JP2009030743A - ファイナルドライブの潤滑構造および潤滑方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライブピニオンギヤやリングギヤの高速回転が続き、その遠心力の影響でドライブピニオンシャフト側に潤滑油が集められ、局部循環による潤滑形態となったとしても、ギヤ部の潤滑を適正に行えるようにする。
【解決手段】キャリア2の上部内壁に潤滑油保持ケース24を設け、リングギヤ7の回転による掻き上げ作用により、キャリア2内に貯留している潤滑油21を潤滑油保持ケース24に流入させて保持させる。潤滑油保持ケース24は、温度上昇により変形して開放する開閉蓋26が、特に高速回転が続いたときなど温度が規定以上に上昇したときに開放し、保持している潤滑油をリングギヤ7とドライブピニオンギヤ3との噛み合い部に供給する。
【選択図】図1
【解決手段】キャリア2の上部内壁に潤滑油保持ケース24を設け、リングギヤ7の回転による掻き上げ作用により、キャリア2内に貯留している潤滑油21を潤滑油保持ケース24に流入させて保持させる。潤滑油保持ケース24は、温度上昇により変形して開放する開閉蓋26が、特に高速回転が続いたときなど温度が規定以上に上昇したときに開放し、保持している潤滑油をリングギヤ7とドライブピニオンギヤ3との噛み合い部に供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の駆動系におけるファイナルドライブの潤滑構造に係わり、特にリングギヤを有するディファレンシャル装置(差動装置)および上記リングギヤに噛み合うドライブピニオンギヤ付きのドライブピニオンシャフトをそれぞれ支持しているキャリア(ハウジングとも言う)内部の軸受部を強制潤滑するファイナルドライブの潤滑構造に関する。
この種のファイナルドライブの潤滑構造では、下記特許文献1に記載のように、リングギヤが固定されたディファレンシャル装置のほか、上記リングギヤに噛み合うハイポイドピニオンギヤなどのドライブピニオンギヤ付きのドライブピニオンシャフトをそれぞれ軸受支持しているキャリア内に潤滑油を貯留し、上記リングギヤなどの回転によって潤滑油をキャリア内部の上部空間にまで一旦掻き上げて循環させることを基本とし、もってキャリア内部のベアリングなどを潤滑している。
より具体的には、例えばFRタイプ車用のファイナルドライブであって且つドライブピニオンギヤの回転中心(軸心)がリングギヤのそれよりも所定量だけ下方にオフセットしているとタイプのものでは、キャリア内部の上方空間まで掻き上げられた潤滑油の一部がキャリア内面を伝わることで、ディファレンシャルケース内部のギヤの噛み合い部やディファレンシャルケースそのものを支持しているサイドベアリングの潤滑を行う一方、別の一部の潤滑油がドライブピニオンシャフトを支持しているフロントベアリングやリアベアリングの潤滑を行った上で、それぞれの潤滑油が再びキャリアの底部に戻ることでいわゆる潤滑油の循環による潤滑作用が行われている。
特開2006−200730号公報
上記のようなFRタイプ車用のファイナルドライブにおいて、特にドライブピニオンギヤおよびリングギヤの高速回転が続くような状況下では、本来はリングギヤによって掻き上げられた潤滑油の一部が真下に落下してディファレンシャルケースの内部やケースそのものを支持しているサイドベアリングなどの潤滑を行うべきところ、リングギヤなどによって掻き上げられた潤滑油が遠心力のためにディファレンシャルケースなどを潤滑することなく一気にドライブピニオンシャフト側に集められてしまう傾向にある。
また、ドライブピニオンシャフト側に集められた潤滑油がキャリア底部の潤滑油貯留部に戻る前に高速回転しているドライブピニオンギヤによって再度掻き上げられてしまい、いわゆる局部循環による潤滑形態となることによってキャリアの内部全体に潤滑油が均等に行き渡らない状態となる。
その結果として、サイドギヤとドライブピニオンギヤとの噛み合い部や、ディファレンシャルケース内部のギヤの噛み合い部に潤滑油が循環しにくい状況が続くことによって、高速回転での潤滑不足を招くおそれがある。
また、上記の潤滑不足対策として、たとえリングギヤなどの高速回転が続いたとしても、サイドギヤとドライブピニオンギヤとの噛み合い部などを充分に潤滑できるように、潤滑油に該噛み合い部が浸漬するレベルまでキャリア内の潤滑油量を増加させることも可能であるが、その場合にはドライブピニオンギヤによる潤滑油の撹拌抵抗が増大し、動力伝達効率の低下とともに車両の燃費が悪化することとなって好ましくない。
そこで本発明は、特にドライブピニオンギヤやリングギヤの高速回転が続き、その遠心力の影響でドライブピニオンシャフト側に潤滑油が集められ、局部循環による潤滑形態となったとしても、ギヤ部の潤滑も適正に行えるようにすることを目的としている。
本発明は、ディファレンシャルケースにリングギヤが固定されたディファレンシャル装置のほか、前記リングギヤに噛み合うドライブピニオンギヤを有するドライブピニオンシャフトがそれぞれ軸受支持されているキャリア内に潤滑油を貯留し、前記リングギヤおよびドライブピニオンギヤの噛み合い回転に伴う掻き上げ作用によって前記潤滑油を循環させながらそれぞれの軸受支持部を潤滑するファイナルドライブの潤滑構造であって、前記キャリア内に、前記掻き上げ作用によって掻き上げられた潤滑油を溜める油溜まり部を設け、この油溜まり部に溜めた潤滑油をギヤ部に供給する油供給手段を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、キャリア内の潤滑油がドライブピニオンシャフト側に集められたとしても、キャリア内に設けた油溜まり部に潤滑油を一旦溜め、この貯めた潤滑油を油供給手段によってギヤ部に供給することで、ギヤ部の潤滑不良を防止することができる。この際、キャリア内の潤滑油の貯留量を増加させる必要もないことから燃費の悪化を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図5は、本発明に係わるファイナルドライブの潤滑構造のより具体的な第1の実施の形態を示す図であり、FRタイプ車用のファイナルドライブの例を示している。そして、特に図1はファイナルドライブ1の断面説明図を、図2は図1のA−A線に沿う断面説明図を、図3は図1のB−B線に沿う断面説明図をそれぞれ示している。
図1,図3に示すように、ファイナルドライブ1の母体をなすキャリア(ハウジング)2内には、ドライブピニオンギヤ(ハイポイドピニオンギヤ)3と一体のドライブピニオンシャフト4をフロントベアリング5およびリアベアリング6を介して回転可能に支持させるとともに、そのドライブピニオンギヤ3に噛み合うリングギヤ(ハイポイドリングギヤ)7を外周に有するディファレンシャル装置(差動装置)8を一対のサイドベアリング9を介して回転可能に支持させてある。
なお、キャリア2は、鋳造成形したキャリア本体2Aとリアカバー2Bとで構成してあり、両者を図示しないボルトなどにて結合してある。
ディファレンシャル装置8は、図3に示すように、ディファレンシャルケース10の内部に、ピニオンメートシャフト11を共有する一対のピニオンメートギヤ12と、それらのピニオンメートギヤ12に噛み合う同じく一対のサイドギヤ13とを回転可能に収容配置したものであり、各サイドギヤ13はアクスルシャフト14に連結してある。
なお、ピニオンメートギヤ12はディファレンシャルケース10とともに公転可能であるとともに、ピニオンメートギヤ12自体の軸心まわりにも自転できる構造となっている。
そして、ディファレンシャルケース10にボルト15にてリングギヤ7を固定してある。
ここで、ドライブピニオンシャフト4とリングギヤ7との関係に着目した場合に、ドライブピニオンシャフト4は図1から明らかなように、リングギヤ7の軸心(回転中心)に対して所定量だけ下方にオフセットしている。
これにより、ドライブピニオンギヤ3とリングギヤ7との噛み合い部はリングギヤ7の軸心よりも下方に位置している一方、キャリア2内にはドライブピニオンギヤ3とリングギヤ7との噛み合い部が浸漬する程度のレベルまで所定の潤滑油21を貯留してある。
なお、図1から明らかなように、キャリア本体2Aの一部には、後述するように矢印C3方向から流れてきた潤滑油をドライブピニオンシャフト4のほかフロントベアリング5およびリアベアリング6側に積極的に導入するために開口20を形成してある。
このようなファイナルドライブ1の構造では、周知のようにドライブピニオンシャフト4を入力側として回転駆動すると、ディファレンシャル装置8での差動を伴いながら双方のアクスルシャフト14が回転駆動されることになる。
その際に、キャリア2内に貯留した潤滑油21に、下端の一部が浸漬しているドライブピニオンギヤ3およびリングギヤ7が、潤滑油21を上方に掻き上げて循環させることにより、両者の噛み合い部だけでなくキャリア2内のベアリング5,6,9などの各部を潤滑する。
ここで、本実施形態では、リングギヤ7の上方のキャリア本体2Aに上方に向けて膨出する膨出部22を設け、その内側に形成される凹所23に油溜まり部としての潤滑油保持ケース24を設けている。
潤滑油保持ケース24は、キャリア2内の潤滑油21を一時的に保持するもので、図4にその単体のみを斜視図として示すように、キャリア本体2Aに鋳造時に一体成形したケース本体25と、ケース本体25の開口部としての下部開口25aを開閉する開閉手段としての開閉蓋26とをそれぞれ備えている。これら下部開口25aと開閉蓋26とで油供給手段を構成している。
ケース本体25は、周囲四方に側壁25b,25c,25d,25eを有する大略箱形状であり、下方にあるリングギヤ7に対向する側に前記した下部開口25aが潤滑油の放出口として開口している。
一方上記した各側壁25b,25c,25d,25eのうち、リアカバー2B側の側壁25bを除く他の3つの側壁25c,25d,25eの上端がキャリア本体2Aの内面に一体化している。
なお、上記したケース本体25は、キャリア本体2Aに対し別体として製造し、キャリア本体2Aに適宜方法で取り付ける構造としてもよい。
リアカバー2B側の側壁25bには、下部開口25aと反対の上部側に切欠開口部25fを設けてあり、キャリア2の下部に貯留してある潤滑油21が、前記したリングギヤ7の回転による掻き上げ作用により、この切欠開口部25fからケース本体25内に取り込まれる。
ケース本体25の下部開口25aを開閉する開閉蓋26は、温度により変形する形状記憶合金で構成してあり、リアカバー2B側の端部26aを側壁25bの下端に取り付けている。
具体的には、開閉蓋26は、ファイナルドライブ1の作動によって、潤滑油21など周囲の温度が規定の温度にまで上昇したときに、図1,図4の実線位置にある閉じ状態から、先端側が下方に向けて屈曲変形することで、二点鎖線位置にある開放状態に変位し、この開放状態で潤滑油保持ケース24内に溜めてある潤滑油を放出する。なお、ここでの開閉蓋26が開放したときの潤滑油の放出(供給)方向は、その下方に位置するリングギヤ7とドライブピニオンギヤ3との噛み合い部に指向させている。
また、キャリア本体2Aの膨出部22の上面には、潤滑油保持ケース24に溜めた潤滑油の熱を放熱する放熱手段としての放熱フィン27を一体的に設けている。
上記したようなファイナルドライブの潤滑構造によれば、リングギヤ7の回転により、キャリア2内の下部に貯留してある潤滑油21が、図1中の矢印C1のように掻き上げられ、その後矢印C2のように流れた後、前記した矢印C3のようにドライブピニオンシャフト4に向けて流れていく。
この際、上記の矢印C1のように流れた潤滑油21の一部が、矢印C4のようにケース本体25の切欠開口部25fから潤滑油保持ケース24に入り込み、図5(a)に示すように潤滑油溜まり28となって溜められる。
この潤滑油保持ケース24に溜められた潤滑油溜まり28は、放熱フィン27によって放熱されるものの、回転するリングギヤ7によって下部に貯留している潤滑油21が繰り返し流入して入れ替わるので、キャリア2の底部に貯留してある潤滑油21とほぼ同等の温度に保たれる。
そして、リングギヤ7の回転が継続し、キャリア2内の温度や潤滑油21の温度、すなわち開閉蓋26の周囲の感知する温度が、開閉蓋26が開放状態となるような規定温度まで上昇すると、開閉蓋26が、図5(a)の閉じ状態から図5(b)および、図1の二点鎖線のように開放状態となる。これにより、潤滑油溜まり28となっている潤滑油が、矢印C5のようにして放出され、図1の矢印C6のようにドライブピニオンギヤ3とリングギヤ7との噛み合い部に供給される。
上記したキャリア2内や潤滑油21の温度上昇は、リングギヤ7が特に高速回転が継続するような状況に発生し、このような状況下ではリングギヤ7によって掻き上げられた潤滑油が前方のドライブピニオンシャフト4周辺に溜まってしまうことになるが、本実施形態では、上記したように、潤滑油溜まり28となる潤滑油を噛み合い部などのギヤ部に強制的に供給することで、噛み合い部の潤滑不良および焼き付きを防止することができる。この際、キャリア2内の潤滑油21の貯留量を増加させる必要もないことから燃費の悪化を回避することができる。
また、本実施形態では、油溜まり部である潤滑油保持ケース24をギア部であるリングリヤ7やドライブピニオンギヤ3の上方に設けているので、放出した潤滑油をギヤ部に対して単に落下させることで供給でき、特別なガイド部材などが不要であり、簡単な構成でギヤ部への潤滑油の供給が行える。
また、潤滑油保持ケース24内の潤滑油溜まり28は、放熱フィン27によって放熱されるので、特に高温(前記した規定温度よりもさらに高温)となったときにリングリヤ7やドライブピニオンギヤ3との噛み合い部には、比較的低温の潤滑油をギヤ部に供給することができ、高速回転時での噛み合い部の焼き付き防止を、別途オイルクーラなどのコストのかかる装置を設けることなく達成することができる。
また、潤滑油保持ケース24は、温度により変形してケース本体25の下部開口25aを開放し潤滑油を放出する開閉蓋26を備えているので、この開閉蓋26を例えば形状記憶合金で構成することができ、別途開放制御機構を設ける場合に比較して安価でギア部への潤滑油供給を行うことができるとともに、開閉動作によって保持している潤滑油を容易に放出することができる。
なお、上記した実施形態では、開閉蓋26の開放時に、リングギヤ7とドライブピニオンギヤ3との噛み合い部に向けて潤滑油を供給するようにしているが、リングギヤ7やドライブピニオンギヤ3にのみ供給するよう放出させる構成としてもよい。リングギヤ7とドライブピニオンギヤ3のいずれか一方にのみ潤滑油を供給することで、ギヤの回転によりリングギヤ7とドライブピニオンギヤ3との噛み合い部に潤滑油が移動して供給されることになる。
また、開閉蓋26の開放時に、ディファレンシャルケース10内部のギヤの噛み合い部に向けて潤滑油を供給するようにしてもよい。この場合には、潤滑油保持ケース24のキャリア本体2Aに対する設定位置や、開閉蓋16の開放位置を変えるなどすることで、開閉蓋16の開放による潤滑油放出口から、ディファレンシャルケース10に形成してある貫通孔10a(図2参照)を通してピニオンメートギヤ12とサイドギヤ13との噛み合い部に潤滑油を供給することが可能となる。
図6は、本発明の第2の実施形態を示すファイナルドライブの潤滑構造の開閉蓋制御ブロック図である。この第2の実施形態は、前記した第1の実施形態の温度によって変形して開閉する開閉蓋26に代えて、モータ29などの駆動手段によって開閉する開閉蓋30をケース本体25に取り付けている。モータ29は、負荷検出手段としてのトルクセンサ31の出力信号を受ける開閉制御手段としてのコントローラ32によって駆動制御される。
トルクセンサ31は、リングギヤ7の回転時に受ける負荷を検出するもので、例えば、アクスルシャフト14の歪みを検出する歪みセンサとして設置することができる。その他の構成は前記した第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態では、トルクセンサ31が規定値以上のトルク値を検出したとき(例えば車両が登坂するときや重量物を運搬するときなど)に、リングギヤ7に作用する負荷が大きくなったとしてモータ29を駆動して開閉蓋30を開放し、前記した第1の実施形態と同様にして、潤滑油保持ケース24内に溜まっている潤滑油を、ドライブピニオンギヤ3とリングギヤ7との噛み合い部などのギヤ部に供給する。
これにより、リングギヤ7によって掻き上げられた潤滑油が前方のドライブピニオンシャフト4周辺に溜まったとしても、第1の実施形態と同様に、ギヤ部の潤滑不良および焼き付きを防止することができ、この際、キャリア2内の潤滑油21の貯留量を増加させる必要もないことから燃費の悪化を回避することができる。
なお、上記したトルクセンサ31に代えて、キャリア2内に温度検出手段としての温度センサを設け、該温度センサの検出温度が規定温度まで上昇したときに、開閉蓋30を開放させるようにしてもよい。
このように、第2の実施形態においては、トルクセンサ31や温度センサの検出値に応じて開閉蓋30を開放するようにしているので、開閉蓋30の開閉動作を必要時に精度よく行え、ギヤ部の潤滑不良を効率よく解消することができる。
1 ファイナルドライブ
2 キャリア
3 ドライブピニオンギヤ(ギヤ部)
4 ドライブピニオンシャフト
7 リングギヤ(ギヤ部)
8 ディファレンシャル装置
10 ディファレンシャルケース
21 潤滑油
24 潤滑油保持ケース(油溜まり部)
25a 下部開口(油供給手段)
26,30 開閉蓋(開閉手段,油供給手段)
27 放熱フィン(放熱手段)
28 潤滑油溜まり(油溜まり部に溜めた潤滑油)
31 トルクセンサ(負荷検出手段)
32 コントローラ(開閉制御手段)
2 キャリア
3 ドライブピニオンギヤ(ギヤ部)
4 ドライブピニオンシャフト
7 リングギヤ(ギヤ部)
8 ディファレンシャル装置
10 ディファレンシャルケース
21 潤滑油
24 潤滑油保持ケース(油溜まり部)
25a 下部開口(油供給手段)
26,30 開閉蓋(開閉手段,油供給手段)
27 放熱フィン(放熱手段)
28 潤滑油溜まり(油溜まり部に溜めた潤滑油)
31 トルクセンサ(負荷検出手段)
32 コントローラ(開閉制御手段)
Claims (8)
- ディファレンシャルケースにリングギヤが固定されたディファレンシャル装置のほか、前記リングギヤに噛み合うドライブピニオンギヤを有するドライブピニオンシャフトがそれぞれ軸受支持されているキャリア内に潤滑油を貯留し、前記リングギヤおよびドライブピニオンギヤの噛み合い回転に伴う掻き上げ作用によって前記潤滑油を循環させながらそれぞれの軸受支持部を潤滑するファイナルドライブの潤滑構造であって、前記キャリア内に、前記掻き上げ作用によって掻き上げられた潤滑油を溜める油溜まり部を設け、この油溜まり部に溜めた潤滑油をギヤ部に供給する油供給手段を設けたことを特徴とするファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油溜まり部を前記ギヤ部の上方に設けたことを特徴とする請求項1に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油溜まり部に、該油溜まり部に溜めた潤滑油の熱を放熱する放熱手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油供給手段は、温度により変形して前記油溜まり部に設けた開口部を開放し潤滑油を放出する開閉手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油供給手段は、前記リングギヤの回転時に受ける負荷を検出する負荷検出手段と、前記油溜まり部に設けた開口部を開閉する開閉手段と、前記負荷検出手段の検出値に応じて前記開閉手段を開放し前記油溜まり部の潤滑油を放出させる開閉制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油供給手段は、前記キャリア内の温度を検出する温度検出手段と、前記油溜まり部に設けた開口部を開閉する開閉手段と、前記温度検出手段の検出値に応じて前記開閉手段を開放し前記油溜まり部の潤滑油を放出させる開閉制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- 前記油供給手段の潤滑油供給方向を前記ギヤ部の噛み合い部に指向させたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のファイナルドライブの潤滑構造。
- ディファレンシャルケースにリングギヤが固定されたディファレンシャル装置のほか、前記リングギヤに噛み合うドライブピニオンギヤを有するドライブピニオンシャフトがそれぞれ軸受支持されているキャリア内に潤滑油を貯留し、前記リングギヤおよびドライブピニオンギヤの噛み合い回転に伴う掻き上げ作用によって前記潤滑油を循環させながらそれぞれの軸受支持部を潤滑するファイナルドライブの潤滑方法であって、前記キャリア内に設けた油溜まり部に、前記掻き上げ作用によって掻き上げられた潤滑油を溜め、この油溜まり部に溜めた潤滑油をギヤ部に供給することを特徴とするファイナルドライブの潤滑方法。
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|---|---|---|---|
| JP2007196478A JP2009030743A (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | ファイナルドライブの潤滑構造および潤滑方法 |
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| JP2007196478A JP2009030743A (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | ファイナルドライブの潤滑構造および潤滑方法 |
Publications (1)
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|---|---|
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ID=40401470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2007196478A Pending JP2009030743A (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | ファイナルドライブの潤滑構造および潤滑方法 |
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