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JP2009143970A - 冷凍機用組成物 - Google Patents

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JP2009143970A
JP2009143970A JP2007027256A JP2007027256A JP2009143970A JP 2009143970 A JP2009143970 A JP 2009143970A JP 2007027256 A JP2007027256 A JP 2007027256A JP 2007027256 A JP2007027256 A JP 2007027256A JP 2009143970 A JP2009143970 A JP 2009143970A
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refrigerator
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hydroxyl group
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Hiroki Fukuda
博樹 福田
Shigeki Uemori
茂樹 上森
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】冷凍機油と冷媒の溶解性を向上させ、冷凍機用組成物の高温臨界温度を上昇させることができる冷凍機用組成物を提供する。
【解決手段】特定構造の末端アルキルポリエーテル及び末端アシルポリエーテルから選ばれる少なくとも1種の冷凍機油、及びハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒からなる冷凍機用組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、冷凍機用組成物に関するものである。
冷蔵庫やカーエアコンなどの冷凍サイクルにおいて、CFC−12(ジクロロジフルオロメタン)が良好な冷媒として使用されている。しかし、CFC−12は成層圏のオゾン層を破壊し、生体系に悪影響を与える可能性があった。CFC−12の代替物質としては、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)が最も有力であると考えられているが、CFC−12用の一般的な冷凍機油の基油であるナフテン系鉱油、パラフィン系鉱油はHFC−134aと相溶しない。したがって、HFC−134a用の冷凍機油として、ナフテン系鉱油、パラフィン系鉱油は使用することができない。HFC−134aと比較的良く相溶する物質として、従来、表1のような構造のポリエーテル油(A)(非特許文献1参照)や、ポリエーテル油(B)(特許文献1参照)が知られている。
Figure 2009143970
表1中、mはオキシプロピレン基の繰り返し数を意味する。
なお、表1において、高温分解温度とは、油とHFC−134aを質量比15:85で混合、密閉する。温度を上昇していき、にごり又は2層分離が始まった温度を、高温分解温度と称する。相溶性の良いものほど、高温分解温度は高くなる。
しかし、上記のポリエーテル油(A)及びポリエーテル油(B)は、吸湿性が高く、水分を吸収しやすいという欠点があった。水分が上昇すると、絶縁抵抗の低下、金属に対する腐食性の増大という悪影響をもたらす。
上記問題を解決するために、末端ヒドロキシル基の数が1〜3の範囲のポリエーテルの各末端ヒドロキシル基の全てまたは一部を、アルキル化した末端アルキルポリエーテル化合物を用いて、HFC−134a用冷凍機油とすることが提案されている(特許文献2参照)。
しかし、この末端アルキルポリエーテル化合物は、HFC−134aと組み合わせて冷凍機用組成物として用いた場合、より高温の使用環境などの使用条件によっては高温臨界温度をさらに高くする必要がある。その場合には、冷媒のリサイクルパイプ内で冷媒に同伴した冷凍機油と冷媒の溶解性が悪くなることがあり、冷媒のリサイクルパイプ内が閉塞気味になるという問題点がある。
Du pontのReserch Disclosure(17483 Oct. 1978) U.S.Pat.4,755,316号 特開平2−182780号公報
本発明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであり、冷凍機油と冷媒の溶解性を向上させ、冷凍機用組成物の高温臨界温度を上昇させることができる冷凍機用組成物を提供するものである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、冷凍機油として特定構造の末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテルを用い、冷媒としてハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒を用いることにより、冷媒の冷凍機油への溶解性を上げることができ、冷凍機用組成物の高温臨界温度を上昇させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)、(2)及び(3)
Figure 2009143970
[式中、Rはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基、R、R、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキル基又はアシル基、Xはモノヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、Xはジヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、Xはトリヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、m、n、pは上記化合物の動粘度が10〜300cSt(40℃)となる正数である。Rが複数の場合、それぞれRは同じでも、異なっていてもよい。]で表される末端アルキルポリエーテル及び末端アシルポリエーテルから選ばれる少なくとも1種の冷凍機油、及びハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒からなる冷凍機用組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記冷凍機用組成物において、ハイドロフルオロカーボンが、CF−CF=CHである冷凍機用組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記冷凍機用組成物において、一般式(1)、(2)及び(3)におけるRがプロピレン基である冷凍機用組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記冷凍機用組成物において、一般式(1)、(2)及び(3)における(RO)、(RO)及び(RO)がオキシプロピレン基とオキシエチレン基とのブロック又はランダム構造を有するポリオキシアルキレン鎖である冷凍機用組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記冷凍機用組成物において、一般式(1)、(2)及び(3)におけるR、R、RおよびXがメチル基である冷凍機用組成物を提供するものである。
本発明の冷凍機用組成物は、冷媒としてハイドロフルオロカーボン単独から成る冷媒を用いた場合に比べて、末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテルの冷凍機油と冷媒の溶解性を向上させ、冷凍機用組成物の高温臨界温度を上昇させることができる。また、吸湿性が低いため、水分の混入が低下し、絶縁抵抗の低下を防止できると共に、水分による銅パイプなどの金属腐食の進行を防止することができる。
本発明の冷凍機用組成物は、一般式(1)、(2)及び(3)で表される末端アルキルポリエーテル及び末端アシルポリエーテルから選ばれる少なくとも1種の冷凍機油を含有する。
一般式(1)、(2)及び(3)において、Rは炭素数が2〜4のアルキレン基である。例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、テトラメチレン基などが挙げられる。(RO)は、n個のRが1種のアルキレン基のみであるポリオキシアルキレン鎖であってもよいし、n個のRが2種以上のアルキレン基であるポリオキシアルキレン鎖であってもよい。
が2種以上のアルキレン基であるポリオキシアルキレン鎖は、ランダム又はブロック構造のいずれであってもよいが、ランダム構造が好ましい。Rが2種以上のアルキレン基であるポリオキシアルキレン鎖としては、オキシプロピレン基と他のオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基とのランダム又はブロック構造のポリオキシアルキレン鎖が好ましい。このポリオキシアルキレン鎖におけるプロピレン基の割合は、70〜99質量%が好ましく、85〜99質量%が特に好ましい。
、R、Rは炭素数1〜12のアルキル基又はアシル基である。アルキル基としては、炭素数1〜8のアルキル基が好ましく、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましく、メチル基が特に好ましい。アルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基などが挙げられる。アシル基としては、炭素数1〜8のアシル基が好ましく、炭素数1〜4のアシル基がより好ましく、アセチル基が特に好ましい。アシル基の具体例としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基などのアルキルカルボニル基、フェニルカルボニル基などのアリールカルボニル基などが挙げられる。
また、Xはモノヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基である。モノヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基の炭素数は、1〜12が好ましく、1〜8がより好ましく、1〜4が特に好ましい。モノヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基などのアルキル基、フェニル基などのアリール基などが好ましく挙げられる。
はジヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基である。ジヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基の炭素数は、2〜12が好ましく、2〜8がより好ましく、2〜4が特に好ましい。ジヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基としては、例えば、エチレングリコールから水酸基を除いた残基、プロピレングリコールから水酸基を除いた残基、ブチレングリコールから水酸基を除いた残基、ジエチレングリコールから水酸基を除いた残基、ジプロピレングリコールから水酸基を除いた残基などが好ましく挙げられる。
はトリヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基である。トリヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基の炭素数は、3〜12が好ましく、3〜8がより好ましく、3〜4が特に好ましい。トリヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基としては、例えば、グリセリンから水酸基を除いた残基、トリメチロールプロパンから水酸基を除いた残基などが好ましく挙げられる。
一般式(1)、(2)及び(3)の末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテルは、動粘度が10〜300cSt(40℃)であり、好ましくは15〜200cSt(40℃)である。動粘度が10〜300cSt(40℃)とは、40℃での動粘度が10〜300cStであることを意味する。一般式(1)において、nは一般式(1)、(2)及び(3)の末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテルの動粘度が10〜300cSt(40℃)となる正数であるが、好ましくは3〜60であり、より好ましくは6〜30である。動粘度が大きいと、冷媒との溶解性が下がり、動粘度が小さいと、冷媒との溶解性が上がる傾向がある。また、動粘度が同じである場合、末端のアルキル基又は末端のアシル基の濃度が高くなるほど、冷媒との溶解性が上がる傾向がある。
末端アルキルポリエーテルの製造方法としては、モノヒドロキシル化合物、ジヒドロキシ化合物又はトリヒドロキシル化合物を開始剤として、炭素数2〜4のアルキレンオキシドを開環付加重合してポリオキシアルキレン鎖を形成し、次いで、末端の水酸基をアルキルエーテル化することから成る製造方法が挙げられる。
末端アシルポリエーテルの製造方法としては、モノヒドロキシル化合物、ジヒドロキシ化合物又はトリヒドロキシル化合物を開始剤として、炭素数2〜4のアルキレンオキシドを開環付加重合してポリオキシアルキレン鎖を形成し、次いで、末端の水酸基をアシル化することから成る製造方法が挙げられる。
末端アルキルポリエーテルは、末端アシルポリエーテルに比べて冷媒との溶解性は若干小さいが、シールドチューブテスト後も、酸化劣化が小さいので、好ましい。
また、末端アシルポリエーテルは、小さい酸価を示し、銅パイプなどの金属腐食の進行を促進するので、安定性に劣り、この観点からは好ましくない。末端アシルポリエーテルを冷凍機油として使用する場合は、酸価上昇防止剤を配合することが好ましい。酸価上昇防止剤としては、エポキシ化合物などが挙げられる。エポキシ化合物としては、(a)ポリアルキレングリコールとエピクロルヒドリンとの縮合物、(b)ビスフェノールとエピクロルヒドリンとの縮合物、(c)フェニル若しくはアルキルフェニルグリシジルエーテル、(d)エポキシ結合を有する炭素数10〜20の脂肪酸と炭素数1〜10のアルコール或いはフェノール、アルキルフェノールとのエステル化合物などが挙げられる。酸価上昇防止剤の配合量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。
本発明の冷凍機用組成物は、ハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒を含有する。
ハイドロフルオロカーボンとしては、例えば、CFCF=CH(HFO−1234yf)、CH−CHF(HFC−152a)、CF−CHF(HFC−134a)、CH(HFC−32)などが好ましく挙げられる。
ハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合割合は、質量%比で、40:60〜95:5の範囲が好ましく、50:50〜85:15の範囲がより好ましく、60:40〜80:20の範囲がさらに好ましく、65:35〜75:25の範囲が特に好ましい。
ハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合割合は、両者が共沸混合物となるように混合することが特に好ましい。
冷凍機油に対するハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒の含有割合は、質量%比で、1:99〜99:1の範囲が好ましく、5:95〜60:40の範囲がより好ましく、5:95〜40:60の範囲がさらに好ましく、10:90〜30:70の範囲が特に好ましい。
本発明の冷凍機用組成物には、熱安定剤、酸化防止剤、極圧剤、消泡剤、金属不活性剤などの添加剤を含有させてもよい。
熱安定剤としては、ジメチルホスファイト、ジイソプロピルホスファイト、ジフェニルホスファイトなどのホスファイト系化合物、トリフェノキシホスフィンサルファイド、トリメチルホスフィンサルファイドなどのホスフィンサルファイド系化合物その他グリシジルエーテル類などが挙げられる。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤などが挙げられる。極圧剤としては、イオウ系極圧剤、リン系極圧剤などが挙げられる。消泡剤としては、シリコーン系消泡剤などが挙げられる。金属不活性剤としては、ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明をする。なお、本発明は、これらの例によって何ら制限されるものではない。
表2及び表3に、実施例及び比較例で使用した末端アルキルポリエーテル及び末端アシルポリエーテルを示した。
Figure 2009143970
Figure 2009143970
(実施例1〜15)
表4に示された末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテル15質量%、ハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合物(質量%比70:30)85質量%の割合で両者を配合して冷凍機用組成物を調製した。これらの冷凍機用組成物の高温分離温度及びシールドチューブテスト前後の酸価を測定した。それらの結果を表4に示す。なお、シールドチューブテストは、下記の方法で行った。
(1)シールドチューブテスト
内容量300mlのステンレス製オートクレーブ中に冷凍機用組成物の試料油70g、冷媒70g及び金属片として銅−鉄−アルミニウムのテストピースを各1枚ずつを取り、密封した後175℃の温度下で14日間加熱を行った。テスト終了後、試料油については減圧下で加熱して十分に冷媒ガスの除去を行ったのち性状の測定を行った。
Figure 2009143970
(比較例1〜11)
表5に示された末端アルキルポリエーテル又は末端アシルポリエーテル15質量%、ハイドロフルオロカーボン85質量%の割合で両者を配合して冷凍機用組成物を調製した。これらの冷凍機用組成物の高温分離温度及びシールドチューブテスト前後の酸価を測定した。それらの結果を表5に示す。
Figure 2009143970
本発明の冷凍機用組成物は、低温から高温までの幅広い分野の冷凍、冷蔵及び空調を目的とした冷凍サイクルの応用の場合に特に有効であるが、ランキンサイクルなどのその他の各種の熱回収技術用としても有用である。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)、(2)及び(3)
    Figure 2009143970
    [式中、Rはそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基、R、R、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキル基又はアシル基、Xはモノヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、Xはジヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、Xはトリヒドロキシ化合物の水酸基を除いた残基、m、n、pは上記化合物の動粘度が10〜300cSt(40℃)となる正数である。Rが複数の場合、それぞれRは同じでも、異なっていてもよい。]で表される末端アルキルポリエーテル及び末端アシルポリエーテルから選ばれる少なくとも1種の冷凍機油、及びハイドロフルオロカーボンとCFIとの混合冷媒からなる冷凍機用組成物。
  2. ハイドロフルオロカーボンが、CF−CF=CHである請求項1に記載の冷凍機用組成物。
  3. 一般式(1)、(2)及び(3)におけるRがプロピレン基である請求項1又は2に記載の冷凍機用組成物。
  4. 一般式(1)、(2)及び(3)における(RO)、(RO)及び(RO)がオキシプロピレン基とオキシエチレン基とのブロック又はランダム構造を有するポリオキシアルキレン鎖である請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍機用組成物。
  5. 一般式(1)、(2)及び(3)におけるR、R、RおよびXがメチル基である請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍機用組成物。
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