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JP2009070459A - 搬送機構及びそれを備えた情報処理装置 - Google Patents

搬送機構及びそれを備えた情報処理装置 Download PDF

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JP2009070459A
JP2009070459A JP2007236733A JP2007236733A JP2009070459A JP 2009070459 A JP2009070459 A JP 2009070459A JP 2007236733 A JP2007236733 A JP 2007236733A JP 2007236733 A JP2007236733 A JP 2007236733A JP 2009070459 A JP2009070459 A JP 2009070459A
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Hiroyuki Nakayama
裕之 中山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】簡易な手段にてベルトの撓み角度のテンションに与える影響を極めて小さくし、高精度なサーボ制御を行うことを可能とした搬送機構及びそれを備えた情報処理装置を提供する。
【解決手段】駆動源であるトレイモータ124によって回転される回転プーリ126と回転可能に支持された伝達プーリ123とにモータベルト127が巻き掛けられ、回転プーリ126の回転によるモータベルト127の走行によってメディアトレイ51を移動させるベルト駆動機構100からなる搬送機構であって、モータベルト127に対して移動可能に支持されるテンションローラ163を付勢部材164によってモータベルト127に付勢して張力を付与する張力付与機構161を備え、伝達プーリ123及び回転プーリ126の回転軸121と駆動軸125間の距離を変位させてテンションローラ163によるモータベルト127の撓み角度Θを調整可能とされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられたベルトを有する搬送機構及びそれを備えた情報処理装置に関する。
近年、多数枚のブランクCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等のメディア(情報記録媒体)にデータの書き込みを行うディスクダビング装置、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が知られている。この種のメディア処理装置は、メディアへデータを書き込むドライブ及びメディアのレーベル面に印刷を施すプリンタを備えている。
そして、この種のメディア処理装置は、プリンタやドライブにてメディアを載置したトレイを水平移動させるべく、駆動プーリと従動プーリとにタイミングベルトを巻き掛け、このタイミングベルトにトレイを固定したベルト駆動機構を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5,927,208号明細書
ところで、サーボモータなどの駆動モータを使った搬送機構において、ベルトを介してモータ動力を伝達する場合、サーボ制御を高精度に行うために、駆動モータの駆動プーリと従動プーリとに掛け渡したベルトのテンションを一定範囲内に保って荷重を安定させる必要がある。
そのため、テンションバネによって付勢されたローラをベルトの一部に押し付けてベルトのテンションを管理しているが、ベルトの長さのばらつきや駆動プーリと従動プーリとの距離のばらつき等により、ローラの押し付けによるベルトの撓み角度が変化し、この撓み角度の変化の影響によってベルトのテンションが大きくばらついてしまう。
そこで、本発明の目的は、簡易な手段にてベルトの撓み角度のテンションに与える影響を極めて小さくし、高精度なサーボ制御を行うことを可能とした搬送機構及びそれを備えた情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る搬送機構は、駆動源によって回転される駆動プーリと回転可能に支持された従動プーリとにベルトが巻き掛けられ、前記駆動プーリの回転による前記ベルトの走行によって移動体を移動させる搬送機構であって、前記ベルトに対して移動可能に支持される張力付与部材を付勢部材によって前記ベルトに付勢して張力を付与する張力付与機構を備え、前記駆動プーリ及び前記従動プーリの回転軸間の距離を変位させて前記張力付与部材による前記ベルトの撓み角度を調整可能とされていることを特徴とする。
この構成の搬送機構によれば、駆動プーリ及び従動プーリの回転軸間の距離を変位させて張力付与部材によるベルトの撓み角度を調整してほぼ一定の状態とすることにより、ベルトの撓み角度のテンションに与える影響を極めて小さくすることができる。これにより、簡易な構造にて、駆動源の高精度な制御を行うことが可能となり、移動体の搬送精度を高めることができる。
また、前記張力付与機構は、前記ベルトの撓み角度が所定の角度となる前記テンションローラの位置を示す目印を有するのが好ましい。
この構成によれば、駆動プーリ及び従動プーリの回転軸間の距離を変位させてテンションローラの位置を目印によって合わせることにより、ベルトの撓み角度を容易に調整してほぼ一定にし、ベルトの撓み角度のテンションに与える影響を小さくすることができる。
また、前記張力付与部材は、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間で前記ベルトの外周面に接触するテンションローラを支持しているのが好ましい。
この構成によれば、駆動プーリ及び従動プーリの回転軸間の距離を変位させてベルトの外周面に接触するテンションローラの押圧力を調整することにより、ベルトの撓み角度を容易に調整してほぼ一定にし、ベルトの撓み角度のテンションに与える影響を小さくすることができる。
また、前記テンションローラは、揺動可能なレバーに支持され、前記目印は、前記ベルトの撓み角度が所定の角度となる前記レバーの揺動位置を示すのが好ましい。
この構成によれば、駆動プーリ及び従動プーリの回転軸間の距離を変位させてレバーの揺動位置を目印に合わせることにより、ベルトの撓み角度を容易に調整してほぼ一定にし、ベルトの撓み角度のテンションに与える影響を小さくすることができる。
また、本発明に係る情報処理装置は、メディアを保持した状態で移動するメディアトレイと、前記メディアトレイ上のメディアに対して情報処理を行う処理部とを備えた情報処理装置であって、本発明に係る搬送機構によって前記メディアトレイが前記移動体として移動されることを特徴とする。
この構成の情報処理装置によれば、ベルトの撓み角度を調整してほぼ一定の状態とすることにより、ベルトの撓み角度のテンションに与える影響を極めて小さくすることができるので、駆動源の高精度な制御を行うことが可能となり、メディアトレイの搬送精度を高め、メディアに対する高精度な処理を実現させることができる。
以下、本発明に係る搬送機構及びそれを備えた情報処理装置の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、パブリッシャからなるメディア処理装置に適用した場合を例にとって説明する。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図である。
図1に示すように、パブリッシャ1は、例えばCDあるいはDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられており、また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、図2に示すように、パブリッシャ1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用(ブランク)のメディアMを開口部8を介してセットする時、あるいは作成済みのメディアMを、開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
パブリッシャ1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメディア保管部としてのメディアスタッカ21と、複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMあるいは作成済みメディアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカ22とが保管されるメディアMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。メディアスタッカ21およびメディアスタッカ22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側のメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、これにより、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。メディアスタッカ21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてメディアスタッカ21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備え、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能なスタッカが構成されている。
これらのメディアスタッカ21およびメディアスタッカ22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降および旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のスタッカ21,22およびメディア搬送機構31の側方の後方には、上下に積層された2つのメディアドライブ41が配置され、これらメディアドライブ41の下側にレーベルプリンタ11の後述するキャリッジ62が移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンタ11は、メディアMのレーベル面へのレーベル印刷可能な印刷位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ45を有している。
図3では、上下のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが手前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態および下側のレーベルプリンタ11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンタ11はインクジェットプリンタであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間およびメディアスタッカ22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカ22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、両メディアトレイ41aをメディアドライブ41に押し込むと、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能となっている。
メディア搬送機構31の搬送アーム36は、両メディアトレイ41aをデータ書き込み位置に位置させ、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36が、この位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイド孔であって、後述するメディアスタッカ(別体スタッカ)が装着されるガイド孔65が形成されている。
引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカ部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカ部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカ部71の中心部は、受け渡し位置にある両メディアトレイ41aとメディアトレイ45の中心軸線が同一となるように位置されている。このスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。
なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71およびガイド穴65には、スタッカ部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカ(別体スタッカ)72が着脱可能となっている(図3参照)。このメディアスタッカ72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザによって把持される取っ手75が設けられている。
そして、メディアスタッカ72を取り付けた状態とすれば、上側のメディアスタッカ21から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカ72に収容することができる。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカ72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカ21あるいは下側のメディアスタッカ22から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71に収容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカ部71から処理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に一枚ずつあるいは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、メディア搬送機構31の搬送アーム36の昇降および左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディアMは、メディアスタッカ21、メディアスタッカ22、引出トレイ70のスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)、各メディアドライブ41のメディアトレイ41aおよびレーベルプリンタ11のメディアトレイ45間で適宜搬送される。
次に、レーベルプリンタ11の構成について説明する。
図2から図4に示すように、レーベルプリンタ11はインクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って、水平方向に往復移動可能に支持されている。そして、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って水平に架け渡したタイミングベルトであるキャリッジベルト64と、これを駆動するためのキャリッジモータ65とを備えている。レーベルプリンタ11のキャリッジ62には、インク供給機構71と接続された可撓性を有するインク供給チューブ73が接続されている。
キャリッジ62に搭載されているインクジェットヘッド61は、そのノズル面が下向きとされており、インクジェットヘッド61の下側位置を、前後方向に水平にメディアトレイ51が往復移動可能となっている。メディアトレイ51は、その右側の端が、前後方向に水平に延びるガイド軸102によって支持され、その左側の端が、スライド可能な状態で、前後方向に水平に延びるガイドレール104によって支持されている。このメディアトレイ51の駆動機構も、前後方向に水平に架け渡したトレイベルト113と、これを駆動するためのトレイモータ124とを備えた構成となっている。
メディアトレイ51は、矩形の板の上面に、メディアの外周端面と当接してメディアの移動を規制するための円形の低い凸部51aを備えている。
また、この凸部51aの中心部には、同心円上において120度間隔に配置された3本の垂直爪(図示省略)を備えている。3本の垂直爪は、半径方向に一体となって移動可能であり、メディアトレイ51がメディア受け渡し位置に移動するとカム機構(図示省略)により半径方向内側に移動する構造となっている。
メディア受け渡し位置において、メディアを、そのレーベル面を上向きにして、上から凸部51a内に落とすと、メディアのセンターホールに3本の垂直爪が差し込まれた状態になる。この後に、トレイモータ124を駆動して、メディアトレイ51をガイド軸102に沿って後側(図4の右奥側)に移動させると、前述のカムの作用により3本の垂直爪が半径方向の外方に僅かに移動し、これら3本の垂直爪がメディアのセンターホールの内周面に内側から押し付けられた状態になる。これにより、メディアがメディアトレイ51に保持される。メディアトレイ51をインクジェットヘッド61の印字領域内まで移動させれば、インクジェットヘッド61によって、メディアのレーベル面に所定の印刷を施すことができる。
次に、メディアトレイ51を移動させる搬送機構であるベルト駆動機構について説明する。
図5はベルト駆動機構の概略平面図、図6はベルト駆動機構の概略側面図、図7はベルト駆動機構の要部の概略側面図である。
ベルト駆動機構100によって移動されるメディアトレイ51は、その一側部に設けられたスライド軸受101に、装置の前後方向に水平に延びるガイド軸102が貫通して配置され、また、他側部に設けられたスライド片103が、装置の前後方向に延びるガイドレール104にスライド可能に載置されている。これにより、メディアトレイ51は、ガイド軸102及びガイドレール104によって装置の前後方向にスライド可能に支持されている。
ガイド軸102は、装置の前後方向に配設されたフレーム105に沿って間隔をあけて配置されており、その両端が、フレーム105の両端に設けられた固定板106に固定されている。
フレーム105には、装置後方側の端部近傍に、トレイ駆動プーリ111が回転可能に設けられ、装置前方側の端部近傍に、トレイ従動プーリ112が回転可能に設けられている。そして、これらトレイ駆動プーリ111及びトレイ従動プーリ112には、タイミングベルトであるトレイベルト113が巻き掛けられており、このトレイベルト113には、ベルトクランプ114によってメディアトレイ51の一側部が固定されている。これにより、メディアトレイ51は、トレイベルト113が走行されることにより、その走行方向に沿ってスライドされる。
トレイ駆動プーリ111の回転軸121には、エンコード板122及び伝達プーリ(従動プーリ)123が固定されている。また、フレーム105の下方には、トレイモータ124が設けられており、このトレイモータ124の駆動軸125には、モータプーリ(駆動プーリ)126が設けられている。そして、これら伝達プーリ123及びモータプーリ126には、タイミングベルトであるモータベルト127が巻き掛けられている。なお、モータベルト127の走行においては、モータプーリ126が駆動プーリとして機能し、伝達プーリ123が従動プーリとして機能する。
エンコード板122には、その周縁に沿って複数の位置検出用スリットが等間隔に形成されており、位置検出器(図示省略)がエンコード板122の位置検出用スリットを検出するようになっている。そして、この位置検出器からの検出信号に基づいてメディアトレイ51の位置が検出可能とされている。
図6に示すように、トレイ従動プーリ112は、張力付与機構141によりトレイ駆動プーリ111から離間する方向へ付勢された状態で支持されている。この張力付与機構141は、フレーム105に支持されたプーリ支持部142を有しており、このプーリ支持部142に、トレイ従動プーリ112が回転可能に支持されている。このプーリ支持部142は、フレーム105に対してスライド可能に支持されており、このプーリ支持部142とフレーム105との間には、プーリ支持部142を、トレイ駆動プーリ111から離間する方向へ付勢する引っ張りバネからなる付勢部材143が設けられている。これにより、トレイ従動プーリ112は、張力付与機構141によって、トレイ駆動プーリ111から離間する方向に付勢され、これらトレイ駆動プーリ111及びトレイ従動プーリ112に巻き掛けられたトレイベルト113に所定の張力が付与される。
また、モータベルト127にも、張力付与機構161が設けられている。この張力付与機構161は、基端部がフレーム105に揺動可能に支持されたレバー162と、このレバー162の揺動端に回転自在に支持されたテンションローラ(張力付与部材)163とを有しており、引っ張りバネからなる付勢部材164によってレバー162の揺動端がモータベルト127に対して交差する方向におけるモータベルト127側(上側)へ付勢されている。そして、この張力付与機構161は、テンションローラ163がモータベルト127の外周部を押圧付勢し、モータプーリ126及び伝達プーリ123に巻き掛けられたモータベルト127に所定の張力が付与され、モータベルト127の張力変動をテンションローラ163の変位により吸収するようになっている。
そして、上記ベルト駆動機構100では、トレイモータ124が駆動して駆動軸125が回転されると、この駆動軸125の回転力が、モータプーリ126及び伝達プーリ123に巻き掛けられたモータベルト127によってトレイ駆動プーリ111の回転軸121に伝達され、トレイ駆動プーリ111が回転される。このようにトレイ駆動プーリ111が回転されると、このトレイ駆動プーリ111及びトレイ従動プーリ112に巻き掛けられたトレイベルト113が走行し、これにより、トレイベルト113に固定されたメディアトレイ51が装置の前後方向に移動される。
ここで、モータベルト127のテンションTは、テンションローラ163を介して付勢部材164で押える付勢力Pと、撓み角度Θに沿って分解される力とのベクトルにより決まり、本実施形態の場合、テンションローラ163が伝達プーリ123とモータプーリ126の略中央付近に配置され撓み角度Θが略同一なことから次式の関係式で表される。
T=P/2sinΘ
ところで、一般的には、テンションローラ163によるモータベルト127の撓み量は小さい範囲で使用するが、この撓み量が小さい範囲では、上式に示すように、撓み角度Θの変化に対するテンションTの変化する比率が非常に大きくなる。
そして、モータベルト127の長さのばらつき、トレイモータ124のモータプーリ126と伝達プーリ123との距離のばらつき等により変化し、この撓み角度Θが変化すると、モータベルト127のテンションTに大きく影響し、トレイモータ124のサーボ制御にばらつきが生じる。
このため、本実施形態では、モータベルト127の撓み角度Θを極力一定とし、モータベルト127のテンションTに与える影響を極力抑えて高精度なサーボ制御を行うために、ベルト駆動機構100の張力付与機構161に、テンション調整手段を設け、モータベルト127にかかるテンションTのばらつきを抑えている。
次に、このテンション調整手段について説明する。
図7に示すように、フレーム105におけるトレイモータ124の取り付け部分には、トレイモータ124の駆動軸(回転軸)125及び駆動軸125の外周側のフランジ部124bが挿入可能な保持孔171が形成されている。この保持孔171は、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125とを結ぶ直線に沿って長い長孔とされており、この保持孔171内に挿入されたトレイモータ124のフランジ部124bが、保持孔171内にて移動可能とされている。
また、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125とを結ぶ直線を挟んだ両側には、保持孔171を介して固定孔172,173が形成されており、これら固定孔172,173には、トレイモータ124をフレーム105に固定するビス174が挿通可能とされている。
これら固定孔172,173の一方の固定孔172は、保持孔171と同様に、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125とを結ぶ直線に沿って長い長孔とされている。
これにより、トレイモータ124は、ビス174を緩めた状態にて、保持孔171及び一方の固定孔172にて、トレイモータ124のフランジ部124b及びビス174が伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125とを結ぶ直線に沿って変位させることにより、トレイモータ124の固定位置が移動可能とされている。
これにより、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125との距離を調節してモータベルト127の張力を調整することができるようになっている。
なお、保持孔171及び固定孔172は、固定孔173を中心とした円弧状に形成しても良く、この場合も、固定孔173を中心としてトレイモータ124を変位させることにより、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125との距離を調節してモータベルト127の張力を調整することができる。
また、張力付与機構161のレバー162は、揺動中心Oに対して、テンションローラ163の反対側に、目印Xが付されている。さらに、フレーム105には、揺動中心Oを中心として揺動するレバー162の目印Xの移動軌跡上に、窓部Wが形成されている。
このように、テンション調整手段を有する張力付与機構161では、トレイモータ124の固定位置を移動させ、伝達プーリ123の回転軸121とトレイモータ124の駆動軸125との距離を調節してモータベルト127の張力を調整すると、張力付与機構161のレバー162が揺動中心Oを中心として揺動する。そして、このレバー162の目印Xが窓部W内に配置された状態にて、トレイモータ124の固定用のビス174を締め付ける。
このようにすると、モータベルト127の撓み角度Θを常にほぼ一定の状態とすることができ、これにより、モータベルト127の撓み角度Θのテンションに与える影響を極めて小さくすることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る搬送機構であるベルト駆動機構及び情報処理装置であるパブリッシャによれば、伝達プーリ123及び回転プーリ126の回転軸121と駆動軸125との距離を変位させてテンションローラ163によるモータベルト127の撓み角度Θを調整してほぼ一定の状態とすることにより、モータベルト127の撓み角度Θのテンションに与える影響を極めて小さくすることができる。
具体的には、伝達プーリ123及び回転プーリ126の回転軸121と駆動軸125との距離を変位させて目印Xが窓部Wに配置されるように、レバー162の揺動位置を合わせることにより、モータベルト127の撓み角度Θを容易に調整してほぼ一定にし、モータベルト127の撓み角度Θのテンションに与える影響を小さくすることができる。
つまり、簡易な構造にて、トレイモータ124の高精度なサーボ制御を行うことが可能となり、メディアトレイ51におけるメディアMの搬送精度を高めることができ、メディアMに対する高精度な印刷処理を実現させることができる。
なお、張力付与機構161のレバー162の揺動位置を示す手段としては、窓部Wと目印Xによるものでなくても良く、例えば、フレーム105に、レバー162の位置を示す目盛りを形成しても良い。
パブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図である。 パブリッシャのケースを外した状態の前方側の斜視図である。 パブリッシャのケースを外した状態の後方側の斜視図である。 パブリッシャに設置された記録装置部分の斜視図である。 ベルト駆動機構の概略平面図である。 ベルト駆動機構の概略側面図である。 ベルト駆動機構の要部の概略側面図である。
符号の説明
1…パブリッシャ(情報処理装置)、51…メディアトレイ(移動体)、61…インクジェットヘッド(処理部)、100…ベルト駆動機構(搬送機構)、121…回転軸、123…伝達プーリ(従動プーリ)、124…トレイモータ(駆動源)、125…駆動軸(回転軸)、126…回転プーリ(駆動プーリ)、127…モータベルト(ベルト)、161…張力付与機構、162…レバー(張力付与部材)、163…テンションローラ(張力付与部材)、164…付勢部材、M…メディア、X…目印、Θ…撓み角度。

Claims (5)

  1. 駆動源によって回転される駆動プーリと回転可能に支持された従動プーリとにベルトが巻き掛けられ、前記駆動プーリの回転による前記ベルトの走行によって移動体を移動させる搬送機構であって、
    前記ベルトに対して移動可能に支持される張力付与部材を付勢部材によって前記ベルトに付勢して張力を付与する張力付与機構を備え、
    前記駆動プーリ及び前記従動プーリの回転軸間の距離を変位させて前記張力付与部材による前記ベルトの撓み角度を調整可能とされていることを特徴とする搬送機構。
  2. 前記張力付与機構は、前記ベルトの撓み角度が所定の角度となる前記テンションローラの位置を示す目印を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
  3. 前記張力付与部材は、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間で前記ベルトの外周面に接触するテンションローラを支持していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送機構。
  4. 前記テンションローラは、揺動可能なレバーに支持され、前記目印は、前記ベルトの撓み角度が所定の角度となる前記レバーの揺動位置を示すことを特徴とする請求項3に記載の搬送機構。
  5. メディアを保持した状態で移動するメディアトレイと、前記メディアトレイ上のメディアに対して情報処理を行う処理部とを備えた情報処理装置であって、
    請求項1から4の何れか一項に記載の搬送機構によって前記メディアトレイが前記移動体として移動されることを特徴とする情報処理装置。
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