JP2009171249A - 集音装置、記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、携帯型記録装置20の使い勝手を向上させる。
【解決手段】本発明は、回動形態切換部46により、個別に回動可能なように保持された一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を、個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部45により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換えることにより、外部音声の集音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させることができ、かくして携帯型記録装置20の使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図7
【解決手段】本発明は、回動形態切換部46により、個別に回動可能なように保持された一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を、個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部45により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換えることにより、外部音声の集音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させることができ、かくして携帯型記録装置20の使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図7
Description
本発明は集音装置、記録装置及び記録方法に関し、例えば一方及び他方の指向性マイクロホンにより、外部で発せられている人や動物の声、生演奏の音楽等のような種々の外部音(以下、これを外部音声とも呼ぶ)を集音して録音可能な携帯型の記録装置(以下、これを携帯型記録装置とも呼ぶ)に適用して好適なものである。
従来のカメラ用集音装置は、2本の回動軸が平行に設けられ、これら2本の回動軸にそれぞれ指向性マイクロホンが取り付けられている。
またカメラ用集音装置は、一方の回動軸にモータの出力軸が連結されると共に、歯車が取り付けられ、その歯車に他方の回動軸に取り付けられた歯車を歯合させている。
そしてカメラ用集音装置は、被写体を撮像する際の画角の調整に合せてモータを駆動することにより、そのモータを介して一方の回動軸を回転させると共に、その回転に連動させて他方の回動軸を一方の回動軸の回転方向とは反対方向に回転させる。
よってカメラ用集音装置は、モータの駆動に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンも互いに反対方向に回転させる。
これによりカメラ用集音装置は、例えば、被写体を撮像するために画角が狭められた(すなわち、ズーミングされた)ときには、一方及び他方の指向性マイクロホンを平行にしてカメラ用集音装置の真正面の被写体に当該一方及び他方の指向性マイクロホンの先端部を向けていた。
またカメラ用集音装置は、例えば、被写体を撮像するために画角が広げられた(すなわち、パンニングされた)ときには、一方及び他方の指向性マイクロホンをV字状に開いてカメラ用集音装置の正面の右側及び左側に一方及び他方の指向性マイクロホンの先端部を向けていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来のマイクロホンの指向方向変更装置は、2つの指向性マイクロホンの根本部分にそれぞれ歯車が取り付けられると共に、これら歯車同士を歯合させている。
そして、かかる指向方向変更装置は、一方の指向性マイクロホンに取り付けられた一方の歯車を駆動部により回転させることにより、当該一方の歯車の回転に連動させて、他方の指向性マイクロホンに取り付けられている他方の歯車を、一方の歯車の回転方向とは反対方向に回転させる。
これにより指向方向変更装置は、駆動部の駆動に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンも互いに反対方向に回転させ、当該一方及び他方の指向性マイクロホンの先端部を適宜、同一方向や互いに異なる方向へ向けさせていた(例えば、特許文献2参照)。
特開昭54−122030号公報
実開昭58−73691号公報
ところが、かかる構成のカメラ用集音装置や指向方向変更装置は、上述したように一方の指向性マイクロホンと他方の指向性マイクロホンとを連動させて回転させている。
すなわち、カメラ用集音装置や指向方向変更装置では、一方の指向性マイクロホンを所定の回転角度まで回転させると、他方の指向性マイクロホンを、当該一方の指向性マイクロホンの回転角度に応じて一意に決まる所定の回転角度まで強制的に回転させている。
このため、かかるカメラ用集音装置や指向方向変更装置では、外部音声の集音時、ユーザにより、装置と音源との位置関係等に応じて、一方及び他方の指向性マイクロホンを個別にそれぞれ所望の回転角度まで回転させて互いの先端部をそれぞれ所望の方向へ向けるように要望されても、これら一方及び他方の指向性マイクロホンを個別には回転させ得ないため、使い勝手がわるいという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、集音装置及び記録装置の使い勝手を向上し得る集音装置、記録装置及び記録方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、集音装置において、個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンと、一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる連動回動部と、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える回動形態切換部とを設けるようにした。
従って本発明では、集音装置において外部音声の集音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させることができる。
また本発明においては、記録装置及び記録方法において、個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから、要求に応じて所望の回動形態に切り換えるようにし、当該所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した一方及び他方の指向性マイクロホンによって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成すると共に、当該生成した右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録するようにした。
従って本発明では、記録装置及び記録方法において外部音声の記録時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させたうえで外部音声を集音し右チャンネル用のオーディオデータ及び左チャンネル用のオーディオデータとして記録することができる。
本発明によれば、集音装置において、個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンと、一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる連動回動部と、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える回動形態切換部とを設けるようにしたことにより、外部音声の集音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させることができ、かくして使い勝手を向上し得る集音装置を実現することができる。
また本発明によれば、記録装置及び記録方法において、個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから、要求に応じて所望の回動形態に切り換えるようにし、当該所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した一方及び他方の指向性マイクロホンによって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成すると共に、当該生成した右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録するようにしたことにより、外部音声の記録時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させたうえで外部音声を集音し右チャンネル用のオーディオデータ及び左チャンネル用のオーディオデータとして記録することができ、かくして記録装置の使い勝手を向上し得る記録装置及び記録方法を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本発明による集音装置の概要
図1において、1は全体として本発明による集音装置の構成の概要を示す。かかる集音装置1において一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3は、個別に回動可能なように筐体に保持されている。
図1において、1は全体として本発明による集音装置の構成の概要を示す。かかる集音装置1において一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3は、個別に回動可能なように筐体に保持されている。
また集音装置1において連動回動部4は、一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3を連動させて回動させることができる。
さらに集音装置1において回動形態切換部5は、一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3の回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3を個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部4により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える。
かかる構成により集音装置1は、外部音声の集音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3の回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3を第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させることができる。よって集音装置1は、使い勝手を格段的に向上させることができる。
(2)本発明による記録装置の概要
図2において、10は全体として本発明による記録装置の構成の概要を示す。かかる記録装置10において一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12は、個別に回動可能なように筐体に保持されている。また記録装置10において連動回動部13は、一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12を連動させて回動させることができる。
図2において、10は全体として本発明による記録装置の構成の概要を示す。かかる記録装置10において一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12は、個別に回動可能なように筐体に保持されている。また記録装置10において連動回動部13は、一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12を連動させて回動させることができる。
さらに記録装置10において回動形態切換部14は、一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12の回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12を個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部13により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える。
さらに記録装置10においてデータ生成部15は、所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12によって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成する。
そして記録装置10において記録部16は、データ生成部15により生成された右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録する。
かかる構成により記録装置10は、外部音声の記録時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12の回動形態を第1の回動形態と第2の回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12を第1の回動形態と第2の回動形態との何れでもそれぞれ所望の回動角度まで回動させたうえで外部音声を集音し右チャンネル用のオーディオデータ及び左チャンネル用のオーディオデータとして記録することができる。よって記録装置10は、使い勝手を格段的に向上させることができる。
(3)携帯型記録装置の構成
(3−1)携帯型記録装置の機械構成
図3及び図4において、20は全体として本発明を適用した携帯型記録装置の外観構成を示す。かかる携帯型記録装置20は、略直方体状の筐体(以下、これを装置筐体とも呼ぶ)21を有している。
(3−1)携帯型記録装置の機械構成
図3及び図4において、20は全体として本発明を適用した携帯型記録装置の外観構成を示す。かかる携帯型記録装置20は、略直方体状の筐体(以下、これを装置筐体とも呼ぶ)21を有している。
以下の説明では、装置筐体21において、当該装置筐体21の長手方向の一端から他端までの幅広な一面を筐体正面21Aとも呼び、当該筐体正面21Aの裏側の他面を筐体背面21Bとも呼ぶ。
また装置筐体21において、筐体正面21Aを正面に見たときの右側に位置する一方の側面を筐体右側面21Cとも呼び、同様に左側に位置する他方の側面を筐体左側面21Dとも呼ぶ。さらに装置筐体21において、装置筐体21の長手方向の一端側の端面を筐体上面21Eとも呼ぶ。
因みに、以下の説明では、装置筐体21の長手方向を筐体長手方向とも呼ぶ。そして、以下の説明では、装置筐体21において筐体長手方向の一端を、筐体一端とも呼び、当該筐体長手方向の他端を筐体他端とも呼ぶ。
また、以下の説明では、装置筐体21の筐体右側面21Cから筐体左側面21Dへの短手方向(すなわち、筐体正面21Aや筐体背面21Bの幅に沿った方向)を筐体短手方向とも呼ぶ。さらに、以下の説明では、装置筐体21の厚みに沿った筐体正面21Aから筐体背面21Bへの方向を筐体厚み方向とも呼ぶ。
装置筐体21の筐体上面21Eには、外部音声をステレオ音声として集音するための例えば、それぞれ単一指向性を有する一方及び他方のマイクロホン(以下、これを一方及び他方の指向性マイクロホンとも呼ぶ)22及び23が、筐体短手方向に沿って所定の間隔を介して並べて設けられている。
因みに、外部音声としては、人の声、鳥のさえずりのような動物の声、川のせせらぎの音、アーティストの演奏する音楽、乗り物の発する音等のように、種々の音がある。
そして一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、これら種々の外部音声の集音に利用することができる。
また筐体上面21Eには、保護フレーム24が設けられている。かかる保護フレーム24は、略コ字状の棒材でなる一対の平行な正面側フレーム24A及び背面側フレーム24Bの一端部間、中央部間及び他端部間それぞれに連結棒24C乃至24Eが架け渡されて形成されている。
そして保護フレーム24は、正面側フレーム24A及び背面側フレーム24Bの一端が筐体上面21Eの右端部に取り付けられ、当該正面側フレーム24A及び背面側フレーム24Bの他端が筐体上面21Eの左端部に取り付けられている。
これにより保護フレーム24は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を囲むように正面側フレーム24Aを筐体正面21A側に位置させると共に、背面側フレーム24Bを筐体背面21B側に位置させる。
よって保護フレーム24は、例えば、携帯型記録装置20の待ち運びの際に、ユーザの手のひらや衣服等が一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23に直接触れて破損するようなことを回避し得るようになされている。
装置筐体21の筐体正面21Aには、中央部よりも筐体一端側に、液晶ディスプレイ等の表示部25の表示パネル25Aが配置されている。
また筐体正面21Aには、表示パネル25Aよりも筐体一端寄りに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれに対応させて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られる個々のオーディオデータのレベルを通知するためのレベル通知ランプ26及び27が設けられている。
かかるレベル通知ランプ26及び27は、それぞれ対応する指向性マイクロホン22及び23を介して得られるオーディオデータのレベルが、予め設定されている推奨レベルの範囲であるときに点灯する第1のランプと、そのオーディオデータのレベルが推奨レベルの範囲を超えたときに点灯する第2のランプとを有している。
さらに筐体正面21Aには、中央部よりも筐体他端側に、それぞれ押下操作の可能な複数の操作ボタン28A乃至28Kが配置されている。
因みに、筐体正面21Aには、操作ボタン28A乃至28Kとして、表示部25の表示パネル25Aにメニュー画面を表示するためのメニューボタン28Aや、表示パネル25Aを背面から照明するバックライトの点灯及び消灯を切り換えるためのライトボタン28Bが配置されている。
また筐体正面21Aには、外部音声を録音するための録音ボタン28C、録音した音声の再生や、メニュー画面等で項目の選択を決定するための再生ボタン28Dも配置されている。
さらに筐体正面21Aには、外部音声の録音や音声の再生を停止させるための停止ボタン28E、外部音声の録音や音声の再生を一時停止させるための一時停止ボタン28F、再生中の音声のオーディオデータを任意に分割するための分割ボタン28Gも配置されている。
さらに筐体正面21Aには、再生中の音声の早送りや、メニュー画面上で選択する項目を筐体一端側に切り換えるための早送りボタン28H、再生中の音声の早戻しや、メニュー画面上で選択する項目を筐体他端側に切り換えるための早戻しボタン28Iも配置されている。
さらに筐体正面21Aには、1又は複数の音声を繰り返し(リピート)再生するための繰返ボタン28Jや、録音中及び再生中に表示パネル25Aに表示される録音時間や再生時間を、録音日時や再生日時等の他の情報に切り換えるための表示切換ボタン28Kも配置されている。
装置筐体21の筐体右側面21Cには、中央部よりもわずかに筐体一端寄りに、録音時の外部音声の音量を調整するための録音音量調整ダイヤル29が設けられている。
また筐体右側面21Cには、録音音量調整ダイヤル29よりも筐体一端側に、外部の再生機器から音楽や声等のオーディオデータを入力するための入力ジャック30と、外部のマイクロホンを接続するためのマイクロホンジャック31とが順に設けられている。
さらに筐体右側面21Cには、録音音量調整ダイヤル29及び入力ジャック30よりも筐体背面21B寄りに、半導体メモリを搭載したカード型の記録メディアを抜差可能なメディアスロット32も設けられている。
さらに筐体右側面21Cには、録音音量調整ダイヤル29よりも筐体他端側に、電源をオン/オフするための電源スイッチ33が設けられている。因みに、装置筐体21の筐体背面21Bには、筐体他端寄りに、バッテリ34が取り付けられている。
装置筐体21の筐体左側面21Dには、中央部よりもわずかに筐体一端寄りに、再生時の音声の音量を調整するための再生音量調整ダイヤル35が設けられている。
また筐体左側面21Dには、再生音量調整ダイヤル35よりも筐体一端側に、外部のヘッドホンを接続するためのヘッドホンジャック36と、外部の再生機器にオーディオデータを出力するための出力ジャック37とが順に設けられている。
さらに筐体左側面21Dには、出力ジャック37よりも筐体背面21B寄りに、録音時に音声の入力元を、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23、又は外部のマイクロホンと、外部の再生機器とのいずれか一方を任意に選択するための入力切換スイッチ38が設けられている。
さらに筐体左側面21Dには、ヘッドホンジャック36よりも筐体背面21B寄りに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23による外部音声の入力感度を切り換える感度切換スイッチ39が設けられいてる。
さらに筐体左側面21Dには、再生音量調整ダイヤル35よりも筐体背面21B寄りに、USB(Universal Serial Bus)規格に準じて通信可能なパーソナルコンピュータのような外部機器とUSBケーブルを介して接続するためのUSBコネクタ40や、DC(Direct Current)ジャック41が設けられている。
因みに、携帯型記録装置20は、例えば、DCジャック41にAC/DC(Alternating Current/Direct Current)アダプタ(図示せず)を介して商用電源が接続されると、その商用電源からAC/DCアダプタを介して供給される直流電源に応じて動作し、またバッテリ34を充電し得るようになされている。
さらに筐体左側面21Dには、再生音量調整ダイヤル35よりも筐体他端側に、上述した操作ボタン28A乃至28Kに対する押下操作の有効化/無効化を切り換えるためのホールドスイッチ42が設けられている。
さらに筐体左側面21Dには、ホールドスイッチ42よりも筐体他端側に、音声の再生速度を、通常再生速度とは異なる事前に設定された任意の再生速度(通常再生速度よりもけ遅く再生速度や速い再生速度)に切り換えるための速度切換スイッチ43が設けられている。
さらに筐体左側面21Dには、速度切換スイッチ43よりも筐体他端側に、外部のリモートコマンダを接続するためのリモートジャック44が設けられている。
これにより携帯型記録装置20は、述した操作ボタン28A乃至28Kや各種スイッチに対する操作のみならず、外部のリモートコマンダの操作に応じても動作し得るようになされている。
ところで、図5に示すように、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、ほぼ同様の構成でなり、それぞれ円筒状の根本部(以下、これをマイク根本部とも呼ぶ)22A及び23Aの側面所定位置に、略円筒状の先端部(以下、これをマイク先端部とも呼ぶ)22B及び23Bが取り付けられて形成された略T字状の外装ケース22C及び23Cを有している。
外装ケース22C及び23Cにおいてマイク先端部22B及び23Bの側面には、マイク根本部22A及び23Aとの接合側に複数の孔が穿設されている。
またマイク先端部22B及び23Bの先端面(以下、これをマイク先端面とも呼ぶ)22BX及び23BXにも、複数の孔が穿設されている。
さらに外装ケース22C及び23Cは、マイク先端部22B及び23B内に、外部音声を集音するための振動板や回路素子等が収納されている。
これにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、マイク先端部22B及び23Bの複数の孔を介して外部音声を集音し、当該集音した外部音声をオーディオ信号として出力し得るようになされている。
一方、図6に示すように、装置筐体21の筐体上面21Eには、右端部側において筐体正面21Aとの縁部と、筐体背面21Bとの縁部とに、円板状に形成された一対のマイクロホン保持部21EA及び21EBが、その円板状の面を対向させて設けられている。
そして装置筐体21は、筐体上面21Eにおいて一対のマイクロホン保持部21EA及び21EBにより、一方の指向性マイクロホン22のマイク根本部22Aをその両端から挟み込むようにして当該マイク根本部22Aの中心軸を筐体厚み方向と平行にしている。
これにより装置筐体21は、筐体上面21Eにおいて一対のマイクロホン保持部21EA及び21EBにより、一方の指向性マイクロホン22をマイク根本部22Aの中心軸を中心にしてマイク先端部22Bを筐体右側面21C側へ倒すように回転させるような一方向(以下、これを右回転方向とも呼ぶ)及び、これとは逆の筐体左側面21D側へ倒すように回転させるような他方向(以下、これを左回転方向とも呼ぶ)へ回動可能に保持している。
また装置筐体21の筐体上面21Eには、左端部側にも筐体正面21Aとの縁部と、筐体背面21Bとの縁部とに、円板状に形成された一対のマイクロホン保持部21EC及び21EDが、その円板状の面を対向させて設けられている。
そして装置筐体21は、筐体上面21Eにおいて、一対のマイクロホン保持部21EC及び21EDにより、他方の指向性マイクロホン23のマイク根本部23Aをその両端から挟み込むようにして当該マイク根本部23Aの中心軸を筐体厚み方向と平行にしている。
これにより装置筐体21は、筐体上面21Eにおいて一対のマイクロホン保持部21EC2及び21EDにより、他方の指向性マイクロホン23をマイク根本部23Aの中心軸を中心にしてマイク先端部23Bを筐体右側面21C側へ倒すように回転させるような右回転方向及び、これとは逆の筐体左側面21D側へ倒すように回転させるような左回転方向へ回動可能に保持している。
ところで、例えば、筐体上面21Aには、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23に対する右回転方向及び左回転方向への回動範囲を規制する回動規制部(図示せず)が設けられている。
因みに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が右回転方向へ回転したときの回転角度と左回転方向へ回転したときの回転角度とは、回転方向にかかわらずに1の基準からの角度で表されるものである。
しかしながら、以下の説明では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回転方向を右回転方向や左回転方向として特には区別する必要のない場合、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が右回転方向へ回転したときの回転角度と左回転方向へ回転したときの回転角度とを、まとめて回動角度とも呼ぶ。
これにより一方の指向性マイクロホン22は、例えば、マイク先端部22Bを筐体上面21Eと垂直にした回動角度を仮に基準の0度とすると、その回動角度(以下、これを基準回動角度とも呼ぶ)から右回転方向へは60度の回転角度まで回転し、左回転方向へは45度の回転角度まで回転し得るようになされている。
また他方の指向性マイクロホン23は、例えば、マイク先端部23Bを筐体上面21Eと垂直にした回動角度を仮に基準の0度とすると、その基準回動角度から右回転方向へは45度の回転角度まで回転し、左回転方向へは60度の回転角度まで回転し得るようになされている。
このようにして一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、筐体短手方向と垂直で、かつ筐体上面21Eの中央を通るような仮想平面に対して、対称的な傾きとなり得るような角度範囲(例えば、 105度の角度範囲)で回動し得るようになされている。
さらに図7並びに図8(A)及び(B)に示すように、装置筐体21の内部には、筐体上面21Eの近傍に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向(すなわち、右回転方向及び左回転方向)へ回動させるための連動回動機構45が設けられている。
また装置筐体21の内部には、筐体上面21E側に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に回動可能な第1の回動形態(以下、これを個別回動形態とも呼ぶ)と、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動機構45により連動させて回動させる第2の回動形態(以下、これを連動回動形態とも呼ぶ)とのうちから、所望の回動形態に切り換えるための回動形態切換部46も設けられている。
かかる、連動回動機構45は、筐体厚み方向と平行な状態で右回転方向及び左回転方向に回動可能に保持された回動軸50を有している。
回動軸50は、一端側が円柱状のプーリ51の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化され、これにより自己の回動に合せてプーリ51を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
また回動軸50は、他端側が円柱状のローラ52の中心に穿設された貫通孔に挿入され、当該ローラ52を自己の回動には同期させずに個別に右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
そしてローラ52には、一方の指向性マイクロホン22のマイク根本部22A内に設けられたプーリ51に掛けられている回動ベルト53が、何らねじらずに張った状態で掛けられている。
これにより連動回動機構45は、ローラ52を一方の指向性マイクロホン22と回動ベルト53を介して連動させて、当該一方の指向性マイクロホン22が右回転方向へ回転したときにはローラ52も右回転方向へ回転させ、一方の指向性マイクロホン22が左回転方向へ回転したときにはローラ52も左回転方向へ回転させ得るようになされている。
またプーリ51には、他方の指向性マイクロホン23のマイク根本部23A内に設けられたプーリ51に掛けられている回動ベルト54が、数字の「8」の字を描くように一度ねじられて張った状態で掛けられている。
これにより連動回動機構45は、プーリ51を他方の指向性マイクロホン23と回動ベルト54を介して連動させて、当該他方の指向性マイクロホン23が右回転方向へ回転したときにはプーリ51を逆の左回転方向へ回転させ、他方の指向性マイクロホン23が左回転方向へ回転したときにはプーリ51を逆の右回転方向へ回転させ得るようになされている。
これに加えて、連動回動機構45においてプーリ51は、ローラ52側の一端面51Aに、例えば、略長方形状の凸部51AXと、略円形の凸部51AYとが所定位置に突設されている。
また連動回動機構45においてローラ52は、プーリ51側の一端面52Aに、当該プーリ51の凸部51AX及び51AYに対応する略長方形状の凹部52AXと、略円形の凹部52AYとが設けられている。
そして、連動回動機構45は、例えば、一方の指向性マイクロホン22が左回転方向にめいっぱい回転し、かつ他方の指向性マイクロホン23が右回転方向へめいっぱい回転したときのように、上述した仮想平面に対し対称的な傾きとなる回動角度まで回動したとき、プーリ51の凸部51AX及び51AYと、ローラ52の対応する凹部52AX及び52AYとを対向させるように、これらプーリ51及びローラ52が位置合せてして設けられている。
さらにローラ52の他端面52Bの中央部には、一端にフランジでなる係止片が設けられた円筒状の変位用係止部52BXの他端が、その孔部に回動軸50を通した状態で固定されている。
一方、回動形態切換部46は、筐体短手方向と平行に配置された円柱状の切換操作軸55を有している。かかる切換操作軸55は、一端寄りの所定部分を、連動回動機構45のローラ52に設けられた変位用係止部52BXの近傍に位置させた状態で、一端部が、装置筐体21の内部に設けられた軸受部(図示せず)に保持されている。
また切換操作軸55の他端部は、例えば筐体右側面21Cに穿設された円形の孔を介して外部に突出し、当該外部に突出した他端部には、円板状の切換操作つまみ56の中心部が取り付けられている。
これにより切換操作軸55は、切換操作つまみ56の中心部を中心にした回動操作に応じて時計回り方向及びこれとは逆の反時計回り方向の何れにも回動し得るようになされている。
さらに切換操作軸55の一端寄りの所定部分には、「く」の字状に屈曲した2本の係止歯55Aが平行に設けられ、当該係止歯55Aの先端部が、間にローラ52の変位用係止部52BXの円筒部分を介在させた状態で当該ローラ52の他端面52Bと、変位用係止部52BXの係止片との間に差し込まれている。
従って図9(A)及び(B)に示すように、回動形態切換部46は、切換操作つまみ56に対する反時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55よりも係止歯55Aの先端部を筐体背面21B側へ位置させるように当該切換操作軸55を反時計回り方向へ回転させたとき、その係止歯55Aの先端部をローラ52の他端面52Bに押し付ける。
よって回動形態切換部46は、例えば、一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度よりも左回転方向へ45度の回転角度まで回転し、かつ他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度よりも右回転方向へ45度の回転角度まで回転している状態のように、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が対称的な傾きとなる回動角度に回動している状態で、切換操作つまみ56が反時計回り方向へ回動操作されると、これに応じてローラ52を回動軸50に沿って筐体背面21B側へ変位させる。
これにより回動形態切換部46は、連動回動機構45において、ローラ52の一端面52Aの各凹部52AX及び52AY内にプーリ51の一端面51Aの対応する凸部51AX及び51AYを嵌合させる。
このようにして連動回動機構45は、プーリ51にローラ52が連結されると、回動軸50と共にプーリ51及びローラ52を同一の右回転方向や左回転方向へ回動させることができる。
よって図10に示すように、連動回動機構45は、プーリ51にローラ52が連結された場合、これらが同一の方向へ回動することにより、例えば、ユーザの手で一方の指向性マイクロホン22が左回転方向へ(又は、他方の指向性マイクロホン23が右回転方向へ)45度の回転角度まで回転されると、これに連動させて他方の指向性マイクロホン23を右回転方向へ(又は、一方の指向性マイクロホン22を左回転方向へ)45度の回転角度まで回転させることができる。
そして連動回動機構45は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、逆V字を描くように傾斜させると、一方及び他方のマイク先端部22B及び23B側のみを近接させる。
これにより連動回動機構45は、一方の指向性マイクロホン22のマイク先端部22Bを、筐体上面21Eの向く方向(以下、これを上面前方とも呼ぶ)よりも斜め左前方へ向けると共に、他方の指向性マイクロホン23のマイク先端部23Bを上面前方よりも斜め右前方へ向けることができる。
また図11に示すように、連動回動機構45は、プーリ51にローラ52が連結された場合、例えば、ユーザの手で一方の指向性マイクロホン22(又は、他方の指向性マイクロホン23)を筐体上面21Eに対し垂直となるように基準回動角度まで回動されると、これに連動させて他方の指向性マイクロホン23(又は、一方の指向性マイクロホン22)も筐体上面21Aに対し垂直となるように基準回動角度まで回動させることができる。
そして連動回動機構45は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を平行にすると、互いのマイク先端部22B及び23Bを共に上面前方へ向けることができる。
さらに図12に示すように、連動回動機構45は、プーリ51にローラ52が連結された場合、例えば、ユーザの手で一方の指向性マイクロホン22が右回転方向へ(又は、他方の指向性マイクロホン23が左回転方向へ)60度の回転角度まで回転されると、これに連動させて他方の指向性マイクロホン23を左回転方向へ(又は、一方の指向性マイクロホン22を右回転方向へ)60度の回転角度まで回転させることができる。
そして連動回動機構45は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、V字を描くように傾斜させると、一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bを引き離す。
これにより連動回動機構45は、一方の指向性マイクロホン22のマイク先端部22Bを上面前方よりも斜め右前方へ向けると共に、他方の指向性マイクロホン23のマイク先端部23Bを上面前方よりも斜め左前方へ向けることができる。
これに対して回動形態切換部46(図9(A)及び(B))は、切換操作つまみ56に対する時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55よりも係止歯55Aの先端部を筐体正面21A側へ位置させるように当該切換操作軸55を時計回り方向へ回転させたとき、その係止歯55Aの先端部をローラ52の変位用係止部52BXの係止片に押し付ける。
よって回動形態切換部46は、連動回動機構45においてプーリ51にローラ52が連結されている状態で、切換操作つまみ56が時計回り方向へ回動操作されると、これに応じてローラ52を回動軸50に沿って筐体正面21A側へ変位させる。
これにより回動形態切換部46は、連動回動機構45において、ローラ52の一端面52Aの各凹部52AX及び52AY内からプーリ51の一端面51Aの対応する凸部51AX及び51AYを引き抜く。
このようにして連動回動機構45は、プーリ51からローラ52が引き離されて連結が解除されると、プーリ51とローラ52とを個別に右回転方向や左回転方向へ回動させることができる。
そして図13に示すように、連動回動機構45は、プーリ51に対するローラ52の連結が解除されると、これらを個別に回動させ得ることにより、例えば、ユーザの手で一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に左回転方向へ回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bをそれぞれ上面前方よりも斜め右前方へ向けさせることができる。
また図14に示すように、連動回動機構45は、プーリ51に対するローラ52の連結が解除されると、例えば、ユーザの手で一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に左回転方向へ回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bをそれぞれ上面前方よりも斜め左前方へ向けさせることもできる。
因みに、連動回動機構45は、プーリ51に対するローラ52の連結が解除されると、ユーザに対し一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を図10乃至図12について上述したような回動角度へも個別に回動させることができる。
また図15に示すように、回動形態切換部46において切換操作軸55の他端側には、筐体右側面21Cの内面21CXに近接するように、平板状の回動体55Bが設けられている。
かかる回動体55Bは、一端部が切換操作軸55に固着され、他端部が略三角形状に張り出しており、切換操作軸55と一体に時計回り方向及び反時計回り方向へ回動する。
また、筐体右側面21Cの内面21CXには、切換操作軸55の反時計回り方向への回転角度を規制する板状の第1の回転規制部58と、当該切換操作軸55の時計回り方向への回転角度を規制する板状の第2の回転規制部59とが突設されている。
かかる第1の回転規制部58は、略L字状に形成され、一方の腕部58Aの内側面の所定位置に凹部58AXが形成されると共に、他方の腕部58Bの内側面は平面状に形成されている。
そして第1の回転規制部58は、連動回動機構45において上述したようにプーリ51に対しローラ52を連結させるように切換操作軸55が反時計回り方向へ所定の回転角度まで回転したときに、一方の腕部58Aの凹部58AX内に回動体55Bの他端部の最も張り出している先端を位置させ、かつ他方の腕部58Bの内側面を当該回動体55Bの一方の側面に当接させように配置されている。
また第2の回転規制部59も、略L字状に形成され、一方の腕部59Aの内側面の所定位置に凹部59AXが形成されると共に、他方の腕部59Bの内側面は平面状に形成されている。
そして第2の回転規制部59は、連動回動機構45において上述したようにプーリ51に対するローラ52の連結を解除させるように切換操作軸55が時計回り方向へ所定の回転角度まで回転したときに、一方の腕部59Aの凹部59AX内に回動体55Bの他端部の先端を位置させ、かつ他方の腕部59Bの内側面を当該回動体55Bの他方の側面に当接させるように配置されている。
実際に回動形態切換部46は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を個別回動形態から連動回動形態へと切り換えるように切換操作つまみ56が反時計回り方向へ回動操作されたとき、これに応じて切換操作軸55も反時計回り方向へ回転させる。
この際、回動形態切換部46は、回動体55Bの他端部の先端を、一旦は第1の回転規制部58の一方の腕部58Aの先端隅部に突き当てさせる。
そして回動形態切換部46は、切換操作つまみ56がさらに反時計回り方向へ回動操作されると、回動体55Bの他端部の先端を、第1の回転規制部58の一方の腕部58Aの先端隅部を乗り越えさせて凹部58AXに入り込ませると共に、その位置まで回転すると、プーリ51に対しローラ52を完全に連結させる。
このようにして回動形態切換部46は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を個別回動形態から連動回動形態へと切り換える。
因みに、第1の回転規制部58は、その際、回動体55Bの他端部の先端が一方の腕部58Aの先端隅部を乗り越える間、切換操作つまみ56の回動に対し一時的に抵抗を与え、その後、当該回動体55Bの他端部の先端が一方の腕部58Aの凹部58AXに入り込むと、その抵抗を解除する。
これにより第1の回転規制部58は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態から連動回動形態へと切り換わったことを直感的に認識させることができる。
また第1の回転規制部58は、このようにして一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態から連動回動形態へ切り換えられると、そのときユーザにより切換操作つまみ56を反時計回り方向へさらに回転させるように回動操作されても、回動体55Bの一方の側面を他方の腕部58Bの内側面に突き当てさせる。
これにより第1の回転規制部58は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態から連動回動形態へ切り換えられたとき、ユーザの回動操作に応じて切換操作つまみ56と共に切換操作軸55が反時計回り方向へ必要以上に回転することを回避している。
これに対して回動形態切換部46は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を連動回動形態から個別回動形態へと切り換えるように切換操作つまみ56が時計回り方向へ回動操作されたとき、これに応じて切換操作軸55も時計回り方向へ回転させる。
この際、回動形態切換部46は、回動体55Bの他端部の先端を、一旦は第2の回転規制部59の一方の腕部59Aの先端隅部に突き当てさせる。
そして回動形態切換部46は、切換操作つまみ56がさらに時計回り方向へ回動操作されると、回動体55Bの他端部の先端を、第2の回転規制部59の一方の腕部59Aの先端隅部を乗り越えさせて凹部59AXに入り込ませると共に、プーリ51に対するローラ52の連結を完全に解除させる。
このようにして回動形態切換部46は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を連動回動形態から個別回動形態へと切り換える。
因みに、第2の回転規制部59は、その際、回動体55Bの他端部の先端が一方の腕部59Aの先端隅部を乗り越える間、切換操作つまみ56の回動に対し一時的に抵抗を与え、その後、回動体55Bの他端部の先端が一方の腕部59Aの凹部59AXに入り込むと、その抵抗を解除する。
これにより第2の回転規制部59は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態から個別回動形態へと切り換わったことを直感的に認識させることができる。
また第2の回転規制部59は、このようにして一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態から個別回動形態へ切り換えられると、そのときユーザにより切換操作つまみ56を時計回り方向へさらに回転させるように回動操作されても、回動体55Bの他方の側面を他方の腕部59Bの内側面に突き当てさせる。
これにより第2の回転規制部59は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態から個別回動形態へと切り換えられたとき、ユーザの回動操作に応じて切換操作つまみ56と共に切換操作軸55が時計回り方向へ必要以上に回転することを回避している。
ところで装置筐体21の内部には、モータが設けられている。また連動回動機構45は、回動軸50の一端側においてプーリ51の他端面よりも突出している部分に、歯車が取り付けられている。
そして連動回動機構45は、回動軸50に取り付けられた歯車に、モータの出力軸に取り付けられた歯車が直接、又は他の1又は複数の歯車を介して歯合されている。
よって連動回動機構45は、例えば、プーリ51に対しローラ52を連結している場合、モータが駆動され、当該モータの出力軸の回動が少なくとも2つの歯車を介して回動軸50に伝達されると、これに応じて当該回動軸50と共にプーリ51及びローラ52を回動させる。
これにより連動回動機構45は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて自動で右回転方向及び左回転方向へ回動させることもできるようになされている。
このようにして携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連結すると(すなわち、連動回動機構45のプーリ51及びローラ52を介して連結すると)、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて手動や自動で右回動方向及び左回転方向へ所望の回動角度まで回動させることができる。
また携帯型記録装置20は、連動回動機構45による一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の連結を解除すると、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、手動で個別に右回転方向及び左回転方向へ所望の回動角度まで回動させることができる。
ところで、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、上述したように単一指向性を有している。
このため、図16に示すように、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、マイク先端部22B及び23Bの向く方向に沿って外部音声を高い感度で集音し得るものの、当該マイク先端部22B及び23Bの向いた方向とは異なる他の方向については感度がおちて外部音声を拾いにくいような、例えば、マイク先端部22B及び23Bの向いた方向に伸びる略楕円体の領域RA1及びRA2内で外部音声を集音可能な指向特性を有している。
因みに、以下の説明では、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音可能な領域を一方の集音可能領域RA1とも呼び、他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音可能な領域を他方の集音可能領域RA2とも呼ぶ。
また、以下の説明では、便宜上、一方の指向性マイクロホン22のマイク先端面22BXに垂直で、当該マイク先端面22BXからマイク先端部22Bの向く方向に伸びる仮想の直線を、マイク先端部22Bの向く方向を示す一方の方向線DA1とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、便宜上、他方の指向性マイクロホン23のマイク先端面23BXに垂直で、当該マイク先端面23BXからマイク先端部23Bの向く方向へ伸びる仮想の直線を、マイク先端部23Bの向く方向を示す他方の方向線DA2とも呼ぶ。
そして携帯型記録装置20は、図10に示したように、個別回動形態や連動回動形態で手動により又は自動的に一方の指向性マイクロホン22を基準回動角度よりも左回転方向へ45度の回転角度まで回転させ、かつ他方の指向性マイクロホン23を基準回動角度よりも右回転方向へ45度の回転角度まで回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が逆V字を描くようにして、互いのマイク先端部22B及び23Bのみを近接させると、全体として図17に示すような指向特性を得ることができる。
因みに、以下の説明では、便宜上、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の中間を通り、筐体上面21Eに垂直な仮想の直線を中心線CLとも呼ぶ。
すなわち、携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、逆V字を描くように回動させると、中心線CLに対し左回転方向及び右回転方向へそれぞれ45度の角度に傾いた一方及び他方の方向線DA1及びDA2を、互いのマイク先端部22B及び23Bの近傍で直交(すなわち、90度の角度で交差)させる。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、マイク先端部22B及び23B寄りで一部を重ねたような、斜め左前方に伸びる一方の集音可能領域RA1と斜め右前方に伸びる他方の集音可能領域RA2とで外部音声を集音可能な指向特性を得ることができる。
これにより携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の両方によって上面前方の外部音声を集音し得ると共に、上面前方よりも斜め右前方や斜め左前方の外部音声についても他方の指向性マイクロホン23や一方の指向性マイクロホン22によって集音し得るようになる。
そして携帯型記録装置20は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、逆V字を描くように回動させると、外部音声を集音する際、かかる指向特性により奥行き感のあるステレオ音像を得ることができる。因みに、図17に示すような指向特性は、独奏等を集音する場合に適している。
また携帯型記録装置20は、図11に示したように、個別回動形態や連動回動形態で手動により又は自動的に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を基準回動角度まで回動させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bを平行にすると、全体として図18に示すような指向特性を得ることができる。
すなわち、携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を平行にすると、中心線CLに対して一方及び他方の方向線DA1及びDA2を所定の間隔を介して平行にさせる。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、上面前方に沿って一部を重ねながら伸びるような一方及び他方の集音可能領域RA1及びRA2で外部音声を集音可能な指向特性を得ることができる。
これにより携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の両方により上面前方の外部音声を集音し得るようになる。
そして携帯型記録装置20は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を平行にすると、かかる指向特性により、上面前方で発生した外部音声の集音に対して、ステレオ感は弱いが極めて高い感度を得ることができる。因みに、図18に示すような指向特性は、主に上面前方の音源により発せられる外部音声を集音するような場合に適している。
さらに携帯型記録装置20は、図12に示したように、個別回動形態や連動回動形態で手動により又は自動的に一方の指向性マイクロホン22を基準回動角度よりも右回転方向へ60度の回転角度まで回転させ、かつ他方の指向性マイクロホン23を基準回動角度よりも左回転方向へ60度の回転角度まで回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23がV字を描くようにして、互いのマイク先端部22B及び23Bを引き離すと、全体として図19に示すような指向特性を得ることができる。
すなわち、携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、V字を描くように回動させると、中心線CLに対し一方及び他方の方向線DA1及びDA2を右回転方向及び左回転方向へそれぞれ60度の角度に傾ける(すなわち、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を 120度の角度に開く)。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、ほとんど重ならない、斜め右前方に伸びる一方の集音可能領域RA1と斜め左前方に伸びる他方の集音可能領域RA2とで外部音声を集音可能な指向特性を得ることができる。
これにより携帯型記録装置20は、上面前方と共に斜め右前方や斜め左前方の広い範囲で一方の指向性マイクロホン22や他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音し得るようになる。
そして携帯型記録装置20は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、V字を描くように回動させると、外部音声を集音する際、かかる指向特性により左右に広がり感のあるステレオ音像を得ることができる。因みに、図19に示すような指向特性は、オーケストラによる演奏等を集音する場合に適している。
さらに携帯型記録装置20は、図13に示したように、個別回動形態で手動により一方の指向性マイクロホン22を基準回動角度よりも右回転方向へ60度の回転角度まで回転させ、かつ他方の指向性マイクロホン23を基準回動角度よりも右回転方向へ45度の回転角度まで回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを共に斜め右前方へ向けると、全体として図20に示すような指向特性を得ることができる。
すなわち、携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を共に斜め右前方へ向けると、中心線CLに対して一方及び他方の方向線DA1及びDA2を共に斜め右前方へ傾ける。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、その斜め右前方に沿って一部を重ねながら伸びるような一方及び他方の集音可能領域RA1及びRA2で外部音声を集音可能な指向特性を得ることができる。
これにより携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の両方により斜め右前方の外部音声を集音し得るようになる。
そして携帯型記録装置20は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を共に斜め右前方へ向けると、かかる指向特性により、斜め右前方で発生した外部音声の集音に対して、ステレオ感は弱いが極めて高い感度を得ることができる。因みに、図20に示すような指向特性は、主に斜め右前方の音源により発せられる外部音声を集音するような場合に適している。
さらに携帯型記録装置20は、図14に示したように、個別回動形態で手動により一方の指向性マイクロホン22を基準回動角度よりも左回転方向へ45度の回転角度まで回転させ、かつ他方の指向性マイクロホン23を基準回動角度よりも左回転方向へ60度の回転角度まで回転させて、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを共に斜め左前方へ向けると、全体として図21に示すような指向特性を得ることができる。
すなわち、携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を共に斜め左前方へ向けると、中心線CLに対して一方及び他方の方向線DA1及びDA2を共に斜め左前方へ傾ける。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、その斜め左前方に沿って一部を重ねながら伸びるような一方及び他方の集音可能領域RA1及びRA2で外部音声を集音可能な指向特性を得ることができる。
これにより携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の両方により斜め左前方の外部音声を集音し得るようになる。
そして携帯型記録装置20は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を共に斜め左前方へ向けると、かかる指向特性により、斜め左前方で発生した外部音声の集音に対して、ステレオ感は弱いが極めて高い感度を得ることができる。因みに、図21に示すような指向特性は、主に斜め左前方の音源により発せられる外部音声を集音するような場合に適している。
(3−2)携帯型記録装置の回路構成
次いで、携帯型記録装置20の回路構成について説明する。図22に示すように、携帯型記録装置20は、例えばマイクロプロセッサ構成の制御部70を有している。
次いで、携帯型記録装置20の回路構成について説明する。図22に示すように、携帯型記録装置20は、例えばマイクロプロセッサ構成の制御部70を有している。
かかる制御部70は、携帯型記録装置20内部に設けられた不揮発性メモリ等でなる内蔵メモリ71に予め記憶された各種プログラムに従って、その携帯型記録装置20全体を制御すると共に、上述した各種操作ボタン28A乃至28Kや各種操作スイッチ、リモートコマンダ等からなる操作部72からユーザ操作に応じて入力される各種命令に応じた各種処理を実行する。
これにより制御部70は、操作部72からユーザ操作に応じて録音命令が与えられると、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音して得られるアナログのオーディオ信号を、一方の増幅器73を介して一方のアナログ/デジタル変換器74に取り込む。
また制御部70は、このとき他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音して得られるアナログのオーディオ信号を、他方の増幅器75を介して他方のアナログ/デジタル変換器76に取り込む。
一方のアナログ/デジタル変換器74は、一方の指向性マイクロホン22から一方の増幅器73を介して取り込んだアナログのオーディオ信号を、デジタルのオーディオデータに変換して混合部77に送出する。
また他方のアナログ/デジタル変換器76は、他方の指向性マイクロホン23から他方の増幅器75を介して取り込んだアナログのオーディオ信号を、デジタルのオーディオデータに変換して混合部77に送出する。
ここで、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23については、上述したように一方の指向性マイクロホン22が筐体上面21Eの右側に配置され、他方の指向性マイクロホン23が筐体上面21Eの左側に配置されている。
従って、混合部77は、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音するようにして得られたオーディオデータ(すなわち、一方のアナログ/デジタル変換器74から与えられたオーディオデータ)を、順次所定単位毎に、再生時には右耳で聴かせるR(Right )チャンネル用(すなわち、右チャンネル用)の音声のオーディオデータとして扱うことを示す識別子を付加してRチャンネル用のオーディオデータとする。
また混合部77は、他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音するようにして得られたオーディオデータ(すなわち、他方のアナログ/デジタル変換器76から与えられたオーディオデータ)を、順次所定単位毎に、再生時には左耳で聴かせるL(Left)チャンネル用(すなわち、左チャンネル用)の音声のオーディオデータとして扱うことを示す識別子を付加してLチャンネル用のオーディオデータとする。
因みに、以下の説明では、オーディオデータを、Rチャンネル用のオーディオデータとして扱うことを示す識別子をRチャンネル識別子とも呼び、Lチャンネル用のオーディオデータとして扱うことを示す識別子をLチャンネル識別子とも呼ぶ。
そして混合部77は、これらRチャンネル用のオーディオデータと、Lチャンネル用のオーディオデータとを所定単位毎に順次交互に繋げるようにして1本のオーディオデータを生成し、当該生成したオーディオデータをDSP(Digital Signal Processor)でなる前処理部78に送出する。
前処理部78は、混合部77から与えられるオーディオデータに対しリミッタ処理やイコライジング処理等のような記録前の所定の処理を施した後、バッファメモリ79に送出して一時記録する。
このとき、DSPでなる記録再生処理部80は、バッファメモリ79から、これに一時記録されているオーディオデータを順次読み出して記録メディア81に送出することにより、当該記録メディア81に対し、そのオーディオデータを記録する。
このようにして制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれによって集音した外部音声を、Rチャンネル及びLチャンネルのステレオ音声として録音することができる。
ところで制御部70は、外部音声を録音する際、操作部72からユーザ操作に応じて録音命令と共に一時停止命令が与えられると、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音することにより、上述と同様にして一方及び他方の増幅器73及び75から前処理部78にかけて生成したオーディオデータをバッファメモリ79に一時記録する。
ただし、制御部70は、このとき記録再生処理部80を、オーディオデータを記録メディア81へは記録させずに、ヘッドホンから出力させるように制御する。
よって記録再生処理部80は、この際、バッファメモリ79からオーディオデータを読み出すと共に、当該読み出したオーディオデータをデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
これにより制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンからステレオ音声として出力させてユーザに聴かせる。
そして制御部70は、この際、ユーザにより手動で、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が個別回動形態や連動回動形態で回動されると、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が手動で回動されている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
また制御部70は、この際、ユーザ操作に応じてモータ84を駆動制御して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて自動で回動させることもできる。
そして制御部70は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を自動で回動させている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
このようにして制御部70は、ユーザに対し一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を回動させることで、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動により、ステレオ音声のステレオ感がどのように変化するのか(すなわち、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが変化するとステレオ音像がどのように変化するのか)を確認させることができる。
よって制御部70は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を実際に聴かせながら、好みのステレオ感のステレオ音声を得るように、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を適宜回動させてマイク先端部22B及び23Bの向きを調整させることができる。
そして制御部70は、このようにしてユーザにより、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが調整されたうえで、操作部72からユーザ操作に応じて一時停止解除命令が与えられると、録音の一時停止を解除することにより、記録再生処理部80を、バッファメモリ79から読み出したオーディオデータを記録メディア81へ記録させるように制御する。
これにより制御部70は、録音の一時停止を解除すると、その時点からは上述と同様に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるオーディオデータを記録メディア81に記録するようにして、当該外部音声を録音することができる。
このようにして制御部70は、外部音声を録音する際には、事前に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音してステレオ音声として聴かせながら、当該外部音声を発する音源の規模や、音源と携帯型記録装置20との距離等に応じて、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きを調整させることができる。
一方、制御部70は、操作部72からユーザ操作に応じて、そのユーザにより指定されたオーディオデータを再生する再生命令が与えられると、記録再生処理部80に対し、ユーザにより指定されたオーディオデータを通知すると共に、再生開始を指示する。
これにより記録再生処理部80は、記録メディア81から、ユーザにより指定されたオーディオデータを読み出し、当該読み出したオーディオデータを、例えばデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
このようにして制御部70は、ヘッドホンからオーディオデータに基づくステレオ音声を出力させてユーザに聴かせることができる。
因みに、制御部70は、例えば、操作部72からユーザ操作に応じてメニュー画面を表示するための画面表示命令が与えられると、これに応じて内蔵メモリ71から、メニュー画面データを読み出して表示部25に送出する。
これにより制御部70は、表示部25の表示パネル25Aにメニュー画面データに基づくメニュー画面(図示せず)を表示する。
そして制御部70は、ユーザによる操作部72の操作に応じてメニュー画面上で、種々の設定項目が選択決定されると、その選択決定された設定項目に対する条件や数値等をユーザに対し任意に選択又は入力させて設定することができる。
また制御部70は、外部音声の録音時、内蔵メモリ71から録音画面データを読み出すと共に、外部音声の録音状況に応じて、その録音画面データを適宜加工して表示部25に送出する。
これにより制御部70は、表示部25の表示パネル25Aに対し録音画面データに基づく録音画面を表示し、かくして録音画面を介して録音時間や録音日時、録音中の外部音声の音量、記録メディア81の空容量、バッテリ34の残容量等の各種情報を通知し得るようになされている。
さらに制御部70は、音声の再生時、内蔵メモリ71から再生画面データを読み出すと共に、音声の再生状況に応じて、その再生画面データを適宜加工して表示部25に送出する。
これにより制御部70は、表示部25の表示パネル25Aに対し再生画面データに基づく再生画面を表示し、かくして再生画面を介して再生時間や、再生中の音声の音量、バッテリ34の残容量等の各種情報を通知し得るようになされている。
ところで、携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、ユーザにより、前方の音源に対して筐体上面21Eと共に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が向けられ、そのユーザから見て一方の指向性マイクロホン22を右側に位置させると共に、他方の指向性マイクロホン23を一方の指向性マイクロホン23よりも左側に位置させるようにして取り扱われるものと想定されている。
そして携帯型記録装置20では、外部音声の録音時、そのような取り扱いに従い、ユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声を、右側に位置する一方の指向性マイクロホン22によって集音し、左の耳で主に聴かれている外部音声を、左側に位置する他方の指向性マイクロホン23によって集音するものと仮定している。
このため携帯型記録装置20では、上述したように混合部77において一方の指向性マイクロホン22により得られたオーディオデータをRチャンネル用のオーディオデータとし、他方の指向性マイクロホン23により得られたオーディオデータをLチャンネル用のオーディオデータとしている。
実際に携帯型記録装置20では、図11乃至図14及び図18乃至図21について上述したように、一方の指向性マイクロホン22のマイク先端部22Bを他方の指向性マイクロホン23のマイク先端部23Bよりも右側に向けると、ユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声を一方の指向性マイクロホン22によって集音し、左の耳で主に聴かれている外部音声を他方の指向性マイクロホン23によって集音することができる。
よって携帯型記録装置20では、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させないようなマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音すると、ユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータ(すなわち、一方の指向性マイクロホン22により集音された外部音声に相当するオーディオデータ)をRチャンネル用のオーディオデータとすることができる。
また携帯型記録装置20は、この際、ユーザの左の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータ(すなわち、他方の指向性マイクロホン23により集音された外部音声に相当するオーディオデータ)をLチャンネル用のオーディオデータとすることができる。
ただし、携帯型記録装置20には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が、上述したように逆V字やV字を描くような回動角度まで回動する、いわゆる、XY型の配置が可能なように設けられいてる。
すなわち、携帯型記録装置20では、図10及び図17について上述したように、実際に一方の指向性マイクロホン22のマイク先端部22Bを他方の指向性マイクロホン23のマイク先端部23Bよりも左側に向けると、ユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声を他方の指向性マイクロホン23によって集音し、左の耳で主に聴かれている外部音声を一方の指向性マイクロホン22によって集音している。
そして携帯型記録装置20では、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるようなマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音しても、混合部77により、一方の指向性マイクロホン22を介して得られたオーディオデータを(実際にはユーザにより左の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータである)、Rチャンネル用のオーディオデータとしている。
また携帯型記録装置20では、この際、混合部77により、他方の指向性マイクロホン23を介して得られたオーディオデータを(実際にはユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータである)、Lチャンネル用のオーディオデータとしている。
このため携帯型記録装置20では、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるようなマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音すると、一方の指向性マイクロホン22を介して得られた、実際にはユーザにより左の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータを、混合部77において一旦はRチャンネル用のオーディオデータとするものの、その混合部77よりも後段で、再生時には左耳で聴かせるように扱うLチャンネル用のオーディオデータとしている。
また携帯型記録装置20では、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるようなマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音すると、他方の指向性マイクロホン23を介して得られた、実際にはユーザにより右の耳で主に聴かれている外部音声に相当するオーディオデータを、混合部77において一旦はLチャンネル用のオーディオデータとするものの、その混合部77よりも後段で、再生時には右耳で聴かせるように扱うRチャンネル用のオーディオデータとしている。
このようにして携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるようなマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音すると、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を介して得られたRチャンネル用のオーディオデータと、Lチャンネル用のオーディオデータとを、ユーザが両耳で外部音声を直接聴いている状態を再現するように入れ替えている(すなわち、交換している)。
実際に携帯型記録装置20は、例えば、図15について上述した第1の回転規制部58において他方の腕部58Bの内側面に、押しボタンスイッチでなる形態切換検出部83が設けられている。
そして形態切換検出部83は、切換操作つまみ56に対する反時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55の回動体55Bにより押下されると、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態から連動回動形態へと切り換えられたことを検出して、その検出結果を示す形態切換検出信号を制御部70に送出する。
因みに、形態切換検出部83は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられている間、切換操作軸55の回動体55Bによる継続的な押下に応じて(すなわち、回動体55Bにより押下されている間)形態切換検出信号を制御部70に送出し続ける。
また形態切換検出部83は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を連動回動形態から個別回動形態へと切り換えるための切換操作つまみ56に対する時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55の回動体55Bによる押下が解除されると、制御部70に対する形態切換検出信号の送出を停止する。
これにより制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられている間は、形態切換検出部83から与えられる形態切換検出信号により、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態であると認識することができる。
そして制御部70は、外部音声を録音する際に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられていると、入替検出部85を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出させるように制御する。
ここで、入替検出部85は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が連動して互いに反対方向へ回動したときの当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度に応じて、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出している。
ところで一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23は、その回動形態が連動回動形態に切り換えられていると、連動して互いに反対方向、すなわち右回転方向及び左回転方向の2方向へ回動する。
ただし、回動軸50については、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が連動して互いに反対の2方向へ回動したとき、その回動に連動して右回転方向及び左回転方向の何れか1方向へ回動する。
そして回動軸50は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23と連動して回動することより、その回動軸50の回動角度は、連動して互いに反対方向へ回動する一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23両方の回動角度を表していると言える。
よって入替検出部85は、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出するために、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23両方の回動角度をそれぞれ利用するわけではなく、実際には、これら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23両方の回動角度として、代わりに回動軸50の回動角度を利用している。
図23に示すように、入替検出部85は、例えば、連動回動機構45の回動軸50に歯車を介して連結された回動角度検出用のポテンショメータ85Aを有している。
かかるポテンショメータ85Aは、回動角度検出用の抵抗(以下、これを角度検出用抵抗とも呼ぶ)R1の一端に電源V1の正極が接続されると共に、他端に当該電源V1の負極が接続され、その角度検出用抵抗R1に対する分圧用の接点(以下、これを分圧用接点とも呼ぶ)を、回動軸50の回動角度に応じて変位させるように形成されている。
よってポテンショメータ85Aは、電源V1により角度検出用抵抗R1の一端及び他端間に所定電圧を印加した状態で、その所定電圧を回動軸50の回動角度に応じた位置の分圧用接点で分圧することにより、当該分圧用接点を介して回動軸50の回動角度に応じた電圧値の電圧を得ている。
このようにしてポテンショメータ85Aは、連動して互いに反対方向へ回動する一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれの回動角度として、回動軸50の回動角度を検出している。
そしてポテンショメータ85Aは、回動軸50の回動角度として検出した、当該回動角度に応じた電圧値の電圧を、角度検出電圧としてコンパレータ85Bの反転入力端に与える。
因みに、ポテンショメータ85Aは、例えば、図10及び図17について上述したように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方の方向線DA1及びDA2を直交させるように回動軸50が左回転方向へ回転した状態から、図12及び図19について上述したように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方の方向線DA1及びDA2を 120度の角度に開くように当該回動軸50が右回転方向へ回転するほど、分圧用接点で得られる角度検出電圧の電圧値を線形に増加させるように形成されている。
すなわち、ポテンショメータ85Aは、一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度よりも左回転方向へ45度の回転角度まで回転し、かつこれに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度よりも右回転方向へ45度の回転角度まで回転するように回動軸50が左回転方向へめいっぱい回転したとき、最も低い電圧値の角度検出電圧を得る。
またポテンショメータ85Aは、一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度よりも右回転方向へ60度の回転角度まで回転し、かつこれに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度よりも左回転方向へ60度の回転角度まで回転するように回動軸50が右回転方向へめいっぱい回転したとき、最も高い電圧値の角度検出電圧を得るように形成されている。
これに加えて、入替検出部85には、回動軸50の回動角度の中で、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる回動角度(以下、これを入替基準角度とも呼ぶ)に応じた電圧値の電圧(以下、これを入替基準電圧とも呼ぶ)を生成する電圧生成回路85Cが設けられている。
かかる電圧生成回路85Cは、一端に所定の電圧Vinが印加される、入替基準電圧を生成するための抵抗(以下、これを電圧生成用抵抗とも呼ぶ)R2の他端が、抵抗R3を介して接地されて形成されている。
また電圧生成回路85Cは、電圧生成用抵抗R2に対する分圧用接点を適宜変位させることにより、当該電圧生成用抵抗R2に印加されている電圧Vinの分圧比を調整可能なように形成されている。
ところで入替基準角度は、回動軸50の回動角度の中で、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替える角度範囲と、入れ替えない角度範囲との境界となる回動角度である。
そして入替基準角度は、例えば、一方の指向性マイクロホン22を基準回動角度よりもわずかに(例えば、1度)左回転方向へ回転させ、かつこれに連動させて他方の指向性マイクロホン23を基準回動角度よりもわずかに(例えば、1度)右回転方向へ回転させるような所定の回動角度に選定されている。
よって電圧生成回路85Cは、例えば、携帯型記録装置20の製造時に初期状態として、回動軸50がその選定された入替基準角度に回動したときポテンショメータ85Aによって検出される角度検出電圧の電圧値と、同じ電圧値の入替基準電圧を得るように、電圧生成用抵抗R2に対する分圧用接点の位置(すなわち、電圧Vinの分圧比)が設定されている。
これにより電圧生成回路85Cは、電圧生成用抵抗R2に印加されている電圧Vinを分圧用接点で分圧することにより、その分圧用接点を介して、予め選定された入替基準角度に応じた電圧値の入替基準電圧を得て、その入替基準電圧をコンパレータ85Bの非反転入力端に与えている。
コンパレータ85Bは、非反転入力端に与えられる入替基準電圧と、反転入力端に与えられる角度検出電圧とを比較し、角度検出電圧の電圧値が入替基準電圧の電圧値よりも高いと、論理「L」レベルの信号を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように指示する非入替指示信号として記録再生処理部80に送出する。
またコンパレータ85Bは、角度検出電圧の電圧値が入替基準電圧の電圧値以下であると、論理「H」レベルの信号を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように指示する入替指示信号として記録再生処理部80に送出する。
このようにして入替検出部85は、回動軸50の回動角度、及びRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度を、角度検出電圧、及び入替基準電圧として比較する。
そして入替検出部85は、その比較結果に応じて、外部音声の録音時に連動回動形態で一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度まで回動し又は基準回動角度よりも右回転方向へ回転していると共に、これに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度まで回動し又は基準回動角度よりも左回転方向へ回転している(すなわち、一方及び他方の方向線DA1及びDA2が交差してはいない)間は、記録再生処理部80に対し非入替指示信号によりRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように指示する。
これに対して入替検出部85は、その比較結果に応じて、外部音声の録音時に連動回動形態で一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度よりも左回転方向へ回転していると共に、これに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度よりも右回転方向へ回転している(すなわち、一方及び他方の方向線DA1及びDA2が交差している)間は、記録再生処理部80に対し入替指示信号によりRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように指示する。
これにより図24に示すように、記録再生処理部80は、外部音声の録音時に入替検出部85から非入替指示信号が与えられている間は、その非入替指示信号に従い、バッファメモリ79から、これに一時記録されていたオーディオデータを読み出しながら、当該オーディオデータのRチャンネル識別子が付加された複数のRチャンネル用の部分(R0、……、RN)を、そのままRチャンネル用の部分(r0、……、rN)とする。
また記録再生処理部80は、このときバッファメモリ79から、そのオーディオデータを読み出しながら、当該オーディオデータのLチャンネル識別子が付加されていた複数のLチャンネル用の部分(L0、……、LN)を、そのままLチャンネル用の部分(l0、……、lN)とする。
よって記録再生処理部80は、前処理部78によりバッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータを、Rチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを何ら入れ替えずに、そのまま記録メディア81に記録する。
これに対して図25に示すように、記録再生処理部80は、外部音声の録音時に入替検出部85から入替指示信号が与えられている間は、その入替指示信号に従い、バッファメモリ79から、これに一時記録されたオーディオデータを読み出しながら、当該オーディオデータの複数のRチャンネル用の部分(R0、……、RN)を順次、Rチャンネル識別子をLチャンネル識別子に変更してLチャンネル用の部分(l0、……、lN)とする。
また記録再生処理部80は、このときバッファメモリ79から、そのオーディオデータを読み出しながら、当該オーディオデータの複数のLチャンネル用の部分(L0、……、LN)を順次、Lチャンネル識別子をRチャンネル識別子に変更してRチャンネル用の部分(r0、……、rN)とする。
よって記録再生処理部80は、この際には前処理部78によりバッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータを、Rチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えて記録メディア81に記録する。
このようにして記録再生処理部80は、外部音声の録音時に連動回動形態で一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度まで回動し又は基準回動角度よりも右回転方向へ回転していると共に、これに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度まで回動し又は基準回動角度よりも左回転方向へ回転していると、前処理部78によりバッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータを、Rチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えずに記録メディア81に記録する。
また記録再生処理部80は、外部音声の録音時に連動回動形態で一方の指向性マイクロホン22が基準回動角度よりも左回転方向へ回転していると共に、これに連動して他方の指向性マイクロホン23が基準回動角度よりも右回転方向へ回転していると、前処理部78によりバッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータを、Rチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えたうえで記録メディア81に記録する。
ところで、制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられている状態において、表示部25の表示パネル25Aに表示しているメニュー画面上で、ユーザにより操作部72を介して入替基準角度を任意に設定するように要求される(すなわち、入替基準角度を設定するための設定項目が選択決定される)と、その入替基準角度を設定するための角度設定処理を開始する。
制御部70は、このように角度設定処理を開始すると、入替検出部85のコンパレータ85Bの動作を一時的に停止させることにより、その入替検出部85から非入替指示信号及び入替指示信号の何れも記録再生処理部80には送出させないようにする。
この状態で、制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音することにより、上述した外部音声の録音の際と同様にして一方及び他方の増幅器73及び75から前処理部78にかけて生成したオーディオデータをバッファメモリ79に一時記録する。
ただし、制御部70は、このとき記録再生処理部80を、バッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えないように制御している。
また制御部70は、その記録再生処理部80を、角度設定処理の間、バッファメモリ79から読み出したオーディオデータを、記録メディア81へは記録させずに、ヘッドホンから出力させるように制御している。
よって記録再生処理部80は、この際、前処理部78によってバッファメモリ79に一時記録されたオーディオデータを読み出しながらRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えずにデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
これにより制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声をヘッドホンからステレオ音声として出力させてユーザに聴かせる。
そして制御部70は、この際、ユーザにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて手動で回動されると、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が手動で回動されている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
また制御部70は、この際、ユーザ操作に応じてモータ84を駆動制御して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて自動で回動させることもできる。
そして制御部70は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を自動で回動させている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
このようにして制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させることで、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の連動した回動により、ステレオ音声の聴こえ方がどのように変化するのかを確認させることができる。
そして制御部70は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を実際に聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて適宜回動させ、そのステレオ音声の聴こえ方の変化に合せて、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度を選択させることができる。
すなわち、制御部70は、この際、ユーザが集音中の外部音声をステレオ音声として聴きながら、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて所望の回動角度まで回動させたうえで、操作部72からユーザ操作に応じて角度選択命令が与えられると、入替検出部85のポテンショメータ85Aから、その時点に検出された角度検出電圧(すなわち、その時点の回動軸50の回動角度に応じた電圧値の角度検出電圧)を取り込む。
また制御部70は、その角度検出電圧を、ユーザにより任意に選択された入替基準角度に応じた入替基準電圧とする。
さらに制御部70は、入替検出部85の電圧生成回路85Cにおいて、そのユーザにより入替基準角度として任意に選択された入替基準電圧を得るように、電圧生成用抵抗R2に対する分圧用接点の位置(すなわち、電圧Vinの分圧比)を設定する。
これにより制御部70は、入替検出部85に対し、回動軸50の回動角度を、ユーザにより選択された入替基準角度と比較するように設定する。
そして制御部70は、入替検出部85のコンパレータ85Bを再び動作させることにより、当該入替検出部85を、角度検出電圧(すなわち、回動軸50の回動角度)と、新たに設定した入替基準電圧(すなわち、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準としてユーザにより選択された入替基準角度)とを比較して上述と同様に入替指示命令や非入替指示命令を記録再生処理部80に送出するように制御する。
よって記録再生処理部80は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の連動した回動に応じて、入替検出部85から入替指示信号が与えられると、これに応じて上述と同様に、バッファメモリ79からオーディオデータを読み出しながらRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替える。
そして記録再生処理部80は、このようにRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えたオーディオデータをデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
また記録再生処理部80は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の連動した回動に応じて、入替検出部85から非入替指示信号が与えられると、これに応じてバッファメモリ79からオーディオデータを読み出しながらRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えずにデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
このようにして制御部70は、新たな入替基準角度が選択された後には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて適宜回動させると、ユーザにより選択された入替基準角度を基準としてオーディオデータに対するRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)との入れ替えび非入れ替えを適宜切り換える。
これにより制御部70は、ユーザに対し、集音中の外部音声をステレオ音声として聴かせながら、実際に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させ、その結果、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声が違和感無く聴こえるかどうかを(すなわち、ユーザにより選択された入替基準角度に応じてステレオ音声の左右の音が、ユーザに対し何ら違和感を抱かせないように的確に入れ替えられているか否かを)確認させることができる。
ところで制御部70は、ユーザに対し、角度選択命令を入力させて入替基準角度を選択させても、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声に対し違和感が残るときには、選択解除命令を入力させることができる。
制御部70は、操作部72からユーザ操作に応じて選択解除命令が与えられると、上述した角度設定処理の開始時と同様に、再び入替検出部85においてコンパレータ85Bの動作を一時的に停止させると共に、記録再生処理部80を、オーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えないように制御する。
これにより制御部70は、ユーザに対し再び、一方及び他方の指向性マイクロホン及び13により集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、入替基準角度を選択し直させることができる。
そして制御部70は、ユーザにより入替基準角度が任意に選択された状態で、例えば、ユーザにより再生ボタン28Dが押下操作され、操作部72から決定命令が与えられると、その入替基準角度の選択を決定する。
これにより制御部70は、そのとき入替検出部85の電圧生成回路85Cにおいて、ユーザにより選択された入替基準角度に応じて設定していた電圧生成用抵抗R2に対する分圧用接点の位置をそのままにして、角度設定処理を終了する。
よって制御部70は、この後、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動して回動させたときには、ユーザにより選択された入替基準角度に応じてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出する。
ところで、制御部70は、このような入替基準角度の設定を、ユーザの要求に応じて、回数に制限無く実行することができる。
これにより制御部70は、例えば、外部音声の録音時における携帯型記録装置20と音源との距離や、集音場所が屋内と屋外との何れであるか等の集音条件に応じて、ユーザにより入替基準角度を変更するように要求されたときでも、その要求に応じて入替基準角度を設定し直すことができる。
よって制御部70は、上述したように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別回動形態及び連動回動形態の何れでも任意に選択させて所望の回動角度まで回動させることができると共に、連動回動形態で利用する入替基準角度までも適宜設定し直すことができることにより、ユーザの好みのステレオ音像を構築するような最適な集音条件で外部音声を集音しステレオ音声として録音することができる。
因みに、制御部70は、角度設定処理において入替基準角度を設定した状態で、ユーザにより例えば一時停止ボタン28Fが押下操作され、操作部72から一時停止解除命令が与えられると、これに応じて入替基準角度の選択を決定して角度設定処理を終了する。
また制御部70は、このとき一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により集音していた外部音声を引き続き集音するようにして、その時点から外部音声を録音することもできる。
さらに制御部70は、角度設定処理を開始したときには、内蔵メモリ71から角度設定画面データを読み出す。そして制御部70は、角度設定処理を実行している間、その角度設定画面データを表示部25に送出することにより、表示部25の表示パネル25Aに対し角度設定画面データに基づき、図26に示すような角度設定画面90を表示する。
この場合、角度設定画面90には、外部音声の録音中であることを表す例えば、「REC」という録音通知文字91と、外部音声の録音を一時停止していることを表す一時停止通知マーク92とが並べて表示されている。
これにより制御部70は、角度設定画面90内に組み合せて表示した録音通知文字91及び一時停止通知マーク92によって、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音しながら、その集音している外部音声を録音はせずにステレオ音声として聴くことができることを通知している。
また角度設定画面90には、ユーザによる入替基準角度の選択の有無を通知するための角度選択通知部93が設けられている。
さらに角度設定画面90には、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無を通知するための入替通知部94も設けられている。
そして制御部70は、ユーザにより角度選択命令が入力されるまでの間や、選択解除命令が入力された際には、角度設定画面90の角度選択通知部93内に、入替基準角度が選択されてはいないことを示す、例えば「非選択」という文字を表示する。
これに対して制御部70は、ユーザにより角度選択命令が入力され、入替基準角度が選択されている間は、角度設定画面90の角度選択通知部93内に、入替基準角度が選択されていることを示す、例えば「選択」という文字を表示する。
これにより制御部70は、ユーザに対し、入替基準角度が選択されているか否かを、角度設定画面90を介して確認させることができる。
また制御部70は、記録再生処理部80によりオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とが入れ替えられていない間は、角度設定画面90の入替通知部94内に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えてはいないことを表す例えば、「OFF」という文字を表示する。
これに対して制御部70は、ユーザにより選択された入替基準角度に応じて、記録再生処理部80によりオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とが入れ替えている間は、角度設定画面90の入替通知部94内に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えていることを表す例えば、「ON」という文字を表示する。
これにより制御部70は、集音中の外部音声をステレオ音声として聴いているユーザに対し、そのステレオ音声の左右の音が入れ替えられているか否かを、角度設定画面90を介して確認させることができる。
また制御部70は、屋内や屋外のような特定の集音環境下で外部音声を集音して録音する際、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられている状態において、表示部25の表示パネル25Aに表示しているメニュー画面上でユーザにより操作部72を介して、その集音環境に合せた外部音声の集音条件を任意に定めて登録するように要求される(すなわち、集音条件を任意に定めて登録するための設定項目が選択決定される)と、その集音条件を任意に定めて登録するための集音条件登録処理を開始する。
制御部70は、このように集音条件登録処理を開始すると、入替検出部85を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出させるように制御する。
また制御部70は、この際、記録再生処理部80を、バッファメモリ79から読み出したオーディオデータを、記録メディア81へは記録させずに、ヘッドホンから出力させるように制御する。
この状態で、制御部70は、実際に集音条件を定めるための集音環境で、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音することにより、上述した外部音声の録音の際と同様にして一方及び他方の増幅器73及び75から前処理部78にかけて生成したオーディオデータをバッファメモリ79に一時記録する。
よって記録再生処理部80を、この際、入替検出部85から入替指示信号が与えられていると、バッファメモリ79からオーディオデータを読み出しながらRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替える。
そして記録再生処理部80は、このようにRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えたオーディオデータをデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
また記録再生処理部80は、入替検出部85から非入替指示信号が与えられていると、バッファメモリ79からオーディオデータを読み出しながらRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えずにデジタル/アナログ変換器82を介してアナログのオーディオ信号に変換した後、ヘッドホンジャック36を介してヘッドホンに送出する。
これにより制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンからステレオ音声として出力させてユーザに聴かせる。
そして制御部70は、この際、ユーザにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて手動で回動されると、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が手動で回動されている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
また制御部70は、この際、ユーザ操作に応じてモータ84を駆動制御して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて自動で回動させることもできる。
そして制御部70は、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を自動で回動させている間も、ユーザに対し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声を、ヘッドホンによりステレオ音声として聴かせる。
このようにして制御部70は、ユーザに対し一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を回動させることで、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動により、ステレオ音声のステレオ感がどのように変化するのか(すなわち、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが変化するとステレオ音像がどのように変化するのか)を確認させることができる。
そして制御部70は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、実際に外部音声を集音して録音するときに、好みのステレオ感のステレオ音声を得ることができるよう、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を適宜回動させてマイク先端部22B及び23Bを向ける方向を任意に選定させることができる。
すなわち、制御部70は、ユーザが集音中の外部音声をステレオ音声として聴きながら、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ向けた状態で、操作部72からユーザ操作に応じて方向選定命令が与えられると、入替検出部85のポテンショメータ85Aから、その時点に検出された角度検出電圧(すなわち、その時点の回動軸50の回動角度に応じた電圧値の角度検出電圧)を取り込む。
そして制御部70は、その角度検出電圧に基づいて、その時点の回動軸50の回動角度を検出する。
また制御部70は、その検出した回動角度を、外部音声を集音して録音するときに一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bをユーザにより選定された方向へ向けるために回動軸50を回動させるための回動角度情報として、一時的に保持する。
また制御部70は、入替検出部50から、このとき検出されたRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを示す入替指示信号及び非入替指示信号も取り込む。
そして制御部70は、その入替指示信号及び非入替指示信号に基づき、実際に外部音声を集音して録音するときに、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出し、その検出結果を示す(すなわち、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを示す)入替情報を一時的に保持する。
さらに制御部70は、操作部72からユーザ操作に応じて、現在の特定の集音環境下で定められる集音条件に対し任意に付された名称(以下、これを条件名とも呼ぶ)や、その集音環境を示す情報(以下、これを環境情報とも呼ぶ)が入力されると、これら条件名や環境情報も一時的に保持する。
因みに、環境情報は、この際に外部音声を集音する集音場所の名称や、集音場所の広さ(すなわち、音源が舞台上の楽器等である場合、その舞台の横幅や奥行き等である)、音源と携帯型記録装置20との距離、音源の構成(すなわち、屋外の野鳥や、屋内のオーケストラ、ビックバンド、ソロ演奏等)等のように集音環境を示す種々の情報から形成されている。
そして制御部70は、例えば、ユーザにより再生ボタン28Dが押下操作され、操作部72から決定命令が与えられると、このとき一時的に保持していた条件名、環境情報、回動角度情報及び入替情報を、ユーザにより定められた登録用の集音条件(以下、登録集音条件とも呼ぶ)を示す情報(以下、これを登録集音条件情報とも呼ぶ)として内蔵メモリ71に送出する。
これにより図27に示すように、制御部70は、内蔵メモリ71内に予め構築している登録集音条件情報を登録するためのデータテーブル(以下、これを登録集音条件テーブルとも呼ぶ)100に、登録集音条件情報としての条件名、環境情報、回動角度情報及び入替情報を対応付けて登録するようにして、当該内蔵メモリ71に登録集音条件情報を記憶する。
そして制御部70は、このように登録集音条件テーブル100に登録集音条件情報(すなわち、条件名、環境情報、回動角度情報及び入替情報)を登録すると、集音条件登録処理を終了する。
このようにして制御部70は、屋内や屋外の種々の集音環境で外部音声を集音する際、ユーザの要求に応じて、その場所で外部音声を集音するための登録集音条件を定めて登録することができる。
因みに、制御部70は、条件名、環境情報、回動角度情報及び入替情報を一時的に保持している状態で、例えば、ユーザにより一時停止ボタン28Fが押下操作され、操作部72から一時停止解除命令が与えられると、これに応じて、上述と同様に登録集音条件情報を内蔵メモリ71に記憶(すなわち、登録集音条件テーブル100に登録)した後、集音条件登録処理を終了する。
また制御部70は、このとき一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音していた外部音声を引き続き集音するようにして、その時点から外部音声を録音する。
このようにして制御部70は、集音条件登録処理を実行した場合、条件名、環境情報、回動角度情報及び入替情報を一時的に保持した状態では、簡易な操作で登録集音条件を登録すると共に、そのときユーザにより定められた登録集音条件をそのまま利用して外部音声の録音に移行することができる。
ところで図28に示すように、制御部70は、内蔵メモリ71に対し、例えば、携帯型記録装置20のメーカにより、種々の集音環境で外部音声を集音して録音するために推奨された複数の集音条件(以下、推奨集音条件とも呼ぶ)を示す情報(以下、これを推奨集音条件情報とも呼ぶ)を、これらを登録するようにして生成されたデータテーブル(以下、これを推奨集音条件テーブルとも呼ぶ)101として記憶している。
かかる推奨集音条件テーブル101に登録された推奨集音条件毎の推奨集音条件情報には、その推奨集音条件を示す表示子(以下、これを条件通知アイコンとも呼ぶ)が含まれている。
また推奨集音条件毎の推奨集音条件情報には、外部音声を集音するときに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、推奨された方向へ向けるために回動軸50を回動させるための回動角度を示す回動角度情報も含まれている。
さらに推奨集音条件毎の推奨集音条件情報には、外部音声を集音するときに、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを示す入替情報も含まれている。
ところで、推奨集音条件情報に含まれる条件通知アイコンは、例えば、音源の種類や音源の場所等に応じて、人形の絵柄を組み合せて形成され、また山並みの遠景の絵柄等によって形成されている。
これにより条件通知アイコンは、後述するようにユーザに提示されたとき、例えば、ソロやビックバンド、オーケストラの演奏や、屋外の野鳥の声等のように、どのような音源から発せられる外部音声を集音するための推奨集音条件であるのかを直感的に認識させることができるようになされている。
そして制御部70は、屋内や屋外で外部音声を集音する際、表示部25の表示パネル25Aに表示しているメニュー画面上で、ユーザにより操作部72を介して、集音条件を設定するように要求される(すなわち、集音条件を設定するための設定項目が選択決定される)と、その集音条件を設定するための集音条件設定処理を開始する。
制御部70は、集音条件設定処理を開始すると、内蔵メモリ71から登録集音条件テーブル100に登録されている全ての登録集音条件情報と、推奨集音条件テーブル101に登録されている全ての推奨集音条件情報とを読み出す。
そして制御部70は、その登録集音条件情報及び推奨集音条件情報を用いて集音条件選択画面データを生成し、当該生成した集音条件選択画面データを表示部25に送出する。
これにより制御部70は、表示部25の表示パネル25Aに対し、集音条件選択画面データに基づく図29に示すような集音条件選択画面102を表示する。
この場合、集音条件選択画面102には、選択可能な集音条件を示す複数の条件選択行103A乃至103Gが画面垂直方向へ沿って並べられて形成された選択条件リスト103が表示されている。
そして集音条件選択画面102において選択条件リスト103の各条件選択行103A乃至103G内には、選択可能な集音条件がメーカによって推奨された推奨集音条件の場合、対応する推奨集音条件情報に含まれる条件通知アイコンが表示されている。
また集音条件選択画面102において選択条件リスト103の各条件選択行103A乃至103G内には、選択可能な集音条件がユーザによって任意に定められた登録集音条件の場合、対応する登録集音条件情報に含まれる条件名や環境情報が文字で表現されて表示されている。
制御部70は、表示パネル25Aに集音条件選択画面102を表示した状態で、ユーザにより操作部72を介して集音条件選択画面102上で所望の1つの集音条件が、対応する1つの条件選択行102A乃至103Gとして選択されると、当該選択された集音条件を示す登録集音条件情報又は推奨集音条件情報を判別する。
また制御部70は、このとき形態切換検出部83から形態切換検出信号が与えられているか否かに基づき、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の現在の回動形態が連動回動形態であるか否かを判別する。
さらに制御部70は、このとき入替検出部85のポテンショメータ85Aから、その時点に検出された角度検出電圧(すなわち、その時点の回動軸50の回動角度に応じた電圧値の角度検出電圧)を取り込み、当該取り込んだ角度検出電圧に基づき、現在の回動軸50の回動角度を検出する。
そして制御部70は、ユーザにより選択された集音条件を示す登録集音条件情報又は推奨集音条件と、回動形態の判別結果と、回動角度の検出結果とに基づいて集音条件設定画面データを生成し、当該生成した集音条件設定画面データを表示部25に送出する。
これにより制御部70は、表示部25の表示パネル25Aに対し、集音条件設定画面データに基づく図30に示すような集音条件設定画面105を表示する。
この場合、集音条件設定画面105には、ユーザにより選択された集音条件を通知するための選択条件通知欄106が設けられている。
かかる選択条件通知欄106内には、ユーザにより選択された集音条件がメーカによって推奨された推奨集音条件の場合、対応する条件通知アイコンが表示される。
これに対して選択条件通知欄106内には、ユーザにより選択された集音条件が、そのユーザにより任意に定められた登録集音条件の場合、対応する条件名が表示される。
また集音条件設定画面105には、外部音声の集音においてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを通知するための入替通知欄107も設けられている。
かかる入替通知欄107内には、ユーザにより選択された集音条件において、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように指定しているときには、これを示す例えば「ON」という文字が表示される。
これに対して入替通知欄107内には、ユーザにより選択された集音条件において、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように指定しているときには、これを示す例えば「OFF」という文字が表示される。
さらに集音条件設定画面105には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、連動回動形態に切り換えられているか否かを通知するための回動形態通知欄108も設けられている。
かかる回動形態通知欄108内には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、連動回動形態に切り換えられていると、これを示す例えば「OK」という文字が表示される。
これに対して回動形態通知欄108内には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、個別回動形態に切り換えられていると、連動回動形態には切り換えられていないことを示す例えば「NO」という文字が表示される。
さらにまた集音条件設定画面105には、外部音声を集音するために一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bが所望の方向(すなわち、ユーザにより選定された方向、又は推奨された方向)へ向いているか否かを通知するための方向通知部109も設けられている。
因みに、方向通知部109には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させるために回動軸50が回動可能な回動角度範囲を、所定長さの直線によって示す表示子(以下、これを角度範囲通知アイコンとも呼ぶ)109Aが表示されている。
また方向通知部109には、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ向けるための回動軸50の回動角度(すなわち、回動軸50を回動させるための目標値となる回動角度)を示す表示子(以下、これを目標角度通知アイコンとも呼ぶ)109Bが、角度範囲通知アイコン109A上の対応する位置に表示されている。
さらに方向通知部109には、現在の回動軸50回動角度を示す表示子(以下、これを現在角度通知アイコンとも呼ぶ)109Cも、角度範囲通知アイコン109A上の対応する位置に表示されている。
よって制御部70は、集音条件設定画面105の選択条件通知欄106により、ユーザに、選択された集音条件を確認させることができる。
また制御部70は、集音条件設定画面105の入替通知欄107により、ユーザに対し、外部音声を集音するときにRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを通知することができる。
さらに制御部70は、集音条件設定画面105の回動形態通知欄108により、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、連動回動形態に切り換えられているか否かを通知すると共に、個別回動形態に切り換えられている場合には、連動回動形態に切り換えるように促すことができる。
さらにまた制御部70は、集音条件設定画面105の方向通知部109により、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bが所望の方向へ向いているか否かを確認させることができる。
そして制御部70は、このとき一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが所望の方向へは向いていない状態で、操作部72からユーザ操作に応じて、マイク先端部22B及び23Bの向きを自動で合せるための方向合せ命令が入力されると、回動軸50の現在の回動角度と、ユーザにより選択された集音条件で指定している回動角度とを比較する。
これにより制御部70は、その比較結果に応じてモータ84を駆動制御するようにして回動軸50と共に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させることにより、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを自動的に所望の方向へ向ける。
ところで、制御部70は、このとき集音条件設定画面105の方向通知部109において、回動軸50の回動に応じて角度範囲通知アイコン109A上で現在角度通知アイコン109Cを移動させる。
そして制御部70は、回動軸50を目標の回動角度まで回動させて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きを所望の方向へ向けると、その集音条件設定画面105の方向通知部109において、角度範囲通知アイコン109A上で目標角度通知アイコン109Bに現在角度通知アイコン109Cを重ねる。
これにより制御部70は、このように回動軸50と共に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を自動的に回動させてマイク先端部22B及び23Bの向きを合せたときには、集音条件設定画面105の方向通知部109により、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bが所望の方向へ向いたことを確認させることができる。
これに対して制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが所望の方向へは向いていない状態で、ユーザにより一方の指向性マイクロホン22(又は、他方の指向性マイクロホン23)が手動で回動されると、その間、入替検出部85のポテンショメータ85Aから角度検出電圧を取り込みながら一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23と共に回動している回動軸50の回動角度を検出する。
また制御部70は、このとき集音条件設定画面105の方向通知部109において、回動軸50の回動角度の検出結果に応じて角度範囲通知アイコン109A上で現在角度通知アイコン109Cを移動させる。
これにより制御部70は、ユーザに対し、集音条件設定画面105の方向通知部109を介して、一方の指向性マイクロホン22(又は、他方の指向性マイクロホン23)のマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ向けるには、当該一方の指向性マイクロホン22(又は、他方の指向性マイクロホン23)を何れの方向へどれだけ回動させれば良いのかを確認させながら回動させるように支援することができる。
そして制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが所望の方向へ向いたときには、これに応じて回動軸50が目標の回動角度まで回動したことで、集音条件設定画面105の方向通知部109において、角度範囲通知アイコン109A上で目標角度通知アイコン109Bに現在角度通知アイコン109Cを重ねる。
これにより制御部70は、ユーザに対し、集音条件設定画面105の方向通知部109により、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bが所望の方向へ向いたことを通知することができる。
このようにして制御部70は、集音条件に従い一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きを変更する場合、自動及び手動の何れでも、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ容易に且つ確実に向けることができる。
また制御部70は、この際、入替検出部85のコンパレータ85Bの動作を一時的に停止させて、外部音声の集音の間、その入替検出部85から非入替指示信号及び入替指示信号の何れも記録再生処理部80には送出させないようにする。
そして制御部70は、集音条件により、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように指定されていると、外部音声の集音の間、記録再生処理部80を、オーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えないように設定する。
これに対して制御部70は、集音条件により、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように指定されていると、外部音声の集音の間、記録再生処理部80を、オーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えさせるように設定する。
このようにして制御部70は、外部音声の集音条件として一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向き等を設定する。
そして制御部70は、外部音声の集音条件を設定し終えると、事前のユーザ設定に応じて自動で外部音声の録音を開始し、又は操作部72からユーザ操作により入力される録音命令に応じて外部音声の録音を開始する。
これにより制御部70は、上述した場合と同様に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音しながら、その外部音声に相当するオーディオデータを記録メディア81に記録する。
このようにして制御部70は、ユーザにより集音条件が選択されると、その選択された集音条件で外部音声を集音して録音することができる。
次いで、図31に示すフローチャートを用いて、外部音声を集音して録音するための記録処理について説明する。制御部70は、ユーザによる例えば録音ボタン28Cの押下操作に応じて操作部72から録音命令が入力されると、内蔵メモリ71に記憶している記録処理プログラムに従って図31に示す記録処理手順RT1を開始する。
制御部70は、かかる記録処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きが調整されるか否かを判別する。
このステップSP1において肯定結果が得られると、このことはユーザにより操作部72が操作され録音命令が入力されたとき、例えば一時停止ボタン28Fも押下操作され一時停止命令も合せて入力されたことを表している。そして制御部70は、ステップSP1において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP2に移る。
ステップSP2において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音しながら、当該集音した外部音声をステレオ音声としてヘッドホンから出力し始めて、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により集音している外部音声をステレオ音声としてユーザに聴かせながら、当該外部音声の録音を開始するように要求されることを待ち受ける。
そして制御部70は、ユーザにより、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23によって集音している外部音声がステレオ音声として聴かれながら、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を適宜回動させて一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きが所望の方向へ向くように調整されたうえで、例えば一時停止ボタン28Fが押下操作され操作部72から一時停止解除命令が入力されると、録音の開始が要求されたと認識して、次のステップSP4に移る。
因みに、上述したステップSP1において否定結果が得られると、このことはユーザにより操作部72が操作され録音命令のみが入力されており、外部音声をステレオ音声として聴きながら、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きを調整するように特には要望されていないことを表している。
すなわち、かかる否定結果は、ユーザにより、例えば、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bを音源に向けるように合せられたうえで、録音命令が入力されたことを表している。そして制御部70は、ステップSP1において、かかる否定結果を得ると、ステップSP4に移る。
ステップSP4において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の現在の回動形態が連動回動形態であるか否かを判別する。
その結果、制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、連動回動形態に切り換えられていると、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において制御部70は、入替検出部85を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出するように制御する。
また制御部70は、記録再生処理部80を、入替検出部85による検出結果に応じてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替え、またRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように制御して、次のステップSP6に移る。
一方、制御部70は、ステップSP4において一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の現在の回動形態が連動回動形態であるか否かを判別した結果、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が現在、個別回動形態に切り換えられていると、ステップSP7に移る。
ステップSP7において制御部70は、入替検出部85の動作を一時的に停止させると共に、記録再生処理部80を、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないように制御して、次のステップSP6に移る。
ステップSP6において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音しながら、当該集音した外部音声に相当するオーディオデータを記録メディア81に記録し始めて、次のステップSP8に移る。
ステップSP8において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により集音している外部音声を、オーディオデータとして記録しながら、その外部音声の録音の終了が要求されることを待ち受ける。
そして制御部70は、ユーザにより例えば停止ボタン28Eが押下操作され操作部72から録音停止命令が入力されると、これに応じて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23による外部音声の集音を停止させるようにして当該外部音声の録音を終了した後、次のステップSP9に移り、記録処理手順RT1を終了する。
次いで、図32に示すフローチャートを用いて、上述した角度設定処理について説明する。制御部70は、ユーザにより操作部72を介して入替基準角度を任意に設定するように要求されると、内蔵メモリ71に記憶している角度設定プログラムに従って図32に示す角度設定処理手順RT2を開始する。
制御部70は、かかる角度設定処理手順RT2を開始すると、ステップSP11において記録再生処理部80をオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えないように制御した状態で、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23による外部音声の集音を開始すると共に、その外部音声をステレオ音声としてヘッドホンから出力させて、次のステップSP12に移る。
ステップSP12において制御部70は、ユーザに対して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させるようにして、そのユーザにより、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる回動軸50の入替基準角度が選択されることを待ち受ける。
そしてステップSP12において制御部70は、ユーザにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて所望の回動角度まで回動させたうえで、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23と共に回動した回動軸50の回動角度が入替基準角度として選択されると、次のステップSP13に移る。
ステップSP13において制御部70は、入替検出部85において、回動軸50の回動角度と比較する入替基準角度を、ユーザにより任意に選択された入替基準角度に設定して、次のステップSP14に移る。
ステップSP14において制御部70は、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度の設定が完了したか否かを判別する。
このステップSP14において否定結果が得られると、このことは、選択された入替基準角度をもとに実際にRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにして、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせたところ、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させている途中で、そのステレオ音声の左右の音に違和感があったために、入替基準角度を選択し直すように要求されたことを表している。
そして制御部70は、ステップSP14において、かかる否定結果を得ると、ステップSP12に戻る。よって制御部70は、この際、ステップSP12乃至ステップSP14の処理を改めて順次実行することにより、ユーザに対し入替基準角度を選択し直させる。
またステップSP14において肯定結果が得られると、このことは、選択された入替基準角度をもとに実際にRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにして、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせたところ、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させても、そのステレオ音声の左右の音に何ら違和感が無かったため、ユーザにより入替基準角度の選択が決定されたことを表している。
よって制御部70は、ステップSP14において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP15に移り、角度設定処理手順RT2を終了する。
次いで、図33に示すフローチャートを用いて、上述した集音条件登録処理について説明する。制御部70は、ユーザにより操作部72を介して外部音声の登録集音条件を任意に定めて登録するように要求されると、内蔵メモリ71に記憶している条件登録プログラムに従って図33に示す集音条件登録処理手順RT3を開始する。
制御部70は、かかる集音条件登録処理手順RT3を開始すると、ステップSP21において入替検出部85をRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出させるように制御した状態で、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23による外部音声の集音を開始すると共に、その外部音声をステレオ音声としてヘッドホンから出力させて、次のステップSP22に移る。
ステップSP22において制御部70は、ユーザに対して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して得られるステレオ音声を聴かせながら、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて回動させるようにして、そのユーザにより、好みのステレオ感のステレオ音声を得るように、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを向ける方向が任意に選定されることを待ち受ける。
そしてステップSP22において制御部70は、ユーザにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び13に対する所望の向きが選定されると、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において制御部70は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bが所望の方向へ向けられたときの回動軸50の回動角度を検出すると共に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無を検出して、次のステップSP24に移る。
ステップSP24において制御部70は、その検出した回動軸50の回動角度を示す回動角度情報と、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無を示す入替情報とを、このときユーザにより入力された条件名及び環境情報と共に登録集音条件を示す登録集音条件情報として内蔵メモリ71内の登録集音条件テーブル100に登録した後、次のステップSP25に移って、集音条件登録処理手順RT3を終了する。
次いで、図34に示すフローチャートを用いて、上述した集音条件設定処理について説明する。制御部70は、ユーザにより操作部72を介して集音条件を設定するように要求されると、内蔵メモリ71に記憶している条件設定プログラムに従って図34に示す集音条件設定処理手順RT4を開始する。
制御部70は、かかる集音条件設定処理手順RT4を開始すると、ステップSP31において表示部25の表示パネル25Aに集音条件選択画面102を表示することにより、ユーザに対し、その集音条件選択画面102を介して複数の集音条件を提示して、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において制御部70は、ユーザにより集音条件選択画面102上で所望の集音条件が選択されることを待ち受ける。
そしてステップSP32において制御部70は、ユーザにより集音条件選択画面102上で、所望の集音条件が選択されると、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部70は、表示部25の表示パネル25Aに、その選択された集音条件に応じた集音条件設定画面105を表示した状態で、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、集音条件により指定された方向へ自動で向けて、又は一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、集音条件により指定された方向へユーザを支援しながら手動で向けさせて、次のステップSP34に移る。
ステップSP34において制御部70は、集音条件に従い、記録再生処理部80に対し、オーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えさせるか否かを設定した後、次のステップSP35に移って、集音条件設定処理手順RT4を終了する。
(3−3)動作及び効果
以上の構成において、携帯型記録装置20は、装置筐体21の筐体上面21Eに、外部音声を集音可能な、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に右回転方向及び左回転方向へ回動可能に保持している。
以上の構成において、携帯型記録装置20は、装置筐体21の筐体上面21Eに、外部音声を集音可能な、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に右回転方向及び左回転方向へ回動可能に保持している。
そして携帯型記録装置20は、回動形態切換部46に対する操作に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を、連動回動機構45により一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向へ回動させる連動回動形態と、連動回動機構45による一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の連結を解除して当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に回動可能な個別回動形態とのうち所望の回動形態に切り換える。
従って携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、当該携帯型記録装置20と音源との位置関係や音源の構成等に応じて、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態と個別回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態と個別回動形態との何れでも、それぞれマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ向けるように所望の回動角度まで回動させることができる。
以上の構成によれば、携帯型記録装置20において、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別に回動可能なように保持し、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向へ回動させる連動回動機構45と、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を、連動回動機構45により連動させて互いに反対方向へ回動させる連動回動形態と、個別に回動可能な個別回動形態とのうち所望の回動形態に切り換える回動形態切換部46とを設けるようにした。
これにより携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、ユーザの要望に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を連動回動形態と個別回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えて、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態と個別回動形態との何れでもそれぞれマイク先端部22B及び23Bを所望の方向へ向けるように所望の回動角度まで回動させることができる。よって、携帯型記録装置20は、従来に比して格段的に使い勝手を向上させることができる。
また携帯型記録装置20は、連動回動機構45に対し、一方の指向性マイクロホン22と連動して回動するローラ52と、他方の指向性マイクロホン23と連動して回動するプーリ51とを、回動軸50を中心に回動可能にし、かつ一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が対称的な傾きとなるように回動したときに、互いの凸部51AX及び51AYと凹部52AX及び52AYとを対向させるように位置合せてして設けるようにした。
従って携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が個別に回動すると、これに応じてローラ52及びプーリ51も個別に回動するものの、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を互いに反対方向へめいっぱい回動させるだけで、ローラ52とプーリ51とを、凸部51AX及び51AYと凹部52AX及び52AYとを対向させるように位置合せすることができる。
よって携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態を個別回動形態から連動回動形態へ切り換える際、ローラ52とプーリ51とを位置合せするための微調整のような煩雑な調整を何ら行わせることなく、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向へ対称的に回動させるように、そのローラ52とプーリ51とを容易に連結させることができる。
さらに携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音するようにして生成したオーディオデータをRチャンネル用のオーディオデータとし、かつ他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音するようにして生成したオーディオデータをLチャンネル用のオーディオデータとしている。
そして携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、予め選定された入替基準角度をもとに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させない回動角度まで回動させたことを検出すると、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音するようにして生成したオーディオデータをRチャンネル用のオーディオデータのままとし、かつ他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音するようにして生成したオーディオデータをLチャンネル用のオーディオデータのままとする。
これに対して携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、予め選定された入替基準角度をもとに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させる回動角度まで回動させたことを検出すると、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音するようにして生成したRチャンネル用のオーディオデータをLチャンネル用とし、かつ他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音するようにして生成したLチャンネル用のオーディオデータをRチャンネル用とするように、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにした。
従って携帯型記録装置20は、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるように回動させた場合、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音して生成したオーディオデータに基づくステレオ音声の左右の音が、実際に左右の耳で外部音声を聴いた場合とは入れ替わることを回避することができる。
そして携帯型記録装置20は、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度が予め選定されているものの、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により集音した外部音声をステレオ音声として実際に聴かせながら、携帯型記録装置20と音源との位置関係や音源の種類等に起因するステレオ音声の聴感の違いに応じて入替基準角度を任意に選定させ、すでに設定している入替基準角度を、その選定された入替基準角度に設定し直すようにした。
従って携帯型記録装置20は、外部音声の録音時、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向の何れの回動角度まで回動させて外部音声を集音しても、ユーザに対し左右の音に何ら違和感を抱かせないようなステレオ音声のオーディオデータを生成することができる。
さらに携帯型記録装置20は、外部音声の集音環境に応じて、ユーザにより任意に選定された一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きと、また一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、その選定された一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音するときのRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無とを登録集音条件として登録するようにした。
そして携帯型記録装置20は、外部音声の録音時に、登録集音条件が選択されると、当該選択された登録集音条件に従って、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きを設定すると共に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無も設定したうえで、外部音声を集音して録音するようにした。
従って携帯型記録装置20は、現在の外部音声の集音環境が、過去に外部音声を録音用に集音したときの集音環境とほぼ同じ場合、その都度、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により外部音声を集音してステレオ音声として聴かせながら、一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きを調整させることなく、外部音声を集音するために最適な集音条件を容易に設定することができる。
また携帯型記録装置20は、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無も登録集音条件として登録していることにより、登録集音条件を登録した後、入替基準角度が変更されても、その変更に何ら影響されることなく、外部音声を集音するために最適な集音条件を容易に再現して設定することができる。
さらに携帯型記録装置20は、種々の集音環境で推奨される複数の推奨集音条件を予め記憶しており、外部音声の録音時に、その推奨集音条件が選択されると、当該選択された推奨集音条件に従って、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の一方及び他方のマイク先端部22B及び23Bの向きを設定すると共に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無も設定したうえで、外部音声を集音して録音するようにした。
従って携帯型記録装置20は、推奨集音条件に対応する集音環境で外部音声を集音する場合、そのような集音環境で外部音声を集音するのが始めてであっても、また幾度目かであっても、最適な集音条件を容易に設定して外部音声を集音し録音することができる。
また携帯型記録装置20は、このように種々の集音環境で推奨される登録集音条件を、その集音環境を直感的に認識させ得るような条件通知アイコンとして提示するようにした。
よって携帯型記録装置20は、例えば、携帯型記録装置20を初めて利用して外部音声を集音するようなユーザや、集音条件の設定に不慣れなユーザに対して、外部音声を集音するための集音環境に応じた集音条件を容易に選択させて設定することができる。
(4)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、携帯型記録装置20に対し、回動軸50と共に、プーリ51、ローラ52、回動ベルト53及び54から構成される連動回動機構45を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型記録装置20に対し、例えば、図35並びに図36(A)及び(B)に示すような連動回動機構120や、図37に示すような連動回動機構121を設けるようにしても良い。
なお上述した実施の形態においては、携帯型記録装置20に対し、回動軸50と共に、プーリ51、ローラ52、回動ベルト53及び54から構成される連動回動機構45を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型記録装置20に対し、例えば、図35並びに図36(A)及び(B)に示すような連動回動機構120や、図37に示すような連動回動機構121を設けるようにしても良い。
ここで図35並びに図36(A)及び(B)に示す連動回動機構120は、筐体厚み方向と平行な状態で右回転方向及び左回転方向に回動可能に保持され、互いにも平行な2本の一方及び他方の回動軸130及び131を有している。
一方の回動軸130は、一方の歯車132の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化され、これにより自己の回動に合せて歯車132を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
また他方の回動軸131は、他方の歯車133の中心に穿設された貫通孔に挿入され、当該歯車133を自己の回動には同期させずに個別に右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
そして一方及び他方の歯車132及び133は、互いに歯合している。また一方の歯車132は、他方の指向性マイクロホン134のマイク根本部内に設けられた歯車(以下、これを他方のマイク歯車とも呼ぶ)135に歯合している。
さらに他方の歯車133は、一方の指向性マイクロホン136のマイク根本部内に設けられた歯車(以下、これを一方のマイク歯車とも呼ぶ)137に歯合している。
さらに、他方の回動軸131の近傍には、モータ138がその出力軸138Aを一方及び他方の回動軸130及び131と平行にして配置されている。
さらにモータ138の出力軸138Aは、比較的厚い歯車(以下、これをモータ歯車とも呼ぶ)139の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化されている。
これによりモータ138は、出力軸138Aの回動に合せてモータ歯車139を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。そしてモータ歯車139は、その一端側を他方の歯車133に歯合している。
ただし、他方の歯車133は、一面133Aの中央部に、一端側にフランジでなる係止片が設けられた円筒状の変位用係止部133Bの他端が、その孔部に回動軸131を通した状態で固定されている。
また他方の歯車133の一面133Aと変位用係止部133Bの係止片との間には、切換操作軸55の係止歯55Aの先端部が、当該係止歯55Aの間に変位用係止部133Bの円筒部分を介在させた状態で差し込まれている。
そして連動回動機構120は、回動形態切換部46の切換操作つまみ56に対する時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55よりも係止歯55Aの先端部を筐体正面21A側へ位置させるように当該切換操作軸55が時計回り方向へ回転したとき、その係止歯55Aの先端部が他方の歯車133の変位用係止部133Bの係止片に押し付けられる。
よって連動回動機構120は、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を互いに反対方向へめいっぱい回動させた状態で、回動形態切換部46の切換操作つまみ56が時計回り方向へ回動操作されると、これに応じて他方の歯車133を、モータ歯車139には歯合させたまま回動軸131に沿って筐体正面21A側へ変位させて一方の歯車132及び他方のマイク歯車137から引き離す(すなわち、互いの歯合を解除する)。
これにより連動回動機構45は、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を個別に回動させることができる。
これに対して連動回動機構120は、回動形態切換部46の切換操作つまみ56に対する反時計回り方向への回動操作に応じて、切換操作軸55よりも係止歯55Aの先端部を筐体背面21B側へ位置させるように当該切換操作軸55が反時計回り方向へ回転したとき、その係止歯55Aの先端部が他方の歯車133の一面133Aに押し付けられる。
従って連動回動機構120は、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を、連動回動形態から個別回動形態へと切り換えられたときと同一の対称的な傾きとなるように、互いに反対方向へめいっぱい回動させた状態で、回動形態切換部46の切換操作つまみ56が反時計回り方向へ回動操作されると、これに応じて他方の歯車133を、モータ歯車139には歯合させたまま回動軸131に沿って筐体背面21B側へ変位させて一方の歯車132及び一方のマイク歯車137に歯合させる。
これにより連動回動機構120は、例えば、一方の指向性マイクロホン136を手動で回動させると、その回動を一方のマイク歯車137から他方の歯車133及び一方の歯車132を順次介して他方のマイク歯車135に伝達することができる。
よって連動回動機構120は、このように他方の歯車133を一方の歯車132及び一方のマイク歯車137に歯合させると、一方の指向性マイクロホン136が手動で回動されたとき、その回動に連動させて他方の指向性マイクロホン134を、当該一方の指向性マイクロホン136とは反対方向へ回動させることができる。
また連動回動機構120は、このように他方の歯車133を一方の歯車132及び一方のマイク歯車137に歯合させた状態で、ユーザ操作に応じてモータ138が駆動制御されると、当該モータ138の出力軸138Aの回動を、モータ歯車139を介して他方の歯車133に伝達すると共に、かかる他方の歯車133の回動を一方のマイク歯車137に伝達し、かつ一方の歯車132を介して他方のマイク歯車135に伝達する。
よって連動回動機構120は、このようなモータの駆動制御によっても、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を連動させて互いに反対方向へ回動させることができる。
そして、携帯型記録装置については、かかる構成の連動回動機構120が設けられた場合、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134の回動形態が個別回動形態に切り換えられている間、モータ138を動作させないようにしている。
このため、かかる連動回動機構120は、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を互いに反対方向へめいっぱい回動させた状態で、連動回動形態から個別回動形態へ切り換えると、他方の歯車133をモータ歯車139に歯合させたまま回動させずに、一方の歯車132及び他方のマイク歯車137から引き離したまま待避させておくことができる。
よって、連動回動機構120は、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を、連動回動形態から個別回動形態へと切り換えられたときと同一の対称的な傾きとなるように、互いに反対方向へめいっぱい回動させた状態で、個別回動形態から連動回動形態へと切り換えるように操作されると、他方の歯車133を一方の歯車132及び他方のマイク歯車137と位置合せして歯合させるための微調整のような煩雑な調整を何ら行わせることなく、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134を連動させて互いに反対方向へ対称的に回動させるように、当該他方の歯車133をモータ歯車139に歯合させたまま、一方の歯車132及び他方のマイク歯車137にも歯合させることができる。
一方、図37に示す連動回動機構121は、筐体厚み方向と平行な状態で右回転方向及び左回転方向に回動可能に保持され、互いにも平行な2本の一方及び他方の回動軸150及び151を有している。
一方の回動軸150は、一方の歯車152の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化され、これにより自己の回動に合せて歯車152を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
また他方の回動軸151は、他方の歯車153の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化され、これにより自己の回動に合せて歯車153を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。
そして一方及び他方の歯車152及び153は、互いに離間して配置され、当該一方の歯車152は、一方の指向性マイクロホン154のマイク根本部内に設けられた一方のマイク歯車155に歯合している。
さらに他方の歯車153は、他方の指向性マイクロホン156のマイク根本部内に設けられた他方のマイク歯車157に歯合している。
さらに、一方及び他方の回動軸150及び151の近傍には、それぞれ一方及び他方のモータ158及び159がその出力軸158A及び159Aを当該一方及び他方の回動軸150及び151と平行にして配置されている。
そして一方のモータ158の出力軸158Aは、歯車(以下、これを一方のモータ歯車とも呼ぶ)160の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化されている。
これにより一方のモータ158は、出力軸158Aの回動に合せて一方のモータ歯車160を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。そして一方のモータ歯車160は、一方の歯車152に歯合している。
さらに他方のモータ159の出力軸159Aも、歯車(以下、これを他方のモータ歯車とも呼ぶ)161の中心に穿設された貫通孔に圧入されて一体化されている。
これにより他方のモータ159は、出力軸159Aの回動に合せて他方のモータ歯車161を右回転方向及び左回転方向へ回動させ得るようになされている。そして他方のモータ歯車161は、他方の歯車153に歯合している。
因みに、一方及び他方の回動軸150及び151には、それぞれ例えば図示しない歯車を介してポテンショメータが連結されている。
携帯型記録装置については、かかる構成の連動回動機構121が設けられると、制御部が、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態が個別回動形態に切り換えられた場合、一方及び他方のモータ158及び159を何ら駆動制御しないようにしている。これにより制御部は、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156を個別に回動させることができる。
これに対して制御部は、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態が連動回動形態に切り換えられた場合、例えば一方のモータ158が手動で回動されると、その回動角度を対応する一方のポテンショメータによって検出すると共に、当該検出した回動角度に応じて他方のモータ159を駆動制御して他方の指向性マイクロホン156を回動させる。
このようにして制御部は、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態が連動回動形態に切り換えられた場合、一方及び他方のポテンショメータや一方及び他方のモータ158及び159を利用して、一方及び他方の一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156を連動させて互いに反対方向へ回動させる。
ところで、携帯型記録装置については、かかる構成の連動回動機構121が設けられた場合、例えば、装置筐体に対し、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態を個別回動形態と連動回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えるための切換命令を入力可能な操作ボタンを設ける。
そして制御部は、その操作ボタンの操作に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態を個別回動形態と連動回動形態とのうち所望の回動形態に切り換えるようにして当該一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動を制御する。
そして制御部は、このように操作ボタンの操作に応じて一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態を切り換える場合、個別回動形態と連動回動形態とのうち何れの回動形態に切り換えられているのかを、当該操作ボタンの状態変化(すなわち、回動や装置筐体表面からの突出量等)や発光素子の発光、表示パネルの表示等によって通知する。
これにより制御部は、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン154及び156の回動形態が、現在、個別回動形態と連動回動形態とのうち何れの回動形態に切り換えられているのかを確認させることができる。
以上説明したように、携帯型記録装置に対しては、かかる構成の連動回動機構120及び121を設けるようにしても、上述した実施の形態の場合と同様に、一方及び他方の指向性マイクロホン136及び134、154及び156を、個別回動形態と連動回動形態とのうち所望の回動形態で回動させることができる。
また上述した実施の形態においては、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態に切り換えられていると、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度に応じてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態に切り換えられていても、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度に応じてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにしても良い。
ところで、携帯型記録装置20では、このように個別回動形態でもRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替える場合、例えば、上述した連動回動機構45のローラ52において変位用係止部52BXの係止片を歯車として形成し、その歯車にポテンショメータを連結してローラ52の回動角度も個別に検出可能なようにしておく。
そして携帯型記録装置20では、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態に切り換えられていると、一方の指向性マイクロホン22の回動角度(すなわち、ローラ52の回動角度)と他方の指向性マイクロホン22の回動角度(すなわち、回動軸50の回動角度)とをそれぞれ検出する。
また携帯型記録装置20では、その回動角度の検出結果をもとに、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるように回動しているか否かを判別する。
これにより携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるように回動しているときには、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替える。
これに対して携帯型記録装置20は、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させないように回動しているときには、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えないようにする。
かくして携帯型記録装置20では、かかる構成により、外部音声の録音時に一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態に切り換えられていても、その一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度に応じてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えることができる。
そして携帯型記録装置20では、このように個別回動形態でもRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替える場合、例えば、一方及び他方の方向線DA1及びDA2がどの程度交差したらRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるのかのように、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれの入替基準角度をユーザに対し任意に選択させて設定し、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれの回動角度と、対応する入替基準角度とを比較し、その比較結果に応じて、例えば一方及び他方の方向線DA1及びDA2が交差しているときにRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるようにしても良い。
また、かかる携帯型記録装置20では、このように2つのポテンショメータにより一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度をそれぞれ検出し得ることにより、連動回動形態においても、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動角度それぞれに対する入替基準角度を設定して、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出するために利用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、外部音声の録音時、記録再生処理部80によりオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部音声の録音時、混合部77によりオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えるようにしても良い。
また携帯型記録装置20では、記録再生処理部80によりオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えさせずに、そのRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを判別するための入替判別情報を付加して記録メディア81に記録し、当該記録メディア81からオーディオデータを読み出すときに、入替判別情報に従ってオーディオデータのRチャンネル用の部分(R0、……、RN)とLチャンネル用の部分(L0、……、LN)とを入れ替えるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、登録集音条件を登録する際、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きを選定させ、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無については、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、選定された向きに合せたときに入替検出部85から出力される非入替指示信号及び入替指示信号に基づいて判別するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、登録集音条件を登録する際、ユーザに対し、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bの向きを選定させると共に、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無についても任意に選定させて登録集音条件を登録するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、集音条件登録処理において、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件を登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、集音条件登録処理において、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件を登録するようにしても良い。
ところで、携帯型記録装置20では、このように一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件を登録する場合、例えば、上述した連動回動機構45のローラ52において変位用係止部52BXの係止片を歯車として形成し、その歯車にもポテンショメータを連結してローラ52の回動角度を個別に検出可能なようにしておく。
また携帯型記録装置20では、連動回動機構45のローラ52に対し、例えば変位用係止部52Bの係止片としての歯車に対しモータを連結し、当該モータによりローラ52と共に一方の指向性マイクロホン22を個別に回動させ得るようにする。
そして携帯型記録装置20では、個別回動形態で一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が回動されてマイク先端部22B及び23Bの向きが選定されたときに当該一方の指向性マイクロホン22の回動角度(すなわち、ローラ52の回動角度)と他方の指向性マイクロホン22の回動角度(すなわち、回動軸50の回動角度)とをそれぞれ検出する。
また携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23により、その選定されたマイク先端部22B及び23Bの向きで外部音声を集音するときに、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かも選定させる。
さらに携帯型記録装置20では、このようにして選定されたマイク先端部22B及び23Bの向きを示す一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23それぞれの回動角度と、同様に選定されたRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無とを、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が個別回動形態であることを示す回動形態情報や、条件名、環境情報と共に、登録集音条件として登録する。
因みに、かかる構成の場合、携帯型記録装置20では、集音条件登録処理において、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件についても、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態であることを示す回動形態情報を加えておく。
これにより携帯型記録装置20では、登録集音条件を設定する場合、登録集音条件に含まれる回動形態情報により、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23の回動形態が連動回動形態と個別回動形態との何れであるかを容易に認識することができる。
そして携帯型記録装置20では、外部音声の録音時に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件に設定する場合、その登録集音条件に含まれる回動角度に応じて、回動軸50に連結されたモータと、ローラ52に連結されたモータとをそれぞれ駆動制御して一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を、それぞれマイク先端部22B及び23Bを、選定されていた方向へ向けるように自動で回動させる。
あるいは、携帯型記録装置20では、上述した実施の形態と同様に、集音条件設定画面により支援するようにして、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ向けさせる。
このようにして携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を個別回動形態で回動させるようにして外部音声を集音するための登録集音条件を登録することができると共に、外部音声の録音時には、その登録集音条件に従い一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定された方向へ向けるように設定することができる。
ところで、携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ向けさせるように支援する場合、集音条件設定画面を利用するのではなく、上述した一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベル通知ランプ26及び27や、表示パネル25Aに表示する、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベルメータ等を利用するようにしても良い。
因みに、携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ向けさせるように支援するために、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベル通知ランプ26及び27を利用する場合、そのレベル通知ランプ26及び27を、マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向との間の角度が大きい(すなわち、開いている)ほど、長い間隔で(すなわち、休止間隔を長くして)点滅させ、マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向との間の角度が小さくなるほど、短い間隔で(すなわち、休止間隔を短くして)点滅させて当該マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向とが一致したときに、点滅から点灯へ切り換える。
また携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ向けさせるように支援するために、表示パネル25Aに表示する、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベルメータを利用する場合、マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向との間の角度が大きい(すなわち、開いている)ほど、レベルメータの示すレベルを低くし、マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向との間の角度が小さくなるほど、レベルメータの示すレベルを高くするようにして当該マイク先端部22B及び23Bの向きと選定された方向とが一致したときに、レベルメータにより最大レベルを示すようにする。
このよにして携帯型記録装置20では、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ向けさせるための支援に、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベル通知ランプ26及び27や、表示パネル25Aに表示する、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23毎のレベルメータ等を利用しても、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bそれぞれを、選定されていた方向へ的確に向けさせることができる。
さらに上述した実施の形態においては、集音条件を設定する際、自動及び手動の何れの手法でも、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、選定されていた方向へ向けることができるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、集音条件を設定する際、自動及び手動の何れか一方の手法でのみ、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23のマイク先端部22B及び23Bを、選定されていた方向へ向けるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、集音条件を設定する際、登録集音条件や推奨集音条件を、条件通知アイコンや条件名によって選択させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、登録集音条件や推奨集音条件に対し、環境情報として携帯型記録装置20と音源との距離、集音場所の広さ(例えば、楽器が演奏される舞台の横幅や、演奏会が開かれるホールの横幅等)の情報を含めておき、集音条件を設定する際、携帯型記録装置20と音源との距離や集音場所の広さ等の数値を入力させて、その数値により、外部音声の集音に利用する集音条件を検索するようにして選択させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、登録集音条件を登録し得るようにすると共に、推奨集音条件を予め記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、推奨集音条件は記憶せずに、登録集音条件を登録し得るようにして、集音条件を設定する際に、その登録集音条件の中からのみ所望の登録集音条件を選択させ、又は登録集音条件を登録し得るようにはせずに、推奨集音条件を予め記憶しておき、集音条件を設定する際に、その推奨集音条件の中からのみ所望の推奨集音条件を選択させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無を検出するためにポテンショメータ85Aによって回動軸50の回動角度を検出し、当該検出した回動角度と入替基準角度とを比較するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば回動軸50に設けられた突起部と、当該回動軸50が所定の回動角度まで回動したときに、その突起部によりオン/オフ操作されるスイッチとからなる入替検出部によりRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとの入れ替えの有無を検出するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、例えば、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させないように回動したことを基準としてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えさせないようにし、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるように回動したときにRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えさせるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させるように回動したことを基準としてRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えさせないようにし、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23が一方及び他方の方向線DA1及びDA2を交差させないように回動したときにRチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えさせるようにしても良い。
すなわち、混合部77が、一方の指向性マイクロホン22により外部音声を集音して得られたオーディオデータをLチャンネル用のオーディオデータとし、他方の指向性マイクロホン23により外部音声を集音して得られたオーディオデータをRチャンネル用のオーディオデータとして、これらLチャンネル用のオーディオデータとRチャンネル用のオーディオデータとを適宜入れ替えさせるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態で回動させる際、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに反対方向へ回動させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動回動形態で回動させる際、当該一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23を連動させて互いに同一方向へ回動させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、携帯型記録装置20の制御部70が、内蔵メモリ71に記憶された記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムに従って図31について上述した記録処理手順RT1、図32について上述した角度設定処理手順RT2、図33について上述した集音条件登録処理手順RT3、及び図34について上述した集音条件設定理手順RT4を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型記録装置20に対し記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体によって記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムをインストールして、制御部70が、そのインストールした記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムに従って記録処理手順RT1、角度設定処理手順RT2、集音条件登録処理手順RT3及び集音条件設定理手順RT4を実行するようにしても良い。
その際、携帯型記録装置20では、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムをインストールするようにしても良い。
そして記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムを携帯型記録装置20にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムを携帯型記録装置20にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )のようなパッケージメディアで実現しても良い。
さらに記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムを携帯型記録装置20にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、かかるコンピュータ読取可能な記録媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記録される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記録媒体に記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムを記録する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用するようにしても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記録媒体には、記録処理プログラム、角度設定プログラム、条件登録プログラム及び条件設定プログラムを、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを介して記録するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本発明による集音装置及び記録装置を、図1乃至図37について上述した集音装置1、記録装置10、携帯型記録装置20に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータの記録部や再生部とは分離して形成された携帯型の集音装置、オーディオデータの記録部や再生部とは分離して又は一体化して形成され自宅やライブハウス、コンサートホール、監視小屋等に設置される据置型の集音装置や記録装置、一方及び他方の指向性マイクロホンが設けられるパーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置等のように、この他種々の構成の集音装置及び記録装置に広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンとして、図1乃至図37について上述した集音装置1の一方及び他方の指向性マイクロホン2及び3や記録装置10の一方及び他方の指向性マイクロホン11及び12、携帯型記録装置20の単一指向性の一方及び他方の指向性マイクロホン22及び23、136及び134、154及び156を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、鋭指向性や超指向性の一方及び他方の指向性マイクロホン等のように、この他種々の一方及び他方の指向性マイクロホンを広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能なように保持する筐体として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の略直方体状の装置筐体21を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能なように保持することができれば、この他種々の形状の筐体を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる連動回動部として、図1乃至図37について上述した集音装置1の連動回動部4や記録装置10の連動回動部13、携帯型記録装置20の連動回動機構45、120及び121を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、一方及び他方の指向性マイクロホンの間に4以上の偶数個の歯車を介在させる連動回動部等のように、この他種々の連動回動部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える回動形態切換部として、図1乃至図37について上述した集音装置1の回動形態切換部5や記録装置10の回動形態切換部14、携帯型記録装置20のクラッチ構造の回動形態切換部46を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成の回動形態切換部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンにより集音されている外部音声に基づき右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成するデータ生成部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の増幅器73及び75と、アナログ/デジタル変換器74及び76と、混合部77とを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、増幅器73及び75と、アナログ/デジタル変換器74及び76と、DSPとからなるデータ生成部等のように、この他種々のデータ生成部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンにより外部音声が集音されながらデータ生成部により右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度に基づいて、右チャンネル用のオーディオデータを左チャンネル用とし、かつ左チャンネル用のオーディオデータを右チャンネル用とするように、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるデータ入替部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の記録再生処理部80を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、混合部77等のように、この他種々のデータ入替部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を検出する角度検出部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20のポテンショメータ85Aを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を検出することができれば、この他種々の角度検出部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンにより外部音声が集音されながらデータ生成部により右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、当該右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度と、角度検出部により検出された回動角度とを比較し、当該比較結果に基づき、Rチャンネル用のオーディオデータとLチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出する入替検出部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の入替検出部85を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上述した入替検出部85からポテンショメータを除いた構成の入替検出部等のように、この他種々の入替検出部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンにより外部音声が集音されながらデータ生成部により右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、当該生成された右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとに基づきステレオ音声を出力する音声出力部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20に接続されるヘッドホンを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ステレオスピーカを適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、音声出力部からステレオ音声が出力されながら、一方及び他方の指向性マイクロホンの一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに角度検出部によって検出された回動角度を、入替基準角度として選択するために用いられる基準角度選択部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の操作部72を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音声出力部からステレオ音声が出力されながら、一方及び他方の指向性マイクロホンの一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに角度検出部によって検出された回動角度を、入替基準角度として選択するために用いることができれば、この他種々の基準角度選択部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、基準角度選択部を介して入替基準角度が選択されると、入替検出部に対し、回動角度を、選択された入替基準角度と比較するように設定する角度設定部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の制御部70を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、基準角度選択部を介して入替基準角度が選択されると、入替検出部に対し、回動角度を、選択された入替基準角度と比較するように設定するハードウェア回路構成の角度設定回路等のように、この他種々の角度設定部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で外部音声が集音されるときに、一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を集音条件として記憶する条件記憶部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の内蔵メモリ71を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部の記録媒体や、記録メディア81等のように、この他種々の条件記憶部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、条件記憶部により記憶された集音条件が選択されると、一方及び他方の指向性マイクロホンを選択された集音条件が示す回動角度まで自動で回動させるように制御する回動制御部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の制御部70及びモータ84並びに歯車を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、条件記憶部により記憶された集音条件が選択されると、一方及び他方の指向性マイクロホンを選択された集音条件が示す回動角度まで自動で回動させるように制御することができれば、この他種々の構成の回動制御部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、音声出力部からステレオ音声が出力されながら、一方及び他方の指向性マイクロホンの一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに角度検出部によって検出された回動角度を、一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で外部音声が集音されるときに一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度として選定するために用いられる角度選定部して、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の操作部72を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音声出力部からステレオ音声が出力されながら、一方及び他方の指向性マイクロホンの一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに角度検出部によって検出された回動角度を、一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で外部音声が集音されるときに一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度として選定するために用いることができれば、この他種々の角度選定部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、条件記憶部により記憶された集音条件が選択されると、一方及び他方の指向性マイクロホンを選択された集音条件が示す回動角度まで回動させるように支援する回動支援部として、図3乃至図37について上述した携帯型記録装置20の制御部70及び表示部25を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、制御部70及び発光部等のように、この他種々の構成の回動支援部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した一方及び他方の指向性マイクロホンによって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成するデータ生成部として、図2乃至図37について上述した記録装置10のデータ生成部15や、携帯型記録装置20の増幅器73及び75と、アナログ/デジタル変換器74及び76と、混合部77とを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、増幅器73及び75と、アナログ/デジタル変換器74及び76と、DSPとからなるデータ生成部等のように、この他種々のデータ生成部を広く適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、データ生成部により生成された右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録する記録部として、図2乃至図37について上述した記録装置10の記録部16や、携帯型記録装置20の記録メディア81を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、内蔵メモリ71や、外部の記録媒体等のように、この他種々の記録部を広く適用することができる。
本発明は、携帯型記録装置や、据置型の記録装置、マイクロホンスタンドに取り付けられるマイクロホンシステム等のような集音装置や記録装置に利用することができる。
1……集音装置、2、3、11、12、22、23、134、136、154、156……指向性マイクロホン、4、13……連動回動部、5、14、46……回動形態切換部、22B、23B……マイク先端部、10……記録装置、15……データ生成部、16……記録部、20……携帯型記録装置、21……装置筐体、25……表示部、21EA、21EB、21EC、21ED……マイクロホン保持部、45、120、121……連動回動機構、70……制御部、71……内蔵メモリ、72……操作部、73、75……増幅器、74、76……アナログ/デジタル変換器、77……混合部、80……記録再生処理部、81……記録メディア、84……モータ、85……入替検出部、85A……ポテンショメータ、DA1、DA2……方向線、RT1……記録処理手順、RT2……角度設定処理手順、RT3……集音条件登録処理手順、RT4……集音条件設定処理手順。
Claims (18)
- 個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンと、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる連動回動部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、上記連動回動部により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える回動形態切換部と
を具えることを特徴とする集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンは、
一方及び他方の先端部の向く方向を示す仮想の各々の方向線を互いに交差させ、また当該各々の方向線を交差させないように回動可能に保持された
ことを特徴とする請求項1に記載の集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより集音されている外部音声に基づき右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成するデータ生成部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度に基づいて、上記右チャンネル用のオーディオデータを左チャンネル用とし、かつ上記左チャンネル用のオーディオデータを右チャンネル用とするように、上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるデータ入替部と
を具えることを特徴とする請求項2に記載の集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を検出する角度検出部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、当該右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度と、上記角度検出部により検出された上記回動角度とを比較し、当該比較結果に基づき、上記Rチャンネル用のオーディオデータと上記Lチャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出する入替検出部と
を具え、
上記データ入替部は、
上記入替検出部により、上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように検出されると、上記データ生成部により生成されている上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替える
ことを特徴とする請求項3に記載の集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、当該生成された上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとに基づきステレオ音声を出力する音声出力部と、
上記音声出力部から上記ステレオ音声が出力されながら、上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに上記角度検出部によって検出された上記回動角度を、上記入替基準角度として選択するために用いられる基準角度選択部と、
上記基準角度選択部を介して上記入替基準角度が選択されると、上記入替検出部に対し、上記回動角度を、上記選択された上記入替基準角度と比較するように設定する角度設定部と
を具えることを特徴とする請求項4に記載の集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに、上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を集音条件として記憶する条件記憶部と、
上記条件記憶部により記憶された上記集音条件が選択されると、上記一方及び他方の指向性マイクロホンを上記選択された上記集音条件が示す上記回動角度まで自動で回動させるように制御する回動制御部と
を具えることを特徴とする請求項5に記載の集音装置。 - 上記音声出力部から上記ステレオ音声が出力されながら、上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに上記角度検出部によって検出された上記回動角度を、上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記回動角度として選定するために用いられる角度選定部
を具え、
上記条件記憶部は、
上記角度選定部を介して選定された上記回動角度を上記集音条件として記憶する
ことを特徴とする請求項6に記載の集音装置。 - 上記条件記憶部は、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記特定の集音環境で上記外部音声を集音するために推奨された、当該一方及び他方の指向性マイクロホンの上記回動角度を上記集音条件として記憶する
ことを特徴とする請求項6に記載の集音装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに、上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を集音条件として記憶する条件記憶部と、
上記条件記憶部により記憶された上記集音条件が選択されると、上記一方及び他方の指向性マイクロホンを上記選択された上記集音条件が示す上記回動角度まで回動させるように支援する回動支援部と
を具えることを特徴とする請求項5に記載の集音装置。 - 上記音声出力部から上記ステレオ音声が出力されながら、上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに上記角度検出部によって検出された上記回動角度を、上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記回動角度として選定するために用いられる角度選定部
を具え、
上記条件記憶部は、
上記角度選定部を介して選定された上記回動角度を上記集音条件として記憶する
ことを特徴とする請求項9に記載の集音装置。 - 上記条件記憶部は、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記特定の集音環境で上記外部音声を集音するために推奨された、当該一方及び他方の指向性マイクロホンの上記回動角度を上記集音条件として記憶する
ことを特徴とする請求項9に記載の集音装置。 - 個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンと、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる連動回動部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、上記連動回動部により連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから所望の回動形態に切り換える回動形態切換部と、
上記所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した上記一方及び他方の指向性マイクロホンによって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成するデータ生成部と、
上記データ生成部により生成された右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録する記録部と
を具えることを特徴とする記録装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンは、
一方及び他方の先端部の向く方向を示す仮想の各々の方向線を互いに交差させ、また当該各々の方向線を交差させないように回動可能に保持された
ことを特徴とする請求項12に記載の記録装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を検出する角度検出部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、上記右チャンネル用のオーディオデータを左チャンネル用とし、かつ上記左チャンネル用のオーディオデータを右チャンネル用とするように上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるための基準となる入替基準角度と、上記角度検出部により検出された上記回動角度とを比較し、当該比較結果に基づき、上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるか否かを検出する入替検出部と、
上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、上記入替検出部により、上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるように検出されると、上記データ生成部により生成されている上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとを入れ替えるデータ入替部と
を具えることを特徴とする請求項13に記載の記録装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより上記外部音声が集音されながら上記データ生成部により上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとが生成されている間、当該生成された上記右チャンネル用のオーディオデータと上記左チャンネル用のオーディオデータとに基づきステレオ音声を出力する音声出力部と、
上記音声出力部から上記ステレオ音声が出力されながら、上記一方及び他方の指向性マイクロホンの上記一方及び他方の先端部が所望の方向に向けられたときに上記角度検出部によって検出された上記回動角度を、上記入替基準角度として選択するために用いられる基準角度選択部と、
上記基準角度選択部を介して上記入替基準角度が選択されると、上記入替検出部に対し、上記回動角度を、上記選択された上記入替基準角度と比較するように設定する角度設定部と
を具えることを特徴とする請求項14に記載の記録装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに、上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を集音条件として記憶する条件記憶部と、
上記条件記憶部により記憶された上記集音条件が選択されると、上記一方及び他方の指向性マイクロホンを上記選択された上記集音条件が示す上記回動角度まで自動で回動させるように制御する回動制御部と
を具えることを特徴とする請求項15に記載の記録装置。 - 上記一方及び他方の指向性マイクロホンにより特定の集音環境で上記外部音声が集音されるときに、上記一方及び他方の先端部を所望の方向へ向けるための上記一方及び他方の指向性マイクロホンの回動角度を集音条件として記憶する条件記憶部と、
上記条件記憶部により記憶された上記集音条件が選択されると、上記一方及び他方の指向性マイクロホンを上記選択された上記集音条件が示す上記回動角度まで回動させるように支援する回動支援部と
を具えることを特徴とする請求項15に記載の記録装置。 - 個別に回動可能なように筐体に保持された一方及び他方の指向性マイクロホンの回動形態を、当該一方及び他方の指向性マイクロホンを個別に回動可能な第1の回動形態と、連動回動部により上記一方及び他方の指向性マイクロホンを連動させて回動させる第2の回動形態とのうちから、要求に応じて所望の回動形態に切り換える回動形態切換ステップと、
上記所望の回動形態で所望の回動角度まで回動した上記一方及び他方の指向性マイクロホンによって集音された外部音声に基づき、右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを生成すると共に、当該生成した右チャンネル用のオーディオデータと左チャンネル用のオーディオデータとを記録する記録ステップと
を具えることを特徴とする記録方法。
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