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JP2009006985A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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JP2009006985A
JP2009006985A JP2007339348A JP2007339348A JP2009006985A JP 2009006985 A JP2009006985 A JP 2009006985A JP 2007339348 A JP2007339348 A JP 2007339348A JP 2007339348 A JP2007339348 A JP 2007339348A JP 2009006985 A JP2009006985 A JP 2009006985A
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Tomoyasu Aoki
友保 青木
Shuji Endo
修司 遠藤
Tomomune Hisanaga
智宗 久永
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NSK Ltd
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Abstract

【課題】路面からの反力を考慮して操舵トルクを精度良く推定することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】操舵トルク検出手段14で検出した操舵トルクに基づいて第1のトルク指令値を演算する第1のトルク指令値演算手段31と、操舵トルク検出手段14の異常を検出するトルク検出部異常検出手段33と、ステアリング機構に路面側から伝達されるセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定手段321を有し、該セルフアライニングトルク推定手段321で推定したセルフアライニングトルクに基づいてトルク指令値を演算する第2のトルク指令値演算手段32と、前記トルク検出部異常検出手段33で前記操舵トルク検出手段の異常を検出したときに、前記第1のトルク指令値演算手段に代えて前記第2のトルク指令値演算手段を選択する異常時切換手段34とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも操舵トルクに基づいてトルク指令値を演算するトルク指令値演算手段と、ステアリング機構に操舵補助力を与える電動モータと、前記トルク指令値に基づいて電動モータを制御するモータ制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、ステアリング装置として運転者がステアリングホイールを操舵する操舵トルクに応じて電動モータを駆動することによりステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置が普及している。
この種の電動パワーステアリング装置では、搭載対象車両が大型化することにより、電動パワーステアリング装置の高出力化が進み、モータトルクが増大すると共に大電流化が加速している。
このように、電動パワーステアリング装置の高出力化が進むと、電動パワーステアリング装置を停止させた状態での手動操舵時の操舵トルクが大きくなって、操舵が困難となる状況となっている。
従来、操舵トルクセンサ等の異常が発生した場合、電動パワーステアリング装置を停止させて安全を確保するようにしていたが、手動操舵時の操舵トルクが大きくなりすぎて操舵が困難となっているので、操舵トルクセンサ等の異常が発生した場合でも電動モータを駆動制御して操舵補助力の発生を継続することが望まれている。
このため、従来、操舵トルクセンサが故障した場合に、操舵トルク推定手段で車速信号と操舵角信号とに基づいて操舵トルクを推定し、推定した操舵トルクに基づいて電動機の駆動制御をするようにした電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3390333号公報(第1頁、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、車速信号と操舵角信号とに基づいて操舵トルクを推定し、推定した操舵トルクに基づいて電動モータの駆動制御をするので、推定した操舵トルクで運転者の手放しなどの操舵状態を正しく認識することができず、ステアリングホイールが勝手に切込んでしまうなど運転者の意に反する操舵状態となって、ただでさえ操舵トルクセンサの故障により電動パワーステアリング装置の異常を表す警報ランプが点灯して運転者に不安感を与えている状態なので、運転者により大きな違和感を与えるという未解決の課題がある。
しかも、操舵トルクの推定に、路面からの反力を考慮していないため、路面摩擦係数が低い等のトルク推定モデルで考慮されていない状態におちいると、正しくトルクを推定することができなくなるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、路面からの反力を考慮して操舵補助力の発生を継続することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも前記操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクに基づいて操舵補助トルク指令値を演算する第1のトルク指令値演算手段と、前記ステアリング機構に与える操舵補助トルクを発生する電動モータと、前記電流指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記操舵トルク検出手段の異常を検出するトルク検出部異常検出手段と、前記ステアリング機構に路面側から伝達されるセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定手段と、該セルフアライニングトルク推定手段で推定したセルフアライニングトルクに基づいてトルク指令値を演算する第2のトルク指令値演算手段と、前記トルク検出部異常検出手段で前記操舵トルク検出手段の異常を検出したときに、前記第1のトルク指令値演算手段に代えて前記第2のトルク指令値演算手段を選択する異常時切換手段とを備えていることを特徴としている。
この請求項1に係る発明では、セルフアライニングトルク推定手段で、路面からステアリンク機構に伝達さるセルフアライニングトルクを推定し、推定したセルフアライニングトルクに基づいて第2のトルク指令値演算手段でトルク指令値を演算し、操舵トルク検出手段の異常を検出したときに、異常時切換手段で操舵トルク検出手段からのトルク検出値の出力を停止すると共に、第1のトルク指令値演算手段に代えて第2のトルク指令値演算手段を選択することにより、路面から伝達されるセルフアライニングトルクを考慮した正確なトルク検出値を求めることができる。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記ステアリング機構の操舵角を検出する操舵角検出手段を有し、前記セルフアライニングトルク推定手段は前記操舵角に基づいてセルフアライニングトルクを推定するように構成されていることを特徴としている。
この請求項2に係る発明では、操舵角に基づいてセルフアライニングトルクを推定するので、ステアリング機構の操舵状態に応じたセルフアライニングトルクを正確に検出することができる。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記ステアリンク機構の操舵角を検出する操舵角検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段とを有し、前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記操舵角及び前記車速に基づいてセルフアライニングトルクを推定するように構成されていることを特徴としている。
この請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、操舵角及び車速に基づいてセルフアライニングトルクを推定するので、車両の走行状態を加味してより正確なセルフアライニングトルクを推定することができる。
さらに、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、請求項2又は3に係る発明において、前記車両の前輪に作用する横力を検出する横力検出手段を有し、前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記横力に基づいてセルフアライニングトルクを補正するように構成されていることを特徴としている。
この請求項4に係る発明では、横力に基づいてセルフアライニングトルクを補正するので、より正確なセルフアライニングトルクを推定することができる。
また、請求項5に係る電動パワーステアリング装置は、請求項2乃至4の何れか1項に係る発明において、路面と車輪との間の摩擦係数を推定する摩擦係数推定手段を有し、前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記摩擦係数に基づいてセルフアライニングトルクを補正するように構成されていることを特徴としている。
この請求項5に係る発明では、摩擦係数に基づいてセルフアライニングトルクを補正するので、路面状態を加味してより正確なセルフアライニングトルクを推定することができる。
さらに、請求項6に係る電動パワーステアリング装置は、請求項5に係る発明において、制動時における車輪のロック傾向を検知したときに当該車輪の制動力を制御するアンチスキッド制御手段を有し、前記摩擦係数推定手段は、前記アンチスキッド制御手段の作動状態に基づいて前記摩擦係数を推定するように構成されていることを特徴としている。
この請求項6に係る発明では、アンチスキッド制御手段の作動状態に基づいて摩擦係数を推定するので、高精度に摩擦係数を推定することができる。
さらに、請求項7に係る電動パワーステアリング装置は、請求項5又は6に係る発明において、前記操舵角に応じて車両の規範ヨーレートを推定する規範ヨーレート推定手段と、車両の実ヨーレートを検出する実ヨーレート検出手段とを有し、前記摩擦係数推定手段は、前記規範ヨーレートと前記実ヨーレートとの差分に基づいて前記摩擦係数を推定するように構成されていることを特徴としている。
この請求項7に係る発明では、規範ヨーレートと実ヨーレートとの差分に基づいて摩擦係数を推定するので、高精度に摩擦係数を推定することができる。
さらにまた、請求項8に係る電動パワーステアリング装置は、請求項2乃至7の何れか1項に係る発明において、前記操舵角検出手段は、車両の前輪左右の車輪速を検出する車輪速検出手段で検出した車輪速に基づいて操舵角を検出するように構成されていることを特徴としている。
この請求項8に係る発明では、前輪左右の車輪速に基づいて操舵角を検出するようにしているので、ステアリング機構に操舵角検出手段を設けることなく、アンチロックブレーキシステム等で使用されている車輪速検出手段を利用することができ、部品点数を減少させることができる。
なおさらに、請求項9に係る電動パワーステアリング装置は、請求項2乃至7の何れか1項に係る発明において、前記操舵角検出手段は、車両の前輪左右の車輪速を検出する車輪速検出手段で検出した車輪速に基づいて算出された舵角と相対舵角とから操舵角を検出するように構成されていることを特徴としている。
この請求項9に係る発明では、車両前輪左右の車輪速に基づいて舵角を算出し、算出した舵角と相対舵角とから操舵角を検出するので、操舵角の検出をより正確に行うことができる。
また、請求項10に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1乃至9の何れか1つに係る発明において、前記第2のトルク指令値演算手段は、前記セルフアライニングトルク推定手段で推定したセルフアライニングトルクに1より小さいゲインを乗じてトルク指令値を演算するように構成されていることを特徴としている。
この請求項10に係る発明では、セルフアライニングトルクに1より小さいゲインを乗じてトルク指令値を算出するので、路面からの反力に応じた最適なトルク指令値を演算することができる。
本発明によれば、第2のトルク指令値演算手段で、セルフアライニングトルク推定手段で推定したセルフアライニングトルクに基づいてトルク指令値を算出するようにしているので、操舵トルク検出手段の異常を検出したときに、路面から伝達されるセルフアライニングトルクを考慮した正確なトルク検出値を求めることができ、操舵トルク検出手段の故障後も操舵補助制御を運転者に違和感を与えることなく継続することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に一実施形態を示す概略構成図であって、図中、SMはステアリング機構である。このステアリング機構SMは、ステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が伝達される入力軸2aとこの入力軸2aに図示しないトーションバーを介して連結された出力軸2bとを有するステアリングシャフト2を備えている。このステアリングシャフト2は、ステアリングコラム3に回転自在に内装され、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は図示しないトーションバーに連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、2つのヨーク4a,4bとこれらを連結する十字連結部4cとで構成されるユニバーサルジョイント4を介して中間シャフト5に伝達され、さらに、2つのヨーク6a,6bとこれらを連結する十字連結部6cとで構成されるユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ機構8で車両幅方向の直進運動に変換されて左右のタイロッド9に伝達され、これらタイロッド9によって転舵輪Wを転舵させる。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結した減速ギヤ11と、この減速ギヤ11に連結された操舵補助力を発生する電動機としての例えばブラシレスモータで構成される電動モータ12とを備えている。
また、減速ギヤ11のステアリングホイール1側に連接されたハウジング13内に操舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ14が配設されている。この操舵トルクセンサ14は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介挿した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を非接触の磁気センサで検出するように構成されている。
そして、操舵トルクセンサ14から出力される操舵トルク検出値Tは、図2に示すように、コントローラ15に入力される。このコントローラ15には、操舵トルクセンサ14からのトルク検出値Tの他に車速センサ16で検出した車速Vs、電動モータ12に流れるモータ電流Iu〜Iw及びレゾルバ、エンコーダ等で構成される回転角センサ17で検出した電動モータ12の回転角θ、ステアリングシャフト2の操舵角を検出する操舵角検出手段としての操舵角センサ18で検出した操舵角φも入力され、入力されるトルク検出値T及び車速検出値Vに応じた操舵補助力を電動モータ12で発生させる電流指令値としての操舵補助トルク指令値Irefを算出し、算出した操舵補助トルク指令値Irefに対して回転角θに基づいて算出するモータ角速度ω及びモータ角加速度αに基づいて各種補償処理を行ってからd−q軸電流指令値に変換した後2相/3相変換して3相電流指令値Iuref〜Iwrefを算出し、これら3相電流指令値Iuref〜Iwrefとモータ電流Iu〜Iwとに基づいて電動モータ12に供給する駆動電流をフィードバック制御処理して電動モータ12を駆動制御するモータ電流Iu、Iv及びIwを出力する。
すなわち、コントローラ15は、操舵トルクT及び車速Vsに基づいて電流指令値としての操舵補助トルク指令値Irefを演算する操舵補助トルク指令値演算部21と、このトルク指令値演算部21で演算した操舵補助トルク指令値Irefを補償するトルク指令値補償部22と、この指令値補償部22で補償された補償後操舵補助トルク指令値Iref′に基づいてd−q軸電流指令値を算出し、算出したd−q軸電流指令値を2相/3相変換して3相電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefを算出するd−q軸電流指令値演算部23と、このd−q軸電流指令値演算部23から出力される電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefとモータ電流検出値Iu、Iv及びIwとに基づいてモータ電流を生成して電動モータ12を駆動制御するモータ電流制御部24とで構成されている。
操舵補助トルク指令値演算部21は、操舵トルクセンサ14から入力される操舵トルクTと車速センサ16から入力される車速Vsとに基づいて第1の操舵補助トルク指令値Iref1を演算する第1の操舵補助トルク指令値演算部31と、ステアリングシャフト2の操舵角φを検出する操舵角センサ18から入力される操舵角φ及び車速センサ16から入力される車速Vsに基づいて第2の操舵補助トルク指令値Iref2を演算する第2の操舵補助トルク指令値演算部32と、操舵トルクセンサ14の異常を検出するトルクセンサ異常検出部33と、該トルクセンサ異常検出部33から出力される異常検出信号に基づいて前記第1の操舵補助トルク指令値演算部31及び第2の操舵補助トルク指令値演算部32の何れかを選択する異常時切換手段としての指令値選択部34とを備えている。
第1の操舵補助トルク指令値演算部31は、操舵トルクT及び車速Vsをもとに図3に示す操舵補助トルク指令値算出マップを参照して電流指令値でなる操舵補助トルク指令値Irefbを算出するトルク指令値算出部311と、このトルク指令値算出部311から出力される操舵補助トルク指令値Irefbの位相補償を行って位相補償値Irefb′を算出する位相補償部312と、操舵トルクセンサ14から入力される操舵トルクTに基づいてステアリング中立付近の制御の応答性を高め、滑らかでスムーズな操舵を実現するように、操舵トルクTを微分演算処理してアシスト特性不感帯での安定性確保、静摩擦の補償を行うセンタ応答性改善指令値Irを算出するセンタ応答性改善部313と、位相補償部312の位相補償出力とセンタ応答性改善部313のセンタ応答性改善指令値Irとを加算して第1の操舵補助トルク指令値Iref1を算出する加算器314とを備えている。
ここで、トルク指令値算出部311で参照する操舵補助トルク指令値算出マップは、図3に示すように、横軸に操舵トルクTをとり、縦軸に操舵補助トルク指令値Irefbをとると共に、車速Vsをパラメータとした放物線状の曲線で表される特性線図で構成され、操舵トルクTが"0"からその近傍の設定値Ts1までの間は操舵補助トルク指令値Irefbが"0"を維持し、操舵トルクTが設定値Ts1を超えると最初は操舵補助トルク指令値Irefbが操舵トルクTの増加に対して比較的緩やかに増加するが、さらに操舵トルクTが増加すると、その増加に対して操舵補助トルク指令値Irefbが急峻に増加するように設定され、この特性曲線が車速の増加に従って傾きが小さくなるように設定されている。
第2のトルク指令値演算部32は、操舵角センサ18からの操舵角φ及び車速Vsに基づいてセルフアライニングトルクSATを推定するセルフアライニングトルク推定部321と、このセルフアライニングトルク推定部321で推定したセルフアライニングトルクSATに“1”未満のゲインで増幅して第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出する増幅部322とで構成されている。
ここで、セルフアライニングトルク推定部321では、操舵角センサ18から入力される操舵角φに基づいて下記(1)式で表される車速センサ16から入力される車速Vsによってパラメータが変化される2次の伝達関数Tsatを有するセルフアライニングトルク推定モデルを使用して演算することにより、ステアリングギヤ機構8のラック軸に路面から入力されるセルフアライニングトルクSATを推定する。
Tsat=(c02+c1s+c2)/(s2+a1s+a2) …………(1)
ここで、a1,a2,c0,c1,c2は車速Vsによって変化される係数である。
セルフアライニングトルク推定モデルは、具体的には、図4に示すように、操舵角φをもとにノミナル値算出マップを参照して、セルフアライニングトルクのノミナル値SATnを算出するノミナル値算出部321aと、車速Vsをもとに車速ゲイン算出マップを参照して車速ゲインKvを算出するゲイン算出部321bと、ノミナル値算出部321aで算出したセルフアライニングトルクのノミナル値SATnと車速ゲイン算出部321bで算出した車速ゲインKvとを乗算する乗算器321cと、この乗算器321cの乗算出力をローパスフィルタ処理する1次のローパスフィルタ321dとで構成されている。
ここで、ノミナル値算出マップは、図5に示すように、ステアリングホイール1が中立位置(直進走行位置)にあって操舵角φが“0”であるときにはセルフアライニングトルクのノミナル値SATnが“0”となり、この状態からステアリングホイール1を右切り(又は左切り)して操舵角φが正(又は負)方向に増加する場合には、操舵角φの増加に応じてノミナル値SATnが略直線的に正方向(又は負方向)に増加して、所定舵角φ1(−φ1)に達すると、ノミナル値SATnが正(又は負)のピークに達し、その後操舵角φの正(又は負)方向への増加に応じてノミナル値SATnが正方向(又は負方向)に減少するように特性曲線L1が設定されている。
また、車速ゲイン算出マップは、図6に示すように、車速Vsが“0”であるときには車速ゲインKvも“0”となるが、車速Vsが“0”から増加すると車速ゲインKvが急激に増加し、その後車速Vsの増加に伴って緩やかに増加するように特性曲線L2が設定されている。
また、トルクセンサ異常検出部33は、操舵トルクセンサ14で検出した操舵トルクTが入力され、この操舵トルクTが車両の走行時に所定時間以上変化しない状態が継続した場合、操舵トルクTが予め設定した天絡による異常設定値を超えた状態が所定時間以上継続した場合、操舵トルクTが予め設定した地絡による異常閾値未満の状態を所定時間以上継続した場合等の操舵トルクセンサ異常検出条件を満足した場合に、異常検出信号Saを例えば論理値“1”に設定し、上記操舵トルクセンサ異常検出条件を満足していないときに異常検出信号Saを論理値“0”に設定する。
さらに、指令値選択部34は、トルクセンサ異常検出部33から出力される異常検出信号Saが論理値“0”であるときに、前述した第1のトルク指令値演算部31で演算した第1の操舵補助トルク指令値Iref1を選択し、異常検出信号Saが論理値“1”であるときに、前述した第2のトルク指令値演算部32で演算した第2の操舵補助トルク指令値Iref2を選択し、選択した第1のトルク指令値Iref1又は第2のトルク指令値Iref2をトルク指令値Irefとして後述する加算器46に出力する。
指令値補償部22は、回転角センサ17で検出されるモータ回転角θを電気角θeに変換する電気角変換部40と、回転角センサ17で検出されるモータ回転角θを微分してモータ角速度ωを算出する角速度演算部41と、この角速度演算部41で算出されたモータ角速度ωを微分してモータ角加速度αを算出する角加速度演算部42と、角速度演算部41で算出されたモータ角速度ωに基づいてヨーレートの収斂性を補償する収斂性補償部43と、角加速度演算部42で算出されたモータ角加速度αに基づいて電動モータ12の慣性により発生するトルク相当分を補償して慣性感又は制御応答性の悪化を防止する慣性補償部44とを少なくとも有する。
ここで、収斂性補償部43は、車速センサ16で検出した車速Vs及び角速度演算部41で算出されたモータ角速度ωが入力され、車両のヨーの収斂性を改善するためにステアリングホイール1が振れ回る動作に対して、ブレーキをかけるように、モータ角速度ωに車速Vsに応じて変更される収斂性制御ゲインKcを乗じて収斂性補償値Icを算出する。
そして、慣性補償部44で算出された慣性補償値Iiと収斂性補償部43で算出された収斂性補償値Icとが加算器45で加算されて指令補償値Icomが算出され、この指令補償値Icomが操舵補助トルク指令値演算部21から出力される操舵補助トルク指令値Irefに加算器46で加算されて補償後操舵補助トルク指令値Iref′が算出され、この補償後操舵補助トルク指令値Iref′がd−q軸電流指令値演算部23に出力される。
また、d−q軸電流指令値演算部23は、補償後操舵補助トルク指令値Iref′とモータ角速度ωとに基づいてd軸電流指令値Idrefを算出するd軸電流指令値算出部51と、電気角変換部40から出力される電気角θe、角速度演算部41から出力されるモータ角速度ωに基づいてd−q軸誘起電圧モデルEMF(Electro Magnetic Force)のd軸EMF成分ed(θ)及びq軸EMF成分eq(θ)を算出する誘起電圧モデル算出部52と、この誘起電圧モデル算出部52から出力されるd軸EMF成分ed(θ)及びq軸EMF成分eq(θ)とd軸電流指令値算出部51から出力されるd軸電流指令値Idrefと補償後操舵補助トルク指令値Iref′とモータ角速度ωとに基づいてq軸電流指令値Iqrefを算出するq軸電流指令値算出部53と、d軸電流指令値算出部51から出力されるd軸電流指令値Idrefとq軸電流指令値算出部53から出力されるq軸電流指令値Iqrefとを3相電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefに変換する2相/3相変換部54とを備えている。
モータ電流制御部24は、電動モータ12の各相コイルLu、Lv及びLwに供給されるモータ電流Iu、Iv及びIwを検出するモータ電流検出部60と、d−q軸電流指令値演算部23の2相/3相変換部54から入力される電流指令値Iuref,Ivref及びIwrefからモータ電流検出部60で検出したモータ電流Iu、Iv及びIwを個別に減算して各相電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwを求める減算器61u、61v及び61wと、求めた各相電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwに対して比例積分制御を行って電圧指令値Vu、Vv及びVwを算出するPI電流制御部62とを備えている。
また、モータ電流制御部24は、PI電流制御部62から出力される電圧指令値Vu、Vv及びVwが入力されて、これら電圧指令値Vu、Vv及びVwに基づいてデューティ演算を行って電動モータ12の各相のデューティ比を算出してパルス幅変調(PWM)信号でなるインバータ制御信号を形成するパルス幅変調部63と、このパルス幅変調部63から出力されるインバータ制御信号に基づいて3相モータ電流Ia、Ib及びIcを形成して電動モータ12に出力するインバータ64とを備えている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、操舵トルクセンサ14が正常状態にあるものとすると、トルク指令値演算部21に設けられたトルクセンサ異常検出部33において操舵トルクセンサ14で検出した操舵トルクTがトルクセンサ異常検出条件を満足しないことにより、論理値“0”の異常検出信号Saが指令値選択部34に出力される。このため、指令値選択部34で第1の操舵補助トルク指令値演算部31が選択されて、この第1の操舵補助トルク指令値演算部31から出力される第1の操舵補助トルク指令値Iref1が操舵補助トルク指令値Irefとして加算器46に出力される。
このとき、車両がステアリングホイール1を直進状態の中立位置として停車しているものとする。この状態でステアリングホイール1が操舵されていない場合には、操舵トルクセンサ14で検出される操舵トルクTが“0”であり、車速Vsも“0”であるので、第1の操舵補助トルク指令値演算部31のトルク指令値算出部311で操舵トルクT及び車速Vsをもとに操舵補助トルク指令値算出マップを参照したときに操舵補助トルク指令値Irefbが“0”となり、第1の操舵補助トルク指令値Iref1も“0”となる。
このとき、電動モータ12も停止しているため、指令値補償部22の角速度演算部41で演算されるモータ角速度ω及び角加速度演算部42で演算されるモータ角加速度αが共に“0”であるので、収斂性補償部43で算出される収斂性補償値Ic及び慣性補償部44で算出される慣性補償値Iiも“0”となるため、指令補償値Icomも“0”となり、加算器46から出力される補償後操舵補助トルク指令値Iref′も“0”となる。
このため、d−q軸電流指令値演算部23で算出される3相電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefも零となり、電動モータ12が停止しているので、モータ電流検出部60で検出されるモータ電流Iu、Iv及びIwも“0”となるので、減算器61u、61v及び61wから出力される電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwも“0”となるため、PI電流制御部62から出力される電圧指令値Vu、Vv及びVwも“0”となり、パルス幅変調部63からのインバータ制御信号の出力が停止され、インバータ64が停止していることにより、電動モータ12に供給するモータ電流Iu、Iv及びIwも“0”を継続して電動モータ12が停止状態を継続する。
この車両の停車状態で、ステアリングホイール1を操舵して所謂据え切りを行うと、これに応じて操舵トルクセンサ14で検出される操舵トルクTが比較的大きな値となることにより、第1の操舵補助トルク指令値演算部31で算出される操舵補助トルク指令値Iref1が操舵トルクTに応じて急増する。
この状態でも電動モータ12が停止しているので、モータ角速度ω及びモータ角加速度αも“0”を継続し、指令値補償部22の収斂性補償部43で算出される収斂性補償値Ic及び慣性補償部44で算出される慣性補償値Iiも“0”を維持し、指令補償値Icomも“0”となる。
このため、加算器36から操舵補助トルク指令値Irefがそのままd−q軸電流指令値演算部23に供給され、このd−q軸電流指令値演算部23から操舵補助トルク指令値Irefに応じた3相電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefがモータ電流制御部24に出力される。
したがって、減算器61u、61v及び61wから3相電流指令値Iuref、Ivbref及びIwrefがそのまま電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwとして出力され、これが電流制御部62でPI制御されてから電圧指令値Vu、Vv及びVwに変換されてパルス幅変調部63に供給されることにより、このパルス幅変調部63からインバータ制御信号が出力され、これがインバータ64に供給されることにより、このインバータ64から三相モータ電流Ia、Ib及びIcが出力されて、電動モータ12が回転駆動され、操舵トルクTに応じた操舵補助力を発生する。
この電動モータ12で発生された操舵補助力は、減速機構11を介してステアリングホイール1からの操舵力が伝達されたステアリングシャフト2に伝達されることにより、操舵力及び操舵補助力がステアリングギヤ機構8で車幅方向の直線運動に変換されてタイロッド9を介して左右の転舵輪Wが転舵されて、軽い操舵トルクで転舵輪Wを転舵することができる。
そして、電動モータ12が駆動制御されることにより、指令値補償部22の角速度演算部41で算出されるモータ角速度ω及び角加速度演算部でモータ角加速度αが増加することにより、指令値補償部22で収斂性補償値Ic及び慣性補償値Iiが算出され、これらが加算されて指令補償値Icomが算出され、これが加算器46に供給されることにより、操舵補助トルク指令値Irefに指令補償値Icomが加算されて補償後操舵補助トルク指令値Iref′が算出されることにより、指令値補償処理が行われると共に、第1の操舵補助トルク指令値演算部31のセンタ応答性改善部313で、操舵トルクTを微分演算処理してアシスト特性不感帯での安定性確保、静摩擦の補償を行い、位相補償部312で第1の操舵補助トルク指令値Iref1に対して位相補償を行う。
また、車両を発進させた場合には、車速センサ16で検出する車速Vsの増加に応じて、第1の操舵補助トルク指令値演算部31におけるトルク指令値算出部311で算出される操舵補助トルク指令値Irefbが減少することにより、車両の走行状態に応じた最適な操舵補助トルク指令値Iref1が設定されて、車両の走行状態に応じた最適な操舵補助制御が行われる。
ところが、車両の走行中に、操舵トルクセンサ14が異常状態となって、トルクセンサ異常検出部33で、操舵トルクTが操舵トルクセンサ異常検出条件を満足する状態となると、このトルクセンサ異常検出部33から論理値“1”の異常検出信号Saが指令値選択部34に出力されることにより、この指令値選択部34で上述した第1の操舵補助トルク指令値演算部31に代えて第2の操舵補助トルク指令値演算部32が選択される。
このため、セルフアライニングトルク推定部321のノミナル値算出部321aで、操舵角φをもとに図5のノミナル値算出マップを参照してステアリングギヤ機構8のラック軸に路面から入力されるセルフアライニングトルクのノミナル値SATnが算出されると共に、車速ゲイン算出部321bで車速Vsをもとに図6に示す車速ゲイン算出マップを参照して車速ゲインKvが算出される。そして、算出されたセルフアライニングトルクのノミナル値SATnと車速ゲインKvとが乗算器321cで乗算され、この乗算器321cの乗算出力がローパスフィルタ321dでローパスフィルタ処理されることにより、セルフアライニングトルクSATが推定され、このセルフアライニングトルクSATに増幅部322で“1”未満のゲインKを乗算することにより、第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出する。
このとき、車両が停止している状態では、車速センサ16で検出される車速Vsが“0”であるので、車速ゲイン算出部321bで算出される車速ゲインKvが“0”となるため、ノミナル値算出部321aで算出されるセルフアライニングトルクのノミナル値SATnが比較的大きな値であっても、乗算器321cの出力は“0”となり、ローパスフィルタ321dから出力されるセルフアライニングトルクSATも“0”となり、増幅部322から出力される第2の操舵補助トルク指令値Iref2が“0”となる。このため、車両停車時の据え切り状態では、運転者がステアリングホイール1を操舵しても、電動モータ12が停止状態を維持し、操舵補助力を発生することはできない。
しかしながら、車両が発進状態となった状態で、ステアリングホイール1を操舵した場合には、車両の発進による車速Vsの僅かな増加であっても、車速ゲイン算出部321bで算出される車速ゲインKvが急激に増加すると共に、転舵輪Wに作用する路面摩擦力が低下することにより、ステアリングホイール1を操舵することが可能となり、ステアリングホイール1を操舵することにより、操舵角センサ18で検出される操舵角φが中立位置より例えば正方向に増加すると、これに応じてノミナル値算出部321aから操舵角φに応じた正のセルフアライニングトルクのノミナル値SATnが出力され、これに車速ゲイン算出部321bで算出される車速ゲインKvが乗算器321cで乗算され、その乗算出力がローパスフィルタ321dでローバス処理されることにより、車両走行時にステアリングギヤ機構8のラック軸に路面から入力されるセルフアライニングトルクSATを正確に推定することができる。
そして、この推定されたセルフアライニングトルクSATを増幅部322で増幅することにより、セルフアライニングトルクSATを考慮した第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出し、これが指令値選択部34を介して加算器46に供給されるので、この加算器46で指令補償値Icomを加算した補償後操舵補助トルク指令値Iref′をd−q軸電流指令値演算部23に供給し、このd−q軸電流指令値演算部23で算出された3相電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefをモータ電流制御部24に供給することにより、このモータ電流制御部24で、モータ電流検出部60で検出したモータ電流Iu、Iv及びIwに基づいてフィードバック制御を行うことにより、モータ電流Ia、Ib及びIcを電動モータ12に供給して、電動モータ12でセルフアライニングトルクSATを考慮した操舵補助力を発生させ、操舵補助制御を継続することができる。
このように上記実施形態によると、操舵トルクセンサ14が異常状態となったときに、セルフアライニングトルク推定部321で路面からの反力を推定して、反力に応じて必要な第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出し、この第2の操舵補助トルク指令値Iref2に基づいて電動モータ12を駆動制御するので、電動モータ12で路面からの反力に応じた操舵補助力を発生することができ、操舵トルクセンサ14が異常となった後も操舵に必要な操舵補助制御を継続することができる。したがって、路面からの反力を考慮しているので、路面摩擦係数が低い降雨路、凍結路、積雪路等を走行する場合でも、操舵角φの変化に応じて最適な操舵補助力を発生させることができる。
なお、上記実施形態においては、ステアリングホイール1を操舵したときの操舵角φを操舵角センサ18で検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アンチロックブレーキシステムやトラクション制御システム等で使用されている左右前輪の車輪速を検出する車輪速センサの車輪速VFL及びVFRを利用して操舵角φを検出するようにしてもよい。
すなわち、車両の左右前輪の車輪速VFL及びVFRを検出し、これら前輪車輪速VFL及びVFRに基づいて下記(2)式の演算を行うことにより、操舵角φを算出するようにしてもよい。
sin(2φ)=kF(VFL−VFR)/(VFL+VFR) ……(2)
ここで、kFは定数である。
このように、車輪速VFL及びVFRに基づいて操舵角φを算出する場合には、前述した実施形態のように操舵角センサ18を設ける必要がなく、他の制御システムで使用する車輪速センサを利用することができるので、部品点数の増加を抑制して、コストを低減することができる。さらに、車輪速から推定された操舵角φに回転角センサ17で検出されたモータの回転角θを相対舵角として加算して操舵角φを求めることもできる。
また、上記実施形態においては、セルフアライニングトルク推定部321で、操舵角φ及び車速Vsに基づいてセルフアライニングトルクSATを推定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、操舵角φのみに基づいてセルフアライニングトルクSATを推定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、車速ゲインKvを車速Vsが“0”であるときに“0”となるように設定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、車速Vsが“0”であるときに、車速ゲインKvを所定値に固定すると共に、操舵角φを微分した操舵角速度ωφを算出し、この操舵角速度ωφに応じた角速度ゲインKωを設定して、車速ゲインKv及び角速度ゲインKωを乗算してゲインを設定するようにしてもよい。この場合には、車速ゲインKv及び操舵角速度ゲインKωを乗算した値が車両の停止時に転舵輪Wが転舵される直前程度のトルク指令値を発生する値に設定しておくことで、比較的軽い操舵力で据え切りすることが可能となる。
同様に、車両の走行時にも操舵角速度ゲインKωを設定して、操舵角速度ωφに応じた第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出するようにすることにより、操舵トルクセンサ14が異常状態となった状態でも、ステアリングホイール1の操舵状態に応じた最適な操舵補助制御を継続することが可能となる。
さらに、上記実施形態においては、d−q軸電流指令値演算部23に2相/3相変換部54を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、2相/3相変換部54を省略し、これに代えてモータ電流検出部60の出力側に3相/2相変換部を設け、d軸電流Id及びq軸電流Iqに変換し、2つの減算部でd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefとモータのd軸電流Id及びq軸電流Iqとの偏差を算出するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、コントローラ15をハードウェアで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、マイクロコンピュータを適用して操舵補助トルク指令値演算部21、指令値補償部22、d−q軸電流指令値演算部23及びモータ電流制御部24の減算器61u〜61w、PI電流制御部62、パルス幅変調部63の機能をソフトウェアで処理することもできる。この場合の処理としては、マイクロコンピュータで図7に示す操舵トルクセンサ異常検出処理及び図8に示す操舵補助制御処理を実行するようにすればよい。
ここで、操舵トルクセンサ異常検出処理は、図7に示すように、所定時間(例えば1msec)毎にタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、操舵トルクセンサ14で検出した操舵トルクTを読込み、次いでステップS2に移行して、読込んだ操舵トルクTが前述したトルクセンサ異常検出部33に設定されたトルクセンサ異常検出条件を満足するか否かを判定し、トルクセンサ異常検出条件を満足しない場合には、操舵トルクセンサ14が正常であると判断してステップS3に移行し、トルクセンサ異常フラグFaを操舵トルクセンサ14が正常であることを表す“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了し、トルクセンサ異常検出条件を満足した場合には、操舵トルクセンサ14が異常であると判断してステップS4に移行し、トルクセンサ異常フラグFaを操舵トルクセンサ14が異常であることを表す“1”にセットしてからタイマ割込処理を終了する。
また、操舵補助制御処理は、図8に示すように、所定時間(例えば1msec)毎にタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS11で、操舵トルクセンサ14、車速センサ16、回転角センサ17、操舵角センサ18、モータ電流検出部60等の各種センサの検出値を読込み、次いでステップS12に移行して、図7のトルクセンサ異常検出処理で設定されたセンサ異常フラグFaが“1”にセットされているか否かを判定し、センサ異常フラグFaが“0”にリセットされているときにはステップS13に移行する。このステップS13では、操舵トルクTをもとに前述した図3に示す操舵補助トルク指令値算出マップを参照して操舵補助トルク指令値Irefbを算出してからステップS14に移行する。
このステップS14では、算出した操舵補助トルク指令値Irefbに対して位相補償処理を行って位相補償後操舵補助トルク指令値Irefb′を算出し、次いでステップS15に移行して、操舵トルクTを微分してセンタ応答性改善指令値Irを算出し、次いでステップS15に移行して、位相補償後操舵補助トルク指令値Irefb′にセンタ応答性改善指令値Irを加算して第1の操舵補助トルク指令値Iref1(=Irefb′+Ir)を算出し、これを操舵補助トルク指令値IrefとしてRAM等の記憶装置のトルク指令値記憶領域に更新記憶してから後述するステップS22に移行する。
一方、前記ステップS11の判定結果が、センサ異常フラグFaが“1”にセットされているときには、操舵トルクセンサ14が異常であると判断してステップS17に移行し、操舵角φをもとに前述した図5のノミナル値算出マップを参照してセルフアライニングトルクのノミナル値SATnを算出し、次いでステップS18に移行して、車速Vsをもとに前述した図6の車速ゲイン算出マップを参照して車速ゲインKvを算出し、次いでステップS19に移行して、セルフアライニングトルクのノミナル値SATnに車速ゲインKvを乗算し、さらにステップS20に移行して乗算値Kv×SATnをローパスフィルタ処理してセルフアライニングトルクSATを算出してからステップS21に移行する。
このステップS21では、セルフアライニングトルクSATに “1”未満のゲインK
を乗算して第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出し、これを操舵補助トルク指令値Irefとして前述したRAM等の記憶装置のトルク指令値記憶領域に更新記憶する。
また、ステップS22では、モータ回転角θを微分してモータ角速度ωを算出し、次いでステップS23に移行して、モータ角速度ωを微分してモータ角加速度αを算出し、次いでステップS24に移行して、収斂性補償部43と同様にモータ角速度ωに車速Vsに応じて設定された補償係数Kcを乗算して収斂性補償値Icを算出してからステップS25に移行する。
このステップS25では、慣性補償部44と同様に、モータ角加速度αに基づいて慣性補償値Iiを算出し、次いでステップS26に移行して、RAM等の記憶装置のトルク指令値記憶領域に記憶された操舵補助トルク指令値IrefにステップS24及びS25で算出した収斂性補償値Ic及び慣性補償値Iiを加算して補償後操舵補助トルク指令値Iref′を算出してからステップS27に移行する。
このステップS27では、算出した補償後操舵補助トルク指令値Iref′にd−q軸電流指令値演算部23と同様のd−q軸電流指令値演算処理を実行してd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを算出し、次いでステップS28に移行して2相/3相変換処理を行ってモータ電流指令値Iuref〜Iwrefを算出する。
次いで、ステップS29に移行して、モータ電流指令値Iuref〜Iwrefからモータ電流Iu〜Iwを減算して電流偏差ΔIu〜ΔIwを算出し、次いでステップS30に移行して、電流偏差ΔIu〜ΔIwについてPI制御処理を行って電圧指令値Vu〜Vwを算出し、次いでステップS31に移行して算出した電圧指令値Vu〜Vwに基づいてパルス幅変調処理を行ってインバータゲート信号を形成し、次いでステップS32に移行して、形成したインバータゲート信号をインバータ64に出力してから操舵補助制御処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
この図7の処理がトルク検出部異常検出手段に対応し、図8の処理において、ステップS12の処理が異常時切換手段に対応し、ステップS13〜S16の処理が第1のトルク指令値演算手段に対応し、ステップS17〜S21の処理が第2のトルク指令値演算手段に対応し、ステップS22〜S30の処理がモータ制御手段に対応している。
このように、マイクロコンピュータで、図7のトルクセンサ異常検出処理及び図8の操舵補助制御処理を実行することにより、前述した実施形態と同様に操舵トルクセンサ14が正常であるときには図8の操舵補助制御処理におけるステップS13〜S16の処理を実行して、第1の操舵補助トルク指令値Iref1を算出し、操舵トルクセンサ14が異常であるときには図8の操舵補助制御処理におけるステップS17〜S21の処理を実行して第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出することにより、ステアリングギヤ機構8のラック軸に入力される路面からの反力でなるセルフアライニングトルクSATを推定し、推定したセルフアライニングトルクSATに“1”未満のゲインKを乗算して第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出する。このため、操舵トルクセンサ14が正常である場合には第1の操舵補助トルク指令値Iref1に基づいて電動モータ12が駆動制御されて、正確な操舵補助制御を行い、操舵トルクセンサ14に異常が発生した場合には、操舵角φ及び車速Vsに基づいてセルフアライニングトルクSATを推定し、推定したセルフアライニングトルクSATに“1”未満のゲインKを乗算して第2の操舵補助トルク指令値Iref2を算出するので、操舵トルクセンサ14が正常な状態から異常な状態となった場合にも、第2の操舵補助トルク指令値Iref2に基づいて路面反力を考慮した最適な操舵補助制御を継続するとこができる。
また、上記実施形態においては、本発明をブラシレスモータに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ブラシ付きモータに適用する場合には、図9に示すように、角速度演算部41でモータ電流検出部60から出力されるモータ電流検出値Im及び端子電圧検出部70から出力されるモータ端子電圧Vmに基づいて下記(4)式の演算を行ってモータ角速度ωを算出すると共に、d−q軸電流指令値演算部23を省略して補償後操舵補助トルク指令値Iref′を直接モータ電流制御部24に供給し、さらにモータ電流制御部24を夫々1つの減算部61、PI電流制御部62で構成し、さらにインバータ64をHブリッジ回路71に変更すればよい。
ω=(Vm−Im・Rm)/K0 …………(4)
ここで、Rmはモータ巻線抵抗、K0はモータの起電力定数である。
さらに、上記実施形態においては、操舵角φ及び車速Vsに基づいてセルフアライニングトルクSATを推定しているが、セルフアライニングトルク推定部321にて、このセルフアライニングトルクSATを、前輪に作用する横力Fyや、路面と車輪との間の摩擦係数μに基づいて補正するようにしてもよい。
先ず、図10に示すように、車両の前輪に作用する横力Fyを横力センサ19から入力し、この横力Fyに基づいて、セルフアライニングトルクSATを補正するようにしてもよい。すなわち、ノミナル値算出部321aにて、セルフアライニングトルクのノミナル値SATnを補正したり、増幅部322にて、セルフアライニングトルクSATを増幅するゲインを補正することにより、横力Fyが大きいほど、セルフアライニングトルクSATを大きくする。これにより、より正確にセルフアライニングトルクSATを推定することができる。
また、図11に示すように、路面と車輪(タイヤ)との間の摩擦係数μを入力し、この摩擦係数μに基づいて、セルフアライニングトルクSATを補正するようにしてもよい。すなわち、ノミナル値算出部321aにて、セルフアライニングトルクのノミナル値SATnを補正したり、増幅部322にて、セルフアライニングトルクSATを増幅するゲインを補正することにより、摩擦係数μが大きいほど、セルフアライニングトルクのノミナル値SATnを大きくする。これにより、路面状態を加味してより正確にセルフアライニングトルクSATを推定することができる。
摩擦係数μは、制動時における車輪のロック傾向を検知したときに車輪の制動力を制御するABS装置(アンチスキッド制御装置)の作動状態から推定したり、又はABS装置が摩擦係数μを推定する構成であれば、その推定済みの摩擦係数μを読込めばよい。すなわち、ロック傾向を検知した時点の制動力が小さいほど、あるいはその時点の車輪減速度が大きいほど、路面と車輪との間の摩擦係数μが小さいと推定する。これにより、高精度に摩擦係数μを推定することができるので、結果としてより正確にセルフアライニングトルクSATを推定することができる。
さらに、操舵角φに応じて車両の規範ヨーレートγMを推定すると共に、ヨーレートセンサによって車両の実ヨーレートγRを検出し、これら規範ヨーレートγMと実ヨーレートγRとの差分Δγに基づいて摩擦係数μを推定してもよい。すなわち、規範ヨーレートγMと実ヨーレートγRとの差分Δγが小さいほど、路面と車輪との間の摩擦係数μが大きいと推定する。これにより、高精度に摩擦係数μを推定することができるので、結果としてより正確にセルフアライニングトルクSATを推定することができる。
他にも、操舵角、ヨーレート、横加速度、車速などに基づいて路面と車輪との間の摩擦係数μを推定してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 本発明に係るコントローラの具体例を示すブロック図である。 車速をパラメータとした操舵補助トルク指令値との関係を示す操舵補助トルク指令値算出マップを示す特性線図である。 セルフアライニングトルク推定部の具体的構成を示すブロック図である。 操舵角とセルフアライニングトルクのノミナル値との関係を表すノミナル値算出マップを示す特性線図である。 車速と車速ゲインとの関係を表す車速ゲイン算出マップを示す特性線図である。 マイクロコンピュータで実行するトルクセンサ異常検出処理手順の一例を示すフローチャートである。 マイクロコンピュータで実行する操舵補助制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明をブラシ付きモータを適用した場合の実施形態を示すブロック図である。 横力に基づいてセルフアライニングトルクを補正する場合の実施形態を示すブロック図である。 摩擦係数に基づいてセルフアライニングトルクを補正する場合の実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
SM…ステアリング機構、1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、2a…入力軸、2b…出力軸、3…ステアリングコラム、4,6…ユニバーサルジョイント、5…中間シャフト、8…ステアリングギヤ機構、9…タイロッド、W…転舵輪、10…操舵補助機構、11…減速ギヤ、12…電動モータ、14…操舵トルクセンサ、15…コントローラ、16…車速センサ、17…回転角センサ、18…操舵角センサ、21…操舵補助トルク指令値演算部、22…指令値補償部、23…d−q軸電流指令値演算部、24…モータ電流制御部、31…第1の操舵補助トルク指令値演算部、311…トルク指令値算出部、312…位相補償部、313…センタ応答性改善部、314…加算器、32…第2の操舵補助トルク指令値演算部、33…トルクセンサ異常検出部、34…指令値選択部、321…セルフアライニングトルク推定部、322…増幅部、41…角速度演算部、42…角加速度演算部、43…収斂性補償部、44…慣性補償部、45,46…加算器、60…モータ電流検出部、61u〜61w…減算部、62…PI電流制御部、63…パルス幅変調部、64…インバータ

Claims (10)

  1. ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも前記操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクに基づいて操舵補助トルク指令値を演算する第1のトルク指令値演算手段と、前記ステアリング機構に与える操舵補助トルクを発生する電動モータと、前記電流指令値に基づいて前記電動モータを駆動制御するモータ制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記操舵トルク検出手段の異常を検出するトルク検出部異常検出手段と、前記ステアリング機構に路面側から伝達されるセルフアライニングトルクを推定するセルフアライニングトルク推定手段と、該セルフアライニングトルク推定手段で推定したセルフアライニングトルクに基づいてトルク指令値を演算する第2のトルク指令値演算手段と、前記トルク検出部異常検出手段で前記操舵トルク検出手段の異常を検出したときに、前記第1のトルク指令値演算手段に代えて前記第2のトルク指令値演算手段を選択する異常時切換手段とを備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ステアリング機構の操舵角を検出する操舵角検出手段を有し、
    前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記操舵角に基づいてセルフアライニングトルクを推定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ステアリンク機構の操舵角を検出する操舵角検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段とを有し、
    前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記操舵角及び前記車速に基づいてセルフアライニングトルクを推定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記車両の前輪に作用する横力を検出する横力検出手段を有し、
    前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記横力に基づいてセルフアライニングトルクを補正するように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 路面と車輪との間の摩擦係数を推定する摩擦係数推定手段を有し、
    前記セルフアライニングトルク推定手段は、前記摩擦係数に基づいてセルフアライニングトルクを補正するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 制動時における車輪のロック傾向を検知したときに当該車輪の制動力を制御するアンチスキッド制御手段を有し、
    前記摩擦係数推定手段は、前記アンチスキッド制御手段の作動状態に基づいて前記摩擦係数を推定するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記操舵角に応じて車両の規範ヨーレートを推定する規範ヨーレート推定手段と、車両の実ヨーレートを検出する実ヨーレート検出手段とを有し、
    前記摩擦係数推定手段は、前記規範ヨーレートと前記実ヨーレートとの差分に基づいて前記摩擦係数を推定するように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記操舵角検出手段は、車両の前輪左右の車輪速を検出する車輪速検出手段で検出した車輪速に基づいて操舵角を検出するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記操舵角検出手段は、車両の前輪左右の車輪速を検出する車輪速検出手段で検出した車輪速に基づいて算出された舵角と相対舵角とから操舵角を検出するように構成されていることを特徴とする請求2乃至7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記第2のトルク指令値演算手段は、前記セルフアライニングトルク推定手段で推定したセルフアライニングトルクに1より小さいゲインを乗じてトルク指令値を演算するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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