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JP2009008774A - レジスト剥離方法 - Google Patents

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JP2009008774A
JP2009008774A JP2007168418A JP2007168418A JP2009008774A JP 2009008774 A JP2009008774 A JP 2009008774A JP 2007168418 A JP2007168418 A JP 2007168418A JP 2007168418 A JP2007168418 A JP 2007168418A JP 2009008774 A JP2009008774 A JP 2009008774A
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Kimitsugu Saito
公続 斉藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】表面に多孔性の低誘電率膜(ポーラスLow−k膜)が形成された基板に付着しているレジストを、多孔性の低誘電率膜にダメージを与えるのを防止しながら良好に基板から剥離することができるレジスト剥離方法を提供する。
【解決手段】シリル化剤を必須的に含む強化剤がSCCO2と混合されて強化用処理流体が調製され、この強化用処理流体が処理チャンバーに供給される。これにより、基板Wに形成されたポーラスLow−k膜がシリル化される。続いて、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤がSCCO2と混合されて剥離用処理流体が調製され、この剥離用処理流体が処理チャンバーに供給される。シリル化によりポーラスLow−k膜の剥離剤に対するエッチング耐性が高められていることから、ポーラスLow−k膜へのダメージ発生を防止しながらレジストを剥離除去することができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、多孔性の低誘電率膜が形成された基板に付着しているレジストを剥離するレジスト剥離方法に関するものである。ここで、基板には、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
いわゆる写真製版法を用いたデバイス製造プロセスでは、レジストを用いて微細パターンを形成するが、パターン形成後に不要となるレジストを基板から剥離するための洗浄工程が必須工程となる。そこで、レジストを基板から剥離するレジスト剥離方法のひとつとして、超臨界流体などの高圧流体を基板の表面に接触させて該基板からレジストを剥離するレジスト剥離方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載のレジスト剥離方法では、フッ化水素およびフッ化アンモニウムなどのフッ化物成分と高圧流体とを混合した処理流体を用いてレジストが剥離される。
特表2003−513342号公報(段落0062)
しかしながら、フッ化物成分を剥離用成分として用いた場合には、次のような問題が生じることがあった。すなわち、近年、多孔性の低誘電率(Low−k)膜を基板に形成する場合が多くなってきている。この多孔性の低誘電率膜が形成された基板に対して処理流体(高圧流体+フッ化物成分)により上記洗浄工程を実行すると、レジストのみならず、多孔性のLow−k膜が処理流体によりエッチングされてダメージを受けてしまうことがあった。また、このような問題は、高圧流体を用いることなく、フッ化物成分を含む薬液を剥離用成分として用いた場合についても上記と同様に発生することがあった。これらの問題に対して、上記従来の処理方法では十分に対処するのが困難であった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、表面に多孔性の低誘電率膜が形成された基板に付着しているレジストを、多孔性の低誘電率膜にダメージを与えるのを防止しながら良好に基板から剥離することができるレジスト剥離方法を提供することを目的とする。
この発明は、表面に多孔性の低誘電率膜が形成された基板に付着しているレジストを基板の表面から剥離するレジスト剥離方法であって、上記目的を達成するために、シリル化剤を必須的に含む強化剤を用いて基板に形成された低誘電率膜をシリル化するシリル化工程と、シリル化工程の実行後に、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤を用いてレジストを基板から除去するレジスト除去工程とを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤を用いてレジストが基板から除去される(レジスト除去工程)。ここで、剥離剤に含まれるフッ化物成分から生成される化学種のうち、化学種[F]がレジストの剥離除去に大きく寄与する一方、化学種[HF ]が基板に形成された多孔性の低誘電率膜をエッチングしてしまう。すなわち、多孔性の低誘電率膜には、化学的に活性な欠陥サイトが多数存在している。そのため、これらの欠陥サイトがエッチングの起点となって、多孔性の低誘電率膜は化学種[HF ]によるエッチングを受け易くなっている。そこで、この発明では、レジスト除去工程の実行前に、シリル化剤を必須的に含む強化剤を用いて低誘電率膜をシリル化することで、多孔性の低誘電率膜中に存在する欠陥サイトをターミネイトしている(シリル化工程)。これにより、多孔性の低誘電率膜の剥離剤に対するエッチング耐性を強化することができる。そして、このように多孔性の低誘電率膜のエッチング耐性が強化された状態で剥離剤によりレジストが基板から除去される。このため、多孔性の低誘電率膜にダメージを与えるのを防止しながらレジストを基板から良好に剥離することができる。
ここで、レジスト除去工程において、剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を基板に接触させてレジストを基板から除去するのが好ましい。この構成によれば、吸湿によって多孔性の低誘電率膜の誘電特性が劣化するのを回避しながらレジストを効果的に基板から除去することができる。
また、シリル化工程では、強化剤と高圧流体とを混合させた強化用処理流体を基板に接触させて低誘電率膜をシリル化するようにしてもよいし、強化剤と不活性ガスとを混合させた混合流体を基板に接触させて低誘電率膜をシリル化するようにしてもよい。いずれの場合でも、多孔性の低誘電率膜の誘電特性に悪影響を与えることなく、多孔性の低誘電率膜の剥離剤に対するエッチング耐性を強化することができる。また、前者の場合、レジスト除去工程が剥離用処理流体を基板に接触させてレジストを基板から除去する工程である場合には、シリル化工程とレジスト除去工程とを同一の処理チャンバー内でこの順序で連続して実行するのが好ましい。この構成によれば、高圧流体に混合させる溶剤成分を切り換える、つまりシリル化工程では強化剤が高圧流体に混合され、レジスト除去工程では剥離剤が高圧流体に混合される。このため、高圧流体に混合させる溶剤の切り換えのみで処理内容を変更することができる。したがって、シリル化工程とレジスト除去工程とのインターバルを短縮してスループットを向上させることができる。
なお、本発明において「多孔性の」とあるのは、膜を構成する材料中にnm(ナノメートル)サイズの微小空孔を多数含んでいることを示し、「低誘電率膜」とあるのは、2.5またはそれ未満の比誘電率を有する膜であることを示す。
また、本発明において、用いられる高圧流体としては、安全性、価格、超臨界状態にするのが容易、といった点で、二酸化炭素が好ましい。二酸化炭素以外には、水、アンモニア、亜酸化窒素、エタノール等も使用可能である。高圧流体を用いるのは、溶解した汚染物質を媒体中に分散することができるためであり、その高圧流体を超臨界流体にした場合には、気体と液体の中間の性質を有するようになり、拡散係数は気体に近づき、微細なパターン部分にもよく浸透することができる。また、高圧流体の密度は、液体に近く、気体に比べて遥かに大量の助剤(添加される薬剤)を含むことができる。
ここで、本発明における「高圧流体」とは、1MPa以上の圧力の流体である。好ましく用いることのできる高圧流体は、高密度、高溶解性、低粘度、高拡散性の性質が認められる流体であり、さらに好ましいものは超臨界状態または亜臨界状態の流体である。二酸化炭素を超臨界流体とするには31℃、7.4MPa以上とすればよい。この点からみれば、本発明では、高圧二酸化炭素として8〜30MPaの超臨界二酸化炭素を用いることが好ましい。
以上のように、この発明によれば、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤を用いたレジスト除去前に、シリル化剤を必須的に含む強化剤を用いて基板に形成された多孔性の低誘電率膜をシリル化している。このため、多孔性の低誘電率膜の剥離剤に対するエッチング耐性を強化することができる。したがって、多孔性の低誘電率膜のシリル化後に剥離剤を用いたレジスト除去を行うことで、多孔性の低誘電率膜にダメージを与えるのを防止しながらレジストを基板から良好に剥離することができる。
<第1実施形態>
図1は本発明にかかるレジスト剥離方法の第1実施形態を実施可能なレジスト剥離装置を示す図である。図2は図1のレジスト剥離装置を制御するための電気的構成を示すブロック図である。このレジスト剥離装置100は、高圧容器1の内部に形成される処理チャンバー11に超臨界二酸化炭素(以下「SCCO2」と称する)またはSCCO2と薬剤との混合物を処理流体として導入し、その処理チャンバー11において保持されている略円形の半導体ウエハなどの基板Wの表面に付着しているレジストを基板Wから剥離する装置である。なお、基板Wはその表面にレジストの下地層として多孔性の低誘電率膜(以下「ポーラスLow−k膜」という)を必須的に含む被加工層を有している。以下、その構成および動作について詳細に説明する。
このレジスト剥離装置100は、大きく分けて3つのユニット、(1)処理流体を調製して処理チャンバー11に供給する処理流体供給ユニットAと、(2)高圧容器1を有し、高圧容器1の処理チャンバー11内で処理流体により基板Wに付着するレジストを剥離して基板Wを洗浄する洗浄ユニットBと、(3)洗浄処理に使用された二酸化炭素などを回収して貯留する貯留ユニットCを備えている。
これらのユニットのうち、処理流体供給ユニットAには、本発明の「高圧流体」としてSCCO2を高圧容器1に向けて圧送する高圧流体供給部2と、ポーラスLow−k膜をシリル化するための強化剤を供給する強化剤供給部3と、レジストを剥離除去させるのに好適な剥離剤を供給する剥離剤供給部4と、リンス液を供給するためのリンス液供給部5とが設けられている。
この高圧流体供給部2は、高圧流体貯留タンク21と高圧ポンプ22を備えている。上記のように高圧流体としてSCCO2を用いる場合、高圧流体貯留タンク21には、通常、液化二酸化炭素が貯留されている。また、過冷却器(図示省略)で予め流体を冷却して、高圧ポンプ22内でのガス化を防止してもよい。そして、該流体を、高圧ポンプ22で加圧すれば高圧液化二酸化炭素を得ることができる。また、高圧ポンプ22の出口側は第1ヒータ23、高圧弁24および第2ヒータ25を介挿してなる高圧配管26により高圧容器1の注入口IPに接続されている。そして、装置全体を制御するコントローラ10からの開閉指令に応じて高圧弁24を開成することで、高圧ポンプ22で加圧された高圧液化二酸化炭素を第1ヒータ23により加熱して高圧二酸化炭素としてSCCO2を得るとともに、このSCCO2を高圧容器1に直接的に圧送する。これにより、SCCO2を含む処理流体が注入口IPを介して高圧容器1の内部、つまり処理チャンバー11に供給される。なお、高圧弁24と第2ヒータ25との間で高圧配管26は3本の分岐配管31,41,51を分岐している。そして、分岐配管31が強化剤供給部3の強化剤貯留タンク32と接続され、分岐配管41が剥離剤供給部4の剥離剤貯留タンク42と接続され、分岐配管51がリンス液供給部5のリンス液貯留タンク52と接続されている。
強化剤供給部3は、ポーラスLow−k膜をシリル化するための強化剤を供給するものであり、強化剤を貯留する強化剤貯留タンク32を備えている。この強化剤貯留タンク32は分岐配管31により高圧配管26と接続されている。また、この分岐配管31には、送給ポンプ33および高圧弁34が介挿されている。このため、コントローラ10からの開閉指令にしたがって高圧弁34の開閉動作を制御することで、強化剤貯留タンク32内の強化剤が高圧配管26に送り込まれて強化用処理流体(SCCO2+強化剤)が調製される。そして、強化用処理流体が高圧容器1の処理チャンバー11に供給される。
この実施形態では、強化剤はシリル化剤を必須的に含んでいる。シリル化剤としては、n−ブチルジメチルクロロシラン(BDMCS),ブロモメチルジメチルクロロシラン(BMDMCS),N,O−ビス―トリメチルシリルアセトアミド(BSA),N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(BSTFA),ビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン(BTMS),N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BTSA),クロロメチルジメチルクロロシラン(CMDMCS),1,3−ビス(クロロメチル)テトラメチルジシラザン(CMTMDS),n−デシルジメチルクロロシラン(DDMCS),ヘキサメチルジシラザン(HMDS),N−メチル−N−トリメチルシリルトリフルオロアセトアミド(MSTFA),N−メチル−N−(t−ブチルジメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(MTBSTFA),N−メチル−N−(トリメチルシリル)アセトアミド(MTMSA),n−オクタデシルジメチルクロロシラン(ODDMCS),n−オクチルジメチルクロロシラン(ODMCS),オクタメチルトリシロキサン(OMTS),t−ブチルジメチルクロロシラン(TBDMCS),トリエチルクロロシラン(TECS),トリメチルブロモシラン(TMBS),トリメチルクロロシラン(TMCS),2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン(TMCTS),テトラメチルジシラザン(TMDS),N−トリメチルシリルアセトアミド(TMSA),N,N−ジエチルアミノトリメチルシラン(TMSDEA),N,N−ジメチルアミノトリメチルシラン(TMSDMA),アリルトリメチルシラン(ATMS),ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン(B[DMA]DS),ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン(B[DMA]MS),N,N−ジメチルアミノ−1,2−ジメチルジシラン(DMADMDS),ジメチルアミノペンタメチルジシラン(DMAPMDS),ジメチルシリルジエチルアミン(DMSDEA),ジメチルシリルジメチルアミン(DMSDMA),1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン(DVTMDS),ヘプタメチルジシラザン(Hepta MDS),2,2,4,4,6,6−ヘキサメチルシクロトリシラザン(HMCTS),ヘキサメチルジシラン(HMD Silane),ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO),2,2,5,5−テトラメチル−2,5−ジシラ−1−アザシクロペンタン(TDACP),2,2,5,5−テトラメチル−2,5−ジシラ−1−オキソシクロペンタン(TDOCP),トリメチルヨードシラン(TMIS),トリメチルシリルイミダゾール(TMSI),N−トリメチルシリルイミダゾール(TSIM)を用いることができる。これらは単独で使用しても良いが、2種以上を混合して使用しても良い。
また、強化剤はシリル化剤に加えて有機溶媒を含有するようにしてもよい。有機溶媒を例示すると、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトニトリル、アクリロニトリル、ホルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)、炭酸エチレン(EC)、炭酸プロピレン(PC)、エチレングリコール、プロレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、ジプロピレングリコール、オクチレングリコール、ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−2−ピロリジノン(NMP)、酢酸、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン、トルエン、ピリジン、ヘキサン、キシレン、2-メチルピロリドン、n-デカン、n-ヘプタンが挙げられる。これらは単独で使用しても、2種類以上を混合して使用しても良い。
剥離剤供給部4は、レジストを基板Wから剥離除去するための剥離剤を供給するものであり、剥離剤を貯留する剥離剤貯留タンク42を備えている。この剥離剤貯留タンク42は分岐配管41により高圧配管26と接続されている。また、この分岐配管41には、送給ポンプ43および高圧弁44が介挿されている。このため、コントローラ10からの開閉指令にしたがって高圧弁44の開閉動作を制御することで、剥離剤貯留タンク42内の剥離剤が高圧配管26に送り込まれて剥離用処理流体(SCCO2+剥離剤)が調製される。そして、剥離用処理流体が高圧容器1の処理チャンバー11に供給される。
この実施形態では、剥離剤はフッ化物成分を必須的に含んでいる。フッ化物成分としては、フッ化水素、フッ化アンモニウム、フッ化テトラメチルアンモニウム(TMAF)、フッ化テトラエチルアンモニウム(TEAF)、フッ化テトラプロピルアンモニウム(TPAF)、フッ化テトラブチルアンモニウム(TBAF)、コリン(トリメチル2ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド)のフッ化物、その他アミンのフッ化物を用いることができる。これらは単独で使用しても良いが、2種以上を混合して使用しても良い。
また、剥離剤はフッ化物成分に加えて有機溶媒を含有するようにしてもよい。有機溶媒を例示すると、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトニトリル、アクリロニトリル、ホルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)、炭酸エチレン(EC)、炭酸プロピレン(PC)、エチレングリコール、プロレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、ジプロピレングリコール、オクチレングリコール、ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−2−ピロリジノン(NMP)、酢酸、テトラヒドロフラン(THF)、アセトンが挙げられる。これらは単独で使用しても、2種類以上を混合して使用しても良い。これらの有機溶媒を含有することで、フッ化物成分と高圧流体との相溶性を向上させることができる。
さらに、剥離剤はフッ化物成分および有機溶媒に加えて、アンモニア、アミン化合物(第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、第4級アミン)のいずれか、もしくはこれらの混合物を含有するようにしてもよい。アミン化合物を例示すると、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド(TEAH)、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド(TPAH)、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAH)、コリン、メチルアミノエタノール、ペンタメチルジエチレントリアミン(PMDETA)、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、ジグリコールアミン、ジエチレングリコールアミン、ジイソプロピルアミン、モノエタノールアミンが挙げられる。これらは単独で使用しても、2種類以上を混合して使用しても良い。さらに、剥離剤は水分を含んでいてもよい。
リンス液供給部5は基板Wに対してリンス処理を施すためのリンス液を供給するものであり、リンス液を貯留するリンス液貯留タンク52を備えている。このリンス液貯留タンク52は分岐配管51により高圧配管26と接続されている。また、この分岐配管51には、送給ポンプ53および高圧弁54が介挿されている。このため、コントローラ10からの開閉指令にしたがって高圧弁54の開閉動作を制御することで、リンス液貯留タンク52内のリンス液が高圧配管26に送り込まれてリンス用処理流体(SCCO2+リンス液)が調製される。そして、リンス用処理流体が高圧容器1の処理チャンバー11に供給される。なお、リンス液としては、例えばエタノールが用いられる。
洗浄ユニットBでは、高圧容器1の排出口OPが高圧配管12により貯留ユニットCの貯留部8と連通されている。また、この高圧配管12には圧力調整弁13が介挿されている。このため、コントローラ10からの開閉指令に応じて圧力調整弁13を開くと、高圧容器1内、つまり処理チャンバー11の処理流体などが排出口OPから貯留部8に排出される一方、圧力調整弁13を閉じると、高圧容器1に処理流体を閉じ込めることができる。また、圧力調整弁13の開閉制御により処理チャンバー11内の圧力を調整することも可能である。
貯留ユニットCの貯留部8としては、例えば気液分離容器等を設ければ良く、気液分離容器を用いてSCCO2を気体部分と液体部分とに分離し、別々の経路を通して廃棄する。あるいは、各成分を回収(および必要により精製)して再利用してもよい。なお、気液分離容器により分離された気体成分と液体成分は、別々の経路を通して系外へ排出してもよい。
次に、上記のように構成されたレジスト剥離装置100によるレジスト剥離動作について図3ないし図6を参照しつつ説明する。図3は本発明にかかるレジスト剥離方法の第1実施形態を示すフローチャートである。図4はシリル化処理の手順を示すフローチャートである。図5はレジスト除去処理の手順を示すフローチャートである。図6はレジスト剥離動作を説明するための模式図である。この装置の初期状態では、すべての弁13,24,34,44,54は閉じられるとともに、ポンプ22,33,43,53も停止状態にある。
そして、産業用ロボット等のハンドリング装置や搬送機構により被処理体たる基板Wが1枚、処理チャンバー11にローディングされると(ステップS1)、処理チャンバー11を閉じて処理準備を完了する(ステップS2)。この実施形態では、図6(a)に示すように、基板Wの表面に所定のパターンにパターンニングされた被加工層Fが形成されている。被加工層FにはポーラスLow−k膜が含まれている。さらに、被加工層F上には、これら被加工層をエッチング等によって所定のパターンにパターンニングするためにマスクとして使用された使用済のレジストRが付着している。つまり、基板Wの表面にはレジストRの下地膜としてポーラスLow−k膜を含む被加工層Fが表面をレジストRでおおわれて形成されている。したがって、レジスト剥離処理においては、ポーラスLow−k膜を含む被加工層Fにダメージを与えることなく、レジストRのみを基板Wの表面から剥離することが求められる。
しかしながら、単に剥離剤を用いてレジストRを基板Wから除去する(レジスト除去工程を実行する)と、被加工層Fに含まれるポーラスLow−k膜が剥離剤により部分的にエッチングされてしまう。これは、以下の理由による。すなわち、剥離剤に含まれるフッ化物成分からは、化学種[F]とともに化学種[HF ]が生成される。そして、これらの化学種のうち化学種[F]がレジスト除去に大きく寄与する一方、化学種[HF ]がポーラスLow−k膜をエッチングしてしまう。ポーラスLow−k膜には化学的に活性な欠陥サイトが多数存在しており、これらの欠陥サイトが化学種[HF ]によるエッチングの起点となるからである。
そこで、この実施形態では、剥離剤を用いたレジスト除去処理の実行前に、シリル化処理を実行している(ステップS3)。すなわち、高圧弁24を開いてSCCO2を高圧流体供給部2から処理チャンバー11に圧送可能な状態にした後、高圧ポンプ22を作動させて処理チャンバー11へのSCCO2の圧送を開始する(ステップS31)。これによりSCCO2が処理チャンバー11に圧送されていき、処理チャンバー11内の圧力が徐々に上昇していく。このとき、圧力調整弁13をコントローラ10からの開閉指令に応じて開閉制御することで、処理チャンバー11内の処理圧力が所定値(例えば20MPa)に保たれる。なお、この開閉制御による圧力調整は後で説明する減圧処理が完了するまで継続される。さらに処理チャンバー11の温度調整が必要な場合は高圧容器1の近傍に設けた加熱器(図示省略)により、表面処理に適した温度に設定する。ここで、SCCO2の温度および圧力については、次にように設定することができる。すなわち、二酸化炭素を超臨界流体とするには31゜C、7.4MPa以上とすればよい。この点からみれば、8〜30MPaのSCCO2を用いることが好ましい。また、温度については、50〜120℃で処理を行うことがより好ましい。
次いで、送給ポンプ33を稼動させる。これによって、ポーラスLow−k膜をシリル化するための強化剤が強化剤貯留タンク32から分岐配管31を介して高圧配管26に送り込まれ、SCCO2への強化剤の混合により強化用処理流体が調製される(ステップS32)。このとき、送給ポンプ33による送液量を制御することで、強化剤の混合量を調整することができる。ここで、強化剤(シリル化剤)として例えばTMCTS(2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン)を用いて強化用処理流体(SCCO2+TMCTS)を調整する場合には、超臨界状態下でポーラスLow−k膜を良好にシリル化するために、強化用処理流体中のTMCTSの濃度を1重量%に設定するのが好ましい。
強化剤の送給開始によりシリル化工程が始まるが、このときSCCO2や強化剤の送給は連続的に行う。こうして強化用処理流体(SCCO2+強化剤)が処理チャンバー11に供給されてポーラスLow−k膜を含む被加工層Fに対してシリル化処理が施される(図6(b))。すなわち、ポーラスLow−k膜に強化剤が接触し、ポーラスLow−k膜がシリル化される。これによって、ポーラスLow−k膜に存在する欠陥サイトがターミネイトされる。その結果、ポーラスLow−k膜の剥離剤に対するエッチング耐性を強化することができる。また、シリル化処理に用いられた強化用処理流体は高圧配管12を通じて貯留ユニットCの貯留部8へ送られる。
そして、ポーラスLow−k膜に対するシリル化が完了する(ステップS33でYES)と、高圧弁34を閉じ、さらに送給ポンプ33を停止する。これによって、強化剤の送給を停止する(ステップS34)。しかしながら、SCCO2の圧送についてはそのまま継続され、SCCO2のみが処理チャンバー11に供給されてSCCO2によるリンス工程が実行される。なお、強化剤としてシリル化剤に有機溶媒を混合させたものを用いる場合には、強化用処理流体(SCCO2+強化剤)によるシリル化処理後、SCCO2に有機溶媒を混合させた処理流体(SCCO2+有機溶媒)を用いてリンス処理を実行することが好ましい。
こうして、リンス処理が完了すると(ステップS35でYES)、それに続いてレジスト除去処理が実行される(ステップS4)。すなわち、SCCO2の圧送が停止されることなく、そのまま継続されている状態で、送給ポンプ43を稼動させる。これによって、レジストを剥離除去するための剥離剤が剥離剤貯留タンク42から分岐配管41を介して高圧配管26に送り込まれ、SCCO2への剥離剤の混合により剥離用処理流体が調製される(ステップS41)。このとき、送給ポンプ43による送液量を制御することで、剥離剤の混合量を調整することができる。剥離剤としては、フッ化物成分を含有した組成物、例えばフッ化水素と、モノエタノールアミンと、炭酸エチレンと、エタノールとを含有した組成物が用いられる。この場合、フッ化水素の濃度は0.001〜0.05重量%が好ましいが、より好ましくは、フッ化水素の濃度を0.01〜0.03重量%に設定してもよい。また、SCCO2に対する剥離剤の流量比については、5重量%程度が最も望ましい。
このように剥離剤の送給開始によりレジスト除去工程が始まるが、このときSCFや剥離剤の送給は連続的に行う。こうして剥離用処理流体(SCCO2+剥離剤)が処理チャンバー11に供給されて基板Wの表面に剥離剤が接触し、基板Wに付着しているレジストを含む不要物質が剥離除去される。ここで、剥離用処理流体中にはレジストの剥離除去に寄与する化学種[F]とともにポーラスLow−k膜へのダメージ要因となる化学種[HF ]が同時に生成されるが、ポーラスLow−k膜はシリル化処理によって予め化学種[HF ]によるエッチング耐性が強化されている。このため、ポーラスLow−k膜を含む被加工層Fへのダメージ発生を防止しながらレジストRを良好に剥離除去することができる(図6(c))。また、不要物質を随伴させた剥離用処理流体は高圧配管12を通じて貯留ユニットCの貯留部8へ送られる。
そして、基板Wからのレジストの剥離除去が完了する(ステップS42でYES)と、高圧弁44を閉じ、さらに送給ポンプ43を停止する。これによって、剥離剤の送給を停止する(ステップS43)。続いて、送給ポンプ53を稼動させる。これによって、リンス液がリンス液貯留タンク52から分岐配管51を介して高圧配管26に送り込まれる。この間、SCCO2の圧送についてはそのまま継続されており、SCCO2へのリンス液の混合によりリンス用処理流体(SCCO2+リンス液)が調製される(ステップS44)。このとき、送給ポンプ53による送液量を制御することで、リンス液の混合量を調整することができる。リンス用処理流体が処理チャンバー11に供給されると、処理チャンバー11内に残留する剥離剤が処理チャンバー11外に排出される(第1リンス工程)。
そして、第1リンス工程が完了する(ステップS45でYES)と、高圧弁54を閉じ、さらに送給ポンプ53を停止する。これによって、リンス液の送給を停止する(ステップS46)。しかしながら、SCCO2の圧送についてはそのまま継続され、SCCO2のみが処理チャンバー11に供給されてSCCO2によるリンス工程が実行される(第2リンス工程)。これにより、リンス液を含む洗浄成分が処理チャンバー11外に排出される。
この第2リンス工程が完了する(ステップS47でYES)と、高圧ポンプ22を停止してSCCO2の圧送を停止する(ステップS48)。そして、圧力調整弁13の開閉を制御することで処理チャンバー11内を常圧に戻す(ステップS5)。この減圧過程において、処理チャンバー11内に残留するSCCO2は気体になって蒸発するので、基板表面にシミ等が発生するなどの不具合を発生させることなく、基板Wを乾燥させることができる。しかも、近年、基板表面に微細パターンが形成されることが多く、乾燥処理の際に微細パターンが破壊されるという問題がクローズアップされているが、超臨界の減圧乾燥を用いることで上記問題を解消することができる。
そして、処理チャンバー11が常圧に戻ると、処理チャンバー11を開き(ステップS6)、産業用ロボット等のハンドリング装置や搬送機構により処理済みの基板Wをアンロードする(ステップS7)。こうして、一連のレジスト剥離処理、つまり、シリル化工程+レジスト除去工程+乾燥工程が完了する。そして、次の未処理基板が搬送されてくると、上記動作が繰り返されていく。
以上のように、この実施形態によれば、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤を用いたレジスト除去処理の実行前に、基板Wに形成されたポーラスLow−k膜に対してシリル化剤を必須的に含む強化剤を用いたシリル化処理を施している。このため、ポーラスLow−k膜の剥離剤に対するエッチング耐性を高めることができる。そして、このようにポーラスLow−k膜の剥離剤に対するエッチング耐性を高めた状態で剥離剤を用いてレジストを基板Wから除去しているので、ポーラスLow−k膜にダメージを与えるのを防止しながらレジストを基板Wから良好に剥離することができる。また、このように強化剤を用いてポーラスLow−k膜をシリル化しているので、ポーラスLow−k膜の誘電特性に悪影響を与えることなく、しかも基板Wにレジストが付着した状態でポーラスLow−k膜のエッチング耐性を強化することが可能となっている。
また、この実施形態によれば、強化剤と高圧流体とを混合させた強化用処理流体を用いてシリル化処理を行った後、剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を用いてレジスト除去を行っている。つまり、ウェット処理を行うことなく、レジスト剥離処理を実行しているので、吸湿によって多孔性の低誘電率膜の誘電特性が劣化するのを回避しながらレジストを基板Wから効果的に剥離することができる。
また、この実施形態では、同一の処理チャンバー11内でシリル化工程とレジスト除去工程とをこの順序で連続して実行しているため、次のような作用効果が得られる。すなわち、SCCO2に混合させる溶剤を切り換える、つまりシリル化工程(ステップS32)では強化剤をSCCO2に混合させ、レジスト除去工程(ステップS41)では剥離剤を混合させている。このようにSCCO2に混合させる溶剤成分の切換のみで処理内容を変更することができ、シリル化工程とレジスト除去工程とのインターバルを短縮することができる。その結果、装置のスループットを大幅に向上させることができる。また、常に基板Wに対して化学的に不活性なSCCO2をキャリア媒体として処理を行うため、安定して良好に処理を行うことができる。
<第2実施形態>
図7は本発明にかかるレジスト剥離方法の第2実施形態を実施可能なレジスト剥離システムを示す図である。このレジスト剥離システムでは、高圧流体を用いて基板Wに高圧処理を施す高圧処理装置100Aと、基板Wに形成されたポーラスLow−k膜をシリル化するシリル化装置200との間に、基板Wを搬送するための搬送装置300が配置されている。高圧処理装置100Aの構成は基本的に図1に示すレジスト剥離装置100と同様であるが、シリル化装置200を高圧処理装置100Aと別個に設けていることから強化剤を供給するための強化剤供給部3を不要とすることができる。また、搬送装置300は、未処理の基板Wをシリル化装置200に搬送するとともに、シリル化装置200でシリル化処理を受けた基板Wを高圧処理装置100Aに搬送する。
図8はシリル化装置の構成の一例を示す図である。シリル化装置200は、その内部がシリル化処理を実行するための処理室211となっている処理容器201と、処理室211の内底部に配置された加熱プレート203とを備えている。処理容器201には導入口205が設けられており、窒素ガス等の不活性ガスまたはシリル化剤を必須的に含む強化剤と不活性ガスとの混合流体が選択的に導入口205を介して処理室211内に供給可能となっている。すなわち、流体供給部206が導入口205を介して処理室211と連通しており、システム全体を制御するコントローラ400からの動作指令に応じて流体供給部206から不活性ガスまたは混合流体(強化剤+不活性ガス)が選択的に処理室211に導入される。ここで、混合流体は、例えば強化剤を貯留する貯留タンクに窒素ガスを導入し、貯留タンク内の強化剤中に窒素ガスをバブリングさせることで生成することができる。また、処理容器201には排気口207が設けられており、処理室211内の気体成分を処理室211から排気可能となっている。
加熱プレート203はヒータ209を内蔵しており、コントローラ400から与えられる電気信号によりヒータ209が発熱するように構成されている。また、加熱プレート203では、複数の支持ピン(図示せず)が昇降可能となっており、支持ピンが加熱プレート203の上面から突出して基板Wを搬送装置300から受け取った後、支持ピンが加熱プレート203内に下降後退することで基板Wを加熱プレート203の上面に載置する。また、加熱プレート203には複数の吸着孔が設けられており、上記のようにして載置された基板Wを真空吸着して保持可能となっている。また、支持ピンが上昇することで加熱プレート203上の基板Wを加熱プレート203から持ち上げて搬送装置300によるシリル化装置200からの基板Wの搬出が可能となっている。
次に、上記のように構成されたレジスト剥離システムによるレジスト剥離処理について図9を参照しつつ説明する。図9は本発明にかかるレジスト剥離方法の第2実施形態を示すフローチャートである。シリル化装置200において処理を受ける基板Wは、搬送装置300によりシリル化装置200に搬入され、加熱プレート203に受け渡される(ステップS11)。また、ヒータ209は既にON(駆動状態)にされている。
基板Wが加熱プレート203に保持されると、導入口205から処理室211内に混合流体(強化剤+不活性ガス)が導入される。これにより、処理室211は強化剤を含んだ不活性ガス雰囲気に満たされる。また、加熱プレート203に保持された基板Wはヒータ209からの発熱により加熱される。このとき、コントローラ400は基板Wの温度が200℃以上で、かつ500℃以下の所定の処理温度、例えば400℃となるようにヒータ209を駆動制御する。これにより、ポーラスLow−k膜に接触する強化剤によってポーラスLow−k膜がシリル化される(ステップS12)。その結果、ポーラスLow−k膜の剥離剤に対するエッチング耐性を強化することができる。なお、処理室211内の圧力は常圧に保たれる。
そして、ポーラスLow−k膜に対するシリル化が完了すると、処理室211内への強化剤の導入を停止する。すなわち、導入口205を介して処理室211内に不活性ガスのみを導入し、処理室211内に残留する強化剤を処理室211外に排出する。
こうしてシリル化処理を受けた基板Wは、搬送装置300によりシリル化装置200から搬出されて高圧処理装置100Aに搬入される(ステップS13)。すなわち、シリル化処理を受けた基板Wは処理チャンバー11にローディングされる。その後、処理チャンバー11が閉じられ(ステップS14)、レジスト除去処理(ステップS15)および減圧乾燥処理(ステップS16)が実行される。なお、ステップS13〜S18の動作は第1実施形態におけるステップS1、S2およびステップS4〜S7(図4)の動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、この実施形態によれば、剥離剤を用いたレジスト除去処理の実行前に、強化剤を用いてポーラスLow−k膜をシリル化しているので、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。また、強化剤と不活性ガスとを混合させた混合流体を用いてシリル化処理を行った後、剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を用いてレジスト除去を行っている。つまり、ウェット処理を行うことなく、レジスト剥離処理を実行しているので、吸湿によってポーラスLow−k膜の誘電特性が劣化するのを回避しながらレジストを基板Wから良好に剥離することができる。
また、この実施形態によれば、シリル化装置200においてシリル化処理を実行した後、搬送装置300によりシリル化処理を受けた基板Wを高圧処理装置100Aに搬送して高圧処理装置100Aにおいて高圧流体を用いたレジスト除去処理を実行している。したがって、シリル化処理と高圧流体を用いた高圧処理とをそれぞれ専門的に実行しながらレジストを基板Wから良好に剥離することができる。
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、レジスト除去工程において、剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を用いてレジスト除去を行っているが、高圧流体を用いることは必須ではない。例えば、高圧流体を用いることなく、フッ化物成分を含む薬液を剥離用成分として用いてウェット処理を行う場合についても本発明を適用することができる。すなわち、このような場合でも、薬剤に含まれるフッ化物成分によってポーラスLow−k膜がエッチングされてしまうことがある。したがって、レジスト除去工程前にポーラスLow−k膜をシリル化することによってポーラスLow−k膜の薬液に対するエッチング耐性を高め、ポーラスLow−k膜がダメージを受けるのを防止することができる。
また、上記実施形態では、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉方式のレジスト剥離方法に対して本発明を適用しているが、複数枚の基板Wを同時に処理する、いわゆるバッチ方式のレジスト剥離方法に対しても本発明を適用することができる。
また、上記第2実施形態では、基板Wを加熱プレート203に直接載置して所定の処理温度まで基板Wを加熱しているが、加熱プレート203の直上位置で基板Wを保持した状態で基板Wを加熱するようにしてもよい。例えばプロキシミティピン上に基板Wを支持して加熱プレート203から微小距離だけ離間させた状態で基板Wを加熱するように構成してもよい。さらに、基板Wの近傍に赤外線ランプヒータ等の熱源を配置して、この熱源により基板Wを取り囲む雰囲気の温度を所定の処理温度まで上昇させるようにしてもよい。
多孔性の低誘電率膜が形成された基板に付着しているレジストを基板から剥離するレジスト剥離処理を施すレジスト剥離方法全般に適用することができる。
本発明にかかるレジスト剥離方法の第1実施形態を実施可能なレジスト剥離装置を示す図である。 図1のレジスト剥離装置を制御するための電気的構成を示すブロック図である。 本発明にかかるレジスト剥離方法の第1実施形態を示すフローチャートである。 シリル化処理の手順を示すフローチャートである。 レジスト除去処理の手順を示すフローチャートである。 レジスト剥離動作を説明するための模式図である。 本発明にかかるレジスト剥離方法の第2実施形態を実施可能なレジスト剥離システムを示す図である。 シリル化装置の構成の一例を示す図である。 本発明にかかるレジスト剥離方法の第2実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1…高圧容器
2…高圧流体供給部
3…強化剤供給部
4…剥離剤供給部
5…リンス液供給部
11…処理チャンバー
R…レジスト
W…基板

Claims (5)

  1. 表面に多孔性の低誘電率膜が形成された基板に付着しているレジストを前記基板の表面から剥離するレジスト剥離方法において、
    シリル化剤を必須的に含む強化剤を用いて前記基板に形成された前記低誘電率膜をシリル化するシリル化工程と、
    前記シリル化工程の実行後に、フッ化物成分を必須的に含む剥離剤を用いて前記レジストを前記基板から除去するレジスト除去工程と
    を備えたことを特徴とするレジスト剥離方法。
  2. 前記レジスト除去工程は、前記剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を前記基板に接触させて前記レジストを前記基板から除去する工程である請求項1記載のレジスト剥離方法。
  3. 前記シリル化工程は、前記強化剤と高圧流体とを混合させた強化用処理流体を前記基板に接触させて前記低誘電率膜をシリル化する工程である請求項1または2記載のレジスト剥離方法。
  4. 前記レジスト除去工程は、前記剥離剤と高圧流体とを混合させた剥離用処理流体を前記基板に接触させて前記レジストを前記基板から除去する工程であり、
    前記シリル化工程と前記レジスト除去工程とが同一の処理チャンバー内でこの順序で連続して実行される請求項3記載のレジスト剥離方法。
  5. 前記シリル化工程は、前記強化剤と不活性ガスとを混合させた混合流体を前記基板に接触させて前記低誘電率膜をシリル化する工程である請求項1または2記載のレジスト剥離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012164949A (ja) * 2011-01-20 2012-08-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置

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