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JP2009163221A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2009163221A JP2008291503A JP2008291503A JP2009163221A JP 2009163221 A JP2009163221 A JP 2009163221A JP 2008291503 A JP2008291503 A JP 2008291503A JP 2008291503 A JP2008291503 A JP 2008291503A JP 2009163221 A JP2009163221 A JP 2009163221A
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Tatsuya Hoka
達也 補伽
Shinpei Matsuo
信平 松尾
Eijiro Ohashi
栄二郎 大橋
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Canon Inc
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Abstract

【課題】画像形成装置内で用いられる直流高電圧の整流前交流高電圧から、静電容量検知用途に供することのできる交流バイアスを生成することにより、既存の電源を用いてトナー残量検知を行う。
【解決手段】直流電源が入力されるインバータ301は、スイッチングにより交流電圧を出力する。その出力電圧は変圧器302に入力されて変圧され、その出力は分岐して調圧整形手段308に入力され、おおむね正弦波の波形の信号が生成される。その信号は、画像形成時以外の時期にオンとなる切り替え手段306を介して、電極104に印加される。電極104は、他方の電極として利用される感光ドラム101とともに電極対を構成しており、その他方の電極からの出力はトナー残量検知回路305に接続されている。トナー残量検知回路305は、トナー残量に応じて変化する容量を検出し、トナー残量を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナー残量検知の技術を搭載した画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置におけるトナー残量検知機構として、特許文献1等に記載されるような静電容量検知方式や特許文献2等に記載されるような光透過方式が用いられている。静電容量検知方式によるトナー残量検知は、主にモノクロ画像形成装置など、非接触現像用に交流バイアス電源を備えた画像形成装置に好適な技術として用いられている。また、光透過方式によるトナー残量検知は、主にカラー画像形成装置など、非磁性トナーを直流バイアスにより接触現像を行い、現像用の交流バイアス電源を備えない画像形成装置に好適な技術として用いられている。
電子写真方式の画像形成装置の一例として、図16に画像形成装置の概略構成を示す。図16に示した画像形成装置において、帯電手段である帯電ローラ2が、像担持体である感光ドラム1の表面を一様に帯電し、その後、露光装置3が感光ドラム1の表面に対して、画像情報に基づいた露光走査を行い、静電潜像を形成する。次に、この静電潜像を現像装置4が収容するトナー(現像剤)により可視化して感光ドラム1上にトナー像すなわち現像剤像を形成する。そして、給紙カセット8に収容された記録紙16が、給紙ローラ9により画像形成装置内に送出され、感光ドラム1上のトナー像が、転写手段である転写ローラ11により記録紙16上に転写される。その後、定着装置12が、熱及び圧力により記録紙16上の未定着トナー像が記録材16に定着される。
次に、画像形成装置において用いられる現像装置4の一例として、図17に現像装置の概略構成を示す。図17に示した現像装置4は、トナー20を、トナー収容部であるトナー容器100内に収容しており、攪拌棒103を回転させることにより、トナー20を現像装置4と感光ドラム1とが対向する現像位置であるトナー容器100の開口部に向けて搬送する。このトナー容器100の開口部には、トナー20を感光ドラム1上に形成した静電潜像に供給するための現像剤担持体である現像ローラ101が、備えられている。また、この現像ローラ101上にトナー20を供給し、さらに感光ドラム1上に形成した静電潜像の現像には寄与せずに再び現像装置4に戻ったトナー20を、現像ローラ101から剥ぎ取るためのRSローラ102が、現像ローラ101に当接配置されている。この現像装置4は、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして構成されており、広く用いられている。ここで、上記画像形成は、トナー20を用いて行われるため、トナー20が少なくなった際には、ユーザに対してトナー20の補給を促す必要が生じる。従って、画像形成装置は、プロセスカートリッジ内、すなわち、現像装置4内に残存するトナー20の量を検知するためのトナー残量検知機構を備えている。以下、静電容量検知方式と光透過方式の2つの方式によるトナー残量検知機構、および方法について説明する。
図18に静電容量検知方式によるトナー残量検知機構の概略構成を示す。図18において、アンテナ104は、現像ローラ101と所定間隔を隔てて並行に配設されたトナー残量検知電極であり、現像ローラ101との間に静電容量を持つ。トナー容器100内のトナー20が消費されるにつれて、現像ローラ101とアンテナ104間のトナーが減少することにより、現像ローラ101とアンテナ104間の誘電率が減少し、その静電容量が小さくなる。この静電容量の変化を検知することにより、トナー容器100内のトナー20の残量を検知することができる。つまり、交流現像高圧電源105により所定の交流電圧が現像ローラ101に印加されると、現像ローラ101とアンテナ104間に形成される等価コンデンサ106の静電容量に応じた交流電流値I1が得られる。この交流電流値I1は、交流現像高圧電源105の周波数、およびその振幅値、等価コンデンサ106の静電容量の積に比例する。そして、この交流電流値I1を、ダイオード201、202、抵抗203、コンデンサ204で構成される整流回路により整流して、電圧値V1に変換してコンパレータ108の反転入力端子に入力する。同様に、交流現像高圧電源105により所定の交流電圧が基準コンデンサ107に印加されると、基準コンデンサ107の静電容量に応じた交流電流値I2が得られる。そして、この交流電流値I2を、ダイオード205、206、抵抗207、コンデンサ208で構成される整流回路により整流して、トナー残量を検知する上での基準電圧値V2に変換してコンパレータ108の非反転入力端子に入力する。このコンパレータ108の比較結果、すなわち、トナー残量に応じた検知結果110が、図示しない画像形成装置内のコントローラに送出される。この検知結果110により、トナー容器100内のトナー20の残量が、所定のトナー量より少なくなったか否かを検知することができる。
また、図19に、図18におけるコンパレータ108による比較回路を、オペアンプ109、抵抗209、210、コンデンサ211で構成される積分回路で置き換えた機構の概略構成を示す。図19において、オペアンプ109の反転入力端子、非反転入力端子に入力される電圧V1、V2が誤差増幅されて検知結果110として検知される。すなわち、トナー容器100内のトナー20の残量をアナログ量として逐次検知することができる(特許文献1等参照)。
次に、図20に光透過方式によるトナー残量検知機構の概略構成を示す。図20において、トナー容器100には、光を透過する透明な窓401、402が設けられ、発光部材であるフォトダイオード403が配置されている。また、フォトダイオード403から発光される光が窓401、402をそれぞれ透過する位置において、受光部材であるフォトトランジスタ404が配置されている。すなわち、フォトダイオード403から発光される光が、トナー容器100内部を経て、フォトダイオード403と対向配置されたフォトトランジスタ404に至って受光されるように光回路が形成される。トナー容器100内のトナー20が消費されるにつれて、攪拌棒103が回転してトナー容器100内のトナー20を攪拌する際に光回路が形成される時間、いわゆる、光透過時間が長くなる。この光透過時間の変化を検知することにより、トナー容器100内のトナー20の残量を検知することができる。つまり、フォトダイオード403から発光される光を検知した際に、フォトトランジスタ404から出力されるパルス状の電圧波形が、予め設定された値を上回って経過した時間を検知する。この検知時間を、不図示のコントローラに送出することにより、トナー容器100内のトナー20の残量が、所定量より少なくなったか否かを、あるいはトナー容器100内のトナー20の残量を、アナログ量として逐次検知することができる(例えば特許文献2等参照)。
以上のように、現像用の交流バイアス電源を備えたモノクロ画像形成装置に好適な技術として、静電容量検知方式によるトナー残量検知が用いられている。また、現像用の交流バイアスを用いないカラー画像形成装置に好適な技術として、光透過方式によるトナー残量検知が用いられている。
特開平8−44184号公報 特開2000−131936号公報
近年、図21に示すように、現像装置4の小型軽量化、低コスト化を目的として、トナー容器100内の攪拌棒103を省いた現像装置4が提案されている。しかしながら、この現像装置4においては、トナー容器100内のトナー20を攪拌する手段が無いために、トナー残量検知のために光透過方式を採用することが困難である。そこで、この現像装置4においては、現像ローラ101とRSローラ102間に形成される等価コンデンサ106の静電容量の変化を検知する静電容量検知方式によるトナー残量検知を選択することになる。なお、RSローラ102は、現像ローラ101に対するトナーの剥ぎ取り(remove)および供給(supply)を行なう部材である。この場合、カラー画像形成装置においては、静電容量検知方式によるトナー残量検知を行うために、トナー残量検知時のみに現像ローラ101、あるいはRSローラ102のいずれか一方に交流電圧を印加する専用の交流電源111を新たに設ける必要がある。この交流電源111を設けることは、画像形成装置本体のコストアップとなり、現像装置4のコストダウン効果を妨げる要因となっていた。
本発明は、上記従来例に鑑みて成されたもので、トナー残量の検出用に専用の交流電源を設けること無く、なおかつ静電容量検知方式を用いてトナー残量を検出できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。
画像形成装置であって、
像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収容する現像剤容器と、
前記現像剤容器内の現像剤を前記像担持体に供給して前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤容器内で、前記現像剤担持体に対向して配置される電極部材と、直流電圧をスイッチングして交流電圧を生成するインバータと、前記インバータからの交流電圧を変圧器を介して出力し、出力される交流電圧を整流して画像形成のための直流電圧を生成する整流手段と、前記変圧器から出力される交流電圧を、前記電極部材に印加する交流電圧印加部とを有する高圧電源と、
前記現像剤担持体と前記電極部材との間の静電容量に基づいて前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、トナー残量の検出用に専用の交流電源を設けること無く、なおかつ静電容量検知方式を用いてトナー残量を検出できる画像形成装置を提供できる。そのため、現像装置の小型軽量化、低コスト化を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を画像形成装置の実施形態により詳細に説明する。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態の電子写真方式の画像形成装置を説明する。図1から図4は説明図である。なお、これらの図において、上記従来例説明図と同一構成機能を説明する部分については同一符号を付し説明を省略する。また、図1と図4では、直流バイアス電圧が印加される対象が、図4ではRSローラ102であるのに対して、図1ではアンテナ104であるという点で相違している。しかし、これは図1のアンテナ104として図4のRSローラ102を用いたということであって、本質的な差異ではない。また、直流バイアスを印加する電極を、RSローラで102やアンテナ104はなく、現像ローラ101としてもよい。この場合にはトナー残量検知回路305がRSローラで102やアンテナ104に接続される。RSローラ102や感光ドラム1、現像ローラ101は、金属等の導体のローラに誘電体シートを巻き付けて構成される。
本実施形態は、本発明の基本的特長を具現化した構成例である。そのために、所定の直流電圧をスイッチングして交流電圧を変圧器に供給するインバータ(交流電圧生成回路部として機能する)と、前記変圧器の出力交流電圧を整流する整流手段(整流回路部として機能する)とを有し、画像形成における帯電工程のための直流バイアスを生成する直流高圧電源とを備えている。そして、その変圧器の出力を所定の印加タイミングに合わせてオンにした交流バイアスを生成し、トナー容器内の電極対の一方の電極部材に印加する構成(交流電圧印加部)を有する。電極対は、所定間隔を隔てて並行に配設されている。それによって電極対の他方の電極部材で検出した電位と、交流バイアスを印加した基準容量の電極で検出した電位と差分に基づいて電極対間の静電容量を検知することで前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する。なお直流高圧電源は、画像形成における感光ドラムを帯電する帯電工程、感光ドラムにトナ像を形成する現像工程、感光ドラム上のトナー像を転写する転写工程、感光ドラム上の残留トナーを除去するクリーニング工程等で用いられる。以下にその詳細構成を図1から図4を用いて説明する。
図1は、本実施形態の特徴を表現する、静電容量検知方式によるトナー残量検知機構のブロック図である。図1において、交流電圧を生成する回路部としてのインバータ回路部301および変圧器302により、所定の直流電圧が交流電圧に変換される。この交流電圧を整流手段303により整流して、画像形成の各工程で用いられる直流バイアス304が生成される。一方、インバータ動作により生成された交流電圧はトナー残量検知用交流電圧94として分岐され、調圧整形手段308により電圧調整及び整形される。この電圧調整及び整形については後述する。トナー容器100内には、トナーを収容する空間を経て対向する位置にアンテナ104が設けられ、このアンテナ104に、切り換えスイッチ306を介して所定のタイミング(印加タイミング)においてトナー残量検知用交流電圧94が印加される。すなわち本実施形態では切り換えスイッチ306が交流バイアス生成手段に相当する。印加タイミングは、たとえば感光ドラム上への画像形成やトナー像すなわち現像剤像の記録媒体等への転写など、高圧直流電源が画像形成のために使用されている期間以外の期間であることが望ましい。
現像ローラ101には、トナー残量検知回路305(現像剤残量検知部として機能する)が接続されている。そのためこのトナー残量検知用交流電圧94を用いることにより、静電容量検知方式によるトナー残量検知を行うことができる。ここで、アンテナ104と現像ローラ101とが、現像剤容器内で電極対を形成する電極部材に相当する。トナー残量検知回路305は、等価コンデンサ106の静電容量の変化に応じた電圧レベルと所定の基準電圧レベルとを比較して、トナー容器100内のトナー20の残量を検知する機能を有している。
なお、トナー残量検知用交流電圧94が印加される電極は現像ローラ101でもアンテナ104でもよく、トナー残量検知回路305は、トナー残量検知用交流電圧94が印加されない電極に接続される。すなわち、トナー残量検知回路305は、電極対の一方に交流バイアスが印加されている場合に、他方の電極部材で電位を検出し、電出された電位と前記交流バイアスから得た電位との差分に基づいて前記電極対間の静電容量を検知する。さらに、この静電容量から、前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する。トナー残量検知回路305は現像剤残量検知手段に相当する。以下、実施形態を詳細に説明する。
図2に本実施形態の電子写真方式の画像形成装置の概略構成を示す。画像形成装置は、その概略中心部に像担持体である感光ドラム1を備えている。画像形成動作が開始すると、帯電高圧電源41が、帯電手段としての帯電ローラ2に直流負バイアスを与えることにより、感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。次に、中間転写体である中間転写ベルト5上に、感光ドラム1上のトナー像を転写する際の転写位置を考慮して決定される画像書き出し位置を、TOPセンサ6が検知する。このTOPセンサ6からの基準信号であるTOP信号に同期して、露光装置3が、感光ドラム1の表面に対して、画像信号に基づいて変調されたレーザ光により露光走査を行い、第1色目の画像信号に対応する静電潜像を感光ドラム1上に形成する。
一方、現像装置4には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックそれぞれのトナーを有する現像装置4Y、4M、4C、4BKが備えられており、所定のタイミングにて現像装置4が回転する。これにより、それぞれの現像装置4Y、4M、4C、4BKが感光ドラム1と対向する現像位置に配置される。このようにして、まず第1色目の静電潜像を現像するために、イエロー現像装置4Yが感光ドラム1と対向する現像位置に配置され、現像高圧電源42が、現像ローラ101に直流負バイアスを印加する。ここで、現像ローラ101は、像担持体である感光ドラム1に対向するように配設され、トナー容器すなわち現像剤容器内に収容された現像剤を担持搬送する現像剤担持体に相当する。こうすることにより、第1色目のイエロートナー像を可視化して感光ドラム1上に形成する。その後、一次転写高圧電源43が、中間転写ベルト5と対向する位置に設けられたベルト転写部材7に、トナーと逆極性の直流正バイアスを印加することにより、感光ドラム1上のイエロートナー像を、中間転写ベルト5上に一次転写する。上記同様の工程を、第2色目、第3色目、第4色目であるそれぞれマゼンタ現像装置4M、シアン現像装置4C、ブラック現像装置4BKについて繰り返すことにより、中間転写ベルト5上に例えばフルカラートナー像が形成される。これが一次転写であり、現像装置4により感光ドラム1上に形成されたトナー像を中間転写ベルト5に転写する機構を一次転写部と呼ぶ。ベルト転写部材7を特に一次転写部という場合もある。
次に、給紙カセット8に収容された記録紙16が、TOP信号に基づいた所定のタイミングで、給紙ローラ9によりレジストレーションローラ対10まで送出され、そこで一旦停止される。そして、記録紙16は、所定の転写タイミングに同期してレジストレーションローラ対10から再給紙される。次に、二次転写高圧電源44が、転写手段である転写ローラ11に直流正バイアスを印加することにより、中間転写ベルト5上のフルカラートナー像が、記録紙16上に一括転写(二次転写とも呼ぶ)される。二次転写を行う機構を二次転写部と呼ぶが、そのうち特に転写ローラ11を二次転写部と呼ぶこともある。その後、定着装置12が、熱および圧力により記録紙16上の未定着フルカラートナー像が記録材に定着される。そして、記録紙16は、搬送ローラ対13により、画像形成装置外に排紙される。ここで、中間転写ベルト5上への各色毎の一次転写が終了した後に感光ドラム1に残留する一次転写残トナーなどは、ブレード状のクリーニング部材から成る残トナー回収装置14へ回収除去される。同様に、中間転写ベルト5上には、二次転写が終了した後に記録紙16上に転写されないで残留する二次転写残トナーがある。この二次転写残トナーは、感光ドラム1に到達する前に、ベルトクリーニング高圧電源45が、ベルトクリーニング装置15に直流正バイアス(クリーニングバイアスとも呼ぶ)を印加することにより、正極性に帯電される。この際、二次転写残トナーのうち、負極性に帯電しているトナーは、ベルトクリーニング装置15により回収される。一方、正極性に帯電された二次転写残トナーは、一次転写高圧電源43が、二次転写残トナーと同極性の正バイアスを印加することにより、感光ドラム1上に静電的に転写され、残トナー回収装置14へ回収除去される。このようなベルトクリーニングが、二次転写後、直ちに行われることにより、画像形成を繰り返し行うことができる。上記一連の画像形成動作を、以後、画像形成シーケンスと表記する。
また、電源起動時、所定枚数プリント後、ジャム検知後などの所定のタイミングにおいて、二次転写逆高圧電源47、ベルトクリーニング逆高圧電源48がそれぞれ、転写ローラ11、ベルトクリーニング装置15に直流負バイアスを印加する。そして、転写ローラ11、あるいはベルトクリーニング装置15に滞留していた二次転写残トナーなどが、負極性に帯電されて中間転写ベルト5へ一旦戻される。この負極性に帯電された二次転写残トナーは、一次転写逆高圧電源46が、二次転写残トナーと同極性の負バイアスを印加することにより、感光ドラム1上に静電的に転写され、残トナー回収装置14へ回収除去される。上記二次転写残トナーを中間転写ベルト5、および感光ドラム1を介して、残トナー回収装置14へ回収除去する動作を、以後、クリーニングシーケンスと表記する。
以上のように、電子写真方式の画像形成装置では、直流バイアスを生成する高圧電源を設け、一連の電子写真プロセスの各工程で用いている。
図3に、画像形成装置の高圧電源の回路構成を示す。図3に示す高圧電源は、直流正バイアスを生成する直流正バイアス電源の例である。図3において、コンパレータ51は、非反転入力端子に入力されるアナログ電圧V+と、反転入力端子に入力されるアナログ電圧V−とを比較する。V+>V−であればコンパレータ出力端子をオープンコレクタとし、V+<V−であればコンパレータ出力端子を接地とする特性を持つ。FET52のドレイン端子は、高圧トランス53の一次巻線に接続され、ソース端子は接地されている。高圧トランス53の一次巻線の他一方は、ダイオード54を介して接地され、スナバ回路を形成している。高圧トランス53のもう一方の一次巻線は、抵抗55を介して直流電源電圧Vddへ接続されている。電解コンデンサ56は、高圧トランス53の一次巻線印加電圧を一定とするためのデカップリングコンデンサである。FET52のゲート端子は、コンパレータ51のコンパレータ出力端子に接続されており、後述するゲート信号がゲート端子に入力され、高圧トランス53の一次巻線をスイッチング駆動する。FET52のゲート端子とGND間に接続されている抵抗57は、FET52のゲート端子に対する静電気対策抵抗である。このように高圧トランス53の一次巻線をスイッチング駆動することにより、高圧トランス53の二次巻線には交流高電圧が発生する。
この交流高電圧をダイオード58、59、コンデンサ60、61で構成される整流回路により倍電圧整流して、直流高電圧、すなわち、直流正バイアス31が生成される。この直流正バイアス31は、出力抵抗62を介して、信号HVOUTとして直流高電圧出力端子63に出力される。直流正バイアス31は、出力電圧検出抵抗64、65、コンデンサ66により構成されるフィードバック回路を介してコンパレータ51の非反転入力端子に入力される。非反転入力端子は、抵抗67を介して直流電源電圧Vccへプルアップ接続されており、直流正バイアス31の絶対値の大きさに応じてアナログ信号V+が可変される構成となっている。また、抵抗68、コンデンサ69で構成されるRCフィルタは、図示しない画像形成装置内のコントローラから送出される直流正バイアス出力調整信号(PCONT)70に応じたアナログ電圧V−を生成する。そして、アナログ電圧V−は、コンパレータ51の反転入力端子に入力される。コンパレータ51は、各々の入力端子に入力されたアナログ電圧V+とアナログ電圧V−の大小関係を比較し、コンパレータ出力端子の状態を制御する。
また、図示しない画像形成装置内のコントローラから送出されるクロック信号(PCLK)71を出力する端子が、コンパレータ51のコンパレータ出力端子およびFET52のゲート端子に、抵抗72を介して接続されている。コンパレータ51の比較結果に応じて、クロック信号71が抵抗72の下流側でマスクされ、FET52をスイッチング動作するゲート信号となる。すなわち、コンパレータ出力端子がオープンコレクタとなっている場合は、クロック信号71がFET52のゲート端子へ伝達されてFET52が駆動される。一方、コンパレータ出力端子が接地となっている場合は、クロック信号71がFET52のゲート端子へ伝達されずFET52のオフ状態を維持する。以上のように、コンパレータ51を用いて、高圧トランス53を駆動するクロック信号71の伝達を制御することにより、直流出力電圧を定電圧制御する回路が構成されている。
次に、本実施形態の画像形成装置における静電容量検知方式によるトナー残量検知方法について説明する。静電容量検知方式によるトナー残量検知方法は、交流バイアスが必要である。それに対し、本実施形態の画像形成装置は、直流バイアスを生成する高圧電源を備えてはいるものの、交流バイアスを生成する高圧電源を備えていない。しかしながら、この直流バイアスは、高圧トランス53の二次巻線に発生した交流高電圧を整流回路により整流して生成するものである。そこで、この整流回路による整流前交流電圧成分から、トナー残量検知用の交流バイアスを生成して、現像装置4内の現像ローラ101、あるいはRSローラ102に印加することにより静電容量検知方式によるトナー残量検知を行う。なお本実施形態ではRSローラ102に交流バイアスは印加される。
このトナー残量検知用の交流バイアスを生成する高圧電源として、画像形成シーケンス時に用いられる高圧電源を利用することができる。すなわち、帯電高圧電源41、現像高圧電源42、一次転写高圧電源43、二次転写高圧電源44、ベルトクリーニング高圧電源45が高圧電源として利用できる。これらの電源からトナー残量検知用の交流バイアスを生成した場合、画像形成の現像工程で現像ローラ101、あるいはRSローラ102に交流電圧が印加され、現像不良を起こすことが懸念される。従って、これらの電源における高圧トランスの二次巻線に発生した交流高電圧から、トナー残量検知用の交流バイアスを生成する場合、画像形成の現像工程で現像ローラ101、あるいはRSローラ102に交流電圧が印加されないような機構を設ければ良い。
図4に本実施形態の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構を示す。図4において、高圧トランス53の一次巻線をスイッチング駆動することにより、高圧トランス53の二次巻線に発生する交流高電圧を、トナー残量検知用交流電圧94として分岐する。ここで、切り換えスイッチ306は、画像形成シーケンス時にはOFF、画像形成シーケンス時以外(すなわち画像形成を実行していない期間)のトナー残量検知時はONされる。従って、この切り換えスイッチ306がONされた際に、トナー残量検知用交流電圧94が、カップリングコンデンサ95を介してRSローラ102に印加される。ここで、カップリングコンデンサ95は、調圧整形手段(図1の符号308)としてトナー残量検知用交流電圧94の直流電圧成分を除去するために用いられる。そして、RSローラ102と現像ローラ101で構成される電極対間に形成される等価コンデンサ106の静電容量の変化を検知することにより、トナー容器100内のトナー20の残量を検知する。また、カップリングコンデンサ112は、現像高圧電源42により現像ローラ101に印加される直流負バイアスが、トナー残量検知回路側へ印加されないように、直流電圧成分を除去するために用いられる。
図4における高圧電源は、直流正バイアスを生成する直流正バイアス電源であるけれども、この高圧電源の代わりに直流負バイアス電源を用いても良い。すなわち、帯電高圧電源41、現像高圧電源42、一次転写高圧電源43、二次転写高圧電源44、ベルトクリーニング高圧電源45のうち、どの高圧電源を用いても良い。要するに、トナー残量検知用の交流バイアスを生成する高圧電源としては、画像形成シーケンス時に用いられる高圧電源を用いることができる。
以上のように、画像形成で用いる直流高圧電源をインバータと整流部により構成した。また、インバータの出力交流電圧すなわち整流前のスイッチング電圧を分岐し、かつ所定精度の略正弦波を形成する調圧整形手段と、前記出力を所定タイミングで現像部に印加する切り換え手段を画像形成装置に設けた。これにより、静電容量検知方式によるトナー残量検知用の交流バイアス手段を生成する。上記構成を用いることにより、新たに専用の交流電源を設けること無く、安価な構成にて静電容量検知方式によるトナー残量検知を行うことができる。
なお、本実施形態で説明した構成は、等価な構成であれば適宜変更が可能であり、発明の範囲は図示された構成のみに限定されるものではない。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態を説明する。図5から図7はその説明図である。なお、これらの図において、従来例および実施形態1と同一構成機能を説明する部分については同一符号を付し説明を省略する。本実施形態の特徴は、非画像形成時に用いられる直流高電圧の整流前スイッチング電圧を分岐し且つ所定精度の略正弦波を形成する調圧整形手段を設けることにより、静電容量検知方式によるトナー残量検知用の交流バイアス手段を生成したことにある。ここで、非画像形成時に用いられる高圧電源として、特にクリーニングシーケンス時に用いられる高圧電源を例に説明する。以下にその詳細構成を図5から図7を用いて説明する。
図5に本実施形態の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構のブロック図を示す。図5において、トナー残量検知用交流電圧94を生成する高圧電源として、クリーニングシーケンス時に用いられる高圧電源を用いれば、図1における切り換えスイッチ306を設けること無く、静電容量検知方式によるトナー残量を行うことができる。以下、実施形態を詳細に説明する。
本実施形態は実施形態1におけるトナー残量検知用交流電圧94を生成する高圧電源として、画像形成シーケンス時に用いられる高圧電源の代わりに、クリーニングシーケンス時に用いられる高圧電源を用いる。すなわち、一次転写逆高圧電源46、二次転写逆高圧電源47、ベルトクリーニング逆高圧電源48を用いる。これらの電源は、クリーニングシーケンス時に動作する高圧電源であるために、画像形成シーケンス時に現像ローラ101、あるいはRSローラ102にトナー残量検知用交流電圧が印加されることが無い。従って、これらの電源における高圧トランスの二次巻線に発生した交流高電圧を、実施形態1における切り換えスイッチ306を設けること無く、トナー残量検知用交流電圧94として用いることができる。すなわち、切り換えスイッチ306は交流バイアス生成手段に該当せず、交流電圧の発生自体を制御する不図示のコントローラが交流バイアス生成手段に相当する。
図6に、ベルトクリーニング高圧電源45、およびベルトクリーニング逆高圧電源48を例とした、画像形成装置の高圧電源の回路構成を示す。図6において、ベルトクリーニング高圧電源45、およびベルトクリーニング逆高圧電源48は、直流正バイアス電源30、および直流負バイアス電源32が、ブリーダ抵抗50、93を介して直列接続された回路から構成されている。直流正バイアス電源30は実施形態1で説明した回路動作と同様である。一方、直流負バイアス電源32について直流正バイアス電源30と相違する点は、直流負バイアス調整信号(NCONT)90、クロック信号(NCLK)91、およびダイオード80、81、コンデンサ82、83で構成される整流回路の極性のみである。
次に、図7に本実施形態の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構を示す。図7において、高圧トランス75の一次巻線をスイッチング駆動することにより、高圧トランス75の二次巻線に発生する交流高電圧を、トナー残量検知用交流電圧(図中、信号TONERで示す)94として検出する。そして、トナー残量検知用交流電圧94が、カップリングコンデンサ95を介してRSローラ102に印加され、RSローラ102と現像ローラ101間に形成される等価コンデンサ106の静電容量の変化が検知される。なお、実施形態1と同様、カップリングコンデンサ95は、調圧整形手段(図5の308)としてトナー残量検知用交流電圧94の直流電圧成分を除去するために用いられる。こうすることにより、トナー容器100内のトナー20の残量を検知する。すなわち、図6のトナー残量検知用交流電圧94は、図4のトナー残量検知用交流電圧94に相当する。ただし、図4においては切り替えスイッチ306を介してRSローラ102に接続されているが、本実施形態では切り替えスイッチ306は省かれている。
ここで、図7における高圧電源は、ベルトクリーニング逆高圧電源48を例に挙げたけれども、このベルトクリーニング逆高圧電源48の代わりに一次転写逆高圧電源46、二次転写逆高圧電源47を用いても良い。要するに、トナー残量検知用の交流バイアスを生成する高圧電源としては、クリーニングシーケンス時に用いられる高圧電源であれば良い。
以上のように、非画像形成時に用いられる直流高電圧の整流前スイッチング電圧を分岐し且つ所定精度の略正弦波を形成する調圧整形手段を設けることにより、静電容量検知方式によるトナー残量検知用の交流バイアスを生成する。ここで、非画像形成時に用いられる高圧電源としては、特にクリーニングシーケンス時に用いられる高圧電源とする。上記構成を用いることにより、実施形態1に比べて、切り換えスイッチ306を設ける必要が無いために、さらに安価な構成にて静電容量検知方式によるトナー残量検知を行うことができる。
なお、本実施形態で説明した構成は、等価な構成であれば適宜変更が可能であり、発明の範囲は図示された構成のみに限定されるものではない。
[実施形態3]
本発明の第3の実施形態を説明する。なお、上記従来例および実施形態と同一構成機能を説明する部分については説明を省略する。本実施形態の特徴は、トナー残量検知用の交流バイアスを印加する対象をRSローラ102だけでなく、現像ローラ101あるいは、アンテナ104に拡張することであり、この点においてのみ上記実施形態と異なる。
図8に本実施形態の現像装置の概略構成を示す。トナー残量検知用交流電圧94を印加する対象は、トナー容器100内で電極対を構成し、トナー容器100内のトナー20の残量変化に応じて、その等価コンデンサ106の静電容量106が減少するものであれば良い。すなわち、トナー残量検知用交流電圧94を印加する対象は、現像ローラ101、RSローラ102、アンテナ104のいずれかでも良い。そして、現像ローラ101とRSローラ102間の等価コンデンサ121、RSローラ102とアンテナ104間の等価コンデンサ122、現像ローラ101とアンテナ104間の等価コンデンサ123、いずれかの静電容量の変化を検知すれば良い。特に、トナー残量検知用交流電圧94を印加する対象をRSローラ102或いはアンテナ104とし、それと現像ローラ101間の等価コンデンサ121或いは等価コンデンサ123の静電容量の変化を検知すれば、トナー残量を精度良く検知できる。また、トナー容器100内の攪拌棒103を削除した現像装置のみならず、攪拌棒103を備えた現像装置についても本実施形態を適用することができる。
以上の構成により、静電容量検知方式によるトナー残量検知機構を確立する方法の自由度を高めることができる。
なお、本実施形態で説明した構成は、等価な構成であれば適宜変更が可能であり、発明の範囲は図示された構成のみに限定されるものではない。
[実施形態4]
本発明の第4の実施形態を説明する。図9から図10は説明図である。なお、前図において、上記従来例および実施形態と同一構成機能を説明する部分については同一符号を付し説明を省略する。本実施形態の特徴は、実施形態2と同様に、クリーニングシーケンス時にトナー残量検知用の交流バイアスを印加することにより、トナー残量検知を行う時間を短縮することである。トナー残量検知用の交流バイアスを生成する高圧電源として、クリーニングシーケンス時に動作する高圧電源を用いた場合、本構成が可能となる。以下、実施形態を詳細に説明する。
図9に従来の画像形成装置の動作シーケンスを示す。図9に示すように、所定回数の画像形成を行った後、クリーニングが行われ、さらにこの画像形成およびクリーニングから成るシーケンスを所定回数行った後、トナー残量検知が行われる。このようにトナー残量検知を行うシーケンスを独立に設けた場合、その時間を浪費することになる。
次に、図10に本実施形態の画像形成装置の動作シーケンスを示す。図10に示すように、トナー残量検知用交流電圧94を生成する高圧電源として、クリーニングシーケンス時に動作する高圧電源を用いた場合、クリーニングとトナー残量検知を同時に行うことができる。従って、トナー残量検知を行うシーケンスを独立に設けること無く、その時間を短縮することができる。
以上のように、クリーニングシーケンスのタイミングでトナー残量検知用の交流バイアスを印加することにより、トナー残量検知を行う時間を短縮することができる。
なお、本実施形態で説明した構成は、等価な構成であれば適宜変更が可能であり、発明の範囲は図示された構成のみに限定されるものではない。
[実施形態5]
本発明の第5の実施形態を説明する。図11から図15は説明図である。なお、前図において、従来例および上述したいずれかの実施形態と同一構成機能を説明する部分については同一符号を付し説明を省略する。本実施形態の特徴は、実施形態2の構成を前提とするが、クリーニングシーケンスと異なるタイミングでトナー残量検知用の交流バイアスを印加して、インバータの駆動周波数あるいはデューティ比を所定の駆動周波数あるいはデューティ比に切り換えること(或いは異なるように設定する)ことである。さらに、前記調圧整形手段(調整回路部とも呼ぶ)を分圧器、あるいはローパスフィルタの機能を有する手段として構成することにより、トナー残量検知用の交流バイアスを略正弦波として、トナー残量検知精度向上を図ることである。以下にその詳細構成を図11から図15を用いて説明する。
図11に本実施形態の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構のブロック図を示す。図11において、インバータ手段301の駆動周波数あるいはデューティ比を、トナー残量検知時において、所定の条件に切り換える。また、ローパスフィルタ307が、トナー残量検知用交流電圧94の高調波成分を低減して単一周波数成分を有する略正弦波とする。この構成を用いてトナー残量検知精度向上を図る。以下、実施形態を詳細に説明する。
図7において、RSローラ102と現像ローラ101間に形成される等価コンデンサ106の静電容量に応じた交流電流値I1は、トナー残量検知用交流電圧94の周波数をf、振幅値をVpp、等価コンデンサの静電容量をCtとすると、次式1で表現される。
I1=2πf・Vpp・Ct...(式1)
同様に、基準コンデンサ107の静電容量に応じた交流電流値I2は、基準コンデンサの静電容量をCrefとすると、次式2で表現される。
I2=2πf・Vpp・Cref...(式2)
一般に、等価コンデンサの静電容量Ctと、基準コンデンサの静電容量Crefは、異なる周波数特性を有している。従って、I1、I2を比較することにより、静電容量の比較を良好に行うためには、式1、式2におけるトナー残量検知用交流電圧94の周波数f、振幅値Vppを一定値に保つ必要がある。
次に、トナー残量検知用交流電圧94の波形について考える。図7において、例えば、高圧トランス75の一次巻線が、周波数50kHz、デューティ比10%のクロック信号91によりスイッチング駆動され、直流負バイアス33を得る回路構成になっているものとする。デューティ比を10%に選定している根拠は、高圧トランス75を高効率に駆動させ、所望の高圧バイアス33の出力特性を得るためである。この場合のトナー残量検知用交流電圧94の概略波形を図12に示す。図12に示したトナー残量検知用交流電圧94は、高次の高調波成分を多数含む非対称な矩形波である。このトナー残量検知用交流電圧94をトナー残量検知に用いた場合、上記式1、式2における周波数fの値が多数存在することになり、検知される電流値の比較精度が悪化することが懸念される。
そこで、本実施形態では、トナー残量検知用交流電圧94を生成する高圧電源として、クリーニングシーケンス時に動作する高圧電源を用い、クリーニングシーケンスと異なるタイミングでトナー残量検知を行う。つまり、トナー残量検知時には、高圧トランス75の一次巻線を駆動するクロック信号91の周波数やデューティ比を適宜変更することにより、トナー残量検知用交流電圧94の高調波成分を低減させる。
例えば、クリーニングシーケンス時におけるクロック信号91が、周波数50kHz、デューティ比10%である場合、トナー残量検知時においては、クロック信号91のデューティ比を50%に切り換える。この場合のトナー残量検知用交流電圧94の概略波形を図13に示す。図13に示したトナー残量検知用交流電圧94は、対称な矩形波であり、図12に示した交流電圧波形に比べて高調波成分が低減されており、トナー残量検知用途として好適である。また、図15に示すように、例えば、トナー残量検知用交流電圧94を、分圧抵抗96、97、および抵抗98、コンデンサ99で構成されるローパスフィルタを介してRSローラ102に印加する。この場合の、ローパスフィルタを介した後のトナー残量検知用交流電圧94の概略波形を図14に示す。図14に示した交流電圧は、単一周波数成分を有する略正弦波であり、図13に示した交流電圧波形に比べて、さらに高調波成分が低減されており、トナー残量検知用として好適である。また、本実施形態の構成は、上記実施形態1における静電容量検知方式によるトナー残量検知においてもインバータ手段の駆動周波数あるいはデューティ比を所定の条件に切り換えることによりトナー残量検知用の交流バイアスを略正弦波とすることができる。このように、ローパスフィルタは、変圧器の出力を分岐した交流電圧を調圧整形して略正弦波電圧を生成する調圧整形手段に相当する。
以上のように、クリーニングシーケンスと異なるタイミングでトナー残量検知用の交流バイアスを印加して、インバータ手段の駆動周波数あるいはデューティ比を所定の条件に切り換える。さらに、前記調圧整形手段を分圧器、あるいはローパスフィルタの機能を有する手段として構成することにより、トナー残量検知用の交流バイアスを略正弦波として、トナー残量検知精度向上を図ることができる。また、上記実施形態1における静電容量検知方式によるトナー残量検知においても、トナー残量検知精度向上を図ることができる。それは、インバータ手段の駆動周波数あるいはデューティ比を所定の条件に切り換えることによりトナー残量検知用の交流バイアスを略正弦波するためである。
なお、本実施形態で説明した構成は、等価な構成であれば適宜変更が可能であり、発明の範囲は図示された構成のみに限定されるものではない。
本発明の実施形態1におけるトナー残量検知機構を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1における画像形成装置の高圧電源の回路構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるトナー残量検知機構を示す図である。 本発明の実施形態2におけるトナー残量検知機構を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における画像形成装置の高圧電源の回路構成を示す図である。 本発明の実施形態2におけるトナー残量検知機構を示す図である。 本発明の実施形態3における現像装置の概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置の動作シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態4における画像形成装置の動作シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態5におけるトナー残量検知機構を示すブロック図である。 本発明の実施形態5におけるトナー残量検知用交流電圧の概略波形を示す図である。 本発明の実施形態5におけるトナー残量検知用交流電圧の概略波形を示す図である。 本発明の実施形態5におけるトナー残量検知用交流電圧の概略波形を示す図である。 本発明の実施形態5におけるトナー残量検知機構を示す図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置において用いられる現像装置の概略構成を示す図である。 従来の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構の概略構成を示す図である。 従来の静電容量検知方式によるトナー残量検知機構の概略構成を示す図である。 従来の光透過方式によるトナー残量検知機構の概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置において用いられる現像装置の概略構成を示す図である。

Claims (7)

  1. 像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収容する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内の現像剤を前記像担持体に供給して前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤容器内で、前記現像剤担持体に対向して配置される電極部材と、直流電圧をスイッチングして交流電圧を生成する交流電圧生成回路部と、前記インバータからの交流電圧を変圧器を介して出力し、出力される交流電圧を整流して画像形成のための直流電圧を生成する整流回路部と、前記変圧器から出力される交流電圧を、前記電極部材に印加する交流電圧印加部とを有する高圧電源と、
    前記現像剤担持体と前記電極部材との間の静電容量に基づいて前記現像剤容器内の現像剤残量を検知する現像剤残量検知部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電極部材は、前記現像剤担持体に接して現像剤を供給する誘電体を備えた導体または前記現像剤担持体と所定間隔を隔てて配設された導体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記交流電圧印加部から前記電極部材に前記交流電圧を印加するか否かを切り換える切り替え部を更に有し、
    前記切り換え部は、画像形成を実行していない期間に、前記交流電圧印加部から前記電極部材に前記交流電圧が印加されるように動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体に形成した現像剤像を中間転写体に転写する一次転写部と、
    前記中間転写体に転写された現像剤像を記録媒体に転写する二次転写部とを更に備え、
    前記高圧電源の前記整流回路部によって生成される直流電圧は、前記現像剤担持体に印加される直流電圧、または、前記一次転写部に印加される直流電圧、または、前記二次転写部に印加される直流電圧であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 更に、前記二次転写部によって前記記録媒体に現像剤像を転写した後、前記中間転写体に残留した現像剤を回収するクリーニング部を備え、
    前記高圧電源の前記整流回路部によって生成される直流電圧は、前記クリーニング部に印加される直流電圧であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記直流電圧の前記クリーニング部への印加タイミングは、前記クリーニング部が残留した現像剤を回収するタイミングであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記交流電圧印加部から前記電極部材に前記交流電圧が出力される前に、前記交流電圧を分圧器またはフィルタによって調整する調整回路部を更に備え、
    前記インバータは、前記電極部材に前記交流電圧が印加されるタイミングにおいて、スイッチングの周波数あるいはデューティ比を切り換える可能であって
    前記インバータは、前記クリーニング部に残留した現像剤を回収するタイミングと、前記電極部材に前記交流電圧を印加するタイミングとで前記スイッチングの周波数またはデューティ比を異なるように設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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