[go: up one dir, main page]

JP2009180061A - 耐震墓構造およびその組立て方法 - Google Patents

耐震墓構造およびその組立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009180061A
JP2009180061A JP2008022565A JP2008022565A JP2009180061A JP 2009180061 A JP2009180061 A JP 2009180061A JP 2008022565 A JP2008022565 A JP 2008022565A JP 2008022565 A JP2008022565 A JP 2008022565A JP 2009180061 A JP2009180061 A JP 2009180061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stone
vertical groove
cap
connecting rod
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008022565A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Otomo
保男 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BERUSUTON KK
Original Assignee
BERUSUTON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BERUSUTON KK filed Critical BERUSUTON KK
Priority to JP2008022565A priority Critical patent/JP2009180061A/ja
Publication of JP2009180061A publication Critical patent/JP2009180061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

【課題】下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結棒とストッパーで確実に連結した簡単な構造により、地震の縦揺れや横揺れに対する耐震性を高めると共に、分解が容易で簡単に移動できる耐震墓構造を提供するものである。
【解決手段】下段の石となる上台1の上部中心に下段縦溝6を形成し、ここに連結棒4の下部側を挿着して接着剤23で固定し、この連結棒4の中間を中段の石となる蓮華2の貫通孔9を貫通させて、連結棒4の上部側を上段となる棹石3に形成した上段縦溝10の内側に接着剤23で固定されたキャップ17の内側に着脱自在に挿着され、蓮華2と棹石3の間の隙間26から金属板で形成されたストッパー20を挿入し、この先端を前記キャップ17に形成したスリット18を通して、連結棒4の嵌合溝11に着脱自在に嵌合して、上台1と蓮華2、棹石3を連結棒4で一体に連結したものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結する耐震墓構造およびその組立て方法に関するものである。
一般に墓石の構造は、芝台(下台)の上に、中台を重ね、この上に上台を重ね、一番上に棹石を重ねた構造となっている。この構造では、それぞれ別個に加工したものを単に積み重ねたものであるため、大きな地震が発生すると、重心の高い棹石が動いたり転倒したりすることがあった。
このため、上台の上部中心に縦溝を形成し、この上に重ねられる棹石の底部中心に前記縦溝と対向してこれと連通する縦溝を形成し、上台の縦溝に金属製連結棒の下部側を挿着して接着剤で固定し、棹石の縦溝内に接着剤を充填したり、連結棒に塗布してから、棹石の縦溝の内側に連結棒をその上部側から挿入し、棹石を下降させて上台の上に重ねて、上台と棹石を連結棒で連結して、地震の揺れに対して棹石の倒壊を防止していた(例えば特許文献1)。
この耐震構造では、上台の縦溝はその上面に、上方に向かって開口しているので、接着剤を充填して連結棒の下部側を確実に固定することができるが、上台の上に重ねられる棹石の縦溝は、その底面に下方に向かって開口しているので、接着剤を充填しても自重により流れ出してしまい、連結棒の上部側に塗布しても十分に隙間を埋められず棹石を確実に固定することができなかった。
また従来の耐震構造では、接着剤で固定してしまうので、石材店で墓石を展示する場合には固定できず、展示している間に地震が発生すると、棹石が倒壊してしまう問題があった。また墓地に一旦、設置した後、墓石を移転するような場合にも、棹石と上台が接合されて分解できないので、全体をそのまま運搬しなければならず大型の墓石の場合には、移転は極めて困難であった。
実用新案登録第3031749号公報
本発明は上記問題点を改善し、複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を、連結棒とストッパーで確実に連結した簡単な構造により、地震の縦揺れや横揺れに対する耐震性を高めると共に、分解や交換が容易で簡単に移動することができ、特に石材店で墓石を展示する場合や、一旦、設置した後、別の墓地に移転したり部品を交換する場合にも好適な耐震墓構造およびその組立て方法を提供するものである。
本発明の請求項1記載の耐震墓構造は、複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結する構造であって、下段の石の上部中心に下段縦溝を形成し、この下段縦溝に連通して中段の石に上下に開孔した貫通孔を形成すると共に、この貫通孔を囲む中段の石の上面に、複数のスペーサーを取付け、更にこの上に重ねられる上段の石の底部中心に前記貫通孔と対向して連通する上段縦溝を形成し、これら下段縦溝と貫通孔および上段縦溝内にまたがって金属製の連結棒を挿着し、この連結棒は中間部に嵌合溝を設けた上部連結部と、下部連結部とを中間部材で長さ調整自在に一体に連結して構成され、前記下段の石の下段縦溝に連結棒の下部連結部を挿着して接着剤で固定し、中間部材と上部連結部の下部側を中段の石に開孔した貫通孔に位置させ、上部連結部を上段の石の上段縦溝内に位置させて、上部連結部の嵌合溝と対向する壁面にスリットを形成した筒状のキャップを前記上部連結部の上部側に着脱自在に被せて、このキャップの外周と前記上段の石に形成した上段縦溝の内側との間を接着剤で固定し、中段の石の上面とスペーサーを介して重ねた上段の石との間の隙間から前記キャップに形成したスリットを通して金属板で形成された板状のストッパーを挿入して、このストッパーを上部連結部の嵌合溝に着脱自在に嵌合したことを特徴とするものである。
請求項2記載の耐震墓構造は、請求項1において、中段の石に開孔した貫通孔に挿着した上部連結部の下部外周と、前記貫通孔の内周との間に隙間充填材を着脱自在に嵌入させて連結棒を中段の石に固定したことを特徴とするものである。
請求項3記載の耐震墓構造は、請求項1において、板状のストッパーが、その長手方向に沿った片側に、連結棒の嵌合溝に嵌合するU形の溝を形成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項4記載の耐震墓構造の組立て方法は、(1)複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結する耐震墓構造の組立て方法において、下段の石の上部中心に下段縦溝を形成し、この下段縦溝に連通して中段の石に上下に開孔した貫通孔を形成すると共に、この貫通孔を囲む中段の石の上面に複数のスペーサーを取付け、更にこの上に重ねられる上段の石の底部中心に前記貫通孔と対向して連通する上段縦溝を形成し、(2)中間部に嵌合溝を設けた上部連結部と、下部連結部とを中間部材で長さ調整自在に一体に連結して構成された金属製の連結棒の下部連結部を、下段の石の下段縦溝内に挿着して接着剤で固定し、(3)下段縦溝から突出した前記連結棒の中間部材と、嵌合溝を設けた上部連結部を、嵌合溝が中段の石の上面に位置するように、中段の石に開孔した貫通孔に貫通させて、中段の石を重ね、(4)次いで中段の石の上面から突出した連結棒の上部連結部の上部側に、ここを囲むように、上部を閉塞し下部を開口すると共に、前記嵌合溝と対向する壁面にスリットを形成した筒状のキャップを被せ、(5)次いでキャップのスリットを通して、ストッパーを連結棒の嵌合溝に着脱自在に嵌合して、連結棒とキャップを連結し、(6)次いで、上段の石の前記上段縦溝の内側上部に接着剤を充填するか、または前記キャップの上部に接着剤を入れた破損可能な容器を載せ、(7)次に、上段の石を下降させて、その接着剤を充填した上段縦溝の内側に、キャップをその上部側から挿入するか、また上段の石を下降させて、接着剤容器を載せたキャップをその上部側から挿入して、中段の石の上に重ね、この過程で接着剤が押出されて上段の石の上段縦溝とキャップとの間の隙間に充填されてキャップを固定することを特徴とするものである。
請求項5記載の耐震墓構造の組立て方法は、請求項4において、接着剤容器が多数の孔が開孔した紙または軟質プラスチックで筒状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項6記載の耐震墓構造の組立て方法は、請求項4において、連結棒の底部に、高さ調整用のアジャスターが取付けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載の耐震墓構造によれば、下段の石の下段縦溝に、連結棒の下部側が挿着され、この連結棒の中間を中段の石の貫通孔を貫通させて、連結棒の上部側を、上段の石に形成した上段縦溝の内側に挿着されて接着剤で固定されたキャップの内側に着脱自在に挿着し、中段の石と上段の石との間の隙間から金属板で形成されたストッパーを挿入して、この先端を前記キャップに形成したスリットを通して、連結棒の嵌合溝に着脱自在に嵌合して、連結棒とキャップを連結したので、下段と中段および上段の石が連結棒で一体に連結され、横揺れや縦揺れの地震が発生しても、中段や上段の石の移動や倒壊を確実に防止することができる。またストッパーを引き抜くことにより、連結棒とキャップとの連結が解除されて、下段と中段および上段の石を簡単に分離できるので、石材店で展示されている状態から墓地に設置する場合や、他の墓地に移転したり部品を交換する場合でも、運搬や組立が容易である。
請求項2記載の耐震墓構造によれば、中段の石に開孔した貫通孔に挿着した上部連結部の下部外周と、前記貫通孔の内周との間に隙間充填材を嵌入させて固定したので、中段の石を確実に固定して耐震性を向上させることができる。
請求項3記載の耐震墓構造によれば、板状のストッパーが、その長手方向に沿った片側に連結棒の嵌合溝と嵌合するU形の溝が形成されているので、スリットの一方向から挿入して、連結棒の嵌合溝にワンタッチで嵌合させることができる。
本発明に係る請求項4記載の耐震墓構造の組立て方法によれば、下段の石の下段縦溝に接着剤を充填して、連結棒の下部側を前記下段縦溝内に挿着して接着剤で固定してから、中段の石を重ね、更に連結棒の上部側を囲むように筒状のキャップを被せ、上段の石の予め接着剤を注入した上段縦溝の内側にキャップを挿入するか、またはキャップの上部に、接着剤を入れた破損可能な容器を載せて、上段の石を下降させることにより、接着剤が押出されて上段の石の上段縦溝とキャップ外周との間の隙間に充填されて上段の石とキャップが固定される。更に連結棒の嵌合溝に、上段の石に固定された筒状のキャップのスリットを通してストッパーを着脱自在に挿入することにより、嵌合溝とキャップが連結されるので、横揺れや縦揺れの地震が発生しても、中段や上段の石の移動や倒壊を確実に防止することができる。またストッパーを引き抜くことにより、連結棒とキャップとの連結が解除されて、下段と中段および上段の石が簡単に分離できるので、運搬や組立、交換が容易である。
また請求項5記載の耐震墓構造の組立て方法によれば、接着剤容器が多数の孔が開孔した紙または軟質プラスチックで筒状に形成されているので、接着剤を充填したままの状態ではその粘性により孔から流出することがないが、上段の石を下げていくと上段縦溝で押されて容易に潰れ、速やかに孔から流出することができる。
また請求項6記載の耐震墓構造の組立て方法によれば、金属製の連結棒の底部に、高さ調整用のアジャスターが取付けられているので、下段の石の下段縦溝の深さや中段の石の貫通孔の深さが多少変化しても、連結棒の嵌合溝の位置を、中段の石の上面に合わせて簡単に調整することができる。
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図6において1は下段の石となる上台、2はこの上台1の上に重ねる中段の石となる蓮華、3は蓮華の上に重ねる上段の石となる棹石、4は金属製連結棒である。
図1に示すように下段の石となる上台1の上部中心には、上部が開口した中空円筒状の下段縦溝6が形成され、この下段縦溝6を囲む上台1の上面にゴムなどの弾性材で形成された複数のスペーサー8が取付けられている。また中段の石となる蓮華2の中心には下段縦溝6と連通して上下に開孔した貫通孔9が形成されている。更にこの貫通孔9を囲む蓮華2の上面に図2に示すようにゴムなどの弾性材で形成された複数のスペーサー8が取付けられている。この蓮華2の上に重ねられる上段の石となる棹石3の底部中心に図6に示すように前記貫通孔9と連通する下部が開口した中空円筒状の上段縦溝10が形成されている。
また金属製の連結棒4は真鍮やステンレスなどの金属で形成され、図1に示すように中間部に環状の嵌合溝11を設けた円柱状の上部連結部4Aと、ボルトで形成された中間部材4Bと、下部連結部4Cとで構成されている。上部連結部4Aの下部と、下部連結部4Cの上部の中心にはねじ溝4D、4Dが形成され、ここに中間部材4Bに形成したねじ山4Eが螺合している。更に下部連結部4Cの下部の中心にはねじ溝4Dが形成され、ここにボルト状の高さ調整用のアジャスター12が螺合して、全体の長さや嵌合溝11の位置を調整できるようになっている。なお13は下部連結部4Cの外周に形成された環状のくびれ部である。
また前記連結棒4の円柱状をなす上部連結部4Aは、下部側に大径部14A、中間にこれよりやや外径の小さい中径部14Bが形成され、この境界部に段部14Cが形成され、この上方の中径部14Bの側面に嵌合溝11が形成され、更に上端側に、上方に向かって外径が縮小したテーパー面14Dが形成されている。
17は上部を閉塞し下部を開口した金属製のキャップで、前記連結棒4の上部連結部4Aの上部側に、ここを囲むように被せて段部14Cの上に支持したものである。更にキャップ17の下部側の両壁面には、図2に示すように前記嵌合溝11と対向する位置にスリット18、18が180度の間隔で形成されている。
またキャップは、図1に示すように外周に複数のくびれ部13が間隔をおいて形成され、一番下のくびれ部13に発泡プラスチックで形成された弾性のあるパッド19が取付けられている。また貫通孔9の上部側内周と、上部連結部4Aの外周との間には、弾性材リングを複数に分割した隙間充填材27を嵌入されて連結棒4を固定するようになっている。
20は板状のストッパーで例えばステンレス鋼のバネ板で形成され、図3に示すように、その長手方向に沿った片側にU形の溝21を形成したもので、筒状のキャップ17のスリット18、18を通して、ストッパー20のU形の溝21を連結棒4の環状の嵌合溝11に嵌合させる。
次に耐震墓構造を組立てる方法について説明する。図1に示すように予め下段の石となる上台1の上面中央に、上部が開口した中空円筒状の下段縦溝6を加工しておく。またこの上台1の上に重ねる中段の石となる蓮華2の中心に、下段縦溝6と連通する貫通孔9を開孔しておく。またこの蓮華2の上に重ねられる上段の石となる棹石3の底部中心に、図6に示すように前記貫通孔9と連通する下部が開口した中空円筒状の上段縦溝10を形成しておく。
次に図1に示すように上台1に加工した下段縦溝6の周囲の上面に、4個のゴムなどの弾性材で形成された複数のスペーサー8を接着剤で固定しておく。また連結棒4は下段縦溝6と上段縦溝10および貫通孔9の深さに応じて、ボルト状の中間部材4Bを捩じって上部連結部4Aと下部連結部4Cの間隔を調整し、嵌合溝11が蓮華2の上面に位置するように長さを調整しておく。
次に、連結棒4の下部連結部4Cを上台1の下段縦溝6内に挿入して、高さ調整用のアジャスター12で連結棒4の取付け位置を微調整した後、粘性のあるペースト状の接着剤23を下段縦溝6内に充填して連結棒4の下部連結部4Cを固定する。この場合、下部連結部4Cの外周には複数のくびれ部13が形成され、更にボルト状のアジャスター12が取付けられているので、この凹凸部に接着剤23が回り込んで、硬化してくると確実に固定される。
次に上台1の上に蓮華2を重ねて、下段縦溝6から上方に突出した連結棒4の中間部材4Bと上部連結部4Aを蓮華2の貫通孔9に貫通させる。次に図2に示すように貫通孔9の周囲の、蓮華2の上面にゴムなどの弾性材で形成された複数のスペーサー8を接着剤で固定する。次に図1に示すように連結棒4の上部連結部4Aにキャップ17を被せて、その下部を大径部14Aの上の段部14Cで支持すると共に、スリット18、18を横方向に位置させてセットする。
キャップ17の外周には、その下部側に発泡プラスチックテープなどで形成されたパッド19を巻き付けて接着剤で接着する。なおパッド19Aは放射状に切り込みが形成されている。次に貫通孔9の上部側内周と、上部連結部4Aの外周との間に、弾性材リングを複数に分割した隙間充填材27を嵌入して連結棒4を固定する。
次に図3に示すように、筒状のキャップ17のスリット18、18に長いストッパー20を差し込んで、このU形の溝21を連結棒4の上部連結部4Aに形成した嵌合溝11に嵌合させる。この後、図4に示すように棹石3を横にして、横になった上段縦溝10の開口部から所定量の粘性のあるペースト状の接着剤23を奥に注入する。
この後、図5に示すように棹石3を立てて、図示しないクレーンで吊り上げた状態から次第に下降させて、上段縦溝10内にキャップ17をその上部側から挿入していく。上段縦溝10内に注入した接着剤23は粘性があるので棹石3を立てても流下しない。棹石3を下げていくと、上段縦溝10の天井面に注入されていた接着剤23が押し出されて、上段縦溝10とキャップ17との間の隙間に順次充填されていく。
更に棹石3を下げていくと、図6に示すように蓮華2の上に、スペーサー8を介して重ねた状態となる。この結果、上段縦溝10とキャップ17との間に接着剤23が充填され、パッド19で止められて、接着剤23の流出が阻止された状態で、時間の経過と共に接着剤23がパテ状に硬化してくる。接着剤23が硬化してキャップ17が上段縦溝10内に固定されたら、ステンレス製のバネ材で形成された板状のストッパー20を、蓮華2と棹石3との間の隙間26から横方向に引き出す。
この後、図7に示すように棹石3の幅より短いステンレス製のバネ材で形成されたストッパー20を隙間26から差し込んで、U形の溝21を連結棒4のリング状の嵌合溝11内に嵌合させる。この後、蓮華2と底面の周囲に図示しないパテを詰めて上台1と蓮華2との間の隙間26の周囲を塞いでから、棹石3の底面の周囲にパテを詰めて蓮華2との間の隙間26の周囲を塞いで完成させる。
このように組立てた耐震墓構造は、図6に示すように接着剤23が硬化すると、上台1の下段縦溝6内に固定した連結棒4と、棹石3の上段縦溝10内に固定したキャップ17とが、ストッパー20を介して連結され、この間の蓮華2が挟持された構造になる。この結果、上台1と蓮華2、棹石3の三段積み重ね部分が連結棒4を介して一体に連結され、横揺れの地震が発生しても、棹石3や蓮華2の横移動や倒壊を確実に防止することができる。
また縦揺れの地震が発生しても、板状のストッパー20により、キャップ17のスリット18、18と、上台1に固定された連結棒4の嵌合溝11とが連結されているので、棹石3の浮き上がりが阻止される。また棹石3が僅かに浮き上がったとしてもストッパー20はバネ材で形成されているので、その弾性により復帰して棹石3の倒壊を確実に防止することができる。
また石材店で展示されている状態では、図3に示すようにストッパー20は長いものを取付け、棹石3の底面の周囲にはパテを充填しない状態にしておく。石材店で展示されている墓石が販売されて墓地に運搬する場合には、長いストッパー20をスリット18、18から抜いて、上台1と、蓮華2、棹石3との連結を解除する。次に図示しないクレーンで棹石3を持ち上げると、図8に示すように棹石3と共にキャップ17が上昇して、連結棒4から外れ、棹石3だけが持ち上げられる。この後、隙間充填材27と蓮華2、上台1の順に取り外していく。
このように上台1と蓮華2、棹石3を分解して墓地に運搬し、設置場所で上台1を設置してから上記と逆の手順で、蓮華2を吊り下げてきて、上台1の上面から突出した連結棒4を貫通させる。この後、図7に示す短い板状のストッパー20を差し込んで、キャップ17のスリット18、18を貫通させて、U形の溝21をリング状の嵌合溝11に嵌合させて一体に連結する。次に、棹石3を吊り下げてきて、棹石3に取付けたキャップ17の内側に連結棒4を挿入して蓮華2の上に重ねる。この後、棹石3の底面の周囲にパテを詰めて蓮華2との間の隙間26の周囲を塞いで雨水の浸入を防いで耐震構造を完成させる。
図9ないし図12は本発明の異なる他の実施の形態を示すもので、図9に示すように、接着剤23を上台1の下段縦溝6内に充填してから、連結棒4を挿入してその下部連結部4Cを固定した後、上台1から突出した連結棒4の中間部材4Bと上部連結部4Aを蓮華2の貫通孔9に貫通させ、次に貫通孔9の上部側内周と、上部連結部4Aの外周との間に、弾性材リングを複数に分割した隙間充填材27を嵌入して連結棒4を固定してからストッパー20で連結するまでは前述と同様である。
キャップ17の外周には、その下部側に発泡プラスチックテープなどで形成されたパッド19Aを巻き付けて接着剤で接着すると共に、キャップ17の上部外周に発泡プラスチックテープなどで形成されたパッド19Bを巻き付けて上下動自在に支持させておく。なおパッド19Aは放射状に切り込みが形成されている。
キャップ17の上には、壁面に多数の孔25を開孔した紙製の容器24を載せる。次にこの容器24に接着剤23を所定量充填する。接着剤23を充填したままの状態ではその粘性により孔25から流出することがない。
この後、図10に示すように図示しないクレーンで吊り上げた状態から次第に下降させて、上段縦溝10内にキャップ17の上に載せた紙製の容器24を上部側から挿入していく。棹石3を下げていくと、紙製の容器24の上部が上段縦溝10の天井面に押し潰されて内部の接着剤23が孔25から流れ出し、上段縦溝10とキャップ17との間の隙間に順次充填されていき、図11に示すようにキャップ17は上段縦溝10内に固定される。この時、上段縦溝10とキャップ17との間の隙間にはパッド19Bが上下に摺動自在に取付けられて隙間の下部が塞がれているので、接着剤23の下降に伴ってパッド19Bも下降して接着剤23が流れ出すことがない。
石材店で展示されている墓石が販売されて墓地に運搬する場合には、長いストッパー20をスリット18、18から抜いて、上台1と、蓮華2、棹石3との連結を解除する。次に図示しないクレーンで棹石3を持ち上げると、図12に示すように棹石3と共にキャップ17が上昇して、連結棒4から外れ、棹石3だけが持ち上げられる。この後、隙間充填材27、蓮華2、上台1の順に取り外していく。
なお上記説明では、中段の石として蓮華1を重ねた場合について示したが、この代わりにスリンを中段の石とした構造でも良い。また図13は他の実施の形態を示すもので、下台28の上に上台1を重ね、この上に蓮華2を介して棹石3を重ね、更にこの上に丸石29と笠30を重ねた墓石構造において、上台1と蓮華2および棹石3の三段重ね部分と、棹石3と丸石29および笠30の三段重ね部分にそれぞれ連結棒4で連結したものにも適用することができる。なお上記説明に限らず、三段重ね部分であれば、どの構造の連結にも適用することができる。
また連結棒4を断面円形の場合について説明したが、断面四角形など多角形状のものでも良く、またキャップも、これに合わせた断面多角形状のものでも良い。またキャップ17の外周に取り付けるパッド19A、19Bは、発泡プラスチックで形成されたものに限らず、ガスケットや不織布、0リングなどを用いても良い。またストッパー20は上記構造に限らず、嵌合溝11とキャップ17を連結できる構造であれば他の構造でも良い。
また接着剤23は孔25を形成した紙製の容器24に充填した場合について示したが、紙製に限らず、薄いプラスチック容器など破損可能な容器であれば良く、またプラスチックの袋に所定量の接着剤23を予め充填しておいたものを用いても良い。このように棹石3の上段縦溝10が深い場合には、接着剤23を充填した容器を用いるのが好ましいが、上段縦溝10が浅い場合には直接、注入しても良い。
本発明の実施の一形態による上台の下段縦溝と蓮華の貫通孔に連結棒を挿入して接着剤で固定し、連結棒にキャップを取付けたた状態を示す断面図である。 蓮華の上面から突出した連結棒に、キャップを取付けた状態を示す水平断面図である。 図2においてキャップのスリットにストッパーを挿着して、連結棒の嵌合溝に嵌合させた状態を示す水平断面図である。 横にした棹石の上段縦溝に接着剤を注入した状態を示す断面図である。 蓮華から突出した上部連結部を棹石の上段縦溝に挿入して、棹石を下降させている状態を示す断面図である。 図5の状態から棹石を蓮華の上に重ねて、連結棒とキャップとをストッパーで連結した状態を示す断面図である。 図6のキャップのスリットに短いストッパーを挿着して、連結棒の嵌合溝に嵌合させた状態を示す水平断面図である。 ストッパーを引き抜いて、蓮華の上に突出した連結棒から棹石を持ち上げて分離した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態による、キャップの上部に接着剤を充填した容器を載せた状態を示す断面図である。 図9の状態からキャップに載せた接着剤の箱を棹石の上段縦溝に挿入して、棹石を下降させている状態を示す断面図である。 図10の状態から棹石を蓮華の上に重ねて、連結棒とキャップとをストッパーで連結した状態を示す断面図である。 ストッパーを引き抜いて、蓮華の上に突出した連結棒から棹石を持ち上げて分離した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態による、上台と蓮華および棹石の三段重ね部分と、棹石と丸石および笠の三段重ね部分をそれぞれ連結棒で連結した状態を示す墓石の正面図である。
符号の説明
1 上台
2 蓮華
3 棹石
4 連結棒
4A 上部連結部
4B 中間部材
4C 下部連結部
6 下段縦溝
8 スペーサー
9 貫通孔
10 上段縦溝
11 嵌合溝
12 アジャスター
13 くびれ部
17 キャップ
18 スリット
19 パッド
20 ストッパー
21 U形の溝
23 接着剤
24 容器
25 孔
26 隙間
27 隙間充填材
28 下台
29 丸石
30 笠

Claims (6)

  1. 複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結する構造であって、下段の石の上部中心に下段縦溝を形成し、この下段縦溝に連通して中段の石に上下に開孔した貫通孔を形成すると共に、この貫通孔を囲む中段の石の上面に、複数のスペーサーを取付け、更にこの上に重ねられる上段の石の底部中心に前記貫通孔と対向して連通する上段縦溝を形成し、これら下段縦溝と貫通孔および上段縦溝内にまたがって金属製の連結棒を挿着し、この連結棒は中間部に嵌合溝を設けた上部連結部と、下部連結部とを中間部材で長さ調整自在に一体に連結して構成され、前記下段の石の下段縦溝に連結棒の下部連結部を挿着して接着剤で固定し、中間部材と上部連結部の下部側を中段の石に開孔した貫通孔に位置させ、上部連結部を上段の石の上段縦溝内に位置させて、上部連結部の嵌合溝と対向する壁面にスリットを形成した筒状のキャップを前記上部連結部の上部側に着脱自在に被せて、このキャップの外周と前記上段の石に形成した上段縦溝の内側との間を接着剤で固定し、中段の石の上面とスペーサーを介して重ねた上段の石との間の隙間から前記キャップに形成したスリットを通して金属板で形成された板状のストッパーを挿入して、このストッパーを上部連結部の嵌合溝に着脱自在に嵌合したことを特徴とする耐震墓構造。
  2. 中段の石に開孔した貫通孔に挿着した上部連結部の下部外周と、前記貫通孔の内周との間に隙間充填材を着脱自在に嵌入させて連結棒を中段の石に固定したことを特徴とする請求項1記載の耐震墓構造。
  3. 板状のストッパーが、その長手方向に沿った片側に、連結棒の嵌合溝に嵌合するU形の溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の耐震墓構造。
  4. (1)複数個の石材を重ねて構成される墓石構造の、下段の石と中段の石および上段の石の三段重ね部分を連結する耐震墓構造の組立て方法において、下段の石の上部中心に下段縦溝を形成し、この下段縦溝に連通して中段の石に上下に開孔した貫通孔を形成すると共に、この貫通孔を囲む中段の石の上面に複数のスペーサーを取付け、更にこの上に重ねられる上段の石の底部中心に前記貫通孔と対向して連通する上段縦溝を形成し、
    (2)中間部に嵌合溝を設けた上部連結部と、下部連結部とを中間部材で長さ調整自在に一体に連結して構成された金属製の連結棒の下部連結部を、下段の石の下段縦溝内に挿着して接着剤で固定し、
    (3)下段縦溝から突出した前記連結棒の中間部材と、嵌合溝を設けた上部連結部を、嵌合溝が中段の石の上面に位置するように、中段の石に開孔した貫通孔に貫通させて、中段の石を重ね、
    (4)次いで中段の石の上面から突出した連結棒の上部連結部の上部側に、ここを囲むように、上部を閉塞し下部を開口すると共に、前記嵌合溝と対向する壁面にスリットを形成した筒状のキャップを被せ、
    (5)次いでキャップのスリットを通して、ストッパーを連結棒の嵌合溝に着脱自在に嵌合して、連結棒とキャップを連結し、
    (6)次いで、上段の石の前記上段縦溝の内側上部に接着剤を充填するか、または前記キャップの上部に接着剤を入れた破損可能な容器を載せ、
    (7)次に、上段の石を下降させて、その接着剤を充填した上段縦溝の内側に、キャップをその上部側から挿入するか、また上段の石を下降させて、接着剤容器を載せたキャップをその上部側から挿入して、中段の石の上に重ね、この過程で接着剤が押出されて上段の石の上段縦溝とキャップとの間の隙間に充填されてキャップを固定することを特徴とする耐震墓構造の組立て方法。
  5. 接着剤容器が多数の孔が開孔した紙または軟質プラスチックで筒状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の耐震墓構造の組立て方法。
  6. 連結棒の底部に、高さ調整用のアジャスターが取付けられていることを特徴とする請求項4記載の耐震墓構造の組立て方法。
JP2008022565A 2008-02-01 2008-02-01 耐震墓構造およびその組立て方法 Pending JP2009180061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008022565A JP2009180061A (ja) 2008-02-01 2008-02-01 耐震墓構造およびその組立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008022565A JP2009180061A (ja) 2008-02-01 2008-02-01 耐震墓構造およびその組立て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009180061A true JP2009180061A (ja) 2009-08-13

Family

ID=41034246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008022565A Pending JP2009180061A (ja) 2008-02-01 2008-02-01 耐震墓構造およびその組立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009180061A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011013829A1 (ja) 2009-07-31 2011-02-03 本田技研工業株式会社 車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011013829A1 (ja) 2009-07-31 2011-02-03 本田技研工業株式会社 車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10465374B2 (en) Frame structure and method of constructing frame structure
JP5420030B1 (ja) 木柱の設置構造
US9200467B2 (en) Stacking base system for temporary posts
JP2009180061A (ja) 耐震墓構造およびその組立て方法
KR101360288B1 (ko) 현장시공이 용이한 절토부 보강토 옹벽 설치공법
CA2804702C (en) A fence post assembly
CN206360377U (zh) 预制混凝土墙柱的安装结构
JP4840941B2 (ja) 耐震墓構造およびその組立て方法
JP2009257006A (ja) グラウンドアンカー工法
JP2015055105A (ja) 地下構造、及び地下躯体を有する建造物の建替え方法
JP2016050423A (ja) 雨水等の貯留槽
JP5635173B2 (ja) 木柱支持装置
JP2010261181A (ja) 既成杭の杭頭補強用冶具
JP7197879B2 (ja) 落石防護柵
KR20160135547A (ko) 철근 고정구
JP3088682U (ja) 耐震墓
JP2008095409A (ja) 耐震墓構造およびその組立て方法
JP4592497B2 (ja) 支柱の基礎構造
JP2008045291A (ja) 耐震墓構造の組立て方法
JP2015073532A (ja) 自在式植栽用土留め
JP3208102U (ja) 屋外構造物
KR101839746B1 (ko) 기초일체형 폴 구조물
JP5378923B2 (ja) 吊り構造の構造物
JP2016061116A (ja) 基礎杭、基礎杭の設置方法及び太陽光パネルの施工方法
JP6045215B2 (ja) 支柱の基礎およびその施工方法