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JP2009141108A - 収納容器 - Google Patents

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JP2009141108A JP2007315733A JP2007315733A JP2009141108A JP 2009141108 A JP2009141108 A JP 2009141108A JP 2007315733 A JP2007315733 A JP 2007315733A JP 2007315733 A JP2007315733 A JP 2007315733A JP 2009141108 A JP2009141108 A JP 2009141108A
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岩城  忠雄
Nobuyuki Kasama
宣行 笠間
Go Nagashima
剛 永島
Koji Iimura
康治 飯村
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Miraial Co Ltd
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Abstract

【課題】外部のガス導入装置などによる加圧手段に頼ることなく、簡便な構造で収納空間を外部環境よりも高い圧力に維持することが可能な収納容器を提供することを目的とする。
【解決手段】収納部を収納する収納空間に、容積が可変なポンプ空間を前記収納空間に対して気密に連結して形成した。前記ポンプ空間の内容積を変化させるために移動可能な作用部を有する。たとえば、作用部には伸縮自在のベローズや弾性体を用いる。さらに、ポンプ空間は収納空間と一体とすることも可能である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体ウェハなどの結晶基板、石英ガラスなどのガラス基板、半導体素子、フォトマスク、ハードディスク、あるいは表示素子などの収納物を外気と隔離して清浄に収納するための収納容器に関する。
従来、半導体ウェハなどの結晶基板や、表示素子やフォトマスクに用いられるガラス基板、ハードディスク、半導体素子、あるいは表示素子などは、汚染粒子等の侵入や汚染を防ぐために、外気から気密にシールされた収納空間すなわちミニエンバイロメントを形成することができる収納容器の中に収納されるのが通常である。
しかしながら、近年の半導体プロセスにおける微細化の進展や、表示素子の高精細化が進展するに伴って、従来以上の気密性を保ったミニエンバイロメントが求められるようになってきた。例えば、半導体プロセスにおいては線幅が65nmを切り、近い将来には32nmになると言われている。そのため、ミニエンバイロメントとしては、100nm以下の粒径を持った汚染粒子が外部から侵入しないようなシールが必要となる。
このようなミニエンバイロメントを実現するために、シール材料やシール形状などを工夫した収納容器が開発されてきた。
また、外部の高圧不活性ガスで容器内を置換して、容器内を0.005MPa程度高い圧力に維持することによってミニエンバイロメントをより清浄な状態に維持しようとする試みもなされている。この方法は、充分高いシール性を持った収納容器内に不活性ガスを外部環境よりも若干高い圧力に充填した後、容器のガス導入口に設けられたバルブを閉じることによって実現している(特許文献1)。
特許第2644166号
従来の収納容器において、最も効果的に外部からの汚染粒子を排除する方法は、特許文献1に見られるように収納容器の収納空間を外部環境よりも高い圧力に設定することである。しかしながら、従来の方法は外部からのガス導入装置が必要になったり、収納容器のガス導入口にバルブを設けたりするため、高価で複雑な収納容器となっていた。
本発明は、外部のガス導入装置などによる加圧手段に頼ることなく、簡便な構造で収納空間を外部環境よりも高い圧力に維持することが可能な収納容器を提供することを目的とする。
本発明の収納容器は、収納容器本体と、蓋体と、収納容器本体を蓋体で閉じたときに形成される収納空間を外部環境から気密に隔離するシールとから構成され、これら収納容器本体と蓋体とは結合部によって結合されて収納空間内を加圧した状態で保持できるようになっている。また、収納容器本体を蓋体で閉じたときに、収納容器本体の内側に設けられた収納物を支持するための支持部と、蓋体の内側に設けられた収納物を押圧するための押圧部とが互いに収納物を挟持して、収納物が固定保持されるようになっている。また、収納空間に気密に連結され内容積が可変であるポンプ空間の内容積を変化させ、収納空間の気圧を変化させるために移動可能な作用部を有している。この作用部を移動させることによって、外部からの加圧手段を用いなくても収納空間内の圧力を簡便に高くすることができるようになっている。
ポンプ空間は収納空間に対してのみ開口した伸縮自在なベローズまたは弾性体で形成することができる。
作用部をピストンで、ポンプ空間をシリンダーで形成することもできる。ピストンはシリンダー内を平行移動が可能であり、シリンダーは収納空間側に開口しているか、シリンダーに連結パイプを通して連結孔で収納空間側に開口している。ピストンとシリンダーとの間はシール(上述の収納容器本体と蓋体とに備わるシールと区別して、第二のシールと呼ぶ)で外部環境から気密に隔離されている。
また、ポンプ空間の複数の可変位置において移動させた作用部を固定可能な留め部を収納容器本体または蓋体に形成することによって作用部の移動を所定の位置に固定することができ、その結果、収納空間を所定の圧力に保ったまま維持することが可能となった。
あるいはまた、収納空間の一部をポンプ空間として、収納容器本体または蓋体の側面の一部または全部を伸縮自在なベローズまたは弾性体で形成し、この収納容器本体または蓋体を移動して収納空間の大きさを変化させることによって簡単に収納容器内の圧力を高くすることができた。
さらにまた、収納空間の一部または全部をポンプ空間として、ポンプ空間と収納空間を気密に保持した状態で、シールまたは当該シールと対抗して気密に保持するための壁面が移動可能に形成されている。シールが収納容器本体または蓋体と一体になって移動可能に形成されていて、収納容器本体または蓋体を移動させることによって、ベローズを用いることなく簡便に収納空間の圧力を高めることができる。
なお、収納容器本体と蓋体とを結合する結合部は、収納容器本体または蓋体と一体に形成することによって、収納空間の圧力が高い状態においても、充分に安定した機械的強度を保った状態で収納容器本体と蓋体とを気密に閉じた状態に保つことができる。
さらに、収納物を固定保持する保持部および押圧部を高分子弾性材料で形成することによって、外部の機械的衝撃や振動などにも安定して収納物を固定保持することができる。
また、収納容器本体と蓋体とを閉じて形成される収納空間は、外部環境に対して少なくともおよそ0.001〜0.02MPaだけ高圧で保持可能な構造にすることによって、大部分の外部環境に対して高圧状態を保持することができると同時に、容器の内部圧力に対する負荷を最小に抑えることができる。
さらに、収納空間またはポンプ空間の少なくとも1箇所には呼吸開口を形成し、この呼吸開口には、パーチクルフィルターと、ケミカルフィルターと、ガスバルブまたは収納容器内部からの気体は遮断し外部環境からの気体は導入可能な逆止弁が、当該収納容器の内側から外側に向かって順に取り付けられた構造とすることによって、外部環境の気圧が収納空間の気圧よりも低い場合は外部との気密を保持でき、例え外部環境の気圧が収納容器内部よりも高くなったとしてもパーチクルに対しても化学汚染物に対しても清浄な気体が外部から侵入するように制限することが可能となった。
以上説明したように本発明の収納容器は、収納容器本体と蓋体とをシールを介して収納空間に収納物を保持することによって、この収納物を外部環境と隔離して気密に保持できる上に、この収納空間に気密に連結されたポンプ空間の容積を変形して収縮させることによって、簡便に前記収納空間の気圧を外部環境に対して高圧にして保持することが可能となるため、従来以上に外部環境からのパーチクルの侵入を防止することができ、収納物のパーチクル汚染の防止効果が高いという効果がある。
また、収納容器内部の気圧を高くすることによって、収納容器内壁などに付着していた化学汚染物の蒸気圧を低くすることができるために、収納物の化学汚染をも低減させることができるという効果を有する。
さらにまた、本発明の収納容器では収納物を支持部と押圧部で挟持して保持するため、収納物を容器内壁から隔離して弾性的に保持でき、より壁面からの汚染と外部からの機械衝撃に対して強い収納が可能となるという効果を有する。
本発明の収納容器は、収納物を保持する収納容器本体と、収納容器本体を外部環境から隔離するために収納容器本体の開口を閉じる蓋体からなる。収納物を収納容器から出入するときは、通常蓋体を収納容器から分離し収納容器開口を通して行う。尚、蓋体と収納容器本体を一部だけ分離する構造であっても良い。
以下に本発明の収納容器に係わる最良の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の収納容器に係わる第一実施形態を示した模式的断面図であり、図2は図1で示した実施形態の変形例を示した模式的断面図である。図1と図2において、1は収納容器本体、2は蓋体、3はシール、4はシール溝、5は収納空間、6は収納物、7はベローズ、8はポンプ空間、9は結合部本体、10はヒンジ、11はフック、12は連結孔、13は連結パイプ、14は作用部留め、15は作用部、16は第一留め溝、17は第二留め溝、18は支持部、19は押圧部、20はフック受け、21は隔離壁、22は作用開口である。
図1では、収納物6を収納空間5に入れて、収納容器本体1が蓋体2で閉じられた状態を示している。このときシール3は収納空間5を外部環境から気密に隔離する作用をしている。このシール3は収納容器本体1の周縁全周にわたって形成されたシール溝4に気密に嵌め込まれているために、収納容器本体1に密着して一体化している。一方、蓋体2の周縁部はシール3の全周に一様に当接して、収納容器本体1と協働でシール3を上下両側から押え付け、収納空間5と外部環境との気密性を確保する。
なお、本実施例では断面が円形のシールを用いた例を示したが、シールとの当たり方を工夫することによって、断面がX字型、Y字型、U字型、あるいはV字型をしたシールや、リップを有するリップシール等を用いることもできる。
シール3は取り外しができるようになっていても良く、シール3にゴミ等や傷がついたりしたときに洗浄したり交換したりしても良い。このときには、シール溝4にゴミ等が付着したときにもシールを取り外して取り除いたり、シール溝4を洗浄したりすることができる。
またこのとき、収納容器本体1と蓋体2とは結合部によって結合されており、シール3を介して気密に密着固定されている。本実施形態において、この結合部は結合部本体9に形成されたヒンジ10とフック11とからなっており、ヒンジ10が収納容器本体1と結合されることによってこれと一体化されている。
このとき収納物6は、支持部18と押圧部19とでしっかりと挟持されており、収納時に外部から振動や衝撃が与えられた場合にも収納物をしっかりと保持固定されている。本発明の実施形態では、収納物6は支持部18と押圧部19とで周縁部頂点を斜めに押さえつけるように保持されている例が示してあるが、収納物6が外部からの振動や衝撃に対してしっかりと保持されていればどのような状態で収納物6が保持されていても良いことは言うまでもない。ただし、収納物が半導体ウェハなどの極端に汚染をきらうものが収納物6である場合は、支持部18と押圧部19とは収納物6の所定の挟持部分を最小面積で挟持することが望ましい。たとえば、支持部18および押圧部19と収納物の接触部を点接触形状あるいは線接触形状とすることにより汚染を最小限にすることができる。
一方、ポンプ空間8は、連結パイプ13を通じて連結孔12で収納空間5に連結されている。ポンプ空間8の開口はこれ以外になく、ポンプ空間8と収納空間5とは気密に連結されている。図1と図2においては、ポンプ空間8は、可変可能な容積を有していて、伸縮自在のベローズ7を壁面の一部として構成されている。またポンプ空間8のベローズ7が形成されていない壁面の一部には作用部15が形成されており、この作用部15に手動または機械装置によって力を与えることによって、ベローズ7は伸縮自在に動き、その結果ポンプ空間8の容積が変化する。この作用部15の他端には作用部留め14が形成されており、蓋体1に形成された第一留め部16または第二留め部17に係止するようになっている。すなわち、図1や図2に示すように、作用部留め14が第一留め部16に係止している場合に比べて、作用留め部14が第二留め部17に係止している場合の方が、ポンプ空間8の容積を小さくすることができる。そして、作用部留め14が第一留め部16や第二留め部17に係止している限り、ベローズ7は伸縮せず、ポンプ空間8はその容積を変えることはない。
作用部留め14の移動は、手動で行っても良いし、機械装置を用いて行っても良い。本実施形態では作用部留め部が2個所に形成されている場合を示したが、3個所以上あっても良い。また、歯車やベルト等と連動させて任意の位置で固定可能にしてあっても良い。或いは、縮んだベローズが内部の圧力によって変動しない場合には、作用部留め部がなくても良い。
図1に示すように、収納容器本体1がシール3を介して蓋体2で閉じられている状態で、作用部留め14の係止を第一留め部16から第二留め部17に移動させると、ベローズ7が縮んでポンプ空間8の容積が小さくなる。ポンプ空間8は連結孔12で収納空間5と気密に連結されているから、ポンプ空間8と収納空間5とを合わせた空間の圧力は気体の状態方程式に従って高くなる。すなわち、温度一定の条件で、ポンプ空間8の容積と収納空間5の容積とを合わせた容積がk倍になると、収納空間5の圧力はk分の1になる。本発明の収納容器では、外部環境の圧力に対して0.001〜0.02MPaだけ高圧に保持可能とすることが好適であるので、kは0.835〜0.990までの値になるように設計されている。kの値がこれ以上小さくなると、通常は収納空間の圧力が高くなって蓋体2を収納容器1に安全に固定するのが困難になる。(ただし、これ以上に圧力が高くなっても蓋体2を収納容器1に安全に固定することができるように収納容器の構造や材料等を選定できる場合は、kの値を上記の値より小さくすることも可能となる。)また、kの値がこれ以上大きくなると、収納空間と外部環境との圧力差が取れなくなり、長期間の圧力保持が困難になる。もちろん、kが1を超えると収納空間の圧力が外部環境より低くなるので、好ましくはない。(収納容器が通常用いられる状態より減圧下または高圧下で気密にして、収納容器内の圧力を高める場合も考えられるが、このような場合においては、通常用いられる状態を基準としてkの値を設計することは言うまでもない。)
なお、本実施形態ではベローズ7を用いてポンプ空間8の容積を伸縮させる場合を示したが、ポンプ空間8を弾性体で囲繞して構成しても良い。
また、ピストンとシリンダーを組み合わせてポンプ空間8を構成しても良い。このシリンダーの一方はピストンを気密に挿入するために開口しており、他方は収納空間に気密に連結されている。ピストンとシリンダーとの間には、第二のシールが取り付けられており、ピストンはシリンダー内部を外部環境から気密に隔離しながら平行移動することができる。すなわち、ピストンを平行移動させることによって、シリンダー内部のポンプ空間の容積を任意に変化させることが可能となる。第二のシールは、シリンダー側に取り付けても良いし、ピストン側に取り付けても良い。あるいは、シリンダーとピストンの間に挟まっている状態でも良い。尚、シールがなくてもシリンダー内部を外部環境から気密に隔離することが可能な場合は、シールを使用しなくとも良い。
次に、図1に示す収納容器の使用方法に従って、各要素の機能を説明する。図1において、最初に、蓋体2を開けた状態で収納容器本体1に取り付けられた支持部18に収納物6を乗せる。この支持部18は、図1では2つしか書かれていないが、実際は少なくとも3つ、通常は4つまたはそれ以上形成されている。或いは、収納容器全周で連続して1つにつながったものとなっている場合もある。
次に蓋体2で収納容器本体1を覆って閉じ、収納容器本体1に蓋体2を押し付けて結合部本体9を動かしてフック11を蓋体2の頂部にかけて、蓋体2を収納容器本体1に取り付ける。このとき、結合部本体9は収納容器本体1にヒンジ10で固定されている。
収納容器本体1と蓋体2とは互いに弾性力を持ったシール3を押し付けているために、これら3部品は互いに密着して収納空間5を外部環境から気密に隔離する。
一方、収納容器本体1を蓋体2で閉じることによって、支持部18で支持された収納物6は上部から押圧部19によって押し付けられて、しっかりと保持固定される。この押圧部19は、図1では2つしか書かれていないが、実際は少なくとも3つ、通常は4つまたはそれ以上形成されている。或いは、蓋体全周で1つにつながったものとなっている場合もある。尚、押圧部19の数は、支持部18の数と同程度であることが望ましい。
このとき、支持部18と押圧部19は弾性力のある柔らかい高分子材料で形成されているのが望ましい。例えば、収納物が半導体ウェハやガラスなどの場合は、ポリエチレンエラストマーやポリエステルエラストマーなどのエラストマーや、四フッ化エチレンなどのフッ素樹脂や、ポリブチレンテレフタレートやポリブチレンナフタレートや、ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトンなどの高分子材料を用いることができる。
支持部18と押圧部19の構造をバネ抑え構造にするなどして、弾性を持たせても良いことは言うまでもない。
収納容器本体および蓋体からなる収納容器(その中に組込む部品、材料や付属品を含む)は一般に高分子材料で形成されている。高分子材料としては、
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)等のフッ素樹脂、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート),PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PBN(ポリブチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)等がある。尚、上記の材料単独でも良いし、複数を含む材料でも良い。
図1のような構造にすることによって、連結孔12の内径を充分小さくすることが可能となり、より小さな作用力でポンプ空間8を変化させて収納空間5の圧力を上昇させることが可能となる。
なお、図1に示したポンプ空間8はベローズ7で囲繞されて形成されているものを示したが、このポンプ空間8はシリンダー壁とその中を移動可能なピストンとで形成されていてもよいし、ゴムのように変形自在の弾性壁で囲繞して形成されていても良いことは言うまでもない。
本明細書において、ベローズとは「蛇腹構造」とか「アコーディオン構造」になっているもの、すなわち、山折と谷折の繰り返し構造になっているものである。自由に曲げが効くものもあるので、フレキシブルと呼ばれる場合もある。ベローズの断面は、一般には、三角形、正方形、長方形、六角形や八角形などの多角形、或いは円筒形やだ円形になっている。上述したように、ベローズの一方向から力を加えると蛇腹構造が縮んで、ベローズ内部は気密に保持されているのでベローズ内部の圧力が増大する。また、側壁または側面(上記の蛇腹に相当する部分)が弾性体で構成されて伸縮自在になっているものも、一方向から力を加えると、側壁または側面部分の弾性体が縮んで、この内部は気密に保持されているので、内部の圧力が増大する。(これらをベローズタイプと呼ぶ。)
ベローズタイプの場合、気密になっているベローズタイプの内壁は外気と接触することはないので、上述のピストンとシリンダー構造のものと比較すると、より高い清浄度(クリーン度)を保持できる。さらに、ピストンとシリンダー構造は、ピストンまたはシリンダーが移動してシール等と接触し擦れる際に微小粒子が発生するおそれもある。これに対して、ベローズタイプの場合は、そのようなことは構造上基本的にはないので、やはりより高い清浄度(クリーン度)を実現できる。ピストンがはずれたり、シールが破損したりしたときにもシリンダー内部は外気と接触し、好ましくはない。ピストンやシールがシリンダーから分離する構造になっていて気密性の点では問題を発生する場合がある。これに対してベローズタイプは全体が一体となっているので外気と気密性を保持するという点において優れている。このように、微小なゴミや粒子を排除したい場合はベローズタイプのものが好適ではあるが、余り清浄度を高める必要がなく充分に取り扱いに注意する場合には、もちろんピストンとシリンダー構造のものでも良い。
ベローズタイプでは、ベローズすなわち蛇腹構造と弾性体構造を組合わせた構造とすることもできる。たとえば、ベローズタイプの断面が長方形形状のベローズタイプの場合に、横側面部を蛇腹構造とし、上下面を弾性体構造とすることができる。他の多角形形状の場合も同様に可能である。
図1においては、ポンプ空間8は蓋体2の上面に配置されているが、ポンプ空間8の大きさは、蓋体2の上面の一部であっても良いし、全部であっても良い。ポンプ空間8が、蓋体2の上面の全部の場合はもちろん、一部であっても、適当なサイズがあり、ポンプ空間8の上面(蛇腹構造の場合は、山折の頂上を結ぶ面)が平坦であれば、収納容器を重ねて保管しておくことも可能である。図2に示すような保護壁21を備えた容器の場合は、ポンプ空間の構造にかかわらず、保護壁21の上面を平坦とし一定の強度を持たせることにより、収納容器を重ねて保管しておくことができる。
また、本実施形態ではポンプ空間8は蓋体2に連結されているが、収納容器本体1に連結しても良いことは言うまでもない。
また、図1に示す実施形態では、蓋体2を収納容器本体1に結合するための結合部本体9とヒンジ10とフック11とからなる結合部は収納容器本体1に一体で形成されている場合を示したが、蓋体2に一体に形成されていても良い。さらに、これら結合部は収納容器本体1や蓋体2に一体に形成されていなければならないことはなく、別部品として取り付けられるようになっていても良い。
図2は図1に示した実施形態の変形例であり、20はフック係止部、21は保護壁、22は作用開口である。蓋体2の上部に取り付けられたポンプ空間8、作用部15、および作用部留め14等は保護壁21で覆われている。このようにすることによって、作用部15や作用部留め14やベローズ7などに不慮の外力が加わるなどしてポンプ空間8の容積が変化しないようにすることができる。
図2においては、作用部留め14に手動または機械装置で力を働かせるために、作用開口22が設けられている。
なお、図2においては、フック11をかけるためのフック係止部20が形成されている。もちろん、結合部本体9が充分長くフック11が保護壁21にかかる場合は、このフック係止部20は必ずしも必要ではない。
図3は、本発明の収納容器に係る第二の実施形態であり、図3(a)は蓋体が収納容器本体に結合されていない場合、図3(b)は蓋体と収納容器本体とが互いに結合されている場合である。また、図4と図5に示されている本発明の収納容器は、図3に示した実施形態の変形例である。図4において、23は通気孔、24は隔離壁であり、図5において、25は結合部である。なお、図3(a)、(b)、図4、および図5において、図1と図2の要素と同様の機能を持つ要素には同一の符号を付し、その説明を省略した。
図3に示した実施形態が、図1で示した実施形態と異なっている点は、図3に示した収納容器は、収納空間5の一部が図1におけるポンプ空間8と一致しており(収納空間5の全体が図1におけるポンプ空間8と一致していると考えることもできる)、ポンプ空間8の容積を蓋体2の側面に設けられた伸縮自在なベローズ7を用いて変化させている点である。また、本実施形態において、図1と図2に示した作用部15は蓋体2に、作用部留め14はフック11に、第一留め溝16と第二止め溝17は蓋体2の端部に一致している。
図3(a)において、収納物6は複数の支持部18で支持されており、収納容器本体1に蓋体2を結合するための結合部(結合部本体9とヒンジ10およびフック11で構成されている)は外れた状態になっている。このとき、ベローズ7は伸びた状態になっており、蓋体2が占める内部空間の一部がポンプ空間8となっている。
また、この状態では、蓋体2の周縁はシール3に当接しており、収納空間5とポンプ空間8は外部環境から気密に隔離された状態にある。従って。この状態で図3(b)に示すように蓋体7を抑え込むことによってベローズ7を縮ませて、外部環境からの気密状態を保持したままで、ポンプ空間8と収納空間5の容積を小さくすることが可能となる。その結果、収納空間5の気圧をベローズ7収縮前よりも高くすることができる。ベローズ7の収縮量を調節することによって、気圧上昇量を制御することができる。その状態で結合部のフック11を蓋体2の端部に引っ掛けることによって、収納空間5の気圧を保ったまま蓋体2で収納容器本体1を閉じることができる。
図3(b)に示すように、蓋体2で収納容器本体1を閉じたときは、収納物6は複数の支持部18と押圧部19とで挟持されて保持固定される。支持部18や押圧部19の長さを調節したり、収納物6の位置を調整したりすることによっても気圧上昇量を制御することができる。
図3に示す実施形態においても結合部本体9、ヒンジ10およびフック11とからなる結合部は収納容器本体1に一体で形成されている場合を示しているが、図1に示す実施形態と同様に、蓋体2に一体に形成されていても良いし、さらに、これらの結合部が別部品として取り付けられるようになっていても良い。
図4は図3で示した本発明の収納容器に係る第二の実施形態についての変形例である。この変形例では、図3の実施形態で示した蓋体2でベローズ7が形成されている内部空間領域を隔離壁24で仕切ってポンプ空間8を形成したものである。このポンプ空間8と収納空間5は通気孔23で気密に連結されている。
図4に示す状態で、蓋体2は収納容器本体1とシール3を介して気密に閉じられており、収納物6は支持部18と押圧部19で保持固定されている。そして、蓋体2上部を抑え込むことによってベローズ7が収縮し、ポンプ空間8の容積が小さくなる。その結果、ポンプ空間8と通気孔23で連結されている収納空間5の気圧を上昇させることができる。その状態で、結合部本体9に形成されているフック11を蓋体2に掛けることによって、収納空間5の圧力を保持したままで、蓋体2を収納容器本体1にしっかりと結合させることができる。
図4に示す本発明の収納容器は、収納物6を支持部18と押圧部19とで固定する工程と、ベローズ7を収縮して収納空間5の気圧を上昇させる工程とを分離して行うことができるために、より安全に収納物を保持固定することができる。
図5に示す収納容器は、図3に示す収納容器に係る第二の実施形態の別の変形例である。図5において25は結合部である。なお、図3と同様の作用を有する要素には同一の符号を付し、その説明を省略した。図5に示した変形例では、蓋体2を収納容器本体1に取り付けるための結合部25が、収納容器本体1や蓋体2とは全く別部品で分離して形成されている場合を示している。すなわち、図5にはリング状に形成されたゴム状弾性体を結合部25として用いた場合を示してある。この結合部25によって蓋体2の側面に設けられた伸縮自在のベローズ7を縮ませて、外部環境からの気密状態を保持したままで、ポンプ空間8と収納空間5の容積を小さくすることができる。もちろん、これ以外にも金属固定バンドを用いたり、蓋体と収納容器本体が結合可能な他の外部容器の中に本発明の収納容器を収納することによって、この外部容器を結合部として用いたりしても良い。上記のゴム状弾性体や金属固定バンドの弾性係数を変えたり、長さを変化させたりすることによっても収納容器を結合する力を変えることができる。この結果収納容器の容積を変えてポンプ空間または収納空間の圧力を調整できる。
以上説明した図3ないし図5に示した実施形態においても、ベローズ7の代わりにゴム状高分子材料などの弾性体を用いることができる。
図6は本発明の収納容器に係る第三の実施形態を示す模式的断面図であり、図6(a)は蓋体を閉める直前の状態を示した図であり、図6(b)は蓋体を閉じた後の状態を示した図である。図6(a)、(b)において、26は掛け爪、27は受け爪である。なお、図6(a)、(b)において、図1ないし図5と同様の作用を有する要素には同一の符号を付して、その説明を省略した。
図6のシール3およびシール溝4は、図1〜5に示すものとそれらの位置が異なっている。すなわち、シール溝4は蓋体2の側面の内側に形成され、シール3はその溝4に気密に嵌め込まれている。(尚、シール溝4は収納容器本体の側面の外側に形成されていても良い。)
図6(a)に示す、収納容器本体1に蓋体2を閉じる直前の状態とは、収納容器本体1と蓋体2とは完全に結合していないが、蓋体2のシール溝4に嵌め込まれたシール3が収納容器本体1の側壁に接触して収納空間5とポンプ空間8が外部環境から気密に形成された直後の状態のことを指す。このとき、ポンプ空間8は収納空間5の一部となっており、図3で示した場合と本質的に同一の状態となっている。従って、この場合においても、上部を押し付けて蓋体2を収納容器本体1に押し込むことによって、ポンプ空間8に相当する収納空間5の容積が収縮して小さくなる。またこのとき、シール3は収納容器本体1の側壁に常に押し当てられた状態で移動するために、収納空間5とポンプ空間8の気密性は維持されており、その結果、収納空間5の圧力を上昇させることができる。尚、この場合、シール3と対向して気密を保持するための収納容器本体の側壁(側面)が移動すると考えることもできる。
本実施形態において、作用部は蓋体であり、作用部留めは掛け爪26であり、留め溝は受け爪27である。
図6(a)におけるポンプ空間8に相当する容積の大きさは、図6(a)においてLで示されているシール3と蓋体2の底面までの距離に比例している。言い換えれば、蓋体2の底面からシール3までの距離を設計上で調節することによって、ポンプ空間8に相当する容積を調節することが可能となる。それにより、収納容器本体1を蓋体2で閉じたときの収納空間5の外部環境との圧力差をあらかじめ設計に織り込むことが可能となる。
図6(b)は上記のようにして収納容器本体1が蓋体2に完全に結合されて閉じられた状態になっている。収納容器本体1と蓋体2との結合は、掛け爪26が受け爪27に引っ掛かって嵌合することによって達成される。すなわち、この実施形態においては、掛け爪26と受け爪27が結合部になる。もちろん、この場合も、図1や図5に示したような結合部を形成しても良い。そして、この状態における収納空間5の気圧は、好適には外部環境と比較しておよそ0.001〜0.02MPaだけ高くなっている。
図7は本発明による収納容器に用いたシールの一実施形態を示した模式的断面図であり、図7(a)はシールが収納容器本体に接していない場合、図7(b)はシールが収納容器本体に接している場合を示している。図7において、28はシール本体、29は凸条、30は第一リップ、31は先端凸条、32は第二リップ、33は嵌合凹条、34は調圧空間、35は嵌合凸条である。なお、図6と同様の機能を有する要素には符号を付し、その説明を省略した。
図7(a)に示すように、シール3はシール本体28、第一リップ30、先端凸条31、第二リップ32、および嵌合凹条から構成されている。一方、蓋体2に形成されているシール溝4には嵌合凸条35が形成されており、シール3の嵌合凹条33に嵌合してシール3を蓋体2にしっかりと固定している。この嵌合凹条33の深さは嵌合凸条35の高さよりも深く形成されており、嵌合空間を形成する。このシール3は、高分子エラストマーや高分子ウレタンやゴム化合物などの弾性材料で形成されている。
一方、第二リップ32は蓋体2内側面に密着し、蓋体全周で連続して閉じた形状をしている。第二リップ32は先端に行くに従って薄くなるように形成されている。
また、第一リップ30も全周で連続して閉じた形状をしており、その先端の断面は略円形をした先端凸条31となっている。この第一リップ30は第二リップ32と比較して、弾性的な変形量が大きくなるようにリップが長く形成されている。
さらに、第一リップ30の蓋体2の開口側には、凸条29が形成されている。この凸条29も全周で連続して閉じた形状をしている。
次に、図7(b)に示すように、収納容器本体1を蓋体2で覆って嵌合させると、最初に凸条29が収納容器本体1の側面に当接し、弾性的に収縮して均一な力で収納容器本体1と収納空間との間を気密に封止する。このとき、嵌合凹条33と嵌合凸条35との間隙にできた嵌合空間は、凸条29による弾力を吸収して収納容器本体1の側面を一様な力で押し付ける作用をする。なおこのとき、収納空間は外部環境よりもわずかながら圧力が高くなるため、第二リップ32は蓋体2の側面に押し付けられて、蓋体2の側面に沿って気体が外部に逃げようとするのを防ぐために、このシール3による気密性はさらに向上する。
蓋体2を収納容器本体1にさらに押し込むと、第一リップ30が収納容器本体1の側面に押し付けられてシールするために、凸条29との二重シールとなる。また、このとき、第一リップ30と凸条29と収納容器本体1の側面との間隙に調圧空間34ができる。この調圧空間34は、収納空間と外部環境の各々の気圧の中間の気圧を有した空間であり、そのため第一リップ30と凸条29とは収納空間と外部環境との全差圧を保持しなくても、各々の気圧の差分を保持するだけで充分な気密性を保つことが可能となる。このことによって、蓋体2を収納容器本体1にさらに押し込むとき、第一リップ30の摩擦負荷を実質的に低減させることが可能となるために、蓋体2を収納容器本体1に滑らかに挿入することが可能になる。
さらにまた、第一リップ30が収納空間の気圧によって収納容器本体1の側面に押し付けられた状態で蓋体2を押し上げるとき、先端凸条は第一リップ30が側面との摩擦力によって巻き込まれることなく滑らかに移動させることを可能とする。
なお、図7に示したシールは図6に示した実施形態の収納容器に適用するのが好適であるが、上記のそれ以外の実施形態で示した本発明の収納容器にも適用することが可能であることは言うまでもない。
図8は本発明による収納容器の第四の実施形態を示す模式的断面図であり、図6に示す第三の実施形態の収納容器に呼吸弁を形成したものである。図8において、35は呼吸開口、36はパーチクルフィルター、37はケミカルフィルター、38はガスバルブ、および39はフィルター収納部である。なお、図8において、図6と同様の機能を有する要素には同一の符号を付してその説明を省略した。
図8に示す収納容器は、収納容器本体1が蓋体2で閉じられており、これらは収納空間5の気圧を保った状態でしっかりと結合されている。収納空間5の気圧は外部環境よりもおよそ0.001〜0.02MPa高くなっている。従って、そのような状態で図6に示すような収納容器の結合部を解除すると、内圧で蓋体2が持ち上げられて急激に収納空間の気体がリークされて収納物6に悪影響を与える場合がある。
しかしながら、図8に示す実施形態では、収納空間5の気圧が外部環境に対して高い状態であっても、ガスバルブ38をゆっくりと開放することによって、収納空間5の気体は呼吸開口35、パーチクルフィルター36、ケミカルフィルター37、ガスバルブ38を滑らかに通過して収納物6に悪影響を与えることなく収納空間5と外部環境との圧力差をなくし、蓋体2を収納容器本体1から容易に分離することができる。これらケミカルフィルター37やパーチクルフィルター36はフィルター収納壁39で気密に囲繞されて収納されている。
また、収納空間5の圧力を高くした状態で長期間保存するなどの何らかの原因で収納空間5の圧力が低下した場合は、ガスバルブ38をゆっくりと開放して収納空間5の圧力を定圧まで戻した後、蓋体2をゆっくりと持ち上げて図6(a)の状態に戻す。このとき、シール3は外部環境との気密を保ったままであるから、外部から流入する気体は、ガスバルブ38、ケミカルフィルター37、およびパーチクルフィルター36を順次通過して収納空間5の中に導入される。このようにして収納空間5の中に導入された気体は、ケミカルフィルター37で有機ガス成分、酸性ガス成分、およびアルカリ性ガス成分を吸着ろ過した後、パーチクルフィルター36で例えば0.1ミクロン以上の粒径のパーチクルがろ過されているために、収納物6に悪影響を与えない清浄な気体となっている。
ケミカルフィルター37としては、活性炭、活性金属繊維、活性セラミックなどを用いることができる。これらは通常、粉末や顆粒状あるいは繊維状となっているために、膜状のパーチクルフィルターで囲繞してこれらが外部に出ないようにしておくことが重要である。このケミカルフィルター37を用いて酸性ガスやアルカリ性ガスを効率良く吸着ろ過するために、上記活性炭等に中和剤を点着する場合もある。
パーチクルフィルター36としては、多孔性高分子である四フッ化エチレンを膜状にしたものやポリプロピレン中空糸を用いたものなどを使うことができる。
また、ガスバルブ38の代わりに、収納空間5から流出する気体は阻止するが、逆に収納空間5に流入する気体は通すような一般に良く知られている逆止弁を用いることもできる。収納容器本体1が蓋体2で閉じられており、収納空間が外部環境に対して高い圧力の状態にある場合は、この逆止弁は収納空間内の気体の作用で閉じられており、外部から気体が流入してくることはない。このような場合に外部から気体を導入したいときは、この弁を外部から機械的に開放してやれば良い。
本実施形態で示したガスバルブまたは逆止弁、ケミカルフィルター、およびパーチクルフィルターからなる通気手段は、収納容器本体または第一実施形態などで示したポンプ空間に設けることもできる。また、この通気手段を複数設けることもできる。
以上説明したように、本発明の収納容器は、収納物を内壁から分離して支持固定した上に、収納物を収める収納空間の気圧を外部環境の気圧よりも高くした状態にすることによって内部に侵入するパーチクルなどを阻止して清浄な環境を保つことができる。そのため、収納容器本体および蓋体はこの内圧に耐えることができる程度充分に機械強度の強い構造とする必要がある。本発明の収納容器の収納空間は外部環境に対して、0.001〜0.02MPaだけ高圧に保持することが好適であるが、この程度の圧力に耐えることができるように収納容器本体、蓋体、およびベローズ等の材料や構造を選定し設計する必要がある。本明細書においては、これらの材料は高分子材料であるとして説明してきたが、これらのいずれかまたは全てを高分子材料で作製する場合には、所望の高圧に耐える必要があるので、充分な耐圧を有する壁厚にすると同時に、充分な補強構造を有するようにしなければならないことは言うまでもない。尚、収納容器本体、蓋体、および/またはベローズ等に金属製のものを用いることにより、収納空間の圧力をより高い状態にして用いることもできるし、収納容器材料の壁厚を薄くすることもできるし、補強構造も簡便なものとすることもできる。金属としては、ステンレスやマンガン鋼などの鉄系、ニッケル系、クローム系、アルミニウム合金などのアルミニウム系、チタン合金などのチタン系、マグネシウム合金などのマグネシウム系等の各種金属材料がある。さらに、金属に高分子材料を被覆したものも収納容器本体、蓋体、および/またはベローズ等に使用しても良い。
上記の説明や図においては、収納物が1つであるように記載してきたが、収納物が複数ある場合についても本発明を用いることができることは言うまでもない。さらに、上述した収納物とは、技術分野において述べたように、半導体ウェハなどの結晶基板、石英ガラスなどのガラス基板、半導体素子、フォトマスク、ハードディスク、あるいは表示素子などを指すが、その他にアモルファス半導体基板、太陽電池用基板、MEMS等で用いられる基板や、一般にウエハや薄板と称されるものも指す。さらには、外部環境に対して圧力差を有する収納容器に外気と隔離して収納するものも指す。
本明細書における上記の実施形態の説明において、同様の材料・構造・構成・作用・機能や効果等を示すものについては、繰り返して説明していない箇所もあるが、互いに矛盾しない程度に同様の材料・構造・構成・作用・機能や効果等を示すものであることは言うまでもない。
本発明は、外部環境に対して圧力差を有する収納容器に外気と隔離して収納物を清浄に収納する収納容器を用いる産業に利用できる。
図1は、本発明による収納容器に係る第一実施形態を示した模式的断面図である。 図2は、本発明による収納容器に係る第一実施形態の変形例を示した模式的断面図である。 図3は、本発明による収納容器に係る第二実施形態を示した模式的断面図であり、図3(a)は蓋体結合前の収納容器を示した模式的断面図で、図3(b)は蓋体結合後の収納容器を示した模式的断面図である。 図4は、本発明による収納容器に係る第二実施形態の変形例を示した模式的断面図である。 図5は、本発明による収納容器に係る第二実施形態の別の変形例を示した模式的断面図である。 図6は、本発明による収納容器に係る第三実施形態を示した模式的断面図であり、図6(a)は蓋体結合前の収納容器を示した模式的断面図で、図6(b)は蓋体結合後の収納容器を示した模式的断面図である。 図7は、本発明に用いたシールの1例を示した模式的断面図であり、図7(a)はシールが収納容器本体に接していない場合を示した模式的断面図で、図7(b)はシールが収納容器本体に接している場合を示した模式的断面図である。 図8は、本発明による収納容器に係る第四実施形態を示した模式的断面図である。
符号の説明
1 収納容器本体、2 蓋体、3 シール、5 収納空間、6 収納物、8 ポンプ空間、9 結合部本体、18 支持部、19 押圧部

Claims (13)

  1. 収納容器本体および蓋体からなる収納容器であって、
    前記収納容器は、
    前記収納容器本体を前記蓋体で閉じたときに形成される収納空間を外部環境から気密に隔離するシールおよび前記収納容器本体と前記蓋体とを結合する結合部と、
    前記収納容器本体の内側に設けられた収納物を支持するための支持部と、
    前記蓋体の内側に設けられた前記収納物を押圧するための押圧部と、
    前記収納空間に気密に連結され、当該収納空間の気圧を変化させるために内容積が可変であるポンプ空間と、
    前記ポンプ空間の内容積を変化させるために移動可能な作用部と、
    を有しており、
    前記収納容器本体と前記蓋体とを気密に閉じたときに、前記支持部と前記押圧部とが互いに協働して前記収納物を保持固定することを特徴とする収納容器。
  2. 上記ポンプ空間は上記収納空間に対して開口した伸縮自在なベローズまたは弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  3. 上記作用部は平行移動可能なピストンであり、上記ポンプ空間は前記ピストン側と上記収納空間側に開口したシリンダーからなることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  4. ピストンとシリンダーとの間は第二のシールで外部環境から気密に隔離されていることを特徴とする請求項3に記載の収納容器。
  5. 上記ポンプ空間の複数の可変位置において上記作用部を固定可能な留め部が上記収納容器本体または蓋体に形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の収納容器。
  6. 上記ポンプ空間、作用部、および作用部留めは保護壁により覆われていることを特徴とする請求項5に記載の収納容器。
  7. 作用部留めに手動または機械装置で力を働かせるための作用開口が保護壁に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の収納容器。
  8. 上記ポンプ空間は上記収納空間の一部または全部と一致しており、上記収納容器または蓋体の側面の一部または全部が伸縮自在なベローズまたは弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の収納容器。
  9. 上記ポンプ空間は上記収納空間の一部または全部と一致しており、
    前記ポンプ空間と前記収納空間を気密に保持した状態で、
    上記のシールおよび/または当該シールと対向して気密を保持するための壁面が移動可能に形成されていることを特徴とする請求項1、3または4のいずれかに記載の収納容器。
  10. 上記結合部は、上記収納容器本体または蓋体と一体に形成されてなることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の収納容器。
  11. 上記保持部および押圧部は、高分子弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の収納容器。
  12. 上記収納容器本体と上記蓋体とを閉じて形成される収納空間は、外部環境に対して0.001〜0.02MPaだけ高圧に保持可能である請求項1から11のいずれかに記載の収納容器。
  13. 上記収納空間またはポンプ空間の少なくとも1箇所には呼吸開口が形成され、当該呼吸開口には、
    パーチクルフィルターと、
    ケミカルフィルターと、
    ガスバルブまたは収納容器内部からの気体は遮断し外部環境からの気体は導入可能な逆止弁とが、当該収納容器の内側から外側に向かって順に取り付けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の収納容器。
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