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JP2009011060A - 整流子、直流モータ及び整流子の製造方法 - Google Patents

整流子、直流モータ及び整流子の製造方法 Download PDF

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秀典 石原
Hideyuki Suzuki
秀幸 鈴木
Katsuhiko Torii
勝彦 鳥居
Hiroaki Yamamoto
博昭 山本
Tomoki Yamashita
友騎 山下
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Asmo Co Ltd
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Abstract

【課題】周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる整流子を提供する。
【解決手段】整流子25は、周方向に配置された24個のセグメント31と、短絡部材32と、絶縁性樹脂材料よりなりセグメント31及び短絡部材32を保持する保持部36とを備える。短絡部材32は、周方向に配置された16個の外周側端末52aと、内周側で周方向に16個配置された内周側端末52bと、外周側端末52aと内周側端末52bとを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部52cとを有する平板状の短絡構成部材群51から構成されている。そして、短絡部材32に対し、短絡部材32の板厚方向の一方の端面上で径方向に沿って延びる絶縁性の支持部33aと、径方向に並ぶように支持部33aに一体に形成されるとともに周方向に隣り合う連結部52c間に配置される絶縁性の複数の離間突部33bとを有する離間部材33が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、短絡部材を備えた整流子、該整流子を備えた直流モータ、及び整流子の製造方法に関するものである。
従来、直流モータを小型化するために、電機子に備えられる整流子の小型化が望まれている。例えば、特許文献1に記載の整流子は、平板状の短絡部材を備えることにより、該短絡部材を備えた当該整流子の軸方向の小型化を図っている。
特許文献1に記載の整流子に備えられる短絡部材は、周方向にセグメントと同数だけ配置された外周側端末と、外周側端末の内側に周方向に外周側端末と同数だけ配置された内周側端末と、周方向に所定角度ずれた位置にある外周側端末と内周側端末とをそれぞれ連結する複数(外周側端末と同数)の連結部とが同一平面状に形成されてなる2つの短絡構成部材群を備えている。これら2つの短絡構成部材群は、連結部が互いに逆向きとなるように積層されている。そして、セグメントに電気的に接続される外周側端末同士と、内周側端末同士とはそれぞれ積層方向に接触されるとともに、積層方向に対向する連結部同士は互いに非接触とされている。更に、周方向に隣り合う連結部間には、絶縁性樹脂材料を充填して形成した絶縁材が介在されており、この絶縁材によって周方向に隣り合う連結部同士の短絡が防止されている。
特開2005−137193号公報
ところで、特許文献1に記載の短絡部材を製造する際には、積層した2つの短絡構成部材群を成形型内に配置し、当該成形型内に溶融した絶縁性樹脂材料を充填して絶縁材を形成する。この時、連結部は細長い形状をなすことから、絶縁材成形時の成形圧によって連結部が変形し、周方向に隣り合う連結部同士が短絡してしまうという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる整流子、該整流子を備えた直流モータ、及び整流子の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、を備えた整流子であって、前記短絡部材の板厚方向の一方若しくは他方の端面上で径方向に沿って延びる絶縁性の支持部と、径方向に並ぶように前記支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の離間突部とを有する離間部材を複数備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、周方向に隣り合う連結部間に離間突部が配置された部分においては、保持部形成時の成形圧が連結部を径方向に移動させるように作用したとしても、当該離間突部によって連結部の径方向の移動が抑制されるため、連結部の径方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる。また、離間部材を構成する支持部は径方向に沿って延びている。従って、保持部を形成するべく短絡部材が内部に配置された成形型内に溶融した絶縁性樹脂材料を充填する際、絶縁性樹脂材料は、離間部材間を通って径方向に容易に流れることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の整流子において、前記離間部材は、前記ずれ角度をθ°とすると、前記短絡部材に対し周方向に等角度間隔に少なくとも(360°/θ°)個配置され、各前記支持部が、前記連結部の径方向の長さと等しく形成されるとともに、各前記支持部を横切る前記連結部の両側にそれぞれ前記離間突部が設けられたことをその要旨としている。
同構成によれば、全ての連結部間に少なくとも1つの離間突部を配置することができるため、各離間突部によって全ての連結部の径方向の移動が抑制される。従って、保持部形成時の成形圧が連結部を径方向に移動させるように作用した場合、周方向に隣り合うどの連結部同士についても、連結部の径方向の移動によって短絡されることが防止される。
請求項3に記載の発明は、周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、を備えた整流子であって、前記短絡部材の板厚方向の一方若しくは他方の端面上で周方向に沿って延びる絶縁性の支持部と、周方向に並ぶように前記支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の離間突部とを有する離間部材を少なくとも1つ備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、周方向に隣り合う連結部間に離間突部が配置された部分においては、保持部形成時の成形圧が連結部を周方向に移動させるように作用したとしても、当該離間突部によって連結部の周方向の移動が抑制されるため、連結部の周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の整流子において、前記離間部材は、前記短絡部材の周方向に沿った円環状の前記支持部を有するとともに、前記短絡部材に対し複数設けられたことをその要旨としている。
同構成によれば、周方向に沿った円環状の支持部を有する離間部材が短絡部材に対して複数設けられると、離間部材は、同心状に形成されることになる。そのため、複数の離間部材の離間突部によって、連結部の周方向の移動を効果的に抑制することができる。従って、保持部形成時の成形圧が連結部を周方向に移動させるように作用したとしても、連結部の周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが効果的に防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁をより効果的に確保することができる。
請求項5に記載の発明は、周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、を備えた整流子であって、前記短絡部材の板厚方向の一方の端面上に設けられた絶縁性の第1支持部と、前記第1支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の第1離間突部とを有する少なくとも1つの第1離間部材と、前記短絡部材の板厚方向の他方の端面上に設けられるとともに前記第1支持部と異なる形状をなす絶縁性の第2支持部と、前記第2支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の第2離間突部とを有する少なくとも1つの第2離間部材と備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、第1支持部は短絡部材の板厚方向の一方の端面上に設けられるとともに、第2支持部は短絡部材の板厚方向の他方の端面上に設けられ、更に、第1支持部と第2支持部とは異なる形状をなしている。従って、短絡部材における様々な部位に第1及び第2離間突部が配置されるため、これら離間突部によって、連結部の径方向及び周方向のうち少なくとも一方向の移動が抑制される。よって、周方向に隣り合う連結部間に離間突部が配置された部分においては、保持部形成時の成形圧が連結部を径方向若しくは周方向に移動させるように作用したとしても、連結部の径方向若しくは周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の整流子において、前記第1支持部と前記第2支持部とは、前記短絡部材の板厚方向から見て互いに直交するように延びており、前記第1離間突部は、前記第1支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第1支持部の複数個所に設けられ、前記第2離間突部は、前記第2支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第2支持部の複数個所に設けられたことをその要旨としている。
同構成によれば、第1離間部材の第1支持部と第2離間部材の第2支持部とは、短絡部材の板厚方向から見て互いに直交するように延びている。また、第1離間突部は、第1支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第1支持部の複数個所に設けられ、第2離間突部は、第2支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第2支持部の複数個所に設けられている。そのため、連結部の周方向及び径方向の移動をより効果的に抑制することができる。よって、保持部形成時の成形圧が連結部を径方向及び周方向のうち少なくとも一方向に移動させるように作用したとしても、連結部の径方向及び周方向のうち少なくとも一方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることがより効果的に防止され、第1及び第2離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁をより効果的に確保することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の整流子において、前記第1支持部は、径方向に沿って延び、前記第2支持部は、周方向に沿った円環状をなすことをその要旨としている。
同構成によれば、第1支持部は径方向に沿って延びる形状をなすため、当該第1支持部を備えた第1離間部材の形状は簡易である。また、第2支持部は周方向に沿った円環状であるため、当該第2支持部を備えた第2離間部材の形状は簡易である。従って、これら第1離間部材及び第2離間部材を容易に形成することができる。更に、第1支持部は径方向に沿って延びているため、保持部を形成するべく短絡部材が内部に配置された成形型内に溶融した絶縁性樹脂材料を充填する際、絶縁性樹脂材料は、第1離間部材間を通って径方向に容易に流れることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の整流子において、前記離間部材は、絶縁性樹脂材料よりなるとともに、前記短絡部材に対して一体成形されたことをその要旨としている。
同構成によれば、保持部の形成前において、外周側端末及び内周側端末を連結部にて連結してなる複数の部材がばらばらになることが離間部材によって抑制される。従って、整流子を製造する際の短絡部材の取り扱いが容易となる。
請求項9に記載の発明は、周方向に配置された複数のマグネットと、回転軸、該回転軸に固定されるとともに前記マグネットと径方向に対向する電機子コア、該電機子コアに巻装された巻線、及び前記回転軸に固定された請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載された整流子を有する電機子と、前記整流子に摺接する給電ブラシとを備えたことを特徴とする直流モータとした。
同構成によれば、整流子において、周方向に隣り合う連結部間に離間突部が配置された部分においては、保持部形成時の成形圧が連結部を径方向若しくは周方向に移動させるように作用したとしても、当該離間突部によって連結部の径方向若しくは周方向の移動が抑制されるため、連結部の径方向若しくは周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の整流子の製造方法であって、前記短絡部材に対し前記離間部材を一体成形する1次成形工程と、前記1次成形工程の後に、前記セグメントの一部及び前記短絡部材の一部又は全部を被覆して保持する前記保持部を形成する2次成形工程とを備えたことその要旨としている。
同方法によれば、2次成形工程において短絡部材に対し離間部材が一体成形された後に2次成形工程が行われて保持部が形成される。従って、周方向に隣り合う連結部間に離間突部が配置された部分においては、2次成形工程において保持部形成時の成形圧が連結部を径方向若しくは周方向に移動させるように作用したとしても、当該離間突部によって連結部の径方向若しくは周方向の移動が抑制されるため、連結部の径方向若しくは周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。その結果、離間突部の周方向の両側に配置された連結部、即ち周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することができる。
本発明によれば、周方向に隣り合う連結部同士の絶縁を確保することが可能な整流子、該整流子を備えた直流モータ、及び整流子の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のモータを示す。本実施形態のモータ10は、自動車のウインドガラスを始動開閉するパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。このモータ10は、直流モータにて構成されるモータ部11と、該モータ部11にて生じた回転を減速して出力する減速部12とが一体に組み付けられて構成されている。
図2及び図4に示すように、モータ部11を構成するモータハウジング13は、樹脂材料にて有底円筒状に形成されるとともに、該ハウジング13の底部13a中央には、その底部13a内側面から軸方向に沿って延びる支持筒部13bが設けられている。支持筒部13bは、モータハウジング13の軸方向長さの約3分の1の長さで六角筒状に形成されている(図4参照)。支持筒部13bには、磁性金属にて六角筒状に形成されたヨーク14が外嵌され支持されている。
ヨーク14は、モータハウジング13の軸方向長さの約2分の1の長さに形成され、支持筒部13bの先端より突出している。また、ヨーク14は、平面よりなる6つの外側面14aを有し、6個のマグネット15のそれぞれがヨーク14の各外側面14aに固着されている。各マグネット15は、ヨーク14との固着面がそのヨーク14の外側面14aに対応して平面状をなすとともに、各マグネット15の外側面が同心円若しくはその同心円に準じた曲面状に形成されている。因みに、本実施形態のマグネット15は、小型で強力な磁力が得られる希土類磁石にて構成され、特に本実施形態のようにマグネット15側よりも電機子20側(ロータ側)を径方向外側に配置するアウタロータ型のモータに用いると好適である。
ヨーク14の前記支持筒部13bより突出する部分の内周面には、電機子20の回転軸21の基端外周面に当接し該基端部をラジアル方向にて支持するラジアル軸受16が固着されている。また、支持筒部13bの内側には、電機子20の回転軸21の基端端面に当接し該基端部をスラスト方向に支持するスラスト軸受としてのボール17が収容されている。即ち、回転軸21の基端部は、軸受16にて回転可能に支持されるとともに、ボール17にて点接触でスラスト荷重が受けられている。また、ボール17の奥側には金属製のプレート18が、更にプレート18の奥側には、弾性部材よりなるスラスト調整部材19がそれぞれ収容されており、該スラスト調整部材19は、プレート18を介してボール17に弾性力を付与して、回転軸21のスラスト方向のがたつきを防止している。
回転軸21の中央部には、電機子コア23を固定するための固定用カラー22が固定されている。固定用カラー22は、非磁性材料、例えばステンレス製で有底円筒状に形成されており、該カラー22の開口側がモータハウジング13の底部13aに向けられて配置されている。固定用カラー22の底部22a中央には、該カラー22の開口側に向けて軸方向に延出された固定部22bが設けられている。固定用カラー22は、その固定部22bが回転軸21に圧入され、該回転軸21と一体回転可能に取着される。
固定用カラー22の筒状部22cの内周面には、電機子コア23が固着されている。電機子コア23は、磁性金属板よりなるコア材を複数枚積層して構成されるものであり、円環状をなす外輪部23aと該外輪部23aの内周縁から径方向内側に延びるティース23bとを有し(図4参照)、該ティース23bは、周方向に等間隔に8個設けられている。各ティース23bには、巻線24が巻装されている。
尚、本実施形態の電機子コア23は、外輪部23aが各ティース23b間の中間部分で分割された分割コア23xとして構成され、隣り合う分割コア23xの連結部分が回動可能に構成されている。そして、ティース23bへの巻線24の巻装時に、各ティース23bの先端部が隣り合うティース23bとの間隔を拡開するように各分割コア23xが直線的、若しくはティース23bが外側を向くように略環状に並べられて、各ティース23bへの巻線24の巻装が行い易い構成とされている。各ティース23bへの巻線の装着が終了すると、各ティース23bが内側となるように外輪部23aが環状とされ、その電機子コア23の外輪部23aが固定用カラー22の筒状部22cの内周面に固着される。
電機子コア23の外輪部23aの外周縁には、等間隔に複数個(本実施形態では8個)の位置決め凹部23cが設けられており、固定用カラー22の筒状部22cの内周面に等間隔に複数個(本実施形態では8個)設けられた位置決め突起22dがその凹部23cに嵌合し、固定用カラー22に対する電機子コア23の周方向の位置決め(位置ずれ防止)がなされている。そして、このように回転軸21に対して固定用カラー22にて固定された電機子コア23は、前記マグネット15に径方向において対向するように配置される。
回転軸21の中央部における固定用カラー22よりも先端側には、平板状の整流子25が固着されている。図5(a)に示すように、整流子25は、周方向に配置される24個のセグメント31(図6参照)と、所定のセグメント31同士を短絡する平板状の短絡部材32と、短絡部材32に対して設けられる第1離間部材33及び第2離間部材34,35と、24個のセグメント31及び短絡部材32を保持する保持部36とを備えている。尚、図5(a)は、図6に示す整流子25におけるA−A線断面図である。
図6に示すように、24個のセグメント31は、周方向に隣り合うセグメント31間に間隔を空けて、周方向に等角度間隔に配置されている。24個のセグメント31は、軸方向(図6における紙面垂直方向)から見ると、中心側の端部から外周側の端部に向かうに連れて徐々にその周方向の幅が広くなる略扇形状をなすとともに、隣り合うセグメント31間の間隔の幅は径方向に一定となっている。
図7は、周方向に配置されたセグメント31の斜視図である。図7に示すように、各セグメント31を構成するセグメント本体41は、軸方向から見た形状が扇形状の板状をなすとともに、該各セグメント本体41の下面は、平坦な摺接面41aとなっている(図5(a)参照)。また、各セグメント本体41において、摺接面41aと反対側(セグメント本体41の厚さ方向に反対側)の上面41bには、該上面41bから軸方向に突出した載置部42が一体に設けられている。各載置部42は、各セグメント本体41における内周寄りの部位に形成されるとともに、軸方向から見た形状が扇形状をなしている。更に、各載置部42は、その径方向の長さがセグメント本体41の径方向の長さよりも短いとともに、その周方向の幅がセグメント本体41の周方向の幅よりも狭く形成されている。
また、各セグメント本体41の外周側の端部には、それぞれ外周側接続部43が一体に形成されている。各外周側接続部43は、各セグメント本体41の外周側の端部からセグメント本体41の板厚方向(整流子25の軸方向に同じ)に沿って摺接面41aと反対側(即ち前記載置部42と同じ側)に突出するように立設され、セグメント本体41の板厚方向に沿って載置部42よりも突出するとともに、各セグメント本体41に設けられた載置部42に対し径方向に離間している。また、図6に示すように、各外周側接続部43は、その先端部に、径方向外側に向かって延設された接続鍔部43aを有するとともに、各接続鍔部43aの径方向外側の先端部には、径方向内側に向かって凹設された接続溝44が形成されている。各接続溝44は、各接続鍔部43aの周方向の中央部に設けられ、セグメント本体41の板厚方向から見た形状が略U字状をなすとともに、その周方向の幅が、前記巻線24(図2参照)を構成する導線の直径と略等しい幅に設定されている。また、接続溝44が設けられることにより、各接続鍔部43aには、接続溝44の両側に一対の接続爪44a,44bが設けられている。
図7に示すように、周方向に等角度間隔となる8個のセグメント31間に配置された各2個ずつのセグメント31の外周側接続部43の先端部には、接続鍔部43aの基端側となる部位に、セグメント本体41の板厚方向に沿って外周側接続部43の基端側に凹設された接続凹部45が形成されている。各接続凹部45は、図7における上側及び径方向内側に開口するとともに、その底面45aは、摺接面41aと平行な平面状をなしている。
また、周方向に並ぶ24個のセグメント31のうち、接続凹部45を備えない8個のセグメント31、及び当該8個のセグメント31の左隣りに配置された8個のセグメント31の合計16個のセグメント31のセグメント本体41には、その内周側の端部に、内周側接続部46が一体に形成されている。各内周側接続部46は、セグメント本体41の内周側の端部から径方向内側に突出した後にセグメント本体41の板厚方向に沿って摺接面41aと反対側(即ち載置部42と同じ側)に突出する形状をなし、その先端部は載置部42よりも突出している。また、各内周側接続部46の先端面は、摺接面41aと平行な平面状をなす内周側接続面46aとされるとともに、内周側接続面46aは、前記接続凹部45の底面45aと同一平面内にある。
また、内周側接続部46を有する16個のセグメント31においては、外周側接続部43及び内周側接続部46が載置部42よりもセグメント本体41から突出していることにより、外周側接続部43、内周側接続部46及び載置部42によって位置決め凹部47が構成されている。
上記のように構成された24個のセグメント31は、24個の摺接面41aが同一平面内に配置されるとともに、内周側接続面46a及び接続凹部45の底面45aが同一平面内に配置されるように周方向に配置されている。
図8(a)に示すように、前記短絡部材32は、1つの平板状の短絡構成部材群51から構成されるとともに、短絡構成部材群51は、周方向に配置される16個の短絡片52から構成されている。
導電性を有する平板状の各短絡片52は、外周側に配置される外周側端末52aと、外周側端末52aよりも内周側に配置される内周側端末52bと、外周側端末52a及び内周側端末52bを連結する連結部52cとから構成されている。各短絡片52の外周側の端部に設けられた外周側端末52aは、略四角形の板状をなすとともに、その周方向の幅は、セグメント31に設けられた前記接続凹部45(図7参照)の周方向の幅と等しく形成されている。一方、各短絡片52の内周側の端部に設けられた内周側端末52bは、外周側端末52aよりも小さい略四角形の板状をなすとともに、その周方向の幅は、セグメント31に設けられた内周側接続部46の内周側接続面46aの周方向の幅に応じた幅となっている。そして、各短絡片52においては、外周側端末52aに対して内周側端末52bが周方向(図8においては反時計方向)に所定のずれ角度αだけずれた位置に配置され、この外周側端末52aと内周側端末52bとが前記連結部52cによって連結されるとともに、各連結部52cは、インボリュート曲線に沿った湾曲形状をなしている。尚、本実施形態においては、ずれ角度αは、120°に設定されるとともに、各連結部52cは、その幅(連結部52cの長手方向と直交する方向の幅)が約0.5mmに設定されている。また、短絡構成部材群51は16個の短絡片52から構成されているため、各短絡片52を流れる電流の大きさは、モータ部11に供給される全電流の3分の2の大きさとなる。そのため、連結部52cは、その長手方向と直交する方向の断面積が、巻線24を構成する導線の断面積の3分の2以上の大きさとなるように形成されている。
このような16個の短絡片52は、周方向の一方側で隣り合う短絡片52との間の間隔が15°となるように、且つ、周方向の他方側で隣り合う短絡片52との間の間隔が30°となるように周方向に配置される。従って、16個の外周側端末52aは、周方向の一方側で隣り合う外周側端末52aとの間の間隔が15°となるように、且つ、周方向の他方側で隣り合う外周側端末52aとの間の間隔が30°となっている。そして、周方向に並設された短絡片52においては、連結部52cが周方向に一定の間隔で配置されるとともに、周方向に隣り合う連結部52c間に隙間が設けられている。更に、周方向に隣り合う連結部52c間の隙間の幅は、連結部52cの延びる方向(連結部52cの長手方向に同じ)に沿ってほぼ一定の幅となっている。
24個の前記第1離間部材33は、絶縁性樹脂材料よりなるとともに、短絡部材32に対し一体成形されている。そして、各第1離間部材33は、径方向に沿って延びる第1支持部33aと、該第1支持部33aに一体に設けられた第1離間突部33bとから構成されている。
各第1支持部33aは、短絡部材32の板厚方向の一方の端面(図8(a)において紙面奥側の端面)上で径方向に沿って延びており、略棒状をなしている。そして、各第1支持部33aの周方向の幅は、外周側端末52aの周方向の幅と略等しい幅に設定されている。また、各第1支持部33aの径方向の長さは、短絡部材32の外周縁と内周縁との間に収まる長さに設定されており、本実施形態では、連結部52cの径方向の長さLと等しい長さに設定されている。更に、図5(b)に示すように、各第1支持部33aの径方向の長さは、前記セグメント31に設けられた位置決め凹部47の径方向の長さと等しい長さ、即ち、外周側接続部43と内周側接続部46との間の距離に等しい長さに設定されている。また、各第1支持部33aにおける短絡部材32の板厚方向の高さ(軸方向の高さ)は、前記セグメント31に設けられた位置決め凹部47の深さ、即ち、内周側接続面46a若しくは接続凹部45の底面45aと載置部42の先端面との間の距離と等しい高さに設定されている。そして、24個の第1離間部材33を構成する24個の第1支持部33aは、周方向に等角度間隔(本実施形態では15°間隔)に、且つ外周側端末52aの周方向位置と16個の第1支持部33aの周方向位置とが一致するように設けられている。
各第1支持部33aに一体に設けられる複数の第1離間突部33bは、短絡部材32の板厚方向に沿って該短絡部材32側に突出した形状をなしている。図8(a)及び図8(b)に示すように、各第1離間部材33における複数の第1離間突部33bは、第1支持部33aを略周方向に横切る複数の連結部52cの幅方向の両側にそれぞれ配置されるように該支持部33aに一体に形成されており、径方向に沿って並んでいる。従って、各第1離間突部33bは、径方向に隣り合う連結部52c間に配置される。そして、各第1離間突部33bは、その周方向の幅が各第1支持部33aの周方向の幅と等しいとともに、その高さ(軸方向の高さ)が、各短絡片52の板厚と等しい高さとなっている。また、各第1離間突部33bの径方向の幅は、各第1支持部33aを略周方向に横切る複数の連結部52c間の間隔に対応した幅に設定されている。従って、隣り合う連結部52c間に第1離間突部33bが介在されることにより、各短絡片52の径方向の相対移動が抑制される。
図8(a)乃至図8(c)に示すように、前記第2離間部材34,35は、絶縁性樹脂材料よりなるとともに、短絡部材32に対し一体成形されている。そして、第2離間部材34,35は、短絡部材32の周方向に沿った円環状をなす第2支持部34a,35aと、該第2支持部34a,35aに対してそれぞれ一体に形成された複数の第2離間突部34b,35bとから構成されている。
各第2支持部34a,35aは、短絡部材32の板厚方向他方の端面(図8(a)においては紙面手前側の端面であって、第1離間部材33が設けられた側と逆側の面)上において、その径方向の中心が短絡部材32の径方向の中心と一致するように短絡部材32に対して設けられている。従って、第2支持部34aと第2支持部35aとは同心状となっている。また、第2支持部34aは、短絡部材32において16個の外周側端末52aと16個の内周側端末52bとの間に設けられるとともに、第2支持部35aは、短絡部材32において第2支持部34aよりも内周側且つ16個の内周側端末52bよりも外周側に設けられている。これら第2支持部34a,35aにおける短絡部材32の板厚方向の高さ(軸方向の高さ)は、前記第1支持部33aにおける短絡部材32の板厚方向の高さと略等しい高さとされている。
第2支持部34aに設けられた16個の第2離間突部34bは、第2支持部34aに対し周方向に等角度間隔となる位置に設けられている。そして、各第2離間突部34bは、第2支持部34aの短絡部材32側の端面において、第2支持部34aの内周縁から外周縁まで連結部52cに沿って延びるとともに、連結部52cと同様の湾曲形状をなしている。また、各第2離間突部34bの幅(長手方向と直交する方向の幅)は、周方向に隣り合う連結部52c間の隙間の幅と等しく形成されるとともに、周方向に隣り合う第2離間突部34b間の隙間の幅は、連結部52cの幅と等しく形成されている。更に、各第2離間突部34bの突出方向の長さは、連結部52cの厚さ(軸方向の厚さ)と等しく形成されている。そして、第2支持部35aに設けられた16個の第2離間突部35bも、第2支持部34aに設けられた16個の第2離間突部34bと同様の形状をなしている。このように、周方向に隣り合う連結部52c間に第2離間突部34b,35bがそれぞれ配置されることにより、各短絡片52の周方向の相対移動が抑制される。
尚、図8(b)に示すように、第1離間部材33と第2離間部材34,35とが短絡部材32の板厚方向に対向する部位であって、その間に短絡片52が介在されない部位においては、第2離間突部34b,35bの一部が第1離間突部33bの全部若しくは一部を兼ねている。そして、本実施形態においては、第1離間部材33と第2離間部材34,35とは、第1離間部材33と第2離間部材34とが短絡部材32の板厚方向に対向する部位であって、その間に短絡片52が介在されない部位における第1離間突部33b及び第2離間突部34b,35bによって一体化されている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、上記のように第1離間部材33及び第2離間部材34,35が一体成型された短絡部材32は、周方向に配置された24個のセグメント31に対し、摺接面41aと平行をなすように配置されている。詳述すると、短絡部材32は、第1離間部材33が設けられた側の面が、セグメント31と対向するように配置されている。そして、16個の外周側端末52aは、それぞれセグメント31の外周側接続部43に設けられた接続凹部45内に収容されて底面45aに当接するとともに、16個の内周側端末52bは、それぞれ内周側接続部46の内周側接続面46aに当接されている。また、短絡部材32は、24個の第1離間部材33が、24個のセグメント31の載置部42にそれぞれ対向するように配置されるとともに、第1支持部33aがそれぞれ載置部42の先端面に当接されている。更に、各第1支持部33aの径方向外側の端部は、外周側接続部43の径方向内側の面に当接している。また更に、24個のセグメント31のうち位置決め凹部47を有する8個のセグメント31に対応して配置された8個の第1離間部材33の第1支持部33aは、それぞれ位置決め凹部47内に収容されるとともに、該第1支持部33aの径方向内側の端部は、内周側接続部46の径方向外側の面に当接している。そして、互いに当接された外周側端末52aと外周側接続部43、及び、互いに当接された内周側端末52bと内周側接続部46は、溶接によりそれぞれ接合されている。
略円板状をなす前記保持部36は、絶縁性の樹脂材料よりなり、前記セグメント31の一部、前記短絡部材32及び前記離間部材33〜35を埋設させることにより、セグメント31及び短絡部材32を一体化して保持している。保持部36は、その下端面36aが摺接面41aと同一平面内となるように形成されるとともに、その上端面36bが、第2離間部材34,35よりも上方(図5(a)における上方)となるように形成されている。また保持部36の外径は、周方向に配置された24個のセグメント31の外周側接続部43において軸方向に延びる部分(摺接面41aに対し垂直に立設された部分)の外周面を通る円の直径と等しい大きさに設定されている。従って、24個のセグメント31は、摺接面41a、外周側接続部43における摺接面41aに対し垂直に立設された部分の外周面、及び接続鍔部43aの先端側の部位以外の部位が、保持部36によって覆われている。更に、短絡部材32は、第1離間部材33及び第2離間部材34,35とともにその全体が保持部36によって覆われている。そして、保持部36を構成する絶縁性樹脂材料は、短絡部材32において、周方向に隣り合う連結部52c間であって、第1離間突部33b及び第2離間突部34b,35bが介在されていない部位にも充填されており、この絶縁性樹脂材料によって周方向に隣り合う連結部52c同士の短絡が防止されている。また、保持部36における上端面36b側の端部の周縁部は、径方向に沿って切った断面の形状が保持部36の外周側に膨らむ円弧状をなしている。
尚、各セグメント31の外周側接続部43は、摺接面41aと反対側に突出するように立設されているため、外周側接続部43の先端部で径方向外側に延びる接続鍔部43aは、摺接面41aよりも上端面36b側(図2において電機子コア23側)に位置する。本実施形態では、接続鍔部43aは、摺接面41aから、保持部36の軸方向の厚さ(整流子25の軸方向の厚さに同じ)の約3分の2の距離だけ上端面36b側(即ち電機子コア23側)となる位置で保持部36から径方向外側に突出している。
また、保持部36の径方向の中央部には、軸方向に貫通する固定孔36cが形成されるとともに、該固定孔36cの直径は、前記回転軸21(図2参照)の直径よりも若干小さく形成されている。そして、図2に示すように、整流子25は、摺接面41aと反対側の開口部から固定孔36cに対して回転軸21が圧入されることにより、該回転軸21に固定されている。
整流子25を構成する各セグメント31には、固定用カラー22の底部に設けられた複数個の貫通孔(図示略)を介して導出された巻線24の端末24aが接続されている。図4に示すように、巻線24の各端末24aは、セグメント31の外周側接続部43に設けられた接続溝44内にそれぞれ挿入されるとともに、接続溝44の両側に設けられた一対の接続爪44a,44bが互いに近づくように挟み込まれて通電されることにより、セグメント31に対して電気的に接続されている。尚、図4には、複数の端末24aのうち1つのみを図示している。そして、各端末24aが各セグメント31に接続されることにより、図9に示すように、所定の巻線24の端末24a同士が整流子25を介して短絡されている。
図2に示すモータハウジング13の開口部13cには、図10に示すようなブラシホルダ60が嵌着されている。尚、図10に示すモータハウジング13は、モータ部11側から見た平面図である。ブラシホルダ60の中央部には回転軸21の先端部をラジアル方向にて支持する軸受61が装着されるとともに、その中央部から径方向外側にオフセットした位置の同心円状に一対の給電ブラシ62が所定間隔を有して保持されている。各給電ブラシ62は、回転軸21の軸方向に沿ってスライド移動可能に保持されるとともに該ブラシ62の後端面にスプリング63の付勢力が付与され(図2参照)、該ブラシ62の先端が整流子25の摺接面41aに押圧接触されている。
図2に示すように、各給電ブラシ62は、後端側が直方体状、先端側の接触部62aが台形柱状の2段形状とされている。即ち、給電ブラシ62と接触する各セグメント31は、隣り合うセグメント31の間隔が径方向において等間隔となるように扇形状をなしていることから、その扇形状に対応して給電ブラシ62の先端の接触部62aが断面台形状とされるとともに、残りの部分は直方体状としてブラシホルダ60にて支持し易い形状とされている。給電ブラシ62は、後述するギヤハウジング70に装着されるコネクタ部64(図1参照)と電気的に接続され、そのコネクタ部64を介して外部から供給される駆動電源を整流子25を介して電機子20に供給する。電機子20は、整流子25を介した給電に基づいて回転する。
モータハウジング13の開口部13cには、軸線を挟んだ対向位置のそれぞれに取付部13dが径方向外側に向けて延出形成されている。モータハウジング13は、各取付部13dを介在したネジ65のギヤハウジング70への螺着にて該ギヤハウジング70に対して固定されている。また、モータハウジング13は、樹脂製であることから、図2及び図3に示すように、その外周面に補強リブ13eが立設されている。補強リブ13eは、底部13a中央から筒状部分を介して開口部13c側にそれぞれ設けられる各取付部13dに向けてそれぞれ4つが略等角度間隔に放射状に連続して延び、モータハウジング13の剛性を高くして、駆動時のモータ部11から生じる振動及び騒音を抑制している。
図1に示すように、減速部12は、樹脂材料よりなるギヤハウジング70を有し、該ギヤハウジング70は、ウォーム軸71、ウォームホイール72及びクラッチ73を収容可能な所定形状に形成されている。ギヤハウジング70には、ウォーム軸71がクラッチ73を介してモータ部11の回転軸21と同軸上に配置され、該クラッチ73にて両軸71,21が駆動連結されている。ウォーム軸71の中央部には、ウォーム71aが形成されており、該ウォーム71aの両端部がギヤハウジング70に設けられた一対の軸受74,75にて回転可能にラジアル方向に支持されている。ウォーム軸71の先端部には、該軸71のスラスト荷重を受けるボール76が配設されている。この場合、前記モータ部11に備えられるスラスト調整部材19の弾性力が回転軸21及びクラッチ73を介してウォーム軸71に伝達され、前記回転軸21とともに該ウォーム軸71のスラスト方向のがたつきも防止している。
ウォームホイール72は、ギヤハウジング70内に回転可能に支持されており、該ホイール72の中心部にて出力軸77と一体回転するように連結されている。ウォームホイール72はウォーム軸71に設けられたウォーム71aと噛合され、前記モータ部11の駆動によるウォーム軸71側からの回転力がウォームホイール72にて減速されて出力軸77から出力され、該出力軸77の駆動に基づいてウインドガラスが開閉するようになっている。
また、ウォーム軸71及び回転軸21間に設けられたクラッチ73は、モータ部11の駆動に基づく回転軸21の回転をウォーム軸71に伝達する一方、出力軸77側から入力されるウォーム軸71の回転を阻止するように構成されている。これにより負荷側からの出力軸77の空転が阻止され、ウインドガラスの自重による不意は落下の防止や外部からの手動の開作動を防止(盗難防止)等がなされている。
次に、上記のモータ10に備えられる整流子25の製造方法について説明する。整流子25は、打ち抜き工程、1次成形工程、除去工程、セグメント構成部材形成工程、配置工程、溶接工程、2次成形工程及び切断工程を経て形成される。
まず、打ち抜き工程において、図11に示すように、導電性の板材101にプレス加工が施され、当該板材101に、周方向に16個のスリット102が打ち抜き形成される。これにより、板材101には、16個の短絡片52が形成される。尚、打ち抜き工程後の板材101においては、16個の外周側端末52aはその外周側に設けられる外周側連結部103によって連結されるとともに、16個の内周側端末52bは、その内周側に設けられる内周側連結部104によって連結されている。また、板材101に形成される短絡片52は、その連結部52cの幅が約0.5mmであるため、板材101の材質は、打ち抜いたときの変形や、打ち抜き性を考慮して選択される。更に、後に行われる溶接工程において、各短絡片52の外周側端末52aは、セグメント31に対しTIG(Tungsten Inert Gas)溶接にて接合されるため、板材101に亜鉛が多量に含まれていると、溶接不良が生じる虞がある。そこで、板材101は、導電率と亜鉛の含有量とを考慮して、例えば、導電率2[μΩcm]以上の銅合金で且つ亜鉛が20%以下のものが使用される。
次に、1次成形工程が行われ、図12(a)に示すように、板材101に対し第1離間部材33及び第2離間部材34,35が形成される。一次成形工程では、まず、第1離間部材33及び第2離間部材34,35形成用の成形型(図示略)内にスリット102を有する板材101が配置される。次いで、成形型内に、溶融した絶縁性樹脂材料が充填される。そして、成形型内に充填された絶縁性樹脂材料が冷却されて硬化することにより、第1離間突部33bを有する24個の第1離間部材33、及び第2離間突部34b,35bを有する第2離間部材34,35が、板材101に対して一体成形される(図12(b)及び図12(c)参照)。
次に、短絡部材切断工程が行われ、図12(a)に示す二点鎖線に沿って板材101が切断されて、外周側連結部103及び内周側連結部104が除去される。これにより、短絡部材32が完成する。
次に、セグメント部材形成工程が行われ、図13に示すセグメント構成部材111が形成される。ここで、セグメント31となるセグメント構成部材について詳述する。セグメント構成部材111を構成する構成部材本体112は、円環状の板状をなすとともに、セグメント本体41となる部位である(図7参照)。この構成部材本体112の径方向の幅は、セグメント本体41の径方向の幅と等しく形成されるとともに、同構成部材本体112の板厚は、セグメント本体41の径方向の幅と等しく形成されている。そして、構成部材本体112の一端面(図13においては下面)は、摺接面41a(図6参照)となる平らな平坦面112aとなっている。また、構成部材本体112の他端面(図13においては上面)には、周方向に等角度間隔に24個の前記載置部42が一体に設けられるとともに、同構成部材本体112の外周縁には、載置部42と同じ側に突出する24個の外周側接続部43が一体に設けられている。24個の外周側接続部43は、構成部材本体112において、24個の載置部42と周方向位置が一致するように周方向に等角度間隔に設けられている。
また、構成部材本体112の内周縁には、周方向に並ぶ24個の外周側接続部43のうち、接続凹部45を備えない8個の外周側接続部43、及び当該8個の外周側接続部43の左隣りに設けられた8個の外周側接続部43の合計16個の外周側接続部43と周方向位置が一致するように、16個の内周側接続部46が一体に形成されている。各内周側端末52bは、載置部42及び外周側接続部43と同じ側に突出するように形成されている。そして、外周側接続部43、載置部42及び内周側接続部46が径方向に並ぶ部位には、これら外周側接続部43、載置部42及び内周側接続部46によって位置決め凹部47が形成されている。
このようなセグメント構成部材111は、セグメント構成部材形成工程において、導電性を有する金属粉体(例えば銅の粉体)を焼結して形成される。尚、焼結加工の際、金属粉体には、形成されるセグメント構成部材111の軸方向、即ち平坦面112aと直交する方向に圧力が加えられる。
次に、配置工程が行われ、図14に示すように、セグメント構成部材111に対して短絡部材32が配置される。この配置工程において、短絡部材32は、第1離間部材33が設けられた側の面が、セグメント31における載置部42の先端面と対向するようにセグメント構成部材111に対して配置される。そして、16個の外周側端末52aは、それぞれ外周側接続部43に設けられた接続凹部45内に収容されて該接続凹部45の底面45a(図13参照)に当接するとともに、16個の内周側端末52bは、それぞれ内周側接続部46の内周側接続面46a(図13参照)に当接される。また、24個の第1離間部材33は、その周方向位置が、24個の載置部42にそれぞれ対応されるとともに、第1支持部33aがそれぞれ載置部42の先端面に当接される。更に、各第1支持部33aの径方向外側の端部は、外周側接続部43の径方向内側の面に当接している。また更に、8個の位置決め凹部47をそれぞれ構成する外周側接続部43、載置部42及び内周側接続部46に対応して配置された8個の第1離間部材33の第1支持部33aは、それぞれ位置決め凹部47内に収容されるとともに、その径方向内側の端部は、内周側接続部46の径方向外側の面に当接される。
次に、溶接工程が行われ、互いに当接された外周側端末52aと外周側接続部43、及び、互いに当接された内周側端末52bと内周側接続部46がTIG溶接によりそれぞれ接合され、セグメント構成部材111と短絡部材32とが一体化される。
次に、2次成形工程が行われ、保持部36(図15参照)が形成される。2次成形工程では、まず、一体化されたセグメント構成部材111及び短絡部材32は、保持部36形成用の成形型(図示略)内に配置される。その後、該成形型内に保持部36形成用の溶融した絶縁性樹脂材料が充填される。そして、溶融した絶縁性樹脂材料の一部は、隣り合う連結部52c間に充填される。この時、短絡部材32に対し第1離間部材33が一体成形されているため、隣り合う連結部52c間に介在された第1離間突部33bによって、絶縁性樹脂材料を成形型内に充填する際の圧力の作用による連結部52cの径方向移動が抑制される。また、短絡部材32に対し第2離間部材34が一体成形されているため、隣り合う連結部52c間に介在された第2離間突部34b,35bによって、絶縁性樹脂材料を成形型内に充填する際の圧力の作用による連結部52cの周方向移動が抑制される。更に、短絡部材32に対し第1離間部材33及び第2離間部材34,35が一体成形されているため、これら第1離間部材33及び第2離間部材34,35によって絶縁性樹脂材料を成形型内に充填する際の圧力の作用による短絡部材32の変形が抑制される。
そして、成形型内に充填された絶縁性樹脂材料が冷却されて硬化することにより、セグメント構成部材111及び短絡部材32を一体化して保持する保持部36が形成される。保持部36により保持されたセグメント構成部材111及び短絡部材32は、保持部36が形成された後に保持部36形成用の成形型から取り出される。
次に、切断工程が行われ、保持部36にて保持された状態のセグメント構成部材111が切断されて、24個のセグメント31(図6参照)が形成される。詳述すると、図15に示すように、構成部材本体112は、周方向に隣り合う載置部42(図13参照)間の周方向の中央部が、二点差線にて示すように径方向に沿って切断される。これにより、一体化されたセグメント構成部材111及び保持部36には、短絡部材32に達しない程度の深さの溝(図15中、二点鎖線にて図示する部分)が形成され、セグメント構成部材111が24等分される。その結果、24個のセグメント31が形成されて整流子25が完成する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
(1)1次成形工程において短絡部材32に対し第1離間部材33及び第2離間部材34,35が一体成形されることにより、周方向に隣り合う連結部52c間には、第1離間突部33b及び第2離間突部34b,35bがそれぞれ配置される。そのため、1次成形工程の後に行われる2次成形工程において保持部36形成時の成形圧が連結部52cを径方向及び周方向の少なくとも一方向に移動させるように作用したとしても、第1離間突部33b及び第2離間突部34b,35bによって連結部52cの径方向及び周方向の移動が抑制される。よって、隣り合う連結部52c同士が互いに近づくことが抑制されるため、連結部52cの径方向及び周方向の少なくとも一方向の移動によって周方向に隣り合う連結部52c同士が短絡されることが防止される。従って、周方向に隣り合う連結部52c同士の絶縁を確保することができる。
(2)第1離間部材33を構成する第1支持部33aは径方向に沿って延びている。従って、保持部36を形成するべく短絡部材32が内部に配置された成形型内に溶融した絶縁性樹脂材料を充填する際、絶縁性樹脂材料は、第1離間部材33間を通って径方向に容易に流れることができる。
(3)24個の第1離間部材33は、短絡部材32に対し周方向に等角度間隔に設けられるとともに、各支持部33aの径方向の長さは、連結部52cの径方向の長さLと等しい長さとなっている。更に、各第1離間部材33には、各支持部33aを略周方向に横切る全ての連結部52cの両側にそれぞれ第1離間突部33bが設けられている。そのため、全ての連結部52c間に複数の第1離間突部33bが配置されている。従って、各第1離間突部33bによって全ての連結部52cの径方向の移動が抑制されるため、保持部36形成時の成形圧が連結部52cを径方向に移動させるように作用した場合において、周方向に隣り合うどの連結部52c同士についても、連結部52cの径方向の移動によって短絡されることが防止される。更に、全ての連結部52c間に複数の第1離間突部33bが配置されていることから、隣り合う連結部52c間の間隔を一定に保ち易い。
(4)短絡部材32に対し、円環状の第2離間部材34,35が2つ一体成形されているため、2つの第2離間部材34,35の第2離間突部34b,35bによって、連結部52cの周方向の移動を効果的に抑制することができる。従って、保持部36形成時の成形圧が連結部52cを周方向に移動させるように作用したとしても、連結部52cの周方向の移動によって周方向に隣り合う連結部52c同士が短絡されることが効果的に防止され、周方向に隣り合う連結部52c同士の絶縁をより効果的に確保することができる。また、短絡部材32の周方向に沿った円環状の第2離間部材34,35は、短絡部材32に対して同心状に形成されている。従って、これら第2離間部材34,35によって、連結部52c間の間隔を容易に一定に保つことができる。更に、短絡部材32は、第2離間部材34,35によって補強されるため、保持部36形成時に短絡部材32が全体的に変形することが抑制される。
(5)第1離間部材33の第1支持部33aは径方向に沿って延び、第2離間部材34,35の第2支持部34a,35aは周方向に沿って延びているため、第1支持部33aと第2支持部34a,35aとは、短絡部材32の板厚方向から見て互いに直交するように延びている。また、第1離間突部33bは、第1支持部33aの延びる方向、即ち径方向に並ぶように該第1支持部33aの複数個所に設けられ、第2離間突部34b,35bは、第2支持部の延びる方向、即ち周方向に並ぶように該第2支持部34a,35aの複数個所に設けられている。そのため、連結部52cの周方向及び径方向の移動をより効果的に抑制することができる。その結果、保持部36の形成時において、連結部52cの径方向及び周方向のうち少なくとも一方向の移動によって周方向に隣り合う連結部52c同士が短絡されることがより効果的に防止され、周方向に隣り合う連結部52c同士の絶縁を更に効果的に確保することができる。
(6)第1支持部33aは径方向に沿って延びる形状をなすため、当該第1支持部33aを備えた第1離間部材33の形状が簡易である。また、第2支持部34a,35aは周方向に沿った円環状であるため、当該第2支持部34a,35aを備えた第2離間部材の形状が簡易である。従って、これら第1離間部材33及び第2離間部材34,35を容易に形成することができる。
(7)第1離間部材33及び第2離間部材34,35は、絶縁性樹脂材料よりなるとともに、短絡部材32に対して一体成形されている。そのため、保持部36の形成前において、16個の短絡片52がばらばらになることが第1離間部材33及び第2離間部材34,35によって抑制される。従って、整流子25を製造する際の短絡部材32の取り扱いが容易となる。
(8)配置工程において、各第1支持部33aの径方向外側の端部が、外周側接続部43の径方向内側の面に当接される。これにより、セグメント構成部材111に対する短絡部材32の径方向の位置決めが容易に行われる。また、セグメント構成部材111に設けられた8個の位置決め凹部47内に、周方向に等角度間隔となる8個の第1支持部33aが嵌入されることにより、セグメント構成部材111に対する短絡部材32の径方向の移より抑制され、溶接工程を容易に行うことができる。
(9)配置工程において、16個の外周側端末52aをそれぞれ接続凹部45内に収容することにより、セグメント構成部材111に対する短絡部材32の周方向の位置決めを容易に行うことができる。また、外周側端末52aが接続凹部45内に配置されると、セグメント構成部材111に対する短絡部材32の周方向の移動が抑制されるため、溶接工程をより容易に行うことができる。
(10)整流子25において、巻線24の端末24aが接続される接続鍔部43aは、摺接面41aよりも電機子コア23側で保持部36から径方向外側に突出している。そのため、接続鍔部43aが、保持部36における摺接面41a側の端部から径方向外側に突出する場合に比べて、端末24aの長さを短くすることができる。従って、端末24aの扱いが容易となり、接続鍔部43aへの接続をより容易に行うことができる。
(11)保持部36における上端面36b側(即ち電機子コア23側)の端部の周縁部は、径方向に沿って切った断面の形状が保持部36の外周側に膨らむ円弧状をなしている。従って、巻線24の端末24aが、保持部36における電機子コア23側の端部の周縁部に当接した後にセグメント31に接続される構成であっても、保持部36によって端末24aが断線されることが抑制される。
(12)各セグメント31の外周側接続部43において、接続鍔部43aの先端部には接続溝44が形成されている。従って、巻線24の端末24aを接続溝44内に挿入し、接続溝44の周方向の両側の接続爪44a,44bを周方向の両側から挟むことにより、端末24aとセグメント31との電気的な接続を容易に行うことができる。
(13)平板状の短絡部材32を有する整流子25をモータ部11に備えたことにより、整流子25と電機子コア23との間に、導線よりなる均圧結線を配置するスペースを設けなくてもよい。従って、モータ部11の軸方向の長さを短くすることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、短絡部材32は、第1離間部材33が設けられた側の面が、セグメント31と対向するように配置されている。しかしながら、短絡部材32は、第2離間部材34,35が設けられた側の面が、セグメント31と対向するように配置されてもよい。この場合、外周側に配置された第2離間部材34の第2支持部34aが、外周側接続部43の径方向内側の面に当接するように構成されると、短絡部材32のセグメント31(セグメント構成部材111)に対する径方向の移動を抑制することができる。
・上記実施形態では、第1離間部材33及び第2離間部材34,35は、短絡部材32に対して一体成形されている。しかしながら、第1離間部材33及び第2離間部材34,35は、短絡部材32とは別に形成され、短絡部材32に対して配置されるものであってもよい。
・上記実施形態では、各第1離間部材33の第1支持部33aは、短絡部材32の径方向に沿って延びている。しかしながら、各第1支持部33aは、短絡部材32の板厚方向の一端面上で第1支持部33aは径方向と交差する方向に沿って延びるものであってもよい。この場合、第1支持部33aは、直線的に延びるだけでなく、曲線的に延びるように形成されてもよい。
・上記実施形態では、第2離間部材34の第2支持部34a及び第2離間部材35の第2支持部35aは、周方向に沿った円環状をなしている。しかしながら、各第2支持部34a,35aの形状はこれに限らず、第1支持部33aと異なる形状であればよい。例えば、各第2支持部34a,35aは、短絡部材32の板厚方向の他端面において周方向に沿った円弧状に形成されてもよい。また、各第2支持部34a,35aは、短絡部材32の板厚方向の他端面において、周方向に沿わない曲線状に形成されてもよい。このようにすると、周方向に隣り合う連結部52c間に第2離間突部34b,35bが配置された部分において、保持部36形成時の成形圧が隣り合う連結部52c同士を互いに近づけるように作用したとしても、当該第2離間突部34b,35bによって連結部52cの径方向若しくは周方向の移動が抑制されるため、周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。
・上記実施形態では、各第1支持部33aは径方向に延び、第2支持部34a,35aは周方向に延びているため、各第1支持部33aと第2支持部34a,35aとは直交している。しかしながら、第1支持部33aと第2支持部34a,35aとは、直交するように形成されなくてもよく、互いに異なる形状であればよい。このようにすると、第1支持部33aと第2支持部34a,35aとが異なる形状をなすため、短絡部材32における様々な部位に第1離間突部33b及び第2離間突部34b,35bが配置されるため、これら離間突部33b,34b,35bによって、連結部52cの径方向及び周方向のうち少なくとも一方向の移動が抑制される。
・上記実施形態では、短絡部材32に対し、第1離間部材33及び第2離間部材34,35が一体成形されている。しかしながら、第1離間部材33若しくは第2離間部材34の何れか一方を省略してもよい。そして、第2離間部材34,35を省略した場合には、周方向に隣り合う連結部52c間に第1離間突部33bが配置された部分において、保持部36形成時の成形圧が隣り合う連結部52cを径方向に移動させるように作用したとしても、当該第1離間突部33bによって連結部52cの径方向の移動が抑制されるため、周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。更に、上記実施形態の(2)と同様の作用効果を得ることができる。一方、第1離間部材33を省略した場合には、周方向に隣り合う連結部52c間に第2離間突部34b,35bが配置された部分において、保持部36形成時の成形圧が隣り合う連結部52cを周方向に移動させるように作用したとしても、当該第2離間突部34b,35bによって連結部52cの径方向の移動が抑制されるため、周方向に隣り合う連結部同士が短絡されることが防止される。
・上記実施形態では、短絡部材32に対し2つの第2離間部材34,35が設けられている。しかしながら、短絡部材32に設けられる円環状の第2離間部材の数はこれに限らず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。尚、短絡部材32に対して設けられる円環状の第2離間部材の数が多い程、連結部52c間の間隔を一定に保ち易いとともに、短絡部材32の変形を一層抑制することができる。
・上記実施形態では、24個の第1離間部材33は、短絡部材32に対し周方向に等角度間隔に設けられているが、周方向に等角度間隔に設けられなくてもよい。即ち、24個の第1離間部材33は、周方向に隣り合う第1離間部材33同士の間隔が部分的に狭いところ(若しくは広いところ)ができるように短絡部材32に対して設けられてもよい。
・上記実施形態では、短絡部材32に対し24個の第1離間部材33が一体成形されている。しかしながら、短絡部材32に対して設けられる第1離間部材33の数はこれに限らない。第1離間部材33は、短絡部材32に対し複数設けられればよい。例えば、短絡部材32に設けられる第1離間部材33の数を、(360°/θ°)個とするとともに、周方向に等角度間隔に配置し、更に、各支持部33aが、連結部52cの径方向の長さLと等しく形成するとともに、各支持部33aを横切る連結部52cの両側にそれぞれ第1離間突部33bを設けてもよい。このようにすると、全ての連結部52c間に少なくとも1つの第1離間突部33bを配置することができるため、各第1離間突部33bによって全ての連結部52cの径方向の移動が抑制される。従って、保持部36形成時の成形圧が連結部52cを径方向に移動させるように作用した場合、周方向に隣り合うどの連結部52c同士についても、連結部52cの径方向の移動によって短絡されることが防止される。また、短絡部材32に対して設けられる第1離間部材33の数が(360°/θ°)個よりも少ない場合には、周方向に隣り合う連結部52c間に第1離間突部33bが配置された部分において、保持部36形成時の成形圧が連結部52cを径方向に移動させるように作用したとしても、当該離間突部33bによって連結部52cの径方向の移動が抑制されるため、連結部52cの径方向の移動によって周方向に隣り合う連結部52c同士が短絡されることが防止される。その結果、第1離間突部33bの周方向の両側に配置された連結部52c、即ち周方向に隣り合う連結部52c同士の絶縁を確保することができる。更に、第1離間部材33を構成する第1支持部33aは径方向に沿って延びているため、保持部36を形成するべく短絡部材32が内部に配置された成形型内に溶融した絶縁性樹脂材料を充填する際、絶縁性樹脂材料は、離間部材33間を通って径方向に容易に流れることができる。
・上記実施形態では、整流子25は、打ち抜き工程、1次成形工程、除去工程、セグメント構成部材形成工程、配置工程、溶接工程、2次成形工程及び切断工程を順に行うことにより形成される。しかしながら、打ち抜き工程の前にセグメント構成部材形成工程が行われてもよい。また、打ち抜き工程、1次成型工程及び除去工程のうちの少なくとも1つの工程と、セグメント構成部材形成工程とが同時進行で行われてもよい。
・上記実施形態では、保持部36における上端面36b側の端部の周縁部は、径方向に沿って切った断面の形状が保持部36の外周側に膨らむ円弧状をなしているが、径方向に沿って切った断面の形状が直角形状等をなすものであってもよい。
・上記実施形態では、互いに当接された外周側端末52aと外周側接続部43、及び、互いに当接された内周側端末52bと内周側接続部46は、TIG溶接によりそれぞれ接合されるが、レーザ溶接、プラズマ溶接、若しくは抵抗溶接等によって接合されてもよい。また、互いに当接された外周側端末52aと外周側接続部43、及び、互いに当接された内周側端末52bと内周側接続部46は、溶接以外に、かしめによって電気的に接続されてもよい。
・上記実施形態では、短絡部材32は、16個の短絡片52よりなる1つの短絡構成部材群51から構成されている。しかしながら、短絡部材32は、24個の短絡片52を周方向に等角度間隔に配置してなる平板状の1つの短絡構成部材群から構成されるものであってもよい。この場合、各短絡片52を流れる電流の大きさは、モータ部11に供給される全電流の3分の1の大きさとなるため、連結部52cは、その長手方向と直交する方向の断面積が、巻線24を構成する導線の断面積の3分の1以上の大きさとなるように形成される。また、短絡部材32は、板厚方向に積層された複数の短絡構成部材群から構成されるものであってもよい。例えば、短絡部材が2つの平板状の短絡構成部材群から構成される場合、各短絡構成部材群は、周方向にセグメント31と同数の24個配置された外周側端末52aと、外周側端末52aの内側で周方向に外周側端末52aと同数配置された内周側端末52bと、外周側端末52aと内周側端末52bとを周方向に60°ずらして(即ちずれ角度αが60°となるように)連結する複数(外周側端末52aと同数)の連結部52cとから構成される。そして、2つの短絡構成部材群は、連結部52cの向きが互いに逆向きとなるように(積層方向から見て互いの連結部52cが交差されるように)積層される。この時、一方の短絡構成部材群の外周側端末52aと他方の短絡構成部材群の外周側端末52aとがそれぞれ接触するとともに、一方の短絡構成部材群の内周側端末52bと他方の短絡構成部材群の内周側端末52bとがそれぞれ接触する。そして、一方の短絡構成部材群の連結部52cと他方の短絡構成部材群の連結部52cと非接触とされる。そして、各外周側端末52a若しくは各内周側端末52bを各セグメント31に電気的にそれぞれ接続することにより、周方向に120°毎のセグメント同士が短絡されて同電位とされる。尚、短絡部材32が複数の短絡構成部材群から構成される場合には、短絡部材32に対して配置される離間部材33〜35は、各短絡構成部材群に対して設けられもよいし、積層後の短絡構成部材群、即ち短絡部材に対して設けられてもよい。また、外周側端末、内周側端末及び連結部の形状は、上記実施形態の外周側端末52a、内周側端末52b及び連結部52cの形状に限らない。例えば、連結部52cがインボリュート曲線以外の曲線状に形成されてもよい。尚、「平板状の短絡構成部材群」とは、外周側端末と、内周側端末と、連結部とが平板状に形成された短絡構成部材群を意味する。そして、「平板状」とは、全ての部位が完全に平坦な板状のみでなく、外周側端末、内周側端末及び連結部のうち、少なくとも1つの部位に多少の凹凸形状を有していたり、その一部分に屈曲形状を有していたり、若干の湾曲形状を有していたりするものも含む。
・各セグメント31は、一対の接続爪44a,44bに替えて、図16に示す1本の接続爪121を備えた構成であってもよい。接続爪121は、接続鍔部43aの径方向外側の先端から径方向に突出した後に屈曲して周方向に沿って延びた形状をなしている。この接続爪121に巻線24の端末24aが接続される際には、接続鍔部43aの先端面と接続爪121との間に端末24aが挿入された後に、径方向外側から接続爪121を押し潰してヒュージングを行う。このようにしても、端末24aとセグメント31との電気的な接続を容易に行うことができる。
・セグメント31を構成する載置部42の上面に、図17(a)に示すようなずれ防止溝131を形成してもよい。図17(a)に示すように、ずれ防止溝131は、セグメント31を載置部42の上面側から見た形状が、複数箇所(図17(a)においては6箇所)が鋭角で屈曲された略のこぎり派形状をなすとともに、ずれ防止溝131において屈曲部から屈曲部までの直線的に延びる部位は、径方向に対して傾斜されている。また、図17(b)に示すように、ずれ防止溝131は、その延びる方向と直交する方向の断面形状が三角形状をなしている。そして、整流子25においては、保持部36(図5(a)参照)を構成する絶縁性樹脂材料がずれ防止溝131内に充填される。このようにすると、ずれ防止溝131内に充填された、保持部36を構成する絶縁性樹脂材料によって、各セグメント31の保持部36に対する径方向及び周方向の移動が抑制される。
・図18(a)及び図18(b)に示すように、保持部36における固定用カラー22と軸方向に対向する面に、係合凸部141を一体に設けるとともに、固定用カラー22の底部22aにおける整流子25側の面に、前記係合凸部141が係合される係合凹部142を形成してもよい。係合凸部141は、保持部36の径方向の中央よりも外周側に設けられている。また、係合凹部142は、整流子25が回転軸21に固定された状態において、係合凸部141と軸方向に対向可能な位置であって、固定部22bよりも外周側に設けられている。そして、回転軸21に固定用カラー22及び整流子25を固定する際に係合凸部141を係合凹部142に係合させることにより、固定用カラー22と整流子25との周方向の位置決めを容易に行うことができるとともに、ひいては、固定用カラー22の内側に収容された巻線24の端末24aを、整流子25を構成するセグメント31に接続し易くなる。尚、係合凸部141及び係合凹部142は、複数箇所に設けてもよい。また、固定用カラーに係合凸部141を設け、保持部36に係合凹部142を設けても、同様の作用効果を得ることができる。
・図19に示すように、保持部36における固定用カラー22側(電機子コア23側)の端部の周縁部に、ガイド部151を設けてもよい。ガイド部151は、保持部36における厚さ方向の略中央部から上端面36b側に向かうに連れて保持部36の直径を小さくするように形成されている。また、保持部36を径方向に沿って切った断面において、ガイド部151は、保持部36の径方向の中央部側に凹む湾曲形状をなすとともに、保持部36において、ガイド部151の軸方向の両側となる部位は、径方向に沿った断面形状が保持部36の外周側に膨らむ円弧状をなしている。このようにすると、巻線24の端末24aがガイド部151に当接するとともに同ガイド部151に沿ってセグメント31の外周側接続部43に導かれることにより、保持部36による端末24aの断線が抑制される。
・上記実施形態では、巻線24の端末24aは、セグメント31の外周側接続部43にそれぞれ接続されている。しかしながら、外周側端末52aを保持部36の外部に露出させ、当該外周側端末52aに端末24aを接続してもよい。同様にして、内周側端末52bに端末24aを接続してもよい。
・上記実施形態では、各短絡片52におけるずれ角度αは、120°に設定されている。しかしながら、ずれ角度αは、短絡片52にて所望のセグメント31同士が短絡されるように設定されるのであれば、120°以外の角度に設定されてもよい。
・上記実施形態では、モータ部11は、ヨーク14に固着された6個のマグネット15の外周側に、巻線24が巻装された電機子コア23が配置された構成となっている。しかしながら、モータ部は、図20に示すように、マグネット162の内周側に、巻線が巻装された電機子コア168が配置される構成(即ちインナロータ型のモータ)であってもよい。図20に示すモータは、有底円筒状のヨークハウジング161の内周面に、周方向に6個(図20では2個のみ図示)のマグネット162が固着されるとともに、ヨークハウジング161の開口部には、エンドフレーム163が固定されている。そして、マグネット162の内周側に配置された電機子164は、その回転軸165の基端部(図20における上端部)が、ヨークハウジング161の底部中央に固定された軸受166にて軸支されるとともに、その先端側の部位は、エンドフレーム163の中央部に固定された軸受167によって軸支されている。回転軸165の基端側の部位には、マグネット162と径方向に対向するように電機子コア168が固定されるとともに、該電機子コア168には、巻線(図示略)が巻装されている。更に、回転軸165において電機子コア168と軸受167との間となる部位には、上記実施形態の整流子25が固定されるとともに、前記巻線の端末が、セグメント31の外周側接続部43にそれぞれ電気的に接続されている。また、エンドフレーム163におけるヨークハウジング161側の面には、ブラシホルダ169が固定されるとともに、該ブラシホルダ169は、セグメント31の摺接面41aに摺接される給電ブラシ170を保持している。このようにしても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、モータ部11は、6個のマグネット15を有するとともに、8個のティース23bを備えた電機子コア23を有し、更に、24個のセグメント31を有している。しかしながら、モータ部11に備えられるマグネット15の数、ティース23bの数、及びセグメント31の数はこれに限らない。マグネット15の数、ティース23bの数、及びセグメント31の数を変更する場合には、マグネット15の数は4個以上とすることが望ましいとともに、ティース23bの数は、マグネット15の数に応じて設定される。また、セグメント31の数は、12個以上とすることが望ましいとともに、マグネット15の数とティース23bの数との最小公倍数とすることが望ましい。
・上記実施形態では、モータ部11と減速部12とを一体に組み付けてなる減速機構付きのモータ10に適用したが、例えばリンク機構内蔵のモータや、減速部を備えないモータに適用してもよい。
上記各実施形態、及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の整流子において、各前記セグメントは、その外周側の端部に軸方向に沿って立設された外周側接続部を備え、前記支持部の少なくとも1つは、前記外周側接続部の径方向内側の面に当接することを特徴とする整流子。同構成によれば、支持部の少なくとも1つが外周側接続部の径方向内側の面に当接することにより、保持部の形成時において、セグメント(若しくはセグメントとなる部材)に対する短絡部材の径方向の移動を抑制することができる。
モータの構成図である。 モータ部の断面図である。 モータ部の平面図である。 モータ部の軸直交方向の断面図である。 (a)は整流子の断面図(図6におけるA−A線断面図)であり、(b)は図5(a)における部分拡大図である。 整流子の底面図である。 周方向に配置されたセグメントの斜視図である。 (a)は離間部材が一体成形された短絡部材の平面図、(b)及び(c)は離間部材が一体成形された短絡部材の端面図である。 モータ部の結線図である。 モータ部側から見たブラシホルダの平面図である。 短絡部材を製造するための板材の平面図である。 (a)は短絡部材を製造するための板材の平面図であり、(b)及び(c)は板材の端面図である。 セグメント構成部材の斜視図である。 短絡部材が配置されたセグメント構成部材の斜視図である。 2次成形工程後のセグメント構成部材の斜視図である。 別の形態のセグメントの斜視図である。 (a)は別の形態のセグメントの斜視図であり、(b)は別の形態のセグメントの部分断面図である。 (は)別の形態のモータ部の断面図であり、(b)は別の形態のモータ部の部分拡大図である。 別の形態の整流子の断面図である。 別の形態のモータの構成図である。
符号の説明
15,162…マグネット、20,164…電機子、21,165…回転軸、23,168…電機子コア、24…巻線、25…整流子、31…セグメント、32…短絡部材、33…離間部材としての第1離間部材、33a…支持部としての第1支持部、33b…離間突部としての第1離間突部、34,35…離間部材としての第2離間部材、34a,35a…支持部としての第2支持部、34b,35b…離間突部としての第2離間突部、36…保持部、41a…摺接面、51…短絡構成部材群、52a…外周側端末、52b…内周側端末、52c…連結部、62,170…給電ブラシ、L…連結部の径方向の長さ、α…ずれ角度。

Claims (10)

  1. 周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、
    周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、
    絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、
    を備えた整流子であって、
    前記短絡部材の板厚方向の一方若しくは他方の端面上で径方向に沿って延びる絶縁性の支持部と、径方向に並ぶように前記支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の離間突部とを有する離間部材を複数備えたことを特徴とする整流子。
  2. 請求項1に記載の整流子において、
    前記離間部材は、前記ずれ角度をθ°とすると、前記短絡部材に対し周方向に等角度間隔に少なくとも(360°/θ°)個配置され、各前記支持部が、前記連結部の径方向の長さと等しく形成されるとともに、各前記支持部を横切る前記連結部の両側にそれぞれ前記離間突部が設けられたことを特徴とする整流子。
  3. 周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、
    周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、
    絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、
    を備えた整流子であって、
    前記短絡部材の板厚方向の一方若しくは他方の端面上で周方向に沿って延びる絶縁性の支持部と、周方向に並ぶように前記支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の離間突部とを有する離間部材を少なくとも1つ備えたことを特徴とする整流子。
  4. 請求項3に記載の整流子において、
    前記離間部材は、前記短絡部材の周方向に沿った円環状の前記支持部を有するとともに、前記短絡部材に対し複数設けられたことを特徴とする整流子。
  5. 周方向に配置され給電ブラシが摺接される摺接面を備えた複数のセグメントと、
    周方向に配置された複数の外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に前記外周側端末と同数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定のずれ角度だけずらしてそれぞれ連結する連結部とを有する平板状の短絡構成部材群により構成され、前記外周側端末及び前記内周側端末の少なくとも一方が前記セグメントにそれぞれ接続されて同電位となる前記セグメント同士を短絡する平板状の短絡部材と、
    絶縁性樹脂材料よりなり、前記セグメント及び前記短絡部材の少なくとも一部を被覆して当該前記セグメント及び前記短絡部材を保持する保持部と、
    を備えた整流子であって、
    前記短絡部材の板厚方向の一方の端面上に設けられた絶縁性の第1支持部と、前記第1支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の第1離間突部とを有する少なくとも1つの第1離間部材と、
    前記短絡部材の板厚方向の他方の端面上に設けられるとともに前記第1支持部と異なる形状をなす絶縁性の第2支持部と、前記第2支持部に一体に形成されるとともに周方向に隣り合う前記連結部間に配置される絶縁性の複数の第2離間突部とを有する少なくとも1つの第2離間部材と備えたことを特徴とする整流子。
  6. 請求項5に記載の整流子において、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは、前記短絡部材の板厚方向から見て互いに直交するように延びており、
    前記第1離間突部は、前記第1支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第1支持部の複数個所に設けられ、前記第2離間突部は、前記第2支持部の延びる方向に沿って並ぶように該第2支持部の複数個所に設けられたことを特徴とする整流子。
  7. 請求項6に記載の整流子において、
    前記第1支持部は、径方向に沿って延び、
    前記第2支持部は、周方向に沿った円環状をなすことを特徴とする整流子。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の整流子において、
    前記離間部材は、絶縁性樹脂材料よりなるとともに、前記短絡部材に対して一体成形されたことを特徴とする整流子。
  9. 周方向に配置された複数のマグネットと、
    回転軸、該回転軸に固定されるとともに前記マグネットと径方向に対向する電機子コア、該電機子コアに巻装された巻線、及び前記回転軸に固定された請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載された整流子を有する電機子と、
    前記整流子に摺接する給電ブラシと
    を備えたことを特徴とする直流モータ。
  10. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の整流子の製造方法であって、
    前記短絡部材に対し前記離間部材を一体成形する1次成形工程と、
    前記1次成形工程の後に、前記セグメントの一部及び前記短絡部材の一部又は全部を被覆して保持する前記保持部を形成する2次成形工程と
    を備えたことを特徴とする整流子の製造方法。
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