JP2009092007A - スターリング機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術においては、動力源と駆動部をつなぐクランク機構であるためサイズが大きくなり、またクランク室に多量の潤滑オイルを使用することでオイルシール対策が不可欠であった。
【解決手段】軸方向に貫通する空洞23aを有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローター23を回転駆動する回転モーター20と、ローター23の空洞23aに挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストン12と、ローター23の空洞23aの外周面に形成された円周方向案内溝27と、ピストン12の外周面に設けられ、円周方向案内溝27に係合される突起29と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】軸方向に貫通する空洞23aを有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローター23を回転駆動する回転モーター20と、ローター23の空洞23aに挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストン12と、ローター23の空洞23aの外周面に形成された円周方向案内溝27と、ピストン12の外周面に設けられ、円周方向案内溝27に係合される突起29と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明はスターリングサイクルで駆動する冷却装置および発電装置に最適なスターリング機関に関するものである。
スターリング機関は、フロンでなくヘリウム、水素、窒素などを作動ガスとして用いるので、オゾン層の破壊を招くことのない熱機関として注目を集めている。冷凍機として用いるスターリング機関では、回転モーターなどの動力源によりピストンを往復直線運動させ、このピストンに対しディスプレーサーを、所定の位相差をもって同期往復直線運動させる。ピストンとディスプレーサーの往復直線運動は圧縮空間と膨脹空間の間で作動ガスを行き来させる。圧縮空間では作動ガスの温度が上昇し、膨脹空間では作動ガスの温度が低下する。圧縮空間(高温空間)の熱を高温伝熱ヘッドを通じて放熱して等温圧縮変化を実現し、外部の熱を低温伝熱ヘッドを通じ膨脹空間(低温空間)に吸収して等温膨張変化を実現すれば、逆スターリングサイクルが形成される。
従来のスターリング機関の構造としては、例えば、特許文献1に記載されているように、駆動部にリニア(式)モーターを利用したものがある。この構造は、図7に示すように、外郭構造100内にシリンダー101と、外郭構造100内を膨張空間105と圧縮空間106に区画するディスプレーサー102とピストン103と、ピストン103を往復させるためのリニアモーター109と、膨張空間104と圧縮空間105との間を連通する連通路に設けられた再生器106と、再生器106の膨張空間105側と圧縮空間106側にそれぞれに熱交換器として吸熱器107、放熱器108とを有している。また板ばね110、111はそれぞれディスプレーサー102とピストン103を支持し、弾性力によってこれらを往復動させる。またリニアモーター109は電源端子を介して外部電源と接続されている構造である。このようにリニアモーター方式のスターリング機関は非常にコンパクトな構造であったものの特殊なモーターであるリニアモーターが必要となりコストが高く、ローコスト化が課題であった。
一方、コスト削減のため安価な回転(式)モーターを利用したスターリング機関の構造が、例えば、特許文献2や特許文献3に記載されている。特許文献2は、回転モーターからの回転運動をクランク機構を介してピストン等を往復動させているのに対して、特許文献3は、1つ以上の円周方向案内溝が形成された円周カムと、ピストンおよびディスプレーサーと前記円周カムとを連結するロッドから構成され、前記ピストンと前記ディスプレーサーが前記円周カムの円周方向案内溝によって動作を規定されることによりスターリングサイクルシステムの駆動をさせていた。
特開2005−69168号公報(図1)
特開昭64―53049号公報(第7図)
特開平6―235350号公報(図1)
しかしながら、特許文献2の場合、クランク機構であるためサイズが大きくなり、またクランク室に多量の潤滑オイルを使用することでオイルシール対策が不可欠であった。
また、特許文献3の場合、円周カムとピストンおよびディスプレーサーがそれぞれロッドによって連結されており、その作動空間が必要となりスターリング機関が大型化するといった課題が発生していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、安価な回転モーターを使用しかつ小型化が可能なスターリング機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のスターリング機関は、軸方向に貫通する空洞を有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローターを回転駆動する回転モーターと、ローターの前記空洞に挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストンと、ローターの前記空洞の外周面に形成された円周方向案内溝と、前記ピストンの外周面に設けられ、前記円周方向案内溝に係合される突起と、を備え、前記ローターが回転駆動されたとき、ローターの前記円周方向案内溝に沿ってピストンの前記突起が移動されることにより、前記ピストンが往復直線運動することを特徴としている。
また、本発明のスターリング機関は、軸方向に貫通する空洞を有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローターを回転駆動する回転モーターと、ローターの前記空洞に挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストンと、前記ピストンの外周面に形成された前記円周方向案内溝と、ローターの前記空洞の外周面に設けられ、前記円周方向案内溝に係合される突起と、を備え、前記ローターが回転駆動されたとき、ローターの前記突起がピストンの前記円周方向案内溝に沿って移動されることにより、前記ピストンが往復直線運動することを特徴としている。
上記の円周方向案内溝は、正弦波状であれば、ピストンの往復直線運動を単振動とすることができ、ストロークの制御等がしやすくなる。この場合、円周方向案内溝を1周期の整数倍の波数の正弦波状とすれば、単位時間当たりのピストンの往復数をその波数に比例して増加させることができる。さらに、上記の突起を、その波数で円周を等分した位置に整数個設ければ、ローターの回転運動を安定してピストンの往復直線運動に変換することができるようになる。
本発明によると、ローターまたはピストンの円周方向案内溝とピストンまたはローターの突起とを直接嵌合させることでクランク機構や連結ロッドを廃止することができる。すなわち、クランク機構やロッド等の連結部を介在せずに回転モーターによりピストンを直接駆動することができ、スターリング機関の小型化およびローコスト化を実現できる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。最初に、本発明のピストンの使用対象であるスターリング機関の構造を図1に基づき説明する。図1はスターリング機関主要部の断面図である。
スターリング機関1は冷凍機として用いられるフリーピストンタイプのものであり、その組立の中心となるのはシリンダー10である。特に、ここでは冷凍機に関する説明である。シリンダー10には、円柱形のピストン12およびディスプレーサー13が挿入される。ピストン12及びディスプレーサー13は、スターリング機関の運転中、ガスベアリングの仕組みによりシリンダー10の内壁に接触することなく往復直線運動する。ピストン12とディスプレーサー13は所定の位相差を備えて動く。
ディスプレーサー13の一方の端からはディスプレーサー軸15が突出する。ディスプレーサー軸15はピストン12を軸線方向に自由にスライドできるように貫通する。
シリンダー10は、ピストン12の動作領域の大部分が欠落され、その欠落部およびその外側に回転モーター20を保持する。回転モーター20は現在一般的に市場に出ているモーターと同等の形状のもので、モーターの回転軸の径方向に内側からローター23がその外側にステーター22およびコイル21の組品が配置されているようなものである。すなわち、回転モーター20は、コイル21を備えたステーター22と、ピストン12の外周面に対面するように設けられ、軸方向に貫通する空洞23aを有する円筒形のローター23と、ステーター22を所定の位置関係に保持する合成樹脂製エンドブラケット24とを備える。マグネットは埋め込み型(IPMモーター)の場合、ローター23に内包されて固定されている。ローター23は、軸方向の両端部において、エンドブラケット24との間に設けられたベアリング25、26によって、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に支持される。
ピストン12の軸方向についてディスプレーサー13とは反対側の端面部分にはスプリング30の中心部が固定される。ディスプレーサー軸15にはスプリング31の中心部が固定される。スプリング30、31の外周部は、支柱33を用いてエンドブラケット24に固定される。すなわちピストン12およびディスプレーサー13は、スプリング30、31により周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動可能に支持される。
スプリング30、31の外周部同士の間にはスペーサー(不図示)が配置されており、これによりスプリング30、31は一定の距離を保つ。フリーピストン型スターリング機関の場合は、スプリング30、31は例えば円板形の素材にスパイラル状の切り込みを入れたものであり、ディスプレーサー13をピストン12に対し所定の位相差(一般的には約90゜の位相差)を持たせて共振させる役割を果たす。フリーピストン型以外の場合は、クランク機構などによって同様の動作をさせる。
上述したように、ローター23は、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に支持され、このローター23内側に配されるピストン12は、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動可能に支持される。回転モーター20によって、ローター12はピストン12の軸の周方向に回転するため、ピストン12を往復直線運動させるためには、運動方向の変換機構が必要となる。
図2は、ローターの周方向の1箇所で軸方向に切断して見た空洞の外周面(ローターの内周面)の展開図である。図2に示すように、ローター23の空洞23aの外周面(ローター23の内周面)には、一定の幅と厚みで形成された円周方向案内溝27が形成されている。円周方向案内溝27は、平面で見たときに、1周期分の正弦波状である。そして、図1に示すように、ピストン12の外周面には、円周方向案内溝27に係合される円柱形の突起29が1個設けられている。これによって、ピストン12の突起29はローター23の円周方向案内溝27に沿って移動し、その結果、ピストン12はシリンダー10の円筒軸方向に往復直線運動する。
なお、円周方向案内溝27を1周期の整数倍の波数の正弦波状としてもよい。この場合、ピストン12の往復直線運動の往復数は、ローター23が1回転したとき上記正弦波の波数に等しい。つまり、単位時間当たりのピストン12の往復数はローター12の単位時間当たりの回転数と上記正弦波の波数をかけた値である。また、ピストン12の振幅は正弦波に形成された円周方向案内溝27の振幅に相当する。この場合、突起29を、その波数でピストン12の外周円周を等分した位置に整数個設ければ、ローター23の回転運動を安定してピストン12の往復直線運動に変換することができるようになる。
ローター23の空洞23a内へのピストン12の挿入方法の一例を説明する。図3は、円筒の一部を切欠いて示すローター23の斜視図である。図3に示すように、ローター23の空洞23aの外周面には、軸方向の端面から円周方向案内溝27まで延びる突起挿入溝23bが形成されている。よって、ピストン12をローター23の空洞23aに挿入し、ピストン12の周方向位置を調節して突起29を突起挿入溝23bに係合させ、さらにピストン12を挿入すれば、突起29を円周方向案内溝27に係合させることができる。この突起挿入溝23bには、最終的に、突起挿入溝23bと同一形状でローター23と同一材質の溝埋め棒材23cが圧入後溶接されて、突起挿入溝23bが埋められる。
ここで、ローター23の空洞23aの外周面に突起挿入溝23bを形成する位置について考察する。図4は、スターリング機関の運転時の円周方向案内溝27内を移動する突起29の軌跡を模式的に示す図である。圧縮空間45と背圧空間51の間には圧力差が存在する。具体的には、背圧空間51の圧力をP1、圧縮空間45の圧力をP2とすると、
(1)ピストン12が往復動の中心位置(振幅ゼロの位置)にあるときは、P1=P2
(2)ピストン12が往復動の中心位置に対し背圧空間側にあるときは、P1>P2
(3)ピストン12が往復動の中心位置に対し背圧空間側にあるときは、P1<P2
となる。このため、図4に示すように、突起29は常に図中の中心線C方向に力を受け、円周方向案内溝27の対向する壁面のうち中心線Cからの距離が近い方の壁面と接触しながら摺動することになる。従って、摺動面の断差の影響をなくしてスムーズに突起29を移動させるためには、円周方向案内溝27の対向する壁面のうち中心線Cからの距離が遠い方の壁面に通じるように、突起挿入溝23bを形成するのが望ましい。図3の例では、円周方向案内溝27の中心線Cに対して背圧空間51側に偏倚した部分のピークに対して、対向する壁面のち中心線Cに対して遠い方、すなわち背圧空間51側の壁面に通じるように、突起挿入溝23bを形成している。
(1)ピストン12が往復動の中心位置(振幅ゼロの位置)にあるときは、P1=P2
(2)ピストン12が往復動の中心位置に対し背圧空間側にあるときは、P1>P2
(3)ピストン12が往復動の中心位置に対し背圧空間側にあるときは、P1<P2
となる。このため、図4に示すように、突起29は常に図中の中心線C方向に力を受け、円周方向案内溝27の対向する壁面のうち中心線Cからの距離が近い方の壁面と接触しながら摺動することになる。従って、摺動面の断差の影響をなくしてスムーズに突起29を移動させるためには、円周方向案内溝27の対向する壁面のうち中心線Cからの距離が遠い方の壁面に通じるように、突起挿入溝23bを形成するのが望ましい。図3の例では、円周方向案内溝27の中心線Cに対して背圧空間51側に偏倚した部分のピークに対して、対向する壁面のち中心線Cに対して遠い方、すなわち背圧空間51側の壁面に通じるように、突起挿入溝23bを形成している。
ピストン12、突起29、ローター23、円周方向案内溝27の寸法の一例は次のようなものである。
ピストン φ40mm
突起 φ8mm、L10mm
ローター(内径) φ42mm
円周方向案内溝 振幅±7mm
ピストン φ40mm
突起 φ8mm、L10mm
ローター(内径) φ42mm
円周方向案内溝 振幅±7mm
なお、図1ではピストン12側に突起29、ローター23側に円周方向案内溝27が設けられているが、図5のように、ピストン12側に円周方向案内溝27、ローター12側に突起29が設けられてもよい。この場合も、上記と同様の理由により、図6に示すように、円周方向案内溝27の中心線Cに対して背圧空間51側に偏倚した部分に対して、対向する壁面のち中心線Cに対して遠い方、すなわち背圧空間51側の壁面に通じるように、ピストン12の外周面に突起挿入溝12aを形成すれば、突起挿入溝12aに溝埋め棒材12bが圧入後溶接されても、摺動面の断差の影響をなくしてスムーズに突起29を移動させることができてよい。
図1に示すように、シリンダー10のうち、ディスプレーサー13の動作領域にあたる部分の外側には高温側伝熱ヘッド40と低温側伝熱ヘッド41が配置される。高温側伝熱ヘッド40はリング状、低温側伝熱ヘッド41はキャップ状であって、いずれも銅や銅合金など熱伝導の良い金属からなる。高温側伝熱ヘッド40の内周面にはリング状の高温側内部熱交換器42が装着され、低温側伝熱ヘッド41の内周面には同じくリング状の低温側内部熱交換器43が装着される。高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43はそれぞれ通気性を有し、内部を通り抜ける作動ガスの熱を高温側伝熱ヘッド40と低温側伝熱ヘッド41に伝える。高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43は、例えば銅や銅合金の薄板をコルゲート加工し、圧縮する等して形成することができる。
高温側伝熱ヘッド40と低温側伝熱ヘッド41はこのように高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43を介在させた形でシリンダー10の外側に支持される。そして高温側伝熱ヘッド40にはシリンダー10及び胴体部50が連結される。
高温側伝熱ヘッド40、シリンダー10、ディスプレーサー13、ピストン12、ディスプレーサー軸15、及び高温側内部熱交換器42で囲まれる環状の空間は圧縮空間45となる。低温側伝熱ヘッド41、シリンダー10、ディスプレーサー13、及び低温側内部熱交換器43で囲まれる空間は膨張空間46となる。
高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43の間には再生器70が配置される。再生器70の外側を再生器チューブ48が包み、高温側伝熱ヘッド40と低温側伝熱ヘッド41の間に気密通路を構成する。再生器チューブ48は、例えばステンレス鋼で形成することができる。
回転モーター20、シリンダー10、及びピストン12を覆う筒状の圧力容器が胴体部50を形成する。胴体部50の内部は背圧空間51となる。
胴体部50の構造は次のようになっている。すなわち胴体部50は、高温側伝熱ヘッド40に接合されるリング状部52と、このリング状部52に接合されるキャップ状部53とに2分割されている。リング状部52、キャップ状部53ともステンレス鋼製である。リング状部52の一端はテーパ状に絞り込まれ、高温側伝熱ヘッド40にロウ付けされる。キャップ状部53はパイプの内面に鏡板53aを溶接した構造である。
リング状部52の他端と、これに向かい合うキャップ状部53の開口端には、フランジ形状部54、55が設けられる。フランジ形状部54、55はいずれもステンレス鋼製のリングをリング状部52とキャップ状部53に溶接して形成されるものであり、最終的にはフランジ形状部54、55を溶接して密閉状態の胴体部を形成する。
胴体部50には、回転モーター20に電力を供給するための端子部28と、内部に作動ガスを封入するためのパイプ50aが配置される。これらはいずれもキャップ状部53の外周面から放射方向に突出するように設けられる。
胴体部50には振動抑制装置60が取り付けられる。振動抑制装置60は胴体部50に固定されるベース61と、ベース61に支持される板状のスプリング62と、スプリング62に支持されるバランスウェイト63とから成る。つまり、振動抑制装置60はパッシブ型の動吸振器である。
スターリング機関1は次のように動作する。回転モーター20のコイル21に交流電流を供給すると回転モーター20のステーター22とローター23間に電磁力が発生し、ローター23は軸周方向に回転し、ローター23の回転運動がピストン12の往復直線運動に変換されピストン12が動作する。
ピストン12の往復直線運動により、膨張空間46および圧縮空間45では作動ガスの圧縮、膨脹が繰り返される。この圧力の変化に伴って、ディスプレーサー13も往復直線運動を行う。このとき、圧縮空間45と膨脹空間46との間の流動抵抗等により、ディスプレーサー13とピストン12との間には位相差が生じる。このようにしてフリーピストン構造のディスプレーサー13はピストン12と所定の位相差を有して同期して振動する。
上記の動作により、圧縮空間45と膨脹空間46との間に逆スターリングサイクルが形成される。圧縮空間45では作動ガスの温度が上昇し、膨脹空間46では作動ガスの温度が低下する。このため、圧縮空間45の温度は上昇し、膨張空間46の温度は下降する。
運転中に圧縮空間45と膨張空間46の間を行き来する作動ガスは、高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43を通過する際に、その有する熱を高温側内部熱交換器42と低温側内部熱交換器43を通じて高温側伝熱ヘッド40と低温側伝熱ヘッド41に伝える。圧縮空間45から再生器70へ流れ込む作動ガスは高温であるため高温側伝熱ヘッド40は加熱され、高温側伝熱ヘッド40はウォームヘッドとなる。膨張空間46から再生器70へ流れ込む作動ガスは低温であるため低温側伝熱ヘッド41は冷却され、低温側伝熱ヘッド41はコールドヘッドとなる。高温側伝熱ヘッド40より熱を大気へ放散し、低温側伝熱ヘッド41で特定空間の温度を下げることにより、スターリング機関1は冷凍機器としての機能を果たす。
再生器70は、圧縮空間45と膨張空間46の熱を相手側の空間には伝えず、作動ガスだけを通す働きをする。圧縮空間45から高温側内部熱交換器42を経て再生器70に入った高温の作動ガスは、再生器70を通過するときにその熱を再生器70に与え、温度が下がった状態で膨張空間46に流入する。膨張空間46から低温側内部熱交換器43を経て再生器70に入った低温の作動ガスは、再生器70を通過するときに再生器70から熱を回収し、温度が上がった状態で圧縮空間45に流入する。すなわち再生器70は蓄熱手段としての役割を果たす。
ピストン12とディスプレーサー13が往復運動し、作動ガスが移動すると、スターリング機関1に振動が生じる。振動抑制装置60がこの振動を抑える。
本実施形態によると、ローター23の円周方向案内溝27とピストン12の突起29とを直接嵌合させることでクランク機構や連結ロッドを廃止することができる。すなわち、クランク機構やロッド等の連結部を介在せずに回転モーターによりピストンを直接駆動することができ、スターリング機関の小型化およびローコスト化を実現できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、円周方向案内溝は、正弦波状としたが、その他三角波状やパルス波状とすることもできる。
1 スターリング機関
10 シリンダー
12 ピストン
13 ディスプレーサー
15 ディスプレーサー軸
20 回転モーター
21 コイル
22 ステーター
23 ローター
23a 空洞
23b 突起挿入溝
23c 溝埋め棒材
24 エンドブラケット
25、26 ベアリング
27 円周方向案内溝
29 突起
10 シリンダー
12 ピストン
13 ディスプレーサー
15 ディスプレーサー軸
20 回転モーター
21 コイル
22 ステーター
23 ローター
23a 空洞
23b 突起挿入溝
23c 溝埋め棒材
24 エンドブラケット
25、26 ベアリング
27 円周方向案内溝
29 突起
Claims (5)
- 軸方向に貫通する空洞を有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローターを回転駆動する回転モーターと、
ローターの前記空洞に挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストンと、
ローターの前記空洞の外周面に形成された円周方向案内溝と、
前記ピストンの外周面に設けられ、前記円周方向案内溝に係合される突起と、
を備え、
前記ローターが回転駆動されたとき、ローターの前記円周方向案内溝に沿ってピストンの前記突起が移動されることにより、前記ピストンが往復直線運動することを特徴とするスターリング機関。 - 軸方向に貫通する空洞を有し、周方向回転自在、且つ、軸方向直線運動不能に配設される円筒形のローターを回転駆動する回転モーターと、
ローターの前記空洞に挿入されるとともに、周方向回転不能、且つ、軸方向直線運動自在に配設された円柱形のピストンと、
前記ピストンの外周面に形成された前記円周方向案内溝と、
ローターの前記空洞の外周面に設けられ、前記円周方向案内溝に係合される突起と、
を備え、
前記ローターが回転駆動されたとき、ローターの前記突起がピストンの前記円周方向案内溝に沿って移動されることにより、前記ピストンが往復直線運動することを特徴とするスターリング機関。 - 前記円周方向案内溝は、正弦波状であることを特徴とする請求項1または2に記載のスターリング機関。
- 前記円周方向案内溝は1周期の整数倍の波数の正弦波状であることを特徴とする請求項1または2に記載のスターリング機関。
- 前記突起は前記波数で円周を等分した位置にその波数だけ設けられたことを特徴とする請求項4に記載のスターリング機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007264238A JP2009092007A (ja) | 2007-10-10 | 2007-10-10 | スターリング機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007264238A JP2009092007A (ja) | 2007-10-10 | 2007-10-10 | スターリング機関 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009092007A true JP2009092007A (ja) | 2009-04-30 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009092007A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024016613A1 (zh) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 睿创微纳(无锡)技术有限公司 | 集成式斯特林制冷机 |
-
2007
- 2007-10-10 JP JP2007264238A patent/JP2009092007A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024016613A1 (zh) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 睿创微纳(无锡)技术有限公司 | 集成式斯特林制冷机 |
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