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JP2009164458A - 相変化メモリ - Google Patents

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JP2009164458A
JP2009164458A JP2008002105A JP2008002105A JP2009164458A JP 2009164458 A JP2009164458 A JP 2009164458A JP 2008002105 A JP2008002105 A JP 2008002105A JP 2008002105 A JP2008002105 A JP 2008002105A JP 2009164458 A JP2009164458 A JP 2009164458A
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JP2008002105A
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Yukio Maki
幸生 牧
Takeshi Koga
剛 古賀
Masamichi Matsuoka
正道 松岡
Masahiro Shigeniwa
昌弘 茂庭
Fumihiko Nitta
文彦 新田
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Renesas Technology Corp
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Renesas Technology Corp
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Abstract

【課題】装置全体の大型化を必要とせず、また複雑な製造工程を要せずに、非晶質化のためのリセット電流を相変化膜に供給することができる相変化メモリを提供する。
【解決手段】相変化メモリ80は、相変化膜16、下部プラグ12,13、および相変化膜16と下部プラグ12,13との間に存する絶縁膜15を備えている。相変化膜16と接続する部分において、下部プラグ12,13は、第一の領域と第二の領域とを有している。第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄くなることで、第一の領域の下部プラグにおいて、電流を集中させることができる。つまり、電流密度が上昇する。電流密度の上昇に起因して、リセット電流の電流値を低くしたとしても、相変化膜を非晶質化させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、不揮発性メモリに係る発明であり、特に、相変化に起因する抵抗値の変化によって情報を不揮発的に記憶する相変化メモリに関する。
相変化メモリは、記憶素子に相変化膜を用いている。当該相変化膜を結晶状態にするか、非晶質状態にするかによって、相変化メモリは2値情報を記憶することができる。ここで、相変化膜に施される加熱のプロファイルを異ならせることにより、相変化膜は、結晶状態になったり、非晶質状態になったりする。なお、情報の読み出しには、相状態変化に伴う抵抗の変化が利用される。また、相変化した状態は常温では変化することがないので、相変化メモリは、不揮発的に情報を保持することができる。
上記の通り、相変化メモリでは、相変化膜の加熱が重要な要素となる。特に、非晶質化のためには、相変化膜を600℃程度まで加熱する必要があり、相変化膜を効率良く加熱しなければならない。
なお、相変化メモリに関する従来文献として、たとえば非特許文献1が存在する。
ところが、このような構成の相変化メモリでは、非晶質化のためには非常に大きな電流が必要であった。ここで、当該非晶質化のための電流をリセット電流と称する。たとえば、相変化膜の大きさにもよるが、リセット電流の大きさは数百μA以上必要であり、当該リセット電流値は、従来的なメモリの動作に必要とされる20〜30μAに比べると桁違いに大きい。
たとえば、駆動半導体デバイスがMOSトランジスタの場合では、ゲート幅を大きくすることにより、大きなリセット電流を相変化膜に供給することができる。しかし、当該場合には、装置全体が大型化する。
また、相変化膜とより下層の構成とを電気的に接続する下部プラグ(下部電極とも把握できる)の径を小さくことにより、大きなリセット電流を相変化膜に供給することができる。これは、供給されるリセット電流の電流密度が増加するからである。しかし、当該場合には、プロセスルール以上に下部プラグの径を小さくする必要があり、複雑なプロセスステップを追加する必要がある。つまり、製造工程の複雑化が余儀なくされる。
そこで、本発明は、装置全体の大型化を必要とせず、また複雑な製造工程を要せずに、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜に供給することができる相変化メモリを提供することを目的とする。
本発明に係る1の実施の形態においては、相変化メモリは、相変化膜、下部プラグ、および相変化膜と下部プラグとの間に存する絶縁膜を備えている。相変化膜と接続する部分において、下部プラグは、第一の領域と第二の領域とを有している。第一の領域の下部プラグ上に形成される絶縁膜の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ上に形成される絶縁膜の膜厚よりも薄い。
上述の形態によれば、第一の領域の下部プラグにおいて、電流を集中させることができる。つまり、電流密度が上昇する。当該電流密度の上昇に起因して、リセット電流の電流値を低くしたとしても、相変化膜を非晶質化させることができる。換言すると、上記の形態により、半導体デバイス全体の大型化を必要とせず、また複雑な製造工程も必要とせずに、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜に供給することができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る相変換メモリが形成された半導体デバイスの要部構成を示す断面図である。半導体デバイス100は、半導体基板1に形成された、相変化メモリ80およびメモリ駆動用のMOSトランジスタ50を備えている。なお、本実施の形態では、MOSトランジスタ50は、NMOSトランジスタ50とする。
図1に示すように、相変化メモリ80は、下部プラグ12,13と、相変化膜16と、上部電極17とから構成されている。ここで、下部プラグ12,13は、構成同士を電気的に接続する「プラグ」として機能すると共に、相変化メモリ80の「下部電極」としても機能する。なお、下部プラグ12,13の上面は、絶縁膜15を介して相変化膜16の下面と接続されている。さらに、相変化膜16は、NMOSトランジスタ50を構成する電極領域7(相変化膜16よりも下層の構成と把握できる)の上面と電気的に接続している。つまり、下部プラグ12,13と相変化膜16との間には、絶縁膜15が存在する。しかし、当該下部プラグ12,13を介して、相変化膜16に電流を供給することが可能である。
本発明では、下部プラグ12,13は、金属の2層構造をなす。下部プラグ12,13の最外層には、MOSトランジスタ50の電極領域7とのオーミックコンタクト可能とし、バリヤメタルとして機能する、窒化チタン(TiN)膜等のバリヤメタル膜12が形成されている。さらに、下部プラグ12,13の中央(内部)には、バリヤメタル膜12と接して、タングステン膜等の導電体13が形成されている。
相変化膜16は、結晶状態および非晶質状態に相変化可能である。相変化膜16を結晶状態にするか、非晶質状態にするかによって、相変化メモリ80は2値情報を記憶することができる。ここで、相変化膜16に施される加熱のプロファイルを異ならせることにより、相変化膜16は、結晶状態になったり、非晶質状態になったりする。なお、情報の読み出しには、相変化膜16の相状態変化に伴う抵抗の変化が利用される。また、相変化膜16の相変化した状態は常温では変化することがない。よって、相変化メモリ80は、不揮発的に情報を保持することができる。
相変化膜16として、カルコゲナイド化合物系の相変化材料であるGST膜を採用することができる。GST膜は、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)およびテルル(Te)で構成されており、これらの組成比によって結晶化温度や融点が異なる。たとえば、Ge2Sb2Te5であれば、結晶化温度は160℃、融点は600℃となる。なお、相変化膜16は、カルコゲナイド化合物であれば使用可能であり、カルコゲナイド化合物に酸素、窒素、亜鉛、炭化物等を添加したものを採用することもできる。
図1の丸の点線で囲まれた領域に示すように、本実施の形態では、下部プラグ12,13(より具体的には、導電体13)の上面には、底部に向かって幅が狭くなる窪み14(先の尖った窪み14)が形成されている。そして、上記窪み14内および下部プラグ12,13の上面には、絶縁膜15を介して、相変化膜16が形成されている。つまり、絶縁膜15は、下部プラグ12,13と相変化膜16との間に形成されている。ただし、後述するように、窪み14内においては絶縁膜15が形成されない場合もある。当該場合には、窪み14の表面に直接、相変化膜16が形成される。ここで、図1に示す構成では、絶縁膜15は、相変化膜16の下面と層間絶縁膜10の上面との間においても、形成されている。
ここで、本発明において、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、絶縁膜15の膜厚の相違に起因して、第一の領域と第二の領域とに区分できる。第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。本実施の形態では、図1に示したように、下部プラグ12,13の窪み14部分が第一の領域である。これに対して、本実施の形態では、当該窪み14以外の下部プラグ12,13の上面領域が、第二の領域である。
以下、本実施の形態に係る相変化メモリ80を有する半導体デバイス100の製造方法を説明しつつ、図1に示す他の構成について言及する。
図2に示すように、シリコンから成る半導体基板1を用意し、当該半導体基板1に選択的に素子分離膜2を形成する。当該素子分離膜2により、隣接する半導体素子同士が電気的に分離される。その後、ウエル領域(図示せず)形成のためにイオン注入処理を行う。上記の通り、本実施の形態ではメモリ駆動用のトランジスタ50は、NMOSトランジスタである。したがって、当該イオン注入処理により形成されるウエル領域は、P型の導電型を有する不純物領域である。なお、ウエル領域は、閾値調整用のイオン注入を含む複数のイオン注入処理により形成される。
図2に示す半導体基板1上に、絶縁膜と電極層とを堆積する。その後、当該絶縁膜および電極層に対してパターニング処理を施す。これにより、図3に示すように、半導体基板1上に、選択的に、ゲート絶縁膜3およびゲート電極4が当該順に形成されたゲート構造が形成される。その後、当該ゲート構造をマスクとして用いて、イオン注入処理を施す。これにより、図3に示すように、ゲート構造の両脇の半導体基板1の上面内に、N型の導電型を有する低濃度エクステンション領域5が形成される。
次に、ゲート構造を覆うように、半導体基板1上に酸化膜を形成する。その後、当該酸化膜に対して異方性エッチング処理を施す。これにより、図4に示すように、ゲート構造の両側面に、サイドウォール膜6が形成される。その後、当該サイドウォール膜6が側面部に形成されたゲート構造をマスクとして用いて、イオン注入処理を施す。これにより、図4に示すように、当該サイドウォール膜6が形成されたゲート構造の両脇における半導体基板1の上面内に、N型の高濃度の不純物領域7が形成される。
低濃度エクステンション領域5および高濃度の不純物領域7により、ソース・ドレイン電極となる電極領域が形成される。
次に、電極領域(具体的に、高濃度の不純物領域7)の上面およびゲート電極4の上面に対してシリサイド化処理を施す。これにより、図5に示すように、高濃度の不純物領域7上には、シリサイド層8が形成され、ゲート電極4上には、シリサイド層9が形成される。当該シリサイド層8の形成により、後に形成されるコンタクトプラグ(下部プラグ12,13も含む)との接触抵抗の低減を図ることができる。なお、当該接触抵抗低減目的のシリサイド層8,9は、プロセス世代によっては形成を省略することもできる。
次に、図6に示すように、ゲート構造を覆うように、半導体基板1上に酸化膜から成る層間絶縁膜10を形成する。その後、層間絶縁膜10に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図6に示すように、層間絶縁膜10の上面内にはコンタクトホール(貫通孔と把握できる)11が形成される。ここで、当該コンタクトホール11は、層間絶縁膜10の上面から下面にかけて貫通して形成されている。また、コンタクトホール11の底面からは、図6に示すように、シリサイド層8が露出される。
次に、コンタクトホール11の底面および側面に、TiNなどのバリヤメタル膜12を成膜する(図7参照)。当該バリヤメタル膜12は、後述する導電体(タングステン)13の層間絶縁膜10への拡散を防止する機能を有すると共に、シリサイド層8と後述するコンタクトプラグ(下部プラグ12,13を含む)との間におけるオーミック接続を可能とする機能も有する。ここで、ここまでの工程では、バリヤメタル膜12は、層間絶縁膜10上においても成膜されている(図7参照)。
次に、図7に示すように、バリヤメタル膜12が形成されたコンタクトホール11内を充填するように、タングステン(W)などの導電体13を形成する。ここで、ここまでの工程では、導電体13は、層間絶縁膜10上に形成されたバリヤメタル膜12上にも形成されている(図7参照)。
なお、後述するように、当該導電体13の形成により、図7の右側のコンタクトプラグ12,13を構成する導電体13内には、空隙K1が形成される。当該空隙K1は、後のCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理後には、窪み14となる。また、当該空隙K1は、コンタクトホール11の開口部付近に形成される。
その後、導電体13およびバリヤメタル膜12に対して、所定の研磨条件によるCMP処理を施す。これにより、図8に示すように、各コンタクトホール11内にのみ、バリヤメタル膜12および導電体13を残し、層間絶縁膜10上のバリヤメタル膜12および導電体13を除去する。つまり、各コンタクトホール11内に、バリヤメタル膜12および導電体13の積層体から成るコンタクトプラグ12,13を形成する(図8)。
なお、後述する絶縁膜15を介して相変化膜16に接続されるコンタクトプラグ12,13(図8の右側のコンタクトプラグ)を、「下部プラグ」と称している。他方、当該下部プラグ12,13以外のコンタクトプラグ12,13(図8の左側のコンタクトプラグ)を、「通常プラグ」と称する。なお、当該コンタクトプラグ12,13の定義は、他の実施の形態においても共通する。
ここで、上記において、コンタクトホール11の径、導電体13の材料の膜厚、および成膜条件などを適切に選択する。これにより、図8に示すように、下部プラグ12,13の上面部に窪み14(または、図7に示すように、導電体13内に空隙K1)を形成することができる。
たとえば、埋め込み性の悪い導電体13の成膜条件で、コンタクトホール11の半径以上の膜厚(導電体13の膜厚≧コンタクトホール11の径)で、導電体13を成膜する。これにより、コンタクトホール11の開口部付近(換言すれば、下部プラグ12,13の上面)において、底部に向かって幅が小さくなる窪み14を形成することができる。また、コンタクトホール11の断面形状は、導電体13の埋め込み性が向上するテーパー状にすることは望ましくない。つまり、上記窪み14(または空隙K1)の形成の観点から、当該コンタクトホール11の両側面部が底面部に対して垂直に立っている方が、より好ましい。また、導電体13の埋め込み性の低下観点から、コンタクトホール11の径は小さい方が良い。たとえば、通常のCVD法により導電体13を成膜する場合には、コンタクトホール11の直径が0.16μm以下であれば、上記窪み14(空隙K1)を形成することができる。さらに、導電体13の埋め込み性を低下させるために、ALD(Atomic Layer Deposition)−CVD法でなく、通常のCVD法を採用するべきである。
これらのことから分かるように、前の世代で使用していた埋め込み技術を使えば、下部プラグ12,13の上面に窪み14(空隙K1)を発生させることができる。たとえば、90nmのデザインルールで130nmの埋め込み技術を用いれば、下部プラグ12,13の上面に窪み14を発生させることができる。換言すれば、コンタクトホール11の開口部付近に、空隙K1を形成することができる。
さて次に、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面および層間絶縁膜10の上面に対して、カバレッジの悪い条件による成膜処理(たとえば、スパッタリング処理)を施す。
たとえば、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、および層間絶縁膜10の上面に対して、ターゲットとしてTa等の金属を用いたスパッタリング処理を施す。その後、当該金属膜に対して酸化処理を施し、金属膜を絶縁膜化させる。当該工程により、図9に示すように、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、および層間絶縁膜10の上面に、絶縁膜15が形成される。
ところで、スパッタリング処理により形成される絶縁膜15のカバレッジは、良くないことが知られている。したがって、図10の下部プラグ12,13上面の拡大図に示すように、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚より薄い。
ここで、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロの場合もあり得る。また、第一の領域の下部プラグ12,13面とは、上記の通り、導電体13に形成された、底部に向かって幅が減少する窪み14内の表面である(図10参照)。他方、第二の領域の下部プラグ12,13面とは、上記の通り、上記窪み14以外の下部プラグ12,13の上面である(図10参照)。
なお、窪み14の開口部幅aと窪み14の深さbとの比で表されるアスペクト比(b/a)が1以上であるとする。すると、当該アスペクト比を有する当該窪み14への絶縁膜15の埋め込みが、低下する。したがって、本実施の形態では、窪み14への絶縁膜の埋め込み性を低下させる必要があるので、本実施の形態では、アスペクト比が1以上の窪み14を形成する必要がある。
また、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れないレベルの厚さが最低限必要である。他方、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れるレベルの厚さである必要がある。たとえば、絶縁膜15が、TaやCrの酸化物であるTaOやCrOである場合には、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、0から3nm未満である。これに対して、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、3nm以上である。
次に、窪み14を充填するように、絶縁膜15上に、GSTなどの相変化膜15を形成する。その後、当該相変化膜15上に、W(タングステン)などの導電性膜を形成する。そして、当該相変化膜15および導電性膜に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図11に示すように、下部プラグ12,13の上面に接続される、絶縁膜15、相変化膜16および上部電極17から成る積層体が、パターニング形成される。図11の下部プラグ12,13上面近傍の拡大構成断面図を図12に示す。
なお、上記の通り、窪み14内に形成される絶縁膜15の膜厚がゼロの場合もある。当該場合は、窪み14を充填するように、導電体13に直接接して、相変化膜16が形成される。
その後、エッチングストッパーとして機能するSiNなどの絶縁膜18および層間絶縁膜19を形成する。そして、必要に応じて、絶縁膜18内および層間絶縁膜19内に通常プラグ12u,13uを形成し、当該プラグ12u,13uに接続する配線20等を形成する。ここで、通常プラグ12u,13uは、最外層のバリヤメタル膜12uと内層の導電体13uとの積層体構造を有する。
また、図面右側の通常プラグ12u,13uの底部は、上部電極17の上面に接続されている(図1)。これに対して、図面左側の通常プラグ12u,13uの底部は、下層に配設された通常プラグ12,13の上面に接続されている(図1)。
以上までの工程により、図1に示した構成(つまり、相変化メモリ80とメモリ駆動トランジスタ50とを有する半導体デバイス100)が完成する。
以上のように、本実施の形態に係る相変化メモリ80では、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、第一の領域と第二の領域とを有している(図10参照)。そして、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。ここで、本実施の形態では、第一の領域は、下部プラグ12,13の上面に形成される、底部に向かって幅が狭くなる窪み14である。また、第二の領域は、下部電極12,13の当該窪み14以外の領域である。
したがって、第一の領域の下部プラグ12,13において、電流を集中させることができる。つまり、相変化膜16に供給される電流の電流密度を、より向上させることができる。これにより、リセット電流の電流値を低減したとしても、相変化膜16を非晶質化させることができる。つまり、本実施の形態に係る半導体デバイス100では、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜16に供給することができる。なお、上記実施の形態に係る半導体デバイス100は、装置全体の大型化を要していない。また、当該半導体デバイス100の作製に際して、複雑な工程も要しない。
なお、絶縁膜15がTaOまたはCrOである場合には、第一の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、0から3nm未満とし、第二の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、3nm以上とする。当該膜厚設定により、第一の領域のみにおいてトンネル電流を、下部プラグ12,13から相変化膜16へと流すことができる。
なお、第一の領域の絶縁膜15の膜厚がばらつく場合には、半導体デバイス100の作製後、メモリセル部80に一定の電流を流す。これにより、所望の電流値が流れるように、第一の領域の絶縁膜15を破壊することも可能である。つまり、第一の領域の絶縁膜15にピンホールを発生させることも可能である。ここで、当該絶縁膜15の破壊のための電流条件および電圧条件は、絶縁膜15の膜厚等にも依存するが、一例として、数μm程度、2〜3V程度である。また、当該ピンホールの発生処理によっては、第二の領域に形成される絶縁膜15は影響を受けない。
当該第一の領域の絶縁膜15の破壊により、下部プラグ12,13から相変化膜16に流れる電流の電流値のばらつきを、抑制することができる。
なお、同一の条件・設計により、コンタクトプラグ12,13を作成した場合には、図1と異なり、通常プラグ12,13においても上記窪み14が形成される。しかし、通常プラグ12,13において当該窪み14が形成されたとしても、半導体デバイス100の動作上特に問題はない。もし、別工程、別条件にて、各コンタクトプラグ12,13を形成した場合には、図1に示したように、下部プラグ12,13にのみ窪み14を形成することができ、通常プラグ12,13には窪み14を形成させなくすることもできる。
また、本実施の形態では、メモリ駆動用としてMOSトランジスタ50を採用した。しかし、MOSトランジスタ50の代わりに、バイポーラトランジスタやダイオード、その他の駆動半導体デバイスを採用することもできる。また、当該トランジスタの導電型は、N型でもP型でもかまわない。
<実施の形態2>
図13は、本実施の形態に係る相変化メモリの構成を示す断面図である。また、図14は、図13の点線で囲まれた領域C11の拡大図である。
図13,14に示すように、下部プラグ12,13は、実施の形態1と同様に、バリヤメタル膜12と導電体13との積層体である。バリヤメタル膜12は、層間絶縁膜10の表面内に形成されたコンタクトホール11の、少なくとも側面に形成されている。また、導電体13は、コンタクトホール11内を充填するように、バリヤメタル膜12に接して形成されている。
本実施の形態では、当該導電体13の上面U1は、バリヤメタル膜の上端U2より下方に位置している。つまり、図13,14に示すように、導電体13の上面U1が層間絶縁膜10の上面よりリセスしている。当該リセスしている部分をリセス部11dと称する。そして、絶縁膜15は、当該リセス部11dの側面に形成されているバリヤメタル膜12上、リセス部11dの底部から望む導電体13の上面、および層間絶縁膜10の上面に形成されている。
実施の形態1で述べたように、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、絶縁膜15の膜厚の相違に起因して、第一の領域と第二の領域とに区分できる。第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。本実施の形態では、バリヤメタル膜12の上端部U2から導電体13の上面U1までのバリヤメタル膜12が、第一の領域に該当する。また、導電体13の上面U1およびバリヤメタル膜12の上端部U2上が、第二の領域に該当する。
上記以外の構成は、実施の形態1と同様である。したがって、ここでの他の構成の説明は省略する。
以下、本実施の形態に係る相変化メモリを有する半導体デバイスの製造方法について、説明する。
まず、実施の形態1と同様に、図2〜6に示した工程を実施する。その後、コンタクトホール11の底面および側面に、TiNなどのバリヤメタル膜12を成膜する。当該バリヤメタル膜12は、後述する導電体(タングステン)13の層間絶縁膜10への拡散を防止する機能を有すると共に、シリサイド層8と後述するコンタクトプラグ(下部プラグ12,13を含む)との間におけるオーミック接続を可能とする機能も有する。ここで、ここまでの工程では、バリヤメタル膜12は、層間絶縁膜10上においても成膜されている。
次に、バリヤメタル膜12が形成されたコンタクトホール11内を充填するように、タングステン(W)などの導電体13を形成する。ここで、ここまでの工程では、導電体13は、層間絶縁膜10上に形成されたバリヤメタル膜12上にも形成されている。
その後、導電体13およびバリヤメタル膜12に対して、所定の研磨条件によるCMP処理を施す。これにより、図15に示すように、各コンタクトホール11内にのみ、バリヤメタル膜12および導電体13を残し、層間絶縁膜10上のバリヤメタル膜12および導電体13を除去する。つまり、各コンタクトホール11内に、バリヤメタル膜12および導電体13の積層体から成るコンタクトプラグ12,13を形成する(図15)。
ここで、本実施の形態では、上記CMP処理時間を調整することにより、図15に示すように、導電体13の上面が層間絶縁膜10の上面より下方に位置される。つまり、導電体13の上面においてリセス部11dが形成される。
たとえば、導電体13がタングステン(W)の場合には、次のようにW−CMP処理の時間を調整する。通常のW−CMP処理では、層間絶縁膜10の上面を検知し、タングステンを層間絶縁膜10上に残さないため、オーバー研磨を実施する。当該オーバー研磨により、コンタクトホール11内のタングステンの一部が削れ、リセス部11dが形成される。なお、オーバー研磨の時間を長くすれば、それに応じてリセス部11dの深さも深くすることができる。
次に、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面および層間絶縁膜10の上面に対して、カバレッジの悪い条件による成膜処理(たとえば、スパッタリング処理)を施す。
たとえば、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、各リセス部11dの側面部、および層間絶縁膜10の上面に対して、ターゲットとしてTa等の金属を用いたスパッタリング処理を施す。その後、当該金属膜に対して酸化処理を施し、金属膜を絶縁膜化させる。当該工程により、図16に示すように、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、リセス部11dの側面、および層間絶縁膜10の上面に、絶縁膜15が形成される。
ところで、スパッタリング処理により形成される絶縁膜15のカバレッジは、良くないことが知られている。したがって、図14を用いて説明したように、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。つまり、リセス部11dの側面部に形成されるバリヤメタル膜12上に形成される絶縁膜15の膜厚は、導電体13の上面U1上に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。また、リセス部11dの側面部に形成されるバリヤメタル膜12上に形成される絶縁膜15の膜厚は、バリヤメタル膜12の上端部U2上に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。
ここで、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロの場合もあり得る。
また、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れないレベルの厚さが最低限必要である。他方、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れるレベルの厚さである必要がある。たとえば、絶縁膜15が、TaやCrの酸化物であるTaOやCrOである場合には、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、0から3nm未満である。これに対して、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、3nm以上である。
さて次に、リセス部11dを充填するように、絶縁膜15上に、GSTなどの相変化膜16を形成する。その後、当該相変化膜16上に、W(タングステン)などの導電性膜を形成する。そして、絶縁膜15、相変化膜16および導電性膜に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図17に示すように、下部プラグ12,13の上面に接続される、絶縁膜15、相変化膜16および上部電極17から成る積層体が、パターニング形成される。
なお、上記の通り、窪み14内に形成される絶縁膜15の膜厚がゼロの場合もある。当該場合は、リセス部11dを充填するように、導電体13に直接接して、相変化膜16が形成される。
その後、エッチングストッパーとして機能するSiNなどの絶縁膜18および層間絶縁膜19を形成する。そして、必要に応じて、絶縁膜18内および層間絶縁膜19内に通常プラグ12u,13uを形成し、当該プラグ12u,13uに接続する配線20等を形成する。ここで、通常プラグ12u,13uは、最外層のバリヤメタル膜12uと内層の導電体13uとの積層体構造を有する。
また、図面右側の通常プラグ12u,13uの底部は、上部電極17の上面に接続されている(図13)。これに対して、図面左側の通常プラグ12u,13uの底部は、下層に配設された通常プラグ12,13の上面に接続されている(図13)。
以上までの工程により、図13に示した構成(つまり、相変化メモリとメモリ駆動トランジスタとを有する半導体デバイス)が完成する。
以上のように、本実施の形態に係る相変化メモリでは、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、第一の領域と第二の領域とを有している(図14参照)。そして、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。ここで、本実施の形態では、第一の領域は、バリヤメタル膜12の上端部U2から導電体13の上面U1までのバリヤメタル膜12上である。換言すれば、リセス部11dの側面に形成されたバリヤメタル膜12が、第一の領域である。また、第二の領域は、導電体13の上面U1およびバリヤメタル膜12の上端部U2上である。
したがって、第一の領域の下部プラグ12,13において、電流を集中させることができる。つまり、相変化膜16に供給される電流の電流密度を、より向上させることができる。これにより、リセット電流の電流値を低減したとしても、相変化膜16を非晶質化させることができる。つまり、本実施の形態に係る半導体デバイスでは、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜16に供給することができる。なお、上記実施の形態に係る半導体デバイスは、装置全体の大型化を要していない。また、当該半導体デバイスの作製に際して、複雑な工程も要しない。
なお、絶縁膜15がTaOまたはCrOである場合には、第一の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、0から3nm未満とし、第二の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、3nm以上とする。当該膜厚設定により、第一の領域のみにおいてトンネル電流を、下部プラグ12,13から相変化膜16へと流すことができる。
なお、第一の領域の絶縁膜15の膜厚がばらつく場合には、半導体デバイス作製後、メモリセル部に一定の電流を流す。これにより、所望の電流値が流れるように、第一の領域の絶縁膜15を破壊することも可能である。つまり、第一の領域の絶縁膜15にピンホールを発生させることも可能である。ここで、当該絶縁膜15の破壊のための電流条件および電圧条件は、絶縁膜15の膜厚等にも依存するが、一例として、数μm程度、2〜3V程度である。また、当該ピンホールの発生処理によっては、第二の領域に形成される絶縁膜15は影響を受けない。
当該第一の領域の絶縁膜15の破壊により、下部プラグ12,13から相変化膜16に流れる電流の電流値のばらつきを、抑制することができる。
なお、図15で示すように、導電体13に対するCMP処理により、通常プラグ12,13においても、リセス部11dが形成される。しかし、通常プラグ12,13において当該リセス部11dが形成されたとしても、電気特性上特に問題はない。
また、本実施の形態では、メモリ駆動用としてMOSトランジスタを採用した。しかし、MOSトランジスタの代わりに、バイポーラトランジスタやダイオード、その他の駆動半導体デバイスを採用することもできる。また、当該トランジスタの導電型は、N型であってもP型であってもかまわない。
なお、ドライエッチング処理によりリセス部11dを形成しても良い。また、CMP処理とドライエッチング処理とを併用して、リセス部11dを形成しても良い。つまり、CMP処理により所定量の導電体13および所定量のバリヤメタル膜12を除去した後に、導電体13およびバリヤメタル膜12に対してドライエッチング処理を施す。当該工程によってリセス部11dを形成しても良い。
また、リセス部11dの深さは、上記の通り電流密度を向上させる観点から、小さいほど好ましい。ただし、界面絶縁膜に対して段差ができる必要がある。したがって、これらのことを加味すると、リセス部11dの深さは、10nm〜100nm程度であることが望ましい。
<実施の形態3>
図18は、本実施の形態に係る相変化メモリの構成を示す断面図である。また、図19は、図18の点線で囲まれた領域C21の拡大図である。
図18,19に示すように、下部プラグ12,13は、実施の形態1と同様に、バリヤメタル膜12と導電体13との積層体である。当該下部プラグ12,13は、層間絶縁膜10の表面内に形成されたコンタクトホール11内に形成されている。ここで、本実施の形態では、下部プラグ12,13は、層間絶縁膜10の上面U5より突出した突出部L1を有している。
実施の形態1で述べたように、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、絶縁膜15の膜厚の相違に起因して、第一の領域と第二の領域とに区分できる。第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。本実施の形態では、下部プラグ12,13の前記突出部L1の側面部が、第一の領域に該当する。また、下部プラグ12,13の上面(突出部L1の上面)が、第二の領域に該当する。
上記以外の構成は、実施の形態1と同様である。したがって、ここでの他の構成の説明は省略する。
以下、本実施の形態に係る相変化メモリを有する半導体デバイスの製造方法について、説明する。
まず、実施の形態1と同様に、図2〜6に示した工程を実施する。その後、コンタクトホール11の底面および側面に、TiNなどのバリヤメタル膜12を成膜する。当該バリヤメタル膜12は、後述する導電体(タングステン)13の層間絶縁膜10への拡散を防止する機能を有すると共に、シリサイド層8と後述するコンタクトプラグ(下部プラグ12,13を含む)との間におけるオーミック接続を可能とする機能も有する。ここで、ここまでの工程では、バリヤメタル膜12は、層間絶縁膜10上においても成膜されている。
次に、バリヤメタル膜12が形成されたコンタクトホール11内を充填するように、タングステン(W)などの導電体13を形成する。ここで、ここまでの工程では、導電体13は、層間絶縁膜10上に形成されたバリヤメタル膜12上にも形成されている。
その後、導電体13およびバリヤメタル膜12に対して、所定の研磨条件によるCMP処理を施す。これにより、図20に示すように、各コンタクトホール11内にのみ、バリヤメタル膜12および導電体13を残し、層間絶縁膜10上のバリヤメタル膜12および導電体13を除去する。つまり、各コンタクトホール11内に、バリヤメタル膜12および導電体13の積層体から成るコンタクトプラグ12,13を形成する(図20)。
次に、層間絶縁膜10に対して、ウエットエッチングまたはドライエッチング処理を施す。これにより、図21に示すように、層間絶縁膜10の上面をエッチバックさせ、下部プラグ12,13を層間絶縁膜10の上面から突出させる。換言すると、当該エッチバックにより、図21に示すように、下部プラグ12,13および通常プラグ12,13において突出部L1を形成させる。
次に、下部プラグ12,13の上面・側面、通常プラグ12,13の上面・側面および層間絶縁膜10の上面に対して、カバレッジの悪い条件による成膜処理(たとえば、スパッタリング処理)を施す。
たとえば、下部プラグ12,13の上面・側面、通常プラグ12,13の上面・側面、および層間絶縁膜10の上面に対して、ターゲットとしてTa等の金属を用いたスパッタリング処理を施す。その後、当該金属膜に対して酸化処理を施し、金属膜を絶縁膜化させる。当該工程により、図22に示すように、下部プラグ12,13の上面・側面、通常プラグ12,13の上面・側面、および層間絶縁膜10の上面に、絶縁膜15が形成される。
ところで、スパッタリング処理により形成される絶縁膜15のカバレッジは、良くないことが知られている。したがって、図19を用いて説明したように、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。つまり、突出部L1の側面部に形成される絶縁膜15の膜厚は、突出部L1の上面に形成される絶縁膜15の膜厚より、薄くなる。
ここで、図19の構成からも分かるように、突出部L1の側面において、絶縁膜15は、バリヤメタル12と接触している。他方、突出部L1の上面において、絶縁膜15は、導電体13およびバリヤメタル膜12の上端部と接触している。また、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロの場合もあり得る。
第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れないレベルの厚さが最低限必要である。他方、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れるレベルの厚さである必要がある。たとえば、絶縁膜15が、TaやCrの酸化物であるTaOやCrOである場合には、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、0から3nm未満である。これに対して、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、3nm以上である。
さて次に、突出部L1を覆うように、絶縁膜15上に、GSTなどの相変化膜16を形成する。その後、当該相変化膜16上に、W(タングステン)などの導電性膜を形成する。そして、絶縁膜15、相変化膜15および導電性膜に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図23に示すように、下部プラグ12,13の上面に接続される、絶縁膜15、相変化膜16および上部電極17から成る積層体が、パターニング形成される。
なお、上記の通り、突出部L1の側面に形成される絶縁膜15の膜厚がゼロの場合もある。当該場合は、突出部L1の側面部に直接接して、相変化膜16が形成される。
その後、エッチングストッパーとして機能するSiNなどの絶縁膜18および層間絶縁膜19を形成する。そして、必要に応じて、絶縁膜18内および層間絶縁膜19内に通常プラグ12u,13uを形成し、当該プラグ12u,13uに接続する配線20等を形成する。ここで、通常プラグ12u,13uは、最外層のバリヤメタル膜12uと内層の導電体13uとの積層体構造を有する。
また、図面右側の通常プラグ12u,13uの底部は、上部電極17の上面に接続されている(図18)。これに対して、図面左側の通常プラグ12u,13uの底部は、下層に配設された通常プラグ12,13の上面に接続されている(図18)。
以上までの工程により、図18に示した構成(つまり、相変化メモリとメモリ駆動トランジスタとを有する半導体デバイス)が完成する。
以上のように、本実施の形態に係る相変化メモリでは、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、第一の領域と第二の領域とを有している(図19参照)。そして、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。ここで、本実施の形態では、第一の領域は、層間絶縁膜10の上面より突出した下部プラグ12,13の部分(突出部L1)の側面上である。また、第二の領域は、当該突出部L1の上面上である。
したがって、第一の領域の下部プラグ12,13において、電流を集中させることができる。つまり、相変化膜16に供給される電流の電流密度を、より向上させることができる。これにより、リセット電流の電流値を低減したとしても、相変化膜16を非晶質化させることができる。つまり、本実施の形態に係る半導体デバイスでは、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜16に供給することができる。なお、上記実施の形態に係る半導体デバイスは、装置全体の大型化を要していない。また、当該半導体デバイスの作製に際して、複雑な工程も要しない。
なお、絶縁膜15がTaOまたはCrOである場合には、第一の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、0から3nm未満とし、第二の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、3nm以上とする。当該膜厚設定により、第一の領域のみにおいてトンネル電流を、下部プラグ12,13から相変化膜16へと流すことができる。
なお、第一の領域の絶縁膜15の膜厚がばらつく場合には、半導体デバイス作成後、メモリセル部に一定の電流を流す。これにより、所望の電流値が流れるように、第一の領域の絶縁膜15を破壊することも可能である。つまり、第一の領域の絶縁膜15にピンホールを発生させることも可能である。ここで、当該絶縁膜15の破壊のための電流条件および電圧条件は、絶縁膜15の膜厚等にも依存するが、一例として、数μm程度、2〜3V程度である。また、当該ピンホールの発生処理によっては、第二の領域に形成される絶縁膜15は影響を受けない。
当該第一の領域の絶縁膜15の破壊により、下部プラグ12,13から相変化膜16に流れる電流の電流値のばらつきを、抑制することができる。
なお、図21で示すように、層間絶縁膜10に対するエッチバック処理により、通常プラグ12,13の上部も層間絶縁膜10の上面から突出する(つまり、突出部L1が形成される)。しかし、通常プラグ12,13において当該突出部L1が形成されたとしても、半導体デバイスの動作上特に問題はない。
また、本実施の形態では、メモリ駆動用としてMOSトランジスタを採用した。しかし、MOSトランジスタの代わりに、バイポーラトランジスタやダイオード、その他の駆動半導体デバイスを採用することもできる。また、当該トランジスタの導電型は、N型であってもP型であってもかまわない。
また、突出部L1の高さは、上記の通り電流密度を向上させる観点から、小さいほど好ましい。ただし、界面絶縁膜に対して段差ができる必要がある。したがって、これらのことを加味すると、突出部L1の高さは、10nm〜100nm程度であることが望ましい。
<実施の形態4>
実施の形態3に記載した方法により、図18で示した構成を複数の半導体デバイスを形成する場合には、各半導体デバイスにおいて、突出部L1の突出寸法のばらつきが生じ得る。これは、層間絶縁膜10のエッチバック量を精度良く制御することが、困難だからである。また、コンタクトプラグ12,13のレイアウトの疎密具合に依存して、エッチバック量が変化してしまう(つまり、突出部L1の突出寸法が変化してしまう)。そこで、突出部L1の突出寸法を精度良く形成する(換言すれば、突出寸法の制御容易性を図ることができる)構造・方法を、本実施の形態において提供する。
図24は、本実施の形態に係る相変化メモリの構成を示す断面図である。
図18と図24とを比較すると分かるように、次の点おいて両者は異なる。つまり、実施の形態3に係る構成では、層間絶縁膜は酸化膜の1層構造であった。これに対して、本実施のに係る構成では、層間絶縁膜10は、窒化膜10tと酸化膜10sとの積層構造を有している。ここで、層間絶縁膜10の上面側に窒化膜10tが形成され、当該窒化膜10tの直下層に酸化膜10sが形成されている。換言すれば、図24に示すように、層間絶縁膜10の上面からは窒化膜10tが露出しており、層間絶縁膜10の内部には酸化膜10sから成る層が形成されている。
本実施の形態においても、下部プラグ12,13は、層間絶縁膜10(より具体的には、窒化膜10t)の上面より突出した突出部L1を有している。また、実施の形態3と同様に、本実施の形態においても、下部プラグ12,13の前記突出部L1の側面部が、第一の領域に該当する。また、下部プラグ12,13の上面(突出部L1の上面)が、第二の領域に該当する。
上記以外の構成は、実施の形態3と同様である。したがって、ここでの他の構成の説明は省略する。
以下、本実施の形態に係る相変化メモリを有する半導体デバイスの製造方法について、説明する。
まず、実施の形態1と同様に、図2〜5に示した工程を実施する。その後、ゲート構造を覆うように、半導体基板1上に酸化膜10sを形成する。次に、当該酸化膜10s上に窒化膜10tを形成し、当該窒化膜10t上に酸化膜10wを形成する。ここで、当該段階において、層間絶縁膜10は、酸化膜10s、窒化膜10t、および酸化膜10wから成る積層構造を有している。
その後、当該積層構造の層間絶縁膜10に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図25に示すように、層間絶縁膜10の上面内にはコンタクトホール11が形成される。ここで、当該コンタクトホール11は、層間絶縁膜10の上面から下面にかけて貫通して形成されている。また、コンタクトホール11の底面からは、図25に示すように、シリサイド層8が露出される。
次に、コンタクトホール11の底面および側面に、TiNなどのバリヤメタル膜12を成膜する。当該バリヤメタル膜12は、後述する導電体(タングステン)13の層間絶縁膜10への拡散を防止する機能を有すると共に、シリサイド層8と後述するコンタクトプラグ(下部プラグ12,13を含む)との間におけるオーミック接続を可能とする機能も有する。ここで、ここまでの工程では、バリヤメタル膜12は、酸化膜10w上においても成膜されている。
次に、バリヤメタル膜12が形成されたコンタクトホール11内を充填するように、タングステン(W)などの導電体13を形成する。ここで、ここまでの工程では、導電体13は、酸化膜10w上に形成されたバリヤメタル膜12上にも形成されている。
その後、導電体13およびバリヤメタル膜12に対して、所定の研磨条件によるCMP処理を施す。これにより、図26に示すように、各コンタクトホール11内にのみ、バリヤメタル膜12および導電体13を残し、層間絶縁膜10(より具体的に、酸化膜10w)上のバリヤメタル膜12および導電体13を除去する。つまり、各コンタクトホール11内に、バリヤメタル膜12および導電体13の積層体から成るコンタクトプラグ12,13を形成する(図26)。
次に、酸化膜10wに対して、ウエットエッチングまたはドライエッチング処理を施す。当該エッチング処理の際、窒化膜10tはエッチングストッパーとして機能する。つまり、酸化膜10wを制御よくエッチング除去することができる。これにより、図27に示すように、層間絶縁膜10(具体的には、窒化膜10t)の上面から、下部プラグ12,13を突出させる。換言すると、当該エッチング処理により、図27に示すように、下部プラグ12,13および通常プラグ12,13において突出部L1を形成させる。
ここで、上記説明から分かるように、当該突出部L1の突出寸法は、酸化膜10wの膜厚と同じである。つまり、層間絶縁膜10を上記積層構造にすることにより、成膜時に酸化膜10wの膜厚を制御するだけで、容易に突出部L1の突出寸法を制御することができる。また、当該酸化膜10wの除去により、層間絶縁膜10は、酸化膜10sと窒化膜10tとが当該順に形成された積層構造となる。
なお、絶縁膜15の形成以後の工程は、実施の形態3で説明した内容と同様である。したがって、以後の工程の説明は省略する。
以上までの工程により、図24に示した構成(つまり、相変化メモリとメモリ駆動トランジスタ50とを有する半導体デバイス)が完成する。上述したように、完成品において、層間絶縁膜10は、酸化膜10s(下層)と窒化膜10t(上層)とが当該順に形成された積層構造となる。
以上のように、本実施の形態では、酸化膜10s上に、エッチング処理の際にエッチングストッパーとなる窒化膜10tを形成している。したがって、窒化膜10t上に所望の膜厚の酸化膜10wを形成し、当該酸化膜10wをエッチングすることにより、容易に突出部L1の突出寸法を精度良く制御することができる。
なお、本実施の形態においても、実施の形態3で言及した効果と同じ効果を有することは、言うまでもない。
ところで、上記では、酸化膜10s上に、酸化膜10wのエッチング処理の際にエッチングストッパーとなる窒化膜10tを形成した。
しかし、酸化膜上に窒化膜を形成し、当該窒化膜のエッチングストッパーとして、当該酸化膜を機能させても良い。当該方法によっても、突出部L1の突出寸法を制御を容易にすることができる。なお、当該方法の場合には、製造途中では、層間絶縁膜10は、酸化膜と窒化膜とが当該順に積層された積層構造を有するが、完成においては、図18と同様の構造となる。つまり、層間絶縁膜10は酸化膜の一層から成る。
<実施の形態5>
図28は、本実施の形態に係る相変化メモリの構成を示す断面図である。また、図29は、図28の点線で囲まれた領域C31の拡大図である。
図28,29に示すように、下部プラグ12,13は、実施の形態1と同様に、外層となるバリヤメタル膜12と内層となる導電体13との積層体である。また、本実施の形態では、図28,29に示すように、下部プラグ12,13(より具体的には、導電体13)の上面が荒れている。つまり、下部プラグ12,13(具体的には、導電体13)の上面には、複数の凸部と複数の凹部とが形成されている。図28,29において、当該複数の凹凸部が形成されている領域には、符号G1が付されている。
実施の形態1で述べたように、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、絶縁膜15の膜厚の相違に起因して、第一の領域と第二の領域とに区分できる。第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。本実施の形態では、導電体13の上面に形成された凸部の頂点および当該凸部の頂点の付近が、第一の領域に該当する。また、導電体13の上面に形成された凹部の底面および当該凹部の底面付近が、第二の領域に該当する。
上記以外の構成は、実施の形態1と同様である。したがって、ここでの他の構成の説明は省略する。
以下、本実施の形態に係る相変化メモリを有する半導体デバイスの製造方法について、説明する。
まず、実施の形態1と同様に、図2〜6に示した工程を実施する。その後、コンタクトホール11の底面および側面に、TiNなどのバリヤメタル膜12を成膜する。当該バリヤメタル膜12は、後述する導電体(タングステン)13の層間絶縁膜10への拡散を防止する機能を有すると共に、シリサイド層8と後述するコンタクトプラグ(下部プラグ12,13を含む)との間におけるオーミック接続を可能とする機能も有する。ここで、ここまでの工程では、バリヤメタル膜12は、層間絶縁膜10上においても成膜されている。
次に、バリヤメタル膜12が形成されたコンタクトホール11内を充填するように、タングステン(W)などの導電体13を形成する。ここで、ここまでの工程では、導電体13は、層間絶縁膜10上に形成されたバリヤメタル膜12上にも形成されている。
その後、導電体13およびバリヤメタル膜12に対して、所定の研磨条件によるCMP処理を施す。これにより、図30に示すように、各コンタクトホール11内にのみ、バリヤメタル膜12および導電体13を残し、層間絶縁膜10上のバリヤメタル膜12および導電体13を除去する。つまり、各コンタクトホール11内に、バリヤメタル膜12および導電体13の積層体から成るコンタクトプラグ12,13を形成する(図30)。
ここで、本実施の形態では、導電体13を構成する粒子の粒子径を大きくする。さらに、上記CMP処理において、平坦性が低下するようなスラリーを用いる。これにより、図30および図29の拡大図に示すように、導電体13の上面に複数の凹凸形状から成る凹凸領域G1が形成される。なお、タングステンの粒径は、成膜条件に依るが、一般的に大きい。通常のCVD法により導電体13を成膜した場合には、タングステンの粒径は50nm程度である。また、ALD−CVD法により導電体13を成膜した場合には、20nm程度である。ただし、これら例示した粒径サイズは、デポ条件、デポガス、および後処理により多少変化する。
たとえば、絶縁膜の膜厚およびカバレッジにも依るが、導電体13を構成するタングステン等の粒径を10nm以上程度とすることにより、導電体13の平坦性を低下させることができる。また、W−CMP処理の際に使用するスラリとして、フュームドシリカを採用することにより、タングステンの平坦性を低下させることができる。また、高圧力で研磨レートを早くした研磨条件を採用することにより、化学反応を起こしやすくなり、結果として、導電体13の平坦性が低下する。
なお、上記において形成される凹凸形状は一定でなく、凸部の頂点の高さ、凹部の底部の深さは、場所により大小異なる。
さて次に、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面および層間絶縁膜10の上面に対して、カバレッジの悪い条件による成膜処理(たとえば、スパッタリング処理)を施す。
たとえば、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、および層間絶縁膜10の上面に対して、ターゲットとしてTa等の金属を用いたスパッタリング処理を施す。その後、当該金属膜に対して酸化処理を施し、金属膜を絶縁膜化させる。当該工程により、図31に示すように、下部プラグ12,13の上面、通常プラグ12,13の上面、および層間絶縁膜10の上面に、絶縁膜15が形成される。
ところで、スパッタリング処理により形成される絶縁膜15のカバレッジは、良くないことが知られている。したがって、図29を用いて説明したように、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。つまり、導電体13の上面に形成された凸部の頂点および当該頂点付近に形成される絶縁膜15の膜厚は、導電体13の上面に形成された凹部の底部および当該底部付近に形成される絶縁膜15の膜厚より薄くなる。
ここで、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロの場合もあり得る。
なお、上記凹部の開口部幅aと上記凹部の深さbとの比で表されるアスペクト比(b/a)が1未満であると、当該凹部へ絶縁膜15を均一に埋め込むことができる。つまり、当該アスペクト比の場合には、凹部への絶縁膜15の埋め込み性が向上する。したがって、上述した第二の領域の形成の観点から、本実施の形態では凹部に絶縁膜15を均一に埋め込む必要性があるので、本実施の形態で形成される凹部のアスペクト比は、1未満とする必要がある。
また、第二の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れないレベルの厚さが最低限必要である。他方、第一の領域の下部プラグ12,13面に形成される絶縁膜15の膜厚としては、トンネル電流が流れるレベルの厚さである必要がある。たとえば、絶縁膜15が、TaやCrの酸化物であるTaOやCrOである場合には、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、0から3nm未満である。これに対して、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、3nm以上である。
さて次に、絶縁膜15上に、GSTなどの相変化膜16を形成する。その後、当該相変化膜16上に、W(タングステン)などの導電性膜を形成する。そして、絶縁膜15、相変化膜16および導電性膜に対して、フォトリソグラフィ技術とエッチング処理とを組み合わせて施す。これにより、図32に示すように、下部プラグ12,13の上面に接続される、絶縁膜15、相変化膜16および上部電極17から成る積層体が、パターニング形成される。
なお、上記の通り、導電体13に形成された凸部の頂点および当該頂点付近に形成される絶縁膜15の膜厚がゼロの場合もある。当該場合は、当該凸部の頂点および当該頂点付近の導電体13に直接接して、相変化膜16が形成される。
その後、エッチングストッパーとして機能するSiNなどの絶縁膜18および層間絶縁膜19を形成する。そして、必要に応じて、絶縁膜18内および層間絶縁膜19内に通常プラグ12u,13uを形成し、当該プラグ12u,13uに接続する配線20等を形成する。ここで、通常プラグ12u,13uは、最外層のバリヤメタル膜12uと内層の導電体13uとの積層体構造を有する。
また、図面右側の通常プラグ12u,13uの底部は、上部電極17の上面に接続されている(図28)。これに対して、図面左側の通常プラグ12u,13uの底部は、下層に配設された通常プラグ12,13の上面に接続されている(図28)。
以上までの工程により、図28に示した構成(つまり、相変化メモリとメモリ駆動トランジスタ50とを有する半導体デバイス)が完成する。
以上のように、本実施の形態に係る相変化メモリでは、相変化膜16と接続する下部プラグ12,13の領域は、第一の領域と第二の領域とを有している(図29参照)。そして、第一の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚は、ゼロまたは、第二の領域の下部プラグ12,13上に形成される絶縁膜15の膜厚よりも薄い。ここで、本実施の形態では、第一の領域は、導電体13の上面に形成された凸部の頂点および当該頂点付近である。また、第二の領域は、導電体13の上面に形成された凹部の底部および当該底部付近である。
したがって、第一の領域の下部プラグ12,13において、電流を集中させることができる。つまり、相変化膜16に供給される電流の電流密度を、より向上させることができる。これにより、リセット電流の電流値を低減したとしても、相変化膜16を非晶質化させることができる。つまり、本実施の形態に係る半導体デバイスでは、非晶質化のために必要なリセット電流を相変化膜16に供給することができる。なお、上記実施の形態に係る半導体デバイスは、装置全体の大型化を要していない。また、当該半導体デバイスの作製に際して、複雑な工程も要しない。
なお、絶縁膜15がTaOまたはCrOである場合には、第一の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、0から3nm未満とし、第二の領域に形成される絶縁膜15の膜厚を、3nm以上とする。当該膜厚設定により、第一の領域のみにおいてトンネル電流を、下部プラグ12,13から相変化膜16へと流すことができる。
なお、第一の領域の絶縁膜15の膜厚がばらつく場合には、半導体デバイス作成後、メモリセル部に一定の電流を流す。これにより、所望の電流値が流れるように、第一の領域の絶縁膜15を破壊することも可能である。つまり、第一の領域の絶縁膜15にピンホールを発生させることも可能である。ここで、当該絶縁膜15の破壊のための電流条件および電圧条件は、絶縁膜15の膜厚等にも依存するが、一例として、数μm程度、2〜3V程度である。また、当該ピンホールの発生処理によっては、第二の領域に形成される絶縁膜15は影響を受けない。
当該第一の領域の絶縁膜15の破壊により、下部プラグ12,13から相変化膜16に流れる電流の電流値のばらつきを、抑制することができる。
なお、図6の図面左側のコンタクトホール11および右側のコンタクトホール11に対して、同じ粒径の大きな導電体13を充填し、図30を用いて説明したCMP処理を施し、下部プラグ12,13および通常プラグ12,13を作成する。この場合には、図30とは異なるが、通常プラグ12,13の上面においても凹凸領域G1が形成される。しかし、通常プラグ12,13において当該凹凸領域G1が形成されたとしても、電気特性上特に問題はない。
もし、通常プラグ12,13と下部プラグ12,13とで導電体13の構成材料を異ならせ、通常プラグ12,13と下部プラグ12,13とを別条件のCMP処理により形成する。これにより、図30に示すように、下部プラグ12,13の上面においてものみ、凹凸領域G1を形成させることができる。たとえば、通常プラグ12,13内を充填する導電体13として、銅などの粒径の小さい材料を用いる。他方、下部プラグ12,13内を充填する導電体13として、タングステンなどの粒径の大きな材料を用いる。これにより、図30に示すように、下部プラグ12,13の上面においてものみ、凹凸領域G1を形成させることができる。
また、本実施の形態では、メモリ駆動用としてMOSトランジスタを採用した。しかし、MOSトランジスタ50の代わりに、バイポーラトランジスタやダイオード、その他の駆動半導体デバイスを採用することもできる。また、当該トランジスタの導電型は、N型であってもP型であってもかまわない。
また、ポリシリコンの粒径は、成膜条件およびその後のアニール処理により、変化させることができる。つまり、ポリシリコンの粒径は、製造方法を変化させると10nm以上とすることができる。したがって、導電体13の構成材料として、ポリシリコンを採用しても良い。
たとえば、TFT(Thin Film Transistor)形成時には、ポリシリコン粒子の粒径は200nm程度となることが知られている。したがって、当該粒径の大きなポリシリコンを採用し、平坦性の低下したCMP処理を施すことにより、導電体13の上面に凹凸領域G1を形成することができる。
実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 下部プラグの上面付近の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 下部プラグの上面付近の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態2に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の構成を示す断面図である。 下部プラグの上面付近の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態2に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態2に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態2に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態3に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の構成を示す断面図である。 下部プラグの上面付近の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態3に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態3に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態3に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態3に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態4に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の構成を示す断面図である。 実施の形態4に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態4に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態4に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態5に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の構成を示す断面図である。 下部プラグの上面付近の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態5に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態5に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。 実施の形態5に係る半導体デバイス(相変化メモリ)の製造方法を説明するための工程断面図である。
符号の説明
1 半導体基板、2 素子分離膜、3 ゲート絶縁膜、4 ゲート電極、5 低濃度エクステンション領域、6 サイドウォール膜、7 高濃度の不純物領域、8,9 シリサイド層、10 層間絶縁膜、10s,10w 酸化膜、10t 窒化膜、11 コンタクトホール、11d リセス部、12 バリヤメタル、13 導電体、12+13 下部プラグ、14 窪み、15 絶縁膜、16 相変化膜、17 上部電極、50 メモリ駆動用のMOSトランジスタ、80 相変化メモリ、100 半導体デバイス、K1 空隙、L1 突出部、G1 凹凸領域。

Claims (7)

  1. 結晶状態および非晶質状態に相変化可能な相変化膜と、
    前記相変化膜と前記相変化膜よりも下層の構成とを接続する下部プラグと、
    前記下部プラグと前記相変化膜との間に形成される絶縁膜とを、備えており、
    前記相変化膜と接続する部分において前記下部プラグは、
    第一の領域と第二の領域とを有しており、
    前記第一の領域の前記下部プラグ上に形成される前記絶縁膜の膜厚は、
    ゼロまたは、前記第二の領域の前記下部プラグ上に形成される前記絶縁膜の膜厚よりも、薄い、
    ことを特徴とする相変化メモリ。
  2. 前記絶縁膜は、
    TaOまたはCrOであり、
    前記第一の領域の前記下部プラグ上に形成される前記絶縁膜の膜厚は、
    0から3nm未満であり、
    前記第二の領域の前記下部プラグ上に形成される前記絶縁膜の膜厚は、
    3nm以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ。
  3. 前記下部プラグの上面には、
    底部に向かって幅が狭くなる窪みが形成されており、
    前記下部プラグの前記窪みが、
    前記第一の領域である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ。
  4. 前記下部プラグは、
    層間絶縁膜中の貫通孔の少なくとも側面に形成されたバリヤメタル膜と、
    前記貫通孔内を満たすように、前記バリヤメタル膜に接して形成された導電体とから、構成されており、
    前記導電体の上面は、
    前記バリヤメタル膜の上端より下方に位置しており、
    前記バリヤメタル膜の前記上端部から前記導電体の上面までの前記バリヤメタル膜が、
    前記第一の領域である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ。
  5. 前記下部プラグは、
    層間絶縁膜内に形成されており、
    前記下部プラグは、
    前記層間絶縁膜の上面より突出した突出部を有しており、
    前記突出部の側面が、
    前記第一の領域である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ。
  6. 前記層間絶縁膜は、
    上面から順に、窒化膜と酸化膜とが当該順に形成されている積層構造を、有している、
    ことを特徴とする請求項5に記載の相変化メモリ。
  7. 前記下部プラグの上面には、
    複数の凸部と複数の凹部とが形成されており、
    前記凸部の頂点が、
    少なくとも、前記第一の領域である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ。
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