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JP2009036018A - セキュリティ可逆キーおよび施錠システム - Google Patents

セキュリティ可逆キーおよび施錠システム Download PDF

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JP2009036018A JP2008264715A JP2008264715A JP2009036018A JP 2009036018 A JP2009036018 A JP 2009036018A JP 2008264715 A JP2008264715 A JP 2008264715A JP 2008264715 A JP2008264715 A JP 2008264715A JP 2009036018 A JP2009036018 A JP 2009036018A
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Abstract

【課題】不十分な深さの阻止溝を有するキーの完全な挿入を1対の阻止タンブラピンによって阻止する。
【解決手段】割当てられたシリンダZを有するセキュリティ可逆キーは、コーディングされた阻止深さ(B1、B2、B3)を有する阻止溝BNを有し、これはキーの先端からキー上のタンブラピンの列(A2)の少なくとも第1の位置(P1)までキーの軸(x)に平行に走っている。割当てられたシリンダにおいて、少なくとも最後部コーディング位置(P1)において、阻止タンブラピンBZおよび延長された阻止カウンタピンBGを有する阻止溝BNに対応する1対のタンブラピンが設けられ、阻止カウンタピンBGは阻止溝が不十分な深さである場合にシリンダハウジング(10)上に当たる。
【選択図】図8

Description

この発明は、請求項1の属クレームに従った割当てられたシリンダを備えたセキュリティ可逆キーと、請求項13の属クレームに従った施錠システムのためのセキュリティ可逆キーを備えた施錠システムと、請求項19の属クレームに従ったこれらの製造のための方法に関する。
このようなキーおよび施錠システムは公知であり、高度の安全性を有しかつこれに対応する多数の必要な可能なコーディング順列を有するキーは、少なくとも3つの、好ましくは少なくとも4つのコーディングまたはタンブラピン列を有し、これらはまたキーの平坦な側面に位置しており、これによって利用可能な空間、すなわち所与のキー表面、およびシリンダにおけるタンブラピン列のための対応する空間要件を可能な限り有効に利用するようにする。また公知であるのは、追加のセキュリティ要素を備えたキーであり、これもまた、ある程度の空間を必要とする。米国特許第5,438,857号から、追加のセキュリティ要素としての挿入阻止システムを備えたキーが公知である。ここで、追加の制御面がキー上に位置付けられ、これはシリンダ入口における割当てられた制御ピンによって誤ったキーの挿入を防ぐ。この制御ピンはコーディングピンより長く、キーの中央の2等分面を超えて延在する。制御面はキーの先端に配置され上昇し、これもまた対応してキーの中央2等分面を超えて延在し、制御ピンを持上げ、これによってそれを脇へ押しやる。この結果、この制御ピンは正しい制御面を持たないキーの挿入を防ぐことになる。これらの制御面は既にキーブランクにつけられていてもよく、これによってブランクの保護を可能にする。
米国特許第5,438,857号 安全性の高いキーを備えたこれらの公知の安全性の高いキーおよびシステムはまた、キーおよびシリンダにおけるコーディングおよびセキュリティ機能に利用可能な空間によって常に制限される。これらの製造には中央生産または集中生産が必要であり、このことはこのようなシステムの世界規模での全般的な応用を制限し、より困難にし、遅らせる。また、どんな種類の設備および応用のための最適設計もこのことによってひどく制限される。
ここで提示されるこの発明の目的は、割当てられたシリンダを有するセキュリティ可逆キーまたはセキュリティ可逆キーおよび割当てられたシリンダを有する施錠システムであって、世界規模の独自の施錠システムとして利用することができ、どんな種類の応用に対してもより高い順列能力を有し、安全性および複製からの保護が向上しており、世界規模でどんな種類の市場地域(market area)および応用をも分離する立場に立つという新しい可能性を有し、これによってキーおよびシリンダに対する追加の空間要件を必要とせず、より高度な安全性およびより多数の順列が達成される施錠システムを作り出すことである。さらなる目的として求められているのは、迅速かつ全般的に使用がなされ世界規模で適用され得るこの種類のシステムのための製造方法である。
この目的は、この発明に従って、請求項1に従った割当てられたシリンダを有するセキュリティ可逆キーと、請求項13に従った割当てられたシリンダを有するセキュリティ可逆キーを備えた施錠システムと、請求項19に従ったこのようなキーの製造のための方法とによって達成される。コーディングされた阻止溝および割当てられた対の阻止タンブラ
ピンを含む、新しい追加のセキュリティ要素「阻止コード」により、キーおよびシリンダにおける追加の空間要件を何ら必要とせず、すなわち、キー上の既存のコーディング位置およびシリンダにおける既存のピン列および位置を用いて、追加の挿入阻止システムとより多数の順列および応用とが達成される。追加のセキュリティ要素を備えた第1の区域が、独立したマーケット区域(market area)への明確な区分けを規定しているキー上の区域分割により、上記の目的に対応し、かつ新しい多ステップ製造プロセスで実現可能であるシステムが作られる。
従属クレームは、全世界での使用可能性、世界規模で迅速に製造できる能力、施錠システムの安全性、複製からの保護、順列および応用の数に関してさらなる利点が可能となるこの発明の有利なさらなる展開に関する。
特に、コーディングされた阻止溝および割当てられた対の阻止タンブラピンを含む新しい追加のセキュリティ要素「阻止コード」により、キーおよびシリンダにおける追加の空間要件を何ら必要とせず、すなわち、キー上の既存のコーディング位置およびシリンダにおける既存のキー列および位置で追加の挿入阻止システムとより多数の順列および応用とが達成される。
以下において、この発明を図面および実施例の例に基づいてより詳細に説明する。
例として図1aは、4つのピン列A1からA4および22個のコーディング位置Piを有する安全旋回キーSを示しており、コーディング位置の各々はボアパターン左(L)およびボアパターン右(R)のためのものである。ここでキーS上のコーディング列A2はボアパターンRに対して位置R1からR5を有し、ボアパターンLに対して位置L6からL11を有する。キー上では、双方のボアパターンのすべての位置をコーディングすることができ、すなわち、ボアパターン左を有するキーと、ボアパターン右を有するキーと、また2つのボアパターンR+Lを有するキーとが存在する。しかしながら、割当てられたシリンダZにおいて、ピンのための空間の理由により、2つ目ごとの位置だけであり、これに対しボアパターンRまたはボアパターンLのいずれかだけしか(同じ区域において)タンブラピンを備えることができない。キーの先端における第1のコーディング位置P1(=L11)はここで、キーの挿入の方向xに関してシリンダにおける最後部タンブラピン位置P1に対応する。
図1bは、キーS上のこの発明に従った施錠システムを示し、キー上には少なくとも2つの区域が規定されており、より高い製造上の難度を有する少なくとも2つの追加のセキュリティ要素が設けられる第1の区域G1と、単純な基本的なコーディングCod1が設けられる第2の区域G2とが設けられ、第1の区域G1では、独立したマーケット区域Mi=M1,M2などへの明確な区分けが規定される。またここで示されているのは、追加のセキュリティ要素であり、これはより正確に以下に規定される。すなわち、阻止コードBC、好ましくは狭くフライス削りされた部分を有する第2のコーディングCod2、制御面および制御ピンKF/KSによる挿入阻止システムならびに平坦なピン23によるCod2のフランク制御である。単純な基本的なコーディングCod1はたとえば、ボアによるコーディングであり、これはどこでも分散した場所で比較的容易に実現可能である。
図1cは、異なる区域分割を示し、区域G1はいくつかの部分区域G1.1、G1.2などに分割できる。応用に応じ、かつ所望のシステム設計に応じて、区域G1はたとえばコーディング列A1全体を包含していてもよい。そうするにあたって、すべてのセキュリティ要素もまたこの1つのコーディング列につけられる。異なる有利な変形例では、たとえば、2つのコーディング列(A1、A2)のキーの最前部における位置を有する区域の部分も区域G1を形成していてもよく、たとえば、区域の部分G1.1、G1.2の双方
は各々がそれぞれ、阻止コードBCを有していてもよい。
図1dは、いくつかの独立したマーケット区域Mi=M1、M2などへの分割と、たとえば設備および物体などのための応用分野または独立したディストリビュータ区域などの、マーケット区域の部分MMiへの各マーケット区域のさらなる可能な再分とを示す。マーケット区域Miは区域G1により規定される。区域の部分MMiは区域G1の部分によって規定してもよく、または区域G2の部分によって規定してもよく、または区域G1および区域G2の部分を等しく包含していてもよい。
図1eは、たとえば、キー上の区域G1、G2とマーケット区域Miにおける明確な分離との関連、マーケット区域の部分MMi、および物体のためのさらなる再分MMi.iを示す。これは図18の記述においてさらに説明される。
有利に、区域G1は少なくとも3つのセキュリティ要素Viを含む。特に重要かつ有利であるのは、新しい追加のセキュリティ要素「阻止コード」である。図2に説明されるこの発明に従った追加のコーディングおよびセキュリティ機能としての阻止コードBCの場合、キーS上およびシリンダZにおけるコーディング位置P1およびその機能が維持される。
図2には、キーS上および割当てられたシリンダZにおけるこの発明に従った阻止コードBCの動作の方法が概略的に示される。空間における方向は以下にx、y、zで示されており、xはキーまたはシリンダ軸である。キー上に位置する、またはキーの中にフライス削りによって作られるのは阻止溝BNであり、これはキー軸xに平行に走っており、少なくとも第1のコーディング位置P1まで延在する。割当てられたシリンダにおいて、応じて、少なくとも最後部コーディング位置P1において、ばね式阻止タンブラピンBZおよび延長された阻止カウンタピンBGを有する1対の阻止ピンが設けられる。阻止溝はコーディングされた阻止深さB1、B2、B3を有し、これに対応して、阻止タンブラピンの対(BZ+BG)の長さlbは、lbがシリンダハウジング10からの阻止溝BNの距離dbに対応する態様で、すなわち阻止タンブラピンの対(または阻止ピンの対)が遊びが少ない状態で阻止溝に嵌合する態様でコーディングされる。キーを挿入する際、以下のシーケンスが生じる(a−b−c)。すなわち、阻止タンブラピンBZは、キーの斜面になった導入面6において阻止溝BNのレベルにまで持上げられ、シリンダハウジング10に対して遊びが少ない状態で、阻止溝を通過して対応するコーディング位置P1まで達し、阻止タンブラピンBZは、ここではたとえばC2であるある特定のコーディングステップを有するこの第1のコーディング位置の中へ下ろされる。この位置P1において、阻止タンブラピンBZ、BGの対がシリンダの旋回に関して正規のコーディング位置として動作し、正しいコーディングの場合にはせん断ライン9を解放しなければならない。阻止溝BNが十分に深くない場合、または誤ったコーディングBiを有する場合、阻止カウンタピンBGがシリンダハウジング10上に当たり、キーのさらなる挿入が斜面になった導入面において阻止される(lbがdbより大きい場合は図8aを参照せよ)。このため、阻止コードにより、追加のセキュリティ機能が生じ、阻止溝の追加のコーディングステップ(Bi)により完全な挿入を防止することができ、位置P1におけるそれまでのコーディング機能が維持される。これに加えて、キー上、すなわちキー位置においてもシリンダにおいても、阻止コードのための追加の空間は必要ではない。単純に、シリンダにおいて、それまでの正規のコーディングタンブラピンが特殊な阻止タンブラピンによって置換されるだけである。
図3は、キー表面に対してコーディング深さtcを有するコーディングステップCiと比較される、深さtbを有する可能な阻止ステップBiを示す。以下の例において、ここで、コーディングステップC1からC4(たとえば0.35mmのステップ)と、阻止深
さがたとえば1.05、0.55および0mmである3つの阻止ステップB1、B2、B3とを利用するが、深さが0mmである阻止ステップB3はもはや阻止機能を発揮することができない。阻止深さBiはまた、コーディング深さCiに対応していてもよく、すなわち、たとえばC1からC4とB1からB4とである。さらなる例において、5つのコーディングステップC1からC5が4つの阻止ステップB1からB4と組合されて示され、たとえば、Ciのステップ距離は0.3mmであり、Biのステップ距離は0.4mmである。コーディングステップCiとの阻止ステップBiに対する組合せ規則に従って、コーディングステップCiのコーディング深さtcは先行する阻止溝Biの阻止深さtbより小さくてはならない。したがって、この例において、阻止ステップB3は後続のコーディングステップC3、C2またはC1と組合せてもよい。
図4、図5および図6は、さまざまな可能なタンブラピン形状(図4a、図4b、図4c)、阻止溝BNの割当てられた形(図5a、図5b、図5c)およびタンブラピンに割当てられたコーディング形状(図6a、図6b、図6c)を示す。図4aは、たとえば基本的なコーディングCod1のための従来の円錐形タンブラピン形状21を示し、これは単純なボアによって製造できる(図6a)。図4bは、対応する狭いコーディング溝(図6b)を有する狭い円筒形タンブラピン形状22を示し、これの製造は、たとえば複製するのが困難で、入念なフライス削りプロセスを必要とし、たとえば第2のコーディングCod2として利用してもよい。図4cは平坦なピン23を示し、これはたとえば、以下により詳細に説明するように、狭くフライス削りされたコーディング(図6b)のフランク制御に利用してもよい。さらなるタンブラピン形状が可能であり公知であるが、これは原則として円筒形断面および円錐形断面の組合せである。阻止溝形状およびコーディング形状は異なった態様で実現してもよく、この結果、どんな複製をもより困難にし、またコーディング形状をさらに曖昧にする効果がある。
図7a、図7b、図7cは、阻止溝の一例を示しており、阻止溝は2つのボアパターンR、Lの4つの最も前方のコーディング位置Pi=L11、R5、L10およびR4にわたって延在し、対応していくつかの異なる態様でコーディングされたセクタBN1からBN4を有する。そうするにあたって、原則として、阻止溝の深さtbがある位置から次の位置まで同じままであるかまたは小さくなり(すなわち大きくはなり得ない)、同様に阻止溝の幅bbはある位置から次の位置まで同じままであるかまたは小さくなることに注意しなければならない。これは、3つの阻止ステップB1からB3および2つの阻止溝幅bb1およびbb2と併せて、4つの阻止溝セクタBN1からBN4の例示される阻止ステップBi、bbiを生じる。
図8は、阻止コードの機能を三次元で示し、図9は、図14の例に対応する阻止溝形状および隣接コーディングくぼみを示す。図8a、図8bにおいてキーS1aが示され、これは阻止ステップB2を有する阻止溝と、コーディングC1およびC2を有する隣接コーディング位置L11およびR5を備える(図14のキーS1aに対応する)。
図8aは、阻止コードB1を有する1対の阻止タンブラピンBZ、BGを示し、その長さlbはシリンダハウジング10からの阻止溝の距離dbより大きい。これにより、このシリンダへのキーS1aの完全な挿入が阻止される。図8bはこれに対し、阻止コードB2を有する1対の阻止タンブラピンBZ、BGを示し、この阻止コードB2は阻止溝BNの阻止コードB2に対応し、このため完全に挿入することができる。図14の概略図においてこれはキーS1aに対応し、これは(位置R5におけるコーディングC1を有する)シリンダZ1を開く。
図9aから図9dは、異なった態様でコーディングされた阻止溝および位置L11および位置R5を有するキーS1、S2、S3およびS1aを示す。これはまた、図14の概
略施錠機能図に対応しており、これはどのキー−シリンダ組合せが開くもので、どの組合せが阻止するものかを示す。
可能な追加のセキュリティ要素として図10は、キーの先端における制御面KFおよびシリンダにおける割当てられた制御ピンKSによるそれ自体で公知の挿入阻止システムを示す。この制御面KFは、キーの中央2等分面5を超えて延在し、制御ピンKSと同じであり、これは上昇する制御面KF上に当たり、キーが挿入できるようにするためにはこれによって脇へ押しやられなければならない。正しい制御面を有さない、または正規の導入面6のみを有するキーは、その先端によってこの制御ピンKSに遭遇するため、後者がキーの挿入を防止する。これは、この発明による阻止コードに従ったものと完全に異なる構成および作用であり、この発明は何ら特殊な制御面を必要とせず、むしろ、いずれかの既存のキー導入面6とこそ働く。しかしながら有利には、阻止タンブラピンBZを有する新しい阻止コードは、制御面KFおよび制御ピンKSによってこの公知の挿入ブロックと組合せることができ、特に、同じタンブラピン列(たとえばA2)において割当てることさえでき、制御ピンKSはシリンダにおける阻止タンブラピンBZ、BGの対の前のどこかに位置付けられる。
これもまた同じタンブラピン列に割当てることができるさらなる重要な追加のセキュリティ要素が図11a、図11bに示される。これらには、狭くコーディングフライス削りされた部分Cod2におけるフランク制御が示され、これは平坦なタンブラピン23により実現される。平坦なタンブラピン23(たとえば図4cを参照)は直径d2を有し、これはコーディングフライス削りされた部分の幅d1よりも大きいため、平坦なタンブラピンは図11aに示されるようにキー表面7上に載る。これに対し、基本的なコーディングCod1の場合、たとえば図6aに従って、必然的に幅広いボアd3により、平坦なタンブラピン23は図11bに従ってこれらのくぼみの中に沈み込み、シリンダのせん断ライン9が妨害される。これにより、たとえば、認可された、より入念な狭くコーディングフライス削りされた部分Cod2の代わりに単純な鍛造されたボアを検出することができ、このようにして鍛造されたキーが機能することを防止できる。
このため、有利には、余裕のない空間において、かつ単一のタンブラピン列において、以下の非常に有効なセキュリティ要素を組合せることができる。すなわち、この発明に従った阻止コードBCに加え、狭くフライス削りされた部分を有する第2のコーディングCod2と、制御ピンKSおよび制御面KFによる挿入制御と、平坦なタンブラピン23による狭いコーディングCod2のフランク制御とを組合せることができる。
図12は、図1の例に従ったシリンダにおける4列のタンブラピンA1からA4を有する安全旋回キーの断面図を示す。列A1はここで、狭くコーディングフライス削りされた部分Cod2および1対の阻止タンブラピンBZ、BGによって実現される。列A3および列A4(また、任意には列A2)はここで、より単純な基本的なコーディングCod1で実装される。重要であるのは、コーディング位置およびセキュリティ要素のために可能な限り最良な態様で所与のキー表面およびシリンダ内部の空間を活用することである。これを達成するために、必要なものとしてタンブラピンの列(少なくとも2つ)もまたキーの平坦な側面上に位置していなければならない。いくぶんか大きめのキーの場合、4列より多い列のタンブラピンを設けることも可能である。
この目的のため図13aは、5列のタンブラピンA1からA5を有する列を示し、図13bは8列のタンブラピンA1からA8を備えた例を示すが、これは、空間が利用可能な範囲でしかシリンダにおいてタンブラピンを備えることができない。しかしながら、狭いコーディングの利用のおかげで、ここではキー上に8列すべてをコーディングすることも可能である。このことにより、可能な順列の数が大きくなり、さらなるセキュリティの確
保にも繋がる。原則として、ここでもまた、タンブラピンのすべての列Aiのはじめにおいて阻止コーディングを設けることができる。
図14から図17において、阻止コードBiと隣接位置PiのコーディングCiとの異なる組合せを示す概略施錠機能図が示される。左欄において、キーSiのコーディングBi、Ciが示され、上の列において、シリンダZiのコーディングが示される。キーはボアパターンRもしくはLまたはR+L(両方)を有していてもよいが、一方、シリンダは1つのボアパターンRまたはLだけしか含むことができない。概略図には、「X」によって、キー/シリンダの組合せが嵌合するかどうか、すなわち、キーが対応するシリンダを開くかどうかが示される。その他のすべての組合せは阻止するものである。図14から図17は、いかにして少ない阻止コーディングBiおよび隣接位置コーディングCiによって異なるマーケット区域Miを互いに明確に区別できるかということと、いかにしてあるマーケット区域においてキーのいくつかの派生物、すなわち階層的区別、をある設備において実現できるかを示す。
図14の概略図(図8および図9に対応する)は、2つのボアパターンおよび2つの位置
P1=L11およびP2=R5
を有するコーディングCiを示し、
阻止溝の阻止ステップBi=B1、B2、B3およびコーディングステップCi=C1およびC2を有する5つの装備選択肢を示す。
これとともに規定されるのは2つの独立したマーケット区域M1、M2であり、3つまたは2つの派生物を有する。
キーS3はたとえばシリンダZ1およびシリンダZ3を開く。
図15は、2つの位置
P1=L11およびP2=L10
にわたる阻止コードを備えたただ1つのボアパターンLを示し、
阻止ステップB1、B2、B3を有し
コーディングステップC1、C2を有する。
これとともに規定されるのは4つの独立したマーケット区域M1からM4であり各々が3つの派生物を有する。
キーS11abcは、たとえばシリンダZ11a、シリンダZ11b、シリンダZ11cを開く。
図16は、2つの位置
P1=L11およびP2=L10
を有するボアパターンLを示し、
阻止コードB1、B2、B3を有し、
コーディングステップL11=C1およびL10=C1を有し、
あるマーケット区域内の阻止ステップにより5つの派生物が作られる。
すなわち、キーS11abcdeは5つのシリンダZ11aからZ11eを開き、
キーS11aはシリンダZ11aのみを開く。
図17は、2列のタンブラピンA1、A2の各々において1つずつだけの位置P1を有する例を示す。双方の位置P1はC1によってコーディングされ、
阻止溝の阻止ステップB1、B2、B3によって3つの独立したマーケット区域M1、M2およびM3が規定される。
キーS1はシリンダZ1のみを開き、S2はZ2のみを開き、S3はZ3のみを開く。
図18は、階層概略図におけるセキュリティ可逆キーを有するこの発明に従った施錠システムの組織を示す。システム所有者SS(たとえば製造会社)は最高の階層レベルを表わし、これはマーケット区域Mi=M1、M2などを規定し、かつ認可し、マーケット区域はたとえば国または一般的なディストリビュータであってもよい。マーケット区域において、さらなる区域の部分Mmiが、たとえばこの区域内の異なるディストリビュータまたは設備に対して規定され分離される。さらなるレベルMmi.iはたとえば個々の物体を規定していてもよい。これは区域G1および区域G2のコーディングによって規定される。
図19は、製造ステップH、キー上の区域G、および区域Gにおける製造可変部分Viを含むこの発明に従ったシステムのキーのための製造方法を概略的に示す。原則として、難度HSがより低い製造Hは、より低いレベルにおいてまたは分散して行なわれる。
たとえば、異なる区域Giにおいて、対応する製造ステップHiにおいて、製造される可変部分Viおよびセキュリティ要素もまた表に示される。
キー上に少なくとも2つの区域G1、G2を有する施錠システムのキーおよびシリンダの製造では、まず、キー上の第1の区域が製造され、または中央の、または集中した製造場所H1において制御され認可され、第2の区域G2のキーのコーディングCod1とシリンダに対応するピンの装備とはその後、地方の場所H2において行なってもよい。
製造は少なくとも2つのステップにおいて、または異なる場所において行なわれてもよく、まず、区域G1の難度HSがより高い可変部分が集中した、または中央の場所において製造され、その後、区域G2の難度がより低い可変部分が分散してまたは地方で製造される。
また、キーの製造は3つのステップにおいて行なわれてもよく、まず、難度が最も高い可変部分Viを有する第1の区域G1を中央において(H1)製造し、その上に、難度がより低い可変部分を有するさらなる区域G1/2を地方で(H1/2)製造し、最後に、区域G2の難度が最も低いコーディングG2を、使用する場所(H2)において局所的に製造する。
システムのさらなる展開において、区域G1の製造もまた分散して行なわれてもよい。これを実現するため、製造プログラムおよび認可(aut)が中央の、または集中した場所SS(システム所有者)から制御されチェックされてもよい。
この発明に従ったシステムおよび製造方法により、マーケット区域およびマーケット区域の部分の全世界的な区別と迅速な局所的な製造とが可能となる。
この説明の枠組において以下の符号が用いられる。
1つのキー上の2つのボアパターンに対するコーディング位置を有するコーディング列を示す図である。 第1の区域に追加のセキュリティ要素を有する、キー上での区域分割を示す図である。 区域分割のさらなる例を示す図である。 キー上のマーケット区域およびディストリビュータ区域の区分けを示す図である。 区域分割とマーケット区域の区分けとの関連を示す図である。 阻止溝および阻止タンブラピン対を有する阻止コードの原理を示す図である。 コーディングステップおよび阻止ステップの例を示す図である。 異なるタンブラピン形状の例を示す図である。 図4に対応する阻止溝形状を示す図である。 図4に対応するコーディング形状を示す図である。 異なるセクタを有する4つの位置にわたって延在する阻止溝を示す図である。 阻止タンブラピン対を有する阻止溝を三次元で表わした図である。 (図14の例に対応する)コーディング位置を有する阻止溝の異なる例を三次元で表わした図である。 (図14の例に対応する)コーディング位置を有する阻止溝の異なる例を三次元で表わした図である。 (図14の例に対応する)コーディング位置を有する阻止溝の異なる例を三次元で表わした図である。 (図14の例に対応する)コーディング位置を有する阻止溝の異なる例を三次元で表わした図である。 制御面および制御ピンによるセキュリティ要素「挿入阻止」を示す図である。 コーディングのフランク制御のためのセキュリティ要素「平坦なピン」を示す図である。 4列のタンブラピンおよびシリンダにおける阻止ピンを有するキーを示す図である。 5つおよび8つのコーディングまたはタンブラピン列を有するキーの例を示す図である。 2つのボアパターンおよび2つのマーケット区域を示す概略施錠機能図である。 2つの位置および4つのマーケット区域を示す概略施錠機能図である。 2つの位置および1つのマーケット区域を示す概略施錠機能図である。 2つのタンブラピン列において1つずつの位置と、3つのマーケット区域とを示す概略施錠機能図である。 マーケット区域および応用が区分けされた施錠システムの組織図である。 この発明に従った施錠システムのキーのための概略製造図である。
符号の説明
x、y、z 空間における方向、x キー軸、S、Si キー、Z、Zi シリンダ、Pi コーディング位置、R、L 右側、左側ボアパターン、Ri、Li 右側、左側コーディング位置、Ai コーディング列、ピン列、Bi コーディングされた阻止ステップ、Ci コーディングステップ、BC 阻止コード、BN 阻止溝、BZ 阻止タンブラピン、BG 阻止カウンタピン、BZ+BG 阻止タンブラピンの対、阻止ピンの対、lb BZ+BGの長さ、db BNから10までの距離、tb BNの深さ、bb BNの幅、tc コーディングステップCiの深さ、d1、d2、d3 直径、Cod1 基本的なコーディング、Cod2 第2の(異なる)コーディング、KF 制御面、KS
制御ピン、Mi マーケット区域、MMiマーケット区域の部分、SS システム所有者、aut 認可、H1、H2 制御ステップ、HS 製造難度、G1、G S上の区域、Vi可変部分、セキュリティ要素、5 Sの中央2等分面、6 Sの斜面になった先端、Sの導入面、7 Sの表面、9 Zにおけるせん断ライン、10 シリンダハウジング、11、12 タンブラピンにおける支持表面、15 タンブラピンにおける斜面になった面、21−23 タンブラピンの異なる形状、23 平坦なピン。

Claims (22)

  1. 少なくとも3つのコーディング/タンブラピン列(A1、A2、A3)を有するセキュリティ可逆キーであって、コーディング/タンブラピン列はキー(S)の平坦な側面上にも位置しており、タンブラピンの対のピン列を有する割当てられたシリンダ(Z)を備え、これは所与のボアパターンのタンブラピン列の位置においてタンブラピンおよびカウンタピンを含み、
    キーは阻止溝BNを有し、これはキーの先端からキー上のタンブラピン列の少なくとも第1の位置(P1)までキー軸(x)に平行に走っており、
    阻止溝はコーディングされた阻止深さ(B1、B2、B3)を有しており、
    割当てられたシリンダにおいて、少なくとも最後部のコーディング位置(P)において、阻止タンブラピンBZおよび延長された阻止カウンタピンBGを有する阻止溝BNに対応する1対のタンブラピンが設けられ、
    このため、阻止溝が十分に深くない場合に阻止カウンタピンがシリンダハウジング(10)上に当たり、これにより、深さが不十分である阻止溝を有するキーの完全な挿入が阻止タンブラピンの対によって阻止され、位置(P1)におけるキーの挿入の後に続く阻止カウンタピンBGを伴う阻止タンブラピンBZもまた、シリンダの旋回に関してコーディングステップ(C1、C2、C3、C4)を有するコーディングタンブラピンとして利用されることを特徴とする、キー。
  2. 少なくとも4列のタンブラピン(A1−A4)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  3. 少なくとも2つの異なるコーディング(Cod1、Cod2)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  4. 2つの異なるボアパターン(R、L)からのコーディング位置(Pi)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  5. コーディング列(A2)の最前部において少なくとも2つの位置(P1、P2)まで走る阻止溝と、最前部におけるこれらの少なくとも2つの位置のコーディングされたステップ深さを有する、これらの位置に対応する阻止タンブラピンBZ1、BZ2および阻止カウンタピンBG1、BG2とを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  6. 阻止溝は少なくとも2つの異なった形状をしたセクタBN1、BN2を有することを特徴とする、請求項5に記載のキー。
  7. 阻止溝は1つより多いコーディング位置にわたって延在し、阻止溝の深さ(tb)はある場所(P1)から次の場所(P2)まで同じままであるかまたは小さくなることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  8. 阻止溝は1つより多いコーディング位置にわたって延在し、阻止溝の幅(bb)はある場所(P1)から次の場所(P2)まで同じままであるかまたは小さくなることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  9. 1つより多い列のタンブラピン(A1、A2)においてそれぞれ、割当てられた対の阻止タンブラピンを備えた阻止溝が1つずつ設けられることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  10. キーの先端における追加のセキュリティ要素として、上昇する制御面KFが位置してお
    り、これは割当てられた制御ピンKSを脇へ押しやり、制御ピンKSが制御面KFを備えていないキーの挿入を防止することを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  11. 制御ピンKSは平坦なピン(23)として実現され、これは狭くコーディングフライス削りされた部分(Cod2)においてフランク制御をさらに実行することを特徴とする、請求項10に記載のキー。
  12. タンブラピンの列(A2)において、以下のセキュリティ要素、すなわち阻止コード(BC)、第2のコーディング(Cod2)、制御面(KF)および制御ピン(KS)による挿入阻止システムならびに平坦なピン(23)によるフランク制御、が位置付けられることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  13. 少なくとも3つのコーディング/タンブラピン列(A1、A2、A3)を有する施錠システムのためのセキュリティ可逆キーを有する施錠システムであって、コーディング/タンブラピン列はキー(S)の平坦な側面上にも位置しており、タンブラピンの対のピン列を有する割当てられたシリンダ(Z)を有し、これは所与のボアパターンの位置におけるタンブラピンおよびカウンタピンを含み、少なくとも2つの追加の安全要素を有し、
    キー上の少なくとも2つの区域が規定され、第1の区域G1において、製造難度がより高い少なくとも2つの追加のセキュリティ要素が設けられ、第2の区域G2においてより単純な基本的なコーディング(Cod1)が設けられ、第1の区域G1により、独立したマーケット区域(M1、M2、…)への明確な区分けが規定され、追加のセキュリティ要素としての第1の区域G1は阻止コード(BC)を有し、すなわち、キーは阻止溝BNを有し、これはキーの先端からキー上のタンブラピン列の少なくとも第1の位置(P1)までキーの軸(x)に平行に走っており、阻止溝はコーディングされた阻止深さ(B1、B2、B3)を有し、割当てられたシリンダにおいて少なくとも最後部コーディング位置(P1)において、阻止溝BNに対応する阻止タンブラピンBZおよび延長された阻止カウンタピンBGを有する1対のタンブラピンが設けられ、このため、阻止カウンタピンBGは阻止溝が十分に深くない場合にはシリンダハウジング(10)上に当たり、このため、不十分な深さの阻止溝を有するキーの完全な挿入が阻止タンブラピンの対によって阻止され、位置(P1)におけるキーの挿入の後の阻止カウンタピンBGを伴う阻止タンブラピンBZはまた、シリンダの旋回に関してコーディングステップ(C1、C2、C3、C4)を有するコーディングタンブラピンとして利用されることを特徴とする、施錠システム。
  14. 第1の区域G1におけるセキュリティ要素として、第2のコーディング(Cod2)と、キー上の制御面(KF)およびシリンダにおける割当てられた制御ピン(KS)による挿入阻止と、平坦なタンブラピン(23)および阻止コード(BC)によるフランク制御とが設けられることを特徴とする、請求項13に記載の施錠システム。
  15. キー上で区域において異なるボアパターン(R、L)が設けられることを特徴とする、請求項13に記載の施錠システム。
  16. 少なくとも3つのセキュリティ要素が第1の区域G1において設けられることを特徴とする、請求項13に記載の施錠システム。
  17. セキュリティ要素として、狭くフライス削りされた部分を有する第2のコーディング(Cod2)が設けられることを特徴とする、請求項13に記載の施錠システム。
  18. 区域G1のすべてのセキュリティ要素は1つのコーディング列(A2)においてつけられていることを特徴とする、請求項13に記載の施錠システム。
  19. 請求項13に従ったキー(S)上の少なくとも2つの区域(G1、G2)を有する施錠システムのキーおよびシリンダの製造のための方法であって、
    まず、キー上に第1の区域G1が製造され、または中央の製造場所(H1)において制御され認可され、第2の区域G2のキーのコーディング(Cod1)とその後の対応するピンのシリンダへの装着は地方の場所(H2)において分散して行なうことが可能であることを特徴とする、方法。
  20. 製造は少なくとも2つのステップにおいて、または異なる場所において行なわれ、まず、区域G1の難度(HS)がより高い可変部分(Vi)を中央の場所において製造し、その後、区域G2の難度がより低い可変部分を分散してまたは地方で製造することを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. キーの製造は少なくとも3つのステップにおいて行なわれ、まず、難度が最も高い可変部分(Vi)を有する第1の区域(G1)を中央において(H1)製造し、その上に、難度がより低い可変部分を有するさらなる区域(G1/G2)を地方で(H1/H2)製造し、最後に、区域G2の難度が最も低いコーディングを、適用の場所(H2)において局所的に製造することを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  22. 区域G1の製造はまた、分散して行なうことが可能であり、これのための製造プログラムおよび認可(aut)が中央の場所SS(システム所有者)から制御されチェックされることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
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