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JP2009068551A - 変速機 - Google Patents

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JP2009068551A
JP2009068551A JP2007235525A JP2007235525A JP2009068551A JP 2009068551 A JP2009068551 A JP 2009068551A JP 2007235525 A JP2007235525 A JP 2007235525A JP 2007235525 A JP2007235525 A JP 2007235525A JP 2009068551 A JP2009068551 A JP 2009068551A
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JP
Japan
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transmission
shaft
shift
drive
gear
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2007235525A
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English (en)
Inventor
Takaaki Mamada
孝明 眞々田
Makoto Naito
誠 内藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】ギヤ鳴り防止および省スペース化を図ることができ、さらに、操作荷重の低減が図られた変速機を提供する。
【解決手段】変速機は、シフトセレクトレバー103が所定角度回転すると、セレクトインナーレバー107からプレボークピン450への操作力の伝達が解除されると共に、同期機構の駆動が解除され、さらに、セレクトインナーレバー107は、プレボークピン450から他方の周方向に向けて押圧され、セレクトインナーレバー107とシフトセレクトレバー103との係止状態が解除可能とされる
【選択図】図5

Description

本発明は、変速機に関し、特に手動変速機に関する。
特許第3163874号公報には、変速機のギヤ鳴り防止装置が提案されている。この変速機のギヤ鳴り防止機構においては、シフトアンドセレクト軸にピンを中心として回転のみ可能なカムを設けるとともに、カムをインターロックプレート側に押圧付勢するスプリングを設けている。そして、シフトアンドセレクト軸にピンを中心として回転のみ可能なカムを設けるとともに、カムをインターロックプレート側に押圧付勢するスプリングを設け、インターロックプレートの側部に唯一のカム移動傾斜面を設け、カムの側面にはカム移動傾斜面に係合する唯一の傾斜面係合突部を設けている。
そして、特開平5−118439号公報に記載された手動変速機のギヤ鳴り防止機構においては、フレームに支軸で枢支したカムレバーの2個のカム溝に、5速−リバースシフトピースのピンと5速シフトフォークのピンを係合させている。そして、フレームに支軸で枢支したリバースシフトフォークのカム溝にシフトピースのピンを係合させる。後進ギヤ列を確立すべくシフトピースを駆動してリバースアイドルギヤを摺動させる際に、カムレバーのカム溝に形成した反転部 の作用で5速シフトフォークを僅かに移動させ、5速ギヤ列の同期機構を短時間だけ作動させる。これによりメインシャフトMsの慣性による回転が制動され、リバースアイドルギヤの噛合時のギヤ鳴りが防止される。
また、特開平5−118440号公報にも、上記特開平5−118439号公報に記載された手動変速機と同様の手動変速機が記載されており、リバースアイドルギヤのギヤ鳴りの低減が図られている。
特許第3163874号公報 特開平5−118439号公報 特開平5−118440号公報
しかし、上記従来のギヤ鳴り機構およびギヤ鳴り機構を備えた手動変速機においては、省スペース化を図ることが困難であり、結果として手動変速機の占める容積の増大を招くという問題があった。
そこで、コンパクトなギヤ鳴り防止機構として、プレボークピンを利用したギヤ鳴り防止機構が考えられる。
しかし、プレボークピンを採用したギヤ鳴り防止機構およびギヤ鳴り機構を備えた手動変速機においては、たとえば、後進段列が確立された状態からニュートラルの状態に切り替えるときや、ニュートラル状態からリバース列を確立する際に、操作荷重が大きくなる場合がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ギヤ鳴り防止および省スペース化を図ることができ、さらに、操作荷重の低減が図られた変速機を提供することである。
本発明に係る変速機は、動力が加えられることで回転し、前進段用入力ギヤと後進段用入力ギヤとが設けられた動力入力軸と、前進段用出力ギヤと後進段用出力ギヤとが設けられ、前進段用入力ギヤから前進段用出力ギヤに、または、後進段用入力ギヤから後進段用出力ギヤに動力が伝達されることで回転する動力出力軸と、前進段用入力ギヤと前進段用出力ギヤとを同期させる同期機構とを備える。さらに、この変速機は、回転可能に設けられた回転軸を含み、加えられたシフト荷重を回転軸の回転力に変換する変換機構と、変換機構を介して、操作力を受ける駆動用係合部を含み、変換機構からの動力によって同期機構を駆動する駆動機構とを備える。
そして、上記変換機構は、回転軸に設けられ、駆動用係合部に操作力を加える伝達用係合部と、伝達用係合部および回転軸を係止することで、伝達用係合部が回転軸の一方の周方向に向けて回転することを規制する係止部と、伝達用係合部を一方の周方向に向けて付勢し、初期位置にて伝達用係合部と回転軸との係止状態を維持する付勢部材とを含む。また、上記伝達用係合部と回転軸との係止状態が維持された状態で、伝達用係合部と駆動用係合部とが係合し、回転軸が他方の周方向に向けて回転することで、伝達用係合部から駆動用係合部に操作力が伝達され、同期機構が駆動して、動力入力軸の回転が低減される。
そして、上記回転軸が所定角度回転すると、伝達係合部から駆動用係合部への操作力の伝達が解除されると共に、同期機構の駆動が解除され、さらに、伝達用係合部は、駆動用係合部から他方の周方向に向けて押圧され、伝達用係合部と回転軸との係止状態が解除可能とされる。
好ましくは、上記伝達用係合部は、回転軸を受け入れ可能に形成されたボス部と、該ボス部の周面から突出する突出部を有する。そして、上記突出部は、回転軸の一方の周方向に向かうに従って、外方に向かうように傾斜する第1傾斜部と、第1傾斜部に対して、一方の周方向後方側に設けられ、一方の周方向に向かうにしたがって、回転軸側に傾斜する第2傾斜部とを含み、駆動機構は、駆動用係合部を外方に向けて付勢する係合部用付勢部材とを含む。そして、上記回転軸が所定角度回転することで、伝達用係合部の第2傾斜部と駆動用係合部とが当接し、駆動用係合部が係合部用付勢部材からの付勢力によって、第2傾斜部を押圧することで、伝達用係合部が回転軸に対して他方の周方向に向けて回転し、回転軸と伝達用係合部との係止状態が解除される。
好ましくは、上記駆動機構は、軸方向に変位可能に設けられた駆動用軸と、伝達用係合部の第1傾斜部が駆動用係合部を押圧して、駆動用軸を変位させる方向と反対方向に向けて、駆動用軸を付勢する駆動軸用付勢部材と、駆動用軸に設けられ、同期機構を駆動させる同期機構駆動部材とを含む。そして、上記駆動用係合部が第1傾斜部によって押圧されることで駆動用軸が軸方向に変位すると共に、同期機構駆動部材が同期機構を駆動させ、駆動用係合部と伝達用係合部との接触位置が第2傾斜部に達することで、駆動用軸が駆動軸用付勢部材からの付勢力によって、変位方向と反対側に変位し、同期機構駆動部材による同期機構の駆動が解除される。
本発明に係る変速機によれば、ギヤ鳴り防止および省スペース化を図ることができると共に、操作荷重の低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。本実施の形態に係る手動変速機300は、自動車の走行状態に応じてエンジンの回転速度および回転トルクを変換して駆動輪に伝える装置である。
図1は、本実施の形態に係る手動変速機の断面図であり、図2は、手動変速機300に設けられたシフトセレクトレバー103およびその周囲の断面図である。この図1および図2に示すように、手動変速機300は、後進段用入力ギヤとしてのリバースドライブギヤ306、後進段用出力ギヤとしてのリバースドリブンギヤ316、前進段用出力ギヤとしてのファーストドライブギヤ301等および前進段用出力ギヤとしてのファーストドリブンギヤ311等を含むギヤトレイン580と、シンクロメッシュ機構(同期機構)570と、回転可能に設けられたシフトセレクトレバー103を含み、使用者からの操作力をシフトセレクトレバー103の回転力に変換可能な変換機構550と、変換機構550から使用者の操作力を受け、シンクロメッシュ機構570を駆動させる駆動機構560とを備えている。
ギヤトレイン580は、インプットシャフト331と、インプットシャフト331に取り付けられたファーストドライブギヤ301、セカンドドライブギヤ302、サードドライブギヤ303、フォースドライブギヤ304、フィフスドライブギヤ305およびリバースドライブギヤ306とを有する。さらに、ギヤトレイン580は、アウトプットシャフト332にと、アウトプットシャフト332に取り付けられたファーストドリブンギヤ311、セカンドドリブンギヤ312、サードドリブンギヤ313、フォースドリブンギヤ314およびフィフスドリブンギヤ315および出力ギヤ333とを備えている。ファーストドライブギヤ301およびセカンドドライブギヤ302はインプットシャフト331に固定されており、インプットシャフト331とともに回転する。
これに対し、サードドライブギヤ303、フォースドライブギヤ304およびフィフスドライブギヤ305はインプットシャフト331に対して空転可能とされている。
そして、シンクロメッシュ機構570は、ハブスリーブ321,323,325を備えており、これら、ハブスリーブ323,325がスライドすることでインプットシャフト331と結合してインプットシャフト331とともに回転する。インプットシャフト331には、クラッチを介してエンジンの出力が伝えられる。インプットシャフト331は回転可能である。
アウトプットシャフト332にはファーストドリブンギヤ311、セカンドドリブンギヤ312、サードドリブンギヤ313、フォースドリブンギヤ314およびフィフスドリブンギヤ315および出力ギヤ333が設けられており、出力ギヤ333、サードドリブンギヤ313、フォースドリブンギヤ314はアウトプットシャフト332と固定されており、アウトプットシャフト332とともに回転する。
これに対して、ファーストドリブンギヤ311、セカンドドリブンギヤ312はアウトプットシャフト332に対して空転可能であり、ハブスリーブ321をスライドさせることでアウトプットシャフト332に噛み合ってアウトプットシャフト332とともに回転する。
ハブスリーブ321の外周にはリバースドリブンギヤ316が取り付けられる。リバースアイドラギヤ309は、リバースドライブギヤ306とリバースドリブンギヤ316との間に介在することが可能なギヤであり、通常の走行時(前進走行時)には、リバースアイドラギヤ309はリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316のいずれにも噛み合っていない。
これに対して、後退時(バック時)には、リバースアイドラギヤ309はリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛み合い、インプットシャフト331の回転がリバースドライブギヤ306、リバースアイドラギヤ309およびリバースドリブンギヤ316を経由してアウトプットシャフト332へ伝えられる。
ファーストドライブギヤ301とファーストドリブンギヤ311が1速を構成し、セカンドドライブギヤ302とセカンドドリブンギヤ312が2速を構成し、サードドライブギヤ303とサードドリブンギヤ313が3速を構成し、フォースドライブギヤ304とフォースドリブンギヤ314を4速を構成し、フィフスドライブギヤ305とフィフスドリブンギヤ315が5速を構成している。
変換機構550は、筐体としての変速機ケース101と、変速機ケース101の端部に取り付けられコントロールカバー102と、変速機ケース101内部を貫通し、矢印141で示す方向(軸方向)にスライド可能とされると共に、周方向(矢印142A方向,矢印142A方向)に回転可能に設けられたシフトセレクトレバー103と、変速機ケース101に取り付けられた種々の構成部品を備えている。変速機ケース101は内部に空間101iを有し、この内部空間101iを封止するようにコントロールカバー102がボルトにより変速機ケース101に取り付けられている。
変速機ケース101およびコントロールカバー102に保持されるように、内部空間101iにシフトセレクトレバー103が配置される。シフトセレクトレバー103はスライドボールベアリング111によりコントロールカバー102に保持され、かつスライドボールベアリング112により変速機ケース101に保持される。シフトセレクトレバー103は棒状部材であり、変速機ケース101を貫通するように配置される。
スライドボールベアリング111,112は、シフトセレクトレバー103を矢印141で示す方向にスライド可能に、かつ矢印142A,142Bで示す方向に回動可能に保持する。したがって、内部空間101iにおいてシフトセレクトレバー103はスライドすることが可能で、かつ回動することが可能であり、シフトセレクトレバー103が動作すると、この動作に応じてシフトセレクトレバー103に取り付けられた各構成部材も動作する。
シフトセレクトレバー103が変速機ケース101から取出された部分では、シフトセレクトレバー103はゴム製のブーツ113に覆われている。ブーツ113はシフトセレクトレバー103の端部を保護して、外部から内部空間101i内へ塵や水分などが混入することを防止する役割を果たす。シフトセレクトレバー103が矢印141で示す方向にスライドするため、このスライド量を吸収すべく、ブーツ113は矢印141で示す方向に伸縮自在に設けられる。
シフトアウターレバー129がシフトセレクトレバー103の端部に取り付けられる。シフトアウターレバー129と、図示しない機構とが所定のケーブルに繋がれ、このケーブルはさらにシフトレバーに接続されている。そのため、シフトレバーの動作がケーブルを介してシフトアウターレバー129と別の機構とによりシフトセレクトレバー103へ伝えられ、シフトセレクトレバー103がスライドおよび回動する。
すなわち、シフトセレクトレバー103は、使用者がシフトレバーに加えた操作力によって、矢印141方向(シフトセレクトレバー103の軸方向)に移動可能であると共に、矢印142A,142B方向(シフトセレクトレバー103の周方向)に回転可能とされている。
この実施の形態では、車両の運転者が操作するシフトレバーと、手動変速機300が離れており、その間をケーブルおよびリンクなどで連結する、いわゆるリモートコントロール型の手動変速機300を示しているが、これに限られるものではなく、手動変速機300に直接シフトレバーを取り付けた、いわゆるダイレクトコントロール方式の手動変速機に本発明を採用してもよい。
また、リモートコントロール方式において、シフトレバーの位置に関しては特に限定されず、ステアリングコラム部にシフトレバーが取り付けられたコラムシフト式、シフトレバーがフロアに取り付けられたフロアシフト式などを採用することが可能である。
シフトセレクトレバー103の端部には、シフトアシスト機構であるマスダンパ114が取り付けられる。マスダンパ114は、シフトセレクトレバー103のシフト(回転)方向の荷重を補助させる働きがあるため、トランスミッション内部におけるギヤの噛み合いをスムーズに行え、かつ、シフト時の各部で発生する金属接触による振動を室内へ伝えることを防止できる。
シフトセレクトレバー103には、第1インナーレバー128が固定されている。第1インナーレバー128はスロテッドピン118によりシフトセレクトレバー103に固定されており、シフトセレクトレバー103とともに矢印141で示す方向にスライドし、かつ矢印142A,142Bで示す方向に回動する。第1インナーレバー128は3つのシフトヘッド120,121,122のいずれかに係合し、シフトヘッド120,121,122のいずれかを所定の方向にスライドさせることが可能である。
図2に示す例では、第1インナーレバー128が中央の3速−4速用のシフトヘッド121に係合している。第1インナーレバー128はロックボールアッシ105と接触している。ロックボールアッシ105は、各変速段における第1インナーレバー128の位置を位置決めするための部材である。ロックボールアッシ105は変速機ケース101に固定されている。
第1インナーレバー128を覆うようにインターロックプレート104がシフトセレクトレバー103に嵌め合わせられている。シフトセレクトレバー103の外周にインターロックプレート104が嵌まり合っており、インターロックプレート104はシフトセレクトレバー103に対して自由に回転することが可能となる。
インターロックプレート104が第1インナーレバー128と接触しており、第1インナーレバー128がインターロックプレート104のスライド方向の移動(矢印141方向の移動)を規制する。このため、シフトセレクトレバー103が矢印141で示す方向に移動すれば、この移動に伴い、第1インナーレバー128およびインターロックプレート104も矢印141で示す方向に移動する。
これに対して、矢印142A,142Bで示す回動方向については、インターロックプレート104はシフトセレクトレバー103の回動に従わず、シフトセレクトレバー103と別の動作をすることが可能とされる。
インターロックプレート104は二重噛み合い防止装置であり、第1インナーレバー128が2つのシフトヘッドを選択することを防止する役割を果たす。図2では、両端のシフトヘッド120,122をインターロックプレート104が押えているため、これらのシフトヘッド120,122を第1インナーレバー128が駆動させることを防止できる。
インターロックプレート104に隣接するように、スロテッドピン117により第2インナーレバー106が固定されている。ゲートプレートとしての第2インナーレバー106は中心部に穴の開いたドーナツ形状であり、この穴にシフトセレクトレバー103が嵌め合わせられている。第2インナーレバー106はハイ側セレクトスプリング115により付勢されている。
ハイ側セレクトスプリング115はセレクトスプリングシート138と第2インナーレバー106とに接触し、第2インナーレバー106およびシフトセレクトレバー103をセレクトスプリングシート138から遠ざかる方向に付勢する。ハイ側セレクトスプリング115はコイルばねにより構成される。
セレクトインナーレバー(伝達用係合部)107が第2インナーレバー106と反対側に設けられる。セレクトインナーレバー107はシフトセレクトレバー103を受入れ、シフトセレクトレバー103の外周面に設けられている。
セレクトインナーレバー107はロー側セレクトスプリング116に接触しており、ロー側セレクトスプリング116はセレクトスプリングシートに接触している。ロー側セレクトスプリング116はセレクトインナーレバー107およびシフトセレクトレバー103を、セレクトスプリングシートから遠ざかる方向に付勢している。
変速機ケース101には係合部としてのゲートピン108を支持するための支持部130が取り付けられている。支持部130は変速機ケース101に捩じ込まれていてもよく、または変速機ケース101に圧入されていてもよい。支持部130の先端のピン形状部分がゲートピン108である。
第2インナーレバー106の表面には複数本のゲート溝110が形成されており、ゲート溝110は手動変速機のシフトゲートパターンに従った形状となっている。各変速段に変速されると、支持部130のゲートピン108がゲート溝110に嵌まり合う。これにより、シフト後のセレクト方向(矢印141で示す方向)のシフトセレクトレバー103のガタを防止することが可能となっている。
1速−2速用のシフトヘッド122は、1速−2速用のフォークシャフト125を保持している。3速−4速用のシフトヘッド121は、3速−4速用のフォークシャフト124を保持している。5速−リバース用のシフトヘッド120は、5速−リバース用のフォークシャフト123を保持している。
それぞれのフォークシャフト123,124,125は互いに平行に延びており、フォークシャフト123,124,125の延びる方向はシフトセレクトレバー103の延びる方向とほぼ直交する方向であり、かつエンジンの回転軸(クランクシャフト)とほぼ平行な方向とされる。
フォークシャフト124は3速−4速用のシフトフォーク126を保持している。フォークシャフト125は、1速−2速用のシフトフォーク127を保持している。それぞれのシフトフォーク126,127はハブスリーブを保持しており、シフトフォーク126,127がハブスリーブを前後方向に移動させることで変速が行なわれる。
すなわち、この発明の実施の形態に従った手動変速機300は、シンクロメッシュ機構を用いた常時噛み合い式のものである。なお、シンクロメッシュ機構として、キータイプ、サーボタイプ(ポルシェタイプ)、ピンタイプ、コンスタントロード型などのさまざまな機構を採用することが可能である。
ここで、シフトヘッド122には、プレボークピン(駆動用係合部材)450が設けられており、このプレボークピン450は、シフトセレクトレバー103に向けて突出している。このプレボークピン450は、バネなどのプレボークバネ451によってシフトセレクトレバー103側に向けて付勢されている。
図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図である。図3を参照して、インターロックプレート104の中央部に切欠きが設けられており、この切欠きに第1インナーレバー128が嵌まり合っている。
第1インナーレバー128はシフトヘッド120〜122のいずれかに係合し、これらのシフトヘッド120から122をフォークシャフト123〜125の延びる方向にスライドさせることが可能である。このシフトヘッド120〜122のスライドに伴い、シフトヘッド120〜122に連結されたそれぞれのフォークシャフト123から125もスライドする。
図1において、フォークシャフト123は、シフトフォーク226および227により、5速用のシンクロ機構のハブスリーブ325とリバースアイドラギヤ309とに接続されており、その長手方向にスライドすることにより、ハブスリーブ325が5速用のシンクロ機構を作動させてフィフスドライブギヤ305をインプットシャフト331に接続するか、またはリバースアイドラギヤ309をリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛み合わせる。
フォークシャフト124は、シフトフォーク126により3速および4速用のシンクロ機構のハブスリーブ323に接続されており、フォークシャフト124を長手方向にスライドさせることでハブスリーブ323が3速または4速用のシンクロ機構を作動させる。これにより、サードドライブギヤ303またはフォースドライブギヤ304のいずれかがインプットシャフト331とともに回転する。
フォークシャフト125は、シフトフォーク127により1速−2速用のシンクロ機構のハブスリーブ321に接続されており、フォークシャフト125が長手方向にスライドするとハブスリーブ321が1速または2速用のシンクロ機構に噛み合う。これによりファーストドリブンギヤ311またはセカンドドリブンギヤ312のいずれかがアウトプットシャフト332とともに回転する。
出力ギヤ333は作動装置のリングギヤ334と噛み合っている。リングギヤ334はデフケース339に固定されており、デフケース339とリングギヤ334とがともに回転する。デフケース339にはピニオンシャフト335によりピニオンギヤ336が自転可能かつ公転可能に保持されている。ピニオンギヤ336は1対のサイドギヤ337と噛み合っている。サイドギヤ337にはスプラインにより出力部材338が接続されており、出力部材338から出力された回転力はドライブシャフトを通じてタイヤへ伝わる。
図4は、図1中の矢印IVで示す方向から見たリバースギヤの模式図である。図4を参照して、リバース用のギヤはリバースドライブギヤ306と、リバースアイドラギヤ309と、リバースドリブンギヤ316とにより構成される。リバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316はインプットシャフト331およびアウトプットシャフト332とともに回転する。
これに対して、リバースアイドラギヤ309は、車両の前進時には、リバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316から切離されており回転していない。後進時(バック時)には、リバースアイドラギヤ309がリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛み合わされてリバースドライブギヤ306とリバースドリブンギヤ316とを同じ方向に回転させる。
図5は、図2におけるV−V線における断面図である。なお、この図5においては、ニュートラル状態における断面図である。この図5に示すように、セレクトインナーレバー107は、シフトセレクトレバー103を受入れ可能な貫通孔161が形成されたボス部162と、このボス部162の周面から径方向外方に向けて突出する突出部153とを備えている。
この突出部153の径方向外方側の端部のうち、最も矢印142A(シフトセレクトレバー103の他方の周方向)前方側に部分には端部傾斜面154が形成されており、この端部傾斜面154に対して矢印142B(シフトセレクトレバー103の一方の周方向)側には、頂点部155を介して端部傾斜面156が形成されている。
端部傾斜面154は、矢印142B方向に向かうに従って、ボス部162の径方向外方に向けて傾斜しており、端部傾斜面156は、矢印142B方向に向かうにしたがって、シフトセレクトレバー103側に向けて傾斜している。なお、頂点部155は、略平坦面状とされている。
貫通孔161内には、ボス部162の径方向に延びるスロテッドピン119が挿入されており、スロテッドピン119によって貫通孔161が上部空間165と下部空間166とに区分されている。なお、スロテッドピン119は、セレクトインナーレバー107に固定されている。
そして、シフトセレクトレバー103のうち、上部空間165内に位置する部分は、断面形状が扇型形状の細軸部103Aとされている。
細軸部103Aは、周方向に配列する側面150,151と、各側面150,151に連設され、貫通孔161の内周面に摺接する円弧部152とを備えている。
細軸部103Aは、上部空間165内において、シフトセレクトレバー103の回転中心線Oを中心に回転可能に設けられている。
側面150と側面151とによって規定される角度θ1は、回転中心線Oを中心とするスロテッドピン119の開角θ2よりも小さく、細軸部103Aは、上部空間165内で、回転中心線Oを中心に回転可能となっている。
そして、シフトセレクトレバー103(細軸部103A)と、セレクトインナーレバー107とに付勢力を及ぼすバネなどの弾性部材160が設けられており、この弾性部材160は、セレクトインナーレバー107をシフトセレクトレバー103に対して、矢印142B方向(シフトセレクトレバー103の一方の周方向)に向けて付勢している。
この図5は、ニュートラル状態における断面図であり、ニュートラル状態においては、側面150は略水平状態とされており、この側面150にスロテッドピン119が当接するように、弾性部材160がセレクトインナーレバー107を付勢している。その一方で、側面151とスロテッドピン119との間には、隙間が規定されている。
ここで、図2において、第1インナーレバー128がシフトヘッド120と係合する際には、セレクトインナーレバー107は、プレボークピン450と係合する。
そして、セレクトインナーレバー107とプレボークピン450とが係合した状態で、シフトフォーク227により、リバースアイドラギヤ309をリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛み合わせるようにシフトセレクトレバー103が回転すると、セレクトインナーレバー107は、プレボークピン450を押圧する。
上記のようにプレボークピン450がセレクトインナーレバー107によって押圧され、スライドするとハブスリーブ321が2速用のシンクロ機構を駆動する。
図6は、図2におけるVI−VI線における断面図である。
この図6に示すように、フォークシャフト125には、シフトヘッド122と、シフトフォーク127と、1速、2速時およびニュートラル時におけるフォークシャフト125の位置決めを行う位置決め機構420とが設けられている。
フォークシャフト125は、フォークシャフト125の軸方向に変位可能に変速機ケース101に支持されている。
位置決め機構420は、フォークシャフト125の一方の端部に形成された溝部424,425,426と、一部が溝部424,425,426内に嵌りこみ、フォークシャフト125の変位を抑制する球422と、この球422をフォークシャフト125に向けて付勢するバネなどの弾性部材421とを備えている。
溝部424,425,426は、フォークシャフト125の軸方向に間隔を隔てて配列しており、表面が球422を受入れ可能な湾曲面形状とされている。
溝部424,425,426の断面形状は、底部が湾曲面状とされたV字型とされている。たとえば、溝部425の底部433は、円弧状に形成されており、この底部433の径は、球422の径よりも小径とされている。
底部433に連設されている内側面431と内側面432とは、底部433から上方に向けて離れるにしたがって、互いの間隔が広がるように傾斜している。
弾性部材421は、変速機ケース101に形成された弾性部材収容孔430内に収容されており、球422の一部が弾性部材収容孔430の開口部から突出し、溝部424,425,426のいずれかに嵌りこんでいる。
そして、シフトヘッド122に図2に示す第1インナーレバー128が挿入され係合し、さらに、シフトセレクトレバー103が回転することで、フォークシャフト125は、軸方向に変位する。
なお、この図6は、ニュートラル状態を示しており、1速にシフトされると、フォークシャフト125は、図6に示す矢印125Aに向けて変位して、球422は溝部424に嵌りこみ位置決めされる。さらに、2速にシフトされると、フォークシャフト125は、矢印125B側にシフトされ、球422は溝部426内に嵌りこむ。
次に、図1で示す手動変速機の変速動作について説明する。図7は、1速へのシフト時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図7を参照して、まず1速にシフトする段階では、シフトセレクトレバー103が操作されることにより、インターロックプレート104および第1インナーレバー128が動き、第1インナーレバー128が1速−2速用のシフトヘッド122に係合する。シフトヘッド122に係合した第1インナーレバー128は図5の上方向へ移動する。
互いにほぼ平行に延びるフォークシャフト123,124,125は、それぞれシフトヘッド120,121,122に接続されており、シフトヘッド122が移動すると、この移動がフォークシャフト125に伝導し、フォークシャフト125がシフトフォーク127により図1のハブスリーブ321を移動させる。これにより1速への変速が行なわれる。
図8は、2速へのシフト時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図8を参照して、2速へのシフト時には、第1インナーレバー128がシフトヘッド122に係合する。この状態で第1インナーレバー128がシフトヘッド122を図8中の下方向へ移動させる。これにより、シフトヘッド122に連なるフォークシャフト125が図8中の下方向へ移動し、これに伴い、フォークシャフト125がシフトフォーク127により図1で示すハブスリーブ321を移動させて2速への変速が実行される。
図9は、3速へのシフト時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図9を参照して、3速へのシフト時には、シフトセレクトレバー103が操作されてインターロックプレート104および第1インナーレバー128はシフトヘッド121を選択し、第1インナーレバー128がシフトヘッド121に係合する。シフトセレクトレバー103が回動することで第1インナーレバー128はシフトヘッド121を図9の上方向へ移動させる。これに伴い、フォークシャフト124も移動し、フォークシャフト124がシフトフォーク126により図1のハブスリーブ323を移動させる。その結果3速へのシフトが完了する。
図10は、4速へのシフト時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図10を参照して、4速へのシフト時には、3速へのシフト時からシフトセレクトレバー103を回動させてシフトヘッド121を図10中の下方向へ移動させる。これによりシフトヘッド121に連なるフォークシャフト124も移動し、フォークシャフト124がシフトフォーク126により図1のハブスリーブ323を移動させる。その結果、4速へのシフトが実行される。
図11は、5速へのシフト時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図11を参照して、5速へのシフト時には、シフトセレクトレバー103を操作してインターロックプレート104および第1インナーレバー128がシフトヘッド120を選択する。第1インナーレバー128がシフトヘッド120に係合する。第1インナーレバー128がシフトヘッド120を図11中の上方向に移動させることにより、フォークシャフト123も移動する。これに伴いフォークシャフト123がシフトフォーク226により、図1中のハブスリーブ325を移動させることで5速への変速が完了する。
図12は、リバースへのシフト開始時のインターロックプレート104および第1インナーレバー128の断面図である。図12を参照して、後退(リバース)時には、シフトセレクトレバー103を操作してインターロックプレート104および第1インナーレバー128をスライドさせる。
図13は、リバースへのシフト開始時の変速機の断面図である。図13を参照して、リバースへのシフト開始時には、後退時には一般的に車両は停止しているため、アウトプットシャフト332の回転は停止している。
これに対して、インプットシャフト331では、クラッチを切断することによりエンジンからの動力は切断されているものの、慣性で回転している。
そこで、インプットシャフト331の回転を止めて、リバースアイドラギヤ309がリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛み合わされてリバースドライブギヤ306とリバースドリブンギヤ316とを同じ方向に回転させる過程について説明する。
図14は、ニュートラル時におけるセレクトインナーレバー107と、プレボークピン450の断面図であり、図15は、図14のおけるXV−XV線における断面図である。
ここで、図26は、フォークシャフト123のストロークと、シフトセレクトレバー103に係る荷重(プレボークピン荷重)の関係を示したグラフである。
これら、図14および図15に示すように、ニュートラル時においては、セレクトインナーレバー107と、プレボークピン450とが互いにシフトセレクトレバー103の軸方向に離れている。
そして、このように、セレクトインナーレバー107に外力が加えられていない状態においては、細軸部103Aの側面150は、スロテッドピン119に当接している。
図16は、図12に示すように、第1インナーレバー128がシフトヘッド120と係合したときのセレクトインナーレバー107およびプレボークピン450の断面図である。図17は、図16において、XVII−XVII線における断面図である。
これら図16および図17に示すように、第1インナーレバー128とシフトヘッド120とが係合する際には、突出部153とプレボークピン450とがシフトセレクトレバー103の軸方向にずれることなく一致する。
このような状態で、シフトセレクトレバー103が回転することで、突出部153の端部傾斜面154とプレボークピン450の上端部とが接触し、端部傾斜面154がプレボークピン450の上端部を押圧する。
そして、図26における点[A]および点[B]に示されるように、シフトセレクトレバー103に加えられる操作者からの操作力(プレボーク荷重)が、50[N]程度となることで、プレボークピン450および図2に示すフォークシャフト125が変位し始める。
図18は、図16に示す状態からシフトセレクトレバー103がさらに回転し、フォークシャフト123がさらに変位したときのセレクトインナーレバー107の断面図である。
ここで、図16および図18に示すように、シフトセレクトレバー103は、回転方向Pに向けて回転する。
ここで、セレクトインナーレバー107は、弾性部材160によって、矢印142B方向(シフトセレクトレバー103の一方の周方向)に向けて付勢されており、側面150がスロテッドピン119に当接している。
そして、シフトセレクトレバー103は、矢印142B方向とは反対の方向である矢印142A(シフトセレクトレバー103の他方の周方向)に向けて回転する。これにより、シフトセレクトレバー103の側面150がスロテッドピン119を押圧することで、セレクトインナーレバー107が回転方向Pに向けて回転する。
そして、プレボークピン450は、突出部153に対して回転方向P側に位置しており、突出部153の端部傾斜面154がプレボークピン450の上端部を、矢印125B方向(図6に示すフォークシャフト125の一方の軸方向)およびシフトセレクトレバー103の径方向外方に向けて押圧する。これにより、フォークシャフト125は、矢印125B方向に変位し、プレボークピン450も、矢印125B方向に変位しつつも、シフトセレクトレバー103の径方向外方側に向けて変位する。
プレボークピン450は、シフトセレクトレバー103の径方向外方に向けて変位することで、プレボークバネ451から受ける付勢力が漸次大きくなる。このため、図25に示すように、点[B]からフォークシャフト125のストロークが大きくなるにつれて、シフトセレクトレバー103に加えられる操作者の操作力も大きくなる。
なお、この図18に示す状態においては、フォークシャフト125(プレボークピン450)の変位量は、変位量HAとして示されている(変位量HAは、図16におけるプレボークピン450の中心線L3と図18におけるプレボークピン450の中心線L3Aとの間の距離とする。)。図16に示す初期状態においては、プレボークピン450の中心線L3は、シフトセレクトレバー103の回転中心線Oを通る。
図19は、図18に示す状態からシフトセレクトレバー103がさらに回転し、フォークシャフト123がさらに変位したときのセレクトインナーレバー107の断面図である。この図19に示す状態においては、プレボークピン450の上端部が突出部153の頂点部155に当接している。
なお、プレボークピン450と端部傾斜面154とが当接する位置が、頂点部155に向かうに従って、プレボークピン450は、シフトセレクトレバー103の径方向外方側に向けて変位するため、プレボークバネ451から受ける付勢力も漸次大きくなる。これにより、シフトセレクトレバー103に加えられる操作者の操作力が漸次大きくなる。
そして、プレボークピン450と突出部153の当接位置が、頂点部155に達する際に、シフトセレクトレバー103に加えられる操作者の操作力は、図26に示すように、ピーク時、点[C」となっている。
なお、この際、プレボークピン450の変位量HB(フォークシャフト125の変位量)は、図16におけるプレボークピン450の中心線L3と図19におけるプレボークピン450の中心線L3Bとの間の距離によって規定されており、この図19に示す状態のときが最も長くなっている。
ここで、上記のようにプレボークピン450が矢印125B方向に変位することで、図6に示すフォークシャフト125も同様に変位している。このため、球422は、溝部425の内表面のうち、内側面431に当接しており、その一方で、内側面432からは離間している。このような状態で、球422が弾性部材421からの付勢力を受け、内側面431を押圧することで、球422は、フォークシャフト125を矢印125Aに向けて付勢している。
すなわち、位置決め機構420は、プレボーク動作中において、フォークシャフト125をニュートラルの位置に戻すように、フォークシャフト125を付勢する付勢機構としての機能を有する。
ここで、後退時には一般的に車両は停止しているため、アウトプットシャフト332の回転は停止している。これに対して、インプットシャフト331では、クラッチを切断することによりエンジンからの動力は切断されているものの、慣性で回転している場合がある。
そして、図16から図19に示すように、プレボークピン450が変位すると共に、図2において、フォークシャフト125およびシフトフォーク127も変位する。この際、シフトフォーク127によって図1に示すハブスリーブ321が駆動される。
そして、ハブスリーブ321が駆動することで、シンクロナイザーリング412の作用によりセカンドドリブンギア312の回転が停止しているアウトプットシャフト332へ伝えられると、セカンドドリブンギア312の回転が停止する。同様にセカンドドライブギア302およびインプットシャフト331の回転も停止する。このようにして、たとえば、慣性力などによって回転しているインプットシャフト331の駆動も停止される。
これにより、リバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316の回転も停止することになる。
そして、図19において、プレボークピン450と突出部153との当接位置が頂点部155に達することで、プレボークピン450は、図5に示す球422からの付勢力によって、矢印125A方向に向けて変位可能となる。図20は、図19に示す状態直後の状態を示すセレクトインナーレバー107の断面図である。この図20に示すように、プレボークピン450は、図6に示す位置決め機構420からの付勢力によってプレボークピン450の中心線L3Cが、図16におけるプレボークピン450の中心線L3と一致するように戻っている。
すなわち、フォークシャフト125が、ニュートラル状態に戻ることで、シフトフォーク127も変位し、シフトフォーク127によるハブスリーブ321の駆動も解除され、シンクロ状態が解除される。
このように2速のシンクロ機構の駆動が解除された状態で、リバースアイドラギヤ309がリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に係合する。この係合の際には、リバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316の回転は停止しているため、リバースアイドラギヤ309がリバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316に噛合する際に、ギヤ鳴りなどの弊害を抑制することができる。
ここで、図19に示す状態からプレボークピン450の上端部は、突出部153の端部傾斜面156に当接し始める。これにより、突出部153は、プレボークピン450によって回転方向Pに向けて付勢される。その一方で、シフトセレクトレバー103は、図19に示された状態で回転が停止する。
ここで、プレボークピン450が端部傾斜面156を介して、セレクトインナーレバー107を回転方向Pに向けて回転させる付勢力は、弾性部材160がセレクトインナーレバー107を矢印142B方向に付勢する付勢力も大きく、セレクトインナーレバー107は、回転方向Pに向けて回転する。
このため、側面150は、スロテッドピン119の表面から離間して、隙間が生じ始め、その一方で、側面151とスロテッドピン119との間の隙間が小さくなるように、セレクトインナーレバー107が細軸部103Aに対して相対的に回転する。
そして、図20に示すように、プレボークピン450と突出部153との当接部が、端部傾斜面156のうち、矢印142B方向端部に位置することで、プレボークピン450の中心線L3Cは、図16におけるプレボークピン450の中心線L3に一致し、セレクトインナーレバー107の回転が停止する。このときにおいても、側面151とスロテッドピン119との間には隙間が規定されている。
上記のように図19から図20に示すようにセレクトインナーレバー107のみが回転する際には、シフトセレクトレバー103には、弾性部材160からの付勢力のみがかかる。すなわち、図19に示す状態においては、図25の点[C]に示すように、プレボークピン450に加えられる荷重はピークに達しており、僅かにセレクトインナーレバー107が回転し始めることで、シフトセレクトレバー103に加えられる荷重が低減する。そして、シフトセレクトレバー103には、弾性部材160からの付勢力のみが加えられる状態となる。すなわち、図25の点[D]に示されるように、シフトセレクトレバー103を回転させるのに要する操作者の操作力が低低減される。さらに、このような状態でシフトセレクトレバー103が回転することで、図20に示す状態においては、図25の点[E]となる。
上記のようにリバース状態とされた状態から、ニュートラル状態にシフトされるまでの過程について説明する。
図21は、上記図20に示された状態から、シフトセレクトレバー103を矢印142B方向に向けて回転させた状態を示すセレクトインナーレバー107の断面図である。
この図21に示すように、リバース状態からニュートラス状態にシフトする過程の第1過程においては、セレクトインナーレバー107は停止した状態で、シフトセレクトレバー103が矢印142B方向に回転する。
このように、セレクトインナーレバー107が回転することで、図12に示すように、第1インナーレバー128およびシフトヘッド120がインターロックプレート104の切欠部に向けて戻ろうとする。これに伴い、リバースアイドラギヤ309と、リバースドライブギヤ306およびリバースドリブンギヤ316との係合状態が解除され始める。
この際、図21において、セレクトインナーレバー107は変位せず、その一方で、細軸部103Aが矢印142B方向に向けて回転する。このため、上記図20に示す側面150とスロテッドピン119とによって規定される角度(側面150とスロテッドピン119とが規定する角度のうち、小さい方の角度)θ10よりも、図21に示す状態における側面150とスロテッドピン119とによって規定される角度θ11の方が大きくなる。そして、図20における側面151とスロテッドピン119とによって規定される角度θ20よりも、図21における側面151とスロテッドピン119とによって規定される角度θ21の方が小さくなる。
このように、セレクトインナーレバー107の位置は変位せず、その一方で、シフトセレクトレバー103は、矢印142B方向に向けて回転する。この際、シフトセレクトレバー103は、弾性部材160からの付勢力に抗して回転する。
すなわち、図20に示す状態から図21に示す状態となる過程においては、シフトセレクトレバー103には、弾性部材160からの付勢力のみがかかっており、シフトセレクトレバー103に加えられる操作者からの操作力は、一定となっている。
図22は、上記図21に示された状態よりも、シフトセレクトレバー103がさらに回転したときの断面図であり、図23は、図22に示された状態よりも、シフトセレクトレバー103がさらに回転したときの断面図である。
この図23に示す状態においては、側面150が略水平状態となり、図12に示すように、第1インナーレバー128がインターロックプレート104の切欠部内に入り込む。この際、スロテッドピン119と側面150とによって規定される角度θ13が最も大きくなる。さらに、側面151とスロテッドピン119とによって規定される角度θ23が最も小さくなる。すなわち、側面151は、このときにスロテッドピン119から離れるように形成されている。
そして、図24は、図23に示す状態からシフトセレクトレバー103が変位することで、ニュートラル状態となったときのセレクトインナーレバー107の断面図である。図25は、図24のXXV−XXV線におけるシフトセレクトレバー103の断面図である。この図24および図25に示すように、シフトセレクトレバー103が変位することで、セレクトインナーレバー107がプレボークピン450からずれるように変位する。
これにより、セレクトインナーレバー107よプレボークピン450との係合状態が解除され、セレクトインナーレバー107が弾性部材160からの付勢力によって、矢印142B方向に変位する。
そして、スロテッドピン119が側面150に当接して、セレクトインナーレバー107の回転が停止する。
本発明は、手動変速機に関し、特に、リバースへの変速時におけるギヤ鳴りの抑制が図られた手動変速機に好適である。
本実施の形態に係る手動変速機の断面図である。 手動変速機に設けられたシフトセレクトレバーおよびその周囲の断面図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図である。 図1中の矢印IVで示す方向から見たリバースギヤの模式図である。 図2におけるV−V線における断面図である。 図2におけるVI−VI線における断面図である。 1速へのシフト時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 2速へのシフト時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 3速へのシフト時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 4速へのシフト時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 5速へのシフト時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 リバースへのシフト開始時のインターロックプレートおよび第1インナーレバーの断面図である。 リバースへのシフト開始時の変速機の断面図である。 ニュートラル時におけるセレクトインナーレバーと、プレボークピンの断面図である。 図14のおけるXV−XV線における断面図である。 図12に示すように、第1インナーレバーがシフトヘッドと係合したときのセレクトインナーレバーおよびプレボークピンの断面図である。 図16において、XVII−XVII線における断面図である。 図16に示す状態からシフトセレクトレバーがさらに回転し、フォークシャフトがさらに変位したときのセレクトインナーレバーの断面図である。 図18に示す状態からシフトセレクトレバーがさらに回転し、フォークシャフトがさらに変位したときのセレクトインナーレバーの断面図である。 図19に示す状態直後の状態を示すセレクトインナーレバーの断面図である。 図20に示された状態から、シフトセレクトレバーを矢印方向に向けて回転させた状態を示すセレクトインナーレバーの断面図である。 図21に示された状態よりも、シフトセレクトレバー103がさらに回転したときの断面図である。 図22に示された状態よりも、シフトセレクトレバー103がさらに回転したときの断面図である。 図23に示す状態からシフトセレクトレバーが変位することで、ニュートラル状態となったときのセレクトインナーレバーの断面図である。 図24のXXV−XXV線におけるシフトセレクトレバーの断面図である。 フォークシャフトのストロークと、シフトセレクトレバーに係る荷重(プレボークピン荷重)の関係を示したグラフである。
符号の説明
101 変速機ケース、102 コントロールカバー、103 シフトセレクトレバー、103A 細軸部、104 インターロックプレート、105 ロックボールアッシ、106 インナーレバー、107 セレクトインナーレバー、108 ゲートピン、110 ゲート溝、111,112 スライドボールベアリング、120,121,122 シフトヘッド、123,124,125 フォークシャフト、129 シフトアウターレバー、138 セレクトスプリングシート、150,151 側面、152 円弧部、153 突出部、154 端部傾斜面、155 頂点部、156 端部傾斜面、160 弾性部材、161 貫通孔、162 ボス部、226,227 シフトフォーク、300 手動変速機、301 ファーストドライブギヤ、302 セカンドドライブギア、302 セカンドドライブギヤ、303 サードドライブギヤ、304 フォースドライブギヤ、305 フィフスドライブギヤ、306 リバースドライブギヤ、309 リバースアイドラギヤ、311 ファーストドリブンギヤ、312 セカンドドリブンギヤ、313 サードドリブンギヤ、314 フォースドリブンギヤ、315 フィフスドリブンギヤ、316 リバースドリブンギヤ、321,323,325 ハブスリーブ。

Claims (3)

  1. 動力が加えられることで回転し、前進段用入力ギヤと後進段用入力ギヤとが設けられた動力入力軸と、
    前進段用出力ギヤと後進段用出力ギヤとが設けられ、前記前進段用入力ギヤから前記前進段用出力ギヤに、または、前記後進段用入力ギヤから前記後進段用出力ギヤに動力が伝達されることで回転する動力出力軸と、
    前記前進段用入力ギヤと前記前進段用出力ギヤとを同期させる同期機構と、
    回転可能に設けられた回転軸を含み、加えられたシフト荷重を前記回転軸の回転力に変換する変換機構と、
    前記変換機構を介して、操作力を受ける駆動用係合部を含み、前記変換機構からの動力によって前記同期機構を駆動する駆動機構とを備え、
    前記変換機構は、前記回転軸に設けられ、前記駆動用係合部に前記操作力を加える伝達用係合部と、
    前記伝達用係合部および前記回転軸を係止することで、前記伝達用係合部が前記回転軸の一方の周方向に向けて回転することを規制する係止部と、
    前記伝達用係合部を前記一方の周方向に向けて付勢し、初期位置にて前記伝達用係合部と前記回転軸との係止状態を維持する付勢部材とを含み、
    前記伝達用係合部と前記回転軸との係止状態が維持された状態で、前記伝達用係合部と前記駆動用係合部とが係合し、前記回転軸が他方の周方向に向けて回転することで、前記伝達用係合部から前記駆動用係合部に前記操作力が伝達され、前記同期機構が駆動して、前記動力入力軸の回転が低減され、
    前記回転軸が所定角度回転すると、前記伝達用係合部から前記駆動用係合部への前記操作力の伝達が解除されると共に、前記同期機構の駆動が解除され、さらに、前記伝達用係合部は、前記駆動用係合部から前記他方の周方向に向けて押圧され、前記伝達用係合部と前記回転軸との係止状態が解除可能とされる、変速機。
  2. 前記伝達用係合部は、前記回転軸を受け入れ可能に形成されたボス部と、該ボス部の周面から突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記回転軸の前記一方の周方向に向かうに従って、外方に向かうように傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部に対して、前記一方の周方向後方側に設けられ、前記一方の周方向に向かうにしたがって、前記回転軸側に傾斜する第2傾斜部とを含み、
    前記駆動機構は、前記駆動用係合部を外方に向けて付勢する係合部用付勢部材とを含み、
    前記回転軸が前記所定角度回転することで、前記伝達用係合部の前記第2傾斜部と前記駆動用係合部とが当接し、前記駆動用係合部が前記係合部用付勢部材からの付勢力によって、前記第2傾斜部を押圧することで、前記伝達用係合部が前記回転軸に対して他方の周方向に向けて回転し、前記回転軸と前記伝達用係合部との係止状態が解除される、請求項1に記載の変速機。
  3. 前記駆動機構は、軸方向に変位可能に設けられた駆動用軸と、前記伝達用係合部の第1傾斜部が前記駆動用係合部を押圧して、前記駆動用軸を変位させる方向と反対方向に向けて、前記駆動用軸を付勢する駆動軸用付勢部材と、前記駆動用軸に設けられ、前記同期機構を駆動させる同期機構駆動部材とを含み、
    前記駆動用係合部が前記第1傾斜部によって押圧されることで前記駆動用軸が軸方向に変位すると共に、前記同期機構駆動部材が前記同期機構を駆動させ、
    前記駆動用係合部と前記伝達用係合部との接触位置が前記第2傾斜部に達することで、前記駆動用軸が前記駆動軸用付勢部材からの付勢力によって、前記変位方向と反対側に変位し、前記同期機構駆動部材による前記同期機構の駆動が解除される、請求項2に記載の変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015081674A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 変速機のシフト機構

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