークーラ内で吸気から凝縮水が発生することを抑制できる。これに付随して吸気温度の低下が抑制されるので、内燃機関の失火を抑制できる。またインタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減することで、インタークーラ内の一部以外の部分の吸気流速が速まり、インタークーラ内の一部以外の部分に付着した水分や異物を吹き飛ばすことができる。これらによりインタークーラ内に水分や異物が付着してしまうことを抑制できる。
一方、インタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減しても、EGR装置から還流させるEGRガス量そのものは変化させないので、EGR運転を行うことによる所望のエミッションを維持できる。
前記内燃機関が所定状態の場合とは、吸気量が第1所定量よりも少なく、且つ、前記EGR装置によって還流されるEGRガス量が第2所定量以上になる場合であるとよい。また内燃機関が所定状態の場合には、先の場合以外の場合であってもよい。
第1所定量とは、吸気量がそれよりも少ないとインタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減しても、吸気が詰まってしまったり吸気温度が過昇温してしまったりする弊害を生じない閾値である。また第2所定量とは、EGRガス量がそれより少ないとインタークーラ内で当該EGRガスを含む吸気から凝縮水が発生しない閾値である。
本発明によると、インタークーラ内に水分や異物が付着してしまうことを抑制できる。
またEGRガス量が第2所定量より少ない場合には、流通量制御手段によってインタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減しない。これはEGRガス量が少ない場合には、インタークーラ内で当該EGRガスを含む吸気から凝縮水が発生しないためである。
ここで吸気量が第1所定量よりも少なく、且つ、EGRガス量が第2所定量より少ない場合は、加速初期に相当する。そしてこの加速初期に流通量制御手段によってインタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減しないので、より多くの吸気を冷却して冷却した吸気を内燃機関に送り込むことで加速性を向上できる。
前記流通量制御手段は、前記インタークーラ内に配置され前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を制御する流通量制御弁であり、前記内燃機関が所定状態の場合に、前記流通量制御弁を閉じ側に制御するとよい。
本発明によると、流通量制御弁を閉じ側に制御することによって、インタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減できる。
本発明によると、内燃機関の制御装置において、インタークーラ内に水分や異物が付着してしまうことを抑制できる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の制御装置を適用する内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、車両に搭載されている。内燃機関1には、吸気通路3及び排気通路4が接続されている。
内燃機関1に接続された吸気通路3の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャのコンプレッサ5aが配置されている。またコンプレッサ5aよりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調節する第1スロットル弁6が配置されている。この第1スロットル弁6は、電動アクチュエータにより開閉される。第1スロットル弁6よりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する新気吸入空気(以下、新気という)の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が配置されている。このエアフローメータ7により、内燃機関1の新気量が測定される。
コンプレッサ5aよりも下流の吸気通路3には、吸気と外気とで熱交換を行うインタークーラ8が配置されている。インタークーラ8は、図2に示すように、吸気通路3と接続された部位から上下に延びる入側空間部81と、入側空間部81から上下に並んで複数配設された熱交換用チューブ82と、チューブ82の間に配設される不図示のフィンと、を備えている。そしてインタークーラ8は、図1及び図2に示すように入側空間部81内の中途部、具体的には吸気通路3と接続された部位よりも下方において入側空間部81内を上下半分にする位置に流通量制御弁9を備えている。流通量制御弁9は、開閉することでインタークーラ8内の下方半分における吸気の流通量を制御することができる。この流通量制御弁9は、電動アクチュエータにより開閉される。流通量制御弁9は本発明の流通量制御手段に相当する。なお、流通量制御手段としてはインタークーラ8内の一部における吸気の流通量を制御することができればよく、例えばインタークーラ8のチューブ82が合流する不図示の出側空間部に備えられてもよいし、一部のチューブ82にそれぞれ開閉弁が備えられてもよい。また流通量制御手段によって吸気の流通量が制限される部位もインタークーラ8内の容量が半分となる部位に限られない。
インタークーラ8よりも下流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調整する第2スロットル弁10が設けられている。この第2スロットル弁10は、電動アクチュエータにより開閉される。吸気通路3及び吸気通路3に配置される上記機器が内燃機関1の吸気系を構成している。
一方、内燃機関1に接続された排気通路4の途中には、ターボチャージャのタービン5
bが配置されている。またタービン5bよりも下流の排気通路4には、排気浄化装置11が配置されている。
排気浄化装置11は、酸化触媒と当該酸化触媒の後段に配置されたパティキュレートフィルタ(以下単にフィルタという)とを有して構成されている。フィルタには吸蔵還元型NOx触媒が担持されている。排気通路4及び排気通路4に配置される上記機器が内燃機関1の排気系を構成している。
内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を低圧で吸気通路3へ還流(再循環)させる低圧EGR装置30が備えられている。低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、及び低圧EGRクーラ33を備えて構成されている。この低圧EGR装置30が本発明のEGR装置に相当する。
低圧EGR通路31は、排気浄化装置11よりも下流側の排気通路4と、コンプレッサ5aよりも上流且つ第1スロットル弁6よりも下流側の吸気通路3と、を接続している。すなわち低圧EGR通路31は、排気通路4からインタークーラ8よりも上流側の吸気通路3に排気を還流させている。この低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で内燃機関1へ送り込まれる。そして、本実施例では、低圧EGR通路31を流通して還流される排気を低圧EGRガスと称している。この低圧EGRガスが本発明のEGRガスに相当する。
低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31内に配置され、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調節する。この低圧EGR弁32は、電動アクチュエータにより開閉される。なお、低圧EGRガス量の調節は、低圧EGR弁32の開度の調整以外の方法によって行うこともできる。例えば、第1スロットル弁6の開度を調整することにより低圧EGR通路31の上流と下流との差圧を変化させ、これにより低圧EGRガスの量を調節することができる。
低圧EGRクーラ33は、低圧EGR弁32よりも上流側の低圧EGR通路31に配置され、該低圧EGRクーラ33を通過する低圧EGRガスと、内燃機関1の機関冷却水とで熱交換をして、該低圧EGRガスの温度を低下させる。
一方、内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を高圧で吸気通路3へ還流させる高圧EGR装置40が備えられている。この高圧EGR装置40は、高圧EGR通路41及び高圧EGR弁42を備えて構成されている。
高圧EGR通路41は、タービン5bよりも上流側の排気通路4と、コンプレッサ5aよりも下流側の吸気通路3と、を接続している。この高圧EGR通路41を通って、排気が高圧で内燃機関1へ送り込まれる。そして、本実施例では、高圧EGR通路41を流通して還流される排気を高圧EGRガスと称している。
高圧EGR弁42は、高圧EGR通路41に配置され、高圧EGR通路41の通路断面積を調整することにより、該高圧EGR通路41を流れる高圧EGRガスの量を調節する。この高圧EGR弁42は、電動アクチュエータにより開閉される。なお、高圧EGRガス量の調節は、高圧EGR弁42の開度の調整以外の方法によって行うこともできる。例えば、第2スロットル弁10の開度を調整することにより高圧EGR通路41の上流と下流との差圧を変化させ、これにより高圧EGRガスの量を調節することができる。またターボチャージャのタービン5bが可変容量型の場合には、タービン5bの流量特性を変更するノズルベーンの開度を調整することによっても高圧EGRガスの量を調節することができる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU12が併設されている。このECU12は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU12には、エアフローメータ7などの各種センサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU12に入力されるようになっている。
一方、ECU12には、第1スロットル弁6、流通量制御弁9、第2スロットル弁10、低圧EGR弁32、及び高圧EGR弁42の各電動アクチュエータが電気配線を介して接続されており、該ECU12によりこれらの機器が制御される。
ECU12は、不図示のクランクポジションセンサやアクセルポジションセンサなどの出力信号を受けて内燃機関1の運転状態を判別し、判別された機関運転状態に基づいて内燃機関1や上記機器を電気的に制御する。
例えば低圧EGR弁32が開弁されると、低圧EGR通路31が導通状態となり、排気浄化装置11から流出した排気の一部が低圧EGRガスとして低圧EGR通路31を経由して吸気通路3に流入する。吸気通路3に流入した低圧EGRガスはコンプレッサ5a及びインタークーラ8を経由して内燃機関1に再循環する。
また高圧EGR弁42が開弁されると、高圧EGR通路41が導通状態となり、排気通路4を流れる排気の一部が高圧EGRガスとして高圧EGR通路41を経由して吸気通路3に流入し内燃機関1に再循環する。
このように、低圧EGR通路31及び/又は高圧EGR通路41を経由して排気の一部をEGRガス(低圧EGRガス及び高圧EGRガスを総じてEGRガスという)として内燃機関1に再循環させるEGR運転を行うことによって、内燃機関1の燃焼温度を低下させ、燃焼過程で発生するNOxの排出量を低減しエミッションを低減することができる。
ここで低圧EGR装置30を用いたEGR運転及び高圧EGR装置40を用いたEGR運転を好適に実行可能な内燃機関1の運転状態の条件は、予め実験などにより求められている。本実施例では、内燃機関1の運転状態に応じて低圧EGR装置30及び高圧EGR装置40を用いるEGR運転を切り替えて、或いは併用して排気の再循環を行うようにしている。
図3は、内燃機関1の運転状態の領域毎に定められた、EGR運転の切替パターンを示した図である。図3の横軸は内燃機関1の機関回転数を表し、縦軸は内燃機関1のトルクを表している。
図3において、領域HPLは、内燃機関1の運転状態が低トルク低回転の領域であり、ここでは高圧EGR装置40を用いたEGR運転が実施される。領域LPL+HPLは、内燃機関1の運転状態が中トルク中回転の領域であり、ここでは高圧EGR装置40及び低圧EGR装置30を併用したEGR運転が併用される。領域LPLは、内燃機関1の運転状態が高トルク高回転の領域であり、ここでは低圧EGR装置30を用いたEGR運転が実施される。
このように低圧EGR装置30及び高圧EGR装置40を用いたEGR運転を切り替えて、或いは併用することによって、広範な運転領域においてEGR運転を実施できる。
ところで低圧EGR装置30を用い、低圧EGRガスを吸気通路へ還流させると、低圧EGRガスを含む吸気がインタークーラ8に流入することになる。ここで低圧EGRガスは、排気であるため内燃機関1の燃焼により生じた水分や異物を含有している。このためインタークーラ8内で吸気が冷却されると、水分が凝縮し低圧EGRガスに含有され吸気通路3に還流した水分がインタークーラ8内に付着する場合がある。また低圧EGRガスに含有され吸気通路3に還流した異物がインタークーラ8内に付着する場合がある。
そこで本実施例では、新気量が所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁32の開度が所定開度P1以上になる場合に、流通量制御弁9を閉じるようにした。具体的な流通量制御弁9を閉じる範囲は、横軸が内燃機関1のトルクを表し、縦軸が新気量及び低圧EGR弁開度を表す図4上では図示矢印範囲となる。
ここで新気量が所定新気量G1よりも少ない場合は、新気及び低圧EGRガスを含む吸気量(言い換えるとコンプレッサ通過ガス量)が第1所定量よりも少ない場合に相当する。つまり所定新気量G1とは、コンプレッサ通過ガス量が第1所定量となる閾値であり、第1所定量とは、コンプレッサ通過ガス量がそれよりも少ないとインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止しても、インタークーラ8内の上半分を流通する吸気が詰まってしまったり吸気温度が過昇温してしまったりする弊害を生じない閾値である。
また低圧EGR弁32の開度が所定開度P1以上になる場合は、低圧EGRガス量が第2所定量以上になる場合に相当する。つまり所定開度P1とは、低圧EGRガス量が第2所定量となる閾値であり、第2所定量とは、低圧EGRガス量がそれより少ないとインタークーラ8内で当該低圧EGRガスを含む吸気から凝縮水が発生しない閾値である。
この流通量制御弁9を閉じる範囲における内燃機関1の運転状態は、図3上で示すと、領域LPL+HPL内における低トルク低回転側を除いた斜線領域となる。また横軸が内燃機関1の機関回転数又はトルクを表し、縦軸がEGRガスの割合を表す図5上で流通量制御弁9を閉じる範囲を示すと、低圧EGRガス及び高圧EGRガスが混合される混合範囲における低圧EGRガス量が第2所定量よりも少ない範囲を除いた図示矢印範囲となる。
本実施例によると、新気量が所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁32の開度が所定開度P1以上になる場合に、流通量制御弁9を閉じるので、この場合にインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止できる。
このようにインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止すると、インタークーラ8の吸気に対する放熱量を抑制し当該吸気を過度に冷却させず、インタークーラ8内で吸気、特には吸気に含まれる低圧EGRガスから凝縮水が発生することを抑制できる。これに付随して吸気温度の低下が抑制されるので、この吸気が導入される内燃機関1の失火を抑制できる。またインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止することで、インタークーラ8内の上半分を流通する吸気量が多くなりインタークーラ8内の上半分を流通する吸気流速が速まり、インタークーラ8内の上半分に付着した水分や異物を吹き飛ばすことができる。これらのようにインタークーラ8内で凝縮水の発生を抑制することとインタークーラ8内の上半分に付着した水分や異物を吹き飛ばすことにより、インタークーラ8内に水分や異物が付着してしまうことを抑制できる。
一方、インタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止しても、低圧EGR装置30から還流させる低圧EGRガス量そのものは変化させないので、EGR運転を行うことによる、内燃機関1から排出されるNOxの排出量を低減するという所望のエミッションを維持できる。
ここで低圧EGR弁32が所定開度P1より閉じ側の場合には、流通量制御弁9を開いてインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止しない。これは低圧EGR弁32の開度が所定開度P1より閉じ側の場合には、インタークーラ8内で低圧EGR装置30から還流される低圧EGRガスが少なく、低圧EGRガスを含む吸気から凝縮水が発生しないためである。
またここで新気量が所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁32の開度が所定開度P1より閉じ側になる場合は、車両の加速初期に相当する。そしてこの場合に流通量制御弁9を開きインタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止しないので、インタークーラ8でより多くの吸気を冷却し、冷却した吸気を内燃機関1に送り込むことで車両の加速性を向上できる。すなわち、車両の加速時には、吸気冷却のため、流通量制御弁9を開くこととしている。なお、車両の減速時には、インタークーラ8内の吸気流速を速めるため、流通量制御弁9を閉じることとしている。
次に、本実施例による流通量制御弁9の制御ルーチンについて説明する。図6は、本実施例による流通量制御弁9の制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、ECU12は、新気量gnを検出する。新気量はエアフローメータ7の出力信号から検出される。
ステップS102では、ECU12は、機関回転数及び燃料噴射量を算出する。機関回転数は不図示のクランクポジションセンサの出力信号から算出される。燃料噴射量は不図示のアクセルポジションセンサの出力信号から算出される。
ステップS103では、ECU12は、低圧EGR弁開度pegrlを算出する。低圧EGR弁開度pegrlは、ステップS102で算出された機関回転数及び燃料噴射量に基づき、予め実験等により求められたマップから算出される。
ステップS104では、ECU12は、新気量gnが所定新気量G1よりも少ないか否かを判別する。
ステップS104において新気量gnが所定新気量G1よりも少ないと肯定判定された場合には、ステップS105へ移行する。ステップS104において新気量gnが所定新気量G1以上であると否定判定された場合には、ステップS107へ移行する。
ステップS105では、ECU12は、低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となるか否かを判別する。
ステップS105において低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となると肯定判定された場合には、ステップS106へ移行する。ステップS105において低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1よりも閉じ側であると否定判定された場合には、ステップS107へ移行する。
ステップS106では、ECU12は、流通量制御弁9を閉じる。ステップS106に移行する場合には、新気量gnが所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となっている。流通量制御弁9を閉じることにより、インタークーラ8内の下半分における吸気の流通を阻止する。これによりインタークーラ8内で凝縮水の発生を抑制すると共にインタークーラ8内の上半分に付着した水分や異物を吹
き飛ばすことにより、インタークーラ8内に水分や異物が付着してしまうことを抑制する。本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップS107では、ECU12は、流通量制御弁9を開く。ステップS107に移行する場合には、流通量制御弁9を開くことにより、インタークーラ8内全体に吸気を流通させる。本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
以上説明した本ルーチンによれば、新気量gnが所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となる場合に、流通量制御弁9を閉じることができる。
なお、上記実施例では、流通量制御弁9を開閉のどちらかにしか制御していなかったが本発明はこれに限られない。例えば流通量制御弁9を閉じる場合は、流通量制御弁9を全閉でなく、閉じ側に制御する場合であってもよい。流通量制御弁9を閉じ側にすることでもインタークーラ8内の下半分を流通する吸気の流通量が削減され、これによっても上記流通量制御弁9の全閉時と同様な効果を得ることができる。また本実施例では新気量gnが所定新気量G1よりも少なく、且つ、低圧EGR弁開度pegrlが所定開度P1以上となる場合に、流通量制御弁9を閉じることとしているが、これ以外の場合にも流通量制御弁9を閉じることも本発明に包含される。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
実施例1に係る内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図。 実施例1に係るインタークーラの一部を示す斜視図。 実施例1に係る内燃機関の運転状態に応じた低圧EGR装置及び高圧EGR装置の使用領域を示す図。 実施例1に係るトルクに応じた新気量及び低圧EGR弁開度に対する流通量制御弁を閉じる範囲を示す図。 実施例1に係る機関回転数又はトルクに応じたEGRガス割合に対する流通量制御弁を閉じる範囲を示す図。 実施例1に係る流通量制御弁の制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
4 排気通路
5a コンプレッサ
5b タービン
6 第1スロットル弁
7 エアフローメータ
8 インタークーラ
9 流通量制御弁
10 スロットル弁
11 排気浄化装置
12 ECU
30 低圧EGR装置
31 低圧EGR通路
32 低圧EGR弁
33 低圧EGRクーラ
40 高圧EGR装置
41 高圧EGR通路
42 高圧EGR弁
81 入側空間部
82 熱交換用チューブ

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気通路に配置されたインタークーラと、
    前記内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして前記インタークーラよりも上流側の前記吸気通路に還流させるEGR装置と、
    前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を制御する流通量制御手段と、
    を備え、
    前記内燃機関が所定状態の場合に、前記流通量制御手段によって前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を削減することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関が所定状態の場合とは、吸気量が第1所定量よりも少なく、且つ、前記EGR装置によって還流されるEGRガス量が第2所定量以上になる場合であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記流通量制御手段は、前記インタークーラ内に配置され前記インタークーラ内の一部における吸気の流通量を制御する流通量制御弁であり、
    前記内燃機関が所定状態の場合に、前記流通量制御弁を閉じ側に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
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