JP2009045418A - 眠気判定装置,プログラムおよび眠気判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の居眠り防止システム1は、運転者3の顔画像を撮影する撮影装置10と、顔画像に基づいて眠気の度合を判定する眠気判定装置20と、警報装置30,首元空調装置40,シートベルト振動装置50,および,ブレーキ制御装置60と、から構成される。
眠気判定装置20は、撮影装置10により撮影された画像から算出された左右の口角の距離,眉と目の距離,頭部傾き角度,眉頭の中点と目頭の中点間の距離,眉頭間の距離,鼻下端の中点と目頭の中点間の距離,口端の中点と目頭の中点間の距離,下唇下端と目頭の中点間の距離,上まぶたと下まぶた間の距離,左右鼻孔外側端間の距離,上唇上端と目頭の中点間の距離に基づいて眠気の有無を判断し、その判断結果の組み合わせにより眠気の度合を判定する。
【選択図】図2
Description
このような装置では、得られた画像から運転者の目を特定し、その目の開度,視線などを検出して、それらに基づいて居眠り状態であるか否かを判定することが一般的である。例えば、目の開度を連続的に検出することで、目の開度の検出精度を向上して対象者が居眠り状態であることを検出する装置が提案されている(特許文献1参照)。
上述した構成の眠気判定装置であれば、左右の口角の距離,眉と目の距離,頭部傾き角度,眉頭の中点と目頭の中点間の距離,眉頭間の距離,鼻下端の中点と目頭の中点間の距離,口端の中点と目頭の中点間の距離,下唇下端と目頭の中点間の距離,上まぶたと下まぶた間の距離,鼻下左右両端間の距離,上唇上端と目頭の中点間の距離,の表情情報のうち、いずれか2つ以上の表情情報に基づいて眠気の度合を判定することができる。そのため、眠気の度合の判定に、目の情報以外も利用することができる。よって、目の情報の取得を阻害する外乱要因の影響を受けた場合も眠気の度合を判定することができる。
なお、上述した表情情報を取得する具体的な方法については特に限定されない。例えば、電極を顔面に貼り付け、上述した表情筋の動作の大きさに比例して発生する微弱な電気を検出して、上述した各表情情報を検出することが考えられる。
なお、眠気の度合の判定結果に応じて運転者の居眠りを防止する動作を行う装置を車両に備え、その装置と連携することで、運転者の居眠りを防止することができる。例えば、上記眠気判定装置をカーナビゲーションシステムと連携して、眠気の度合の判定結果に応じた画面表示および音声出力をすることが考えられる。また、眠気の度合の判定結果に応じて、運転者に送風する装置,シートベルトを振動させる装置,ブレーキを制御する装置などを動作させてもよい。
このように構成された眠気判定装置であれば、各表情情報の眠気の程度を複数段階に分類した高次の情報に基づいて眠気の度合を判定できるので、より適切に眠気の度合を判定することができる。なお、眠気の程度に関する判断結果の具体的な取り扱いとしては、例えば、眠気の程度を数値に変換し、全ての表情情報における数値の平均値,最頻値などから眠気の度合と判定することが考えられる。
この眠気判定装置は、左右の口角の距離,眉と目の距離,頭部傾き角度のうち少なくとも2つ以上を取得するものであって、前記頭部傾き角度に基づいて眠気ありと判断することを条件Aとし、前記眉と目の距離に基づいて眠気ありと判断することを条件Bとし、前記左右の口角の距離に基づいて眠気ありと判断することを条件Cとする。そして、この眠気判定装置は、これらの条件に基づいて眠気の度合を判定する。
なお、上述したプログラムは、コンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して、眠気判定装置やこれを利用するユーザに提供されるものである。
(1.1)全体構成
実施例1における居眠り防止システム1は、車両2に搭載されて用いられるものであり、図2に示すように、運転者3の顔画像を撮影する撮影装置10と、顔画像に基づいて眠気の度合を判定する眠気判定装置20と、判定された眠気の度合に応じて居眠り運転による事故防止のための動作を行う複数の装置(警報装置30,首元空調装置40,シートベルト振動装置50,および,ブレーキ制御装置60)と、から構成される。
この眠気判定装置20の制御部21は、記憶部24に記憶されているプログラムに従って、眠気判定装置20全体を制御する。
記憶部24は、データを記憶する記憶領域として、制御部21を制御するプログラム用の記憶領域、後述する各種データを記憶するための記憶領域などを有している。
(1.2)眠気判定装置20の制御部21による処理
以下に、実施例1における居眠り防止システム1の眠気判定装置20が備える制御部21により実行される各種処理について説明する。
(1.2.1)制御部メイン処理
以下に、制御部21による制御部メイン処理の処理手順を、図4に基づいて説明する。この制御部メイン処理は、入力部23に備えられた開始ボタンを押すことによって開始される。
ここでは、まず、S1において算出されたL1b,L2b,αb,θbと、S2において算出されたL1d,L2d,αd,θdとを比較することで、L1,L2,α,θそれぞれに基づく眠気の有無を判断する。
(1.2.2)覚醒時データ収集処理
以下に、制御部21による覚醒時データ収集処理の処理手順を、図5に基づいて説明する。この覚醒時データ収集処理は、制御部メイン処理のS1にて実行される。
次に、運転者3の顔面の情報を検出する表情情報取得処理を行う(S23)。ここでは、撮影装置10により撮影された顔画像を示す画像データに基づき、L1,L2,α,θを、所定の回数(m回)算出し、記憶部24に記憶する。このとき、記憶部24には、L1,L2,α,θがそれぞれm個ずつ記憶されている。
ここでは、まず、記憶部24に記憶されたL1,L2,α,θをすべて読み出す。そして、L1,L2,α,θそれぞれにおける度数分布に基づき、眠気の亢進に伴い値が小さくなるL1に関しては、累積相対度数が最小値より5%に該当する値をL1aとして算出する。一方、眠気の亢進に伴い値が大きくなるL2,α,θに関しては、累積相対度数が最大値より5%に該当する値をL2a,αa,θaとして算出する。
このS27では、S24にて記憶部24に記憶されたL1a,L2a,αa,θaを全て読み出し、それぞれの正規分布を作成する。これらの正規分布における平均値をμ,標準偏差をσとしたときに、眠気の亢進に伴い値が小さくなるL1に対応するL1aに関しては、μ−2σに該当する値をL1bとして算出する。一方、眠気の亢進に伴い値が大きくなるL2,α,θに対応するL2a,αa,θaに関しては、μ+2σに該当する値をそれぞれL2b,αb,θbとして算出する。
その後、本処理を終了して、制御部メイン処理に戻る。
(1.2.3)運転時データ取得処理
以下に、制御部21による運転時データ収集処理の処理手順を、図6に基づいて説明する。この覚醒時データ収集処理は、制御部メイン処理のS2にて実行される。
ここでは、まず、記憶部24に記憶されたL1,L2,α,θをすべて読み出す。そして、L1,L2,α,θそれぞれにおける度数分布に基づき、眠気の亢進に伴い値が小さくなるL1に関しては、累積相対度数が最小値より5%に該当する値をL1dとして算出する。一方、眠気の亢進に伴い値が大きくなるL2,α,θに関しては、累積相対度数が最大値より5%に該当する値をL2d,αd,θdとして算出する。
その後、本処理を終了して、制御部メイン処理に戻る。
(1.2.4)表情情報取得処理
以下に、制御部21による表情情報取得処理の処理手順を、図7に基づいて説明する。この表情情報取得処理は、覚醒時データ収集処理におけるS23,運転時データ収集処理におけるS31にて実行される。
次に、撮影装置10により撮影された顔画像を示す画像データを受信部22より取得する(S42)。
ここでは、図8に示すように、左目頭(x1,y1,z1),右目頭(x2,y2,z2),左目尻(x3,y3,z3),左眉頭(x4,y4,z4),右眉頭(x5,y5,z5),左眉中心上端(x6,y6,z6),左鼻孔外側端(右鼻孔と反対側に位置する端部)(x7,y7,z7),右鼻孔外側端(左鼻孔と反対側に位置する端部)(x8,y8,z8),左口角(x9,y9,z9),右口角(x10,y10,z10),下唇下端(x11,y11,z11),上まぶた(x12,y12,z12),下まぶた(x13,y13,z13),上唇上端(x14,y14,z14)の各顔特徴点の位置と、頭部の前後への傾き角度情報αおよび頭部の左右への傾き角度情報θと、を検出する。なお、上述したαおよびθは、頭部が前後,左右のいずれに傾いた場合であっても、正の値として検出する。
L1=[(x9−x10)2+(y9−y10)2+(z9−z10)2]0.5
また、L2は、眉と目の距離(左目頭と左目尻の中心と、左眉中心上端と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
そして、このように算出したL1,L2およびS43で検出したα,θそれぞれの値を記憶部24に記憶する。記憶部24には、上述した値がそれぞれ複数個記憶できるようになっており、S44にてL1,L2が算出される毎に、記憶部24に記憶されるL1,L2,α,θそれぞれの個数は1つずつ増加していくこととなる。
(1.2.5)眠気判定処理
以下に、制御部21による眠気判定処理の処理手順を、図10に基づいて説明する。この眠気判定処理は、制御部メイン処理のS3にて実行される。
次に、覚醒時データ収集処理のS27において算出されたL1bの値と、運転時データ収集処理のS32において算出されたL1dの値と、を比較する(S62)。
このとき、L2dの値がL2bの値以上であれば(S64:YES)、つまり、覚醒時と比較して眉目間の距離が大きくなっていれば、変数L2fを1に設定し(S65)、処理がS66へ移行する。一方、L2dの値がL2bの値以上でなければ(S64:NO)、処理がS66へ移行する。
このとき、αdの値がαbの値以上であれば(S66:YES)、つまり、覚醒時と比較して頭部の前後への傾きが大きくなっていれば、変数αfを1に設定し(S67)、処理がS68へ移行する。一方、上述した条件を満たさなければ、(S66:NO)、変数αfを変更することなく、処理がS68へ移行する。
このとき、θdの値がθbの値以上であれば(S68:YES)、つまり、覚醒時と比較して頭部の左右への傾きが大きくなっていれば、変数θfを1に設定し(S69)、処理がS70へ移行する。一方、上述した条件を満たさなければ、(S68:NO)、変数θfを変更することなく、処理がS70へ移行する。
(1.3)効果
このように構成された実施例1における眠気判定装置20であれば、左右の口角の距離,眉と目の距離,および,頭部傾き角度に基づいて眠気の度合を判定することができる。そのため、眠気の度合の判定に、目の開度などの目の情報を必要としない。よって、目の情報の取得を阻害する外乱要因の影響を受けないので、目の開度,瞳孔径,視線などの目の情報のみに基づいては眠気の度合が判定できない場合であっても、眠気の度合を判定することができる。
(1.4)対応関係
以上説明した実施形態において、図7におけるS43,S44が本発明における表情情報取得手段であり、図10の眠気判定処理が本発明における眠気判定手段であり、撮影装置10が本発明における撮影手段である。
[実施例2]
(2.1)全体構成
実施例2における居眠り防止システム1は、基本的に実施例1と同じ構成である。しかしながら、制御部21による処理が一部変更されているため、変更された処理を以下に示す。
(2.2)制御部21による処理
以下に、実施例2における居眠り防止システム1の眠気判定装置20が備える制御部21により実行される各種処理について説明する。この実施例2は、上述した実施例1と比べて、制御部メイン処理,覚醒時データ収集処理,運転時データ収集処理,および,眠気判定処理の処理方法が異なる。
(2.2.1)制御部メイン処理
以下に、実施例2における制御部メイン処理の処理手順を、図11に基づいて説明する。この制御部メイン処理は、入力部23に備えられた開始ボタンを押すことによって開始される。
ここでは、S101において算出されたL1a,L2a,αa,θaそれぞれn個と、S102において算出されたL1d,L2d,αd,θdそれぞれn個と、に基づき、対応のあるt検定を行う。その検定結果に基づいて、左右の口角の距離情報L1,眉と目の距離情報L2,頭部の前後への傾き角度情報α,および,頭部の左右への傾き角度情報θそれぞれに基づく眠気の有無を判断し、その判断結果の組み合わせにより眠気の度合を判定する。実施例2における眠気判定処理について詳しくは後述する。
(2.2.2)覚醒時データ収集処理
以下に、実施例2における覚醒時データ収集処理の処理手順を、図12に基づいて説明する。
(2.2.3)運転時データ収集処理
以下に、実施例2における運転時データ収集処理の処理手順を、図13に基づいて説明する。この運転時データ収集処理は、制御部メイン処理のS102にて実行される。
次に、実施例1にて述べた表情情報取得処理を行い、m個のL1,L2,α,θを算出する(S142)。
(2.2.4)眠気判定処理
以下に、実施例2における眠気判定処理の処理手順を、図14に基づいて説明する。この眠気判定処理は、制御部メイン処理のS103にて実行される。
次に、覚醒時データ収集処理のS124において算出されたL1aの値n個と、運転時データ収集処理のS143において算出されたL1dの値n個と、に基づいて、対応のあるt検定を行う(S162)。この眠気判定処理において、対応のあるt検定の有意水準は5%とする。
(2.3)効果
実施例2に記載の眠気判定装置20または居眠り防止システム1においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。さらに本実施例2においては、眠気判定処理において、眠気の有無の判断(S170,S172,S174)を対応のあるt検定にて行っているため、その判定結果がより信頼性の高いものとなっており、上述した実施例1と比べて誤判定を少なくすることができる。
(2.4)対応関係
以上説明した実施形態において、図7におけるS43,S44が本発明における表情情報取得手段であり、図14の眠気判定処理が本発明における眠気判定手段であり、撮影装置10が本発明における撮影手段である。
[実施例3]
(3.1)全体構成
実施例3における居眠り防止システム1は、基本的に実施例1と同じ構成である。しかしながら、制御部21による処理が異なるため、その処理を以下に説明する。
(3.2)制御部21による処理
以下に、実施例3における居眠り防止システム1の眠気判定装置20が備える制御部21により実行される各種処理について説明する。
(3.2.1)制御部メイン処理
以下に、実施例3における制御部メイン処理の処理手順を、図15に基づいて説明する。この制御部メイン処理は、入力部23に備えられた開始ボタンを押すことによって開始される。
次に、運転者3の眠気の度合を判定する眠気判定処理を行う(S205)。ここでは、S203で算出された覚醒時情報と、S204で算出された表情情報と、を記憶部24から読み出して比較し、眠気の度合を判定する。この眠気判定処理について、詳しくは後述する。
なお、本処理は、入力部23の終了ボタンが押された場合,および,車両2におけるエンジン等の動力部が停止して車両全体の制御が終了した場合に終了する。
(3.2.2)表情情報取得処理
以下に、実施例3における表情情報取得処理の処理手順を、図16に基づいて説明する。この表情情報取得処理は、制御部メイン処理におけるS201,S204にて実行される。
次に、S221にて取得した画像データに基づき、顔面の構成要素の位置・角度を示す位置・角度情報を検出する(S222)。ここでは、実施例1の表情情報取得処理のS43と同様に、AAMを用いて、左目頭(x1,y1,z1),右目頭(x2,y2,z2),左目尻(x3,y3,z3),左眉頭(x4,y4,z4),右眉頭(x5,y5,z5),左眉中心上端(x6,y6,z6),左鼻孔外側端(右鼻孔と反対側に位置する端部)(x7,y7,z7),右鼻孔外側端(左鼻孔と反対側に位置する端部)(x8,y8,z8),左口角(x9,y9,z9),右口角(x10,y10,z10),下唇下端(x11,y11,z11),上まぶた(x12,y12,z12),下まぶた(x13,y13,z13),上唇上端(x14,y14,z14)の各位置と、頭部の前後への傾き角度情報αおよび頭部の左右への傾き角度情報θと、を検出する。なお、上述したαおよびθは、頭部が前後,左右のいずれに傾いた場合であっても、正の値として検出する。
上述した表情情報のうち、L1は、左右の口角の距離(左口角と右口角との距離)であり、上述した左口角と右口角とに基づき、次に示す式で計算される。
また、L2は、眉と目の距離(左目頭と左目尻の中心と、左眉中心上端と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L3は、眉頭の中点と目頭の中点間の距離(左眉頭と右眉頭の中心と、左目頭と右目頭の中心と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L4は、眉頭間の距離(左眉頭と右眉頭との距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L5は、鼻下端の中点と目頭の中点間の距離(左鼻孔外側端と右鼻孔外側端の中心と、左目頭と右目頭の中心と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L6は、口端の中点と目頭の中点間の距離(左口角と右口角の中心と、左目頭と右目頭の中心と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L7は、下唇下端と目頭の中点間の距離(下唇下端と、左目頭と右目頭の中心と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
また、L8は、上まぶたと下まぶた間の距離であり、次に示す式で計算される。
また、L9は、鼻下左右両端間の距離(左鼻孔外側端と、右鼻孔外側端と、の距離)であり、次に示す式で計算される。
なお、鼻孔の外側端間の距離に替えて、左右の鼻翼の外側端間の距離をL9として用いてもよい。その場合は、上述したS222にて、左右それぞれの鼻翼の外側端の位置を検出する構成とするとよい。
L10=[(x14−(x1+x2)/2)2+(y14−(y1+y2)/2)2+(z14−(z1+z2)/2)2]0.5
このようにして算出したL1〜L10およびS223で検出したα,θそれぞれの値を記憶部24に記憶する。その後、本処理を終了して、制御部メイン処理に戻る。
(3.2.3)眠気判定処理
以下に、実施例3における眠気判定処理の処理手順を、図17に基づいて説明する。この眠気判定処理は、制御部メイン処理のS205にて実行される。
眠気有りと判断された表情情報の数が7以上であれば(S242:YES)、眠気レベルを3(強度眠気)と判定し(S243)、処理がS249に移行する。一方、7以上でなければ(S242:NO)、処理がS244に移行する。
眠気有りと判断された表情情報の数が5以上であれば(S244:YES)、眠気レベルを2(中度眠気)と判定し(S245)、処理がS249に移行する。一方、5以上でなければ(S244:NO)、処理がS246に移行する。
(3.3)効果
実施例3に記載の居眠り防止システム1においても、実施例1および実施例2と同様に、目の情報のみに基づいては眠気の度合が判定できない場合であっても、顔面の表情の動きを検出する電極などを、眠気の度合を判定する対象者に直接取り付けることなく、簡便に眠気の度合を判定することができる。
(3.4)対応関係
以上説明した実施形態において、図16におけるS222,S223が本発明における表情情報取得手段であり、図17の眠気判定処理が本発明における眠気判定手段であり、撮影装置10が本発明における撮影手段である。
[実施例4]
(4.1)全体構成
実施例4における居眠り防止システム1は、基本的に実施例3と同じ構成であり、制御部メイン処理,表情情報取得処理は実施例3と同様の処理であるが、実施例3における眠気判定処理の処理に替えて、以下に説明する眠気判定処理が実行される。
(4.2)眠気判定処理
以下に、実施例4における居眠り防止システム1の制御部21により実行される眠気判定処理を、図18に基づいて説明する。本処理は、実施例3の制御部メイン処理のS205にて実行される。
(4.3)効果
実施例4に記載の居眠り防止システム1においても、実施例1〜実施例3と同様に、目の情報のみに基づいては眠気の度合が判定できない場合であっても、顔面の表情の動きを検出する電極などを、眠気の度合を判定する対象者に直接取り付けることなく、簡便に眠気の度合いを判定することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記各実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また、上記各実施例において、眠気判定装置20による処理は、入力部23に備えられた開始ボタンを押すことによって開始される構成を例示したが、それ以外の条件を満たすことによって開始される構成としても良い。
[眠気表情特徴の眠気の度合に対する傾向を確認する試験]
以下に、上述した眠気表情特徴の眠気の度合に対する傾向を確認するための試験を説明する。
Claims (9)
- 表情情報A〜Kのうち、少なくとも2つ以上を取得する表情情報取得手段と、
前記表情情報取得手段により取得された前記表情情報それぞれに基づいて眠気の有無または程度を判断し、該判断の結果の組み合わせに基づいて眠気の度合を判定する眠気判定手段と、を備える
ことを特徴とする眠気判定装置。
(A)左右の口角の距離
(B)眉と目の距離
(C)頭部傾き角度
(D)眉頭の中点と目頭の中点間の距離
(E)眉頭間の距離
(F)鼻下端の中点と目頭の中点間の距離
(G)口端の中点と目頭の中点間の距離
(H)下唇下端と目頭の中点間の距離
(I)上まぶたと下まぶた間の距離
(J)鼻下左右両端間の距離
(K)上唇上端と目頭の中点間の距離 - 前記眠気判定手段は、覚醒時に取得された前記表情情報と、眠気を判断すべきタイミングで取得された前記表情情報と、を比較することで眠気の有無または程度を判断し、該判断の結果の組み合わせに基づいて眠気の度合を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の眠気判定装置。 - 前記表情情報取得手段は、顔画像を示す画像データに基づいて、少なくとも顔面の構成要素の位置または頭部の傾き角度を示す位置・角度情報を検出し、該位置・角度情報に基づいて、前記表情情報を取得する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眠気判定装置。 - 車両に搭載されて用いられるものであって、
前記表情情報取得手段は、該車両に備えられた撮影手段により撮影された前記画像データに基づいて、前記位置・角度情報を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の眠気判定装置。 - 前記眠気判定手段は、前記表情情報取得手段により取得された前記表情情報それぞれに基づいて眠気の有無を判断し、該判断された前記表情情報のうち、眠気有りと判断された前記表情情報の割合に応じて眠気の度合を判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の眠気判定装置。 - 前記眠気判定手段は、前記表情情報取得手段により取得された前記表情情報それぞれに基づいて眠気の程度を判断し、該眠気の程度の組み合わせに基づいて眠気の度合を判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の眠気判定装置。 - 前記眠気判定手段は、
前記左右の口角の距離,前記眉と目の距離,前記頭部傾き角度,の各表情情報うち、少なくとも2つ以上の前記表情情報を取得し、
前記頭部傾き角度に基づいて眠気ありと判断することを条件Aとし、前記眉と目の距離に基づいて眠気ありと判断することを条件Bとし、前記左右の口角の距離に基づいて眠気ありと判断することを条件Cとし、
前記条件Aが満たされる場合には、眠気の度合を、強度眠気と判定し、
前記条件Bが満たされると共に、前記条件Aが満たされない場合には、眠気の度合を、前記強度眠気よりも眠気の度合が低い中度眠気と判定し、
前記条件Cが満たされると共に、前記条件Aおよび前記条件Bが満たされない場合には、眠気の度合を、前記中度眠気よりも眠気の度合が低い軽度眠気と判定し、
前記条件A,条件B,条件Cのいずれも満たされない場合には、眠気なしと判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の眠気判定装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の表情情報取得手段および眠気判定手段として機能させるための処理手順を、コンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
- 左右の口角の距離,眉と目の距離,頭部傾き角度,眉頭の中点と目頭の中点間の距離,眉頭間の距離,鼻下端の中点と目頭の中点間の距離,口端の中点と目頭の中点間の距離,下唇下端と目頭の中点間の距離,上まぶたと下まぶた間の距離,鼻下左右両端間の距離,上唇上端と目頭の中点間の距離,のうち、少なくとも2つ以上を取得して、
該取得された前記2つ以上の情報それぞれに基づいて眠気の有無または程度を判断して、該判断の結果の組み合わせに基づいて眠気の度合を判定する
ことを特徴とする眠気判定方法。
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