JP2009078081A - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭い隙間の掃除が可能で使い勝手が良好な床ブラシを提供する。
【解決手段】ケース体11の高さ寸法を、前後寸法および幅寸法に対して小さくする。ケース体11の前側に前側吸込口15hを開口し、ケース体11の下側の底面吸込口15fを当接リブ部21cの床面Fとの接離に対応して開閉蓋21により開閉する。通常の掃除の際には当接リブ部21cの床面Fとの接触により開いた底面吸込口15fから塵埃を吸い込む。狭い隙間を掃除する際には、ケース体11を立てて前側吸込口15hを床面Fに対向させて高さ方向を左右として隙間に挿入することで、当接リブ部21cが床面Fから離間して開閉蓋21が底面吸込口15fを閉じ、隙間の塵埃を前側吸込口15hから吸い込んで掃除可能になる。幅寸法が小さい隙間ノズルと床ブラシ9とを付け替える作業などが不要となるなど、使い勝手が良好になる。
【選択図】図1
【解決手段】ケース体11の高さ寸法を、前後寸法および幅寸法に対して小さくする。ケース体11の前側に前側吸込口15hを開口し、ケース体11の下側の底面吸込口15fを当接リブ部21cの床面Fとの接離に対応して開閉蓋21により開閉する。通常の掃除の際には当接リブ部21cの床面Fとの接触により開いた底面吸込口15fから塵埃を吸い込む。狭い隙間を掃除する際には、ケース体11を立てて前側吸込口15hを床面Fに対向させて高さ方向を左右として隙間に挿入することで、当接リブ部21cが床面Fから離間して開閉蓋21が底面吸込口15fを閉じ、隙間の塵埃を前側吸込口15hから吸い込んで掃除可能になる。幅寸法が小さい隙間ノズルと床ブラシ9とを付け替える作業などが不要となるなど、使い勝手が良好になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケース体の下側に設けられた底面吸込口を有する電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して、ホース体、延長管および吸込口体としての床ブラシが順次接続される。この床ブラシは、横長のケース体を有し、被掃除面である床面に対向するケース体の下側に、電動送風機の負圧により床面上の塵埃を吸い込む底面吸込口が開口形成されている。このような床ブラシは、比較的広い面積を有する床面を掃除することには適しているものの、狭い隙間にケース体を挿入することができないため、このような隙間に溜まった塵埃を吸い込むことができない。このため、通常の掃除の際にはこの床ブラシを使用し、狭い隙間などを使用する際には、床ブラシよりも幅寸法が小さい隙間ノズルなどの吸込口体を床ブラシと付け替えて掃除をする(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−245933号公報(第3−5頁、図1−2)
しかしながら、上述の電気掃除機では、掃除する箇所に対応させて床ブラシと隙間ノズルなどとを選択的に着脱するため、このような着脱作業が煩雑であるという問題を有している。
また、隙間ノズルは、比較的小型に形成されていることから、使用者が紛失するおそれがあり、このように紛失した場合には、狭い隙間の掃除ができなくなるという問題点を有している。
さらに、隙間ノズルは、先端が狭い形状であるため、電動送風機に負荷がかかり長時間継続的に使用することが容易でないという問題点もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、狭い隙間の掃除が可能で使い勝手が良好な電気掃除機の吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、前後寸法と左右寸法との少なくともいずれかに対して高さ寸法が小さいケース体と、このケース体に設けられ、電動送風機の吸込側と接続される管部と、被掃除面に対向してケース体の下側に設けられ、管部と連通する底面吸込口と、ケース体の前側に設けられ、管部と連通する前側吸込口と、被掃除面との接離に対応して底面吸込口を開閉する開閉手段とを具備したものである。
本発明によれば、前後寸法と左右寸法との少なくともいずれかに対して高さ寸法を小さくしたケース体の前側に前側吸込口を開口し、ケース体の下側の被掃除面に対向する底面吸込口をケース体の下側の被掃除面との接離に対応して開閉手段により開閉することで、通常の掃除の際にはケース体の下側の被掃除面との接触により開いた底面吸込口から塵埃を吸い込み、狭い隙間を掃除する際には、ケース体を立てて前側吸込口を被掃除面に対向させて高さ方向を左右として隙間に挿入することで、開閉手段が底面吸込口を閉じ、隙間の塵埃を前側吸込口から吸い込んで掃除可能になるとともに、左右寸法が小さい吸込口体との付け替えの作業などが不要となるなど使い勝手が良好になる。
以下、本発明の一実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示しない集塵パックにて集塵する。
また、この掃除機本体1には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部5が設けられている。この手元操作部5には、掃除する際に作業者が把持する把持部6が基端側に向けて突設され、この把持部6には、掃除機本体1内の電動送風機2などを複数の動作モードに設定する複数の設定ボタン7が設けられている。
さらに、手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。すなわち、延長管8は、ホース体4を介して電動送風機2の吸込側に連通接続されている。また、この延長管8の先端には、例えば室内の被掃除面としての床面Fの絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。したがって、床ブラシ9は、延長管8、ホース体4および本体吸込口3を介して、電動送風機2の吸込側に連通接続される。
そして、床ブラシ9は、図1ないし図4に示すように、本体部としてのケース体11と、このケース体11の後部に回動可能に設けられた管部としての連通管12とを備えている。
ケース体11は、例えば合成樹脂などの剛性を有する部材により形成されており、通常の使用状態で下側すなわち床面Fに空気や塵埃が通過可能な所定の僅かな間隙G1を介して対向する底面となる下ケース15と、この下ケース15の上側を覆う上ケース16と、これら下ケース15と上ケース16との間に挟持される緩衝部材であるバンパ17とを備え、連通管12に連通する空間部である風路Wを内部に区画するとともに、下ケース15に回動自在に設けられた車輪18によって床面F上を前後方向に走行可能に形成されている。また、このケース体11は、前後寸法L1に対して左右寸法である幅寸法L2が大きく、かつ、前後寸法L1に対して高さ寸法L3が小さい、すなわち横長で薄型に形成されている。
下ケース15は、平面状で横長四角形状に形成され床面Fに対向する底面部15aと、この底面部15aの左右両側(幅方向両側)から上方に突出する下ケース側面部15b,15bと、これら下ケース側面部15b,15b間に連続して底面部15aの前側から上方に突出する前面部としての下ケース前面部15cと、底面部15aの後部に設けられ風路Wを区画する下ケース区画部15dと、この下ケース区画部15dの後部に設けられ連通管12の前端部である上流端側を上ケース16とともに回動可能に支持する下ケース支持部15eとを備え、この下ケース支持部15eの後方にて車輪18を回動可能に軸支している。
底面部15aには、前後方向の中心位置に対して前側寄り、すなわち下ケース前面部15cの若干後方の位置に、電動送風機2(図5)の駆動による負圧によって床面F上の塵埃を吸い込むための底面吸込口15fが開口形成されている。
底面吸込口15fは、下ケース15の形状に対応して横長四角形状、すなわち前後寸法よりも幅寸法が大きく形成された長孔であり、ケース体11の内部で風路Wに連通している。したがって、この底面吸込口15fは、風路Wを介して連通管12の上流側に連通している。また、この底面吸込口15fは、開閉手段としての蓋体である開閉蓋21により開閉可能に構成されている。
なお、この底面吸込口15fは、ケース体11の左右方向に連続して横長に形成されている他に、例えばケース体11の左右方向に断続的に複数形成されているものや、ケース体11の左右方向の略中心域に開口されたものでもよく、また、四角形状でなくてもよい。
下ケース前面部15cは、円弧状に湾曲した湾曲部15gを介して底面部15aの前端部に連続しているとともに略垂直な平面状に形成され、上端部にてバンパ17を上ケース16との間に挟持している。また、この下ケース前面部15cのバンパ17の下方には、電動送風機2(図5)の駆動による負圧によって床面F上の塵埃を吸い込むための前側吸込口15hが開口形成されている。さらに、この下ケース前面部15cは、この前側吸込口15hの上下寸法よりも、この前側吸込口15hの下部の上下寸法が大きく形成されている。換言すれば、前側吸込口15hは、下ケース前面部15cの上側寄りの位置に形成されている。
ここで、前側吸込口15hは、下ケース前面部15cの形状に対応して横長四角形状、すなわち上下寸法よりも幅寸法が大きく形成された長孔であり、ケース体11の内部で風路Wに連通している。したがって、この前側吸込口15hは、風路Wを介して連通管12の上流側に連通している。また、この前側吸込口15hは、底面吸込口15fと略等しい幅寸法を有している。すなわち、この前側吸込口15hは、下ケース前面部15cの左右方向の略全体に亘って形成されている。さらに、この前側吸込口15hは、ケース体11の上下方向の略中心域に位置しており、連通管12を通常の使用状態でケース体11(床面F)に沿わせて最も下側に回動させた状態で、この連通管12の中心軸よりも下側の位置に形成されている。そして、この前側吸込口15hは、開閉蓋21により、底面吸込口15fの開閉と連動してこの底面吸込口15fと逆に開閉、すなわち、底面吸込口15fが開いた状態で閉じ、底面吸込口15fが閉じた状態で開くように構成されている。
なお、この前側吸込口15hは、ケース体11の左右方向に連続して横長に形成されている他に、例えばケース体11の左右方向に断続的に複数形成されているものや、ケース体11の左右方向の略中心域に開口されたものでもよい。
下ケース区画部15dは、風路Wの下部を区画する上面側が底面部15aの後部から上方へと立ち上がり、かつ、後方に向けて上方へと徐々に傾斜するように湾曲して風路Wの下側を絞る、すなわち風路Wを狭めるように形成されている。
下ケース支持部15eは、下ケース15の後部の左右方向中心域から後方に突出しており、連通管12の先端側の下部を保持する上面側が下方に凸状となるように湾曲した円弧面状に形成されている。
一方、上ケース16は、平面状で横長四角形状の上面部16aと、この上面部16aの左右両側(幅方向両側)から下方に突出する上ケース側面部16b,16bと、これら上ケース側面部16b,16b間に連続して上面部16aの前側から下方に突出する前面部としての上ケース前面部16cと、上面部16aの後部に設けられ風路Wを区画する上ケース区画部16dと、この上ケース区画部16dの後部に設けられ連通管12の前端部である上流端側を下ケース15とともに回動可能に支持する上ケース支持部16eとを備えている。
上面部16aは、底面部15aの前側寄りの部分の上方に対向して、この底面部15aと略平行に形成されている。また、この上面部16aの下部である風路W内には、略円柱状のガイド部としてのリブ状の突出リブ部16fが下方に向けて略垂直に突出して形成されている。さらに、上面部16aの後部は、底面吸込口15fの後端部よりも前方に位置している。
上ケース前面部16cは、上面部16aに対して略垂直な平面状でかつ下ケース前面部15cと略面一に形成され、下端部にてバンパ17を下ケース15との間に挟持している。また、この上ケース前面部16cは、下ケース前面部15cよりも上下寸法が小さく形成されている。さらに、この上ケース前面部16cは、上面部16aに対して、略垂直に屈曲されている。したがって、上ケース前面部16cと上面部16aとの連続部は、下ケース前面部15cと底面部15aとの連続部である湾曲部15gよりも急峻に屈曲されている。
上ケース区画部16dは、上面部16aの後部から上方に向けて凸弧状となるように湾曲して形成されているとともに、前後方向の略中心位置である下ケース区画部15dの上方の位置にて、下側が後方に向けて下方へと徐々に傾斜するように湾曲して風路Wの上側を絞る、すなわち風路Wを狭めるように形成されている。
上ケース支持部16eは、下ケース支持部15eと対向する位置に設けられ、連通管12の先端側の上部を保持する下面側が上方に凸状となるように湾曲した円弧面状に形成されている。
突出リブ部16fは、先端部(下端部)が平面状に形成されて開閉蓋21の上側面に当接可能であり、この当接により開閉蓋21の上方向への移動を規制して、この開閉蓋21の上下方向の移動距離(ストローク)を設定可能である。すなわち、この突出リブ部16fは、開閉蓋21のストッパ部としての機能、および、この開閉蓋21の移動量設定部としての機能を有している。また、この突出リブ部16fは、底面吸込口15fの上方に位置し、この底面吸込口15fの前後方向の中心位置に突出している。なお、この突出リブ部16fは、1つだけでなく複数設けてもよい。
また、バンパ17は、例えば可撓性を有する部材などにより枠状に形成されている。そして、このバンパ17は、外側が下ケース15および上ケース16よりも外方に所定寸法L4分、若干突出しており、前側および床ブラシ9の走行時にケース体11の前側である各前面部15c,16cや側部である各側面部15b,15b,16b,16bが壁などの障害物に衝突した際の衝撃を吸収する緩衝部材となっている。
車輪18は、左右方向に沿って回転軸を有しており、下側が下ケース15の底面部15aよりも下方に突出している。
そして、開閉蓋21は、平面板状に形成された底面吸込口開閉部としての開閉蓋本体21aと、この開閉蓋本体21aの前端部から上方に突出して形成された前側吸込口開閉部としての前側閉塞部21bと、開閉蓋本体21aから下方に突出して形成された被掃除面当接部としての突出部であるリブ状の複数の当接リブ部21cとを備えている。そして、この開閉蓋21は、ケース体11の上ケース16の突出リブ部16fが挿通された付勢手段としてのコイルばね22により下方に向けて付勢されている。
開閉蓋本体21aは、底面吸込口15fよりも大きくこの底面吸込口15fを閉塞可能な形状、本実施の形態では、底面吸込口15fよりも大きい前後寸法および幅寸法を有する横長四角形状に形成されている。
前側閉塞部21bは、開閉蓋本体21aの前端部から上方へと湾曲して突出し、開閉蓋本体21aに対して略垂直な平面状に形成されている。また、この前側閉塞部21bは、前側吸込口15hよりも大きくこの前側吸込口15hを閉塞可能な形状、本実施の形態では、前側吸込口15hよりも大きい上下寸法および幅寸法を有する横長四角形状に形成されている。また、この前側閉塞部21bの前側面は、下ケース前面部15cの後側面に接触しており、開閉蓋21に動作に応じてこの下ケース前面部15cに沿って上下に摺接するように構成されている。さらに、この前側閉塞部21bの上下寸法は、床ブラシ9(ケース体11)の下側である当接リブ部21cの先端部(下端部)が床面Fから離間された状態で前側吸込口15hの下方に位置してこの前側吸込口15hを閉塞せず、かつ、当接リブ部21cの先端部が床面Fに当接して開閉蓋21がコイルばね22の付勢に抗して上側に移動した状態で前側吸込口15hを閉塞可能に形成されている。
なお、前側閉塞部21bは、前側吸込口15hを閉塞可能であれば、前側吸込口15hの形状や個数などに対応して適宜その形状や個数を設定することが可能である。
各当接リブ部21cは、開閉蓋本体21aの前後端部の下側からそれぞれ下方に向けて突出している。また、これら当接リブ部21cは、底面吸込口15fの前後寸法よりも大きい距離分、互いに離間されており、底面部15aの底面吸込口15fの前後に開口形成された孔部15iにそれぞれ挿通されて先端側がケース体11(底面部15a)の下部から下方に突出している。なお、これら当接リブ部21cの先端部である下端部は、球面状(断面円弧状)に形成されていることが望ましく、この下端部に車輪が設けられていてもよい。
コイルばね22は、開閉蓋21を下方に付勢し、かつ、床ブラシ9(ケース体11)の重量によって縮む程度の弾性力(付勢力)を有している。
そして、連通管12は、ケース体11に対して、上下方向(上ケース16方向および下ケース15方向)、左右方向および周方向にそれぞれ回動可能に形成されている。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
通常の掃除をする際には、本体吸込口3にホース体4を接続するとともに、このホース体4の先端に延長管8および床ブラシ9を順次接続し、掃除機本体1から電源コードを導出して図示しないコンセントに接続し、把持部6を把持して設定ボタン7を操作して、電動送風機2を所望の動作モードで駆動させる。
そして、図1に示すように、床ブラシ9を床面F上に、下ケース15側を下側として載置すると、当接リブ部21cが床面Fに当接し、床ブラシ9の自重により開閉蓋21がコイルばね22の付勢に抗して上側、すなわち底面部15aから離間される方向へと移動して、開閉蓋本体21aが底面吸込口15fから離間されて底面吸込口15fが開口されるとともに前側吸込口15hが前側閉塞部21bにより覆われて閉塞される。言い換えると、底面吸込口15fが風路Wを介して連通管12に連通し、前側吸込口15hが風路Wに対して遮断される。
開閉蓋21は、開閉蓋本体21aの上側面が突出リブ部16fの下端部に当接することでこの開閉蓋21の移動が規制されて、底面吸込口15fを開き前側吸込口15hを閉じた状態で開閉蓋21が保持される。換言すれば、開閉蓋21が、床面Fと突出リブ部16fとの間に保持される。
この結果、車輪18と、底面部15aの下面から若干突出した当接リブ部21cの先端側とにより、床ブラシ9の下面と床面Fとの間に所定の僅かな間隙G1が形成され、電動送風機2の駆動により発生した負圧によって、下ケース15の前端部の湾曲部15gにより床面Fとの間に形成された開口A1などから床面F上の塵埃が底面吸込口15fへと吸い込まれる。
この塵埃は、吸い込まれた空気とともに、風路Wを介して連通管12、延長管8、ホース体4、本体吸込口3と経由した後、集塵部に捕集される。なお、空気は集塵部を通過した後電動送風機2に吸い込まれ、この電動送風機2を通過して排気風として掃除機本体1の外部に排気される。
一方、障害物の間など、比較的狭い隙間Gの床面F上の塵埃を掃除する際には、図2に示すように、まず、床ブラシ9を床面Fから持ち上げると、コイルばね22の付勢に伴い開閉蓋21が下側、すなわち底面部15aの上面に接触する方向へと移動する。そして、開閉蓋本体21aが底面部15aの上面に接触することで、開閉蓋本体21aが底面吸込口15fを閉塞するとともに、前側閉塞部21bが前側吸込口15hから下方に摺動してこの前側吸込口15hを開く。言い換えると、底面吸込口15fが風路Wに対して遮断され、前側吸込口15hが風路Wを介して連通管12に連通する。
この状態で、図3に示すように、連通管12をケース体11に対して略平行となるように、換言すればケース体11の前後方向に沿わせるように倒し、ケース体11の前側、すなわち各前面部15c,16c側を床面Fに対向させるように、換言すればケース体11を立てた状態で、隙間Gに床ブラシ9を各側面部15b,16b側を前側として、すなわち高さ方向を左右方向として挿入する。このとき、ケース体11は、幅寸法L2よりも高さ寸法L3が小さいことにより、通常の使用状態では床ブラシ9を挿入することができない隙間G、すなわちケース体11の幅寸法L2よりも小さく高さ寸法L3よりも大きい幅寸法L5を有する隙間Gに対して床ブラシ9を挿入可能となる。
この結果、バンパ17の前側が床面Fに接触してケース体11の前面と床面Fとの間に空気や塵埃が通過可能な所定の僅かな間隙G2を形成するとともにケース体11の前側吸込口15hの側部を密閉して真空度を増加させ、床面Fに対向させた前側吸込口15hから、通常の掃除状態と同様に隙間Gの床面F上の塵埃を吸い込む。
上述したように、上記一実施の形態によれば、前後寸法L1および幅寸法L2に対して高さ寸法L3を小さくしたケース体11の前側に前側吸込口15hを開口し、ケース体11の下側の底面吸込口15fをケース体11の床面Fに対向する下側に突出した当接リブ部21cの床面Fに対する接離(接触および離間)に対応して開閉蓋21により開閉することで、通常の掃除の際には当接リブ部21cの床面Fとの接触により開いた底面吸込口15fから塵埃を吸い込み、狭い隙間Gを掃除する際には、ケース体11を立てて前側吸込口15hを床面Fに対向させて高さ方向を左右として隙間Gに挿入することで、当接リブ部21cが床面Fから離間された開閉蓋21が底面吸込口15fを閉じ、隙間Gの塵埃を前側吸込口15hから吸い込んで掃除可能になる。
また、通常の掃除の際と、狭い隙間Gを掃除する際とのそれぞれで、幅寸法が小さい隙間ノズルなどの吸込口体と床ブラシ9とを付け替える作業などが不要となるだけでなく、例えば隙間ノズルなどを紛失してしまうおそれもなく、使い勝手が良好になる。
特に、隙間Gを前側吸込口15hにより掃除する際には、使用しない底面吸込口15fが開いていると吸込圧力が低下して前側吸込口15hから塵埃を充分に吸い込むことができない。特に前側吸込口15hは、連通管12までの距離が底面吸込口15fよりも大きいため、底面吸込口15fよりも負圧が作用しにくいから、充分な吸込圧力が必要となる。そこで、前側吸込口15hを用いる場合には、底面吸込口15fを開閉蓋21の開閉蓋本体21aによって閉塞することにより、前側吸込口15h側での吸込圧力を確保し、塵埃を確実に吸い込むことが可能になる。
さらに、ケース体11の下側である当接リブ部21cを床面Fに対して接離させるだけで、開閉蓋21による底面吸込口15fの開閉に逆に連動して前側吸込口15hが自動的に開閉されるので、各吸込口15f,15hの開閉を手動などによりそれぞれ切り換える場合と比較して、操作性が良好であるとともに、通常の掃除と隙間Gの掃除とのそれぞれに対応したケース体11の床面Fに対する載置状態に対応して、その掃除に必要な各吸込口15f,15hが自動的に選択されて開き、その掃除に使用しない各吸込口15f,15hが自動的に選択されて閉じる、すなわち必要な吸込口15f,15hのみを選択的に開くので、使用者は、ケース体11を各掃除に適した床面Fへの載置状態とするだけで、各吸込口15f,15hの開口状態を意識することなく切り換えることができ、操作性が良好になる。
しかも、ケース体11の下側を床面F上に載置した状態で開閉蓋21が動作して底面吸込口15fを開いて前側吸込口15hを閉じ、ケース体11を立たせて前側を床面F上に載置した状態で開閉蓋21が動作して底面吸込口15fを閉じ前側吸込口15hを開く構成を、コイルばね22を用いて構成しているので、構成が容易である。
そして、底面部15aと下ケース前面部15cとの連続部に円弧状に湾曲した湾曲部15gを形成することにより、通常の掃除の際には、底面吸込口15fと連通する間隙G1が湾曲部15gにより拡開された開口A1によりケース体11の外方と連通するので、空気の通路を確保して塵埃を吸い込みやすくできるとともに、ケース体11を立てて隙間Gを掃除する際にも、前側吸込口15hと連通する間隙G2が湾曲部15gにより拡開された開口A2によりケース体11の外方と連通するので、空気の通路を確保して塵埃を吸い込みやすくできる。
また、ケース体11を立てた状態で隙間Gを掃除する際には、バンパ17が床面Fと当接することで間隙G2を形成して空気の通路を確保し、前側吸込口15hが床面Fにより閉塞されてしまうことを防止して、前側吸込口15hから塵埃を吸い込みできる。
しかも、バンパ17は可撓性を有することにより、床面Fに接触した状態で床ブラシ9の重量によって若干可撓変形し、前側吸込口15hの湾曲部15gと反対側の側部を密閉するので、前側吸込口15hの周囲の真空度を向上して、前側吸込口15hから塵埃を、より確実に吸い込むことができる。
そして、床ブラシ9の緩衝部材であるバンパ17を、隙間Gの掃除の際に間隙G2を形成するための隙間形成部材として共用することにより、これらを別個に備える構成と比較して構成を簡略化できる。
さらに、突出リブ部16fは、開閉蓋21の上下方向への移動の際のガイドとこの開閉蓋21のストッパとを兼ねているため、これらを別個に設ける場合と比較して、構成をより簡略化できる。
そして、開閉蓋21は、当接リブ部21cを前後にそれぞれ設けることにより、当接リブ部21cの先端部が床面Fに当接した際に、開閉蓋21にバランスよく力を伝え、開閉蓋21が傾斜して前側閉塞部21bと前側吸込口15hとの間に隙間が形成されることを防止でき、前側閉塞部21bを確実に閉塞できる。
しかも、当接リブ部21cは、床面Fに接触する先端部を球面状(断面円弧状)としたので、床ブラシ9を床面F上で走行させる際の摺動抵抗が少なくなり、床ブラシ9の操作性、すなわち掃除性の低下を防止できる。
また、前側吸込口15hは、充分に開口面積を取ることができるので、吸込口の開口面積が狭い隙間ノズルなどを使用する場合と比較して、電動送風機2への負荷が低減され、長時間に亘って継続的に使用することが可能になる。
なお、上記一実施の形態において、開閉蓋21は、コイルばね22により付勢することで自動的に底面吸込口15fを閉塞するだけでなく、各種機構を適用してケース体11の下側の床面Fとの接離に対応して底面吸込口15fを開閉させるように構成してもよい。
また、底面吸込口15fの開閉と前側吸込口15hとの開閉とを逆に連動させる場合でも、上記以外の構成とすることが可能である。
さらに、前側吸込口15hは、常時開放した状態としてもよい。この場合には、通常の掃除の際に前側吸込口15hを介して壁際などの塵埃を効率よく吸い込むことが可能になるとともに、開閉蓋21などの機構をより簡略化できる。
そして、開閉手段としては、上記開閉蓋21に限定されるものではなく、例えば開閉蓋本体21aと当接リブ部21cなどとを別体とし、当接リブ部21cの床面Fとの接離に連動して開閉蓋本体21aが底面吸込口15fを開閉するように構成したものなどでもよい。
また、ケース体11は、高さ寸法L3を前後寸法L1と幅寸法L2との少なくともいずれか一方よりも大きく形成すれば、細部の構成は上記に限定されるものではない。
1 掃除機本体
2 電動送風機
9 吸込口体としての床ブラシ
11 ケース体
12 管部としての連通管
15f 底面吸込口
15h 前側吸込口
21 開閉手段としての開閉蓋
L1 前後寸法
L2 左右寸法である幅寸法
L3 高さ寸法
2 電動送風機
9 吸込口体としての床ブラシ
11 ケース体
12 管部としての連通管
15f 底面吸込口
15h 前側吸込口
21 開閉手段としての開閉蓋
L1 前後寸法
L2 左右寸法である幅寸法
L3 高さ寸法
Claims (3)
- 前後寸法と左右寸法との少なくともいずれかに対して高さ寸法が小さいケース体と、
このケース体に設けられ、電動送風機の吸込側と接続される管部と、
被掃除面に対向して前記ケース体の下側に設けられ、前記管部と連通する底面吸込口と、
前記ケース体の前側に設けられ、前記管部と連通する前側吸込口と、
被掃除面との接離に対応して前記底面吸込口を開閉する開閉手段と
を具備したことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。 - 開閉手段は、底面吸込口の開閉に連動して前側吸込口を逆に開閉する
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。 - 電動送風機を収容した掃除機本体と、
この掃除機本体に対して前記電動送風機の吸込側に管部が連通するように接続される請求項1または2記載の吸込口体と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007251105A JP2009078081A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 電気掃除機およびその吸込口体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007251105A JP2009078081A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 電気掃除機およびその吸込口体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009078081A true JP2009078081A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40653276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007251105A Pending JP2009078081A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 電気掃除機およびその吸込口体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009078081A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105310602A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-02-10 | 康塔有限公司 | 真空吸尘器头 |
| JP2021029603A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | シャープ株式会社 | 電気掃除機用の吸引ノズルおよびそれを備えた電気掃除機 |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007251105A patent/JP2009078081A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105310602A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-02-10 | 康塔有限公司 | 真空吸尘器头 |
| JP2021029603A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | シャープ株式会社 | 電気掃除機用の吸引ノズルおよびそれを備えた電気掃除機 |
| JP7291574B2 (ja) | 2019-08-23 | 2023-06-15 | シャープ株式会社 | 電気掃除機用の吸引ノズルおよびそれを備えた電気掃除機 |
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