JP2009162661A - 地震情報集配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】高価で初期費用が膨大で、保守維持管理にも費用や技術を要する地震計にこだわらず、地震波の伝播の観測地点の数を容易に増加できるようにし、これにより、地震発生時には、短時間で防災用の配信情報を生成し、配信する。
【解決手段】4本の基礎杭6bの上に建造されたビルディング6の構造物本体6aには、複数のヘルスモニタリング用センサ2が配置されている。このようなヘルスモニタリング用センサ2は、地表に平行な特定方向や、鉛直方向の地震波を検知可能なものである。ヘルスモニタリング用センサ2の出力信号に対して、地震波検出に好適な加工を施し、地震波の観測信号を生成する。又、該観測信号を用いて、地震発生の情報を配信する。
【選択図】図8
【解決手段】4本の基礎杭6bの上に建造されたビルディング6の構造物本体6aには、複数のヘルスモニタリング用センサ2が配置されている。このようなヘルスモニタリング用センサ2は、地表に平行な特定方向や、鉛直方向の地震波を検知可能なものである。ヘルスモニタリング用センサ2の出力信号に対して、地震波検出に好適な加工を施し、地震波の観測信号を生成する。又、該観測信号を用いて、地震発生の情報を配信する。
【選択図】図8
Description
本発明は、構造ヘルスモニタリングによって得られたデータを収集し、緊急地震速報の配信ネットワークを活用して、主に緊急地震速報の効果が限定されている震源に近い地点の地震波の到達を推測し、配信することができる地震情報集配信システムに係り、特に、高価で初期費用が膨大で、保守維持管理にも費用や技術を要する地震計にこだわらず、地震波の伝播の観測地点の数を容易に増加できるようにし、これにより、地震発生時には、短時間で防災用の配信情報を生成し、これを速やかに配信することができる地震情報集配信方法、地震情報集配信装置、構造物監視装置、及びコンピュータ・プログラムに関する。
地震のP波(Primary wave:第一波)は、進行方向に平行に振動する疎密波の弾性波であり、固体・液体・気体を伝わる。その速度は岩盤中で5〜7km/秒であり、地震発生時最初に到達する地震波で、初期微動を起こす。
又、S波(Secondary wave:第二波)は、進行方向と直角に振動するねじれ波、たわみ波の弾性波であり、固体を伝わるが、液体・気体は伝わらない。その速度は岩盤中で3〜4km/秒であり、前出のP波に続いて到達し、本震、又主要動と呼ばれる大きな揺れを起こす。通常、地震による被害は、この主要動のS波によるものである。
地震計は、直交する南北・東西・上下の各方向の地震の3成分を把握するようになっており、地震の揺れを変位・加速度・速度として検出する。ここで、地震の揺れは、振幅がマイクロメートルレベルのものから長周期大振幅によるものまで様々であり、人間が気付かない振幅が数nm(ナノメートル)の微小地震から、振幅が数m(メートル)で周期は数十秒になる地割れが起きるような巨大地震まで様々である。このため、地震計は、目的や用途に応じて、高感度地震計や広帯域地震計や強震計などの、様々な特性のものが用いられている。又、地震計は高価であり、保守維持には高度な専門知識や経験を要するものである。
ここで、地震情報として、日本の気象庁が中心となって提供する緊急地震速報は、P波と、本震であるS波の伝播速度の差を利用して、P波を検知することにより、地震の到達時間や震度を推定するものであり、2007年10月からテレビやラジオを含めて広く一般に周知されることになった。これにより、速報を知ってから地震が到達するまでの間、避難や減災に向けた行動が可能になる。
図1は、従来からの地震計の設置点を示す模式図である。
この図において、又後述の図3においては、符号B0の×印により、震源の位置を示し、符号B1−1〜B1−4の二重○印により、地震計設置点の位置を示す地図が、模式的に描かれている。又これらの図において、符号B3の破線は行政区分の県境界であり、符号B4の太線一点鎖線は海岸線である。これらの図において、海岸線B4より右下は海であり、右上は陸地である。更に、説明の都合上、震源位置B0から所定一定距離の近傍範囲を示すものとして、二点鎖線円B5が描かれている。
緊急地震速報の情報配信は、図示されるように、各地に配置される地震計でP波を検出し、これに基づいて配信される。
又、ネットワークを介した、地震に関する警報について、特許文献1では、例えばその図2に示されるように、地震のP波初動を検出することで地震到来を警告する警報情報を生成すると共に、この警報情報をインターネットや公衆回線網などのあらゆるネットワークを介して事業者や個人に伝達するという技術が開示されている。これによって、人的及び物的被害を最小限度に食い止めるようにしている。
ここで、詳しくは後述するように、緊急地震速報の防災上の限界を克服するために、本発明では、構造ヘルスモニタリングに着目している。
従来から、超音波やX線を用い、ビルディングや橋梁といった構造物の非破壊検査が行なわれている。該非破壊検査に対して、構造物のヘルスモニタリングとは、様々な検出手段(センサ)を用いて、構造物の損傷、老朽化などを検出するものである。構造物のヘルスモニタリング用のセンサは、外力その他による構造物の歪を測定するもの、構造物の材料の劣化や損傷を検出するものなど、その目的も、手段も多様である。
実構造物に設置された構造物の歪や震動を検出するセンサにより観測されたデータには、様々なノイズが含まれている。このため、構造ヘルスモニタリングでは、フィルタリングや平均化処理等によりノイズを除去し、必要な処理を施したデータに基づいて、構造物の損傷位置や規模や程度等を評価する。最終的には、現状の健全度に加え、将来的な健全度の予測までが対象になる。
構造ヘルスモニタリングの手法が生まれた契機は、航空機事故と言われているが、国内では阪神大震災以降に研究が始まった。構造ヘルスモニタリングによれば、耐震や継続的な外圧に対する構造物の補修の必要性を、定量的に推察することができる。
又、ビルや道路、トンネル等の建築・土木構造物の寿命は、一般的な目安として30〜50年程度される中で、現時点において、国内で60〜70年代に建造され、このような寿命に至る構造物のストックの増大、更には、直近で発生した米国ミネアポリスでのトラス構造橋の崩落事故を受けて、構造ヘルスモニタリングの実用化への期待の高まりも予想される。
ここで、構造ヘルスモニタリングに関し、様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献2では、限られた数の圧電素子を組み合わせて用いることによって、構造物上の広範囲の領域にわたってモニタリングするようにしている。
又、特許文献3では、圧電素子に発生する電気信号により、構造物の低周波数域での振動モードの変化を観察することで、構造物の全体的な損傷を検知する。又、圧電素子の高周波数域での電気インピーダンスの変化を観察することで、構造物の局所的な損傷を検知するという技術が開示されている。
更に、特許文献4では、気象庁が発表する緊急地震速報を用いて、建造物への地震動の到達時刻を算出すると共に、建造物への地震動の到達時に、建造物の歪および亀裂を計測するかどうかを判定する。これにより、建造物に地震動が到達する時刻を正確に算出し、建造物に設置されている歪や亀裂の計測装置をタイミングよく起動するという技術が開示されている。
しかしながら、防災上、前述の緊急地震速報には限界がある。震源に近く震度が大きくなって被害が拡大しやすい震源の近くでは、緊急地震速報を生かすことが期待しにくい。
地盤構造に依るものであるが、P波とS波の伝播速度の差は1秒間に3〜4km程度であるため、そもそも震源に近い場合は、S波が到達するまでの時間差が少なくなり、このため、緊急地震速報を生かすことが期待しにくくなる。
更に、各地に敷設された地震計からのデータを処理して速報を配信するまでには、これまで十秒近い時間を要することが多いため、S波が到達するまでに、緊急地震速報を配信することができない場合がある。
例えば、前述の図1の震源位置B0において、緊急地震速報により一般に速報する対象とする基準以上の地震が発生したとする。該地震のP波は、直近の地震計設置点B1−1で最も早く検出され、次に、地震計設置点B1−2など、他の地点で検出される。
ここで、直近の地震計設置点B1−1における、P波検出に基づいて、緊急地震速報の情報配信をすることも考えられる。しかしながら、海岸線B4で発生する浪打による雑音は、この、直近の地震計設置点B1−1における地震波の検出に影響を及ぼす。このため、地震計設置点B1−2など、他の地点でのP波検出を参照する必要があり、この分、緊急地震速報の情報配信が遅れる。
ここで、本発明では、緊急地震速報の防災上の限界を克服するため、構造ヘルスモニタリングに着目している。しかしながら、本来、構造ヘルスモニタリングは、例えば、特許文献2〜特許文献4を含め、地震の検知や観測、又警報とは、何ら関わらない技術である。
例えば、構造物のヘルスモニタリング用のセンサは、基本的に、地震波を測定するものではなく、そもそも、「振動」という物理現象の検出自体も、間接的なものとなっている。例えば、前述の圧電素子や、光ファイバーを用いる手法は、いずれも本来は、作用する応力や、歪を検出するものである。従って、従来、構造物のヘルスモニタリング用のセンサは、地震波測定に用いられていない。
これに対して、地震計は、地震により発生した地震動を計測するものであり、いわば、地面の動きを計測し、記録する機器といえる。地震計の計測対象は、人間には感じないようなわずかな揺れから、激震まで様々な振幅があり、又計測対象の周波数範囲も広く、例えば、大地震の検知や遠く離れた震源から伝播する地震の検知には、ゆっくりした揺れまで検知できる必要がある。このような地震計は、自ずと、高価で初期費用が膨大となり、又、その保守維持管理にも費用や技術を要するものとなる。
このため、特許文献1など、地震の観測に基づき、短時間で、防災情報を生成し、配信するためには、対象の地域に多くの地震計を散在させる必要があるものの、費用や人手の面で限界が生じてしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、高価で初期費用が膨大で、保守維持管理にも費用や技術を要する地震計にこだわらず、地震波の伝播の観測地点の数を容易に増加できるようにし、これにより、地震発生時には、短時間で防災用の配信情報を生成し、これを速やかに配信することができる地震防災情報配信システムの提供を課題とする。
本願の第1発明の地震情報集配信方法は、各地にある構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号に基づいた、地震波の特徴データの通知を、ネットワークを介して受信し、複数の地点からそれぞれ受信される該通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測し、該予測に基づいて識別される、少なくとも該地震波が伝播する可能性がある地点に、該予測に基づく地震防災情報を送信するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
次に、本願の第2発明の地震情報集配信装置は、各地にある構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号に基づいた、地震波の特徴データの通知を、ネットワークを介して受信する構造物地点地震波情報受信部と、複数の地点からそれぞれ受信される該通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測する地震波予測処理部と、該予測に基づいて識別される、少なくとも該地震波が伝播する可能性がある地点に、該予測に基づく地震防災情報を送信する配信処理部と、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
又、上記第2発明の地震情報集配信装置において、各地にある地震計が出力する信号に基づいた、緊急地震通報の配信を行なうネットワークに対して、前記配信処理部が、前記送信を行うものである。
更に、本願の第3発明の構造物監視装置は、構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号を入力し、その地点に到達した地震波を検出する信号を抽出する地震波抽出処理部と、該抽出の信号に基づいた、到達した地震波の特徴データを伝達する通知を、ネットワークを介して送信する地震特徴データ送信部と、ネットワークを介して、他からの該特徴データの通知を受信する地震情報受信部と、前記抽出信号、及び該受信の該地震波情報伝達通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測する地震推測判定部と、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
更に、本願の第4発明の構造物監視装置は、構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号を入力し、その地点に到達した地震波を検出する信号を抽出する地震波抽出処理部と、汎用のGPSシステムを利用して、現在位置、及び現在時間を取得するGPS機能部と、前記抽出の信号に基づいた、到達した地震波の特徴データを伝達する通知を、これら現在位置及び現在時間の情報の少なくとも一部を付与して、ネットワークを介して送信する地震特徴データ送信部と、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
又、本願の第5発明のコンピュータ・プログラムは、第2発明の地震情報集配信装置、第3発明の構造物監視装置、又は、第4発明の構造物監視装置を実施するためのコンピュータ・プログラムを提供するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、構造ヘルスモニタリングによって得られたデータを収集し、緊急地震速報の配信ネットワークを活用して、主に緊急地震速報の効果が限定されている震源に近い地点の地震波の到達を推測し、配信することができる。
又、構造ヘルスモニタリング用センサの利用は今後増加することが予測され、地震計の設置数に比較し、桁違いに設置されることになる。この場合、付近の複数の構造ヘルスモニタリング用センサのデータを用いることも容易になり、地震発生の推測も精度よく速やかに行なうことができる。付近の複数の構造ヘルスモニタリング用センサのデータを用いることで、海岸線で発生する浪打による雑音、強風による雑音、電車や大型車両の通行による雑音による影響を抑えることができる。
構造ヘルスモニタリング用センサを、全国的に細かなメッシュで敷設した場合、該センサの出力から地震波による加速度を計測し、まだ地震波が到達していない地点向けに、その到達を予測し、警報として、地震波到達の推測情報を配信することができる。
又、こうした警報には、緊急地震速報の配信ネットワークを活用することもできる。上記の推測情報の配信を、緊急地震速報配信サーバより緊急地震速報配信ネットワークを活用して、速報の配信先に伝達することにより、限定されている速報の効果を補完することが可能になる。
以下、図を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用された実施形態の地震情報集配信システムの構造ヘルスモニタリングの概要を示す模式図である。
この図において、ビルディング6−1又6−2には、○印で図示されるヘルスモニタリング用センサ2が複数配置されており、これらヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号は、いずれも構造物監視装置14に入力されている。更に、該構造物監視装置14は、後述するようにネットワーク1によりオンラインで地震情報集配信装置12に接続されている。ここで、ビルディング6−1及びビルディング6−2は同じものであり、前者が定常時を示し、後者が非常時を示す。
ビルディング6−1で示されるように、定常時には、ヘルスモニタリング用センサ2により検出される静的なビルディング6−1の変化を検出し、地震情報集配信装置12を介して設計者や施工者に提供するようになっている。
又、ビルディング6−2で示されるように、地震発生時や強風発生時には、非常時として、ヘルスモニタリング用センサ2により検出されるビルディング6−1の異常や揺れを検出し、構造物監視装置14を介して、警報その他の情報を、建物オーナーや管理者に提供する。更に、地震発生時には、地震計の代用として用い、観測された地震の揺れに関する情報を、他の構造物監視装置14や地震情報集配信装置12に提供するようになっている。
図3は、本実施形態の構造物監視装置14の設置点を加えた、地震計の設置点を示す模式図である。
この図3は、前述の図1に、符号B2、B2−1〜B2−4の○印により図示する、本実施形態の構造物監視装置14の設置点を加えたものである。この図3において、震源位置B0、地震計設置点B1−1〜B1−4、県境界B3、海岸線B4、震源位置B0近傍範囲を示す二点鎖線円B5のいずれの位置も、前述の図1と同じになっている。
前述のように高価で保守管理も難しい地震計の設置点B1−1〜B1−4は、限られた数になっている。これに対して、本発明を適用し、P波の検出その他地震情報の検出に用いる構造物監視装置14の設置点B2、B2−1〜B2−4は、非常に多くなっている。
構造物監視装置設置点B2、B2−1〜B2−4が非常に多い故に、震源位置B0に近くに該構造物監視装置設置点B2、B2−1〜B2−4が存在する可能性が、地震計設置点B1−1〜B1−4が存在する可能性より高くなる。従って、地震計だけの場合より早くP波を検出することができる。
更に、例えば震源近傍範囲B5の二点鎖線円内に4つの構造物監視装置設置点B2−1〜B2−4があるように、震源位置B0に近くに、複数の該構造物監視装置設置点B2、B2−1〜B2−4が存在する可能性が、地震計設置点B1−1〜B1−4が複数存在する可能性より高くなる。従って、地震計だけの場合より、検出されたP波に基づいて、海岸線B4で発生する浪打による雑音の影響を抑えつつ、正確に又速やかに地震発生を検出することができる。例えば図3の場合、震源近傍範囲B5の内側の4つの構造物監視装置設置点B2−1〜B2−4の構造物監視装置14によりP波を検出し、該検出に基づいて、正確に又速やかに地震発生を検出することができる。
図4は、本発明が適用された実施形態の地震情報集配信システムが用いられる全体的な構成を示すブロック図である。
この図において、ネットワーク1は、インターネット、又インターネットに接続される種々のネットワークを複合して形成されるものである。例えば、該ネットワーク1には、携帯電話又はパーソナル・コンピュータに対して電子メールやデータを配信するためのネットワークが含まれる。
このようなネットワーク1に対して、本発明が適用される地震情報集配信装置12、又気象警報サーバ装置10、構造物監視装置14が接続されている。更に、ネットワーク1には、携帯電話、又パーソナル・コンピュータを用いた会員端末装置3が接続されている。
次に、図5は、本実施形態の地震情報集配信装置12の配置例を示す日本地図である。
この図において、C11〜C19には、いずれにも地震情報集配信装置12が配置されている。地震情報集配信装置12はこのように、本実施形態の情報配信サービスを提供している地域に分散配置されている。本実施形態のサービス提供範囲は、北海道、本州、四国、九州、沖縄本島、及びこれら周辺とされている。
気象警報サーバ装置10は、例えば気象庁などが設置するものであり、前述した緊急地震速報をネットワーク1などの回線を介して、地震情報集配信装置12に対して提供するものである。又、本実施形態において会員に提供する情報配信サービスは、地震情報集配信装置12において、気象警報サーバ装置10からこのように取得される、緊急地震速報又その他地震に関連する様々な情報と共に、本発明を適用して、構造物監視装置14から収集された情報から生成される情報を提供するものである。
この提供先には、構造物監視装置14に加え、会員端末装置3が含まれる。該会員端末装置3は、会員の個人が所持する携帯電話や、ホテルなどの団体の会員が所持する施設に設置し多数に利用を供するパーソナル・コンピュータ、携帯電話で接続されたパーソナル・コンピュータなどを用いたものである。
次に、図6は、本実施形態の地震情報集配信装置12、構造物監視装置14、又パーソナル・コンピュータを用いた場合の会員端末装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。
この図6においては、これら各装置12、14、16に利用可能な、又会員端末装置3もパーソナル・コンピュータを用いた場合には利用可能な、ある種のコンピュータ装置のハードウェア構成が示される。しかしながら、各装置は、このようなものに限定されるものではない。
図6の該コンピュータ装置は、OSは一例として米国マイクロソフト社のWindows(登録商標)を搭載する、一般的なPC(Personal Computer)装置(携帯電話等のPDA(Personal Digital Assistants)を含む)であってもよく、特に限定されるものではない。あるいは、PC装置以外のハードウェアを用いてもよく、例えばEWS(Engineering Work Station)などの、いわゆるワークステーションなどのハードウェアを用いるようにしてもよい。なお、この図において、ハードウェア構成は、説明の関係上一部抽象化されている。
この図において、コンピュータ装置は、CPU(Central Processing Unit)310と、RAM(Random Access Memory)311と、ROM(Read Only Memory)312と、LAN−I/F(Inter Face)313と、MODEM(modulator-demodulator)314と、種々のI/F320〜322とを有している。これらは、バス301によって相互接続されている。
又、バス301に対して、I/F320を介して、画面表示装置330が接続されている。又、バス303によって相互接続されている、キーボード331と、マウス332と、プリンタ装置333とは、バス301に対して、I/F321を介して接続されている。
更に、バス301に対して、I/F322を介して、HDD(Hard Disc Drive)装置340と、CD(Compact Disc)ドライブ装置341と、FDD(Floppy(登録商標) Disc Drive)装置342とが接続されている。これらはバス302によって相互接続されている。
以上のようなハードウェア構成において、記憶手段、又記憶装置は、RAM311、ROM312、HDD装置340、CDドライブ装置341、FDD装置342などである。このような記憶手段や記憶装置において、CPU310で実行される様々なプログラムや、本実施形態においてアクセスされるデータベースや諸ファイルやデータが保存され、電子的にアクセスができるようになっている。例えば、OSや、データベースやJAVA(登録商標)などのソフトウェア資源を利用する環境を提供するためのプログラム、本実施形態に係るアプリケーション・プログラム、又ウェブ・ブラウザ・プログラムは、HDD装置340に格納されていて、実行時には、RAM311に読み出されてCPU310によって実行される。
なお、LAN−I/F313は、ネットワーク1に対する接続などに用いられるものであり、CPU310で実行されるアプリケーション・プログラムには、ネットワーク1経由で取得される、JAVA(登録商標)のアプレットも含まれる。
又、OSやアプリケーション・プログラムその他の実行に際して、オペレータは、画面表示装置330に表示出力される情報を参照しつつ、キーボード331によって文字入力や諸操作を行ったり、マウス332によって座標入力や諸操作の入力を行ったりする。又、適宜、プリンタ装置333からは必要な情報を印字出力したりすることができる。言うまでもなく、これら諸出力や入力は、CPU310で実行されるプログラムによって、電子的な処理によって行われるものである。
なお、CDドライブ装置341やFDD装置342は、本願発明を適用して実施する際の、アプリケーション・プログラムのインストールや、その他のオフラインでの情報交換に用いられる。又、CDドライブ装置341は、情報交換用の記録媒体としてCD−R、DVD−RAM、DVD−ROM、MOなどを用いる場合は、これ相応の装置のものとすればよい。
図7は、本実施形態の構造物監視装置14の構成を示すブロック図である。
図示されるように、構造物監視装置14は、まず、複数のヘルスモニタリング用センサ2が用いられている。
なお、本発明が適用される構造物は、特に限定されるものではなく、ビルディングや橋梁といった、地上に建造されるものであればよい。又、ヘルスモニタリング用センサ2は、ヘルスモニタリング用として、このような構造物の各所に適宜、設置され、あるいは、ねじその他による取付け、接着剤や粘着テープなどによる貼付など、種々の手法により配置されたものである。本発明において、構造物へのヘルスモニタリング用センサ2の配置手法は、特に限定されるものではない。
これらヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号は、信号前処理部41によって前処理を施した後、構造ヘルスモニタリング処理部43に入力する。構造物監視装置14においては、これらの、ヘルスモニタリング用センサ2、信号前処理部41、及び構造ヘルスモニタリング処理部43によって、従来からの構造ヘルスモニタリング処理を行うようになっている。
構造ヘルスモニタリング処理に際し、信号前処理部41は、種々の処理の便宜を図るための前処理として、周波数フィルタ処理などを施す。ヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号に含まれる様々な雑音は、信号前処理部41の周波数フィルタ処理などによって除去される。
次に、構造ヘルスモニタリング処理部43は、対象となる構造物の損傷、老朽化などを検出したり、該検出に係る観察に必要なデータを収集したりするものである。これら検出や収集されたものは、ネットワーク1を介して、遠隔地に送信するようにしてもよい。
更に、本実施形態では、これらヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号を用いて、信号前処理部41及び構造物地点地震波解析処理部20によって、地震波の検出や測定を行うようにしている。ヘルスモニタリング用センサ2は、作用する応力や、歪や、加速度などを検出するものなどであって、本発明は特にこれを限定するものではない。例えばヘルスモニタリング用センサ2として、前述の圧電素子や、光ファイバーなどを用いるようにしてもよい。
この構造物地点地震波解析処理部20は、図7に示すように、地震波抽出処理部22と、GPS機能部23と、構造物地点地震特徴データ生成処理部24と、地震特徴データ送信部25と、地震波データベース28とを備えている。
まず、地震波抽出処理部22は、信号前処理部41を介して入力されるヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号から、周波数フィルタ処理などによって、地震波による信号を抽出する。ヘルスモニタリング用センサ2が配置されている構造物が、地震波によって揺れる場合のこの揺れ自体、又この揺れによるヘルスモニタリング用センサ2の出力信号に、特有の周波数特性がある場合、地震波抽出処理部22は、該周波数特性に適合した周波数フィルタ処理を施すことで、様々な雑音を除去することができ、該地震波抽出処理部22以降の処理精度を向上することができる。
又、ヘルスモニタリング用センサ2によっては、本来は揺れを検出する構造ではないものものある。地震波抽出処理部22は、このような様々なヘルスモニタリング用センサ2が出力する信号から、地震波の揺れを観測可能な信号を生成する。
GPS機能部23は、いわゆるGPS(Global Positioning System)によって、構造物監視装置14が配置されている地点における、現在位置、及び現在時間を自動的に取得する機能を有している。
次に、構造物地点地震特徴データ生成処理部24は、地震波抽出処理部22が出力する地震波の揺れを観測可能な信号に基づいて、観測される地震の特徴データを生成する。この地震特徴データには、観測された地震の到達時刻、振幅、又該観測の地点の位置などが含まれる。ここで、これら到達時刻、観測地点位置は、GPS機能部23により取得した現在位置、及び現在時間に基づくものである。
地震特徴データ送信部25は、このような地震特徴データを、ネットワーク1を介して遠隔地に送信する。この送信先は、地震情報集配信装置12や、他の構造物監視装置14である。
本実施形態の構造物監視装置14では、構造物地点地震波解析処理部20に加えて、地震到達推測判定装置30を備えている。この地震到達推測判定装置30は、その構造物監視装置14が配置されている地点における、S波の地震波到達時刻を推測判定するものである。
前述のように、構造物監視装置14が備える構造物地点地震波解析処理部20は、ネットワーク1を介して地震特徴データを遠隔地に送信する。そして、地震情報受信部36は、各地に配置された複数の構造物監視装置14から該地震特徴データを受信する。
地震到達推測判定装置30は、該受信の地震特徴データに基づいて、観測されている地震波の震源の位置、及び該地震波の震源における地震発生時刻を求める。又、地震到達推測判定装置30は、地震情報受信部36が受信した地震特徴データや、上記のように求められた震源の位置、及び該地震波の震源における地震発生時刻に基づいて、当該構造物監視装置14の配置場所における該震源の、S波の地震波が到達する時刻や、該地震波の強度を予測する。
そして、地震警報出力装置37は、地震波のこのような強度が、防災上無視できない所定震度以上である場合、該地震波の到達を警報する。該警報の際には、適宜、このように予測された地震波の到達時刻を含めるようにしてもよい。又、該警報は、音声合成による発話によって、スピーカから周囲にアナウンスするものであってもよい。
又、地震情報受信部36は、気象警報サーバ装置10から、いわゆる緊急地震速報の通知も受信するようになっている。該速報についても、地震警報出力装置37は、その速報の地震波の強度が、防災上無視できない所定震度以上である場合、該地震波の到達を警報する。
なお、通常、震度5以上では、種々の地震被害が発生する場合がある。このため、上記の所定震度は、例えば、震度5としてもよい。しかしながら、該所定震度は、具体的に限定されるものではない。
図8は、本実施形態における構造物監視装置14が備えるヘルスモニタリング用センサ2の配置例を示すビルディングの模式的な斜視図である。
この図において、ビルディング6の構造物本体6aは、4本の基礎杭6bの上に建造されている。又、この図において、○印で図示されるものはヘルスモニタリング用センサ2であり、構造物本体6aにおいては合計8個、4本の基礎杭6bそれぞれにはその上下に各1個ずつ配置されており、従って、ビルディング6全体として、ヘルスモニタリング用センサ2は、合計16個配置されている。
このようなヘルスモニタリング用センサ2は、あるものは地表に平行な特定方向、例えば南北方向や、東西方向、あるいは、ビルディング6の建築状況に合わせて、ヘルスモニタリング用として好適な所定方向の地震波を検知可能なものである。あるいは、ヘルスモニタリング用センサ2は、地表に対して鉛直方向の地震波を検知可能なものである。
構造物監視装置14の信号前処理部41には、このようなヘルスモニタリング用センサ2が入力されている。図8の場合には、これら16個のヘルスモニタリング用センサ2の出力が信号前処理部41に入力されている。該信号前処理部41は、これらヘルスモニタリング用センサ2の出力信号に対して、個別に、地震波検出に好適な加工を施し、出力する。
又、構造物地点地震波解析処理部20の地震波抽出処理部22は、信号前処理部41で加工されたヘルスモニタリング用センサ2の信号に基づいて、その地点において、地表に平行な南北方向、東西方向、及び、地表に対して鉛直方向の地震波の観測信号を生成し、出力する。
例えば、図9は、本実施形態の構造物監視装置14が設置されている地点において観測される地震波の波形の一例を示すグラフである。
この図において、グラフDax、Day、Dazはa地点における、グラフDbx、Dby、Dbzはb地点における、グラフDcx、Dcy、Dczはc地点における、地表に平行な南北方向(X方向)、東西方向(Y方向)、及び、地表に対して鉛直方向(Z方向)の地震波の観測された波形となっている。
図10は、本実施形態における構造ヘルスモニタリング処理を示すフローチャートである。
この図では、ヘルスモニタリング用センサ2からの信号に対して、図7に示した信号前処理部41及び構造ヘルスモニタリング処理部43で行なわれる構造ヘルスモニタリング処理が示される。
この構造ヘルスモニタリング処理により、対象となる構造物の損傷、老朽化などを検出したり、該検出に係る観察に必要なデータを収集したりすることができる。これら検出や収集されたものや、後述するステップS120やステップS128における警報出力は、ネットワーク1を介して、遠隔地に送信するようにしてもよい。
まずステップS110では、ヘルスモニタリング用センサ2のいずれか1つを選択する。ステップS112では動的ひずみ計測処理を行い、ステップS114では周波数解析処理を行う。又、ステップS116では、固有振動数を解析する。
ステップS118では、これらステップS112、S114、S116によって得られるデータと、これらデータに対してそれぞれ予め設定された比較値とを比較する。比較値より大であれば、「変化あり」とし、ステップS120において警報出力を行なう。あるいは、比較値以下であれば、「変化なし」として、ステップS112の前方に分岐する。
上述のステップS120に続いて、次に、ステップS122でひずみ分布計測処理を行ない、又ステップS124でひずみ分布を解析する。
ステップS126では、これらステップS122、S124によって得られるデータと、これらデータに対して予め設定された比較値とを比較する。比較値より大であれば、「変化あり」とし、ステップS128において警報出力を行ない、この後にはステップS110の前方に分岐する。あるいは、比較値以下であれば、「変化なし」として、ステップS112の前方に分岐する。
図11は、本実施形態の気象警報サーバ装置10及び地震情報集配信装置12の構成を示すブロック図である。
まず、気象警報サーバ装置10は、多数の地震検知装置5、及び地震警報通知装置6を有する。地震検知装置5は、日本の各地に配置される地震計であり、地震の発生直後に、震源に近いもので該発生をとらえるようにしている。地震警報通知装置6は、これら地震検知装置5による地震の検知に基づいて、地震情報集配信装置12その他に対して緊急地震速報を発信するものである。
次に、本実施形態において、地震情報集配信装置12は、図6に示したようなハードウェア構成におけるアプリケーション・プログラムの動作その他により、この図11に示すような各構成部が実現されている。
この図11に示すように、地震情報集配信装置12は、地震推測判定装置60と、緊急地震速報システム受信装置72と、緊急地震速報解析処理部73と、配信処理部74と、地震速報データベース76と、配信データベース77とを有している。又、地震推測判定装置60は、構造物地点地震波情報受信部61と、地震波予測処理部62と、地震データベース63とを有している。
地震推測判定装置60において、まず、構造物地点地震波情報受信部61は、各地に配置された構造物監視装置14が送信する地震特徴データを、ネットワーク1を介して受信する。又、地震波予測処理部62は、受信された各地からの地震特徴データに基づいて、観測された地震の震源や、該震源のS波の地震波が到達する、各地における時刻やその強度を予測する。
次に、緊急地震速報システム受信装置72は、気象警報サーバ装置10から、いわゆる緊急地震速報の通知を受信する。緊急地震速報解析処理部73は、地震速報データベース76に格納された情報を用いて、受信された緊急地震速報の内容を解析し、その速報の地震波の震源や強度の情報を抽出する。
次に、配信処理部74は、配信データベース77に格納されている情報を用いて、地震波予測処理部62で予測された情報や、緊急地震速報解析処理部73により抽出された情報を、各地の構造物監視装置14に対して配信する。
次に、図12は、本実施形態における情報の流れを示すブロック図である。
この図は、図4、図7、図11に示される構成において、情報の流れを示す模式図となっている。
地震発生時、まず、第1の情報の流れは、気象警報サーバ装置10において、防災上無視できない地震発生が検知されると、該気象警報サーバ装置10から始まる。
気象警報サーバ装置10において、地震検知装置5により地震波が検知されて、緊急地震速報が地震警報通知装置6から送信されると、該緊急地震速報は、図12において太線矢印で示すように配信され、ネットワーク1を介して、各会員端末装置3、又図7に示した構造物監視装置14の地震情報受信部36で受信される。なお、該配信の配信方法は、特に限定されるものではなく、いわゆる電子メールの送信によって行なってもよい。
該地震情報受信部36で受信された場合、地震警報出力装置37は、受信した緊急地震速報に基づいた警報を、例えば文字表示や音声出力によって出力する。又、会員端末装置3についても、受信した緊急地震速報に基づいた警報を同様にして、会員端末装置3の所持者に対して出力する。
他方、第2の情報の流れは、各地にある、いずれかの構造物監視装置14において、防災上無視できない地震発生が検出された場合に、該構造物監視装置14から始まる。
各地にある、いずれかの構造物監視装置14のヘルスモニタリング用センサ2において、防災上無視できない地震発生が検出されると、構造物地点地震波解析処理部20は、ネットワーク1を介して地震特徴データを遠隔地に送信する。該送信先には、地震情報集配信装置12の構造物地点地震波情報受信部61、他の地点に配置された構造物監視装置14の地震情報受信部36が含まれる。
まず、構造物地点地震波情報受信部61が地震特徴データを受信すると、地震推測判定装置60において、受信された各地からの地震特徴データに基づいて、震波予測処理部62は、観測された地震の震源や、該震源のS波の地震波が到達する、各地における時刻やその強度を予測し、場合によっては、気象警報サーバ装置10が配信する緊急地震速報と同様の速報情報を生成する。
次に、配信処理部74は、配信データベース77に格納されている情報を用いて、地震波予測処理部62で予測された情報や生成された速報情報を、図12において太線一点鎖線矢印で示すように配信し、各地の構造物監視装置14の地震情報受信部36や、会員端末装置3に対して配信する。なお、該配信の配信方法は、特に限定されるものではなく、いわゆる電子メールの送信によって行なってもよい。
続いて、構造物監視装置14の地震情報受信部36は、構造物地点地震波解析処理部20が送信した地震特徴データや、配信処理部74が配信した、地震波予測処理部62で予測された情報を受信する。すると、適宜、地震到達推測判定装置30による処理を行い、地震警報出力装置37は、地震情報受信部36が受信したものや、地震到達推測判定装置30の処理結果に基づいて、必要な警報を出力する。
又、地震情報受信部36は、緊急地震速報と同様の速報情報を地震情報集配信装置12から受信した場合には、該速報情報を地震警報出力装置37に送り、又、該地震警報出力装置37は、該速報情報に従った警報を、例えば文字表示や音声出力によって出力する。又、会員端末装置3についても、該速報情報を地震情報集配信装置12から受信した場合には、該速報情報に基づいた警報を同様にして、会員端末装置3の所持者に対して出力する。
なお、上述の第1の情報の流れでも、第2の情報の流れでも、以上の説明においては、気象警報サーバ装置10からの緊急地震速報は、該気象警報サーバ装置10から直接、会員端末装置3や、構造物監視装置14の地震情報受信部36に対して配信している。又、地震情報集配信装置12からの、該緊急地震速報と同様の速報情報は、該地震情報集配信装置12から直接、会員端末装置3や、構造物監視装置14に対して配信している。しかしながら、これら配信は、他のサーバ装置などを経由するようにしてもよい。
例えば、上記の緊急地震速報は、気象警報サーバ装置10から発せられた後、地震情報集配信装置12を経由して、会員端末装置3や構造物監視装置14に配信してもよい。又、上記の速報情報は、地震情報集配信装置12から発せられた後、気象警報サーバ装置10を経由して、会員端末装置3や構造物監視装置14に配信してもよい。
ここで、本実施形態では、地震波抽出処理部22において、極めて短時間の間に生じた加速度の大きな変位を、地震波と推測する。又、該地震波抽出処理部22において、Z軸方向の大きな変位はP波と推測し、X軸あるいはY軸方向の大きな変位はS波と推測する。
又、距離が近接した構造物監視装置14における複数のヘルスモニタリング用センサ2を用いて計測される加速度の大きな変位、ならびに時系列上の挙動は、地震特徴データとしてネットワーク1を介して、地震情報集配信装置12の構造物地点地震波情報受信部61において受信される。地震波予測処理部62は、該受信の地震特徴データに基づいて、地震情報を配信すべき各地点への地震波の到達を推測し、配信処理部74によって、該推測結果の地震情報をこれらの地点へ配信する。
又、このような地震特徴データは、ネットワーク1を介して、構造物監視装置14の地震情報受信部36において受信される。地震到達推測判定装置30は、該受信の地震特徴データに基づいて、その構造物監視装置14が配置されている各地点への地震波の到達を推測し、地震警報出力装置37によって、該推測結果の警報を出力する。
図13は、本実施形態における地震波到達予測処理を示す平面図である。
この地震波到達予測処理は、上述のように地震波の到達を推測する、構造物監視装置14の地震到達推測判定装置30、地震情報集配信装置12の地震波予測処理部62において行なわれるものである。又、この図13において、符合Ea1、Ea2、Eb1、Eb2、Ec1、Ec2は、それぞれ、構造物監視装置14が配置されている観測点である。
これら観測点では、前述のように、地表に平行な南北方向(X方向)、東西方向(Y方向)、及び、地表に対して鉛直方向(Z方向)の地震波が観測されている。又、観測された地震波の、その観測点における到達時刻が求められている。
ここで、図13では、各観測地点における到達時刻の時間的な前後関係により、地震波の到達方向を求めている。
例えば、符合Ea1及び符合Ea2の構造物監視装置14による観測によって、地震波の強度、及び、地震波の伝播方向が求められる。この図において、符合Ea1の地点では、符合Ea2の地点より、地震波が早く観測されており、従って、該地震波の伝播は一点鎖線矢印Eaのようになる。又、このように求められたこれら地震強度及び伝播方向から、二点鎖線矢印Ea´の方向にある地点Fへ到達する地震波の、予想到達時刻、予想地震強度を求めることができる。
又、例えば、符合Eb1及び符合Eb2の構造物監視装置14による観測によって、地震波の強度、及び、地震波の伝播方向が求められる。この図において、符合Eb1の地点では、符合Eb2の地点より、地震波が早く観測されており、従って、該地震波の伝播は一点鎖線矢印Ebのようになる。又、このように求められたこれら地震強度及び伝播方向から、二点鎖線矢印Eb´の方向にある地点Fへ到達する地震波の、予想到達時刻、予想地震強度を求めることができる。
更に、例えば、符合Ec1及び符合Ec2の構造物監視装置14による観測によって、地震波の強度、及び、地震波の伝播方向が求められる。この図において、符合Ec1の地点では、符合Ec2の地点より、地震波が早く観測されており、従って、該地震波の伝播は一点鎖線矢印Ecのようになる。又、このように求められたこれら地震強度及び伝播方向から、二点鎖線矢印Ec´の方向にある地点Fへ到達する地震波の、予想到達時刻、予想地震強度を求めることができる。
図14は、本実施形態における、震源位置B0、地震計設置点B1−1、及び構造物監視装置設置点B2−1の距離関係を示すグラフである。
まず、図3に示される震源位置B0及び構造物監視装置設置点B2−1の間の距離は、図14において距離L1で示される。図3に示される震源位置B0及び地震計設置点B1−1の間の距離は、図14において距離L2で示される。更に、震源位置B0から、図3には示されない遠隔地Gまでの距離は、図14において距離L3で示される。ここで、これら距離の大小関係は、図14に図示されるように、距離L1<距離L2<距離L3となっている。
次に、図15は、本実施形態及び比較例の情報配信処理を比較したタイムチャートである。
図15のタイムチャートにおいて、震源位置B0で時刻t0に発生した地震のP波は、距離L1を伝播し、時刻t1において、構造物監視装置設置点B2−1により検出される。この後、このP波は、構造物監視装置設置点B2−2〜B2−4、更には構造物監視装置設置点B2により検出され、これらの検出結果に基づいて、地震発生を推測する処理が行われ、時刻t3において、地震発生の地震情報配信が発せられる。
これに対して、比較例では、図15のタイムチャートにおいて、震源位置B0で時刻t0に発生した地震のP波は、距離L2を伝播し、時刻t2において、地震計設置点B1−1により検出される。この後、このP波は、地震計設置点B1−1〜B1−4により検出され、これらの検出結果に基づいて、地震発生を推測する処理が行われ、時刻t4において、地震発生の地震情報配信が発せられる。
ここで、距離L1<距離L2であるので、本実施形態において、最初にP波を検出するまでの時間、即ち時刻t0から時刻t1までの時間は、比較例の対応する時刻t0から時刻t2までの時間より短い。
更に、本実施形態において、推測処理に必要な他の構造物監視装置設置点B2−2〜B2−4における地震検出も、これら構造物監視装置設置点B2−2〜B2−4は、震源近傍範囲B5の二点鎖線円内に存在する。このため、本実施形態における推測処理時間(時刻t1から時刻t3までの時間)は、比較例の推測処理時間(時刻t2から時刻t4までの時間)より短くなっている。
このため、地点GまでにP波、更にS波が伝播するまでに、本実施形態によれば比較例より早く、地震情報を配信することができる。
以上説明したように、本実施形態では、広範囲の各構造物に構造物監視装置14を設け、又各構造物には、該構造物監視装置14に接続されるヘルスモニタリング用センサ2を敷設するようにし、ヘルスモニタリング用センサ2の出力信号から観測される地震波の加速度等のデータを、ネットワークを介して収集するシステムを構築することができる。又、地震波到達の推測情報を、緊急地震速報の配信ネットワークを活用して、速報の配信先に伝達することにより、限定されている緊急地震速報の効果を補完することが可能になる。
なお、本実施形態では、地震情報集配信装置12において、気象警報サーバ装置10からの通知を受信してから、地震検知装置5に基づく緊急地震速報の情報を配信するようにし、該配信のネットワーク1を、ヘルスモニタリング用センサ2による地震情報の配信にも活用している。これに対して、地震情報集配信装置12や構造物監視装置14の構成を、気象警報サーバ装置10において、一括して構成するようにしてもよい。この場合、ネットワーク1は、地震検知装置5に基づく緊急地震速報の情報を配信にも、該配信のネットワーク1を、ヘルスモニタリング用センサ2による地震情報の配信にも利用されることになる。
なお、本実施形態において、気象警報サーバ装置10からの緊急地震速報と、地震情報集配信装置12からの、該緊急地震速報と同様の速報情報とは、それぞれの生成や配信において、相互に補完するようにしてもよい。更には、これら緊急地震速報及び速報情報を、その生成や配信において、一本化するようにしてもよい。
B0…震源位置
B1−1〜B1−4…地震計設置点
B2、B2−1〜B2−4…構造物監視装置設置点
B3…県境界
B4…海岸線
B5…震源位置近傍範囲
1…ネットワーク
2…ヘルスモニタリング用センサ
3…会員端末装置
5…地震検知装置
6…地震警報通知装置
10…気象警報サーバ装置
12…地震情報集配信装置
14…構造物監視装置
20…構造物地点地震波解析処理部
22…地震波抽出処理部
23…GPS機能部
24…構造物地点地震特徴データ生成処理部
25…地震特徴データ送信部
28…地震波データベース
30…地震到達推測判定装置
36…地震情報受信部
37…地震警報出力装置
41…信号前処理部
43…構造ヘルスモニタリング処理部
60…地震推測判定装置
61…構造物地点地震波情報受信部
62…地震波予測処理部
63…地震データベース
72…緊急地震速報システム受信装置
73…緊急地震速報解析処理部
74…配信処理部
76…地震速報データベース
77…配信データベース
301〜303…バス
310…CPU
311…RAM
312…ROM
313…LAN−I/F
314…MODEM
320〜322…I/F
330…画面表示装置
331…キーボード
332…マウス
333…プリンタ装置
340…HDD装置
341…CDドライブ装置
342…FDD装置
B1−1〜B1−4…地震計設置点
B2、B2−1〜B2−4…構造物監視装置設置点
B3…県境界
B4…海岸線
B5…震源位置近傍範囲
1…ネットワーク
2…ヘルスモニタリング用センサ
3…会員端末装置
5…地震検知装置
6…地震警報通知装置
10…気象警報サーバ装置
12…地震情報集配信装置
14…構造物監視装置
20…構造物地点地震波解析処理部
22…地震波抽出処理部
23…GPS機能部
24…構造物地点地震特徴データ生成処理部
25…地震特徴データ送信部
28…地震波データベース
30…地震到達推測判定装置
36…地震情報受信部
37…地震警報出力装置
41…信号前処理部
43…構造ヘルスモニタリング処理部
60…地震推測判定装置
61…構造物地点地震波情報受信部
62…地震波予測処理部
63…地震データベース
72…緊急地震速報システム受信装置
73…緊急地震速報解析処理部
74…配信処理部
76…地震速報データベース
77…配信データベース
301〜303…バス
310…CPU
311…RAM
312…ROM
313…LAN−I/F
314…MODEM
320〜322…I/F
330…画面表示装置
331…キーボード
332…マウス
333…プリンタ装置
340…HDD装置
341…CDドライブ装置
342…FDD装置
Claims (6)
- 各地にある構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号に基づいた、地震波の特徴データの通知を、ネットワークを介して受信し、
複数の地点からそれぞれ受信された該通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測し、
該予測に基づいて識別される、少なくとも該地震波が伝播する可能性がある地点に、該予測に基づく地震防災情報を送信するようにしたことを特徴とする地震情報集配信方法。 - 各地にある構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号に基づいた、地震波の特徴データの通知を、ネットワークを介して受信する構造物地点地震波情報受信部と、
複数の地点からそれぞれ受信される該通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測する地震波予測処理部と、
該予測に基づいて識別される、少なくとも該地震波が伝播する可能性がある地点に、該予測に基づく地震防災情報を送信する配信処理部と、を備えたことを特徴とする地震情報集配信装置。 - 請求項2に記載の地震情報集配信装置において、
各地にある地震計が出力する信号に基づいた、緊急地震通報の配信を行なうネットワークに対して、前記配信処理部が、前記送信を行うことを特徴とする地震情報集配信装置。 - 構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号を入力し、その地点に到達した地震波を検出する信号を抽出する地震波抽出処理部と、
該抽出の信号に基づいた、到達した地震波の特徴データを伝達する通知を、ネットワークを介して送信する地震特徴データ送信部と、
ネットワークを介して、他からの該特徴データの通知を受信する地震情報受信部と、
前記抽出信号、及び該受信の該地震波情報伝達通知に基づいて、将来の該地震波の伝播を予測する地震推測判定部と、を備えたことを特徴とする構造物監視装置。 - 構造物に取り付けられた、その構造物のヘルスモニタリング用のセンサが出力する信号を入力し、その地点に到達した地震波を検出する信号を抽出する地震波抽出処理部と、
汎用のGPSシステムを利用して、現在位置、及び現在時間を取得するGPS機能部と、
前記抽出の信号に基づいた、到達した地震波の特徴データを伝達する通知を、これら現在位置及び現在時間の情報の少なくとも一部を付与して、ネットワークを介して送信する地震特徴データ送信部と、を備えたことを特徴とする構造物監視装置。 - 請求項2に記載の地震情報集配信装置、請求項3に記載の地震警報配信装置、請求項4に記載の構造物監視装置、又は、請求項5に記載の構造物監視装置を実施するためのコンピュータ・プログラム。
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