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JP2009140795A - 燃料電池 - Google Patents

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JP2009140795A JP2007316858A JP2007316858A JP2009140795A JP 2009140795 A JP2009140795 A JP 2009140795A JP 2007316858 A JP2007316858 A JP 2007316858A JP 2007316858 A JP2007316858 A JP 2007316858A JP 2009140795 A JP2009140795 A JP 2009140795A
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JP2007316858A
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Atsushi Maeda
篤志 前田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】燃料電池の運転停止の際の掃気時間の短縮化を図る。
【解決手段】ガス流路形成部材30は、貫通孔30Hを多列に多段に備え、この貫通孔の並びをガス流路とし、MGEA25とセパレータ40の間に組み込まれる。それぞれの貫通孔30Hにおけるボンド部30Bおよびストランド部30Sは、傾斜しており、通常運転時には供給された空気を、傾斜したボンド部30Bとストランド部30Sにてセパレータ40の側に案内しつつ下流に流して、ガス拡散層23aを供給する。掃気時には、通常運転時とガスの流れを逆にして、供給された空気を、傾斜したボンド部30Bとストランド部30Sにてガス拡散層23aの側に案内しつつ下流に流して、ガス拡散層23aに入り込ませる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電解質膜の両面にガス拡散電極を接合した膜電極接合体をセパレータを介在させて複数積層したスタック構造の燃料電池に関する。
こうした燃料電池は、発電のための通常運転時において、膜電極接合体における両ガス拡散電極に反応ガス、例えば水素ガスと酸素含有ガス(空気)との供給を受けて水素と酸素の電気化学反応を起こし、これにより発電する。電気化学反応の進行に伴ってカソードでは水が生成し、この生成水は、燃料電池の通常運転中は、継続して供給される空気により外部に排出されるものの、通常運転の停止後には、空気供給が停止することから、カソードに残存することがあり得る。このように生成水が残存したままであると、寒冷地等では外気温の低下に伴って残存生成水がガス拡散電極の側で凍結し、ガス拡散電極の細孔の閉塞を起こしかねない。よって、発電運転の停止後においても空気の供給を継続して残存生成水を外部に排出する掃気の手法が種々提案されている(特許文献1等)。
特開2005−209609号公報
上記の特許文献では、掃気の際には、発電運転の際の空気の流れと逆の向きに空気を供給することが提案されている。しかしながら、この逆向きの空気は、膜電極接合体に接合したガス拡散電極とセパレータの間の流路を流れの向きが逆に流れているに過ぎないので、凍結によるガス拡散電極の細孔閉塞を短時間の内に完了するよう掃気の短縮化が望まれるに至った。
本発明は、上記した課題を踏まえ、燃料電池の運転停止の際の掃気時間の短縮化を図ることをその目的とする。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明では、以下の構成を採用した。
[適用:燃料電池]
電解質膜の両面にガス拡散電極を接合した膜電極接合体をセパレータを介在させて複数積層したスタック構造の燃料電池であって、
前記膜電極接合体と前記セパレータとの間に組み込まれ、前記ガス拡散電極の電極面に亘ってガスを供給するガス供給流路を形成する流路形成部材と、
発電のために燃料電池が運転する通常運転時にあっては、前記流路形成部材に対して前記電極面の側方の一方の側から他方の側に向けた第1の流れ方向で前記ガスを導き、前記通常運転の停止の際、前記流路形成部材に対して前記第1の流れ方向と逆向きの第2の流れ方向で前記ガスを導くガス導入手段とを備え、
前記膜電極接合体の少なくとも一方の側における前記流路形成部材は、前記ガス供給流路においてガスを下流側に流し得るよう傾斜した傾斜部を多列に備え、
該傾斜部は、前記第2の流れ方向で導入されるガスを前記ガス拡散電極の側に案内しつつ前記第2の流れ方向に沿って下流に流す
ことを要旨とする。
上記構成の燃料電池では、通常運転の状況では、膜電極接合体とセパレータとの間の流路形成部材におけるガス供給流路に、電極面の側方の一方の側から他方の側に向けた第1の流れ方向でガスが導かれる。このガスは、流路形成部材がガス供給流路において多列に備える傾斜部と干渉するが、この傾斜部は下流側に流し得るよう傾斜していることから、第1の流れ方向でガス供給流路を流れてガス拡散電極の電極面に亘って支障なく供給される。しかも、この傾斜部は、第2の流れ方向で導入されるガスをガス拡散電極の側に案内しつつ第2の流れ方向に沿って下流に流すので、第2の流れ方向とは逆の第1の流れ方向で導入されるガスについては、当該ガスをセパレータの側に案内しつつ第1の流れ方向に沿って下流に流す。よって、セパレータの側に貯まった水分は、第1の流れ方向で流れるガス(以下、第1の流れ方向ガス、と称する)に含有されて下流に流れるので、ガス拡散電極には、水分含有の状態で第1の流れ方向ガスが供給されるので、通常運転の状況下では、ガス拡散電極の不用意な乾燥を高い実効性で回避できる。
その一方、通常運転の停止の際には、ガス供給流路におけるガスの流れは第1の方向と逆の第2の方向となり、この第2の方向で流れるガス(以下、第2の流れ方向ガス、と称する)にあっても、ガス供給流路の多列の傾斜部と干渉しつつ下流側に流れる。ところが、この第2の流れ方向ガスは、傾斜部により、ガス拡散電極の側に案内されつつ第2の流れ方向に沿って下流に流れるので、ガス拡散電極と第2の流れ方向ガスの接触機会は、ガス拡散電極の側への案内がなされる分だけ増える。よって、第2の流れ方向ガスは、ガス拡散電極の側に貯まった水分を含んで当該水分を下流に流し出して掃気を図るので、通常運転の停止の際に第2の流れ方向ガスによりガス拡散電極をより確実かつ短時間の内に乾かすことができる。この結果、上記構成の燃料電池によれば、通常運転の際には、既述したようにガス拡散電極を不用意に乾燥させないようにして電気化学反応の進行の円滑化、延いては発電性能の維持を図った上で、通常運転の停止の際には、ガス供給流路における傾斜部によって第2の流れ方向ガスによるガス拡散電極の乾燥を早めて掃気時間を短縮できる。
上記した燃料電池は、次のような態様とすることができる。例えば、前記スタック構造とされた前記膜電極接合体と前記セパレータとの間のそれぞれの前記流路形成部材にガスが行き渡るよう、第1ガス流路を前記電極面の外側に形成し、前記それぞれの前記流路形成部材を通過したガスを外部に導くよう、前記第1ガス流路と前記電極面を挟んで第2ガス流路を前記電極面の外側に形成する。そして、ガス導入手段により、前記第1ガス流路から前記第1の流れ方向で前記ガスを前記第2ガス流路に導き、前記第2ガス流路から前記第2の流れ方向で前記ガスを前記第1ガス流路に導くようにする。こうすれば、スタック構造とされた膜電極接合体のそれぞれにおいて、第2の流れ方向ガスによる掃気の短縮化を図ることができる。
そして、ガスの供給源を備えた上で、当該供給源からのガス供給を図るに当たり、前記ガス導入手段により、前記供給源を前記第1ガス流路と前記第2ガス流路の一方に選択的に接続するようにできる。こうすれば、接続対象の流路選択という簡単な構成で、通常運転の際の発電性能維持と、通常運転の停止の際の掃気時間の短縮化を容易に両立できる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例としての燃料電池システム1000の全体構成を概略的に示す説明図、図2は燃料電池100の概略構成を示す説明図である。
図1に示すように、燃料電池システム1000は、燃料電池100と、高圧タンク或いは改質器等の水素ガス供給源200と、酸化ガスとしての空気を供給するブロア300と、燃料電池100に冷却水を循環させて冷却を図るラジエータ400と、システムの制御を統括する制御装置500とを備える。燃料電池100は、スタック構造とされ、水素を含有する燃料ガスと酸素を含有する酸化ガスとの供給を受け、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応により発電する固体高分子型の燃料電池である。なお、燃料電池100の詳細な構成については後述する。
水素ガス供給源200から燃料電池100に掛けては、バルブユニット210を介在させて上流側供給管路212と下流側供給管路214とが配管され、燃料電池100からは、上流側排気管路216と下流側排気管路218がバルブユニット210を介在させて配管されている。バルブユニット210は、内蔵するバルブにより上流側供給管路212の接続管路を下流側供給管路214と上流側排気管路216の一方に選択的に切り換え可能とされている。よって、バルブユニット210により、水素ガス供給源200は、下流側供給管路214と上流側排気管路216の一方と選択的に接続し、このいずれかの管路を経て水素ガスを燃料電池100に次のような経路で供給する。
燃料電池システム1000の初期状態および燃料電池100の運転状態では、バルブユニット210は、上流側供給管路212と下流側供給管路214とを連通させるバルブポジション(初期ポジション/通常運転ポジション)を取る。このバルブポジションにあるとき、水素ガス供給源200からは、上流側供給管路212→バルブユニット210→下流側供給管路214→燃料電池100→上流側排気管路216→バルブユニット210→下流側排気管路218の水素ガス通常経路NLHが形成される。よって、水素ガス供給源200からの水素ガス(燃料ガス)は、バルブユニット210および下流側供給管路214を経て、燃料電池100に供給されて燃料電池100におけるそれぞれの燃料電池セル10のアノードで消費される。そして、アノードオフガスは、上流側排気管路216とバルブユニット210および下流側排気管路218を経て、排気される。
後述する掃気処理の際、バルブユニット210は、上流側供給管路212と上流側排気管路216とを連通させるバルブポジション(掃気ポジション)を取る。このバルブポジションにあるとき、水素ガス供給源200からは、上流側供給管路212→バルブユニット210→上流側排気管路216→燃料電池100→下流側供給管路214→バルブユニット210→下流側排気管路218の水素ガス掃気経路SLHが形成される。つまり、掃気処理の際における燃料電池100に対しての水素ガス供給源200からの水素ガス供給は、上記した通常運転時の水素ガス通常経路NLHでのガス供給とは逆向きになされることになる。
燃料電池100に対する空気の供給も同様であり、ブロア300から燃料電池100に掛けては、バルブユニット310を介在させて上流側供給管路312と下流側供給管路314とが配管され、燃料電池100からは、上流側排気管路316と下流側排気管路318がバルブユニット310を介在させて配管されている。バルブユニット310にあっても、バルブユニット210と同様、内蔵するバルブにより上流側供給管路312の接続管路を下流側供給管路314と上流側排気管路316の一方に選択的に切り換える。よって、バルブユニット310により、ブロア300は、下流側供給管路314と上流側排気管路316の一方と選択的に接続し、このいずれかの管路を経て空気を燃料電池100に次のような経路で供給する。
燃料電池システム1000の初期状態および燃料電池100の運転状態では、バルブユニット310は、上流側供給管路312と下流側供給管路314とを連通させるバルブポジション(初期ポジション/通常運転ポジション)を取る。このバルブポジションにあるとき、ブロア300からは、上流側供給管路312→バルブユニット310→下流側供給管路314→燃料電池100→上流側排気管路316→バルブユニット310→下流側排気管路318の空気通常経路NLOが形成される。よって、ブロア300からの空気(酸化ガス)は、バルブユニット310および下流側供給管路314を経て、燃料電池100に供給されて燃料電池100におけるそれぞれの燃料電池セル10のカソードで消費される。そして、カソードオフガスは、上流側排気管路316とバルブユニット310および下流側排気管路318を経て、排気される。
掃気処理の際では、バルブユニット310は、上流側供給管路312と上流側排気管路316とを連通させるバルブポジション(掃気ポジション)を取る。このバルブポジションにあるとき、ブロア300からは、上流側供給管路312→バルブユニット310→上流側排気管路316→燃料電池100→下流側供給管路314→バルブユニット310→下流側排気管路318の空気掃気経路SLOが形成される。つまり、掃気処理の際における燃料電池100に対してのブロア300からの空気供給は、上記した通常運転時の空気通常経路NLOでのガス供給とは逆向きになされることになる。
制御装置500は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータで構成され、イグニッションスイッチ510や、要求負荷の検出等のためのセンサ群512からの信号を受け、燃料電池システム1000の運転制御を司る。簡便に説明すると、制御装置500は、要求される負荷を賄うために必要な発電量、即ち燃料ガス・酸化ガ(水素ガス・空気)の供給量を演算し、その演算量でのガス供給が達成できるよう上流側供給管路212や上流側供給管路312の図示しない流量調整弁を制御する。また、イグニッションスイッチ510からの信号に基づいてバルブユニット210、310を駆動制御し、バルブポジションを通常運転ポジションと掃気ポジションのいずれかに切り換える。
次に、燃料電池100について説明する。図2に示すように、燃料電池100は、燃料電池セル10を複数積層したスタック構造とされ、両端のエンドプレート85,86にてスタック構造の燃料電池セル10を狭持する。本実施例の100は、空気および水素をエンドプレート85からそれぞれの燃料電池セル10に供給しつつ、その余剰分とアノードオフガスおよびカソードオフガスを他方のエンドプレート86の側の燃料電池セル10にて(詳しくは当該セルのパレータにて)折り返してエンドプレート85の側に戻す、いわゆるデッドエンドタイプの燃料電池である。冷却水についても、エンドプレート85からそれぞれの燃料電池セル10に供給されて折り返され、エンドプレート85に戻る。このため、エンドプレート85は、アノードガス(水素ガス)を供給するための貫通孔85aと、カソードガス(空気)を供給するための貫通孔85bと、アノードオフガスを排出するための貫通孔85cと、カソードオフガスを排出するための貫通孔85dと、冷却水を供給するための貫通孔85e、および冷却水を排出するための貫通孔85fを備える。そして、既述した下流側供給管路214は貫通孔85aと、上流側排気管路216は貫通孔85cと、下流側供給管路314は貫通孔85bと、上流側排気管路316は貫通孔85dとそれぞれ接続され、ラジエータ400からの冷却配管は貫通孔85eと貫通孔85fに接続されている。よって、水素ガス供給源200からの水素ガスは、エンドプレート85の貫通孔85aを介して燃料電池100内部に供給され、ブロア300からの空気は、貫通孔85bを介して燃料電池100内部に供給される。冷却水は、ラジエータ400で冷却され貫通孔85eを介して燃料電池100に供給される。
燃料電池セル10は、電解質膜の両面にガス拡散電極を接合した膜電極接合体としてのMEA24(Membrane Electrode Assembly)を備え、このMEA24は、その両側にガス拡散層23a、23bが接合した形態のMEGA25とされている。そして、燃料電池セル10は、このMGA25をシールガスケット26と一体に形成して備え、MGA25に重なるように、ガス流路形成部材30、31をMEA24とセパレータ40の間に組み込んで備える。このガス流路形成部材30、31は、後述するように多列の貫通孔およびその形成壁を傾斜させてガス流路を形成し、MEGA25のガス拡散層23a、23b延いてはMEA24の電極面に亘ってガスを供給する。
MEA24は、電解質膜21の表面上に、ガス拡散電極としてのカソード電極触媒層22aとアノード電極触媒層22bを備える。電解質膜21は、プロトン伝導性を備え、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す固体高分子材料の薄膜であり、セパレータ40の外形よりも小さくガス流路形成部材30、31の外形よりも大きい長方形に形成されている。電解質膜21は、例えば、ナフィオン膜(ナフィオンは登録商標)である。電解質膜21の表面上に形成されたカソード電極触媒層22a,アノード電極触媒層22bは、電気化学反応を促進する触媒、例えば、白金を担持した触媒層とされている。
ガス拡散層23a,23bは、気孔率が約20%程度のカーボン製の多孔体であり、例えば、カーボンクロスやカーボンペーパによって形成されている。ガス拡散層23a,23bは、ホットプレス等の接合手法によりMEA24と一体化されてMEGA25となる。なお、ガス拡散層23aはMEA24のカソード側に、ガス拡散層23bはアノード側に、それぞれ配置される。ガス拡散層23aは、カソードガスをその厚み方向に拡散して、カソード電極触媒層22aの全面に供給する。ガス拡散層23bは、アノードガスをその厚み方向に拡散して、アノード電極触媒層22bの全面に供給する。ガス拡散層23a,23bは、厚み方向へのガスの拡散を主目的とするため、比較的小さい気孔率を有する。
ガス流路形成部材30、31は、エキスパンドメタルと称される金属製の部材であり、同一形状の貫通孔が規則的に多列に配列されている薄肉の金属プレートである。ガス流路形成部材30、31は、導電性のある金属、例えば、ステンレス鋼やチタン,チタン合金により後述するように形成され、その外形はMEGA25より若干小さい略長方形とされている。
ガス流路形成部材30は、MEGA25のカソード側(MEA24のカソード側)とセパレータ40との間に配置され、セパレータ40を介して供給された空気(酸化ガス)を、図2に矢印で示すようにMEA24の電極面の側方の一方の側から他方の側に向けた流れで流しつつ、空気をMEGA25のカソード側に供給する。ガス流路形成部材31は、MEGA25のアノード側(MEA24のアノード側)とセパレータ40との間に配置され、セパレータ40を介して供給された水素ガス(燃料ガス)を、図2に矢印で示すようにMEA24の電極面の側方の一方の側から他方の側に向けた流れで流しつつ、水素ガスをMEGA25のアノード側に供給する。
ガス流路形成部材30、31を流れる反応ガスは、流れの過程でMEGA25に供給され、MEGA25のガス拡散層23a,23bにより、カソード電極触媒層22a,アノード電極触媒層22bに拡散され、電気化学反応に供される。なお、この電気化学反応は発熱反応であり、燃料電池100を所定温度範囲で運転するため、燃料電池100内には冷却水が供給されている。
シールガスケット26は、シリコンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴムなど、弾性を有するゴム製の絶縁性樹脂材料からなり、MEGA25の両面にガス流路形成部材30、31を重ねた上でその外周に樹脂を射出成形することでMEGA25およびガス流路形成部材30、31と一体的に形成されている。
シールガスケット26は、セパレータ40と同様の大きさの略長方形に形成されている。図2に示すように、シールガスケット26の4辺に沿って、連通孔20a〜20fを有する。各連通孔20a〜20fは、エンドプレート85の上記した貫通孔85a等と連通し、燃料電池100内部の流体(燃料ガス,酸化ガス,冷却水)のマニホールドの一部を構成している。連通孔20aはアノードガスマニホールドの一部を構成しており、連通孔20bはカソードガスマニホールドの一部を構成している。また、連通孔20cはアノードオフガスマニホールドの一部を構成し、連通孔20dはカソードオフガスマニホールドの一部を構成し、連通孔20eは冷却水供給用マニホールドの一部を構成し、連通孔20fは、冷却水排出用マニホールドの一部を構成する。
シールガスケット26には、厚み方向に、各連通孔を囲む凸状の部位26aが形成されている。この凸状の部位26aは、シールガスケット26の上下のセパレータ40の間に挟まれ、積層方向の締結力を受けて、積層方向に潰れて変形する。その結果、凸状の部位26aは、マニホールド内からの流体(燃料ガス,酸化ガス,冷却水)の漏れを抑制するシールとして機能する。
セパレータ40は、三つの金属の薄板を積層して形成される三層積層型のセパレータである。具体的には、酸化ガスの流路であるガス流路形成部材30と接触するカソードプレート41と、隣の燃料電池セル10における燃料ガスの流路であるガス流路形成部材31と接触するアノードプレート43と、両プレートの中間に挟まれ、主に冷却水の流路となる中間プレート42とから構成されている。
三つのプレートは、その厚み方向に、流路用の凹凸形状のない平坦な表面を有し(つまり、ガス流路形成部材30、31との接触面が平坦であり)、ステンレス鋼やチタン,チタン合金など、導電性の金属材料から構成されている。
三つのプレートには、上述の各種マニホールドを構成する貫通孔が設けられている。具体的には、図2に示すように、略長方形形状のセパレータ40の長辺に酸化ガス供給用の貫通孔41a、酸化ガス排出用の貫通孔41bが設けられている。また、セパレータ40の短辺に、燃料ガス供給用の貫通孔41c、燃料ガス排出用の貫通孔41dが設けられている。セパレータ40の短辺には、また、冷却水供給用の貫通孔41eおよび冷却水排出用の貫通孔41fが、それぞれ設けられている。
カソードプレート41には、こうしたマニホールド用の貫通孔に加え、ガス流路形成部材30への酸化ガスの出入口となる孔部45,46が複数形成されている。同様に、アノードプレート43には、マニホールド用の貫通孔に加え、ガス流路形成部材31への燃料ガスの出入口となる孔部(図示なし)が複数形成されている。
中間プレート42に設けられた複数のマニホールド用の貫通孔のうち、酸化ガスの流れるマニホールド用の貫通孔42aは、カソードプレート41の孔部45と連通するように形成されている。また、燃料ガスの流れるマニホールド用の貫通孔42bは、アノードプレート43の孔部(図示なし)と連通するように形成されている。
なお、中間プレート42には、略長方形外形の長辺方向に沿って複数の切欠が形成され、その切欠の両端はそれぞれ、冷却水の流れるマニホールド用の貫通孔と連通している。
こうした平坦なプレートを積層して構成されたセパレータ40を、ガス流路形成部材30、31と併せて用いることで、セパレータ40にエッチング等の複雑な製造方法による流路用の溝を形成する必要がない。
次に、ガス流路形成部材30、31について説明する。図3はガス流路形成部材30の概略斜視図、図4はガス流路形成部材30の製造手法を示す説明図、図5はガス流路形成部材30を製造過程の様子を斜視にて概略的に示す説明図、図6はガス流路形成部材30の側面視と正面視および斜め上方からの矢視とを並記した説明図、図7はMGEA25とセパレータ40との間にガス流路形成部材30を組み込んだ様子を概略的に示す説明図である。
これの図に示すように、ガス流路形成部材30、31は、本実施例では正方形状の貫通孔30Hを有するエキスパンドメタルであり、貫通孔30Hの形成壁部であるストランド部30Sをボンド部30Bにて連結することで、貫通孔30Hを縦横に多列に並べて千鳥状に備える。このように貫通孔30Hが多列に並んだガス流路形成部材30を形成するに当たっては、図4に示すように、ステンレス鋼等の薄板(例えば、厚み約0.1mm)を素材として送りローラで図5の加工装置Mに送り込み、加工装置Mの上刃UBと下刃DBによる剪断加工に処する。
上刃UBと下刃DBは、正方形状の貫通孔30Hを形成すべく三角波形状のプレス刃を備え、上刃UBは、素材のピッチ送りの都度に下刃DBの側に下降する。この上刃UBの下降により、上刃UBおよび下刃DBの両刃の重なり範囲において素材がスリット状に剪断されると共に、その剪断箇所において、上刃UBと下刃DBに倣って正方形状の貫通孔30Hが形成される。この場合、上刃UBは、素材のピッチ送りごとの降下に際し、自身の三角波形状のプレス刃の半ピッチ分だけ左右方向にずれるので、貫通孔30Hは、素材のプレート面からの正面視にあっては縦横に多列に並んで千鳥状に形成され、プレート側面視では階段状に多列に形成される。なお、こうして貫通孔30Hを多列に有するエキスパンドメタルを、所定寸法に切断することでガス流路形成部材30、ガス流路形成部材31が形成される。或いは、所定寸法に切断済みの薄板に上記の加工装置Mにて貫通孔30Hを多列に形成して、ガス流路形成部材30、31とすることもできる。なお、上刃UBと下刃DBのプレス刃の形状を変えることで、円形形状の貫通孔30Hや六角形状の貫通孔30Hを多列に備えるガス流路形成部材とすることができる。
こうして得られたガス流路形成部材30、31で形成される流路とガスの流れについて説明する。図6に示すように、貫通孔30Hを階段状に多列に有するガス流路形成部材30、31は、それぞれの貫通孔30Hが斜めの状態、即ちストランド部30Sおよびボンド部30Bが傾斜した状態となるよう使用される。具体的には、図中に流路形成領域と記した範囲において、ストランド部30Sおよびボンド部30Bが傾斜し、この流路形成領域の一方境界(図中の下端側境界)でセパレータ40がガス流路形成部材30、31と接触し、他方の境界(図中の上端側境界)でMGEA25のガス拡散層23a、23Bがガス流路形成部材30、31と接触することになる。
このようなガス流路形成部材30、31に図6における右方からガスが流れ込むと、このガスは、上流側の貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sで図中の下端側境界の側に案内されつつその貫通孔30Hを通過し、下流側の貫通孔30Hのストランド部30Sを回り込んで当該下流側の貫通孔30Hを上記したように通過する。つまり、右方からガス流路形成部材30、31に流れ込んだガスは、上記した貫通孔通過を繰り返しながら、図中にGF1と記す経路に沿って下流側に流れる。
その一方、ガス流路形成部材30、31に図6における左方からガスが流れ込むと、このガスは、上流側の貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sで図中の上端側境界の側に案内されつつその貫通孔30Hを通過し、下流側の貫通孔30Hのストランド部30Sを回り込んで当該下流側の貫通孔30Hを上記したように通過する。つまり、左方からガス流路形成部材30、31に流れ込んだガスは、上記した貫通孔通過を繰り返しながら、図中にGF2と記す経路に沿って下流側に流れる。
この図6におけるガスの流れを、MGEA25とセパレータ40の間に組み込んだカソード側のガス流路形成部材30で説明すると、図7のようになる。今、図中黒塗りの矢印のように右方からのガス供給を燃料電池100の通常運転時のガス供給とすると、この供給されたガス(空気)は、本発明の第1の流れ方向ガスに相当し、ガス流路形成部材30が有するそれぞれの貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sでセパレータ40の側に案内されつつ貫通孔30Hを通過して下流側に流れる。一方、これとは逆に、図中白塗りの矢印のように左方からガス(空気)を供給すると、この供給されたガス(空気)は、本発明の第2の流れ方向ガスに相当し、ガス流路形成部材30が有するそれぞれの貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30SでMGEA25のガス拡散層23aの側に案内されつつ貫通孔30Hを通過して下流側に流れる。
次に、上記した構成を有する燃料電池システム1000での運転制御について説明する。図8は制御装置500にて実行される燃料電池100の運転制御を示すフローチャートである。この運転制御は、イグニッションスイッチ510がオンとなってから繰り返し実行され、まず、制御装置500は、バルブユニット210とバルブユニット310を駆動制御して、そのバルブポジションを初期化する(ステップS100)。これらバルブユニットの初期ポジションは、既述したように、バルブユニット210にあっては、水素ガス供給源200からの水素ガスを図1における水素ガス通常経路NLHに沿って燃料電池100に供給する通常運転ポジションであり、バルブユニット310にあっては、ブロア300からの空気を空気通常経路NLOに沿って燃料電池100に供給する通常運転ポジションである。これら経路に沿って流れる水素ガス・空気の流れを正流とし、この流れでのガス供給は、カソードの側では図7に示した黒塗り矢印での供給となる。アノードの側でも、同様である。なお、ステップS100のバルブポジションの初期化は、図8の運転制御の最初にて実行すれば足り、この運転制御が一旦開始された以降においては、その実行を省略することができる。
次いで、制御装置500は、センサ群512からのセンサ信号に基づいて要求負荷を読み込み(ステップS110)、その要求負荷に応じた発電電力を得るべく水素ガスおよび空気の供給量を演算して燃料電池100に供給する(ステップS120)。これにより、燃料電池100は、発電を継続し、その発電電力を外部に出力する。
この発電のための通常運転の状態では、上記したようにカソードの側では、図7に示した黒塗り矢印での空気供給となり、空気はガス流路形成部材30を下流側に流れてMGEA23のガス拡散層23aに供給される。つまり、この通常運転の状態では、供給された空気は、ガス流路形成部材30が有するそれぞれの貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sでセパレータ40の側に案内されつつ貫通孔30Hを通過して下流側に流れて、MGEA23のガス拡散層23aに供給される。この場合、空気は、傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sと干渉するものの、これらは貫通孔30Hと共に傾斜して多段状であるため(図6参照)、下流側に向けてガス流路形成部材30を流れてMGEA23のガス拡散層23aにその電極面に亘って支障なく供給される。アノードの側でも、水素ガスがMGEA25のガス拡散層23bに支障なく供給される。よって、燃料電池100は、その有する発電能力を発揮できる。
しかも、この傾斜したボンド部30Bやストランド部30Sは、図7における右方から導入される空気をセパレータ40の側に案内しつつ下流側に流すので、セパレータ40の側に貯まった水分Hを、下流側に流れる空気に含有させて下流に流すようにできる。よって、MGEA23のガス拡散層23aには、水分含有の状態で空気が供給されるので、通常運転の状況下では、MGEA23のガス拡散層23a、延いてはMEA24の電解質膜21を不用意な乾燥状態にしないようにできる。アノードの側でも同様である。このように乾燥状態を回避することは、それぞれの燃料電池セル10での電気化学反応の進行の円滑化、燃料電池100の発電能力の維持に有益である。
制御装置500は、ステップS120に続き、イグニッションスイッチ510がオフとされたか否かを判定し(ステップS130)、否定判定すれば、通常の運転制御を継続するとして一旦処理を終了し、上記したステップの処理を繰り返す。その一方、ステップS120にて肯定判定すると、制御装置500は、バルブユニット210とバルブユニット310を駆動制御して、そのバルブポジションを通常運転ポジションから掃気ポジションに変更する(ステップS140)。これらバルブユニットの掃気ポジションは、既述したように、バルブユニット210にあっては、水素ガス供給源200からの水素ガスを図1における水素ガス掃気経路SLHに沿って燃料電池100に供給するポジションであり、バルブユニット310にあっては、ブロア300からの空気を空気掃気経路SLOに沿って燃料電池100に供給するポジションである。これら経路に沿った水素ガス・空気の流れは、ステップS100での流れと逆の逆流となる。アノードの側でも、同様である。
この掃気ポジジョンでのガス供給は、上記したようにカソードの側では、図7に示した白塗り矢印での空気供給となり、空気はガス流路形成部材30を下流側に流れてMGEA23のガス拡散層23aに供給される。つまり、この掃気ポジジョンで供給された空気は、ガス流路形成部材30が有するそれぞれの貫通孔30Hの傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30SでMGEA25のガス拡散層23aの側に案内されつつ貫通孔30Hを通過して下流側に流れて、MGEA23のガス拡散層23aに入り込む。この場合、空気は傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sと干渉するものの、これらは貫通孔30Hと共に傾斜して多段状であるため(図6参照)、下流側に向けてガス流路形成部材30を流れてMGEA23のガス拡散層23aに亘って支障なく入り込む。そして、図7に示した白塗り矢印で通常運転時と逆向きに供給された空気とガス拡散層23aの接触機会は、ガス拡散層23aの側への案内がなされる分だけ増える。よって、掃気ポジションで供給された空気は、ガス拡散層23aの側に貯まった水分Hを含んで当該水分を下流に流し出して掃気を図りつつ、ガス拡散層23aを通過する際には当該拡散層に含まれている水分をも持ち去る。このため、イグニッションスイッチ510がオフとされた運転停止の際には、通常運転時と逆向きの流れの空気によりガス拡散層23aをより確実かつ短時間の内に乾かすことができる。アノードの側でも同様である。
制御装置500は、上記したステップS140でのバルブポジション変更を所定時間に亘って継続し(ステップS150)、その後、一旦処理を終了し、上記したステップの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施例の燃料電池システム1000では、燃料電池100の運転制御を行うに当たり、要求された負荷に応じた発電を行う通常運転が停止されると、この通常運転の状態で供給していたガスの流れとは逆向きに、カソード側およびアノード側に空気・水素ガスを供給する。こうした逆向きでのガス供給に際しては、この供給された空気・水素ガスを、傾斜したボンド部30Bおよびストランド部30Sによりガス拡散層23a、23bの側に案内して接触機会を増加させる。このため、本実施例によれば、既述したようにガス拡散層23a、23bをより確実かつ短時間の内に乾かすことができるので、掃気時間の短縮化を図ることができる。
また、本実施例では、水素ガス供給源200からの水素ガス供給とブロア300からの空気供給を、通常運転時と掃気時とでその向きを変更するに当たり、バルブユニット210とバルブユニット310のポジション変更にて、管路の接続状態を選択的に切り換えるに過ぎない。よって、バルブポジションの変更という簡単な構成で、通常運転の際の発電性能維持と、通常運転の停止の際の掃気時間の短縮化を容易に両立できる。
次に、ガス流路形成部材の変形例を説明する。図9は変形例のガス流路形成部材30Aの概略構成を斜視にて示す説明図、図10は図7の相当図であり変形例のガス流路形成部材30AをMGEA25とセパレータ40との間に組み込んだ様子を概略的に示す説明図である。
図示するように、変形例のガス流路形成部材30Aは、ガス流路形成部材30と同様にステンレス鋼等の薄板(例えば、厚み約0.1mm)を用いて形成され、プレス成形により傾斜した突出片30APを多列に有する。この傾斜した突出片30APを針状に形成することもできる。このガス流路形成部材30Aは、MGEA25とセパレータ40との間に組み込まれた状態で、突出片30APの先端をMGEA25のガス拡散層23aに接触させてガス流路を形成する。このガス流路形成部材30Aを有する燃料電池100にあっても、通常運転時には図における黒塗り矢印での空気供給となり、供給された空気は、ガス流路形成部材30Aのそれぞれの突出片30APでセパレータ40の側に案内されつつ下流側に流れて、MGEA23のガス拡散層23aに供給される。また、掃気の際には、空気供給の向きを逆にして、図中の白塗り矢印での空気供給とし、供給された空気は、ガス流路形成部材30Aのそれぞれの突出片30APでMGEA25のガス拡散層23aの側に案内されつつ下流側に流れて、ガス拡散層23aに入り込む。よって、変形例のガス流路形成部材30Aを有する燃料電池100にあっても、既述した効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態を実施例にて説明したが、本発明は上記した実施例や変形例の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。例えば、上記した実施例では、ガスおよび冷却水が折り返すデッドエンドタイプの燃料電池100について説明したが、ガスおよび冷却水がスタック構造の一方側から他方側に通過するタイプの燃料電池にも適用できる。
また、ガス流路形成部材30、31を有する燃料電池100において、掃気の際に通常運転時と逆向きにガス供給を行うほか、この逆向きのガス供給を高負荷運転が継続するような状況において、行うようにすることもできる。高負荷運転の際は、電気化学反応は活発に進行するため、生成水量は多くなり、MEA24が湿潤過多となる傾向にある。よって、高負荷運転の際に図7において図中白抜き矢印のように通常運転時と逆向きに空気を供給すれば、傾斜したボンド部30Bとストランド部30Sにより空気はMGEA25の側に案内されるので、このMGEA25におけるガス拡散層23aからの水分持ち出しは盛んとなる。このため、MEA24の湿潤過多を抑制できる。
また、上記の実施例では、アノード側とカソード側の両極側に、傾斜したボンド部30Bとストランド部30Sを有するガス流路形成部材30、31を配設したが、アノード・カソードの両極の一方の側にのみガス流路形成部材を配設するようにすることもできる。
本発明の実施例としての燃料電池システム1000の全体構成を概略的に示す説明図である。 燃料電池100の概略構成を示す説明図である。 ガス流路形成部材30の概略斜視図である。 ガス流路形成部材30の製造手法を示す説明図である。 ガス流路形成部材30を製造過程の様子を斜視にて概略的に示す説明図である。 ガス流路形成部材30の側面視と正面視および斜め上方からの矢視とを並記した説明図である。 MGEA25とセパレータ40との間にガス流路形成部材30を組み込んだ様子を概略的に示す説明図である。 制御装置500にて実行される燃料電池100の運転制御を示すフローチャートである。 変形例のガス流路形成部材30Aの概略構成を斜視にて示す説明図である。 図7の相当図であり変形例のガス流路形成部材30AをMGEA25とセパレータ40との間に組み込んだ様子を概略的に示す説明図である。
符号の説明
10…燃料電池セル
20a〜20f…連通孔
21…電解質膜
22a…カソード電極触媒層
22b…アノード電極触媒層
23a…ガス拡散層
23b…ガス拡散層
26…シールガスケット
26a…凸状部位
30、31…ガス流路形成部材
30A…ガス流路形成部材
30B…ボンド部
30H…貫通孔
30S…ストランド部
30AP…突出片
40…セパレータ
41…カソードプレート
41a〜41f…貫通孔
42…中間プレート
42a…貫通孔
42b…貫通孔
43…アノードプレート
45…孔部
85、86…エンドプレート
85a〜85f…貫通孔
100…燃料電池
200…水素ガス供給源
210…バルブユニット
212…上流側供給管路
214…下流側供給管路
216…上流側排気管路
218…下流側排気管路
300…ブロア
310…バルブユニット
312…上流側供給管路
314…下流側供給管路
316…上流側排気管路
318…下流側排気管路
400…ラジエータ
500…制御装置
510…イグニッションスイッチ
512…センサ群
1000…燃料電池システム
NLH…水素ガス通常経路
SLH…水素ガス掃気経路
NLO…空気通常経路
SLO…空気掃気経路
M…加工装置
UB…上刃
DB…下刃

Claims (3)

  1. 電解質膜の両面にガス拡散電極を接合した膜電極接合体をセパレータを介在させて複数積層したスタック構造の燃料電池であって、
    前記膜電極接合体と前記セパレータとの間に組み込まれ、前記ガス拡散電極の電極面に亘ってガスを供給するガス供給流路を形成する流路形成部材と、
    発電のために燃料電池が運転する通常運転時にあっては、前記流路形成部材に対して前記電極面の側方の一方の側から他方の側に向けた第1の流れ方向で前記ガスを導き、前記通常運転の停止の際、前記流路形成部材に対して前記第1の流れ方向と逆向きの第2の流れ方向で前記ガスを導くガス導入手段とを備え、
    前記膜電極接合体の少なくとも一方の側における前記流路形成部材は、前記ガス供給流路においてガスを下流側に流し得るよう傾斜した傾斜部を多列に備え、
    該傾斜部は、前記第2の流れ方向で導入されるガスを前記ガス拡散電極の側に案内しつつ前記第2の流れ方向に沿って下流に流す
    燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池であって、
    前記スタック構造とされた前記膜電極接合体と前記セパレータとの間のそれぞれの前記流路形成部材にガスが行き渡るよう、前記電極面の外側に形成された第1ガス流路と、
    前記それぞれの前記流路形成部材を通過したガスを外部に導くよう、前記第1ガス流路と前記電極面を挟んで前記電極面の外側に形成された第2ガス流路とを備え、
    前記ガス導入手段は、前記第1ガス流路から前記第1の流れ方向で前記ガスを前記第2ガス流路に導き、前記第2ガス流路から前記第2の流れ方向で前記ガスを前記第1ガス流路に導く
    燃料電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池であって、
    ガスの供給源を備え、
    前記ガス導入手段は、前記供給源を前記第1ガス流路と前記第2ガス流路の一方に選択的に接続する
    燃料電池。
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