JP2009094117A - 光源装置、照明装置、モニタ装置及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】波長変換された光を効率良く射出可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、モニタ装置、及び画像表示装置を提供すること。
【解決手段】第1波長の光を射出する光源部である半導体素子11と、光源部から射出した第1波長の光を、第1波長とは異なる波長である第2波長の光へ変換する波長変換素子であるSHG素子12と、第1波長の光を反射することにより、第1波長の光を共振させる第1反射構造及び第2反射構造と、第1反射構造及び第2反射構造により共振させる光の波長を選択する波長選択構造と、を有し、第1反射構造は、光源部に設けられ、波長変換素子、第2反射構造及び波長選択構造は、互いに一体構造をなし、体積ホログラム13は、第2反射構造及び波長変換構造として機能する。
【選択図】図1
【解決手段】第1波長の光を射出する光源部である半導体素子11と、光源部から射出した第1波長の光を、第1波長とは異なる波長である第2波長の光へ変換する波長変換素子であるSHG素子12と、第1波長の光を反射することにより、第1波長の光を共振させる第1反射構造及び第2反射構造と、第1反射構造及び第2反射構造により共振させる光の波長を選択する波長選択構造と、を有し、第1反射構造は、光源部に設けられ、波長変換素子、第2反射構造及び波長選択構造は、互いに一体構造をなし、体積ホログラム13は、第2反射構造及び波長変換構造として機能する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源装置、照明装置、モニタ装置及び画像表示装置、特に、レーザ光を射出する光源装置の技術に関する。
近年、画像表示装置の光源装置としてレーザ光源を用いる技術が提案されている。レーザ光源は、高出力化及び多色化に伴い、画像表示装置の光源として開発されている。画像表示装置の光源として従来用いられているUHPランプと比較すると、レーザ光源は、高い色再現性、瞬時点灯が可能、長寿命である等の利点がある。レーザ光源としては、波長変換素子を用いて波長が変換された光を射出するものが知られている。波長変換素子としては、例えば第二高調波発生(Second−Harmonic Generation;SHG)素子が知られている。SHG素子を用いることで、容易に入手可能な汎用の光源を用いて、所望の波長かつ十分な光量のレーザ光を供給することが可能となる。
SHG素子へ入射する入射光に対する波長変換効率は、一般に数%程度であることが知られている。単にレーザ光源からの基本波光をSHG素子へ入射させる構成とする場合、SHG素子によって波長変換された高調波光の強度は、レーザ光源の出力に対して非常に小さくなってしまう。波長変換された光を効率良く得るための技術として、例えば、SHG素子を透過した光から分離された基本波光を再度SHG素子へ入射させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、SHG素子において波長変換可能な光の波長幅は、レーザ光源により発振されるレーザ光の波長幅より狭い。このため、レーザ光源から射出されたレーザ光を単にSHG素子へ入射させても、高い波長変換効率を得ることが困難である。これに対して、共振器構造内に体積ホログラムを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。共振器構造内に波長変換素子を設け、波長変換素子で波長変換された光を共振器構造外へ取り出す構成とすることで、共振器構造内で共振するうちに波長変換された光を射出することが可能となる。高い波長選択性を持つ体積ホログラムを用いることにより、共振させる光の狭帯域化ができる。SHG素子で波長変換可能な波長の光を共振させることで、高い波長変換効率を得ることが可能となる。
特許文献1の技術の場合、SHG素子を透過した基本波光を再度SHG素子へ透過させてもなお波長変換がなされない基本波光は、利用されないこととなる。このため、波長変換効率を飛躍的に向上させることは困難である。また、共振器構造内に波長変換素子を配置する場合、波長変換素子の界面で反射する基本波光が僅かに存在しても、共振器構造内で基本波光が共振するうちに損失する基本波光が増大することになる。基本波光が損失することにより、波長変換された光を効率良く射出することが難しくなる。このように、従来の技術によると、波長変換された光を効率良く射出することが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、波長変換された光を効率良く射出可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、モニタ装置、及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光源装置は、第1波長の光を射出する光源部と、光源部から射出した第1波長の光を、第1波長とは異なる波長である第2波長の光へ変換する波長変換素子と、第1波長の光を反射することにより、第1波長の光を共振させる第1反射構造及び第2反射構造と、第1反射構造及び第2反射構造により共振させる光の波長を選択する波長選択構造と、を有し、第1反射構造は、光源部に設けられ、波長変換素子、第2反射構造及び波長選択構造は、互いに一体構造をなすことを特徴とする。
波長変換素子、第2反射構造及び波長選択構造を一体とすることにより、第1反射構造及び第2反射構造の間における素子と空間との界面の数を少なくできる。素子と空間との界面の数を少なくすることで、第1反射構造及び第2反射構造の間にて共振する第1波長の光の損失を低減させることが可能となる。これにより、波長変換された光を効率良く射出可能な光源装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長選択構造は、第1波長の光を回折させる体積ホログラムを有し、体積ホログラムは、第2反射構造としても機能することが望ましい。これにより、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の狭帯域化ができる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長変換素子、第2反射構造及び波長選択構造により構成される一体構造のうち、光源部から射出された第1の光が入射する入射面が、光源部から入射面へ入射する第1波長の光の進行方向に垂直な面に対して傾けられたことが望ましい。光源部から入射面へ入射し入射面で反射した光は、光源部の方向とは異なる方向へ進行する。これにより、光源部及び入射面の間における不要なレーザ発振を低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長変換素子は、第1波長に対応して設定される周期より小さい周期で形成された分極反転構造を有することが望ましい。分極反転構造に対して傾いた光が進行する場合に、波長変換素子を透過する光に対する分極反転構造のピッチを第1波長に対応するピッチとすることが可能となる。これにより、高い波長変換効率を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、体積ホログラムから光源部へ向けて光から第2波長の光を分離する光分離構造を有し、波長変換素子、体積ホログラム及び光分離構造は、互いに一体構造をなすことが望ましい。光分離構造を用いることで、体積ホログラムから光源部へ向けて進行する第2波長の光を光源装置から射出することが可能となる。波長変換素子、体積ホログラム及び光分離構造を一体とすることで、第1反射構造及び第2反射構造の間にて共振する第1波長の光の損失を低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、波長選択構造は、第1波長の光を透過させるバンドパスフィルタを有し、第2反射構造は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる透過反射部を有することが望ましい。これにより、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の狭帯域化ができる。
また、本発明の好ましい態様としては、バンドパスフィルタが設けられた面の垂線が、光源部からの光線に対して傾けられたことが望ましい。光源部からの光線に対してバンドパスフィルタを傾けることで、光源部からバンドパスフィルタへ入射しバンドパスフィルタで反射した光は、光源部の方向とは異なる方向へ進行する。これにより、光源部及びバンドパスフィルタの間における不要なレーザ発振を低減させることができる。なお、バンドパスフィルタを傾斜させる場合のみならず、光路中に配置された構造体である波長変換素子や、下記の実施例における第1プリズム、第2プリズムを光線に対して傾斜させても、同様の効果を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、透過反射部は、平面形状を有することが望ましい。透過反射部の傾きを適宜設定することにより、第1反射構造及び透過反射部の間で光を共振させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、透過ミラーは、曲面形状を有することが望ましい。透過ミラーの形状を適宜設定することにより、第1反射構造及び透過反射部の間で光を共振させることができる。
さらに、本発明に係る照明装置は、上記の光源装置を有し、光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする。上記の光源装置を用いることにより、波長変換された光を効率良く射出できる。これにより、効率良く光を供給することが可能な照明装置を得られる。
さらに、本発明に係るモニタ装置は、上記の照明装置と、照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とする。上記の照明装置を用いることにより、効率良く光を供給することができる。これにより、高い効率で明るい像をモニタすることが可能なモニタ装置を得られる。
さらに、本発明に係る画像表示装置は、上記の光源装置を有し、光源装置からの光を用いて画像を表示することを特徴とする。上記の光源装置を用いることにより、波長変換された光を効率良く射出できる。これにより、高い効率で明るい画像を表示することが可能な画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。半導体素子11は、第1波長の基本波光を射出する光源部である。基本波光は、例えば赤外光である。第1波長は、例えば1064nmである。
図2は、半導体素子11の断面構成を模式的に表したものである。半導体素子11は、面発光型の半導体素子である。基板14は、例えば、半導体ウエハからなる。ミラー層15は、基板14の上に形成されている。ミラー層15は、第1波長の光を反射する第1反射構造として機能する。ミラー層15は、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)により形成された、高屈折率の誘導体と低屈折率の誘導体の積層体によって構成されている。ミラー層15を構成する各層の厚さ、各層の材料、層の数は、第1波長に対して最適化され、反射光が干渉し強め合う条件に設定されている。レーザ媒体16は、ミラー層15の表面に積層させて設けられている。レーザ媒体16は、不図示の電流供給部に接続されている。電流供給部から所定量の電流が供給されると、レーザ媒体16は光を射出する。
SHG素子12は、半導体素子11から射出した光の光路に配置されている。SHG素子12は、半導体素子11からの第1波長の基本波光を、第2波長の高調波光へ変換する波長変換素子である。高調波光は、例えば可視光である。第2波長は、第1波長の半分の波長であって、例えば532nmである。SHG素子12は、直方体形状をなしている。
SHG素子12としては、例えば、非線形光学結晶を用いることができる。非線形光学結晶としては、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)の分極反転結晶(Periodically Poled Lithium Niobate;PPLN)を用いることができる。SHG素子12は、基本波光の第1波長に対応するピッチの分極反転構造を有する。SHG素子12を用いることで、容易に入手可能な汎用の光源を用いて、所望の波長かつ十分な光量のレーザ光を供給することが可能となる。
体積ホログラム13は、SHG素子12のうち半導体素子11からの光が入射する第1面12aとは反対側の第2面12bに配置されている。体積ホログラム13は、第1波長の光を回折させることにより反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15、及び第2反射構造である体積ホログラム13は、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。
図3−1は、赤外領域における波長と、体積ホログラム13の反射率との関係を示す。体積ホログラム13は、赤外領域において、第1波長λ1を中心に半値幅が数nm以下となる反射特性を持つ。体積ホログラム13は、第1波長λ1の基本波光を選択的に反射する。体積ホログラム13は、ミラー層15及び体積ホログラム13の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造としての機能も果たす。体積ホログラム13を用いることにより、ミラー層15及び体積ホログラム13の間で共振させる光の狭帯域化ができる。また、体積ホログラム13は、可視領域において、第2波長を含む広い波長域の光を透過させる。
体積ホログラム13としては、例えば、VHG(Volume Holographic Grating)を用いることができる。VHGは、LiNbO3、BGO等のフォトリフラクティブ結晶、ポリマー等を用いて形成できる。体積ホログラム13には、二方向から入射させた入射光によって生じた干渉縞が記録されている。干渉縞は、高屈折率部分と低屈折率部分とが周期的に配列された周期構造として記録される。体積ホログラム13は、干渉縞とブラッグ条件が適合する光のみを、回折により選択的に反射する。
半導体素子11からの光は、SHG素子12の第1面12aへ入射する。第1面12aからSHG素子12へ光を入射させることにより生じた高調波光は、体積ホログラム13を透過する。体積ホログラム13を透過した高調波光は、光源装置10外へ射出する。体積ホログラム13へ入射した基本波光は、体積ホログラム13で反射する。体積ホログラム13で反射した後、第2面12bから第1面12aへSHG素子12を透過した基本波光は、半導体素子11へ入射する。半導体素子11へ入射した基本波光は、ミラー層15で反射し、SHG素子12の方向へ進行する。
ミラー層15及び体積ホログラム13の間で基本波光を共振させることにより、レーザ媒体16は、基本波光を増幅させる。また、ミラー層15及び体積ホログラム13で反射した基本波光は、レーザ媒体16により新たに射出された基本波光と共振して増幅される。SHG素子12及び体積ホログラム13は、互いに一体構造をなす。かかる構成により、SHG素子12及び体積ホログラム13を分離させて配置する場合と比較して、ミラー層15及び体積ホログラム13の間における素子と空間との界面の数を少なくできる。
図3−2は、SHG素子12及び体積ホログラム13により構成される一体構造が半導体素子11からの光線に対して傾けられた光源装置17を示す。SHG素子12の第1面12aは、半導体素子11から第1面12aへ入射する第1波長の光の進行方向に垂直な面に対して傾けられている。第1面12aは、SHG素子12及び体積ホログラム13により構成される一体構造のうち半導体素子11から射出された第1波長の光が入射する入射面である。半導体素子11から第1面12aへ入射し第1面12aで反射した光は、半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行する。これにより、半導体素子11及び第1面12aの間における不要なレーザ発振を低減させ、半導体素子11及び体積ホログラム13の間で所望の波長の光を高い効率で共振させることができる。
SHG素子12及び体積ホログラム13の間には、中間屈折構造、例えば、SHG素子12及び体積ホログラム13を接着する接着層を設けても良い。中間屈折構造とは、構造物間における屈折率の変化を緩和させることで界面反射を軽減するための構造であるとする。接着層は、半導体素子11からの第1波長の光、及びSHG素子12で波長変換された第2波長の光を透過可能な接着剤、例えば、アクリル系接着剤やエポキシ系接着剤を用いて構成される。接着層は、SHG素子12の屈折率と体積ホログラム13の屈折率との中間の屈折率を持つ。例えば、SHG素子12の屈折率が2.2、体積ホログラム13の屈折率が1.46である場合に、接着層の屈折率は、1.46〜2.2、例えば、1.83(=(2.2−1.46)/2+1.46)とすることができる。これにより、SHG素子12及び体積ホログラム13の間における界面反射を低減でき、高効率なレーザ発振を実現できる。
中間屈折構造は、各実施例において、波長変換素子、第2反射構造、波長選択構造により構成される一体構造のうち、いずれの構造体間に設けることとしても良い。中間屈折構造としては、接着層の他、例えば、反射防止膜(ARコート)や、薄板状の透明部材を用いても良い。中間屈折構造は、両構造体の屈折率の中間の屈折率を持たせて構成できる。なお、複数の構造体を一体化させるには、接着剤を用いる他、構造体の表面を平滑化し常温接合する方法、平面融着技術(FHPエンジニアリング株式会社)、レーザ溶着、融着、低融点接合などを用いることができる。
図4は、光分離構造及び光路変換構造を有する光源装置20の概略構成を示す。第1プリズム21は、半導体素子11からの光が入射する位置に設けられている。第1プリズム21は、直角三角形の断面を持つ三角プリズムである。透過反射膜23は、第1プリズム21と第2プリズム22とが接合する部分に設けられている。透過反射膜23は、第1波長の光を反射し、第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。透過反射膜23は、誘電体多層膜を用いて構成されている。第2プリズム22は、直角三角形の断面を持つ三角プリズムである。第1プリズム21、第2プリズム22は、いずれも透明部材を用いて構成されている。反射ミラー24は、第2プリズム22に対向する位置に設けられている。反射ミラー24は、高反射性部材である金属膜や誘電体多層膜を用いて構成されている。
体積ホログラム13、SHG素子12、第1プリズム21、透過反射膜23、及び第2プリズム22は、互いに一体構造をなす。そのうち第1プリズム21及び透過反射膜23は、体積ホログラム13から半導体素子11へ向けて進行する光から第2波長の光を分離する光分離構造として機能する。透過反射膜23、第2プリズム22、及び反射ミラー24は、光分離構造により分離された第2波長の光の光路を変換させる光路変換構造として機能する。
図5は、第1プリズム21、第2プリズム22、及び透過反射膜23の接合体を示す。第1プリズム21の第1面21a及び第2面21bは、互いに直交する。第3面21cは、第1面21a及び第2面21bの間の面である。第2プリズム22の第1面22a及び第2面22bは、互いに直交する。第3面22cは、第1面22a及び第2面22bの間の面である。第1プリズム21は、第1面21aを半導体素子11に対向させて配置されている。第1プリズム21の第2面21bには、SHG素子12の第1面12aが接合している。透過反射膜23は、第1プリズム21の第3面21cと第2プリズム22の第1面22aとが接合する部分に設けられている。
半導体素子11からの光は、第1プリズム21の第1面21aへ入射する。第1面21aに反射防止膜(ARコート)を施すことにより、第1プリズム21において半導体素子11からの光を効率良く透過させることができる。第1プリズム21へ入射した基本波光は、透過反射膜23で反射することにより光路が折り曲げられた後、SHG素子12へ入射する。体積ホログラム13で反射した基本波光が第2面12bからSHG素子12へ入射することにより生じた高調波光は、第1プリズム21、透過反射膜23を透過した後、第2プリズム22へ入射する。第2プリズム22へ入射した高調波光は、第2面22bで全反射することにより光路が折り曲げられた後、第3面22cから第2プリズム22外へ射出する。第2プリズム22から反射ミラー24へ入射した高調波光は、反射ミラー24で反射することにより光路が折り曲げられる。第2プリズム22及び反射ミラー24により光路が変換された高調波光は、体積ホログラム13を透過した高調波光と同じ方向へ進行する。
体積ホログラム13で反射し第2面12bから第1面12aへSHG素子12を透過した基本波光は、第1プリズム21へ入射する。第1プリズム21へ入射した基本波光は、透過反射膜23で反射することにより光路が折り曲げられた後、第1面21aから第1プリズム21外へ射出し、半導体素子11へ入射する。
図6は、本実施例の比較例に係る光源装置25の概略構成を示す。光源装置25は、半導体素子11及びSHG素子12の間に設けられた分離用透過ミラー26を有する。分離用透過ミラー26は、第1波長の光を透過させ、第2波長の光を反射する広帯域透過ミラーである。分離用透過ミラー26は、体積ホログラム13から半導体素子11へ向けて進行する光から第2波長の光を分離する光分離構造として機能する。また、分離用透過ミラー26及び反射ミラー24は、第2波長の光の光路を変換させる光路変換構造として機能する。
分離用透過ミラー26は、半導体素子11に対向する第1面26aと、SHG素子12に対向する第2面26bとを有する。体積ホログラム13は、SHG素子12に対向する第1面13aを有する。分離用透過ミラー26、SHG素子12、体積ホログラム13は、いずれも分離させて配置されている。共振器構造をなすミラー層15(図2参照)及び体積ホログラム13の間における素子と空間との界面は、分離用透過ミラー26の第1面26a及び第2面26b、SHG素子12の第1面12a及び第2面12b、体積ホログラム13の第1面13aの5つが存在する。例えば、99%の透過率を確保可能なARコートを各面に施したとしても、半導体素子11から体積ホログラム13へ光を進行させる間に透過率はおよそ95%(≒(0.99)5)にまで低下することとなる。界面で反射することにより損失する基本波光が僅かに存在する場合であっても、共振器構造内で光を共振させるうちに損失する光が増大することとなる。
図7は、共振器構造内における基本波光の強度と、波長変換された高調波光の強度との関係を示す。波長変換素子は、通常、波長変換素子内を透過する光のエネルギー密度に略比例して、波長変換効率が向上する。共振器構造内において、基本波光の損失により基本波光のエネルギー密度が低下すると、波長変換効率も低下することとなる。従って、基本波光の損失が大きくなるに従って、波長変換された光を効率良く射出することが難しくなる。
図4に戻って、本実施例の光源装置20において、共振器構造内における素子と空間との界面は、第1プリズム21の第1面21aのみが存在する。99%の透過率を確保可能なARコートを第1面21aに施す場合、半導体素子11から体積ホログラム13へ光を進行させる間、99%の透過率を確保できる。このように、素子と空間との界面の数を少なくできることで、第1反射構造及び第2反射構造の間にて共振する第1波長の光の損失を低減させることが可能となる。これにより、波長変換された光を効率良く射出できるという効果を奏する。
図8−1は、本実施例の変形例に係る光源装置30の概略構成を示す。透過反射膜31は、第1波長の光を透過させ、第2波長の光を反射する広帯域透過フィルタである。SHG素子12の第1面12aは、第2プリズム22の第3面22cの一部に接合している。体積ホログラム13、SHG素子12、第2プリズム22、透過反射膜23、及び第1プリズム21は、互いに一体構造をなす。第2プリズム22及び透過反射膜31は、体積ホログラム13から半導体素子11へ向けて進行する光から第2波長の光を分離する光分離構造として機能する。また、第2プリズム22は、光分離構造により分離された第2波長の光の光路を変換させる光路変換構造としても機能する。
半導体素子11からの光は、第1プリズム21の第1面21aへ入射する。第1プリズム21を透過した基本波光は、透過反射膜31を透過する。透過反射膜31を透過した光は、第2プリズム22を透過した後、SHG素子12の第1面12aへ入射する。体積ホログラム13で反射した基本波光が第2面12bからSHG素子12へ入射することにより生じた高調波光は、第2プリズム22を透過した後、透過反射膜31で反射することにより光路が折り曲げられる。透過反射膜31から第2プリズム22の第2面22bへ入射した光は、第2面22bで全反射することにより光路が折り曲げられた後、第3面22cのうちSHG素子12との接合部分以外の部分から第2プリズム22外へ射出する。このようにして第2プリズム22により光路が変換された高調波光は、体積ホログラム13を透過した高調波光と同じ方向へ進行する。
体積ホログラム13で反射し第2面12bから第1面12aへSHG素子12を透過した基本波光は、第2プリズム22、透過反射膜23、第1プリズム21を順次透過する。第1面21aから第1プリズム21外へ射出した基本波光は、半導体素子11へ入射する。本変形例の場合も、共振器構造内における素子と空間との界面は、第1プリズム21の第1面21aのみとなる。本変形例の光源装置30も、波長変換された光を効率良く射出できる。
図8−2は、体積ホログラム13、SHG素子12、第2プリズム22、透過反射膜23、及び第1プリズム21からなる一体構造が半導体素子11からの光線に対して傾けられた光源装置33を示す。第1プリズム21の第1面21aは、半導体素子11から第1面21aへ入射する第1波長の光の進行方向に垂直な面に対して傾けられている。第1面21aは、体積ホログラム13、SHG素子12、第2プリズム22、透過反射膜23、及び第1プリズム21により構成される一体構造のうち半導体素子11から射出された第1波長の光が入射する入射面である。半導体素子11から第1面21aへ入射し第1面21aで反射した光は、半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行する。これにより、半導体素子11及び第1面21aの間における不要なレーザ発振を低減させ、半導体素子11及び体積ホログラム13の間で所望の波長の光を高い効率で共振させることができる。
図9は、本発明の実施例2に係る光源装置40の概略構成を示す。本実施例の光源装置40は、上記の体積ホログラム13(図4参照)に代えて設けられたバンドパスフィルタ42及び透過反射膜44を有することを特徴とする。上記実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
バンドパスフィルタ42は、第1プリズム41に設けられている。バンドパスフィルタ42は、第1波長の光を透過させる狭帯域透過フィルタである。第1プリズム41は、SHG素子12の第1面12aに接合している。透過反射部である透過反射膜44は、第2プリズム43に設けられている。透過反射膜44は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。第2プリズム43は、SHG素子12の第2面12bに接合している。バンドパスフィルタ42及び透過反射膜44は、いずれも誘電体多層膜を用いて構成されている。透過反射膜44、第2プリズム43、SHG素子12、第1プリズム41、及びバンドパスフィルタ42は、互いに一体構造をなす。
分離用透過ミラー26は、半導体素子11及びバンドパスフィルタ42の間の光路に設けられている。分離用透過ミラー26は、透過反射膜44から半導体素子11へ向けて進行する光から第2波長の光を分離する光分離構造として機能する。反射ミラー24は、分離用透過ミラー26に対向する位置に設けられている。分離用透過ミラー26及び反射ミラー24は、第2波長の光の光路を変換させる光路変換構造として機能する。SHG素子12は、分離用透過ミラー26からバンドパスフィルタ42へ入射する光線に対して略平行に配置されている。
図10は、第1プリズム41及びバンドパスフィルタ42の接合体を示す。第1プリズム41及びバンドパスフィルタ42の接合体は、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造として機能する。第1プリズム41は、2つの直角部分を持つ台形形状の断面構成をなしている。バンドパスフィルタ42は、第1プリズム41の第1面41aに設けられている。第1プリズム41の第2面41bには、SHG素子12の第1面12aが接合している。図示する断面構成において、第1面41aは、第2面41bに対して傾けられている。また、バンドパスフィルタ42が設けられた面である第1面41aの垂線Nは、半導体素子11からの光線に対して傾けられている。
図11は、第2プリズム43及び透過反射膜44の接合体を示す。第2プリズム43及び透過反射膜44の接合体は、第1波長の光を反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15(図2参照)と、第2プリズム43及び透過反射膜44の接合体とは、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。第2プリズム43は、第1プリズム41の台形形状の上下を逆にしたような台形形状の断面構成をなしている。透過反射膜44は、第2プリズム43の第2面43bに設けられている。透過反射膜44は、平面形状をなしている。第2プリズム43の第1面43aには、SHG素子12の第2面12bが接合している。図示する断面構成において、第1面43aは、第2面43bに対して傾けられている。
図12は、赤外領域における波長と、バンドパスフィルタ42の透過率及び透過反射膜44の反射率との関係を示す。図中、バンドパスフィルタ42の透過率は、実線により表している。透過反射膜44の反射率は、一点鎖線により表している。バンドパスフィルタ42は、赤外領域において、第1波長λ1の基本波光を選択的に透過させる。バンドパスフィルタ42の透過特性は、入射する光線に対するバンドパスフィルタ42の傾きに応じて決定される。バンドパスフィルタ42を用いることにより、ミラー層15及び透過反射膜44の間で共振させる光の狭帯域化ができる。また、バンドパスフィルタ42は、可視領域において、第2波長を含む広い波長域の光を透過させる。透過反射膜44は、赤外領域において、第1波長λ1を中心に、バンドパスフィルタ42が透過させる光の波長域より広い波長域の光を反射する。また、透過反射膜44は、可視領域において、第2波長を含む広い波長域の光を透過させる。
半導体素子11からの光は、第1面26aから分離用透過ミラー26を透過した後、バンドパスフィルタ42へ入射する。バンドパスフィルタ42を透過した基本波光は、第1プリズム41を透過した後、SHG素子12へ入射する。第1プリズム41へ入射した光は、第1プリズム41、SHG素子12、第2プリズム43を透過した後、透過反射膜44へ入射する。第1プリズム41の第1面41aにおける屈折により、SHG素子12に対して光は斜めに進行する。
透過反射膜44へ入射した高調波光は、透過反射膜44を透過する。透過反射膜44で反射した光は、第2プリズム43、SHG素子12、第1プリズム41を透過した後、バンドパスフィルタ42へ入射する。透過反射膜44で反射した基本波光が第2面12bからSHG素子12へ入射することにより生じた高調波光は、バンドパスフィルタ42を透過した後、分離用透過ミラー26へ入射する。分離用透過ミラー26で反射することにより光路が折り曲げられた第2波長の光は、さらに反射ミラー24で反射することにより光路が折り曲げられる。分離用透過ミラー26及び反射ミラー24により光路が変換された高調波光は、透過反射膜44を透過した高調波光と同じ方向へ進行する。
SHG素子12及び第1プリズム41を透過した後バンドパスフィルタ42へ入射した基本波光は、バンドパスフィルタ42及び分離用透過ミラー26を透過した後、半導体素子11へ入射する。第1プリズム41及び第2プリズム43は、SHG素子12と同等の屈折率を持つことが望ましい。第1プリズム41及び第2プリズム43がSHG素子12と同じ屈折率を持つ場合、SHG素子12の第1面12a、第2面12bにおいて光は屈折せずに進行する。この場合、バンドパスフィルタ42を設ける第1面41a、及び透過反射膜44を設ける第2面43bは、平行とすることができる。
バンドパスフィルタ42及び透過反射膜44を平行とすることで、透過反射膜44で反射した光をバンドパスフィルタ42の入射位置へ戻すことが可能となる。この場合、ミラー層15(図2参照)と透過反射膜44との間で光を共振させることができる。第1プリズム41及び第2プリズム43の少なくとも一方がSHG素子12とは異なる屈折率を持つ場合は、屈折率差に応じてバンドパスフィルタ42を設ける第1面41a、及び透過反射膜44を設ける第2面43bの傾きを調整する。SHG素子12の第1面12a、第2面12bにおける屈折量を考慮してバンドパスフィルタ42及び透過反射膜44の傾きを設定することで、透過反射膜44で反射した光をバンドパスフィルタ42の入射位置へ戻す構成にできる。
半導体素子11からバンドパスフィルタ42へ入射した光のうち、バンドパスフィルタ42を透過可能な波長域から外れた波長の光は、バンドパスフィルタ42で反射する。図10に示すように、半導体素子11からの光線に対して第1プリズム41の第1面41aの垂線Nを傾ける構成とすることで、バンドパスフィルタ42で反射した光を半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行させることが可能となる。これにより、半導体素子11及びバンドパスフィルタ42の間における不要なレーザ発振を低減させることができる。
図13は、本実施例の比較例に係る光源装置50の概略構成を示す。光源装置50は、SHG素子12とは分離して設けられたバンドパスミラー51、及び透過反射部である共振用透過ミラー52を有する。バンドパスミラー51は、第1波長の光を透過させる狭帯域透過ミラーである。バンドパスミラー51は、波長選択構造として機能する。共振用透過ミラー52は、第1波長の光を反射し、第2波長の光を透過する広帯域透過ミラーである。共振用透過ミラー52は、第2反射構造として機能する。
バンドパスミラー51は、SHG素子12に対向する第1面51aと、共振用透過ミラー52に対向する第2面51bとを有する。共振用透過ミラー52は、バンドパスミラー51に対向する第1面52aと、第1面52aとは反対側の面である第2面52bとを有する。共振器構造をなすミラー層15(図2参照)及び共振用透過ミラー52の間における素子と空間との界面は、分離用透過ミラー26の第1面26a及び第2面26b、SHG素子12の第1面12a及び第2面12b、バンドパスミラー51の第1面51a及び第2面51b、共振用透過ミラー52の第1面52aの7つが存在する。例えば、99%の透過率を確保可能なARコートを各面に施したとしても、半導体素子11から共振用透過ミラー52へ光を進行させる間に透過率はおよそ93.2%(≒(0.99)7)にまで低下することとなる。界面で反射する基本波光が僅かに存在する場合であっても、共振器構造内で光を共振させるうちに損失する光が増大することになる。
図9に戻って、本実施例の光源装置40において、共振器構造内における素子と空間との界面は、分離用透過ミラー26の第1面26a及び第2面26b、バンドパスフィルタ42面の3つが存在する。99%の透過率を確保可能なARコートを施す場合、半導体素子11から透過反射膜44へ光を進行させる間、およそ97%(≒(0.99)3)の透過率を確保できる。これにより、本実施例の場合も、波長変換された光を効率良く射出することができる。
図14は、本実施例の変形例に係る光源装置60の概略構成を示す。本変形例の光源装置60は、分離用透過ミラー26からバンドパスフィルタ42へ入射する光線に対して傾けてSHG素子12を配置している。
図15−1は、第1プリズム61及びバンドパスフィルタ42の接合体を示す。第1プリズム61及びバンドパスフィルタ42の接合体は、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造として機能する。第1プリズム61は、長方形形状の断面構成を持つ直方体形状をなしている。バンドパスフィルタ42は、第1プリズム61に第1面61aに設けられている。第1プリズム61の第2面61bには、SHG素子12の第1面12aが接合している。第1面61a及び第2面61bは、平行である。第1面61aの垂線(不図示)は、半導体素子11からの光線に対して傾けられている。
図15−2は、第2プリズム63及び透過反射膜44の接合体を示す。第2プリズム63及び透過反射膜44の接合体は、第1波長の光を反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15(図2参照)と、透過反射膜44及び第2プリズム63の接合体とは、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。第2プリズム63は、第1プリズム61と同様、長方形形状の断面構成を持つ直方体形状をなしている。透過反射膜44は、第2プリズム63の第1面63aに設けられている。第2プリズム63の第1面63aは、透過反射膜44を介して、SHG素子12の第2面12bと接合している。第1面63a及び第2面63bは、平行である。
本変形例において、第1プリズム61及び第2プリズム63は、SHG素子12と同じ屈折率を持つものとする。バンドパスフィルタ42及び透過反射膜44を平行とすることで、ミラー層15(図2参照)と透過反射膜44との間で光を共振させることができる。第1プリズム41及び第2プリズム43がSHG素子12とは異なる屈折率を持つ場合は、屈折率差に応じて第1プリズム61、第2プリズム63の形状を調整する。
バンドパスフィルタ42を透過した光は、第1プリズム41の第1面41aにおける屈折により、SHG素子12に対して略平行に進行する。透過反射膜44及び第2プリズム63を透過した光は、第2プリズム63の第2面63bで屈折する。SHG素子12の分極反転構造に直交するように光を進行させることで、第1波長に対応するピッチの分極反転構造を有するSHG素子12を用いて高い効率で波長変換を行うことができる。本変形例の場合も、波長変換された光を効率良く射出することができる。また、バンドパスフィルタ42で反射した光を半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行させ、不要なレーザ発振を低減させることができる。
図16は、本発明の実施例3に係る光源装置70の概略構成を示す。本実施例の光源装置70は、SHG素子71に設けられたバンドパスフィルタ72と、プリズム73に設けられた透過反射膜74とを有する。上記実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。SHG素子71は、直方体形状の一部を第1面71aにて斜めに切断したような形状をなしている。SHG素子71の第1面71aは、第2面71bに対して傾けられている。
バンドパスフィルタ72は、SHG素子71の第1面71aに設けられている。バンドパスフィルタ72は、第1波長の光を透過させる狭帯域透過フィルタである。バンドパスフィルタ72は、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造として機能する。バンドパスフィルタ72が設けられた面である第1面71aの垂線(不図示)は、半導体素子11からの光線に対して傾けられている。
透過反射部である透過反射膜74は、プリズム73に設けられている。透過反射膜74は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。プリズム73は、SHG素子71の第2面71bに接合している。バンドパスフィルタ72及び透過反射膜74は、いずれも誘電体多層膜を用いて構成されている。透過反射膜74、プリズム73、SHG素子71、及びバンドパスフィルタ72は、互いに一体構造をなす。
図17は、プリズム73及び透過反射膜74の接合体を示す。プリズム73及び透過反射膜74の接合体は、第1波長の光を反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15(図2参照)と、プリズム73及び透過反射膜74の接合体とは、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。透過反射膜74は、プリズム73の第2面73bに設けられている。プリズム73の第1面73aは、平面形状をなしている。プリズム73の第1面73aは、SHG素子71の第2面71bが接合している。プリズム73の第2面73bは、曲面形状をなしている。透過反射膜74は、曲面形状をなしている。
半導体素子11からの光は、第1面26aから分離用透過ミラー26を透過した後、バンドパスフィルタ72へ入射する。バンドパスフィルタ72を透過した基本波光は、SHG素子71へ入射する。SHG素子71を透過した光は、プリズム73を透過した後透過反射膜74へ入射する。SHG素子71の第1面71aにおける屈折により、光はSHG素子71に対して斜めに進行する。
透過反射膜74へ入射した高調波光は、透過反射膜74を透過する。透過反射膜74で反射した光は、プリズム73及びSHG素子71を透過した後、バンドパスフィルタ72へ入射する。透過反射膜74で反射した基本波光が第2面71bからSHG素子71へ入射することにより生じた高調波光は、バンドパスフィルタ72を透過した後、分離用透過ミラー26へ入射する。
プリズム73は、SHG素子71と同等の屈折率を持つことが望ましい。プリズム73がSHG素子71と同じ屈折率を持つ場合、SHG素子71の第1面71a、第2面71bにおいて光は屈折せずに進行する。プリズム73の第2面73bは、SHG素子71の第1面71aの入射位置から第2面73bの入射位置までの距離を半径とする曲面形状にできる。かかる曲面形状に合わせて透過反射膜74を設けることにより、透過反射膜74で反射した光をバンドパスフィルタ72の入射位置へ戻すことが可能となる。これにより、ミラー層15(図2参照)と透過反射膜44との間で光を共振させることができる。
プリズム73がSHG素子71とは異なる屈折率を持つ場合は、屈折率に応じて第2面73bの曲率を調整する。SHG素子71の第2面71bにおける屈折量を考慮して透過反射膜74の曲率を設定することで、透過反射膜74で反射した光をバンドパスフィルタ72の入射位置へ戻す構成にできる。本実施例の場合も、波長変換された光を効率良く射出することができる。また、バンドパスフィルタ72で反射した光を半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行させ、不要なレーザ発振を低減させることができる。
透過反射膜74は、プリズム73を透過した光が入射する部分における曲面の接面が、入射光線に対して垂直となる形状であることが望ましい。透過反射膜74へ垂直に光を入射させることで、透過反射膜74で反射した光を半導体素子11へ効率良く戻し、高効率なレーザ発振を実現できる。光源装置70は、透過反射膜74で屈折した第2波長の光を、SHG素子71等の一体構造へ入射する第1波長の光と平行に進行させることが望ましい。また、光源装置70は、透過反射膜74を透過する第2波長の光が、反射ミラー24からの第2波長の光に近い位置から射出するように、SHG素子71等の一体構造において光を屈折させることが望ましい。光源装置70から平行かつ間隔が狭められた第2波長の光を射出可能とすることで、光源装置70を組み込む照明光学系における第2波長の光の扱いを容易にすることができる。
熱拡散部75は、SHG素子71のうち第1面71a及び第2面71bの間の面に設けられている。ヒータ76及びサーミスタ77は、熱拡散部75に設けられている。ヒータ76は、熱拡散部75を介してSHG素子71へ熱を供給することによりSHG素子71の温度を調節する波長変換素子温度調節部である。ヒータ76としては、例えば電熱ヒータを用いることができる。熱拡散部75は、ヒータ76からの熱を拡散させる。熱拡散部75は、高い熱伝導率を持つ部材、例えば金属部材である銅を用いて構成されている。サーミスタ77は、SHG素子71の温度を計測する波長変換素子温度計測部である。
図18は、ヒータ76及びサーミスタ77を用いたSHG素子71の温度制御について説明するものである。サーミスタ77は、温度の変化を抵抗値の変化として温度制御部80へ出力する。温度制御部80は、サーミスタ77により計測された計測温度、及び所定の設定温度の偏差からヒータ76へ供給する電力量を計算し、計算された電力量に応じた電力をヒータ76へ供給する。
ここで、SHG素子71は、基本波光の第1波長に対応するピッチの分極反転構造を有するものとする。半導体素子11からの光は、分極反転構造を構成する分極反転層78及び自発分極層79に対して斜めに進行することとなる。分極反転層78及び自発分極層79に対して斜めに光が進行することにより、SHG素子71を透過する光に対する分極反転構造のピッチは、第1波長に対応するピッチより長いものとなってしまう。
そこで、温度制御部80は、SHG素子71を透過する光に対して位相整合条件が成立する設定温度となるようにヒータ76を制御する。SHG素子71を透過する光に対して位相整合条件が成立する設定温度は、SHG素子71を透過する光の傾きに応じて適宜設定することができる。このようにしてヒータ76を適宜制御することにより、高い波長変換効率を得ることができる。
SHG素子内において斜めに光を進行させる構成の場合、例えば上記実施例2に係る光源装置40においても、本実施例と同様の温度調節により、高い波長変換効率を得ることが可能となる。波長変換素子温度調節部は、ヒータ76に代えて他の素子、例えばペルチェ素子や、薄膜状の抵抗体等を用いても良い。
SHG素子内において斜めに光を進行させる構成において、SHG素子は、第1波長に対応して設定される周期より小さい周期で形成された分極反転構造を有するものとしても良い。SHG素子内における光の傾きに応じて分極反転構造の周期を適宜設定することで、SHG素子を透過する光に対する分極反転構造のピッチを第1波長に対応するピッチとすることが可能となる。これにより、高い波長変換効率を得ることができる。
図19は、本発明の実施例4に係る光源装置90の概略構成を示す。本実施例の光源装置90は、光路変換構造として機能するプリズム94を有することを特徴とする。上記実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。プリズム94は、正方形形状の断面構成を持つ。プリズム94は、半導体素子11からの光線に対して第1面94aを傾けて配置されている。
プリズム94の第2面94bは、第1面94aに直交する面である。第3面94cは、第2面94bに隣接する面であって、第1面94aに平行である。第4面94dは、第3面94c及び第1面94aの間の面であって、第2面94bに平行である。正方形形状の断面構成を持つプリズム94は、容易に形成することができる。
分離用透過反射膜95は、プリズム94の第1面94aに設けられている。分離用透過反射膜95は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。分離用透過反射膜95は、共振用透過反射膜93から半導体素子11へ向けて進行する光から第2波長の光を分離する光分離構造として機能する。分離用透過反射膜95は、誘電体多層膜を用いて構成されている。反射膜96は、第3面94cに設けられている。反射膜96は、第2波長の光を反射する。反射膜96は、高反射性部材である金属膜や誘電体多層膜を用いて構成されている。
SHG素子91は、分離用透過反射膜95からバンドパスフィルタ92へ入射する光線に対して傾けて配置されている。SHG素子91は、直方体形状の一部を第1面91aにて斜めに切断したような形状をなしている。SHG素子91の第1面91aは、第2面91bに対して傾けられている。バンドパスフィルタ92は、SHG素子91の第1面91aに設けられている。バンドパスフィルタ92は、第1波長の光を透過させる狭帯域透過フィルタである。バンドパスフィルタ92は、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造として機能する。バンドパスフィルタ92が設けられた面である第1面91aの垂線(不図示)は、半導体素子11からの光線に対して傾けられている。
透過反射部である共振用透過反射膜93は、SHG素子91の第2面91bに設けられている。共振用透過反射膜93は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。共振用透過反射膜93は、第1波長の光を反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15(図2参照)と、共振用透過反射膜93とは、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。SHG素子91の第2面91bは、平面形状をなしている。共振用透過反射膜93は、平面形状をなしている。バンドパスフィルタ92及び共振用透過反射膜93は、いずれも誘電体多層膜を用いて構成されている。共振用透過反射膜93、SHG素子91、バンドパスフィルタ92は、互いに一体構造をなす。
半導体素子11からの基本波光は、分離用透過反射膜95で反射することにより光路が折り曲げられ、バンドパスフィルタ92の方向へ進行する。バンドパスフィルタ92を透過した基本波光は、SHG素子91へ入射する。SHG素子91の第1面91aでの屈折により、光はSHG素子91に対して略平行に進行する。SHG素子91の分極反転構造に直交するように光を進行させることで、第1波長に対応するピッチの分極反転構造を有するSHG素子91を用いて高い効率で波長変換を行うことができる。
SHG素子91の第2面91bから共振用透過反射膜93へ入射した高調波光は、共振用透過反射膜93を透過する。共振用透過反射膜93で反射した基本波光が、第2面91bからSHG素子91へ入射することにより生じた高調波光は、バンドパスフィルタ92を透過し、分離用透過反射膜95へ入射する。分離用透過反射膜95を透過した高調波光は、第1面94aからプリズム94へ入射する。
第1面94aから分離用透過反射膜95へ入射した光は、第2面94bで全反射した後、反射膜96へ入射する。反射膜96で反射した高調波光は、第1面94aからプリズム94外へ射出する。第1面94aからの高調波光は、分離用透過反射膜95を透過する。分離用透過反射膜95を透過した高調波光は、共振用透過反射膜93を透過した高調波光と同じ方向へ進行する。共振用透過反射膜93で反射し第2面91bから第1面91aへSHG素子91を透過した基本波光は、バンドパスフィルタ92を透過した後、分離用透過反射膜95へ入射する。分離用透過反射膜95で反射した基本波光は、半導体素子11へ入射する。
本実施例の光源装置90において、共振器構造内における素子と空間との界面は、分離用透過反射膜95面、及びバンドパスフィルタ92面の2つが存在する。99%の透過率を確保可能なARコートを施す場合、半導体素子11から共振用透過反射膜93へ光を進行させる間、およそ98%(≒(0.99)2)の透過率を確保できる。これにより、本実施例の場合も、波長変換された光を効率良く射出することができる。また、バンドパスフィルタ92で反射した光を半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行させ、不要なレーザ発振を低減させることができる。SHG素子91は、SHG素子91とは線膨張係数に差がある他の構成を接合する場合、温度変化による膨張率の差から歪みを生じ、波長変換効率が低下する場合があり得る。本実施例ではSHG素子91に直接バンドパスフィルタ92及び共振用透過反射膜93を設ける構成とすることで、歪みによる波長変換効率の低下を回避できる。なお、プリズム94は適宜変形しても良い。
図20は、本実施例の変形例に係る光源装置100の概略構成を示す。SHG素子101は、直方体形状の一部を第1面101aにて斜めに切断し、さらに第1面101aとは反対側の第2面101bを曲面形状に変形した形状をなしている。バンドパスフィルタ102は、SHG素子101の第1面101aに設けられている。バンドパスフィルタ102は、第1波長の光を透過させる狭帯域透過フィルタである。バンドパスフィルタ102は、第1反射構造及び第2反射構造の間で共振させる光の波長を選択する波長選択構造として機能する。バンドパスフィルタ102が設けられた面である第1面101aの垂線(不図示)は、半導体素子11からの光線に対して傾けられている。
透過反射部である共振用透過反射膜103は、SHG素子101の第2面101bに設けられている。共振用透過反射膜103は、第1波長の光を反射し第2波長の光を透過させる広帯域透過フィルタである。共振用透過反射膜103は、第1波長の光を反射する第2反射構造として機能する。第1反射構造であるミラー層15(図2参照)と、共振用透過反射膜103とは、第1波長の光を共振させる共振器構造を構成する。共振用透過反射膜103は、曲面形状をなしている。バンドパスフィルタ102及び共振用透過反射膜103は、いずれも誘電体多層膜を用いて構成されている。共振用透過反射膜103、SHG素子101、バンドパスフィルタ102は、互いに一体構造をなす。
SHG素子101の第2面101bは、SHG素子101の第1面101aの入射位置から第2面101bの入射位置までの距離を半径とする曲面形状とする。かかる曲面形状に合わせて共振用透過反射膜103を設けることにより、共振用透過反射膜103で反射した光をバンドパスフィルタ102の入射位置へ戻すことが可能となる。これにより、ミラー層15(図2参照)と共振用透過反射膜103との間で光を共振させることができる。
本実施例の場合も、波長変換された光を効率良く射出することができる。また、バンドパスフィルタ102で反射した光を半導体素子11の方向とは異なる方向へ進行させ、不要なレーザ発振を低減させることができる。また、SHG素子101の第1面101aにおける屈折により、SHG素子101において光は斜めに進行する。本実施例の光源装置100は、上記実施例3の場合と同様に、SHG素子101の温度を調節することにより、高い波長変換効率を得ることが可能になる。
図21は、本発明の実施例5に係るモニタ装置110の概略構成を示す。モニタ装置110は、装置本体111と、光伝送部112とを有する。装置本体111は、上記実施例1の光源装置10(図1参照)を備える。光伝送部112は、2つのライトガイド114、115を有する。光伝送部112のうち被写体(不図示)側の端部には、拡散板116及び結像レンズ117が設けられている。第1ライトガイド114は、光源装置10からの光を被写体へ伝送する。拡散板116は、第1ライトガイド114の射出側に設けられている。第1ライトガイド114内を伝播した光は、拡散板116を透過することにより、被写体側にて拡散する。光源装置10から拡散板116までの光路中の各部は、被写体を照明する照明装置を構成する。
第2ライトガイド115は、被写体からの光をカメラ113へ伝送する。結像レンズ117は、第2ライトガイド115の入射側に設けられている。結像レンズ117は、被写体からの光を第2ライトガイド115の入射面へ集光させる。被写体からの光は、結像レンズ117により第2ライトガイド115へ入射した後、第2ライトガイド115内を伝播してカメラ113へ入射する。
第1ライトガイド114、第2ライトガイド115としては、多数の光ファイバを束ねたものを用いることができる。光ファイバを用いることで、光を遠方へ伝送させることができる。カメラ113は、装置本体111内に設けられている。カメラ113は、光源装置10からの光により照明された被写体を撮像する撮像部である。第2ライトガイド115から入射した光をカメラ113へ入射させることで、カメラ113による被写体の撮像ができる。上記実施例1の光源装置10を用いることにより、効率良く光を供給することができる。これにより、高い効率で明るい像をモニタすることができるという効果を奏する。なお、モニタ装置110は、上記実施例のいずれの光源装置を用いることとしても良い。
図22は、本発明の実施例6に係るプロジェクタ120の概略構成を示す。プロジェクタ120は、スクリーン129へ光を投写し、スクリーン129で反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。プロジェクタ120は、赤色(R)光用光源装置121R、緑色(G)光用光源装置121G、青色(B)光用光源装置121Bを有する。各色光用光源装置121R、121G、121Bは、いずれも上記実施例1の光源装置10(図1参照)と同様の構成を有する。プロジェクタ120は、各色光用光源装置121R、121G、121Bからの光を用いて画像を表示する画像表示装置である。
R光用光源装置121Rは、R光を射出する光源装置である。拡散素子122は、照明領域の整形、拡大、照明領域における光量分布の均一化を行う。拡散素子122としては、例えば、回折光学素子である計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いることができる。フィールドレンズ123は、R光用光源装置121Rからの光を平行化させ、R光用空間光変調装置124Rへ入射させる。R光用光源装置121R、拡散素子122、及びフィールドレンズ123は、R光用空間光変調装置124Rを照明する照明装置を構成する。R光用空間光変調装置124Rは、照明装置からのR光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用空間光変調装置124Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム125へ入射する。
G光用光源装置121Gは、G光を射出する光源装置である。拡散素子122及びフィールドレンズ123を経た光は、G光用空間光変調装置124Gへ入射する。G光用光源装置121G、拡散素子122、及びフィールドレンズ123は、G光用空間光変調装置124Gを照明する照明装置を構成する。G光用空間光変調装置124Gは、照明装置からのG光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置124Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム125のうちR光が入射する面とは異なる面へ入射する。
B光用光源装置121Bは、B光を射出する光源装置である。拡散素子122及びフィールドレンズ123を経た光は、B光用空間光変調装置124Bへ入射する。B光用光源装置121B、拡散素子122、及びフィールドレンズ123は、B光用空間光変調装置124Bを照明する照明装置を構成する。B光用空間光変調装置124Bは、照明装置からのB光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置124Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム125のうちR光が入射する面、及びG光が入射する面とは異なる面へ入射する。透過型液晶表示装置としては、例えば高温ポリシリコンTFT液晶パネル(High Temperature Polysilicon;HTPS)を用いることができる。
クロスダイクロイックプリズム125は、互いに略直交させて配置された2つのダイクロイック膜126、127を有する。第1ダイクロイック膜126は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜127は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム125は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ128の方向へ射出する。投写レンズ128は、クロスダイクロイックプリズム125で合成された光をスクリーン129に向けて投写する。
上記の光源装置10と同様の構成を有する各色光用光源装置121R、121G、121Bを用いることにより、光を効率良く射出できる。これにより、高い効率で明るい画像を表示することができるという効果を奏する。なお、各色光用光源装置121R、121G、121Bは、上記実施例のいずれの光源装置と同様の構成であっても良い。
プロジェクタは、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。プロジェクタは、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクタは、一の空間光変調装置により2つ又は3つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクタは、空間光変調装置を用いる場合に限られない。プロジェクタは、ガルバノミラー等の走査手段により光源装置からのレーザ光を走査させ、被照射面において画像を表示するレーザスキャン型のプロジェクタであっても良い。プロジェクタは、画像情報を持たせたスライドを用いるスライドプロジェクタであっても良い。プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から射出する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。
本発明の光源装置は、画像表示装置である液晶ディスプレイに適用しても良い。本発明の光源装置と導光板とを組み合わせることにより、液晶パネルを照明する照明装置として用いることができる。この場合も、明るく高品質な画像を表示することができる。本発明の光源装置は、モニタ装置や画像表示装置に適用される場合に限られない。本発明の光源装置は、例えば、レーザ光を用いた露光のための露光装置やレーザ加工装置等の光学系に用いても良い。
以上のように、本発明に係る光源装置は、モニタ装置や画像表示装置に用いる場合に適している。
10 光源装置、11 半導体素子、12 SHG素子、12a 第1面、12b 第2面、13 体積ホログラム、13a 第1面、14 基板、15 ミラー層、16 レーザ媒体、17 光源装置、20 光源装置、21 第1プリズム、21a 第1面、21b 第2面、21c 第3面、22 第2プリズム、22a 第1面、22b 第2面、22c 第3面、23 透過反射膜、24 反射ミラー、25 光源装置、26 分離用透過ミラー、26a 第1面、26b 第2面、30 光源装置、31 透過反射膜、33 光源装置、40 光源装置、41 第1プリズム、41a 第1面、41b 第2面、42 バンドパスフィルタ、43 第2プリズム、43a 第1面、43b 第2面、44 透過反射膜、N 垂線、50 光源装置、51 バンドパスミラー、51a 第1面、51b 第2面、52 共振用透過ミラー、52a 第1面、52b 第2面、60 光源装置、61 第1プリズム、61a 第1面、61b 第2面、63 第2プリズム、63a 第1面、63b 第2面、70 光源装置、71 SHG素子、71a 第1面、71b 第2面、72 バンドパスフィルタ、73 プリズム、73a 第1面、73b 第2面、74 透過反射膜、75 熱拡散部、76 ヒータ、77 サーミスタ、78 分極反転層、79 自発分極層、80 温度制御部、90 光源装置、91 SHG素子、91a 第1面、91b 第2面、92 バンドパスフィルタ、93 共振用透過反射膜、94 プリズム、94a 第1面、94b 第2面、94c 第3面、94d 第4面、95 分離用透過反射膜、96 反射膜、100 光源装置、101 SHG素子、101a 第1面、101b 第2面、102 バンドパスフィルタ、103 共振用透過反射膜、110 モニタ装置、111 装置本体、112 光伝送部、113 カメラ、114 第1ライトガイド、115 第2ライトガイド、116 拡散板、117 結像レンズ、120 プロジェクタ、121R R光用光源装置、121G G光用光源装置、121B B光用光源装置、122 拡散素子、123 フィールドレンズ、124R R光用空間光変調装置、124G G光用空間光変調装置、124B B光用空間光変調装置、125 クロスダイクロイックプリズム、126 第1ダイクロイック膜、127 第2ダイクロイック膜、128 投写レンズ、129 スクリーン
Claims (12)
- 第1波長の光を射出する光源部と、
前記光源部から射出した前記第1波長の光を、前記第1波長とは異なる波長である第2波長の光へ変換する波長変換素子と、
前記第1波長の光を反射することにより、前記第1波長の光を共振させる第1反射構造及び第2反射構造と、
前記第1反射構造及び前記第2反射構造により共振させる光の波長を選択する波長選択構造と、を有し、
前記第1反射構造は、前記光源部に設けられ、
前記波長変換素子、前記第2反射構造及び前記波長選択構造は、互いに一体構造をなすことを特徴とする光源装置。 - 前記波長選択構造は、前記第1波長の光を回折させる体積ホログラムを有し、
前記体積ホログラムは、前記第2反射構造としても機能することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 前記波長変換素子、前記第2反射構造及び前記波長選択構造により構成される前記一体構造のうち、前記光源部から射出された前記第1波長の光が入射する入射面が、前記光源部から前記入射面へ入射する前記第1波長の光の進行方向に垂直な面に対して傾けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
- 前記波長変換素子は、前記第1波長に対応して設定される周期より小さい周期で形成された分極反転構造を有することを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
- 前記体積ホログラムから前記光源部へ向けて進行する光から前記第2波長の光を分離する光分離構造を有し、
前記波長変換素子、前記体積ホログラム及び前記光分離構造は、互いに一体構造をなすことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記波長選択構造は、前記第1波長の光を透過させるバンドパスフィルタを有し、
前記第2反射構造は、前記第1波長の光を反射し前記第2波長の光を透過させる透過反射部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記バンドパスフィルタが設けられた面の垂線が、前記光源部からの光線に対して傾けられたことを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
- 前記透過反射部は、平面形状を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の光源装置。
- 前記透過反射部は、曲面形状を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の光源装置。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光源装置を有し、前記光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする照明装置。
- 請求項10に記載の照明装置と、
前記照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とするモニタ装置。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光源装置を有し、前記光源装置からの光を用いて画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
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Cited By (1)
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2007
- 2007-10-04 JP JP2007260626A patent/JP2009094117A/ja not_active Withdrawn
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