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JP2009008344A - 油吸着構造及びその方法 - Google Patents

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JP2009008344A
JP2009008344A JP2007171309A JP2007171309A JP2009008344A JP 2009008344 A JP2009008344 A JP 2009008344A JP 2007171309 A JP2007171309 A JP 2007171309A JP 2007171309 A JP2007171309 A JP 2007171309A JP 2009008344 A JP2009008344 A JP 2009008344A
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grill
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oil
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continuous porous
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English (en)
Inventor
Michiko Fukuda
三智子 福田
Akiko Fukuda
章子 福田
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KANKYO SOKEN KK
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KANKYO SOKEN KK
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Abstract

【課題】従来技術以上の利便性と安全利用が確保でき、さらに熱効率向上により焼き時間も短縮でき、それに伴いガスの費用量も削減できて二酸化炭素排出量の削減に貢献できる油吸着構造とその方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、連続した多孔質構造を形成した無機材をグリルなどの焼き調理器具内の焼き汁受け皿に敷き詰め、連続した多孔質構造を形成した無機材が魚介類や肉、パンなどの食材を調理する際に、滲み出る焼き汁を吸着することを特徴とする。従来の天然ゼオライトよりも粗い細孔を持ち、早い油吸着が可能な無機材を使い、油を素早く内部に吸着させ、表面に浮き上がらせることを防止し、それに伴い安全性を向上させ、使用回数を増やすことにより、引火の危険性がなくなる。これによって、本発明は従来技術以上の利便性と安全利用が確保でき、さらに熱効率向上により焼き時間も短縮でき、それに伴いガスの費用量も削減できて二酸化炭素排出量の削減に貢献できる。
【選択図】 図20

Description

本発明は、魚介類や肉、パンなどの食材を調理する際に、滲み出る焼き汁を吸着保持する油吸着構造及びその方法に関し、調理器具内の油の飛び散りを予防するとともに、熱効率向上にともない焼き時間も短縮でき、調理器具および食材を好適な環境で調理できる油吸着構造及びその方法に関する。
魚介類や魚を網等で焼いて調理する際に、それらの調理食材から滲み出る焼き汁が調理器具を汚したり、焼き汁が発火して調理器具の損傷や食材が焦げることが原因となって調理に不具合を生じていた。さらに、焼き汁の焦げるニオイが発生して室内にニオイがつく、焼き汁が調理器具にこびりつき、清掃が面倒などから、家庭用調理器具を使う際は特に焼き物調理を毛嫌う調理者が多い。
このような問題を防止するものとして、家庭用調理器具の魚焼きグリルの焼き汁受け皿の底に敷いて用いるための天然ゼオライトやシリカを原料とする油吸着剤が市販されている。この油吸着剤は1〜5mm程度の粒径で、破砕された角張った形状が主流である。
また、天然ゼオライトやシリカに苛性ソーダなどの薬剤や2次加工品による技術も考案されている。
特開平10−102048号公報 特開平8−98778号公報 特開平7−108026号公報 特開平7−42946号公報 実開平7−36963号公報 特開2005−132710号公報 特開2000−271199号公報
しかし、従来技術の天然ゼオライトは様々な問題点があり、引火事故などを発生させ、一部発売停止となった。天然ゼオライトが引火事故を発生させた原因としては、天然ゼオライト内部に独立した気孔が存在するため水分が抜けにくい、孔の形状が細孔容積0.05〜2.0cc/gに対して比表面積30〜1000平方メートル/gと、孔が細かすぎてしまい吸着物を吸収する速度が遅く、表面に油の皮膜を作り、その油に引火する、といったことが考えられる。
さらにこの引火のもう一つの原因として、吸水率が乾燥重量比4〜20%ほどと低いことも上げられる。吸水率が低いと少ない使用回数(3〜5回)で油を吸着できなくなり(油が飽和状態)、引火する。使用する際には使用回数を十分気をつける必要がある。ところが、家庭の主婦(調理者)は経済観念から使用回数を規定以上に多く使用するのが一般的であるため、天然ゼオライトの使用は掃除が楽になる代わり、調理器具を危険にする原因となるのである。
さらに、天然ゼオライトの形状が1〜5ミリの尖った形状であるため、粒の小ささから、調理器具、特にガス機器の吸気孔を塞ぐ原因となり、不完全燃焼を起こしかねない危険な状態となりやすい。尖った形状は刺さると取れにくく、万が一飲み込んでしまった場合、気管や食道、胃を傷つける原因となる。
さらに、薬剤の混合物や天然ゼオライトの2次加工品は、混入の薬剤が一般の消費者にとって危険であり、価格も高価となるため、実際に市場に市販されていない。
また一方、地球温暖化対策は必至の環境状況となり、調理器具等も熱効率を上げることにより、ガスまたは電気の消費量を削減し、二酸化炭素の排出量を削減する対策がとられている。近年の調理器具は50%近い二酸化炭素排出量削減に成功しているが、調理器具は10年以上使用することから、このような二酸化炭素排出削減タイプの調理器具は全ての家庭及び調理現場に普及していないのが現状である。
本発明はこのような従来技術上の問題点を解決するためになされたもので、従来の天然ゼオライトよりも粗い細孔を持ち、早い油吸着が可能な無機材を使い、油を素早く内部に吸着させ、表面に浮き上がらせることを防止し、それに伴い安全性を向上させ、使用回数を増やすことにより、引火の危険性がなくなる油吸着構造及びその方法を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、これによって、従来技術以上の利便性と安全利用が確保でき、さらに熱効率向上により焼き時間も短縮でき、それに伴いガスの費用量も削減できて二酸化炭素排出量の削減に貢献できる油吸着構造及びその方法を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するために、連続した多孔質構造を形成した無機材をグリルなどの焼き調理器具内の焼き汁受け皿に敷き詰め、連続した多孔質構造を形成した無機材が魚介類や肉、パンなどの食材を調理する際に、滲み出る焼き汁を油吸着する。
連続した多孔質構造を形成した無機材は焼き汁を素早く吸着するとともに、調理器具内の油の飛び散りを予防し、熱効率を向上させて焼き時間も短縮でき、調理器具および食材を好適な環境で調理できる。このとき、水を使用するグリルについては、水を使用しない。水を入れることで、連続した多孔質構造を形成した無機材の吸着力が低下し、焼成過程で水蒸気が発生するために、食材の味や質を損なうことになる。
本発明はIH調理機器やガス調理機器など熱源を問わず使用でき、水なしグリルタイプや水ありグリルタイプ、両面焼きグリルタイプ、片面焼きグリルタイプなど違うグリルの形状やタイプでも使用できる。
また、焼き調理器具内の焼き汁受け皿の上にアルミホイルを敷き詰めて連続した多孔質構造を形成した無機材を敷き詰めると、交換時に汚れた連続した多孔質構造を形成した無機材をアルミホイルで包んで廃棄でき、手が汚れず廃棄や清掃が簡単となる。
本発明は、連続した多孔質構造を形成した無機材は吸水率(乾燥重量比)30〜300%であり、調理器具に敷き詰め使用することを特徴とする。高い吸水率を持つことで、従来品では5回程度の使用回数を約10〜30回に増やすことができる。内部の細孔の形状を粗く大きくすることで、従来技術にくらべてすばやく油が吸着することが可能となり、繰り返し使用することによる表面の油皮膜の発生を抑え、引火の危険性を防止できる。細孔の形状は細孔容積0.2〜3.5cc/g、比表面積は0.2〜20m2/gが好ましい。
また、本発明は粒径を3〜20ミリとすることで、ガス調理機器の吸気孔に詰まり、不完全燃焼を防止できる。粒の形状は角の無い球形、不定形球形及び異形球形、タドン型、楕円型などが好ましく、適している。この形状は誤って飲み込んだ場合でも内臓を傷つけず危険性を解消できる。
Figure 2009008344
本発明は網焼きなどが行える調理器具に備え付けてある焼き汁受け皿に、多孔質構造の無機質材を敷き詰め、その上に網を置き、通常の調理作業を行える。使用中に発生する魚介類や肉から滲み出る焼き汁を焼き汁受け皿の中で吸着し、調理器具内の汚れを減らすことで掃除が簡単になる。多孔質構造の無機材は微細な多孔質構造を形成し、吸水率20〜300%と高い性能を持つため、約10〜30回使用しても表面に油が付着する状態に至らないため、焼き汁に含まれる油により引火することが無い。
また、多孔質構造の無機質材の高い吸水率は、油が飽和状態まで吸着されない限り空洞を保ち、この空洞が断熱効果を持ち、焼成体(魚介類や肉など)の内部温度が早く上がり、焼き時間を短縮できる。この焼き時間の短縮はガスの消費量を削減することとなり、したがって二酸化炭素の排出量を削減できることとなる。
また、焼き汁受け皿の上にアルミホイルを敷き詰めると、捨てるときに包んで捨てられ、焼き汁受け皿も汚れなく、掃除が簡易となる。
本発明の連続した多孔質構造の無機質材は、連続した多孔質構造を持つ油吸着機能を持ち、吸水率20〜300%の特徴のセラミックス質が好ましい。連続した多孔質構造の無機質材は、火山岩、人工ゼオライト、軽量骨材、パーライト、珪藻土、吸水性セラミックス、低温焼成のレンガ、発泡ガラス、発砲スラグ、水砕スラグ、セルベン、シャモット、耐火レンガなどでも良く、製紙産業廃棄物及び製紙産業廃棄物焼却灰、下水スラッジ及び下水スラッジ焼却灰、浄水発生土(浄水スラッジ)及び浄水発生土焼却灰(浄水スラッジ焼却灰)、フライアッシュ、コークス灰、高炉スラグ、スラグ、溶融スラグ、電気溶融スラグ、発砲スラグ、発砲ガラス、珪藻土、粘土、シャモット、セルベン、頁岩、モンモリナイト、カオリナイト、ベントナイト、クロボク、シロボク、セメント、石灰などを原料とし、この中の1種類で構成されても良く、数種類を混合して得られるものでも良い。この原料を使用しても、粘性が得られず成型が困難な場合はバインダーを混入してもより。バインダーは限定するものではないが、澱粉のり、コーンスターチ、小麦粉、水ガラス(珪酸ソーダ)、アクリルエマルジョン、ポパール、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、ふのりなどでも良い。最も好ましい連続した多孔質構造の無機質材は、製紙産業廃棄物及び製紙産業廃棄物焼却灰や浄水発生土(浄水スラッジ)及び浄水発生土焼却灰(浄水スラッジ焼却灰)、ベントナイトを1種類もしくは2種類以上を混合し、焼成して得られるものであり、原料の価格が安価なことと加工性の良さ、重金属等の溶出の危険性が少ないことにある。
粒の形状は角の無い球形、不定形球形及び異形球形、タドン型、楕円型などが適しており、その形状を得るためにはペレットや押し出し成型、プレス成型、ブリケット成型、ロールプレス成型、パンペレット成型などで得られ、加工手間やコストから適当な成型方法である。
本発明によれば、本発明の効果は、連続した多孔質構造を形成した無機材は焼き汁を素早く吸着するとともに、調理器具内の油の飛び散りを予防し、熱効率を向上させて焼き時間も短縮でき、調理器具および食材を好適な環境で調理できる。使用中に発生する魚介類や肉から滲み出る焼き汁を焼き汁受け皿の中で吸着し、調理器具内の汚れを減らすことで掃除が簡単になる。多孔質構造の無機材は微細な多孔質構造を形成し、吸水率20〜300%と高い性能を持つため、約10〜30回使用しても表面に油が付着する状態に至らなく、細孔も従来技術よりも粗く大きいことから焼き汁と素早く内部に吸収できるため、焼き汁に含まれる油により引火することが無い。
本発明の多孔質構造の無機質材の高い吸水率が、油が飽和状態まで吸着されない限り空洞を保ち、この空洞が断熱効果を持ち、焼成体(魚介類や肉など)の内部温度が早く上がり、焼き時間を短縮できる。この焼き時間の短縮はガスの消費量を削減することとなり、したがって二酸化炭素の排出量を削減できる効果がある。
また、本発明は粒径を3〜20ミリとすることで、ガス調理機器の吸気孔に詰まり、不完全燃焼を防止できる。粒の形状は角の無い球形、不定形球形及び異形球形、タドン型、楕円型などが好ましく、適している。この形状は誤って飲み込んだ場合でも内臓を傷つけず危険性を解消できる。
以下により、焼き時間の短縮率を検証した。これはひとつの評価方法であり、評価はこれに限定されるものではない。
(実験例)
1.グリルの使用の効果検証
グリルの中に試作した保水性セラミックスを入れ、熱効率がどのぐらい向上するか検証試験を行った。
2.実験概要
(1)供試体
本実験では、グリル内で市販のかまぼこを焼きその内部の温度を計測する。かまぼこを採用したのは、中身がほぼ均一であり、また適度な硬さがあるので温度計測のためのセンサーを内部に設置しやすいことによる。本実験で利用したかまぼこについて下記に示す。
Figure 2009008344
図1は、かまぼこの寸法を、図2は、市販かまぼこを、それぞれ示す写真図である。
(2)実験装置
本実験で用いた装置について図3に示す。
図3は、実験装置を示す写真図である。図中の番号は以下を指標する。
1ガスコンロ
2熱伝対(T‐H‐0.65,東京測器研究所)
温度を計測する熱伝対は2種の異なる金属線を接続し、その両方の接点に温度差を与えると熱起電力が生じる原理(ゼーベック効果)を利用した温度計である。
3データロガー(TDS‐303,東京測器研究所)

熱伝対からの信号を記録。
4パソコン
データを保存
5 熱伝対固定治具
かまぼこ内部の温度を計測する際、常に同じ箇所で計測する必要がある。そこで図4A、B(熱伝対固定治具の様子、熱伝対固定治具図)のような治具を作成し、計測点である熱伝対の先端がかまぼこ内で常に同じ位置に来るようにした。
図4A及びBに示すようにφ5
mmのアルミパイプを3本等間隔となるように固定する。アルミパイプ内に熱伝対を通し、先端部でパイプ穴を閉塞して熱伝対を固定する。このパイプ群をかまぼこの中心の位置で、真横から所定の位置まで(先端より25
mm)挿入させる(図5:熱伝対の設置)。このようにして毎回熱伝対が同じ位置にくるよう、設置した。
(2)測定項目
測定項目はかまぼこ内温度、グリル内気中温度、燃焼開始からの経過時間である。なお、10秒ごとに計測を行う。
*かまぼこ内温度測定箇所
図6A、Bに示すように、供試体中の1、2、3の3箇所の温度変化を測定する。
*グリル内気中温度
図7:気中温度測定位置に示すように、グリル内気中の温度を計測する。
トーストなど、内部に空気を含むものを外側パリッ、内側ふわっと仕上げるには、ガスの強火でサクサクッと焼く方法が合っている
(http://www.nikkeibp.co.jp/ecomom/column/ep_067.html
参照)。
これは,グリル内の気中温度と関連することから、かまぼこ燃焼実験中のグリル内の温度についても検討を行う。なお、図7に示すように、ここでの計測位置はグリルの端部になっている。そこで、別途Case-3実験にて、グリル内中心位置での気中温度について検討を行う。
(4)実験手順
本実験の手順を以下に示す。
(4−1)グリルの受け皿に水(400
g)、もしくは「グリル革命」(400 g)を敷き詰める(図8)。
(4−2)かまぼこに温度計測装置を設置し、グリルの網の中心部に来るよう設置する(図9、10)。
(4−3)供試体の測定位置(4−2)の温度が15
℃になったら,火を着け,計測を始める(計測時間20 分)。
かまぼこは実験直前まで冷蔵庫中に保管しており内部の温度は10 ℃以下であるが、取り出して計測準備完了までの間にいくらか温度が上昇する。そこで燃焼開始時の温度を常に一定にするため,測定位置(4−2)の温度が15
℃になるのを確認して加熱しはじめる。
また火力は、常に調整レバーの右端の位置で固定し弱火とした(図11)。
3. Case-1実験の結果と考察
Case-1実験での温度計測箇所はかまぼこ内3箇所と、グリル内の気中1箇所の計4箇所である。各箇所での燃焼時間と温度変化の様子を、「グリル革命」を使用した時と、水の場合で比較検討する。
(1)計測箇所1の結果
a) 温度時間関係
図12(温度時間関係(計測箇所1))に計測箇所1の温度と燃焼時間の関係を示す。実験は2回ずつ実施しており、全ての結果を示している。図12より2回ともほぼ同じ挙動を示しており、再現性が確認される。また、「グリル革命」を使用した時は、水を使用した時に比べて、温度の上昇が早い。
次に40、 50、60、70、
80、90 ℃に達する時間を、「グリル革命」使用時と水使用時の両者で比較する(表3)。なお、水使用時には燃焼時間20分以内に90 ℃には達しなかった。各ケースに対して2回ずつ実験を行っているので、その両方のデータ(データ1,データ2)を示す。
Figure 2009008344
b) 燃焼時間短縮率
表3より「グリル革命」を使用した時には水の場合よりも、ある温度への到達時間が短縮されることがわかった。そこで、各温度で数式(1)のように燃焼時間短縮率を算出し、「グリル革命」の効果を定量的に評価する。
数式1
Figure 2009008344
なお、表3中で、水使用時に得られた2つのデータのうち、各温度への到達時間が早い方のデータ1と、「グリル革命」使用時に得られた2つのデータのうち、各温度への到達時間が遅い方のデータ2とで、短縮率を算出する。つまり、「グリル革命」にとって最も不利なデータの組合せで検討する。
このようにして算出された燃焼時間短縮率を表4に示す。また図13(「グリル革命」による燃焼時間短縮率(計測箇所1))では短縮率を縦軸に、比較温度を横軸にとり表示する。
Figure 2009008344
図13から、温度が高いほど、燃焼時間短縮率が大きくなり「グリル革命」による効果が高いことがわかる。
ここで、「動物性の食品は内部温度が75 ℃から80 ℃止まりになる時が焼き上がった状態である」(http://yakitori.co.jp/knowledge/tec/yaki/index.html
参照)ことから、70 ℃、80 ℃に到達する時間の短縮率に着目する。図13より、動物性のもの(焼鳥や魚など)を焼く時、時間を約15
%短縮できることが分かる。
(2)計測箇所2の結果
a) 温度時間関係
計測箇所1と同様に、計測箇所2での実験結果を整理する。図14に計測箇所2における、温度と燃焼時間の関係を示し、表5では40、50、60、70、80、90
℃に到達する時間を、「グリル革命」使用時と水使用時の両者で比較する。図14、表5から、「グリル革命」を使用時は、水の場合に比べて、温度の上昇が早いことが分かる。
Figure 2009008344
b) 燃焼時間短縮率
計測箇所1での時と同様に、燃焼時間短縮率を算出する。表5中、水使用時のデータ1と「グリル革命」使用時のデータ2により算出した。短縮率を表6、図15(「グリル革命」による燃焼時間短縮率(計測箇所2))に示す。
Figure 2009008344
表6と図15より高温になるほど燃焼時間の短縮率が高く、「グリル革命」の効果が大きいことが分かる。図15から、実際の調理時に焼き上がりに至るまでの時間は、70、80 ℃での短縮率から約15 %短縮できるといえる。
(3)計測箇所3の結果
a) 温度時間関係
計測箇所1、2と同様に図16(温度時間関係(計測箇所3))に計測箇所3における、温度と燃焼時間の関係を示し、表7では40、50、60、70、80、90 ℃に達する時間を、「グリル革命」使用時と水使用時の両者で比較する。図16、表7から、「グリル革命」を使用時は、水の場合に比べて、温度の上昇が早いことが分かる。
Figure 2009008344
b) 燃焼時間短縮率
計測箇所1,2での時と同様に、「グリル革命」の効果を定量的に把握するため、燃焼時間短縮率を算出する。表7中、水使用時のデータ1と「グリル革命」使用時のデータ2により算出した。短縮率を表8、図17(「グリル革命」による燃焼時間短縮率(計測箇所3))に示す。
Figure 2009008344
表8と図17より高温になるほど燃焼時間の短縮率が高い傾向にあり、「グリル革命」の効果が大きいことが分かる。図17から、実際の調理時に焼き上がりに至るまでの時間は、70 ℃、80 ℃での短縮率から約20 %短縮できるといえる。
(4)気中温度の計測結果
a) 温度時間関係
図18(温度時間関係(気中))にグリル内気中における、温度と燃焼時間の関係を示す。気中においては、急激に約60 ℃まで温度上昇し、「グリル革命」使用時と水の場合で両者に大きな差は見られなかった。そこで表9では80、90、100、110、120、130
℃に達する時間を、「グリル革命」使用時と水使用時の両者で比較する。図18、表9から、「グリル革命」を使用時は、水の場合に比べて、温度の上昇が早いことが分かる。
Figure 2009008344
b) 燃焼時間短縮率
「グリル革命」の効果を定量的に把握するため、燃焼時間短縮率を算出する。表9中、水使用時のデータ1と「グリル革命」使用時のデータ2により算出した。短縮率を表10、図19(「グリル革命」による燃焼時間短縮率(気中))に示す。
Figure 2009008344
表10と図19より高温になるほど時間の短縮率が高い傾向があり「グリル革命」の効果が大きいことが分かる。
1.1.1.1計測箇所と「グリル革命」の効果
かまぼこ内3箇所の燃焼時間短縮率を表11、図20(「グリル革命」による燃焼時間短縮率(かまぼこ内))にまとめる。
Figure 2009008344
図20より「グリル革命」の効果は、かまぼこ内でも上部へいくほど大きくなることがわかる。いずれの箇所でも高温では時間短縮率は大きくなる。
1.1.1.2Case-1実験の結果のまとめ
以上からかまぼこ内3箇所、グリル内気中1箇所の温度は、「グリル革命」を使用することにより、ある温度の到達する時間を水使用時に比べて大幅に短縮できることが分かる。このことから、実際に調理時に「グリル革命」を使用することによって、ガスを利用する調理時間が短縮されガス消費量を削減することができると考えられる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
さらにまた、上述したものは本願に係る技術思想を具現化するための実施形態の一例を示したにすぎないものであり、他の実施形態でも本願に係る技術思想を適用することが可能である。
また、本願発明を用いて生産される装置、方法、システムが、その2次的生産品に登載されて商品化された場合であっても、本願発明の価値は何ら減ずるものではない。
本発明によれば、本発明の多孔質構造の無機質材の高い吸水率が、油が飽和状態まで吸着されない限り空洞を保ち、この空洞が断熱効果を持ち、焼成体(魚介類や肉など)の内部温度が早く上がり、焼き時間を短縮できる。この焼き時間の短縮はガスの消費量を削減することとなり、したがって二酸化炭素の排出量を削減できる効果があるから、施設、ホテル、事務所等キッチンを必要とするあらゆる空間・機会に有用性を発揮することとなり、各種産業に非常な有益性をもたらすものである。
本発明の一実施形態に係るかまぼこの寸法を示す写真図である。 市販かまぼこを示す写真図である。 本実験で用いた装置を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係る熱伝対固定治具の様子、熱伝対固定治具図を示す図である。 本発明の一実施形態に係る熱伝対の設置を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係る測定位置と断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る気中温度測定位置を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係る実験手順1を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係る実験手順2を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係るかまぼこの設置位置を示す写真図である。 本発明の一実施形態に係る弱火の様子を示す写真図である。 本発明の計測箇所1における温度時間関係を示す図である。 本発明の計測箇所1における「グリル革命」による燃焼時間短縮率を示す図である。 本発明の計測箇所2における温度時間関係を示す図である。 本発明の計測箇所2における「グリル革命」による燃焼時間短縮率を示す図である。 本発明の計測箇所3における温度時間関係を示す図である。 本発明の計測箇所3における「グリル革命」による燃焼時間短縮率を示す図である。 本発明の気中における温度時間関係を示す図である。 本発明の気中における「グリル革命」による燃焼時間短縮率を示す図である。 本発明のかばぼこ内における「グリル革命」による燃焼時間短縮率を示す図である。
符号の説明
1 ガスコンロ
2 熱伝対
3 データロガー
4 パソコン
5 熱伝対固定治具

Claims (6)

  1. 連続した多孔質構造を形成した無機材をグリルなどの焼き調理器具内の焼き汁受け皿に敷き詰め、連続した多孔質構造を形成した無機材が魚介類や肉、パンなどの食材を調理する際に、滲み出る焼き汁を吸着することを特徴とする油吸着構造。
  2. 連続した多孔質構造を形成した無機材は吸水率(乾燥重量比)30〜300%であり、調理器具に敷き詰め使用し、高い吸水率を持つことで、使用回数を約10〜30回に増やすことを可能とする油吸着構造。
  3. 細孔の形状は細孔容積0.2〜3.5cc/g、比表面積は0.2〜20m2/gとした油吸着構造であって、内部の細孔の形状を粗く大きくし、すばやく油が吸着することを可能とし、繰り返し使用することによる表面の油皮膜の発生を抑え、引火する危険性を最小化した油吸着構造。
  4. 粒径を3〜20ミリとすることで、ガス調理機器の吸気孔における詰まり、不完全燃焼を防止可能な油吸着構造。
  5. 粒の形状は角の無い球形、不定形球形及び異形球形、タドン型、楕円型のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の油吸着構造。
  6. 連続した多孔質構造を形成した無機材をグリルなどの焼き調理器具内の焼き汁受け皿に敷き詰め、連続した多孔質構造を形成した無機材が魚介類や肉、パンなどの食材を調理する際に、滲み出る焼き汁を吸着することを特徴とする油吸着方法。
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JP2012016687A (ja) * 2010-07-11 2012-01-26 Kankyo Soken:Kk 油吸着材及び油吸着構造体
CN103221887A (zh) * 2010-11-17 2013-07-24 日立化成株式会社 感光性树脂组合物、感光性元件、抗蚀图案的形成方法以及印刷布线板的制造方法

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JPH10102048A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Taiheiyo Tanko Kk 油吸着剤及びその製造方法

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