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JP2009156340A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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JP2009156340A
JP2009156340A JP2007334827A JP2007334827A JP2009156340A JP 2009156340 A JP2009156340 A JP 2009156340A JP 2007334827 A JP2007334827 A JP 2007334827A JP 2007334827 A JP2007334827 A JP 2007334827A JP 2009156340 A JP2009156340 A JP 2009156340A
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helical
gears
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helical pinion
gear
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JP2007334827A
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Masahiko Asahi
雅彦 朝日
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GKN Driveline Japan Ltd
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GKN Driveline Torque Technology KK
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Abstract

【課題】簡単な構造で、コースト時のトルク・バイアス・レシオ(TBR)をドライブ時よりも高めることを可能とする。
【解決手段】駆動入力が行われるデフ・ケース3の回転軸と平行な軸芯を有する軸方向短長の第1,第2収容孔43,45と、第1,第2収容孔43,45に軸回転可能に収容保持され軸方向の一側で相互に噛み合う軸方向短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11と、デフ・ケース3内に同芯状で回転可能に対向配置され第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の軸方向の他側に各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7とを備え、デフ・ケース3が駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置すると共に回転方向後側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置したこと特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等のヘリカル・ギヤを用いたデファレンシャル装置に関する。
従来のこの種のデファレンシャル装置としては、例えば特許文献1に記載されたようなものがある。
このデファレンシャル装置は、デフ・ケースに一対のヘリカル・サイド・ギヤを軸方向に対向するように支持し、このヘリカル・サイド・ギヤ外周で周方向に並設され相互に噛み合う相対的に軸方向長短の対のヘリカル・ピニオン・ギヤが設けられ、このヘリカル・ピニオン・ギヤの一方は、前記一対のヘリカル・サイド・ギヤの一方に噛み合い、他方は、前記一対のヘリカル・サイド・ギヤの他方に噛み合う構成となっている。
前記対のヘリカル・ピニオン・ギヤは、前記ケースが駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に軸方向に長い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に軸方向に短い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置している。
また、デフ・ケースとヘリカル・サイド・ギヤとの間には、スラスト・ワッシャが介設されている。
そして、前記デフ・ケースがドライブ時の駆動トルク等により回転したときは各ギヤがスラスト反力及び径方向反力を受け、収容孔に対する摩擦力により差動制限力を得ることができる。
ところで、近年では、エンジンの出力がハイパワーになる傾向があり、コーナリング時のフル・ブレーキ等に対する安定性を高める要求が益々増大している。
この要求に対し、ワッシャの高μ化、コースト側歯面の高μ化、コースト側圧力角増大、摩擦クラッチなどのフリクション部材の追加等によりコースト時のTBR(トルク・バイアス・レシオ)をドライブ時よりも高めるようにして対策することができる。
しかし、このような対策では、摩擦係数、圧力角等を変更した特別なワッシャ、ギヤ等の部品が必要となり、組み付け、部品管理が煩雑となり、コスト増大の原因となる恐れがある。
特開平7−3317878号公報参照
解決しようとする問題点は、摩擦クラッチなどのフリクション部材の追加等によりコースト時のTBR(トルク・バイアス・レシオ)をドライブ時よりも高めるようにすると、特別な部品が必要となり、組み付け、部品管理が煩雑となり、コスト増大の原因となる恐れがあった点である。
本発明は、簡単な構造で、コースト時のトルク・バイアス・レシオ(TBR)をドライブ時よりも高めることを可能とするために、駆動入力が行われるデフ・ケースと、このデフ・ケース内に形成され該デフ・ケースの回転軸と平行な軸芯を有する相対的に軸方向短長の第1,第2収容孔と、前記第1,第2収容孔に軸回転可能に収容保持され相互に噛み合う相対的に軸方向短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤと、前記デフ・ケース内に同芯状で回転可能に対向配置され前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤに各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル出力ギヤとを備え、前記デフ・ケースが駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置したことを最も主要な特徴とする。
本発明は、駆動入力が行われるデフ・ケースと、このデフ・ケース内に形成され該デフ・ケースの回転軸と平行な軸芯を有する相対的に軸方向短長の第1,第2収容孔と、前記第1,第2収容孔に軸回転可能に収容保持され相互に噛み合う相対的に軸方向短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤと、前記デフ・ケース内に同芯状で回転可能に対向配置され前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤに各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル出力ギヤとを備え、前記デフ・ケースが駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置した。
このため、短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤの配列を変更するだけの簡単な構造で、コースト時のトルク・バイアス・レシオ(TBR)をドライブ時よりも高めることができる。
簡単な構造で、コースト時のトルク・バイアス・レシオ(TBR)をドライブ時よりも高めるという目的を、軸方向長さの異なる第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤの配列を変更することで実現した。
[デファレンシャル装置]
図1は、本発明実施例のデファレンシャル装置の一部を切り欠いた概略斜視図、図2は、デフ・ケースを省略したギヤ組の斜視図、図3は、デファレンシャル装置の断面図である。
図1のデファレンシャル装置1は、例えばリヤ・デファレンシャル装置として用いられ、エンジンの駆動力が、トランスミッション、プロペラ・シャフト、デファレンシャル装置1、後車軸、左右の後輪へと伝達される構成となっている。
前記デファレンシャル装置1は、デフ・キャリヤ内に配置されており、リング・ギヤ及びドライブ・ピニオン・ギヤの噛合いにより、プロペラ・シャフト側からデフ・ケース3に駆動力が入力されるようになっている。
図1〜図3のように、前記デフ・ケース3の内部には中空であって互いに逆方向で同一角度のねじれ角をもった一対のヘリカル出力ギヤとしてヘリカル・サイド・ギヤ5,7が同芯状で回転可能に対向配置されている。ヘリカル・サイド・ギヤ5,7の外周部には、互いに逆方向で同一角度のねじれ角をもって相互に噛み合うピニオン・ギヤ組として相対的に軸方向短長の対の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11が周方向に並設されている。この第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11は、ヘリカル・サイド・ギヤ5,7の外周囲に周方向に向けて等間隔に複数対、例えば4対配置されている。しかしながら、複数対の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11は、周方向に不等間隔をもって配置されても良い。
前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11は、前記デフ・ケース3が駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置すると共に回転方向後側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置している。
図1,図3のように、前記デフ・ケース3の外周部には、リング・ギヤを取り付けるためのフランジ部13が形成され、側壁部15,17には、ボス部19,21が形成されている。ボス部19,21の端部外周には、軸受け支持部23,25が形成され、内周は、軸貫通孔27,29となっている。
デフ・ケース3の軸心部には、ギヤ収容部31が形成され、ギヤ収容部31内の両側にギヤ支持部33,35が形成されている。デフ・ケース3には、ギヤ支持部33,35の内端部に連続して軸方向内向きの内側受け面39,41が、回転軸を中心に周回状に設けられている。
デフ・ケース3の内部外周側には、内側受け面39,41に隣接して相対的に軸方向短長の対の第1,第2収容孔43,45が互いに周方向に隣接して周方向複数対、例えば4対形成されている。第1,第2収容孔43,45は、デフ・ケース3の回転軸と平行な軸芯を有している。
前記デフ・ケース3には、第1収容孔43に連通する開口46と第2収容孔45に連通する開口47,48,49とが形成されている。開口46,47,48,49は、デフ・ケース3内外で潤滑オイルを流通させるものでる。側壁15には、軸貫通孔27及び第1収容孔43間を連通させる油溝51が形成され、側壁17には、軸貫通孔29及び第2収容孔45間を連通させる油溝53が形成されている。油溝51,53は、潤滑オイルをガイドするためのものである。軸貫通孔27,29には、螺旋溝27a,29aが形成されている。
前記第1,第2収容孔43,45には、前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11が軸回転可能に収容保持され、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11は、デフ・ケース3の回転軸と平行な軸芯を有している。
前記第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9は、外周全体が一体に連続したギヤ部9a,9bであり軸方向短尺に形成されている。前記第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11は、軸方向長尺に形成され、軸方向の両側にギヤ部11a,11bが離間形成され、このギヤ部11a,11b間に連続し該ギヤ部11a,11bの歯先径よりも小径の軸部11cを備えている。
第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11は、軸方向一側のギヤ部9a,11aにおいて相互に噛み合っている。
前記ギヤ収容部31には、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11と噛合って回転軸方向に対向配置され駆動出力を行うための前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が収容されている。ヘリカル・サイド・ギヤ5,7は、外周にギヤ部5a,7aが形成され、内周に軸結合用のインナー・スプライン5b,7bが形成されている。ヘリカル・サイド・ギヤ5のギヤ部5aは、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9の軸方向他側のギヤ部9bに噛み合い、ヘリカル・サイド・ギヤ7のギヤ部7aは、第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11の軸方向他側のギヤ部11bに噛み合っている。インナー・スプライン5b,7bには、軸貫通孔27,29に貫通する車軸側の結合軸がスプライン結合される。
前記デフ・ケース3がドライブ時の駆動力により一方向へ回転したときは前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が反対向方向(図3矢印A方向)へのスラスト力を受け、デフ・ケース3がコースト時の駆動トルクにより他方向へ回転したときは前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が対向方向(図3矢印B方向)へのスラスト力を受けるように前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11のギヤ部9a,9b,11a,11b及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のギヤ部5a,7aのねじれ角が設定されている。
この場合、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の後述する径方向の噛み合い反力成分をTBRに有効に作用させるためには、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の軸方向(スラスト方向)の噛み合い反力成分より径方向の噛み合い反力成文が大きいことが前提となる。このため、ギヤ部9a,9b,11a,11b及びギヤ部5a,7aのねじれ角は、45°を限界とし、45°未満に設定する。加工形成が容易なヘリカル・ギヤの諸元値:圧力角20〜25°、ねじれ角20〜35°程度であってもよい。
前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のギヤ部5a,7aの歯幅方向端部の内周側に隣接して環状の内側対向面55,57及び外側対向面59,61が設けられている。内側対向面55,57は、回転軸方向に一定の間隔を有して相互に対向している。外側対向面59,61は、内側対向面55,57の反対向側に形成されている。
ヘリカル・サイド・ギヤ5,7には、内側対向面55,57に隣接して嵌合部67,69が周回状に形成されている。嵌合部67,69は、デフ・ケース3側のギヤ支持部33,35に嵌合している。
ヘリカル・サイド・ギヤ5,7には、内側対向面55,57の内周側に連結嵌合穴73,連結嵌合部75が形成され、相互に嵌合し、連れ持ち支持されている。
前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7の内側対向面55,57間には、スラスト・ブッシュ77が配置されている。
[駆動力伝達]
前記デフ・ケース3に駆動力が伝達されると、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11からヘリカル・サイド・ギヤ5,7を介して車軸側へ出力され、左右の車軸により左右後輪が駆動される
左右後輪間に差動回転を生じると左右のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が連動して差動回転し、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の自転により差動回転が許容され、エンジンの駆動力が差動回転を許容しつつ左右車輪側に差動分配される。
前記デフ・ケース3がドライブ時の駆動トルクにより一方向へ回転したときは前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が反対向方向(矢印A方向)へのスラスト力を受ける。
このため、左右のヘリカル・サイド・ギヤ5,7は、スラスト・ワッシャ63,65を介してデフ・ケース3側の内側受け面39,41にスラスト力により押し付けられる。この押し付けにより、ヘリカル・サイド・ギヤ5,7と内側受け面39,41とがスラスト・ワッシャ63,65を介して摺動回転し、差動制限力を得ることができる。
このとき、ヘリカル・サイド・ギヤ5,7及び第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11のギヤ部5a,7a,11a,11bの噛み合い摺動、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の第1,第2収容孔43,45に対する径方向、軸方向の押し付けによる摺動によっても差動制限力が働く。
前記デフ・ケース3がコースト時の駆動トルクにより他方向へ回転したときは前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が対向方向(矢印B方向)へのスラスト力を受ける。
このため、左右のヘリカル・サイド・ギヤ5,7は、スラスト・ブッシュ77を介して内側対向面55,57が相互に押し付けられる。
このコースト時には、下記の理由によりドライブ時の差動制限力に対して差動制限力を拡大することができる。
[ピニオン・ギヤ配列によるTBRの増大]
図4は、ドライブ時に働く各部の反力状態を示す断面方向の説明図、図5は、ドライブ時に働く各部の反力状態を示すデフ・ケースとピニオン・ギヤとの関係の説明図である。
ドライブ時には、図4,図5のように、第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)のギヤ部11bに、ヘリカル・サイド・ギヤ5,7に対するサイド・ギヤ反力Fsが働き、ギヤ部11aに、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)に対するピニオン・ギヤ(短)反力Fpが働く。この反力Fs,Fpにより、第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)が第2収容孔45に径方向に押し付けられる。
一方、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)には、ギヤ部9bにおいて、サイド・ギヤ反力Fsが働き、ギヤ部9aにおいてピニオン・ギヤ反力Fpが働く。この反力Fpは、反力Fsに対して逆向きとなる。
第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)の軸長L1は、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)の軸長L2よりも長いので、いわゆるモーメント・アームを大きく確保することができる。このため、TBRに寄与するデフ・ケース3の第1,第2の収容孔43,45と第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の歯先面との摺動摩擦力{ギヤ反力(F)×モーメント・アーム(L)}は、図5の径方向反力の関係からして、第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)を、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)に対してデフ・ケース3の駆動回転方向後側に配置する方が、相対的に大きくなる。
このようにして、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11(短)(長)の配列を変更するだけで、コースト側のTBRをドライブ側よりも増大させることができる。
[変形例]
図6は、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤの回転方向前後配列とドライブ時及びコースト時のTBRとの関係を示す図表である。図中、Sは、第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)、Lは、第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)を示し、正転方向は、ドライブ時の駆動入力回転方向を示す。
比較例1では、デフ・ケース3のドライブ時の駆動回転方向後側に第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9(短)を配置し、ドライブ時に一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が反対向方向へのスラスト力を受けるように第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のねじれ角を設定した。
この構造において、TBRは、従来のようにドライブ時高、コースト時低となった。
比較例2では、デフ・ケース3のドライブ時の駆動回転方向後側に第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)を配置し、ドライブ時に一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が対向方向へのスラスト力を受けるように第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のねじれ角を設定した。
この構造において、TBRは、従来のようにドライブ時高、コースト時低となった。
比較例3では、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の複数対は、デフ・ケース3が駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置すると共に回転方向後側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置した第1ピニオン・ギヤ組81と前記回転方向前側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置すると共に回転方向後側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置した第2ピニオン・ギヤ組83とし、各2対交互に配置した。
また、前記ドライブ時に前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が対向方向へのスラスト力を受けるように前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のねじれ角を設定した。
この構造において、TBRは、従来のようにドライブ時高、コースト時低となった。
変形例1では、第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の複数対は、デフ・ケース3が駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置すると共に回転方向後側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置した第1ピニオン・ギヤ組81と前記回転方向前側に軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置すると共に回転方向後側に軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置した第2ピニオン・ギヤ組83とし、各2対交互に配置した。
また、前記ドライブ時に前記一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が反対向方向へのスラスト力を受けるように前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のねじれ角を設定した。
この構造において、TBRは、ドライブ時低、コースト時高となった。
変形例2では、デフ・ケース3のドライブ時の駆動回転方向後側に第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ11(長)を配置し、ドライブ時に一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7が対向方向へのスラスト力を受けるように第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11及び一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7のねじれ角を設定した。
この構造において、TBRは、ドライブ時低、コースト時高となった。
これらの結果、実施例1の他に、変形例1,変形例2が得られる。
[実施例1の効果]
本発明の実施例1は、駆動入力が行われるデフ・ケース3と、このデフ・ケース3内に形成され該デフ・ケース3の回転軸と平行な軸芯を有する相対的に軸方向短長の第1,第2収容孔43,45と、前記第1,第2収容孔43,45に軸回転可能に収容保持され軸方向の一側で相互に噛み合う相対的に軸方向短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11と、前記デフ・ケース3内に同芯状で回転可能に対向配置され前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の軸方向の他側に各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル・サイド・ギヤ5,7とを備え、前記デフ・ケース3が駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ9を配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ11を配置した。
このため、短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ9,11の配列を変更するだけの簡単な構造で、コースト時のトルク・バイアス・レシオ(TBR)をドライブ時よりも高めることができる。
従って、エンジンの出力がハイパワーになる傾向があり、コーナリング時のフル・ブレーキ等に対する安定性を高める要求を、簡単な構造で容易に満足させることができる。
[その他]
本願発明に関連して、前述した実施例1に含まれる他の主要な特徴を記載する。
従来のデファレンシャル装置においては、デファレンシャル装置のトルク・バイアス・レシオは、車両の走行特性に応じて、ドライブ側とコースト側の駆動特性が得られるように所望の値が設定されていた。この所望の値を設定するには、前述したとおり、オプショナルなワッシャの高μ化や摩擦クラッチなどのフリクション部材の追加を伴うものであった。そのため、駆動特性の種々異なるデファレンシャル装置を様々に準備する必要があり、デファレンシャル装置はタイプの異なるいわば一品一様の設定に成りかねないものとなり、設計から製造、管理にいたる煩雑さを招いていた。
そこで、他の主要な特徴としては、本願実施例1に記載されたように、デフ・ケースの収容孔に歯先面が摺動回転可能に保持された軸方向長短長さを有する対のヘリカル・ピニオン・ギヤと、これらのヘリカル・ピニオン・ギヤに噛合い駆動力をそれぞれ出力する一対のヘリカル・サイド・ギヤとからなり、差動制限力を発揮する平行軸型のデファレンシャル装置を基礎構成要件とする。
そして、デフ・ケースの回転方向に配置される対のヘリカル・ピニオン・ギヤの周方向配列と、ねじれ角が互いに逆方向に設定された対のヘリカル・ピニオン・ギヤと噛合うように互いに逆方向に設定されたねじれ角をもつ一対のヘリカル・サイド・ギヤとの配置とを組み合わせることによって、ドライブ側とコースト側のトルク・バイアス・レシオを段階的に設定することができることにある。
なお、各ギヤのねじれ角の設定および噛合い状態については、図2を参照すれば容易に理解することができる。
さらに詳細には図6を参照して、第1に、デフ・ケースの回転方向に前側と後側とで、長短で対のヘリカル・ピニオン・ギヤの周方向配列を3パターン設定する。第2に、対のヘリカル・ピニオン・ギヤとそれぞれ噛合う一対のヘリカル・サイド・ギヤを、駆動力を受けて回転するデフ・ケースのドライブ側回転方向において、相互に当接する方向か、互いに離間してそれぞれがデフ・ケースに当接する方向かの2パターンに設定する。
こうすることで、平行軸方のデファレンシャル装置において、車両の走行特性に応じて、所望のドライブ側とコースト側の駆動特性を段階的に設定することができる。
なお、付加構成として設計に加味することは、上述したパターン設定に加えて、各ギヤのねじれ角の大小を変更することにができ、この設定によって、トルク・バイアス・レシオの設定幅を増大させることができる。
こうして、他の主要的な特徴によれは、再度図6を参照して、ドライブ側のトルク・バイアス・レシオが大きな構造を段階的に、比較例1→比較例3→比較例2の順で増大させた3段階の設定をすることができる。
一方、コースト側のトルク・バイアス・レシオが大きな構造は段階的に、変形例2→変形例1→実施例1の順で増大させた3段階の設定をすることができる。
よって、車両の走行特性に応じて、デファレンシャル装置の設定を6段階で可能にする。
したがって、顧客からの車両特性に応じたデファレンシャル装置のトルク・バイアス・レシオを受け、所望のトルク・バイアス・レシオと段階設定されたギヤセットのパターンとを対応させて基本構成を特定設定する。
そして、搭載および連結に必要な支持周りや連結部の形状を設定するという設計手法を構築する。
これにより、車両特性に応じたタイムリーな設計が可能で、製造が容易になり、部材および装置の煩雑な管理を省くことができるという優れた効果を発揮することができる。
デファレンシャル装置の一部を切り欠いた概略斜視図である。(実施例1) デフ・ケースを省略したギヤ組の斜視図である。(実施例1) デファレンシャル装置の断面図である。(実施例1) ドライブ時に働く各部の反力状態を示す断面方向の説明図である。(実施例1) ドライブ時に働く各部の反力状態を示すデフ・ケースとギヤとの関係の説明図である。(実施例1) 第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤの回転方向前後配列とドライブ時及びコースト時のTBRとの関係を示す図表である。(実施例1)
符号の説明
1 デファレンシャル装置
3 デフ・ケース(ケース)
5,7 ヘリカル・サイド・ギヤ(ヘリカル出力ギヤ)
5a,7a,9a,9b,11a,11b ギヤ部
9 第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ
11 第1ヘリカル・ピニオン・ギヤ
43 第1収容孔
45 第2収容孔

Claims (4)

  1. 駆動入力が行われるデフ・ケースと、
    このデフ・ケース内に形成され該デフ・ケースの回転軸と平行な軸芯を有する相対的に軸方向短長の第1,第2収容孔と、
    前記第1,第2収容孔に軸回転可能に収容保持され相互に噛み合う相対的に軸方向短長の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤと、
    前記デフ・ケース内に同芯状で回転可能に対向配置され前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤに各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル出力ギヤとを備え、
    前記デフ・ケースが駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置した、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1記載のデファレンシャル装置であって、
    前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤは、前記ヘリカル出力ギヤの外周囲に複数対配置された、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 駆動入力が行われるデフ・ケースと、
    このデフ・ケース内に形成され該デフ・ケースの回転軸と平行な軸芯を有する相対的に軸方向短長の第1,第2収容孔と、
    前記第1,第2収容孔に軸回転可能に収容保持され相互に噛み合う相対的に軸方向短長の複数対の第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤと、
    前記デフ・ケース内に同芯状に回転可能に対向配置され前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤと各別に噛合って駆動出力を行うための一対のヘリカル出力ギヤとを備え、
    前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤの複数対は、前記デフ・ケースが駆動入力を受けて回転するドライブ時の回転方向前側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置した第1ピニオン・ギヤ組と前記回転方向前側に前記軸方向に長い第2ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置すると共に回転方向後側に前記軸方向に短い第1ヘリカル・ピニオン・ギヤを配置した第2ピニオン・ギヤ組とからなり、
    前記ドライブ時に前記一対のヘリカル出力ギヤが反対向方向へのスラスト力を受けるように前記第1,第2ヘリカル・ピニオン・ギヤ及び一対のヘリカル出力ギヤのねじれ角が設定された、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 請求項3記載のデファレンシャル装置であって、
    前記第1,第2ピニオン・ギヤ組は、前記ヘリカル出力ギヤの外周囲に各2対交互に配置された、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
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