JP2009029561A - フィルム剥離方法およびフィルム剥離装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルム剥離方法は、ガラス基板6から剥離した偏光板7の端部をフィルム巻取りローラ73に連結する連結工程と、一部剥離液晶表示パネル部分を基板押さえブレード32で押さえると共に、液晶表示パネル一部分をフィルム押さえローラ57によって押さえつつ、フィルム巻取りローラ73を回転させながら、フィルム巻取りローラ73/フィルム押さえローラ57/基板押さえブレード32を剥離方向に移動させて、偏光板7を剥離する剥離工程とを含み、剥離工程の間、ステージ2と、基板押さえブレード32/フィルム押さえローラ57との間において液晶表示パネル5を、鉛直方向に振動可能に狭持しつつ水平方向に振動可能な状態でステージ2上に載置している。
【選択図】図6
Description
また、剥離対象が偏光板ではなく、偏光板表面に貼付された保護ラミネートであるようなフィルム剥離処理技術も知られている(以下の特許文献2、参照)。このフィルム剥離方法では、フィルム巻取りローラ(剥しローラ17)を回転させながら、前記した剥離方向(下流側)に移動させながらフィルムを巻取ることができる。
他方、特許文献2に開示された保護ラミネートの剥離方法は、剥離装置の小型化についてはある程度満足がゆくものの、液晶表示パネル(偏光板10)をステージに固定しているため(特許文献2、段落番号0009)、この既知方法を、偏光板の剥離技術にそのまま適用することができない。すなわち、液晶表示パネルを固定した状態で、フィルム巻取りローラを回転/移動させながら偏光板を剥離させると、剥離処理の間に偏光板が破断して巻取り処理が不可能になったり、また液晶表示パネルのガラス基板が破損することが判明したのである。
好適には、前記連結工程の間、剥離した前記フィルムの端部についての前記フィルム巻取りローラへの連結は、前記フィルム押さえローラを介してなされていることを特徴とする。
好適には、前記剥離工程の間、前記基板押さえブレードが接触しうる前記硬質基板表面部分は、前記剥離方向に関して前記フィルム押さえローラよりも上流側に位置するように、前記基板押さえブレードを配置していることを特徴とする。
すなわち、剥離工程において、硬質基板に強力に接着されたフィルムを剥離するには比較的大きな剥離力が必要であるため、従来技術のように電気光学パネルをステージ上に強固に固定した状態で硬質基板からフィルムを剥離すると、その剥離時に生じる力によってフィルム/硬質基板が破損するのに対し、本発明のように電気光学パネルに対しその挙動の自由度を与えることによって、フィルム剥離時に生じる力を拡散させることができ、これにより電気光学パネルの破損を実質的に防止することができた。
なお、剥離時に生じる力とは、前記パネルに対する接着剤の接着力の不均一性に起因し、この力は、前記パネルに対し水平方向/鉛直方向など任意の方向から加わって前記パネルを任意の方向に移動させるものと、考えられる。本発明によれば、前記パネルの水平方向/鉛直方向など任意の方向に対し、挙動の自由度を与えているため、剥離時に生じる力を緩和/拡散でき、その結果、従来技術のような偏光板/硬質基板・特定部位への集中的な力を緩和/拡散でき、これにより、前記パネルの破損を実質的に防止することができたのである。
ここに、「剥離したフィルムの端部をフィルム巻取りローラに連結する」とは、フィルムの端部をテープなどによって手動、半自動、完全自動などでフィルム巻取りローラに連結したり、フィルムの端部をフィルム巻取りローラの把持部に把持させて連結したり、フィルムの端部に孔を設けこの孔にフィルム巻取りローラの引っ掛け部に引っ掛けて連結することなどが包含される。
図1は、本発明の実施形態である使用状態でのフィルム剥離装置1の斜視図、図2は、図1に示したフィルム剥離装置1を、カバーを取外した状態で示す平面図、図3は、図1に示したフィルム剥離装置の一部を、カバーを取外した状態で示す部分側面図である。
図1に示すように、フィルム剥離装置1は、主要な要素である剥離装置4と、他の要素とを含んでなり、具体的には、平坦な上面2aを有するステージ2と、このステージ2を下方から支持する直方体形状の架台3と、上面2a上に載置された剥離装置4とを備える。剥離装置4は、ステージ2上を、上流側(図2の上部側)から剥離方向(図2の下方向)に沿って下流側(図2の下部側)に移動することによって、電気光学パネルとしての液晶表示パネル5を構成する硬質基板としてのガラス基板6からフィルムとしての偏光板7を剥離する装置である。
ステージ2は、図2に示すように、平面視長方形形状を有しており、その長手方向が剥離方向(図2、下方向)に平行になるように配置される。剥離方向の上流に向かって左側(以下、「上流左側」という。)および右側(以下、「上流右側」という。)のステージ2の両端部付近において、各々、溝11および溝12が剥離方向に沿ってステージ2の上面2a上に形成される。これらの溝11,12は、ガイド部材22が(図3、参照)摺動自在に嵌合され、剥離方向長さが同じである。また、上流右側の溝12よりも、さらに上流右側に位置しかつ剥離方向に沿って延在するラック13は、ステージ2の上面2a上に形成されており、このラック13には、ピニオン94の歯部(図3、参照)が噛み合っており、このピニオン94が所定方向およびその反対方向に回転することで、剥離装置4は、剥離方向および剥離方向とは反対の非剥離方向に移動することができる。
剥離装置4は、ステージ2の上面2aから鉛直方向上方に所定間隔を置いて配置したベースプレート21を備える(特に図3、参照)。
ベースプレート21は、平面視長方形形状を有しており、その長手方向がステージ2の幅方向と平行になるように配置される(図2、参照)。また、ベースプレート21は、その長手方向の長さがステージ2の幅よりも若干短く形成されており、ラック13とは対向せずに2つの溝11,12と対向するように配置される。これら溝11,12に対向する各位置には、ベースプレート21の下面において、ガイド部材22がそれぞれ2つずつ形成される(図3、参照)。ガイド部材22は、ベースプレート21の下面から対向する溝11,12に向かって突出し、溝11,12内に摺動自在に嵌合される。このガイド部材22が溝11,12に嵌合された状態において、ベースプレート21とステージ2との間に、液晶表示パネル5を挿入しうるように、この液晶表示パネル5の厚みよりも大きな間隔が形成される。また、ベースプレート21の中央には、その長手方向に延在した貫通孔23が形成されており、この貫通孔23を通ってフィルム押さえローラ57(詳細には図3参照)および基板押さえブレード32がステージ2側に飛び出して液晶表示パネル5を押さえることができる。
第1押さえ機構31は、図2および図3に示すように、基板押さえブレード32と、基板押さえブレード32とステージ2の上面2aとがなす角度を調整する角度調整機構33と、基板押さえブレード32とステージ2との間隔を調整する2つの高さ調整機構34とを備える。なお、高さ調整機構34は、ともに同じ構成を有しているので1つの高さ調整機構34について以下に説明し、もう1つの高さ調整機構34の説明は省略する。
第2押さえ機構51は、図2および図3に示すように、ベースプレート21の長手方向に沿った両端に固定された各架台52,53に鉛直方向に伸縮可能に取り付けたエアシリンダ55,56と、これらエアシリンダ55,56に回転自在に支持された長尺なフィルム押さえローラ57とを備える。各エアシリンダ55,56は、そのシリンダロッドの各端部において、フィルム押さえローラ57の長手方向がステージ2の幅方向に平行になるようにフィルム押さえローラ57を支持する。
巻取り装置71は、図2および図3に示すように、ベースプレート21に立設された軸受け部材79によって回転自在に支持されたフィルム巻取りローラ73であってフィルム押さえローラ57の長軸と平行になるよう配置された長軸を有するフィルム巻取りローラ73と、このフィルム巻取りローラ73を駆動させかつ架台52上に設けた駆動モータ72と、この駆動モータ72による回転力をフィルム巻取りローラ73に伝達する駆動ベルト74とを備える。
なお、駆動ベルト74は、架台52に形成された開口61に対向する各位置に設けた一対のプーリ75,76に架け渡されており、これらのプーリ75,76は、各々、駆動モータ72の駆動軸78周囲およびフィルム巻取りローラ73の軸77周囲に固定される。
なお、フィルム巻取りローラ73は、例えば、分割された2つのローラドラム半部を有する構成であってもよい。これらローラドラム半部同士を組み付けて1つのフィルム巻取りローラを構成するときに、両者の間に剥離された偏光板7の端部を把持させることで、フィルム巻取りローラに偏光板7を連結させることができる。さらに、フィルム巻取りローラ73の外周面に突起からなる引っ掛け部が形成されていてもよい。この場合は、剥離した偏光板7の端部にパンチによって孔をあけ、この孔を突起に引っ掛けることで、偏光板7の端部をフィルム巻取りローラに連結することができる。
図2および図3に示すように、移動機構91は、ベースプレート21に関し最も上流側に位置し、上流右側の角部に固定されており、駆動モータ92と、この駆動モータ92の駆動軸93の端部に固定されたピニオン94とを備える。駆動モータ92は、ピニオン94の歯部がステージ2に形成されたラック13と噛み合うように配置される。この構成により、駆動モータ92を正回転させて、ピニオン94を所定方向(反時計回り方向)に回転させると、ピニオン94の歯部とラック13とが係合し、剥離装置4は、その全体が剥離方向(図3、左方向)に移動することができる。一方、駆動モータ92を逆回転させて、ピニオン94を所定方向とは反対方向(上流右側から見て時計回り方向、以下、単に「時計回り方向」という。)に回転させると、剥離装置4は、その全体が非剥離方向(図3の右方向)に移動することができる。
次に、本発明のフィルム剥離装置1を用いて液晶表示パネル5の偏光板7をガラス基板6から剥離する、本発明の剥離方法の実施形態について説明する。この実施形態では、ガラス基板6の片面に対し偏光板7を貼着したタイプの液晶表示パネル5を用いたが、もちろん、両面に偏光板を貼着したタイプの液晶表示パネルにも本発明の剥離方法を適用することができる。
図4は、ガラス基板6から偏光板7の端部を剥離した状態を模式的に示す、液晶表示パネル5の垂直断面図、
図5(a)は、図4に示した偏光板7の端部をフィルム巻取りローラ73に連結し、フィルム押さえローラ57/基板押さえブレード32を所定位置に配置した剥離処理前の状態を模式的に示す、剥離装置4の垂直断面図、
図5(b)は、剥離した偏光板表面と基板押さえブレード32との隙間T2を示す、図5(a)の一点鎖線部分の一部拡大図、
図6(a)は、剥離装置4を剥離方向に移動させている状態を模式的に示す、剥離装置4の垂直断面図、および
図6(b)は、基板押さえブレード・先端32aと、垂下点57aとの距離T1並びにガラス基板6の裏面とステージとの隙間T2を示す、図6(a)の一点鎖線部分の一部拡大図である。
<1.準備段階>
<1.1 保護シートの載置>
プラスチック製保護シートをステージ2上に載置して、液晶表示パネル5を保護する。
<1.2 基板押さえブレード32の調整・固定>
液晶表示パネル5/偏光板7の厚みについて測定した厚みデータ等に基づき、基板押さえブレード32の鉛直方向・高さおよび水平方向・位置を、各々、高さ調整機構34および角度調整機構33によって調整し、固定する。
この時点で、液晶表示パネル5は、ステージ2上に載置されてない。したがって、基板押さえブレード32の鉛直方向・高さは、その先端32aが、載置されたとした一部剥離液晶表示パネル5(硬質基板表面部分)との間に隙間T2が形成されるよう(図5(b)、参照。)、高さ調整機構34によって調整する。このように調整、固定した基板押さえブレード・先端32aと、ステージ2の上面2aとの間の鉛直方向・距離は、〔(液晶表示パネル5の厚み−偏光板7の厚み)+隙間T2〕に相当する。この隙間T2は、偏光板7の厚みの厚みに応じて変化させることができる。すなわち、この実施形態における隙間T2は、0.04 mmであって、(フィルムである偏光板7の厚み0.5 mm)×0.08倍に相当するが、(偏光板7の厚み)×0.008〜0.80倍、特に0.001〜0.40倍、特に好適には0.01〜0.20倍の範囲内であればよい。接着層8の厚みは、1〜3×10−2 mmと非常に小さいため、隙間T2の算出の際に無視した。
なお、鉛直方向・高さに関し、剥離済みの部位を押さえる基板押さえブレード32は、未剥離の部位を押さえるフィルム押さえローラ57よりも、ステージ2の上面2aに偏光板7の厚み分だけ接近する。
図6(b)に関し、フィルム押さえローラ57の中心を通る水平線と円周との交点からステージ2に垂線を降ろし、この垂線と、剥離済み液晶表示パネル表面とが交差する交点を垂下点57aとすると、垂下点57aと、押さえブレード・先端32aとの間の距離を、水平方向距離T1として、決定することができる。
本発明者らの実験によれば、T1が、マイナスである場合も含め、小さければ小さいほど、接着剤が液晶表示パネル基板側に残存する傾向を示す一方、T1が大きければ大きいほど剥離工程の間に液晶表示パネル5がめくれ上がる傾向を示すことが判明した。
T1が小さい場合、すなわち基板押さえブレード32の押さえ位置が下流側のフィルム押さえローラ57に接近するにつれて、剥離工程の間にフィルム押さえローラ57と、ステージ2との間の広がりうる接着層を破断させるため、接着層の液晶表示パネル基板への残存が起こるものと考えられ、他方、T2が大きい場合、すなわち基板押さえブレード32の押さえ位置がフィルム押さえローラ57から遠くに離れて上流側に移動すると、剥離時に生じる力が基板押さえブレード32により押さえる力よりも大きくなり、その結果、液晶表示パネル5がめくれ上がるものと、考えられる。
現時点での実験結果によれば、T1は正の値、すなわち、基板押さえブレード・先端32aは、フィルム押さえローラ57(前記垂下点57a)よりも上流側に存在し、現時点での最善の数値は、約2mmである。このような水平方向・位置を得るには、前記したように、角度調整機構33によって調整、固定することができ、基板押さえブレード32の傾斜角度は、約45度である。
このように、剥離方向に関して、基板押さえブレード32の先端32aをフィルム押さえローラ57から上流側に離れた位置に配置することによって、接着剤残りを排除しつつ、液晶表示パネル5のめくれを防止することができた。
前記厚みデータに基づき、フィルム押さえローラ57の高さをエアシリンダ55,56によって設定し、この設定に従い、以下の項目2.3において、フィルム押さえローラ57を下降させることができる。
液晶表示パネル5・偏光板7の端部に相当する角部を、接着層8と共にガラス基板6からカッターによって剥離し(図4、参照)、剥離した偏光板7に、テープの一端を貼着する。
<2.1 液晶表示パネル5のセット>
フィルム押さえローラ57を上昇させたのち、偏光板7の角部を剥離した液晶表示パネル5をステージ2の上面2a上に載置する。この載置の時点で、基板押さえブレード32は、所定の高さに固定されているため、この基板押さえブレード32に接触しないよう液晶表示パネル5を挿入する。また、図2に示すように、液晶表示パネル5は、その長辺および短辺が剥離方向に対して約45°に傾くように配置し、かつ、剥離された偏光板7の角部が剥離装置4に最も近くなるように配置する。
<2.2 連結工程その2>
剥離した偏光板7に貼着したテープ(項目1.4、参照)の他端を、フィルム押さえローラ57を介し、フィルム巻取りローラ73のローラドラムに貼着して、偏光板7と、フィルム巻取りローラ73とを連結させる(図5(a)、参照)。したがって、偏光板7は、ガラス基板6から剥離して上昇して、フィルム押さえローラ57・ローラドラムに接触し、このローラドラムの外周に沿って上昇し、次いで剥離方向上方に上昇してフィルム巻取りローラ73・ローラドラムに到達し、このローラドラムにテープを介して貼着されている。
したがって、剥離した前記フィルムの端部についてのフィルム巻取りローラ73への連結は、フィルム押さえローラ57を介してなされ、これにより、滑らかな巻取りを確保することができる。
フィルム押さえローラ57を下降させ、フィルム押さえローラ57と液晶表示パネル5との間に隙間が実質的に形成されないよう(図5(a)、参照)、フィルム押さえローラ57を固定する。前記したように、基板押さえブレード32の場合には所定の隙間T2を形成するのに対し、フィルム押さえローラ57の場合には、実質的に隙間を形成しなくとも、パネルの損傷を防止できることが判明した。これは、前者が硬質の基板を押さえるのに対し、後者は軟質の偏光板フィルムを押さえているためであると、考えられる。
この時点で、剥離方向に関し上流側から、順に、基板押さえブレード32、フィルム押さえローラ57、次いでフィルム巻取りローラ73を配置していると共に、フィルム巻取りローラ73を、フィルム押さえローラ57よりも鉛直方向・上方に配置している(図5(a)、参照)。
開始スイッチ(図示せず)を入力して、除電ブロワー(図示せず)を始動させたのち、駆動モータ72を所定の回転数/回転力で回転させることによってフィルム巻取りローラ73を回転させながら、フィルム巻取りローラ73/フィルム押さえローラ57/基板押さえブレード32を備えた剥離装置4を、所定の速度に調節した移動機構91によって剥離方向に移動させ(図6(a)、参照)、この点で、回転・フィルム巻取りローラを移動させない従来技術に比し、本発明は、装置のコンパクト化を達成できた。
この剥離工程では、液晶表示パネル5は、ステージ2と、基板押さえブレード32およびフィルム押さえローラ57との間において、略鉛直方向に振動可能に狭持しつつ、水平方向に振動可能な状態で、ステージ2上に載置されている。
例えば、剥離処理開始前、基板押さえブレード32は、前記したように、各々、一部剥離液晶表示パネル部分から隙間T2の間隔をおいて配置されている一方(図5(b)、参照)、剥離処理開始後、一部剥離液晶表示パネル部分は、鉛直方向への最大振幅T2で振動することができる(図6(b)、参照)と共に、水平方向の振動も過度に制限されることはない。剥離処理の間、液晶表示パネル5は、水平方向に関し、左右に振動し、かつ鉛直方向に関し上下に振動しながら、剥離処理が進行する。なお図6(b)では、フィルム押さえローラ57の鉛直下方においても、隙間T2が存在するように図示しているが、実際には、この鉛直下方付近の隙間は、ゼロを含め、隙間T2よりも小さく、したがって押さえローラ57の鉛直下方のパネルの振動幅は、隙間T2よりも小さい。
前記した鉛直方向の振動(一部剥離液晶表示パネル部分/液晶表示パネル一部分の振動)は、偏光板7が剥離されるときに加えられた剥離力が接着層8を介してガラス基板6に伝わることによって、剥離処理の間、断続的に液晶表示パネル5が鉛直上方に引き寄せられることで生じるものと考えられる。この液晶表示パネル5が鉛直上方に引き寄せられたとき、フィルム押さえローラ57/基板押さえブレード32は、各々、偏光板7を介して液晶表示パネル一部分/一部剥離液晶表示パネル部分を押さえる(図6(b)、参照)。なお、液晶表示パネル5は、剥離工程の大半、フィルム押さえローラ57/基板押さえブレード32によって押さえられている。
このようにして、本発明の方法によれば、偏光板7も含め、液晶表示パネル5を破損することなく、偏光板7を剥離することができた。
全ての偏光板7を除去したのち、自動停止し、フィルム押さえローラ57を上昇させて、偏光板7を除去した液晶表示パネル5をステージ2から取り出し、再利用する一方、フィルム巻取りローラ73を時計回り方向に回転させて、分離した偏光板7を回収し、廃棄する。
Claims (5)
- 硬質基板と、前記硬質基板の表面に接着されているフィルムとを有する電気光学パネルについての前記フィルムを剥離するフィルム剥離方法であって、
前記硬質基板から前記フィルムの端部を剥離し、剥離した前記フィルムの端部をフィルム巻取りローラに連結する連結工程と、
前記フィルムが剥離された硬質基板表面部分を基板押さえブレードによって押さえると共に、前記フィルムを介して前記電気光学パネルをフィルム押さえローラによって押えつつ、前記フィルムを巻き取る巻取り方向に前記フィルム巻取りローラを回転させながら、前記フィルム巻取りローラ、前記基板押さえブレードおよび前記フィルム押さえローラを剥離方向に移動させて、前記硬質基板から前記フィルムを剥離する剥離工程とを含んでなり、
前記剥離工程の間、前記電気光学パネルが載置されたステージと、前記基板押さえブレードおよび前記フィルム押さえローラとの間において前記電気光学パネルを、略鉛直方向に振動可能に狭持しつつ略水平方向に振動可能な状態で前記ステージ上に載置していることを特徴とするフィルム剥離方法。 - 前記連結工程または前記剥離工程のいずれかに先立ち、前記基板押さえブレードを所定の位置に設置する際、前記基板押さえブレードと、前記フィルムが剥離された硬質基板表面部分との間において、鉛直方向の隙間を設け、前記隙間は、前記剥離工程の間における鉛直方向の前記振動の最大幅に相当することを特徴とする請求項1記載のフィルム剥離方法。
- 前記連結工程の間、剥離した前記フィルムの端部についての前記フィルム巻取りローラへの連結は、前記フィルム押さえローラを介してなされていることを特徴とする請求項1記載のフィルム剥離方法。
- 前記剥離工程の間、前記基板押さえブレードが接触しうる前記硬質基板表面部分は、前記剥離方向に関して前記フィルム押さえローラよりも上流側に位置するように、前記基板押さえブレードを配置していることを特徴とする請求項1記載のフィルム剥離方法。
- 硬質基板と、前記硬質基板の表面に接着されているフィルムとを有する電気光学パネルについての前記フィルムを剥離する、請求項1記載のフィルム剥離方法を実施するためのフィルム剥離装置であって、
前記硬質基板から剥離された前記フィルムの端部を連結するフィルム巻取りローラと、
前記フィルムが剥離された硬質基板表面部分を押さえる基板押さえブレードと、
前記フィルムを介して前記電気光学パネルを押さえるフィルム押さえローラと、
前記フィルムを巻き取る巻取り方向に前記フィルム巻取りローラを回転させるときに、前記フィルム巻取りローラ、前記基板押さえブレードおよび前記フィルム押さえローラを前記硬質基板から前記フィルムを剥離する剥離方向に移動させる移動機構とを備えていることを特徴とするフィルム剥離装置。
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