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JP2009077078A - 位置検出システム - Google Patents

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JP2009077078A
JP2009077078A JP2007243006A JP2007243006A JP2009077078A JP 2009077078 A JP2009077078 A JP 2009077078A JP 2007243006 A JP2007243006 A JP 2007243006A JP 2007243006 A JP2007243006 A JP 2007243006A JP 2009077078 A JP2009077078 A JP 2009077078A
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】電波の送信電力の小さい移動局を有する位置検出システムを提供する。
【解決手段】移動局10は複数の指向性アンテナ21、22を用いて1回の測位のために複数回の電波の発信を行い、3個以上の複数の基地局12においては、移動局10からの電波の受信時刻が測定される。測位サーバ14においては、基地局12のそれぞれによって測定される電波の受信時刻のうち、移動局10による複数回の電波の発信のうち、予め定められた基準発信以外の発信による電波の受信時刻を、前記移動局10による電波の発信間隔に基づいて基準発信による電波受信時刻に換算し、基準発信による電波の受信時刻により移動局10の位置の検出を行なうので、移動局10は1回の電波の発信により全ての基地局12に電波を受信する必要がなく、移動局10の電波の送信電力を低減することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動局が発信する電波を基地局が受信し、その受信結果に基づいて移動局の位置の検出を行なう位置検出システムに関するものであり、特に、移動局が1回の測位のために相互に通信範囲の異なる複数回の電波の発信を行なうことにより移動局の送信電力を低減する技術に関するものである。
移動局が発信する電波を複数の基地局で受信し、これらの複数の基地局のそれぞれにおける電波の受信時刻の差である受信時間差に基づいて、移動局の位置の検出を行なう位置検出システムが提案されている。例えば特許文献1に記載の技術がそれである。
かかる位置検出システムにおいては、移動局が例えば2次元平面上を移動する場合においては、移動局から発信された電波は、移動局の位置の検出のためには少なくとも3個の基地局によって受信され、それらの基地局間の受信時間差が算出される必要がある。同様に、移動局が3次元空間を移動する場合においては、少なくとも4個の基地局によって移動局から発信された電波が受信される必要がある。
特開2004−242122号公報
すなわち、例えば移動局が平面を移動する場合においては、移動局から発信される電波の到達範囲内(通信範囲内)に少なくとも3個の基地局が存在せず、少なくとも3個の基地局によって移動局から発信される電波が受信されない場合には移動局の位置の検出ができない。かかる場合において移動局の位置の検出を行なうためには、移動局から発信される電波が常に少なくとも3個の基地局で受信することができるように基地局の設置間隔を狭め、多くの基地局を設置するか、あるいは、移動局は少なくとも3個の基地局に電波が到達するように出力を増大して電波の発信を行なう必要がある。
しかしながら、多くの基地局を設置することは、位置検出システムの構築においてコストアップの観点から望ましくない。一方、移動局の電波出力の増大は、装置の大型化や消費電力の増大につながるため、移動局の小型化や構造の簡易化などを図る場合において両立が困難であるという問題があった。
本発明は、以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、移動局が1回の測位のために相互に通信範囲の異なる複数回の電波の発信を行なうことにより移動局の電波の発信に伴う消費電力を低減することのできる移動局の位置検出システムを提供することにある。
なお、前記特許文献1においては、2つのアンテナを有し、これらの2つのアンテナを切り換えて電波を発信する移動局を含む移動局の位置検出システムが提案されているが、これは、測定位置をずらしながら測定をくり返すことにより精度を向上させるものであって、本願発明とはその構成、目的を全く異にするものである。すなわち、特許文献1に記載の2つのアンテナからそれぞれ発信される電波は、必要とされる全ての基地局に受信されるように発信されている。
かかる課題を解決するための請求項1にかかる発明は、(a)電波を発信する発信手段を有し、移動可能な移動局と、該移動局によって発信された電波を受信する受信手段と、該受信した電波に基づいて前記移動局との距離に関連する情報である距離関連情報を測定する距離関連情報測定手段とを有し、既知の位置に固定され、互いに同期した時計を有する複数の基地局と、該複数の基地局のそれぞれによって測定された距離関連情報に基づいて前記移動局の位置を算出する測位サーバと、を有する位置検出システムにおいて、(b)前記発信手段は、1回の測位のために相互に通信範囲の異なる複数回の電波の発信を行なうものであり、(c)前記複数の基地局は、3個以上の基地局からなり、(d)前記距離関連情報は、前記各基地局の受信手段において受信された前記移動局からの電波の受信時刻であり、(e)前記測位サーバは、前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記移動局による1回の測位のための複数回の電波の発信のうち、予め定められた1回の発信である基準発信以外の発信によって発信された電波に対応する距離関連情報を、複数回の受信を行った基地局による複数回の電波の受信における受信間隔に基づいて、基準発信に対応する距離関連情報に換算する距離関連情報換算手段と、(f)前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記基準発信によって発信された電波に対応する距離関連情報と、前記距離関連情報換算手段によって換算された距離関連情報とから、前記基準発信において前記移動局から発信された電波の前記複数の基地局のそれぞれにおける到達時間差を算出し、該到達時間差に基づいて前記移動局の位置の算出を行なう測位手段とを有すること、にある。
このようにすれば、移動局においては、前記発信手段は1回の測位のために相互に通信範囲の異なる複数回の電波の発信を行い、3個以上の複数の基地局においては、距離関連情報測定手段により前記距離関連情報として前記移動局からの電波の受信時刻が測定され、測位サーバにおいては、距離関連情報換算手段は、前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記移動局による1回の測位のための複数回の電波の発信のうち、予め定められた1回の発信である基準発信以外の発信によって発信された電波に対応する距離関連情報を、複数回の受信を行った基地局による複数回の電波の受信における受信間隔に基づいて基準発信に対応する距離関連情報に換算し、測位手段は、前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記基準発信によって発信された電波に対応する距離関連情報と、前記距離関連情報換算手段によって換算された距離関連情報とから、前記基準発信において前記移動局から発信された電波の前記複数の基地局のそれぞれにおける到達時間差を算出し、該到達時間差に基づいて前記移動局の位置の算出を行うので、移動局による1回の電波の発信を全ての基地局が受信する必要がなく、移動局の電波の送信電力を低減することができる。
好適には、前記移動局の発信手段は、前記複数回の電波の発信におけるそれぞれの通信範囲が他の発信における通信範囲の少なくともいずれか1つの通信範囲とその一部が重なるように前記複数回の電波の発信を行なう。このようにすれば、前記基地局のいずれかが、前記複数回の電波の発信におけるそれぞれの通信範囲が重なった領域に位置することにより、複数回の電波の発信によって発信された複数の電波を受信することができる。
また好適には、前記移動局は指向性が相互に異なる複数の指向性アンテナを有し、前記発信手段は、前記移動局の有する複数の指向性アンテナを切り換えて前記複数回の電波の発信を行なう。このようにすれば、移動局において、前記発信手段は前記複数の指向性アンテナを切り換えて前記複数回の電波の発信を行なうので、一つの基地局は前記複数回の電波を受信し、移動局の位置の検出に必要となるその他の基地局はこれらの複数回の発信される電波のいずれかを受信すればよく、前記移動局は移動局の位置の検出に必要となる全ての基地局が受信できる強度で電波を出力する必要がなくなり、移動局の電波の送信電力を低減することができる。
また好適には、前記移動局は、指向性を変更可能な指向性アンテナを有し、前記発信手段は1回の測位のために該指向性アンテナの指向性を相互に異なる状態として複数回の電波の発信を行なう。このようにすれば、移動局において、前記発信手段は前記指向性を変更可能な指向性アンテナの指向性を相互に異なる状態に切り換えて前記複数回の電波の発信を行なうので、一つの基地局は前記複数回の電波を受信し、移動局の位置の検出に必要となるその他の基地局はこれらの複数回の発信される電波のいずれかを受信すればよく、前記移動局は移動局の位置の検出に必要となる全ての基地局が受信できる強度で電波を出力する必要がなくなり、移動局の電波の送信電力を低減することができる。
また好適には、前記距離関連情報換算手段は、前記複数の基地局のうち、前記複数回の電波の発信における2以上の発信による電波を受信した基地局において、第1の発信による電波に対応する距離関連情報である受信時刻と第2の発信による電波に対応する距離関連情報である受信時刻との受信時刻差に基づいて距離関連情報の換算を行なう。このようにすれば、前記第1の発信による電波と第2の発信による電波とのいずれをも受信した基地局における、該第1の電波の受信時刻と第2の電波の受信時刻との受信時刻差に基づいて距離関連情報の換算を行なうことができる。
また好適には、前記発信手段は、所定の発信間隔で前記複数回の電波の発信を行ない、前記距離関連情報換算手段は、該所定の発信間隔である発信時間差に基づいて前記受信時間差を算出し、該算出された受信時間差に基づいて距離関連情報の換算を行なう。このようにすれば、前記発信手段における電波の発信間隔は所定の値であることから、この所定の発信間隔に基づいて前記受信時間差を算出することにより、前記距離関連情報換算手段は容易に距離関連情報の換算を行なうことができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の移動局位置推定システムの構成の一例を示した図である。図1には、平面上の任意の形状に設けられる移動局10が移動可能な領域として一辺30(m)の正方形からなる移動可能領域50が設けられている。また、前記移動可能領域50には、後述する移動局10と無線による通信を行う機能を有する基地局12として、第1基地局12A、第2基地局12B、第3基地局12C、第4基地局12Dの4つの基地局がそれぞれ設けられる。なお、基地局の数が多いほど移動局の位置の算出は正確に行うことができる。本図1においては、正方形の移動可能領域50の4隅にそれぞれ基地局12A乃至12Dが1つづつ配置されており、この要件を満たす。また、前記移動可能領域50内には移動局10が配置され、その移動可能領域50内を移動可能とされている。なお、本実施例においては、移動局10の数は1個とされているが、移動局の個数は特に限定されない。また、基地局12と例えば有線ケーブル52により接続されることにより通信可能とされた測位サーバ14が設けられ、前記移動局10によって発信され前記基地局12によって受信された電波に基づいて、前記移動可能領域内における移動局10の位置を算出する。なお、本明細書において、特に個々の基地局12A乃至12Dを区別しない場合には基地局12と表記する。
図2は移動局10の構成の概要を示す機能ブロック図である。移動局10は、電波の送受信を行なう第1アンテナ21および第2アンテナ22の2つの指向性アンテナを有している。また、アンテナ切換部24は、移動局10が電波の送受信を行なう際に用いるアンテナを、前記第1アンテナ21とするか、前記第2アンテナ22とするかを切り換える。第1アンテナ21および第2アンテナ22は例えば、平面パッチアンテナなどの指向性を有するアンテナであって、それらの指向性が相互に異なり、かつ、第1アンテナ21により発信された電波を受信可能な領域の一部と第2アンテナ22により発信された電波を受信可能な領域の一部とが重なるように、移動局10に取り付けられている。
図5は、前記第1アンテナ21および第2アンテナ22のそれぞれの指向性の一例を示した図である。第1アンテナ21と第2アンテナ22とは、それらの指向性がそれぞれ異なるように設置されるので、第1アンテナ21により発信された電波を受信可能な領域である第1アンテナ通信可能領域71と、第2アンテナ22により発信された電波を受信可能な領域である第2アンテナ通信可能領域72は図5に示すようになる。そして、前記第1アンテナ通信可能領域71と第2アンテナ通信可能領域72とはその一部どうしが重なり合うようにされている。
無線通信部26は、移動局10の無線通信を行なうものであって、移動局10が電波を発信する際において、発信手段に対応するものである。具体的には、後述する信号処理部28によって生成された信号を通信に適した形式に変調するとともに、所定の周波数の搬送波と合成した合成波をアンプにより増幅し、バラン(balun)などにより不平衡線路を平衡線路に変換する。このようにして生成された電波が前記アンテナ切換部24によって切り換えられた第1アンテナ21および/または第2アンテナ22により発信される。
信号処理部28は、移動局10が電波を発信する際において、例えば電波の発信時刻などの伝送したい情報を、例えばM系列符号やGPSにおいても使用されているGold系列符号(疑似雑音符号(pseudo−noise code;PN信号)の性質を持つ符号の一種である。)などの拡散符号を用いて、スペクトラム拡散などの拡散処理を行ない、発信する信号を生成する。このようなスペクトラム拡散を利用すれば、ある特定の移動局と基地局との通信がある特定の拡散符号を用いて行われている場合に、同じ時刻および同じ周波数において他の移動局と基地局との通信が別の拡散符号を用いて行われる場合であれば相互の通信が影響を受けることがない。
制御部30は前記アンテナ切換部24、無線通信部26、信号処理部28などの作動を制御する。例えば、移動局10の位置を測定するために基地局12に対し電波を発信する指令を受けた場合に、まず第1発信として信号処理部28によって生成された信号を、前記第1アンテナ21によって発信し、続いてアンテナ切換部24により使用するアンテナを第1アンテナ21から第2アンテナ22に切り換え、更に信号処理部28によって生成された信号を第2発信として第2アンテナ22によって発信する。
また、制御部30は、移動局10が電波を発信(送信)する場合と電波を受信する場合とに応じて、前記アンテナ切換部24、無線通信部26、信号処理部28などの作動を切り換えて制御する。すなわち、移動局10が電波を受信する際には、無線通信部26および信号処理部28は前述の作動に代えて、次のような作動を行なう。例えば、前記アンテナ切換部24によって切り換えて用いられる第1アンテナ21および/または第2アンテナ22によって受信された電波に対し、無線通信部26は通信方式に対応したデジタル復調などの復調処理を行う。そして、無線通信部26により復調された信号に対し、信号処理部28は発信の際に行なわれた拡散処理に対応する逆拡散処理を行い、受信した電波に含まれていた情報を取りだす。このように、移動局10の作動を無線により制御することができる。
また、時計31は、移動局10において電波の発信時刻を決定する際に参照されるほか、例えば所定間隔ごとに作動を行なう場合などに用いられる。また、基地局12が有する時計31はその時刻が基地局12のそれぞれが有する時計44の時刻と一致するように必要に応じて時計合わせがされる。詳細な説明は省略するが、例えば、次のような方法によりなされる。移動局10を既知である位置に設置して時刻合わせの基準となる基地局12からの時刻情報を受信して到来距離に対応する電波の伝搬時間だけ加算補正した時刻を設定する。例えば既知の位置とされた移動可能領域50の中心(図1参照)に移動局10を移動させると共に、いずれかの基地局12からその時刻情報を送信(発信時の時刻を情報の内容として含む電波を送信)する。移動局10は前記いずれかの基地局12の時刻情報を受信すると、その受信時刻が、前記いずれかの基地局12の時刻情報に、移動局10と前記いずれかの基地局12との距離である30×√2/2(m)を電波の速度c(2.997×108(m/s))を除して得られる移動局10と前記いずれかの基地局12との電波の伝搬時間を加えた時刻となるように移動局10の時計31の時刻を設定する。
図3は、基地局12の構成の概要を示す機能ブロック図である。基地局12の移動局10に対する違いは、電波の送受信を行なうアンテナとして一本のアンテナ32しか有しておらず、それに伴ってアンテナ切換部24を有さない点と、有線ケーブル52を介して後述する測位サーバ14との通信を行なうためのサーバ通信部40、および拡散された電波を逆拡散処理により同期を検出して受信時刻を測定する受信時刻測定部42を有する点である。一方、基地局12における無線通信部34、信号処理部36、制御部38は、それぞれ移動局10における無線通信部26、信号処理部28、制御部30とそれぞれ同様の機能を有している。
すなわち、無線通信部34は、基地局12の無線通信を行なうものであって、基地局12が電波を受信する際において、受信手段に対応するものである。具体的には、アンテナ32によって受信された電波に対し、無線通信部34は通信方式に対応したデジタル復調などの復調処理を行う。
また、信号処理部36は、無線通信部34により復調された信号に対し、発信の際に行なわれた拡散処理に対応する逆拡散処理を行い、受信した電波に含まれていた情報を取りだすとともに受信された拡散符号列の同期を検出する。このとき、前記逆拡散処理においては、送信波を生成した際に用いた拡散符号と同じ拡散符号(レプリカ符号)が用いられる。
制御部38は前記無線通信部34、信号処理部36、サーバ通信部40などの作動を制御する。また、制御部38は複数の基地局12のそれぞれが有する時計44の時刻が同期されるように、その時刻を補正するなどの作動を行う。具体的にはいずれかの基地局が基準となり時刻情報を送信すると他の各基地局が該時刻情報を受信し、受信された時刻を既知である基地局間距離から求められる伝播時間分だけ自身の時計を補正する。また別の方法として各基地局は受信した時刻情報を測位サーバ12に送信して測位サーバ12上で各基地局12の時計44の時刻ずれを補正するようにしてもよい。
受信時刻測定部42は、基地局12が受信した電波の受信時刻を距離関連情報として測定するものであって、距離関連情報測定手段に対応する。具体的には例えば、前記無線通信部34によって復調処理のされた受信波と、その受信波を移動局10が発信する際に行なった拡散処理に用いた拡散符号と同一の符号であるレプリカ符号との相関値を、それらのいずれか一方を微小時間ごとにずらして算出し、算出された相関値がピークとなった時刻を基地局12による電波の受信時刻とする。なお、このような処理を同期検出という。
サーバ通信部40は、有線ケーブル52を介して接続された後述する測位サーバ14との通信を必要に応じて行なうものであり、例えば、測位サーバ14に対し測定した受信時刻を送信したり、あるいは移動局10に対し無線で行なう制御作動の指令を測位サーバ14から受信する。
また、時計44は、基地局12において電波の送信時刻や受信時刻を決定する際に参照されるほか、例えば所定間隔ごとに作動を行なう場合などに用いられる。また、基地局12のそれぞれが有する時計44は予めその時刻が一致するように時計合わせがされている。
なお、移動局10の制御部30が移動局における電波の送信する状態と受信する状態を切り換えたのと同様に、基地局12の制御部38は、基地局12が電波を送信する状態と電波を受信する状態とを切り換えることができ、これらの状態に応じて、前記無線通信部34、信号処理部36などの作動を切り換えて制御する。
すなわち、基地局12が電波を送信する際には、無線通信部34および信号処理部36は前述の作動に代えて、次のような作動を行なう。例えば、信号処理部36は、基地局12が電波を送信する際において、例えば移動局10に対する制御作動の指令などの伝送したい情報を、例えばM系列符号やGPSにおいても使用されているGold系列符号などの拡散符号を用いて、スペクトラム拡散などの拡散処理を行ない、送信する信号を生成する。
また、無線通信部34は、信号処理部36によって生成された信号を通信に適した形式に変調するとともに、所定の周波数の搬送波と合成した合成波をアンプにより増幅し、アンテナ32の形式に応じてバランなどにより不平衡線路を平衡線路に変換する。このようにして生成された電波がアンテナ32により送信される。このように、基地局12は電波を受信することに加え、送信することも可能である。一方、前述のように移動局10は電波を送信することに加え受信することも可能であることから、基地局12は移動局10に対し無線によりその作動を制御することが可能である。
なお、図2および図3に示した移動局10および基地局12においては、図示しない電源部などが含まれている。電源部は、移動局10、基地局12のそれぞれに必要な電力を供給するものである。
図4は測位サーバ14の構成の概要を示す機能ブロック図である。測位サーバ14は、ケーブル52を介して各基地局12と接続されており、基地局通信部54、測位部56、制御部60、出力部62などを有する。このうち、基地局通信部54は、有線ケーブル52を介して接続された前記基地局12のサーバ通信部40との間で必要な通信を行なう。
移動局10の位置の推定を行なう測位手段に対応する測位部56は、時刻換算部58を有する。距離関連情報換算手段に対応する時刻換算部58は、基地局12のそれぞれにおける受信時刻測定部42が測定した距離関連情報としての電波の受信時刻のうち、前記移動局10による1回の測位のために複数回の電波の発信のうち、予め定められた1回の発信である基準発信以外の発信によって発信された電波に対応する受信時刻を、前記基地局12による複数回の電波の発信における受信間隔に基づいて、前記基準発信に対応する受信時刻に換算する。
具体的には、例えば移動局10の位置および移動局10の第1アンテナ21および第2アンテナ22の指向性が図5に示すようであって、移動局10が第1アンテナ21を用いて第1発信を行い、続いて第2アンテナ22を用いて第2発信を行なった場合について説明する。このとき、第1基地局12A乃至第4基地局12Dのそれぞれにおいては、受信時刻測定部42により前記第1発信および第2発信の電波の受信時刻が測定され、サーバ通信部40および有線ケーブル52を介して測位サーバ14に送信されている。具体的には、第1基地局12Aからは第1発信による電波の受信時刻t1Aが、第2基地局12Bからは第1発信による電波の受信時刻t1Bおよび第2発信による電波の受信時刻t2Bとが、第3基地局12Cからは第2発信による電波の受信時刻t2Cがそれぞれ測位サーバ14に送信される一方、移動局10からの第1発信および第2発信による電波のいずれも受信しなかった第4基地局12Dからは受信時刻は送信されない。
まず、時刻換算部58は、前記第1発信と第2発信のうち、いずれかの発信を基準発信として設定する。そして、前記第1発信および第2発信による電波の両方を受信した基地局における、この第1発信および第2発信による電波のそれぞれの受信時刻の差である受信時間差を算出する。このとき、移動局10における第1アンテナ21と第2アンテナ22との設置間隔が、誤差に及ぼす影響が電波の波長などからみて低い場合には、この設置間隔を0とみなし、第1発信および第2発信による電波のそれぞれの受信時刻の差を、移動局10による同一位置にあるアンテナにより発信された電波の受信時刻差とみなすことができる。そして、算出された第1発信と第2発信の受信時間差に基づいて、前記基準発信でない発信による電波の受信時刻を基準発信による電波の受信時刻に換算する。このようにして、基地局における前記基準発信でない発信による電波の受信時刻を基準発信による電波の受信時刻とする。
具体的には例えば、時刻換算部58はまず、前記第1発信を基準発信と設定する。そして、基準発信である第1発信と他の発信である第2発信による電波の両方を受信した基地局である第2基地局12Bにおける第1発信による受信時刻t1Bと第2発信による電波の受信時刻t2Bとの差(t2B−t1B)を受信間隔として算出する。続いて、基準発信でない第2発信による電波の受信時刻である、第3基地局12Cによる受信時刻t2Cを前記発信時刻差に基づいて基準発信である第1発信による電波の受信時刻に換算する。これは、第1発信を指向性を有さないアンテナにより全方位に向けて行なっていた場合に第3基地局12Cが第1発信による電波を受信する時刻を推定することに対応する。実際には例えば、第3基地局12Cにおける第2発信による電波の受信時刻t2Cから前記受信時間差を減じた(t2C−(t2B−t1B))が、換算された第3基地局12Cにおける基準発信である第1発信による電波の受信時刻とされる。
図6は、時刻換算部58による、基準発信以外の発信による電波の受信時刻を基準発信による電波の受信時刻に換算する様子を概念的に表した図である。図6(a)は実際の電波の受信時刻を表したものであって、縦軸は電波の伝搬距離、横軸は時刻をそれぞれ示している。時刻T1に移動局10で行なわれた第1発信による電波は、時刻t1Aにおいて第1基地局12Aに、また時刻t1Bにおいて第2基地局12Bにそれぞれ受信され、また時刻T2に行なわれた第2発信による電波は、時刻t2Bにおいて第2基地局12Bに、また時刻t2Cにおいて第3基地局12Cにそれぞれ受信される。なお、電波の速度は速度c(2.997×108(m/s))で一定であることから、電波の発信からの経過時刻と伝搬距離の関係はこの速度cに対応する傾きの直線で表される。すなわち、図6(a)においては、第1発信による電波の伝搬を表す直線73と、第2発信による電波の伝搬を表す直線74の2本の平行な直線が表されており、直線73上には第1基地局12Aによる受信を表す点1Aおよび第2基地局12Bによる受信を表す点1Bが、また、直線74上には第2基地局12Bによる受信を表す点2Bおよび第3基地局12Cによる受信を表す点2Cがそれぞれ表されている。
一方、図6(b)は、時刻換算部58による基準発信以外の発信である第2発信による電波の各基地局12における受信時刻を基準発信である第1発信の受信時刻に換算する様子を説明する図である。すなわち、時刻換算部58は、前記第1発信を基準発信と設定すると、基準発信でない第2発信による電波の伝搬を表す直線74を左横方向に平行移動することにより、基準発信である第1発信による電波の伝搬を表す直線73に重ね合わせる。このとき平行移動する横方向の量が前記受信時間差に相当する時間である。前述のように、移動局10における第1アンテナ21と第2アンテナ22との設置間隔が誤差に及ぼす影響が電波の波長などからみて低い場合には、前記直線73と直線74とを重ね合わせた場合に、第1発信による電波の第2基地局12Bによる受信を表す点1Bと、第2発信による電波の第2基地局12Bによる受信を表す点2B’とは略重なる。そして、前記直線74が平行移動され直線73と重ね合わされた場合の第2発信による電波の第3基地局12Cによる受信を表す点2C’が、基準発信である第1発信による電波を第3基地局12Cが受信していた場合を表す点となり、この点2C’に対応する時刻t2C_shiftが、時刻換算部58による換算で得られる、基準発信である第1発信による電波を第3基地局12Cが受信した時刻の換算値となる。
測位手段に対応する測位部56は、基地局12のそれぞれによって測定された受信時刻のうち、前記基準発信によって発信された電波の受信時刻と、前記時刻換算部58によって基準発信による電波の受信時刻に換算された受信時刻とに基づいて移動局10から発信された電波の各基地局12における到達時間差を算出し、該到達時間差に基づいて前記移動局10の位置の算出を行なう。
具体的には、例えば移動可能領域50が前記図1に示す様な平面であり、図1に示すような座標系によって前記移動可能領域50上の位置が特定される場合において、移動局10の位置座標を(x,y)、第1基地局12Aの位置座標を(x1,y1)、第2基地局12Bの位置座標を(x2,y2)、第3基地局12Cの位置座標を(x3,y3)、また、第1基地局12Aと移動局10との距離をr1、第2基地局12Bと移動局10との距離をr2、第3基地局12Cと移動局10との距離をr3、とし、移動局の座標を(x,y)、移動局10と基地局12とがそれぞれ有する時計31、44の時刻のずれに起因する距離の誤差sとすると、図7に示す様に、
(x−x12+(y−y12=(r1+s)2
(x−x22+(y−y22=(r2+s)2, (1)
(x−x32+(y−y32=(r3+s)2
で表される関係がある。このとき、例えば移動局10が発信した電波に電波の発信時刻情報が拡散符号として含まれており、これを受信した各基地局12の信号処理部36が、受信した電波を逆拡散処理するなどして信号を読み出すなどにより、移動局10による基準発信である第1発信の発信時刻T1を得ることができるようにされている。従って、前記第1基地局12Aと移動局10との距離r1、第2基地局12Bと移動局10との距離r2、第2基地局12Cと移動局10との距離r3はそれぞれ、第1基地局12Aにおける第1発信の電波の受信時刻t1A、第2基地局12Bにおける第1発信の電波の受信時刻t1B、および第3基地局12Cにおける第1発信の電波の受信時刻に換算された時刻t2C_shiftのそれぞれと、電波の速度cを用いて、r1=c×(t1A−T1)、r2=c×(t1B−T1)、r3=c×(t2C_shift−T1)のように算出される。なお、前述のように第1基地局12A、第2基地局12B、第3基地局12Cのそれぞれが有する時計44は同期されており、誤差sは各基地局に共通である。
このとき変数はx,yおよびsの3つであり、方程式の数は少なくとも(1)に示す3つであるから、これらの3つの式を例えばニュートンラフソン法などにより解くことにより、x、yの値を算出すること、すなわち移動局10の位置座標(x,y)を算出することが可能である。
また、出力部62は、測位部56によって算出された移動局10の位置についての情報などを所定の方法、例えば図示しない出力装置として設けられたディスプレイ装置に図1のような地図情報とともに表示するなどの手段によって出力する。
図8は、本発明の位置検出システムの制御作動の概要を表すフローチャートである。まず、移動局10のアンテナ切換部24に対応するステップ(以下「ステップ」を省略する。)SA1においては、移動局が電波の発信に用いるアンテナとして第1アンテナ21が設定される。続いて移動局10の信号処理部28および無線通信部26に対応するSA2においては、例えば電波の発信時刻を含んだ信号が、所定の拡散符号により拡散処理され、更に通信に適したデジタル変調が行なわれるとともに所定の出力に増幅され、SA1で設定された第1アンテナ21により発信される。この発信が前記第1発信に対応する。
各基地局12の無線通信部34、信号処理部36、および受信時刻測定部42に対応するSA3においては、SA2において移動局10から発信された電波が各基地局12において受信される。そして、受信された電波に対し所定の復調処理および逆拡散処理がされるとともに、前記同期検出処理により電波の受信時刻が算出される。また、受信波を逆拡散処理することによって得られる受信波に含まれていた情報や電波の受信時刻は、有線ケーブル52を介して測位サーバ14に送信される。
SA4においては、SA2において第1発信として移動局10から発信された電波の受信時刻の算出が2以上の基地局12において行なわれたか否かが判断される。2以上の基地局において受信時刻の算出が行なわれた場合には、本ステップの判断が肯定され、続くSA5が実行される。一方、いずれかの基地局12において電波の受信に失敗した場合など、2以上の基地局12において受信時刻の算出を行なうことができなかった場合には、SA2以降のステップが再度実行される。
移動局10のアンテナ切換部24に対応するSA5においては、移動局が電波の発信に用いるアンテナとして、SA1で設定したアンテナとは異なるアンテナである第2アンテナ22が設定される。
続いて移動局10の信号処理部28および無線通信部26に対応するSA6においては、SA2と同様に例えば電波の発信時刻情報を含んだ情報が、所定の拡散符号により拡散処理され、更に通信に適したデジタル変調が行なわれるとともに所定の出力に増幅され、SA5で設定された第2アンテナ22により発信される。この発信が前記第2発信に対応する。
各基地局12の無線通信部34、信号処理部36、および受信時刻測定部42に対応するSA7においては、SA3と同様に、SA6において移動局10から発信された電波が各基地局12において受信される。そして、受信された電波が所定の復調処理および逆拡散処理がされるとともに、前記同期検出処理により電波の受信時刻が算出される。また、受信波を逆拡散処理することによって得られる受信波に含まれていた情報や電波の受信時刻は、有線ケーブル52を介して測位サーバ14に送信される。
SA8においては、SA6において移動局10から発信された電波の受信時刻の算出が、第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において行なわれたか否かが判断される。第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において受信時刻の算出が行なわれた場合には、本ステップの判断が肯定され、続くSA9が実行される。一方、いずれかの基地局12において電波の受信に失敗した場合など、第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において受信時刻の算出を行なうことができなかった場合には、SA6以降のステップが再度実行される。
時刻換算部58に対応するSA9においては、SA2における電波の発信である第1発信と、SA6における電波の発信である第2発信とのいずれかを基準発信と設定するとともに、基準発信以外の電波の各基地局における受信時刻が、基準発信の電波の受信時刻に換算される。例えば基準発信として第1発信を設定した場合には、第2発信による電波を受信した各基地局の受信時刻が、第1発信を受信した場合の受信時刻に換算される。
測位部56に対応するSA10においては、SA3において得られた基準発信である第1発信による電波の各基地局における受信時刻と、SA7において得られた基準発信でない第2発信による電波の各基地局における受信時刻がSA9において換算されることによって得られた基準発信による電波の受信時刻と、に基づいて、移動局10の位置の算出が行なわれる。
前述の実施例によれば、移動局10においては、発信手段に対応する無線通信部26およびこれを制御する制御部30は、前記移動局10の有する複数の指向性アンテナである第1アンテナ21および第2アンテナ22を用いて1回の測位のために複数回の電波の発信を行い、3個以上の複数の基地局12においては、距離関連情報測定手段に対応する受信時刻測定部42により前記距離関連情報として移動局10からの電波の受信時刻が測定され、測位サーバ14においては、距離関連情報換算手段に対応する時刻換算部58は、前記複数の基地局12のそれぞれによって測定される受信時刻のうち、前記移動局10による1回の測位のための複数回の電波の発信のうち、予め定められた1回の発信である基準発信以外の発信によって発信された電波の受信時刻を、複数回の受信を行った基地局による複数回の電波の受信における受信間隔に基づいて基準発信による電波の受信時刻に換算し、測位手段に対応する測位部56は、前記複数の基地局12のそれぞれによって測定される受信時刻のうち、前記基準発信によって発信された電波の受信時刻と、前記時刻換算部58によって換算された基準発信による電波の受信時刻とから、前記基準発信において前記移動局10から発信された電波の前記複数の基地局12のそれぞれにおける到達時間差を算出し、該到達時間差に基づいて前記移動局10の位置の算出を行うので、基準発信以外による電波のみを受信した基地局12における電波の受信時刻であっても、時刻換算部58による換算換算後の距離関連情報である受信時刻は、前記基準発信における電波の受信時刻に換算されることができ、移動局10による1回の電波の発信を全ての基地局12が受信する必要がなく、逆に言えば移動局10は全ての基地局12が受信できる程度の高出力で電波を発信する必要がなく、移動局10の電波の送信電力を低減することができる。また、移動局のアンテナは無指向性ではなく、指向性を持たせて利得を高く設定できるので、送信電力を小さくできる。
また、前述の実施例によれば、前記移動局10の有する複数の指向性アンテナである第1アンテナ21および第2アンテナ22はそれぞれ、その通信範囲が他の指向性アンテナの少なくともいずれか1つの通信範囲と重なるように設置されるので、基地局12のいずれかが、前記第1アンテナ21および第2アンテナ22の通信範囲が重なった領域に位置することにより、第1アンテナ21および第2アンテナ22によってそれぞれ発信された複数の電波を受信することができる。
また、前述の実施例によれば、前記発信手段に対応する移動局10の無線通信部26およびこれを制御する制御部30は、移動局10の有する第1アンテナ21および第2アンテナ22を切り換えて複数回の電波の発信を行なうので、移動局10において、移動局10の位置の検出に必要となる基地局12はこれらの複数回の発信される電波のいずれかを受信すればよく、前記移動局10は移動局10の位置の検出に必要となる全ての基地局12が受信できる強度で電波を出力する必要がなくなり、移動局10の電波の送信電力を低減することができる。
また、前述の実施例によれば、前記距離関連情報換算手段に対応する時刻換算部58は、前記複数の基地局12のうち、前記第1アンテナ21または第2アンテナ22のいずれか一方のアンテナから発信された第1の電波と他方のアンテナから発信された第2の電波とのいずれをも受信した基地局12において、前記第1の電波の受信時刻と前記第2の電波の受信時刻との受信時刻差に基づいて距離関連情報の換算を行なうことができる。
また、前述の実施例によれば、前記発信手段に対応する移動局10の無線通信部26およびこれを制御する制御部30は、所定の発信間隔で前記複数回の電波の発信を行ない、前記距離関連情報換算手段に対応する時刻換算部58は、この所定の発信間隔である発信時間差に基づいて前記受信時間差を算出し、この算出された受信時間差に基づいて各基地局における電波の受信時刻の換算を行なうので、前記電波の発信間隔は所定の値であることから、この所定の発信間隔に基づいて容易に受信時刻の換算を行なうことができる。
続いて、本発明の他の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図面に関して、前述の実施例と共通する部分に関しては同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本発明の別の実施例における移動局10の機能の概要を説明する機能ブロック図であって、前述の実施例1における図2に対応する図である。この図9に示すように、前記移動局10は、無線通信部26、信号処理部28、制御部30、時計31、指向性制御部122、複数の(図9においては3つの)送受信アンテナ素子120a、120b、120c(以下、特に区別しない場合には単に送受信アンテナ素子120と称する)と、前記アンテナ素子120のそれぞれに対応する複数の(図9においては3つの)送受信分離部124a、124b、124c(以下、特に区別しない場合には単に送受信分離部124と称する)を備えて構成されている。
無線通信部26は、移動局10が電波を送信する場合には、送信信号の主搬送波を発生させるとともに、発生させられた主搬送波を後述する信号処理部28により生成される送信信号(送信データ)に基づいて変調して送信信号を生成する。また、無線通信部26は、移動局が電波を受信する場合には、所定の周波数の局所信号を発生させるとともに、後述する指向性制御部122から供給される前記複数の送受信アンテナ素子120によりそれぞれ受信される受信信号のそれぞれにその局所信号を掛け合わせることでダウンコンバートし、これらを合成し受信信号とする。なお、後述する制御部30により前記指向性制御部122を介してそれぞれ位相及び振幅が制御された受信信号がこの無線通信部26により合成されることで、前記複数の送受信アンテナ素子120から成る受信アンテナの受信指向性が定まる。
また、送受信アンテナ素子120は、前記無線通信部26によって変調された送信信号を送信すると共に、移動局10に向けて送信される信号を受信する。
指向性制御部122は、前記複数の送受信アンテナ素子120から送信される送信信号の送信指向性を制御すると共に、それら複数の送受信アンテナ素子120により受信される受信信号の受信指向性を制御する。
送受信分離部124は、前記複数の送受信アンテナ素子120のそれぞれに対応するもので、前記指向性制御部122から供給される送信信号を各送受信アンテナ素子120に供給すると共に、それら送受信アンテナ素子120により受信された受信信号をその指向性制御部122に供給する。この送受信分離部としては、サーキュレータもしくは方向性結合器等が好適に用いられる。
信号処理部28は、前述の実施例1と同様に、無線通信部26を介して送受信アンテナ素子120から送信する送信信号を生成する。このとき、信号の生成は前記拡散符号を用いた拡散処理などによって行なわれる。
また、前記指向性制御部122は、前記無線通信部26から供給される送信信号それぞれの位相を制御する複数(図9では3つ)の送信信号位相制御部132a、132b、132c(以下、特に区別しない場合には単に送信信号位相制御部132と称する)と、それぞれの振幅を制御する複数(図9では3つ)の送信信号振幅制御部134a、134b、134c(以下、特に区別しない場合には単に送信信号振幅制御部134と称する)とを、備えており、それら送信信号位相制御部132及び送信信号振幅制御部134を介して前記複数の送受信アンテナ素子120から送信される送信信号それぞれの位相及び振幅を制御することでその送信信号の送信指向性を制御する。また、前記複数の送受信分離部124から供給される受信信号それぞれの位相を制御する複数(図9では3つ)の受信信号位相制御部136a、136b、136c(以下、特に区別しない場合には単に受信信号位相制御部136と称する)と、それぞれの振幅を制御する複数(図9では3つ)の受信信号振幅制御部138a、138b、138c(以下、特に区別しない場合には単に受信信号振幅制御部138と称する)とを、備えており、それら受信信号位相制御部136及び受信信号振幅制御部138を介して前記複数の送受信アンテナ素子120により受信された受信信号それぞれの位相及び振幅を制御することでその受信信号の受信指向性を制御する。
制御部30は、移動局10が電波を発信する場合に、前記複数の送受信アンテナ素子120から送信される送信信号それぞれの位相(及び必要に応じて振幅)を制御し、その送信信号の送信指向性を制御して前記通信範囲を変更する。具体的には例えば、移動局10の位置を測定するために基地局12に対し電波を発信する指令を受けた場合に、まず、移動局10の通信範囲が、例えば図5の第1アンテナ通信可能領域71となるように送信指向性を制御して前記送信信号を送信し、続いて、移動局10の通信範囲が前記第1アンテナ通信可能領域71とその一部が重なり合う領域である第2アンテナ通信可能領域72に切り換えるように送信指向性を制御して送信信号を送信する。すなわち、前記制御部30は、前記指向性制御部122を介して各送信信号の位相を制御することにより前記複数の送受信アンテナ素子120によって構成される送信アンテナを送信用フェイズドアレイアンテナ(Phased Array Antenna)として制御する。或いは、前記指向性制御部122を介して各送信信号の位相及び振幅を受信信号の品質が向上するように制御することにより前記複数の送受信アンテナ素子120によって構成される送信アンテナを送信用アダプティブアレイアンテナ(Adaptive Array Antenna)として制御する。すなわち、前記複数の送受信アンテナ素子120によって構成されるアンテナは指向性を変更可能な指向性アンテナである。
このように、本実施例においては、第1発信および第2発信は、いずれも前記送受信アンテナ素子120によって構成されるアンテナから順次発信されるものであって、発信時における前記アンテナの指向性は相互に異なるものである。
また、制御部30は、移動局10が電波を受信する場合には、前記複数の送受信アンテナ素子120により受信される受信信号それぞれの位相(及び必要に応じて振幅)を制御することによりその受信信号の受信指向性を制御する。すなわち、前記指向性制御部122を介して各受信信号の位相を制御することにより前記複数の送受信アンテナ素子120によって構成される受信アンテナを受信用フェイズドアレイアンテナとして制御する。或いは、前記指向性制御部122を介して各受信信号の位相及び振幅を受信信号の品質が向上するように制御することにより前記複数の送受信アンテナ素子120によって構成される受信アンテナを受信用アダプティブアレイアンテナとして制御する。例えば制御部30は、前記無線通信部26における前記受信信号の合成量が可及的に大きくなるように前記受信信号の受信指向性を定める。
なお、移動局10は、CPU、ROM、及びRAM等を含んで構成される。すなわち、移動局10はRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータを含み、制御部30による指向性制御部122などの作動の制御や、無線通信部26による変復調制御、信号処理部28による送信信号の生成制御等の制御を行なう。
また、本実施例2において、基地局12および測位サーバ14については、実施例1と同様の構成を有するもの、例えば図3および図4の機能ブロック図に示すものが同様に用いられるので、説明を省略する。
図10は、本発明の位置検出システムの別の実施例における制御作動の概要を表すフローチャートである。まず、移動局10の指向性制御部122などに対応するステップ(以下「ステップ」を省略する。)SB1においては、移動局10が電波の発信に用いる際のアンテナの指向性を制御することにより、移動局10の通信範囲が例えば図5の第1アンテナ通信可能領域71のように決定される。続いて移動局10の信号処理部28および無線通信部26に対応するSB2においては、例えば電波の発信時刻を含んだ信号が、所定の拡散符号により拡散処理され、更に通信に適したデジタル変調が行なわれるとともに所定の出力に増幅され、SB1で設定された通信範囲に対して発信される。この発信が前記第1発信に対応する。
各基地局12の無線通信部34、信号処理部36、および受信時刻測定部42に対応するSB3においては、SB2において移動局10から発信された電波が各基地局12において受信される。そして、受信された電波が所定の復調処理および逆拡散処理がされるとともに、前記同期検出処理により電波の受信時刻が算出される。また、受信波を逆拡散処理することによって得られる受信波に含まれていた情報や電波の受信時刻は、有線ケーブル52を介して測位サーバ14に送信される。
SB4においては、SB2において第1発信として移動局10から発信された電波の受信時刻の算出が2以上の基地局12において行なわれたか否かが判断される。2以上の基地局において受信時刻の算出が行なわれた場合には、本ステップの判断が肯定され、続くSB5が実行される。一方、いずれかの基地局12において電波の受信に失敗した場合など、2以上の基地局12において受信時刻の算出を行なうことができなかった場合には、SB2以降のステップが再度実行される。
移動局10の指向性制御部122に対応するSB5においては、移動局10の通信範囲が変更される。すなわち、SB1において設定された移動局10の通信範囲とその一部が重なる新たな通信範囲として、例えば図5の第2アンテナ通信可能領域72が設定され、かかる新たな通信範囲を実現するためのアンテナの指向性が制御される。
続いて移動局10の信号処理部28および無線通信部26に対応するSB6においては、SB2と同様に例えば電波の発信時刻情報を含んだ情報が、所定の拡散符号により拡散処理され、更に通信に適したデジタル変調が行なわれるとともに所定の出力に増幅され、SB5で設定された通信範囲に対し発信される。この発信が前記第2発信に対応する。
各基地局12の無線通信部34、信号処理部36、および受信時刻測定部42に対応するSB7においては、SB3と同様に、SB6において移動局10から発信された電波が各基地局12において受信される。そして、受信された電波が所定の復調処理および逆拡散処理がされるとともに、前記同期検出処理により電波の受信時刻が算出される。また、受信波を逆拡散処理することによって得られる受信波に含まれていた情報や電波の受信時刻は、有線ケーブル52を介して測位サーバ14に送信される。
SB8においては、SB6において移動局10から発信された電波の受信時刻の算出が、第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において行なわれたか否かが判断される。第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において受信時刻の算出が行なわれた場合には、本ステップの判断が肯定され、続くSB9が実行される。一方、いずれかの基地局12において電波の受信に失敗した場合など、第1発信を受信した基地局12を1つ以上含む2以上の基地局12において受信時刻の算出を行なうことができなかった場合には、SB6以降のステップが再度実行される。
時刻換算部58に対応するSB9においては、SB2における電波の発信である第1発信と、SB6における電波の発信である第2発信とのいずれかを基準発信と設定するとともに、基準発信以外の電波の各基地局における受信時刻が、基準発信の電波の受信時刻に換算される。例えば基準発信として第1発信を設定した場合には、第2発信による電波を受信した各基地局の受信時刻が、第1発信を受信した場合の受信時刻に換算される。
測位部56に対応するSB10においては、SB3において得られた基準発信である第1発信による電波の各基地局における受信時刻と、SB7において得られた基準発信でない第2発信による電波の各基地局における受信時刻がSB9において換算されることによって得られた基準発信による電波の受信時刻と、に基づいて、移動局10の位置の算出が行なわれる。
前述の実施例によれば、前記移動局10において、前記発信手段は前記指向性を変更可能な指向性アンテナの指向性を相互に異なる状態に切り換えて複数回の電波の発信を行なうので、一つの基地局12は前記第1発信および第2発信の複数回の電波を受信し、移動局10の位置の検出に必要なその他の基地局12はこれらの複数回の発信される電波のいずれかを受信すればよく、前記移動局10は移動局10の位置の検出に必要となる全ての基地局12が受信できる強度で電波を出力する必要がなくなり、移動局の電波の送信電力を低減することができる。
また、前述の実施例によれば、前記移動局10の有する指向性を変更可能な指向性アンテナによって複数回発信される際のそれぞれの通信範囲は、他の少なくともいずれか1つの発信の際の通信範囲と重なるように前記指向性アンテナの指向性が制御されるので、基地局12のいずれかが、前記複数回の発信のそれぞれの通信範囲が重なった領域に位置することにより、前記複数回の発信において発信された複数の電波を受信することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例においては、時刻換算部58により基準発信以外による電波の受信時刻を基準発信による電波の発信に対応する受信時刻に換算し、測位手段56は換算後の受信時刻の各基地局12における時間差に基づいて移動局10の位置を算出した(TDOA方式)が、これに限られず、例えば、予め移動局10および全ての基地局12のそれぞれが有する時計31、44を合わせておくことを前提に、測位手段56は、換算後の各基地局12における基準発信による電波の受信時刻に基づいて移動局10の位置を算出(TOA方式)してもよい。
また、前述の実施例1においては、時刻換算部58は、移動局10における第1アンテナ21と第2アンテナ22との設置間隔が電波の波長などを考慮した結果誤差に及ぼす影響が低いとして零であるとみなしたが、これに限られず、第1アンテナ21により発信される電波および第2アンテナ22により発信される電波の両方を受信する基地局12が存在する場合において、第1アンテナ21と前記基地局12との電波の伝搬距離と、第2アンテナ22と前記基地局12との電波の伝搬距離とを第1アンテナ21と第2アンテナ22との設置間隔を考慮して異なるものとしてもよい。
また、前述の実施例においては、時刻換算部58は、基準発信である第1発信と他の発信である第2発信による電波の両方を受信した基地局である第2基地局12Bにおける第1発信による受信時刻t1Bと第2発信による電波の受信時刻t2Bとの差(t2B−t1B)を受信時間差として算出し、これに基づいて基準発信以外の発信に対応する受信時刻を換算したが、これに限られない。例えば、移動局10が第1発信と第2発信とを行なう発信間隔が予め既知の所定値である場合には、この既知の所定値を予め時刻換算部58が得ておくことにより、この既知の所定値に基づいて第2発信による電波の受信時刻を換算してもよい。すなわち、前述の実施例においては、時刻換算部58は、図7における基準発信でない第2発信に対応する直線74を、第2基地局12Bの受信時間差(t2B−t1B)だけ左に平行移動したが、移動局10による発信時間差(T2−T1)の値を予め時刻換算部58が有していれば、前記第2基地局12Bの受信時間差(t2B−t1B)に代えてこの発信時間差だけ左に平行移動しても同様の効果が得られる。また、このようにすれば、基準発信と基準発信以外の発信の両方を受信した基地局12が存在しない場合であっても、時刻換算部58は基準発信以外の発信に対応する受信時刻を基準発信に対応する受信時刻に換算することができる。
なお、このように第1発信と第2発信とを所定間隔で切り換える場合には、好適には第1発信および第2発信のそれぞれにおいて発信される電波には、それが第1発信によるものであるか第2発信によるものであるかを識別するための符号が付加されてもよい。このようにすれば、基地局12は受信した電波が第1発信によるものであるか第2発信によるものであるかを容易に識別することができる。
また、好適には、前述のように時刻換算部58が移動局10の発信時間差を用いる場合においては、移動局10の有する時計31の時刻と基地局12がそれぞれ有する時計44の時刻との同期を例えば所定の間隔や所定の動作ごとに行ったり、あるいは、移動局10の有する時計31と基地局12がそれぞれ有する時計との時刻ずれやクロック速度比などを予め測定しておき、移動局10の有する時計31の時刻をこれらの情報に基づいて補正してもよい。このようにすれば、移動局10が精度の高い時計を有していない場合においても、正確な発信時間差を得ることができる。
また、前述の実施例1においては、移動局10が2つの指向性アンテナである第1アンテナ21および第2アンテナ22を有する場合について説明したが、移動局10が3つ以上の指向性アンテナを有する場合であっても同様に適用可能である。具体的には、例えば図8のフローチャートにおいて、ステップSA5乃至SA8を(アンテナの本数−1)分だけ繰り返すことによって実行される。
また、前述の実施例1においては、第1アンテナ21および第2アンテナ22はそれぞれ指向性を有する平面パッチアンテナであるとされたが、これに限られず、基地局の機器構成などに合わせ、例えば複数のアレイアンテナを指向性を異なるように設置したものであってもよいし、複数のダイポールアンテナを角度を持たせて設置したものであってもよい。
また、前述の実施例においては、移動局10が1つの場合について説明したが、移動局10が複数存在する場合であっても、例えば移動局10ごとに異なる拡散符号を用いることなどにより同様に適用可能である。
また、前述の実施例2においては、アンテナ素子120の数は3つとされたがこれに限られない。また、アンテナ素子120として例えばダイポールアンテナなどのアンテナが用いられてもよい。この場合、移動局10による電波の発信時にはこれらのアンテナ素子120を用いた指向性を有するアレイアンテナを用いて電波を発信する一方、電波の受信時には、いずれかのアンテナ素子120である1本のアンテナを用いて電波の受信を行なうこともできる。
本発明の位置推定システムの概要を表す図である。 移動局の機能の概要を表す機能ブロック図である。 基地局の機能の概要を表す機能ブロック図である。 測位サーバの機能の概要を表す機能ブロック図である。 移動局の有する第1アンテナおよび第2アンテナのそれぞれの通信可能範囲を説明する図である。 距離関連情報換算手段(時刻換算部)による受信時刻の換算の手順を説明する図である。 測位手段(測位部)による移動局の位置の推定を説明する図である。 本発明の位置推定システムの制御作動の概要を説明するフローチャートである。 本発明の別の実施例における位置推定システムにおける移動局の機能の概要を表す機能ブロック図である。 本発明の別の実施例における位置推定システムの制御作動の概要を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:移動局
12:基地局
14:測位サーバ
21:第1アンテナ(指向性アンテナ)
22:第2アンテナ(指向性アンテナ)
24:アンテナ切換部
26:無線通信部(発信手段)
31:時計
34:無線通信部(受信手段)
42:受信時刻測定部(距離関連情報測定手段)
44:時計
50:移動可能領域
56:測位部(測位手段)
58:時刻換算部(距離関連情報換算手段)
71:第1アンテナ通信可能領域
72:第2アンテナ通信可能領域

Claims (6)

  1. 電波を発信する発信手段を有し、移動可能な移動局と、
    該移動局によって発信された電波を受信する受信手段と、該受信した電波に基づいて前記移動局との距離に関連する情報である距離関連情報を測定する距離関連情報測定手段とを有し、既知の位置に固定され、互いに同期した時計を有する複数の基地局と、
    該複数の基地局のそれぞれによって測定された距離関連情報に基づいて前記移動局の位置を算出する測位サーバと、を有する位置検出システムにおいて、
    前記発信手段は、1回の測位のために相互に通信範囲の異なる複数回の電波の発信を行なうものであり、
    前記複数の基地局は、3個以上の基地局からなり、
    前記距離関連情報は、前記各基地局の受信手段において受信された前記移動局からの電波の受信時刻であり、
    前記測位サーバは、
    前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記移動局による1回の測位のための複数回の電波の発信のうち予め定められた1回の発信である基準発信以外の発信によって発信された電波に対応する距離関連情報を、複数回の受信を行った基地局による複数回の電波の受信における受信間隔に基づいて、前記基準発信に対応する距離関連情報に換算する距離関連情報換算手段と、
    前記複数の基地局のそれぞれによって測定される距離関連情報のうち、前記基準発信によって発信された電波に対応する距離関連情報と、前記距離関連情報換算手段によって換算された距離関連情報とから、前記基準発信において前記移動局から発信された電波の前記複数の基地局のそれぞれにおける到達時間差を算出し、該到達時間差に基づいて前記移動局の位置の算出を行なう測位手段とを有すること
    を特徴とする位置検出システム。
  2. 前記発信手段は、前記複数回の電波の発信におけるそれぞれの通信範囲が他の発信における通信範囲の少なくともいずれか1つの通信範囲とその一部が重なるように複数回の電波の発信を行なうこと
    を特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記移動局は、指向性が相互に異なる複数の指向性アンテナを有し、
    前記発信手段は、該移動局の有する複数の指向性アンテナを切り換えて前記複数回の電波の発信を行なうこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の位置検出システム。
  4. 前記移動局は、指向性を変更可能な指向性アンテナを有し、
    前記発信手段は1回の測位のために該指向性アンテナの指向性を相互に異なる状態として複数回の電波の発信を行なうこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の位置検出システム。
  5. 前記距離関連情報換算手段は、前記複数の基地局のうち、前記複数回の電波の発信における2以上の発信による電波を受信した基地局において、第1の発信による電波に対応する距離関連情報である受信時刻と第2の発信による電波に対応する距離関連情報である受信時刻との受信時刻差に基づいて距離関連情報の換算を行なうこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の位置検出システム。
  6. 前記発信手段は、所定の発信間隔で前記複数回の電波の発信を行ない、
    前記距離関連情報換算手段は、該所定の発信間隔である発信時間差に基づいて前記受信時間差を算出し、該算出された受信時間差に基づいて距離関連情報の換算を行なうこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の位置検出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112567258A (zh) * 2018-08-10 2021-03-26 株式会社电装 便携机位置推定系统

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