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JP2009177184A - 露光装置とその製造方法及び支持方法 - Google Patents

露光装置とその製造方法及び支持方法 Download PDF

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JP2009177184A
JP2009177184A JP2009013526A JP2009013526A JP2009177184A JP 2009177184 A JP2009177184 A JP 2009177184A JP 2009013526 A JP2009013526 A JP 2009013526A JP 2009013526 A JP2009013526 A JP 2009013526A JP 2009177184 A JP2009177184 A JP 2009177184A
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一也 小野
Toshimasa Shimoda
敏正 下田
Yoichi Arai
洋一 新井
Hitoshi Nishikawa
仁 西川
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Abstract

【課題】投影光学系に伝わる振動を抑えつつ、投影光学系の投影特性に与える振動の悪影響を抑制できる露光装置を提供する。
【解決手段】露光装置は、マスク(M)に照明光を導く照明光学系(IL)と、照明光によって照射されたパターンを基板(P)に投影する投影光学系(PL)と、照明光学系(IL)の少なくとも一部及び投影光学系(PL)を、柔構造を有する支持部材(30)によって一体的に吊り下げ支持する支持装置(32)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置とその製造方法及び支持方法に関するものである。
半導体素子等を製造する際に、マスクとしてのレチクルのパターンの像を、投影光学系を介して基板としてのレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上の各ショット領域に転写する投影露光装置が使用されている。従来は、投影露光装置として、ステップ・アンド・リピート方式(一括露光型)の投影露光装置(ステッパー)が多用されていたが、最近ではレチクルとウエハとを、投影光学系に対して同期走査して露光を行うステップ・アンド・スキャン方式のような走査露光型の投影露光装置(走査型露光装置)も注目されている。
従来の露光装置では、パターン原版であるレチクルとそのパターンが転写されるウエハとをそれぞれ支持搬送するレチクルステージ、及びウエハステージの駆動部が、投影光学系を支持する構造体に固定されており、また、投影光学系も重心付近がその構造体に固定されていた。また、ウエハステージを高精度に位置決めするために、ウエハステージの位置をレーザ干渉計により計測しており、ウエハステージには、レーザ干渉計用の移動鏡が取り付けられていた。
上記の如く従来の露光装置では、ウエハステージ等の駆動部と投影光学系とが同一の構造体に固定されていたため、ステージの駆動反力により生じる振動が構造体に伝達し、更に投影光学系にも振動が伝達していた。そして、全ての機械構造物は所定の周波数の振動に対して機械共振するため、このような振動がその構造体に伝達すると、構造体の変形や共振現象が引き起こされ、転写パターン像の位置ずれやコントラストの低下が生じる。
国際公開第06/038952号には、投影光学系を支持する支持部材と、柔構造を有する支持部材を介して投影光学系をフレームに吊り下げ支持する連結部材とを備えることにより、比較的簡単な機構で投影光学系に伝わる振動を抑える技術が開示されている。
国際公開第06/038952号
マスクは、照明光学系から出射した照明光(EUV光)で照明され、マスクの反射面で反射した照明光は、マスクのパターンの像の情報を含む露光光として投影光学系に入射する。ところが、投影光学系及び照明光学系の双方がフレームに支持されている場合でも、投影光学系に伝わる振動等をキャンセルするために、フレームに対して投影光学系が相対移動すると、結果として投影光学系と照明光学系との間に位置ズレが生じる可能性がある。この場合、投影光学系によるマスクのパターンの投影特性に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の態様は、投影光学系に伝わる振動を抑えつつ、投影光学系の投影特性に与える振動の悪影響を抑制できる露光装置とその製造方法及び支持方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、マスクに形成されたパターンに照明光を照射し、パターンを基板上に露光する露光装置であって、マスクに照明光を導く照明光学系と、照明光によって照射されたパターンを基板に投影する投影光学系と、照明光学系の少なくとも一部及び投影光学系を、柔構造を有する支持部材によって一体的に吊り下げ支持する支持装置と、を有する露光装置が提供される。
本発明の第2態様に従えば、マスクに照明光を導く照明光学系と、照明光で照明されたマスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを支持する方法であって、照明光学系の少なくとも一部及び投影光学系を、柔構造を有する支持部材によってフレームに一体的に吊り下げ支持する工程を有する支持方法が提供される。
本発明の第3態様に従えば、マスクに照明光を導く照明光学系と、照明光で照明されたマスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを備えた露光装置の製造方法であって、照明光学系の少なくとも一部及び投影光学系を支持する方法として、第2態様の支持方法を用いる製造方法が提供される。
本発明の第4態様に従えば、マスクに形成されたパターンに照明光を照射し、パターンを基板上に露光する露光装置であって、マスクに照明光を導く照明光学系と、照明光によって照射されたパターンを基板に投影する投影光学系と、照明光学系の少なくとも一部を、柔構造を有する第1支持部材によって吊り下げ支持する第1の支持装置と、投影光学系を、柔構造を有する第2支持部材によって第1支持部材とは分離して吊り下げ支持する第2の支持装置と、を有する露光装置が提供される。
本発明の第5態様に従えば、マスクに照明光を導く照明光学系と、照明光で照明されたマスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを支持する方法であって、照明光学系の少なくとも一部を、柔構造を有する第1支持部材によってフレームに吊り下げ支持する工程と、投影光学系を、柔構造を有する第2支持部材によって第1支持部材とは分離して、フレームに吊り下げ支持する工程とを有する支持方法が提供される。
本発明の第6態様に従えば、マスクに形成されたパターンに照明光を照射し、パターンを基板上に露光する露光装置の製造方法であって、照明光学系の少なくとも一部及び投影光学系を支持する方法として、第5態様の支持方法を用いる製造方法が提供される。
第1、2、4、及び5態様によれば、投影光学系に伝わる振動を抑えつつ、投影光学系の投影特性に与える悪影響を抑制でき、マスクのパターンを高精度に基板に転写することが可能になる。
また、第3及び6態様によれば、投影光学系と照明光学系との位置ズレに起因する投影特性の低下を抑制することが可能になり、マスクのパターンを高精度に基板に転写する露光装置を提供することが可能になる。
一実施形態における、露光装置を示す概略構成図である。 光源、照明光学系および投影光学系の内部構成を概略的に示す図である。 図2のオプティカルインテグレータの構成例を概略的に示す図である。 図2のオプティカルインテグレータの構成例を概略的に示す図である。 1回の走査露光を概略的に説明する図である。 マスク上に形成される照明領域の円弧形状の回転軸が外側円弧または内側円弧を定義する円の中心として定義される様子を示す図である。 投影光学系及び照明光学系を支持する支持プレートの平面図である。 別の一実施形態における、露光装置を示す概略構成図である。 投影光学系、照明光学系、支持プレートの平面図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。 図9におけるステップS13の詳細工程の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
また、以下の説明では、水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1は、本実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図である。本実施形態においては、露光装置EXが、極端紫外(EUV:Extreme Ultra-Violet)光で基板Pを露光するEUV露光装置である場合を例にして説明する。極端紫外光は、例えば波長5〜50nm程度の軟X線領域の電磁波である。以下の説明において、極端紫外光を適宜、EUV光、と称する。一例として、本実施形態では、波長13.5nmのEUV光を露光光(照明光)ELとして用いる。
まず、本実施形態に係る露光装置EXの概略について説明する。
図1において、露光装置EXは、パターンが形成されたマスクMを保持しながら移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持しながら移動可能な基板ステージ2と、照明光を発生する光源装置3と、光源装置3からの照明光をマスクMに導いて該マスクMを照明する照明光学系ILと、照明光で照明されたマスクMのパターンの像の情報を含む露光光ELを基板Pに投影する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置4とを備えている。基板Pとしては、例えばシリコンウエハのような半導体ウエハ等の基材の表面に感光材(レジスト)等の膜を形成して感光性を持たせたもの、あるいは感光膜に加えて保護膜(トップコート膜)などの各種の膜を塗布したものを含んでいる。マスクMとしては、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含んでいる。
マスクMは、EUV光を反射可能な多層膜を有する反射型マスクである。露光装置EXは、多層膜でパターンが形成されたマスクMの表面(反射面)を照明光(EUV光)で照明し、そのマスクMで反射した露光光ELによって感光性を有する基板Pを露光する。
本実施形態の露光装置EXは、照明光及び露光光ELが進行する第1空間5を所定状態の環境に設定可能なチャンバ装置6を備えている。チャンバ装置6は、露光光ELが進行する第1空間5を形成する第1空間形成部材7と、第1空間5の環境を調整する第1調整装置8とを備える。
本実施形態において、第1調整装置8は、真空システムを含み、第1空間5を真空状態に調整する。制御装置4は、第1調整装置8を用いて、照明光及び露光光ELが進行する第1空間5をほぼ真空状態に調整する。真空状態の一例として、本実施形態においては、第1空間5の圧力は、1×10−4〔Pa〕程度の減圧雰囲気に調整される。なお、この第1空間5で設定される圧力の値を、適宜、第1の圧力値として説明する。
光源装置3から射出された照明光は、第1空間5を進行する。本実施形態においては、第1空間5に、照明光学系ILの少なくとも一部、及び投影光学系PLが配置される。光源装置3から射出された照明光は、第1空間5に配置されている照明光学系ILを通ってマスクMを照明する。そして、マスクMのパターンの像の情報を含む露光光ELとなって投影光学系PLを通る。また、本実施形態においては、第1空間5に基板ステージ2が配置される。
なお、本実施の形態での説明では、光源装置3からマスクMを照明するまでのEUV光を照明光、マスクMで反射して基板Pに投影されるまでのEUV光を露光光ELとして説明するが、説明の都合上名称を使い分けたものであり、両者を露光光ELとして扱ってもよい。
第1空間形成部材7は、第1開口9と、第1開口9の周囲に設けられた第1面11とを有する。第1開口9は、第1空間5を進行した照明光が入射可能な位置に形成されている。また、本実施形態においては、第1開口9は、照明光学系ILから射出された照明光が入射可能な位置に形成されている。
マスクステージ1は、マスクMを保持しつつ、このマスクMを移動させるように構成されており、第1開口9を覆うように配置される。マスクステージ1は、第1空間形成部材7(ガイド部材18)に設けられた第1面11と対向する第2面12を有し、この第2面12は第1面11にガイドされつつ第1開口9との間で相対運動が可能である。本実施形態において、第1空間形成部材7の第1面11とマスクステージ1の第2面12との間にガスシール機構10が形成される。このとき、第1面11と第2面12との間に所定のギャップG1が形成される。ギャップG1は、所定量(例えば0.1〜1μm程度)に調整されており、ギャップG1を介して第1空間5の内側にガスが流入することが抑制されている。本実施形態においては、第1開口9がマスクステージ1によって覆われ、前述のように、第1面11と第2面12との間にガスシール機構10が形成されることによって、第1空間5は、ほぼ密閉された状態となる。これにより、チャンバ装置6は、第1空間5を所定状態(真空状態)に制御することができる。
マスクステージ1は、第1開口9を介して、マスクMが第1空間5に配置されるように、そのマスクMを保持する。本実施形態においては、マスクステージ1は、第1空間5の+Z側に配置され、マスクMの反射面が−Z側(第1空間5側)を向くように、マスクMを保持する。また、本実施形態においては、マスクステージ1は、マスクMの反射面とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。照明光学系ILから射出された照明光は、マスクステージ1に保持されているマスクMの反射面に照射される。
マスクステージ1についてさらに詳述すると、マスクステージ1は、第1開口9より大きく、第2面12が形成されて、第1面11および第1開口9に対して移動可能に構成された第1ステージ13と、第1開口9より小さく、マスクMを保持しながら第1ステージ13に対して移動可能に構成された第2ステージ14とを含む。第1ステージ13は、第1開口9を覆うように配置され、その第1ステージ13の第2面12と第1空間形成部材7の第1面11との間にガスシール機構10が形成される。第1ステージ13は、第1面11にガイドされつつ、第1面11および第1開口9に対して移動可能である。第2ステージ14は、第1ステージ13の−Z側(第1空間5側)に配置されている。第2ステージ14に保持されたマスクMは、第1開口9を介して第1空間5に配置される。第2ステージ14は、マスクMを保持した状態で、第1ステージ13に対して移動可能である。このような構成により、マスクMを移動させるための粗動ステージとして第1ステージ13を機能させ、マスクMを移動させるための微動ステージとして第2ステージを機能させることができる。なお、第1ステージ13、第2ステージ14は、図示されていないが、各ステージをそれぞれ移動させる駆動装置を有している。
また、チャンバ装置6は、第1空間形成部材7の外面との間で、第2空間15を形成する第2部材16と、第2空間15の環境を調整する第2調整装置17とを備えている。第2空間15は、マスクステージ1の少なくとも一部(例えば、第1ステージ13等)を収容する。本実施形態において、第1空間5及び第2空間15の外側は、大気空間であり、その圧力は、大気圧である。第2調整装置17は、第2空間15を、第1空間5の圧力よりも高く、大気圧よりも低い圧力に調整する。一例として、本実施形態においては、第2空間15の圧力は、1×10−1〔Pa〕程度の減圧雰囲気に調整される。なお、この第2の空間で設定される圧力の値を、適宜、第2の圧力値として説明する。
以上のような構成により、マスクステージ1の少なくとも一部は第2空間15に配置され、マスクステージ1に保持されたマスクMは、第1空間5に配置される。
露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。本実施形態においては、マスクMの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、基板Pの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。露光装置EXは、基板Pのショット領域を投影光学系PLの投影領域に対してY軸方向に移動するとともに、その基板Pのショット領域のY軸方向への移動と同期して、照明光学系ILの照明領域に対してマスクMのパターン形成領域をY軸方向に移動しつつ、マスクMを露光光ELで照明し、そのマスクMからの露光光ELを基板Pに照射して、その基板Pを露光する。
マスクステージ1の第1ステージ13は、基板P上の1つのショット領域の走査露光中に、マスクMのパターン形成領域全体が照明光学系ILの照明領域を通過するように、Y軸方向(走査方向)に、比較的大きなストロークを有している。第1ステージ13がY軸方向に移動することによって、第1ステージ13に支持されている第2ステージ14も、第1ステージ13とともにY軸方向に移動する。したがって、第1ステージ13がY軸方向に移動することによって、第2ステージ14に保持されているマスクMも、第1ステージ13とともにY軸方向に移動する。第2ステージ14は、第1ステージ13に対して、微かに移動可能であり、第1ステージ13のストロークよりも小さなストロークで移動するようになっている。また、第2ステージ14が第1ステージ13に対してX方向にも小さなストロークで移動できるようにしてもよい。
また、第1空間形成部材7の第1面11と第1ステージ13の第2面12との間にガスシール機構10が形成されており、第1空間形成部材7に対して第1ステージ13を移動した場合においても、第1空間5の内側にガスが流入することが抑制される。また、本実施形態においては、第1面11と第2面12とのギャップG1を調整するギャップ調整機構が設けられており、第1空間形成部材7に対して第1ステージ13を移動している状態においても、第1面11と第2面12とのギャップG1は所定量に維持される。
これにより、第1空間形成部材7に対して第1ステージ13を移動した場合においても、第1空間5の内側にガスが流入することが抑制される。
第1空間形成部材7は、第1面11が形成されたガイド部材18と、ガイド部材18の少なくとも一部と対向するチャンバ部材19とを含む。ガイド部材18は、マスクステージ1の移動をガイドする。マスクステージ1(第1ステージ13)は、前述のように、ガイド部材18の第1面11にガイドされつつ、第1開口9に対して移動する。
チャンバ装置6は、第1空間形成部材7と第1調整装置8の他に、ガイド部材18とチャンバ部材19とを接続するベローズ部材20を有する。ベローズ部材20は、可撓性を有し、弾性変形可能である。本実施形態において、ベローズ部材20はステンレス製である。ステンレスは、脱ガス(アウトガス)が少ない。そのため、ベローズ部材20が第1空間5に与える影響を抑制することができる。なお、ベローズ部材20を用いたのは一例であり、脱ガス等の影響が少なければ、ステンレス以外の材料を用いることも可能である。
第1空間形成部材7は、第1の開口9、第1面11を有する共に、ガイド部材18、チャンバ部材19を含むように構成される。そして、ガイド部材18、チャンバ部材19、ベローズ部材20、及びマスクステージ1(主に第1ステージ13)によって、ほぼ密閉された第1空間5が形成される。チャンバ部材19は、ガイド部材18の下面18Bと対向する上面19Aを有し、ベローズ部材20は、ガイド部材18の下面18Bとチャンバ部材19の上面19Aとを接続するように配置されている。
露光装置EXは、ベース部材21と、ベース部材21上に第1防振システム22を介して支持された第1支持部材23とを備えている。チャンバ部材19は、第1支持部材23に支持されている。また、ベース部材21上には、第1フレーム部材24が配置されている。第1フレーム部材24は、支柱部25と、支柱部25の上端に接続された支持部26とを含む。支持部26上には、ガイド部材18の下面を支持する第2支持部材27が接続されており、ガイド部材18は第2支持部材27を介して第1フレーム部材24に支持されている。チャンバ部材19と第2支持部材27とは、互いが離れた位置に配されており、互いが直接接触し合わないようになっている。また、チャンバ部材19と第1フレーム部材24とは、互いに離れて配されており、互いが直接に接触し合わないようになっている。チャンバ部材19と第1フレーム部材24との間には、ベローズ部材等の可撓性(弾性)を有するシール機構が配置される。
光源装置3は、例えばキセノン(Xe)等のターゲット材料にレーザー光を照射して、そのターゲット材料をプラズマ化し、EUV光を発生させるレーザ生成プラズマ光源装置、所謂LPP(Laser Produced Plasma)方式の光源装置であり、ベース部材21上に設置されている。
なお、光源装置3としては、所定ガス中で放電を発生させて、その所定ガスをプラズマ化し、EUV光を発生させる放電生成プラズマ光源装置、所謂DPP(Discharge Produced Plasma)方式の光源装置であってもよい。光源装置3で発生したEUV光(照明光)は、波長選択フィルタ(不図示)を介して、照明光学系ILに入射する。ここで、波長選択フィルタは、光源装置3が供給する光から、所定波長(たとえば13.4nm)のEUV光だけを選択的に透過させ、他の波長の光の透過を遮る特性を有する。波長選択フィルタを透過したEUV光は、照明光学系ILを介して、転写すべきパターンが形成された反射型のマスク(レチクル)Mを照明する。
図2は、図1に示した光源装置3、照明光学系ILおよび投影光学系PLの内部構成を概略的に示す図である。
光源装置3は、レーザ光源111、集光レンズ112、ノズル114、楕円反射鏡115、ダクト116などにより構成されている。レーザ光源111から発した光(非EUV光)は、集光レンズ112を介して気体ターゲット113上に集光する。気体ターゲット113は、たとえばキセノン(Xe)からなる高圧ガスをノズル114を介して供給し、このノズル114から噴射されたガスによって形成される。気体ターゲット113は、集光されたレーザ光によりエネルギーを得てプラズマ化し、EUV光を発する。なお、気体ターゲット113は、楕円反射鏡115の第1焦点に位置決めされている。
したがって、光源装置3から放射されたEUV光は、楕円反射鏡115の第2焦点に集光する。一方、発光を終えたガスはダクト116を介して吸引され、例えば、光源装置3の外部へ導かれる。楕円反射鏡115の第2焦点に集光したEUV光は、照明光学系ILに導かれる。
照明光学系ILは、照明鏡筒110内に収容されたオプティカルインテグレータ118、コンデンサー光学系119等、EUV光の中間集光点よりもマスクM側に位置する複数の光学素子及びNDフィルタ117、ブラインドMB等によって構成されている。NDフィルタ(処理装置)117は、楕円反射鏡115のほぼ第2焦点に配置され、不図示の駆動装置の作動により、例えばZ軸周りに回転した際に位置に応じてEUV光を所定のピーク強度に調整(照度調整処理)するものである。
NDフィルタ117を透過したEUV光(照明光)は、オプティカルインテグレータ118に導かれる。オプティカルインテグレータ118は、一対のフライアイ光学系(第1フライアイ光学系118aおよび第2フライアイ光学系118b)を含むように構成されている。
第1フライアイ光学系118aは、例えば図3Aに示すように並列に配置された円弧状の外形形状を有する複数の反射ミラー要素118aaにより構成されている。第2フライアイ光学系118bは、第1フライアイ光学系118aの複数の反射ミラー要素118aaに一対一に対応して、例えば図3Bに示すように矩形状の外形形状を有する並列に配置された複数の反射ミラー要素118baにより構成されている。第1フライアイ光学系118aおよび第2フライアイ光学系118bの具体的な構成および作用については、米国特許6,452,661号公報を参照し、可能な限り本発明の一部として援用する。
こうして、オプティカルインテグレータ118の射出面の近傍、すなわち第2フライアイ光学系118bの反射面の近傍には、所定の形状を有する実質的な面光源が形成される。実質的な面光源は、照明光学系ILの射出瞳位置、すなわち投影光学系PLの入射瞳と光学的に共役な位置に形成される。第2フライアイ光学系118bの反射面の近傍、すなわち実質的な面光源の形成位置には、開口絞り(図2では不図示)が配置されている。また、オプティカルインテグレータ118とコンデンサー光学系119との間には、ブラインド駆動装置MDの作動により、例えば円弧形状の照明領域を形成(照明領域形成処理)するブラインド(処理装置)MBが配置されている。
実質的な面光源からの光は、反射面が所定の曲率を有する曲面反射鏡(凸面反射鏡または凹面反射鏡)119aと凹面反射鏡119bとにより構成されたコンデンサー光学系119を介して、照明光学系ILから射出される。凹面反射鏡119bは、照明鏡筒110から延出して投影光学系PLの投影鏡筒28内に没入して設けられた延出部110Aに支持されて、投影鏡筒28内に配置されている。
ここで、コンデンサー光学系119は、第2フライアイ光学系118bの複数の反射ミラー要素の各々からの光がマスクMを重畳的に照明するように構成されている。照明光学系ILから射出された光(照明光)は、例えばブラインドMBの円弧形状の開口部分(光透過部)で規定された形状でマスクMを照明する。
そして、マスクMの表面(反射面)上に円弧形状の照明領域が形成される。光源装置3(111〜116)、照明光学系IL(117〜119)、およびブラインドMBは、所定のパターンが設けられたマスクMをケーラー照明するための照明系を構成している。
照明されたマスクMの表面(反射面)で反射されたパターンの像の情報を含む光(露光光EL)は入射角と等しい出射角で出射し、投影光学系PLを介して、基板P上の円弧形状の静止露光領域にマスクパターンの像を形成する。投影光学系PLは、マスクMのパターンの中間像を形成するための第1反射結像光学系と、マスクMのパターンの中間像の像(マスクMのパターンの二次像)を基板P上に形成するための第2反射結像光学系とにより構成されている。第1反射結像光学系は4つの反射鏡M1〜M4により構成され、第2反射結像光学系は2つの反射鏡M5およびM6により構成されている。また、投影光学系PLは基板P側(像側)にテレセントリックな光学系である。
図4は、本実施形態における1回の走査露光を概略的に説明する図である。図4を参照すると、本実施形態の露光装置では、投影光学系PLの円弧形状の有効結像領域および有効視野に対応するように、Y軸に関して対称な円弧形状の静止露光領域(実効露光領域)ERが形成される。この円弧形状の静止露光領域ERは、1回の走査露光(スキャン露光)により基板Pの矩形状の1つのショット領域SRにマスクMのパターンの像を転写する際に、図中実線で示す走査開始位置から図中破線で示す走査終了位置まで移動する。
図5は、マスク上に形成される照明領域の円弧形状の回転軸が外側円弧または内側円弧を定義する円の中心として定義される様子を示す図である。基板P上の円弧形状の静止露光領域ERに対応して、図5に示すように、マスクM上には円弧形状の照明領域IRが形成される。照明領域IRの円弧形状の回転軸IRaは、この円弧形状の外側円弧または内側円弧を定義する円の中心として定義される。照明領域IRの円弧形状の外側円弧を定義する円と内側円弧を定義する円とが同軸にならない場合には、一方の円の中心と他方の円の中心との中点を回転軸として定義しても良い。また、照明領域IRの円弧形状の外側外形線を定義する曲線または内側外形線を定義する曲線が完全な円の一部ではなく、例えば楕円の一部になるような場合は、その楕円の中心を回転軸と見なすことができる。本明細書では、これらを総じて「円弧形状の回転軸」と称する。後述するように、照明領域IRの円弧形状の回転軸IRaは、照明光学系の射出瞳の中心を通り且つ射出瞳の面に垂直な瞳軸線とほぼ一致する。
図1に戻り、投影光学系PLを構成する複数の光学素子(第1および第2の反射結像光学系の反射鏡M1〜M6等)は、鏡筒28に保持されている。鏡筒28は、フランジ29を有する。投影光学系PLは、フランジ29において支持プレート41に係合して支持されている。支持プレート41には、照明光学系IL(照明鏡筒110)が投影光学系PLと一体的に支持されている。
支持プレート41は、柔構造を有する支持部材30によって第2防振システム31を介して、第1フレーム部材(フレーム)24の支持部26に支持されている。これら支持部材30及び第2防振システム31は、支持装置32として、支持プレート41の周縁部に、例えば3ヶ所に配置され、鏡筒28(投影光学系PL)及び照明鏡筒110(照明光学系IL)を上方から一体的に吊り下げ支持する。具体的には、図6に示すように、支持装置32は、投影光学系PLの+Y側に一つ配置され、投影光学系PLの−Y側に、照明光学系ILを挟んだX方向両側にそれぞれ配置される。このように、3ヶ所の支持装置32は、投影光学系PL、照明光学系IL及び支持プレート41を合わせた重量における重心位置が支持中心となるように配置されている。本実施形態では、図6に示すように、投影光学系PLの光軸AXと前記支持中心のXY平面内での位置は互いにずれた位置関係となる。しかし、これに限定されるものではなく、支持中心と光軸AXの位置とを一致させてもよい。
本実施形態では、柔構造を有する支持部材30としては、ワイヤが使用されているが、その代わりにチェーンや上下端にフレキシャ構造が形成されたロッド等を使用することもできる。また、支持部材30と支持部26との間には、投影光学系PLの光軸方向であるZ方向の振動を軽減するための第2防振システム31(防振部)が設けられている。支持部26、支持部材30、及び第2防振システム31を含んで、投影光学系PL及び照明光学系ILを吊り下げ支持する支持装置32が構成されている。
なお、この構成では、投影光学系PLに対するマスクステージ1、基板ステージ2の相対位置を計測しているため、マスクステージ1、基板ステージ2は、常に投影光学系PLを基準として高精度に位置制御を行うことができるようになっている。
ところで、投影光学系PLの光軸に垂直な方向の固有振動数fgは、支持部材30の長さLが長い程小さい値になり、次式のように表せる。
g=(g/L)1/2/(2π)…(1)
gは重力加速度
この固有振動数fgが小さい程、投影光学系PLの光軸に垂直な方向の除振性能は向上するため、その除振性能を高めるためにはその支持部材30の長さは長い程良い。ただし、投影光学系PLを安定に支持するためには、支持部材30に吊り下げられる支持プレート41は、吊り下げられるユニット全ての重心付近に固定されることが好ましい。また、露光装置をできるだけ小型化するためには、支持部26の上端の高さは投影光学系PLの上端を超えない程度であることが好ましい。そこで、本実施形態では、支持部材30の長さは投影光学系PLのZ軸方向の長さの1/2程度以下としてある。
上記投影光学系PL及び照明光学系ILは、一旦支持プレート41に一体的に載置して支持させる工程を経た後に、支持部材30及び第2防振システム31によって支持プレート41を第1フレーム部材24の支持部26に接続することにより、一体的に吊り下げ支持される。
基板ステージ2は、第1空間5内部に配置され、基板Pの表面(露光面)とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。また、基板ステージ2は、基板Pの表面が+Z方向を向くように、基板Pを保持する。投影光学系PLから射出された露光光ELは、基板ステージ2に保持されている基板Pに照射される。
基板ステージ2は、基板Pを保持した状態で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。基板ステージ2(基板P)の位置情報を計測可能なレーザ干渉計(不図示)、及び基板Pの表面の面位置情報を検出可能なフォーカス・レベリング検出システム(不図示)が設けられており、制御装置4は、レーザ干渉計の計測結果及びフォーカス・レベリング検出システムの検出結果に基づいて、基板ステージ2に保持されている基板Pの位置を制御する。
次に、上述の構成を有する露光装置EXの動作の一例について説明する。
第1空間5が、第1調整装置8によって、真空状態(第1の圧力値)に調整される。また、第2空間15が、第2調整装置17によって、第1空間5の圧力とほぼ同じか、または第1空間5の圧力より高く、かつ大気圧よりも低い圧力(第2の圧力値)に調整される。あるいは、第2空間15が第1空間5よりも低い圧力に設定されるようにしてもよい。第1面11と第2面12とのギャップG1は、所定量に調整されており、第1面11と第2面12との間に形成されたガスシール機構10によって、第1空間5の内側にガスが流入することが抑制されている。これにより、第1空間5の真空状態、環境が維持される。
マスクMがマスクステージ1に保持されるとともに、基板Pが基板ステージ2に保持された後、制御装置4は、基板Pの露光処理を開始する。マスクMを照明光で照明するために、制御装置4は、光源装置3の発光動作を開始する。
光源装置3の発光動作により光源装置3から射出されたEUV光は、照明光学系ILに入射する。照明光学系ILに入射したEUV光は、その照明光学系ILを進行してNDフィルタ117の位置に応じてピーク強度が調整され、またブラインド駆動装置MDの作動に応じて設定されたブラインドMBにより円弧形状の照明領域が形成された後、第1開口9に供給される。第1開口9に供給されたEUV光は、照明光として、第1開口9を介してマスクステージ1に保持されているマスクMに入射する。つまり、マスクステージ1に保持されているマスクMは、光源装置3より射出され、照明光学系ILを介した照明光(EUV光)で照明される。マスクMの反射面に照射され、その反射面で反射した照明光は、マスクMのパターンの像の情報を含む露光光ELとして第1空間5に配置されている投影光学系PLに入射する。投影光学系PLに入射した露光光ELは、その投影光学系PLを進行した後、基板ステージ2に保持されている基板Pに照射される。
制御装置4は、マスクMのY軸方向への移動と同期して、基板PをY軸方向に移動しつつ、マスクMを露光光ELで照明する。これにより、基板Pは露光光ELで露光され、マスクMのパターンの像が基板Pに投影される。
ここで、上記の露光処理中に、第1フレーム部材24から支持装置32を介して支持プレート41に伝わる周囲からの振動や応力は、第2防振システム31の駆動により遮断され、投影光学系PLや照明光学系ILへの振動や応力の伝達を回避できる。
また、第2防振システム31の駆動により支持プレート41を介して投影光学系PLも第1フレーム部材24に対して相対移動することになるが、投影光学系PLと照明光学系ILとが支持プレート41により一体的に支持されているため、投影光学系PLと照明光学系ILとの間には相対移動が生じない。
従って、本実施形態では、マスクMを照明する際の照明光しての入射光と、マスクMのパターンの像の情報を含む露光光ELとしての出射光とは、第2防振システム31の駆動により振動や応力を遮断した際にも相対位置関係を保持することができ、投影光学系PLの投影特性が低下することを防止できる。特に、本実施形態では、投影光学系PL及び照明光学系ILを一体的に支持する支持プレート41を介して吊り下げ支持するため、構造が複雑化することなく、容易に投影光学系PL及び照明光学系ILを吊り下げ支持することができる。
さらに、本実施形態では、支持プレート41、投影光学系PL及び照明光学系ILの重心位置を支持中心としているため、安定、且つバランスよく投影光学系PL及び照明光学系ILを吊り下げ支持することが可能になる。
また、本実施形態では、3つの支持装置32の中、2つの支持装置32が照明光学系ILを挟んだ両側に配置されているため、メンテナンス等により照明光学系ILを支持プレート41に対して脱着する際に、これら支持装置32が邪魔にならず、円滑な脱着作業を実施することができる。
なお、上記第2防振システム31の駆動により、照明光学系ILと光源装置3との間に相対移動が生じる可能性があり、これにより、照明光(露光光EL)の照度が低下する虞がある。そのため、このような場合には、駆動装置を介してNDフィルタ117を回転させ、NDフィルタ117を透過するEUV光の強度を調整することにより、照明光学系ILと光源装置3との相対移動による照明光の強度低下を補償(補正)することが可能である。
ところで、光源装置3からマスクMに入射するまでのEUV光の光路において、どの部分にある光学素子を支持プレート41で支持するかは適宜設定可能であり、支持プレート41で支持された光学素子を含むように照明光学系の一部となる範囲を決めてもよい。なお、前述のように、支持プレート41で支持された部分と、それ以外の部分(例えば、ベース部材21上に設置される)との間で相対移動が生じる可能性があるので、この相対移動による影響が少なくなるような箇所で、支持プレート41で支持される部分と、それ以外の場所に設置される部分(例えば、ベース部材21)とを分けるようにしてもよい。本実施形態の場合、楕円反射鏡115とその楕円反射鏡115の第2焦点との間で分けると最も影響が少ないと考えられるので、楕円反射鏡115は光源装置3としてベース部材21上に設置し、楕円反射鏡115の第2焦点(照明光光路としての中間集光点)に略一致するように配置されるNDフィルタ117は支持プレート41で支持されるようにした。
本実施形態では、支持プレート41に照明光学系ILの全てが支持される構成としたが、これに限定されるものではない。代替的に、照明光学系ILの一部のみが支持プレート41に支持される構成を採用することができる。具体的には、本実施形態では、照明光学系ILが照明光の光路における中間集光点(楕円反射鏡115の第2焦点)よりもマスク側に位置する光学素子(複数でもよい)を含み、これらの光学素子が支持プレート41に支持される構成を有する。変形例において、照明光学系ILが中間集光点よりも光源側に位置する第1光学素子(複数でもよい)と、中間集光点よりもマスクM側に位置する第2光学素子(複数でもよい)とを有する場合、第2光学素子を支持プレート41により吊り下げ支持する構成としてもよい。この場合、第2光学素子を全て照明光学系ILが支持するように構成してよいが、複数の第2光学素子のうちの一部を照明光学系ILが支持するようにしてもよい。
以下、本発明の別の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお、これらの図において、図1から図6に示した実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を簡略化又は省略する。
図7は、本実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図である。本実施形態においても、露光装置EXが、極端紫外(EUV:Extreme Ultra-Violet)光で基板Pを露光するEUV露光装置である場合を例にして説明する。極端紫外光は、例えば波長5〜50nm程度の軟X線領域の電磁波である。以下の説明において、極端紫外光を適宜、EUV光、と称する。一例として、本実施形態では、波長13.5nmのEUV光を露光光(照明光)ELとして用いる。
本実施形態において、図7に示すように、投影光学系PLを構成する複数の光学素子(第1および第2の反射結像光学系の反射鏡M1〜M6等)は、鏡筒28に保持されている。鏡筒28は、フランジ29を有する。フランジ29(投影光学系PL)は、柔構造を有する支持部材(第2支持部材)133によって第2防振システム134を介して、第1フレーム部材(フレーム)24の支持部26に支持されている。これら支持部材133及び第2防振システム134は、支持装置(第2の支持装置)135として、図8に示すように、フランジ29の周縁部に、例えば3ヶ所に配置され、鏡筒28(投影光学系PL)を上方から吊り下げ支持する。
一方、照明光学系ILも、支持プレート41を介して第1フレーム部材24の支持部26に吊り下げ支持されている。具体的には、照明光学系ILは、支持プレート41に下方(−Z側)から支持されており、支持プレート41は、柔構造を有する支持部材(第1支持部材)130によって第2防振システム131を介して、第1フレーム部材24の支持部26に支持されている。これら支持部材130及び第2防振システム131は、支持装置132とは分離して設けられた支持装置(第1の支持装置)132として、支持プレート41の周縁部に、例えば3ヶ所に配置され、支持プレート41及び照明鏡筒110(照明光学系IL)を上方から一体的に吊り下げ支持する。具体的には、図8に示すように、支持装置132は、投影光学系PLの+Y側に一つ配置され、投影光学系PLの−Y側に、照明光学系ILを挟んだX方向両側にそれぞれ配置される。支持プレート41を支持する3ヶ所の支持装置は、照明光学系IL及び支持プレート41を合わせた重量における重心位置が支持中心となるように配置されている。本実施形態では、図8に示すように、照明光学系ILがXY平面内で支持プレート41に偏った位置に配置されており、投影光学系PLの光軸AXと前記支持中心のXY平面内での位置は互いにずれた位置関係となっている。しかし、これに限定されるものではなく、支持中心と光軸AXの位置とを一致させてもよい。
なお、支持プレート41には、孔部41aが形成されており、孔部41aには投影光学系PLの鏡筒28が非接触で挿通している。
本実施形態では、柔構造を有する支持部材130、133としては、ワイヤが使用されているが、その代わりにチェーンや上下端にフレキシャ構造が形成されたロッド等を使用することもできる。また、支持部材130、133と支持部26との間には、投影光学系PLの光軸方向であるZ方向の振動を軽減するための第2防振システム131、134(防振部)がそれぞれ設けられている。支持部26、支持部材130、第2防振システム131及び支持プレート41を含んで、照明光学系ILを吊り下げ支持する支持装置132が構成されている。同様に、支持部26、支持部材133及び第2防振システム134を含んで、投影光学系PLを吊り下げ支持する支持装置135が構成されている。
なお、この構成では、投影光学系PLに対するマスクステージ1、基板ステージ2の相対位置を計測しているため、マスクステージ1、基板ステージ2は、常に投影光学系PLを基準として高精度に位置制御を行うことができるようになっている。
ところで、投影光学系PLの光軸に垂直な方向の固有振動数fgは、支持部材133の長さLが長い程小さい値になり、次式のように表せる。
g=(g/L)1/2/(2π)…(1)
gは重力加速度
この固有振動数fgが小さい程、投影光学系PLの光軸に垂直な方向の除振性能は向上するため、その除振性能を高めるためにはその支持部材133の長さは長い程良い。ただし、投影光学系PLを安定に支持するためには、支持部材133に吊り下げられる投影光学系PLは、吊り下げられるユニット全ての重心付近に固定されることが好ましい。また、露光装置をできるだけ小型化するためには、支持部26の上端の高さは投影光学系PLの上端を超えない程度であることが好ましい。そこで、本実施形態では、支持部材133の長さは投影光学系PLのZ軸方向の長さの1/2程度以下としてある。
上記投影光学系PL及び照明光学系ILは、まず投影光学系PLを支持装置135(支持部材133及び第2防振システム134)によって支持部26に吊り下げ支持した後に、孔部41aに鏡筒28を挿通させつつ支持プレート41を支持装置132(支持部材130及び第2防振システム131)によって支持部26に吊り下げ支持する。そして、−Y側から照明光学系ILを支持プレート41に支持させることにより、投影光学系PL及び照明光学系ILが互いに分離された状態で支持部26に吊り下げ支持される。なお、照明光学系ILを支持プレート41に支持させた状態で、当該支持プレート41を支持装置132によって支持部26に吊り下げ支持する手順としてもよい。
ここで、上記の露光処理中に、第1フレーム部材24から支持装置132を介して支持プレート41に伝わる周囲からの振動や応力は、第2防振システム131の駆動により遮断され、照明光学系ILに伝わることを回避できる。
同様に、露光処理中に、第1フレーム部材24から支持装置135を介して鏡筒28(フランジ29)に伝わる周囲からの振動や応力は、第2防振システム134の駆動により遮断され、投影光学系PLに伝わることを回避できる。
このように、投影光学系PL及び照明光学系ILのそれぞれが第1フレーム部材24から伝わる振動や応力の影響を回避できることから、投影光学系PL及び照明光学系ILの相対位置関係に変動が生じることを抑制できる。
従って、本実施形態では、第2防振システム131、134の駆動により振動や応力を遮断した際にも、マスクMを照明する際の照明光しての入射光と、マスクMのパターンの像の情報を含む露光光ELとしての出射光との相対位置関係を保持することができ、投影光学系PLの投影特性が低下することを防止できる。
また、本実施形態では、支持装置132、135を分離することにより、照明光学系ILと投影光学系PLとを分離できるため、ブラインドMBやNDフィルタ117の駆動に伴う振動や温度変化が投影光学系PLに伝わって、悪影響を及ぼすことも防止できる。
さらに、本実施形態では、支持プレート41及び照明光学系ILの重心位置を支持装置132の支持中心としているため、安定、且つバランスよく照明光学系ILを吊り下げ支持することが可能になる。
また、本実施形態では、3つの支持装置132の中、2つの支持装置132が照明光学系ILを挟んだ両側に配置されているため、メンテナンス等により照明光学系ILを支持プレート41に対して脱着する際に、これら支持装置132が邪魔にならず、円滑な脱着作業を実施することができる。
なお、上記第2防振システム131の駆動により、照明光学系ILと光源装置3との間に相対移動が生じる可能性があり、これにより、照明光(露光光EL)の照度が低下する虞がある。そのため、このような場合には、駆動装置を介してNDフィルタ117を回転させ、NDフィルタ117を透過するEUV光の強度を調整することにより、照明光学系ILと光源装置3との相対移動による照明光の強度低下を補償(補正)することが可能である。このような場合においても、投影光学系PLと照明光学系ILとが分離されていることから、NDフィルタ117の駆動に伴う振動や温度変動が投影光学系PLに伝わって投影特性に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
ところで、光源装置3からマスクMに入射するまでのEUV光の光路において、どの部分にある光学素子を支持プレート41で支持するかは適宜設定可能であり、支持プレート41で支持された光学素子を含むように照明光学系の一部となる範囲を決めてもよい。なお、前述のように、支持プレート41で支持された部分と、それ以外の部分(例えば、ベース部材21上に設置される)との間で相対移動が生じる可能性があるので、この相対移動による影響が少なくなるような箇所で、支持プレート41で支持される部分と、それ以外の場所に設置される部分(例えば、ベース部材21)とを分けるようにしてもよい。本実施形態の場合、楕円反射鏡115とその楕円反射鏡115の第2焦点との間で分けると最も影響が少ないと考えられるので、楕円反射鏡115は光源装置3としてベース部材21上に設置し、楕円反射鏡115の第2焦点(照明光光路としての中間集光点)に略一致するように配置されるNDフィルタ117は支持プレート41で支持されるようにした。
また、照明光学系ILと投影光学系PLとの間に相対移動が生じる可能性もあり、これにより、所望の精度が得られなくなる虞がある。そのような場合、照明光学系ILと投影光学系PLの位置関係に関する情報を求める検出装置を設け、求めた位置関係が所定の状態となるように照明光学系ILと投影光学系PLの一方または双方に設けた駆動装置で照明光学系ILまたは投影光学系PLあるいは双方の位置を移動させるようにしてもよい。
本実施形態では、支持プレート41に照明光学系ILの全てが支持される構成としたが、これに限定されるものではない。代替的に、照明光学系ILの一部のみが支持プレート41に支持される構成を採用することができる。具体的には、本実施形態では、照明光学系ILが照明光の光路における中間集光点(楕円反射鏡115の第2焦点)よりもマスク側に位置する光学素子を含み、これらの光学素子が支持プレート41に支持される構成を有する。変形例において、照明光学系ILが中間集光点よりも光源側に位置する第1光学素子と、中間集光点よりもマスクM側に位置する第2光学素子とを有する場合、第2光学素子を支持プレート41により吊り下げ支持する構成としてもよい。
代替的又は追加的に、照明光学系ILにおける温度変動を抑えるために、当該照明光学系ILに管体を接続し、温度調整用媒体(冷媒)を供給する構成を採用することができる。これにより、照明光から付与される熱エネルギー及びブラインドMBやNDフィルタ117の駆動に伴って生じる熱により照明光学系ILに温度変化が生じることを抑制でき、さらに投影光学系PLに与える悪影響を排除することが可能になる。
さらに、本実施形態では、照明鏡筒110内にブラインドMB、ブラインド駆動装置MD及びNDフィルタ117を設ける構成としたが、これに限定されるものではない。代替的に、これらの少なくとも一つを照明鏡筒110及び投影光学系PLと分離して設けることにより、これらの作動に伴う振動、温度変動が照明鏡筒110及び投影光学系PLに与える悪影響をさらに低減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記各実施形態の基板(物体)としては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)、またはフィルム部材等が適用される。また、基板はその形状円形に限られるものでなく、矩形など他の形状でもよい。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明は基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、例えば米国特許第6,611,316号に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
また、本実施形態においては、露光光ELがEUV光である場合を例にして説明したが、露光光ELとして、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等を用いることもできる。その場合、第1空間5は必ずしも真空状態に調整される必要はなく、例えば第1空間5を第1のガスで満たすことができる。第1空間5を第1のガスで満たす場合、第1のガスが満たされた第1空間5の環境を維持するために、本実施形態のガスシール機構10を用いることができる。また、第2部材16で形成される第2空間15を第2のガスで満たすことができる。
また、本発明は、基板ステージ(ウエハステージ)が複数設けられるツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号公報及び特開平10−214783号公報(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441号)或いは米国特許6,208,407号に開示されている。更に、本発明を本願出願人が先に出願した特願2004−168481号のウエハステージに適用してもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
次に、本発明の実施形態による露光装置及び露光方法をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法の実施形態について説明する。図9は、マイクロデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。
まず、ステップS10(設計ステップ)において、マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS11(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一方、ステップS12(ウエハ製造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
次に、ステップS13(ウエハ処理ステップ)において、ステップS10〜ステップS12で用意したマスクとウエハを使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によってウエハ上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS14(デバイス組立ステップ)において、ステップS13で処理されたウエハを用いてデバイス組立を行う。このステップS14には、ダイシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。最後に、ステップS15(検査ステップ)において、ステップS14で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷される。
図10は、半導体デバイスの場合におけるステップS13の詳細工程の一例を示す図である。
ステップS21(酸化ステップ)おいては、ウエハの表面を酸化させる。ステップS22(CVDステップ)においては、ウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップS23(電極形成ステップ)においては、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS24(イオン打込みステップ)においては、ウエハにイオンを打ち込む。以上のステップS21〜ステップS24のそれぞれは、ウエハ処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
ウエハプロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS25(レジスト形成ステップ)において、ウエハに感光剤を塗布する。引き続き、ステップS26(露光ステップ)において、上で説明したリソグラフィシステム(露光装置)及び露光方法によってマスクの回路パターンをウエハに転写する。次に、ステップS27(現像ステップ)においては露光されたウエハを現像し、ステップS28(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS29(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
また、半導体素子等のマイクロデバイスだけではなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置等で使用されるレチクル又はマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウエハ等へ回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。ここで、DUV(深紫外)やVUV(真空紫外)光等を用いる露光装置では、一般的に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、蛍石、フッ化マグネシウム、又は水晶等が用いられる。また、プロキシミティ方式のX線露光装置や電子線露光装置等では、透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマスク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウエハ等が用いられる。なお、このような露光装置は、WO99/34255号、WO99/50712号、WO99/66370号、特開平11−194479号、特開2000−12453号、特開2000−29202号等に開示されている。
法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての文献の開示を援用して本文の記載の一部とする。
一の実施形態において、投影光学系が柔構造を有する支持部材によって吊り下げ支持されていることから、フレーム等の構造体からの振動が投影光学系に伝わることを抑制でき、転写パターン像の位置ずれやコントラストの低下を防止することが可能となる。
また、その実施形態において、投影光学系と照明光学系の少なくとも一部とが上記支持部材によって一体的に支持されているため、構造体に対して投影光学系が相対移動した場合でも、投影光学系と照明光学系の少なくとも一部との相対位置関係を一定に保持することができ、投影光学系と照明光学系との位置ズレに起因する投影特性の低下を抑制することが可能になる。
別の一の実施形態において、投影光学系が柔構造を有する第1支持部材によって吊り下げ支持されていることから、フレーム等の構造体からの振動が投影光学系に伝わることを抑制できる。
また、その実施形態において、照明光学系が柔構造を有する第2支持部材によって吊り下げ支持されていることから、フレーム等の構造体からの振動が照明光学系に伝わることを抑制できる。そのため、投影光学系及び照明光学系の双方に対して、フレームから伝わる振動を抑制できるため、これらに位置ズレが生じることを抑制して、転写パターン像の位置ずれやコントラストの低下を防止することが可能となる。
また、その実施形態において、投影光学系と照明光学系の少なくとも一部とが上記第1支持部材、第2支持部材によって分離されているため、例えば投影光学系、照明光学系のそれぞれが有する駆動機構の作動に起因する振動や熱が伝わって、露光精度に悪影響を与えることを防止できる。
なお、柔構造は、剛構造と比べて軽量で低価格な構成が可能となるものであって、それにより振動や熱変位の伝達を抑制するという好ましい特性を得ることもできる。従って、投影光学系及び照明光学系に対する振動の影響を小さくすることができる。
AX…光軸、 EX…露光装置、 G…重心位置(支持中心)、 IL…照明光学系、 MB…ブラインド(処理装置)、 P…基板、 PL…投影光学系、 24…第1フレーム部材(フレーム)、 30…支持部材、 32…支持装置、 41…支持プレート、 117…NDフィルタ(処理装置)、 130…支持部材(第1支持部材)、 132…支持装置(第1の支持装置)、 133…支持部材(第2支持部材)、 135…支持装置(第2の支持装置)。

Claims (32)

  1. パターンが形成されたマスクに照明光を導く照明光学系と、
    前記照明光によって照射された前記パターンを基板に投影する投影光学系と、
    前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を、柔構造を有する支持部材によって一体的に吊り下げ支持する支持装置と、
    を有する露光装置。
  2. 前記支持装置は、前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を一体的に支持する支持プレートを吊り下げ支持する請求項1記載の露光装置。
  3. 前記支持部材は、前記照明光学系の少なくとも一部、前記投影光学系及び支持プレートの重心位置を支持中心として複数箇所の各々に配置される請求項2記載の露光装置。
  4. 前記支持中心は、前記投影光学系の光軸からずれた位置に配置される請求項3記載の露光装置。
  5. 前記照明光学系は、複数の光学素子を有し、
    前記支持装置は、前記複数の光学素子のうち、前記照明光の光路における該照明光の中間集光点よりも前記マスク側に位置する、少なくとも一の光学素子を支持する請求項1から4のいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記照明光学系は、前記光路において前記中間集光点よりも光源側に位置する少なくとも一の第1光学素子と、前記光路において前記中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の第2光学素子とを有し、
    前記少なくとも一の第2光学素子が前記支持装置に支持される請求項5記載の露光装置。
  7. 前記照明光学系は、複数の反射面を含み、該反射面のうち、前記照明光の光路に沿って前記マスクに最も近い反射面の形状が曲率を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の露光装置。
  8. マスクに照明光を導く照明光学系と、前記照明光で照明された前記マスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを支持する方法であって、
    前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を、柔構造を有する支持部材によってフレームに一体的に吊り下げ支持する工程を有する支持方法。
  9. 前記支持する工程は、
    前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を支持プレートに一体的に支持させる工程と、
    前記支持プレートを、前記支持部材を介して前記フレームに吊り下げる工程とを有する請求項8記載の支持方法。
  10. 前記支持部材を、前記照明光学系の少なくとも一部、前記投影光学系及び支持プレートの重心位置を支持中心として複数箇所の各々に配置する請求項9記載の支持方法。
  11. 前記支持中心は、前記投影光学系の光軸からずれた位置に配置される請求項10記載の支持方法。
  12. 前記照明光学系は、複数の光学素子を有し、
    前記複数の光学素子のうち、前記照明光の光路における該照明光の中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の光学素子を吊り下げ支持する請求項8から11のいずれか一項に記載の支持方法。
  13. 前記照明光学系は、前記光路において前記中間集光点よりも光源側に位置する少なくとも一の第1光学素子と、前記光路において前記中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の第2光学素子とを有し、
    前記少なくとも一の第2光学素子を吊り下げ支持する請求項12記載の支持方法。
  14. 前記照明光学系は、複数の反射面を含み、該反射面のうち、前記照明光の光路に沿って前記マスクに最も近い反射面の形状が曲率を有する請求項8から13のいずれか一項に記載の支持方法。
  15. マスクに照明光を導く照明光学系と、前記照明光で照明された前記マスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを備えた露光装置の製造方法であって、
    前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を支持する方法として、請求項8から14のいずれか一項に記載の支持方法を用いる露光装置の製造方法。
  16. パターンが形成されたマスクに照明光を導く照明光学系と、
    前記照明光によって照射された前記パターンを基板に投影する投影光学系と、
    前記照明光学系の少なくとも一部を、柔構造を有する第1支持部材によって吊り下げ支持する第1の支持装置と、
    前記投影光学系を、柔構造を有する第2支持部材によって前記第1支持部材とは分離して吊り下げ支持する第2の支持装置と、
    を有する露光装置。
  17. 前記第1の支持装置は、前記照明光学系の少なくとも一部を支持する支持プレートを吊り下げ支持し、
    前記第1支持部材は、前記照明光学系の少なくとも一部及び前記支持プレートの重心位置を支持中心として複数箇所の各々に配置される請求項16記載の露光装置。
  18. 前記支持中心は、前記投影光学系の光軸からずれた位置に配置される請求項17記載の露光装置。
  19. 前記照明光学系は、複数の光学素子を有し、
    前記第1の支持装置は、前記複数の光学素子のうち、前記照明光の光路における該照明光の中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の光学素子を支持する請求項16から18のいずれか一項に記載の露光装置。
  20. 前記照明光学系は、前記光路において前記中間集光点よりも光源側に位置する少なくとも一の第1光学素子と、前記光路において前記中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の第2光学素子とを有し、
    前記少なくとも一の第2光学素子が前記第1の支持装置に支持される請求項19記載の露光装置。
  21. 前記照明光学系は、複数の反射面を含み、該反射面のうち、前記照明光の光路に沿って前記マスクに最も近い反射面の形状が曲率を有する請求項16から20のいずれか一項に記載の露光装置。
  22. 前記照明光学系の少なくとも一部には、前記照明光の光路に対して駆動されて、前記照明光に対して所定の処理を行う処理装置が介装される請求項16から21のいずれか一項に記載の露光装置。
  23. 前記照明光学系の少なくとも一部には、温度調整用媒体が供給される管体が接続される請求項16から22のいずれか一項に記載の露光装置。
  24. マスクに照明光を導く照明光学系と、前記照明光で照明された前記マスクのパターンを基板に投影する投影光学系とを支持する方法であって、
    前記照明光学系の少なくとも一部を、柔構造を有する第1支持部材によってフレームに吊り下げ支持する工程と、
    前記投影光学系を、柔構造を有する第2支持部材によって前記第1支持部材とは分離して、前記フレームに吊り下げ支持する工程とを有する支持方法。
  25. 前記第1支持部材による支持工程は、
    前記照明光学系の少なくとも一部を支持プレートに支持させる工程と、
    前記支持プレートを前記第1支持部材を介して前記フレームに吊り下げる工程とを有し、
    前記第1支持部材を、前記照明光学系の少なくとも一部及び前記支持プレートの重心位置を支持中心として複数箇所の各々に配置する請求項24記載の支持方法。
  26. 前記支持中心は、前記投影光学系の光軸からずれた位置に配置される請求項25記載の支持方法。
  27. 前記照明光学系は、複数の光学素子を有し、
    前記複数の光学素子のうち、前記照明光の光路における該照明光の中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の光学素子を吊り下げ支持する請求項24から26のいずれか一項に記載の支持方法。
  28. 前記照明光学系は、前記光路において前記中間集光点よりも光源側に位置する少なくとも一の第1光学素子と、前記光路において前記中間集光点よりも前記マスク側に位置する少なくとも一の第2光学素子とを有し、
    前記少なくとも一の第2光学素子を吊り下げ支持する請求項27記載の支持方法。
  29. 前記照明光学系は、複数の反射面を含み、該反射面のうち、前記照明光の光路に沿って前記マスクに最も近い反射面の形状が曲率を有する請求項24から28のいずれか一項に記載の支持方法。
  30. 前記照明光学系の少なくとも一部には、前記照明光の光路に対して駆動されて、前記照明光に対して所定の処理を行う処理装置が介装される請求項24から29のいずれか一項に記載の支持方法。
  31. 前記照明光学系の少なくとも一部には、温度調整用媒体が供給される管体が接続される請求項24から30のいずれか一項に記載の支持方法。
  32. マスクに形成されたパターンに照明光を照射し、前記パターンを基板上に露光する露光装置の製造方法であって、
    前記照明光学系の少なくとも一部及び前記投影光学系を支持する方法として、請求項24から31のいずれか一項に記載の支持方法を用いる露光装置の製造方法。
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