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JP2009054764A - 発光装置 - Google Patents

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JP2009054764A
JP2009054764A JP2007219631A JP2007219631A JP2009054764A JP 2009054764 A JP2009054764 A JP 2009054764A JP 2007219631 A JP2007219631 A JP 2007219631A JP 2007219631 A JP2007219631 A JP 2007219631A JP 2009054764 A JP2009054764 A JP 2009054764A
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Abstract

【課題】光取り出し効率の向上ができると共に、駆動電圧の上昇を抑制できる発光装置をを提供する。
【解決手段】本発明に係る発光装置は、支持基板と、支持基板上に形成された発光層を有する半導体積層構造と、支持基板と半導体積層構造との間に配置されたイオン液体層とを備える。
【選択図】図1A

Description

本発明は、発光装置に関する。特に、本発明は、導電性液体を用いた発光装置に関する。
従来の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)として、例えば、発光層と基板との間に複数の凹部を設け、光取り出し効率を向上させた発光ダイオードがある。この発光ダイオードは、GaAs基板と、GaAs基板の表面に形成された複数の凹部と、複数の凹部を除くGaAs基板の表面と接合するp型AlGaAsクラッド層と、p型AlGaAsクラッド層の上に形成されるp型AlGaAs活性層と、p型AlGaAs活性層の上に形成されるn型AlGaAsクラッド層とを備える(例えば、特許文献1参照)。この発光ダイオードは、複数の空洞部とp型AlGaAsクラッド層との界面において活性層が発した光が反射されるので、複数の空洞部を備えていない発光ダイオードに比べて、光取り出し効率を向上させることができる。
特許第3257286号公報
しかし、特許文献1に記載の発光ダイオードでは、複数の空洞部は電流を流さないので、電流はGaAs基板とp型AlGaAsクラッド層とが接する部分に集中して駆動電圧が上昇する。また、特許文献1に記載の発光ダイオードにおいてp型AlGaAs活性層の発光する主な領域は、電流が通過する部分、すなわち、空洞部間を流れる電流に対応した電流が流れる発光層の領域なので、空洞部がない発光ダイオードに比べて発光量が減少する。また、GaAs基板上に占める空洞部の面積はある一定以上の面積にできないので、p型AlGaAs活性層が発する光の外部への光取り出し量の向上には限界がある。
したがって、本発明の目的は、光取り出し効率の向上ができると共に、駆動電圧の上昇を抑制できる発光装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、支持基板と、支持基板上に形成された発光層を有する半導体積層構造と、支持基板と半導体積層構造との間に配置されたイオン液体層とを備える発光装置が提供される。
また、上記発光装置は、イオン液体層が、イミダゾリウム系化合物、ピリジニウム系化合物、脂環式アミン系化合物、脂肪族アミン系化合物、又は脂肪族ホスホニウム系化合物のいずれかを含んでいてよい。また、イオン液体層が、発光層が発する波長の光を透過してもよい。更に、発光層が、AlGaIn1−x−yP(0≦x≦1、0≦y≦1)で表される化合物半導体層を有していてもよく、また、支持基板が、GaAsから形成されてもよい。
本発明の発光装置によれば、光取り出し効率の向上ができると共に、駆動電圧の上昇を抑制することができる。
[実施の形態]
図1Aは、本発明の実施の形態に係る発光装置の断面図を示す。
(発光装置の構造)
本実施の形態に係る発光装置10は、導電性を有すると共に凹部110aを有する支持基板100と、凹部110a内を満たすイオン液体層としてのイオン液体110と、支持基板100の凹部110aが設けられていない表面において支持基板100と接合する半導体積層構造120と、半導体積層構造120の支持基板100と接する面の反対側の面の所定の領域に形成される上部電極130と、支持基板100の凹部110aが形成されている側の反対側の面の略全面に形成される下部電極135とを備える。
また、半導体積層構造120は、支持基板100と接する側に形成される第1導電型としてのp型のp型コンタクト層121と、p型コンタクト層121の上に形成されるp型クラッド層123と、p型クラッド層123の上に形成される発光層としての活性層125と、活性層125の上に形成される第2導電型としてのn型のn型クラッド層127とを有する。
本実施形態に係る発光装置10は上面視にて略正方形に形成される。一例として、発光装置10の平面寸法は、縦寸法及び横寸法がそれぞれ略300μmである。また、発光装置10の厚さは、略350μmに形成される。
本実施形態に係る半導体積層構造120は、III−V族化合物半導体であるAlGaInP系の化合物半導体からなる層を有して形成される。具体的に、半導体積層構造120は、不純物であるドーパントがドープされていないアンドープのAlGaInP系の化合物半導体から形成される活性層125を、p型のAlGaInPを含んで形成されるp型クラッド層123と、n型のAlGaInPを含んで形成されるn型クラッド層127とで挟んだ構成を有する。
更に、半導体積層構造120は、p型クラッド層123の活性層125と接している面の反対側に、p型クラッド層123にドープされているドーパントの濃度よりも高い濃度のp型のドーパントがドープされているp型コンタクト層121を有する。なお、半導体積層構造120は、n型クラッド層127の活性層125と接している面の反対側の所定の領域に、n型クラッド層123にドープされているドーパントの濃度よりも高い濃度のn型のドーパントがドープされているn型コンタクト層を更に有して形成することもできる。
ここで、活性層125は、外部から電力が供給されると所定の波長の光を発する化合物半導体層である。具体的に、活性層125は、AlGaIn1−x−yP(0≦x≦1、0≦y≦1)で表される化合物半導体層から形成される。より具体的には、活性層125は、波長が630nmの赤色光を発するAlGaIn1−x−yP(0≦x≦1、0≦y≦1)で表される化合物半導体層から形成される。一例として、活性層125は、アンドープの(Al0.15Ga0.850.5In0.5P層から形成される。
また、n型クラッド層127は、Si、Se等のn型のドーパントを所定の濃度含む。一例として、n型クラッド層127は、Seがドープされたn型の(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層から形成される。更に、p型クラッド層123は、Zn、Mg、C等のp型のドーパントを所定の濃度含む。一例として、p型クラッド層123は、Znがドープされたp型の(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層から形成される。
更に、半導体積層構造120が有するp型コンタクト層121は、一例として、Znが所定の濃度ドープされたp型のGaP層から形成される。なお、半導体積層構造120がn型コンタクト層を有する場合には、n型コンタクト層は、Si等のn型のドーパントが所定の濃度ドープされたGaAs層から形成することができる。
支持基板100は、導電性材料から形成される。具体的に、支持基板100は、所定の導電型を有する化合物半導体から形成される。より具体的には、支持基板100は、支持基板100と接する化合物半導体層の線膨張係数と近い線膨張係数を有する材料から形成される。一例として、支持基板100は、所定の濃度のZnがドーピングされたp型のGaAs基板から形成される。なお、支持基板100は、p型又はn型の導電性Si基板等の半導体基板、n型のGaAs基板、若しくはCu等の金属材料からなる基板等から形成することもできる。
更に、支持基板100は、活性層125が発した光を発光装置10の外部に効率よく取り出すことを目的として、活性層125が発する光に対して透明な材料から形成することもできる。具体的には、活性層125が発する光の波長が630nmである場合、支持基板100を波長630nmの光を透過するGaPから形成することができる。
また、支持基板100の凹部110aの表面に、活性層125が発する波長の光に対して所定の反射率を有する反射層を更に形成することもできる。例えば、反射層は、Au、Al、Ag等の金属材料から形成することができる。
そして、支持基板100は、表面に所定形状の凹部110aを有して形成される。具体的には、凹部110aは、上面視にて略正方形状に形成される。一例として、発光装置10の平面寸法が略300μmの場合、凹部110aは、上面視における平面寸法が260μmの正方形に形成される。なお、凹部110aの形状は正方形に限られず、円形、又は多角形等の他の形状にすることもできる。更に、複数の凹部110aを、支持基板100に形成することもできる。この場合には、一例として、平面寸法が260μmよりも小さい略四角形状の複数の凹部110aを、支持基板100上に形成することとなる。
上部電極130は、n型クラッド層137と電気的に接合する材料から形成され、一例として、Au、Ge、Ni等を含む金属材料から形成される。ここで、上部電極130は、n型クラッド層127の活性層125と接する面の反対側の所定の領域に形成される。一例として、上部電極130は、n型クラッド層127の表面の略中央に、100μmの直径を有して形成される円形電極である。
なお、上部電極130の形状は円形に限られず、n型クラッド層127の表面の外周に向かって、所定の幅の枝を有する枝付き電極形状に形成することもできる。そして、半導体積層構造120がn型コンタクト層を有する場合には、n型コンタクト層は、n型クラッド層127の上面において、表面電極130が設けられる領域にだけ形成することができる。また、下部電極135は、支持基板100と電気的に接合する材料から形成され、例えば、Au、Zn、又はBe等の金属材料から形成される。
イオン液体110は、導電性を有すると共に、常温で液状の化合物から形成される導電性液体である。イオン液体110は、凹部110aに満たされ、支持基板100とp型コンタクト層121とにより封止される。本実施の形態に係るイオン液体110は、イミダゾリウム系化合物、ピリジニウム系化合物、脂環式アミン系化合物、脂肪族アミン系化合物、又は脂肪族ホスホニウム系化合物から形成される。イオン液体110は、一例として、イミダゾリウム系化合物の1つであるIL−IM1(広栄化学工業株式会社)を用いることができる。
なお、イオン液体110は導電性を有するため、支持基板100とp型コンタクト層121との間の凹部110aにイオン液体110を封入しても、上部電極130と下部電極135との間を流れる電流を阻害しない。
また、イオン液体110は、p型コンタクト層121の屈折率(略3.0)及び支持基板100の屈折率(約3.0)よりも小さい屈折率(約1.2〜1.5)を示す化合物から形成される。更に、イオン液体110は、活性層125が発する光を実質的に透過する化合物から形成される。したがって、活性層125が発した光であってp型コンタクト層121を伝播した光の一部は、p型コンタクト層121とイオン液体110との界面で発光装置10の外部に向かって反射される。更に、イオン液体110を透過した光の一部は、イオン液体110と支持基板100との界面においても発光装置10の外部に向かって反射される。
なお、本実施形態に係る発光装置10は、波長が630nmの赤色を含む光を発するが、発光装置10が発する光の波長はこの波長に限定されない。半導体積層構造120の活性層125の構造を制御して、所定の波長範囲の光を発する発光装置10を形成することもできる。例えば、活性層125を、波長660nmの赤色を含む光を発するAlGa1−xAs(0≦x≦1)から形成することができる。また、活性層125を、波長700nmの赤色又は波長565nmの緑色を含む光を発するGaPから形成することもできる。
更に、活性層125を、波長800nmから1000nmの赤外光を含む光を発するInGaAs又はInGaAsPから形成することもできる。また、発光装置10が備える半導体積層構造120は、紫外領域、紫色領域、若しくは青色領域の光を発する活性層125を含むInAlGaN系の化合物半導体から形成することもできる。更に、活性層125は、量子井戸構造を有して形成することもでき、単一量子井戸構造、多重量子井戸構造、又は歪み多重量子井戸構造のいずれかの構造から形成することができる。
また、発光装置10の平面寸法は上記実施の形態における平面寸法に限られない。例えば、発光装置10の平面寸法は、略250μm角、略350μm角、又は略500μm角等に形成することができる。この場合において、支持基板100が有する凹部110aの平面寸法についても、発光装置10の平面寸法に応じて適宜変更して形成される。
図1Bは、本発明の実施の形態に係るイオン液体の基本的な化学構造式を示す。
図1B(a)は、イオン液体110の一例としての2置換のイミダゾリウム系化合物の基本構造式である。R1はアルキル基であり、具体的には炭素数が1から18のアルキル基から選択される。本発明の実施の形態においては、イミダゾリウム系化合物として、上述のように、広栄化学工業株式会社製のIL−IM1(分解温度:372.0℃)を用いることができる。なお、炭素数は1から18に限られず、その他の炭素数のアルキル基から選択してもよい。Xはアニオンであり、BF 、PF 、CFSO 、(CFSO、B(C 、又はCHSO 等から選択される。また、3置換のイミダゾリウム系化合物をイオン液体110として用いてもよい。
図1B(b)は、イオン液体110の一例としてのピリジニウム系化合物の基本構造式である。R1、R2、及びR3はそれぞれアルキル基であり、具体的には炭素数が1から18のアルキル基から選択される。なお、炭素数は1から18に限られず、その他の炭素数のアルキル基から選択してもよい。Xはアニオンであり、その種類は図1B(a)の場合と同様である。本発明の実施の形態においては、ピリジニウム系化合物として、広栄化学工業株式会社製のIL−P11(分解温度:436.0℃)を用いることができる。
図1B(c)は、イオン液体110の一例としての脂環式アミン系化合物の基本構造式である。R1、R2、及びR3は図1B(b)の上記説明と同様なアルキル基であり、Xは図1B(a)の場合と同様なアニオンである。また、nは1以上の自然数である。本発明の実施の形態においては、脂環式アミン系化合物として、広栄化学工業株式会社製のIL−C1(分解温度:486.5℃)を用いることができる。
図1B(d)は、イオン液体110の一例としての、脂肪族アミン系化合物の基本構造式である。R1、R2、R3、及びR4は、図1B(b)の上記説明と同様なアルキル基であり、Xは図1B(a)の場合と同様なアニオンである。本発明の実施の形態においては、脂肪族アミン系化合物として、広栄化学工業株式会社製のIL−A1(分解温度:480.4℃)を用いることができる。
図1B(e)は、イオン液体110の一例としての、脂肪族ホスホニウム系化合物の基本構造式である。R1、R2、R3、及びR4は、図1B(b)の上記説明と同様なアルキル基であり、Xは図1B(a)の場合と同様なアニオンである。
本実施形態に係るイオン液体110としては、一例として、活性層125が発する光の波長630nmに対して透明で、融点が11℃であり、25℃における粘度が43.0cPの広栄化学工業株式会社製のIL−IM1を用いることができるが、イオン液体110はIL−IM1に限られない。イオン液体110として用いる化合物は、活性層125が発する光に対して透明であり、分解温度が300℃を超えるか、好ましくは350℃以上であると共に、室温において導電性を示す液体である限り、上記に示した化合物から適宜選択することができる。また、上記に示した複数の化合物から選択した2種類以上の化合物の混合物を、イオン液体110として用いてもよい。
(発光装置10の製造方法)
図2A及び図2Bは、本発明の実施の形態に係る発光装置の製造工程の流れを示す。
まず、図2A(a)に示すように、n型半導体基板200の上に有機金属化学気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:MOCVD)法を用いて半導体積層構造120を形成する。n型半導体基板200は、一例として、直径が76.2mmであり、厚さが300μmのn型GaAs基板(Siドープ)を用いることができる。
具体的には、n型クラッド層127と、活性層125と、p型クラッド層123と、p型コンタクト層121とを、MOCVD法を利用するMOCVD装置によりn型半導体基板200の上にこの順に形成する。これにより、エピタキシャル基板1が形成される。
次に、支持基板100を準備する。支持基板100は、一例として、直径が76.2mm、厚さが350μmのp型GaAs基板(Znドープ)を用いることができる。そして、支持基板100の鏡面仕上げがなされた面に、図2A(b)に示すように、複数の凹部110aを形成する。
具体的には、まず、支持基板100の鏡面仕上げがなされた面にスピンコート法によりフォトレジストを塗布する。そして、一辺の長さが260μmである複数の正方形が350μm間隔で正方格子状に配列したレジストパターンを、フォトリソグラフィー法を用いて支持基板100上に形成する。続いて、レジストパターンが形成された支持基板100をドライエッチング装置に投入して、メタンと水素とを流量比1:1で混合した混合ガスを用いて、支持基板100のレジストパターンが形成されている面をエッチングする。
これにより、レジストパターンがマスクとして機能して、正方形状に露出している支持基板100の表面がエッチングされる。そして、エッチングにより支持基板100上に一辺の長さが260μmの正方形状であって、深さが300nmの凹部110aが形成される。続いて、有機溶媒を用いてレジストパターンを有する支持基板100を有機洗浄することにより、レジストパターンを除去する。更に、酸素プラズマを用いたアッシングにより、支持基板100上の残渣物を除去する。これにより、図2Aの(b)に示すような、本実施の形態において用いる支持基板100が形成される。
次に、支持基板100の凹部110aにイオン液体110を満たす。本実施の形態では、イオン液体110として広栄化学工業株式会社製のIL−IM1を用いる。そして、支持基板100の凹部110aが形成されている側の面と、エピタキシャル基板1のp型コンタクト層121の面とを重ね合わせる。この状態で、水素雰囲気下、350℃の条件で、245N/cm(25kgf/cm)の圧力を加え、60分間保持する。これにより、エピタキシャル基板1のp型コンタクト層121と支持基板100の凹部110aを除く領域とが接合して、図2Aの(c)に示すような接合基板2aが形成される。
なお、支持基板100とエピタキシャル基板1とを接合する条件のうち、温度条件は、約300℃に設定することもできる。この場合、支持基板100とエピタキシャル基板1とを保持する時間を温度が350℃の場合よりも長くする点以外は、温度が350℃の場合における条件と略同一の条件を用いて、接合基板2aを形成することができる。また、支持基板100とエピタキシャル基板1とを接合する温度条件は、350℃よりも高い温度に設定することもできる。この場合、支持基板100とエピタキシャル基板1とを保持する時間を温度が350℃の場合よりも短くする点以外は、温度が350℃の場合における条件と略同一の条件を用いて、接合基板2aを形成することができる。なお、イオン液体110は、支持基板100とエピタキシャル基板1とを接合する温度よりも高い分解温度を有する化合物を用いる。
続いて、接合基板2aのn型半導体基板200を除去する。具体的には、まず、接合基板2aのn型半導体基板200を、厚さが50μm程度になるまで研磨する。そして、アンモニア水と過酸化水素水との混合液から形成されるエッチャントを用いて、n型半導体基板200を完全に除去する。これにより、図2B(d)に示すような、接合基板2aからn型半導体基板200が完全に除去された接合基板2bが形成される。
次に、接合基板2bのn型クラッド層127の表面に、フォトリソグラフィー法及び真空蒸着法を用いて、複数の上部電極130を形成する。複数の上部電極130は、複数の上部電極130の中心がそれぞれ、凹部110aの略中心と略一致するように形成される。また、接合基板2bの支持基板100の表面に、真空蒸着法を用いて下部電極135を形成する。なお、上部電極130及び下部電極135は、スパッタ法を用いて形成することもできる。
次に、複数の上部電極130と下部電極135とを接合基板2bに形成した後、上部電極130とn型クラッド層127との界面、及び下部電極135と支持基板100との界面のそれぞれがオーミック接合するように、所定の温度、所定の雰囲気下で合金化処理を施す。なお、合金化処理は、イオン液体110の分解温度以下で実施することが望ましい。これにより、図2Bの(e)に示すように、接合基板2bに複数の上部電極130と下部電極135とが形成された接合基板2cが形成される。
続いて、ダイシング装置を用いて、接合基板2cから300μm角の複数のチップを切り出す。この場合に、イオン液体110が封入されている凹部110aの領域を切断しないように、チップを切り出す。これにより、図2Bの(f)に示すように、複数の発光装置10が形成される。
そして、切り出した発光装置10は、Cu等の金属材料から形成される金属ステムに、Agペースト等の導電性接着剤を用いて搭載される。なお、発光装置10は、下部電極135を介して金属ステムに搭載される。そして、金属ステムの所定の位置と上部電極130とを、Au等の金属ワイヤを用いて電気的に接続する。
これにより、発光装置10の活性層125に、外部から電力を供給することができるようになる。本実施形態に係る発光装置10は、例えば、照明機器、液晶用バックライト、各種インジケータ、及び表示パネル等に用いることができる。
このようにして形成された本実施形態に係る発光装置10に20mAの電流を供給すると、発光出力が6.3mWであり、印加電圧が2.2Vであった。また、この発光装置10が発する光の発光ピーク波長は630nmであった。
図3は、比較例に係る発光装置の断面図を示す。
比較例に係る発光装置15は、支持基板100が複数の空洞部300を有すると共に、イオン液体110を有さない点を除いて、本発明の実施の形態に係る発光装置10と同一の構造を有するので、相違点を除いて詳細な説明は省略する。
比較例に係る発光装置15は、支持基板100とp型コンタクト層121との間に、40μmの間隔で正方格子状に配列すると共に、直径が15μmの円形状を有する複数の空洞部300を備える。そして、空洞部300内には、イオン液体110は封入されていない。その他の構成は、実施の形態に係る発光装置10と同一である。
比較例に係る発光装置15の製造方法についても、発光装置10の製造方法と略同一である。すなわち、実施の形態に係る発光装置10の製造に用いるn型半導体基板200と同一ロットのn型半導体基板200と、発光装置10が備える支持基板100と同一ロットの支持基板100を用いる。そして、実施の形態と同様に、図2A(a)に示すエピタキシャル基板1を形成する。
続いて、図2A(b)に示す実施の形態に係る支持基板100の製造工程と同様の工程を用い、40μmの間隔で正方格子状に配列すると共に、直径が15μmの円形状を有する複数の空洞部300を、支持基板100上に形成する。空洞部300の深さは300nmである。次に、図2A(c)の工程と同様の工程により、複数の空洞部300を有する支持基板100とエピタキシャル基板1とを貼り合わせる。
なお、比較例においては、水素雰囲気下、650℃の条件で、245N/cm(25kgf/cm)の圧力を加え、30分間保持することにより、複数の空洞部300を有する支持基板100とエピタキシャル基板1とを貼り合わせる。その他の工程は実施の形態に係る発光装置10の製造工程と同一である。これにより、比較例に係る発光装置15が形成される。
比較例に係る発光装置15に20mAの電流を供給すると、発光出力が5.1mWであり、印加電圧が2.5Vであった。なお、比較例に係る発光装置15が発する光の発光ピーク波長は630nmであり、実施の形態に係る発光装置10と同一である。実施の形態に係る発光装置10は、比較例に係る発光装置15よりも発光出力が大きく、かつ駆動電圧も低いので、実施の形態に係る発光装置10は、比較例に係る発光装置15よりも光取り出し効率に優れていることが分かる。
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係る発光装置10は、活性層125と支持基板100との間にイオン液体110を備えており、発光装置10に供給された電流を活性層125の広い領域に分散させることができるので、発光装置10の駆動電圧をイオン液体110がない場合に比べて低下させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る発光装置10は、活性層125と支持基板100との間にイオン液体110を備えており、イオン液体110の屈折率と接する半導体層の屈折率との差によりイオン液体110と半導体層(p型コンタクト層121及び支持基板100)との界面において活性層125が発した光を反射させることができる。これにより、発光装置10は、活性層10が発した光を発光装置10の外部に効率よく放射させることができる。
図4は、本発明の変形例に係る発光装置の断面図を示す。
変形例に係る発光装置11は、複数の凹部110bと高抵抗領域140とを備えることを除き、実施の形態に係る発光装置10と略同一の構成を備えるので、相違点を除き詳細な説明は省略する。
変形例に係る発光装置11は、支持基板100の上部電極130の直下に該当する領域に、発光装置11に供給された電流を流さない高抵抗領域140を備える。この高抵抗領域140と、支持基板100の凹部110bが形成されていない領域であって高抵抗領域140を除く領域とがp型コンタクト層121と接合する。なお、凹部110bは、一例として、上部電極130に対応する支持基板100上の領域と、発光装置11の外周から内側へ所定の距離だけ入り込んだ領域とを除く支持基板100上の領域に形成される。
これにより、例えば、発光装置11の上面視における平面寸法が1mm等のように大型化した場合等において、半導体積層構造120と支持基板100との接合強度を保つことができる。更に、高抵抗領域140には電流が流れないので、高抵抗領域140の直上の活性層125の発光を抑制して、発光装置11の光取り出し効率の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
実施の形態に係る発光装置の断面図である。 実施の形態に係るイオン液体の基本的な化学構造式を示す図である。 実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 比較例に係る発光装置の断面図である。 変形例に係る発光装置の断面図である。
符号の説明
1 エピタキシャル基板
2a、2b、2c 接合基板
10、11、15 発光装置
100 支持基板
110 イオン液体
110a、110b 凹部
120 半導体積層構造
121 p型コンタクト層
123 p型クラッド層
125 活性層
127 n型クラッド層
130 上部電極
135 下部電極
140 高抵抗領域
200 n型半導体基板
300 空洞部

Claims (5)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に形成された発光層を有する半導体積層構造と、
    前記支持基板と前記半導体積層構造との間に配置されたイオン液体層と
    を備える発光装置。
  2. 前記イオン液体層が、イミダゾリウム系化合物、ピリジニウム系化合物、脂環式アミン系化合物、脂肪族アミン系化合物、又は脂肪族ホスホニウム系化合物のいずれかを含む
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記イオン液体層が、前記発光層が発する波長の光を透過する
    請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記発光層が、AlGaIn1−x−yP(0≦x≦1、0≦y≦1)で表される化合物半導体層を有する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記支持基板が、GaAsから形成される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
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US20120308808A1 (en) * 2011-05-31 2012-12-06 National Tsing Hua University Gas barrier film and method for manufacturing the same

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