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JP2009035655A - ゴム組成物および空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物および空気入りタイヤ Download PDF

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JP2009035655A
JP2009035655A JP2007202290A JP2007202290A JP2009035655A JP 2009035655 A JP2009035655 A JP 2009035655A JP 2007202290 A JP2007202290 A JP 2007202290A JP 2007202290 A JP2007202290 A JP 2007202290A JP 2009035655 A JP2009035655 A JP 2009035655A
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JP
Japan
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rubber
acetylacetonate
copper
zinc
rubber composition
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JP2007202290A
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English (en)
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Riyuujiro Kutsuzawa
龍次郎 沓澤
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】優れた加工性、補強性、破断伸びおよび耐熱老化性を示すとともに、発熱性が低減されたゴム組成物を提供すること。
【解決手段】ジエン系ゴムに、亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートを、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の重量比が5:95〜95:5となり、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の合計量が前記ジエン系ゴム100重量部に対して0.01〜0.3重量部となる量配合してなる硫黄加硫可能なゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物に関し、更に詳細には、スチール部材のコートゴムに隣接して配設されるゴム部材、例えばベルトクッションおよび上ビードフィラーを形成するのに有用な、バランスのとれた優れた加工性、補強性、破断伸びおよび耐熱老化性を示すとともに、発熱性が低減されたゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤに関する。
重荷重用タイヤでは、その荷重を支えるために、ベルトやカーカスの補強材としてスチールコードが使用されており、スチールコードを直接被覆するのに使用されるゴム部材としては、剛性が高く、スチールコードに対する接着性が高いゴム組成物が一般的に使用されている。スチールコードを直接被覆するのに使用されるゴム部材に加えて、かかるゴム部材に隣接して配設されるゴム部材もタイヤの耐久性に及ぼす影響が大きく、スチールコードを直接被覆するゴム部材に隣接して配設されるゴム部材についても、タイヤの耐久性を向上すべくその特性を改善することが求められている。スチールコードを直接被覆するゴム部材に隣接して配設されるゴム部材としては、例えば、スチールコードの動きを吸収し、応力を緩和してセパレーションを防止する役割を果たすベルトクッションや上ビードフィラーがあり、これらのゴム部材は、タイヤ走行中に大きな引張りおよび圧縮応力が加わるため、高い破断伸びを示し、発熱性が低く、かつ、耐熱老化性が高いことが求められる。
一般的に、接着性を向上する手法としては、硫黄を多量に配合する手法(特許文献1)、特定の接着促進剤を配合する手法(特許文献2)等が知られているが、耐熱老化性が低下するという問題がある。耐熱老化性を高めるためには、硫黄に対する加硫促進剤の配合量を大きくすることが知られているが(特許文献3)、加工性および未老化時の破断伸びが低下し、発熱性が増加するという問題がある。発熱を抑制する手法としては、一般的に、(1)大粒径カーボンを配合する手法(特許文献4)、(2)S−SBRを配合する手法(特許文献5)、(3)シリカを配合する手法(特許文献6)等が知られているが、上記(1)の手法では補強性が低下し、上記(2)および(3)の手法では加工性が低下するという問題がある。
特開2000−338734号公報 特開昭57−165431号公報 特開2005−225985号公報 特開平8−176345号公報 特開平6−248113号公報 特開平8−245838号公報
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ジエン系ゴムに対し、特定量の亜鉛アセチルアセトナートと銅アセチルアセトナートを併用することによって、スチール部材のコートゴムに隣接して配設されるゴム部材として有用な、優れた加工性、補強性、破断伸びおよび耐熱老化性を示すとともに、発熱性が低減されたゴム組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、ジエン系ゴムに、亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートを、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の重量比が5:95〜95:5となり、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の合計量が前記ジエン系ゴム100重量部に対して0.01〜0.3重量部となる量配合してなる硫黄加硫可能なゴム組成物が提供される。
本発明のゴム組成物において使用されるジエン系ゴムとしては、天然ゴムまたはジエン系合成ゴムを単独で又はそれらの2種以上を組み合わせて用いることができる。使用することのできるジエン系合成ゴムとしては、例えば、各種のブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム(SIBR)、イソプレン−ブタジエン共重合体ゴムなどが挙げられる。
本発明のゴム組成物では、上記ジエン系ゴム100重量部に対して、亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートが、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の重量比が5:95〜95:5となり、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の合計量が前記ジエン系ゴム100重量部に対して0.01〜0.3重量部となる量で配合される。亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートは市販されており、例えば日本化学産業(株)からそれぞれ「ナーセム亜鉛」(分子式:Zn(C5722・H2O)および「ナーセム銅」(分子式:Cu(C5722)の商品名で入手可能である。亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートの組み合わせによって、加工性、補強性、破断伸び、耐熱老化性および発熱性がバランスよく改善される。
本発明の好ましい態様によれば、補強性、破断伸び、加工性の観点から、前記ゴム組成物は、ジエン系ゴム100重量部に対して補強性充填剤としてのカーボンブラックおよび/またはシリカを合計20〜60重量部含む。カーボンブラックやシリカについては従来通りのものを使用できるが、カーボンブラックは、JIS K6217−1に準拠して求められるヨウ素吸着量が70〜100g/kgであり、JIS K6217−4に準拠して求められるフタル酸ジブチル(DBP)吸油量が60〜160ml/100gであるものが好ましく、また、シリカは、JIS K6217−2に準拠して求められる窒素吸着比表面積(N2SA)が200〜400m2/gであり、JIS K6217−3に準拠して求められるセチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)吸着比表面積が170〜270m2/gであるものが好ましい。
さらに、シリカを配合する場合には、ゴムへのシリカの分散性を高めてゴムに対する補強効果を高めるために、シリカの重量に対して3〜30重量%のシランカップリング剤を配合するのが好ましい。シランカップリング剤は、従来のものを使用できる。シランカップリング剤の具体例として、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどを挙げることができる。
本発明のゴム組成物では、典型的には、ジエン系ゴム100重量部に対して1〜5重量部の硫黄が配合される。硫黄の配合量が、ジエン系ゴム100重量部に対して1重量部未満であると補強性が低下し、ジエン系ゴム100重量部に対して5重量部を超えると破断伸びが低下するので好ましくない。硫黄は、市販されているもののいずれであってもよい。
本発明に係るゴム組成物には、上記成分以外に、必要に応じて、当該技術分野で一般的に使用されている任意の配合剤、例えば、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、加工助剤、カーボンブラック及びシリカ以外の補強剤および充填剤、各種オイル、老化防止剤、その他タイヤ用ゴムに一般的に配合されている各種配合剤を配合することができ、かかる配合剤は、一般的な配合量で添加することができる。添加剤の配合に際して用いられる混合方法としては、一般的な方法を用いることができ、一般的には塊状、ペレット状または粉体状の配合剤を適切な混合機、例えばニーダー、インターナルミキサー、バンバリーミキサー、ロール等を用いて混合することができる。各種配合剤を混合して未加硫ゴム組成物を調製した後、得られた未加硫ゴム組成物を、スチールワイヤのコートゴムに隣接して配設されるクッションゴムおよびビードフィラーなどの部材として用い、一般的な加圧成形または加硫方法により、空気入りタイヤを形成することができる。
次に、図1を参照して、上記ゴム組成物を、ベルトクッション、上ビードフィラー、またはそれらの両方の部位に使用した空気入りタイヤを説明する。図1は、空気入りタイヤの回転軸方向に沿う方向(子午線方向)で切断した部分断面図である。この空気入りタイヤは、カーカス1を備えており、カーカス1の端部はビードコア2で内側から外側に巻き上げられており、上ビードフィラー3および下ビードフィラー4によりビードコア2に固定されている。ここで、上ビードフィラーは、走行中のタイヤに生ずる変形による圧縮歪を吸収緩和する役割を持ち、下ビードフィラーは、走行中のタイヤに生ずる変形を抑制する役割を持つ。さらに、ビード部において、タイヤ内周側にはリムクッション10が備えられ、カーカス1のリムクッション10側に補強層としてチェーファー5が備えられている。カーカス1のタイヤ外周側には、ベルト層6が備えられており、このベルト層6の端部にはベルトクッション7が備えられている。さらに、ベルト層6のタイヤ外周側には、アンダートレッド8、キャップトレッド9がこの順で備えられている。タイヤ側面部には、カーカスを保護する役割を果たすサイドウォール11が備えられている。
以下に示す実施例及び比較例を参照して本発明をさらに詳しく説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3のゴム組成物の調製
下記表1に示す配合に従って、硫黄および加硫促進剤を除くゴムおよびカーボンブラックなどの配合剤を1.7リットル密閉式バンバリーミキサーに装填して約5分間混合し、得られた混合物を150℃でミキサーから放出後、室温まで冷却した。次に、この冷却された混合物に、ロールを用いて硫黄および加硫促進剤を配合し、約3分間混合し、標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を得た。
試験方法
上記のとおり得られた標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を下記の試験に供した。
(1)加工性
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物から試料を採取して、各試料についてJIS K6300に準拠して、L形ローター(試験機:島津製作所製のSMV300J)を使用し、予熱時間1分、ローター回転時間4分、温度100℃でムーニー粘度(MV)を測定した。測定されたムーニー粘度は、標準例のムーニー粘度を100として、すなわち、次式:(標準例のムーニー粘度)/(他の比較例または実施例のムーニー粘度)×100を用いて、指数で表わした。指数の値が大きいほど、ムーニー粘度が低く、加硫前の加工性により優れていることを意味する。
(2)補強性
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを作製し、得られた加硫ゴムシートからJIS3号ダンベル状試験片を打ち抜いた。次に、各例の試験片について、JIS K6251に準拠して、引張速度500mm/分で伸張し、温度20℃で100%伸長時の引張応力(M100)を測定した。測定結果は、標準例の測定値を100として、指数で表わした。指数の値が大きい程、引張応力が大きく、補強性が高いことを表す。
(3)破断伸び
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを作製し、得られた加硫ゴムシートからJIS3号ダンベル状試験片を打ち抜いた。次に、各例の試験片について、JIS K6251に準拠して、引張速度500mm/分、温度20℃で破断伸び(EB)を測定した。測定結果は、標準例の破断時伸びを100として指数で表わした。指数の値が大きい程、破断伸びが大きいことを表す。
(4)耐熱老化性
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを作製した。各例について、加硫ゴムシートからJIS3号ダンベル状試験片を打ち抜き、JIS K6257に準拠して、試験片を80℃の恒温槽内につるして96時間加熱して老化させた。次に、破断伸び(EB)を温度20℃、引張速度500mm/分で測定した。測定結果は、標準例の測定値を100として指数で表わした。指数の値が大きい程、耐熱老化性に優れていることを示す。
(5)発熱性(tanδ(20℃))
標準例、比較例1〜5および実施例1〜3の各未加硫ゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して厚さ2.0mmの加硫ゴムシートを作製した。この加硫ゴムシートから試験片を作製し、東洋精機製作所の粘弾性スペクトロメータを用いて、JIS K6394に準拠して、初期歪10%、振幅2%、周波数20Hzおよび温度20℃の条件下で損失正接tanδ(20℃)を求めた。試験結果は、標準例について求められたtanδ(20℃)の値を100として、すなわち、次式:(標準例のtanδ(20℃))/(他の比較例または実施例のtanδ(20℃))×100を用いて、指数で表わした。指数の値が大きい程、発熱性がより低減されたことを表す。
Figure 2009035655
表1注:
(1) TSR−20
(2) 日本ゼオン(株)製のNipol 1502
(3) 昭和キャボット(株)製のショウブラックN330(ヨウ素吸着量82g/kg,DBP吸油量102ml/100g)
(4) 新日化カーボン(株)製HTC#SL(ヨウ素吸着量20g/kg,DBP吸油量55ml/100g)
(5) UNITED SILICA INDUSTRIAL社製のULTRASIL VN-3G
(6) デグッサ社製のSi−69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
(7) 昭和シェル(株)製のエキストラクト4号
(8) FLEXSYS社製のFLECTOL TMQ
(9) 東邦亜鉛(株)製の銀嶺R
(10) 日本化学産業(株)製のナーセム亜鉛(亜鉛アセチルアセトナート)
(11) 日本化学産業(株)製のナーセム銅(銅アセチルアセトナート)
(12) 鶴見化学工業(株)製の金華印油入微粉硫黄
(13) 大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS−P
(14) FLEXSYS社製のSANTOGARD PVI
表1の結果から、本発明によるゴム組成物は、ジエン系ゴムに対して特定量の亜鉛アセチルアセトナートと銅アセチルアセトナートを含むことにより、バランスのとれた優れた加工性、補強性、破断伸びおよび耐熱老化性を示し、発熱性が低減されることが判る。
図1は、空気入りタイヤの回転軸方向に沿う方向(子午線方向)で切断した部分断面図を示す。
符号の説明
1 カーカス
2 ビードコア
3 上ビードフィラー
4 下ビードフィラー
5 チェーファー
6 ベルト層
7 ベルトクッション
8 アンダートレッド
9 キャップトレッド
10 リムクッション
11 サイドウォール

Claims (2)

  1. ジエン系ゴムに、亜鉛アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートを、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の重量比が5:95〜95:5となり、亜鉛アセチルアセトナート中に含まれる亜鉛と銅アセチルアセトナート中に含まれる銅の合計量が前記ジエン系ゴム100重量部に対して0.01〜0.3重量部となる量配合してなる硫黄加硫可能なゴム組成物。
  2. 請求項1に記載のゴム組成物を、ベルトクッション、上ビードフィラー、またはそれらの両方に使用した空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012527504A (ja) * 2009-05-19 2012-11-08 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン アセチルアセトン酸塩化合物を含むタイヤ用ゴム組成物
US20130030097A1 (en) * 2009-12-22 2013-01-31 Michelin Recherche Et Technique S.A. Article, in particular a pneumatic tyre, having an external rubber mixture comprising a lanthanide salt

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