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JP2009169093A - 光学系および撮像装置 - Google Patents

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JP2009169093A
JP2009169093A JP2008006978A JP2008006978A JP2009169093A JP 2009169093 A JP2009169093 A JP 2009169093A JP 2008006978 A JP2008006978 A JP 2008006978A JP 2008006978 A JP2008006978 A JP 2008006978A JP 2009169093 A JP2009169093 A JP 2009169093A
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Shuji Ono
修司 小野
Yoshihiro Nishihata
純弘 西畑
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Abstract

【課題】被写界深度が拡大された取り扱いが容易な光学系を提供すること。
【解決手段】光を結像する光学系であって、像面における所定の部分領域に入射する光が通過する領域に、像面における所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過する領域より結像性が低い低結像部を有し、低結像部は、低結像部を通過して像面における所定の部分領域に入射する物点からの光に対する光学系の光学伝達関数を、物点までの距離によらず略同一にする結像特性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系および撮像装置に関する。本発明は、特に、撮像用の光学系および当該光学系を有する撮像装置に関する。
位相マスクを使用することによって光学システムの光伝達関数を焦点位置から或るレンジ内で実質的に一定に留める技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、波面の位相を変更する光学素子により焦点関係の収差に対して光学結像の光学伝達関数を実質的に不変とする技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特表平11−500235号公報 特表2006−523330号公報
特許文献1および特許文献2に記載の技術では、レンズの光伝達関数を位相マスクによって変更することで、物体距離にわたって光伝達関数が保たれるとされる。しかしながら、位相マスクおよびレンズを有する光学系の光学特性はレンズの光軸に関して非対称であるので、レンズ、位相マスク、および受光素子をきちんとアライメントしなければ適切に復元された画像を得ることができない。このため、位相マスクの取り扱いが複雑になってしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、光を結像する光学系であって、像面における所定の部分領域に入射する光が通過する領域に、像面における所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過する領域より結像性が低い低結像部を有し、低結像部は、低結像部を通過して像面における所定の部分領域に入射する物点からの光に対する光学系の光学伝達関数を、物点までの距離によらず略同一にする結像特性を有する。
本発明の第2の形態によると、撮像装置であって、請求項1の光学系と、光学系を通過した光を受光する受光部とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係わる撮像装置100のブロック構成の一例を示す。撮像装置100は、光を結像する光学系105、光学系105を通過した光を受光する受光部120、補正部140、画像処理部145、および出力部150を備える。光学系105は、光を結像するレンズ系110およびこの発明における光透過部の一例としての光学フィルタ115を有する。
物点からの光に対する光学系105の光学伝達関数は、物点までの距離によらず略同一となっている。なお、光学系105が有するレンズ系110の光学特性については、図2に関連して定性的に説明する。
光学フィルタ115は、一例として、レンズ系を通過した光を通過して受光部に受光させる光学ローパスフィルタであってよい。受光部120は、2次元的に配置された複数の受光素子を有する。複数の受光素子のそれぞれは、レンズ系110および光学フィルタ115を通過した光を受光する。
補正部140は、複数の受光素子がそれぞれ受光した受光量がA/D変換されて得られた画像を補正する。例えば、補正部140は、A/D変換された受光量の値、各受光素子の位置、及びレンズ系110の光学的伝達関数に基づいて、画像を補正する。このように、補正部140は、レンズ系110の光学伝達関数に基づいて、受光部120が受光した光により得られた画像を補正する。なお、A/D変換された受光量の値は、受光量に実質的に線形な値といえる。
画像処理部145は、補正部140によって補正された画像に画像処理を施す。画像処理部145が施す画像処理としては、カラーバランス処理、γ変換、色同時化処理、輪郭補正処理、色補正処理等を例示することができる。このように、画像処理部145は、補正部140によって補正された画像の画素値を、受光素子の受光量に非線形な値に変換する。
そして、出力部150は、画像補正部140および画像処理部145によって処理されて得られた出力画像を出力する。例えば、出力部150は、出力画像を表示してよい。また、出力部150は、記録媒体に出力画像を記録してよい。他にも、出力部150は、通信回線に出力を送出してよい。なお、出力部150は、出力画像を圧縮してから出力してもよい。
図2は、レンズ系110の光学特性の一例を模式的に示す。本図には、光軸上の物点からレンズ系110に入射した光線のうち、入射瞳250において光軸から異なる位置に入射した3の光線210、光線220、光線230の軌跡が模式的に示されている。図示されるように、光線210、光線220、および光線230は、この順で入射瞳250において光軸に近い位置に入射する。
図示されるように、光線210は、レンズ系110により、近軸焦点の位置250より光軸方向にレンズ系110より離れた位置215で光軸と交差する。また、光線230は、レンズ系110により、位置215より光軸方向にレンズ系110より離れた位置235で光軸と交差する。そして、光線220は、最も光軸から離れた位置に入射する光線230は、レンズ系110により、位置215と位置235との間の位置225で光軸と交差する。
図示されるように、レンズ系110による光の拡がりの大きさは、例えば位置215から位置235の間では略同一の大きさになることが期待される。このように、レンズ系110は過剰補正された球面収差を有しており、光を近軸焦点の位置250より実質的に遠くに結像する。このため、レンズ系110によると、光軸方向の像面位置によらず物点からの光の拡がりの大きさが実質的に略同一となる光軸方向の距離を、球面収差が過剰補正されていない場合に比べて長くすることができる。
このように、当該光軸方向の距離が長くなると、レンズ系110からより広い距離範囲に存在する物点からの光について、光の拡がりの大きさが実質的に略同一となる像面位置が存在し得る。このような像面位置に受光部120を設けると、物点までの距離によらず、受光部120が設けられた位置における光学伝達関数が実質的に略同一となる。このように、レンズ系110は、上述したような収差特性によって、物点からの光に対する光学的伝達関数は物点までの距離によらず略同一となる。
なお、像高が高い領域に結像する光は、レンズ系110の非対称収差によって像面における光軸近傍の領域に結像する光に比べて拡がり易い。したがって、像面における光軸近傍の領域に結像する光を、他の領域に結像する光と同じように拡げるべくレンズ系110を設計すると、像高が高い領域に結像する光はさらに拡がってしまい易い。このため、図3から図5に示すように、レンズ系110の収差により光の拡がりをほぼ同一とすることができたとしても、実際には多少の拡がりの差が生じ得る。本実施形態における光学系105では、レンズ系110または光学フィルタ115における光軸近傍領域の表面が加工される等されており、それにより光軸近傍に結像する光を拡げることができる。これにより、光学系105全体の光学伝達関数は、レンズ系110の非対称収差を含めると、像面にわたって略同一とされる。
以上、図2を用いてレンズ系110の光学特性を定性的に説明した。なお、図2に示したレンズ系110の模式図は、レンズ系110の光学特性を定性的に理解することを目的として作図したものであり、実スケールに従って作図されたものではないことに注意すべきである。
図3は、レンズ系110の構成の一例を示す。レンズ系110は、絞り1300、レンズ1310、レンズ1320、レンズ1330、およびレンズ1340を有する。また、像面は符号1380で示されている。なお、本図には、複数の光線がレンズ系110に重ねて描かれている。以下、レンズ1310、レンズ1320、レンズ1330、およびレンズ1340の配置およびそれらの光学特性を説明する。
レンズ1310の屈折率は、波長486.100nm、波長587.600nm、および波長656.300nmの光に対して、それぞれ1.78230220、1.76181440、および1.75357163である。また、レンズ1320の屈折率は、波長486.100nm、波長587.600nm、および波長656.300nmの光に対して、それぞれ1.56552011,1.55835898、および1.55520596である。また、レンズ1330の屈折率は、波長486.100nm、波長587.600nm、および波長656.300nmの光に対して、それぞれ1.76826328、1.75718788、および1.75241996である。また、レンズ1340の屈折率は、波長486.100nm、波長587.600nm、および波長656.300nmの光に対して、それぞれ1.5292991、1.52307826、および1.52036567である。
絞り1300は、レンズ1310より物体側に0.025mm離れて設けられる。レンズ1310の厚さは0.5828522mmである。なお、本図の説明における厚さとは、レンズの光軸方向の長さを示す。また、レンズ1310の物体側表面の曲率半径は1.754745mmであり、物体側の断面半径は1.913817mmであり、物体側表面の円錐定数は−15.45275である。また、レンズ1310の像側表面の曲率半径は1.034359mmであり、像側の断面半径は1.883285mmであり、物体側表面の円錐定数は0である。なお、本図の説明において、曲率半径が負である場合は、その表面形状が光に対して凹面であることを示す。
レンズ1320は、レンズ1310と接して設けられ、レンズ1320の厚さは0.6955417mmである。なお、レンズ1020の物体側表面は、レンズ1010の像側表面と全面において接している。そして、レンズ1320の像側表面の曲率半径は3.874941mmであり、像側の断面半径は2.047674mmであり、像側表面の円錐定数は−18.51287である。
レンズ1330は、レンズ1320から像面方向に距離1.094118mm離れて設けられる。レンズ1330の厚さは0.5046021mmである。また、レンズ1330の物体側表面の曲率半径は−4.367544mmであり、物体側表面の断面半径は2.67038mmであり、物体側表面の円錐定数は9.503789である。また、レンズ1330の像側表面の曲率は−1.447301mmであり、像側の断面半径は2.800311mmであり、像側表面の円錐定数は−1.300115である。
レンズ1330は、レンズ1320から像面方向に距離0.9083167mm離れて設けられる。レンズ1330の厚さは0.7753999mmである。また、レンズ1330の物体側表面の曲率半径は−0.7951578mmであり、物体側表面の断面半径は3.341046mmであり、物体側表面の円錐定数は−1.974982である。また、レンズ1330の像側表面の曲率は−1.835438mmであり、像側の断面半径は4.149776mmであり、像側表面の円錐定数は−4.3219である。そして、像面は、レンズ1330から距離0.9970489mm離れた位置に設定されている。
このように、複数のレンズ1310、レンズ1320、レンズ1330、およびレンズ1340は、各レンズの中心軸をそろえて同軸に配列されている。したがって、レンズ系110は、光軸に関して回転対称である。
また、像面の法線の角度と主光線が像面に入射する角度との差の絶対値は、レンズ系110の光学伝達関数の算出誤差を予め定められた値より小さくすべく、予め定められた値より小さい。このように、レンズ系110のテレセントリック性をより大きくすることによって、光学伝達関数の算出誤差を低減することができる。例えば、MTFを算出する場合に、FFTによっても十分小さい誤差でMTFを算出することができる。このため、レンズ系110による画像のボケを高速に復元することが可能になる。
図4は、図3に示したレンズ系110の収差特性を示す。本図には、上から順に球面収差図、非点収差および歪曲収差図、および横収差図が示されている。最上段の球面収差図に示されるように、図3に示したレンズ系110の球面収差は過剰補正されている。なお、本図においても、本球面収差図の横軸は設定された像面に対する位置を示しており、近軸焦点に対する位置を示していないことに注意すべきである。
球面収差図に示されるように、像面の全面にわたって縦収差は正の値となっている。また、本図の最下段には、複数の像高における横収差を示すグラフが示されている。最左上のグラフは光軸上の横収差図を示しており、最右上のグラフは像高0.6750mmにおける横収差図を示す。また、中央のグラフは像高1.1250mmにおける横収差図、最左下のグラフは像高1.5750mmにおける横収差図、最右下のグラフは像高2.2500mmにおける横収差図を示す。このように、レンズ系110の横収差は、各像高において略同一の形状を示している。
図5は、図3に示したレンズ系110の光学伝達特性を示す。本図には、上から順にスポットダイアグラムの像高およびデフォーカス依存性を示すスポットダイアグラム図、MTFのデフォーカス依存性、およびMTFの空間周波数特性が示されている。
最上段のスポットダイアグラム図には、異なる複数の像高および異なる複数のデフォーカス量におけるスポットダイアグラムが示されている。本スポットダイアグラム図では、同一像高における、異なる複数のデフォーカス量での複数のスポットダイアグラムが横方向に並べられている。また、同一デフォーカス量における、異なる複数の像高における複数のスポットダイアグラムが縦方向に並べられている。
各スポットダイアグラムの左に数値で示された像高が示すように、本スポットダイアグラム図には、光軸上、光軸から0.6750mm、1.1250mm、光軸から1.5750mm、および光軸から2.2500mmの位置の像高におけるスポットダイアグラムが含まれている。また、各スポットダイアグラムの下に数値で示されたデフォーカス量が示すように、本スポットダイアグラム図には、設定した像面から−75μmの位置、像面から−37.5μmの位置、像面の位置、像面から37.5μmの位置、および像面から75μmの位置におけるスポットダイアグラムが含まれている。
本スポットダイアグラム図が示すように、レンズ系110による物点からの光の拡がりは、予め定められた範囲の光軸方向の像面位置にわたって略同一となっている。なお、光の拡がりとは、本図に示すようにスポットダイアグラムが示す拡がりであってよく、点像分布関数が示す光の拡がりであってもよい。また、スポットダイアグラム図に示されるように、スポットダイアグラムが示す光の拡がりは異なる像高にわたって略同一であるということもできるが、細かく見ると、拡がりの大きさおよび形状に違いがある。この光の拡がりの像高依存性は、後に説明するように、レンズ系110または光学フィルタ115に形成された低結像部により低減される。
また、本図中段に示されるMTFのデフォーカス依存性のグラフが示すように、サジタル光線及びメリジオナル光線についても、略同一のMTF値の分布を持つことが分かる。また、少なくとも同じ像高において、MTFは少なくともグラフに示されるデフォーカスの範囲内では、略同一の値を示している。このように、広いデフォーカス範囲にわたってレンズ系110のMTFは略同一の値をとる。
また、本図最下段のMTFの空間周波数特性のグラフが示すように、レンズ系110はサジタル光線及びメリジオナル光線についても、略同一のMTF周波数特性を持つことが分かる。このように、レンズ系110のMTFは、予め定められた範囲の光軸方向の像面位置にわたって略同一となっているといえる。
図6は、光学フィルタ115の一例を示す。光学フィルタ115の受光部120側の表面には、低結像部600が形成されている。光学フィルタ115は、受光部120の受光面近傍に設けられた光学ローパスフィルタであってよい。受光部120の受光面近傍に低結像部600が形成されているので、受光部120の光軸近傍領域に入射する光は低結像部600により拡がる。一方で、光軸近傍領域以外の領域に入射する光は、低結像部600によっては拡がらないが、レンズ系110の軸外収差によって拡がる。この結果、受光部120において、光軸近傍領域に入射する光の拡がりと、光軸近傍領域以外の領域に入射する光の拡がりとは、結果的に略同一にされる。
このように、レンズ系110は、軸外光束を近軸光束より拡げて像面に結像させる。一方で、低結像部600によって近軸光束が拡げられるので、所定の部分領域において生じる物点からの光の拡がりを、レンズ系110の収差によって所定の部分以外の領域において生じるレンズへの軸外光束の拡がりと略同一とすることができる。
また、光学フィルタ115は、像面近傍に設けられ、像面に最も近い光学素子の一例としての光学ローパスフィルタであってよい。そして、低結像部600は、光学フィルタ115における像面側の面に形成されている。このように、光学系105は、他の領域に入射する光が通過しない位置、一例として像面近傍に、低結像部600を有する。このように、低結像部600は、光学フィルタ115において所定の部分領域に入射する光が通過する領域に形成される。所定の部分領域は、本図に示されるように、光学系の光軸と像面との交点を含む部分領域であってよい。そして、低結像部600を通過することによる像面における光の拡がりは、光学フィルタ115における当該領域以外の領域を通過することによる像面における光の拡がりより大きくてよい。
なお、低結像部600は、回折光学素子により形成されてよい。他にも、低結像部600における面精度は、光学フィルタ115における他の面の面精度より低くてもよい。このように、光学系105に含まれる複数の光学素子のうちの少なくとも2つの光学素子は、光を結像するレンズ系110およびレンズ系を通過した光を透過する光学フィルタ115であり、光学フィルタ115が低結像部600を有している。
図7は、レンズ1340の一例を示す。図示されるように、レンズ1340の受光部120側の表面上における光軸近傍の領域に、低結像部700が形成されている。なお、レンズ1340は、光学系105が有するレンズの中で、受光部120に最も近い位置に設けられている。このように、低結像部700は、像面に最も近いレンズ1340に形成されている。
図8は、光学系105の他の構成例を示す。絞り1300、レンズ1310、レンズ1320、およびレンズ1330は、図3−5に関連して説明した構成のレンズ系110を形成する。このように、光学素子の一例としての複数のレンズから、レンズ系110が形成される。そして、本図に示されるように、波面変調素子800はレンズ系110と受光部120の間に設けられている。なお、波面変調素子800も、この発明における光学素子の一例であってよい。なお、波面変調素子800を通過しない光は、レンズ系110の収差によって拡がって受光部120に入射される。
波面変調素子800は、レンズ系110を通過した光の波面を変形することで、通過する光を拡げる光学素子であってよい。なお、上述した低結像部600、低結像部700、および低結像部800は、波面を変調する光学素子であればよい。例えば、低結像部600、低結像部700、および低結像部800は、厚みが変化する光学素子(例えば3次の表面形状を有する位相板)、屈折率が変化する光学素子(例えば屈折率分布型波面変調レンズ)、レンズ表面へのコーディングにより厚み、屈折率が変化する光学素子(例えば波面変調ハイブリッドレンズ)、光の位相分布を変調可能な液晶素子(例えば液晶空間位相変調素子)等の光波面変調素子であってよい。
図9は、受光部120が有する受光素子の配列の一例を示す。受光部120は、G成分の光を受光する複数の受光素子610aおよび610b、R成分の光を受光する受光素子620、およびB成分の光を受光する受光素子630から形成される受光素子ユニット650aを有する。また、受光部120は、受光素子ユニット650aと同様の受光素子配列を有する複数の受光素子ユニット(例えば、受光素子ユニット650b)が2次元的に配列されて形成される。
このように、受光部120は、複数の受光素子によって略平面状の受光面が形成されている。また、受光部120の受光面は、レンズ系110の光軸に略垂直に設けられる。なお、受光素子はCCD撮像素子であってよいし及びMOS型撮像素子であってもよい。
なお、受光部120が設けられた位置におけるレンズ系110による物点からの光の拡がりは、受光部120が有する複数の受光素子のピッチより大きい。なお、ここでいう受光素子のピッチとは、同じ色成分を示す波長領域の光を受光する受光素子のピッチを示す。例えば、受光素子のピッチとは、受光素子620が設けられた位置と受光素子621が設けられた位置との間の距離であってよい。
この場合、物点からの光は、レンズ系110を通過することによって複数の受光素子によって受光される。このため被写体像はボケてしまうが、レンズ系110の光学伝達関数が既知であれば、光学伝達関数が示すレンズ系110による拡がりを補正する画像処理によって、被写体像を復元することができる。
例えば、受光部120が設けられた位置におけるレンズ系110による物点からの光は、予め定められた数の受光素子が設けられた範囲の拡がりを有しているとするとすれば、補正部140は、予め定められた数の受光素子が受光した光量およびレンズ系110の光学伝達関数に基づいて、画像を補正することができる。より具体的には、補正部140は、予め定められた数の受光素子(例えば、3×3あるいは7×7等の受光素子配列に含まれる受光素子)が受光した受光量を使用して、レンズ系110による光学応答を補正する逆フィルタを用いたデコンボリューション処理により、被写体像を鮮明なものに復元することができる。
図10は、補正部140が画像を補正する部分領域の一例を示す。補正部140は、所定の部分領域の画像を、光学系の光学伝達関数に基づいて補正する。なお、ここでいう所定の部分領域は、低結像部600、低結像部700、または低結像部800を通過した光が入射する像面上の領域に対応する、画像上の部分領域であってよい。本図では、低結像部600、低結像部700、または低結像部800を通過した光が入射する像面上の領域に対応する画像1000上の部分領域の一例として、領域1010を例示している。
また、補正部140は、画像1000における当該所定の部分領域以外の領域(例えば、領域1010以外の領域)の画像については、光学系の光学伝達関数に基づいて補正しなくてよい。このように、補正部140は、所定の部分領域の画像を補正するが、全画像領域を補正しなくてよいので、補正処理に要する演算時間を低減することができる。このため、撮像装置100によると、補正された画像を速やかに出力することができる。
また、撮像装置100をバーコードリーダとして使用したり、撮像装置100が内視鏡である場合のように、撮像装置100が近い被写体を撮像する場合には、画像の中央領域が注目領域となることが多い。このような場合、周辺領域と中央領域とで被写体までの距離差が非常に大きくなる。したがって、光学系105の光学伝達関数は、周辺領域と中央領域とで異なってしまう場合が多い。このような場合に、中央領域を補正するために中央領域における光学伝達関数に基づく逆フィルタで画像全体を補正すると、周辺領域にアーチファクトが生じやすい。
しかしながら、撮像装置100によると、補正部140が画像における中央の領域1010を、中央の領域1010における光学伝達関数に基づいて補正するので、注目領域の被写体像を適切に復元することができる。また、補正部140は中央領域1010以外の領域については補正しないので、中央の領域1010以外の領域におけるアーチファクトの発生を抑制することができる。
以上説明したように、光学系105は、像面における所定の部分領域に入射する光が通過する領域に、像面における所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過する領域より結像性が低い低結像部を有している。そして、低結像部は、低結像部を通過して像面における前記所定の部分領域に入射する物点からの光に対する前記光学系の光学伝達関数を、物点までの距離によらず略同一にする結像特性を有する。具体的には、低結像部は、物点からの光を、物点までの距離によらず略同一の大きさに拡げることにより、光学伝達関数を物点までの距離によらず略同一にする。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
一実施形態に係わる撮像装置100のブロック構成の一例を示す図である。 レンズ系110の光学特性の一例を模式的に示す図である。 レンズ系110の構成の一例を示す図である。 図3に示したレンズ系110の収差特性を示す図である。 図3に示したレンズ系110の光学伝達特性を示す図である。 光学フィルタ115の一例を示す図である。 レンズ1340の一例を示す図である。 光学系105の他の構成例を示す図である。 受光部120が有する受光素子の配列の一例を示す図である。 補正部140が画像を補正する部分領域の一例を示す図である。
符号の説明
100 撮像装置
105 光学系
110 レンズ系
115 光学フィルタ
120 受光部
140 補正部
145 画像処理部
150 出力部

Claims (19)

  1. 光を結像する光学系であって、
    像面における所定の部分領域に入射する光が通過する領域に、像面における前記所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過する領域より結像性が低い低結像部を有し、
    前記低結像部は、前記低結像部を通過して像面における前記所定の部分領域に入射する物点からの光に対する前記光学系の光学伝達関数を、物点までの距離によらず略同一にする結像特性を有する
    光学系。
  2. 前記低結像部は、前記光学系による物点からの光の拡がりが、物点までの距離によらず略同一の大きさにすることにより、前記光学伝達関数を物点までの距離によらず略同一にする
    請求項1に記載の光学系。
  3. 前記所定の部分領域は、前記光学系の光軸と像面との交点を含む部分領域である
    請求項2に記載の光学系。
  4. 前記光学系は、前記所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過しない位置に前記低結像部を有する
    請求項3に記載の光学系。
  5. 前記光学系は、像面近傍に前記低結像部を有する
    請求項4に記載の光学系。
  6. 複数の光学素子を備え、
    前記複数の光学素子のうち像面に最も近い光学素子が、前記低結像部を有する
    請求項4に記載の光学系。
  7. 前記低結像部は、前記像面に最も近い光学素子における像面側の面に形成される
    請求項6に記載の光学系。
  8. 前記複数の光学素子の少なくとも一部からレンズ系が形成され、
    前記低結像部は、前記レンズ系を通過した光の波面を変形する波面変調素子により形成される
    請求項7に記載の光学系。
  9. 前記低結像部は、回折光学素子により形成される
    請求項7に記載の光学系。
  10. 前記低結像部における面精度は、他の面の面精度より低い
    請求項7に記載の光学系。
  11. 前記複数の光学素子はレンズであり、
    像面に最も近いレンズが前記低結像部を有する
    請求項6に記載の光学系。
  12. 前記複数の光学素子のうちの少なくとも2つの光学素子は、光を結像するレンズ系および前記レンズ系を通過した光を透過する光透過部であり、
    前記光透過部が前記低結像部を有する
    請求項6に記載の光学系。
  13. 前記光透過部は、像面近傍に設けられた光学ローパスフィルタである
    請求項12に記載の光学系。
  14. 前記光学系はレンズ系を有し、
    前記レンズ系は、収差により軸外光束を拡げて像面に結像させ、
    前記低結像部によって前記所定の部分領域において生じる前記物点からの光の拡がりは、前記レンズ系の収差によって前記所定の部分以外の領域において生じる前記レンズへの軸外光束の拡がりと略同一である
    請求項4に記載の光学系。
  15. 光を結像する光学系と、
    前記光学系を通過した光を受光する受光部と
    を備え、
    前記光学系は、像面における所定の部分領域に入射する光が通過する領域に、像面における前記所定の部分領域以外の領域に入射する光が通過する領域より結像性が低い低結像部を有し、
    前記低結像部は、前記低結像部を通過して像面における前記所定の部分領域に入射する物点からの光に対する前記光学系の光学伝達関数を、物点までの距離によらず略同一にする結像特性を有する
    撮像装置。
  16. 前記光学系の光学伝達関数に基づいて、前記受光部が受光した光により得られた画像を補正する補正部
    をさらに備える請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記補正部は、前記所定の部分領域の画像を、前記光学系の光学伝達関数に基づいて補正する
    請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記所定の部分領域は、前記光学系の光軸と像面との交点を含む部分領域である
    請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記光学系は、
    光を結像するレンズ系と、
    前記レンズ系を通過した光を通過して前記受光部に受光させる光学ローパスフィルタと
    を備え、
    前記低結像部は、前記光学ローパスフィルタにおいて前記所定の部分領域に入射する光が通過する領域に形成され、前記低結像部を通過することによる像面における光の拡がりは、前記光学ローパスフィルタにおける当該領域以外の領域を通過することによる像面における光の拡がりより大きい
    請求項18に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079238A (ja) * 2008-08-28 2010-04-08 Kyocera Corp 撮像装置および電子機器

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