JP2009090030A - 泡立て具及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】手揉みに適した適度な復元力の調整が容易であり且つ製造も容易な泡立て具を提供する。
【解決手段】オーガンジー4、ソフトチュール5を重ねて2つ折りにして側縁に沿って縫い合わせて長尺スリーブ8を作り、そして、長手方向一端部分9を反転させて他端部分10の上になるように折り返して半スリーブ11を形成する。次いで、半スリーブ11にリング3をセットして半スリーブ11の切断縁11b側の自由端部を絞り込んで結束する。次いで、リング3を引っ張って半スリーブ11の内外を反転させることにより、頂部にリング3を備えた釣り鐘状の泡立て具1となる。泡立て具1は、最外層と最内層がオーガンジー4で構成され、中間層が2層のソフトチュール5で構成される。
【選択図】図1
【解決手段】オーガンジー4、ソフトチュール5を重ねて2つ折りにして側縁に沿って縫い合わせて長尺スリーブ8を作り、そして、長手方向一端部分9を反転させて他端部分10の上になるように折り返して半スリーブ11を形成する。次いで、半スリーブ11にリング3をセットして半スリーブ11の切断縁11b側の自由端部を絞り込んで結束する。次いで、リング3を引っ張って半スリーブ11の内外を反転させることにより、頂部にリング3を備えた釣り鐘状の泡立て具1となる。泡立て具1は、最外層と最内層がオーガンジー4で構成され、中間層が2層のソフトチュール5で構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、顔や身体の泡洗浄のために微細な泡を大量に生成するための泡立て具及びその製造方法に関する。
公知の泡立て具として、プラスチック一体成形ネットを袋状に形作り、その上端にリングを備えた泡立て具が知られている(特許文献1)。このプラスチック一体成形ネットは、外力を加えたときに裂け易いという問題を有している。
この種の泡立て具は、適量の固形石鹸や液体石鹸などを付着させた状態で手揉みを繰り返すことで微細な泡を大量に生成することができ、これにより生成された泡の塊を手に移し替えて、この泡で洗顔することができ、また、身体を洗浄することができる。
この種の泡立て具は、手にしたときの肌触り、手揉みに適した適度な復元力が商品性に大きく影響する。と共に、より微細な泡を生成する能力を追求することで、皮膚の凹凸や毛穴の中まで洗浄することができるだけでなく、長持ちする泡つまりクリーミーな泡になる。
本発明の目的は、手揉みに適した適度な復元力の調整が容易であり且つ製造も容易な泡立て具の製造方法を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、第1の大きさの透孔を備えた第1の素材と、前記第1の大きさの透孔よりも大きな第2の透孔を備えた第2の素材とを用意し、
前記第1、第2の素材を上下に重ね合わせる第1の工程と、次いで、上下に重ね合わせた前記第1、第2の素材を2つ折りにする第2工程と、次いで、2つ折りにした前記第1、第2の素材を、その折り返し部とは反対側の側縁に沿って延びる縫い目によって長手方向両端を開放した長尺スリーブを形成する第3工程と、前記長尺スリーブの長手方向一端部分を折り返して、内側と外側に位置するスリーブ半部を備え且つ前記長尺スリーブの前記縫い目よりも外側の自由片が前記内側のスリーブ半部と外側に位置するスリーブ半部との間に位置する半スリーブを形成する第4工程と、前記半スリーブの折り返し部分とは反対側の自由端部が位置する開口に指挿入用リングを挿入して、該指挿入用リングの基端部が前記半スリーブの前記自由端部に位置するように位置決めする第5工程と、前記半スリーブの前記自由端部を絞り込んで、当該絞り込んだ部分を結束する第6工程とを含むことを特徴とする泡立て具の製造方法を提供することにより達成される。
前記第1、第2の素材を上下に重ね合わせる第1の工程と、次いで、上下に重ね合わせた前記第1、第2の素材を2つ折りにする第2工程と、次いで、2つ折りにした前記第1、第2の素材を、その折り返し部とは反対側の側縁に沿って延びる縫い目によって長手方向両端を開放した長尺スリーブを形成する第3工程と、前記長尺スリーブの長手方向一端部分を折り返して、内側と外側に位置するスリーブ半部を備え且つ前記長尺スリーブの前記縫い目よりも外側の自由片が前記内側のスリーブ半部と外側に位置するスリーブ半部との間に位置する半スリーブを形成する第4工程と、前記半スリーブの折り返し部分とは反対側の自由端部が位置する開口に指挿入用リングを挿入して、該指挿入用リングの基端部が前記半スリーブの前記自由端部に位置するように位置決めする第5工程と、前記半スリーブの前記自由端部を絞り込んで、当該絞り込んだ部分を結束する第6工程とを含むことを特徴とする泡立て具の製造方法を提供することにより達成される。
このような製造方法による泡立て具によれば、頂部に指挿入用リングを備えた釣り鐘状の形状を備え、その側壁の最外層と最内層は、相対的に小さな第1の透孔を備えた第1の素材で構成される。そして、相対的に大きな第2の透孔を備えた第2の素材が一枚であれば、最外層と最内層とで挟まれた空間に、2つ折りした2層構造の第2の素材が配設される。もし、第2の素材が2枚であれば、最外層と最内層とで挟まれた空間に、2つ折りした4層構造の第2の素材が配設されることになる。
第1の素材は典型的にはポリエステルやナイロンなどの合成繊維や混紡繊維からなる素材地やニット地で構成され、好ましい素材を例示すれば、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維からなるオーガンジーを挙げることができる。オーガンジーは透孔が極小であり且つ肌触りも良好である。
第2の素材は典型的にはポリエステルやナイロンなどの合成繊維や混紡繊維からなる素材地やニット地で構成されるが、従来例で例示したプラスチック一体成形ネットであってもよい。第2の素材として好ましい例は、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維からなるチュールである。チュールは、一般的に言えば透孔は極小であるが、オーガンジーよりも相対的に大きな透孔を備えている。チュールは、オーガンジーと同様に裂けにくく、また、使用の際の透孔の変形もプラスチック一体成形ネットに比べて僅かである。
釣り鐘状の泡立て具の第1の素材で構成される最外層と最内層の間に、典型的には2層の第2の素材が配設され、手揉みの際の適度な弾力(復元力)の調整は、第2の素材の枚数を増減することにより調整可能であり、例えば第2の素材を2枚重ねで泡立て具を作ることにより、釣り鐘状の泡立て具を手揉みするときの復元力を大きくすることができる。
本発明の釣り鐘状の泡立て具は、最も好ましくは、上記第6工程の次に、前記半スリーブの内外を反転させて、内側に位置するスリーブ半部を外側に、外側に位置するスリーブ半部を内側に位置させる第7工程を更に有し、そして、前記第5工程において、前記半スリーブ内への前記指挿入用リングの挿入が、該指挿入用リングのリング本体を進み側に、前記指挿入用リングの基端部が遅れ側にした状態で行われる。これによれば、第1、第2の素材を縁かがりすることなく使用したとしても、第1、第2の素材の縁部が釣り鐘状の泡立て具の頂部において外部に露出することなく内部に位置した状態になるため、縁かがりなどの工程を省くことができる。
また、本発明の釣り鐘状の泡立て具の好ましい実施の形態として、泡立て具の内側に位置するスリーブ半部に空間形成用リングが配設される。これによれば、泡立て具の内側に位置するスリーブ半部が途中で空間形成用リングによって絞られた状態となり、これにより外側に位置するスリーブ半部と、内側に位置するスリーブ半部との間に空間が形成されることになる。このことにより、泡立て具で石鹸の泡を作る空間が拡大されるため、泡立て具の泡を作る能力を高めることができる。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、実施例の泡立て具の一部切欠き正面図である。この図1を参照して、実施例の泡立て具1は、下方に向けて開放した釣り鐘状の本体2を有し、本体2の頂部中心に指挿入用リング3が設けられている。この指挿入用リング3は、一本の紐の両端部を結ぶことにより形成されている。
泡立て具本体2は、その下端開放端で一枚の第1の素材4を折り返すことにより形成された最外層4aと最内層4bとを有している。すなわち、最外層4a及び最内層4bは、薄い平織の幾分透けて見える極小な透孔を備えた同一の素材を折り返すことにより形成されている。具体的には、最外層4a及び最内層4bを構成する第1の素材はオーガンジーで構成されており、素材は、レーヨン、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維であるのがよく、混紡繊維であってもよい。
第1の素材4で構成される最外層4aと最内層4bとで挟まれた内部空間には偶数の中間層5a、5bが設けられ、この中間層5a、5bは第2の素材5を折り返すことにより形成され、第2の素材5の折り返し部は、釣り鐘状の泡立て具1の下端開放端に位置している。この偶数の中間層5a、5bは、この実施例では2層であるが4層であってもよいし、それ以上であってもよい。中間層5a、5bを形成する第2の素材5は、透孔がオーガンジーよりも相対的に大きいものの、それでも可成り小さな透孔を備えた素材からなり、具体的にはチュールで構成されている。チュールは、一般的には六角形又は菱形の小さな透孔を備えている。ここに採用されたチュールは、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維からなるが、混紡品であってもよい。
図1の釣り鐘状の泡立て具1の製造方法を図2〜図8を参照して説明する。
第1工程(図2):
オーガンジーからなる1枚の第1の素材4と、ソフトチュールからなる1枚の第2の素材5をほぼ同じ大きさの長方形に裁断して上下に重ね合わせる。第1、第2の素材4、5の夫々の4つの側縁は切り放しであり、端縁処理は施されていない。中間層を構成する第2の素材5を4層にするのであれば、ソフトチュールからなる第2の素材5を2枚重ねにすればよく、6層にするのであれば第2の素材5を3枚重ねにすればよい。
オーガンジーからなる1枚の第1の素材4と、ソフトチュールからなる1枚の第2の素材5をほぼ同じ大きさの長方形に裁断して上下に重ね合わせる。第1、第2の素材4、5の夫々の4つの側縁は切り放しであり、端縁処理は施されていない。中間層を構成する第2の素材5を4層にするのであれば、ソフトチュールからなる第2の素材5を2枚重ねにすればよく、6層にするのであれば第2の素材5を3枚重ねにすればよい。
第2工程(図3):
重ね合わせた第1、第2の素材4、5を第2の素材5(ソフトチュール)の間に第1の素材4(オーガンジー)が挟まれるように2つ折りする。
重ね合わせた第1、第2の素材4、5を第2の素材5(ソフトチュール)の間に第1の素材4(オーガンジー)が挟まれるように2つ折りする。
第3工程(図4):
2つ折りにした第1、第2の素材4、5の折り返し側部6とは反対側の側縁に沿って縫い合わせる。縫い目を参照符号7で示す。これにより、2つ折りにした折り返し側部6とは反対側の側縁に沿った縫い目7によって長手方向両端を開放した長尺の内外2重のスリーブ8が形成される。この長尺の内外2重のスリーブ8の外周は、ソフトチュールからなる相対的に大きな透孔を備えた第2の素材5で構成され、内周は、オーガンジーからなる極小な透孔を備えた第1の素材4で構成される。
2つ折りにした第1、第2の素材4、5の折り返し側部6とは反対側の側縁に沿って縫い合わせる。縫い目を参照符号7で示す。これにより、2つ折りにした折り返し側部6とは反対側の側縁に沿った縫い目7によって長手方向両端を開放した長尺の内外2重のスリーブ8が形成される。この長尺の内外2重のスリーブ8の外周は、ソフトチュールからなる相対的に大きな透孔を備えた第2の素材5で構成され、内周は、オーガンジーからなる極小な透孔を備えた第1の素材4で構成される。
第4工程(図5):
長尺スリーブ8の長手方向一端部分9を反転させて他端部分10の上になるように折り返して、長尺スリーブ8の半分の長さの半スリーブ11を形成することで、縫い目7の径方向外側の自由片12を内外のスリーブ半部の間に位置させることができる。このように、長尺スリーブ8の長手方向他端部分10の上を覆うように一端部分9を反転させて折り返すことにより、最外層と最内層が第1の素材4(オーガンジー)で構成され、共にオーガンジーで構成された最外層と最内層との間の空間に位置する中間層が、2層の第2素材5(ソフトチュール)で構成された4層構造の側壁を形成することができる。
長尺スリーブ8の長手方向一端部分9を反転させて他端部分10の上になるように折り返して、長尺スリーブ8の半分の長さの半スリーブ11を形成することで、縫い目7の径方向外側の自由片12を内外のスリーブ半部の間に位置させることができる。このように、長尺スリーブ8の長手方向他端部分10の上を覆うように一端部分9を反転させて折り返すことにより、最外層と最内層が第1の素材4(オーガンジー)で構成され、共にオーガンジーで構成された最外層と最内層との間の空間に位置する中間層が、2層の第2素材5(ソフトチュール)で構成された4層構造の側壁を形成することができる。
第5工程(図6):
長尺スリーブ8の一端部分9の端9aと、他端部分10の端10aをほぼ一致させる。これにより第4工程で作った長尺スリーブ8が半分の長さの且つ長手方向両端が開放した半スリーブ11になる。また、縫い目7の径方向外側の自由片12が、一端部分9と他端部分10との間に位置して外部に露出しない状態になる。半スリーブ11の折り返し部分11aとは反対側の部分11bの端つまり第1、第2の素材4、5の切断縁が露出した端(「切り放し端」をいう)が位置する側の開口13に、予め用意した指挿入用リング3を挿入して位置決めされる。
長尺スリーブ8の一端部分9の端9aと、他端部分10の端10aをほぼ一致させる。これにより第4工程で作った長尺スリーブ8が半分の長さの且つ長手方向両端が開放した半スリーブ11になる。また、縫い目7の径方向外側の自由片12が、一端部分9と他端部分10との間に位置して外部に露出しない状態になる。半スリーブ11の折り返し部分11aとは反対側の部分11bの端つまり第1、第2の素材4、5の切断縁が露出した端(「切り放し端」をいう)が位置する側の開口13に、予め用意した指挿入用リング3を挿入して位置決めされる。
この指挿入用リング3は、一本の紐を2つ折りして基端部に結び目3aを作ることにより形成されている。すなわち、指挿入用リング3は、基端部を構成する結び目3aと、リング本体3bとを有し、指挿入用リング3の挿入は、リング本体3bを進み側に、結び目3aを遅れ側にした状態で行われる。そして、指挿入用リング3の基端部である結び目3aが、半スリーブ11の前記反対側の部分11bの端部に位置するように位置決めする。この位置決めした状態では、リング本体3bが半スリーブ11の中に完全に進入し、結び目3aが半スリーブ11の切り放し縁よりも若干内部に入り込んだ状態になる。
第6工程(図7):
半スリーブ11の縁かがり無しの切り放し端11b側の端部を絞り込み、リング3の結び目3aが半スリーブ11の切り放し縁側に位置させて、この絞り込んだ部分を結束する。結束の仕方は、糸で縫ってもよいし適当なプラスチック成形キャップや紐で固定してもよい。これにより、半スリーブ11の一端部11bが結束され、この結束した部分からリング3の本体3bが半スリーブ11の内部でぶら下がった状態になる。
半スリーブ11の縁かがり無しの切り放し端11b側の端部を絞り込み、リング3の結び目3aが半スリーブ11の切り放し縁側に位置させて、この絞り込んだ部分を結束する。結束の仕方は、糸で縫ってもよいし適当なプラスチック成形キャップや紐で固定してもよい。これにより、半スリーブ11の一端部11bが結束され、この結束した部分からリング3の本体3bが半スリーブ11の内部でぶら下がった状態になる。
第7工程(図8):
半スリーブ11の折り返し部分11aの開口から手を差し入れてリング3の本体3bを摘んで、リング3を引っ張って半スリーブ11の内外を反転させる。半スリーブ11を完全に反転させることにより、リング3の結び目3aの周囲の束ねた部分が半スリーブ11の内部に位置する図1の釣り鐘状の泡立て具となる。
半スリーブ11の折り返し部分11aの開口から手を差し入れてリング3の本体3bを摘んで、リング3を引っ張って半スリーブ11の内外を反転させる。半スリーブ11を完全に反転させることにより、リング3の結び目3aの周囲の束ねた部分が半スリーブ11の内部に位置する図1の釣り鐘状の泡立て具となる。
この釣り鐘状の泡立て具1の製造方法によれば、泡立て具本体2の頂部中央の絞り込んだ部分が、釣り鐘状の本体2の内部に隠れた状態となる。したがって、泡立て具1を構成する第1、第2の素材4、5の切り放し側縁は外部から見えず、これを隠して商品性を上げるための処理、例えば大きなビーズを使うとか、第1、第2の素材4、5の側縁を縁がかりするなどの端縁処理を必要としないため、その分、安価に製造することができる。
もし、商品性を上げるために第1、第2の素材4、5の側縁を縁かがりするなどの端縁処理を施したり、大きなビーズなどを使ってもよいのであれば、上述した図6を参照して説明した第5工程において、半スリーブ11の切り放し縁の開口13に対して挿入用リング3を挿入する際に、図9に示すように、結び目3aを進み側に、リング本体3bを遅れ側にした状態で行い、そして、指挿入用リング3を位置決めした後は、リング本体3bが半スリーブ11の外部に位置した状態で結び目3aが半スリーブ11の切り放し縁よりも若干内部に入り込んだ状態になる。この状態で、半スリーブ11の切り放し縁の端部を絞り込んで、この絞り込んだ部分を結束することで、図10に示す第1変形例の泡立て具20を作ることができる。この変形例の泡立て具20の頂部に位置する結束部分21を例えばオーガンジーリボン(図示せず)などで装飾してもよい。
図11〜図13は、図1に図示の釣り鐘状泡立て具1の第2変形例30を示す。この第2変形例の釣り鐘状泡立て具30にあっては、上述した第4工程(図5)又は第5工程(図6)において、内側に位置するスリーブ半部に空間形成用リング31が挿入される。そして、この空間形成用リング31は、上述した第6工程(図7)から第7工程(図8)に移行して、内側のスリーブ半部を外側に変化させる段階で、空間形成用リング31が、最終的に内側に位置するスリーブ半部に移行される。これにより、第2変形例の釣り鐘状泡立て具30にあっては、内側に位置するスリーブ半部の上下途中部分が空間形成用リング31によって絞られた状態となるため、外側のスリーブ半部との間に空間32が強制的に形成され、これにより大量の泡を形成することが容易となる。なお、第1変形例の釣り鐘状泡立て具20においても、内側に位置するスリーブ半部に空間形成用リング31を設けてもよいことは言うまでもない。
如上のように、実施例及び第1変形例の泡立て具1、20にあっては、その製造において、基本的には、第1、第2の素材4、5を重ね合わせて、その一側縁に沿って縫い合わせて長尺スリーブ8を作り、後はスリーブ8の長手方向一端部分9を反転させて他端部分10の上になるように折り返して半スリーブ11を形成し、次いで指挿入用リング3を位置決めして、この指挿入用リング3を含む部位を絞り込んで結束するという比較的少ない工程で、第1、第2の素材4、5からなる少なくとも4層の素材を備えた状態の側壁を備えた泡立て具1、20を作ることができる。そして、第2変形例の泡立て具30によれば、内側のスリーブ半部の空間形成用リング31によって内側のスリーブ半部と外側のスリーブ半部の間に強制的に空間32が形成されるため、大量の泡を作るのが容易となる。
また、好適な例として、第1、第2の素材4、5をオーガンジーとチュールとで構成することにより、泡立て具1、20、30の最外層4aと最内層4bがオーガンジーという、透けて見える程度の薄い且つ極めて微細な透孔を備えた、合成繊維からなる素材で構成され、そして、この最外層4aと最内層4bに挟まれた少なくとも内外2重の中間層5a、5bがソフトチュールという、オーガンジーよりは透孔が大きいものの、それでも可成り小さな、合成繊維からなる素材で構成されているため、試作したところ、肌触りが良いことは勿論のこと、手揉みに適した適度な復元力を備えていることが分かった。もし復元力が不足しているのであれば、中間層5a、5bを構成するソフトチュール(第2の素材5)を複数枚重ねた状態で長尺スリーブ8を作ればよいため自在な復元力を容易に実現することができる。それだけでなく、長持ちするクリーミーな、そして今までに無い微細な泡を大量に生成することができることが分かった。したがって、泡立て具1、20によれば、泡洗浄に適したクリーミーな泡を大量に作ることができる。
1 泡立て具
2 釣り鐘状の本体
3 指挿入用リング
3a 指挿入用リングの結び目
3b 指挿入用リングの本体
4 第1の素材(オーガンジー)
4a 泡立て具の側壁の最外層
4b 泡立て具の側壁の最内層
5 第2の素材(ソフトチュール)
5a、5b 泡立て具の側壁の中間層(ソフトチュール)
6 折り返し側部
7 縫い目
8 長尺スリーブ
9 長尺スリーブの一端部分
10 長尺スリーブの他端部分
11 半スリーブ11
11a 半スリーブ11の折り返し部分
11b 半スリーブ11の折り返し部分とは反対側の部分
13 半スリーブ11の切り放し端が露出した端側の開口
20 第1変形例の泡立て具
30 第2変形例の泡立て具
31 空間形成用リング
32 内側と外側のスリーブ半部の間に強制的に形成された空間
2 釣り鐘状の本体
3 指挿入用リング
3a 指挿入用リングの結び目
3b 指挿入用リングの本体
4 第1の素材(オーガンジー)
4a 泡立て具の側壁の最外層
4b 泡立て具の側壁の最内層
5 第2の素材(ソフトチュール)
5a、5b 泡立て具の側壁の中間層(ソフトチュール)
6 折り返し側部
7 縫い目
8 長尺スリーブ
9 長尺スリーブの一端部分
10 長尺スリーブの他端部分
11 半スリーブ11
11a 半スリーブ11の折り返し部分
11b 半スリーブ11の折り返し部分とは反対側の部分
13 半スリーブ11の切り放し端が露出した端側の開口
20 第1変形例の泡立て具
30 第2変形例の泡立て具
31 空間形成用リング
32 内側と外側のスリーブ半部の間に強制的に形成された空間
Claims (8)
- 第1の大きさの透孔を備えた第1の素材と、前記第1の大きさの透孔よりも大きな第2の透孔を備えた第2の素材とを用意し、
前記第1、第2の素材を上下に重ね合わせる第1の工程と、
次いで、上下に重ね合わせた前記第1、第2の素材を2つ折りにする第2工程と、
次いで、2つ折りにした前記第1、第2の素材を、その折り返し部とは反対側の側縁に沿って延びる縫い目によって長手方向両端を開放した長尺スリーブを形成する第3工程と、
前記長尺スリーブの長手方向一端部分を折り返して、内側と外側に位置するスリーブ半部を備え且つ前記長尺スリーブの前記縫い目よりも外側の自由片が前記内側のスリーブ半部と外側に位置するスリーブ半部との間に位置する半スリーブを形成する第4工程と、
前記半スリーブの折り返し部分とは反対側の自由端部が位置する開口に指挿入用リングを挿入して、該指挿入用リングの基端部が前記半スリーブの前記自由端部に位置するように位置決めする第5工程と、
前記半スリーブの前記自由端部を絞り込んで、当該絞り込んだ部分を結束する第6工程とを含むことを特徴とする泡立て具の製造方法。 - 前記第3工程で作った長尺スリーブ又は前記第4工程で作った半スリーブの内側に位置するスリーブ半部に空間形成用リングを挿入するリング挿入工程を更に有し、前記泡立て具の内側に位置するスリーブ半部に前記空間形成用リングが位置している、請求項1に記載の泡立て具の製造方法。
- 前記第6工程の次に、前記半スリーブの内外を反転させて、内側に位置するスリーブ半部を外側に、外側に位置するスリーブ半部を内側に位置させる第7工程を更に有し、
前記第5工程において、前記半スリーブ内への前記指挿入用リングの挿入が、該指挿入用リングのリング本体を進み側に、前記指挿入用リングの基端部が遅れ側にした状態で行われる、請求項1に記載の泡立て具の製造方法。 - 前記第3工程で作った前記長尺スリーブ又は前記第4工程で作った前記半スリーブの内側に位置するスリーブ半部に空間形成用リングを挿入するリング挿入工程と、
前記第7工程で反転した後の前記半スリーブの内側に位置するスリーブ半部に前記空間形成用リングを位置決めする第8工程を更に有する、請求項3に記載の泡立て具の製造方法。 - 前記第1の素材及び前記第2の素材が合成繊維からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の泡立て具の製造方法。
- 前記第1の素材がオーガンジーである、請求項5に記載の泡立て具の製造方法。
- 前記第1の工程において、前記第2の素材が複数枚である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の泡立て具の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法によって作られた泡立て具。
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| JP2007265839A JP2009090030A (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 泡立て具及びその製造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011041677A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Ryoko Okamoto | 泡立て具 |
Citations (4)
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| JPH03106147U (ja) * | 1990-02-16 | 1991-11-01 | ||
| JP2001169960A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-06-26 | Kokubo Kogyosho:Kk | 洗顔用泡立て具 |
| JP2001212022A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Nobuko Aono | 泡立てクロス |
| JP2002200000A (ja) * | 2000-12-31 | 2002-07-16 | Vainqueur:Kk | 泡立て具 |
-
2007
- 2007-10-11 JP JP2007265839A patent/JP2009090030A/ja active Pending
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