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JP2009062301A - ヤエヤマアオキエキスおよびその利用 - Google Patents

ヤエヤマアオキエキスおよびその利用 Download PDF

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JP2009062301A
JP2009062301A JP2007230052A JP2007230052A JP2009062301A JP 2009062301 A JP2009062301 A JP 2009062301A JP 2007230052 A JP2007230052 A JP 2007230052A JP 2007230052 A JP2007230052 A JP 2007230052A JP 2009062301 A JP2009062301 A JP 2009062301A
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fruit
juice
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aoki
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JP2007230052A
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Ariyoshi Imada
有美 今田
Takumi Yoshida
匠 吉田
Takeshi Yasumoto
健 安元
Hideo Naoki
秀夫 直木
Katsuo Nakamoto
勝男 仲本
Goro Matsuzaki
吾朗 松崎
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NAKAZEN KK
University of the Ryukyus NUC
Tropical Technology Center Ltd
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NAKAZEN KK
University of the Ryukyus NUC
Tropical Technology Center Ltd
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Abstract

【課題】ヤエヤマアオキのストレート果汁や熟成果汁におけるヤエヤマアオキ果実特有の不快臭等が適度に取り除かれ、しかも、GABA等の有効成分はそのままであるヤエヤマアオキエキスを提供すること。
【解決手段】ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することにより得られるヤエヤマアオキエキス。
【選択図】なし

Description

本発明は、ヤエヤマアオキの果実の搾汁液の有効成分はそのままで風味良好なヤエヤマアオキエキスおよびその利用に関する。
ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)は、ポリネシア諸島を原産地とするモリンダ(Morinda)属の植物で、約80種あるモリンダ属のなかでもとりわけ多様な用途と薬効を持つとされている。日本でも小笠原諸島、沖縄本島および八重山諸島で自生し、これまでとくに利用されることはなかったが、近年の健康志向の高まりにより、その薬効に注目した多種の製品へと加工され市場に出回るようになっている。
ヤエヤマアオキの果実を原料とする果汁には大きく分けて2種類が存在する。樹木より収穫した未熟または完熟の果実を直ちに圧搾したストレート果汁と、収穫後、果実を樽に詰め、一定期間貯蔵(発酵)して熟化させた後に、手動または機械的に圧搾、濾過して得た熟成果汁である。
上記ストレート果汁にはヤエヤマアオキの果実特有の腐敗したチーズの様な特有の匂いがあり、飲用する際の障害となっている。また、ストレート果汁は日持ちが悪い等の理由で、原産地以外では製造・流通が困難である。
一方、熟成果汁は日持ちが悪くないものの、ストレート果汁以上にヤエヤマアオキの果実特有の腐敗したチーズの様な特有の匂いがあり、やはり、これらの果汁を飲用する際の障害となっている。
上記不快臭を取り除くために、ヤエヤマアオキの果汁を活性炭等で処理する方法(特許文献1)が知られている。しかし、この方法に従った処理をすると、暗褐色を呈し果実味を帯びた熟成果汁は無味無臭に近い液体となりヤエヤマアオキ本来の風味、呈色までも強く取り除かれてしまい、更に、γ−アミノ酪酸(GABA)、ジアセチルアスペルウロシディック酸(deacetylasperulosidic acid)等の有効成分もほとんど取り除かれてしまうという問題があった。
特開2003−55248号公報
従って、本発明はヤエヤマアオキのストレート果汁や熟成果汁におけるヤエヤマアオキ果実特有の不快臭等が適度に取り除かれ、しかも、GABA等の有効成分はそのままであるヤエヤマアオキエキスを提供することをその課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究をした結果、ヤエヤマアオキのストレート果汁や熟成果汁を合成吸着樹脂で処理することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することにより得られるヤエヤマアオキエキスである。
また、本発明は上記ヤエヤマアオキエキスを含有する飲食品である。
更に、本発明は上記ヤエヤマアオキエキスを有効成分とする関節炎治療剤である。
また更に、本発明はヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することを特徴とするヤエヤマアオキエキスの製造方法である。
本発明のヤエヤマアオキエキスは、ヤエヤマアオキの果汁の飲用、加工の障害となる不快臭が除去されているが、ヤエヤマアオキのフルーツ果汁独自の風味および呈色は適度に残っている。しかも、本発明のヤエヤマアオキエキスの有効成分であるGABA、イリドイド化合物等は処理前と比較してほとんど損失がなく、更に、ヤエヤマアオキの果汁に若干認められていた遺伝子突然変異誘発性については全く認められなくなる。
従って、本発明のヤエヤマアオキエキスは、飲料等の飲食品に好適に利用することができる。
また、本発明のヤエヤマアオキエキスには、アジュバントで惹起させた関節炎の治療効果およびカラゲニンで惹起された浮腫の治療効果が認められた。
従って、本発明のヤエヤマアオキエキスは関節炎治療剤としても有用である。
本発明のヤエヤマアオキエキス(以下、「本発明エキス」という)は、ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することにより得られる。
ヤエヤマアオキは概ね結実(最後の花が咲いた時点)から20日未満は全体が緑色で非常に堅く、30日未満は全体が黄緑色で堅く、60日未満では一部が白色で少々堅い状態となる(ここまでの果実の状態を未熟という)。そして、これ以上の日数では全体が白〜灰色となり柔らかい状態となる(この果実の状態を完熟という)。
本発明エキスには、ヤエヤマアオキの果実の搾汁液(ストレート果汁)を原料とするものと、ヤエヤマアオキの果実の発酵物の搾汁液(熟成果汁)を原料とするものとがある。本発明エキスの原料としては、発酵により発酵前の果実と比べてGABA量が増強されるのでヤエヤマアオキの果実の発酵物を用いることが好ましい。
ヤエヤマアオキの果実の搾汁液の調製に用いられるヤエヤマアオキの果実としては、何れの状態の果実も用いることができるが、完熟の状態の果実を用いることが好ましい。
一方、ヤエヤマアオキの果実の発酵物の搾汁液の調製に用いられるヤエヤマアオキの果実の発酵物は、ヤエヤマアオキの果実を、洗浄、水切り等をした後、密封容器内に入れ、14〜365日間、好ましくは90日程度、10〜40℃、好ましくは室温程度で維持して発酵させることにより得られる。なお、発酵の際には容器にテープ等を貼り、雑菌の混入を防ぐとともに密封によって容器内の嫌気状態を保つことが好ましい。
このヤエヤマアオキの果実の発酵物に用いられるヤエヤマアオキの果実としては、何れの状態の果実も用いることができるが、未熟の果実が好ましく、特に未熟のものであって果実の全体が黄緑色〜一部が白色の果実を用いることが好ましい。
上記ヤエヤマアオキの果実またはその発酵物の搾汁は、遠心分離、圧搾等の常法により行うことができる。得られた搾汁液は、更に、濾過、遠心分離等により不純物を取り除いても良い。
上記で得られる搾汁液は、更に合成吸着樹脂で処理することにより本発明エキスとなる。具体的には、合成吸着樹脂の体積に対し、2〜20倍、特に5〜10倍程度の搾汁液を合成吸着樹脂に接触させ、搾汁液の合成吸着樹脂に吸着しなかった画分が本発明エキスとなる。搾汁液と合成吸着樹脂とを接触させる方法としては、例えば、合成吸着樹脂と搾汁液とを同一容器中で攪拌する方法、合成吸着樹脂を詰めたカラムに搾汁液を通過させる方法等が挙げられる。また、前記処理に用いられる合成吸着樹脂としては、例えば、ジビニルベンゼン型合成吸着樹脂を挙げることができる。このものは、例えば、ダイヤイオン(登録商標)HP20(三菱化学製)等として市販されているので、これらを利用することが可能である。
斯くして得られる本発明エキスは、フルーツ果汁独自の風味および呈色は残っていて、しかも、本発明のヤエヤマアオキエキスの有効成分であるGABA、イリドイド化合物等は処理前と比較してほとんど損失がなく、更に、ヤエヤマアオキの果汁に若干認められていた遺伝子突然変異誘発性については全く認められなくなる。
上記の特性を有する本発明エキスは、そのままでも飲食に適するが、そのままあるいは常法に従い濃縮して従来の飲食品にも好適に配合することができる。このような飲食品としては、ブレンド果汁、果実酢、食酢飲料、アルコール系、炭酸系、濃縮系、乳酸系、清涼系等の飲料、ヨーグルト、発酵乳、加工乳等の乳製品、ペースト、チョコレート、ゼリー、キャンディー、ガム、焼き菓子、揚げ菓子等の菓子類、その他、パン類、麺類等の加工食品、マヨネーズ、ドレッシング等の油脂加工食品類、ソース、酢、たれ等の調味料、粉末、顆粒、タブレット、カプセル、ドリンク状のサプリメント類等が挙げられ、これらの中でも特にブレンド果汁、果実酢、食酢飲料、炭酸系、アルコール系、乳酸系、清涼系の飲料や、ヨーグルト、ゼリー、キャンディー、ドレッシングや、カプセル、ドリンク状のサプリメントが好ましい。これら飲食品に本発明エキスを配合する場合には、飲食品中に、本発明エキスをBrix(可溶性固形分濃度)10〜30程度のものとして0.001〜30質量%(以下、単に「%」という)配合すればよい。具体的に本発明エキスを飲料やドレッシングに配合する場合には、これらに本発明エキスをBrix4〜8程度のものとして10〜50%配合すればよい。また、本発明エキスをヨーグルト、ゼリーおよびキャンディーに配合する場合には、これらに本発明エキスをBrix4〜8程度のものとして0.5〜10%配合すればよい。更に、本発明エキスをカプセルやドリンクに配合する場合にはBrix30〜50程度のものとして10〜30%となるような量で配合すればよい。
また、本発明エキスは、アジュバントで惹起させた関節炎の治療効果およびカラゲニンで惹起された浮腫の治療効果が認められたので、これを有効成分とした慢性関節リウマチ炎等の関節炎治療剤とすることができる。この場合には、本発明エキスをBrix60〜80程度のものとして1日あたり0.1〜1ml/体重kgとなるような量で関節炎治療剤に配合すればよい。
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
参 考 例 1
ヤエヤマアオキ熟成果汁の調製:
未熟のヤエヤマオアキの果実(果実全体が黄緑〜一部が白色の状態のもの)を収穫し、洗浄、水切り後に50kg容量のポリ容器に詰めてテープで蓋を密封したものを室温にて90日間未開封のまま放置し、自然発酵させた。発酵後、ポリ容器内の果実を遠心分離器(15,000rpm)を用いて搾汁し、搾汁液を得た。この搾汁液を100メッシュのフィルターに通して沈殿物を除き、更に遠心分離(15,000rpm)を行い、Brixが6程度のヤエヤマアオキ熟成果汁(以下、「熟成果汁」ということもある)を得た(参考品1)。
参 考 例 2
ヤエヤマアオキストレート未熟果汁の調製:
未熟のヤエヤマオアキの果実(果実全体が黄緑〜一部が白色の状態のもの)を収穫し、洗浄、水切り後に遠心分離器(15,000rpm)を用いて搾汁し、搾汁液を得た。この搾汁液を100メッシュのフィルターに通して沈殿物を除き、更に遠心分離(15,000rpm)を行い、Brixが6程度のヤエヤマアオキストレート未熟果汁(以下、「未熟果汁」ということもある)を得た(参考品2)。
参 考 例 3
ヤエヤマアオキストレート完熟果汁の調製:
完熟のヤエヤマオアキの果実(果実全体が白〜灰色となり柔らかい状態のもの)を収穫し、洗浄、水切り後に遠心分離器(15,000rpm)を用いて搾汁し、搾汁液を得た。この搾汁液を100メッシュのフィルターに通して沈殿物を除き、更に遠心分離(15,000rpm)を行い、Brixが6程度のヤエヤマアオキストレート完熟果汁(以下、「完熟果汁」ということもある)を得た(参考品3)。
実 施 例 1
合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスの調製(1):
参考例1で調製したヤエヤマアオキ熟成果汁の500mlに、合成吸着樹脂(ダイヤイオン(登録商標)HP20:三菱化学社製)を、果汁体積の1/5量加え、室温で15時間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキス(以下、「樹脂処理エキス」ということもある)を得た(実施品1)。また、樹脂量を果汁体積の1/5から1/10量または1/20量にかえて調製したものも同様にして得た(実施品2および3)。
比 較 例 1
活性炭処理ヤエヤマアオキエキスの調製:
参考例1で調製したヤエヤマアオキ熟成果汁の500mlに、活性炭(活性炭白鷺P:武田薬品工業社製)を、果汁体積の1/3加え、室温で30分間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて活性炭処理ヤエヤマアオキエキス(以下、「活性炭処理エキス」ということもある)を得た(比較品1)。また、活性炭量を果汁体積の1/3から1/5、1/10または1/20にかえて調製したものも同様にして得た(比較品2〜4)。
試 験 例 1
各エキスの官能試験:
実施例1で得られた樹脂処理エキス(実施品2)および比較例1で得られた活性炭処理エキス(比較品1)の食味、臭い、食感、色および総合評価について、パネラー8名で以下の評価基準により評価した。各項目の評点の平均値を表1に示した。また、参考までに参考例1で得られた熟成果汁(参考品1)についても同様に評価した。
<評価基準>
(評点) (内容)
1 : 嫌い、悪い
2 : やや嫌い
3 : どちらでもない
4 : やや好き
5 : 好き、良い
Figure 2009062301
以上の結果より、樹脂処理エキスは、熟成果汁の食味を保ちつつ、においや色が改善された優れたものであった。一方、活性炭処理エキスは食味、臭いおよび色が除去されすぎたものであった。
試 験 例 2
各エキス中のGABA量の測定:
実施例1で得られた樹脂処理エキス(実施品1〜3)および比較例1で得られた活性炭処理エキス(比較品2〜4)について、各エキス中のGABA量を以下の方法により測定した。また、参考までに参考例1で得られた熟成果汁(参考品1)についても同様に測定した。これらの結果を図1に示した。
<GABA含量の測定>
各エキスの400μlにメタノール1,200μlを加えよく攪拌した。次に、これを12,000rpmで5分間遠心して、その上清を一部取り、遠心濃縮機(SpeedVac system:Thermo Quest株式会社製)で乾固させた。更にこれをアミノ酸分析用緩衝液で希釈したものを試料とし、これをアミノ酸分析システム(島津製作所製)にて分析した。
樹脂処理エキスはGABAが吸着除去されていないことがわかった。一方、活性炭処理エキスはどのような活性炭の使用量であっても、樹脂処理エキスと比べてGABAが強く吸着除去されていたことがわかった。
試 験 例 3
各エキス中のイリドイド化合物量の測定:
実施例1で得られた樹脂処理エキス(実施品1〜3)および比較例1で得られた活性炭処理エキス(比較品2〜4)について、各エキス中のイリドイド化合物量を以下の方法により測定した。また、参考までに参考例1で得られた熟成果汁(参考品1)についても同様に測定した。これらの結果を図2に示した。
<イリドイド化合物量の測定>
各エキスを12,000rpmで5分間遠心して、その上清を採取し、それを100倍希釈したものを試料とした。この試料をHPLCにて分離し、イリドイド化合物としてジアセチルアスペルウロシディック酸(deacetylasperulosidic acid)を波長235nmで検出した。HPLCの移動層には流速0.5ml/分で0.1%ギ酸水溶液、0.1%ギ酸−メタノール溶液5〜50%(15分)を用いた。
樹脂処理エキスはイリドイド化合物が吸着除去されていないことがわかった。一方、活性炭処理エキスはどのような活性炭の使用量であっても、樹脂処理エキスと比べてイリドイド化合物が強く吸着除去されていたことがわかった。
試 験 例 4
合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスの遺伝子突然誘発性試験:
ヤエヤマアオキ熟成果汁には若干の遺伝子突然誘発性があることが知られている(J. Agric. Food Chem. 2007, 55, 529-537)。そこで、ヤエヤマアオキ熟成果汁を合成吸着樹脂で処理して得られる樹脂処理エキスに遺伝子突然誘発性が認められるかどうかを試験した。
参考例1と同様にして調製したヤエヤマオアキ熟成果汁2Lに、合成吸着樹脂(ダイヤイオン(登録商標)HP20:三菱化学社製)を、果汁体積の1/10量加え、室温で15時間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて樹脂処理エキス(合成吸着樹脂比吸着画分)を得た。また、回収した合成吸着樹脂に吸着した物質は、100%メタノール、20〜100%アセトン各500mlで順次溶出させた。溶出液をすべて混合し、真空エバポレーターで濃縮後に凍結乾燥した物を合成樹脂吸着画分とした。
塩基対置換型の遺伝子変異を検出するため、サルモネラ・タイフィムリウム(Salmonella typhimurium)TA100およびTA1533ならびにエスケリッチア・コリ(Escherichia coli)WP2uvrAの3菌体と、フレームシフト型の突然変異を検出するサルモネラ・タイフィムリウムTA98およびTA1537の2菌体を使用し、プレインキュベーション法により試験した。各試験とも、薬物代謝活性化酵素系S9mixの非存在下(直接法)と存在下(代謝活性化法)の条件にて試験を行った。
合成吸着樹脂吸着画分は、直接法TA1537及び代謝活性化法TA1535で陽性を示したが、樹脂処理エキス(合成吸着樹脂非吸着画分)では陰性であった。
試 験 例 5
ラットアジュバント関節炎に対する効果:
SPFの雄性LEW/CrlCrlj(日本チャールス・リバー株式会社)の5週齢を毎群10匹用意した。実施例1で得られた実施品2の樹脂処理エキスを凍結乾燥にて粉末化した。これを、コントロール飼料AIN93M(オリエンタル酵母工業株式会社製)と混合して26%エキス混合飼料を作製した。
エキス混合飼料投与群にはマイコバクテリウム・ブチリカム(Mycobacterium butyricum)による起炎2週間前よりエキス混合飼料を与え、起炎対照群にはコントロール飼料を与えた。飼料投与15日目に両側後足の兄蹠皮内に流動パラフィンで1.0mg/mlとしたマイコバクテリウム・ブチリカムを0.1ml/匹で投与した。群分け前および投与後40日目までの足容積をマウス・ラット後肢足蹠浮腫容積測定装置(TK−101CMP:有限会社ユニコム製)を用いて測定した。なお、浮腫率は下記式で算出した。試験結果を図3に示した。
Figure 2009062301
エキス混合飼料投与群では、浮腫率が起炎対照群と比較して若干低値で推移し、投与25および28日では有意に低値を示した。
試 験 例 6
ラットカラゲニン足浮腫に対する効果:
試験には、SPFの雄性Crl:CD(SD)ラット(日本チャールス・リバー株式会社)の4週齢を毎群10匹使用した。実施例1で得られた実施品2の樹脂処理エキスをエバポレーターで10倍濃縮し、これをラット用金属製胃ゾンデを用いて5ml/kgで1日1回、7日間投与した。投与8日目に右側後肢足蹠皮下に1%カラゲニンを0.1ml/kgで投与し、炎症を惹起した。群分け前、起炎前、起炎後5時間まで1時間ごとの右側後肢容積を、マウス・ラット後肢足蹠浮腫容積測定装置(TK−101CMP、有限会社ユニコム)を用いて測定した。また、比較として、媒体(水)、比較例1で得られた比較品2の活性炭処理エキスおよび参考例1の熟成果汁を同様にして投与した群についても測定を行った。なお、浮腫率は下記式で算出した。試験結果を図4に示した。
Figure 2009062301
樹脂処理エキスを投与した群では、活性炭処理エキスを投与した群と比較して浮腫率が低値で推移し、特に起炎後5時間目の浮腫率は有意に低値を示した。
実 施 例 2
合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスの調製(2):
参考例1で調製したヤエヤマアオキ熟成果汁500mlに、合成吸着樹脂(ダイヤイオン(登録商標)HP20:三菱化学社製)を、果汁体積の1/5、1/10および1/20量加え、室温で0.5時間、2時間、6時間および15時間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて樹脂処理エキスを得た。
得られる樹脂処理エキスは、吸着樹脂量と攪拌時間の増加に応じて、臭いおよび色が強く吸着されることがわかった。
実 施 例 3
合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスの調製(3):
参考例2で調製したヤエヤマアオキストレート未熟果汁の100mlに、合成吸着樹脂(ダイヤイオン(登録商標)HP20:三菱化学社製)を、果汁体積の1/10量加え、室温で2.5時間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスを得た。このものについて試験例1と同様に官能試験(食味、臭い、食感、色および総合評価)を行ったところ、未熟果汁の食味を保ちつつ、においや色が改善された優れたものであった。また、GABA等の含量も樹脂処理前とさほど変化がなかった。
実 施 例 4
合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスの調製(4):
参考例3で調製したヤエヤマアオキストレート完熟果汁の100mlに、合成吸着樹脂(ダイヤイオン(登録商標)HP20:三菱化学社製)を、果汁体積の1/10量加え、室温で2.5時間攪拌した。攪拌後、綿濾過およびフィルター濾過(0.45μm)によって樹脂を取り除いて合成吸着樹脂処理ヤエヤマアオキエキスを得た。このものについて試験例1と同様に官能試験(食味、臭い、食感、色および総合評価)を行ったところ、完熟果汁の食味を保ちつつ、においや色が改善された優れたものであった。また、GABA等の含量も樹脂処理前とさほど変化がなかった。
実 施 例 5
ブレンドジュースの調製:
実施例1と同様にして得られた樹脂処理ヤエヤマアオキエキス480mlと、100%ブルーベリージュース430mlとを混合してブレンドジュースを調製する。このブレンドジュースは、ほんのり甘い飲み口である。
本発明のヤエヤマアオキエキスは、飲料等の飲食品に好適に利用することができる。
図1は各エキス中のGABA量を測定した結果を示す。 図2は各エキス中のイリドイド化合物量を測定した結果を示す。 図3はラットアジュバント関節炎における浮腫率を測定した結果を示す。 図4はラットカラゲニン足浮腫における浮腫率を測定した結果を示す。 以 上

Claims (6)

  1. ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することにより得られるヤエヤマアオキエキス。
  2. 合成吸着樹脂が、ジビニルベンゼン型合成吸着樹脂である請求項1に記載のヤエヤマアオキエキス。
  3. 合成吸着樹脂が、ダイヤイオン(登録商標)HP20である請求項1または2に記載のヤエヤマアオキエキス。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載のヤエヤマアオキエキスを含有する飲食品。
  5. 請求項1ないし3の何れかに記載のヤエヤマアオキエキスを有効成分とする関節炎治療剤。
  6. ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果実またはその発酵物を搾汁し、その搾汁液を合成吸着樹脂で処理することを特徴とするヤエヤマアオキエキスの製造方法。
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