JP2009017751A - コネクタユニット、回転電機のハウジングおよび回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少なくとも放熱経路における部品点数を減らすことによるコスト削減を得ることができるコネクタユニット、そのコネクタユニットが連結可能な回転電機のハウジングおよび回転電機を提供する。
【解決手段】 回転電機のハウジング60に連結可能なコネクタユニット5であって、そこに含まれる電力変換部10は、半導体デバイス11と、半導体デバイスからの熱を放熱するヒートシンク21と、半導体デバイスの電極と接続された配線部材23と、該配線部材とヒートシンクとを固着する絶縁接着層26とを有し、ヒートシンクおよび配線部材における絶縁接着層との接触領域には、それぞれ凹部21g,23gが形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 回転電機のハウジング60に連結可能なコネクタユニット5であって、そこに含まれる電力変換部10は、半導体デバイス11と、半導体デバイスからの熱を放熱するヒートシンク21と、半導体デバイスの電極と接続された配線部材23と、該配線部材とヒートシンクとを固着する絶縁接着層26とを有し、ヒートシンクおよび配線部材における絶縁接着層との接触領域には、それぞれ凹部21g,23gが形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、コネクタユニット、回転電機のハウジンングおよび回転電機に関し、より具体的には、回転電機に連結可能なコネクタユニット、そのコネクタユニットが連結された回転電機のハウジングおよび回転電機に関するものである。
化石燃料の高騰や、地球温暖化防止のためのCO2排出量の規制などを背景に、電気自動車やハイブリッド自動車(HEV: Hybrid Electric Vehicle)が注目を集めている。まず、HEV駆動に用いられるモータおよび電力変換部またはパワーモジュールについて説明する。図22は、従来のHEVの電気系統の例を示すブロック回路図である。同図に示すように、従来のHEVの車体500内には、エンジン501と、エンジン用ラジエータ502と、エンジン駆動用のモータ503と、モータ503を駆動するための三相交流電源を生成する電源生成部510とが設けられている。電源生成部510には、モータ503の駆動用三相交流電源を供給するインバータ505と、インバータ505に直流電源を供給するバッテリ506と、直流電源の電圧を変換するためのコンバータ507とがまとめられて配置されている。
図22に示す電源生成部510において、バッテリ506に蓄えられた電力がコンバータ507で所望の電圧に変換され、インバータ505に直流電源が供給される。インバータ505は、IGBTなどのパワーデバイスを内蔵した電力変換部の一部によって構成され、このインバータ505において直流電源から三相交流電源が生成される。このように、電源生成部510で生成された三相交流電源は、三相交流電源線508を経てモータ508に送られる。そして、三相交流電源によってモータ503が回転され、エンジン501を駆動することになる。コンバータ507,インバータ505,バッテリ506は、個別のケースに収納されて、外部配線によって電気的に接続されている。上記のように、モータを搭載する自動車では、電気配線が多く用いられる。電気配線は、通常、組み配線と呼ばれるワイヤーハーネスによってなされるが、原料に用いられる銅の比重が高く、この製造コストが増大する傾向にあり、これを低減することが求められている。
一般の電力変換部またはパワーモジュールの配置構造例として、装置の小型化を目指してモータと一体化した車両用エアコンの冷凍サイクル装置のインバータ一体型電動コンプレッサが開示されている(特許文献1)。制御回路、インバータ回路を含む電力変換部が、収納箱に収納され、収納箱ごとモータハウジングに外付けされる。樹脂モールドされたパワー半導体デバイスは、絶縁シートを介してモータハウジング外周の台座面に直に固定される。この収納箱内には、エバポレータから排出される低圧冷媒ガスが導入され、電力変換部を含めた収納箱内が冷却される。これによって、小型化が可能な車両用インバータ一体型モータを得ることができる。
HEVの電力変換部についても熱の問題は大きな比重を占める。とくに装置の大容量化、小型化、処理の高速化などに伴い、半導体デバイスから発生する熱量も大きくなり、放熱経路の各部材の熱膨張係数の相違に起因して、放熱経路内に大きな熱応力が生じる問題が深刻化している。熱応力は、放熱経路内に反りや剥離を生じ、放熱経路を遮断することになるので、確実に防止する必要がある。
放熱経路の構成材料の熱膨張率の差を調和させ、熱応力を緩和するために、Al配線/AlN絶縁基板/Al板で構成されるDBA( Direct Brazed Aluminum)基板を用いた放熱構造が多く開示されてきた(たとえば特許文献2、3)。DBA基板を用いた、ごく一般的な放熱構造を図23に例示する。図23に示す放熱構造は、CuMo等により構成された放熱基板101の主面側に、当該放熱基板101にはんだ層102により固定されたDBA基板130が設けられ、そのDBA基板の上に半導体チップ120が搭載されている。DBA基板130は、上述のようにAl配線108/AlN絶縁基板106/Al板104で構成される。また、放熱基板101の裏面側には、グリース112によりフィン付きヒートシンク113が取り付けられる。上記DBA基板130および放熱基板101等の使用により、熱膨張率の差に起因する熱応力は緩和される。
特開2003−324903号公報
特開2004−296493号公報
特開2005−328087号公報
しかしながら、近年、素材の高騰により、構造の工夫によってコストを削減することが求められる傾向にある。たとえば、上記の放熱経路を備える電力変換部またはパワーモジュール(特許文献2、3)では、希少金属や、銅、アルミニウムを主原料とする部品点数が多く必要であり、製造コストが高くなるという問題がある。上述の配線コストを含めて、モータ搭載の自動車の製造コストを抑えることは重要である。
本発明は、少なくとも放熱経路における部品点数を減らすことによるコスト削減を得ることができるコネクタユニット、そのコネクタユニットが連結された回転電機のハウジングおよび回転電機を提供することを目的とする。
本発明のコネクタユニットは、回転電機のハウジングに連結可能なコネクタユニットであって、直流電力と三相交流電力の変換をするための電力変換部を備える。その電力変換部は、電力変換用の半導体デバイスと、半導体デバイスからの熱を放熱するヒートシンクと、半導体デバイスの電極と電気的に接続された配線部材と、該配線部材とヒートシンクとを固着する絶縁接着層とを有する。そして、ヒートシンクおよび配線部材における絶縁接着層との接触領域には、それぞれ凹部が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、DBA基板等の部品が不要となり、部品数が低減されるとともに、絶縁接着層の形成には、半田層のようにリフロー炉を通すなどの処理は不要なので、製造コストの削減を図ることができる。その場合、絶縁接着層と各部材との接続の信頼性を確保する必要があるが、本発明では、各凹部を埋めている部分の絶縁接着材によって、絶縁接着層と、ヒートシンクおよび配線部材との接着面の剥離の発生が抑制される。また、最端部で剥がれが発生しても、凹部の絶縁接着層によって剥がれの内方への進行が抑制される。よって、製造コストの削減を図りつつ、接続の信頼性を確保することができる。そして、本発明では、電力変換部付きコネクタユニットは回転電機のハウジングに連結され得るので、三相交流用配線を別の箇所に位置する電力変換部と回転電機との間に配置する必要がなく、直流電力用配線を考慮した上でも、全体の配線費用を軽減することができる。なお、コネクタユニットのハウジングへの連結の仕方は、どのような形態でもよく、たとえば連結用の部品を用いて連結する場合、材料的または金相的に一体化する場合などを含んでいる。
また、上記のヒートシンクには、該ヒートシンクから半導体デバイス側へと延びる壁部と、該壁部の先端から内方に延びるひさし部とが形成され、ひさし部の半導体デバイス側と逆側の面に凹部が形成されており、壁部およびひさし部は、絶縁接着層の端部を覆っている構造をとることができる。これによって、絶縁接着層とヒートシンクおよび配線部材との接着面の剥離の発生や進行をより確実に抑制することができる。
上記の配線部材とヒートシンクとを連結する連結部材を備えることができる。これによって、配線部材とヒートシンクとを連結する連結部材を、両者間に絶縁接着層を介在させながら配置し、また凹部(絶縁接着層が当該凹部に充填されている)を設けるので、せん断応力を含む各種の応力が配線部材およびヒートシンク間に作用しても、剥がれが生じるおそれはない。すなわち連結部材、絶縁接着層およびその絶縁接着層が充填された凹部の協働作用により、各種の応力発生に対して確実に剥離を防止することができる。
上記の連結部材を、ヒートシンクに設けられた雌ねじと、配線部材側から挿入され、雌ねじに螺合する絶縁性ねじとで構成してもよい。これによって、連結部材を絶縁性ねじ(たとえばセラミックスねじまたは絶縁性樹脂ねじ)と雌ねじという簡単な手段により構成し、確実な付勢および連結作用を得ることができる。また、ねじには、絶縁性に優れたセラミックスまたは樹脂を用いるので、配線部材からの漏電などを確実に防止することができる。
上記の配線部材とヒートシンクとの間において、絶縁接着層を囲むように、絶縁性の枠部材を配置することができる。この場合、枠部材の厚みはフリーな状態の絶縁接着層の厚みより小さく設定する。このため、連結部材により配線部材とヒートシンクとを相互に近づけるようにして連結した状態で、上記の枠部材は配線部材とヒートシンクとの間隔を決めるスペーサとして機能する。そして、連結部材が、絶縁接着層の弾性力に抗しながら上述の力を及ぼし連結するとき、逆に、反力である絶縁接着層の弾性復元力が、配線部材とヒートシンクとに作用して、密着力を高める。このような接続界面での相手方への応力および反力の作用(界面相互の押し付け合い)の結果、界面での間隙の発生の可能性はなくなり、(配線部材/絶縁接着層/ヒートシンク)の接続の信頼性をより高くすることができる。
上記の枠部材には、当該枠部材が存在しない分離部分がある構造とすることができる。これにより、絶縁接着層に生じる気泡等が、枠部材に完全に包囲されず、その分離部分を通って外部に逃げることができる。気泡が外部に逃げることによって、熱が滞留する部分がなくなり、絶縁接着層中に絶縁性が劣化する箇所の可能性を除くことができる。
上記の配線部材の半導体デバイス側に位置する弾性部材を備え、連結部材は、該弾性部材を配線部材との間に挟んで圧縮しながら、その弾性部材と共に配線部材をヒートシンクに近づけるように力を及ぼすことができる。これによって、(配線部材/絶縁接着層/ヒートシンク)の界面での相手側への押し付け合いをより大きく、確実にすることができ、したがって上記接続構造の信頼性をより向上させることができる。ここで、弾性部材としては、コイルばね等のばね類や弾性に富むゴムや樹脂をあげることができる。
上記のヒートシンクはハウジングの外側に面し、そのヒートシンクより回転電機の本体側に半導体デバイスが位置するように設けることができる。これによって、ヒートシンクはハウジングの外に面するので、ヒートシンクにおける自然放冷、強制空冷または液冷を行うことがスペース的に、または周囲環境的に容易になる。ヒートシンクの上記外に面する側にフィンを設けることも、スペース的に容易となる。また、回転電機本体はハウジングに収納されており、半導体デバイスは近い側に位置するので、配線長さを短くすることができる。
たとえば、ハウジングには開口部が設けられ、コネクタユニットを、その開口部に、半導体デバイスがハウジングの内に面し、またヒートシンクが該ハウジングの外に面するように、連結することができる。この構成によれば、上記の作用効果に加えて、さらに、コネクタユニットの配置の仕方によって、ハウジングからのコネクタユニットの出っ張り部分を抑制して小型化を容易にすることができる。
上記の半導体デバイスが、縦型デバイスであり、裏面電極を有し、配線部材が、板状であり、裏面電極とは導電金属層を介在させて面接続する構成とした場合には、放熱経路の断面が大きくなるので半導体デバイスからの熱のヒートシンクへの伝導が妨げられず、放熱性を向上することができる。また、界面の電気抵抗を下げることにより、大電流による熱の発生を抑制することができる。なお、縦型デバイスは、電流が半導体デバイスの厚み方向に流れるものをいい、表面電極と、裏面電極と、制御用の電極(通常、表面に配置)とを備える。
上記の凹部が接触領域の周縁部に延在する構造をとることができる。たとえば上記の凹部は、接触領域を囲むように、該接触領域の端部に位置するようにしてもよい。これによって、絶縁接着層と、ヒートシンクおよび配線部材との接着面の剥離の発生や進行をより確実に抑制することができる。また、上記の凹部は、接触領域の端部のコーナー部に位置してもよく、これによって、凹部における熱伝導の低下を最小限に保ちつつ、ヒートシンクおよび配線部材との接着面の剥離の発生や進行を抑制することができる。
本発明の回転電機のハウジングは、上記のいずれかのコネクタユニットが連結可能な構成をとることができる。これにより、上記のコネクタユニットにおける作用効果を得ることができる。
また、コネクタユニットのヒートシンクは、ハウジングと一体化していてもよい。これにより、ヒートシンクを別に作製する必要がなくなりコスト減を得ることができる。また、熱容量の大きいハウジングへの放熱を得ることができ、さらにヒートシンクとハウジングとの兼用により、小型化または空間利用効率を高めることができる。
また、本発明の回転電機は、上記のハウジングと、該ハウジング内に収納された回転電機本体とを備えることができる。これにより、上記のコネクタユニットまたはハウジングにおける作用効果を得ることができる。
本発明のコネクタユニット、ハウジングおよび回転電機によれば、放熱経路の接続の信頼性を確保しながら放熱経路の部品点数を減らすことによるコスト削減を得ることができ、さらにワイヤーハーネスなどの配線コストを軽減することが可能になる。
(実施の形態1)
1.本実施の形態のコネクタユニットが用いられる電気系統
図1は、実施の形態1に係るハイブリッド車またはHEVの車体内部の電気系統の構成を概略的に示すブロック図である。同図においては、主として本発明に関係のある部材が表示されている。同図に示すように、HEVの車体9内には、エンジン1と、エンジン用ラジエータ2と、エンジン駆動用のモータ3と、モータ3を駆動するための三相交流電源を生成するインバータを内蔵するコネクタユニット5と、コネクタユニット5内のインバータに直流電源を供給するバッテリ6と、直流電源の電圧を変換するためのコンバータ7とが配置されている。ここで、本実施の形態では、インバータを内蔵したコネクタユニット5が、モータ3のモータハウジングに連結されており、コネクタユニット5と、コンバータ7との間は、直流電源用配線8によって接続されている。
1.本実施の形態のコネクタユニットが用いられる電気系統
図1は、実施の形態1に係るハイブリッド車またはHEVの車体内部の電気系統の構成を概略的に示すブロック図である。同図においては、主として本発明に関係のある部材が表示されている。同図に示すように、HEVの車体9内には、エンジン1と、エンジン用ラジエータ2と、エンジン駆動用のモータ3と、モータ3を駆動するための三相交流電源を生成するインバータを内蔵するコネクタユニット5と、コネクタユニット5内のインバータに直流電源を供給するバッテリ6と、直流電源の電圧を変換するためのコンバータ7とが配置されている。ここで、本実施の形態では、インバータを内蔵したコネクタユニット5が、モータ3のモータハウジングに連結されており、コネクタユニット5と、コンバータ7との間は、直流電源用配線8によって接続されている。
本実施の形態では、バッテリ6に蓄えられた電力がコンバータ7で所望の電圧に変換され、コネクタユニット5内のインバータに直流電力が供給される。インバータ内には、後述するように、IGBTなどのパワーデバイスを内蔵した電力変換部が配置されていて、電力変換部で直流電力から三相交流電力が生成される。そして、三相交流電力によってモータ3が回転され、エンジン1を駆動することになる。
本実施の形態では、バッテリ6およびコンバータ7は、トランクに配置され、コネクタユニット5は、エンジンルームに配置されているので、1対の直流電源用配線8を介して、コンバータ7からコネクタユニット5内のインバータに直流電源が供給される。したがって、図22に示す従来の構成のような長い三相交流電源配線(三相交流用ワイヤーハーネス)は、不要であり、これにより、大電力を供給するための太い配線の使用量を低減することで、製造コストの削減を図ることができる。
図2は、バッテリ6からモータ3までの回路構成を示す電気回路図である。同図において、コンバータ、コンデンサ等の部材の図示は省略されている。後述するように、コネクタユニット5には、直流電源用配線8が接続されるソケット28が設けられており、コネクタユニット5内には、ソケット28から延びる直流電源用金属配線23a,23bを介して直流電力が供給される。
また、図1においては、図示を省略したが、HEVの車体9内には、図2に示すモータ制御ユニット80が配置されており、モータ制御ユニット80から制御信号用配線81が延びている。一方、コネクタユニット5には、制御信号用配線81が接続されるソケット29が設けられており、コネクタユニット5内には、ソケット29から延びる制御信号用配線83を介して制御信号が供給される。
図2に示すように、コネクタユニット5内には、並列に配置されたIGBTおよびダイオードからなる計6個のスイッチング回路を備えた電力変換部10が配置されている。また、コネクタユニット5内には、コネクタユニット内の各スイッチング回路の動作を制御するためのデバイス駆動回路16が配置されている。デバイス駆動回路16は、ソケット29から延びる制御信号用配線83からの入力信号を受け、制御信号用配線17を介して各スイッチング回路に制御信号を出力する。
コネクタユニット5内において、各スイッチング回路には、直流電源用金属配線23a,23bを介して直流電力が供給され、デバイス駆動回路16の制御信号に応じてスイッチング回路が駆動されて、3相(U相,V相,W相)の電力信号が生成され、この電力信号は三相交流電源用金属配線23u,23v,23wからモータ3に出力される。
モータ3は、三相(U相,V相,W相)の交流によって駆動されるものであり、モータ3のステータには、コイル3aに接続されるバスバー63u,63v,63wが設けられている。各バスバー63u,63v,63wは、それぞれコネクタユニット5の三相交流電源用配線23u,23v,23wに接続されており、バスバー63u,63v,63wに入力される三相交流電源に応じてモータ3内のロータが回転し、これにより、エンジン1が駆動される。
2.コネクタユニットが連結されるモータハウジングの部分
図3は、モータ3の一部を破断して示す斜視図である。図4は、モータの一部およびコネクタユニットの断面図である。ただし、図3においては、ロータの図示が省略されている。図3および図4に示すように、モータハウジング本体60内には、ステータ61と、ステータ61のコイルに流れる電流に応じて回転駆動されるロータ65とが設けられている。ステータ61は、コイルが巻き付けられた分割コアをリング状に組み立ててなるコア部62と、リング状に組み立てられた分割コアを締結・固定するためのリング部64とを備えている。そして、リング部64と、コア部62の内周部とに沿って、各分割コアに巻かれたコイルにつながる3相のバスバー63,66が配置されている。各バスバー63,66は、各分割コアに巻回された各コイルに接続されているが、図3および図4においては、各バスバー63,66と各コイルとの接続構造の図示は省略されている。図4においては、外周側のバスバー63が実際よりも拡大して、かつ、絶縁被覆層を削除して表示されている。
図3は、モータ3の一部を破断して示す斜視図である。図4は、モータの一部およびコネクタユニットの断面図である。ただし、図3においては、ロータの図示が省略されている。図3および図4に示すように、モータハウジング本体60内には、ステータ61と、ステータ61のコイルに流れる電流に応じて回転駆動されるロータ65とが設けられている。ステータ61は、コイルが巻き付けられた分割コアをリング状に組み立ててなるコア部62と、リング状に組み立てられた分割コアを締結・固定するためのリング部64とを備えている。そして、リング部64と、コア部62の内周部とに沿って、各分割コアに巻かれたコイルにつながる3相のバスバー63,66が配置されている。各バスバー63,66は、各分割コアに巻回された各コイルに接続されているが、図3および図4においては、各バスバー63,66と各コイルとの接続構造の図示は省略されている。図4においては、外周側のバスバー63が実際よりも拡大して、かつ、絶縁被覆層を削除して表示されている。
モータハウジング本体60には、開口部60aが設けられており、開口部60aを囲む側筒60cの縁部または上端面60bに、コネクタユニット5が取付ねじ31によって固定されている。コネクタユニットの連結部は、これら開口部60aと、側筒60cと、縁部60bと、取付ねじ31が螺合される雌ねじ部等とによって構成される。外周側のバスバー63(63u,63v,63w)は、各リング部63u1,63v1,63w1と、各リング部63u1,63v1,63w1から開口部60aに近接するように突出するモータ側端子63u2,63v2,63w2とを有している。
一方、コネクタユニット5には、後述するように、モータハウジングの外部に向かって突出する直流電源用端子23a2,23b2と、モータハウジングの内部に向かって突出する三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とが設けられている。そして、本実施の形態において、コネクタユニット5がモータハウジング本体60に装着された状態では、コネクタユニット5の三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2と、ステータ61のモータ側端子63u2,63v2,63w2とが、直接接触した状態でボルト等により固定される。
3.コネクタユニットの構造
図5は、実施の形態1に係るコネクタユニットの断面図である(後で説明する図9におけるV−V線に沿った断面図である。)。また、図6は図5における部分拡大図である。配線部材を形成している、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1と、ヒートシンク21の平板部21aとが、絶縁接着層26によって固着されている。配線部材は、金属配線、配線層の一部であるため、後の説明で、金属配線または配線層と呼ばれる場合がある。本実施の形態における電力変換部10では、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1と、ヒートシンク21の平板部21aとに、凹部または溝23gが設けられている点に特徴を有する。溝23gは、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1において、閉ループをなすように設けられ、これに対面するヒートシンクの平板部21aにおける溝21gも対をなすように閉ループをなす。この溝21g,23gには、絶縁接着層26が充填されている。
図5は、実施の形態1に係るコネクタユニットの断面図である(後で説明する図9におけるV−V線に沿った断面図である。)。また、図6は図5における部分拡大図である。配線部材を形成している、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1と、ヒートシンク21の平板部21aとが、絶縁接着層26によって固着されている。配線部材は、金属配線、配線層の一部であるため、後の説明で、金属配線または配線層と呼ばれる場合がある。本実施の形態における電力変換部10では、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1と、ヒートシンク21の平板部21aとに、凹部または溝23gが設けられている点に特徴を有する。溝23gは、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1において、閉ループをなすように設けられ、これに対面するヒートシンクの平板部21aにおける溝21gも対をなすように閉ループをなす。この溝21g,23gには、絶縁接着層26が充填されている。
上記の凹部21g,23gにより、絶縁接着層26とヒートシンク21との接触領域の端部から剥離が生じようとしても剥離の発生が抑制され、最端部で剥離が発生してもその内方への進行が止められる。また、配線部材を形成する平板部23a1,23w1の絶縁接着層26との接触領域の端部にも、凹部23gが形成されており、この凹部23gによって、絶縁接着層26と配線部材の平板部23a1,23w1との界面における剥離の発生や進行が抑制される。上記の構成をとることによって、溝21g,23gによってヒートシンク21と配線部材の平板部23a1または23w1との剥離の発生や進行を確実に防止しながら、ヒートシンクの部品点数を削減して、コスト低減を得ることができる。
なお、溝21gまたは23gは、絶縁接着層26との接触領域の端部のうちコーナー部のみに形成されていてもよい。接触領域の端部のうちコーナー部に最も大きな応力が加わるので、その場合にも、剥がれの発生や進行を抑制して、接続の信頼性を確保することができる。そして、熱伝導性が悪化する溝が最小限であるので、熱伝導性が高く保たれる利点がある。
電力変換部10は、IGBTチップ11aおよびダイオードチップ11bを併せて表示する半導体チップ11と、半導体チップ11内の半導体素子(縦型半導体デバイス)と外部部材とを電気的に接続するための配線層(23a2,23b2,23u1,23v1,23w1など)とを備えている。配線層のうち図5に示す断面には、直流電源用金属配線23a,23bの各平板部23a1,23a2と、三相交流電源用金属配線23wの平板部23w1とが現れている。また、配線層の各平板部23a1,23a2,23w1と半導体チップ11とを接合するPbフリー半田を含む半田層14と、半導体チップ11で発生した熱を外方に放出するためのヒートシンク21と、配線層の各平板部23a1,23a2,23w1をヒートシンク21に固着する絶縁接着層26とを備えている。図示されてないが、半導体チップ11の上面および下面には、それぞれ、IGBT,ダイオードの活性領域に接続される上面電極および裏面電極が設けられており、裏面電極は、半田層14によって、上記の各配線層に導通状態で接合されている。配線部材を形成している、直流電源用配線または交流電源用配線の平板部23a1または23w1などは、配線層の中の部分である。
また、半導体チップ11の上面電極(IGBTチップの上面電極またはダイオードチップの上面電極)と、配線層の各平板部(図5に示す断面においては、23w2および23b1)とは、大電流用配線18によって電気的に接続されている。さらに、半導体チップ11において、IGBTチップの上面電極−ダイオードチップの上面電極間も大電流配線18によって電気的に接続されている。
ヒートシンク21は、平板部21aと、平板部21aの裏面側から突出するフィン部21bとを有している。そして、平板部21aは、モータハウジング本体60の開口部60aの側筒60cの縁部60bに、取付ねじ31によって取り付けられている。ヒートシンク21の平板部21aは、配線層や半導体チップ11を支持する支持部材として機能する。そして、ヒートシンク21は、放熱体として機能するとともに、モータハウジングの一部としても機能している。つまり、ヒートシンク21はモータハウジングの部分を構成しており、モータハウジングは、モータハウジング本体60aおよびヒートシンク21により構成されていると見ることができる。なお、ヒートシンク21にフィン部21bを設けた場合を図示したが、フィン部21bがなく平板部21aだけで構成してもかまわない。
本実施の形態では、ヒートシンク21を自然空冷する構成としているが、フィン部21bを囲む容器50(破線表示参照)を別途設けて、空気または液体を強制的に循環させて、強制冷却する構成としてもよい。ただし、フィン部21bは必ずしも必要ではなく、また、フィン部21bに代えて、他の放熱用部材を備えていてもよい。
また、ヒートシンク21の第1開口部21aには、ソケット28が設けられており、直流電源用金属配線23aの平板部23a1から曲げられた直流電源用端子23a2がソケット28まで延びている。図5に示す断面には現れていないが、一方の直流電源用金属配線23bの平板部23b1からほぼ直角に曲げられた直流電源用端子23b2も、ソケット28まで延びている(図8参照)。つまり、各直流電源用端子23a2,23b2は、モータハウジング本体60の外部空間まで延びている。
また、図5に示す断面以外の断面において、三相交流電源用金属配線23wの平板部23w1からほぼ直角に曲げられた三相交流電源用端子23w2は、モータハウジング本体60の内へと延びている。そして、三相交流電源用端子23w2は、取付部材37により、モータ側端子63w2に直接接触した状態で固定されている。図5には表示されていないが、他の三相交流電源用金属配線23u,23vの平板部23u1,23v1からほぼ直角に曲げられた三相交流電源用端子23u2、23v2も同様の構成となっている。なお、三相交流電源用端子23u2、23v2、23w2やモータ側端子63w2は、取付部材37と共に絶縁樹脂によって被覆されていてもよい。
また、配線層の上方には、絶縁板35を介してプリント配線板33が積層されており、プリント配線板33の上にデバイス駆動回路16が配設されている。そして、プリント配線板33の上に延びる信号用配線(図示せず)と、半導体チップ11の制御電極(図示せず)との間は、制御信号を供給するための信号用配線17によって電気的に接続されている。
なお、図5には図示されていないが、ヒートシンク21の上面側で半導体チップ11,制御信号用配線17,大電流用配線18,プリント配線板33,絶縁板35,配線層,半田層14,絶縁樹脂層26などの部材は、それらの端子を除いて、エポキシ樹脂などの樹脂によって封止されている。
本実施の形態では、ヒートシンク21の材料として、焼結アルミニウム(焼結Al)が用いられている。ただし、これに限定されるものではない。たとえば、Al,Al合金,Cu,Cu合金などの他の金属、AlN,SiN,BN,SiC,WCなどのセラミックス、或いは、Al−SiC,Cu−W,Cu−Moなどの複合材料を用いてもよい。
本実施の形態では、金属配線23(23a,23b,23u,23v,23w)の材料として、CuまたはCu合金を用いているが、これに限定されるものではない。たとえば、Al,Al合金や、Al−SiC,Cu−W,Cu−Moなどの複合材料を用いてもよい。
本実施の形態では、配線層(各平板部23a1,23b1,23u1,23v1,23w1)と、外部機器への端子(直流電源用端子23a2,23b2および三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2)とを1枚の金属板(本実施の形態では、Cu板又はCu金属板)によって構成しているが、配線層と端子とを個別に設けて、両者間をバスバー等によって接続してもよい。
上述のように、本実施の形態の電力変換部10においては、Pbフリー半田からなる半田層14と、絶縁接着層26とを備えている。一般に、Pbフリー半田には、以下のものがある。たとえば、Sn(液相点232℃),Sn−3.5%Ag(液相点221℃),Sn−3.0%Ag(液相点222℃),Sn−3.5%Ag−0.55%Cu(液相点220℃),Sn−3.0%Ag−0.5%Cu(液相点220℃),Sn−1.5%Ag−0.85%Cu−2.0Bi(液相点223℃),Sn−2.5%Ag−0.5%Cu−1.0Bi(液相点219℃),Sn−5.8Bi(液相点138℃),Sn−0.55%Cu(液相点226℃),Sn−0.55%Cu−その他(液相点226℃),Sn−0.55%Cu−0.3%Ag(液相点226℃),Sn−5.0%Cu(液相点358℃),Sn−3.0%Cu−0.3%Ag(液相点312℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−3.0In(液相点216℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−4.0In(液相点211℃),Sn−3.5%Ag−0.5%Bi−8.0In(液相点208℃),Sn−8.0%Zn−3.0%Bi(液相点197℃)等がある。本実施の形態では、液相点が250℃以下の低融点のPbフリー半田、たとえば、Sn−3.0%Ag−0.5%Cu(液相点220℃)を用いているが、これに限定されるものではない。ただし、Sn−5.0%Cu(液相点358℃),Sn−3.0%Cu−0.3%Ag(液相点312℃)等の高融点のPbフリー半田(液相点が250℃を超えるもの)は除くものとする。
絶縁接着層26には、本実施の形態では、金属やセラミクスの充填剤を含むエポキシ樹脂が用いられている。エポキシ樹脂の使用可能温度は、種類によって異なるが、250℃を超えるものを選択することは容易であり、本実施の形態では、Pbフリー半田の液相点よりも高いものを用いている。したがって、後述する電力変換部の組み立て工程において、絶縁接着層26を形成した後で、Pbフリー半田のリフロー工程を行うことが可能になる。たとえば、エポキシ樹脂に、アルミナ,シリカ,アルミニウム,窒化アルミニウムなどを充填したものを用いることができ、熱伝導率が3.0(W/m・K)以上であることが好ましく、5.0(W/m・K)以上であることがより好ましい。
絶縁接着層26の厚みは、0.4mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることがより好ましい。絶縁接着層26の熱抵抗は、熱伝導率と厚みに依存して定まるが、厚みが薄いほど熱抵抗が小さくなる。したがって、厚みが0.4mm以下であることにより、放熱性能が高くなることになる。
本実施の形態によると、上述のように、凹部21g,23gによってヒートシンク21と配線部材の平板部23a1または23w1との剥離の発生や進行を確実に防止しながら、ヒートシンクの部品点数を削減して、コスト低減を得ることができる。さらにこれに加えて、直流電源用端子23a2,23b2と三相交流用電源端子23u2,23v2,23w2との間に、直流電力を三相交流電力に変換するためのインバータとして機能する電力変換部10を介設したコネクタユニット5を設け、コネクタユニット5の一部(本実施の形態では、ヒートシンク21)をモータハウジング本体60に連結する構成としたので、直流電源を生成するバッテリ6,コンバータ7と、電力変換部10との間は、三相交流電源用配線に代えて直流電源用配線を介設すれば済み、大電力用の配線(ワイヤーハーネス)の使用材料量の低減により製造コストの削減を図ることができる。
また、電力変換部10をモータハウジングの内に配設したので、モータハウジング内のスペースを有効に利用することができ、ひいては、車内部の部材のコンパクトを図ることができる。特に、ヒートシンク21を、モータハウジング本体60に接触させた状態で連結して(図5参照)、ヒートシンク21をモータハウジングの部分としているので、さらなる車内部の部材のコンパクト化を図ることができるとともに、モータハウジング本体60を介して、放熱性能も向上する。
また、電力変換部10に、パワーデバイスの動作を制御するための制御回路であるデバイス駆動回路16を搭載したプリント配線板33を組み込んでいるので、車内部の部材のコンパクト化を図ることができる。また、配線層のうち直流電源用配線23a,23bの平板部23a1,23b1と、直流電源用端子23a2,23b2とが共通の金属板で構成されていることにより、製造コストの削減とコネクタユニット5のサイズ縮小とを図ることができる。また、配線層のうち三相交流電源用金属配線23u,23v,23wの平板部23u1,23v1,23w1と、
三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とが共通の金属板で構成されていることによっても、製造コストの削減とコネクタユニット5のサイズ縮小とを図ることができる。
三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とが共通の金属板で構成されていることによっても、製造コストの削減とコネクタユニット5のサイズ縮小とを図ることができる。
また、本実施の形態では、従来用いられていた2つの半田層に代えて、1つの半田層14と、樹脂接着剤からなる絶縁樹脂層26とを用いているので、工程の先後に応じて低融点のPbフリー半田と高融点のPbフリー半田とを用いる必要はなく、低融点のPbフリー半田だけで済むことになる。現在、Pbフリー半田として、比較的Cu組成比の高いPbフリー半田(たとえば液相点が300℃以上のSn−5.0%Cu,Sn−3.0%Cu−0.3%Ag)も開発されているが、確実な接続信頼性を有する高融点のPbフリー半田を得ることは困難である。一方、低融点のPbフリー半田としては、たとえば液相点が220℃のSn−3.0%Ag−0.5%Cu(JEITA推奨合金)などの接続信頼性の高いものが得られている。また、樹脂接着剤としては、使用可能温度が250℃を超えるエポキシ樹脂など、低融点のPbフリー半田の液相点よりも高温に耐えうるものは容易に得られる。したがって、本実施の形態により、半田層14をPbフリー化して、接続信頼性を確保しつつ、Pbフリー化を図ることができるのである。
上記のような、1つの半田層を用いた放熱構造を可能にするのは、各部分の熱膨張率の相違により発生する熱応力に対して、上記の凹部付きの(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)の協働作用が、放熱経路における剥離の発生を効果的に防止できるからである。また、剥離が発生したとしても、その進行を抑制するからである。ヒートシンクの部品点数の削減も、結局のところ、上記の凹部付きの(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)の協働作用によって実現が可能となる。
4.コネクタユニットの電気部品接続構造
次に、コネクタユニットの電気部品接続構造について説明する。図7は、コネクタユニット5を主面側から見た斜視図であり、図8は、コネクタユニット5を裏面側から見た斜視図であって、図7を図中縦方向の中心線回りに反転させた状態を表示している。
次に、コネクタユニットの電気部品接続構造について説明する。図7は、コネクタユニット5を主面側から見た斜視図であり、図8は、コネクタユニット5を裏面側から見た斜視図であって、図7を図中縦方向の中心線回りに反転させた状態を表示している。
図7に示すように、コネクタユニット5の各部材は、ヒートシンク21の上に搭載されている。そして、最上部にデバイス駆動回路等を搭載したプリント配線板33が設けられていて、プリント配線板33上で、外部端子を除く全部材はエポキシ樹脂等(図示せず)によって樹脂封止されている。プリント配線板33には、第1開口部33a、スリット部33bおよび第2開口部33cが設けられている。第1開口部33cには、パワーデバイスであるIGBTが形成されたIGBTチップ11aと、パワーデバイスであるダイオードが形成されたダイオードチップ11bとが配置されている。第2開口部33cには制御信号用配線83が配置されている。また、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2が、スリット部33bを貫通して突出している。
一方、図8に示すように、ヒートシンク21の裏面側からみると、ヒートシンク21は、平板部21aと、平板部21aから外方に突出する多数のフィン(図示せず)が形成されたフィン部21bと、各々ソケット28,29によって囲まれた第1,第2開口部21c,21dとを有している。そして、第1開口部21cには直流電源用端子23a2,23b2が配置され、第2開口部21dには、制御信号用配線83の端子部が配置されている。
次に、コネクタユニット5のヒートシンク上に積層されている各部材の構造について説明する。図9は、ヒートシンク21上の配線層以外の各層を透視して示す斜視図である。図10は、ヒートシンク21上の各層を分離して表示する斜視図である。図9および図10に示すように、ヒートシンク21とプリント配線板33との間には、下方から順に、樹脂絶縁層26と、金属配線23と、絶縁板35とが積層されている。金属配線23は、直流電源を供給する直流電源用金属配線23a,23bと、三相交流電源を供給する三相交流電源用金属配線23u,23v,23wとを有している。
直流電源用金属配線23a,23bは、横方向に延びる平板状の平板部23a1,23b1と、平板部23a1,23b1から折り曲げられて図中下方に延びる直流電源用端子23a2,23b2とを有している。また、三相交流電源用金属配線23u,23v,23wは、横方向に延びる平板状の平板部23u1,23v1,23w1 と、平板部23u1,23v1,23w1から折り曲げられて図中上方に延びる三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とを有している。
以上の各平板部23a2,23b2,23u1,23v1,23w1により、本発明の配線層が構成されている。そして、本実施の形態では、配線層の第1の部分である平板部23a1,23b1は、直流電源用端子23a2,23b2とそれぞれ共通の金属板(本実施の形態では、Cu板またはCu合金板)によって構成されている。また、配線層の第2の部分である平板部23u1,23v1,23w1は、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2とそれぞれ共通の金属板(本実施の形態では、Cu板またはCu合金板)によって構成されている。
そして、直流電源用端子23a2,23b2は、樹脂絶縁層26の第1開口部26aを挿通してヒートシンク21の第1開口部21cまで延びている(図8参照)。また、三相交流電源用端子23u2,23v2,23w2は、絶縁板35のスリット部35bおよびプリント配線板33のスリット部33bを挿通して、プリント配線板33の上方に突出している(図7参照)。さらに、制御信号用配線83の端部は、下方に折り曲げられて、樹脂絶縁層26の第2開口部26bを挿通してヒートシンク21の第2開口部21dまで延びている。
5.本実施の形態の変形例
図11は、実施の形態1の変形例1に係るコネクタユニットを示す断面図である。凹部21g,23gの配置箇所および形状等は、図5に示す実施の形態1における凹部と同じであるが、コネクタユニット5のモータハウジング本体60への接続構造が図5に示す構造と相違している。同図に示すように、変形例1においては、ヒートシンク21がモータハウジング本体60と一体成形により一体化されて、モータハウジングの一部として機能している。この場合、見方によっては、ヒートシンク21の凹部21gは、モータハウジングに形成されると見ることもできる。ここで、一体化とは、回転電機ハウジングとヒートシンクとが各種の一体成形加工法により製造されていてもよい。そのとき、回転電機ハウジングとヒートシンクとは異種材料であってもよいし、同一材料であってもよい。また、溶接などの接合方法で接合されたものであってもよい。要は取り付け用または連結用の部品を用いることなく一体化されていればよい。
図11は、実施の形態1の変形例1に係るコネクタユニットを示す断面図である。凹部21g,23gの配置箇所および形状等は、図5に示す実施の形態1における凹部と同じであるが、コネクタユニット5のモータハウジング本体60への接続構造が図5に示す構造と相違している。同図に示すように、変形例1においては、ヒートシンク21がモータハウジング本体60と一体成形により一体化されて、モータハウジングの一部として機能している。この場合、見方によっては、ヒートシンク21の凹部21gは、モータハウジングに形成されると見ることもできる。ここで、一体化とは、回転電機ハウジングとヒートシンクとが各種の一体成形加工法により製造されていてもよい。そのとき、回転電機ハウジングとヒートシンクとは異種材料であってもよいし、同一材料であってもよい。また、溶接などの接合方法で接合されたものであってもよい。要は取り付け用または連結用の部品を用いることなく一体化されていればよい。
上記の変形例1によると、放熱構造体であるヒートシンク21をモータハウジング本体60と一体成形しているので、ヒートシンク21とモータハウジング60との間の熱伝導性をより向上させることができる。このとき、モータハウジングの材料と同一の材料でヒートシンク21を形成することは、上述の熱膨張率の相違が大きくなる場合がある。しかし、このような場合でも、上述の凹部付きの(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)の作用によって問題なく対応することが可能である。また、所定の場合には、溶接や異材鋳包み鋳造などの一体化手段によって異なる材料同士を接合して、熱膨張率の相違を低減することができる。
図12は、実施の形態1の変形例2に係るコネクタユニットを示す断面図である。この変形例においても、凹部21g,23gの配置箇所および形状等は、図5に示す実施の形態1における凹部と同じであるが、コネクタユニット5のハウジング本体60への接続構造が相違している。同図に示すように、変形例2においては、ヒートシンク21がモータハウジング本体60aの外周面に連結されており、電力変換部10が、モータハウジングの外側に位置している。そして、三相交流電源用端子23w2(および23u2,23v2)は、モータハウジング本体60に形成された貫通孔60hを通ってモータハウジングの内にまで延びている。このような貫通孔60hはコネクタユニット5を連結するための構造の一つとは言えず、貫通孔60hがあったとしても、開口部60aの場合と異なり、半導体デバイスがハウジングの内に面する、ということはない。
変形例2では、電力変換部10は、モータハウジングの内に位置してはいないが、ヒートシンク21よりもモータハウジングの側に配置されているので、三相交流電源端子23u2,23v2,23w2とモータハウジングの内との距離が短くなる。よって、配線部材の使用量の低減による製造コストの削減を図ることができ、かつ、モータハウジング本体60aの空きスペースに配置することで、スペースの有効利用による車内部の部材のコンパクト化を図ることもできる。
(実施の形態2)
図13は、実施の形態2に係る電力変換部の拡大断面図である。図13は実施形態1における図6に相当する部分の構造を示している。本実施の形態では、図5に相当する構造の図示は省略するが、図13に示す部分以外の構造は、実施の形態1と同じである。図13に示すように、本実施の形態に係る電力変換部においては、ヒートシンク21の平面部21aからほぼ垂直に延びる壁部21jと、壁部21jの先端から内方に延びるひさし部21kとが設けられている。つまり、ヒートシンク21の平面部21aから突出した部分が、図13の紙面に垂直な軸の回りに折り曲げられた構造となっている。そして、樹脂絶縁層26は、ひさし部21kと平面部21aとの間隙に入り込んでいる。また、ヒートシンク21は、Al合金を押し出し成形することによって形成されている。
図13は、実施の形態2に係る電力変換部の拡大断面図である。図13は実施形態1における図6に相当する部分の構造を示している。本実施の形態では、図5に相当する構造の図示は省略するが、図13に示す部分以外の構造は、実施の形態1と同じである。図13に示すように、本実施の形態に係る電力変換部においては、ヒートシンク21の平面部21aからほぼ垂直に延びる壁部21jと、壁部21jの先端から内方に延びるひさし部21kとが設けられている。つまり、ヒートシンク21の平面部21aから突出した部分が、図13の紙面に垂直な軸の回りに折り曲げられた構造となっている。そして、樹脂絶縁層26は、ひさし部21kと平面部21aとの間隙に入り込んでいる。また、ヒートシンク21は、Al合金を押し出し成形することによって形成されている。
本実施の形態では、実施の形態1と同様の凹部21gに加えて、ひさし部21kの下面における端部にも、凹部21hが形成されている。そして、この凹部21hにより、ひさし部21kの先端部におけるヒートシンク21と樹脂絶縁層26との剥がれの発生や、発生した剥がれの進行が抑制されている。配線部材の平板部23の構造は、実施の形態1と同じであり、凹部23gにより、配線部材23と絶縁接着層26との剥がれの発生や剥がれの進行が抑制されている。
本実施の形態によっても、実施の形態1と同様に、製造コストの削減を図りつつ、接合の信頼性を確保することができる。特に、本実施の形態では、構造上、押し出し成形によってヒートシンク21を加工することにならざるを得ないが、樹脂接着層26を壁部21jとひさし部21kとによって覆うことにより、熱膨張係数の差が大きい絶縁接着層26とヒートシンク21との接続をより確実に確保することができる。
(実施の形態3)
図14、本発明の実施の形態3に係る電力変換部の拡大断面図である。図14は実施の形態1における図6に相当する部分の構造を示している。本実施の形態では、ヒートシンク21に設けられた雌ねじ21mに、配線部材23の側から当該配線部材23にあけたねじ孔23hを通した連結部材または絶縁性ねじ39が螺合する。この絶縁性ねじ39の上記螺合により、配線部材23とヒートシンク21とは、絶縁接着層26を間に挟んで、相互に相手側に近づくような力を作用される。絶縁性ねじ39の螺合において、絶縁接着層26は、配線部材23とヒートシンク21とに挟まれ、厚み方向に圧縮され、配線部材23とヒートシンク21とに対して、弾性復元力の反力を作用させる。このため、上述のように密着力は高いものとなる。さらに、この場合、配線部材23およびヒートシンク21には、溝23g,21gが設けられ、これら溝23g,21gには、絶縁接着層26が充填されている。このため、絶縁接着層26が、ヒートシンク21と配線部材23とに対して、アンカー(錨)効果的な作用を及ぼしている。上記の絶縁性ねじ31と、絶縁接着層26と、その絶縁接着層が充填された溝23g,21gとの協働作用により、(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)の接続構造における各界面で互いに相手側に押し付け合い、せん断方向を含む各種応力などによって界面での剥がれが生じるおそれを封じることができる。その結果、接続の信頼性を大幅に高めることができる。
図14、本発明の実施の形態3に係る電力変換部の拡大断面図である。図14は実施の形態1における図6に相当する部分の構造を示している。本実施の形態では、ヒートシンク21に設けられた雌ねじ21mに、配線部材23の側から当該配線部材23にあけたねじ孔23hを通した連結部材または絶縁性ねじ39が螺合する。この絶縁性ねじ39の上記螺合により、配線部材23とヒートシンク21とは、絶縁接着層26を間に挟んで、相互に相手側に近づくような力を作用される。絶縁性ねじ39の螺合において、絶縁接着層26は、配線部材23とヒートシンク21とに挟まれ、厚み方向に圧縮され、配線部材23とヒートシンク21とに対して、弾性復元力の反力を作用させる。このため、上述のように密着力は高いものとなる。さらに、この場合、配線部材23およびヒートシンク21には、溝23g,21gが設けられ、これら溝23g,21gには、絶縁接着層26が充填されている。このため、絶縁接着層26が、ヒートシンク21と配線部材23とに対して、アンカー(錨)効果的な作用を及ぼしている。上記の絶縁性ねじ31と、絶縁接着層26と、その絶縁接着層が充填された溝23g,21gとの協働作用により、(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)の接続構造における各界面で互いに相手側に押し付け合い、せん断方向を含む各種応力などによって界面での剥がれが生じるおそれを封じることができる。その結果、接続の信頼性を大幅に高めることができる。
上記の絶縁性ねじ39においては、電気絶縁性が高いことが必要である。絶縁性ねじ39の電気抵抗が高くないと、配線部材23を通る大電流がねじ39を通ってリークすることになり、不都合を生じる。絶縁性ねじ39の材料については、後で詳しく説明する。
また、ヒートシンク21の絶縁接着層26との接触領域の端部には、溝21gが形成されている。本実施の形態の溝21gは、図15に示すように、絶縁接着層26の端部において閉ループ状の溝21gである。また、配線部材23の絶縁接着層26との接触領域の端部にも、溝23gが形成されている。図14に示すように、配線部材23およびヒートシンク21に設けられた溝23g,21gには、絶縁接着層26が充填されている。上記の連結部材または絶縁性ねじ39の配置により、もともと剥がれは生じるおそれがないようにされているが、万一、何かの拍子で絶縁性ねじ39の作用が効かなくなった場合、絶縁接着層が充填された上記の溝21gまたは23gにより、絶縁接着層26とヒートシンク21との接触領域の端部または絶縁接着層26と配線部材23との接触領域の端部から、それぞれ剥離が生じようとしても剥離の発生が抑制される。そして、上記の絶縁接着層が充填された溝により最端部で剥離が発生しても、その内方への進行が止められる。連結部材(絶縁性ねじ39など)および溝21g,23gが正常に機能する場合、絶縁接着層26を含めた各部分の協働作用により、放熱構造内に剥離が生じることを、より大きな確実性をもって防止することができる。
図16は、図15とは異なる溝21g,23gおよび絶縁性ねじ39の配置を示す、本発明の変形例を示す図である。本変形例では、配線部材23およびヒートシンク21の端部よりはやや内側に溝21g,23gが設けられ、その溝21g,23gのコーナー(コーナー位置は、絶縁接着層26の端部)に、絶縁性ねじ39が配置されている。接触領域の端部のうちコーナー部に最も大きな応力が加わるので、そのコーナーにおいて絶縁性ねじ39によって、上述のようなねじ39の螺合によって剥離の発生を確実に防止することができる。なお、溝21gまたは23gは、絶縁接着層26との接触領域の端部のうちコーナー部のみに形成されていてもよい。
本実施の形態では、絶縁性のねじ31には、セラミックス材料の場合、アルミナ(Al2O3:体積固有抵抗>1014Ω・cm、曲げ強さ245〜343MPa)、ステアタイト(2MgO・SiO2:体積固有抵抗>1014Ω・cm、曲げ強さ117〜147MPa)、フォルステライト(2MgO・SiO2:体積固有抵抗>1014Ω・cm、曲げ強さ147MPa)、ムライト(3Al2O3・2SiO2:体積固有抵抗>1013Ω・cm、曲げ強さ108MPa)、ジルコン・コーディライト(2MgO・2Al2O3・5SiO2−ZrO2・SiO2:体積固有抵抗>1014Ω・cm、曲げ強さ98MPa)、窒化ケイ素(Si3N4:体積固有抵抗≒1013Ω・cm、曲げ強さ637MPa)などのセラミックス製のねじを用いることができる。また、セラミックス材料で周知のジルコニア(ZrO2:曲げ強さ980MPa)や炭化ケイ素(SiC:曲げ強さ490MPa)は、曲げ強さは優れているが、体積抵抗率は高くなく、本発明の実施の形態では、漏電を生じるおそれがあるので、使用しにくい。上記の体積固有抵抗が高いセラミックスねじは、インターネット販売または専門店を通じて容易に入手できる。ねじのサイズの品揃えも大変、豊富である。セラミックスの場合、脆いので引張強さよりも曲げ強さが問題であり、上記の程度の曲げ強さがあれば、強力なセラミックス製ねじを得ることができる。
本実施の形態では、絶縁性のねじ31には、樹脂材料の場合、4フッ化・ポリテトラフルオロエチレン(PTFE:体積固有抵抗>1018Ω・cm、引張強さ14〜35MPa)、トリフルオロエチレン樹脂(PCTFE:体積固有抵抗≒1.2×1018Ω・cm、引張強さ31〜42MPa)、ポリふっ化ビニリデン(体積固有抵抗≒2×1014Ω・cm、引張強さ36〜57MPa)、ポリフェニレンスルフィド(PPS(40GF充填):体積固有抵抗≒1016Ω・cm、引張強さ164MPa)、ポリカーボネート(10/40%GF充填:体積固有抵抗≒4〜5×1016Ω・cm、引張強さ84〜176MPa)、ポリアミド(無充填:体積固有抵抗≒0.8×1015Ω・cm、引張強さ93.5MPa)、ポリイミド(GF充填:体積固有抵抗≒5×1015Ω・cm、引張強さ190MPa)や、その他の、電気絶縁性・高強度樹脂を用いることができる。樹脂の場合は、引張強さがネックとなるため重要であり、ガラス繊維(GF: glass fiber)を充填し、強度を高めたものを用いるのがよい。体積固有抵抗が比較的高いものが多いので、ねじの断面積を大きくとって応力を小さい範囲に抑えることが望ましい。他の部分の材料については、上述のように、実施の形態1と同様のものを用いることができる。
絶縁接着層26とヒートシンク21との接触領域の場合と同様に、絶縁接着層26と配線部材23との接触領域においても、熱応力に起因して最端部において剥がれが生じるおそれがある。しかし、連結部材(絶縁性ねじ39、雌ねじ21m)および溝23gによって、剥がれの発生自体また剥がれの進行が抑制されることになる。
以上のように、本実施の形態によると、図23に示される放熱基板101やDBA基板などの部材を用いることなく、配線部材23を、絶縁接着層26を挟んでヒートシンク21に接続する構造としているので、部品数の低減により、製造コストの低減を図ることができる。しかも、連結部材(絶縁性ねじ39、雌ねじ21m)を配置して、配線部材23、絶縁接着層26およびヒートシンク21の相互の密着力を高める方策を施す。また、ヒートシンク21の絶縁接着層26との接触領域の端部に溝21gを、配線部材23の絶縁接着層26との接触領域の端部に溝23gをそれぞれ形成する。上記の連結部材、絶縁接着層および溝の協働作用により、ヒートシンク21や配線部材23の絶縁接着層26との接続部における剥がれの発生および進行を、より確実に抑制することができ、接続の信頼性を維持することができる。
また、上述のように、従来用いられていた2つのはんだ層に代えて、1つのはんだ層14と、樹脂接着剤からなる絶縁接着層26とを用いるので、工程の先後に応じて高融点のPbフリーはんだと低融点のPbフリーはんだとを用いる必要はなく、低融点のPbフリーはんだだけで済むことになる。上記のような、1つの半田層を用いた放熱構造を採用しても、上記の凹部を伴う(配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21)と、配線部材23とヒートシンク21とを連結する連結部材(絶縁性ねじ)39との協働作用は、各部分の熱膨張率の相違により発生する熱応力に対して、より高度の確実性で、放熱経路における剥離の発生を防止することができる。
(実施の形態4)
図17は、本発明の実施の形態4に係る電力変換部の拡大断面図である。本実施の形態における電力変換部10は、絶縁接着層26を囲むように絶縁性の枠部材43が配置されている点に特徴を有する。枠部材43は、図18(a)および(b)に示すように、分離ギャップ部Gがあるのがよい。絶縁接着層26は、溶液タイプと、半固体シート状タイプとがある。溶液タイプの場合、気泡の発生は避けられないが、気泡が絶縁接着層中に残存すると、この後、説明するように不都合を生じるので、気泡は外に追い出すのがよい。枠部材43に分離ギャップ部Gがあると、この分離ギャップ部Gから外に気泡を追い出すことができる。枠部材43には、その他に絶縁性のねじ39を通す孔43aを設ける。
図17は、本発明の実施の形態4に係る電力変換部の拡大断面図である。本実施の形態における電力変換部10は、絶縁接着層26を囲むように絶縁性の枠部材43が配置されている点に特徴を有する。枠部材43は、図18(a)および(b)に示すように、分離ギャップ部Gがあるのがよい。絶縁接着層26は、溶液タイプと、半固体シート状タイプとがある。溶液タイプの場合、気泡の発生は避けられないが、気泡が絶縁接着層中に残存すると、この後、説明するように不都合を生じるので、気泡は外に追い出すのがよい。枠部材43に分離ギャップ部Gがあると、この分離ギャップ部Gから外に気泡を追い出すことができる。枠部材43には、その他に絶縁性のねじ39を通す孔43aを設ける。
枠部材43の厚みt1は、絶縁接着層26の厚みt0より薄くするのがよい。ねじ39を雌ねじ21mに螺合して、配線部材23とヒートシンク21との距離が短縮されるように締結する際に、絶縁接着層26は圧縮力を受ける。このとき絶縁接着層26は、弾性的な反発をするので、ねじ39はその弾性的な反発を押さえながら螺合するので、締め付けを円滑に行い、堅固な締結を完成することができる。
上記の連結部材であるねじ39による締結によって、配線部材23とヒートシンク21とは互いに相手に向かう力を受けるので、凹部または溝21g,23gだけの場合よりも剥がれの発生を、確実に防止することができる。そして、たええ万一、剥がれが生じたとしても、配線部材23とヒートシンク21とは互いに相手に向かう力を受け続け、溝21g,23gに絶縁接着層26が充填されるので、剥がれが進展することはない。
図19は、絶縁接着層26の内部に気泡Bがある場合に、漏電の問題が生じるおそれがあることを説明するための図である。絶縁接着層26には、配線部材23側から絶えずヒートシンク21に向かって、熱流がある。気泡Bがあると、熱流はこの部分をスムースに流れず、気泡Bに熱が蓄積され、気泡Bおよびその周囲では、温度上昇が生じる。この結果、絶縁接着層26を形成するエポキシ樹脂などは変質が生じ、水素等が離脱して炭化が進行する。このため、電気絶縁性能が劣化して、気泡Bの周囲は電気抵抗が低くなり、配線部材23を通過する電流のうち幾分かは気泡Bの周囲を伝って外部に漏れ、漏電が発生する。上記の気泡Bを防止するために、上記の枠部材43には分離ギャップ部Gを設け、その分離ギャップ部Gから外に気泡Bを追い出すことができる。
上記の各実施の形態では、絶縁接着層を熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂によって構成したが、PPSなどの熱可塑性樹脂によって構成してもよい。その場合には、絶縁接着層の上に配線部材を配置した状態でも、気泡を抜くことは容易なので、絶縁接着層は1回塗りで済み、製造コストをより安価にすることができる。
(実施の形態5)
図20は、本発明の実施の形態5における電力変換部10の部分拡大図である。本実施の形態では、絶縁性のねじ39にコイルばね45を配置した点に特徴を有する。他の部分は、図14に示す電力変換部10と同じなので、繰り返しの説明はしない。
図20は、本発明の実施の形態5における電力変換部10の部分拡大図である。本実施の形態では、絶縁性のねじ39にコイルばね45を配置した点に特徴を有する。他の部分は、図14に示す電力変換部10と同じなので、繰り返しの説明はしない。
配線部材23にはばね収納凹部23kが設けられ、コイルばね45は、ばね収納部23k内において、ねじ39のヘッド39aと、ばね収納凹部23kの底面との間に配置される。ねじ39の雌ねじ21mへの螺合により、コイルばね45は、ねじヘッド39aの下方への力を受け、配線部材23を下方のヒートシンク21へと押す。このとき、絶縁接着層26にも圧縮力を及ぼし、絶縁接着層26は反力をコイルばね45およびねじ39に付加する。図20に示す構成と同様であるが、弾性部材に弾性力の強いゴム46を用いた変形例を、図21に示す。図21において、弾性力の強いゴム46は筒形(円筒、角筒など)であり、ゴム収納凹部23mに収納されている。ねじ39の雌ねじ21mへの螺合により、筒形のゴム46は、ねじヘッド39aの下方への力を受け、ゴム収納凹部23mを通して配線部材23を下方のヒートシンク21へと押す。
上記の構成によれば、コイルばね45または弾性力の強いゴム46の弾性復元力は、配線部材23とヒートシンク21との間の距離を縮める方向に作用する。このため、コイルばね45または弾性力の強いゴム46の配置によって、配線部材23およびヒートシンク21の絶縁接着層26への密着度は向上する。したがって、配線部材23/絶縁接着層26/ヒートシンク21の接続構造は、より堅固に維持される。
(他の実施の形態)
1.上記実施の形態では、コネクタユニットをモータに用いた例について説明したが、本発明は、モータだけでなく、発電機にも用いることができる。つまり、電動機や発電機のハウジングにも適用することができる。
2.本発明の電力変換部に配置される半導体素子は、ワイドバンドギャップ半導体(SiC,GaNなど)を用いたパワーデバイスでもよいし、Siを用いたパワーデバイスでもよい。
3.上記実施の形態では、電力変換部がIGBTおよびダイオードを組み合わせたインバータであったが、本発明の電力変換部は、MOSFETとダイオードとを組み合わせたインバータであってもよい。
4.ヒートシンクとの熱交換を行う熱交換媒体は、冷却能やコストを考慮すると、フロリナート、水、エチレングリコール水溶液などの液体であることが好ましい。ただし、ヘリウム,アルゴン,窒素,空気などの気体であってもよい。また、冷凍機のエバポレータが利用できる場合には、低圧冷媒ガスを用いてもよい。
1.上記実施の形態では、コネクタユニットをモータに用いた例について説明したが、本発明は、モータだけでなく、発電機にも用いることができる。つまり、電動機や発電機のハウジングにも適用することができる。
2.本発明の電力変換部に配置される半導体素子は、ワイドバンドギャップ半導体(SiC,GaNなど)を用いたパワーデバイスでもよいし、Siを用いたパワーデバイスでもよい。
3.上記実施の形態では、電力変換部がIGBTおよびダイオードを組み合わせたインバータであったが、本発明の電力変換部は、MOSFETとダイオードとを組み合わせたインバータであってもよい。
4.ヒートシンクとの熱交換を行う熱交換媒体は、冷却能やコストを考慮すると、フロリナート、水、エチレングリコール水溶液などの液体であることが好ましい。ただし、ヘリウム,アルゴン,窒素,空気などの気体であってもよい。また、冷凍機のエバポレータが利用できる場合には、低圧冷媒ガスを用いてもよい。
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明のコネクタユニット、ハウジングおよび回転電機は、HEV、電気自動車、冷凍装置のコンプレッサなどのモータや、発電機に利用することができる。
1 エンジン、2 ラジエータ、3 モータ、5 コネクタユニット、6 バッテリ、7 コンバータ、8 直流電源用配線、10 電力変換部、11a IGBTチップ、11b ダイオードチップ、14 半田層、16 デバイス駆動回路、17 制御信号用配線、18 大電流用配線、21 ヒートシンク、21a 平板部、21b フィン部、21c 第1開口部、21d 第2開口部、21g,21h 凹部、21j 壁部、21k ひさし部、21m 雌ねじ部、23a,23b 直流電源用金属配線、23a1,23b1 平板部、23a2,23b2 直流電源用端子、23g 凹部、23h ねじ孔、23k ばね収納凹部、23m ゴム収納凹部、23u,23v,23w 三相交流電源用金属配線、23u1,23v1,23w1 平板部、23u2,23v2,23w2 三相交流電源用端子、26 絶縁接着層、26a 第1開口部、26b 第2開口部、26h ねじ孔、28 ソケット、29 ソケット、31 取付ねじ、33 プリント配線板、33a 第1開口部、33b スリット部、33c 第2開口部、35 絶縁板、35a 第1開口部、35b スリット部、35c 第2開口部、37 取付部材、39 ねじ(連結部材)、39a ねじヘッド、43 枠部材、43a ねじ孔、45 コイルばね、46 筒形ゴム、50 容器、60 モータハウジング本体、60a 開口部、60b 側筒縁部(上端面)、60c 側筒、60h 貫通孔、63u,63v,63w バスバー、63u1,63v1,63w1 リング部、63u2,63v2,63w2 モータ側端子、80 モータ制御ユニット、81 制御信号用配線、83 制御信号用配線、B 気泡、G 分離ギャップ部。
Claims (12)
- 回転電機のハウジングに連結可能なコネクタユニットであって、
直流電力と三相交流電力の変換をするための電力変換部を備え、
前記電力変換部は、前記電力変換用の半導体デバイスと、該半導体デバイスからの熱を放熱するヒートシンクと、前記半導体デバイスの電極と電気的に接続された配線部材と、該配線部材と前記ヒートシンクとを固着する絶縁接着層とを有し、
前記ヒートシンクおよび配線部材における絶縁接着層との接触領域には、それぞれ凹部が形成されていることを特徴とする、コネクタユニット。 - 前記凹部が前記接触領域の周縁部に延在することを特徴とする、請求項1に記載のコネクタユニット。
- 前記ヒートシンクには、該ヒートシンクから前記半導体デバイス側へと延びる壁部と、該壁部の先端から内方に延びるひさし部とが形成され、前記ひさし部の前記半導体デバイス側と逆側の面に凹部が形成されており、前記壁部およびひさし部は、前記絶縁接着層の端部を覆っている、請求項1または2に記載のコネクタユニット。
- 前記配線部材と前記ヒートシンクとを連結する連結部材を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタユニット。
- 前記配線部材と前記ヒートシンクとの間において、前記絶縁接着層を囲むように、絶縁性の枠部材が位置することを特徴とする、請求項4に記載のコネクタユニット。
- 前記枠部材には、当該枠部材が存在しない分離部分があることを特徴とする、請求項5に記載のコネクタユニット。
- 前記配線部材の前記半導体デバイス側に位置する弾性部材を備え、前記連結部材は、該弾性部材を前記配線部材との間に挟んで圧縮しながら、その弾性部材と共に前記配線部材を前記ヒートシンクに近づけるように力を及ぼすことを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載のコネクタユニット。
- 前記ヒートシンクは前記ハウジングの外側に面し、そのヒートシンクより前記回転電機の本体側に前記半導体デバイスが位置するように設けられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のコネクタユニット。
- 前記半導体デバイスは、縦型デバイスであり、裏面電極を有し、前記配線部材は、板状であり、前記裏面電極とは導電金属層を介在させて面接続していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のコネクタユニット。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のコネクタユニットが連結されたことを特徴とする、回転電機のハウジング。
- 前記ヒートシンクが前記ハウジングと一体化されていることを特徴とする、請求項10に記載の回転電機のハウジング。
- 請求項10または11に記載の回転電機のハウジングと、該ハウジング内に収納された回転電機本体とを備えることを特徴とする、回転電機。
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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